JP2004098034A - 異物除去用フルイ - Google Patents

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小泉 一郎
Tetsuo Ito
伊東 哲夫
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若狭 和浩
Yoshibumi Osako
大迫 義文
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Abstract

【課題】異物を除去するのに適した構成とし、しかも従来のフルイよりも処理能力が増大するようにし、しかも処理能力を大幅にアップさせることを可能にする。
【解決手段】異物を除去すべき粉体を網上に投入し、網を振動させて粉体と異物を分離させ除去するものであって、網の振動における網面に並行な振動である横振動の振幅を網面に垂直な方向の縦振動の振幅よりも大になるようにすることにより処理能力を増大させた。また、横振幅を4〜12mmにすることにより大幅な能力アップが可能である。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉体中に含まれている異物を除去するために用いられる異物除去用フルイに関する物である。
【0002】
【従来の技術】
本発明のような異物除去用フルイは、従来分級用フルイとほぼ同じ原理により行なわれていた。
【0003】
従来の分級用フルイは、一般に図5に示すような構成である。(例えば非特許文献参照)
【0004】
【非特許文献1】倉田崇、「粉砕・分級と表面改質」、第1版、エヌジーティー、2001年4月20日、P308−309
図5は従来の分級用フルイの構成を示すもので、図において、1はフルイ本体、2は粉体投入口、3A、3Bは夫々メッシュの異なる網で3Aが最も粗く、3Bが最も細かい網目を有している。また4A、4B、4Cは夫々オーバー品排出口、中間品排出口、アンダー品排出口である。5はモータ、6はモータ5の回転軸に偏芯させて固定された上加振力板、7はモータ5の回転軸に偏芯させて固定された下加振力板、8はばねである。
【0005】
この図5に示すフルイは、モータ5の駆動により上下の加振力板6、7を回転させることにより網3A、3Bに振動を与えると共に、粉体を投入口2より投入し、網3Aを通過し得なかった粉体を排出口4Aより、また網3Aを通り網3Bを通らなかった粉体を排出口4Bより、更に網3A、3Bを通った粉体を排出口4Cより排出することにより分級を行なう。
【0006】
一方、従来の異物除去用フルイは、図1に示す本発明のフルイと同様の構成である。即ち、フルイ本体1と、投入口2と、網3と、排出口4と、モータ5と、上加振力板6と、下加振力板7と、ばね8とより構成されている。つまり、網3と排出口4は一つのみで、投入される粉体のすべてが網を通過するように網目を設定し、粉体より大きな異物は網を通らないようにして、粉体と異物とを分離するものであって、基本原理は分級と同じである。
【0007】
本発明は、前記のように粉体中に含まれている異物である髪の毛、ポリエチレンシート、鉄くずその他の混入物を除去するためのフルイであって、分級のような被分級物が連続した大きさをもつものとは異なり、通常粉体と異物の大きさの差が大である。そのため、異物の除去は、分級よりも容易であると考えられ、能力が出し易いと考えられる。しかし、実際は、その能力を増大させることが困難である。実際には、1時間1トン前後の能力であり、十分とはいえない。
【0008】
また、前記の異物が極めて微量であり、適宜、これを確認して人為的に除去できるプロセスであれば、図1のようにフルイ本体1に排出口を設けない。前記の異物が連続的に除去する必要があるほど多く含まれる場合は、図5のようにフルイ本体1に排出口を設けることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、異物の移動速度を大にすることにより能力が大幅に増加させた異物除去用フルイを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の異物除去用フルイは、網上に粉体を投入し、網の振動によりフルイ分けするフルイで、網面に対して並行な方向の振幅が網面に対して垂直な方向の振幅よりも大であることを特徴とする。
【0011】
これにより、異物が網に沿って移動する速度を増大させることが可能になり、処理能力の大幅な増大が可能になる。特に、横振幅が縦振幅の1.5倍程度あるいは、それ以上であれば一層大幅な能力アップが期待できるので望ましい。
【0012】
なお、網の縦振幅は、目詰まりのない最低限の振幅に固定することが望ましい。
【0013】
また、本発明のフルイは、網の横振幅が4mm〜12mmであることを特徴とする
本発明のフルイは、フルイ本体にモータが設けられ、このモータの上側と下側でその回転軸に偏芯させて固定した上加振力板および下加振力板を有し、例えば下加振力板を300kgfに固定し、上加振力板を1000kgfから4000kgfに調整し得るようにし、これにより、上加振力板による横振幅が約4mm〜12mmになり、また、下加振力による縦振幅が目詰まりを除去し得る2〜3mmとすることが可能である。しかし、上記装置はフルイ本体の径が1000mmである。フルイには、径が500mm、800mm、900mm等1000mm以下のものや、1200mm、1400mm等1000mm以上のものがある。そして、例えば横振幅が前記範囲内になる上加振力板の加振力は異なる値に設置する必要がある。
【0014】
ここで、本発明のフルイの構成の1例を示すと図1に示す通りである。この図1において、1はフルイ本体、2は投入口、3は網、4は粉体排出口、5はモータ、6は上加振力板、7は下加振力板、8はばねである。
【0015】
このような構成のフルイにおいて、投入口2より原料粉体を投入すると共に網3に振動を与えることにより、粉体は網3を通り、排出口4より取り出される。
【0016】
一方、原料粉体中に混入している異物は、網3を通過することなく、振動によりフルイ本体の周辺部分へ移動する。
【0017】
フルイの操作が終った時点で、つまり投入した原料粉体のすべてが排出口4より取り出された時点で、本体1の網3より上方部分を取り外して網3上の異物は除去される。
【0018】
ここで、フルイ本体1の網3の高さ付近に異物排出口を設けることによりフルイ運転中に、網の振動によって網上をフルイ本体周辺部に移動した異物を自動的に排出させる構成にしてもよい。
【0019】
また、図1に示す装置は、モータ5をフルイ本体1の底部に直接取り付け、このモータの上下の回転軸に直接上加振力板6および下加振力板7を偏心させて固定した構造である。しかしモータは、装置外に放置してもよい。つまり、モータの回転軸の位置に回転軸のみを回転可能に取り付け、この回転軸の上方位置と下方位置にそれぞれ上加振力板6および下加振力板7を偏心させて固定すると共に、回転軸を装置外に設置したモータの回転を伝達して回転させるようにしてもよい。
【0020】
前述のように異物の除去は、分級よりも容易であると考えられ、能力が出し易いと考えられる。しかし、実際は、その能力を増大させることが困難である。
【0021】
それは、次に述べるような理由によるものと考えられる。即ち、大きさの連続している粉体は、網詰まりにより能力の低下が生ずる。そのために、振動フルイにおいては、この網詰まり現象を緩和するために、網叩きボールを使用している。またこの網詰まり現象を緩和するために位相角を変えて網上での粉が流れるパターンを変えることにより分級能力を像大させている。
【0022】
この、網詰まりを効果的に減少させるためには、次の式(1)にて表わされる縦振動の加速度を大にすればよい。
【0023】
縦振動の加速度数=rω/g  (1)
ここで、rは片縦振幅(全振幅の半分)、ωは角振動数、gは重力の加速度である。
【0024】
つまり、超音波振動フルイでは、上記の角振動数ωを大にすることにより、微粉での網目の詰まりを極度に少なくしている。
【0025】
しかし、同一網面積で、多くの紛体を処理しようとすれば、網面からの粉体層の高さが、一般的な分級に比較して数倍にもなり、網叩きボールや超音波による縦振幅の効果はほとんど望めない。粉体中に混入する異物を除去する場合の能力は、網詰まりのほか、網上を被分級物(異物および粉体)が排出口(フルイ壁面)まで移動する速度に依存するものと考えられる。したがって横振動の加速度が非常に重要になると思われる。つまり、上記式(1)において、rに縦片振幅値の代りに横片振幅値を用いると横振幅の加速度数が得られる。
【0026】
実際の振幅は、図1に示すフルイにおいて、モータ5の回転数(2πf=ω:fは周波数)とモータ軸の上下にある上加振力板6、下加振力板7にて生ずる加振力によるものである。ここで位相角は上の加振力板に対する下の加振力板の角度である。
【0027】
この位相角による縦の振幅と横の振幅への影響は、図3に示す通りであって、横振幅への影響よりも縦振幅への影響が大であると考えられる。また、ばね8を変化させた時の縦、横の振幅への影響はほとんどない。
【0028】
この縦横振幅の発生源は、上下の加振力板の加振力によるもので、上下の夫々の力は、次の式(2)にて表わされる。
【0029】
F=MRω         (2)
ここで、Mは上又は下の加振力板の質量(kg),Rは上又は下の加振力板の重心からモータの回転軸の中心までの距離(m)である。
【0030】
振幅と上下の加振力との関係は、図4に示す通りであって、上加振力は、横振幅にのみ作用し、上加振力の増加により横振幅は直線的に増加する。この傾向は、モータの印加電力の周波数により異なり、60Hzよりも50Hzの方が顕著である。
【0031】
従来の分級フルイは、上下の加振力をほぼ同一のものとし、印加電流の違いによりつまり50Hzの場合上加振力板を多少重くして調整する程度であって、一般には一定に保っている。
【0032】
また、加振力を一定にしないであえて力を変える場合は、前述のように網詰まりの防止のため、縦振幅を変化させるのに、図3に示すように縦振幅に影響を与える位相を変化させたり、下加振力を変化させることにより調整を行なっている。
【0033】
前述のように、本発明のフルイは、異物を除去することを目的としており、そのために異物および粉体が網上を移動し得るようにし、それを異物排出口より排出させて除去するものである。そのために、網に与える振動は、縦振動よりも横振動が重要になる。
【0034】
ここで、横振動の振幅を増大させるためには、どの要素が重要であるかを検討した。
【0035】
即ち、まず上下加振力板の位相角に対する縦横振動を実験的に求めると図3に示す通りである。
【0036】
この図から解るように、両加振力板の位相角を変化させた時の横の振幅は殆ど変化しない。つまり位相角を変化させることによって横振幅を増大させることはできない。
【0037】
次に、上加振力と下加振力を変化させた時の横振幅への影響を調べたのが図4である。
【0038】
この図4において(A)は下加振力を一定とし上加振力を変化させた時の縦横振幅の変化を示したものであり、(B)は上加振力を一定とし下加振力を変化させた時の縦横振幅の変化を示す図である。
【0039】
この図より明らかなように、上加振力を一定にして下加振力を増大させた時、図4の(B)のように縦振幅は増大するが、横振幅はほとんど変化しない。
【0040】
一方、下加振力を一定にして上加振力を変化させた時は、図4の(A)のように上加振力の増大にともない横振幅が増し、しかも直線的に変化する。
【0041】
本発明は、前述のように、横振動に影響を与えない下加振力や位相角を一定にし、一方上加振力を下加振力より大幅に大にして横振幅を増大させることにより異物および粉体の網上での移動速度を大幅に増大させることにより能力の大幅アップを計ったものである。
【0042】
実際には、上加振力を1000〜4000kgfとすることが好ましい。
【0043】
以上のように、上加振力の増加は、横振幅のみに作用ししかも上加振力の増加により横振幅は直線的に増加するが、下加振力の増加は、縦振幅にのみ作用する。
【0044】
したがって、本発明のフルイにおける能力は、横加振力の増加により増大し、逆に縦加振力の増加により減少する。しかも縦加速度数の平方根に逆比例して減少する。つまり縦横加速度比は、下記式(3)にて表わすことができる。
縦横加速度数比=横加速度数/(縦加速度数)1/2   (3)
【0045】
ここで能力Qと上記式(3)の縦横加速度比との関係を実験により求めると、図2に示す通りである。この図2より明らかなように、能力Qと縦横加速度比とは、直線的関係が得られる。そして、その相関係数は、0.88であり、この場合、信頼限界は99%で、相関係数0.42以上であれば有意義であって、この値は非常に高い関係がある。
【0046】
以上のことから、能力Q[t/(h・m)]と上記式(3)にて与えられる(縦横加速度比)との関係は、次の式(4)にて表わすことができる。
Q=K×(縦横加速度比)    (4)
Kは比例定数でK=3.71(t/hm)である。
【0047】
つまり、上記式より、振動の縦横振幅および各振動数が分かれば能力を求めることができる。
【0048】
以上述べた理由から、本発明のフルイは、前述のように、網の横振幅を縦振幅より大にすることにより異物および粉体の移動速度を大にして処理能力を増大させることを基本とする。
【0049】
そして、さらに具体的な考察を深めることにより、横振幅を4mm〜12mmとして所望の能力が得られるようにした。
【0050】
更に、図1に示すような構成のフルイにおいて前記の横振幅を得るため上下加振力板の構成を求めて所望の能力を得るようにした。
【0051】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態として、前述のように図1に示す構成の異物除去用フルイを用いての小麦粉中に混入する異物除去の計算例を示す。
【0052】
計算例1
小麦粉を、18メッシュで目開き1.061mmで直径D=1000mmの円筒型振動フルイの場合、モータの回転数が1740rpm、下加振力が500kgf、位相角が45°で一定に設定されている時、能力を20(t/hm)を得るには上加振力を何kgfにすればよいかを求める。
【0053】
この場合、位相角はほとんど横振幅には影響しないため無視し、図2の能力20(t/hm)あるいは、式(4)から縦横加速度数を求めると5.5になる。
【0054】
また、下加振力500kgfの振幅は、図4(B)より全振幅4mmである。
【0055】
したがって、縦加速度数は、式(1)から次の通りである。
【0056】
ω=2πf=2×3.14×1740/60=182.12rps
Figure 2004098034
【0057】
即ち、横加速度式は式(3)より
横加速度数=6.81/2×5.5=14.3
Figure 2004098034
したがって、図4(A)から上加振力は2500kgfにする。重量を求めるには
式(2)より、下加振力板のモータ中心軸から重心までの距離を15cmとすると質量Mは次の通りである。
【0058】
M=2500/0.15×(182.12)=3.35kg
計算例2
小麦粉を20メッシュ、目開き0.9mmで直径D=700mmの円筒型振動フルイにて能力5.0t/hにて処理する場合で、下加振力が300kgf、モータが50Hzで1500rpmとする時の上加振力を求めると次の通りである。
【0059】
網の面積は、S=πD/4=3.14×(0.7)/4=0.38mであり、これより5.0(t/h)をm当りに直すと平方米当りの能力=5.0/0.38=13.2(t/hm)である。
【0060】
図2より上記能力に対する縦横加速度比は3.5である。
【0061】
図4(B)から下加振力が300kgfで、全振幅は2.4mmとなる。
【0062】
ω=2πf=2×3.14×1500/60=157rps
縦加速度数=rω/g=1.2×10−3×(157)/9.8=3.0
横加速度数=(縦横加速度数比)×(縦加速度数)1/2
Figure 2004098034
全横振幅rは
r=(6.1×9.8)/(157)=2.4mm
したがって、図4(A)より500kgfの加振力が必要である。
【0063】
次に小麦粉を、18メッシュで目開き1.061mmで直径1000mmの振動フルイを用い、上下加振力板等の各要素を変化させた時の横振幅、縦振幅の測定側およびそのときの能力等を求めた実験結果を示す。
Figure 2004098034
Figure 2004098034
上記実験データ中、Aは実験番号、Bは周波数(Hz)、Cは位相(°)、Dは上加振力(kgf)、Eは下加振力(kgf)、Fは横振幅(mm)、Gは横加速度数(−)、Hは縦振幅(mm)、Iは縦加速度数(−)、Jは能力(t/h)ー網面積0.785mーである。
【0064】
この実験結果から明らかなように、横振幅を大にすることによって、従来の装置の5倍を超える大幅な能力アップが可能であることがわかる。
【0065】
即ち、図5に示す従来のフルイにおける能力調整範囲は、1〜2t/hであって、強力型であっても、縦振幅を調整する方法では、2〜3t/hである。
【0066】
これに対し、本発明のフルイは、横振幅を縦振幅より大にすることにより能力を増大し得た。つまり、上記データに示すように、横振幅が縦振幅よりも大である場合、そのほとんどが4t/h以上の能力を有し、特に横振幅が縦振幅の約1.5倍の場合は、約10t/hの能力を有し、更に実験番号KY−115からKY−120等のように横振幅が縦振幅の2倍を大きく超えるものは15t/h前後の能力で、極めて大である。
【0067】
逆に実験番号KY−100のように横振幅が縦振幅よりも小である場合は、あまり大きな能力アップは見られない。
【0068】
更にKY−132のように、上加振力板を用いない場合は、能力が極めて低い。
【0069】
また、上記データから、横振幅が4mm以上であれば、能力を4(t/h)程度以上にすることが可能である。更に傾向として横振幅が大であれば能力を大幅に増大させることが可能である。このように、横振幅を増大させるためには、加速度数を上げる必要があり、つまり回転数を増大させる必要がある。しかし、モータの回転数の増大には実際には限界があり、この点を考慮すると、横振幅は10〜12mmが上限であると考えられる。
【0070】
つまり、実際上は、横振幅を4〜12mmもしくは4〜10mmの範囲に設定することにより、従来の異物除去用フルイよりも能力を大幅にアップし得る。
【0071】
以上の実験は、粉体とし小麦粉を用いて行なったが、他の粉体も本発明のフルイが適用し得ることは明らかである。
【0072】
【発明の効果】
本発明は、網の振動の横振幅を大にすることにより、従来のフルイの5倍を超える能力アップを可能にするという効果を奏する。しかも、従来の装置における上加振力板の重量の増加等の簡単な改良により実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物除去用フルイの構成を示す図
【図2】縦横加速度比と能力との関係を示す図
【図3】位相角と縦、横振幅との関係を示す図
【図4】加振力の全振幅におよぼす影響を示す図
【図5】分級フルイの構成を示す図
【符号の説明】
1   フルイ本体
2   粉体投入口
3   網
4   粉体排出口
5   モータ
6   上加振力板
7   下加振力板
8   ばね

Claims (3)

  1. 粉体を網上に供給し、網の振動により粉体と異物とをフルイ分けるフルイで、網面に対し並行な方向の振幅が網面に対し垂直方向の振幅よりも大であることを特徴とする異物除去用フルイ。
  2. 網面と並行な方向の振幅である横振幅が4〜12mmであることを特徴とする請求項1の異物除去用フルイ。
  3. 前記横振幅が縦振幅の1.5倍以上である請求項1の異物除去用フルイ。
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