JP2004094406A - クーポン配信システム及びクーポン配信方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザの望む電子クーポンを選択して配信することのできるクーポン配信システムを提供する。
【解決手段】クーポン配信システムは、クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置２３に登録するクーポン情報登録手段と、ユーザの属性をユーザ情報記憶装置２１に登録するユーザ情報記憶手段と、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置２５に登録する使用履歴記憶手段と、ユーザ情報記憶装置２１及び使用履歴記憶装置２５を参照して、ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを選択するクーポン選択手段４２と、ユーザに、クーポン選択手段４２で選択された候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段３２と、クーポン決定手段で決定されたクーポンをユーザ端末に配信するクーポン送信手段３５とを備えるであることである。
【選択図】　　　図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの望む電子クーポンを選択することのできるクーポン配信システム及びクーポン配信方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、インターネットの発展に伴い、様々な情報機器を利用することによって、人々は、豊富な情報やサービスを手軽に享受できるようになった。
【０００３】
このような人々の生活様式の変化に対し、商業界において、プロモーション活動の伝統的な手法、例えばクーポン配信の実現方法が変わりつつある。
【０００４】
一方、コンビニエンスストアやスーパー等では、商品の宣伝効果・商品の売上増加のために、ユーザにクーポンを分配するという手法は一般的になっている。このような業種では、扱うクーポンの数が膨大であるため、ユーザは、自分が望むクーポンを見つけることが困難であった。このような背景において、電子クーポンが登場した。
【０００５】
電子クーポンでは、多数のクーポンの中から、ユーザのニーズに合ったクーポンを容易に選択することが可能になった。例えば、ｐｕｌｌ型と呼ばれる電子クーポンシステムの中には、ウェブページ上で、ユーザが条件を入力することによって、システムが、多数のクーポンの中からユーザが望むクーポンを選択し、選択した結果をユーザに提示することが出来るものが存在する。又、ｐｕｓｈ型と呼ばれる電子クーポンシステムの中には、ユーザが事前に登録した条件に基づいて、システムが、定期的にクーポンを選択し、ユーザにクーポンをメール形式で配信するものが存在する。
【０００６】
どちらの方法も、多数のクーポンの中から、ユーザのニーズに合ったクーポンを選択する手段を持っており、ユーザのニーズが多様化している現代においては、このような手段はますます重要になってきている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、クーポンを選択するための条件の種類が十分ではない。
【０００８】
例えば、クーポンを選択するための条件として一般的なものは、クーポンが使用できるエリア　（新宿・渋谷等）やクーポンのジャンル　（飲食店・ショッピング等）があるが、これらだけの条件では、ユーザが真に望んでいるクーポンだけでなく、ユーザが望んでいないクーポンも多数選択してしまう場合がある。
【０００９】
更に、従来の技術では、選択された複数のクーポンのうち、どれを優先的にユーザに提示すべきかという優先順位についての情報が、各クーポンに付加されていないため、ユーザが真に望むクーポンからユーザに優先的に提示することが出来ない。
【００１０】
従って本発明の目的は、ユーザの望む電子クーポンを選択して配信することのできるクーポン配信システム及びクーポン配信方法を提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第１の特徴に係るクーポン配信システムは、ユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムであって、クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録手段と、ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶手段と、ユーザ情報記憶装置を参照して、ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを、クーポン情報記憶装置から選択するクーポン選択手段と、ユーザに、クーポン選択手段で選択された候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段と、クーポン決定手段で決定されたクーポンをユーザ端末に配信するクーポン送信手段とを備えるであることである。
【００１２】
このような本発明の第１の特徴に係るクーポン配信システムによれば、ユーザの希望するクーポンを電子クーポンの形式で送信することが出来る。
【００１３】
又、クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、ユーザの性別、ユーザの生年月日が登録されており、クーポン選択手段において、ユーザ端末から入力されたユーザがクーポンを利用する時刻が、クーポン情報記憶装置に登録されたクーポン有効時間帯に合致し、ユーザ情報記憶装置に記憶されたユーザの性別及び年齢が、クーポン情報記憶装置の対象性別及び対象年齢に合致するクーポンを選択することが好ましい。
【００１４】
これによれば、時間、年齢、性別を考慮することにより、店舗が使ってもらいたいユーザやタイミングに合致したクーポンを配信することが出来る。
【００１５】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、購買履歴記憶装置を参照して、クーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００１６】
これによれば、購買履歴を参照することにより、ユーザの好む商品に適合したクーポンを選択することが出来るので、クーポンの利用率を高めることが出来る。
【００１７】
又、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段を更に備え、使用履歴記憶装置を参照して、クーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００１８】
これによれば、使用履歴を参照することにより、ユーザが使用しやすい商品に適合したクーポンを選択することが出来るので、クーポンの利用率を高めることが出来る。又、送信して使用していないクーポンについては重み付けを低くすることも出来る。更に、割引率の大きいクーポンを頻繁に使用させるのを防ぐため、このようなクーポンの重み付けを低くすることもできる。
【００１９】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段と、購買履歴記憶装置及び使用履歴記憶装置を参照して、クーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００２０】
本発明の第２の特徴に係るクーポン配信システムは、クーポン発行機で認証されたユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムであって、クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録手段と、ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶手段と、ユーザ情報記憶装置を参照して、クーポン発行機で認証されたユーザの情報に合致し、ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを選択するクーポン選択手段と、ユーザに、クーポン選択手段で選択された候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段と、クーポン決定手段で決定されたクーポンをユーザ端末に配信するクーポン送信手段とを備えるであることである。
【００２１】
このような本発明の第２の特徴に係るクーポン配信システムによれば、クーポン発行機によって端末の認証を行うので、ユーザの居場所を把握しやすく、その居場所を考慮したクーポンを配信することが出来る。
【００２２】
又、クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、ユーザの性別、ユーザの生年月日が登録されており、クーポン選択手段において、クーポン発行機で認証した時刻が、クーポン情報記憶装置に登録されたクーポン有効時間帯に合致し、ユーザの性別及び年齢が、クーポン情報記憶装置の対象性別及び対象年齢に合致し、クーポン発行機の設置場所に近い位置で使用できるクーポンを選択することが好ましい。
【００２３】
これによれば、時間、年齢、性別、場所等を考慮することにより、店舗が使ってもらいたいユーザやタイミングに合致したクーポンを配信することが出来る。
【００２４】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、購買履歴記憶装置を参照して、クーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００２５】
これによれば、購買履歴を参照することにより、ユーザの好む商品に適合したクーポンを選択することが出来るので、クーポンの利用率を高めることが出来る。
【００２６】
又、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段と、使用履歴記憶装置を参照して、クーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００２７】
これによれば、使用履歴を参照することにより、ユーザが使用しやすい商品に適合したクーポンを選択することが出来るので、クーポンの利用率を高めることが出来る。又、送信して使用していないクーポンについては重み付けを低くすることも出来る。更に、割引率の大きいクーポンを頻繁に使用させるのを防ぐため、このようなクーポンの重み付けを低くすることもできる。
【００２８】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段と、購買履歴記憶装置及び使用履歴記憶装置を参照して、クーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００２９】
本発明の第３の特徴に係るクーポン配信方法は、ユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムに用いられるクーポン配信方法であって、クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録ステップと、ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶ステップと、ユーザ情報記憶装置を参照して、ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを、クーポン情報記憶装置から選択するクーポン選択ステップと、ユーザに、クーポン選択ステップで選択された候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定ステップと、クーポン決定ステップで決定されたクーポンをユーザ端末に配信するクーポン送信ステップとを備えるであることである。
【００３０】
又、クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、ユーザの性別、ユーザの生年月日が登録されており、クーポン選択ステップにおいて、ユーザ端末から入力されたユーザがクーポンを利用する時刻が、クーポン情報記憶装置に登録されたクーポン有効時間帯に合致し、ユーザ情報記憶装置に記憶されたユーザの性別及び年齢が、クーポン情報記憶装置の対象性別及び対象年齢に合致するクーポンを選択することが好ましい。
【００３１】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、購買履歴記憶装置を参照して、クーポン選択ステップで選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップとを更に備えることが好ましい。
【００３２】
又、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップを更に備え、使用履歴での記憶装置を参照して、クーポン選択ステップで選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップとを更に備えることが好ましい。
【００３３】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップと、購買履歴記憶装置及び使用履歴記装置を参照して、クーポン選択ステップで選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップとを更に備えることが好ましい。
【００３４】
本発明の第４の特徴に係るクーポン配信方法は、クーポン発行機で認証されたユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムに用いられるクーポン配信方法であって、クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録ステップと、ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶ステップと、ユーザ情報記憶装置を参照して、クーポン発行機で認証されたユーザの情報に合致し、ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを選択するクーポン選択ステップと、ユーザに、クーポン選択ステップで選択された候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段と、クーポン決定ステップで決定されたクーポンをユーザ端末に配信するクーポン送信ステップとを備えるであることである。
【００３５】
又、クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、ユーザの性別、ユーザの生年月日が登録されており、クーポン選択ステップにおいて、クーポン発行機で認証した時刻が、クーポン情報記憶装置に登録されたクーポン有効時間帯に合致し、ユーザの性別及び年齢が、クーポン情報記憶装置の対象性別及び対象年齢に合致し、クーポン発行機の設置場所に近いで使用できるクーポンを選択することが好ましい。
【００３６】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、購買履歴記憶装置を参照して、クーポン選択ステップで選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップとを更に備えることが好ましい。
【００３７】
又、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップと、使用履歴記憶装置を参照して、クーポン選択ステップで選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段とを更に備えることが好ましい。
【００３８】
又、ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップと、購買履歴記憶装置及び使用履歴記憶装置を参照してクーポン選択手段で選択された複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップとを更に備えることが好ましい。
【００３９】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【００４０】
（第１の実施の形態）
図１は、本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムのシステム構成図である。
【００４１】
本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムは、クーポンを配信するクーポン配信システム１、クーポン配信システム１が配信したクーポンを利用する店舗システム６ａ、６ｂ、６ｃ…、クーポン配信システム１から配信されたクーポンを店舗システム６ａ、６ｂ、６ｃ…で利用するユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…を備えている。クーポン配信サーバ３、クーポン選択サーバ４、データベースサーバ２は、一般的なコンピュータに所定のソフトをインストールすることにより構成されている。
【００４２】
クーポン配信システム１から配信されるクーポンは、電子クーポンである。好ましくは、バーコードリーダーで読みとり可能なバーコードの形態を持ち、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…の画面上に表示することにより、ユーザがクーポンの特典を受けることが出来る。
【００４３】
クーポン配信システム１は、更に、クーポンを配信するクーポン配信サーバ３、ユーザに適するクーポンを選択するクーポン選択サーバ４、クーポンの配信に関する様々なデータを格納したデータベースサーバ２を備えている。クーポン配信サーバ３、クーポン選択サーバ４、データベースサーバ２は、ＬＡＮ等で接続されており、互いにシームレスな通信が可能である。
【００４４】
店舗システム６ａは、バーコードリーダー等でクーポンを読みとり、ユーザにクーポンの特典を与えるレジ９ａ、９ｂ、９ｃ、クーポンの使用履歴や商品の購買履歴等を取得し、クーポン配信システム１に送信したり、クーポン配信システム１にクーポンの登録を行うクーポン制御システム７、レジ９ａ、９ｂ、９ｃ…での売上を集計する売上集計システム８を備えている。売上集計システム８は、一般的なシステムで良い。クーポン制御システム７、売上集計システム８は、例えば、一般的なコンピュータに所定のソフトをインストールすることにより構成されている。
【００４５】
店舗システム６ｂ、６ｃ…も、店舗システム６ａと同様の機能を備える。
【００４６】
ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…は、携帯電話、ＰＤＡ、ノートパソコンなどの情報端末である。ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…は、通信ネットワーク１０上に設置されたファイルにアクセスできるように、通信機能と、例えばブラウザなどのコンテンツ参照ツールなどが内蔵されている。ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…を、レジ９ａ、９ｂ、９ｃに読みとらせることにより、クーポンの特典を受けられるように、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…は、可搬性を備えるのが好ましい。
【００４７】
図２は、本発明の第１の実施の形態に係るクーポン配信システム１の詳細なシステム構成図である。
【００４８】
データベースサーバ２は、データベース制御手段２０、ユーザ情報記憶装置２１、商品情報記憶装置２２、クーポン情報記憶装置２３、購買履歴記憶装置２４、使用履歴記憶装置２５、配信履歴記憶装置２６、ジャンル情報記憶装置２７、店舗情報記憶装置２８を備えている。これらの記憶装置は、物理的に分かれた記憶装置に記録されても良いし、一つの記憶装置に記録されていても構わない。これらの記憶装置は、データベースのテーブルに相当するものである。
【００４９】
データベース制御手段２０は、データベースサーバ２の各々に備えられたデータベースを制御する手段である。
【００５０】
クーポン情報記憶装置２３は、クーポン配信システム１が配信することのできるクーポンの情報を登録している記憶装置である。
【００５１】
図３に、クーポン情報記憶装置２３のデータ構造とデータの一例を示す。
【００５２】
クーポン情報記憶装置２３は、「クーポンＩＤ」、「クーポン説明」、「有効時間帯開始」、「有効時間帯終了」、「対象性別」、「対象年齢ＭＡＸ」、「対象年齢ＭＩＮ」、「店舗ＩＤ」、「ジャンルＩＤ」、「商品ＩＤ」というフィールドを備える。「クーポンＩＤ」は、クーポン情報記憶装置２３においてデータを一意に決定するキーとなる項目であり、「クーポンＩＤ」に対して、その他のフィールドを備えた情報を一つのレコードとして管理している。
【００５３】
「クーポン説明」は、クーポンについての説明を格納するフィールドである。
【００５４】
「有効時間帯開始」と「有効時間帯終了」は、クーポンを使用できる時間帯を格納するためのフィールドである。「有効時間帯開始」にクーポンを使用できる開始時間、「有効時間帯終了」にクーポンを使用できる終了時間を表す。これらの項目は、２４時間形式の数値が格納される、例えば、あるクーポンについて、「有効時間帯開始」に「１０」、「有効時間帯終了」に「２０」というデータが格納されている場合、このクーポンは、午前１０時から午後８時まで使用できることを意味する。
【００５５】
「対象性別」は、クーポンを配信する対象である性別を格納するためのフィールドである。このフィールドが「０」なら男性、「１」なら女性、「２」なら男女両方を対象としていることを意味する。
【００５６】
「対象年齢ＭＡＸ」と「対象年齢ＭＩＮ」は、クーポンを配信する対象である年齢層を格納するためのフィールドである。「対象年齢ＭＡＸ」には、最高年齢を、「対象年齢ＭＩＮ」には最低年齢を表す数字が格納されている。例えば、あるクーポンについて、「対象年齢ＭＡＸ」に「６０」、「対象年齢ＭＩＮ」に「１８」と格納されている場合、このクーポンは、１８歳から６０歳までのユーザを対象としていることを意味する。
【００５７】
「店舗ＩＤ」は、クーポンを利用できる店舗を指定するためのフィールドである。「ジャンルＩＤ」は、クーポンが属するジャンルを指定するためのフィールドである。「商品ＩＤ」は、クーポンの対象となる商品を指定するためのフィールドである。
【００５８】
図３に示したクーポン情報記憶装置２３に、更にクーポンを使用できる期間、例えば４月から１０月などの期間を追加するようにしても良い。更に、クーポンを使用できるユーザの居住地を指定するフィールドを追加しても良い。
【００５９】
ユーザ情報記憶装置２１は、本システムを利用できるユーザの個人情報を格納するための記憶装置である。
【００６０】
図４に、ユーザ情報記憶装置２１のデータ構造とデータの一例を示す。
【００６１】
ユーザ情報記憶装置２１は、「ユーザＩＤ」、「氏名」、「生年月日」、「性別」、「住所」というフィールドを備える。「ユーザＩＤ」は、ユーザ情報記憶装置２１においてデータを一意に決定するキーとなる項目であり、「ユーザＩＤ」に対してその他のフィールドを備えた情報を一つのレコードとして管理している。
【００６２】
「氏名」は、ユーザの氏名を格納するフィールドであるが、「氏名」のフィールドには必ずしもデータが格納されていなくても良い。
【００６３】
「生年月日」は、ユーザの生年月日を格納するためのフィールドであり、ＹＹＹＹＭＭＤＤという形式のデータ（例えば、「１９７４０８１８」）が格納される。ここでは、ＹＹＹＹは、ユーザの生まれた年を西暦で表した４桁の数字であり、ＭＭは、ユーザの生まれた月を表した２桁の数字であり、ＤＤは、ユーザの生まれた日を表した２桁の数字である。ここのフィールドに「１９７４０８１８」と格納されている場合、このユーザは、１９７４年８月１８日生まれとなる。
【００６４】
「性別」は、ユーザの性別を格納するためのフィールドであり、このフィールドの値が「０」なら男性、「１」なら女性であることを意味する。
【００６５】
「住所」は、ユーザの住所を格納するフィールドであるが、「住所」のフィールドには必ずしもデータが格納されていなくても良い。又、番地まで記載された完全な形の住所でなくとも、市町村までの住所でも構わないし、郵便番号を格納しても良い。
【００６６】
更に、ユーザの趣味（カラオケ・音楽鑑賞）等を格納する「趣味」というフィールドを追加しても良い。
【００６７】
又、ここで、ユーザ情報記憶装置２１の「性別」のフィールドは、「０」又は「１」という値が格納されているが、ユーザに対してその性別が出来れば、ここに格納される値の形式は問わない。又、「生年月日」のフィールドは、「ＹＹＹＹＭＭＤＤ」という形式のデータとしているが、その生年月日が判別できればその形式は問わない。又、生まれ年だけ登録するようにしても良い。
【００６８】
商品情報記憶装置２２は、本システムのクーポンの対象となる商品に関する情報を格納するための記憶装置である。
【００６９】
図５に、商品情報記憶装置２２のデータ構造とデータの一例を示す。
【００７０】
商品情報記憶装置２２は、「商品ＩＤ」、「ジャンルＩＤ」のフィールドを備える。「商品ＩＤ」は、商品情報記憶装置２２においてデータを一意に決定するキーとなる項目であり、「商品ＩＤ」に対して、その他のフィールドを備えた情報を一つのレコードとして管理している。「ジャンルＩＤ」は、この商品が属するジャンルを格納するフィールドである。
【００７１】
商品情報記憶装置２２は、更に、商品名、商品を提供している会社、商品の説明などの項目を備えていても良い。
【００７２】
ジャンル情報記憶装置２７は、本システムのクーポンの対象となるジャンルに関する情報を格納するための記憶装置である。
【００７３】
図６に、ジャンル情報記憶装置２７のデータ構造とデータの一例を示す。
【００７４】
ジャンル情報記憶装置２７は、「ジャンルＩＤ」、「ジャンル名」のフィールドを備える。「ジャンルＩＤ」は、ジャンル情報記憶装置においてデータを一意に決定するキーとなる項目であり、「ジャンルＩＤ」に対して、その他のフィールドを備えた情報を一つのレコードとして管理している。「ジャンル説明」は、「食品」や「婦人服」など、ジャンルの説明を格納するフィールドである。
【００７５】
図６においては、「ジャンルＩＤ」を一次元のデータとして扱っているが、大分類、中分類、小分類などの複数の階層を備えたデータ構造を備えていても構わない。
【００７６】
店舗情報記憶装置２８は、本システムのクーポンを利用できる店舗に関する情報を格納するための記憶装置である。
【００７７】
図７に、店舗情報記憶装置２８のデータ構造とデータの一例を示す。
【００７８】
店舗情報記憶装置２８は、「店舗ＩＤ」、「店舗名」、「連絡先」のフィールドを備える。「店舗ＩＤ」は、店舗情報記憶装置２８においてデータを一意に決定するキーとなる項目であり、「店舗ＩＤ」に対して、その他のフィールドを備えた情報を一つのレコードとして管理している。「店舗名」は、店舗の名称を格納するフィールドで、「連絡先」は、電話番号、ファックス番号、メールアドレス等の連絡先を格納するフィールドである。
【００７９】
購買履歴記憶装置２４は、ユーザが購入した商品の履歴を記録した記憶媒体であり、クーポンを選択する場合の重み付けを行うデータとなる。
【００８０】
図８に、購買履歴記憶装置２４のデータ構造とデータの一例を示す。
【００８１】
購買履歴記憶装置２４は、「ユーザＩＤ」、「商品ＩＤ」、「年月日時」、「購入した店舗ＩＤ」のフィールドを備える。
【００８２】
「ユーザＩＤ」は、どのユーザが購買したかを格納するためのフィールドであり、ユーザ情報記憶装置２１の「ユーザＩＤ」のフィールドの値が格納される。
【００８３】
「商品ＩＤ」は、どの商品を購買したかを格納するためのフィールドであり、商品情報記憶装置２２の「商品ＩＤ」のフィールドの値が格納される。
【００８４】
「年月日時」は、いつ購買したかを格納するためのフィールドであり、「ＹＹＹＹＭＭＤＤＨＨＭＭＳＳ」という形式のデータ（例えば、２００２０８１８１６４０３０」）が格納される。ここで、「ＹＹＹＹ」は購買した年を西暦で表す４桁の数字であり、「ＭＭ」は購買した月を表す２桁の数字であり、「ＤＤ」は購買した日を表す２桁の数字である。「ＨＨ」は、購買した時刻の「時」を２４時間形式で表す２桁の数字であり、「ＭＭ」は、購買した時刻の「分」を表す２桁の数字であり、「ＳＳ」は、購買した時刻の「秒」を表す二桁の数字である。
【００８５】
ここで、「年月日時」において、時分秒まで格納しているが、時だけでも、時分だけでも構わない。又、年月日のみでも構わない。
【００８６】
使用履歴記憶装置２５は、ユーザがクーポンを使用した履歴を格納するための記憶装置であり、クーポンを選択する場合の重み付けを行うデータとなる。
【００８７】
図９に、使用履歴記憶装置２５のデータ構造とデータの一例を示す。
【００８８】
使用履歴記憶装置２５は、「ユーザＩＤ」、「クーポンＩＤ」、「年月日時」のフィールドを備える。ユーザがクーポンを一つ使用するたびに、一つのレコードを追記する。
【００８９】
「ユーザＩＤ」は、どのユーザが使用したかを格納するためのフィールドであり、ユーザ情報記憶装置２１の「ユーザＩＤ」のフィールドの値が格納される。
【００９０】
「クーポンＩＤ」は、どのクーポンを使用したかを格納するためのフィールドであり、クーポン情報記憶装置２２の「クーポンＩＤ」のフィールドの値が格納される。
【００９１】
「年月日時」は、いつ使用したかを格納するためのフィールドであり、「ＹＹＹＹＭＭＤＤＨＨＭＭＳＳ」という形式のデータ（例えば、２００２０８１８１６４０３０」）が格納される。ここで、「ＹＹＹＹ」は使用した年を西暦で表す４桁の数字であり、「ＭＭ」は使用した月を表す２桁の数字であり、「ＤＤ」は使用した日を表す２桁の数字である。「ＨＨ」は、使用した時刻の「時」を２４時間形式で表す２桁の数字であり、「ＭＭ」は、使用した時刻の「分」を表す２桁の数字であり、「ＳＳ」は、使用した時刻の「秒」を表す二桁の数字である。
【００９２】
ここで、「年月日時」において、時分秒まで格納しているが、時だけでも、時分だけでも構わない。又、年月日のみでも構わない。
【００９３】
配信履歴記憶装置２６は、クーポン配信システム１がユーザにクーポンを配信した履歴を格納するための記憶装置であり、クーポンを選択する場合の重み付けを行うデータとなる。
【００９４】
図１０に、配信履歴記憶装置２６のデータ構造とデータの一例を示す。
【００９５】
配信履歴記憶装置２６は、「ユーザＩＤ」、「クーポンＩＤ」、「年月日時」のフィールドを備える。ユーザにクーポンを一つ配信するたびに、一つのレコードを追記する。
【００９６】
「ユーザＩＤ」は、どのユーザに配信したかを格納するためのフィールドであり、ユーザ情報記憶装置２１の「ユーザＩＤ」のフィールドの値が格納される。
【００９７】
「クーポンＩＤ」は、どのクーポンを配信したかを格納するためのフィールドであり、クーポン情報記憶装置２２の「クーポンＩＤ」のフィールドの値が格納される。
【００９８】
「年月日時」は、いつ配信したかを格納するためのフィールドであり、「ＹＹＹＹＭＭＤＤＨＨＭＭＳＳ」という形式のデータ（例えば、２００２０８１８１６４０３０」）が格納される。ここで、「ＹＹＹＹ」は配信した年を西暦で表す４桁の数字であり、「ＭＭ」は配信した月を表す２桁の数字であり、「ＤＤ」は配信した日を表す２桁の数字である。「ＨＨ」は、配信した時刻の「時」を２４時間形式で表す２桁の数字であり、「ＭＭ」は、配信した時刻の「分」を表す２桁の数字であり、「ＳＳ」は、配信した時刻の「秒」を表す二桁の数字である。
【００９９】
ここで、「年月日時」において、時分秒まで格納しているが、時だけでも、時分だけでも構わない。又、年月日のみでも構わない。
【０１００】
図１１を用いて、本発明の第１の実施の形態におけるデータベースサーバ２が管理するデータベースのフィールドの関係を示す。
【０１０１】
ユーザ情報記憶装置２１で定義づけられる「ユーザＩＤ」は、購買履歴記憶装置２４、使用履歴記憶装置２５、配信履歴記憶装置２６に用いられている「ユーザＩＤ」である。
【０１０２】
商品情報記憶装置２２で定義づけられる「商品ＩＤ」は、クーポン情報記憶装置２３、購買履歴記憶装置２４に用いられている「商品ＩＤ」である。
【０１０３】
ジャンル情報記憶装置２７で定義づけられる「ジャンルＩＤ」は、商品情報記憶装置２２、クーポン情報記憶装置２３に用いられている「ジャンルＩＤ」である。
【０１０４】
店舗情報記憶装置２８で定義づけられる「店舗ＩＤ」は、クーポン情報記憶装置２３、購買履歴記憶装置２４に用いられている「店舗ＩＤ」である。
【０１０５】
次に、図２のクーポン配信サーバ３について詳述する。
【０１０６】
本発明の第１の実施の形態に係るクーポン配信サーバ３は、ユーザ認証手段３１、クーポン決定手段３２、クーポン取得手段３３、配信履歴更新手段３４、クーポン送信手段３５、クーポン登録手段３６、購買履歴更新手段３７、通信制御装置３８を備えている。
【０１０７】
ユーザ認証手段３１は、ユーザ情報記憶装置２１を参照して、本システムにアクセスしてきたユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…を所有するユーザが、本システムを利用できるユーザであるか否かを認証するシステムである。
【０１０８】
又、予めユーザ登録をしていない場合は、図１６に示すようなユーザ登録画面Ｐ１０１を表示して、ユーザに入力させる。ここでは、少なくとも、性別、生まれた西暦年を入力させる。このとき、「ユーザＩＤ」は、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…の識別番号を入手して、それを「ユーザＩＤ」としても良いし、クーポン配信システムにおいて自動採番を行って決定しても構わない。
【０１０９】
クーポン決定手段３２は、クーポン選択サーバ４が選択したクーポンの中から、ユーザが配信を希望するクーポンを一つ決定させる手段である。
【０１１０】
クーポン取得手段３３は、クーポン選択サーバ４から、ユーザに配信するのが好ましいクーポンの複数のクーポンを、優先順位とともに取得する手段である。クーポン取得手段３３で取得されたクーポンをクーポン決定手段３２を介してユーザに提示する。
【０１１１】
配信履歴更新手段３４は、クーポン決定手段３２でユーザが決定したクーポンを配信したことを配信履歴記憶装置２６に更新する手段である。
【０１１２】
クーポン送信手段３５は、クーポン決定手段３２でユーザが選択したクーポンを、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…に送信する手段である。このとき、クーポンの情報を文章で記載しても良いし、数値で表現しても良い。又、この数値をバーコードの形式に変換しても構わない。又、クーポンのバーコードで「クーポンＩＤ」を表し、更にクーポンの説明を合わせて表示しても構わない。
【０１１３】
クーポン登録手段３６は、店舗システム６ａ、６ｂ、６ｃ…から登録されたクーポンを、クーポン情報記憶装置２３に登録する手段である。
【０１１４】
購買履歴更新手段３７は、店舗システム６ａ、６ｂ、６ｃ…において、ユーザが購買した商品を、購買履歴記憶装置２４に更新する手段である。
【０１１５】
通信制御装置３８は、クーポン配信サーバ３を通信ネットワーク１０に接続するためのインタフェースとなる装置であって、ＬＡＮカード、モデム、ＴＡなどの装置により構成される。
【０１１６】
更に、図２のクーポン選択サーバ４について詳述する。
【０１１７】
本発明の第１の実施の形態に係るクーポン選択サーバ４は、クーポン順位付け手段４１、クーポン選択手段４２を備える。
【０１１８】
クーポン選択手段４２は、ユーザ情報記憶装置２１を参照して、ユーザに配信するクーポンの複数の候補を選択する手段である。
【０１１９】
クーポン順位付け手段４１は、クーポン選択手段４２で選択された複数のクーポンを、ユーザ情報記憶装置２１、購買履歴記憶装置２４、使用履歴記憶装置２５、配信履歴記憶装置２６を参照して、重み付けを行い、クーポンを配信する優先順位を付与する手段である。
【０１２０】
クーポン順位付け手段４１で付与された優先順位は、クーポンＩＤとともにクーポン選択手段４２から、クーポン配信サーバ３のクーポン取得手段３３に送信される。
【０１２１】
クーポン配信システム１においては、ユーザＩＤは、ユーザを認証してからクーポンを配信するまでの間のトランザクションで常に管理していなければならない。ユーザ端末５ａとクーポン配信サーバ３がＨＴＴＰで通信を行う場合、クーポン配信サーバ３は、ユーザＩＤをファイル等に書き出し、セションを保持しなければならない。トランザクション中でユーザＩＤを統一して管理できれば、その手法は問わない。
【０１２２】
次に、図１２を参照して、本発明の第１の実施の形態に係る店舗システム６ａについて詳述する。
【０１２３】
本発明の第１の実施の形態に係る店舗システム６ａは、レジ９ａ、売上集計システム８、クーポン制御システム７を備えている。
【０１２４】
売上集計システム８は、レジ９ａ、９ｂ、９ｃから取得した売上データを集計する売上集計手段８１と、売上集計手段８１で集計されたデータを格納する売上記憶装置８２を備えている。
【０１２５】
クーポン制御システム７は、購買履歴更新手段７１、クーポン登録手段７２を備えている。
【０１２６】
購買履歴更新手段７１は、レジ９ａ、９ｂ、９ｃ…から取得した購買履歴や、クーポンの使用履歴などの情報を、クーポン配信システム１に送信する手段である。
【０１２７】
クーポン登録手段７２は、この店舗から提供するクーポンを、クーポン配信システム１に登録する手段である。ここでは、図１８に示すような画面に各項目を入力し、登録ボタンＢ１０４をクリックすることにより、入力したクーポンを、クーポン配信システム１に登録することが出来る。
【０１２８】
図示しないが、クーポン制御システム７には、キーボード、マウスなどの入力装置や、ＣＲＴディスプレイや液晶ディスプレイなどの出力装置が備えられており、これらの装置を用いて、クーポン登録手段７２によってクーポンの登録を行う。
【０１２９】
通信制御装置７３は、クーポン制御システム７を通信ネットワーク１０に接続するためのインタフェースとなる装置であって、ＬＡＮカード、モデム、ＴＡなどの装置により構成される。
【０１３０】
レジ９ａ、９ｂ、９ｃ…は、バーコードリーダー９１、クーポン取得手段９２、会計手段９３、購買履歴更新手段９４を備えている。
【０１３１】
バーコードリーダー９１は、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…の画面上に表示されたバーコードを読みとるリーダーである。
【０１３２】
クーポン取得手段９２は、バーコードリーダー９１で読みとられたデータを、クーポンのデータとして取得する。
【０１３３】
会計手段９３は、商品の購入等の会計を行う手段であるが、このとき、取得されたクーポンの特典内容を考慮した会計が行われる。
【０１３４】
更に、レジ９ａで購入された商品の情報は、購買履歴更新手段９４から、クーポン制御システム７の購買履歴更新手段７１に送信され、最終的には、クーポン配信システム１の購買履歴記憶装置２４に更新される。又、クーポンを利用した場合は、クーポン配信システム１の使用履歴記憶装置２５に更新される。
【０１３５】
図１３を参照して、本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムにおいて、クーポンをリクエストする場合のデータの送受信を説明する。
【０１３６】
まず、ｄ１１において、ユーザ端末５ａから、クーポン配信サーバ３へのクーポン検索サイトへのアクセスを行う。このアクセスに対してクーポン配信サーバ３は、ユーザ認証手段３１によって、ユーザの認証を行う。このユーザの認証は、ユーザの端末番号を利用して行っても良いし、サーバによって自動採番された番号によって行われても良い。自動採番された番号によってユーザの認証を行う場合は、番号やパスワードを入力させる画面を提示し、ユーザに番号やパスワードを入力させるのが好ましい。
【０１３７】
次に、ｄ１２において、図１７（ａ）に示すような、クーポンをリクエストする条件入力ページであるクーポンリクエスト画面Ｐ１０２を送信する。ここで、ユーザ端末５ａを介してユーザに、リクエストするクーポンの条件を入力させ、送信ボタンＢ１０２がユーザによってクリックされることによって、ｄ１３において、この条件をクーポン配信サーバ３に送信する。
【０１３８】
次にｄ１４において、クーポン配信サーバ３のクーポン決定手段３２は、クーポン取得手段３３を介して、クーポン選択サーバ４のクーポン選択手段４２に、クーポンをリクエストする条件を送信する。ここで、ｄ１５において、クーポン選択手段４２は、検索条件に基づいてクーポンを選択し、更にクーポン順位付け手段４１によって、クーポンの順位付けを行う。
【０１３９】
次に、ｄ１６において、ｄ１５で取得された複数のクーポンのクーポンＩＤとそれぞれの優先順位をクーポン配信サーバ３のクーポン取得手段３３を経てクーポン決定手段３２に送信する。
【０１４０】
次に、ｄ１７において、クーポン決定手段３２によって、送信されたクーポンの説明をクーポン情報記憶装置２３から取得する。更に、ｄ１８において、優先順位順にデータの並べ替えを行う。
【０１４１】
次に、ｄ１９において、クーポン配信サーバ３からユーザ端末５ａに、図１７（ｂ）に示したような、ｄ１８で並べ替えた順に、クーポンとクーポンの説明を表示したクーポン一覧ページを送信する。
【０１４２】
ここで、ｄ２０において、ユーザ端末５ａでユーザが希望するクーポンのオプションボタンで選択させ、選択ボタンＢ１０３をクリックすることにより、クーポンを選択させ、選択されたクーポンのクーポンＩＤをクーポン配信サーバ３に送信する。
【０１４３】
更に、ｄ２１において、クーポン情報記憶装置２３を参照して、クーポンを利用できる店舗名を取得し、更に、ｄ２２において、バーコード画像を作成する。ここで作成すバーコード画像には、ユーザＩＤ、クーポンＩＤを情報として含むものとする。
【０１４４】
次に、ｄ２３において、クーポン送信手段３５において、図１７（ｃ）に示すような、クーポン説明、店舗名、バーコード画像を含むページをユーザ端末５ａに送信する。同時に、ｄ２４において、クーポン配信サーバ３の配信履歴更新手段３４によって、配信履歴記憶装置２６を更新する。
【０１４５】
図１４を参照して、本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムにおいて、クーポンを使用する場合のデータの送受信を説明する。
【０１４６】
まず、ｄ３１において、レジ９ａによって、ユーザ端末５ａに表示されたバーコードをスキャンし、ｄ３２において、ユーザ端末５ａから、ユーザＩＤ、クーポンＩＤを取得する。
【０１４７】
更に、ｄ３３において、レジ９ａにおいて商品のバーコードをスキャンし、ｄ３４において、ユーザ端末５ａにおいて表示されているクーポンの説明を参照して、商品の割引を行い、商品の購入を行う。
【０１４８】
更に、ｄ３５において、クーポン配信サーバ３にユーザＩＤ、クーポンＩＤ、商品ＩＤを送信し、購買履歴更新手段３７によって、購買履歴記憶装置２４及び使用履歴記憶装置２５の更新を行う。
【０１４９】
更に、ｄ３６において、購買履歴更新手段３７によって、購買した商品を購買履歴記憶装置２４に登録し、更に、ｄ３７によって、使用したクーポンを使用履歴記憶装置２５に登録する。
【０１５０】
図１５を参照して、クーポン選択サーバ４によってクーポンを選択する場合の処理のフローチャートを説明する。
【０１５１】
まず、ステップＳ１０１において、クーポン選択手段４２によって、ユーザ端末５ａから取得したユーザＩＤ、ジャンルＩＤ、クーポンを利用する時刻、店舗ＩＤを取得し、ステップＳ１０２において、ユーザ情報記憶装置２１を参照してユーザＩＤからユーザの生年月日、性別を取得する。更に、ステップＳ１０３において、生年月日から年齢を取得する。
【０１５２】
次に、ステップＳ１０４において、クーポン選択手段４２によって、ジャンルＩＤ、店舗ＩＤ、クーポンを利用する時刻、年齢を条件として、クーポン情報記憶装置２３を検索する。
【０１５３】
更に、ステップＳ１０５において、クーポン順位付け手段４１によって、ステップＳ１０４において取得されたクーポンについて、購買履歴記憶装置２４、使用履歴記憶装置２５、配信履歴記憶装置２６等の情報を元に、各クーポンに重み付けを行う。例えば、配信をしたが使用していないクーポンについては、ユーザが使わない可能性が高いので、クーポンの重みを低く設定する。又、過去に多く購買している商品に関するクーポンは、更にユーザの利用を促すため、クーポンの重みを高く設定する。又、特典のメリットが大きく店舗にとっては目玉となるクーポンについては、重み付けを高くしてユーザの利用を促しても良い。又逆に、一人のユーザに、そのような特典のメリットが大きいクーポンを何度も配布することのないように、これらのクーポンは一度配信していれば、次から配信しないようにすることも出来る。
【０１５４】
次に、ステップＳ１０５においてクーポン順位付け手段によって行われた重みに基づいて、ステップＳ１０６において、クーポンの優先順位をづけ、更に、ステップＳ１０７において、クーポンＩＤ及びその優先順位をクーポン配信サーバ３に送信する。
【０１５５】
ここで、クーポンの重み付けの一例としては、「過去１年間にビール類を１００本以上購入していれば、ビール類のクーポンに重みを１０つける」というルールや　「過去１年間に配信されたクーポンの中で、使用率が１０％未満のジャンルのクーポンに重みを−１０　つける」というルールなどを挙げることが出来る。
【０１５６】
本発明の第１の実施の形態によれば、ユーザに最適なクーポンを選択させることが出来る。
【０１５７】
又、ユーザにクーポンを利用する時間を入力させることにより、クーポンの利用を促すことが出来、より最適なクーポンを選択し配信することが出来る。
【０１５８】
又、購買履歴記憶装置、使用履歴記憶装置、配信履歴記憶装置を参照することにより、ユーザの行動パターンから、最適なクーポンを選択し配信することが出来る。
【０１５９】
（第２の実施の形態）
図１９は、本発明の第２の実施の形態に係るクーポン管理システムのシステム構成図である。
【０１６０】
本発明の第２の実施の形態に係るクーポン管理システムは、図１に示した本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムと比べて、店舗システム６ａにクーポン発行機１１を備えている点が異なる。
【０１６１】
店舗の中に、一般的に複数のクーポン発行機１１が、設置されている。ユーザが店舗に行った時に、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…を認証する。クーポン発行機１１により、その時間にユーザの居場所を把握することが出来る。
【０１６２】
図２０は、本発明の第２の実施の形態に係る店舗システム６ａのシステム構成図である。本発明の第２の実施の形態に係る店舗システム６ａは、図１２に示した本発明の第１の実施の形態に係る店舗システム６ａと比べて、クーポン発行機１１を備えている点が異なる。
【０１６３】
クーポン発行機１１は、近距離通信制御手段１３、クーポン発行手段１２、時計装置１４を備えている。
【０１６４】
近距通信離制御手段１３は、赤外線通信や、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…
に組み込まれたチップを読みとったり、有線で接続することにより、ユーザ端末５ａ、５ｂ、５ｃ…を認証する手段である。
【０１６５】
ここ取得した情報は、クーポン発行手段１２及び、クーポン制御システム７の通信制御装置７３を介して、クーポン配信サーバ３に送信され、ユーザ認証が行われる。更に、この時の時刻を時計装置１４から取得し、クーポン配信サーバ３に送信する。
【０１６６】
第２の実施の形態に係るクーポン配信システム１のシステム構成図は、図２に示した本発明の第１の実施の形態に係るクーポン配信システム１と同様である。
【０１６７】
本発明の第２の実施の形態に係るクーポン配信サーバ３においては、クーポン決定手段３２においては、ユーザ端末５ａに、クーポンを希望するジャンルのみを入力させる。又、このとき、クーポン発行機１１から、ユーザの所在地を把握できるので、ユーザ端末５ａから店舗を入力させなくても良い。
【０１６８】
更に、クーポン発行機１１から送信された、ユーザ端末５ａを認証した時刻を参照して、クーポン選択サーバ４のクーポン選択手段４２によって、この時間に利用できるクーポンを検索する。又、ユーザの所在地を元に、ユーザに近い店舗のクーポンの重みを大きくし、ユーザに遠い店舗の重みを小さくすることが可能である。
【０１６９】
図２１を参照して、本発明の第２の実施の形態に係るクーポン管理システムにおいて、クーポンをリクエストする場合のデータの送受信を説明する。
【０１７０】
まず、ｄ５１において、ユーザ端末５ａからクーポン発行機１１へ端末認証を依頼する。このとき、クーポン発行機１１では、図２２に示すようなユーザ端末認証画面Ｐ１０６を表示し、ユーザ端末の認証を促す。更にｄ５２において、クーポン発行機１１からクーポン配信サーバ３へ端末認証を依頼する。更に、ｄ５３において、クーポン配信サーバ３は、ユーザ認証手段３１によって、ユーザの認証を行う。
【０１７１】
次に、ｄ５４において、クーポン配信サーバ３からユーザ端末５ａにクーポンをリクエストする条件入力ページを送信する。ここで、ユーザが希望するクーポンのジャンルのみを入力させる。更に、ｄ５５において、この条件をクーポン配信サーバ３に送信する。
【０１７２】
次にｄ５６において、クーポン配信サーバ３のクーポン決定手段３２は、クーポン取得手段３３を介して、クーポン選択サーバ４のクーポン選択手段４２に、クーポンをリクエストする条件を送信する。ここで、ｄ５７において、クーポン選択手段２４には、検索条件に基づいて、現在の時刻に使用できるクーポンを選択し、更にクーポン順位付け手段４１によって、クーポンの順位付けを行う。
【０１７３】
次に、ｄ５８において、ｄ５７で取得された複数のクーポンのクーポンＩＤとそれぞれの優先順位をクーポン配信サーバ３のクーポン取得手段３３を経てクーポン決定手段３２に送信する。
【０１７４】
次に、ｄ５９において、クーポン決定手段３２によって、送信されたクーポンの説明をクーポン情報記憶装置２３から取得する。更に、ｄ６０において、優先順位順にデータの並べ替えを行う。
【０１７５】
次に、ｄ６１において、クーポン配信サーバ３からユーザ端末５ａに、図１７（ｂ）に示したような、ｄ６０で並べ替えた順に、クーポンとクーポンの説明を表示したクーポン一覧ページを送信する。
【０１７６】
ここで、ｄ６２において、ユーザ端末５ａでユーザが希望するクーポンを選択させ、クーポンを選択させ、選択されたクーポンのクーポンＩＤをクーポン配信サーバ３に送信する。
【０１７７】
更に、ｄ６３において、クーポン情報記憶装置２３を参照して、クーポンを利用できる店舗名を取得し、更に、ｄ６４において、バーコード画像を作成する。
【０１７８】
次に、ｄ６５において、クーポン送信手段３５において、図１７（ｃ）に示すような、クーポン説明、店舗名、バーコード画像を含むページをユーザ端末５ａに送信する。同時に、ｄ６６において、クーポン配信サーバ３の配信履歴更新手段３４によって、配信履歴記憶装置２６を更新する。
【０１７９】
図２１においては、ｄ５４乃至ｄ５５、ｄ６１乃至ｄ６２において、ユーザ端末５ａとデータ通信を行う様に記載したが、クーポン発行機１１と通信を行う様にしても良い。これによって、ユーザ端末５ａにおけるトラフィックの軽減が行われ、ユーザのコスト削減とすることが出来る。
【０１８０】
本発明の第２の実施の形態においては、ユーザの居場所を把握して、その居場所に応じたクーポンを送信することが出来るので、より最適なクーポンを選択し、配信することが出来る。
【０１８１】
又、クーポンの利用率も高くし、店舗の利益を上げることが出来る。
【０１８２】
（その他の実施の形態）
上記のように、本発明の最良の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【０１８３】
本発明の記憶装置において、年月日を入力する場合に、時分秒まで入力する様に記載している場合があるが、必ずしも時分秒まで入力する必要はない。
【０１８４】
又、クーポンを選択する時の重み付けの方法としてのルールは、店舗毎に用意されていても良く、重み付けのルールを記録した記憶媒体を備えていても構わない。
【０１８５】
この様な、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【０１８６】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザの望む電子クーポンを選択して配信することのできるクーポン配信システム及びクーポン配信方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムのシステム構成図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係るクーポン配信システムのシステム構成図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係るクーポン情報記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図４】本発明の第１の実施の形態に係るユーザ情報記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図５】本発明の第１の実施の形態に係る商品情報記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図６】本発明の第１の実施の形態に係るジャンル情報記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図７】本発明の第１の実施の形態に係る店舗情報記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図８】本発明の第１の実施の形態に係る購買履歴記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図９】本発明の第１の実施の形態に係る使用履歴記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図１０】本発明の第１の実施の形態に係る配信履歴記憶装置のデータ構造とデータの一例を示す図である。
【図１１】本発明の第１の実施の形態に係るデータベースサーバが管理するデータベースのフィールドの関係を示す図である。
【図１２】本発明の第１の実施の形態に係る店舗システムのシステム構成図である。
【図１３】本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムにおいて、クーポンをリクエストする場合のデータの送受信を説明するシーケンス図である。
【図１４】本発明の第１の実施の形態に係るクーポン管理システムにおいて、クーポンを使用する場合のデータの送受信を説明するシーケンス図である。
【図１５】本発明の第１の実施の形態に係るクーポン選択サーバによってクーポンを選択する場合の処理のフローチャートである。
【図１６】本発明の第１の実施の形態において、ユーザを登録する時のユーザ登録画面の一例である。
【図１７】本発明の第１の実施の形態において、クーポンを決定する画面の一例であって、図１７（ａ）は、クーポンをリクエストする条件を入力するクーポンリクエスト画面の一例であって、図１７（ｂ）は、選択されたクーポンの候補から、ユーザが希望するクーポンを選択する画面の一例であって、図１７（ｃ）は、選択したクーポンをユーザ端末上に表示した画面の一例である。
【図１８】本発明の第１の実施の形態において、店舗システムのクーポン登録手段によってクーポンを登録する場合のクーポン登録画面の一例である。
【図１９】本発明の第２の実施の形態に係るクーポン管理システムのシステム構成図である。
【図２０】本発明の第２の実施の形態に係る店舗システムのシステム構成図である。
【図２１】本発明の第２の実施の形態に係るクーポン管理システムにおいて、クーポンをリクエストする場合のデータの送受信を説明するシーケンス図である。
【図２２】本発明の第２の実施の形態に係るクーポン発行機において、ユーザ端末の認証を促すユーザ端末認証画面の一例である。
【符号の説明】
１…クーポン配信システム
２…データベースサーバ
３…クーポン配信サーバ
４…クーポン選択サーバ
５ａ、５ｂ、５ｃ…ユーザ端末
６ａ、６ｂ…店舗システム
７…クーポン制御システム
８…売上集計システム
９ａ、９ｂ、９ｃ…レジ
１０…通信ネットワーク
１１…クーポン発行機
１２…クーポン発行手段
１３…近距離通信制御手段
１４…時計装置
２０…データベース制御手段
２１…ユーザ情報記憶装置
２２…クーポン情報記憶装置
２２…商品情報記憶装置
２３…クーポン情報記憶装置
２４…購買履歴記憶装置
２５…使用履歴記憶装置
２６…配信履歴記憶装置
２７…ジャンル情報記憶装置
２８…店舗情報記憶装置
３１…ユーザ認証手段
３２…クーポン決定手段
３３…クーポン取得手段
３４…配信履歴更新手段
３５…クーポン送信手段
３６…クーポン登録手段
３７…購買履歴更新手段
３８…通信制御装置
４１…クーポン順位付け手段
４２…クーポン選択手段
７１…購買履歴更新手段
７２…クーポン登録手段
７３…通信制御装置
８１…売上集計手段
８２…売上記憶装置
９１…バーコードリーダー
９２…クーポン取得手段
９３…会計手段
９４…購買履歴更新手段

Claims (20)

1. ユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムであって、
   前記クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録手段と、
   ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶手段と、
   前記ユーザ情報記憶装置を参照して、前記ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを、前記クーポン情報記憶装置から選択するクーポン選択手段と、
   前記ユーザに、前記クーポン選択手段で選択された前記候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段と、
   前記クーポン決定手段で決定された前記クーポンを前記ユーザ端末に配信するクーポン送信手段
   とを備えることを特徴とするクーポン配信システム。
2. 前記クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、前記クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、前記クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、
   前記ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、前記ユーザの性別、前記ユーザの生年月日が登録されており、
   前記クーポン選択手段において、前記ユーザ端末から入力された前記ユーザが前記クーポンを利用する時刻が、前記クーポン情報記憶装置に登録された前記クーポン有効時間帯に合致し、前記ユーザ情報記憶装置に記憶された前記ユーザの性別及び年齢が、前記クーポン情報記憶装置の前記対象性別及び対象年齢に合致するクーポンを選択する
   ことを特徴とする請求項１に記載のクーポン配信システム。
3. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、
   前記購買履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
   とを更に備えることを特徴とする請求項１又は２に記載のクーポン配信システム。
4. 前記ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段を更に備え、
   前記使用履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
   とを更に備えることを特徴とする請求項１又は２に記載のクーポン配信システム。
5. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、
   前記ユーザが前記クーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段と、
   前記ユーザに前記クーポンを配信した履歴を配信履歴記憶装置に登録する配信履歴記憶手段と、
   前記購買履歴記憶装置、前記使用履歴記憶装置及び前記配信履歴記憶装置のいずれか一つ以上を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
   とを更に備えることを特徴とする請求項３又は４に記載のクーポン配信システム。
6. クーポン発行機で認証されたユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムであって、
   前記クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録手段と、
   ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶手段と、
   前記ユーザ情報記憶装置を参照して、前記クーポン発行機で認証されたユーザの情報に合致し、前記ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを選択するクーポン選択手段と、
   前記ユーザに、前記クーポン選択手段で選択された前記候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段と、
   前記クーポン決定手段で決定された前記クーポンを前記ユーザ端末に配信するクーポン送信手段
   とを備えることを特徴とするクーポン配信システム。
7. 前記クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、前記クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、前記クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、
   前記ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、前記ユーザの性別、前記ユーザの生年月日が登録されており、
   前記クーポン選択手段において、前記クーポン発行機で認証した時刻が、前記クーポン情報記憶装置に登録された前記クーポン有効時間帯に合致し、前記ユーザの性別及び年齢が、前記クーポン情報記憶装置の前記対象性別及び対象年齢に合致し、前記クーポン発行機の設置場所に近い位置で使用できるクーポンを選択する
   ことを特徴とする請求項６に記載のクーポン配信システム。
8. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、
   前記購買履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
   とを更に備えることを特徴とする請求項６又は７に記載のクーポン配信システム。
9. 前記ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段と、
   前記使用履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
   とを更に備えることを特徴とする請求項６又は７に記載のクーポン配信システム。
10. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶手段と、
    前記ユーザが前記クーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶手段と、
    前記ユーザに前記クーポンを配信した履歴を配信履歴記憶装置に登録する配信履歴記憶手段と、
    前記購買履歴記憶装置、前記使用履歴記憶装置及び前記配信履歴記憶装置のいずれか一つ以上を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
    とを更に備えることを特徴とする請求項６又は７に記載のクーポン配信システム。
11. ユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムに用いられるクーポン配信方法であって、
    前記クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録ステップと、
    ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶ステップと、
    前記ユーザ情報記憶装置を参照して、前記ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを、前記クーポン情報記憶装置から選択するクーポン選択ステップと、
    前記ユーザに、前記クーポン選択ステップで選択された前記候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定ステップと、
    前記クーポン決定ステップで決定された前記クーポンを前記ユーザ端末に配信するクーポン送信ステップ
    とを備えることを特徴とするクーポン配信方法。
12. 前記クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、前記クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、前記クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、
    前記ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、前記ユーザの性別、前記ユーザの生年月日が登録されており、
    前記クーポン選択ステップにおいて、前記ユーザ端末から入力された前記ユーザが前記クーポンを利用する時刻が、前記クーポン情報記憶装置に登録された前記クーポン有効時間帯に合致し、前記ユーザ情報記憶装置に記憶された前記ユーザの性別及び年齢が、前記クーポン情報記憶装置の前記対象性別及び対象年齢に合致するクーポンを選択する
    ことを特徴とする請求項１１に記載のクーポン配信方法。
13. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、
    前記購買履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択ステップで選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項１１又は１２に記載のクーポン配信方法。
14. 前記ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップを更に備え、
    前記使用履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択ステップで選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項１１又は１２に記載のクーポン配信方法。
15. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、
    前記ユーザが前記クーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップと、
    前記ユーザに前記クーポンを配信した履歴を配信履歴記憶装置に登録する配信履歴記憶ステップと、
    前記購買履歴記憶装置、前記使用履歴記憶装置及び前記配信履歴記憶装置のいずれか一つ以上を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項１３又は１４に記載のクーポン配信方法。
16. クーポン発行機で認証されたユーザの所有するユーザ端末に、電子データのクーポンを配信するクーポン配信システムに用いられるクーポン配信方法であって、
    前記クーポンを配信する条件をクーポン情報記憶装置に登録するクーポン情報登録ステップと、
    ユーザの属性をユーザ情報記憶装置に登録するユーザ情報記憶ステップと、
    前記ユーザ情報記憶装置を参照して、前記クーポン発行機で認証されたユーザの情報に合致し、前記ユーザに配布する候補となる複数のクーポンを選択するクーポン選択ステップと、
    前記ユーザに、前記クーポン選択ステップで選択された前記候補となる複数のクーポンから、配信するクーポンを決定させるクーポン決定手段と、
    前記クーポン決定ステップで決定された前記クーポンを前記ユーザ端末に配信するクーポン送信ステップ
    とを備えることを特徴とするクーポン配信方法。
17. 前記クーポン情報記憶装置は、少なくともクーポンの識別番号、前記クーポンを利用できるクーポン有効時間帯、前記クーポンを配布する対象性別、対象年齢が登録されており、
    前記ユーザ情報記憶装置は、少なくともユーザの識別番号、前記ユーザの性別、前記ユーザの生年月日が登録されており、
    前記クーポン選択ステップにおいて、前記クーポン発行機で認証した時刻が、前記クーポン情報記憶装置に登録された前記クーポン有効時間帯に合致し、前記ユーザの性別及び年齢が、前記クーポン情報記憶装置の前記対象性別及び対象年齢に合致し、前記クーポン発行機の設置場所に近い位置で使用できるクーポンを選択する
    ことを特徴とする請求項１６に記載のクーポン配信方法。
18. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、
    前記購買履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択ステップで選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項１６又は１７に記載のクーポン配信方法。
19. 前記ユーザがクーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップと、
    前記使用履歴記憶装置を参照して、前記クーポン選択ステップで選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付け手段
    とを更に備えることを特徴とする請求項１６又は１７に記載のクーポン配信方法。
20. 前記ユーザが購買した商品の履歴を購買履歴記憶装置に登録する購買履歴記憶ステップと、
    前記ユーザが前記クーポンを使用した履歴を使用履歴記憶装置に登録する使用履歴記憶ステップと、
    前記ユーザに前記クーポンを配信した履歴を配信履歴記憶装置に登録する配信履歴記憶ステップと、
    前記購買履歴記憶装置、前記使用履歴記憶装置及び前記配信履歴記憶装置のいずれか一つ以上を参照して、前記クーポン選択手段で選択された前記複数のクーポンに、配信での重み付けを行うクーポン順位付けステップ
    とを更に備えることを特徴とする請求項１６又は１７に記載のクーポン配信方法。

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