JP2004083535A - ジアルキルペルオキシドの製造方法 - Google Patents

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市川 秀二
Tomoyuki Nakamura
中村 知之
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Abstract

【課題】反応時間が短く、高純度及び高収率でジアルキルペルオキシドを製造する方法を提供する。
【解決手段】アルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させるジアルキルペルオキシドの製造方法において、ゼオライト固体酸触媒の存在下にブレンステッド酸触媒を共存させてアルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させることを特徴とするジアルキルペルオキシドの製造方法。ブレンステッド酸触媒が硫酸であり、かつその使用量が有機ヒドロペルオキシド化合物に対して0.1〜30モル%であるジアルキルペルオキシドの製造方法。ブレンステッド酸触媒が陽イオン交換樹脂であり、かつその使用量が有機ヒドロペルオキシド化合物に対して1〜200重量%であるジアルキルペルオキシドの製造方法。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反応時間が短く、高純度及び高収率でジアルキルペルオキシドを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させるジアルキルペルオキシドの工業的な製造方法では、触媒として硫酸が用いられてきたが、ステンレス反応器材の腐食を引き起こすこと、使用後における廃液処理が必要であることが問題となっていた。
近年、これらの問題点を解決する方法としてゼオライト固体酸触媒を用いるジアルキルペルオキシドの製造方法が提案されている。例えば、ワイ型ゼオライト固体酸触媒の存在下に、tert−ブチルアルコールとtert−ブチルヒドロペルオキシドとを反応させることにより、ジ(tert−ブチル)ペルオキシドを製造する方法が開示されている(特開平7−149715号公報)。さらに、SiO/Alのモル比が23〜26であるベーター型ゼオライト固体酸触媒の存在下に、tert−ブチルアルコールとtert−ブチルヒドロペルオキシドとを反応させることにより、ジ(tert−ブチル)ペルオキシドを製造する方法が開示されている(米国特許5488179号明細書)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのゼオライト固体酸触媒を用いるジアルキルペルオキシドの製造方法は、いずれもジアルキルペルオキシドの収率が低く、反応時間が長くなるという問題点があった。
本発明の目的は、反応時間が短く、高純度及び高収率でジアルキルペルオキシドを製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、アルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させるジアルキルペルオキシドの製造方法において、ゼオライト固体酸触媒の存在下にブレンステッド酸触媒を共存させてアルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させることを特徴とするジアルキルペルオキシドの製造方法である。
第2の発明は、第1の発明において、ブレンステッド酸触媒が硫酸であり、かつその使用量が有機ヒドロペルオキシド化合物に対して0.1〜30モル%であるジアルキルペルオキシドの製造方法である。
第3の発明は、第1の発明において、ブレンステッド酸触媒が陽イオン交換樹脂であり、かつその使用量が有機ヒドロペルオキシド化合物に対して1〜200重量%であるジアルキルペルオキシドの製造方法である。
【0005】
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、ゼオライト固体酸触媒がベーター型ゼオライト固体酸触媒であるジアルキルペルオキシドの製造方法である。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、ゼオライト固体酸触媒がベーター型であって、かつSiO/Alのモル比が30〜280の範囲にあるゼオライト固体酸触媒であるジアルキルペルオキシドの製造方法である。
【0006】
【発明実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明のジアルキルペルオキシドの製造方法は、ゼオライト固体酸触媒の存在下にブレンステッド酸触媒を共存させて、アルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させることを特徴とする。
【0007】
本発明で製造されるジアルキルペルオキシドは、置換基として芳香族基を有するジアルキルペルオキシドを含めた公知のジアルキルペルオキシドの全てを含んでいる。
その具体例としては、例えば、ジ(tert−ブチル)ペルオキシド、ジ(tert−アミル)ペルオキシド、ビス(2−メチル−2−ペンチル)ペルオキシド、ビス(3−メチル−3−ペンチル)ペルオキシド、ビス(2,4,4−トリメチル−2−ペンチル)ペルオキシド、ビス(2−シクロヘキシル−2−プロピル)ペルオキシド、ビス(2−(4−メチルシクロヘキシル)−2−プロピル)ペルオキシド、ビス(2−メチル−2−ウンデシル)ペルオキシド、ビス(2−フェニル−2−プロピル)ペルオキシド、ビス(2−(4−メチルフェニル)−2−プロピル)ペルオキシド、ビス(2−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロピル)ペルオキシド、ビス(2−(3−クロロフェニル)−2−プロピル)ペルオキシド、tert−ブチル2−フェニル−2−プロピルペルオキシド、tert−ブチル2−(4−メチルフェニル)−2−プロピルペルオキシド、tert−ブチル2−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロピルペルオキシド、tert−ブチル2−(3−クロロフェニル)−2−プロピルペルオキシド、tert−アミル2−フェニル−2−プロピルペルオキシド、2−メチル−2−ペンチル2−フェニル−2−プロピルペルオキシド、tert−ブチル2−メチル−2−ペンチルペルオキシド、tert−ブチル3−メチル−3−ペンチルペルオキシド、tert−ブチル2,4,4−トリメチル−2−ペンチルペルオキシド、tert−アミル2−メチル−2−ペンチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−3−ヘキシン、1,3−ビス(2−(tert−ブチルペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼン及び1,4−ビス(2−(tert−ブチルペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼン等が挙げられる。
【0008】
これらの中で、原料となるアルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物の調達の容易さから、ジ(tert−ブチル)ペルオキシド、ジ(tert−アミル)ペルオキシド、ビス(2−メチル−2−ペンチル)ペルオキシド、ビス(2,4,4−トリメチル−2−ペンチル)ペルオキシド、ビス(2−シクロヘキシル−2−プロピル)ペルオキシド、tert−ブチル2−フェニル−2−プロピルペルオキシド、tert−アミル2−フェニル−2−プロピルペルオキシド、2−メチル−2−ペンチル2−フェニル−2−プロピルペルオキシド、ビス(2−フェニル−2−プロピル)ペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−3−ヘキシン、1,3−ビス(2−(tert−ブチルペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼン、及び1,4−ビス(2−(tert−ブチルペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼンの製造に本発明は適している。
【0009】
本発明に用いるアルコール化合物の具体例としては、例えば、tert−ブチルアルコール、tert−アミルアルコール、2−メチル−2−ペンチルアルコール、2,4,4−トリメチル−2−ペンチルアルコール、2−シクロヘキシル−2−プロピルアルコール、2−メチル−2−ウンデシルアルコール、2−フェニル−2−プロピルアルコール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキシンジオール、1,3−ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン等が好ましく挙げられる。
これらの中で、調達入手の容易さの点から、tert−ブチルアルコール、tert−アミルアルコール、2−メチル−2−ペンチルアルコール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキシンジオールと1,3−ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼンがより好ましい。
【0010】
本発明に用いる有機ヒドロペルオキシド化合物の具体例としては、例えば、tert−ブチルヒドロペルオキシド、tert−アミルヒドロペルオキシド、2−メチル−2−ペンチルヒドロペルオキシド、2,4,4−トリメチル−2−ペンチルヒドロペルオキシド、2−シクロヘキシル−2−プロピルヒドロペルオキシド、2−メチル−2−ウンデシルヒドロペルオキシド、2−フェニル−2−プロピルヒドロペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ヒドロペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ヒドロペルオキシ)−3−ヘキシン、1,3−ビス(2−(ヒドロペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼン、1,4−ビス(2−(ヒドロペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼン等が好ましく挙げられる。
【0011】
これらの中で、調達入手の容易さの点から、tert−ブチルヒドロペルオキシド、tert−アミルヒドロペルオキシド、2−メチル−2−ペンチルヒドロペルオキシド、2−フェニル−2−プロピルヒドロペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ヒドロペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ヒドロペルオキシ)−3−ヘキシン、1,3−ビス(2−(ヒドロペルオキシ)−2−プロピル)ベンゼンがより好ましい。
【0012】
本発明に用いるブレンステッド酸触媒としては、硫酸、塩酸、リン酸、硝酸等の鉱酸系ブレンステッド酸触媒や、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸等の有機系ブレンステッド酸触媒が挙げられる。さらに、陽イオン交換樹脂のようにスルホン酸基、カルボン酸基を有する高分子系ブレンステッド酸触媒が挙げられる。
【0013】
陽イオン交換樹脂としては、外観が球状又は粉末状、構造的にはゲル型、ポーラス型又はハイポーラス型のいずれの陽イオン交換樹脂でも使用可能である。
具体的には、例えば、ローム・アンド・ハース社製のアンバーリスト(Amberlyst)15、アンバーリスト15E、アンバーリスト15WET、アンバーリスト16、アンバーリスト16WET、アンバーリスト18、アンバーリスト19、アンバーリスト30、アンバーリスト31、アンバーリスト35、アンバーリスト35WET、アンバーリスト36、アンバーリストA26、アンバーリストA21、アンバーリストIR−120、アンバーリストIR−200;ダウケミカル社製のダウエックス(Dowex)50;バイエル社製のレバチットK1131、レバチットK1221、レバチットK1411、レバチットK1431、レバチットK1481、レバチットK2411、レバチットK2461、レバチットK2629、レバチットK2631、レバチットK2641、レバチットK2661、レバチットOC1052、レバチットOC1500等;三菱化成社製のダイヤイオンSK104H、ダイヤイオンSK1BH、ダイヤイオンPK208H、ダイヤイオンPK216H、ダイヤイオンPK228H、ダイヤイオンRCP−145H、ダイヤイオンRCP−150H、ダイヤイオンRCP−160H、ダイヤイオンRCP−170H;デュポン社製のナフィオン(Nafion)NR−50;パームチット(Permutit)Q、パームチットH−70、デュオライト(Duolite)C−20、デュオライトCS−101、レワチット(Lewatit)S−100、レワチットCNO、アンバーライト(Amberlite)IRC−50等が挙げられる。
陽イオン交換樹脂は酸型タイプの樹脂が好ましい。
ブレンステッド酸触媒の中では、収率やコスト等の観点から硫酸や陽イオン交換樹脂の使用が好ましい。
【0014】
鉱酸系又は有機系ブレンステッド酸触媒の使用量は、有機ヒドロペルオキシド化合物に対して通常0.1〜30モル%、好ましくは0.2〜20モル%、より好ましくは0.5〜10モル%、さらに好ましくは1〜5モル%の範囲である。鉱酸系又は有機系ブレンステッド酸触媒の使用量が0.1モル%未満では収率の向上効果が低くなり、一方、使用量が30モル%を超える場合には、ステンレス反応器材の場合にその腐食を引き起こす傾向にある。
【0015】
陽イオン交換樹脂等の高分子系ブレンステッド酸触媒の使用量は、有機ヒドロペルオキシド化合物に対して通常1〜200重量%、好ましくは2〜100重量%、より好ましくは4〜70重量%、さらに好ましくは6〜50重量%の範囲である。高分子系ブレンステッド酸触媒の使用量が1重量%未満では収率の向上効果が低くなり、一方、200重量%を超える場合には、撹拌が困難となる傾向にある。
【0016】
本発明において、ゼオライト固体酸触媒は酸性タイプのゼオライト固体酸触媒である。ベーター型、モルデナイト型、エムエフアイ型、エフエイユー型、ワイ型、エックス型、エイ型、モンモリロナイト型、フェリエライト型、エムシーエム型、クローバライト型及びブイエフアイ型等のゼオライト固体酸触媒が挙げられる。これらの群から選択される1種又は2種以上の組合せで使用される。
これらの中で、反応を促進する触媒活性の高さの点から、ベーター型ゼオライト固体酸触媒が好ましく、さらにSiO/Alのモル比が30〜280であるベーター型ゼオライト固体酸触媒がより好ましいものである。
【0017】
本発明において、有機ヒドロペルオキシド化合物に対するゼオライト固体酸触媒の重量割合(ゼオライト固体酸触媒/有機ヒドロペルオキシド化合物)は、0.1〜200重量%が好ましく、より好ましくは1〜50重量%の範囲である。有機ヒドロペルオキシド化合物に対するゼオライト固体酸触媒の使用量が、0.1重量%未満では触媒能力が減少するため、反応効率が著しく減少し、経済的に不利である。一方、200重量%を超える場合には、反応液中でのゼオライト固体酸触媒の量が多くなり過ぎるため、バッチ式攪拌形式では均一な撹拌が困難となる傾向にある。
【0018】
本発明において、アルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物との配合比率(アルコール化合物/有機ヒドロペルオキシド化合物、モル比率)は、0.5〜4が好ましく、より好ましくは0.8〜2の範囲である。配合比率が、0.5未満では、有機ヒドロペルオキシド化合物に対する収率が低下し、また4を超える場合には過剰分のアルコール化合物を除去する操作に長時間を要する傾向にあるため好ましくない。
【0019】
本発明において、ジアルキルペルオキシドを合成する際の反応温度は通常0〜150℃、好ましくは20〜120℃であり、より好ましくは50〜100℃である。反応温度が0℃未満では触媒効果が減少するため、反応効率が著しく減少し、一方、150℃を超える場合には有機ヒドロペルオキシド化合物が分解を起こす傾向があるため好ましくない。
【0020】
【実施例】
以下に実施例により本発明を更に詳しく説明する。
実施例1
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に、粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒(酸性タイプ、SiO/Alのモル比:100)1.5gと硫酸(純度98重量%)0.3g(tert−ブチルヒドロペルオキシドに対して1.8モル%)を加えて、30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。
次に、反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて5時間反応させた。
【0021】
次に、この反応液を室温にて静置させることにより、上層の有機層と下層の水層(粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒が含まれる)に分離させた。この上層の有機層を分取することにより粗ジ(tert−ブチル)ペルオキシド22.41gを得た。
これを、ガスクロマトグラフィー(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリアーガス:ヘリウム)にてこの中に含まれるジ(tert−ブチル)ペルオキシドを定量分析したところ、純度は90.9重量%であった。従って、純粋なジ(tert−ブチル)ペルオキシドとしての収量は20.36g(139.2ミリモル)であり、収率は83.6%であった。これらの結果を表1に示す。
【0022】
実施例2
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に、粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒(酸性タイプ、SiO/Alのモル比:100)1.5gと陽イオン交換樹脂(バイエル社製、商品名:レバチットK2629、乾燥後使用、表中K2629と略記)1.5gを加えて、30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。
次に、反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて5時間反応させた。
【0023】
次に、この反応液を室温にて静置させることにより、上層の有機層と下層の水層(粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒が含まれる)に分離させた。この上層の有機層を分取して粗ジ(tert−ブチル)ペルオキシド23gを得た。これを、ガスクロマトグラフィー(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリアーガス:ヘリウム)にてこの中に含まれるジ(tert−ブチル)ペルオキシドを定量分析したところ、純度は91.9重量%であった。従って、純粋なジ(tert−ブチル)ペルオキシドとしての収量は21.15g(144.6ミリモル)であり、収率は86.9%であった。これらの結果を表1に示す。
【0024】
実施例3
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に、粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒(酸性タイプ、SiO/Alのモル比:100)1.50gと陽イオン交換樹脂(ローム・アンド・ハース社製、商品名:Amberlyst35WET、乾燥後使用、表中35WETと略記)1.5gを加えて、30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。次に、反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて5時間反応させた。
【0025】
次に、この反応液を室温にて静置させることにより、上層の有機層と下層の水層(粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒が含まれる)に分離させた。この上層の有機層を分取して粗ジ(tert−ブチル)ペルオキシド22.34gを得た。
これを、ガスクロマトグラフィー(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリアーガス:ヘリウム)にてこの中に含まれるジ(tert−ブチル)ペルオキシドを定量分析したところ、純度は91.6重量%であった。従って、純粋なジ(tert−ブチル)ペルオキシドとしての収量は20.5g(139.9ミリモル)であり、収率は84.0%であった。これらの結果を表1に示す。
【0026】
比較例1(SiO/Alのモル比が100であるベ−タ−型ゼオライト固体酸触媒の単独使用)
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒(酸性タイプ、SiO/Alのモル比:100)1.50gを加えて30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。
次に。反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて10時間反応させた。
【0027】
次に、この反応液を室温にて静置させることにより、上層の有機層と下層の水層(粉末状のベーター型ゼオライト固体酸触媒が含まれる)に分離させた。この上層の有機層を分取して粗ジ(tert−ブチル)ペルオキシド22.59gを得た。
これを、ガスクロマトグラフィー(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリアーガス:ヘリウム)にてこの中に含まれるジ(tert−ブチル)ペルオキシドを定量分析したところ、純度は87.6重量%であった。従って、純粋なジ(tert−ブチル)ペルオキシドとしての収量は19.79g(135.3ミリモル)であり、収率は81.3%であった。これらの結果を表1に示す。
【0028】
比較例2(SiO/Alのモル比が26であるベ−タ−型ゼオライト固体酸触媒の単独使用)
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に粉末状のベ−タ−型ゼオライト固体酸触媒(酸性タイプ、SiO/Alのモル比:26)1.50gを加え、30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。
次に、反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて20時間反応させた。
【0029】
次に、この反応液を室温にて静置させることにより、上層の有機層と下層の水層(粉末状のベ−タ−型ゼオライト固体酸触媒が含まれる)に分離させた。この上層の有機層を分取し、粗ジ(t−ブチル)ペルオキシド20.31gを得た。
これを、ガスクロマトグラフィ−(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリア−ガス:ヘリウム)にて定量分析することにより、純度が62.4重量%であった。従って、純粋なジ(t−ブチル)ペルオキシドとしての収量は12.67g(86.64ミリモル)であり、収率は52.0%であった。
【0030】
比較例3(SiO/Alのモル比が80であるワイ型ゼオライト固体酸触媒の単独使用)
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に粉末状のワイ型ゼオライト固体酸触媒(酸性タイプ、SiO/Alのモル比:80)1.50gを加え、30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。
次に、反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて20時間反応させた。
次に、この反応液を室温とした後、水分を含むゼオライトを濾紙を用いた濾過(減圧下)にて取り除くことにより、粗ジ(t−ブチル)ペルオキシドを22.79g得た。
これを、ガスクロマトグラフィ−(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリア−ガス:ヘリウム)にて定量分析することにより、純度が25.1重量%であった。従って、純粋なジ(t−ブチル)ペルオキシドとしての収量は5.72g(39.12ミリモル)であり、収率は23.5%であった。
これらの結果を表1に示した。
【0031】
比較例4(硫酸触媒の単独使用)
tert−ブチルアルコール7.337g(98.99ミリモル)に、硫酸(純度98重量%)0.3g(tert−ブチルヒドロペルオキシドに対して10重量%)を加えて、30℃にて15分間混合させた後、混合溶液21.28gを加えた。ここで、混合溶液は、tert−ブチルヒドロペルオキシドを70.5重量%、tert−ブチルアルコールを23.5重量%を含むものであり、tert−ブチルヒドロペルオキシド(15.0g、166.5ミリモル)、tert−ブチルアルコール(6.28g、67.47ミリモル)を仕込んだことになる。
次に、反応温度を1時間掛けて30℃から75℃まで昇温させた後、さらに75℃にて20時間反応させた。
【0032】
次に、この反応液を室温にて静置させることにより、上層の有機層と下層の水層に分離させた。この上層の有機層を分取することにより粗ジ(tert−ブチル)ペルオキシド20.42gを得た。
これを、ガスクロマトグラフィー(カラム:J&Wサイエンティフィック社製DB−1、キャリアーガス:ヘリウム)にてこの中に含まれるジ(tert−ブチル)ペルオキシドを定量分析したところ、純度は65.1重量%であった。従って、純粋なジ(tert−ブチル)ペルオキシドとしての収量は13.29g(90.88ミリモル)であり、収率は54.6%であった。
これらの結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
Figure 2004083535
【0034】
本発明において、収率80%以上を得るのに、ゼオライト固体酸触媒と共にブレンステッド酸触媒を併用した場合(実施例1〜3)には、反応時間を5時間以下に短縮できたが、ブレンステッド酸触媒を併用しない場合(比較例1〜3)には10時間以上と長い反応時間を必要とした。特に、ゼオライト固体酸触媒として従来型のゼオライト固体酸触媒を使用した場合(比較例2、3)や硫酸の単独使用(比較例4)の場合には、反応時間を20時間以上にしても収率が低いままであった。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、反応時間が短く、高純度、高収率でジアルキルペルオキシドを製造することができる。従って、工業的利用価値が高い。
また、ステンレス反応器材の腐食を引き起こしにくくなり、簡便な製造方法である。

Claims (5)

  1. アルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させるジアルキルペルオキシドの製造方法において、ゼオライト固体酸触媒の存在下にブレンステッド酸触媒を共存させてアルコール化合物と有機ヒドロペルオキシド化合物とを反応させることを特徴とするジアルキルペルオキシドの製造方法。
  2. ブレンステッド酸触媒が硫酸であり、かつその使用量が有機ヒドロペルオキシド化合物に対して0.1〜30モル%である請求項1に記載のジアルキルペルオキシドの製造方法。
  3. ブレンステッド酸触媒が陽イオン交換樹脂であり、かつその使用量が有機ヒドロペルオキシド化合物に対して1〜200重量%である請求項1に記載のジアルキルペルオキシドの製造方法。
  4. ゼオライト固体酸触媒がベーター型ゼオライト固体酸触媒である請求項1〜3のいずれか1項に記載のジアルキルペルオキシドの製造方法。
  5. ゼオライト固体酸触媒がベーター型であって、かつSiO/Alのモル比が30〜280の範囲にあるゼオライト固体酸触媒である請求項1〜4のいずれか1項に記載のジアルキルペルオキシドの製造方法。
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