JP2004078436A - 入力支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作成対象であるデータの定義に着目することで、従来煩雑であった入力画面の生成を極めて容易にする。
【解決手段】入力支援装置10を、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルF1を解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面D1を生成する入力画面生成手段1と、この生成した入力画面D1を出力する入力画面出力手段2とを具備する構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】入力支援装置10を、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルF1を解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面D1を生成する入力画面生成手段1と、この生成した入力画面D1を出力する入力画面出力手段2とを具備する構成とした。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがデータ入力をする際に利用する入力画面を生成等するための入力支援装置及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが利用するコンピュータの画面に、インターネットやLAN、WAN等を通じて商品等の注文用入力画面や、アンケート用入力画面等を表示して、ユーザにデータを入力させることが従来より行われており、電子商取引が盛んになりつつある昨今にあっては、各種の入力画面の利用機会がますます増加する傾向にある。このような入力画面の生成に際しては、その入力画面の仕様が予め決まっており、GUI(Graphical User Interface)を使って画面を編集し、画面仕様通りのデータファイルを作成するようにしているのが通例である。特に最近では、電子商取引が盛んになってきており、アプリケーションの種類を問わずにデータをやり取りできるという互換性、利用用途の広さ等の利点からXML(eXtensible Markup Language)が広く流通してきているが、これを入力させるGUIとして一般的なのが、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述された入力画面である。そのため、通常は、ブラウザに表示させたいHTMLの入力画面をGUIにより編集して作成し、ユーザによって入力画面に入力されたデータの検証用プログラムを作成し、検証により入力されたデータに誤りがある場合などにブラウザに表示させるための再入力画面を作成し、さらに最終的に得られたデータをXMLに変換するためのプログラムを作成するようにしている。
【0003】
このような方法の他にも、ブラウザに表示させたい入力画面を最初に想定しておき、その想定に従ってGUIにより入力画面を編集・作成し、XMLマッピング操作によって容易に入力画面の生成と、入力画面に入力されたデータに基づくXML文書の生成とを行うような入力画面の作成方法が考えられてきている。この場合、入力画面にユーザによって入力されたデータの正誤を検証するには、さらに別個の検証用ファイルを作成しておき、入力されたデータの内容を、検証用ファイルと照合するようにしている。そして、入力内容にエラーがあった場合には、別途に作成してあった再入力画面を表示するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の入力画面の作成方法では、何れの方法であっても入力画面の仕様を予め想定しておく必要があり、仕様毎にその都度画面作成作業を行わねばならない。また、GUIによって作成された入力画面はアプリケーションに依存しているため、汎用性が殆どなく、互換性に乏しい。特に、上述した前者の方法によると、入力画面の作成からデータのXML化までを行うプログラムの作成に当たって、HTMLの入力画面作成、検証用プログラムの作成、再入力画面の作成、XML片慣用プログラムの作成、というように、多くの工数を必要としているため、迅速な作業は困難である。さらに、このような方法で作成された入力画面にユーザによって入力されたデータが得られても、それをXML文書の形式にするには、またそのための変換作業が必要となり、さらにその変換されたデータがXML文書の仕様、とりわけ広く流通している業界標準のXML文書の仕様と合っているか否かを検証する必要も生じる。
【0005】
また、後者の方法であっても、予め入力画面を想定しておき、それに従って入力画面を作り込むという作業が必須であるため、小規模な電子商取引システムに対して低価格で入力画面を提供するのは困難であり、迅速な作業も期待できない。もとより、入力画面に入力されたデータを検証するためにはアプリケーション毎に専用の検証用ファイルを作成し当該データの出力後に各要素データの内容と位置とを照合しつつ検証用ファイルを用いて検証する必要があり、エラーがあった場合の再入力画面の作成にも更に別の作業が必要であって、これらの一連の作業を行うためには大変な手間が生じている。
【0006】
そこで本発明は、以上の入力画面の作成方法から発想を転換し、入力画面の仕様ではなくユーザに入力させるべきデータの仕様に着目して、アプリケーションに依存せず互換性の高い方法で入力画面を作成することを第1の目的とし、またその入力画面に入力されたデータをそのデータの仕様に基づいて検証し、検証結果にエラーがなければ入力されたデータの利用性を高め、エラーがあれば容易に再入力画面を作成できるようにすることも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、図1に示すように、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルF1を解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面D1を生成する入力画面生成手段1と、この生成した入力画面D1を出力する入力画面出力手段2とを具備してなることを特徴とする入力支援装置10であり、またコンピュータをこの入力支援装置10として動作させるためのプログラムである。
【0008】
すなわち、ユーザに入力させるべきデータの内容さえ決まっていれば、そのデータの定義を記述したデータ定義ファイルF1を作成しておくことで、入力画面生成手段1によってこのデータ定義ファイルF1の内容であるデータの定義を解析して入力画面D1を生成し、さらに入力画面出力手段2によって入力画面D1を出力することができる。このように、入力支援装置10はそれ単独でデータ定義ファイルF1に基づいて入力画面D1を生成できるものであるため、他の機能を有するコンピュータに組み込んだ態様、又は他のアプリケーションプログラムの一部に組み込んだ態様で利用することができ、アプリケーションに依存しない汎用性の高いものであるといえる。つまり、入力画面D1の仕様ではなく入力により得るべきデータの仕様に着目していることから、特にデータの定義方法が標準形式に則ったものであると、さらに汎用性を高めることができる。また、ユーザは自分が入力するデータの定義が如何なるものであるかを全く意識することなく入力画面を利用することができる。また、従来のように、入力画面のレイアウト等を当初に想定しておき、それに従って入力画面を作り込む必要がないため、迅速且つ低価格な入力支援装置又はそのプログラムの提供が可能であり、入力画面の項目変更等にも迅速に対応することが可能となる。
【0009】
次に、本発明の第2の態様は、図2に示すように、上述した入力画面生成手段1と入力画面出力手段2に加えて、当該出力した入力画面D1に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルF1に記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段3を更に具備してなることを特徴とする入力支援装置11、又はコンピュータをこの入力支援装置11として機能させるための入力支援プログラムである。
【0010】
このようなものであれば、入力画面の便利な補助的機能を充実させることができる。また、入力されたデータの検証用のファイルをデータ定義ファイルとは別に用意しなくても、検証のためのデータ型をデータ定義ファイルF1に記述しておくことで、このデータ定義ファイルF1を解析してデータ型と入力データとを入力内容検証手段3で照合すれば、少なくとも入力画面D1に入力されたデータが然るべき定義に適合しているか否かを容易に検証することができる。なお、検証の結果、入力データにエラーがあった場合、例えば「半角カナ文字」を「全角カナ文字」に修正するというように修正方法が予め決まっていれば、検証結果を利用してデータの自動修正を行うこともできる。
【0011】
次に、本発明の第3の態様は、図3に示すように、上述した入力画面生成手段1と入力画面出力手段2と入力内容検証手段3とに加えて、入力内容がデータ型に適合していると判断した場合に入力データに基づいて入力データファイルF2を生成する入力データファイル生成手段4を更に具備してなることを特徴とする入力支援装置12であり、又はコンピュータをこの入力支援装置12として機能させるための入力支援プログラムである。
【0012】
このような態様のものであれば、データ型に適合した入力データに基づく入力データファイルF2を生成することで、必要なデータの収集をすることができる。特にデータの定義が標準形式に従ったものであれば、生成した入力データファイルF2を様々な用途に利用できるようになるため、データの利用性、用途の拡張性を格段に高めることができる。
【0013】
次に、本発明の第4の態様は、図4に示すように、上述した入力画面生成手段1と入力画面出力手段2と入力内容検証手段3とに加えて、入力内容がデータ型に適合しないと判断した場合にその検証結果と前記入力画面生成手段1で生成した入力画面D1とに基づいてユーザがデータを再度入力可能な再入力画面D2を生成する再入力画面生成手段5と、この生成した再入力画面D2を出力する再入力画面出力手段6とを具備してなることを特徴とする入力支援装置13であり、又はコンピュータをこの入力支援装置13として機能させるための入力支援プログラムである。
【0014】
このようなものであれば、ユーザが入力したデータにデータ型に関して誤りがあった場合、従来のように再入力画面生成用の作業を別途に要することなく、元の入力画面D1とエラー結果とに基づいて再入力画面D2を容易に生成し、出力することができる。さらに、入力内容検証手段3が、出力した再入力画面D2に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルF1に記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かをも検証するものであると、再入力されたデータの再検証の過程を簡便化するとともにそのためのプログラム又は装置の作成をも簡便化することができる。
【0015】
さらに、本発明の第5の態様は、図5に示すように、以上に説明した入力画面生成手段1、入力画面出力手段2、入力内容検証手段3、入力データファイル生成手段4、再入力画面生成手段5、及び再入力画面出力手段6を全て備えた構成の入力支援装置14、及びコンピュータをこの入力支援装置14として機能させるための入力支援プログラムである。このように構成することで、使用するデータ定義ファイルF1を当初に用意しておけば、入力画面D1の生成及び出力、入力内容の検証、再入力画面D2の生成及び出力、入力データファイルF2の生成までの一連の過程を、アプリケーションに依存しない形で極めて簡単且つ迅速に行うとともに、他の装置又はプログラムに対して一パッケージとしての組み込みも可能である。
【0016】
なお、データ定義ファイルに、入力データに含まれる複数の要素データのそれぞれについて必須の入力事項であるか否かが定義されてある場合、入力内容検証手段3において、必須の入力事項に係る要素データについてのみ入力されたか否かを検証するようにしておくと、入力画面D1や再入力画面D2、並びにユーザの入力により得べきデータの多様性を高めることができる。
【0017】
そして、作成対象であるデータがXMLで記述されるべきものであって、データ定義ファイルF1が、XMLで記述されたXMLスキーマであれば、ユーザによって入力画面D1等に入力されて最終的に得られるデータの汎用性が高められ、その用途を拡張することができるだけでなく、データ定義ファイルF1の作成や追加修正をも簡便化することができる。なお、入力画面の仕様ではなく、得べきデータの仕様及びそのデータ型までXMLスキーマに記述しておき、それに基づいて入力画面D1を生成したり入力されたデータを検証するという考え方は従来になく、本発明によって実現された画期的なものである。また、特に入力画面D1や再入力画面D2の仕様に特別なデザインが必要であれば、入力画面生成手段1において、XSLT(XML Stylesheet Language Transuform)を利用することによってデザインされた入力画面D1やD2を得ることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0019】
この実施形態は、図6に示すように、Webサイトの運営者が使用するサーバSと、このサーバSとインターネットI.Nを通じて双方向通信可能に接続され各ユーザUが使用するユーザ端末Cとを利用した電子商取引システムの一例である。すなわち、サーバSの運営者は、ユーザUに対して商品の閲覧等のための情報を提供し、ユーザ端末Cに表示させた注文書フォームにユーザUによって入力された情報に従って、商品を発送し代金を請求するようなシステムを運営しているものとする。そのため、サーバSには、上述の図5に示した入力支援装置14及びそのためのプログラムを組み込んでいる。
【0020】
まず、本実施形態で用いられるサーバS及びユーザ端末Cの機器構成について簡単に説明する。サーバSは、図7に示すように、CPU1000、メモリ1001、HDD等の記憶装置1002、キーボードやマウス等の入力デバイス1003、ディスプレイ1004、データベース1005、及び通信インタフェース1006等を備えた一般的なサーバコンピュータであって、入力支援プログラムを含めた各種プログラムを記憶装置1002に格納しておき、適宜メモリ1001に読み込んで所定の動作をCPU1000の制御に基づいて行うものである。一方、ユーザ端末Cは、一般的なパーソナルコンピュータや携帯電話、PDA等の携帯情報端末であり、図8に示すように、CPU2000、メモリ2001、必要な場合には記憶装置2002、入力デバイス2003、ディスプレイ2004、及び通信インタフェース2005等を備えており、サーバSから提供される情報をディスプレイ2004に表示するためのWebブラウザ等のアプリケーションプログラムを有している。
【0021】
以下、具体的に、サーバSが入力支援装置14として機能するための構成及び実施態様について説明する。まず、サーバSに組み込まれている入力支援装置14は、上述したように、入力画面生成手段1、入力画面出力手段2、入力内容検証手段3、入力データファイル生成手段4、再入力画面生成手段5、及び再入力画面出力手段6としての機能を有している。ここで、ユーザUによって入力されるべきデータの定義を記述したデータ定義ファイルF1は、図9、図10、図11、図12、及び図13に順次示すように、XMLで記述したXMLスキーマである。また、ユーザUによって入力されデータに基づいて生成される入力データファイルF2は、図21に示すように、XMLで記述されたXML文書ファイルとして得られる。以下、本実施形態ではこのXMLスキーマをデータ定義ファイルF1として、XML文書ファイルを入力データファイルF2として説明する。なお、XMLスキーマF1及びXML文書ファイルF2は、サーバSの記憶装置1002やデータベース1005に格納しておいてもよいし、インターネットI.N上の適宜のURLに格納しておいてもよい。さらに、XMLスキーマF1に従って入力画面生成手段1で生成され、入力画面出力手段2で出力されることによってユーザ端末Cのディスプレイ2004におけるWebブラウザに表示される入力画面D1は、図17及び図18に示すようなものであり、再入力画面D2は、図19及び図20に示すようなものである。
【0022】
XMLスキーマF1には、まず、XMLのバージョン宣言(図9,1行目)と共に、名前空間の宣言(図9,2〜3行目)が記述してあり、このXMLスキーマF1に記述されるデータの定義が、基本的にW3C(World Wide Web Consortium(http://www.w3.org/2001/XML_Schema))の標準に準拠したスキーマである旨、及びそれ以外については、独自のURL(http://www.npcsystem.com/XMLForm)に規定した定義に従うものである旨が規定してある。すなわち、図9〜図13において、タグ<xsd:…>…</xsd:…>で記述される内容についてはW3Cで規定される定義に従い、<…xf:…>と記述されている箇所については独自URLに規定される定義に従うことを意味している。
【0023】
このような前提の下に、図9〜図13に示すXMLスキーマF1では、入力画面D1に表示すべき、且つユーザの入力によって最終的に得るべきデータが、全体として「purchaseOrder(注文書)」100に関するデータあって、その中に、「orderDate(注文日)」101、「shipTo(送付先)」102、「billTo(請求先)」103及び「comment(備考欄)」104、さらに「Items(注文内容)」105という要素が含まれており、各要素にそれぞれ対応するタグ名によって構造的に記述されている(図10)。「shipTo」要素102及び「billTo」要素103のデータ型は共に「Address」であり、「shipTo」要素102及び「billTo」要素103には更に「name」110、「postalCodeNum」111、「Prefecture」112、「address」113、「phone」114の各要素が共通して含まれている。また、「Items」要素105には、「item」120、「itemCodeDate」121、「productName」122、「quantity」123、「Price」124、「comment」125、「shipDate」126(以上、図11)、「catalog」127(図9)という各要素が含まれており、各要素にそれぞれ対応するタグ名によって構造的に記述されている。なお、各要素について<xsd:annotation>…</xsd:annotation>の開始タグ及び終了タグで囲まれた記述は、一般的な意味では該当する要素の内容に関する注釈行であるが、本実施形態では入力画面生成手段1においてこの注釈行に記載される値(日本語表記)を入力画面D1中の該当する要素についての表示としても利用するようにしている。
【0024】
また、このXMLスキーマF1には、各要素についてのデータ型が定義されている。例えば図12に示す符号114aは、「phone」要素114(図10)についてのデータ型規定部である。すなわち、図10において「phone」要素のデータ型は、<xsd:element name=”phone” type=”number” …>と記述してあるとおり「number」であるが、図12において具体的に「number」は、<xsd:restriction base=”xsd:string”> <xsd:pattern value=””([0−9]|−)+”/>と記述することによって、文字列(string)であってその取り得る値は0〜9の数字若しくは−(ハイフン記号)であるというように定義している。また、例えば図13に示す符号112aは、「Prefecture」要素112(図10)についてのデータ型規定部である。すなわち、「Prefecture」要素112は、<xsd:simpleType name=”Prefecture”> <xsd:restriction base=”xsd:string”> <xsd:emumeration value=”北海道”>…<xsd:enumeration value=”沖縄県”>…</xsd:enumeration> </xsd:restriction> </xsd:simpleType>の記述によって、「北海道」〜「沖縄県」(なお、図中省略部分には日本国の47都道府県名が同様に記述される)のいずれかの文字列のみが許容される旨、定義されている。
【0025】
さらに、このXMLスキーマF1には、ユーザUによる入力項目となる各要素が、必須の入力事項であるか否かも定義してある。例えば「comment」要素104定義は、図9における<xsd:element ref=”comment” minOccurs=”0”…>という記述によって、必須の入力事項ではない旨が定義されている。なお、同様の記述(minOccurs=”0”)がある箇所については、その要素が必須の入力事項ではない旨を表しており、このような記述のない要素については必須の入力事項である旨を表している。但し、本実施形態において必須の入力事項としていないのは、「comment」要素112、125のみであり、他の要素については全て必須の入力事項としている。
【0026】
さて、本実施形態におけるサーバSのうち、入力支援装置14としての機能は、上述したようなXMLスキーマF1の記述に基づいて、次のように動作する。この入力支援装置14としての動作は、図14〜図16に示すフローチャートに基づいて、図9〜図13に示すXMLスキーマF1、図17及び図18に示す入力画面D1、図19及び図20に示す再入力画面D2、さらに図21に示すXML文書ファイルF2を参照して説明する。
【0027】
まず、入力支援装置14は、入力画面生成部1においてXMLスキーマF1を読み込んで各要素の親子構造等を解析し(図14,ステップS1)、ユーザ端末Cのブラウザで表示できるようにこのXMLスキーマF1をHTML形式のファイル(HTMLファイル)に変換する(ステップS2)。なお、変換したHTMLファイルは内部データとして保持しておく。そして、入力画面D1として表示させた場合の各要素の並び順、フォントやそのサイズや色等、背景色、罫線、枠組み等のレイアウトが必要な場合(ステップS3;Yes)には、別途XSLTの処理によりHTMLファイルにレイアウトを施して(ステップS4)、又はそのようなレイアウトが必要でなければ(ステップS3;No)、そのレイアウトされた又はされていないHTMLファイルを入力画面出力手段2によって送出する(ステップS5)。この場合、HTMLファイルが送出される先は、いうまでもなくこのサーバSにより表示される画面を閲覧しているユーザ端末Cである。そして、ユーザ端末Cのブラウザには、図17に示すような入力画面D1が表示されることになる。
【0028】
なお、この入力画面D1は、XSLT処理によりレイアウトが施されたHTMLファイルに基づくものである。すなわち、XSLT処理の工程(ステップS4)では具体的に、XMLスキーマF1において各要素のタグ名を対応する注釈行に記載した日本語表記によって表示し、また、データ型が「string」と定義されている要素については、基本的に対応する日本語表記の隣に空白の入力欄を表示する、というような処理を行う。また、「Prefecture」要素112のように多数の都道府県名から何れかを選択するように定義されているデータ型については、プルダウンによるリストボックスを表示し、「catalog」要素27のように「希望する」か「希望しない」の2つの選択肢からいずれか一方のみを選ぶように定義されているデータ型については、ラジオボタンを表示する、というような処理も行う。なお、入力すべきデータの選択をリストボックスによるものとするかラジオボタンによるものとするかは、例えば選択肢の数によって決定するなど、適宜設定することが可能である。さらに、各要素について必須の入力事項に該当する場合は、当該要素名(注文日等)の横に「(必須)」の文字を表示し、必須ではなき入力事項(備考欄)の横には、何も表示しない、というような処理もこのステップS4において行う。そして、ブラウザに表示された入力画面D1に、ユーザUが入力デバイス2003を用いてデータを入力した状態を、図18に示す。
【0029】
このように、入力画面D1への入力が済んだ後、ユーザ端末Cのブラウザに表示されている「送信ボタン」等をクリックする等の操作をユーザが行うと、入力されたデータ(以下、「入力データ」)がサーバSへ送信される。このとき、サーバSにおける入力支援装置14は、入力内容検証手段3において、XMLスキーマF1における各要素のデータ型を解析するとともに(図15,ステップS11)、ユーザ端末Cから受信した入力データが含まれているHTTP Request内にある入力内容を解析及び検証する(ステップS12)。このとき、入力内容検証手段3は、必須の入力事項に係る要素に対応する入力内容についてのみ入力されたか否かの検証を行い、必須ではない入力事項については入力があったか否かの検証を行わないこととしている。また、必須の入力事項であるか否かに拘わらず、入力内容が対応する要素のデータ型に適合しているか否かを検証する。そして、この検証の結果を生成して当該検証結果を内部データとして保持する(ステップS13)。この検証結果において、入力内容にエラーがない場合(ステップS14;No)、入力データファイル生成手段4によって、入力内容のXML文書ファイルF2を生成する(ステップS15)。このステップS15において、必要であればこのXML文書ファイルF2を送出する。一方、ステップS14において入力内容にエラーがあるという検証結果が得られた場合(ステップS14;Yes)、すなわち、必須の入力事項に入力がなかったか、或いは入力内容が対応する要素のデータ型に対応していなかった場合、再入力画面生成手段5によって、そのエラー検証結果とステップS2又はステップS4で生成したHTMLファイルに基づいて、再入力画面D2をユーザ端末Cのブラウザに表示させるための再入力HTMLファイルを生成し(ステップS16)、この再入力HTMLファイルを再入力画面出力手段6によって送出する(ステップS17)。ここで、ブラウザに表示される再入力画面D2は、例えば図19に示すようなものである。同図に示す再入力画面D2において、入力内容にエラーがあった箇所には、「入力内容に誤りがあります」という警告メッセージを表示をするようにしてある。そして、図20に示すように、ユーザUが再入力画面D2における警告メッセージが表示されている箇所に再度データの入力を行い、これをサーバSへ送信すると、サーバSでは再度ステップS11から始まる手順を繰り返すことになる。
【0030】
ここで、入力内容の検証過程における具体例を示す。例えば、図18に示す入力画面D1では、必須の入力項目である「請求先」の「氏名」欄が空欄のままユーザが入力し忘れた状態を示している。従って、このデータがサーバSに送信された場合、入力支援装置14における入力内容検証手段3は、「氏名」欄の表示に対応するXMLスキーマF1の「name」要素110を解析すると、「name」要素110は必須の入力事項であって、文字(string)を入力すべきであると定義されている(図10)ので、「氏名」欄が空欄にされたままのデータ内容は「エラー」であると判断する。その結果、図19に示すような再入力画面D2が表示されることになる。また、図18に示す入力画面D1では、ユーザUが、「請求先」欄の中の「電話番号」欄に、「03−a234−5679」と入力した状態も示している。このデータがサーバSに送信された場合、入力支援装置14における入力内容検証手段3では、「電話番号」欄の表示に対応するXMLスキーマF1の「phone」要素114のデータ型規定部114a(図12)を解析する。すると、このデータ型規定部114aでは、「phone」要素114のデータ型が、上述したように「0〜9の数値又は−(ハイフン記号)」であると定義しているので、「電話番号」欄に入力された値のうち「a」についてはこのデータ型に合致していないことになる。したがって、この場合は、「電話番号」欄に入力されたデータの内容が「エラー」であると判断する。その結果、図19に示すような再入力画面D2が表示されることになる。一方、図20に示すように、再入力画面D2には、ユーザUによって「氏名」欄に「山田花子」、「電話番号」欄に「03−1234−5679」というデータが入力されているが、これらのデータの内容は、必須である「name」要素110に対応する入力欄に記入があり、且つその入力欄に入力されたデータが文字であること、及び「phone」要素114のデータ型に合致するものであることにより、検証の結果は「エラーなし」ということになる。
【0031】
また、以上のような検証の結果、入力内容にエラーがなかった場合(ステップS14;No)におけるXML文書ファイルF2の生成・送出のステップS15について詳述する。すなわち、エラーがなかった入力内容、すなわち、検証の結果、各要素についてデータ型通りの入力内容が得られた場合、HTML形式である入力内容をXMLに変換し(図16,ステップS151)、それをセッション(記憶媒体)に記録する(ステップS152)。そして、他のアプリケーションからの命令により、記録したXML文書ファイルF2の要求があれば(ステップS153;Yes)、このXML文書ファイルF2を送出する(ステップS154)。一方、XML文書ファイルF2の要求がなければ(ステップS153;No)、そのまま処理を終える。ここで、生成されたXML文書ファイルF2の一例を図21に示す。XML文書ファイルF2には、入力されたデータの内容が対応する要素のタグ名毎に構造的に記述されており、且つそのタグ名はW3Cの標準に準拠したものであるため、他の様々なアプリケーションで利用するのに適した状態となっており、このXML文書ファイルF2の全体又は部分的な利用が促進される。
【0032】
以上のように、本実施形態では、ユーザ端末Cのブラウザに表示させるべき入力画面D1の生成及び出力、入力画面D1に入力された入力データの内容の検証、再入力画面D2の生成及び出力、最終的に得べきXML文書ファイルF2の生成の各段階を、全てデータ定義ファイルであるXMLスキーマF1の記述に基づいて行っている。このため、従来のように利用するアプリケーションに依存し且つ入力画面のフォーマット毎に入力画面を生成したり、別の検証用ファイルを作成して入力内容の検証を行ったり、改めて再入力画面生成用のファイルが必要になったり、入力内容と対応する要素データとを照合しながらXML文書ファイルを作成する、といった手間の掛かる作業は全く必要ない。また、ユーザUが入力すべき要素データに変更がある場合や、入力画面のレイアウト変更がある場合には、XMLスキーマF1やXSLTの記述を部分的に修正するだけで済むため、柔軟性も従来と比較にならないほど高度なものである。そして、XMLの利用により、最終的に得られた入力データもXML文書ファイルF2として容易に生成することができるので、その得られた入力データの利用性や用途の拡張性も非常に高いものである。
【0033】
なお、本発明は上述したような注文書フォームをユーザ端末Cに表示させるような態様の電子商取引に限らず、ユーザ端末C表示させた入力画面にユーザUによってデータ入力を行わせるあらゆる場合に適用できるものであって、商品やサービスの注文などの他、アンケート等にも適用することができ、サーバSとユーザ端末CとはLANやWANで接続されていてもよい。また、サーバSに組み込まれる入力支援装置は、上述した第5の態様の入力支援装置14のみならず、他の態様の入力支援装置11、12、13を適用することもできる。
【0034】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上に詳述したように、作成対象であるデータの定義を記述したデータ定義ファイルに従って、当該データの入力に必要な入力画面を生成し、それを出力するようにしたものである。また、そのデータ定義ファイルの記述と入力画面に入力されたデータの内容とに基づいて入力内容の検証を行い、検証の結果、入力内容が対応するデータの型に対応しなければ当初に出力した入力画面のデータとエラー検証結果とに基づいて再入力画面の生成及び出力を行い、入力内容が対応するデータの型に対応していれば、入力されたデータに基づく入力データファイルを生成するようにしたものである。
【0036】
そのため、入力画面のフォーマットやレイアウト等の仕様を予め想定しておき、その仕様に従ってアプリケーションに依存するGUI等を利用して入力画面を逐一作成するというような工数が多く時間が掛かる従来の入力画面作成方法の不具合を解消することができる。このため、迅速で低価格な入力支援装置やそのプログラムの提供が可能である。また入力画面に入力されたデータの出力の後、データ定義ファイルとは別に用意した個々のアプリケーションに専用の検証用ファイルを利用して入力内容の検証を行う必要がないうえに、再入力が必要であれば再入力画面を改めて作成し、最終的に得られた入力データファイルをさらに改めて作成するといった煩雑な作業も必要なく、最終的に得るべきデータを予め定義しておくという発想の転換により、従来の不具合を一挙に解消し、作業の繁雑をなくすとともに、最終的に得たデータの利用性の拡張性が得られる。
【0037】
また、入力支援装置をサーバコンピュータの一部品としたり、入力支援プログラムを電子商取引等のためのプログラムの一要素とするなどの活用方法が可能であるため、極めて汎用性に富んだものとすることができ、既存のシステムへの導入が極めて容易であり、また低価格での導入も実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図2】本発明の請求項2に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図3】本発明の請求項3に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図4】本発明の請求項4に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図5】本発明の請求項6に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図6】本発明を適用した一実施形態に係る電子商取引システムの概略的機器構成図を示す図。
【図7】同実施形態に適用されるサーバの内部機器構成図。
【図8】同実施形態に適用されるユーザ端末の内部機器構成図。
【図9】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図10】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図11】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図12】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図13】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図14】同実施形態のサーバに組み込んだ入力支援装置の動作の一部を示すフローチャート。
【図15】同実施形態のサーバに組み込んだ入力支援装置の動作の一部を示すフローチャート。
【図16】同実施形態のサーバに組み込んだ入力支援装置の動作の一部を示すフローチャート。
【図17】同実施形態においてユーザ端末に表示される入力画面の一例を示す図。
【図18】同実施形態においてユーザ端末に表示される入力画面の一例を示す図。
【図19】同実施形態においてユーザ端末に表示される再入力画面の一例を示す図。
【図20】同実施形態においてユーザ端末に表示される再入力画面の一例を示す図。
【図21】同実施形態において得られたXML文書ファイルを示す説明図。
【符号の説明】
1…入力画面生成手段
2…入力画面出力手段
3…入力内容検証手段
4…入力データファイル生成手段
5…再入力画面生成手段
6…再入力画面出力手段
10、11、12、13、14…入力支援装置
D1…入力画面
D2…再入力画面
F1…データ定義ファイル(XMLスキーマ)
F2…入力データファイル(XML文書ファイル)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザがデータ入力をする際に利用する入力画面を生成等するための入力支援装置及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが利用するコンピュータの画面に、インターネットやLAN、WAN等を通じて商品等の注文用入力画面や、アンケート用入力画面等を表示して、ユーザにデータを入力させることが従来より行われており、電子商取引が盛んになりつつある昨今にあっては、各種の入力画面の利用機会がますます増加する傾向にある。このような入力画面の生成に際しては、その入力画面の仕様が予め決まっており、GUI(Graphical User Interface)を使って画面を編集し、画面仕様通りのデータファイルを作成するようにしているのが通例である。特に最近では、電子商取引が盛んになってきており、アプリケーションの種類を問わずにデータをやり取りできるという互換性、利用用途の広さ等の利点からXML(eXtensible Markup Language)が広く流通してきているが、これを入力させるGUIとして一般的なのが、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述された入力画面である。そのため、通常は、ブラウザに表示させたいHTMLの入力画面をGUIにより編集して作成し、ユーザによって入力画面に入力されたデータの検証用プログラムを作成し、検証により入力されたデータに誤りがある場合などにブラウザに表示させるための再入力画面を作成し、さらに最終的に得られたデータをXMLに変換するためのプログラムを作成するようにしている。
【0003】
このような方法の他にも、ブラウザに表示させたい入力画面を最初に想定しておき、その想定に従ってGUIにより入力画面を編集・作成し、XMLマッピング操作によって容易に入力画面の生成と、入力画面に入力されたデータに基づくXML文書の生成とを行うような入力画面の作成方法が考えられてきている。この場合、入力画面にユーザによって入力されたデータの正誤を検証するには、さらに別個の検証用ファイルを作成しておき、入力されたデータの内容を、検証用ファイルと照合するようにしている。そして、入力内容にエラーがあった場合には、別途に作成してあった再入力画面を表示するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の入力画面の作成方法では、何れの方法であっても入力画面の仕様を予め想定しておく必要があり、仕様毎にその都度画面作成作業を行わねばならない。また、GUIによって作成された入力画面はアプリケーションに依存しているため、汎用性が殆どなく、互換性に乏しい。特に、上述した前者の方法によると、入力画面の作成からデータのXML化までを行うプログラムの作成に当たって、HTMLの入力画面作成、検証用プログラムの作成、再入力画面の作成、XML片慣用プログラムの作成、というように、多くの工数を必要としているため、迅速な作業は困難である。さらに、このような方法で作成された入力画面にユーザによって入力されたデータが得られても、それをXML文書の形式にするには、またそのための変換作業が必要となり、さらにその変換されたデータがXML文書の仕様、とりわけ広く流通している業界標準のXML文書の仕様と合っているか否かを検証する必要も生じる。
【0005】
また、後者の方法であっても、予め入力画面を想定しておき、それに従って入力画面を作り込むという作業が必須であるため、小規模な電子商取引システムに対して低価格で入力画面を提供するのは困難であり、迅速な作業も期待できない。もとより、入力画面に入力されたデータを検証するためにはアプリケーション毎に専用の検証用ファイルを作成し当該データの出力後に各要素データの内容と位置とを照合しつつ検証用ファイルを用いて検証する必要があり、エラーがあった場合の再入力画面の作成にも更に別の作業が必要であって、これらの一連の作業を行うためには大変な手間が生じている。
【0006】
そこで本発明は、以上の入力画面の作成方法から発想を転換し、入力画面の仕様ではなくユーザに入力させるべきデータの仕様に着目して、アプリケーションに依存せず互換性の高い方法で入力画面を作成することを第1の目的とし、またその入力画面に入力されたデータをそのデータの仕様に基づいて検証し、検証結果にエラーがなければ入力されたデータの利用性を高め、エラーがあれば容易に再入力画面を作成できるようにすることも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、図1に示すように、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルF1を解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面D1を生成する入力画面生成手段1と、この生成した入力画面D1を出力する入力画面出力手段2とを具備してなることを特徴とする入力支援装置10であり、またコンピュータをこの入力支援装置10として動作させるためのプログラムである。
【0008】
すなわち、ユーザに入力させるべきデータの内容さえ決まっていれば、そのデータの定義を記述したデータ定義ファイルF1を作成しておくことで、入力画面生成手段1によってこのデータ定義ファイルF1の内容であるデータの定義を解析して入力画面D1を生成し、さらに入力画面出力手段2によって入力画面D1を出力することができる。このように、入力支援装置10はそれ単独でデータ定義ファイルF1に基づいて入力画面D1を生成できるものであるため、他の機能を有するコンピュータに組み込んだ態様、又は他のアプリケーションプログラムの一部に組み込んだ態様で利用することができ、アプリケーションに依存しない汎用性の高いものであるといえる。つまり、入力画面D1の仕様ではなく入力により得るべきデータの仕様に着目していることから、特にデータの定義方法が標準形式に則ったものであると、さらに汎用性を高めることができる。また、ユーザは自分が入力するデータの定義が如何なるものであるかを全く意識することなく入力画面を利用することができる。また、従来のように、入力画面のレイアウト等を当初に想定しておき、それに従って入力画面を作り込む必要がないため、迅速且つ低価格な入力支援装置又はそのプログラムの提供が可能であり、入力画面の項目変更等にも迅速に対応することが可能となる。
【0009】
次に、本発明の第2の態様は、図2に示すように、上述した入力画面生成手段1と入力画面出力手段2に加えて、当該出力した入力画面D1に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルF1に記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段3を更に具備してなることを特徴とする入力支援装置11、又はコンピュータをこの入力支援装置11として機能させるための入力支援プログラムである。
【0010】
このようなものであれば、入力画面の便利な補助的機能を充実させることができる。また、入力されたデータの検証用のファイルをデータ定義ファイルとは別に用意しなくても、検証のためのデータ型をデータ定義ファイルF1に記述しておくことで、このデータ定義ファイルF1を解析してデータ型と入力データとを入力内容検証手段3で照合すれば、少なくとも入力画面D1に入力されたデータが然るべき定義に適合しているか否かを容易に検証することができる。なお、検証の結果、入力データにエラーがあった場合、例えば「半角カナ文字」を「全角カナ文字」に修正するというように修正方法が予め決まっていれば、検証結果を利用してデータの自動修正を行うこともできる。
【0011】
次に、本発明の第3の態様は、図3に示すように、上述した入力画面生成手段1と入力画面出力手段2と入力内容検証手段3とに加えて、入力内容がデータ型に適合していると判断した場合に入力データに基づいて入力データファイルF2を生成する入力データファイル生成手段4を更に具備してなることを特徴とする入力支援装置12であり、又はコンピュータをこの入力支援装置12として機能させるための入力支援プログラムである。
【0012】
このような態様のものであれば、データ型に適合した入力データに基づく入力データファイルF2を生成することで、必要なデータの収集をすることができる。特にデータの定義が標準形式に従ったものであれば、生成した入力データファイルF2を様々な用途に利用できるようになるため、データの利用性、用途の拡張性を格段に高めることができる。
【0013】
次に、本発明の第4の態様は、図4に示すように、上述した入力画面生成手段1と入力画面出力手段2と入力内容検証手段3とに加えて、入力内容がデータ型に適合しないと判断した場合にその検証結果と前記入力画面生成手段1で生成した入力画面D1とに基づいてユーザがデータを再度入力可能な再入力画面D2を生成する再入力画面生成手段5と、この生成した再入力画面D2を出力する再入力画面出力手段6とを具備してなることを特徴とする入力支援装置13であり、又はコンピュータをこの入力支援装置13として機能させるための入力支援プログラムである。
【0014】
このようなものであれば、ユーザが入力したデータにデータ型に関して誤りがあった場合、従来のように再入力画面生成用の作業を別途に要することなく、元の入力画面D1とエラー結果とに基づいて再入力画面D2を容易に生成し、出力することができる。さらに、入力内容検証手段3が、出力した再入力画面D2に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルF1に記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かをも検証するものであると、再入力されたデータの再検証の過程を簡便化するとともにそのためのプログラム又は装置の作成をも簡便化することができる。
【0015】
さらに、本発明の第5の態様は、図5に示すように、以上に説明した入力画面生成手段1、入力画面出力手段2、入力内容検証手段3、入力データファイル生成手段4、再入力画面生成手段5、及び再入力画面出力手段6を全て備えた構成の入力支援装置14、及びコンピュータをこの入力支援装置14として機能させるための入力支援プログラムである。このように構成することで、使用するデータ定義ファイルF1を当初に用意しておけば、入力画面D1の生成及び出力、入力内容の検証、再入力画面D2の生成及び出力、入力データファイルF2の生成までの一連の過程を、アプリケーションに依存しない形で極めて簡単且つ迅速に行うとともに、他の装置又はプログラムに対して一パッケージとしての組み込みも可能である。
【0016】
なお、データ定義ファイルに、入力データに含まれる複数の要素データのそれぞれについて必須の入力事項であるか否かが定義されてある場合、入力内容検証手段3において、必須の入力事項に係る要素データについてのみ入力されたか否かを検証するようにしておくと、入力画面D1や再入力画面D2、並びにユーザの入力により得べきデータの多様性を高めることができる。
【0017】
そして、作成対象であるデータがXMLで記述されるべきものであって、データ定義ファイルF1が、XMLで記述されたXMLスキーマであれば、ユーザによって入力画面D1等に入力されて最終的に得られるデータの汎用性が高められ、その用途を拡張することができるだけでなく、データ定義ファイルF1の作成や追加修正をも簡便化することができる。なお、入力画面の仕様ではなく、得べきデータの仕様及びそのデータ型までXMLスキーマに記述しておき、それに基づいて入力画面D1を生成したり入力されたデータを検証するという考え方は従来になく、本発明によって実現された画期的なものである。また、特に入力画面D1や再入力画面D2の仕様に特別なデザインが必要であれば、入力画面生成手段1において、XSLT(XML Stylesheet Language Transuform)を利用することによってデザインされた入力画面D1やD2を得ることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0019】
この実施形態は、図6に示すように、Webサイトの運営者が使用するサーバSと、このサーバSとインターネットI.Nを通じて双方向通信可能に接続され各ユーザUが使用するユーザ端末Cとを利用した電子商取引システムの一例である。すなわち、サーバSの運営者は、ユーザUに対して商品の閲覧等のための情報を提供し、ユーザ端末Cに表示させた注文書フォームにユーザUによって入力された情報に従って、商品を発送し代金を請求するようなシステムを運営しているものとする。そのため、サーバSには、上述の図5に示した入力支援装置14及びそのためのプログラムを組み込んでいる。
【0020】
まず、本実施形態で用いられるサーバS及びユーザ端末Cの機器構成について簡単に説明する。サーバSは、図7に示すように、CPU1000、メモリ1001、HDD等の記憶装置1002、キーボードやマウス等の入力デバイス1003、ディスプレイ1004、データベース1005、及び通信インタフェース1006等を備えた一般的なサーバコンピュータであって、入力支援プログラムを含めた各種プログラムを記憶装置1002に格納しておき、適宜メモリ1001に読み込んで所定の動作をCPU1000の制御に基づいて行うものである。一方、ユーザ端末Cは、一般的なパーソナルコンピュータや携帯電話、PDA等の携帯情報端末であり、図8に示すように、CPU2000、メモリ2001、必要な場合には記憶装置2002、入力デバイス2003、ディスプレイ2004、及び通信インタフェース2005等を備えており、サーバSから提供される情報をディスプレイ2004に表示するためのWebブラウザ等のアプリケーションプログラムを有している。
【0021】
以下、具体的に、サーバSが入力支援装置14として機能するための構成及び実施態様について説明する。まず、サーバSに組み込まれている入力支援装置14は、上述したように、入力画面生成手段1、入力画面出力手段2、入力内容検証手段3、入力データファイル生成手段4、再入力画面生成手段5、及び再入力画面出力手段6としての機能を有している。ここで、ユーザUによって入力されるべきデータの定義を記述したデータ定義ファイルF1は、図9、図10、図11、図12、及び図13に順次示すように、XMLで記述したXMLスキーマである。また、ユーザUによって入力されデータに基づいて生成される入力データファイルF2は、図21に示すように、XMLで記述されたXML文書ファイルとして得られる。以下、本実施形態ではこのXMLスキーマをデータ定義ファイルF1として、XML文書ファイルを入力データファイルF2として説明する。なお、XMLスキーマF1及びXML文書ファイルF2は、サーバSの記憶装置1002やデータベース1005に格納しておいてもよいし、インターネットI.N上の適宜のURLに格納しておいてもよい。さらに、XMLスキーマF1に従って入力画面生成手段1で生成され、入力画面出力手段2で出力されることによってユーザ端末Cのディスプレイ2004におけるWebブラウザに表示される入力画面D1は、図17及び図18に示すようなものであり、再入力画面D2は、図19及び図20に示すようなものである。
【0022】
XMLスキーマF1には、まず、XMLのバージョン宣言(図9,1行目)と共に、名前空間の宣言(図9,2〜3行目)が記述してあり、このXMLスキーマF1に記述されるデータの定義が、基本的にW3C(World Wide Web Consortium(http://www.w3.org/2001/XML_Schema))の標準に準拠したスキーマである旨、及びそれ以外については、独自のURL(http://www.npcsystem.com/XMLForm)に規定した定義に従うものである旨が規定してある。すなわち、図9〜図13において、タグ<xsd:…>…</xsd:…>で記述される内容についてはW3Cで規定される定義に従い、<…xf:…>と記述されている箇所については独自URLに規定される定義に従うことを意味している。
【0023】
このような前提の下に、図9〜図13に示すXMLスキーマF1では、入力画面D1に表示すべき、且つユーザの入力によって最終的に得るべきデータが、全体として「purchaseOrder(注文書)」100に関するデータあって、その中に、「orderDate(注文日)」101、「shipTo(送付先)」102、「billTo(請求先)」103及び「comment(備考欄)」104、さらに「Items(注文内容)」105という要素が含まれており、各要素にそれぞれ対応するタグ名によって構造的に記述されている(図10)。「shipTo」要素102及び「billTo」要素103のデータ型は共に「Address」であり、「shipTo」要素102及び「billTo」要素103には更に「name」110、「postalCodeNum」111、「Prefecture」112、「address」113、「phone」114の各要素が共通して含まれている。また、「Items」要素105には、「item」120、「itemCodeDate」121、「productName」122、「quantity」123、「Price」124、「comment」125、「shipDate」126(以上、図11)、「catalog」127(図9)という各要素が含まれており、各要素にそれぞれ対応するタグ名によって構造的に記述されている。なお、各要素について<xsd:annotation>…</xsd:annotation>の開始タグ及び終了タグで囲まれた記述は、一般的な意味では該当する要素の内容に関する注釈行であるが、本実施形態では入力画面生成手段1においてこの注釈行に記載される値(日本語表記)を入力画面D1中の該当する要素についての表示としても利用するようにしている。
【0024】
また、このXMLスキーマF1には、各要素についてのデータ型が定義されている。例えば図12に示す符号114aは、「phone」要素114(図10)についてのデータ型規定部である。すなわち、図10において「phone」要素のデータ型は、<xsd:element name=”phone” type=”number” …>と記述してあるとおり「number」であるが、図12において具体的に「number」は、<xsd:restriction base=”xsd:string”> <xsd:pattern value=””([0−9]|−)+”/>と記述することによって、文字列(string)であってその取り得る値は0〜9の数字若しくは−(ハイフン記号)であるというように定義している。また、例えば図13に示す符号112aは、「Prefecture」要素112(図10)についてのデータ型規定部である。すなわち、「Prefecture」要素112は、<xsd:simpleType name=”Prefecture”> <xsd:restriction base=”xsd:string”> <xsd:emumeration value=”北海道”>…<xsd:enumeration value=”沖縄県”>…</xsd:enumeration> </xsd:restriction> </xsd:simpleType>の記述によって、「北海道」〜「沖縄県」(なお、図中省略部分には日本国の47都道府県名が同様に記述される)のいずれかの文字列のみが許容される旨、定義されている。
【0025】
さらに、このXMLスキーマF1には、ユーザUによる入力項目となる各要素が、必須の入力事項であるか否かも定義してある。例えば「comment」要素104定義は、図9における<xsd:element ref=”comment” minOccurs=”0”…>という記述によって、必須の入力事項ではない旨が定義されている。なお、同様の記述(minOccurs=”0”)がある箇所については、その要素が必須の入力事項ではない旨を表しており、このような記述のない要素については必須の入力事項である旨を表している。但し、本実施形態において必須の入力事項としていないのは、「comment」要素112、125のみであり、他の要素については全て必須の入力事項としている。
【0026】
さて、本実施形態におけるサーバSのうち、入力支援装置14としての機能は、上述したようなXMLスキーマF1の記述に基づいて、次のように動作する。この入力支援装置14としての動作は、図14〜図16に示すフローチャートに基づいて、図9〜図13に示すXMLスキーマF1、図17及び図18に示す入力画面D1、図19及び図20に示す再入力画面D2、さらに図21に示すXML文書ファイルF2を参照して説明する。
【0027】
まず、入力支援装置14は、入力画面生成部1においてXMLスキーマF1を読み込んで各要素の親子構造等を解析し(図14,ステップS1)、ユーザ端末Cのブラウザで表示できるようにこのXMLスキーマF1をHTML形式のファイル(HTMLファイル)に変換する(ステップS2)。なお、変換したHTMLファイルは内部データとして保持しておく。そして、入力画面D1として表示させた場合の各要素の並び順、フォントやそのサイズや色等、背景色、罫線、枠組み等のレイアウトが必要な場合(ステップS3;Yes)には、別途XSLTの処理によりHTMLファイルにレイアウトを施して(ステップS4)、又はそのようなレイアウトが必要でなければ(ステップS3;No)、そのレイアウトされた又はされていないHTMLファイルを入力画面出力手段2によって送出する(ステップS5)。この場合、HTMLファイルが送出される先は、いうまでもなくこのサーバSにより表示される画面を閲覧しているユーザ端末Cである。そして、ユーザ端末Cのブラウザには、図17に示すような入力画面D1が表示されることになる。
【0028】
なお、この入力画面D1は、XSLT処理によりレイアウトが施されたHTMLファイルに基づくものである。すなわち、XSLT処理の工程(ステップS4)では具体的に、XMLスキーマF1において各要素のタグ名を対応する注釈行に記載した日本語表記によって表示し、また、データ型が「string」と定義されている要素については、基本的に対応する日本語表記の隣に空白の入力欄を表示する、というような処理を行う。また、「Prefecture」要素112のように多数の都道府県名から何れかを選択するように定義されているデータ型については、プルダウンによるリストボックスを表示し、「catalog」要素27のように「希望する」か「希望しない」の2つの選択肢からいずれか一方のみを選ぶように定義されているデータ型については、ラジオボタンを表示する、というような処理も行う。なお、入力すべきデータの選択をリストボックスによるものとするかラジオボタンによるものとするかは、例えば選択肢の数によって決定するなど、適宜設定することが可能である。さらに、各要素について必須の入力事項に該当する場合は、当該要素名(注文日等)の横に「(必須)」の文字を表示し、必須ではなき入力事項(備考欄)の横には、何も表示しない、というような処理もこのステップS4において行う。そして、ブラウザに表示された入力画面D1に、ユーザUが入力デバイス2003を用いてデータを入力した状態を、図18に示す。
【0029】
このように、入力画面D1への入力が済んだ後、ユーザ端末Cのブラウザに表示されている「送信ボタン」等をクリックする等の操作をユーザが行うと、入力されたデータ(以下、「入力データ」)がサーバSへ送信される。このとき、サーバSにおける入力支援装置14は、入力内容検証手段3において、XMLスキーマF1における各要素のデータ型を解析するとともに(図15,ステップS11)、ユーザ端末Cから受信した入力データが含まれているHTTP Request内にある入力内容を解析及び検証する(ステップS12)。このとき、入力内容検証手段3は、必須の入力事項に係る要素に対応する入力内容についてのみ入力されたか否かの検証を行い、必須ではない入力事項については入力があったか否かの検証を行わないこととしている。また、必須の入力事項であるか否かに拘わらず、入力内容が対応する要素のデータ型に適合しているか否かを検証する。そして、この検証の結果を生成して当該検証結果を内部データとして保持する(ステップS13)。この検証結果において、入力内容にエラーがない場合(ステップS14;No)、入力データファイル生成手段4によって、入力内容のXML文書ファイルF2を生成する(ステップS15)。このステップS15において、必要であればこのXML文書ファイルF2を送出する。一方、ステップS14において入力内容にエラーがあるという検証結果が得られた場合(ステップS14;Yes)、すなわち、必須の入力事項に入力がなかったか、或いは入力内容が対応する要素のデータ型に対応していなかった場合、再入力画面生成手段5によって、そのエラー検証結果とステップS2又はステップS4で生成したHTMLファイルに基づいて、再入力画面D2をユーザ端末Cのブラウザに表示させるための再入力HTMLファイルを生成し(ステップS16)、この再入力HTMLファイルを再入力画面出力手段6によって送出する(ステップS17)。ここで、ブラウザに表示される再入力画面D2は、例えば図19に示すようなものである。同図に示す再入力画面D2において、入力内容にエラーがあった箇所には、「入力内容に誤りがあります」という警告メッセージを表示をするようにしてある。そして、図20に示すように、ユーザUが再入力画面D2における警告メッセージが表示されている箇所に再度データの入力を行い、これをサーバSへ送信すると、サーバSでは再度ステップS11から始まる手順を繰り返すことになる。
【0030】
ここで、入力内容の検証過程における具体例を示す。例えば、図18に示す入力画面D1では、必須の入力項目である「請求先」の「氏名」欄が空欄のままユーザが入力し忘れた状態を示している。従って、このデータがサーバSに送信された場合、入力支援装置14における入力内容検証手段3は、「氏名」欄の表示に対応するXMLスキーマF1の「name」要素110を解析すると、「name」要素110は必須の入力事項であって、文字(string)を入力すべきであると定義されている(図10)ので、「氏名」欄が空欄にされたままのデータ内容は「エラー」であると判断する。その結果、図19に示すような再入力画面D2が表示されることになる。また、図18に示す入力画面D1では、ユーザUが、「請求先」欄の中の「電話番号」欄に、「03−a234−5679」と入力した状態も示している。このデータがサーバSに送信された場合、入力支援装置14における入力内容検証手段3では、「電話番号」欄の表示に対応するXMLスキーマF1の「phone」要素114のデータ型規定部114a(図12)を解析する。すると、このデータ型規定部114aでは、「phone」要素114のデータ型が、上述したように「0〜9の数値又は−(ハイフン記号)」であると定義しているので、「電話番号」欄に入力された値のうち「a」についてはこのデータ型に合致していないことになる。したがって、この場合は、「電話番号」欄に入力されたデータの内容が「エラー」であると判断する。その結果、図19に示すような再入力画面D2が表示されることになる。一方、図20に示すように、再入力画面D2には、ユーザUによって「氏名」欄に「山田花子」、「電話番号」欄に「03−1234−5679」というデータが入力されているが、これらのデータの内容は、必須である「name」要素110に対応する入力欄に記入があり、且つその入力欄に入力されたデータが文字であること、及び「phone」要素114のデータ型に合致するものであることにより、検証の結果は「エラーなし」ということになる。
【0031】
また、以上のような検証の結果、入力内容にエラーがなかった場合(ステップS14;No)におけるXML文書ファイルF2の生成・送出のステップS15について詳述する。すなわち、エラーがなかった入力内容、すなわち、検証の結果、各要素についてデータ型通りの入力内容が得られた場合、HTML形式である入力内容をXMLに変換し(図16,ステップS151)、それをセッション(記憶媒体)に記録する(ステップS152)。そして、他のアプリケーションからの命令により、記録したXML文書ファイルF2の要求があれば(ステップS153;Yes)、このXML文書ファイルF2を送出する(ステップS154)。一方、XML文書ファイルF2の要求がなければ(ステップS153;No)、そのまま処理を終える。ここで、生成されたXML文書ファイルF2の一例を図21に示す。XML文書ファイルF2には、入力されたデータの内容が対応する要素のタグ名毎に構造的に記述されており、且つそのタグ名はW3Cの標準に準拠したものであるため、他の様々なアプリケーションで利用するのに適した状態となっており、このXML文書ファイルF2の全体又は部分的な利用が促進される。
【0032】
以上のように、本実施形態では、ユーザ端末Cのブラウザに表示させるべき入力画面D1の生成及び出力、入力画面D1に入力された入力データの内容の検証、再入力画面D2の生成及び出力、最終的に得べきXML文書ファイルF2の生成の各段階を、全てデータ定義ファイルであるXMLスキーマF1の記述に基づいて行っている。このため、従来のように利用するアプリケーションに依存し且つ入力画面のフォーマット毎に入力画面を生成したり、別の検証用ファイルを作成して入力内容の検証を行ったり、改めて再入力画面生成用のファイルが必要になったり、入力内容と対応する要素データとを照合しながらXML文書ファイルを作成する、といった手間の掛かる作業は全く必要ない。また、ユーザUが入力すべき要素データに変更がある場合や、入力画面のレイアウト変更がある場合には、XMLスキーマF1やXSLTの記述を部分的に修正するだけで済むため、柔軟性も従来と比較にならないほど高度なものである。そして、XMLの利用により、最終的に得られた入力データもXML文書ファイルF2として容易に生成することができるので、その得られた入力データの利用性や用途の拡張性も非常に高いものである。
【0033】
なお、本発明は上述したような注文書フォームをユーザ端末Cに表示させるような態様の電子商取引に限らず、ユーザ端末C表示させた入力画面にユーザUによってデータ入力を行わせるあらゆる場合に適用できるものであって、商品やサービスの注文などの他、アンケート等にも適用することができ、サーバSとユーザ端末CとはLANやWANで接続されていてもよい。また、サーバSに組み込まれる入力支援装置は、上述した第5の態様の入力支援装置14のみならず、他の態様の入力支援装置11、12、13を適用することもできる。
【0034】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上に詳述したように、作成対象であるデータの定義を記述したデータ定義ファイルに従って、当該データの入力に必要な入力画面を生成し、それを出力するようにしたものである。また、そのデータ定義ファイルの記述と入力画面に入力されたデータの内容とに基づいて入力内容の検証を行い、検証の結果、入力内容が対応するデータの型に対応しなければ当初に出力した入力画面のデータとエラー検証結果とに基づいて再入力画面の生成及び出力を行い、入力内容が対応するデータの型に対応していれば、入力されたデータに基づく入力データファイルを生成するようにしたものである。
【0036】
そのため、入力画面のフォーマットやレイアウト等の仕様を予め想定しておき、その仕様に従ってアプリケーションに依存するGUI等を利用して入力画面を逐一作成するというような工数が多く時間が掛かる従来の入力画面作成方法の不具合を解消することができる。このため、迅速で低価格な入力支援装置やそのプログラムの提供が可能である。また入力画面に入力されたデータの出力の後、データ定義ファイルとは別に用意した個々のアプリケーションに専用の検証用ファイルを利用して入力内容の検証を行う必要がないうえに、再入力が必要であれば再入力画面を改めて作成し、最終的に得られた入力データファイルをさらに改めて作成するといった煩雑な作業も必要なく、最終的に得るべきデータを予め定義しておくという発想の転換により、従来の不具合を一挙に解消し、作業の繁雑をなくすとともに、最終的に得たデータの利用性の拡張性が得られる。
【0037】
また、入力支援装置をサーバコンピュータの一部品としたり、入力支援プログラムを電子商取引等のためのプログラムの一要素とするなどの活用方法が可能であるため、極めて汎用性に富んだものとすることができ、既存のシステムへの導入が極めて容易であり、また低価格での導入も実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図2】本発明の請求項2に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図3】本発明の請求項3に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図4】本発明の請求項4に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図5】本発明の請求項6に対応する入力支援装置の機能構成図。
【図6】本発明を適用した一実施形態に係る電子商取引システムの概略的機器構成図を示す図。
【図7】同実施形態に適用されるサーバの内部機器構成図。
【図8】同実施形態に適用されるユーザ端末の内部機器構成図。
【図9】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図10】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図11】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図12】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図13】同実施形態に適用されるXMLスキーマの一部を示す説明図。
【図14】同実施形態のサーバに組み込んだ入力支援装置の動作の一部を示すフローチャート。
【図15】同実施形態のサーバに組み込んだ入力支援装置の動作の一部を示すフローチャート。
【図16】同実施形態のサーバに組み込んだ入力支援装置の動作の一部を示すフローチャート。
【図17】同実施形態においてユーザ端末に表示される入力画面の一例を示す図。
【図18】同実施形態においてユーザ端末に表示される入力画面の一例を示す図。
【図19】同実施形態においてユーザ端末に表示される再入力画面の一例を示す図。
【図20】同実施形態においてユーザ端末に表示される再入力画面の一例を示す図。
【図21】同実施形態において得られたXML文書ファイルを示す説明図。
【符号の説明】
1…入力画面生成手段
2…入力画面出力手段
3…入力内容検証手段
4…入力データファイル生成手段
5…再入力画面生成手段
6…再入力画面出力手段
10、11、12、13、14…入力支援装置
D1…入力画面
D2…再入力画面
F1…データ定義ファイル(XMLスキーマ)
F2…入力データファイル(XML文書ファイル)
Claims (16)
- 作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段とを具備してなることを特徴とする入力支援装置。
- 作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段とを具備してなることを特徴とする入力支援装置。
- 作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段と、入力内容がデータ型に適合していると判断した場合に入力データに基づいて入力データファイルを生成する入力データファイル生成手段とを具備してなることを特徴とする入力支援装置。
- 作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段と、入力内容がデータ型に適合しないと判断した場合にその検証結果と前記入力画面生成手段で生成した入力画面とに基づいてユーザがデータを再度入力可能な再入力画面を生成する再入力画面生成手段と、この生成した再入力画面を出力する再入力画面出力手段とを具備してなることを特徴とする入力支援装置。
- 前記入力内容検証手段が、この出力した再入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かをも検証するものであることを特徴とする請求項4記載の入力支援装置。
- 作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段と、入力内容がデータ型に適合していると判断した場合に入力データに基づいて入力データファイルを生成する入力データファイル生成手段と、入力内容がデータ型に適合しないと判断した場合にその検証結果と前記入力画面生成手段で生成した入力画面とに基づいてユーザがデータを再度入力可能な再入力画面を生成する再入力画面生成手段と、この生成した再入力画面を出力する再入力画面出力手段とを具備してなり、前記入力内容検証手段が、この出力した再入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かをも検証するものであることを特徴とする入力支援装置。
- 前記データ定義ファイルに、入力データに含まれる複数の要素データのそれぞれについて必須の入力事項であるか否かが定義されてあり、入力内容検証手段が、必須の入力事項に係る要素データについてのみ入力されたか否かを検証するものである請求項2、3、4、5又は6記載の入力支援装置。
- 作成対象であるデータがeXtensible Markup Languageで記述されるべきものであって、データ定義ファイルが、eXtensible Markup Languageで記述されたXMLスキーマである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の入力支援装置。
- コンピュータを動作させて、当該コンピュータを、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段とを具備する入力支援装置として機能させることを特徴とする入力支援プログラム。
- コンピュータを動作させて、当該コンピュータを、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段とを具備する入力支援装置として機能させることを特徴とする入力支援プログラム。
- コンピュータを動作させて、当該コンピュータを、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段と、入力内容がデータ型に適合していると判断した場合に入力データに基づいて入力データファイルを生成する入力データファイル生成手段とを具備する入力支援装置として機能させることを特徴とする入力支援プログラム。
- コンピュータを動作させて、当該コンピュータを、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段と、入力内容がデータ型に適合しないと判断した場合にその検証結果と前記入力画面生成手段で生成した入力画面とに基づいてユーザがデータを再度入力可能な再入力画面を生成する再入力画面生成手段と、この生成した再入力画面を出力する再入力画面出力手段とを具備する入力支援装置として機能させることを特徴とする入力支援プログラム。
- 前記入力内容検証手段を、この出力した再入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かをも検証するように機能させる請求項12記載の入力支援プログラム。
- コンピュータを動作させて、当該コンピュータを、作成対象でありユーザの入力によって得べきデータの定義が記述されたデータ定義ファイルを解析することによってユーザが当該データを入力可能な入力画面を生成する入力画面生成手段と、この生成した入力画面を出力する入力画面出力手段と、当該出力した入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かを検証する入力内容検証手段と、入力内容がデータ型に適合していると判断した場合に入力データに基づいて入力データファイルを生成する入力データファイル生成手段と、入力内容がデータ型に適合しないと判断した場合にその検証結果と前記入力画面生成手段で生成した入力画面とに基づいてユーザがデータを再度入力可能な再入力画面を生成する再入力画面生成手段と、この生成した再入力画面を出力する再入力画面出力手段として機能させ、前記入力内容検証手段において、この出力した再入力画面に入力された入力データの内容である入力内容を前記データ定義ファイルに記述されているデータ型に基づいて解析することによって入力内容がデータ型に適合しているか否かをも検証するように機能させることを特徴とする入力支援プログラム。
- 前記データ定義ファイルに、入力データに含まれる複数の要素データのそれぞれについて必須の入力事項であるか否かが定義されてあり、入力内容検証手段において、必須の入力事項に係る要素データについてのみ入力されたか否かを検証するように機能させる請求項10、11、12、13又は14記載の入力支援プログラム。
- 作成対象であるデータがeXtensible MarkupLanguageで記述されるべきものであって、データ定義ファイルが、eXtensible Markup Languageで記述されたXMLスキーマである請求項9、10、11、12、13、14又は15記載の入力支援プログラム。
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