JP2004078401A - ログ出力管理統合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションのログ出力設定およびログ統合管理を実現するシステムの提供
【解決手段】多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションAP1〜AP4から第1インタフェース6を介して受信したログ情報のキューイング処理を行うログ出力クライアント4と、前記ログ出力クライアント4から第2インタフェース7を介して受信したログ情報の管理並びに出力を行うログ出力管理サーバ5と、から成り、前記ログ出力サーバ5にて、多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションAP1〜AP4のログ出力設定処理およびログの統合管理を一元的に行うことを可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーションのログ情報を一元的に出力管理,統合管理可能なログ出力管理統合システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種アプリケーションは、当該アプリケーションにおける処理状況やエラー発生状況をログとして、トレースファイル,イベントログ,syslog,メール,SNMPトラップ,データベース(以下、DBという)等といった多様な手段で出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような出力処理はアプリケーション毎に独自に実装されることが多く、他アプリケーションでの使用を考慮されることが少ないため、ログ出力設定方法が各アプリケーション独自のものとなり、その結果、ログ出力設定の統合的な管理ができないといった不都合が生じていた。また、これによりログ管理ドメインの制御も難しくなるといった不都合が生じていた。
【0004】
また、以上のような不都合により、上述した従来技術では、アプリケーションの開発工数が余計にかかってしまうといった不都合や、各アプリケーションが独自にログ出力を行うため、各アプリケーションによるログの出力先やフィルタリング設定などの管理、ならびにログの一元管理が困難であるといった不都合が生じてしまう。
【0005】
そこで本発明の目的は、各種アプリケーションに対してログ出力のための統一されたインタフェースを提供してアプリケーション開発効率を上げ、トレースファイル,イベントログ,syslog,メール,SNMPトラップ,DB等の多様な手段での出力方式および出力手段拡張機能を有し、複数のアプリケーションのログ出力設定およびログの統合管理を一元的に行うことを可能とするログ出力管理統合システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のログ出力管理統合システムは、多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションから成るクライアントアプリケーション群と、各アプリケーションが共有可能な共有ライブラリと、前記複数のアプリケーションから第1インタフェースを介して受信したログ情報のキューイング処理を行うログ出力クライアントと、前記ログ出力クライアントから第2インタフェースを介して受信したログ情報の管理並びに出力を行うログ出力管理サーバと、から成り、前記ログ出力サーバは、前記ログ出力クライアントから受信したログ情報の出力条件が格納されるログ出力管理設定データベースと、前記ログ出力管理設定データベース内の出力条件に基づいてログ情報の管理処理および出力処理を行うログ出力管理部と、ログ情報を出力する複数のログ出力モジュールと、これら複数のログ出力モジュールの内から各メッセージの最適な出力先となるログ出力モジュールを選択してログ出力管理部と最適ログ出力モジュールとを接続するログ出力モジュール選択接続部と、を具備し、前記ログ出力サーバにて、多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションのログ出力設定処理およびログの統合管理を行うことを可能とする構成となっている。
【0007】
また本発明のログ出力管理統合システムにおいて、前記ログ出力クライアントは、クライアントアプリケーション群から受信した各メッセージのキューイング処理並びに送信処理を管理,実行するメッセージキュー管理部と、緊急を要さないメッセージをキューイングする通常メッセージキューと、緊急を要するメッセージをキューイングする緊急メッセージキューと、前記メッセージキュー管理部が各メッセージキューからメッセージを順次取り出す際の優先順位に関する条件が定義されている設定ファイルと、を具備して成る。
【0008】
さらに本発明のログ出力管理統合システムにおいて、複数のログ出力管理サーバを接続してログ出力管理サーバを階層化し、且つ接続されたログ出力管理サーバの内の下位のサーバにおける前記複数のログ出力モジュールの内に、ログ情報を他のログ出力管理サーバへ転送する機能を備えたフォワーダを備えた構成としても、上記目的を達成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るアプリケーションログ出力管理統合システムについて、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】
<本実施形態に係るシステムの構成>
まず、本実施形態に係るアプリケーションログ出力管理統合システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るアプリケーションログ出力管理統合システムの構成を示す図である。
【0011】
本実施形態によるアプリケーションログ出力管理統合システム1は、クライアントマシン内において使用される複数のアプリケーションから成るクライアントアプリケーション群2(以下、クライアントAP群という)と、各アプリケーションが共有可能に関数やデータを提供する共有ライブラリ3と、前記クライアントAP群2の各クライアントアプリケーションAP1〜AP4(以下、単にアプリケーションという)から受信したログ情報(以下、メッセージともいう)のキューイング処理並びに後述のログ出力管理サーバ5への送信処理を行うログ出力クライアント4と、前記ログ出力クライアント4から受信したログ情報の管理並びに出力を行うログ出力管理サーバ5と、前記クライアントAP群2と前記ログ出力クライアント4とを接続するクライアントインタフェース6と、前記ログ出力クライアント4と前記ログ出力管理サーバ5とを接続するサーバインタフェース7と、から構成されている。尚、本実施形態におけるクライアントAP群は4種類のアプリケーションAP1〜AP4から成るが、クライアントAP群を構成するアプリケーションの数はこれに限定されるものではない。
【0012】
前記ログ出力クライアント4は、クライアントAP群2から受信した各メッセージのキューイング処理並びに送信処理を管理,実行するメッセージキュー管理部4aと、例えばシステムの稼動状況に関するメッセージのように緊急を要さないメッセージをキューイングする通常メッセージキュー4bと、例えば異常終了や致命的なエラーに関するメッセージのように緊急を要するメッセージをキューイングする緊急メッセージキュー4cと、前記メッセージキュー管理部4aが各メッセージキュー4b,4cからメッセージを順次取り出す際の優先順位に関する条件が定義されている設定ファイル4dと、を具備している。尚、このログ出力クライアント4は、前記クライアントAP群2と同一ホストコンピュータ上に存在しており、この同一ホスト上で処理されるものである。
【0013】
ここで、前記設定ファイル4dにて定義されている条件としては、具体的には、通常メッセージキュー4bのメッセージよりも先に緊急メッセージキュー4cのメッセージを取り出すというようなメッセージタイプによる優先順位付けの条件、あるいは例えばアプリケーションAP1を最優先に取り出すというようなアプリケーション名による優先順位付けの条件などがある。また、優先順位付け条件は任意に定義付け可能である。
【0014】
前記ログ出力サーバ5は、前記ログ出力クライアント4から送信されたログ情報の出力条件が格納されるログ出力管理設定データベース5a(以下、ログ出力管理設定DBという)と、前記ログ出力管理設定DB5a内の出力条件に基づいてログ情報の管理処理および出力処理を行うログ出力管理部5bと、ログ情報を出力する複数のログ出力モジュールM1〜M3と、これら複数のログ出力モジュールM1〜M3の内から各メッセージの最適な出力先となるログ出力モジュールを選択してログ出力管理部5bと最適ログ出力モジュールとを接続するログ出力モジュール選択接続部5cと、を具備している。
【0015】
尚、図1では3種類のログ出力モジュールM1〜M3が設けられているが、ログ出力モジュールの台数はこれに限定されるものではなく、本実施形態に係るシステムにおける前記ログ出力モジュールには、図2に示すように、メール,syslog,トレースファイル,SNMPトラップ,イベントログ,DBおよびフォワーダの各出力方式を設定している。また、設定するログ出力モジュールの出力方式についても、図2に示す7種類の上記出力方式に限定されるものではない。また、本実施形態におけるフォワーダは、後述のようにログ情報を他のログ出力管理サーバへ転送する機能を備えたものである。
【0016】
また、前記ログ出力管理設定DB5aは、例えば図3のような構成となっている。このログ出力管理設定DB5aには、図3に示すように、各メッセージの出力対象を示す「出力対象」項目と、該当するメッセージを出力するか削除するかを決定する「出力・削除」項目と、各メッセージにおけるアプリケーションの出力方式を示す「出力手段」項目と、各メッセージにおける出力方式に基づいて選択されたログ出力モジュールからのメッセージ出力先を示す「メッセージ出力先」項目と、から構成されている。
【0017】
具体的に説明すると、「出力対象」項目には、例えば「アプリケーションAP1の緊急メッセージ」,「アプリケーションAP1の通常メッセージ」等のように設定され、「出力・削除」項目には、各出力条件キーごとに「出力」,「削除」の何れかが設定されている。尚、緊急メッセージについては全て「出力」と設定されている。また「出力手段」項目には、「トレースファイル」,「イベントログ」,「syslog」,「SNMPトラップ」等といった各アプリケーションの出力方式が設定されている。さらに「メッセージ出力先」項目には、各メッセージにおける出力方式に対応して、例えばトレースファイルの場合はそのパス名,イベントログの場合はホスト名とデータソース名,syslogの場合はsyslogサーバIPアドレス,ポート番号,プライオリティ及びログ名,メールの場合はメールアドレスとSMTPサーバ名,SNMPトラップの場合は出力先IPアドレスと使用するOID(Object IDentifier),DBの場合はDBサーバ名,DB名およびテーブル名,フォワーダの場合はログ出力管理サーバIPアドレスとポート番号,がメッセージ出力先の情報としてそれぞれ設定されている。尚、このログ出力管理設定DBに格納される出力条件は任意に設定可能である。
【0018】
<本実施形態に係るシステムによる処理動作>
次に、本実施形態に係るログ出力管理統合システム1によるログ出力管理統合処理について、図4から図8を参照して以下説明する。
【0019】
まず、クライアントAP群2における各アプリケーションからログ出力クライアント4へのログ情報の送信処理について説明する。ログ出力を行う際のクライアントAP群2における各アプリケーションは、共有ライブラリ3にて提供される1個の関数を用い、クライアントインタフェース6を介してログ情報をログ出力クライアント4に送信する。尚、この関数は任意に設定可能である。また、各メッセージは通常メッセージであるか緊急メッセージであるかのフラグ(以下、メッセージタイプともいう)を持っている。また、各アプリケーションからログ出力クライアント4へ送信される送信情報は、例えば図4のような構成となっている。
【0020】
<ログ出力クライアントにおける処理手順>
次に、ログ出力クライアント4における処理手順について、図5を参照して説明する。まず、各アプリケーションからメッセージを受信すると(ステップST1)、ログ出力クライアント4のメッセージキュー管理部4aは、受信メッセージをアプリケーション名ごとに1メッセージ1ファイルとして一旦キューイングする。また、キューイングの際に、メッセージキュー管理部4aは、各メッセージの持つフラグに基づいて、各メッセージを通常メッセージキュー4b又は緊急メッセージキュー4cにキューイングする(ステップST2)。
【0021】
続いて、メッセージキュー管理部4aは、別スレッドにて各キュー4b,4cからメッセージを取得し(ステップST3)、ログ出力管理サーバ5へサーバインタフェース7(TCPソケット通信)を介して送信する(ステップST4)。ここで、メッセージキュー管理部4aは、設定ファイル4dに定義された条件に基づいて、アプリケーション名およびメッセージタイプにより優先順位付けを行いながらメッセージを各キュー4b,4cから順次取得する。尚、このメッセージキュー管理部4aによりログ出力管理サーバ5へ送信される送信情報は、例えば図6のような構成となっている。
【0022】
<ログ出力管理サーバにおける処理手順>
以上のようにしてメッセージをログ出力クライアント4から受信したログ出力管理サーバ5における処理手順について、図7を参照して説明する。上述のようにログ出力管理サーバ5がログ出力クライアント4からメッセージを受信すると(ステップST11)、ログ出力管理部5bは、各メッセージに対し、当該受信メッセージを出力するか削除するか、をログ出力管理設定DB5aの「出力対象」項目および「出力・削除」項目に基づいて判定する(ステップST12)。ここで、削除するメッセージについては削除処理を行い(ステップST13)、次の受信メッセージについてステップST12の判定処理を改めて行う。
【0023】
一方、ステップST12においてメッセージを出力すると判定した場合には、ログ出力モジュール選択接続部5cが当該メッセージについて、ログ出力管理設定DB5aの「出力手段」項目から当該メッセージにおけるアプリケーションの出力方式を参照し、そのメッセージの最適なログ出力モジュールを選択し(ステップST14)、選択された最適ログ出力モジュールとログ出力管理部5bとを接続する(ステップST15)。
【0024】
ステップST15の後、ログ出力管理部5bは、選択された最適ログ出力モジュールから出力されるログ情報のメッセージ出力先を、ログ出力管理設定DB5aの「メッセージ出力先」項目から取得して出力するメッセージと共に最適ログ出力モジュールに送信し且つ当該最適ログ出力モジュールをダイナミックロードし(ステップST16)、しかる後にこの最適ログ出力モジュールが、メッセージ出力先データに基づいて当該受信メッセージをメッセージ出力先に送信する(ステップST17)。
【0025】
尚、メッセージ出力先のデータとしては、具体的には上述の如く、トレースファイルの場合はそのパス名,イベントログの場合はホスト名とデータソース名,syslogの場合はsyslogサーバIPアドレス、ポート番号、プライオリティおよびログ名,メールの場合はメールアドレスとSMTPサーバ名,SNMPトラップの場合は送信先IPアドレスと使用するOID,DBの場合はDBサーバ名、DB名およびテーブル名,フォワーダの場合はログ出力管理サーバIPアドレスとポート番号などである。また、最適ログ出力モジュールのダイナミックロードの際にログ出力管理部から最適ログ出力モジュールへ送信される送信情報は、例えば図8のような構成となっている。
【0026】
以上のステップST11〜ST17の処理を、受信した各メッセージについて行い、全ての受信メッセージについて上記処理を行った場合に、ログ出力管理サーバ5の全処理工程が終了となる(ステップST18)。
【0027】
このように、上記構成を有する本実施形態のログ出力管理統合システム1によれば、多様な手段(トレースファイル,イベントログ,syslog,メール,SNMPトラップ,データベース等)でログ出力を行いたい場合でも、アプリケーション毎に、あるいは出力手段毎に出力処理の再実装を行わなくてもよいため、アプリケーションの開発工数が余計にかかってしまうといった不都合は解消される。
【0028】
また、本実施形態のログ出力管理統合システム1によれば、各アプリケーション,各カテゴリ,各出力手段においてログを出力するかどうかをログ出力管理設定DB5aにより任意に設定できるため、各アプリケーションが出力するログの出力先やフィルタリングの設定をログ出力管理設定DB5aにて一元管理できる。さらに、出力手段としてDBやトレースファイル等を利用することにより、各アプリケーションが出力するログを一元管理できる。
【0029】
さらにまた、ログ出力モジュールの追加拡張が可能なので、システムの構築後に出力手段を追加したい場合にも、アプリケーション本体を変更せず、設定変更もしくはログ出力モジュールの追加を行えば良いといった利点がある。また、ログ出力モジュールをダイナミックローディングさせることにより、ログ出力管理サーバの再コンパイルの必要がなく、また停止する必要もない。
【0030】
<第二実施形態>
ここで、上記第一実施形態において、複数のログ出力モジュールの内の一つに、メッセージを他のログ出力管理サーバへ転送するフォワーダを備えた場合、図9(a)のようにログ出力管理サーバの階層化を実現することができる。例えば、図9(a)のような3台のログ出力管理サーバSV1〜SV3の階層化を行った際に、図9(b)のようなフォワーダの設定を行い、この設定条件を各ログ出力管理サーバSV1〜SV3のログ出力管理設定DBに格納したとする。この場合、ログ出力管理サーバSV1は管理ドメインD1内のログ情報、即ち、ホストH1のアプリケーションAP1およびアプリケーションAP3のログ情報を管理することとなる。
【0031】
またログ出力管理サーバSV2は、ホストH2のアプリケーションAP1およびアプリケーションAP2のログ情報と、ホストH3のアプリケーションAP1およびアプリケーションAP4のログ情報とを取得するが、ログ出力管理サーバSV2のフォワーダが図9(b)のフォワーダの設定により、アプリケーションAP4のログ情報をログ出力管理サーバSV3に転送することとなるため、ログ出力管理サーバSV2は管理ドメインD2内のログ情報、即ち、ホストH2のアプリケーションAP1およびアプリケーションAP2のログ情報と、ホストH3のアプリケーションAP1のログ情報とを管理することとなる。
【0032】
またログ出力管理サーバSV3は、ホストH4のアプリケーションAP4およびアプリケーションAP5のログ情報を取得するが、ログ出力管理サーバSV2のフォワーダが、図9(b)のフォワーダの設定により、アプリケーションAP4のログ情報をログ出力管理サーバSV3に転送することとなるため、ログ出力管理サーバSV3は管理ドメインD3内のログ情報、即ち、ホストH3のアプリケーションAP4のログ情報と、ホストH4のアプリケーションAP4およびアプリケーションAP5のログ情報とを管理することとなる。
【0033】
以上のように、フォワーダによってメッセージを他のログ出力管理サーバへ転送することにより複数のログ出力管理サーバを階層化することによって、アプリケーション名,メッセージカテゴリ名単位でログ情報の管理ドメインを制御することができるため、システム自身のスケーラビリティの確保が可能となり、且つネットワークへの負荷の低減ならびに管理の分担を容易に行うことが可能となる。また、ログの転送によるネットワークのトラフィックを抑制することもできる。さらには、下位のログ出力管理サーバのログ情報を上位サーバへ転送することにより、下位のログ出力管理サーバの状態も上位サーバで把握することができるため、管理者の作業効率の向上にもつながることとなる。
【0034】
<ログ出力管理設定DBの構成の他の具体例>
尚、上記第一実施形態および第二実施形態におけるログ出力管理設定DBの構成は、上述の構成の他に、例えば図10のような構成としてもよい。この図10の構成によれば、ログ出力管理設定情報として最も大きい単位はログ出力管理サーバのリストであり、図10ではログ出力管理サーバSV1について登録されている。またログ出力管理サーバSV1は、ログ出力モジュールリスト,AP共通設定リスト,AP個別設定リストを有する構成となっている。
【0035】
ログ出力モジュールリストには、複数のログ出力モジュールを登録可能であり、このログ出力モジュールリストは、図10のように各出力手段用のログ出力モジュール名(図中、Trace,SnmpTrapに相当),モジュール名(図中、ModuleName=trace.dll,ModuleName=snmptrap.dllに相当),関数名(図中、FuncName=traceout,FuncName=sendtrap.dllに相当)を1単位とするリストである。
【0036】
またAP共通設定リストは、上記と同様のログ出力モジュール名と、共通設定情報とを1単位とするリストであり、共通設定情報には図10のように、Trace出力用モジュールでは、出力するかしないかのデフォルト値と、出力先フォルダのデフォルト値と、サイズ制限のデフォルト値と、ファイル個数のデフォルト値と、トレースファイル全体のサイズ制限のデフォルト値と、が登録されている。またSnmpTrap出力用モジュールでは、出力するかしないかのデフォルト値と、出力先IPアドレスのデフォルト値と、使用するOIDのデフォルト値と、一般番号のデフォルト値と、SnmpTrapの最大データ長と、が登録されている。
【0037】
またAP個別設定リストは、アプリケーション名リスト(図では、アプリケーションAP1,AP2)を有し、各アプリケーション名はメッセージカテゴリ名リストを有しており、各メッセージカテゴリ名はログ出力モジュール名と個別設定情報とを有する構成となっている。
【0038】
具体的には、例えばアプリケーションAP1において、TraceのErrorMessageについては、Trace出力用モジュールにErrorMessageを出力するよう設定されており(Enabled=True)、この出力の際には、ErrorMessageをC:¥Trace¥AP1フォルダ内のトレースファイルに出力するように登録されている。また、1トレースファイルのサイズ制限(Size=100)とトレースファイルの個数制限(Generation=5)とが登録されている。また、アプリケーションAP1におけるSnmpTrapのErrorMessageについては、SnmpTrap出力用モジュールにErrorMessageを出力するよう設定されており、この出力の際には、ErrorMessageをIPアドレス10.1.1.1に向けて発行するように登録されている。またこの他に、SnmpTrapを発行するときのOID(EnterpriseID=1.3.6.1.4.1.6049.101),SnmpTrapを発行するときの一般番号(GenericID=6),SnmpTrapを発行するときの固有番号(SpecificID=1)とが登録されている。
【0039】
以上のようなデータは、図10においてDebugMessageについても上記と同様に登録されているが、SnmpTrapのDebugMessageは出力しないように登録されている(Enabled=False)。さらに、アプリケーションAP2以降、各アプリケーションについても同様のデータが登録されている。
【0040】
以上のようなログ出力管理設定DB内の構成によっても、ログ出力管理サーバSV1では、このログ出力管理設定DB内の各データ(各メッセージを出力するか削除するかというデータ,各メッセージにおけるアプリケーションの出力方式に関するデータ,各メッセージにおける出力方式に基づいて選択されたログ出力モジュールからのメッセージ出力先を示すデータ)に基づき、図7と同様の工程の処理が行われることによって、アプリケーション名とメッセージカテゴリ名ごとの出力管理が可能となる。また、図10ではログ出力管理サーバSV1に関するデータ構成のみを示しているが、例えば図9のようなログ出力管理サーバの階層化を行うにあたっては、階層化の対象となる各ログ出力管理サーバSV2,SV3に関するデータについても、ログ出力管理サーバSV1に関するデータと同様のデータ構成でログ出力管理設定DB内に登録することで、各ログ出力管理サーバSV1〜SV3において、各ログ出力管理サーバSV1〜SV3のログ出力管理設定DB内のデータに基づいて図7に示す工程の処理がそれぞれ行われ、アプリケーション名ごと,メッセージカテゴリ名ごとの出力管理が可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のログ出力管理統合システムによれば、次に示すような効果を得ることができる。まず、トレースファイル,イベントログ,syslog,メール,SNMPトラップ等といった多様な手段でログ出力を行いたい場合、アプリケーションごと,あるいは手段ごとに出力処理の再実装を行う必要がない。また、各アプリケーション,各メッセージカテゴリ,各出力手段においてログを出力するか否かをログ出力管理設定DBにおいて設定できるため、各アプリケーションが出力するログの出力先やフィルタリングの設定をログ出力管理DBにて一元管理できる。
【0042】
さらに、出力手段としてデータベースやトレースファイル等を利用することにより、各アプリケーションが出力するログを一元管理できる。さらにまた、ログ出力モジュールの追加拡張が可能なので、システム構築後に改めて出力手段を追加したい場合には、アプリケーション本体を変更せずとも、システムの設定変更もしくはログ出力モジュールの追加を行えば良く、容易に追加処理を行うことができる。また、ログ出力モジュールをダイナミックローディングさせることによりログ出力管理サーバの再コンパイルの必要はなく、停止する必要もない。
【0043】
さらに、ログ出力モジュールにフォワーダを設けることで、ログ出力管理サーバを階層構造にすることができ、その結果、ログの管理ドメインを制御できることとなるため、本システムのスケーラビリティが確保でき、またログの転送によるネットワークのトラフィックを抑制することが可能となる。さらにまた、このようにログ出力管理サーバを階層構造にした場合、下位ログ出力管理サーバのログも上位サーバへ転送することによって、下位ログ出力管理サーバの状態も上位サーバで把握可能となるため、管理者の作業効率の向上にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るログ出力管理統合システムの構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係るログ出力管理統合システムのログ出力管理サーバに設けられるログ出力モジュールの一例を示す図である。
【図3】本実施形態に係るログ出力管理統合システムのログ出力管理サーバに設けられるログ出力管理設定DBの構成の一例を示す図である。
【図4】各アプリケーションからログ出力クライアント4へ送信される送信情報の構成の一例を示す図である。
【図5】本実施形態に係るログ出力管理統合システムにおいて、ログ出力クライアントにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図6】メッセージキュー管理部によりログ出力管理サーバへ送信される送信情報の構成の一例を示す図である。
【図7】本実施形態に係るログ出力管理統合システムにおいて、ログ出力管理サーバにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図8】ログ出力管理部から最適ログ出力モジュールへ送信される送信情報の構成の一例を示す図である。
【図9】ログ出力管理サーバの階層化を行った場合のログ出力管理統合システムを説明するための図であり、図9(a)は3台のログ出力管理サーバの階層化を行った場合の構成の一例を示し、図9(b)は図9(a)の階層化を行った場合のフォワーダの設定条件の一例を示す図である。
【図10】ログ出力管理設定DBの構成の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…ログ出力管理統合システム、2…クライアントAP群、3…共有ライブラリ、4…ログ出力クライアント、4a…メッセージキュー管理部、4b…通常メッセージキュー、4c…緊急メッセージキュー、4d…設定ファイル、5…ログ出力管理サーバ、5a…ログ出力管理設定DB、5b…ログ出力管理部、5c…ログ出力モジュール選択接続部、6…クライアントインタフェース、7…サーバインタフェース、AP1〜AP4…クライアントアプリケーション(アプリケーション)、M1〜M3…ログ出力モジュール。

Claims (3)

  1. 多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションから成るクライアントアプリケーション群と、各アプリケーションが共有可能な共有ライブラリと、前記複数のアプリケーションから第1インタフェースを介して受信したログ情報のキューイング処理を行うログ出力クライアントと、前記ログ出力クライアントから第2インタフェースを介して受信したログ情報の管理並びに出力を行うログ出力管理サーバと、から成り、
    前記ログ出力サーバは、前記ログ出力クライアントから受信したログ情報の出力条件が格納されるログ出力管理設定データベースと、前記ログ出力管理設定データベース内の出力条件に基づいてログ情報の管理処理および出力処理を行うログ出力管理部と、ログ情報を出力する複数のログ出力モジュールと、これら複数のログ出力モジュールの内から各メッセージの最適な出力先となるログ出力モジュールを選択してログ出力管理部と最適ログ出力モジュールとを接続するログ出力モジュール選択接続部と、を具備し、
    前記ログ出力サーバにて、多様な手段での出力方式を有する複数のアプリケーションのログ出力設定処理およびログの統合管理を行うことを可能とすることを特徴とするログ出力管理統合システム。
  2. 前記ログ出力クライアントは、クライアントアプリケーション群から受信した各メッセージのキューイング処理並びに送信処理を管理,実行するメッセージキュー管理部と、緊急を要さないメッセージをキューイングする通常メッセージキューと、緊急を要するメッセージをキューイングする緊急メッセージキューと、前記メッセージキュー管理部が各メッセージキューからメッセージを順次取り出す際の優先順位に関する条件が定義されている設定ファイルと、を具備していることを特徴とする請求項1に記載のログ出力管理統合システム。
  3. 複数のログ出力管理サーバを接続してログ出力管理サーバを階層化し、且つ接続されたログ出力管理サーバの内の下位のサーバにおける前記複数のログ出力モジュールの内に、ログ情報を他のログ出力管理サーバへ転送する機能を備えたフォワーダを備えて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のログ出力管理統合システム。
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