JP2004077559A

JP2004077559A - 広告宣伝用ボード

Info

Publication number: JP2004077559A
Application number: JP2002234008A
Authority: JP
Inventors: Ichiro Shibata; 柴田　伊智郎
Original assignee: AC SYSTEM SERVICE KK
Current assignee: AC SYSTEM SERVICE KK
Priority date: 2002-08-09
Filing date: 2002-08-09
Publication date: 2004-03-11

Abstract

【課題】予め印刷された面を持つボードの美観と、マーカーによる繰り返しの書き込み可能な表面を持ち、売り出し商品の変更に対応して、表示広告面を変更でき、しかも、基板の再使用が可能な広告宣伝用ボードを提供する。
【解決手段】所定の大きさの面を持つ軽量材で形成され、特定商品の宣伝広告に必要な最大公約数的な表示区域Ａ、Ｂを予め形成した表面を有する基板１０と、前記基板表面の表示区域に取り外し自在に貼着可能で、且つ、表面に表示事項を印刷した複数の組み合わせ表示板Ａ１、Ａ２とを準備し、商品の変更毎に、表示板の組み合わせを変更することによって商品の変更に対して迅速に、且つ、簡単に対応できる広告宣伝用ボードとする。
【選択図】　　図５

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の広告、宣伝、販促用の立て板あるいはサインパネルとして使用する広告宣伝用ボードに関する。
【０００２】
【従来の技術】
販売店において、特定商品の広告のために、特定商品の特長機能などを表示したボードが多く使用されている。そして、そのボードへの表示は、マジックインクによって手書きされるか、その外見、機能、特長などを印刷したフィルムをボードの表面に貼着したものが多く使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このような、従来のボードへの表示手段として、手書きのものは、緊急売り出し用として簡便性はあるにしても、商品に安っぽいイメージをもたらし、その広告面も汚くなるという、広告メディアとしては基本的な欠陥がある。
【０００４】
また、表面に印刷を施したボードは、見栄えは優れているにしても、商品ごとにボードを準備しなければならず、その準備に時間手間を要するため、売り出し商品の緊急の変更に対応できず、また、対象商品によっては再使用できない場合もあり、その場合には破棄しなければならず、そのために、手間とコストを要することになる。
【０００５】
本発明は、予め印刷された面を持つボードの美観と、マーカーによる繰り返しの書き込み可能な表面を持ち、売り出し商品の変更に対応して、表示広告面を変更でき、しかも、基板の再使用が可能な広告宣伝用ボードを提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定の大きさの面を持つ軽量材で形成され、特定商品の宣伝広告に必要な最大公約数的な表示区域を予め形成した表面を有する基板と、前記基板表面の表示区域に取り外し自在に貼着可能で、且つ、表面に表示事項を印刷した複数の組み合わせ表示板とを準備し、商品の変更毎に、表示板の組み合わせを変更することによって商品の変更に対して迅速に、且つ、簡単に対応できる広告宣伝用ボードである。
【０００７】
本発明の広告宣伝用ボードの基板としては、商店内の天井から吊り下げ、あるいは、商品近傍での載置を前提とするものであるので、取り扱いに便利なように、軽量であって、万一落下しても安全で、破損しない強度を持つプラスッチック材、紙材、金属が任意に使用できるが、作業性、コストの面からは、５ｍｍ〜７ｍｍ厚程度の発泡ポリスチレンの使用が便利である。
【０００８】
また、特定商品の宣伝広告に必要な最大公約数的な表示区域とは、商品毎にカスタマーが知りたい情報の中の最大公約数的な情報を意味し、カスタマーニーズの詳細情報は、別にパンフレット等を準備する。これによって、ボードに記載した宣伝項目は簡潔に表示され、カスタマーの目を引く構図とすることができる。
【０００９】
本発明で、貼着とは、接着剤による貼り合わせの固着を意味するものではなく、磁力による相互の吸着、ベローによる機械的接合等のように、基材表面の表示区域に、簡単に、取り付け、取り外し可能な状態に付着することを意味する。
【００１０】
これによって、ボードそのものを取り替えることなく、表示事項の変更、記入、消去、脱着が可能であり、常に、きれいな表示面を持つ宣伝広告ボードとすることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【００１２】
実施例１
取り扱い商品が熱帯魚である商店において、特定商品をエンゼルフィッシュに特定した実施例について説明する。
【００１３】
図１は、本発明の宣伝ボードの基板１の外観を示すもので、この基板１は、厚みがほぼ８ｍｍ、左右が３００ｍｍ×２００ｍｍの面積の大きさに作られており、
その基板１の表面は、カストマーが求める最大公約数的なニーズ情報として、熱帯魚の種類別の写真を貼付する区分Ａと、飼育要領を示す説明区分Ｂとに分けられている。
【００１４】
説明区分Ｂは、エンゼルフィッシュを飼いたいという興味はあるが、飼育知識のない客のために必要な予備知識を表示するための区分であって、例えば、ａとして必要な器具を説明する区分を、ｂとして他の種類との相性を説明する区分を、ｃとして水替え・清掃などの手入れの周期を、ｄとして一緒に暮らすための楽しみ方等の表示区域に区分されている。
【００１５】
図２は、この基板１の構造を拡大断面によって示す。同図に示すように、基板１は、発泡ポリスチレンからなる基材１１に、磁石による吸着性と基材に強度を持たせるために０．３ｍｍ以下の厚みの強磁性の板１２、例えば、鉄板を貼り付け固定し、さらに、その表面に化粧用フィルム１３が貼り付けられている。　これによって、後述の磁性を有する表示板は、基板１の表面に付着することができる。
【００１６】
図３は、図１に示す基板１の各表示区域Ａ，Ｂに貼着するための表示板２の組み合わせ態様を示す。基板１の表示区域Ａに貼着するための表示板２Ａとして、表示対象でなる各熱帯魚の全体写真として、最も評判のよいエンゼルフィッシュを初め、複数種類の写真を準備する。
【００１７】
図１に示す基板１の表示区域Ｂは、それぞれ、特定の熱帯魚を飼育する際必要な最大公約数的な情報項目、すなわち、必要な器具を説明する区分ａ、他の種類との相性を説明する区分ｂ、水替え・清掃などの手入れの周期を説明する区分ｃ、さらに一緒に暮らすための楽しみ方等を説明する区分ｄに区分されている。
【００１８】
そして、図３の２Ｂに示すように、図１に示す基板１の表示区域Ｂの各項目ａ〜ｄの各区分に対応する、エンゼルフィッシュ以下、各特定の熱帯魚のための情報を記した表示板２Ｂａ〜２Ｂｄを準備する。
【００１９】
図４は、図３に示す表示板２の断面構造を示すもので、１ｍｍ以下の厚みの磁性粉を混入した合成ゴム材２１の表面に、それぞれの写真、表示事項を印刷したフィルム２２が貼着されている。このような構造とすることにより、弾性に富んだ表示板とすることができ、基板への貼着と剥がしを簡単に行うことができ、再利用可能な表示板とすることができる。
【００２０】
このように、準備された表示部材２を表示対象として、例えば、エンゼルフィッシュの場合、図１に示す区分Ａに、エンゼルフィッシュの写真２Ａを選択し、これを図１の区域Ａに貼着する。そして、区分Ｂの情報区分ａ〜ｄのための表示板の中のエンゼルフィッシュのための情報表示板を２Ｂａ〜２Ｂｄの選択して貼着する。これによって、エンゼルフィッシュの飼育に必要な集約情報を記したホワイトボードが得られる。そして、特定熱帯魚を変更する場合は、簡単に表示板を取り替えることで簡単に対応できる。
【００２１】
各表示板の組み合わせから特定の熱帯魚に関する表示板を選択するには、熱帯魚毎、各表示板の貼着位置毎に符号化等で整理することによって、各特定熱帯魚毎の組み合わせに際して混乱することはない。また、表示板２Ｂａ〜２Ｂｄを貼着する代わりに、マーカーその他で情報を書き込むこともできる。
【００２２】
実施例２
パン屋に本発明の広告宣伝用ボードを適用した実施例について説明する。
【００２３】
パン屋においては、特定人気商品の焼き上がり時間の表示がカストマ−にとって極めて重要であり、これを、通常黒板あるいはホワイトボードによって表示している。この表示に本発明を利用することによって、高級パン屋のイメージを壊すことなく洒落た雰囲気の表示替えを迅速に行うことができる。
【００２４】
図５は、本発明の広告宣伝用ボードを特定パンの焼き上がり告知に適用した例を示す。同図において、この実施例の場合の基板１０は、第１実施例を示す図１に対応して、商品展示区分Ａと商品情報表示区分Ｂに分けられている。
基板１０は、実施例１と同様に、強磁性のホワイトボードからなり、その表面は、商品表示域Ａ１とＡ２と、各商品の情報表示域Ｂ１とＢ２を有する。
【００２５】
そして、実施例１の図３と同様に、商品表示域Ａ１とＡ２のための商品表示板と情報表示域Ｂ１とＢ２のための情報表示板を準備する。具体的には、商品表示域Ａ１とＡ２のための商品表示板としては、最もカスタマーに人気が高いパンの各区域の大きさの磁石付き写真ボードを、また、情報表示域Ｂ１とＢ２のための情報表示板としては、そのパンの焼き上がり予定時間その他の情報を印刷した所定大きさの磁石付きボードを準備しておく。
【００２６】
そして、最もカスタマーに人気が高いクロワッサンと、次に人気が高いホテルブレッドの商品写真を、商品表示区域Ａ１とＡ２に貼着し、それぞれのパンの焼き上がり予定時間その他の情報を印刷した情報表示板を、情報表示区域Ｂ１とＢ２に貼着又は、マーカーにより書き込みし、時間の経過と共に、情報表示板を替えてカストマーの要求に対応していく。
【００２７】
【発明の効果】
（１）本発明によって、簡便に、商品毎に、カスタマーが必要とする情報をボード上に表示できる。
【００２８】
（２）基板はそのまま再使用し、予め情報を組みあわせて表示した表示板のみの変更によって対応できるので、印刷量の軽減につながる。
【００２９】
（３）且つ、商品の変動に対して、対応可能な部分での汎用性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の基板の表示区域の例を示す。
【図２】基板の構成例を示す。
【図３】表示板の組み合わせ例を示す。
【図４】表示板の構成例を示す。
【図５】本願発明の第２の実施例を示す。
【符号の説明】
１、１０　　基板
２　　表示板
Ａ、Ｂ　基板上の表示区域
ａ、ｂ、ｃ、ｄ　表示板の組み合わせ区分

Claims

所定の大きさの面を持つ軽量材で形成され、特定商品の宣伝広告に必要な最大公約数的な表示区域を予め形成した表面を有する基板と、
前記基板表面の表示区域に取り外し自在に貼着可能で、且つ、表面に表示事項を印刷した表示板との組み合わせからなる広告宣伝用ボード。
基板表面の表示区域と表示板との貼着を磁力によって行うようにした請求項１に記載の広告宣伝用ボード。
基板がマジックインクによる書き込み可能な表面を有する請求項１または２に記載の広告宣伝用ボード。