JP2004072400A - 携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信手段を用いて携帯通信端末の相互間、またはPC端末等との間で記憶領域を共有可能にする。
【解決手段】被操作側端末である携帯通信端末10は、操作側端末との間で無線通信を行う通信部101、操作側端末の指示に従って記憶部103を制御する制御部102、データをファイルとして記憶し、任意のファイル操作を行うことができる記憶部103を有して構成される。操作側端末である他端末から送られた記憶部103に対する操作指示を通信部101で受信し、制御部102はこれに基づいて記憶部103を操作してファイルの書き込み、読み出し等を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やPHS(登録商標)などの携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機やPHS(登録商標)などの携帯通信端末は、本来の音声通信だけでなくテキスト情報の伝送や静止画や動画情報を送受信するなど多機能化が進んでおり、通信速度の向上と相俟って大量のデータが携帯通信端末により送受信されるようになってきている。これに伴い、携帯通信端末で必要とされるメモリの容量も格段に増大している。
【0003】
外部記憶手段を用いてメモリ容量を増大させる装置の例として、特開2001−245344号公報に開示されている無線通信ユニットがある。この従来例では、携帯通信端末等の外部ユニットに対して、PCカード形式やコンパクトフラッシュ形式などのインタフェースを介して接続可能な無線通信ユニットにおいて、外部ユニットで実行されるオペレーティングシステムからアクセス可能な記憶手段を備えた構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来の構成では、利用者により操作可能な外部ユニットが操作側装置(操作側の端末やユニット)、記憶手段を備えた無線通信ユニットが被操作側装置(被操作側の端末ユニット)として用いられ、操作側装置からの操作によって被操作側装置の記憶手段の記憶領域を共有できるようになっている。しかしながら、このような操作側装置と被操作側装置との接続は、PCカード形式などの規格化されたインタフェースにより装置間を接続するものであり、接続可能な組み合わせが端末やユニットの形状、及び対応するインタフェース形式などによって制限されていた。例えば、コンパクトフラッシュ形式の規格に準拠した端末やユニットと、PCカード形式の規格に準拠した端末やユニット、またはSDカード形式の規格に準拠した端末やユニット等との間では相互に接続することができないという問題点がある。
【0005】
また、同一のインタフェース形式に対応する端末やユニット同士の接続においても、操作側の端末において接続しようとするインタフェースが既に他の端末やユニットとの間で使用中であれば、その使用を停止して接続を開放し、その後に新たな端末やユニットとの接続を行うという手間が必要であった。同様に、操作側装置が有するインタフェースの数によっては、接続される被操作側装置としてそれぞれ異なる機能を持つ複数の端末やユニット、例えばLANカードとSCSIカード等を同時に使用することが制限されていた。
【0006】
また、従来では、携帯電話機等の携帯通信端末同士で相互に記憶手段の記憶領域を共有することはできなかった。端末間での情報共有としては、IrDAなどの赤外線通信によるメモリダイヤル情報などの交換や、移動体通信網を用いた電子メールなどによる制限された形でのファイル交換などは可能であったが、通信速度が遅く使用目的が限られていた。赤外線通信によるメモリダイヤル情報などの情報交換の場合は、同一メーカの限られた機種間でしか通信ができなかったりするなど使い勝手が悪いという問題点があった。また、電子メール機能を用いてファイル交換を行う場合は、まず通信相手からメールで添付ファイルとして送ってもらい、それを自分の携帯通信端末で受信して記憶領域に保存するという手間のかかる作業が必要となり、メールを送受信するネットワーク網や利用者が契約している移動体通信事業者のサーバの状態などによっては非常に時間を要する場合があった。また、遠隔地の通信相手とファイル交換を行う場合、ファイルの内容を見ながら所望のファイルを選択して取得するようなことができず、目的の情報を得るのに手間がかかるという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の形状や対応するインタフェース規格、インタフェースの数に依存することなく、無線通信手段を用いて装置間で記憶領域を共有することが可能な携帯通信端末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、他の端末と無線通信を行う通信手段と、データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の制御を行う制御手段とを備え、前記通信手段は前記他の端末からの前記記憶手段に対して直接操作を行うための操作指示を受信し、前記制御手段は前記操作指示に基づいて前記記憶手段におけるデータの書き込みと読み出しの少なくとも一方に関する制御を行うことを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、携帯通信端末において記憶手段を他の端末から操作可能にし、他の端末から記憶手段の記憶領域を共有でき、使用感の差異を感じることなく使用させることが可能となる。
【0010】
また、本発明は、他の端末と無線通信を行う通信手段と、データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は前記他の端末が備える記憶手段に対する直接操作を行うための操作指示を出力し、前記通信手段は前記操作指示を前記他の端末に対して送信することを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、携帯通信端末において他の端末の記憶手段を操作可能にし、他の端末が備える記憶手段を自端末の記憶手段の一部として記憶領域を共有でき、使用感の差異を感じることなく使用することが可能となる。
【0012】
また、本発明は、他の端末と無線通信を行う通信手段と、データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の制御を行う第1の制御手段と、前記他の端末が備える記憶手段を制御する第2の制御手段とを備え、前記第1の制御手段は、前記通信手段を介して前記他の端末から受信した前記記憶手段に対して直接操作を行うための操作指示に基づいて前記記憶手段におけるデータの書き込みと読み出しの少なくとも一方に関する制御を行い、前記第2の制御手段は、前記他の端末が備える記憶手段に対する直接操作を行うための操作指示を前記通信手段を介して前記他の端末に対して送信することを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、携帯通信端末において記憶手段を他の端末から操作可能にし、他の端末から記憶手段の記憶領域を共有できるとともに、他の端末の記憶手段を操作可能にし、他の端末が備える記憶手段を自端末の記憶手段の一部として記憶領域を共有でき、使用感の差異を感じることなく使用可能となる。
【0014】
また、携帯通信端末において、前記通信手段により前記他の端末から受信した前記記憶手段に対する操作指示に対し、前記記憶手段における操作可否、操作許可範囲、操作許可内容の少なくとも一つを判定する操作許可判定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、他の端末により、自端末の記憶手段に対して利用者が意図しない操作が行われることを防止することが可能となる。
【0016】
また、携帯通信端末において、前記通信手段を介して取得した通信相手の他の端末または端末利用者を特定する認証情報に基づいて前記記憶手段における操作可否を判定するとともに、前記判定による認証結果を前記他の端末に通知する認証手続手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、必要な認証情報を持たない第三者によって自端末が操作された場合に、記憶手段に対して利用者が意図しない操作が行われることを防止することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態の説明では、記憶手段を備え相手装置からの操作指示を受けて記憶手段における記憶領域を共有可能にする側の被制御装置となる携帯通信端末などを被操作側端末と称し、この被操作側端末に対して操作指示を行って記憶手段の記憶領域を共有する側の制御装置となる携帯通信端末などを操作側端末と称することとする。また、本実施形態の携帯通信端末が備える無線通信手段は、一般的な通信方式による無線通信が可能なものであり、例えばブルトゥース(Bluetooth )や無線LAN等による近距離無線通信、PDC、PHS(登録商標)やW−CDMA等による移動体通信などを行う通信手段を用いることができる。また、記憶手段は、携帯通信端末が通常備えることができる記憶媒体であればどのようなものでもよく、例えばROMやRAM、メモリカード、あるいは有線や無線で携帯通信端末に接続される外部記憶装置などを用いることができる。
【0019】
(第1実施形態)
第1実施形態は、本発明に係る被操作側端末に関するものであり、図1はその機能的な構成を示すブロック図である。
【0020】
被操作側端末である携帯通信端末10は、操作側端末との間で無線通信を行う通信部101、通信部101を介して送られてくる操作側端末の指示に従って記憶部103を制御する制御部102、データをファイルとして記憶し、任意のファイル操作を行うことができる記憶部103を有して構成される。
【0021】
次に、上記のように構成された携帯通信端末10の動作について説明する。操作側端末から無線通信手段により携帯通信端末10の記憶部103に関する直接操作を行うための操作指示が送られてくると、これを通信部101で受信し、制御部102に伝える。制御部102は、送られてきた操作指示に従って記憶部103を操作する。操作側端末からの操作指示を実行するために、制御部102は自端末に合わせて通信プロトコルやコマンド等を変換する機能を持つようにしてもよい。
【0022】
ここで、記憶部103に対する操作とは、ファイルの読み出し、書き込み、コピー、移動、削除などのパーソナルコンピュータ(以下、PCと呼ぶ)等で一般的に行われるファイル操作を指す。また、操作が行われるデータや操作結果の情報、例えばファイル操作が正常に完了したという情報や、書き込みまたは読み出し禁止のファイルに対して操作を行おうとしたときのエラー情報などは、必要に応じて通信部101と操作側端末の間で送受信を行う。
【0023】
このように、第1実施形態では、操作側端末から携帯通信端末10が管理する記憶部103を操作することができるので、操作側端末は記憶部103を自身に備えた記憶手段の一部としてそのまま記憶部103の一部または全ての記憶領域を共有でき、使用感の差異を感じることなく使用することができる。
【0024】
例えば、携帯通信端末10から操作側端末に対して記憶部103に記憶されたファイル一覧を送ると、操作側端末では利用者がそのファイル一覧を見て必要なファイルを選択し、携帯通信端末10にコピーを行いたい旨の操作指示を送って所望のファイルを取得することが可能になる。
【0025】
また、携帯通信端末10と通信手段を介して通信が可能なPCを操作側端末として、自宅のPCのオペレーティングシステムから携帯通信端末10の記憶部103にアクセスしてファイルを書き込み、そのファイルを会社のPCのオペレーティングシステムから携帯通信端末10の記憶部103にアクセスして読み出すことにより、携帯通信端末10をPCのデータ保存やデータ移動の手段として利用することができる。
【0026】
(第2実施形態)
第2実施形態は、本発明に係る操作側端末に関するものであり、図2はその機能的な構成を示すブロック図である。
【0027】
操作側端末である携帯通信端末20は、被操作側端末と無線通信を行う通信部201、被操作側端末に対し無線部201を介してファイルの操作指示を送る制御部202、データをファイルとして記憶し、任意のファイル操作を行うことができる記憶部203、利用者が端末の操作を行うための入力部205、利用者に対して情報を表示する表示部206を有して構成される。
【0028】
次に、上記のように構成された携帯通信端末20の動作について説明する。利用者は、表示部206を見ながら入力部205の操作キーを操作し、記憶部203に記憶されているメモリダイヤル情報などの端末を特定することのできる情報から被操作側端末を選択する。そして、被操作側端末に備える記憶手段に対する直接操作を行うための操作指示を入力すると、制御部202はこれを通信部201を介して被操作側端末に無線送信する。被操作側端末において実行可能な操作指示を送信するために、制御部202は相手端末に合わせて通信プロトコルやコマンド等を変換する機能を持つようにしてもよい。
【0029】
ここで、被操作側端末の記憶手段に対する操作とは、ファイルの読み出し、書き込み、コピー、移動、削除などのPC等で一般的に行われるファイル操作を指す。また、操作が行われるデータや操作結果の情報、例えばファイル操作が正常に完了したという情報や、書き込みまたは読み出し禁止のファイルに対して操作を行おうとしたときのエラー情報などは、必要に応じて通信部201と操作側端末の間で送受信を行う。
【0030】
このように、第2実施形態では、操作側端末の利用者は被操作側端末を選択し、その被操作側端末の記憶手段を操作することができるので、被操作側端末の記憶手段の一部または全ての記憶領域を記憶部203の一部としてそのまま共有でき、使用感の差異を感じることなく使用することができる。
【0031】
例えば、受信したデータ等によって記憶部203の記憶領域が少なくなったような場合に、記憶部203からファイルの一部を読み出し、選択した携帯通信端末やPC等の被操作側端末に送信する。そして、これを被操作側端末が備えたメモリ等の記憶手段に書き込んで記憶させることにより、記憶部203の不足した記憶領域を補うことが可能となる。
【0032】
(第3実施形態)
第3実施形態は、本発明に係る操作側端末と被操作側端末の機能を併せ持つように構成された携帯通信端末に関するものであり、図3はその機能的な構成を示すブロック図である。
【0033】
携帯通信端末30は、被操作側端末または操作側端末である他の端末と無線通信を行う通信部301、操作側端末から通信通信部301を介して送られてくる指示に従って動作する第1制御部302、他の被操作側端末に対し通信部301を介してファイルの操作指示を送る第2制御部304、データをファイルとして記憶し、任意のファイル操作を行うことができる記憶部303、利用者が端末の操作を行うための入力部305、利用者に対して情報を表示する表示部306を有して構成される。
【0034】
次に、上記のように構成された携帯通信端末30の被操作側端末としての動作について説明する。操作側端末から無線通信手段により携帯通信端末30の記憶部303に関する直接操作を行うための操作指示が送られてくると、これを通信部301で受信し、第1制御部302に伝える。第1制御部302は、操作側端末から送られてきた操作指示に従って記憶部303を操作する。ここで、記憶部303に対する操作とは、ファイルの読み出し、書き込み、コピー、移動、削除などのPC等で一般的に行われるファイル操作を指す。また、操作が行われるデータや操作結果の情報、例えばファイル操作が正常に完了したという情報や、書き込みまたは読み出し禁止のファイルに対して操作を行おうとしたときのエラー情報などは、必要に応じて通信部301と操作側端末の間で送受信を行う。
【0035】
一方、携帯通信端末30を操作側端末として使用する場合の動作は次のようになる。利用者は、表示部306を見ながら入力部305のキー操作を行い、記憶部303に記憶されているメモリダイヤル情報から被操作側端末を選択して、被操作側端末の備える記憶手段に対する直接操作を行うための操作指示を入力する。第2制御部304はこれを通信部301を介して被操作側端末に無線送信する。ここで、被操作側端末の記憶手段に対する操作とは、ファイルの読み出し、書き込み、コピー、移動、削除などのPC等で一般的に行われるファイル操作を指す。また、操作が行われるデータや操作結果の情報、例えばファイル操作が正常に完了したという情報や、書き込みまたは読み出し禁止のファイルに対して操作を行おうとしたときのエラー情報などは、必要に応じて通信部301と操作側端末の間で送受信を行う。
【0036】
このように、第3実施形態では、操作側端末と被操作側端末の両機能を併せ持ち、ファイル操作の送信側と受信側の両方の動作が可能であるので、例えば2台の携帯通信端末30を用意して相互に記憶部303の操作を行うことにより、記憶領域の共有が可能となる。
【0037】
(第4実施形態)
第4実施形態は、本発明に係る被操作側端末に関するものであり、図4はその機能的な構成を示すブロック図である。
【0038】
携帯通信端末40は、操作側端末と無線通信を行う通信部401、無線部401を介して送られてくる操作側端末の指示に従って記憶部403を制御する制御部402、データをファイルとして記憶し、任意のファイル操作を行うことができる記憶部403、利用者が端末の操作を行うための入力部405、利用者に対して情報を表示する表示部406、利用者が記憶部403の操作許可を設定する許可設定部407、設定内容を記憶する許可設定記憶部408、及び記憶された許可設定内容に基づいて記憶部403の操作を許可するかどうかを判定する許可判定部409を有して構成される。
【0039】
次に、上記のように構成された携帯通信端末40の動作について説明する。利用者は表示部406を見ながら入力部405を操作して許可設定部407に指示を与え、端末の備える記憶部403に対して操作側端末からの操作を許可するかどうか、許可する範囲、及び許可する操作の内容などを設定する。許可設定部407はこれらの情報を許可設定記憶部408に記憶する。許可判定部409は、通信部401を介して操作側端末から記憶部403に対する直接操作を行うための操作指示が送られてくると、操作指示の内容が許可設定記憶部408に記憶されている許可内容に含まれるかどうかを判定する。そして判定の結果、許可内容に含まれる場合は、制御部402は操作指示に従って記憶部403を操作する。一方、許可内容に含まれない場合は、操作側端末からの操作指示を拒否する。
【0040】
このように、第4実施形態では、被操作側端末において操作側端末に対する操作許可及び内容を設定できるので、被操作側端末の記憶手段に対して利用者が意図しない操作が行われることを効果的に防止することができる。
【0041】
(第5実施形態)
第5実施形態は、本発明に係る操作側端末と被操作側端末の機能を併せ持つように構成された携帯通信端末に関するものであり、図5はその機能的な構成を示すブロック図である。
【0042】
携帯通信端末50は、被操作側端末または操作側端末である他の端末と無線通信を行う通信部501、通信部501を介して送られてくる操作側端末の指示に従って動作する第1制御部502、任意のファイル操作を行うことができる記憶部503、被操作側端末に対し通信部501を介して記憶手段の操作指示を送る第2制御部504、利用者が端末の操作を行うための入力部505、利用者に対して情報を表示する表示部506、記憶手段を操作する端末を特定する認証手続部507を有して構成される。
【0043】
次に、上記のように構成された携帯通信端末50の被操作側端末としての動作について説明する。まず、操作側端末から無線通信手段により携帯通信端末50の記憶部503に対する直接操作を行うための操作指示を受信すると、認証手続部507は、操作側端末のIDやパスワード、利用者の設定する認証情報等の送信要求を操作側端末に対して送信する。これに応えて操作側端末から認証情報が送られてくると、認証手続部507はその情報を基に記憶部503の操作可否を判定し、操作を許可する場合は通信部501と第1制御部502を接続すると共に、操作の可否についての認証結果を通信部501を介して操作側端末に通知する。そして第1制御部502は、操作側端末から送られてきた操作指示に従って記憶部503を操作する。
【0044】
一方、携帯通信端末50の操作側端末としての動作について説明する。まず、利用者は表示部506を見ながら入力部505のキー操作を行い、記憶部503に記憶されているメモリダイヤル情報から被操作側端末を選択して、被操作側端末が備える記憶部に対する直接操作を行うための操作指示を入力する。第2制御部504はこれを通信部501を介して被操作側端末に無線送信する。そして、被操作側端末から認証情報の送信要求が送られてくると、認証手続部507は要求された認証情報を記憶部503から読み出し、通信部501を介して送信する。このとき、要求された認証情報が記憶部503に保存されていない場合は、認証手続部507は利用者に表示部506に認証情報の入力を要求する旨のメッセージを表示する。利用者はこれを見て入力部505のキーを操作して必要な認証情報を入力し、認証手続部507はこれを通信部501を介して被操作側端末に送信する。
【0045】
認証情報の送信に応えて被操作側端末から認証結果として操作許可の通知が送られてくると、第2制御部504は通信部501を介して被操作側端末の記憶手段を操作する。また、被操作側端末から認証結果として操作不可と通知された場合は、表示部506にこの旨を表示して利用者に知らせる。
【0046】
このように、第5実施形態では、必要な認証情報を持たない第三者によって操作側端末が操作され、記憶部503に対して被操作側端末の利用者が意図しない操作が行われることを防止することが可能になる。
【0047】
なお、操作側端末及び被操作側端末とは別に、認証情報を管理する専用端末またはサーバを用意し、被操作側の認証手続部507で用いる認証情報として、専用端末またはサーバが管理する認証情報を用いてもよい。これによると、例えば社内の携帯通信端末の記憶手段を相互に共有して使用するグループに属する利用者が、同一グループ内の全ての携帯通信端末の認証情報をすべて把握していなくても、専用端末またはサーバが管理する認証情報を利用することで、相互に記憶部の操作が可能になる。
【0048】
上述したように本実施形態によれば、同一の無線通信方式による通信が可能な無線通信手段を備えた携帯通信端末間、または携帯通信端末とPC等との間で、相互に記憶手段を共有して使用することができる。また、他の端末からの操作許可及び内容を設定することにより、他の端末より記憶手段に対する意図しない操作が行われることを防止できる。さらに、通信相手の認証を行うことにより、必要な認証情報を持たない第三者によって端末が操作され、意図しない記憶手段に対する操作が行われることを防止できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置の形状や対応するインタフェース規格、インタフェースの数に依存することなく、無線通信手段を用いて装置間で記憶領域を共有することが可能な携帯通信端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯通信端末の機能的な構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2実施形態に係る携帯通信端末の機能的な構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3実施形態に係る携帯通信端末の機能的な構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4実施形態に係る携帯通信端末の機能的な構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5実施形態に係る携帯通信端末の機能的な構成を示すブロック図
【符号の説明】
10、20、30、40、50 携帯通信端末
101、201、301、401、501 通信部
102、202、402 制御部
103、203、303、403、503 記憶部
205、305、405、505 入力部
206、306、406、506 表示部
302、502 第1制御部
304、504 第2制御部
407 許可設定部
408 許可設定記憶部
409 許可判定部
507 認証手続部

Claims (5)

  1. 他の端末と無線通信を行う通信手段と、データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の制御を行う制御手段とを備え、
    前記通信手段は前記他の端末からの前記記憶手段に対して直接操作を行うための操作指示を受信し、前記制御手段は前記操作指示に基づいて前記記憶手段におけるデータの書き込みと読み出しの少なくとも一方に関する制御を行うことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 他の端末と無線通信を行う通信手段と、データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は前記他の端末が備える記憶手段に対する直接操作を行うための操作指示を出力し、前記通信手段は前記操作指示を前記他の端末に対して送信することを特徴とする携帯通信端末。
  3. 他の端末と無線通信を行う通信手段と、データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の制御を行う第1の制御手段と、前記他の端末が備える記憶手段を制御する第2の制御手段とを備え、
    前記第1の制御手段は、前記通信手段を介して前記他の端末から受信した前記記憶手段に対して直接操作を行うための操作指示に基づいて前記記憶手段におけるデータの書き込みと読み出しの少なくとも一方に関する制御を行い、
    前記第2の制御手段は、前記他の端末が備える記憶手段に対する直接操作を行うための操作指示を前記通信手段を介して前記他の端末に対して送信することを特徴とする携帯通信端末。
  4. 前記通信手段により前記他の端末から受信した前記記憶手段に対する操作指示に対し、前記記憶手段における操作可否、操作許可範囲、操作許可内容の少なくとも一つを判定する操作許可判定手段を備えたことを特徴とする請求項1または3に記載の携帯通信端末。
  5. 前記通信手段を介して取得した通信相手の他の端末または端末利用者を特定する認証情報に基づいて前記記憶手段における操作可否を判定するとともに、前記判定による認証結果を前記他の端末に通知する認証手続手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯通信端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051858A1 (ja) * 2004-11-12 2006-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯電話装置及びそのファイル共有方法
JP2012084945A (ja) * 2010-10-06 2012-04-26 Fujitsu Ltd 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法

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