JP2004070238A - 鍵盤楽器の棚板、鍵盤楽器の打鍵装置およびその製造方法 - Google Patents

鍵盤楽器の棚板、鍵盤楽器の打鍵装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鍵盤楽器に打鍵装置を搭載する場合において、棚板の強度が下がってしまう等の問題を抑制する。
【解決手段】プランジャPJ、アクチュエータAC等を支持する支持ユニットを棚板KBの下面に取り付けるとともに、棚板KBには、各プランジャPJを挿通させる挿通孔を複数穿設する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵盤楽器の棚板、鍵盤楽器の打鍵装置、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は、自動演奏機能を備えた鍵盤楽器10の構成を示す図である。
自動演奏機能は、各鍵KYに対向配置したアクチュエータACの通電を制御し、そのアクチュエータACのプランジャPJを鍵KYの回動端部に突出させて押鍵動作を行うことによって実現される。ここで、各鍵KYは、図面垂直方向に多数配列されており、これら各鍵KYは、棚板KBの上に載置された筬(キーフレーム)KFの上方に配置されている。そして、各鍵KYの後端側の回動端部の上方には、図面左右方向に水平に延びる弦(図示略)が張られており、この弦と各鍵KYとの間には、各鍵KYの動作によって弦を打撃するハンマアクション機構HAが設けられている。かかる構成において、所定のアクチュエータACに押鍵操作を行うべき電流が供給され、対応するプランジャPJが鍵の後端側の回動端部を突き上げると、鍵KYはバランスピンBPに貫通された中央部を中心として回動し、対応するハンマアクション機構HAが駆動される。ハンマアクション機構HAのハンマHMは対応する弦を打撃し、これにより、対応する楽音が発生する。なお、ハンマアクション機構HAは、公知であるため、その詳細な説明は割愛する。
【0003】
ここで、図17は、鍵盤楽器10の棚板KB及び筬KFを示す平面図である。筬KFは、互いに平行に配置された3枚の長板である筬前(フロントレール)KF1、筬中(バランスレール)KF2および筬後(バックレール)KF3と、筬前KF1、筬中KF2および筬後KF3を連結する長板である複数の中貫き(タイプレート)TPにより、矩形の枠組状に構成されている。
【0004】
図16に示すように、筬中KF2の上面には、バランスピンBPが立設されており、このバランスピンBPが各鍵KYの中央部を貫通している。このバランスピンBPは、図中矢印方向の回動を許容するようになっている。また、筬前KF1の上面には、フロントピンFPが立設されており、このフロントピンFPの頂部が鍵KYの前部の内側に侵入させられている。
【0005】
図17に戻り、棚板KBにおける鍵KYの後端部に対応する部分には、鍵盤の全幅わたって延びる長い長方形状の収納孔RPが形成されている。この収納孔RPには、打鍵装置HMMが組み込まれている(図16参照)。かかる打鍵装置HMMは、各鍵KYの後端部を押し上げることによって押鍵動作を与えるものであり、棚板KBに着脱自在に固定された支持ユニットSU、この支持ユニットSUに装着された複数のアクチュエータAC、各アクチュエータACの通電制御により駆動される複数のプランジャPJ等によって構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の自動演奏機能を備えた鍵盤楽器10においては、打鍵装置HMMを収納するための収納孔RPを棚板KBに設ける必要があったため、該打鍵装置HMMを備えていない通常の鍵盤楽器に比べて、著しく棚板KBの強度が下がってしまうという問題があった。
特に、既存の鍵盤楽器に打鍵装置を後付けする場合には、棚板KBに長い収納孔RP(図17参照)を新たに形成し、この収納孔RPに打鍵装置HMMを収納する必要があり、棚板KBの反りの再調整やプランジャPJによる打鍵動作(アクション)の再調整など、煩雑な調整作業が必要であった。
【0007】
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、打鍵装置を鍵盤楽器に搭載した場合であっても、棚板の強度が下がってしまう等の問題を抑制することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した問題を解決するため、本発明に係る鍵盤楽器の打鍵装置は、棚板と、プランジャを移動させることにより対応する鍵を駆動させる複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを前記棚板に支持する支持ユニットとを備え、前記支持ユニットは、前記棚板の下面に配設され、前記棚板には、各プランジャが挿通される複数の孔が設けられ、各孔の径は、前記プランジャのシャフト部の径よりも大きく、前記アクチュエータの径よりも小さいことを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、棚板KBの下面にアクチュエータを支持する支持ユニットが取り付けられ、該アクチュエータに嵌挿されたプランジャが棚板の挿通孔を挿通する。ここで、各挿通孔の径は、プランジャのシャフト部の径よりも大きく、アクチュエータの径よりも小さい。つまり、該挿通孔にはプランジャのみが挿通され、アクチュエータ等が挿通されることはない。よって、棚板に打鍵装置そのものを収納するための大きな収納孔を設ける場合と比較して棚板の強度を上げることが可能となる。
【0010】
また、本発明にかかる鍵盤楽器の打鍵装置の製造方法は、棚板と、プランジャを移動させることにより対応する鍵を駆動させる複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを前記棚板に支持する支持ユニットとを備える鍵盤楽器の打鍵装置の製造方法であって、各プランジャのシャフト部の径よりも大きく、前記アクチュエータの径よりも小さな径の孔を前記棚板に複数穿設する穿設工程と、穿設した複数の孔の各々に各プランジャを挿通させ、前記支持ユニットを前記棚板の下面に配設する配設工程とを具備することを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、棚板KBの下面にアクチュエータを支持する支持ユニットが取り付けられ、該アクチュエータに嵌挿されたプランジャが棚板の挿通孔を挿通する。ここで、各挿通孔の径は、プランジャのシャフト部の径よりも大きく、アクチュエータの径よりも小さい。つまり、該挿通孔にはプランジャのみが挿通され、アクチュエータ等が挿通されることはない。よって、棚板に打鍵装置そのものを収納するための大きな収納孔を設ける場合と比較して棚板の強度を上げることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動ピアノに適用した実施の形態について説明する。
【0013】
A.本実施形態
<自動ピアノ200>
図1は、本実施形態に係る自動演奏機能を備えた自動ピアノ200の主要部を示す部分拡大図である。なお、以下においては、自動演奏機能を備えた従来の鍵盤楽器(前掲図16等参照)と異なる構成要素を中心に説明し、他の構成要素については適宜説明を割愛する。また、図1に示す自動ピアノ200は、本発明をグランドピアノに適用した場合を想定するが、後述するアップライトピアノなど、あらゆる鍵盤楽器に適用可能である。
【0014】
<打鍵装置HMM>
打鍵装置HMMは、棚板KBの下面(床面と対向する面)に着脱自在に取り付けられた複数の支持ユニットSUと、この支持ユニットSUに組み込まれた複数のアクチュエータACと、アクチュエータACによって駆動されるプランジャPJ等によって構成されている。この支持ユニットSUは、各鍵1の後端部の下方にそれぞれ配設されており、該支持ユニットSUに組み込まれた各アクチュエータACがプランジャPJを駆動することにより、対応する鍵KYを駆動する。
【0015】
ここで、図2(a)は本実施形態に係る打鍵装置HMMを取り付ける前の棚板KBを示す下面図であり、図2(b)は、従来の鍵盤楽器における打鍵装置HMMを取り付ける前の棚板KBを示す下面図である。
前述したように、従来の鍵盤楽器においては、打鍵装置HMMを収納するための大きな収納孔RPが棚板KBに設けられていたのに対し(図2(b)参照)、本実施形態に係る自動ピアノ200においては、各プランジャPJを挿通する挿通孔APが棚板KBに複数設けられている(図2(a)参照)。この挿通孔APの径は、プランジャPJのヘッド部PJHの径よりも大きく、アクチュエータACの径よりも小さく設定されている(図1参照)。そして、図1に示すように、アクチュエータACを棚板KBの下面側に設け、プランジャPJのヘッド部PJHが棚板KBの上面(天井面と対向する面)に突出するように構成する。このように構成することで、棚板KBに打鍵装置HMMを収納する収納孔RPを設けた場合と比較して、棚板KBの強度を上げることが可能となる。
【0016】
ここで、図2(a)に戻り、棚板KBは、図示せぬ自動ピアノ200の脚の上端に脚桁FBを介して水平に固定されている。また、棚板KBの下面にはペダル持竿HH及びペダル笠木PHが設けられ、ペダル笠木PHには下方に延びるペダル柱(図示略)が支持されている。このペダル柱の下端には、図示せぬソフトペダル、ラウドペダル、ソステヌートペダルが設けられている。これらのペダルは、それぞれ音を弱める、音を強める、音を延ばすためのペダルであり、これらのペダル操作は、ソフトペダルレバーSL、ラウドペダルレバーLL、ソステヌートペダルレバーSTLを介して所定の機構に伝えられるようになっている。なお、このペダル関連機構については、周知のピアノと同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0017】
<支持ユニットSU>
図1に戻り、支持ユニットSUは、支持プレートSP1と、中央プレートSP2との組み合わせによって構成されている。この支持ユニットSUを構成するプレートのうち、少なくとも中央プレートSP2は、軟鉄などの軟磁性材料により形成されている。
ここで、図3は、支持プレートSP1の上面図であり、図4(a)、(b)は、それぞれ中央プレートSP2の正面図、上面図である。
支持プレートSP1は、断面略コ字形状(図1参照)であり、各鍵KYに対応する複数のアクチュエータACの取り付けができるだけの長さを有している(図3参照)。この支持プレートSP1の幅方向端部には、鍔SGが形成され、各鍔SGには支持プレートSP1の長手方向に延びるネジ孔P1が等ピッチで形成されている。支持プレートSP1は、各鍔SGに設けられたネジ孔P1にネジNが螺合させられることにより、棚板KBの下面に固定される(図1参照)。また、この支持プレートSP1の下部にあたる水平板部FBには、中央プレートSP2を取り付けるための取付孔P2が長手方向に沿って等ピッチで形成されている。また、水平板部FBの取付孔P2の片側には、幅方向に並ぶ一対の透孔P3が形成されている。
【0018】
一方、中央プレートSP2は、図4に示すように、支持プレートSP1と同等の長さを有する平らなプレート本体の幅方向一端から複数の取付片PPが屈曲形成されてなるものである。取付片PPは、支持プレートSP1の取付孔P2に嵌着可能な幅を有する長方形であり、取付孔P2と同ピッチでプレート本体の長手方向に沿って形成されている。この取付片PPには、一対のネジ孔P4が形成されている。また、プレート本体の幅方向両端部には、長手方向に延びる複数の長孔P5が2列ずつ等ピッチで形成されている。詳述すると、プレート本体の外側に並ぶ複数の長孔P5からなる長孔列P5Aと、内側に並ぶ複数の長孔P5からなる長孔列P5Bが形成されている。ここで、上段と下段のそれぞれにおいて、長孔列P5Aに属する長孔P5と、長孔列P5Bに属する長孔P5は、横方向にずれており、正面視して千鳥状を呈している。この上段及び下段に設けられた各長孔P5のピッチは、鍵KYのピッチとほぼ等しく設定されている。
【0019】
このような中央プレートSP2は、次のようにして支持プレートSP1に取り付けが行われる。まず、中央プレートSP2の各取付片PPを支持プレートSP1の閉塞側の側面から各取付孔P2に挿入する。すると、取付片PPに設けられた一対のネジ孔P4が、支持プレートSP1に設けられた一対の透孔P3にそれぞれ合致する。このように一対のネジ孔P4と一対の透孔P3が合致した状態において、図示せぬネジをねじ込むことにより、支持プレートSP1に対する中央プレートSP2の取付が行われる。
【0020】
<アクチュエータAC>
アクチュエータACは、図5に示すように、磁性材料からなり磁路の主部を形成するヨークYK、このヨークYKに組み込まれたソレノイドSD等により構成され、ソレノイドSDにはプランジャPJが嵌挿されている。
【0021】
ヨークYKは、断面略クランク形状の第1のヨークYK1と断面略コ字状の第2のヨークYK2とがねじN2、N3で互いに結合されてなるもので、全体としてコ字状の両端に鍔SG1が形成された断面形状を有している。ヨークYKは、開放側の側面が中央プレートSP2に向けられ、鍔SG1が上下に配されて取り付けられるようになっている。この取付状態において、互いに対向する上下の水平片部FHには、それぞれ挿通孔P6が形成されている。また、上下の鍔SG1には、上下一対のねじ孔P7、P8がそれぞれ形成されている。
【0022】
ソレノイドSDは、軸心に貫通孔P9を有する円筒状のボビンBBと、このボビンBBに巻かれた図示せぬコイルとから構成されている。このソレノイドSDは、前記ヨークYKの内側の凹部に、ボビンBBの両端のフランジが上下の水平片部FHに当接する状態で組み込まれている。ソレノイドSDはこれら水平片部FHに挟まれ、水平片部FHにわたって装着されるねじN3により脱落不能にヨークYKに固定される。
【0023】
図1に戻り、このような構成を有するアクチュエータACを駆動する駆動回路が設けられた基板DBは、支持プレートSP1の各側壁SPWに固定され、この駆動回路からの駆動電流がアクチュエータACのコイルに供給されることによってアクチュエータACが作動する。このコイルと駆動回路はリード線RSによて接続され、基板DBの駆動回路には図示せぬ別の基板に設けられた制御回路から制御電流が供給される。なお、本実施形態では、制御回路と駆動回路が別基板に設けられている場合を想定するが、同一基板に設けるようにしても良い。また、支持ユニットSUの空きスペース等を考慮し、駆動回路が搭載される基板DBを支持ユニットSUに設けることなく、図示せぬ回路ユニット等に設けるようにしても良い。かかる場合には、支持プレートSP1の底壁にリード線RSを通すリード通し孔を設け、駆動回路と回路ユニット等をリード線RSによって接続すれば良い。
【0024】
<プランジャPJ>
プランジャPJは、前述したように連続するボビンBBの貫通孔P9とヨークYKの上下の挿通孔P9に、摺動自在に嵌挿されている(図5参照)。
ここで、図6は、プランジャPJの構成を示す図である。
プランジャPJは、略円柱形状の基部PJBと、これに同軸状に結合された略円柱形状のシャフト部PJSと、シャフト部PJSの上端部に設けられたヘッド部PJH等により構成されている。
略円柱形状の基部PJBは、軟鉄等の磁性材料から形成され、その一端面には開口するネジ孔P9が形成されている。基部PJBは、シャフト部PJSの下端部に形成されたおねじがこのネジ孔P9に螺合されることにより、該シャフト部PJSと結合されている。
【0025】
シャフト部PJSは、棚板KBの挿通孔APを挿通するのに十分な長さを有しており、該シャフト部PJSの上端部には、ゴム製等のヘッド部PJHが取り付けられ、該シャフト部PJSの中央やや下の部分には、緩衝材等によって形成されたストッパSTPが設けられている。
【0026】
さて、かかるプランジャPJが嵌挿されているアクチュエータACは、図7に示すように、中央プレートSP2の前後の取付面S1、S2に対して平面視して千鳥状になるように取り付けられている。その取り付けには、上下段のそれぞれの長孔列P5A、P5Bが利用され(図4参照)、この場合、例えば外側の長孔列P5Aに属する長孔P5が前側に取り付けるためのもの、内側の長孔列P5Bに属する長孔P5が後側に取り付けるものとして利用される。
【0027】
詳述すると、中央プレートSP2の前側にアクチュエータACを取り付ける際には、図5に示すヨークYKの上下の鍔SG1に設けられている上下一対のねじ孔P7、P8のうち外側の各ねじ孔P7を、図4に示す中央プレートSP2の上下段の外側の長孔列P5Aに合わせる。そして、中央プレートSP2の長孔列P5Aに属する長孔P5とヨークYKのねじ孔P7を介して、後側からねじN4をねじ込む(図7参照)。
【0028】
また、中央プレートSP2の後側にアクチュエータACを取り付ける際には、図5に示すヨークYKの上下の鍔SG1を上下一対のねじ孔P7、P8のうち内側のねじ孔P8を、図4に示す中央プレートSP2の上下段の内側の長孔列P5Bに合わせる。そして、中央プレートSP2の長孔列P5Bに属する長孔P5とヨークYKのねじ孔P8を介して、前側からねじN5をねじ込む(図7参照)。
【0029】
このような取付けが行われることにより、プランジャPJが鍵KYの後端部の直下に配置されるように、かつ隣接する鍵KYと前後の配置を交互にされながら平面視して千鳥状に配列されている(図7参照)。ここで、棚板KBに設けられた挿通孔APの径は、前述したようにプランジャPJのヘッド部PJHの径よりも大きく設定されている。よって、上記のように各プランジャPJのヘッド部PJHが、棚板KBの挿通孔APを介して鍵KYの後端部の直下に配置されるようにアクチュエータACを取り付けることが可能となる。なお、ねじN4、N5を緩め、図4に示す長孔P5に沿って中央プレートSP2に対するヨークYKの取付位置を適宜調整することにより、各プランジャPJを各鍵KYの後端部の直下に配置することを容易に実現できる。また、前述の如く中央プレートSP2は磁性材料によって形成されていることから、該中央プレートSP2は、ヨークYKとともに各アクチュエータACの磁路を形成する磁路形成部として成り立っている。
【0030】
以上説明した状態において、基板DBの駆動回路から駆動電流がアクチュエータACのコイルに供給されると、アクチュエータの断面を巡回する磁場発生する。その際、ヨークYKと中央プレートSP2とが磁路として機能する。そして、発生した磁場により、プランジャPJに上方へ向かう力が作用し、プランジャPJは上動する。この結果、棚板KBの上面側に突出したプランジャPJのヘッド部PJHが鍵KYの後端部を突き上げ、押鍵動作を行う。これにより、ハンマアクション機構HAはユーザが鍵KYを押下したときと同様の動作を行い、対応する楽音が奏される。かかる押鍵動作が終了すると、アクチュエータACへの駆動電流の供給が停止され、プランジャPJは下動して元の位置に戻る。このようなプランジャPJの動きにより、押鍵動作がなされ、自動演奏が行われる。
【0031】
以上、本実施形態に係る打鍵装置HMMを備えたグランドピアノについて説明を行った。以下、既存のグランドピアノに該打鍵装置HMMを後付けする場合について説明する。
【0032】
図8は、既存のグランドピアノにおける各鍵KYと棚板KBとの関係を示す図である。
打鍵装置HMMをグランドピアノに設ける際、まず各鍵KYの隙間から下の板(或いは鍵盤の下にひいた型紙)にマークする等して鍵盤挽割位置(図8に示すPPS参照)を特定する。そして、この鍵盤挽割位置をもとにして棚板KBに挿通孔APを設ける位置(穿設位置)を決定し、決定した穿設位置に該挿通孔APを穿設する。ここで、穿設位置の決定方法について詳述すると、鍵盤挽割位置からグランドピアノの間口方向に約7mmずれた位置(鍵盤の挽割幅;約14mm)を穿設位置として決定し、この位置に対応する棚板KBの部分に挿通孔APを穿設する(詳細は後述)。なお、型紙に鍵盤挽割位置をマークした場合には、この型紙を棚板KBにあてがい、棚板KBの上若しくは下から該挿通孔APを複数穿設する。ここで、型紙にマークされた鍵盤挽割位置と各鍵KYとの位置関係については、別途定めておく等により、マークされた鍵盤挽割位置から挿通孔の穿設位置を決定すれば良い。そして、上記のように各プランジャPJのヘッド部PJHが、棚板KBの挿通孔APを介して鍵KYの後端部の直下に配置されるようにアクチュエータACを取り付け、打鍵装置HMMの後付け作業を終了する。
【0033】
以上説明したように、本実施形態に係る自動ピアノ200によれば、棚板KBの下面に支持ユニットSUを取り付け、プランジャPJのヘッド部PJHが棚板KBを挿通するように構成されている。すなわち、本実施形態に係る棚板KBには、プランジャPJのヘッド部PJHを挿通させることができる挿通孔APを設けるのみで足り、従来のように打鍵装置HMMそのものを収納するための収納孔RPを設ける必要がない(従来技術の項参照)。この結果、収納孔RPを設けた場合と比較して棚板KBの強度を上げることが可能となる。
【0034】
また、本実施形態に係る打鍵装置HMMを既存のグランドピアノ等に後付けする場合も同様に、鍵盤挽割位置をもとにして現物合わせにより上記挿通孔APを棚板KBに複数穿設することができる。これにより、あらゆる種類のピアノ等について、製造時であるか後付けであるかを問わず、自由に打鍵装置HMMを取り付けることができる。
【0035】
また、上記挿通孔APを棚板KBに形成するためには、特殊な工具等を必要とせず、電動ドリルやきりなどの一般的な工具を使用することができる。この結果、打鍵装置HMMの取付にかかる費用を抑えることが可能となる。
また、棚板KBに設ける上記複数の挿通孔APは、該棚板KBの強度に影響を与えない程度の孔であるので、棚板KBの反りや、ハンマアクション機構HAを再調整するといった煩雑な作業は不要となる。
【0036】
なお、棚板KBの挿通孔APの径に関して、少なくともプランジャPJのシャフト部PJSの径よりも大きく、アクチュエータACの径よりも小さく設定されていれば良い。例えば、プランジャPJのヘッド部PJHが着脱可能な場合には、まず棚板KBに設けた挿通孔APにヘッド部PJHが装着されていないプランジャPJを挿通する。そして、棚板KBの上面に突出したプランジャPJのシャフト部PJSの上端に、ヘッド部PJHを装着する。このように、プランジャPJのヘッド部PJHが着脱可能な場合には、棚板KBの挿通孔APの径をシャフト部PJSより大きくしさえすれば、プランジャPJを挿通孔APに挿通させることができ、これにより、本実施形態と同様の効果が得られる。
【0037】
B.変形例
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまで例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0038】
<変形例1>
図9は、変形例1に係る挿通孔APを設ける前の棚板KB’を例示する図である。
図9に示すように、棚板KB’の下面(若しくは上面)には、挿通孔APを穿設すべき位置を決定するための目印となる浅い凹部OUが設けられている。このように、棚板KB’の下面に予め凹部OUを設けておけば、現物に合わせて上記挿通孔APを棚板KB’に穿設する作業がより簡易なものとなる。なお、上記凹部OUの代わりに、目印となるマークを付したり、切り込みを入れたりしても良い。
【0039】
<変形例2>
図10は、変形例2に係る打鍵装置HMM’の構成を示す図である。
同図に示すように、変形例2にかかる棚板KBには、プランジャPJのストッパSTPよりも径の大きな挿通孔AP’が複数設けられ、この挿通孔AP’内に該ストッパSTPが収容されるようになっている。かかる構成を採用することで、プランジャPJのストッパSTPが挿通孔AP内に収容されない打鍵装置HMM(前掲図1参照)と比較して、棚板KBの下側に突出する支持ユニットSUの高さ方向の幅を抑えることができる。なお、本変形例に係る打鍵装置HMM’は、支持ユニットSUが棚板KBの下面にL字金具LM等を介してねじN6等により固定されている点、駆動回路を構成するコンデンサ回路CEC及びドライブ回路DECが仕切板DIBを介して異なるエリアに設けられている点などにおいて前掲図1に示す打鍵装置HMMと相違するが、基本的な構成についてはほぼ同様に説明することができるため、これ以上の説明は割愛する。
【0040】
なお、棚板KBに形成すべき上記挿通孔AP’に関して、通常の電動ドリルを用いて一定の径を有する挿通孔を棚板KBに形成しても良いが、例えば段付ドリルを用いて径の異なる多段挿通孔MSAP(図11参照)を棚板KBに形成しても良い。また、図12に示すように、棚板KBの各挿通孔の上部を覆うプランジャ用のブッシュBSHを設けるようにしても良い。なお、本変形例に係るプランジャ用のブッシュBSHを本実施形態に係る打鍵装置に適用しても良いのは勿論である。
【0041】
<変形例3>
また、上述した本実施形態では、グランドピアノに適用した場合について説明したが、例えばアップライトピアノ、チェンバロ、チェレスタ、オルガン等、あらゆる鍵盤楽器に適用可能である。
ここで、図13は、変形例3に係るアップライトピアノに搭載した打鍵装置HMM’’の部分拡大図であり、図14(a)は、打鍵装置HMM’’の上面図、図14(b)は打鍵装置HMM’’の正面図である。
図13に示すように、アップライトピアノの棚板KBの後端部には、前掲図1に示すグランドピアノの棚板KBと同様、プランジャPJを挿通させるための挿通孔APが複数設けられている。また、図14に示すようにアップライトピアノに適用した打鍵装置HMM’’においては、アクチュエータACが上下の位置を交互に変換されたながら、支持プレートSP1’の長手方向に沿って千鳥状に配列される。この支持プレートSP1’等によって構成された支持ユニットSU’は、図13に示すように断面L字形状を有するL字金具LM’を介してねじN7等により棚板KBの下面に固定される。
【0042】
このように、アップライトピアノに適用した打鍵装置HMM’’の構成とグランドピアノに適用した打鍵装置HMMの構成との間に相違点はあるものの、プランジャ挿通用の挿通孔APを棚板KBに設ける点において一致するため、上記本実施形態と同様の効果(棚板の強度を上げる等)が奏される。なお、既存のアップライトピアノに該打鍵装置を後付けする場合には、上述した本実施形態と同様、まず各鍵KYの隙間から下の板(或いは鍵盤の下にひいた型紙)にマークする等して鍵盤挽割位置(図15に示すPPS’参照)を特定する。そして、この鍵盤挽割位置をもとにしてプランジャ用の挿通孔APを棚板KBに複数穿設する。ここで、穿設位置の決定方法について詳述すると、鍵盤挽割位置(鍵盤の挽割幅;約14mm)からグランドピアノの間口方向に約7mmずれた位置(図15に示す黒点参照)を穿設位置として決定し、この位置に対応する棚板KBの部分に挿通孔APを穿設する。このように、アップライトピアノに打鍵装置HMM’’を後付けする場合についても、本発明を適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鍵盤楽器に打鍵装置を搭載した場合であっても、棚板の強度が下がってしまう等の問題を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る自動演奏機能を備えた自動ピアノの主要部を示す部分拡大図である。
【図2】(a)は本実施形態に係る打鍵装置を取り付ける前の棚板を示す下面図であり、(b)は、従来の鍵盤楽器における打鍵装置を取り付ける前の棚板KBを示す下面図である。
【図3】支持プレートを示す図である。
【図4】中央プレートを示す図である。。
【図5】アクチュエータの構成を示す図である。
【図6】プランジャの構成を示す図である。
【図7】アクチュエータの配列を示す図である。
【図8】既存のグランドピアノにおける各鍵と棚板との関係を示す図である。
【図9】変形例1に係る挿通孔を設ける前の棚板を例示する図である。
【図10】変形例2に係る打鍵装置の構成を示す図である。
【図11】変形例2に係る棚板に設けた多段挿通孔を例示する図である。
【図12】変形例2に係るプランジャ用のブッシュを説明するための図である。
【図13】変形例3に係るアップライトピアノに搭載した打鍵装置の部分拡大図である。
【図14】変形例3に係る打鍵装置の構成を示す図である。
【図15】既存のアップライトピアノにおける各鍵と棚板との関係を示す図である。
【図16】従来における自動演奏機能を備えた鍵盤楽器の構成を示す図である。
【図17】従来における鍵盤楽器の棚板及び筬を示す平面図である。
【符号の説明】
200・・・自動ピアノ、KY・・・鍵、KB・・・棚板、HMM、HMM’、HMM’’・・・打鍵装置、SU・・・支持ユニット、SP1・・・支持プレート、SP2・・・中央プレート、AC・・・アクチュエータ、AP、AP’・・・挿通孔、MSAP・・・多段挿通孔、PJ・・・プランジャ、PJH・・・ヘッド部、PJS・・・シャフト部、PJB・・・基部。

Claims (7)

  1. 棚板と、プランジャを移動させることにより対応する鍵を駆動させる複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを前記棚板に支持する支持ユニットとを備え、前記支持ユニットは、前記棚板の下面に配設され、前記棚板には、各プランジャが挿通される複数の孔が設けられ、各孔の径は、前記プランジャのシャフト部の径よりも大きく、前記アクチュエータの径よりも小さいことを特徴とする鍵盤楽器の打鍵装置。
  2. 前記プランジャのシャフト部には、当該シャフト部よりも径の大きなストッパが設けられ、前記棚板に設けられた各孔の径は、前記ストッパの径よりも大きく、前記アクチュエータの径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器の打鍵装置。
  3. 前記棚板に設けられた各孔の上方には、プランジャ用のブッシュが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の鍵盤楽器の打鍵装置。
  4. 棚板と、プランジャを移動させることにより対応する鍵を駆動させる複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを前記棚板に支持する支持ユニットとを備える鍵盤楽器の打鍵装置の製造方法であって、
    各プランジャのシャフト部の径よりも大きく、前記アクチュエータの径よりも小さな径の孔を前記棚板に複数穿設する穿設工程と、
    穿設した複数の孔の各々に各プランジャを挿通させ、前記支持ユニットを前記棚板の下面に配設する配設工程と
    を具備することを特徴とする鍵盤楽器の打鍵装置の製造方法。
  5. 前記棚板には、予め孔の穿設位置を決定するための目印が付されており、前記穿設工程においては、当該目印に基づき前記複数の孔が穿設されることを特徴とする請求項4に記載の鍵盤楽器の打鍵装置の製造方法。
  6. 前記穿設工程に先立って行われる工程であって、各鍵の挽割位置から前記複数の孔の穿設位置を決定する穿設前工程をさらに具備し、前記穿設工程においては、決定した穿設位置に前記複数の孔を穿設することを特徴とする請求項4に記載の鍵盤楽器の打鍵装置の製造方法。
  7. プランジャを移動させることにより、対応する鍵を駆動する複数のアクチュエータと、前記複数のアクチュエータを棚板に支持するための複数の支持ユニットとを備えた鍵盤楽器の棚板であって、
    各プランジャが挿通される複数の孔が設けられ、各孔の径は、前記プランジャのシャフト部の径よりも大きく、前記アクチュエータの径よりも小さいことを特徴とする鍵盤楽器の棚板。
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