JP2004065776A - Game machine, pachinko game program and server - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技装置などの遊技機、パチンコ遊技プログラム、及びサーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技機としてのパチンコ遊技装置は、矩形枠状の本体枠と、同本体枠に組み込まれ、障害釘や各種入賞口などの遊技盤構成要素を設けた遊技盤と、同遊技盤の前面に設けられた本体枠の透明窓枠と、同透明窓枠の下側で前記本体枠の前面に設けられた上皿及び下皿と、同下皿の右側に設けられた発射ハンドルとを備えるとともに、前記遊技盤上に、変動・停止表示される複数の識別情報画像並びに遊技の状況に応じて適宜、動画像、静画像若しくはこれらを組合わせた画面画像を表示可能とした表示部を設けた構成が一般的になっている。なお、表示部は液晶画面やCRTなどから構成されている。
【0003】
また、上記パチンコ遊技装置は、予め定められた遊技プログラムを実行する制御部を備えており、同制御部によって、前記表示部などを含め装置の略全体を制御するようにしている。
【0004】
上記した近年のパチンコ遊技装置では、遊技機としてよく知られているスロットマシンのように、図柄の組み合わせによりメダルが払い出される遊技形態が取り入れられた、所謂「可変表示ゲーム」を実行する遊技形態が採用され、これが人気を博している。
【0005】
すなわち、従来のパチンコ遊技装置の遊技形態の基本は、前記発射ハンドルを操作して、遊技盤に設けられた入賞口に所謂パチンコ玉と呼ばれる金属製の遊技球を入球させることにより代価として入賞球を得、この入賞球の多寡を競うものであるが、可変表示ゲームを採用したパチンコ遊技装置では、遊技球を発射して前記入賞口の一種である始動口へ入賞させ、その入賞に基づき当選かはずれかを抽選するとともに、抽選結果に応じて前記表示部上に識別情報画像を変動表示させ、抽選結果が当選となって識別情報画像が予め定められた組合わせで停止表示された場合には、特別に遊技球が入球しやすくなるように構成された入賞口の一種である大入賞口を開放して、遊技者に有利な状態である所謂「大当たり遊技状態」を発生させるようにしている。
【0006】
上記可変表示ゲームについてより具体的に説明すると、遊技球が前記始動口へ入球すると、その入球を受けて内部抽選が行われ、表示部上では、複数の識別情報画像としての例えば3つ図柄(数字などを含む)が、夫々その場で回転したりスクロールしたりして変動状態が表示されるとともに、抽選結果に応じた組み合わせで停止表示される。
【0007】
この識別情報画像の変動表示から停止表示までを1つのゲーム行程として実行し、抽選結果が当選となった場合、それに応じて複数の図柄が予め定められた所定の組み合わせで停止して(例えば「1」、「1」、「1」などの所謂「ぞろ目」からなる当選組み合わせで停止する)、前述した「大当たり遊技状態」に移行し、閉鎖状態と開放状態とに開閉可能な前記大入賞口を所定時間開放して閉鎖する動作を15回〜16回程度繰り返すことにより、開放状態において遊技球の入賞が通常よりも容易となる状態を提供するようにしている。
【0008】
このように、可変表示ゲームを採用したパチンコ遊技装置では、遊技者側から見ると、識別情報画像の変動・停止が行われて当選組み合わせになると、遊技球の払い出し量が増加可能な状態、すなわち遊技者に有利な状態が創出されるようになっている。
【0009】
しかも、上記可変表示ゲームでは、抽選結果によって、前記した複数図柄の当選組み合わせの中でも、例えば「3」「3」「3」や「7」「7」「7」などのような予め定められた特定の組み合わせとなった場合には、大当たり遊技状態の終了後に再び大当たりとなる確率が高くなる確率変動状態になるようにして、大当たり状態終了後に再度大当たり遊技状態になる確率が高くなるようにしている。例えば、通常では、大当たり遊技状態へ移行する確率は320分の1程度であるところを、確率変動状態では、それを60分の1程度までアップさせるのである。
【0010】
また、可変表示ゲームを行うようにしたパチンコ遊技装置は、通常、それぞれ特定のテーマが決められており、そのテーマに沿った背景画像やキャラクタ画像などの静止画像、動画像からなる画面画像が、前記識別情報画像とともに表示部に表示される。
【0011】
そして、これらの画面画像によって、前記図柄の変動表示を中心に、テーマに沿ったストーリー性を有する演出が映像として表示されるようになっており、特に大当たり遊技状態となると、様々な楽しい映像が演出画面として表示されるようになって遊技者を楽しませるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、可変表示ゲームを採用した上記従来のパチンコ遊技装置は、未だ下記に示す課題が残されていた。
【0013】
すなわち、上述したように、抽選で当選し、識別情報画像である3つの図柄が当選組み合わせになれば、大当たり遊技状態となって多量の入賞球を獲得して利益を得ることが可能であり、表示部上でも楽しい演出画像が表示され、楽しい遊技となることから、遊技者は当然ながらかかる大当たり遊技状態が実現することを目標にして遊技している。
【0014】
しかし、通常の遊技状態や確率変動状態から大当たり遊技状態になる確率は上述したように略一定であることから、一旦大当たり遊技状態が発生するとその後はある程度の遊技時間を経ないと大当り遊技状態には至らないというように遊技の意外性が乏しくなって、遊技が単調になってしまいがちであった。
【0015】
したがって、遊技に対する興味が薄れるとともに、興奮を覚えることもなくなり、やがては遊技に飽きてしまうという問題があった。特に、遊技に熟練した者は、遊技状態の傾向などを読んで、すなわち、将来的にどの程度有利な状態が発生するか、利益を得ることができるかを予測し、遊技を止めて遊技台を離れてしまうことが多くなってしまう。そして、これが結局は所謂「客離れ」という状況を生み出すことになるという問題があった。
【0016】
そこで、表示部において変動・停止表示される複数の識別情報画像が予め定められた当選組み合わせで停止表示されると、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ即時に移行する第1大当たりの他に、複数の識別情報画像が予め定められた当選組み合わせで停止表示されても即時には大当たり遊技状態へ移行せず、所定期間保留した後に何らかの条件クリアを契機として大当たり遊技状態に移行する第2大当たりとを設定したパチンコ遊技装置が提案されている。
【0017】
かかる第2大当たりをストックと呼ぶとすると、このストック機能を有するパチンコ遊技装置ではストック数が貯まれば爆発的な賞球が見込まれるし、いつストックが放出されるかという期待感が膨らむ。そして、遊技に対して興味がつきず、かつ興奮も高まって長時間にわたって遊技を楽しませることができるとともに、実際にストック放出を体験したときの達成感や喜びは通常のパチンコ遊技に比べてはるかに大きくなることが考えられる。
【0018】
しかし、前述のストックに対する抽選、ストック放出のタイミング等はパチンコ遊技機の内部制御にて実行されるものであるから、ストック放出が実行されていることを遊技者に明確に報知しない場合は、賞球数が少ないことへの不満及び不快感が募ってくる虞がある。
【0019】
そこで、ストックに対する抽選の様子、及びその抽選結果を遊技者に告知することによって、より一層遊技者の喜びを高めることができると考えられるが、そこまでを考慮した提案はいまだなされていない。
【0020】
本発明は、上記課題を解決するための遊技機、パチンコ遊技プログラム、及びサーバを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明では、変動・停止表示される複数の識別情報画像が予め定められた組み合わせで停止表示されると、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とした遊技機において、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したことを受けて実行される抽選処理、若しくは適宜のタイミングで実行される抽選処理によって当選かはずれかを抽選し、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う前記第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択し、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するようにしたことを特徴とする遊技機に係るものである。したがって、ストック放出時には、遊技球の入賞が通常よりも容易な状態が通常の大当たり遊技状態よりもはるかに長く続くことから大量の賞球払い出しが見込まれるし、また、いつこのようなストック放出がなされるかという期待感が膨らむことから、遊技者は遊技に対して興味がつきず、かつ興奮も高まって長時間にわたって遊技を楽しむことが可能となる。しかも、本実施の形態では、特にストックについての抽選を行い、その抽選の様子を遊技者に告知するようにしているため、ストックされるかどうかについて遊技者の期待感を高めることが出来るとともに、実際にストックされたことを知り得た遊技者の喜びは通常のパチンコ遊技と比べて大きくなり、パチンコ遊技に対する興奮がさらに高まって、面白さを増大させることが可能となる。
【0022】
すなわち、請求項1記載の本発明では、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかの抽選を行う抽選手段と、抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示する複数の識別情報画像を表示可能とした表示手段と、前記抽選手段による抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、大当たり遊技状態への移行を、前記識別情報画像の停止表示直後になされる第1の大当たりと、所定期間保留した後になされる第2の大当たりとから選択する大当たり遊技選択手段と、前記大当たり遊技選択手段で抽選によって第2の大当たりを選択する第2大当たり抽選手段と、前記第2大当たり抽選手段で第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する告知手段とを備えることを特徴とする遊技機とした。
【0023】
また、請求項2記載の本発明では、前記告知手段は、表示手段によって識別情報画像が停止表示された後に行うこととした。
【0024】
また、請求項3記載の本発明では、前記告知手段は、複数の識別情報画像を変動・停止表示させることによって行うこととした。
【0025】
請求項4記載の本発明では、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したと判断されたことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するステップと、抽選結果を受けて複数の識別情報画像を変動・停止表示するステップと、抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択するステップと、抽選によって第2の大当たりを選択するステップと、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するステップと、を有することを特徴とするパチンコ遊技プログラムとした。
【0026】
請求項5記載の本発明では、端末機と通信可能であり、遊技機を示す遊技機画像を各端末機に表示可能としたサーバであって、前記端末機に表示される遊技機画像の遊技盤上に発射された仮想遊技球が所定の画像入賞口に入球したと判断したことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するとともに、遊技機画像中に複数の識別情報画像を変動・停止表示させ、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択可能とし、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する制御を、各端末機に対して行うこととした。
【0027】
【発明の実施の形態】
先ず、以下に説明する本発明の実施の形態で用いる用語を定義する。
【0028】
(用語の定義)
「画面画像」
画面画像とは、後述する「識別情報画像」である変動する図柄の範疇に含まれる数字などを含む図柄や、キャラクタ画像、背景画像など表示部に表示される静止画像や動画像全てを含む概念である。
【0029】
「識別情報画像」
図柄(文字、記号、絵柄又は模様等)を用いて、視覚により識別可能な情報を表した表示画像をいう。
【0030】
「変動・停止表示」
複数の識別情報画像としての各図柄が順次変化する場合、例えば1つの識別情報画像である図柄「7」から他の識別情報画像である図柄「8」へ表示を変更する場合や、図柄「9」から他の図柄「☆」へ変更して表示する場合のほか、識別情報画像を表示し得る表示領域において1つの識別情報画像が表示されたままその識別情報画像が移動して表示されるような場合、例えば、1つの図柄「7」が表示領域内において表示されつつ移動する場合を含む概念を変動表示と呼び、これが停止した状態を停止表示と呼ぶ。さらに、複数の識別情報画像の組み合わせが決定されて停止表示された状態を変動・停止表示と呼ぶ。なお、識別情報画像の表示態様が変化する場合、例えば1つの図柄「7」が変形して横長に表示されたり縦長に表示されたりする場合や、図柄が拡大あるいは縮小されて表示される場合等も変動表示の概念に含む。
【0031】
「可変表示ゲーム」
スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであって、複数の識別情報画像である複数の図柄から構成された識別情報画像群を表示部に表示し、前記図柄それぞれが変動するように表示した後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示し、全ての図柄が停止したときにおける図柄の組み合わせが所定の組み合わせとなったときに、パチンコ遊技を遊技者に有利な状態に移行させることができるようにしたものであって、この変動表示と停止表示とを1つの行程として実行されるゲームである。図柄の変動・停止は、通常、遊技球が所謂始動口と呼ばれる特定の入賞口へ入賞したときに開始される。また、図柄の停止結果は、遊技球が始動口に入賞したことを受けて当選かはずれかを内部抽選し、その抽選結果に応じて決定される。また、この可変表示ゲームは所定回数保留しておくことができる。
【0032】
「当選」
当選とは、遊技機において内部抽選を行った結果により決定される好ましい状態を指すものである。一般には、遊技球が前記始動口に入球した場合に、遊技者に有利な遊技状態のなかでも代表的な「大当たり遊技状態」に移行させるか否かを内部抽選して、「大当たり遊技状態」に移行することが決定された場合を「当選」と呼ぶが、それのみならず、本明細書においては、なんらかの決定を下す際に遊技機内部で抽選行為が行われ、その結果が遊技者にとって有利な場合は全て「当選」と呼ぶ。例えば、後述する「ストック」を決定する場合に内部抽選を行うことがあり、その抽選結果がストックを行うことに決定した場合にも「当選」と呼ぶ。
【0033】
「当選組み合わせ」
上述した内部抽選の結果に応じて、前述した「識別情報画像」を表示部において変動表示させるが、内部抽選の結果が「当選」の場合に対応する識別情報画像の組み合わせを指す。かかる組み合わせは予めいくつか定められており、一般的には、例えば「1」、「1」、「1」や「6」、「6」、「6」などの所謂「ぞろ目」からなる組み合わせとすることが多い。
【0034】
「外れ組み合わせ」
上記した可変表示ゲームの結果、停止表示された識別情報画像の組み合わせが上記当選組み合わせ以外となった組み合わせを指す。
【0035】
「大当たり遊技状態」
内部抽選により「当選」となった場合に発生し、遊技者に有利な状態や利益を提供できる状態をさす。通常の大当たり遊技状態では、識別情報画像が変動表示されて、上記「当選組み合わせ」で停止表示された場合、閉鎖状態と開放状態とに開閉自在とした大入賞口が所定時間開放されてその後閉鎖されるという動作(一連の動作を1ラウンドとする)を所定ラウンド回数(15ラウンド乃至は16ラウンド程度)繰り返し、開放状態において遊技球の入賞が通常よりも容易な状態を提供するようにしている。
【0036】
さらに、本明細書における「大当たり遊技状態」とは、上述したように大入賞口の開閉動作が繰り返されて遊技者に有利な状態を提供する通常の大当たり遊技状態のほか、払い出しされるべき賞球を保留して後にまとめて払い出すことや、前記した通常の大当たり遊技状態に移行する権利を保留して、後にその権利を行使するようにした「ストック」の概念も含む。
【0037】
「第1大当たり」
上述した「大当たり遊技状態」のうち、大当たり遊技状態への移行が前記識別情報画像の停止表示直後になされるものを指す。すなわち、上述の通常の大当たり遊技状態がこれに相当する。なお、保留され得る可変表示ゲームの上限回数が予め定められているとともに、その上限回数を超えて可変表示ゲームが保留されない遊技機においては、可変表示ゲームに先立って実行される内部抽選処理も行われない場合がある。すなわち、保留された可変表示ゲームの回数が上記上限回数に達しているときに始動口に遊技球が入った場合、可変表示ゲームが保留されないため、第1大当たりに関する内部抽選は行われない。
【0038】
以下の説明において、第1大当たりに基づいて遊技者に有利な状態が提供されている状態を、単に「大当たり遊技状態」という場合もあれば、「第1大当たり状態」という場合もある。
【0039】
「第2大当たり」
上記した「大当たり遊技状態」のうち、払い出しすべき賞球を保留して後にまとめて払い出すことや、前記した第1大当たり状態(通常の大当たり遊技状態)に移行する権利を保留して、後にその権利を行使するようにした「ストック」の概念に相当する。また、大当たり遊技状態の内容としては必ずしも第1大当たりの場合と同じである必要はなく、通常のラウンド数の半分程度の8ラウンドであったり、別途設定した全く異なる種類の遊技者に有利な状態をも含む。
【0040】
また、この第2大当たりは、前記始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて開始される可変表示ゲームに先立って実行される内部抽選により当選する場合や、あるいは、適宜のタイミングで内部抽選処理を行うようにして、このときの内部抽選によって当選した場合などに発生し、可変表示ゲーム終了後に移行されるべき遊技者に有利な状態の提供が一時保留されるなどの権利が発生する。
【0041】
そして、第2大当たりは、上述の内部抽選処理によってその都度第2大当たりと第1大当たりとはずれとを決定する「通常第2大当たり」と、内部抽選処理によって一旦第2大当たりに当選すると、同第2大当たりに基づく大当たり遊技状態へ移行するまで、すなわちストックが放出されるまで、その後の大当たり遊技状態へ移行する全ての権利(第1大当たりを含む)や、払い出されるべき全ての賞球を保留する「特別第2大当たり」とに分かれる。
【0042】
なお、第2大当たりに関する内部抽選処理を、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて開始するようにしている場合においては、保留され得る可変表示ゲームの上限回数が予め定められ、かつその回数を超えて可変表示ゲームが保留されない遊技機であっても、保留された可変表示ゲームの回数が上記上限回数に達しているときに始動口に遊技球が入った場合は、遊技機本来の機能としては可変表示ゲームは保留されないが、かかる第2大当たりに関する内部抽選処理は実行されストックがなされる。
【0043】
以下の説明において、第2大当たりに基づいて遊技者に有利な状態が提供されている状態を、「第2大当たり状態」若しくは「ストック放出がなされている状態」という場合がある。
【0044】
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
【0045】
本発明は、変動・停止表示される複数の識別情報画像が予め定められた組み合わせで停止表示されると、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とした遊技機において、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したことを受けて実行される抽選処理、若しくは適宜のタイミングで実行される抽選処理によって当選かはずれかを抽選し、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う前記第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択し、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するようにしたものである。
【0046】
すなわち、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかの抽選を行う抽選手段と、抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示する複数の識別情報画像を表示可能とした表示手段と、前記抽選手段による抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、大当たり遊技状態への移行を、前記識別情報画像の停止表示直後になされる第1の大当たりと、所定期間保留した後になされる第2の大当たりとから選択する大当たり遊技選択手段と、前記大当たり遊技選択手段で抽選によって第2の大当たりを選択する第2大当たり抽選手段と、前記第2大当たり抽選手段で第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する告知手段とを備えた構成としている。
【0047】
上記抽選手段、大当たり実行手段、大当たり遊技選択手段、第2大当たり報知手段は、実質的には遊技機内に設けられた制御部が担っており、同制御部内には下記のステップを含むパチンコ遊技プログラムが格納されて実行される。
【0048】
すなわち、同パチンコ遊技プログラムは、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したと判断されたことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するステップと、抽選結果を受けて複数の識別情報画像を変動・停止表示するステップと、抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能(第1大当たり)とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択するステップと、抽選によって第2の大当たりを選択するステップと、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するステップとを有するものとしている。
【0049】
また、上記した表示手段には、遊技盤上に設けられた液晶若しくはCRTなどからなるディスプレイを用いることができる。さらに表示手段としては、前記識別情報画像を変動停止表示させるもののほか、7セグメント表示器やランプ類、あるいはスピーカなどの音声出力装置なども含まれる。
【0050】
ここで、大当たり遊技状態への移行を、前記識別情報画像の停止表示直後に行わずに、所定期間保留した後に行うこと、すなわち上記した第2大当たりのことを本実施の形態では「ストック」と呼ぶことにする。また、保留していた大当たり遊技状態への移行を実行することを「ストック放出」と呼ぶことにする。
【0051】
ところで、大当たり遊技状態への移行を、前記識別情報画像の停止表示直後に行うか、あるいはストックするかを選択するに際しては、先ず、大当たり遊技状態に移行するか否かを抽選し、その後、ストックするか否かを抽選する二段階の抽選により選択することもできるし、最初の抽選において、識別情報画像の停止表示直後に大当たり遊技状態に移行する「第1大当たり」と、大当たり遊技状態への移行を一旦保留した後に実行する「第2大当たり」と、いずれでもなく通常遊技となる「はずれ」との三種類の中から抽選して選択することもできる。
【0052】
そして、ストックとしては、内部抽選により一旦ストックすることが選択されたとしても、同ストックの放出の有無に関わらず、その後も第1大当たりや賞球の払い出しについては内部抽選によりその都度発生させる「通常ストック(通常第2大当たり)」と、一旦ストックすることが選択された場合には、同ストックが放出されるまで、その後に発生した大当たり遊技状態へ移行する権利や、賞球の払い出しを全て保留する「特別ストック(特別第2大当たり)」とがある。
【0053】
また、ストックするかしないかの抽選については、適宜のタイミングで、例えば所定時間ごとに、あるいは所定の条件を満たしたことを契機にして行うようにしてもよい。すなわち、第1大当たりと第2大当たりとの抽選処理をそれぞれ独立して行うことも可能である。
【0054】
さらに、内部抽選処理によって決定される上述した「第1大当たり」、「第2大当たり」及び「はずれ」は、1つの遊技機において、同時に1つのみ発生するものではなく、複数発生することもあり得る。
【0055】
例えば、ストックするかしないかの抽選を始動口への入球を契機として行うとともに、上述したように「第1大当たり」、「第2大当たり」及び「はずれ」の三種類の中から抽選して選択するとした場合、遊技球Aが始動口に入ったことを受けて内部抽選処理が行われるとともに可変表示ゲームAが実行されている間に、始動口に3つの遊技球B、C及びDが入った場合、3つの遊技球B、C及びDに対応する3回の可変表示ゲームB、C及びDは保留されるとともに、遊技球Bが入ったことを受けて内部抽選されて「第1大当たり」が発生し、遊技球Cが入ったことを受けて内部抽選されて「第2大当たり」が発生し、遊技球Dが入ったことを受けて内部抽選されて「はずれ」が発生することがある。このとき、「第1大当たり」、「第2大当たり」及び「はずれ」が同時に発生していることになる。
【0056】
その後、可変表示ゲームAが終了し、さらに、その後に開始される可変表示ゲームBが終了すると、遊技球Bが入ったことを受けて発生した第1大当たりに基づいて第1大当たり状態が発生する。
【0057】
上記第1大当たり状態が終了した後、可変表示ゲームCが開始されるのであるが、第2大当たりは、可変表示ゲームが終了した際に第2大当たり状態の発生が保留されることになるため、可変表示ゲームCが終了しても、第2大当たり状態は発生せず、可変表示ゲームDが開始される。このとき、第2大当たり及びはずれが同時に発生していることになる。
【0058】
さらにその後、可変表示ゲームDが終了し、遊技球Dが入ったことを受けて発生したはずれに基づいてはずれ状態が発生し、当該はずれ状態が終了して可変表示ゲームA〜Dが終了する。このとき、第2大当たりのみが発生していることになる。
【0059】
そして、暫くした後、適宜定められた条件を満たすことを契機として、例えば複数の入賞口のうち、特定の入賞口に遊技球が所定個数入ったときに、あるいは可変表示ゲームが所定回数に達したことなどを受けて、上記第2大当たりに基づくストック放出がなされて第2大当たり状態が発生する。
【0060】
そして、本実施の形態では、ストック抽選を行い、ストック抽選の様子やその結果について遊技者に告知するのである。
【0061】
なお、上述した例では、ストックは1つだけであるが、複数のストックがなされ、かつ複数のストックが連続して放出可能となるようにしておくことが好ましい。
【0062】
すなわち、複数のストックが発生する遊技機において複数のストックが連続して放出されることが可能になると、遊技者に有利な状態の提供が連続的に行われることになり、一時的に、遊技者も予測することができないほどの利益や有利な状態が提供され、遊技者は将来的にどの程度の利益や有利な状態が提供されるかについて予測することが困難になるほどになる。したがって、遊技者に対して遊技本来の面白みを失わせることなく、射倖性の高いスリリングな遊技を提供することができ、遊技の行方についての期待感や興奮を高めることができる。
【0063】
このように構成された遊技機においては、上述した例によれば、遊技球Aが始動口に入ったことを受けて可変表示ゲームAが実行されている間に、始動口に3つの遊技球B、C及びDが入った場合、3つの遊技球B、C及びDに対応する3回の可変表示ゲームB、C及びDが保留されるとともに、遊技球B、C及びDが入ったことを受けて、それぞれ内部抽選処理されて3つの第2大当たりが発生することもあり得る。すなわちストックが3つ貯まることになる。
【0064】
このような場合、可変表示ゲームA〜Dが終了した後、所定のタイミングで、3つのストックを連続的に3回放出させる、すなわち例えば遊技者に有利な状態である大当たり遊技状態を3回連続して提供することが可能となるのである。なお、ストックされた数の全てを連続して放出するのではなく、ストックされた中から適宜数を放出するようにしてもよい。そして何番目のストックを放出するかについても適宜制御部側で決定するようにしてもよい。
【0065】
そのために、本実施の形態では、ストック放出を実行する前に、いくつのストックを放出するかを決定する放出回数抽選を行う放出回数抽選手段を設けている。このような抽選行為は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め乱数に対応して、第2大当たり状態を発生させる回数を定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、放出回数抽選を行う放出回数抽選手段として機能する。
【0066】
また、本発明において、第2大当たり状態において提供される有利な状態は、第1大当たり状態において提供される有利な状態と同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0067】
例えば、第1大当たり状態が、「用語の定義」で前述したように、閉鎖状態と開放状態とに開閉自在とした大入賞口が所定時間開放してその後閉鎖するという動作を所定回数(15回乃至は16回程度)繰り返し、開放状態において遊技球の入賞を通常よりも容易な状態とすることによって遊技球が入りやすくなるようにして遊技者に対して有利な状態を提供する状態であって、大入賞口に遊技球が入るごとに、予め定められた数の遊技球を払い出すことによって、遊技者に対して所定の利益を提供する状態である場合、第2大当たり状態は、かかる第1大当たり状態と同じ状態であってもよいし、単に、所定の多数の遊技球を払い出して、遊技者に対して所定の利益を提供する状態であってもよい。払い出される遊技球の数としては、遊技機による遊技が開始されてから入賞するたびに所定数の遊技球を貯留しておき、その貯留分をストックとして放出することも考えられる。
なお、以下の説明において、第1大当たり状態と第2大当たり状態とにおいて提供される遊技者に有利な状態は同じものとし、また、特に両者を区別しない場合には、第1大当たり状態と第2大当たり状態とを、単に大当たり遊技状態ともいうこととする。
【0068】
以上説明してきたように、本実施の形態における遊技機では、遊技球が所定の入賞口に入球した場合、内部抽選処理が行われるとともに、抽選結果に応じて識別情報画像が変動・停止し、抽選結果が当選の場合、上記大当たり遊技状態へと移行することが決定される。
【0069】
しかもこのときに、大当たり遊技状態への移行を、前記識別情報画像の停止表示直後に行うか所定期間保留した後に行うか、すなわち、大当たり遊技状態への移行を、識別情報画像の停止後即座に行うか、あるいはストックするかについても決定される。その際、ストックの抽選の様子や結果が、遊技者に告知されるのである。
【0070】
そして、ストックすることが決定されると、暫くした後に、所定の条件を満たしたことを受けて、保留していた大当たり遊技状態へ移行(ストック放出)するのであるが、その際、ストック放出が実際に実行されていることを遊技者に知らしめるために、演出画像を表示するのである。
【0071】
このとき、ストックが複数個貯留されていた場合には、ストック放出時には、遊技球の入賞が通常よりも容易な状態が、通常の大当たり遊技状態よりもはるかに長く続くことから大量の賞球払い出しが見込まれるし、また、いつこのようなストック放出がなされるかという期待感が膨らむことから、遊技者は遊技に対して興味がつきず、かつ興奮も高まって長時間にわたって遊技を楽しむことができる。そして、実際にストック放出を体験したときの達成感や喜びは、通常のパチンコ遊技に比べてはるかに大きくなるのである。
【0072】
しかも、本実施の形態では、特にストック抽選を行っているときの様子やストック抽選の結果を遊技者に告知するのであり、ストックされるか否かについて、遊技者の期待感を高めることが可能であり、しかも、実際にストック放出を体験したときの喜びは通常のパチンコ遊技と比べて大きくなり、パチンコ遊技に対する興奮がさらに高まって、面白さを増大させることが可能となる。
【0073】
また、上記大当たり遊技状態の中でも、確率変動状態を伴う特別の大当たり遊技状態(以下「確変大当たり」とする)があり、かかる確変大当たりの状態になると、再度当該大当たり遊技状態へ高確率で移行させることが可能となるものである。すなわち、「確率変動状態」とは、大当たり遊技状態となる確率が通常の場合よりも高くなるもので、例えば、前述の抽選による当選確率が1/320から1/60などのように5倍〜6倍に高くなるような制御状態を指す。
【0074】
したがって、かかる確変大当たりとストック放出とが重なると、爆発的な賞球払い出しを受けることが可能となるので、遊技者にとってはストック抽選の告知画像が表示されると、パチンコ遊技における至福の状態に浸れることになる。
【0075】
また、ストック抽選の告知は、各識別情報画像が停止表示される毎に告知内容を異ならせて表示させることも可能である。
【0076】
すなわち、ストック抽選の告知手段として、前述した複数の表示手段を利用し、これら表示手段による表示内容及び表示タイミングを変えることで各識別情報画像の停止表示を段階的に遊技者に知らしめることが可能である。
【0077】
例えば、3列に並んだ識別情報画像を変動・停止表示させ、ストック抽選の様子を遊技者に告知する場合、ディスプレイで演出画像が表示されただけであれば右端の識別情報画像を停止表示させ、これに加えてランプ類が点灯若しくは点滅されれば左端の識別情報画像を停止表示させ、さらに加えてスピーカなどから所定の音声などが出力されると真中の識別情報画像を停止表示させるなどが考えられる。
【0078】
ここで、本実施の形態における前記放出回数抽選について、具体的に説明することにする。
【0079】
放出回数抽選に用いる確率テーブルとして、「0」〜「63」の数値のうち、「0」〜「31」に1回、「32」〜「47」に2回、「48」〜「55」に3回、「56」に4回、「57」に5回、・・・「63」に11回を対応させた確率テーブルYを制御部のROMに記憶しておく。そして、必要に応じて制御部のRAMに確率テーブルYを設定する。
【0080】
なお、この確率テーブルYを用いて放出回数抽選を行った場合、1回のストック放出(第2大当たり状態)が発生する確率は1/2であり、2回のストック放出が発生する確率は1/4であり、3回のストック放出が発生する確率は1/8であり、4回〜11回のストック放出が発生する確率はそれぞれ1/64である。
【0081】
上述したようにRAMに確率テーブルYを設定した後、制御部により乱数のサンプリングを行い、得られた数値と合致する確率テーブルY中の数値に対応する抽選結果をRAMに記憶する。
【0082】
例えば、乱数のサンプリングを行った結果、得られた数値が「56」であった場合、確率テーブルY中の「56」に対応する抽選結果は4回であり、この抽選結果に関する情報をRAMに記憶する。そして、大当たり実行手段は、ストック放出する際、RAMに記憶した放出回数抽選の結果により定められた回数(4回)のストックを放出する。
また、放出回数抽選の抽選結果により定められたストック放出数が、発生している第2大当たりの数より多い場合、大当たり実行手段は、放出回数抽選の結果により定められた回数のストック放出を実行することができないので、発生している全ての第2大当たりに基づくストック放出を行う。
【0083】
例えば、3つのストックがあるときに、放出回数抽選を行って得られた抽選結果が4回であった場合には、大当たり実行手段は、4回のストック放出を実行することはできないので、発生している3つの第2大当たりに基づく3回のストック放出を実行するのである。
【0084】
また、上述したように、放出回数抽選の結果により定められたストック放出回数は、必ず連続して発生させる必要はなく、例えば、所定の期間を空けて断続的に発生させてもよい。しかし、遊技者も予測することができないほどの利益や有利な状態を一時的に提供することを可能とするためには、連続して発生させる方が射倖性が高く、よりスリリングな遊技を提供することができるようになり、遊技の行方についての期待感や興奮の更なる向上を図ることができる。
【0085】
上述してきた第1大当たりと第2大当たりとを発生させる手段を備えた本発明の遊技機についてまとめてみると、その基本形態としては、例えば、以下に示す[1]〜[5]の形態が挙げられる。
【0086】
[1]始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)権利発生」及び「はずれ」のいずれか1つを選択実行することを決定する特別抽選を行う特別抽選手段を備えた遊技機。
【0087】
この[1]の本発明の遊技機において行われる特別抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め、乱数に対応して、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)権利発生」及び「はずれ」のいずれか1つを発生させることについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、特別抽選を行う特別抽選手段として機能する。
【0088】
[1]の本発明の遊技機によれば、始動口に遊技球が1つ入ったことを受けて、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)権利発生」及び「はずれ」のうちのいずれか1つの結果を発生させることを決定する特別抽選が行われるため、始動口に遊技球が入るたびに、ストック権利が発生する可能性があり、当然ストックそのものも多く発生する可能性がある。ストック権利発生とは、ストックの権利は発生しているが必ずストックされるとは限らないもので、権利発生後に再度ストック抽選を行って再度当選した場合に、あるいは何らかの条件を満たしたときにストックが発生するようにしたものである。しかし、多くのストック放出が連続する可能性が高く、一時的に、遊技者も予測することができないほどの利益を提供することが可能になる。
【0089】
[2]始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)」及び「はずれ」のいずれか1つを選択実行することを決定する特別抽選を行う特別抽選手段を備えた遊技機。
【0090】
この[2]の本発明の遊技機において行われる特別抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め、乱数に対応して、「第1大当たり」、「第2大当たり」及び「はずれ」のいずれか1つを発生させることについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、特別抽選を行う特別抽選手段として機能する。
【0091】
[2]の本発明の遊技機によれば、始動口に遊技球が1つ入ったことを受けて、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)」及び「はずれ」のうちのいずれか1つの結果を発生させることを決定する特別抽選が行われるため、始動口に遊技球が入るたびに、ストックが発生する可能性があることとなる。従って、多くのストック放出が連続する可能性が高く、一時的に、遊技者も予測することができないほどの利益を提供することが可能になる。
【0092】
また、1回の抽選により、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)」及び「はずれ」のうちのいずれか1つの結果を発生させることを決定することができるため、複雑なプログラムを必要とせず、また、抽選に必要なデータ等の記憶容量を抑えることができる。
【0093】
[3]始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、第1大当たりを発生させるか否かを決定する第1抽選を行う第1抽選手段、及び、上記第1抽選の結果、第1大当たりを発生させることを決定したとき、当該第1大当たりを第2大当たりに変更するか否かを決定する保留抽選を行う保留抽選手段を備えた遊技機。
【0094】
この[3]の本発明の遊技機において行われる第1抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め、乱数に対応して、第1大当たり及びはずれのいずれか1つを発生させることについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、第1抽選を行う第1抽選手段として機能する。
【0095】
そして、上記保留抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部等のROM等に、予め、乱数に対応して、第1大当たり及び第2大当たりのいずれか1つを発生させることについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部等のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、上記第1抽選の結果、第1大当たりを発生させることを決定したとき、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、保留抽選を行う保留抽選手段として機能する。
【0096】
[3]の本発明の遊技機によれば、始動口に遊技球が1つ入ったことを受けて、第1大当たりを発生させるか否かを決定する第1抽選が行われ、第1抽選の結果、第1大当たりを発生させることを決定したとき、さらに、当該第1大当たりを、第2大当たりに変更するか否かを決定する保留抽選が行われるため、始動口に遊技球が入るたびにストックされる可能性があることになる。従って、この場合も多くのストック放出が同時に実行されることがあり、一時的に、遊技者も予測することができないほどの利益を提供することが可能になる。
【0097】
また、第1大当たりを発生させるか否かを決定する第1抽選を行い、上記第1抽選の結果、第1大当たりを発生させることを決定したとき、当該第1大当たりを、第2大当たりに変更するか否かを決定する保留抽選を行うため、抽選に必要なデータ等の記憶容量の増加を抑えて、第1大当たり、第2大当たり及びはずれを発生させる確率を個別に変更することが可能になる。
【0098】
[4]第1大当たりが発生するか否かを決定する第1抽選を行う第1抽選手段と、第2大当たりが発生するか否かを決定する第2抽選を行う第2抽選手段とを備え、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、上記第1抽選手段が第1抽選を行うとともに、上記第2抽選手段が第2抽選を行い、さらに、上記第1抽選手段と上記第2抽選手段とは、それぞれの抽選の結果が互いに独立の結果となるように、抽選を行う遊技機。
【0099】
この[4]の本発明の遊技機において行われる第1抽選は、[3]の本発明の遊技機において行われる第1抽選と同様であり、既に説明済であるので、ここでの説明は省略する。また、第2抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め、乱数に対応して第2大当たりを発生させるか否かについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部により2回の乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、第1抽選を行う第1抽選手段、及び、第2抽選を行う第2抽選手段として機能する。
【0100】
[4]の本発明の遊技機によれば、第1抽選手段と第2抽選手段とが、それぞれの抽選の結果が互いに独立の結果となるように抽選を行うため、場合によっては、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、第1大当たりと第2大当たりとが発生することがあり得る。このように、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて第1大当たりと第2大当たりとが発生した場合には、可変表示ゲームが終了した直後に、第1大当たりに基づいて遊技者に有利な状態が提供されるにも拘わらず、その後ストックが放出されて、第2大当たりに基づいて遊技者に有利な状態が提供されることになる。従って、遊技者の不意を衝くように所定の利益を提供することが可能となる。
【0101】
[5]上記[4]の遊技機であって、第2抽選の結果、第2大当たりが発生することを決定した後、当該第2大当たりを第1大当たりとするか否かを決定する第3抽選を行う第3抽選手段を備えた本発明の遊技機。
【0102】
この[5]の本発明の遊技機において行われる第3抽選は、遊技機内に設けられた制御部等のROM等に、予め、乱数に対応して、第2大当たり及び第1大当たりのいずれか1つを発生させることについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部等のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、第2抽選の結果、第2大当たりが発生することを決定した後、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、第3抽選を行う第3抽選手段として機能する。
【0103】
[5]の本発明の遊技機によれば、第1抽選の結果、第1大当たりが発生するとともに、第2抽選の結果、第2大当たりが発生し、さらに、第3抽選の結果、当該第2大当たりが第1大当たりに変更されることがある。このような場合、始動口に遊技球が入ったことを受けて、2つの第1大当たりが発生したことになる。このように、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、2つの第1大当たりが発生した場合には、可変表示ゲームが終了した直後に、1つの第1大当たりに基づいて遊技者に有利な状態が提供されるとともに、その後、さらにもう1つの第1大当たりに基づいて遊技者に有利な状態が提供されることになる。従って、遊技者の不意を衝くように、遊技者が予測しているより多くの利益を提供することができる。
【0104】
[6]上記[1]〜[5]の遊技機において、第2大当たりが発生することを決定した場合には、当該第2大当たりに基づく大当たり遊技状態へ移行するまで、[1]〜[5]の各遊技機においてそれぞれ行なわれていた従来の抽選処理に替えて、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、第2大当たりを発生させるか否かを決定する特別第2抽選を行う特別第2抽選手段を備えた遊技機。
【0105】
この[6]の本発明の遊技機において行われる特別第2抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め、乱数に対応して第2大当たりを発生させるか否かについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。このとき、遊技機内に設けられた制御部は、特別第2抽選を行う特別第2抽選手段として機能する。
【0106】
[6]の本発明の遊技機によれば、一旦第2大当たりが発生することが決定すると、当該第2大当たりに基づく大当たり遊技状態へ移行するまでの期間においては、発生する大当たりは全て第2大当たりとなり、第1大当たりが発生することはない。すなわち、前述した「特別第2大当たり」が実現されるものである。
かかる遊技機では、ストック放出時には遊技者に対して莫大な利益を提供することが可能となる。
【0107】
なお、特別第2大当たりを発生させることが可能な遊技機としては、上記[6]の本発明の遊技機のように、第2大当たりが発生することを決定した場合、当該第2大当たりに基づく大当たり遊技状態へ移行するまで、始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、第2大当たりを発生させるか否かを決定する特別第2抽選を行う特別第2抽選手段を備えたものだけに限らず、第2大当たり当選後は、第1大当たりに当選しても、これを100%第2大当たりに変更するものであってもよい。例えば、前記[3]の遊技機において言えば、第2大当たりが発生することを決定した場合に、当該第2大当たりに基づく大当たり遊技状態へ移行するまで、保留抽選で第1大当たりを第2大当たりに変更する確率を100%とすればよいのである。
【0108】
そして、本発明では、上記した[1]〜[6]の形態において、前記大当たり遊技選択手段で抽選によって第2の大当たりを選択する第2大当たり抽選手段と、前記第2大当たり抽選手段で第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する告知手段とを備えている。このとき、遊技機内に設けられた制御部が第2大当たり抽選手段及び告知手段として機能する。なお、ストック放出の契機はどのように設定しても構わない。
【0109】
また、ストック抽選の告知は、各識別情報画像が停止表示される毎に告知内容を異ならせて表示させることも可能である。
【0110】
すなわち、ストック抽選の告知手段として、前述した複数の表示手段を利用し、これら表示手段による表示内容及び表示タイミングを変えることで各識別情報画像の停止表示を段階的に遊技者に知らしめることが可能である。
【0111】
例えば、3列に並んだ識別情報画像を変動・停止表示させ、ストック抽選の様子を遊技者に告知する場合、ディスプレイで演出画像が表示されただけであれば右端の識別情報画像を停止表示させ、これに加えてランプ類が点灯若しくは点滅されれば左端の識別情報画像を停止表示させ、さらに加えてスピーカなどから所定の音声などが出力されると真中の識別情報画像を停止表示させるなどが考えられる。
【0112】
あるいは、夫々の識別情報画像に対応して決定されているキャラクタ画像を表示したりするなどの方法も考えられる。キャラクタ画像についても識別情報画像同様に遊技者が注目するものだからである。
【0113】
ここで、本実施の形態の遊技機における大当たり遊技状態への移行に関して、「識別情報画像の停止表示直後になされる」とは、可変表示ゲームが行われる前に実行されることであり、また、「所定期間保留した後になされる(ストック放出)」とは、少なくとも可変表示ゲームは1回は行われた後に実行されることである。
【0114】
ところで、上記してきた遊技機としては、パチンコホールなどに設置されたパチンコ遊技装置、すなわち、所謂パチンコ玉と呼ばれる鋼球を遊技球として用いて遊技盤上に打ち出して遊技するとともに、前記遊技盤上には各種の表示を行う表示手段としての表示部を備え、さらに各種の制御を行う制御部をケーシング内に収容した遊技機に好適に適用することができるが、かかるパチンコ遊技装置は、必ずしも上述した実際の鋼球からなる遊技球を用いる必要はなく、パチンコ遊技盤を遊技画面として画像表示するディスプレイと、同ディスプレイ上に仮想遊技球を映像として打出し可能な遊技ハンドルと、パチンコ遊技プログラムを実行する制御部とを備えた映像パチンコ遊技装置であっても構わない。
【0115】
さらに、表示手段としての表示部と制御部とを備えた業務用若しくは家庭用のゲーム機に適用することも可能である。
【0116】
またさらには、汎用のコンピュータや携帯端末装置等に各種の制御を行うソフトウェアをインストールしたものにも適用できる。この場合、上述してきた遊技盤を含む遊技機画像の表示を実行させることのできる表示プログラムを含むパチンコ遊技プログラムを格納した記憶媒体を介して遊技を行うことができる。あるいは、インターネットなどを介して前記パチンコ遊技プログラムをダウンロードして遊技することができる。つまり、遊技機としては、サーバと端末装置(クライアント)とに分割して構成したものであってもよい。
【0117】
そのために、本発明は、上述したように、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したと判断されたことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するステップと、抽選結果を受けて複数の識別情報画像を変動・停止表示するステップと、抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択するステップと、抽選によって第2の大当たりを選択するステップと、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するステップと、を有することを特徴とするパチンコ遊技プログラムとして提供することもできる。
【0118】
かかるパチンコ遊技プログラムを適宜の手段により実行することで、誰でも何処でも従来にないスリリングで大きな利益を得る可能性の高いパチンコ遊技を楽しむことができる。
【0119】
また、端末機と通信可能であり、遊技機を示す遊技機画像を各端末機に表示可能としたサーバとしても提供可能としている。
【0120】
そして、かかるサーバにおいて、端末機に表示される遊技機画像の遊技盤上に発射された仮想遊技球が所定の画像入賞口に入球したと判断したことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するとともに、遊技機画像中に複数の識別情報画像を変動・停止表示させ、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択可能とし、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する制御を端末機に対して行うものとしている。
【0121】
かかるサーバにより、例えばインターネットなどを介して従来にない飽きのこない楽しいパチンコ遊技を提供することが可能となる。
【0122】
ここで、本発明の実施の形態を、図面に基づいてより具体的に説明する。
【0123】
[第1の実施形態]
(パチンコ遊技装置の構成)
本発明の第1の実施形態に係る遊技機としてのパチンコ遊技装置の正面図を図1に示す。なお、本明細書においてパチンコ遊技装置としたものは、障害釘を遊技盤に一体的に形成したパチコン機をも含む概念である。
【0124】
図1に示すように、パチンコ遊技装置10は、矩形枠状の本体枠12に矩形板状の遊技盤14を組込み、同遊技盤14の前面には前記本体枠12の窓枠16を設け、さらに、同窓枠16の下側で本体枠12の前面には上皿20及び下皿22を設けるとともに、同下皿22の右側に発射ハンドル26を配設して構成している。46はスピーカであり、本体枠12の下側位置であって前記下皿22の下方に取付けられている。
【0125】
また、遊技盤14の前面には複数の障害釘(図1では入賞口の直上方に略平行に設けた一対の障害釘を除いて省略している)を打ち込んでいる。なお、釘を打ち込むような構成とせず、遊技盤14を樹脂素材で成形し、この樹脂素材の遊技盤14に金属製の棒状体を遊技盤14の前方向に突出するように植設する構成としてもよく、かかる構成とした遊技装置(パチコン機)にも本発明を適用することができる。
【0126】
発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けており、遊技者は発射ハンドル26を操作することにより遊技球を遊技盤14上に発射してパチンコ遊技を進めることができる。
【0127】
なお、発射ハンドル26の裏側に発射モータ28を設けるとともに、周縁部にはタッチセンサ29を設けている。遊技者がタッチセンサ29に触れたときにタッチセンサ29から検出信号が出力されて遊技者が発射ハンドル26を手にしたと認識され、かつ遊技者が時計回り方向へ回動操作したときには、その回動角度に応じて発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球を遊技盤14に順次発射することができる。
【0128】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。そして、後述する各種入賞口に入らなかった遊技球は、遊技盤14の中央最下部に位置する排出口53から回収される。
【0129】
遊技盤14を拡大した拡大正面図を図2に示す。なお、図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付すとともに、図2においても図1同様に障害釘の大部分を省略している。
【0130】
遊技盤14の前面の略中央には、後述する表示部としての表示装置32を設けている。なお、同表示装置32における後述の画面画像を表示する部分は、液晶ディスプレイパネルからなるものであってもブラウン管(CRT)からなるものであってもよい。また、本実施の形態では、表示装置32を遊技盤14の前面略中央に設けた場合を示したが、遊技者が見得るような位置であれば遊技装置10の何処の位置に表示装置32を設けても構わない。
【0131】
表示装置32の上方には、小型の表示装置52を設けている。この表示装置52は、例えば7セグメント表示器で構成することができ、表示情報である普通図柄を、変動と停止とを繰り返すように可変表示することができる。
【0132】
表示装置32の左右側部には、球通過検出器55(55a,55b)を設けている。この球通過検出器55(55a,55b)が遊技球の通過を検出したときには、上述した表示装置52において、普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間経過した後、普通図柄の変動表示を停止する。
【0133】
この普通図柄は、数字や記号等からなる情報であり、例えば「0」乃至「9」の数字や「☆」等の記号である。そして、この普通図柄が所定の図柄、例えば「7」となって停止して表示されたときには、後述する始動口44の左右両側に設けた可動片58(58a,58b)を駆動するためのソレノイド57(図4参照)に電流を供給して、始動口44に遊技球が入りやすくなるように可動片58(58a,58b)を駆動して始動口44が開放状態となるようにするのである。なお、始動口44を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、可動片58(58a,58b)を駆動して始動口44を閉塞状態とし、遊技球が入りにくくなるようにするのである。
【0134】
上述した表示装置52の左右両側には、4つの保留ランプ34(34a〜34d)を設けるとともに、表示装置52の直上方位置には、一般入賞口50を設けている。
【0135】
また、遊技盤14の下部には、大当たり入賞装置Mを設けている。
【0136】
かかる大当たり入賞装置Mは、図3に示すように、前カバー200と後基板201との間に装置各部材を介設したものであり、前カバー200に形成された大入賞口38には、シャッタ40を軸202を介してソレノイド48により上下開閉自在に作動するように設け、同シャッタ40の開放時に上側を向く当該シャッタ40の裏面にはガイド207を突設するとともに、シャッタ40の奥には特定領域203を構成する球通過孔と通常領域204を構成する球通過孔を形成している。また、シャッタ40の後方中央には、ソレノイド205により左右に傾動するスイング板206を配設している。
【0137】
前記シャッタ40は、後述する可変表示ゲームによって大当たり遊技状態になった場合に開放状態となるように、ソレノイド48により駆動される。かかるシャッタ40が開放されると、遊技球が所定時間あるいは所定入賞球数に至るまで開放状態が維持され、その後シャッタ40が閉塞される。したがって、シャッタ40が開放している間に大入賞口38に入賞した遊技球の数に応じて所要個数の賞球の払い出しを受けることができる。
【0138】
ところで、シャッタ40の開放時に、そのうちの1球がガイド207に沿って特定領域203に入球すると、シャッタ40は所定時間経過或いは所定数入球後においても次のシャッタ40の開放を約束しており、これが所定限度回数(例えば、15回)まで繰り返され得るところの遊技者にとって有利な大当たり遊技状態を実現するようにしている。
【0139】
なお、シャッタ40の開放当時にはスイング板206が左側へ傾動して、少なくとも1個の遊技球は左側の特定領域203に入球し易いように構成しており、遊技球が特定領域203に入球すると、入球をセンサが感知して、スイング板206がソレノイド205により右側へ傾動し、その後の遊技球は右側の通常領域204に入球するようにしている。
【0140】
さらに、遊技盤14の略中央に配置した前記表示装置32の左右両側には、図2に示すように一般入賞口54(54a,54b)を設けている。また、同表示装置32の下部の左右両側にも一般入賞口54(54c,54d)を設けるとともに、遊技盤14の左右端部には、第2の一般入賞口56(56a,56b)を設け、さらに前記大入賞口38の左右両側についても第2の一般入賞口56(56c,56d)を設けている。
【0141】
また、表示装置32の下部には、後述する可変表示ゲームが開始されて表示装置32に表示される複数、例えば3つの識別情報画像である図柄を変動表示状態に移行する契機となる球検知センサ42を有する始動口44を設けている。そして、かかる始動口44をはじめ、上述した大入賞口38、一般入賞口54a〜54d及び第2の一般入賞口56a〜56dに遊技球が入賞したときには、入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が賞球として上皿21または下皿22に払い出し装置59により払い出される。
【0142】
さらに、表示装置32の左右両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材60(60a,60b)を設けるとともに、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには装飾ランプ36(36a及び36b)を設けている。
【0143】
(パチンコ遊技装置の制御)
本実施の形態に係るパチンコ遊技装置10の制御回路を示すブロック図を図4に示す。
【0144】
上述した発射ハンドル26は、制御回路60のインターフェイス回路群62に接続し、インターフェイス回路群62は、入出力バス64に接続している。そして、遊技者が発射ハンドル26を回動操作すると、同発射ハンドル26の回動角度を示す角度信号が、インターフェイス回路群62により所定の信号に変換された後、入出力バス64に供給される。入出力バス64は、中央処理回路(以下、CPUと称する)66にデータ信号又はアドレス信号を入出力するようにしている。
【0145】
また、上記インターフェイス回路群62には、前記タッチセンサ29も接続しており、遊技者の手が触れたことを検出する検出信号をインターフェイス回路群62に出力した後、入出力バス64に供給される。
【0146】
さらに、インターフェイス回路群62には、各入賞口に設けた球検知センサ42、43を接続しており、球検知センサ42は遊技球が前記始動口44を通過したときに、球検知センサ43は遊技球が大入賞口38、一般入賞口54、第2の一般入賞口56、さらには排出口53を通過したときに、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
【0147】
さらに、インターフェイス回路群62には、球通過検出器55(左側球通過検出器55a,右側球通過検出器55b)を接続しており、同球通過検出器55は遊技球が通過したことを検出したときに検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
【0148】
また、上述した入出力バス64に、ROM(リード・オンリー・メモリ)68及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)70を接続している。
【0149】
ROM68は、遊技装置10の遊技全体の流れを制御する遊技プログラムを含む制御プログラムを記憶している。
【0150】
本実施の形態における遊技プログラムは、下記のステップを有するプログラムを含むものとしている。
【0151】
すなわち、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したと判断されたことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するステップと、抽選結果を受けて複数の識別情報画像を変動・停止表示するステップと、抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態(ストック)とから選択するステップと、抽選によって第2の大当たりを選択するステップと、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するステップとを有するものである。
【0152】
かかるプログラムを実行することにより、遊技者はストック抽選が行われたときの期待感、ストック抽選が当選したときの喜びは通常のパチンコ遊技と比べて大きくなり、パチンコ遊技に対する興奮がさらに高まって、面白さを増大させることができる。
【0153】
また、ROM68は、前記表示装置32において可変表示ゲームが実行される際に、変動表示や停止表示される識別情報画像である図柄の画像データ、演出画面として表示される画面画像としての動体物などのキャラクタを示すキャラクタ画像データ、表示装置32の背景を構成する背景画像データ、及び動画映像画像データ、並びに遊技に用いる音データ、前記制御プログラムを実行するための初期データや、前記装飾ランプ36の点滅動作パターンを制御するプログラム等を記憶している。なお、上述した画像データは、表示装置32において識別情報画像としての図柄を変動表示するときや、停止表示する際に用いるものであり、多様の表示態様、例えば、拡大した画像、縮小した画像、変形した画像等に応じた画像データを含む。また、上述したキャラクタ画像データ、背景画像データ及び動画映像画像データは、遊技を演出するために動画像、静止画像若しくはこれらを組み合わせた画像を画面画像として表示装置32に表示するためのものである。さらに、上述したキャラクタ画像データは、キャラクタの動作を表示すべく動作のそれぞれに対応した画像データを含むものであり、音データは、遊技を音響により演出するためのものであり、前記スピーカ46から効果音等の音声を発するために用いる。
【0154】
さらに、ROM68は、第1大当たりと第2大当たりとを発生させる抽選を行うために必要な確率テーブルや当該確率テーブルを用いて抽選を行うためのプログラムなどを記憶している。
【0155】
一方、RAM70は、上述した各プログラムで使用するフラグや変数の値を記憶している。例えば、新たな入力データやCPU66による演算結果や遊技の履歴を示す累積リーチデータ、累積変動数及び累積大当たり回数を記憶している。
【0156】
そして、制御部であるCPU66は、ROM68から所定のプログラムを呼び出して実行することにより演算処理を行い、この演算処理の結果に基づいて前述のキャラクタ画像データ、背景画像データ、動画映像画像データ及び図柄画像データ並びに音データを電子データとして伝送その他の制御を行う。
【0157】
また、CPU66は、上述した識別情報画像である図柄の画像データを読み出して、表示装置32において同図柄が変動表示されるように制御したり、複数の識別情報画像の図柄の相互の組み合わせ状態が表示装置32において所定のタイミングで停止表示されるように制御している。
【0158】
また、入出力バス64には、インターフェイス回路群72を接続しており、同インターフェイス回路群72には、表示装置32,52、スピーカ46、発射モータ28、ソレノイド48,57,205、保留ランプ34及び装飾ランプ36、並びに払い出し装置59を接続している。そして、インターフェイス回路群72は、CPU66における演算処理の結果に応じて上述した装置のそれぞれを制御すべく駆動信号や駆動電力を供給する。
【0159】
前述した表示装置32は、変動図柄表示部と演出画面表示部とからなり、CPU66の制御によりこれらの2つの表示部に表示される画面の双方を合成して表示する。なお、表示装置32は、このような構成に限られず3つ以上の表示部を有する構成としてもよく、これらの表示部を合成することにより図柄の画像や演出画像を表示装置32に表示することとしてもよい。
【0160】
このように複数の表示部に表示される画面を表示装置32に表示することとしたことにより、1つの表示部に表示される図柄の変動シーンと演出画面表示される演出画面とを合成して多彩な表示形態を可能にしている。
【0161】
また、保留ランプ34は、始動口44に遊技球が入って表示する図柄の組合せが有効になった回数の累積を示すものであり、装飾ランプ36は、遊技が大当たり遊技状態となったときやリーチ状態となったときに遊技者にその旨を示すべく点滅又は点灯するものである。さらに払い出し装置59は、CPU66からの制御信号により、遊技状況(例えば入賞口等に遊技球が入ったこと等)に応じて、上皿20又は下皿22に、予め定められた数の遊技球を払い出すものである。
【0162】
本実施の形態では、上述したCPU66などから演算処理装置により制御部が構成され、表示装置32から表示部が構成されている。
【0163】
なお、本実施の形態ではCPU66などからなる演算処理装置が1つとして説明しているが、必ずしも1つである必要はない。メインの演算処理装置と画像表示を司るサブの演算処理装置などを含む構成としてもよい。また、上記したROM68やRAM70も複数個備える構成であっても構わない。
【0164】
(パチンコ遊技装置10の動作)
本実施の形態に係る遊技装置10は上述してきた構成となっており、その動作を以下に説明する。なお、以下の説明において、パチンコ遊技装置10は起動しており、上述したCPU66において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。また、以下に説明する遊技装置10は前述した[1]の遊技機としている。
【0165】
まず、パチンコ遊技装置10は、パチンコ遊技を制御するパチンコ遊技プログラムを実行し、かかるプログラムから所定のタイミングで図5に示す遊技球検出ルーチンを呼び出して実行する。
【0166】
遊技球検出ルーチンが実行されると、図5に示すように、最初に、入賞口に遊技球が入ったか否かを検出する(ステップS11)。この入賞口は、例えば図2に示した例においては、一般入賞口50及び54a〜54d並びに第2の一般入賞口56a〜56dである。
【0167】
ステップS11において、上記入賞口に遊技球が入ったと判別したときには、入賞口の種類に応じて予め定められた数の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS12)。
【0168】
次に、始動口44に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS13)。このステップS13において、始動口44に遊技球が入ったと判別したときには抽選実行処理(ステップS14)を実行し、次いで可変表示ゲームを実行する。
【0169】
ステップS14における抽選実行処理では、前述の特別抽選を行い、「第1大当たり」、「第2大当たり」及び「はずれ」のいずれか1つの結果を発生させる処理を行うものである。なお、この抽選実行処理及び可変表示ゲームについては後に詳述する。
【0170】
さらに、球通過検出器55a,55bを遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS16)。このステップS16において、球通過検出器55a,55bを遊技球が通過したと判別したときには、上述したように、表示装置52において普通図柄を変動表示させる処理を実行する(ステップS17)。なお、上述したように、変動表示された普通図柄が停止したときに所定の図柄となったときには、可動片58a,58bを駆動して始動口44を開放状態となるようにして、始動口44に遊技球が入りやすくなるようにしている。
【0171】
上述したステップS14において呼び出されて実行される抽選実行処理を行うサブルーチンを図6に示す。
【0172】
上述した抽選実行処理が開始されると、まず、CPU66の演算処理による特別抽選処理を実行する(ステップS400)。この特別抽選処理は、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)権利」及び「はずれ」のうちのいずれか1つの結果を発生させることを決定する抽選を行う処理である。すなわち、CPU66は、ROM68に記憶された特別抽選に用いられる確率テーブルをRAM70に設定するとともに、乱数のサンプリングを行う。
【0173】
なお、確率テーブルをRAM70に設定する処理は、ステップS400を実行するたびに行う必要はなく、常にRAM70に設定しておいてもよい。また、ROM68に特別抽選に用いられる確率テーブルを複数記憶させておき、必要に応じて異なる確率テーブルをRAM70に設定することとして、第1大当たりを発生させる確率、第2大当たりを発生させる確率、及び、はずれを発生させる確率を変更させることができる。
【0174】
次に、「第1大当たり」、「第2大当たり(ストック)権利」及び「はずれ」のうち、どの結果が得られたかについて判断する(ステップS401)。すなわち、CPU66は、RAM70に設定した確率テーブル中で、乱数のサンプリングを行った結果により得られた数値に対応するデータを抽選結果とする。
【0175】
ステップS401において、はずれの抽選結果が得られたと判断した場合、CPU66は、はずれに対応する抽選データをRAM70に記憶する(ステップS402)。このとき、はずれが発生したことになる。
【0176】
なお、この抽選データは、後述する可変表示ゲームを実行する際に用いられるデータであり、CPU66は、当該抽選データに基づき、後述する可変表示ゲーム処理ルーチンのステップS200において、停止表示される変動図柄の組み合わせを定める内部抽選処理を実行する。
【0177】
ステップS401において、第1大当たりの結果が得られたと判断した場合、CPU66は、第1大当たりに対応する抽選データをRAM70に記憶し(ステップS403)、さらに、第1大当たり情報を記憶する(ステップS404)。このとき、第1大当たりが発生したことになる。
【0178】
そして、第1大当たり情報を記憶した後、第2大当たり情報がRAM70に記憶されているかどうか判定する(ステップS405)。
【0179】
第2大当たり情報があると判断すると、第2大当たり状態に移行させるためのフラグとなるストック放出情報を生成する(ステップS406)。CPU66は、生成したストック放出情報をRAM70に記憶させる。
【0180】
このストック放出情報は、第2大当たりに基づく遊技者に有利な状態を発生させるために用いられる情報であり、CPU66は、後述する可変表示ゲーム処理のステップS412において、RAM70に上記ストック放出情報が記憶されていると判断したときには、第2大当たりに基づく第2大当たり状態を発生させるのである。
【0181】
ステップS401において、第2大当たり権利の結果が得られたと判断した場合、CPU66は実際にストックするかしないかのストック抽選を行い、ストックすると決定した場合に、第2大当たりに対応する抽選データをRAM70に記憶し(ステップS407)、さらに、第2大当たり情報を記憶する(ステップS408)。このとき、第2大当たりが発生したことになる。なお、ストックするかしないかの抽選は、上述の特別抽選同様に、ROM68に記憶されたストック抽選に用いられる確率テーブルをRAM70に設定するとともに、乱数のサンプリングを行うことによって行えばよい。
【0182】
次いで、大当たり状態が発生しているか否かを判断する(ステップS410)。大当たり状態が発生していると判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【0183】
一方、ステップS410において、大当たり状態が発生していないと判断した場合、進行(表示)中の可変表示ゲームが存在するか否か判断する(ステップS411)。なお、進行(表示)中の可変表示ゲームとは、現在、表示装置32に表示され、遊技者が見ることが可能な状態にあり、変動図柄が停止表示される前の可変表示ゲームである。すなわち、進行(表示)中の可変表示ゲームが存在するということは、既に、1つの遊技球が始動口44に入り、後述する可変表示ゲーム処理ルーチンが実行されているということである。
【0184】
ステップS411において、進行(表示)中の可変表示ゲームが存在しないと判断した場合、後述する可変表示ゲームを実行する(ステップS412)。一方、進行(表示)の可変表示ゲームが存在すると判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【0185】
次に、図6に示すステップS412において呼び出されて実行される可変表示ゲーム処理を行うサブルーチンについて、図7〜図9を用いて説明する。本サブルーチンが呼び出されることにより、表示装置32において表示されていた固定画面を通常画面へと切り替え、可変表示ゲームを開始するのである。なお、固定画面とは、表示装置32において実行される可変表示ゲームは実行されておらず、パチンコ遊技装置10においてパチンコ遊技のみが進行している際に表示装置32に表示される画面をいう。また、通常画面とは、表示装置32において可変表示ゲームが開始され表示装置32に表示される図柄が変動表示されてから、可変表示ゲームがリーチとなったり大当たりとなったりしたときの状態に至るまでのあいだに、表示装置32に表示される演出画面をいう。
【0186】
ここで、可変表示ゲームは、スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであり、複数の識別情報である複数の図柄を表示装置32に表示し、その各々が変動するように表示した後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示するゲームであり、複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回とするゲームである。
【0187】
また、可変表示ゲームにおいて停止表示された変動図柄の図柄の組み合わせが所定の組み合わせに合致したときには、第1大当たり状態が発生し、遊技者に対して有利な状態の提供が行われる。
【0188】
例えば、「1」、「2」、…、「12」からなる12個の数字からなる図柄を1つの組として、これらの12個の図柄を表示装置32に順次表示し、その図柄が移動するように表示しつつ、図柄自身が変化するように表示する。例えば、表示装置32において、図柄の「1」を表示装置32の上から下へスクロールするように表示した後、図柄の「2」を上から下へスクロールするように表示し、続いて図柄の「3」を同様に上から下へスクロールするように表示するのである。そして、図柄の「1」から図柄の「12」までをこのような態様で表示した後、再び図柄の「1」をスクロールするように表示し、同様の表示を順次繰り返すのである。
【0189】
表示装置32においてこのように図柄を表示することにより、「1」から「2」へと、「2」から「3」へと、図柄がスクロールされながら図柄が順次変化して「12」まで表示され、次に再び「1」が表示されることとなるのである。このように1つの図柄の位置を移動させつつ図柄自体が順次変化するように図柄を表示する態様を変動表示という。また、ある図柄を停止させて表示する態様を停止表示という。
【0190】
なお、1つの組に属する図柄を表示装置32に表示する際において、表示される図柄は、組に属する1つの図柄のみに限られることはなく、複数、例えば2〜3個の図柄を同時に表示することとしてもよい。例えば、図柄「5」を表示装置32に変動表示しているときに、図柄「5」の下方に図柄「4」の一部又は全体を変動表示し、図柄「5」の上方に図柄「6」の一部又は全体を変動表示することとしてもよい。なお、上述した図柄の組は、スロットマシンにおいて用いられる1本のリールに表示された図柄の組に対応する概念である。
【0191】
さらに、可変表示ゲームが表示装置32において実行されるときには、複数の組の各々に属する図柄を表示する。例えば、3つの組に属する図柄の各々を横方向に表示することとした場合には、1つの組に属する図柄は表示装置32の左側に表示され、他の組に属する図柄は表示装置32の中央に表示され、残りの組に属する図柄は表示装置32の右側に表示されるのである。
【0192】
このように識別情報である図柄を表示することにより、表示部である表示装置32には複数の識別情報が表示されることとなるのである。例えば、1つの組に属する図柄のうちの1つの図柄のみを常に表示するように変動表示することとした場合には、表示装置32には3つの図柄、即ち左側に1つの図柄が表示され、中央に1つの図柄が表示され、右側に1つの図柄が表示されることとなるのである。また、可変表示ゲームが実行される際における組の数は、3つに限られることはなく、3以外の複数個の組に属する図柄を表示装置32に表示することとしもよい。また、識別情報である図柄は、上述のように数字に限定する必要はなく、図13及び図14に示したような「星印」、「コイン」、「樽」、「ドクロ」等の絵柄を用いることも可能である。
【0193】
上述したように、このように図柄を表示することにより、複数の図柄、即ち複数の識別情報が表示部である表示装置32に表示されることとなるのである。更に、上述したように、1つの組に属する図柄について複数個の図柄を表示することとしてもよく、例えば、1つの組に属する2つの図柄を同時に変動表示するように表示することとし、3つの組について表示することとした場合には、表示装置32には、合計6個の図柄が変動表示されることとなるのである。
【0194】
複数の組に属する図柄を変動表示した後、変動表示されていた全ての図柄を所定のタイミングで停止表示した際に、これらの図柄の組み合わせが所定の組み合わせに合致して停止表示されたときには、遊技者から見れば可変表示ゲームが大当たり(第1大当たり)に当選したことになり、第1大当たり状態が発生し、遊技者に対して有利な状態の提供が行われることになる。
【0195】
例えば、3つの組に属する図柄を表示装置32に表示するとした場合に、1つの組に属する図柄が「7」で停止表示され、他の組に属する図柄も「7」で停止表示され、残りの組に属する図柄も「7」で停止表示されたときには、図柄の組み合わせは、所定の組み合わせ「7」−「7」−「7」に合致し、可変表示ゲームが大当たり(第1大当たり)に当選したとして、第1大当たり状態が発生し、遊技者に対して有利な状態の提供が行われる。
【0196】
第1大当たり状態が発生したときには、上述したソレノイド48に電流を供給して遊技盤14の前面に設けられている大入賞口38のシャッタ40を開放し遊技球を大入賞口38に入り易くするのである。
【0197】
また、かかる大当たり遊技状態となる組み合わせにおいて、特定の組み合わせの識別情報、例えば、「3」と「3」と「3」とのゾロ目や「7」と「7」と「7」とのゾロ目の識別情報の組み合わせになった場合は再度当該大当たり遊技状態へ高確率で移行させる確率変動状態となる。
【0198】
ここで、「確率変動状態」とは、大当たりとなる確率が通常の遊技状態より高くなる(例えば、確率が1/320から1/60などのように5倍〜6倍に高くなる)ような制御状態を指し、例えば、表示装置32や表示装置32の上部中央にある表示装置52などに表示された図柄の変動から停止までの変動時間が短縮されたり、始動口44に設けた可動片58a,58bの開放状態の時間が延長されたり、表示装置32の識別情報画像がゾロ目になる確率が高くなる状態等を指す。
【0199】
また、この可変表示ゲームが実行されている際には、背景画像やキャラクタ画像等による演出画面も表示装置32に表示される。
【0200】
上述した可変表示ゲームが開始されると、まず、CPU66の演算処理による第1大当たり用内部抽選処理(以下、内部抽選処理という)を実行する(ステップS200)。この内部抽選処理は、上述したステップS402、S403またはS407においてRAM70に記憶した抽選データに基づいて、変動表示されていた複数の組に属する図柄を全て停止表示させて図柄が確定したときにおける図柄の組み合わせを予め定める処理であり、CPU66は、後述するように、内部抽選処理により定められた図柄の組み合わせで図柄が停止表示されるように図柄の変動表示と停止表示との処理を行う。
【0201】
次に、選択された第1大当たり用背景画像(以下、背景画像という)の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS202)。すなわち、上記内部抽選処理が実行された後、CPU66によって、内部抽選処理の結果や、可変表示ゲームの進行状況等に応じて、背景画像を選択するプログラムが、ROM68から呼び出され実行される。
【0202】
次に、CPU66によって実行され得られた結果に基づいて、選択された背景画像の画面構成情報が、随時、CPU66によって、RAM70に生成される。
上記背景画像としては、特に限定されるものではなく、第1大当たり遊技状態における可変表示ゲームの進行状況や、上記内部抽選処理の結果に基づいて、CPUによって、適宜選択される。
【0203】
次に、選択された第1大当たり用キャラクタ画像(以下、キャラクタ画像という)の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS203)。すなわち、上記プログラムの実行結果に基づいて、CPU66により選択されたキャラクタ画像の画面構成情報が、RAM70に生成される。
【0204】
このとき、例えば、1/60秒や、1/30秒等毎の一定間隔の周期(フレームスパン)で、キャラクタ画像の先頭位置が所定の移動量分ずれるように制御することにより、キャラクタ画像に動きを与えて表示させることができる。なお、キャラクタを示す画像については、必ずしも常に表示装置32上に表示されている必要はない。上記キャラクタ画像としては、例えば、図11〜図14に示すような鳥、雛鳥、へび等の画像等を挙げることができる。
【0205】
次いで、識別情報である第1大当たり用変動図柄画像(以下、変動図柄画像という)の画面構成情報が、上記プログラムの実行結果に基づいて、CPU66によって、RAM70に生成される(ステップS204)。
【0206】
上記変動図柄を構成する各図柄となる画像の画面構成情報は、上述したプログラムに基づいて、CPU66によって、例えば、1/60秒や、1/30秒等毎の一定間隔の周期(フレームスパン)で、同一の識別情報を有する変動図柄となる画像について、画面構成情報の先頭位置を、所定の移動量分ずれるようにし、また、各変動図柄となる画像を、所定の順序で順次生成するように制御することにより、変動図柄の変動表示を行うことができる。さらに、フレームスパンや、画面構成情報の読み出しの先頭位置等を調整することによって、変動図柄の変動速度を制御することができるため、背景画像において、展開されている物語等に応じて、変動図柄の変動を滑らかにさせ、背景画像と、変動図柄との融合を図ることも可能である。
【0207】
なお、ROM68に、同一の変動図柄について、異なる形状となる複数の画像データを記憶させ、随時、CPU66から読み出し、表示装置32に送信することにより、変動表示中に、該変動図柄の形状が経時的に変化していくように表示させることも可能である。
【0208】
次に、1つの変動図柄を停止表示させるタイミングであるか否かを判断する(ステップS206)。すなわち、複数、例えば、三つの組のうち、1つの組に属する図柄を停止表示させるタイミングであるか否かを判断する。
【0209】
変動図柄を停止表示させるタイミングであると判断したときには、CPU66によって、1つの変動図柄を停止表示させる態様で変動図柄を表す変動図柄画像が選択され、該変動図柄画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS207)。
【0210】
次いで、ステップS202〜207において、RAM70に生成された画面構成情報に基づいて、CPU66によって、ROM68から、上記画面構成情報に対応する各画像データが読み出される。その後、上記画面構成情報内の表示される優先順位や、位置等に関する情報によって、表示装置32に表示される画像データとされた後、表示装置32に送信され、表示される(ステップS208)。
上述したステップS202〜S208の処理は、後述するステップS209において複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたと判別されるまで繰り返し実行される。このように処理を繰り返し実行することにより、所定の態様でスクロールするように図柄を変動表示することができ、また、キャラクタ画像も所定の動作をするように表示することができる。
【0211】
ステップS208の処理を実行した後、複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたか否かを判断する(ステップS209)。
【0212】
複数の組に属する図柄の全てが停止表示されていないと判断したときには、処理をステップS202に戻す。一方、複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたと判断したときには、RAM70に記憶された第1大当たり情報が存在するか否かを判断する(ステップS210)。
【0213】
第1大当たり情報が存在すると判断した場合、第1大当たりに対する演出画像表示を行い、後述する大当たり実行処理(ステップS211)により第1大当たり状態を発生させ、遊技者に対して有利な状態の提供を行う。ここで、大当たり演出画像表示とは、第1大当たりに当選したことを受けて所定のキャラクタ画像を登場させ、演出表示を行うことであり、演出表示を行うことによって遊技者の興味を引きつけることができ、楽しませることができる。なお、その詳細については後述することにする。
【0214】
一方、RAM70に記憶された第1大当たり情報が存在しないと判断した場合、前述と同様に、第2大当たりについて、識別情報である変動図柄の変動・停止表示、第2大当たり状態における演出画像表示等を実行する。
【0215】
まず、CPU66の演算処理による第2大当たり用内部抽選処理を実行する(ステップS212)。以下では、第2大当たり用内部抽選処理を第1大当たり用内部抽選処理と区別せずに単に内部抽選処理と呼ぶ。この内部抽選処理は、上述したステップS402、S403またはS407においてRAM70に記憶した抽選データに基づいて、変動表示されていた複数の組に属する図柄を全て停止表示させて図柄が確定したときにおける図柄の組み合わせを予め定める処理であり、CPU66は、後述するように、内部抽選処理により定められた図柄の組み合わせで図柄が停止表示されるように図柄の変動表示と停止表示との処理を行う。
【0216】
次に、選択された第2大当たり用背景画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS213)。以下では、第2大当たり用背景画像を第1大当たり用背景画像と区別せずに単に背景画像と呼ぶ。ここで、内部抽選処理が実行された後、CPU66によって、内部抽選処理の結果や、可変表示ゲームの進行状況等に応じて、背景画像を選択するプログラムが、ROM68から呼び出され実行される。
【0217】
次に、CPU66によって実行され得られた結果に基づいて、選択された背景画像の画面構成情報が、随時、CPU66によって、RAM70に生成される。上記背景画像としては、特に限定されるものではなく、第1大当たり遊技状態における可変表示ゲームの進行状況や、上記内部抽選処理の結果に基づいて、CPU66によって、適宜選択される。
【0218】
次に、選択された第2大当たり用キャラクタ画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS214)。以下では、第2大当たり用キャラクタ画像を第1大当たり用キャラクタ画像と区別せずに単にキャラクタ画像と呼ぶ。すなわち、上記プログラムの実行結果に基づいて、CPU66により選択されたキャラクタ画像の画面構成情報が、RAM70に生成される。
【0219】
このとき、例えば、1/60秒や、1/30秒等毎の一定間隔の周期(フレームスパン)で、キャラクタ画像の先頭位置が所定の移動量分ずれるように制御することにより、キャラクタ画像に動きを与えて表示させることができる。なお、キャラクタを示す画像については、必ずしも常に表示装置32上に表示されている必要はない。上記キャラクタ画像としては、例えば、図11〜図14に示すような鳥、ひな鳥、へび等の画像等を挙げることができる。
【0220】
次いで、識別情報である第2大当たり用変動図柄画像の画面構成情報が、上記プログラムの実行結果に基づいて、CPU66によって、RAM70に生成される(ステップS215)。ここで、第2大当たり用変動図柄画像の図柄は、第1大当たり用変動図柄画像の図柄と異なるものを用意することが望ましい。例えば、第1大当たり用変動図柄画像としては、「1」〜「12」の数字による図柄を用いることができ、第2大当たり用変動図柄画像としては、「星印」、「コイン」、「樽」、「ドクロ」等の絵柄を用いることが可能である。なお、以下では、第2大当たり変動図柄画像を第1大当たり用変動図柄画像と区別せずに単に変動図柄画像と呼ぶ。
【0221】
上記変動図柄を構成する各図柄となる画像の画面構成情報は、上述したプログラムに基づいて、CPU66によって、例えば、1/60秒や、1/30秒等毎の一定間隔の周期(フレームスパン)で、同一の識別情報を有する変動図柄となる画像について、画面構成情報の先頭位置を、所定の移動量分ずれるようにし、また、各変動図柄となる画像を、所定の順序で順次生成するように制御することにより、変動図柄の変動表示を行うことができる。さらに、フレームスパンや、画面構成情報の読み出しの先頭位置等を調整することによって、変動図柄の変動速度を制御することができるため、背景画像において、展開されている物語等に応じて、変動図柄の変動を滑らかにさせ、背景画像と、変動図柄との融合を図ることも可能である。
【0222】
なお、ROM68に、同一の変動図柄について、異なる形状となる複数の画像データを記憶させ、随時、CPU66から読み出し、表示装置32に送信することにより、変動表示中に、該変動図柄の形状が経時的に変化していくように表示させることも可能である。
【0223】
次に、1つの変動図柄を停止表示させるタイミングであるか否かを判断する(ステップS217)。すなわち、複数、例えば、三つの組のうち、1つの組に属する図柄を停止表示させるタイミングであるか否かを判断する。
【0224】
変動図柄を停止表示させるタイミングであると判断したときには、CPU66によって、1つの変動図柄を停止表示させる態様で変動図柄を表す変動図柄画像が選択され、該変動図柄画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS218)。
【0225】
次いで、ステップS213〜218において、RAM70に生成された画面構成情報に基づいて、CPU66によって、ROM68から、上記画面構成情報に対応する各画像データが読み出される。その後、上記画面構成情報内の表示される優先順位や、位置等に関する情報によって、表示装置32に表示される画像データとされた後、表示装置32に送信され、表示される(ステップS219)。上述したステップS213〜S219の処理は、後述するステップS220において複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたと判別されるまで繰り返し実行される。このように処理を繰り返し実行することにより、所定の態様でスクロールするように図柄を変動表示することができ、また、キャラクタ画像も所定の動作をするように表示することができる。
【0226】
ステップS219の処理を実行した後、複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたか否かを判断する(ステップS220)。
【0227】
複数の組に属する図柄の全てが停止表示されていないと判断したときには、処理をステップS213に戻す。一方、複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたと判断したときには、RAM70に記憶されたストック放出情報が存在するか否かを判断する(ステップS221)。
【0228】
記憶されたストック放出情報が存在すると判断した場合、次に、放出回数抽選実行処理を行い(ステップS222)、発生している第2大当たりのうち、いくつの第2大当たりに基づいて第2大当たり状態を発生させるかを決定する。そして、大当たり実行処理を行い(ステップS223)、放出回数抽選の結果に基づいて、ストック放出、すなわち第2大当たりに基づく第2大当たり状態を発生させ、遊技者に対して有利な状態の提供を行う。なお、大当たり実行処理については、後で詳述することにする。
【0229】
また、CPU66は、ステップS221において、記憶されたストック放出情報が存在すると判断した後、ステップS223において大当たり実行処理を行うこととしたときには、上記ストック放出情報を消去する処理を行う。
【0230】
ステップS221において、記憶されたストック放出情報が存在しないと判断した場合、またはステップS223の処理を実行した場合、次に、RAM70に記憶された抽選データが存在するか否かを判断する(ステップS224)。RAM70に記憶された抽選データが存在しないと判断した場合、保留された可変表示ゲームは存在しないことになるので、本サブルーチンを終了する。
【0231】
一方、ステップS224において、RAM70に記憶された抽選データが存在すると判断した場合、保留された可変表示ゲームが存在することになるので、RAM70に記憶された抽選データのうち、最も古い抽選データを読み出し(ステップS225)、処理をステップS200に戻す。その後、CPU66は、ステップS200において、読み出した抽選データに基づいて内部抽選処理を実行し、その内部抽選処理の結果に基づいて、ステップS202〜S219の処理を繰り返し実行することになる。
【0232】
次に、可変表示ゲームにおいて、大当たり遊技状態が発生した際に実行される大当たり実行処理ルーチンについて、図10を用いて説明する。なお、以下の説明では、大当たり遊技状態において断続的にN回(Nは例えば15)の大当たり遊技が提供されることとする。また、当該大当たり遊技は、大入賞口38が開放状態となってから、当該大入賞口38に10球の遊技球が入るまで、又は、所定の時間が経過するまでを1回とする遊技であるとする。さらに、1回の大当たり遊技を、1ラウンドともいうこととする。また、「通常の大当たり遊技状態である大当たり」と「確率変動状態での大当たり遊技状態である大当たり」とでは異なる点がほとんどないため、区別しないで説明する。
【0233】
この大当り実行処理ルーチンにおいては、まず、大当たり遊技の回数であるnをn=1に設定する(ステップS301)。すなわち、CPU66は、RAM70に設けられた大当たり遊技の回数を記憶するテーブル(ラウンド数記憶テーブル)にn=1であることを記憶させる。
【0234】
次いで、大入賞口38が開放状態となるタイミングであるか否かを判断する(ステップS302)。
【0235】
上記大入賞口38が開放状態となるタイミングであると判断したときは、大入賞口38を開放する(ステップS303)。
【0236】
すなわち、CPU66は、インターフェイス回路群72を介して、ソレノイド48に駆動信号を供給することにより、大入賞口38を開放状態とする。これにより、遊技者が大入賞口38へ遊技球を入れることが可能となる。
【0237】
一方、上記大入賞口38が開放状態となるタイミングでないと判断したときは、ステップS302に戻す。
【0238】
次に、大入賞口38に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS304)。遊技球が大入賞口38に入ったか否かは、本実施の形態では大入賞口38に設けられた球検知センサ43により判断される。
【0239】
そして、大入賞口38に設けられた球検知センサ43により遊技球が検出された際には、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。この検出信号を受け取ったCPU66は、RAM70に設けられた大入賞口38に入った遊技球の数を記憶するテーブル(大入賞口遊技球記憶テーブル)に遊技球の数を記憶させ(ステップS305)、すなわち、払い出し装置59に制御信号を送信して払出装置59を駆動させ、予め定められた数の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS306)。
【0240】
ステップS304において、大入賞口38に遊技球が入っていないと判断した場合、又は、ステップS306において遊技球を払い出す処理を実行した場合には、次に、大入賞口38に所定の数の遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS307)。すなわち、CPU66は、大入賞口遊技球記憶テーブルに記憶された遊技球の数とRAM70の別の領域に記憶された所定の遊技球の数(10球)とを比較し、大入賞口38に入った遊技球が所定の数(10球)となっているか否かを判断する。
【0241】
大入賞口38に所定の数の遊技球が入っていないと判断したときは、大入賞口38が開放状態となってから所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS308)。すなわち、CPU66は、ステップS302において開始した経過時間のカウントが、所定の時間に達したか否かについて判断する。
【0242】
大入賞口38が開放状態となってから所定の時間が経過していないと判断したときは、処理をステップS304に戻す。
【0243】
一方、ステップS307において、大入賞口38に所定の数の遊技球が入ったと判断したとき、又は、ステップS308において所定の時間が経過したと判断したときには、大入賞口38を閉鎖する(ステップS309)。
【0244】
このように大入賞口38の開放時間は、大入賞口38に入った遊技球の数か、時間かのいずれかの要素により判断され、大入賞口38に所定の数の遊技球が入れば、所定の時間に達しなくとも大入賞口38は閉鎖され、一方、大入賞口38に入った遊技球の数が所定の値に達していなくても、所定の時間が経過すれば大入賞口38は閉鎖されるのである。
【0245】
また、大入賞口38の閉鎖は、インターフェイス回路群72を介して、ソレノイド48に駆動信号を供給することにより行う。
【0246】
次に、大当たり遊技の回数であるnに1を加算して、n=n+1とするように設定する(ステップS310)。すなわち、CPU66は、RAM70に設けられたラウンド数記憶テーブルにn=n+1となるように大当たり遊技の回数を記憶させる。
【0247】
そして、大当たり遊技の回数nがN以下であるか否かを判断する(ステップS311)。すなわち、CPU66は、まず、ラウンド数記憶テーブルに記憶された大当たり遊技の回数を読み出し、この回数とRAM70の別の領域に記憶されたn=Nのデータとを比較し、大当たり遊技の回数nがn≦Nであるか否かを判断する。大当たり遊技の回数nがn≦Nであると判断したときには、処理をステップS302に戻す。従って、本サブルーチンでは、nがNを超えるまで、繰り返し大当たり遊技が行われることとなる。
【0248】
そして、大当たり遊技の回数であるnがNを超えるときは、次に、大当たり情報を更新(減少)させる(ステップS312)。
【0249】
すなわち、第1大当たりに基づく大当たり遊技状態が発生している場合(大当たり実行処理ルーチンが第1大当たりに基づいて実行されている場合)、RAM70に記憶された第1大当たり情報を削除する。
【0250】
一方、第2大当たりに基づく大当たり遊技状態が発生している場合(大当たり実行処理ルーチンが第2大当たりに基づいて実行されている場合、すなわちストック放出による大当たり遊技状態が実行されている場合)、RAM70に記憶された第2大当たり情報を1つ削除する。例えば、5つの第2大当たりが発生している場合、すなわち、RAM70に5つの第2大当たり情報を記憶している場合、1つの第2大当たり情報を削除し、RAM70に4つの第2大当たり情報を記憶する。このとき、1回の第2大当たり状態が終了したことになる。
【0251】
なお、第1大当たりに基づく第1大当たり状態が発生している場合、ステップS301〜S312の一連の処理は、繰り返し実行されることはない。従って、後述するステップS313では、常に大当たり状態を終了させると判断することになる。
【0252】
一方、第2大当たりに基づく第2大当たり状態が発生している場合、ステップS301〜S312の一連の処理は、後述するステップS313において大当たり状態を終了させると判断するまで繰り返し実行される。このようにすることにより、連続的に、複数の第2大当たりに基づく複数回の第2大当たり状態を発生させることが可能になる。
【0253】
次に、図9におけるステップS222における放出回数抽選の結果、及び、RAM70に記憶された大当たり情報の数により、大当たり状態を終了させるか否かを判断する(ステップS313)。
【0254】
例えば、RAM70に記憶された第2大当たり情報が5つであり、放出回数抽選の結果が4回であった場合、ステップS312の処理を1回実行すると、残りの発生すべき第2大当たり状態は3回となる。従って、ステップS301〜S312の処理を、あと3回繰り返して実行し、その後、ステップS313において大当たり状態を終了させると判断する。
【0255】
また、RAM70に記憶された第2大当たり情報が3つであり、放出回数抽選の結果が4回であった場合、ステップS312の処理を1回実行すると、残りの発生すべき第2大当たり状態は3回となる。しかし、この時点で、第2大当たり情報は2つしか存在しないことになるので、ステップS301〜S312の処理を、あと2回実行し、その後、ステップS313において大当たり状態を終了させると判断する。
【0256】
なお、第1大当たりに基づく大当たり遊技状態が発生している場合には、ステップS313において、常に大当たり遊技状態を終了させると判断する。
【0257】
ステップS313において大当たり遊技状態を終了させないと判断した場合には、処理をステップS301に戻す。一方、大当たり遊技状態を終了させると判断した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0258】
なお、本サブルーチンでは、nの最大数を例えば15としたが、nは自然数であれば特に限定されず、15より大きくても、小さくてもよい。
【0259】
また、上述した大当たり実行処理ルーチンが実行されている間、表示装置32では、大当たり状態が発生していることを遊技者に認識させるとともに、遊技を盛り上げるための演出画像が表示される。
【0260】
ここで、実際に本パチンコ遊技装置10で遊技する状況を想定し、図11〜図14を参照しながら同パチンコ遊技装置10の表示装置32に表示される画面画像について説明する。
【0261】
遊技者が発射ハンドル26を操作して遊技球を次々と打ち出している間、図11(a)に示すように、表示装置32には3つの識別情報画像(図柄)が、それぞれ画面左上、上側中央及び右上に表示されており、かかる図柄の下側に、キャラクタ画像、背景画像等からなる演出画像が表示される。この演出画像は、木の枝に鳥の巣が作られた様子を示す背景画像と、キャラクタである鳥が遠くに飛んでいる様子を示すキャラクタ画像とを含んでいる。
【0262】
遊技盤14に打出された遊技球が始動口44に入球すると、前述したように内部抽選(特別抽選)が行われ、その結果を受けて可変表示ゲーム処理ルーチンが実行される。
【0263】
本実施の形態では、まず、第1大当たり情報に基づいた演出画像を伴って可変表示ゲームが開始され、その後、第2大当たり情報に基づいた演出画像を伴って可変表示ゲームが開始される。
【0264】
すなわち、第1大当たり情報に基づく可変表示ゲームが開始されると、図11(b)示すように、数字による識別情報画像の変動表示が開始されるとともに、巣の上に鳥が現れた様子を示す演出画像が表示され、その後、その鳥が大きな卵を産みつけて飛び去った様子を示す演出画像表示がなされる(図11(c))。そして、識別情報画像である3つの変動図柄が、順次停止表示されてゆく。
【0265】
そして、図12(a)に示すように、3つの変動図柄が、第1大当たり状態が発生する図柄の組み合わせである「7」−「7」−「7」で停止表示された場合、卵が孵化して雛鳥が誕生し、その雛鳥が鳴き声をあげている様子を示した第1大当たり用の演出画像が表示される。その後、第1大当たりに基づく第1大当たり状態が発生する。すなわち、大入賞口38が所定時間開放してその後閉鎖するという動作を15回繰り返し、開放状態において遊技球の入賞を通常よりも容易な状態が提供されるのである。また、第1大当たりに係る内部抽選(特別抽選)にはずれた場合、図12(b)に示した如く、巣の上に目玉焼きが作られた様子を示す演出画像表示がなされる。
【0266】
本実施の形態では、第1大当たり情報に基づいた演出画像を伴った可変表示ゲームが行われた後、引き続いて第2大当たり情報に基づいた演出画像を伴う可変表示ゲーム(ストック抽選)が開始される。
【0267】
すなわち、図13(a)に示すように、「サクランボウ」、「星印」、「コイン」等の絵柄により構成される3つの変動図柄がそれぞれ画面左上、上側中央及び右上に表示されており、かかる図柄の下側にキャラクタ画像、背景画像等からなる演出画像が表示される。この演出画像は、第1大当たり情報に基づいた演出画像を伴った可変表示ゲームの場合と同様に、木の枝に鳥の巣が作られた様子を示す背景画像と、キャラクタである鳥が遠くに飛んでいる様子を示すキャラクタ画像とを含んだものである。このとき遊技者は、図13(a)に示すような画面画像を見ることにより、第2大当たりに対する抽選が開始されることを知ることができ、将来的に、第2大当たり状態(ストック放出)が発生する可能性があることを実感でき、これを楽しみにして遊技することができる。
【0268】
第2大当たり情報に基づく可変表示ゲームが開始されると、図13(b)示すように、識別情報画像の変動表示が開始されるとともに、巣の上に鳥が現れた様子を示す演出画像が表示され、その後、その鳥が複数の卵を産みつけて飛び去った様子を示す演出画像表示がなされる(図13(c))。そして、識別情報画像である3つの変動図柄が、順次停止表示されてゆく。
【0269】
そして、図14(a)に示すように、ストック抽選に当選してストックが発生した場合、3つの変動図柄を何れも「星印」で停止表示させ、複数の卵が一斉に孵化して雛鳥が誕生し、それらの雛鳥が鳴き声をあげている様子を示した演出画像を表示させる。ストック抽選に当選した場合、内部的には第2大当たり情報をRAM70に記憶させる。さらに遊技が続いて、遊技球が始動口44に入って前述したように抽選実行処理ルーチンのステップS400で内部抽選(特別抽選)が行われ、第1大当たりに当選した場合、今度は第2大当たり情報があるために、ストック放出情報が生成される。(抽選実行処理ルーチンにおけるステップS406)。ストック放出情報が生成された場合、可変表示ゲーム処理ルーチンのステップS223にて、大当たり実行処理が実行され、いわゆるストック放出がなされる。すなわち、大入賞口38が所定時間開放してその後閉鎖するという動作を15回繰り返し、開放状態において遊技球の入賞を通常よりも容易な状態が提供されるのである。
【0270】
また、ストック抽選にはずれた場合、図14(b)に示した如く、雛鳥が誕生する代わりに巣の上にヘビが現れた演出を示す演出画像表示がなされる。
【0271】
さらに、前述の装飾ランプ36の点滅やスピーカ46からの効果音の出力などが適宜組み合わされたりして、ストック抽選に対する臨場感を盛り上げて遊技者を楽しませるとともに、ストック抽選の結果に対する期待感をより一層高めるような演出をしてもよい。
【0272】
本実施の形態では、上述してきたように第1大当たり遊技の抽選を盛り上げるような演出画像を表示させるとともに、第2大当たり遊技の抽選についても演出画像を表示させて遊技者を引きつけるようにしている。そのような演出画像を見ることにより、遊技者はストックへの期待感を一層高めることになり、パチンコ遊技に対する興奮がさらに高まって、面白さを著しく増大させることができる。
【0273】
[第2の実施形態]
上述した実施形態においては、パチンコ遊技を制御するプログラムや、図5に示した遊技球を検出するためのプログラムや、図6に示した抽選実行処理を行うプログラムや、図7〜図9に示した可変表示ゲームを実行するプログラムや、図10に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムがパチンコ遊技装置10のROM68やRAM70に記憶されている場合を示したが、図15に示すように、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等の通信回線網(ネットワーク)Nを介してサーバSに通信可能に接続された端末機Cを操作者が操作することによりパチンコ遊技を行うことができるように構成することもでき、その場合においては、上述したプログラムやこれらのプログラムで用いるデータをサーバSや端末機Cが有することとしてもよい。
【0274】
このようにサーバSと端末機Cとからなる構成とした場合には、サーバSは、パチンコ遊技を制御するプログラムや、図5に示した遊技球を検出するためのプログラムや、図6に示した抽選実行処理を行うプログラムや、図7〜図9に示した可変表示ゲームを実行するプログラムや、図10に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムを予め記憶しておき、所定のタイミングでこれらのプログラムを端末機Cに送信するのである。
【0275】
一方、端末機Cは、これらの送信されたプログラムを一旦記憶し、記憶したプログラムを適宜読み出して実行することによりパチンコ遊技を進行させるのである。
【0276】
また、パチンコ遊技を制御するプログラムや、図5に示した遊技球を検出するためのプログラムや、図6に示した抽選実行処理を行うプログラムや、図7〜図9に示した可変表示ゲームを実行するプログラムや、図10に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムをサーバS側で実行し、その実行結果に応じて生成した命令を制御信号や制御情報として端末機Cに送信することとしてもよい。この場合には、端末機Cは、送信された制御信号や制御情報に従ってパチンコ遊技を行うための画像を選択したり生成したり、その画像を表示部に表示するのである。
【0277】
上述したような構成(図15参照)としたときにおける端末機Cの一例を図16及び図17に示す。
【0278】
図16に示した例においては、端末機Cは汎用のパーソナルコンピュータ100(以下「パソコン100」とする)であり、パソコン100に接続されている入力装置102(例えばキーボード)から遊技者の入力操作が入力される。
【0279】
また、パソコン100の制御部130は、後述するようにCPU108、ROM110、RAM112などからなり(図18参照)、この制御部130においてパチンコ遊技を制御するプログラムや、可変表示ゲームを制御するプログラムや、大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムが実行されるのである。また、この制御部130は通信用インターフェイス回路120(図18参照)をも有しており、同制御部130は通信用インターフェイス回路120を介して後述するサーバSとの通信を行い、サーバSから送信される制御信号又は制御情報や、遊技プログラムやデータに基づいてパチンコ遊技や可変表示ゲームを制御するのである。さらに、パソコン100に接続されている表示装置116には、図2に示すようにパチンコ遊技装置を模した遊技機画像が表示され、この遊技機画像上においてパチンコ遊技が行われるのである。この遊技機画像上においては、上述した可変表示ゲームが実行される表示部132が画像として表示される。この表示部132において、上述したような識別情報画像である図柄が表示されるのである。
【0280】
また、端末機Cの他の例を図17に示す。なお、図16に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。
【0281】
図17の例は、携帯型の専用端末機140を示すもので、専用端末機140に設けられている入力装置102(例えばスイッチ)から遊技者の入力操作が入力される。また、専用端末機140の内部に設けられた制御部130は、後述するようにCPU108、ROM110、RAM112等からなり(図18参照)、この制御部130においてパチンコ遊技や可変表示ゲームを制御するプログラムが実行される。また、この制御部130は通信用インターフェイス回路120も有し、同制御部130は通信用インターフェイス回路120を介して後述するサーバSとの通信を行い、サーバSから送信される制御信号又は制御情報や、遊技プログラムや、データに基づいてパチンコ遊技や可変表示ゲームを制御するのである。さらに、専用端末機140の上面に設けられている表示装置116は、液晶ディスプレイパネルからなり、図2に示すようなパチンコ遊技装置を模した遊技機画像が表示され、この遊技機画像上においてパチンコ遊技が行われるのである。この遊技機画像上においては、上述した可変表示ゲームが実行される表示部132が画像として表示される。この表示部132において、上述したような識別情報画像である図柄が表示されるのである。
【0282】
上述したように、端末機Cとして用いた図16に示したパソコン100においては、表示装置116は制御部130から別体となって構成されており、サーバSから送信された表示制御信号等の各種の制御信号又は制御情報は、パソコン100の制御部130に供給され、制御部130は供給された制御信号又は制御情報に基づいて表示信号を生成し、生成した表示信号を表示装置116に供給するのである。
【0283】
一方、図17に示したような専用端末機140は、表示装置116は制御部130と一体となって構成されており、サーバSから送信された表示制御信号等の制御信号又は制御情報は専用端末機140の制御部130に供給され、制御部130は供給された制御信号又は制御情報に基づいて表示信号を生成し、生成した表示信号を表示装置116に供給するのである。
【0284】
なお、以下に説明する実施形態は、端末機の制御部と表示装置とが別体となった構成であっても、一体となった構成であっても、適用することができる。
【0285】
上述したパソコン100や専用端末機140などからなる端末機C(以下、パチンコ遊技用端末装置と称する)の構成を示すブロック図を図18に示す。また、このパチンコ遊技用端末装置と通信回線を介して接続され、種々の制御信号又は制御情報やデータをパチンコ遊技用端末装置に供給するサーバ80の構成を示すブロック図を図19に示す。
【0286】
遊技者の操作を入力するための入力装置102(例えばキーボードやスイッチ)は、パチンコ遊技用端末装置のインターフェイス回路104に接続され、インターフェイス回路104は、入出力バス106に接続されている。
【0287】
入出力バス106は、中央処理回路(以下、CPUと称する)108にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになっている。入出力バス106には、ROM(リード・オンリー・メモリ)110及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)112も接続されている。ROM110及びRAM112は、後述するようなプログラムや表示装置116に表示するための画像のデータを記憶している。
【0288】
また、入出力バス106には、インターフェイス回路群114も接続されている。インターフェイス回路群114には、表示装置116及びスピーカ118が接続されており、インターフェイス回路群114は、CPU108における演算処理の結果に応じて表示装置116及びスピーカ118のそれぞれに表示信号や音声信号を供給する。
【0289】
さらに、入出力バス106には、通信用インターフェイス回路120も接続されている。同通信用インターフェイス回路120は、通信回線網を介して後述するサーバ80との通信をするためのものである。
【0290】
一方、サーバ80は、図19に示すように、ハードディスクドライブ88と、CPU82と、ROM84と、RAM86と、通信用インターフェイス回路90とから構成されている。
【0291】
ハードディスクドライブ88は、パチンコ遊技用端末装置との通信をするためのプログラムや、パチンコ遊技用端末装置から発せられた情報を受信するためのプログラムや、パチンコ遊技を制御するプログラムや、可変表示ゲームを制御するプログラムや内部抽選処理プログラムを記憶する。また、通信用インターフェイス回路90は、通信回線網を介して上述したパチンコ遊技用端末装置100や140との通信をするためのものである。
【0292】
上述したような構成とした場合においては、図16や図17に示したようなパチンコ遊技装置を模した遊技機画像をパチンコ遊技用端末装置100の表示装置116に表示し、遊技盤面、保留ランプ、装飾ランプ、可変表示ゲームを行うための表示部132や普通図柄を表示するための表示部152等の装置を示す画像や、遊技球を示す画像が表示装置116に表示される。この可変表示ゲームを実行するための表示部132においては、可変表示ゲームが実行された際には識別情報画像である図柄が表示されるのである。
【0293】
以下に、パチンコ遊技用端末装置及びサーバのそれぞれで実行処理されるサブルーチンについて説明する。なお、以下の説明においては、パチンコ遊技用端末装置100,140及びサーバ80は予め起動されて定常動作しているものとする。また、上述したCPU108やCPU82において用いられる変数は所定の値に初期化されているものとする。また、入賞口、始動口、球通過検出器等の装置や遊技球のそれぞれは、表示装置116において画像として表示されるものである。
【0294】
図20及び図21は、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されたときなどの所定のタイミングで、サーバ80のハードディスクドライブ88等の記憶媒体に記憶されている前述の各種プログラムをサーバ80がパチンコ遊技用端末装置100,140に供給し、パチンコ遊技用端末装置100,140において供給されたプログラムを実行するときにパチンコ遊技用端末装置100,140、及びサーバ80のそれぞれで実行処理されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【0295】
図20は、パチンコ遊技用端末装置100,140において実行されるサブルーチンであり、メインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。なお、このメインルーチンは、サーバ80との通信が可能であるか否かを判断するためのプログラム等のサーバ80との通信をする際に必要となるプログラムを予め含んでいるものとする。
【0296】
最初に、サーバ80からパチンコ遊技を実行するためのプログラム及びパチンコ遊技用端末装置においてパチンコ遊技を進行する際に必要な画像データをダウンロードする(ステップS31)。
【0297】
次いで、遊技者が入力装置102を操作することによりパチンコ遊技が開始されて、遊技プログラムが実行処理される(ステップS32)。この遊技プログラムは、パチンコ遊技を制御する遊技プログラムと、図5に示した遊技球を検出するためのプログラムと、図6に示した抽選実行を処理するプログラムと、図7〜図9に示した可変表示ゲームを実行するプログラムと、図10に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムとを含むものであり、前記した必要な画像データは、パチンコ遊技装置を模した遊技機画像や、背景画像や図柄の画像やキャラクタ画像等の画像を表示装置116に表示するためのものである。
【0298】
また、パチンコ遊技用端末装置100,140において遊技プログラムが実行された際には、遊技者が入力装置102を操作したことを検出することができ、遊技者による入力装置102の操作を検出したときには、上述したように、パチンコ遊技用端末装置100,140の表示装置116にはパチンコ遊技装置を模した遊技機画像が表示され、この遊技機画像上に可変表示ゲームを表示するための表示部132も表示されるのである。さらに、遊技者が遊技球を発射すべく入力装置102を操作したときには、遊技球が遊技盤面上を移動するように視認できる遊技球の画像が遊技機画像上に表示されるのである。
【0299】
次に、入賞口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS33)。この入賞口は、上述の図2に示した一般入賞口50及び54a〜54d並びに第2の一般入賞口56a〜56dに対応する画像部分である。入賞口に遊技球が入ったと判別したときには、入賞口の種類に応じた数の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS34)。なお、このステップS34の処理は、パチンコ遊技用端末装置100,140においては、遊技球の数を表示装置116の何処かの位置に表示することとしても、遊技球の数をRAM112に記憶することとしてもよい。
【0300】
次に、始動口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS35)。この始動口は、例えば、上述の図2に示した始動口44に対応する画像部分である。
【0301】
そして、ステップS35において、始動口に遊技球が入ったと判別したときには、上述した図6に示したサブルーチンと同様の抽選実行処理ルーチンを呼び出し実行するとともに(ステップS36)、図7〜図9に示したサブルーチンと同様の可変表示ゲーム処理ルーチンを呼び出し実行する。なお、可変表示ゲーム処理ルーチンが実行されたときには、図16及び図17に示した表示部132において、上述の図11〜図14に示したような背景画像や識別情報画像やキャラクタ画像が表示される。
【0302】
さらに、球通過検出部を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS38)。この球通過検出部は、例えば上述の図2に示した球通過検出器55a,55bに対応する画像部分である。このステップS38において、球通過検出部を遊技球が通過したと判別したときには、表示部52において普通図柄を変動表示させる処理を実行する(ステップS39)。なお、上述したように、変動表示された普通図柄が停止したときに所定の図柄となったときには、可動片を駆動して始動口が開放状態となるように視認できる画像を表示して、始動口に遊技球が入りやすくなるように見える処理を行うのである。なお、可動片は、例えば上述の図2に示した可動片58a,58bに対応する画像部分である。
【0303】
次に、遊技が終了したか否かを判断する(ステップS40)。遊技が終了したか否かの判断は、遊技者が遊技を終了すべく入力装置102を操作したことを検出したときや、遊技球が予め定められた数だけ遊技盤面に発射されたことを判別したときに、遊技が終了したと判別するのである。遊技が終了していないと判別したときには、上述したステップS32に処理を戻す。一方、遊技が終了したと判別したときには、発射した遊技球の数や払い戻した遊技球の数等を示す遊技結果や、遊技が終了したことを示す遊技終了情報をサーバ80に送信し(ステップS41)、本サブルーチンを終了する。
【0304】
図21は、図20に示したパチンコ遊技用端末装置100,140において実行される端末側処理ルーチンに対応して、サーバ80において実行されるサブルーチンである。
【0305】
最初に、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されて通信可能な状態となっているか否かを判断する(ステップS51)。
【0306】
そして、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されていないと判別した場合には、ステップS51に処理を戻す。
【0307】
一方、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されていると判別したときには、各種のプログラムや各種の画像データをパチンコ遊技用端末装置100,140に送信する(ステップS52)。このステップS52の処理は、上述した図20のステップS31の処理に対応するものである。
【0308】
上述したように、ステップS52においてパチンコ遊技用端末装置100,140に送信するプログラムは、パチンコ遊技を制御する遊技プログラムと、上述した図5に示した遊技球を検出するためのプログラムと、図6に示した抽選実行を処理するプログラムと、図7〜図9に示した可変表示ゲームを実行するプログラムと、図10に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムとを含むものであり、各種の画像データは、パチンコ遊技装置を模した遊技機画像や、背景画像や図柄の画像やキャラクタ画像等を表示装置116に表示するためのものである。
【0309】
次に、パチンコ遊技用端末装置100,140から遊技結果や遊技が終了した旨を示す情報が送信されたか否かを判断する(ステップS53)。このステップS53は、上述した図20のステップS41に対応するものである。
【0310】
そして、ステップS53において、遊技結果や遊技終了情報がパチンコ遊技用端末装置100,140から送信されていないと判別したときには、処理をステップS53に戻す。なお、パチンコ遊技用端末装置100,140において、図20に示したステップS32〜S40の処理が実行されている間は、サーバ80においては、上述したステップS53の処理が繰り返し実行されるのである。
【0311】
一方、ステップS53において、遊技結果や遊技終了情報がパチンコ遊技用端末装置100,140から送信されたと判別した場合には、遊技結果や遊技終了情報を受信し(ステップS54)、本サブルーチンを終了する。
【0312】
上述したような構成とした場合には、パチンコ遊技用端末装置100,140において遊技が開始される前に、パチンコ遊技を実行するためのプログラム及び各種の画像データがサーバ80から常に送信されるために、サーバ80においてプログラムや画像データが更新されたときには、遊技者は常に最新の遊技を楽しむことができる。
【0313】
上記実施形態においても、前記第1の実施形態と同様に、端末機に表示される遊技機画像の遊技盤上に発射された仮想遊技球が所定の画像入賞口に入球したと判断したことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するとともに、遊技機画像中に複数の識別情報画像を変動・停止表示させ、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択可能とし、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するようにしている。
【0314】
したがって、ストック放出時には、遊技球の入賞が通常よりも容易な状態が通常の大当たり遊技状態よりもはるかに長く続くことから大量の賞球払い出しが見込まれるし、また、いつこのようなストック放出がなされるかという期待感が膨らむことから、遊技者は遊技に対して興味がつきず、かつ興奮も高まって長時間にわたって遊技を楽しむことが可能となる。しかも、本実施の形態では、特にストック抽選を行っているときの様子やストック抽選の結果を遊技者に告知するのであり、ストックするかどうかについて、遊技者の期待感を高めることが可能であり、しかも、実際にストック放出を体験したときの喜びは通常のパチンコ遊技と比べて大きくなり、パチンコ遊技に対する興奮がさらに高まって、面白さを増大させることが可能となる。
【0315】
このように、時間や場所を問わずに遊技可能な端末機を用いてパチンコ遊技を行えるように構成することで、パチンコ遊技の楽しさを遊技者が体験する機会が増加し、そのおもしろさに惹かれてパチンコホールへ新たに足を運ぶものも見込まれ、パチンコ遊技人口の減少を防止してパチンコ産業の発展に寄与することが可能となる。
【0316】
さらに、パチンコ遊技装置を遠隔から集中管理することも可能となり、しかも鋼製の遊技球(所謂パチンコ玉)を使用しない画像による映像パチンコとすれば遊技装置それぞれに対しての煩雑なメンテナンス作業も不要となる。
【0317】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技盤上に発射した遊技球が所定の入賞口に入球したことを受けて実行される抽選処理、若しくは適宜のタイミングで実行される抽選処理によって当選かはずれかを抽選し、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う前記第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択し、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するようにしたことにより、ストック放出時には、遊技球の入賞が通常よりも容易な状態が通常の大当たり遊技状態よりもはるかに長く続くことから大量の賞球払い出しが見込まれるし、また、いつこのようなストック放出がなされるかという期待感が膨らむことから、遊技者は遊技に対して興味がつきず、かつ興奮も高まって長時間にわたって遊技を楽しむことが可能となる。しかも、本実施の形態では、特にストック抽選を行っているときの様子やストック抽選の結果を遊技者に告知するのであり、ストックするかどうかについて、遊技者の期待感を高めることが可能であり、しかも、実際にストック放出を体験したときの喜びは通常のパチンコ遊技と比べて大きくなり、パチンコ遊技に対する興奮がさらに高まって、面白さを増大させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパチンコ遊技装置の概観を示す正面図である。
【図2】本発明によるパチンコ遊技装置の遊技盤面の拡大正面図である。
【図3】パチンコ遊技装置における大当たり入賞装置の分解説明図である。
【図4】本発明の実施形態であるパチンコ遊技装置の制御回路を示すブロック図である。
【図5】パチンコ遊技装置において実行される遊技球を検出する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図5に示したフローチャートのステップS14において呼び出されて実行される抽選実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図6に示したフローチャートのステップS412において呼び出されて実行される可変表示ゲーム処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図6に示したフローチャートのステップS412において呼び出されて実行される可変表示ゲーム処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図6に示したフローチャートのステップS412において呼び出されて実行される可変表示ゲーム処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】可変表示ゲームにおいて、大当たり遊技状態が発生した際に実行される大当たり実行処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】可変表示ゲームにおいて表示部に表示される画面画像の説明図である。
【図12】可変表示ゲームにおいて表示部に表示される画面画像の説明図である。
【図13】可変表示ゲームにおいて表示部に表示される画面画像の説明図である。
【図14】可変表示ゲームにおいて表示部に表示される画面画像の説明図である。
【図15】インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等の通信回線網を介して通信可能に接続されたサーバと端末機とを示す説明図である。
【図16】パチンコ遊技用の端末機の一例を示す概観図である。
【図17】パチンコ遊技用の端末機の他の例を示す概観図である。
【図18】本発明の実施形態であるパチンコ遊技用端末装置の制御回路を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施形態であるサーバの制御回路を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施形態であるパチンコ遊技用端末装置において実行されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態であるサーバにおいて、実行されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技装置(遊技機)
32 表示装置(表示部)
38 大入賞口
40 シャッタ
60 制御回路
66 CPU(制御部)
64 入出力バス
68 ROM
70 RAM
80 サーバ
100 パチンコ遊技用端末装置(パソコン)
132 表示部
140 パチンコ遊技用端末装置(専用端末機)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine, a pachinko gaming program, and a server.
[0002]
[Prior art]
A pachinko gaming machine as a gaming machine in recent years has a rectangular frame-shaped main body frame, a game board incorporated in the main body frame and provided with game board components such as obstacle nails and various winning holes, and the front of the game board. A transparent window frame of the main body frame, an upper plate and a lower plate provided on the front surface of the main body frame below the transparent window frame, and a launching handle provided on the right side of the lower plate. In addition, on the game board, there is provided a display unit capable of displaying a plurality of identification information images that are changed and stopped, and a moving image, a still image, or a screen image that is a combination thereof, depending on the game situation. The configuration has become common. The display unit includes a liquid crystal screen, a CRT, and the like.
[0003]
The pachinko gaming apparatus includes a control unit that executes a predetermined game program, and the control unit controls almost the entire apparatus including the display unit.
[0004]
In the above-described recent pachinko gaming machines, there is a game form for executing a so-called “variable display game” that incorporates a game form in which medals are paid out by a combination of symbols, as in a slot machine well known as a gaming machine. It has been adopted and has gained popularity.
[0005]
In other words, the basic game form of the conventional pachinko gaming machine is that the game handle is operated so that a metal game ball called a so-called pachinko ball enters a winning opening provided in the game board as a price. In the pachinko gaming machine that employs a variable display game, a ball is fired and awarded to a starter that is a type of the winning hole. When the lottery is selected or not, the identification information image is variably displayed on the display unit according to the lottery result, and the lottery result is won and the identification information image is stopped and displayed in a predetermined combination. In order to generate a so-called “hit game state” which is a state advantageous to the player by opening a large winning opening which is a kind of winning opening specially configured to make it easy for a game ball to enter. It is.
[0006]
More specifically, the variable display game will be described. When a game ball enters the start opening, an internal lottery is performed upon receiving the ball, and three, for example, three identification information images are displayed on the display unit. The symbols (including numbers) are rotated or scrolled on the spot to display the variation state, and are stopped and displayed in combination according to the lottery result.
[0007]
From the variation display to the stop display of the identification information image is executed as one game process, and when the lottery result is won, a plurality of symbols are stopped in a predetermined combination (for example, “ 1 ”,“ 1 ”,“ 1 ”, etc. so that it is stopped by a winning combination consisting of so-called“ grooves ”), the above-mentioned“ big hit gaming state ”is entered, and the large size that can be opened and closed between the closed state and the opened state By repeating the operation of opening and closing the winning opening for a predetermined time about 15 to 16 times, a state in which the winning of the game ball is easier than usual in the opened state is provided.
[0008]
In this way, in the pachinko gaming apparatus adopting the variable display game, when viewed from the player side, when the identification information image is changed / stopped and becomes a winning combination, the amount of payout of the game ball can be increased, that is, A state advantageous to the player is created.
[0009]
Moreover, in the above variable display game, among the winning combinations of a plurality of symbols described above, for example, “3” “3” “3”, “7” “7” “7”, etc. In the case of a specific combination, the probability of becoming a jackpot again after the end of the jackpot gaming state will be increased, and the probability of becoming a jackpot gaming state again after the jackpot state will be increased. Yes. For example, normally, the probability of shifting to the jackpot gaming state is about 1/320, but in the probability variation state, it is increased to about 1/60.
[0010]
In addition, pachinko gaming devices that are configured to perform variable display games usually have specific themes, and background images, character images, and other screen images that are in accordance with the themes, screen images composed of moving images, It is displayed on the display unit together with the identification information image.
[0011]
With these screen images, an effect having a story characteristic according to the theme is displayed as a video, centering on the display of variation of the above-mentioned symbols. It is displayed as a production screen to entertain the player.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional pachinko gaming apparatus employing a variable display game still has the following problems.
[0013]
In other words, as described above, if the three symbols that are the identification information image are won by lottery and become a winning combination, it is possible to win a large number of winning balls and gain a profit, Since a fun production image is displayed on the display unit and the game becomes a fun game, the player naturally plays with the goal of realizing such a jackpot gaming state.
[0014]
However, since the probability of becoming a jackpot gaming state from the normal gaming state or the probability variation state is substantially constant as described above, once the jackpot gaming state occurs, after that, a certain amount of gaming time must be passed before the jackpot gaming state is reached. The game was apt to become monotonous because the unexpectedness of the game was poor.
[0015]
Therefore, there is a problem that the interest in the game is diminished and the excitement is not felt and the game is eventually bored. In particular, a person skilled in the game reads the tendency of the game state, that is, predicts how advantageous state will be generated in the future and can obtain profits, stops the game and turns the game table Will often leave. And there was a problem that this would eventually create a so-called “guest away” situation.
[0016]
Therefore, when a plurality of identification information images that are changed and stopped on the display unit are stopped and displayed in a predetermined winning combination, in addition to the first jackpot that immediately shifts to a jackpot gaming state advantageous to the player, Even if a plurality of identification information images are stopped and displayed in a predetermined winning combination, the game is not immediately shifted to the jackpot gaming state, and after being held for a predetermined period, the second jackpot that shifts to the jackpot gaming state is triggered by clearing some condition. A set pachinko gaming device has been proposed.
[0017]
If such a second jackpot is called a stock, in a pachinko gaming machine having this stock function, if the number of stocks is accumulated, an explosive prize ball is expected, and a sense of expectation as to when the stock will be released increases. In addition, the game is not interested and the excitement is increased, so that the game can be enjoyed for a long time, and the sense of accomplishment and joy when actually experiencing the stock release is far greater than that of a normal pachinko game. It is thought that it will become larger.
[0018]
However, since the aforementioned lottery and stock release timing are executed by internal control of the pachinko machine, the prize will be given if the player is not clearly informed that the stock release is being executed. There is a risk of dissatisfaction and discomfort with the small number of balls.
[0019]
Therefore, it is considered that the player's joy can be further enhanced by notifying the player of the lottery status for the stock and the result of the lottery, but no proposal has been made yet.
[0020]
An object of the present invention is to provide a gaming machine, a pachinko gaming program, and a server for solving the above problems.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, when a plurality of identification information images that are changed and stopped are stopped and displayed in a predetermined combination, a gaming machine that can shift to a jackpot gaming state advantageous to the player is launched on the game board. If a lottery process is executed in response to the winning game ball entering a predetermined winning opening or a lottery process executed at an appropriate timing, the player is selected when the lottery result is a winner. The jackpot gaming state is held for a predetermined period from the first jackpot gaming state performed immediately after the stop display of the identification information image and the stop display of the identification information image. Select from the second jackpot gaming state to be performed later, select the second jackpot by lottery, and inform the player that the second jackpot has been selected by lottery Those relating to a game machine, characterized in that the. Therefore, at the time of stock release, a state where the winning of the game ball is easier than usual lasts much longer than the normal jackpot game state, so a lot of prize balls are expected to be paid out. Since a sense of expectation that the game will be performed is expanded, the player is not interested in the game, and the excitement is increased, and the player can enjoy the game for a long time. In addition, in the present embodiment, in particular, a lottery about stock is performed and the state of the lottery is notified to the player, so that the player's expectation as to whether it will be stocked can be increased, The joy of the player who knows that they are actually stocked is greater than that of a normal pachinko game, and the excitement of the pachinko game is further increased, making it possible to increase the fun.
[0022]
That is, in the present invention described in
[0023]
Further, in the present invention according to
[0024]
Further, in the present invention described in
[0025]
In the present invention according to claim 4, in response to the determination that the game ball launched on the game board has entered the predetermined winning opening, or lottery at an appropriate timing, A step of changing or stopping a plurality of identification information images in response to a lottery result, and if the lottery result is a win, the game can be shifted to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state is changed to the identification information. A step of selecting from a first jackpot gaming state that is performed immediately after the stop display of the image and a second jackpot gaming state that is performed after the suspension display of the identification information image is held for a predetermined period, and a second jackpot is selected by lottery And a step of notifying the player that the second jackpot has been selected by lottery.
[0026]
The invention according to
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, terms used in the embodiments of the present invention described below are defined.
[0028]
(Definition of terms)
"Screen Image"
The screen image is a concept including all the still images and moving images displayed on the display unit such as a character image, a background image, and the like including a number included in the category of a fluctuating symbol which is an “identification information image” described later. It is.
[0029]
"Identification information image"
A display image representing information that can be visually identified using a pattern (character, symbol, pattern, pattern, or the like).
[0030]
"Change / stop display"
When each symbol as a plurality of identification information images sequentially changes, for example, when changing the display from the symbol “7” as one identification information image to the symbol “8” as another identification information image, In addition to displaying the identification information image in a display area where the identification information image can be displayed, the identification information image is moved and displayed in the display area where the identification information image can be displayed. In this case, for example, a concept including a case where one symbol “7” moves while being displayed in the display area is referred to as a variable display, and a state in which this symbol is stopped is referred to as a stop display. Furthermore, a state where a combination of a plurality of identification information images is determined and stopped is referred to as variation / stop display. In addition, when the display mode of the identification information image changes, for example, when one symbol “7” is deformed and displayed horizontally or vertically, or when the symbol is displayed enlarged or reduced, etc. Is also included in the concept of variable display.
[0031]
"Variable display game"
A game imitating a game played in a slot machine, after displaying an identification information image group composed of a plurality of symbols, which are a plurality of identification information images, on the display unit and displaying the symbols so as to vary , These symbols are displayed to stop sequentially at a predetermined timing, and when the combination of symbols when all symbols are stopped becomes a predetermined combination, the pachinko game is shifted to a state advantageous to the player. In this game, the change display and the stop display are executed as one stroke. The change / stop of the symbol is normally started when the game ball wins a specific winning opening called a so-called starting opening. Further, the symbol stop result is determined according to the lottery result by internally drawing whether or not the game ball has won the start opening. Further, this variable display game can be held a predetermined number of times.
[0032]
"Winning"
Winning refers to a preferred state determined by the result of the internal lottery in the gaming machine. In general, when a game ball enters the start opening, an internal lottery is performed to determine whether or not to shift to a typical “hit game state” among the game states advantageous to the player. The case where it is decided to shift to "" is called "winning", but in addition, in this specification, when making any decision, a lottery act is performed inside the gaming machine, and the result is the player All wins are called “winning”. For example, an internal lottery may be performed when determining “stock”, which will be described later, and also referred to as “winning” when the lottery result is determined to be stocked.
[0033]
"Winning combination"
The above-mentioned “identification information image” is variably displayed on the display unit in accordance with the result of the internal lottery described above, and indicates a combination of identification information images corresponding to the case where the result of the internal lottery is “winning”. Several such combinations are determined in advance, and are generally composed of so-called “grooves” such as “1”, “1”, “1”, “6”, “6”, “6”. Often combined.
[0034]
"Out of combination"
As a result of the above variable display game, the combination of identification information images that are stopped and displayed is a combination other than the winning combination.
[0035]
"Big hit game state"
Occurs when an internal lottery results in a “winning” and indicates a state where a player can be provided with an advantageous state or profit. In the normal jackpot game state, when the identification information image is displayed in a variably displayed state and stopped in the above “winning combination”, the big winning opening that can be opened and closed between the closed state and the open state is opened for a predetermined time and then closed. Is repeated a predetermined number of rounds (about 15 to 16 rounds) to provide a state where the winning of the game ball is easier than usual in the open state. .
[0036]
Furthermore, in this specification, “bonus game state” refers to an award to be paid out in addition to the normal jackpot game state in which the opening / closing operation of the big prize opening is repeated to provide an advantageous state for the player as described above. It also includes the concept of “stock” in which the ball is put on hold and paid out later, and the right to shift to the normal jackpot gaming state is put on hold and the right is exercised later.
[0037]
"First jackpot"
Of the above-mentioned “hit game state”, it means that the transition to the jackpot game state is made immediately after the stop display of the identification information image. That is, the above-described normal jackpot gaming state corresponds to this. In addition, the upper limit number of variable display games that can be held is determined in advance, and an internal lottery process that is executed prior to the variable display game is also performed in a gaming machine that does not hold the variable display game after the upper limit number of times is reached. There are cases where it is not. That is, when a game ball enters the start opening when the number of held variable display games reaches the upper limit, the variable display game is not held, and therefore, the internal lottery for the first big hit is not performed.
[0038]
In the following description, a state in which an advantageous state is provided to the player based on the first jackpot may be simply referred to as a “hit game state” or a “first jackpot state”.
[0039]
"Second jackpot"
Among the above-mentioned “hit game state”, the award balls to be paid out are held and later paid out together, or the right to shift to the first jackpot state (normal jackpot game state) is held, and later This is equivalent to the concept of “stock” that exercises that right. In addition, the contents of the jackpot game state are not necessarily the same as the case of the first jackpot, it is eight rounds, which is about half of the normal number of rounds, or a state advantageous to a completely different type of player set separately Is also included.
[0040]
The second jackpot is won by an internal lottery executed prior to a variable display game that is started upon receipt of one game ball in the starting port, or at an appropriate timing. It occurs when a lottery process is performed and a winning is made by internal lottery at this time, and a right such as provision of a state advantageous to a player to be transferred after the variable display game ends is temporarily generated .
[0041]
The second jackpot is determined as “normal second jackpot” in which the second jackpot is determined to be different from the first jackpot each time by the internal lottery process, and once the second jackpot is won by the internal lottery process, Holds all the right to enter the jackpot gaming state (including the first jackpot) and all winning balls to be paid out until the jackpot gaming state based on two jackpots, ie, the stock is released Divided into “special second jackpot”.
[0042]
In the case where the internal lottery process related to the second jackpot is started upon receipt of one game ball in the starting port, the upper limit number of variable display games that can be held is determined in advance, and If a game ball enters the starting port when the number of held variable display games has reached the above-mentioned upper limit number even if the variable display game is not held beyond that number of times, As for the function, the variable display game is not put on hold, but the internal lottery process related to the second jackpot is executed and stocked.
[0043]
In the following description, a state in which an advantageous state is provided to the player based on the second jackpot may be referred to as a “second jackpot state” or a “state in which stock is released”.
[0044]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0045]
According to the present invention, when a plurality of identification information images to be displayed in a variable / stopped state are stopped and displayed in a predetermined combination, a game machine that can shift to a jackpot gaming state advantageous to the player is launched on the game board. If a lottery process is executed in response to the winning game ball entering a predetermined winning opening or a lottery process executed at an appropriate timing, the player is selected when the lottery result is a winner. The jackpot gaming state is held for a predetermined period from the first jackpot gaming state performed immediately after the stop display of the identification information image and the stop display of the identification information image. The second jackpot game state to be selected later is selected, the second jackpot is selected by lottery, and the player is notified that the second jackpot has been selected by lottery. It is intended.
[0046]
In other words, in response to the fact that a game ball launched on the game board has entered a predetermined prize opening, or in accordance with a lottery means for performing a lottery that is not a win at an appropriate timing, and a lottery result by the lottery means -Display means capable of displaying a plurality of identification information images to be stopped display, and if the lottery result by the lottery means is a win, the jackpot execution means for shifting to the jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state The jackpot game selecting means for selecting the transition from the first jackpot made immediately after the stop display of the identification information image and the second jackpot made after holding for a predetermined period, and the jackpot game selecting means by lottery. A second jackpot lottery means for selecting two jackpots, and a notice for notifying the player that the second jackpot lottery means has been selected by the second jackpot lottery means It has a configuration that includes a stage.
[0047]
The lottery means, jackpot execution means, jackpot game selection means, and second jackpot notification means are substantially carried by a control unit provided in the gaming machine, and the control unit includes a pachinko game program including the following steps: Is stored and executed.
[0048]
In other words, the pachinko game program includes a step of drawing whether a game ball launched on the game board has entered a predetermined winning opening, or at a suitable timing, In response to the result, the step of changing / stopping a plurality of identification information images, and if the lottery result is a win, it is possible to shift to a jackpot gaming state advantageous to the player (first jackpot), and the jackpot gaming state is Selecting from a first jackpot gaming state that is performed immediately after the stop display of the identification information image and a second jackpot gaming state that is performed after being suspended for a predetermined period from the stop display of the identification information image; And a step of notifying the player that the second jackpot has been selected by lottery.
[0049]
Further, as the display means described above, a display made of liquid crystal or CRT provided on the game board can be used. Further, the display means includes a seven-segment display, lamps, or an audio output device such as a speaker, in addition to displaying the identification information image in a variable stop state.
[0050]
Here, the transition to the jackpot gaming state is not performed immediately after the stop display of the identification information image, but after being held for a predetermined period, that is, the above second jackpot is referred to as “stock” in the present embodiment. I will call it. Also, executing the transition to the jackpot gaming state that has been put on hold will be referred to as “stock release”.
[0051]
By the way, when selecting whether to shift to the jackpot gaming state immediately after the stop display of the identification information image or to stock, first, lottery whether to shift to the jackpot gaming state, lottery, then stock It can also be selected by a two-stage lottery to determine whether or not to perform, in the first lottery, "first jackpot" that shifts to the jackpot gaming state immediately after the identification information image stop display, and to the jackpot gaming state It is also possible to select and draw from three types of “second jackpot” that is executed after the transition is temporarily suspended and “out of game” that becomes a normal game.
[0052]
As stock, even if it is selected to stock once by internal lottery, regardless of whether the stock is released or not, the first big hit and the payout of prize balls will be generated each time by internal lottery. If you choose to stock once with "normal stock (usually 2nd big hit)", all the right to shift to the jackpot gaming state and the payout of prize balls will be issued until the stock is released There is a “special stock (special second jackpot)” to be held.
[0053]
The lottery for stocking or not stocking may be performed at an appropriate timing, for example, every predetermined time or when a predetermined condition is satisfied. That is, the lottery process for the first jackpot and the second jackpot can be performed independently.
[0054]
Furthermore, the above-mentioned “first jackpot”, “second jackpot”, and “out of game” determined by the internal lottery process may not occur at the same time in one gaming machine, but may occur multiple times. obtain.
[0055]
For example, a lottery for stocking or not is triggered by entering the starting gate, and as described above, a lottery is selected from the three types of “first big hit”, “second big hit”, and “out of”. When the selection is made, the internal lottery process is performed in response to the game ball A entering the start port, and three game balls B, C, and D are displayed at the start port while the variable display game A is being executed. When entering, the three variable display games B, C, and D corresponding to the three game balls B, C, and D are put on hold, and in response to the game ball B entering, an internal lottery is performed. "Big jackpot" occurs, the internal lottery is received in response to the entry of the game ball C, "second jackpot" occurs, the internal lottery is received in response to the entry of the game ball D, and "out of" occurs There is. At this time, “first big hit”, “second big hit”, and “out of line” occur simultaneously.
[0056]
After that, when the variable display game A is finished, and when the variable display game B started thereafter is finished, the first big hit state is generated based on the first big hit that is generated in response to the game ball B entering. .
[0057]
After the first jackpot state ends, the variable display game C is started. However, since the second jackpot state is suspended when the variable display game ends, the second jackpot state is suspended. Even if the variable display game C ends, the second jackpot state does not occur and the variable display game D is started. At this time, the second jackpot and the loss occur simultaneously.
[0058]
Further, after that, the variable display game D is ended, and a disengagement state is generated based on the disengagement that occurs when the game ball D is entered. The disengagement state is terminated and the variable display games A to D are terminated. At this time, only the second jackpot has occurred.
[0059]
Then, after a while, when a predetermined condition is met, for example, when a predetermined number of game balls enter a specific winning slot out of a plurality of winning holes, or the variable display game reaches a predetermined number of times. In response to this, stock discharge based on the second jackpot is made and a second jackpot state occurs.
[0060]
In this embodiment, a stock lottery is performed, and the player is notified of the stock lottery and the results.
[0061]
In the above-described example, there is only one stock, but it is preferable that a plurality of stocks are made and a plurality of stocks can be continuously released.
[0062]
That is, when a plurality of stocks can be continuously released in a gaming machine in which a plurality of stocks are generated, an advantageous state for the player is continuously provided, and temporarily, Profits and advantageous conditions that cannot be predicted by the player are provided, and it becomes difficult for the player to predict how much profits and advantageous conditions will be provided in the future. Therefore, it is possible to provide a thrilling game with high shooting characteristics without losing the original interest of the game to the player, and to enhance the expectation and excitement about the whereabouts of the game.
[0063]
In the gaming machine configured as described above, according to the above-described example, three game balls are provided at the start port while the variable display game A is being executed in response to the game ball A entering the start port. When B, C, and D enter, three variable display games B, C, and D corresponding to three game balls B, C, and D are put on hold, and game balls B, C, and D enter In response, the internal lottery process may be performed to generate three second jackpots. In other words, three stocks are accumulated.
[0064]
In such a case, after the variable display games A to D are finished, the three stocks are continuously released three times at a predetermined timing, that is, for example, the jackpot gaming state which is advantageous to the player is continued three times. Can be provided. In addition, you may make it discharge | release suitably the number out of the stock instead of releasing all the stock numbers continuously. The number of the stock to be discharged may be appropriately determined on the control unit side.
[0065]
Therefore, in the present embodiment, a discharge number lottery unit that performs a discharge number lottery to determine how many stocks to discharge before stock discharge is provided. Such a lottery action is performed, for example, by storing a probability table in which the number of occurrences of the second jackpot state is determined in advance in correspondence with random numbers in a ROM or the like of a control unit provided in the gaming machine. A necessary probability table is set in the RAM of the unit, and then random number sampling is performed by the control unit. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a discharge number lottery means for performing the discharge number lottery.
[0066]
In the present invention, the advantageous state provided in the second jackpot state may be the same as or different from the advantageous state provided in the first jackpot state.
[0067]
For example, as described above in “Definition of terms”, the first big hit state is a predetermined number of times (15 times) in which a large winning opening that can be opened and closed between a closed state and an open state is opened for a predetermined time and then closed. It is a state that provides an advantageous state to the player by making it easier for the game ball to enter by making the game ball winning easier than usual in the open state. When each game ball enters the big prize opening, a predetermined number of game balls are paid out to provide a predetermined benefit to the player. It may be the same state as the big hit state, or simply a state where a predetermined number of game balls are paid out and a predetermined benefit is provided to the player. As the number of game balls to be paid out, it is conceivable that a predetermined number of game balls are stored each time a prize is awarded after the game by the gaming machine is started, and the stored amount is released as stock.
In the following description, it is assumed that the state advantageous to the player provided in the first jackpot state and the second jackpot state is the same, and the first jackpot state and the second jackpot are not particularly distinguished from each other. The jackpot state is simply referred to as a jackpot gaming state.
[0068]
As described above, in the gaming machine according to the present embodiment, when a game ball enters a predetermined winning opening, an internal lottery process is performed, and the identification information image fluctuates and stops according to the lottery result. If the lottery result is a win, it is determined to shift to the jackpot gaming state.
[0069]
In addition, at this time, the transition to the jackpot gaming state is performed immediately after the stop display of the identification information image or after the suspension for a predetermined period, that is, the transition to the jackpot gaming state is performed immediately after the identification information image is stopped. It is also decided whether to do or stock. At that time, the player will be notified of the stock lottery and the results.
[0070]
Then, when it is decided to stock, after a while, in response to satisfying the predetermined condition, it shifts to the reserved jackpot gaming state (stock release), but at that time, the stock release is In order to let the player know that it is actually being executed, an effect image is displayed.
[0071]
At this time, if a plurality of stocks are stored, at the time of stock release, the game ball winning state will be much easier than usual, so it will be much longer than the normal jackpot gaming state, so a large amount of prize balls will be paid out. And the expectation of when such stock will be released will increase, so players will not be interested in games and will enjoy excitement for a long time. it can. And the feeling of accomplishment and joy when actually experiencing the stock release is much greater than that of normal pachinko games.
[0072]
In addition, in this embodiment, the player is informed of the situation when the stock lottery is being performed and the result of the stock lottery, and it is possible to raise the player's expectation as to whether or not it will be stocked. In addition, the joy of actually experiencing the stock release is greater than that of a normal pachinko game, and the excitement of the pachinko game is further increased, making it possible to increase the fun.
[0073]
In addition, among the above jackpot gaming states, there is a special jackpot gaming state (hereinafter referred to as “probability variation jackpot”) with a probability variation state, and when such a probability variation jackpot state is reached, a transition to the jackpot gaming state is again made with high probability. Is possible. In other words, the “probability variation state” means that the probability of becoming a jackpot gaming state is higher than in the normal case. For example, the winning probability by the above-mentioned lottery is from 5 times to 1/320 to 1/60, etc. The control state is 6 times higher.
[0074]
Therefore, if such a probable jackpot and stock release overlap, it will be possible to receive an explosive prize ball payout. You will be immersed.
[0075]
Further, the stock lottery notice can be displayed with different notice contents each time each identification information image is stopped and displayed.
[0076]
That is, as a means for notifying stock lottery, it is possible to inform the player in a step-by-step manner of stopping the display of each identification information image by changing the display content and display timing of the display means described above. Is possible.
[0077]
For example, when the identification information images arranged in three rows are changed and stopped and the player is notified of the stock lottery, the identification information image at the right end is stopped and displayed if only the effect image is displayed on the display. In addition to this, when the lamps are lit or blinked, the identification information image at the left end is stopped and displayed, and when a predetermined sound is output from a speaker or the like, the middle identification information image is stopped and displayed. Conceivable.
[0078]
Here, the release frequency lottery in the present embodiment will be specifically described.
[0079]
As a probability table used for the number-of-releases lottery, among the numerical values “0” to “63”, “0” to “31” once, “32” to “47” twice, “48” to “55” 3 is stored in the ROM of the control unit. The probability table Y is stored in the
[0080]
In addition, when the number-of-releases lottery is performed using this probability table Y, the probability that one stock release (second big hit state) will occur is ½, and the probability that two stock releases will occur is one. / 4, the probability of 3 stock releases occurring is 1/8, and the probability of 4 to 11 stock releases occurring is 1/64 respectively.
[0081]
After the probability table Y is set in the RAM as described above, random numbers are sampled by the control unit, and the lottery result corresponding to the numerical value in the probability table Y that matches the obtained numerical value is stored in the RAM.
[0082]
For example, if the number obtained as a result of random number sampling is “56”, the lottery result corresponding to “56” in the probability table Y is four times, and information on the lottery result is stored in the RAM. Remember. When the stock is released, the jackpot execution means releases the stock of the number of times (four times) determined by the result of the number-of-releases lottery stored in the RAM.
In addition, when the number of stock releases determined by the lottery result of the number-of-releases lottery is larger than the number of second big hits generated, the jackpot execution means executes the stock discharge of the number of times determined by the result of the number-of-releases lottery Since this is not possible, a stock release based on all the second jackpots that have occurred is performed.
[0083]
For example, when there are three stocks, if the lottery result obtained by performing the lottery for the number of times of release is four times, the jackpot execution means cannot execute the stock release for four times. Three stock releases based on the three second jackpots being performed are performed.
[0084]
Further, as described above, the number of stock discharges determined based on the result of the number-of-releases lottery is not necessarily generated continuously, and may be generated intermittently after a predetermined period of time, for example. However, in order to be able to temporarily provide a profit and advantageous state that the player can not predict, it is better to generate continuously, providing a more thrilling game It is possible to improve the sense of expectation and excitement about the whereabouts of the game.
[0085]
When summarizing the gaming machine of the present invention provided with the means for generating the first jackpot and the second jackpot as described above, the basic forms include, for example, the forms [1] to [5] shown below. Can be mentioned.
[0086]
[1] Upon receipt of one game ball at the starting port, it is decided to select and execute one of “first jackpot”, “second jackpot (stock) right generation” and “out of play”. A gaming machine equipped with a special lottery means for performing a special lottery.
[0087]
The special lottery performed in the gaming machine according to the present invention [1] is performed by, for example, preliminarily storing “first jackpot”, “second jackpot” in correspondence with random numbers in a ROM or the like of a control unit provided in the gaming machine. A probability table determined to generate any one of (stock) right generation ”and“ out of stock ”is stored, a necessary probability table is set in the RAM of the control unit, and then the control unit This can be done by sampling random numbers. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a special lottery means for performing a special lottery.
[0088]
According to the gaming machine of the present invention of [1], among the “first jackpot”, “second jackpot (stock) right generation”, and “out of” in response to the entry of one game ball at the start opening Because a special lottery that decides to generate any one of the results will be performed, every time a game ball enters the start opening, there is a possibility that a stock right will be generated, and naturally a lot of stock may also occur is there. Stock right generation means stock right has been generated but not necessarily stocked. When a stock lottery is performed again after the right has been generated and re-winning, or when certain conditions are met, Is to occur. However, it is likely that many stock releases will continue, and temporarily it will be possible to provide benefits that the player cannot predict.
[0089]
[2] A special decision to select and execute any one of “first jackpot”, “second jackpot (stock)”, and “out of” in response to one game ball entering the start opening A gaming machine equipped with a special lottery means for performing a lottery.
[0090]
The special lottery performed in the gaming machine of the present invention [2] is performed by, for example, preliminarily storing “first jackpot”, “second jackpot” corresponding to random numbers in a ROM or the like of a control unit provided in the gaming machine. ”And“ Probability ”are stored, a probability table determined to generate one of them is stored, a necessary probability table is set in the RAM of the control unit, and then the random number is sampled by the control unit. It can be performed by performing. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a special lottery means for performing a special lottery.
[0091]
According to the gaming machine of the present invention of [2], any one of “first big hit”, “second big hit (stock)” and “out of” in response to one game ball entering the start opening. Since a special lottery that determines whether to generate one result is performed, every time a game ball enters the start opening, stock may be generated. Therefore, it is highly likely that many stock releases will continue, and temporarily it will be possible to provide benefits that the player cannot predict.
[0092]
In addition, since it is possible to determine that any one of “first jackpot”, “second jackpot (stock)”, and “outage” is generated by one lottery, a complicated program can be created. It is not necessary, and the storage capacity of data necessary for the lottery can be suppressed.
[0093]
[3] A first lottery means for performing a first lottery to determine whether or not to generate a first jackpot in response to a single game ball entering the starting port, and a result of the first lottery, A gaming machine comprising a holding lottery means for performing a holding lottery for determining whether or not to change the first jackpot to a second jackpot when it is determined to generate one jackpot.
[0094]
In the first lottery performed in the gaming machine of the present invention [3], any one of the first jackpot and the deviation is previously stored in a ROM or the like of a control unit provided in the gaming machine, corresponding to the random number in advance. A probability table that is defined for generating one is stored, a necessary probability table is set in the RAM of the control unit, and then random number sampling is performed by the control unit. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as first lottery means for performing the first lottery.
[0095]
And the said holding | maintenance lottery decided about generating any one of the 1st big hit and the 2nd big hit beforehand corresponding to a random number, for example in ROMs, such as a control part provided in a game machine, etc. When a probability table is stored, a necessary probability table is set in a RAM or the like of the control unit, and the first lottery is determined to be generated as a result of the first lottery, a random number sampling is performed by the control unit. It can be performed by performing. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a holding lottery means for performing a holding lottery.
[0096]
According to the gaming machine of [3] of the present invention, the first lottery for determining whether or not to generate the first jackpot is performed in response to the entry of one game ball at the start opening, and the first lottery As a result, when it is decided to generate the first jackpot, a holding lottery for determining whether or not to change the first jackpot to the second jackpot is performed, so that every time a game ball enters the start opening Will be stocked. Accordingly, in this case as well, many stock releases may be performed simultaneously, and temporarily it becomes possible to provide benefits that the player cannot predict.
[0097]
In addition, when the first lottery is performed to determine whether or not to generate the first jackpot, and the first lottery is determined to be generated as a result of the first lottery, the first jackpot is changed to the second jackpot. In order to perform a pending lottery to determine whether or not to perform, it is possible to individually change the probability of occurrence of the first big hit, the second big hit and the loss, suppressing an increase in the storage capacity of the data necessary for the lottery Become.
[0098]
[4] A first lottery means for performing a first lottery for determining whether or not a first jackpot will occur, and a second lottery means for performing a second lottery for determining whether or not a second jackpot will occur. The first lottery means performs the first lottery in response to the fact that one game ball has entered the starting port, the second lottery means performs the second lottery, and the first lottery means and the above-mentioned The second lottery means is a gaming machine that performs a lottery so that the respective lottery results are independent of each other.
[0099]
The first lottery performed in the gaming machine of the present invention of [4] is the same as the first lottery performed in the gaming machine of the present invention of [3] and has already been explained. Omitted. In addition, in the second lottery, for example, a probability table in which whether or not to generate a second jackpot corresponding to a random number is stored in advance in a ROM or the like of a control unit provided in the gaming machine, A necessary probability table is set in the RAM of the control unit, and then the random number is sampled twice by the control unit. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a first lottery means for performing the first lottery and a second lottery means for performing the second lottery.
[0100]
[4] According to the gaming machine of the present invention, the first lottery means and the second lottery means perform the lottery so that the respective lottery results are independent from each other. It is possible that a first jackpot and a second jackpot will be generated in response to a single game ball entering the box. As described above, when the first jackpot and the second jackpot are generated in response to the entry of one game ball at the starting port, the player is based on the first jackpot immediately after the variable display game is finished. In spite of being provided with an advantageous condition, the stock is then released to provide an advantageous condition to the player based on the second jackpot. Therefore, it is possible to provide a predetermined profit so as to make the player surprise.
[0101]
[5] The gaming machine according to [4], wherein after determining that the second jackpot is generated as a result of the second lottery, the third jackpot is determined to determine whether or not the second jackpot is the first jackpot. A gaming machine of the present invention provided with third lottery means for performing lottery.
[0102]
In the third lottery performed in the gaming machine of the present invention of [5], either the second jackpot or the first jackpot corresponding to a random number is previously stored in a ROM or the like provided in the gaming machine. After storing a probability table determined for generating one, setting a necessary probability table in the RAM or the like of the control unit, etc., and determining that the second jackpot will occur as a result of the second lottery It can be performed by sampling random numbers by the control unit. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as third lottery means for performing the third lottery.
[0103]
According to the gaming machine of [5] of the present invention, as a result of the first lottery, a first jackpot is generated, and as a result of the second lottery, a second jackpot is generated. Further, as a result of the third lottery, The two jackpots may be changed to the first jackpot. In such a case, two first jackpots are generated in response to the game ball entering the start opening. As described above, when two first jackpots are generated in response to one game ball having entered the starting port, the player is based on one first jackpot immediately after the variable display game is finished. Will be provided with an advantageous state, and then a player will be provided with an advantageous state based on another first jackpot. Therefore, it is possible to provide more benefits than the player expects, in an attempt to make the player surprise.
[0104]
[6] In the above gaming machines [1] to [5], when it is determined that the second jackpot will occur, [1] to [5] until a transition to the jackpot gaming state based on the second jackpot is made. The second lottery that determines whether or not to generate a second big hit in response to the fact that one game ball has entered the start opening instead of the conventional lottery process that has been performed in each gaming machine of A gaming machine equipped with a special second lottery means for performing.
[0105]
In the special second lottery performed in the gaming machine of the present invention of [6], for example, whether or not to generate a second jackpot corresponding to a random number in advance in a ROM of a control unit provided in the gaming machine The probability table defined in the above is stored, a necessary probability table is set in the RAM of the control unit, and then random numbers are sampled by the control unit. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a special second lottery means for performing the special second lottery.
[0106]
According to the gaming machine of [6] of the present invention, once it is determined that the second jackpot is generated, all the jackpots that are generated are second in the period until the jackpot gaming state based on the second jackpot is entered. It is a big hit and the first big hit never occurs. That is, the above-mentioned “special second jackpot” is realized.
With such a gaming machine, it is possible to provide enormous benefits to the player when the stock is released.
[0107]
A gaming machine capable of generating a special second jackpot is based on the second jackpot when it is determined that a second jackpot will be generated, such as the gaming machine of the present invention of [6] above. A special second lottery means for performing a special second lottery to determine whether or not to generate a second jackpot in response to the fact that one game ball has entered the starting port until the game is shifted to the big hit gaming state Not only, but after winning the second jackpot, the first jackpot may be won or changed to 100% second jackpot. For example, in the case of the gaming machine of [3], when it is determined that the second jackpot will occur, the first jackpot is changed to the second jackpot in the holding lottery until the game shifts to the jackpot gaming state based on the second jackpot. The probability of changing to 100 should be 100%.
[0108]
In the present invention, in the above [1] to [6], the second jackpot lottery means for selecting the second jackpot by lottery by the jackpot game selection means and the second jackpot lottery means for the second And a notification means for notifying the player that the jackpot is selected by lottery. At this time, the control unit provided in the gaming machine functions as a second big hit lottery means and a notification means. The trigger for stock release may be set in any way.
[0109]
Further, the stock lottery notice can be displayed with different notice contents each time each identification information image is stopped and displayed.
[0110]
That is, as a means for notifying stock lottery, it is possible to inform the player in a step-by-step manner of stopping the display of each identification information image by changing the display content and display timing of the display means described above. Is possible.
[0111]
For example, when the identification information images arranged in three rows are changed and stopped and the player is notified of the stock lottery, the identification information image at the right end is stopped and displayed if only the effect image is displayed on the display. In addition to this, when the lamps are lit or blinked, the identification information image at the left end is stopped and displayed, and when a predetermined sound is output from a speaker or the like, the middle identification information image is stopped and displayed. Conceivable.
[0112]
Alternatively, a method of displaying a character image determined corresponding to each identification information image is also conceivable. This is because the player pays attention to the character image as well as the identification information image.
[0113]
Here, regarding the transition to the jackpot gaming state in the gaming machine of the present embodiment, “to be performed immediately after the stop display of the identification information image” is to be executed before the variable display game is performed, and “To be played after holding for a predetermined period (stock release)” means that at least the variable display game is executed after being played once.
[0114]
By the way, as the gaming machine described above, a pachinko gaming device installed in a pachinko hall or the like, that is, a steel ball called a so-called pachinko ball is used as a gaming ball to play on the gaming board, and on the gaming board Is provided with a display unit as a display means for performing various displays, and can be suitably applied to a gaming machine in which a control unit for performing various controls is housed in a casing. However, such a pachinko gaming apparatus is not necessarily described above. There is no need to use a game ball made of actual steel balls, a display that displays a pachinko game board as a game screen, a game handle that can launch a virtual game ball as an image on the display, and a pachinko game program It may be a video pachinko gaming machine provided with a control unit to be executed.
[0115]
Further, the present invention can be applied to a business or home game machine provided with a display unit and a control unit as display means.
[0116]
Furthermore, the present invention can be applied to a general-purpose computer, a portable terminal device, or the like in which software for performing various controls is installed. In this case, it is possible to play a game via a storage medium storing a pachinko game program including a display program capable of executing display of a gaming machine image including the game board described above. Alternatively, the pachinko game program can be downloaded and played via the Internet or the like. That is, the gaming machine may be divided into a server and a terminal device (client).
[0117]
Therefore, as described above, the present invention draws a lottery whether it is determined that a game ball launched on the game board has entered a predetermined winning opening or at an appropriate timing. Steps, receiving a lottery result, changing / stopping a plurality of identification information images, and if the lottery result is a win, the game can be shifted to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state is A step of selecting from a first jackpot gaming state performed immediately after the stop display of the identification information image and a second jackpot gaming state performed after holding for a predetermined period from the stop display of the identification information image; A pachinko game program comprising: a step of selecting a jackpot; and a step of notifying the player that the second jackpot has been selected by lottery. It is also possible to provide Te.
[0118]
By executing such a pachinko game program by an appropriate means, anyone can enjoy a pachinko game that has a high possibility of obtaining a large profit in an unprecedented thrilling.
[0119]
In addition, it is possible to provide a server that can communicate with a terminal and that can display a gaming machine image showing a gaming machine on each terminal.
[0120]
Then, in such a server, when it is determined that the virtual game ball launched on the game board of the gaming machine image displayed on the terminal has entered the predetermined image winning a prize, or at an appropriate timing In addition to drawing lottery, a plurality of identification information images are fluctuated and stopped in the gaming machine image, and when the lottery result is won, it is possible to shift to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot game The state can be selected from a first jackpot gaming state that is performed immediately after the stop display of the identification information image and a second jackpot gaming state that is performed after holding the suspension display of the identification information image for a predetermined period. It is assumed that control is performed on the terminal to select a jackpot of 2 and notify the player that the second jackpot has been selected by lottery.
[0121]
Such a server makes it possible to provide an unprecedented and enjoyable pachinko game via the Internet, for example.
[0122]
Here, embodiments of the present invention will be described more specifically based on the drawings.
[0123]
[First Embodiment]
(Configuration of pachinko gaming machine)
A front view of a pachinko gaming machine as a gaming machine according to the first embodiment of the present invention is shown in FIG. In addition, what was used as the pachinko gaming machine in this specification is a concept including a pachinko machine in which the obstacle nail is integrally formed on the gaming board.
[0124]
As shown in FIG. 1, the
[0125]
In addition, a plurality of obstacle nails (omitted in FIG. 1 except for a pair of obstacle nails provided substantially in parallel immediately above the winning opening) are driven into the front surface of the
[0126]
The launch handle 26 is provided so as to be rotatable with respect to the
[0127]
A firing
[0128]
The launched game ball is guided to a
[0129]
An enlarged front view of the
[0130]
A
[0131]
A
[0132]
On the left and right sides of the
[0133]
This normal symbol is information including numbers and symbols, for example, numbers such as “0” to “9” and symbols such as “☆”. And when this normal symbol becomes a predetermined symbol, for example, “7” and is stopped and displayed, a solenoid for driving the movable pieces 58 (58a, 58b) provided on the left and right sides of the starting port 44 described later. A current is supplied to 57 (see FIG. 4), and the movable piece 58 (58a, 58b) is driven so that the game ball can easily enter the start port 44 so that the start port 44 is opened. . When a predetermined time has elapsed after the start port 44 is opened, the movable piece 58 (58a, 58b) is driven to close the start port 44 so that it is difficult for a game ball to enter. is there.
[0134]
Four holding lamps 34 (34 a to 34 d) are provided on the left and right sides of the
[0135]
In addition, a jackpot winning device M is provided below the
[0136]
As shown in FIG. 3, the jackpot winning device M is configured such that each member of the device is interposed between the
[0137]
The
[0138]
By the way, when one of the balls enters the
[0139]
When the
[0140]
Further, general winning ports 54 (54a, 54b) are provided on both the left and right sides of the
[0141]
Also, below the
[0142]
Furthermore, on both the left and right sides of the
[0143]
(Control of pachinko gaming machine)
A block diagram showing a control circuit of the
[0144]
The firing handle 26 described above is connected to an
[0145]
Further, the
[0146]
Further, the
[0147]
Further, a ball passage detector 55 (left
[0148]
A ROM (Read Only Memory) 68 and a RAM (Random Access Memory) 70 are connected to the input /
[0149]
The
[0150]
The game program in the present embodiment includes a program having the following steps.
[0151]
In other words, in response to the determination that the game ball launched on the game board has entered the predetermined prize opening, or at the appropriate timing, a lottery is performed, and a plurality of lottery results are received. When the identification information image fluctuates / stops display and the lottery result is a win, it is possible to shift to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state is performed immediately after the identification information image is stopped and displayed. Selecting from a first jackpot gaming state and a second jackpot gaming state (stock) performed after holding for a predetermined period from the stop display of the identification information image; and selecting a second jackpot game by lottery; And notifying the player that the second jackpot has been selected by lottery.
[0152]
By executing such a program, the player's sense of expectation when the stock lottery is held, the joy when the stock lottery is won is greater than that of normal pachinko games, and the excitement for pachinko games further increases, Interestingness can be increased.
[0153]
In addition, the
[0154]
Further, the
[0155]
On the other hand, the RAM 70 stores values of flags and variables used in each program described above. For example, new input data, calculation results by the
[0156]
Then, the
[0157]
Further, the
[0158]
An
[0159]
The above-described
[0160]
As described above, since the screens displayed on the plurality of display units are displayed on the
[0161]
The hold lamp 34 indicates the accumulation of the number of times that the combination of symbols displayed by the game ball entering the start opening 44 becomes effective, and the
[0162]
In the present embodiment, a control unit is configured by the arithmetic processing unit from the above-described
[0163]
In the present embodiment, the number of arithmetic processing units including the
[0164]
(Operation of the pachinko gaming machine 10)
The
[0165]
First, the
[0166]
When the game ball detection routine is executed, as shown in FIG. 5, it is first detected whether or not a game ball has entered the winning opening (step S11). For example, in the example shown in FIG. 2, the winning prize openings are the general winning
[0167]
When it is determined in step S11 that a game ball has entered the winning opening, a process of paying out a predetermined number of gaming balls according to the type of winning opening is executed (step S12).
[0168]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the start port 44 (step S13). In step S13, when it is determined that a game ball has entered the start port 44, a lottery execution process (step S14) is executed, and then a variable display game is executed.
[0169]
In the lottery execution process in step S14, the above-mentioned special lottery is performed, and a process of generating any one result of “first jackpot”, “second jackpot”, and “outage” is performed. The lottery execution process and the variable display game will be described in detail later.
[0170]
Further, it is determined whether or not the game ball has passed through the
[0171]
FIG. 6 shows a subroutine for performing the lottery execution process that is called and executed in step S14 described above.
[0172]
When the lottery execution process described above is started, first, a special lottery process is performed by a calculation process of the CPU 66 (step S400). The special lottery process is a process of performing a lottery to determine that any one of “first jackpot”, “second jackpot (stock) right”, and “outage” is generated. That is, the
[0173]
Note that the process of setting the probability table in the RAM 70 does not have to be performed every time step S400 is executed, and may be always set in the RAM 70. Further, by storing a plurality of probability tables used in the special lottery in the
[0174]
Next, it is determined which of the “first jackpot”, “second jackpot (stock) right”, and “out of” is obtained (step S401). That is, the
[0175]
If it is determined in step S401 that a lost lottery result has been obtained, the
[0176]
The lottery data is data used when a variable display game, which will be described later, is executed. Based on the lottery data, the
[0177]
When determining in step S401 that the result of the first jackpot is obtained, the
[0178]
Then, after storing the first jackpot information, it is determined whether or not the second jackpot information is stored in the RAM 70 (step S405).
[0179]
If it is determined that there is the second jackpot information, stock release information serving as a flag for shifting to the second jackpot state is generated (step S406). The
[0180]
This stock release information is information used to generate a state advantageous to the player based on the second jackpot, and the
[0181]
When it is determined in step S401 that the result of the second jackpot right has been obtained, the
[0182]
Next, it is determined whether or not a big hit state has occurred (step S410). If it is determined that a big hit state has occurred, this subroutine is terminated.
[0183]
On the other hand, if it is determined in step S410 that the big hit state has not occurred, it is determined whether there is a variable display game in progress (display) (step S411). The variable display game in progress (display) is a variable display game that is currently displayed on the
[0184]
If it is determined in step S411 that there is no variable display game in progress (display), a variable display game described later is executed (step S412). On the other hand, when it is determined that there is a progressing (display) variable display game, this subroutine is terminated.
[0185]
Next, a subroutine for performing the variable display game process called and executed in step S412 shown in FIG. 6 will be described with reference to FIGS. When this subroutine is called, the fixed screen displayed on the
[0186]
Here, the variable display game is a game imitating a game played in a slot machine, and a plurality of symbols, which are a plurality of identification information, are displayed on the
[0187]
In addition, when the combination of symbols of the variable symbols that are stopped and displayed in the variable display game matches a predetermined combination, a first jackpot state is generated, and an advantageous state is provided to the player.
[0188]
For example, twelve symbols consisting of “1”, “2”,..., “12” are grouped into one set, and these twelve symbols are sequentially displayed on the
[0189]
By displaying the symbols in this manner on the
[0190]
When displaying symbols belonging to one set on the
[0191]
Further, when the variable display game is executed on the
[0192]
By displaying the symbol as the identification information in this way, a plurality of identification information is displayed on the
[0193]
As described above, by displaying the symbols in this manner, a plurality of symbols, that is, a plurality of identification information, are displayed on the
[0194]
After variably displaying symbols belonging to a plurality of sets, when all the symbols that have been variably displayed are stopped and displayed at a predetermined timing, when the combination of these symbols is stopped and displayed in accordance with the predetermined combination, From the viewpoint of the player, the variable display game is won by the jackpot (first jackpot), the first jackpot state occurs, and the player is provided with an advantageous state.
[0195]
For example, when symbols belonging to three groups are displayed on the
[0196]
When the first big hit state occurs, current is supplied to the
[0197]
Further, in such a combination that results in the jackpot gaming state, identification information of a specific combination, for example, a doublet of “3”, “3”, and “3” or a doublet of “7”, “7”, and “7” When it becomes a combination of identification information of eyes, it will be in the probability fluctuation state which transfers to the jackpot game state again with high probability.
[0198]
Here, the “probability fluctuation state” means that the probability of winning a big win is higher than the normal gaming state (for example, the probability is 5 to 6 times as high as 1/320 to 1/60). Refers to the control state, for example, the
[0199]
Further, when the variable display game is being executed, an effect screen such as a background image or a character image is also displayed on the
[0200]
When the above-described variable display game is started, first, a first jackpot internal lottery process (hereinafter referred to as an internal lottery process) is performed by a calculation process of the CPU 66 (step S200). This internal lottery processing is performed by stopping all symbols belonging to a plurality of sets that have been variably displayed based on the lottery data stored in the RAM 70 in the above-described step S402, S403, or S407 and confirming the symbols when the symbols are confirmed. The combination is a process for predetermining a combination, and the
[0201]
Next, screen configuration information of the selected first jackpot background image (hereinafter referred to as background image) is generated in the RAM 70 (step S202). That is, after the internal lottery process is executed, the
[0202]
Next, based on the result obtained by the
The background image is not particularly limited, and is appropriately selected by the CPU based on the progress of the variable display game in the first jackpot gaming state and the result of the internal lottery process.
[0203]
Next, screen configuration information of the selected first jackpot character image (hereinafter referred to as a character image) is generated in the RAM 70 (step S203). That is, the screen configuration information of the character image selected by the
[0204]
At this time, for example, by controlling the head position of the character image to be shifted by a predetermined amount of movement at a constant interval (frame span) every 1/60 seconds, 1/30 seconds, or the like, It can be displayed with movement. Note that an image showing a character is not necessarily displayed on the
[0205]
Next, screen configuration information of a first jackpot variation symbol image (hereinafter referred to as variation symbol image), which is identification information, is generated in the RAM 70 by the
[0206]
Based on the above-described program, the screen configuration information of the images constituting each of the variable symbols is, for example, a periodic interval (frame span) by 1/60 seconds or 1/30 seconds by the
[0207]
The
[0208]
Next, it is determined whether it is time to stop and display one variable symbol (step S206). That is, it is determined whether or not it is the timing for stopping and displaying symbols belonging to one group among a plurality of, for example, three groups.
[0209]
When it is determined that it is time to stop and display the changing symbol, the
[0210]
Next, in steps S202 to S207, each image data corresponding to the screen configuration information is read from the
The processes in steps S202 to S208 described above are repeatedly executed until it is determined in step S209, which will be described later, that all symbols belonging to the plurality of sets are stopped and displayed. By repeatedly executing the process in this manner, the symbols can be displayed in a variable manner so as to scroll in a predetermined manner, and the character image can also be displayed so as to perform a predetermined action.
[0211]
After executing the process of step S208, it is determined whether or not all symbols belonging to the plurality of groups have been stopped and displayed (step S209).
[0212]
If it is determined that all symbols belonging to the plurality of sets are not stopped and displayed, the process returns to step S202. On the other hand, when it is determined that all symbols belonging to the plurality of groups have been stopped and displayed, it is determined whether or not the first jackpot information stored in the RAM 70 exists (step S210).
[0213]
When it is determined that the first jackpot information is present, an effect image is displayed for the first jackpot, and a first jackpot state is generated by a jackpot execution process (step S211), which will be described later, to provide an advantageous state for the player. Do. Here, the jackpot effect image display is to display a predetermined character image in response to winning of the first jackpot and to perform the effect display. By performing the effect display, the player's interest can be attracted. Can be entertained. The details will be described later.
[0214]
On the other hand, when it is determined that the first jackpot information stored in the RAM 70 does not exist, the change / stop display of the variation symbol that is the identification information for the second jackpot, the effect image display in the second jackpot state, etc. Execute.
[0215]
First, the second jackpot internal lottery process by the arithmetic process of the
[0216]
Next, the screen configuration information of the selected second jackpot background image is generated in the RAM 70 (step S213). Hereinafter, the second jackpot background image is simply referred to as a background image without being distinguished from the first jackpot background image. Here, after the internal lottery process is executed, the
[0217]
Next, based on the result obtained by the
[0218]
Next, screen configuration information of the selected second jackpot character image is generated in the RAM 70 (step S214). Hereinafter, the second jackpot character image is simply referred to as a character image without being distinguished from the first jackpot character image. That is, the screen configuration information of the character image selected by the
[0219]
At this time, for example, by controlling the head position of the character image to be shifted by a predetermined amount of movement at a constant interval (frame span) every 1/60 seconds, 1/30 seconds, or the like, It can be displayed with movement. Note that an image showing a character is not necessarily displayed on the
[0220]
Next, screen configuration information of the second jackpot variation symbol image, which is identification information, is generated in the RAM 70 by the
[0221]
Based on the above-described program, the screen configuration information of the images constituting each of the variable symbols is, for example, a periodic interval (frame span) by 1/60 seconds or 1/30 seconds by the
[0222]
The
[0223]
Next, it is determined whether or not it is time to stop and display one variable symbol (step S217). That is, it is determined whether or not it is the timing for stopping and displaying symbols belonging to one group among a plurality of, for example, three groups.
[0224]
When it is determined that it is time to stop and display the changing symbol, the
[0225]
Next, in steps S213 to 218, each image data corresponding to the screen configuration information is read from the
[0226]
After executing the process of step S219, it is determined whether or not all symbols belonging to the plurality of groups have been stopped and displayed (step S220).
[0227]
If it is determined that all symbols belonging to the plurality of sets are not stopped and displayed, the process returns to step S213. On the other hand, when it is determined that all symbols belonging to a plurality of groups have been stopped and displayed, it is determined whether or not stock release information stored in the RAM 70 exists (step S221).
[0228]
If it is determined that the stored stock release information exists, the number-of-release lottery execution process is then performed (step S222), and the second jackpot state based on the number of second jackpots among the second jackpots that have occurred. Determine whether to generate. Then, a jackpot execution process is performed (step S223), and based on the result of the number of times of release, a stock release, that is, a second jackpot state based on the second jackpot is generated, and an advantageous state is provided to the player. . The jackpot execution process will be described in detail later.
[0229]
In addition, after determining that the stored stock release information exists in step S221, the
[0230]
If it is determined in step S221 that the stored stock release information does not exist, or if the process of step S223 is executed, it is next determined whether or not the lottery data stored in the RAM 70 exists (step S224). ). If it is determined that the lottery data stored in the RAM 70 does not exist, the suspended variable display game does not exist, and thus this subroutine is terminated.
[0231]
On the other hand, if it is determined in step S224 that the lottery data stored in the RAM 70 is present, there is a variable display game that is put on hold, so the oldest lottery data among the lottery data stored in the RAM 70 is read out. (Step S225), the process returns to step S200. Thereafter, in step S200, the
[0232]
Next, a jackpot execution processing routine executed when a jackpot gaming state occurs in the variable display game will be described with reference to FIG. In the following description, it is assumed that the jackpot game is provided N times (N is 15 for example) intermittently in the jackpot game state. In addition, the jackpot game is a game in which one game is performed until ten game balls enter the
[0233]
In this jackpot execution processing routine, first, n, which is the number of jackpot games, is set to n = 1 (step S301). That is, the
[0234]
Next, it is determined whether or not it is time to open the special winning opening 38 (step S302).
[0235]
If it is determined that it is time to open the special winning
[0236]
That is, the
[0237]
On the other hand, when it is determined that it is not the timing when the special winning
[0238]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the special winning opening 38 (step S304). In this embodiment, whether or not the game ball has entered the
[0239]
When a game ball is detected by the
[0240]
If it is determined in step S304 that there is no game ball in the
[0241]
If it is determined that a predetermined number of game balls are not contained in the special winning
[0242]
If it is determined that the predetermined time has not elapsed since the special winning
[0243]
On the other hand, when it is determined in step S307 that a predetermined number of game balls have entered the special winning
[0244]
In this way, the opening time of the special winning
[0245]
The special winning
[0246]
Next, 1 is added to n, which is the number of jackpot games, and n = n + 1 is set (step S310). That is, the
[0247]
Then, it is determined whether or not the number n of jackpot games is N or less (step S311). That is, the
[0248]
When n, which is the number of jackpot games, exceeds N, next, the jackpot information is updated (decreased) (step S312).
[0249]
That is, when the jackpot gaming state based on the first jackpot has occurred (when the jackpot execution processing routine is executed based on the first jackpot), the first jackpot information stored in the RAM 70 is deleted.
[0250]
On the other hand, when the jackpot gaming state based on the second jackpot has occurred (when the jackpot execution processing routine is executed based on the second jackpot, that is, when the jackpot gaming state by stock release is being executed), the RAM 70 1 is deleted. For example, when five second jackpots are generated, that is, when five second jackpot information is stored in the RAM 70, one second jackpot information is deleted, and four second jackpot information is stored in the RAM 70. Remember. At this time, one second big hit state is completed.
[0251]
In addition, when the 1st jackpot state based on the 1st jackpot has generate | occur | produced, a series of processes of step S301-S312 are not repeatedly performed. Therefore, in step S313 described later, it is determined that the jackpot state is always ended.
[0252]
On the other hand, when the second jackpot state based on the second jackpot has occurred, a series of processes in steps S301 to S312 are repeatedly executed until it is determined in step S313 to be described later that the jackpot state is terminated. By doing so, it is possible to continuously generate a plurality of second big hit states based on a plurality of second big hits.
[0253]
Next, it is determined whether or not to end the jackpot state based on the result of the number of times of release in step S222 in FIG. 9 and the number of jackpot information stored in the RAM 70 (step S313).
[0254]
For example, when there are five pieces of second jackpot information stored in the RAM 70 and the result of the number of times of release lottery is four, when the process of step S312 is executed once, the remaining second jackpot state to be generated is 3 times. Accordingly, the processes in steps S301 to S312 are repeated three more times, and then it is determined in step S313 that the jackpot state is terminated.
[0255]
In addition, when there are three pieces of the second jackpot information stored in the RAM 70 and the result of the number-of-releases lottery is four times, when the process of step S312 is executed once, the remaining second jackpot state to be generated is 3 times. However, since there is only two pieces of second jackpot information at this time, it is determined that the processing of steps S301 to S312 is executed two more times, and then the jackpot state is terminated in step S313.
[0256]
If a jackpot gaming state based on the first jackpot has occurred, it is determined in step S313 that the jackpot gaming state is always terminated.
[0257]
If it is determined in step S313 that the jackpot gaming state is not terminated, the process returns to step S301. On the other hand, if it is determined that the jackpot gaming state is to be terminated, this subroutine is terminated.
[0258]
In this subroutine, the maximum number of n is set to 15, for example. However, n is not particularly limited as long as it is a natural number, and may be larger or smaller than 15.
[0259]
In addition, while the jackpot execution processing routine described above is being executed, the
[0260]
Here, assuming a situation in which a game is actually played on the
[0261]
While the player operates the launch handle 26 to launch game balls one after another, as shown in FIG. 11A, the
[0262]
When the game ball launched on the
[0263]
In the present embodiment, first, the variable display game is started with the effect image based on the first jackpot information, and then the variable display game is started with the effect image based on the second jackpot information.
[0264]
That is, when the variable display game based on the first jackpot information is started, as shown in FIG. 11B, the display of the variation of the identification information image by numbers is started and the appearance of the bird appearing on the nest is shown. An effect image is displayed, and then an effect image display is shown showing that the bird lays a large egg and flew away (FIG. 11 (c)). Then, the three fluctuating symbols that are identification information images are sequentially stopped and displayed.
[0265]
And as shown to Fig.12 (a), when three fluctuation symbols are stopped and displayed by "7"-"7"-"7" which is the combination of the symbols which a 1st jackpot state generate | occur | produces, an egg An effect image for the first jackpot is displayed which shows that the chicks are hatched and chicks are born and the chicks are crying. Thereafter, a first jackpot state based on the first jackpot occurs. That is, the operation of opening the special winning
[0266]
In the present embodiment, after a variable display game with an effect image based on the first jackpot information is performed, a variable display game (stock lottery) with an effect image based on the second jackpot information is subsequently started. The
[0267]
That is, as shown in FIG. 13 (a), three variable symbols composed of symbols such as "cherry bow", "star sign", and "coin" are displayed on the upper left, upper center and upper right of the screen, respectively. An effect image including a character image, a background image, and the like is displayed below the symbol. As in the case of the variable display game with the effect image based on the first jackpot information, the effect image includes a background image that shows a bird's nest being formed on a tree branch and a character bird that is far away. And a character image showing a state of flying. At this time, the player can know that the lottery for the second jackpot is started by looking at the screen image as shown in FIG. 13A, and in the future, the second jackpot state (stock release) It is possible to realize that there is a possibility of occurrence of this, and it is possible to play while looking forward to this.
[0268]
When the variable display game based on the second jackpot information is started, as shown in FIG. 13 (b), the display of the identification information image is started and an effect image showing a bird appearing on the nest is displayed. After that, an effect image display showing that the bird lays a plurality of eggs and flew away is displayed (FIG. 13C). Then, the three fluctuating symbols that are identification information images are sequentially stopped and displayed.
[0269]
Then, as shown in FIG. 14 (a), when stock is generated by winning the stock lottery, all the three symbols are stopped and displayed with “stars”, and a plurality of eggs hatch at the same time. Is displayed, and an effect image showing how these chicks cry is displayed. When the stock lottery is won, the second jackpot information is stored in the RAM 70 internally. If the game continues, the game ball enters the start port 44 and the internal lottery (special lottery) is performed in step S400 of the lottery execution processing routine as described above. Because there is information, stock release information is generated. (Step S406 in the lottery execution processing routine). When the stock release information is generated, the jackpot execution process is executed in step S223 of the variable display game process routine, and so-called stock release is performed. That is, the operation of opening the special winning
[0270]
In addition, when the stock lottery is deviated, as shown in FIG. 14B, an effect image display showing an effect in which a snake appears on the nest instead of the birth of a chick is displayed.
[0271]
In addition, the flashing of the
[0272]
In the present embodiment, as described above, an effect image that excites the lottery of the first jackpot game is displayed, and an effect image is also displayed for the lottery of the second jackpot game to attract the player. . By viewing such a performance image, the player can further increase the expectation of the stock, and the excitement for the pachinko game can be further increased, so that the fun can be remarkably increased.
[0273]
[Second Embodiment]
In the above-described embodiment, the program for controlling the pachinko game, the program for detecting the game ball shown in FIG. 5, the program for performing the lottery execution process shown in FIG. 6, and the programs shown in FIGS. FIG. 15 shows a case where the program for executing the variable display game and the program for executing the processing in the jackpot gaming state shown in FIG. 10 are stored in the
[0274]
When the server S and the terminal C are configured in this way, the server S has a program for controlling the pachinko game, a program for detecting the game ball shown in FIG. 5, and a program shown in FIG. A program for executing the lottery execution process, a program for executing the variable display game shown in FIGS. 7 to 9, and a program for executing the process in the jackpot gaming state shown in FIG. 10 are stored in advance. These programs are transmitted to the terminal C at the timing.
[0275]
On the other hand, the terminal C temporarily stores these transmitted programs, and appropriately reads and executes the stored programs to advance the pachinko game.
[0276]
In addition, the program for controlling the pachinko game, the program for detecting the game ball shown in FIG. 5, the program for performing the lottery execution process shown in FIG. 6, and the variable display game shown in FIGS. A program to be executed or a program for executing processing in the jackpot gaming state shown in FIG. 10 is executed on the server S side, and a command generated according to the execution result is transmitted to the terminal C as a control signal or control information. It is good as well. In this case, the terminal C selects or generates an image for playing a pachinko game according to the transmitted control signal and control information, and displays the image on the display unit.
[0277]
An example of the terminal C with the above-described configuration (see FIG. 15) is shown in FIGS.
[0278]
In the example shown in FIG. 16, the terminal C is a general-purpose personal computer 100 (hereinafter referred to as “
[0279]
The
[0280]
Another example of the terminal C is shown in FIG. Note that the same reference numerals are given to the components corresponding to the components shown in FIG.
[0281]
The example of FIG. 17 shows a portable
[0282]
As described above, in the
[0283]
On the other hand, in the
[0284]
Note that the embodiments described below can be applied to a configuration in which the control unit of the terminal and the display device are separate or integrated.
[0285]
FIG. 18 is a block diagram showing a configuration of the terminal C (hereinafter referred to as a pachinko gaming terminal device) including the
[0286]
An input device 102 (for example, a keyboard or a switch) for inputting a player's operation is connected to the
[0287]
The input /
[0288]
An
[0289]
Further, a
[0290]
On the other hand, the
[0291]
The
[0292]
In the case of the configuration as described above, a gaming machine image imitating a pachinko gaming apparatus as shown in FIG. 16 or FIG. 17 is displayed on the
[0293]
In the following, a subroutine executed by each of the pachinko gaming terminal device and the server will be described. In the following description, it is assumed that the pachinko
[0294]
20 and 21, the
[0295]
FIG. 20 is a subroutine executed in the pachinko
[0296]
First, a program for executing a pachinko game and image data necessary for the pachinko game to proceed in the pachinko game terminal device are downloaded from the server 80 (step S31).
[0297]
Next, when the player operates the
[0298]
Further, when the game program is executed in the pachinko
[0299]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the winning opening (step S33). This winning opening is an image portion corresponding to the general winning
[0300]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the start port (step S35). This starting port is, for example, an image portion corresponding to the starting port 44 shown in FIG.
[0301]
When it is determined in step S35 that a game ball has entered the starting port, a lottery execution processing routine similar to the subroutine shown in FIG. 6 described above is called (step S36) and shown in FIGS. The variable display game processing routine similar to the subroutine is called and executed. When the variable display game processing routine is executed, the background image, the identification information image, and the character image as shown in FIGS. 11 to 14 are displayed on the
[0302]
Further, it is determined whether or not the game ball has passed through the ball passage detection unit (step S38). This sphere passage detector is an image portion corresponding to, for example, the
[0303]
Next, it is determined whether or not the game has ended (step S40). Whether or not the game has ended is determined when it is detected that the player has operated the
[0304]
FIG. 21 is a subroutine executed in the
[0305]
First, it is determined whether or not the pachinko
[0306]
When it is determined that the pachinko
[0307]
On the other hand, when it is determined that the pachinko
[0308]
As described above, the program transmitted to the pachinko
[0309]
Next, it is determined whether or not information indicating that the game result or the game has ended is transmitted from the pachinko
[0310]
If it is determined in step S53 that no game result or game end information has been transmitted from the pachinko
[0311]
On the other hand, if it is determined in step S53 that the game result or game end information has been transmitted from the pachinko
[0312]
In the case of the configuration described above, a program for executing a pachinko game and various image data are always transmitted from the
[0313]
In the above embodiment as well, as in the first embodiment, it is determined that the virtual game ball launched on the gaming board of the gaming machine image displayed on the terminal has entered the predetermined image winning opening. Or a lottery game at the appropriate time, and multiple identification information images are displayed in the game machine image. In addition, the first jackpot gaming state that is performed immediately after the stop display of the identification information image, and the second jackpot game that is performed after the suspension display of the identification information image is suspended for a predetermined period of time. The second jackpot is selected by lottery, and the player is notified that the second jackpot has been selected by lottery.
[0314]
Therefore, at the time of stock release, a state where the winning of the game ball is easier than usual lasts much longer than the normal jackpot game state, so a lot of prize balls are expected to be paid out. Since a sense of expectation that the game will be performed is expanded, the player is not interested in the game, and the excitement is increased, and the player can enjoy the game for a long time. Moreover, in this embodiment, the player is informed of the situation when the stock lottery is being performed and the result of the stock lottery, and it is possible to increase the player's expectation as to whether or not to stock. Moreover, the joy of actually experiencing the stock release is greater than that of a normal pachinko game, and the excitement of the pachinko game is further increased, making it possible to increase the fun.
[0315]
In this way, it is possible to play pachinko games using a terminal that can be played regardless of time and place, so that opportunities for players to experience the fun of pachinko games have increased. Something that is attracted to visit Pachinko Hall is expected, and it will be possible to contribute to the development of the pachinko industry by preventing the decrease in the pachinko game population.
[0316]
Furthermore, it becomes possible to centrally manage pachinko gaming devices from a remote location, and if the video pachinko is based on images that do not use steel game balls (so-called pachinko balls), no complicated maintenance work is required for each gaming device. It becomes.
[0317]
【The invention's effect】
According to the present invention, a lottery process executed in response to a game ball launched on the game board entering a predetermined winning opening or a lottery process executed at an appropriate timing is selected by lottery. When the lottery result is a win, it is possible to shift to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state is performed immediately after the stop display of the identification information image, and the first jackpot gaming state, A selection is made from the second jackpot gaming state to be performed after a predetermined period from the stop display of the identification information image, the second jackpot is selected by lottery, and the player is notified that the second jackpot has been selected by lottery. As a result, at the time of stock release, a lot of prize balls are paid out because the game ball winning is easier than usual and much longer than the normal jackpot gaming state. Expectations and expectations of when such stock will be released will increase, so players will not be interested in the game and will be excited and enjoy the game for a long time It becomes. Moreover, in this embodiment, the player is informed of the situation when the stock lottery is being performed and the result of the stock lottery, and it is possible to increase the player's expectation as to whether or not to stock. Moreover, the joy of actually experiencing the stock release is greater than that of a normal pachinko game, and the excitement of the pachinko game is further increased, making it possible to increase the fun.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an overview of a pachinko gaming machine according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged front view of a game board surface of the pachinko gaming machine according to the present invention.
FIG. 3 is an exploded explanatory view of a jackpot winning device in a pachinko gaming device.
FIG. 4 is a block diagram showing a control circuit of the pachinko gaming machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing a subroutine of processing for detecting a game ball executed in the pachinko gaming machine.
6 is a flowchart showing a lottery execution process subroutine called and executed in step S14 of the flowchart shown in FIG. 5;
7 is a flowchart showing a subroutine of variable display game processing that is called and executed in step S412 of the flowchart shown in FIG. 6;
8 is a flowchart showing a subroutine of variable display game processing that is called and executed in step S412 of the flowchart shown in FIG. 6. FIG.
9 is a flowchart showing a subroutine of variable display game processing that is called and executed in step S412 of the flowchart shown in FIG. 6. FIG.
FIG. 10 is a flowchart showing a jackpot execution processing routine that is executed when a jackpot gaming state occurs in a variable display game;
FIG. 11 is an explanatory diagram of a screen image displayed on the display unit in the variable display game.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a screen image displayed on the display unit in the variable display game.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a screen image displayed on the display unit in the variable display game.
FIG. 14 is an explanatory diagram of a screen image displayed on the display unit in the variable display game.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing a server and a terminal that are communicably connected via a communication network such as the Internet or a local area network (LAN).
FIG. 16 is an overview showing an example of a terminal for pachinko gaming.
FIG. 17 is an overview diagram showing another example of a terminal for pachinko gaming.
FIG. 18 is a block diagram showing a control circuit of the pachinko gaming terminal device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a block diagram showing a server control circuit according to the embodiment of the present invention;
FIG. 20 is a flowchart showing a subroutine executed in the pachinko gaming terminal device according to the embodiment of the present invention;
FIG. 21 is a flowchart showing a subroutine executed in the server according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Pachinko gaming machine (game machine)
32 Display device (display unit)
38 grand prize opening
40 Shutter
60 Control circuit
66 CPU (control unit)
64 I / O bus
68 ROM
70 RAM
80 servers
100 Pachinko gaming terminal (PC)
132 Display section
140 Pachinko gaming terminal device (dedicated terminal)
Claims (5)
前記抽選手段による抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、
大当たり遊技状態への移行を、前記識別情報画像の停止表示直後になされる第1の大当たりと、所定期間保留した後になされる第2の大当たりとから選択する大当たり遊技選択手段と、
前記大当たり遊技選択手段で抽選によって第2の大当たりを選択する第2大当たり抽選手段と、
前記第2大当たり抽選手段で第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する告知手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。In response to the game ball launched on the game board entering the predetermined prize opening, or lottery means to draw a lottery that is out of the winning at an appropriate timing, and the lottery result by the lottery means is changed and stopped Display means capable of displaying a plurality of identification information images to be displayed;
If the lottery result by the lottery means is a win, a jackpot execution means for shifting to a jackpot gaming state advantageous to the player;
Jackpot game selection means for selecting the transition to the jackpot game state from a first jackpot made immediately after the stop display of the identification information image and a second jackpot made after holding for a predetermined period;
A second jackpot lottery means for selecting a second jackpot by lottery in the jackpot game selection means;
Notification means for notifying the player that the second jackpot has been selected by the second jackpot lottery means;
A gaming machine comprising:
抽選結果を受けて複数の識別情報画像を変動・停止表示するステップと、
抽選結果が当選の場合、遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とするとともに、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択するステップと、
抽選によって第2の大当たりを選択するステップと、
第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知するステップと、
を有することを特徴とするパチンコ遊技プログラム。In response to a determination that a game ball launched on the game board has entered a predetermined winning opening, or lottery at an appropriate timing,
Receiving a lottery result, changing and stopping a plurality of identification information images; and
When the lottery result is a win, it is possible to shift to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state is performed immediately after the stop display of the identification information image, and the identification information image Selecting from the second jackpot gaming state to be performed after holding for a predetermined period from the stop display of
Selecting a second jackpot by lottery;
Notifying the player that the second jackpot has been selected by lottery;
A pachinko game program characterized by comprising:
前記端末機に表示される遊技機画像の遊技盤上に発射された仮想遊技球が所定の画像入賞口に入球したと判断したことを受けて、若しくは適宜のタイミングで当選かはずれかを抽選するとともに、遊技機画像中に複数の識別情報画像を変動・停止表示させ、抽選結果が当選の場合に遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、当該大当たり遊技状態を、前記識別情報画像の停止表示直後に行う第1の大当たり遊技状態と、前記識別情報画像の停止表示から所定期間保留した後に行う第2の大当たり遊技状態とから選択可能とし、抽選によって第2の大当たりを選択し、第2の大当たりが抽選選択されたことを遊技者に告知する制御を、各端末機に対して行うことを特徴とするサーバ。A server that can communicate with a terminal and display a gaming machine image indicating a gaming machine on each terminal,
In response to the determination that a virtual game ball launched on the game board of the gaming machine image displayed on the terminal has entered a predetermined image winning opening, or lottery is selected at an appropriate timing In addition, a plurality of identification information images are displayed in the gaming machine image in a variable / stopped manner so that when a lottery result is won, it is possible to shift to a jackpot gaming state advantageous to the player, and the jackpot gaming state is identified. It is possible to select from the first jackpot gaming state that is performed immediately after the stop display of the information image and the second jackpot gaming state that is performed after holding the display of the identification information image for a predetermined period, and the second jackpot is selected by lottery. And a server that controls each terminal to notify the player that the second jackpot has been selected by lottery.
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US10245422B2 (en) | 2013-03-12 | 2019-04-02 | Corium International, Inc. | Microprojection applicators and methods of use |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002232003A patent/JP2004065776A/en not_active Withdrawn
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