JP2004061851A - 画像形成装置における冷却風供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流路分岐ダクト58の空気導入側に吸気ファンを接続し、この流路分岐ダクトに空気吹き出し口として上側出口59および下側出口61を分岐形成する。流路分岐ダクト58の流路分岐部に、この流路分岐部から上側出口と下側出口とに向かって流過する空気の流量を制御する回動自在の板状弁100を設ける。上ダクトをスキャナフレーム内に収容し、光学箱を上ダクトと下ダクトとで上下に挟んだ形態とする。上側出口を上ダクトに、下側出口を下ダクトにそれぞれ接続する。上ダクトからの冷却風をスキャナフレーム内に供給してこのスキャナフレーム内と光学箱の上方部とを冷却し、下ダクトからの冷却風により、光学箱の下方部を冷却するように構成する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複合機など、電子写真方式の画像形成装置における空冷構造に関し、より詳しくは、原稿画像を原稿読み取り装置で読み取り、この読み取り画像を書き込み装置で像担持体上に潜像として書き込み、該潜像を現像装置でトナー像に現像し、このトナー像を転写装置で記録紙(転写紙)に転写する画像形成装置における冷却風供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置としてデジタル式複写機を例にとり、その構成および作用について説明する。図6はデジタル複写機の全体構造を示す断面図、図7はこの複写機に設けられたスキャナ装置(画像読み取り装置)の断面図、図8はこの複写機に設けられた書き込み装置(レーザービーム走査装置)の斜視図である。図6に示す複写機は原稿読み取り装置(スキャナ装置)11、書き込み装置(レーザービーム走査装置)70Aを有するプリンタ部12および、自動原稿送り装置13を備えている。自動原稿送り装置13は、これにセットされた原稿を1枚ずつ搬送してコンタクトガラス14上にセットし、複写終了後のコンタクトガラス14上の原稿を排出する。
【0003】
原稿読み取り装置11は、図7にも示すように第1キャリッジAおよび第2キャリッジBを備えている。第1キャリッジAには、照明ランプ15および反射鏡16からなる光源と、第1ミラー17とが装備され、第2キャリッジBには第2ミラー18および第3ミラー19が装備されている。
【0004】
原稿読み取り時には、第1キャリッジAが一定の速度で往動して第2キャリッジBが第一キャリッジAの1/2の速度で第1キャリッジAに追従して往動することにより、コンタクトガラス14上の原稿が光学的に走査される。この原稿は照明ランプ15および反射鏡16により照明され、その反射光像が第1ミラー17、第2ミラー18、第3ミラー19、色フィルタ20を介してレンズ21によりCCDセンサ22上に結像される。CCDセンサ22は、結像された原稿の反射光像を光電変換してアナログ画像信号を出力し、これにより原稿の読み取りが行われる。そして、画像の読み取り終了後、第1キャリッジAと第2キャリッジBはホームポジション位置に復動する。
【0005】
CCDセンサ22からのアナログ画像信号は、アナログ/デジタル変換器によりデジタル画像信号に変換され、画像処理板23により種々の画像処理(2値化、多値化、階調処理、変倍処理、編集処理など)が施される。なお、CCDセンサとして、それぞれR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィルタを備えた3ラインのCCDを用いることによりカラー原稿を読み取ることも可能となる。
【0006】
プリンタ部12において感光体ドラム(像担持体)25は、複写動作時に図略の駆動部により回転駆動され、帯電装置26により均一に帯電されてから、上記画像処理板23で画像処理が施されたデジタル画像信号が、図略の半導体駆動板に送られ、上記デジタル画像信号による画像露光が書き込み装置70Aにより行われて感光体ドラム25上に静電潜像が形成される。さらに、この感光体ドラム上の静電潜像が現像装置28によりトナー像に現像される。
【0007】
給紙装置33〜35のうち選択されたものから、図略の転写紙がレジストローラ36へ給紙される。この転写紙は、このレジストローラ36から感光体ドラム25上の画像とタイミングを合わせ送り出され、感光体ドラム25上に形成されたトナー像は、転写装置30により転写紙上に転写される。この転写紙は、分離装置31により感光体ドラム25から分離されて搬送装置37により搬送され、上記転写画像が定着装置38で定着された後、トレイ39上に排出される。感光体ドラム25は、転写紙分離後にクリーニング装置32によりクリーニングされて残留トナーが除去される。
【0008】
書き込み装置70Aでは、図8に示すように半導体レーザー装置40内の半導体レーザーより発せられたレーザービームが半導体レーザー装置40内のコリメートレンズにより平行な光束に変えられ、半導体レーザー装置40に備えられたアパーチャを通過することで一定形状の光束に整形される。この光束はシリンドリカルレンズ40aにより副走査方向に圧縮されてポリゴンミラー42上に入射する。なお、ポリゴンミラー42は正確な多角形をしており、ポリゴンモータ41(図6)により一定の方向へ一定速度で回転駆動される。ポリゴンミラー42の回転速度は感光体ドラム25の回転速度と、書き込み装置70Aの書き込み密度と、ポリゴンミラー42の面数とにより決定される。
【0009】
シリンドリカルレンズ40aからポリゴンミラー42に入射されたレーザービームは、ポリゴンミラーの反射面により偏向されてfθレンズ43に入射する。fθレンズ43は、ポリゴンミラー42からの角速度一定の走査光が感光体ドラム25上で等速度走査されるように変換する。fθレンズ43からのレーザービームは、反射鏡45および防塵ガラス46を介して感光体ドラム25上に結像される。また、fθレンズ43は面倒れ補正機能も有している。fθレンズ43を通過したレーザービームは、画像領域外で同期検知ミラー47により反射されて同期検知センサ48に導かれる。そして、同期検知センサ48の検知出力により主走査方向の頭出しの基準となる同期信号が得られる。
【0010】
さらに、原稿読み取り装置11の一端部下方部位に吸気ファン24と、プリンタ部12内の現像装置28近傍位置にブロワ90とが配備されている。外装カバーを介して吸気ファン24で吸入された外気は、原稿読み取り装置11内を画像処理板23に向かって流れた後、この複写機外に排出される。これにより、原稿読み取り装置11内の光学系(光学部品)が冷却される。また、外装カバーを介してブロワ90で吸入された外気は、感光体ドラム25まわりを冷却した後、ポリゴンモータ41および、書き込み装置70A内の光学系を冷却する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記画像形成装置では、
(1)冷却風供給手段として、吸気ファン24とブロワ90とを設けているため全体構造が複雑になる、
(2)ブロワ90は、主にしてポリゴンモータ41およびポリゴンミラー42を冷却するものであるため、書き込み装置70Aのfθレンズ43や、反射鏡45等の走査光学部品を充分に冷却することが難しく、画像の歪みなどの欠陥が発生しやすい、
という問題があった。
【0012】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的は、原稿読み取り装置(スキャナ装置)と書き込み装置とを備え、像担持体上に潜像を書き込み装置で書き込み、上記潜像を現像装置で現像する画像形成装置において、これら原稿読み取り装置内の光学系および書き込み装置内の光学系を、ファンからの冷却風によって効率良く冷却することにより、これら光学系の膨張を防止し、もって歪みのない画像を安定して形成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以下本発明の構成を、添付図面(主に図1〜図3)に記載された符号を併記して説明する。
【0014】
請求項1に係る発明は、スキャナ装置で原稿画像を読み取り、この読み取り画像の潜像を書き込み装置で像担持体上に書き込み、前記潜像を現像装置で現像する画像形成装置において、流路分岐ダクト58の空気導入側に吸気ファン60を接続し、前記流路分岐ダクト58に空気吹き出し口として上側出口59および下側出口61を分岐形成するとともに、前記流路分岐ダクトの流路分岐部に、該流路分岐部から前記上側出口と前記下側出口とに向かって流過する空気の流量を制御する空気流量制御手段を設け、上ダクト50を前記スキャナ装置56のスキャナフレーム56a内に収容し、前記書き込み装置70の光学箱71を上ダクト50と下ダクト52とで上下に挟んだ形態とし、前記上側出口59を前記上ダクト50に、前記下側出口61を前記下ダクト52にそれぞれ接続し、前記上ダクト50からの冷却風を前記スキャナフレーム56a内に供給して該スキャナフレーム56a内と、前記光学箱71の上方部とを冷却し、前記下ダクト52からの冷却風により、前記光学箱71の下方部を冷却するようにしたことを特徴とする画像形成装置における冷却風供給装置である。
【0015】
請求項1の発明では、吸気ファン60で吸引された外気(冷却風)が流路分岐ダクト58に流入し、上ダクト50および下ダクト52への供給空気流量が、空気流量制御手段によって制御される。この場合、吸気ファン60からの外気を上ダクト50、下ダクト52の一方にのみ供給することもできる。いずれにしても、画像形成装置の運転状況に応じて、スキャナフレーム56a内や光学箱71内などが好ましい温度条件となるように、上ダクト50および下ダクト52への供給空気流量が制御される。また請求項1の発明では、上ダクト50からの冷却風により、スキャナフレーム56a内と光学箱71の上方部とが冷却され、下ダクト52からの冷却風により、光学箱71の下方部が冷却される。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記上ダクト50に下方に向いてほぼ全面的に開放された第1の開口50aを形成するとともに、該開口50aを前記スキャナフレーム56aの底板56bで気密状態に塞ぎ、前記下ダクト52に上方に向いてほぼ全面的に開放された第2の開口66を形成するとともに、該開口66を前記光学箱71の底板71aで気密状態に塞ぎ、該光学箱71に上方に向いて全面的に開放された第3の開口72を形成するとともに、該開口72を前記スキャナフレーム56aの底板56bで気密状態に塞いだことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。
【0017】
請求項2の発明では、上記のように第1〜第3の開口を形成したので、上ダクト50および下ダクト52を流過する冷却風による光学箱71内の冷却効率が、請求項1の発明に比べて向上する。
【0018】
請求項3に係る発明は、前記スキャナフレーム56a内に設られたランプレギュレータ68(スキャナ装置の光源であるスキャナランプを制御するための制御手段)の直近に、前記上ダクト50の出口55を配置して、該出口からの冷却風を直接、前記ランプレギュレータに吹きつけ、前記光学箱71内のポリゴンミラー42を回転駆動するためのポリゴンモータ41を前記下ダクト52内に設け、該下ダクト52内を流過する冷却風を直接ポリゴンモータ41に吹きつけるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。本発明では、ランプレギュレータ68および、ポリゴンモータ41の冷却効率が著しく高まる。
【0019】
請求項4に係る発明は、前記流路分岐ダクト58の空気導入側を、単一の吸気ファン60の冷却風供給口に接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。
【0020】
請求項5に係る発明は、前記空気流量制御手段として、動作が制御手段で制御されるアクチュエータにより回動する板状弁100を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。本発明では、板状弁100の回動角度により、上ダクト50および下ダクト52への供給空気流量が制御される。
【0021】
請求項6に係る発明は、前記スキャナフレーム56a内に設けられたスキャナランプの使用状況を制御手段でモニターし、前記スキャナランプが使用されている間は、前記アクチュエータの動作を前記制御手段で制御することにより、スキャナランプが使用されていないときに比べて、スキャナフレーム56a内への空気供給量を増大させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。本発明では前記制御手段により、スキャナフレーム56a内が適正な温度に的確に冷却される。
【0022】
請求項7に係る発明は、前記スキャナフレーム56a内に前記スキャナランプ近傍の空気温度を検知するスキャナランプ部温度センサ301と、前記下ダクト52内に前記ポリゴンモータ41近傍の空気温度を検知するポリゴンモータ部温度センサ302とを設け、これらの温度センサによる検知データに基づいて前記上ダクト50への(すなわち、スキャナフレーム56a内への)および、前記下ダクト52への空気供給量を適宜に制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。本発明では、スキャナランプおよびその近傍の温度、ならびにポリゴンモータ41およびその近傍の温度が適正値に、より的確に制御される。
【0023】
請求項8に係る発明は、前記吸気ファンとして、駆動モータの制御により風量が可変であるものを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置である。本発明では、上ダクト50および下ダクト52への冷却空気流量の配分比率を所定値に維持したまま、これら上下ダクトへの冷却空気流量の絶対値を制御することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面をもとに説明する。図1は冷却風供給装置を示す分解斜視図、図2はその要部構造を示す断面図、図3はこの冷却風供給装置を構成する流路分岐ダクトの断面図である。
【0025】
図1、図2に示すように、複写機内に冷却空気供給源として、ファンユニット80を設ける。このファンユニット80は、単一のファン(吸気ファン)60と、空気導入側をこのファン60に接続した流路分岐ダクト58とで構成する。この流路分岐ダクト58には、空気吹き出し口として上側出口59および下側出口61を形成する。また、図3に示すように、この流路分岐ダクト58では上側出口59、下側出口61への流路分岐部に、これらの出口に向かって流過する空気の流量を制御する空気流量制御手段を設ける。この空気流量制御手段としては、動作が制御手段で制御されるアクチュエータ(いずれも図略)により軸101を中心に回動する板状弁100を設ける。
【0026】
この板状弁100は、ソレノイドとスプリングとの組み合わせや、ステッピングモータ等からなるアクチュエータ(いずれも図略)により、軸101を中心に図中の矢印a,bの向きに回動する。そして、板状弁100がa方向に回動したときには上ダクト50への流量が増し、下ダクト52への流量が減る。板状弁100がb方向に回動したときには、これと逆になる。図3において、符号58Aは上ダクト50への空気流を、符号58Bは下ダクト52への空気流をそれぞれ示している。
【0027】
図2において、符号56はスキャナ装置(原稿読み取り装置)、符号56aはスキャナフレーム、符号70は書き込み装置、符号71はこの書き込み装置を構成する光学箱(光学系を収容する箱体)である。光学箱71を上ダクト50と下ダクト52とで上下方向に挟んだ形態とする。上ダクト50には空気の流通口として横向きの入り口54と、上向きの出口55とを形成し、下ダクト52にも、空気の流通口として横向きの入り口64と、下向きの出口65とを形成する。
【0028】
上ダクト50に、下方に向いてほぼ全面的に開放された第1の開口50aを形成するとともに、この開口50aを、スキャナフレーム56aの底板56b(スキャナベース部)で気密状態に塞ぐ。下ダクト52に、上方に向いてほぼ全面的に開放された第2の開口66を形成するとともに、この開口66を、光学箱71の底板71aで気密状態に塞ぐ。さらに光学箱71に、上方に向いて全面的に開放された第3の開口72を形成するとともに、この開口72をスキャナフレーム56aの底板56bで気密状態に塞ぐ。この場合、開口50aを上記底板56bで気密状態に塞ぐには、上ダクト50の開口50a形成部位と底板56bとの間にシート状パッキン(たとえばシート状スポンジ)を挿入し、上ダクト50とスキャナフレーム56aとを、ネジ止めなどにより結合すれば良い。他の気密構造も同様とする。このように、上ダクト50を内蔵したスキャナフレーム56aの底板56b直下に、かつ、この底板に接触させて光学箱71を配置し、この光学箱71の底板71a直下に、かつ、この底板に接触させて下ダクト52を設ける。
【0029】
光学箱71内にはポリゴンミラー42、fθレンズ43等からなる光学系を配置し、下ダクト52内にポリゴンモータ41を配置する。また、この光学箱71は、2つの幅広な構造体フレーム47A,48B上にネジ止めで固定する。これらの構造体フレームは、図略の複写機本体内に対向配備した図略の側板間に平行に掛け渡して設ける。
【0030】
スキャナフレーム56aも複写機本体内に配備した図略の構造体で支持するとともに、このスキャナフレーム56a内に図略の光源(スキャナランプ)、複数のミラー、結像レンズ、イメージセンサ(CCD等)など(いずれも図略)を設ける。下ダクト52は、光学箱71を支持する一方の構造体フレーム47Aと、幅狭な構造体フレーム67との双方上にネジ止めにより固定する。
【0031】
さらに、スキャナフレーム56aに、上ダクト50の四角筒状の入り口54と一致する部位に横孔57をあける。スキャナフレーム56内に設けた上ダクト50の入り口54を、上記横孔57から突出させ、この入り口54にファンユニット80の上側出口59を接続するとともに、入り口54外周面と横孔57内周面との隙間にシール材を挿入する。下ダクト52の四角筒状の入り口64に、ファンユニット80の下側出口61をシール状態で連結する。図2において符号68はランプレギュレータ(光源ランプの制御手段)である。
【0032】
つぎに、この冷却風供給装置の作用について説明する。ファン60の冷却風は流路分岐ダクト58に流入し、その上側出口59と下側出口61により、上部気流と下部気流とに分割される。上部気流は、入り口54から上ダクト50内に導入され、この上ダクト50内を矢印R1で示す流路に沿って流過する。この間にこの冷却風はスキャナフレーム56a内と、光学箱71の上方部とを冷却する。また、上ダクト50の出口55から排出される冷却風は、スキャナ装置56のランプレギュレータ68、スキャナランプ、コンタクトガラス等(いずれも図略)を冷却する。なお、コンタクトガラスは、スキャナフレーム56aの天板直上に配備されている。
【0033】
一方、下部気流は入り口64から下ダクト52内に導入され、この下ダクト内を矢印R2で示す流路に沿って流過する。この間にこの冷却風は光学箱71の下方部、ポリゴンモータ41等を冷却する。下ダクト52を通過した冷却風は出口65から排出され、排紙装置、転写紙等(いずれも図略)を冷却する。
【0034】
上ダクト50への冷却風および、下ダクト52への冷却風は光学箱71、したがって書き込み装置70の冷却に関しては同一の機能を果たすが、流路分岐ダクト58通過後の目的が異なるため、画像形成装置の使用状況によって、上下ダクト50,52への流量を可変とすることで全体的に、より効率的な冷却を行うことができ、画像形成装置の稼働状態を良好に保つことができる。また、上記構成とすることで、これら上下のダクトに個別に専用ファンを設け、独立した制御を行う複雑な構造とする必要性がなくなり、単一の吸気ファンを用いて、効率的な冷却を行うことができる。さらに、上記した空気流量制御用の板状弁100を、空気流路に沿って複数配備し、複数段階で制御するように構成することで、よりきめ細かい正確な流量バランス制御を行うことが可能となり、効率の良い冷却が実現できる。
【0035】
本実施の形態では、上ダクト50通過後の冷却風は、スキャナランプ、ランプレギュレータ、コンタクトガラス等の冷却を行うので、スキャナ装置56が頻繁に使用されている場合には、これらの部分の温度上昇を抑えるため、上ダクト50への冷却風量を多くすることで、吸気ファン60の駆動モータの出力を効率良く活用することができる。したがって、上記スキャナランプの使用状況をモニターし、その結果により、上記板状弁100の位置制御(回動角度の制御)を行うことが好ましい。
【0036】
すなわち、スキャナフレーム56a内に設けられたスキャナランプの使用状況を制御手段でモニターし、スキャナランプが使用されている間は、板状弁100のアクチュエータの動作を上記制御手段で制御することにより、スキャナランプが使用されていないときに比べて、スキャナフレーム56a内への空気供給量を増大させることが好ましい。
【0037】
また、スキャナフレーム56a内にスキャナランプ近傍の空気温度を検知するスキャナランプ部温度センサ301と、下ダクト52内にポリゴンモータ近傍の空気温度を検知するポリゴンモータ部温度センサ302とを設け、これらの温度センサによる検知データに基づいてスキャナフレーム56a内および、下ダクト52への空気供給量を適宜に制御することが望ましい。以下、これらについて具体的に説明する。
【0038】
第2の実施の形態
図4は上記板状弁100の制御装置の一例を示すブロック図である。この図に示すように、スキャナランプ202と、スキャナモータ203(図6に示す第1、第2キャリッジA,Bを駆動するためのモータ)とを、スキャナ制御手段201を介してメイン制御手段200に接続する。また、吸気ファン60の駆動モータおよび、板状弁100回動用のアクチュエータ102を上記メイン制御手段200に接続する。そして、スキャナランプ202またはスキャナモータ203の動作状況を、スキャナ制御手段201を介してメイン制御手段200でモニターし、この動作状況に応じて上記アクチュエータ102の制御を行う。このアクチュエータ102としては、ソレノイドとスプリングの組み合わせ、ステッピングモータなど、種々のものが採用できる。
【0039】
第3の実施の形態
図5は上記板状弁100の制御装置の別例を示すブロック図である。この図に示すように、スキャナランプ202の配置近傍部にスキャナランプ部温度センサ301を、ポリゴンモータ41の配置近傍部にポリゴンモータ部温度センサ302をそれぞれ配備し、これら温度センサの出力をメイン制御手段300でモニターし、上記アクチュエータ102の制御に反映させて上記板状弁100の回動角度を調整する。このような制御装置によれば精度が高く、かつきめの細かい風量制御が可能となる。
【0040】
また、駆動モータの出力制御により吸気ファン60の風量を可変とすれば、不必要に多くの冷却風を供給する不具合がなくなり、エネルギーの節約と騒音・振動等の低減に寄与することができる。すなわち例えば、スキャナが単独で使用されるようなモードではプリンタが使用されないため、殆どの冷却風を上ダクト50側に導くように、板状弁100の回動角度を制御することにより、駆動モータの出力を、通常時よりも低く抑えることができる。また逆に(1)リピート回数の多いモード(1原稿に対してのコピー枚数が多い場合)、(2)プリンタとして動作している場合、(3)ファクシミリ装置の出力として動作している場合等では、スキャナランプ部を冷却する必要が殆どないため、冷却風を下ダクト52側に導くように板状弁100の回動角度を制御することで、同様に駆動モータの出力を低く抑えることが可能となる。このように、画像形成装置の動作モードに応じて駆動モータの出力制御を適宜に行うことによって、より効率の高い冷却が可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明では、スキャナ装置と書き込み装置とを備え、像担持体上に潜像を書き込み装置で書き込み、上記潜像を現像装置で現像する画像形成装置において、構成簡単な冷却風供給装置を配備したことにより、これらスキャナ装置内の光学系および、および書き込み装置内の光学系が、ファンからの冷却風によって効率良く冷却される。その結果、これら光学系の膨張が的確に防止され、歪みのない画像が安定して形成される。発明の効果を請求項別に記載すると以下のとおりである。
【0042】
(1)請求項1の発明による効果
上ダクトおよび下ダクトへの冷却風供給流量を、画像形成装置の運転状況に応じて制御し、スキャナフレーム内や光学箱内などを適正な温度範囲内に維持することができるので、歪みのない画像を安定して形成することが可能となる。
【0043】
(2)請求項2,3,4の発明による効果
請求項2の発明によれば、上ダクトおよび下ダクトを流過する冷却風による光学箱内の冷却効率が、請求項1の発明に比べて向上する。請求項3の発明によれば、ランプレギュレータおよびポリゴンモータの冷却効率が著しく高まる。請求項4の発明では、単一の吸気ファンにより請求項1〜3の発明による効果が得られる。
【0044】
(3)請求項5〜8の発明による効果
請求項5の発明では、板状弁の回動角度により、上ダクトおよび下ダクトへの冷却風供給流量を制御することができる。請求項6の発明では、所定の制御手段により、スキャナフレーム内を適正温度に的確に冷却することができる。請求項7の発明によれば、スキャナランプとその近傍の温度、およびポリゴンモータとその近傍の温度をより的確に、適正値に制御することができる。請求項8の発明によれば、上ダクトおよび下ダクトへの冷却風供給流量の配分比率を所定値に維持したまま、これら上下ダクトへの冷却空気流量の絶対値を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る冷却風供給装置を示す分解斜視図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】図1の冷却風供給装置を構成する流路分岐ダクトの断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るもので、図3の流路分岐ダクト内に設けられた板状弁の制御装置の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るもので、図3の流路分岐ダクト内に設けられた板状弁の制御装置の別例を示すブロック図である。
【図6】従来のデジタル複写機の全体構造を示す断面図である。
【図7】図6のデジタル複写機に設けられたスキャナ装置(画像読み取り装置)の断面図である。
【図8】図6のデジタル複写機に設けられた書き込み装置(レーザービーム走査装置)の斜視図である。
【符号の説明】
11:スキャナ装置(原稿読み取り装置)
12:プリンタ部
13:自動原稿送り装置
14:コンタクトガラス
15:照明ランプ
16:反射鏡
17:第1ミラー
18:第2ミラー
19:第3ミラー
20:色フィルタ
21:レンズ
22:CCDセンサ
23:画像処理板
24:吸気ファン
25:感光体ドラム(像担持体)
26:帯電装置
28:現像装置
30:転写装置
31:分離装置
32:クリーニング装置
33〜35:給紙装置
36:レジストローラ
37:搬送装置
38:定着装置
39:トレイ
40:半導体レーザー装置
40a:シリンドリカルレンズ
41:ポリゴンモータ
42:ポリゴンミラー
43:fθレンズ
45:反射鏡
46:防塵ガラス
47:同期検知ミラー
47A:構造体フレーム
48:同期検知センサ
48A:構造体フレーム
50:上ダクト
50a:第1の開口
52:下ダクト
54:入り口
55:出口
56:スキャナ装置(原稿読み取り装置)
56a:スキャナフレーム
56b:底板(スキャナベース部)
57:横孔
58:流路分岐ダクト
58A:上ダクトへの空気流
58B:下ダクトへの空気流
59:上側出口
60:吸気ファン
61:下側出口
64:入り口
65:出口
66:第2の開口
67:構造体フレーム
68:ランプレギュレータ(光源ランプの制御手段)
70:書き込み装置
70A:書き込み装置(レーザービーム走査装置)
71:光学箱
71a:底板
72:第3の開口
80:ファンユニット
90:ブロワ
100:板状弁
101:軸
102:アクチュエータ
200:メイン制御手段
201:スキャナ制御手段
202:スキャナランプ
203:スキャナモータ
300:メイン制御手段
301:スキャナランプ部温度センサ
302:ポリゴンモータ部温度センサ
A:第1キャリッジ
B:第2キャリッジ
R1:流路
R2:流路
Claims (8)
- スキャナ装置で原稿画像を読み取り、この読み取り画像の潜像を書き込み装置で像担持体上に書き込み、前記潜像を現像装置で現像する画像形成装置において、流路分岐ダクトの空気導入側に吸気ファンを接続し、前記流路分岐ダクトに空気吹き出し口として上側出口および下側出口を分岐形成するとともに、前記流路分岐ダクトの流路分岐部に、該流路分岐部から前記上側出口と前記下側出口とに向かって流過する空気の流量を制御する空気流量制御手段を設け、上ダクトを前記スキャナ装置のスキャナフレーム内に収容し、前記書き込み装置の光学箱を上ダクトと下ダクトとで上下に挟んだ形態とし、前記上側出口を前記上ダクトに、前記下側出口を前記下ダクトにそれぞれ接続し、前記上ダクトからの冷却風を前記スキャナフレーム内に供給して該スキャナフレーム内と、前記光学箱の上方部とを冷却し、前記下ダクトからの冷却風により、前記光学箱の下方部を冷却するようにしたことを特徴とする画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記上ダクトに下方に向いてほぼ全面的に開放された第1の開口を形成するとともに、該開口を前記スキャナフレームの底板で気密状態に塞ぎ、前記下ダクトに上方に向いてほぼ全面的に開放された第2の開口を形成するとともに、該開口を前記光学箱の底板で気密状態に塞ぎ、該光学箱に上方に向いて全面的に開放された第3の開口を形成するとともに、該開口を前記スキャナフレームの底板で気密状態に塞いだことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記スキャナフレーム内に設られたランプレギュレータの直近に、前記上ダクトの出口を配置して、該出口からの冷却風を直接、前記ランプレギュレータに吹きつけ、前記光学箱内のポリゴンミラーを回転駆動するためのポリゴンモータを前記下ダクト内に設け、該下ダクト内を流過する冷却風を直接ポリゴンモータに吹きつけるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記流路分岐ダクトの空気導入側を、単一の吸気ファンの冷却風供給口に接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記空気流量制御手段として、動作が制御手段で制御されるアクチュエータにより回動する板状弁を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記スキャナフレーム内に設けられたスキャナランプの使用状況を制御手段でモニターし、前記スキャナランプが使用されている間は、前記アクチュエータの動作を前記制御手段で制御することにより、スキャナランプが使用されていないときに比べて、スキャナフレーム内への空気供給量を増大させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記スキャナフレーム内に前記スキャナランプ近傍の空気温度を検知するスキャナランプ部温度センサと、前記下ダクト内に前記ポリゴンモータ近傍の空気温度を検知するポリゴンモータ部温度センサとを設け、これらの温度センサによる検知データに基づいて前記スキャナフレーム内および、前記下ダクトへの空気供給量を適宜に制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
- 前記吸気ファンとして、駆動モータの制御により風量が可変であるものを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置における冷却風供給装置。
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