JP2004058417A - インクジェット記録装置のインク誘導部材、吸引キャップ及びパージ装置 - Google Patents

インクジェット記録装置のインク誘導部材、吸引キャップ及びパージ装置 Download PDF

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Ryuichiro Umeda
梅田 隆一郎
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Brother Ind Ltd
ブラザー工業株式会社
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Abstract

【目的】吸引キャップ内の底面を傾斜させることなく、吸引キャップとの間に吸引通路を形成してインクの空吸引を効率良く行うことができるインクジェット記録装置のインク誘導部材を提供すること。
【構成】印字ヘッドのインク吐出口を密閉してインク吸引を実行するとともに、受け取ったインクを排出するためのインク排出口を備える吸引キャップ7a内に係合可能であるとともに、所定の長さの通路31を備えるインク誘導部材30を、該インク誘導部材30が前記吸引キャップ7a内に係合されるとき、前記通路31は前記インク排出口に連なる吸引通路を吸引キャップ7aとの間に形成するよう構成する。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置のインク誘導部材、これを係合して成る吸引キャップ及び該吸引キャップを含んで構成されるパージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、印字ヘッドのインク吐出口からインクを吐出させて印字動作を行うものであるが、乾燥によるインクの固化やインクの滞留或は気泡の発生等に起因してインクの吐出不良が発生するため、定期的に或は必要に応じてパージ処理を行って印字ヘッドのインク吐出口の吐出状態を回復させる必要がある。
【0003】
ここで、パージ処理はインクジェット記録装置に備えられたパージ装置によってなされるが、一般にこのパージ装置は、印字ヘッドの複数のインク吐出口を密閉すると共にインク排出口を備える吸引キャップと、インク吐出口の表面を拭うワイパと、吸引キャップのインク排出口から排出チューブを介してインクを吸引する吸引ポンプを含んで構成されている。
【0004】
而して、パージ処理を行う場合には、印紙ヘッドを搭載して成るキャリッジをインクジェット記録装置の一端側(パージ位置)へ移動させ、そこに設けられたパージ装置の吸引キャップを駆動して印字ヘッドのインク吐出口を吸引キャップで密閉する。そして、この状態でパージ装置の吸引ポンプを駆動すると、インク吐出口から気泡や乾燥して固化したインクが吸引(パージ吸引)される。そして、吸引されたインクは、吸引キャップに設けられているインク排出口を介して排出チューブから排出される。その後、吸引キャップを再び駆動してこれを印字ヘッドから離脱せしめ、吸引キャップに残っているインクを吸引(空吸引)し、最後に印字ヘッドの表面をワイパで拭うことによって、印字ヘッドのインク吐出口の吐出状態を回復させることができ、これによって一連のパージ処理が終了する。
【0005】
ところで、従来の吸引キャップの断面を図11に示す。図11からも明らかなように、パージ吸引後の空吸引を効率良く行うために、吸引キャップ107の底面はインク排出口127に向かって傾斜する傾斜面で構成されていた。或は、図12に示すように、吸引キャップ207内の底部に樹脂シート240等を敷設するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示すように吸引キャップ107の底面を傾斜面とした場合には、同底面を水平面とした場合に対して図示のΔhだけ吸引キャップ107の高さが高くなり、又、図12に示すように吸引キャップ207内の底部に樹脂シート240を敷設すると、樹脂シート240の厚さtだけ吸引キャップ207の高さが高くなるため、パージ装置、延てはインクジェット記録装置全体の高さが高くなり、装置の薄型化の要望に応えることができないという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、吸引キャップ内の底面を傾斜させることなく、該吸引キャップとの間に吸引通路を形成してインクの空吸引を効率良く行うことができるインクジェット記録装置のインク誘導部材と、該インク誘導部材を設けることによって高さを最小限に抑えることができる吸引キャップとこれを備えるパージ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、印字ヘッドのインク吐出口を密閉してインク吸引を実行するとともに、受け取ったインクを排出するためのインク排出口を備える吸引キャップ内に係合可能であるとともに、所定の長さの通路を備えるインク誘導部材を、該インク誘導部材が前記吸引キャップ内に係合されるとき、前記通路は前記インク排出口に連なる吸引通路を吸引キャップとの間に形成するよう構成したことを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の発明によれば、インク誘導部材によって吸引キャップとの間に吸引通路が形成され、パージ吸引後のインクの空吸引においては、前記吸引通路に開口するインク排出口からインクを強制的に吸引して排出することができるため、吸引キャップ内の底面を傾斜させることなく、インクの空吸引を効率良く行うことができ、結果的に吸引キャップの高さを最小限に抑えてパージ装置、延てはインクジェット記録装置全体の薄型化を実現することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記吸引通路を大気に連通させる連通孔を形成したことを特徴とする。
【0011】
従って、請求項2記載の発明によれば、吸引通路は連通孔を介して大気に連通するため、吸引キャップに残ったインクは連通孔から吸引通路に流入する空気と共にインク排出口へと吸引されて排出される。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記連通孔を前記所定の長さ方向に複数形成し、該連通孔の断面積を前記吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程大きく設定したことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記連通孔を前記所定の長さ方向に複数形成し、隣接する連通孔間のピッチを前記吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程小さく設定したことを特徴とする。
【0014】
吸引キャップにおいてはインク排出口から遠ざかる程吸引力が下がるが、請求項3記載の発明では連通孔の断面積を吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程大きく設定し、請求項4記載の発明では隣接する連通孔間のピッチを吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程小さく設定したたため、吸引力は吸引通路の長さ方向に略均一となり、インクの空吸引が確実且つ効率良く行われる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項2,3又は4記載の発明において、上面の幅方向中央部に補強リブを長さ方向に立設し、該補強リブの両側に複数の前記連通孔を前記所定の長さ方向に形成したことを特徴とする。
【0016】
従って、請求項5記載の発明によれば、上面の幅方向中央部に立設された補強リブによってインク誘導部材の強度及び剛性が高められ、該補強リブの両側に複数の連通孔を形成しても、インク誘導部材が破損する等の不具合が発生することがない。
【0017】
請求項6記載の発明は、印字ヘッドのインク吐出口を密閉するための吸引キャップを、前記請求項1〜5の何れかに記載のインク誘導部材を係合して構成したことを特徴とする。
【0018】
従って、請求項6記載の発明によれば、インク誘導部材を用いることによって吸引キャップ内の底面を傾斜させる必要がないため、該吸引キャップの高さが最小限に抑えられる。
【0019】
請求項7記載の発明は、印字ヘッドのインク吐出口を密閉するための吸引キャップと、該吸引キャップからチューブを介してインクを吸引する吸引ポンプとを含んで構成されるパージ装置の前記吸引キャップを前記請求項6記載の吸引キャップで構成したことを特徴とする。
【0020】
従って、請求項7記載の発明によれば、高さを最小限に抑えた吸引キャップを含んでパージ装置が構成されるため、該パージ装置の高さも最小限に抑えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は本発明に係るパージ装置を備えるインクジェット記録装置の印字ユニットの平面図であり、図示の印字ユニット1は、インクを吐出して記録媒体に記録する不図示の印字ヘッドを搭載して成るキャリッジ2と、不図示の給紙トレイからピックアップされて搬送された記録媒体を印字ヘッドに対して平面に保つリブ付きのプラテン3と、印紙ヘッドのインク吐出口の吐出状態を回復させるためのパージ装置4を含んで構成されており、記録済の記録媒体は不図示の排出ローラによって当該印字ユニット1から排出される。
【0023】
ところで、前記キャリッジ2は、水平なガイドシャフト5に沿って摺動自在に保持され、不図示のキャリッジモータによって駆動されて往復移動しながら記録を行うが、該キャリッジ2の一方の移動端の側方に本発明に係る前記パージ装置4が配置されている。
【0024】
ここで、上記パージ装置4の概略構成を図2及び図3に基づいて説明する。
【0025】
図2はパージ装置4の平面図、図3は同側面図であり、図示のパージ装置4は、駆動源としてのモータ6と、印字ヘッドのインク吐出口部分を下方から覆う2つの吸引キャップ7a,7bと、パージ吸引及び空吸引後のインク吐出口を拭き取るためのワイパ8と、インクを吸引するための吸引ポンプ9と、前記吸引キャップ7a,7bとワイパ8及び不図示のインク受け部に連通する吸引口10と前記吸引ポンプ9に連通する吐出口11とを有する切換機構12と、該切換機構12を駆動制御するためのカム13を含んで構成されており、前記モータ6と吸引ポンプ9、切換機構12及びカム13とは複数のギヤG1〜11,14〜17によって連結されている。
【0026】
ところで、前記吸引キャップ7a,7bはインクの混色を避けるために2つ設けられ、これらは不図示のバネによって上方に付勢されるとともに、チューブ18a,18bによって前記切換機構12の吸引口10にそれぞれ接続されている。そして、前記ワイパ8は、チューブ18cによって切換機構12の吸引口10に接続されている。
【0027】
又、前記吸引ポンプ9は、チューブ式のポンプであって、これに接続された吸引ポンプ用チューブ19aの一端(吐出口)はチューブコネクタ19b及び不図示のチューブを介して廃インク貯留部(不図示)に連結され、他端(吸引口)はチューブコネクタ19c及びチューブ18dを介して前記切換機構12の吐出口11に連結されている。
【0028】
上記吸引ポンプ用チューブ19aは、ポンプケース内のチューブ溝内に装着され、これに接触するように不図示の加圧コロが設けられている。そして、負圧発生時には、吸引ポンプ9の回転に伴って加圧コロが吸引ポンプ用チューブ19aを押し潰すため、押し潰された吸引ポンプ用チューブ19aの体積変化により発生した負圧によってチューブ18dを介して切換機構12からインクが吸引され、吸引されたインクは不図示のチューブを介して廃インク貯留部へと送られて貯留される。
【0029】
又、前記カム13は、切換機構12と連動して同時に駆動され、その底面には印字ヘッドに対する吸引キャップ7a,7bの上下動(キャッピング/アンキャッピング)を行うための不図示のカムが設けられるとともに、その外周には前記ワイパ8を上下動させるためのカム面13aと、カム13の回転位置を検出するためのリーフスイッチ20に接触してそのON/OFFを行うための複数の凸状のカム面21a〜21eが設けられている。
【0030】
そして、ワイパ8は、軸22を中心として揺動可能なリンク23に取り付けられて上下動可能に構成され、常時下方に付勢されて拭き取り動作(ワイピング動作)時以外は印字ヘッドのインク吐出口に接触しない下方に退避している。ここで、リンク23にはピン24が突設されており、拭き取り動作時にピン24をカム面13aで持ち上げることによって、ワイパ8が上動して印字ヘッドのインク吐出口に接触可能な位置に配置される。
【0031】
次に、本発明に係る前記吸引キャップ7a,7bの構成の詳細を図4〜図7に基づいて説明する。尚、2つの吸引キャップ7a,7bの構成は全く同じであるため、以下、図示及び説明は一方のキャップ7aについてのみ行う。
【0032】
ここで、図4は吸引キャップの分解斜視図、図5は同吸引キャップの平面図、図6は図5のA−A線断面図、図7は図6のB−B線断面図である。
【0033】
吸引キャップ7aは、ゴム等の弾性体で略矩形に成形され、その上面には矩形の凹部25が形成され、該凹部25の周囲は矩形枠状の隆起部26によって囲まれている。そして、隆起部26の長辺側の相対向する一対の辺は係合部26aを構成しており、図7に示すように、各係合部26aの自由端縁には係合爪が一体に形成されている。
【0034】
ところで、図6に示すように、吸引キャップ7aの上面に形成された前記凹部25の底面は平坦な水平面を形成しており、従来のように傾斜しておらず、図5及び図6に示すように、その一端には円孔状のインク排出口27が上下方向に貫設されている。そして、インク排出口27は、前記チューブ18aを介して図1に示す前記切換機構12の吸引口10に接続されている。
【0035】
而して、吸引キャップ7aには、図4に示すように、本発明に係るインク誘導部材30が吸引キャップ7aの凹部25を上方から覆うように嵌め込まれ、図7に示すように、インク誘導部材30の上面左右が吸引キャップ7aの左右の係合部26aの係合爪26a−1によって係止されることによって該インク誘導部材30が吸引キャップ7aに組み込まれる。
【0036】
ここで、インク誘導部材30は、インクによる浸食を受け難い樹脂(本実施の形態では、POM(Polyoxymethylene)やPP(Polypropylene)等の材質からなる)にて略角柱状に成形され、その底面の幅方向中央には所定長さを有する断面矩形の凹溝状通路31が長さ方向に貫設されており、上面の幅方向中央には角柱状の補強リブ32が長さ方向に一体に立設されている。そして、このインク誘導部材30の前記補強リブ32の両側には複数(本実施の形態では、片側7つずつ)の連通孔33が長さ方向に等ピッチで上下方向に貫設されている。具体的には、図4に示すように、インク誘導部材30の長さD1=15〜40mm、インク誘導部材30の幅D2=1.5〜5.0mm、凹溝状通路31の幅D3=0.5〜2.0mm、凹溝状通路31の高さD5=0.3〜1.0mm、連通孔33の幅D4=0.3〜1.0mm程度である。
【0037】
而して、前述のようにインク誘導部材30を吸引キャップ7aに嵌め込んでこれを係止した状態では、図6及び図7に示すように、該インク誘導部材30の凹溝状通路31と吸引キャップ7aとの間に吸引通路34が形成され、この吸引通路34には前記インク排出口27が開口するとともに、該吸引通路34は複数の前記連通孔33を介して大気に連通する。この場合、インク誘導部材30の最上面と、吸引キャップ7aの隆起部26の最上面との距離D6=0.5〜1.5mm程度である。また、インク誘導部材30と吸引キャップ7aとの間の隙間は0.1〜0.3mmであり、この隙間にインクが入り込むことになる。
【0038】
以上のように、吸引キャップ7aはインク誘導部材30を組み込んで構成されるが、この吸引キャップ7aとこれと同様に構成される吸引キャップ7bを備える前記パージ装置4の作用を図2に基づいて以下に説明する。
【0039】
図2に示すように、リーフスイッチ20がカム面21aに載った状態が印字ヘッドの保存状態であり、この保存状態では、吸引キャップ7a,7bが上動して印字ヘッドのインク吐出口を覆ってこれを密閉する。
【0040】
次に、モータ6を図2の矢印b方向に回転駆動すると、その回転はギヤG1〜G5を経てギヤ14に伝達され、該ギヤ14が図示矢印b’方向に回転するため、振子ギヤ(遊星ギヤ)15が図2に鎖線にて示すように揺動してギヤG6に噛合し、該振子ギヤ15の回転はギヤG6〜G11及び切換アイドルギヤ17を介して切換機構12の切換部材12aに伝達されるとともに、ギヤG10及びこれに噛合するカムギヤ13bを介してカム13に伝達され、これらの切換部材12aとカム13が回転駆動される。この状態では、リーフスイッチ20がカム面21aから降りた位置に達し、吸引キャップ7aからインクを吸引するためにチューブ18d内に負圧を一旦溜めることが可能な状態となる。
【0041】
上記状態で、モータ6を図示矢印aと方向に回転駆動すると、ギヤ14は矢印a’方向に回転し、このギヤ14の回転は、これに噛合する振子ギヤ15に伝達されて該振子ギヤ15が回転駆動され、この振子ギヤ15はギヤ16に噛合し、その回転をギヤ16を介してポンプギヤ9aに伝達して吸引ポンプ9を駆動する。
【0042】
そして、再びモータ6を図示矢印b方向に回転駆動し、リーフスイッチ20がカム面21bに載る位置に達すると、切換機構12はチューブ18aを介して一方の吸引キャップ7aに連通し、先に溜められた負圧が開放されると、印字ヘッドのインク吐出口からインクがパージ吸引される。そして、パージ吸引されたインクは、吸引キャップ7aに組み込まれたインク誘導部材30の複数の連通孔33を通って吸引通路34に流入し、この吸引通路34に開口するインク排出口27からチューブ18aを通って切換機構12へと至り、切換機構12からチューブ18eを通って不図示のインク受け部に送られて貯留される。
【0043】
次に、リーフスイッチ20がカム面21bから降りた位置に達すると、他方の吸引キャップ7bからインクをパージ吸引するためにチューブ18d内に負圧を溜めることが可能な状態となり、この状態で吸引ポンプ9を駆動してチューブ18d内に負圧を溜める。
【0044】
その後、リーフスイッチ20がカム面21cに載った位置に達すると、切換機構12はチューブ18bを介して他方の吸引キャップ7bに連通し、先に溜められた負圧が開放されると、印字ヘッドのインク吐出口からインクがパージ吸引され、パージ吸引されたインクは前述と同様にチューブ18eを通って不図示のインク受け部に送られて貯留される。
【0045】
以上のようにしてインクのパージ吸引がなされると、カム13の動きに連動して両吸引キャップ7a,7bがバネの付勢力に抗して下動し、印字ヘッドから離脱する。
【0046】
次に、リーフスイッチ20がカム面21cから降りた位置に達すると、切換機構12はチューブ18bを介して吸引キャップ7bに連通するため、吸引ポンプ9を駆動し、吸引キャップ7b内に残っているインクを空吸引する。
【0047】
そして、リーフスイッチ20がカム面21dに載った位置に達すると、切換機構12はチューブ18aを介して吸引キャップ7aに連通するため、同様に吸引ポンプ9を駆動し、吸引キャップ7a内に残っているインクを空吸引する。尚、空吸引されたインクは、パージ吸引されたインクと同様にチューブ18eを通ってインク受け部に送られて貯留される。
【0048】
而して、上記空吸引においては、吸引キャップ7a,7bに組み込まれたインク誘導部材30によって吸引キャップ7a,7bとの間に吸引通路34が形成され、該吸引通路34に開口するインク排出口27からインクを強制的に吸引して排出することができるため、吸引キャップ7a,7bの凹部25の底面を従来のように傾斜させる(図11参照)必要がなく、インクの空吸引を効率良く行うことができ、結果的に吸引キャップ7a,7bの高さを最小限に抑えてパージ装置4、延ては印字ユニット1、更にはインクジェット記録装置全体の薄型化を実現することができる。
【0049】
そして、吸引キャップ7a,7bに形成された吸引通路34は複数の連通孔33を介して大気に連通するため、吸引キャップ7a,7bに残ったインクは連通孔33から吸引通路34に流入する空気と共にインク排出口へと吸引されて効率良く排出される。
【0050】
又、本実施の形態では、インク誘導部材30の上面の幅方向中央部に補強リブ32を長さ方向に立設したため、この補強リブ32によってインク誘導部材30の強度及び剛性が高められ、該補強リブ32の両側に複数の連通孔33を形成しても、インク誘導部材30が破損する等の不具合が発生することがない。
【0051】
次に、リーフスイッチ20がカム面21dから降りた位置に達すると、切換機構12はチューブ18eを介して不図示のインク受け部に連通するため、それまでのパージ吸引及び空吸引によってインク受け部に溜っているインクが吸引される。その後、カム13の回転に伴って両吸引キャップ7a,7bは更に下動する。
【0052】
そして、リーフスイッチ20がカム面21eに載った位置に達すると、切換機構12はチューブ18cを介してワイパ8に連通するため、それまでの拭き取り動作によってワイパ8に溜っているインクが吸引される。その後、カム13の回転に伴って両吸引キャップ7a,7bは更に下動して下限位置(アンキャッピング位置)に至り、その状態で前述のようにカム13のカム面13aでピン24を持ち上げれば、ワイパ8が上動して印字ヘッドのインク吐出口に接触可能な位置に至り、その状態で印字動作のためにキャリッジ2を移動させれば、吸引動作によって印字ヘッドのインク吐出口に付着しているインクを拭き取ることができ、ここに、一連のパージ処理が完了して印字ヘッドのインク吐出口の吐出状態が回復せしめられる。
【0053】
ところで、本実施の形態では、インク誘導部材30には同じ大きさ(断面積)の複数の連通孔33を等ピッチで形成したが、吸引キャップ7a,7bにおいてはインク排出口27から遠ざかる程吸引力が下がるため、図8の平面図に示すように連通孔33の断面積S1〜S7をインク排出口27から遠ざかる程大きく(つまり、S1<S2<S3<S4<S5<S6<S7)設定し、或は図9の平面図に示すように連通孔33間のピッチP1〜P6を吸引口から遠ざかる程小さく(つまり、P1>P2>P3>P4>P5>P6)設定すれば、吸引力は吸引通路34の長さ方向に略均一となり、インクの空吸引を更に確実且つ効率良く行うことができる。
【0054】
又、インク誘導部材30に形成する連通孔33の位置としては、吸引通路34を大気に連通させ得る位置であれば任意であって、例えば図10の斜視図に示すように複数の連通孔33をインク誘導部材30の左右の側壁の下端縁に沿って形成しても良く、又、その数も任意である。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1記載の発明によれば、インク誘導部材によって吸引キャップとの間に吸引通路が形成され、パージ吸引後のインクの空吸引においては、前記吸引通路に開口するインク排出口からインクを強制的に吸引して排出することができるため、吸引キャップ内の底面を傾斜させることなく、インクの空吸引を効率良く行うことができ、結果的に吸引キャップの高さを最小限に抑えてパージ装置、延てはインクジェット記録装置全体の薄型化を実現することができるという効果が得られる。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、吸引通路は連通孔を介して大気に連通するため、吸引キャップに残ったインクは連通孔から吸引通路に流入する空気と共にインク排出口へと吸引されて排出される。
【0057】
請求項3記載の発明では吸引キャップの断面積をインク排出口から遠ざかる程大きく設定し、請求項4記載の発明では隣接する連通孔間のピッチを吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程小さく設定したため、吸引力は吸引通路の長さ方向に略均一となり、インクの空吸引が確実且つ効率良く行われる。
【0058】
請求項5記載の発明によれば、上面の幅方向中央部に立設された補強リブによってインク誘導部材の強度及び剛性が高められ、該補強リブの両側に複数の連通孔を形成しても、インク誘導部材が破損する等の不具合が発生することがない。
【0059】
請求項6記載の発明によれば、インク誘導部材を用いることによって吸引キャップ内の底面を傾斜させる必要がないため、該吸引キャップの高さが最小限に抑えられる。
【0060】
請求項7記載の発明によれば、高さを最小限に抑えた吸引キャップを含んでパージ装置が構成されるため、該パージ装置の高さも最小限に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパージ装置を備えるインクジェット記録装置の印字ユニットの平面図である。
【図2】本発明に係るパージ装置の平面図である。
【図3】本発明に係るパージ装置の側面図である。
【図4】本発明に係る吸引キャップの分解斜視図である。
【図5】本発明に係る吸引キャップの平面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】本発明に係るインク誘導部材の別形態を示す平面図である。
【図9】本発明に係るインク誘導部材の別形態を示す平面図である。
【図10】本発明に係るインク誘導部材の別形態を示す斜視図である。
【図11】従来の吸引キャップの断面図である。
【図12】従来の吸引キャップの断面図である。
【符号の説明】
1       印字ユニット
2       キャリッジ
4       パージ装置
6       モータ
7a,7b   吸引キャップ
8       ワイパ
9       吸引ポンプ
12      切換機構
13      カム
18a〜18d チューブ
19a     吸引ポンプ用チューブ
20      リーフスイッチ
21a〜21e カム面
25      凹部
26      隆起部
26a     係合部
26a−1   係合爪
27      インク排出口
30      インク誘導部材
31      凹溝状通路
32      補強リブ
33      連通孔
34      吸引通路
S1〜S7   連通孔の断面積
P1〜P6   連通孔のピッチ

Claims (7)

  1. 印字ヘッドのインク吐出口を密閉してインク吸引を実行するとともに、受け取ったインクを排出するためのインク排出口を備える吸引キャップ内に係合可能であるとともに、所定の長さの通路を備えるインク誘導部材であって、
    該インク誘導部材が前記吸引キャップ内に係合されるとき、前記通路は前記インク排出口に連なる吸引通路を吸引キャップとの間に形成することを特徴とするインクジェット記録装置のインク誘導部材。
  2. 前記吸引通路を大気に連通させる連通孔を形成したことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置のインク誘導部材。
  3. 前記連通孔を前記所定の長さ方向に複数形成し、該連通孔の断面積を前記吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程大きく設定したことを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置のインク誘導部材。
  4. 前記連通孔を前記所定の長さ方向に複数形成し、隣接する連通孔間のピッチを前記吸引キャップのインク排出口から遠ざかる程小さく設定したことを特徴とする請求項2又は3記載のインクジェット記録装置のインク誘導部材。
  5. 上面の幅方向中央部に補強リブを長さ方向に立設し、該補強リブの両側に複数の前記連通孔を前記所定の長さ方向に形成したことを特徴とする請求項2,3又は4記載のインクジェット記録装置のインク誘導部材。
  6. 印字ヘッドのインク吐出口を密閉するためのキャップであって、前記請求項1〜5の何れかに記載のインク誘導部材を係合して成ることを特徴とするインクジェット記録装置の吸引キャップ。
  7. 印字ヘッドのインク吐出口を密閉するための吸引キャップと、該吸引キャップからチューブを介してインクを吸引する吸引ポンプとを含んで構成される装置であって、前記吸引キャップを前記請求項6記載の吸引キャップで構成したことを特徴とするパージ装置。
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