JP2004056169A - 画像データ受信装置、画像データ送信装置 - Google Patents

画像データ受信装置、画像データ送信装置 Download PDF

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Yoshinori Matsui
松井 義徳
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Abstract

【課題】MPEG−4次世代ビデオ符号化ストリームを受信する受信装置において、スタートコードの誤認識による誤動作を防ぐ手段の提供。
【解決手段】エラー検出手段103は、TSパケットとそのCRCを入力してエラー検出を行い、エラー時はTSパケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットし、NALU抽出手段105は、入力したTSパケットのペイロード部を解析し、NALUを抽出する際、TSパケットのヘッダ部におけるエラー指示フラグがセットされている場合、NALUのヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして、NALU復号手段107に出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ISO国際標準規格MPEG2トランスポートストリーム(TS)中に多重化されたMPEG4アドバンスドビデオ符号化(AVC)データを受信する画像データ受信装置、およびAVCデータをTSに多重化して送信する画像データ送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今サービスが開始されたBSやCSのデジタル放送は、MPEG2規格で符号化されたビデオデータを、TS中に多重化して伝送している。
【0003】
TSは、188バイト固定サイズのTSパケットのシーケンスである。TSパケットの構成例を図9を参照しながら説明する。TSパケットは9aに示すように、ヘッダ部TSHDRとペイロード部TSPLDからなる。ヘッダ部は、固定長の4バイトヘッダと、拡張ヘッダからなる。9aでは、4バイトの固定長ヘッダの例を示している。ヘッダ部は、1バイトの同期バイトSYNCBで始まる。SYNCBの値は0x47(以後、「0x」は16進数表示を意味することとする)である。局側で生成されたTSパケットは、エラー訂正符号付加手段によってサイクリック・リダンダンシー・チェック(CRC)符号を付与するなどした後、変調手段によりクアジ・フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)で変調され、送出手段より送出される。受信側においてはこれを受信手段において受信し、復調手段によって復調を行い、さらに、エラー検出手段においCRC計算を行いTSパケット中の伝送エラー有無を調べる。受信したTSパケットから計算されるCRCと、局側で付与されたCRCが異なる場合、TSパケットにビットエラーが混在しているとして、TSパケットのヘッダ部における1ビットフラグであるトランスポートエラーインディケーター(TEI)を1にセットする。ヘッダ部は、他にパケット識別子(PID)が含まれる。PIDは、エレメンタリストリーム毎に割り当てられており、例えばPIDが768であるTSパケットのみを分離すれば、ある1つのエレメンタリストリームを得られる。どのエレメンタリストリームにどのPIDが割り当てられるかについての情報は、プログラム・スペシフィック・インフォメーション(PSI)で管理される。
【0004】
TSパケットのペイロード部TSPLDは、PSIやPESパケットが含まれる。9aは、PESパケットの例を示す。PESパケットは、TSパケットの場合と同様にヘッダ部PESHDRとペイロード部からなる。ヘッダ部は、32ビットのスタートコードから開始される。PESパケットで使用されるスタートコードは、図9のテーブル9tに示すように、0x000001BC〜0x000001FFである。9aにおける0x000001E0は、ビデオデータが含まれることを示すスタートコードを意味する。ペイロード部には、ビデオやオーディオのエレメンタリストリームデータが格納される。以下、現在MPEGで標準化中のアドバンスドビデオ符号化(AVC)方式で符号化されたストリームデータをPESパケットのペイロード部に格納する場合について説明する。
【0005】
AVCにおいては、符号化データはネットワーク・アブストラクション・レイヤー・ユニット(NALU)と呼ばれる画像単位データにパケット化される。したがって、PESパケットのペイロード部は、9aに示すように、少なくとも1つ以上のNALUで構成されることになる。NALUはヘッダ部とペイロード部で構成される。TSあるいはMPEG2プログラム・ストリーム(PS)に多重化する場合、NALUヘッダNALUHDRに先立ち、24ビットのスタートコードプリフィックス0x000001が付加される。8ビットのNALUヘッダNALUHDRは、9cに示すように、エラーフラグ(EFLAG)、NALUに格納されるデータの内容を指示するNUT、ピクチャヘッダの有無を示すPFLAG、破棄可能なNALUであることを示すDFLAGの各フィールドで構成される。NALU中にビットエラーが含まれる場合、EFは1にセットされる。9aにおける0x0000017Cは、各フラグは全てゼロで、NUTが1Fであり、これはビデオデータのアスペクト比や画像サイズなどの基本情報を伝送するパラメータセットPARAMSである。また、9aに示す0x00000178は時刻情報などを格納可能な補助情報(SEI)であり、0x0000010Eはイントラスライスである。NUTは5ビットである、0x00〜0x1Fまでの全てを取ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、NALUHDRの値は、エラーフラグEFLAGがセットされていない(つまりゼロの)場合、0x00〜0x7Fの範囲となる。しかしながら、NALU中にエラーがあり、エラーフラグEFLAGがセットされる場合、0x80〜0xFFの範囲となる。したがって、テーブル9tに示すPESスタートコードと重複してしまう。スタートコードは、ストリーム中で一意である必要があるが、それが保たれないという課題がある。例えば、9aにおけるNALU1のスタートコード0x00000178(PARAMS)は、0x000001FC(エラーが含まれるPARAMS)となり、これは9tのRESERVEDの意味にも解釈される恐れがある。
【0007】
また、9bに示すように、TSパケット中にエラーがある場合、エラー検出手段において、TSヘッダ部におけるエラー指示フィールドTEIをセットする必要があるが、NALU1〜3のいずれかにエラーが含まれていることを示すため、NALUヘッダ部のEFLAGをセットする必要がある。したがって、エラー検出手段はNALユニットのヘッダ部を解析する必要があり、構成が複雑になるという課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による画像データ受信装置は、少なくとも1つ以上の画像単位データを含むパケット列を受信し、前記受信したパケット列のエラー有無を検出し、エラーがあるパケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットして出力し、前記パケットを解析して個々の画像単位データを分離する際、前記第1のエラー指示フラグがセットされているパケットから分離したデータを含む画像単位データである場合は、前記画像単位データヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして出力するものである。
【0009】
本発明の請求項2による画像データ送信装置は、少なくとも1つ以上の画像単位データを入力し、前記画像単位データを多重化したパケットを生成して出力する際、前記パケットが、前記画像単位データヘッダ部における第1のエラー指示フラグがセットされている画像単位データを含む場合、前記第1のエラー指示フラグをリセットし、前記パケットのパケットヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして出力するものである。
【0010】
本発明の請求項3による画像データ受信装置は、画像単位データを格納したパケットを入力し、前記受信したパケットにデータ誤りが含まれているか否かを調べ、訂正できないデータ誤りを含んでいると判断した場合は、パケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットし、前記パケットに格納された前記画像単位データのヘッダ部における第2のエラー指示フラグはセットせずに出力するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する前に、予め請求項と実施の形態の対応を明記する。
本発明の請求項1による画像データ受信装置(図1あるいは図5)は、少なくとも1つ以上の画像単位データ(NALU)を含むパケット列(図9の9aに示すTSパケット)を受信し(図1および図5の受信手段101)、前記受信したパケット列のエラー有無を検出し(図1及び図5のエラー検出手段103)、エラーがあるパケットのヘッダ部(図9の9b)における第1のエラー指示フラグをセットして(図9bのTEI)出力し(図1および図5のエラー検出手段103)、前記パケット(図9の9aに示すTSパケット)を解析して個々の画像単位データを分離する際、前記第1のエラー指示フラグがセットされているパケットから分離したデータを含む画像単位データ(図9の9b)である場合は、前記画像単位データヘッダ部における第2のエラー指示フラグ(図9の9c)をセットして出力する(図1および図5のNALU抽出手段103)ものである。
【0012】
本発明の請求項2による画像データ送信装置(図7)は、少なくとも1つ以上の画像単位データ(NALU)を入力し(図7のRTPパケット受信手段701)、前記画像単位データを多重化したパケットを生成して出力する(図7のTSパケット変換出力手段702)際、前記パケットが、前記画像単位データヘッダ部における第1のエラー指示フラグ(図9のNALUにおけるEFLAG)がセットされている画像単位データを含む場合、前記第1のエラー指示フラグをリセットし、前記パケットのパケットヘッダ部における第2のエラー指示フラグ(図9のTSパケットにおけるTEI)をセットして出力するものである。
【0013】
(実施の形態1)
以下、本発明にかかる画像データ受信装置の実施の形態1について、図1〜4を用いて説明する。図1は、画像データ受信装置の機能ブロック図である。
本画像データ受信装置は、まず、受信手段101により入力データとしてQPSK変調されているトランスポートストリーム(TS)1aを入力する。具体例としては、受信手段101はチューナであり、1aはパラボラアンテナで放送衛星あるいは通信衛星が受信したQPSK変調されたTSを含む信号であるとすることができる。
【0014】
受信した信号1aは、復調手段102において復調される。復調手段102は復調結果のTSパケットとTSパケットに対するCRC符号をエラー検出手段103に出力する。エラー検出手段103においては、入力したTSパケット自身を使って計算したCRCの結果と入力したCRCの値を比較する。比較結果、2つのCRCの値が異なる場合はTSパケットのデータの一部が誤っている可能性がある。このため、図2の1bに示すTSパケットのヘッダ部におけるトランスポートエラーインディケータ(TEI)を1にセットして逆多重化手段104に出力する。一方、CRCチェックの結果が同一であった場合、TSパケットをそのまま出力する。
【0015】
逆多重化手段104の動作を図3のフローチャートを使って説明する。
S301: TSパケット1bを入力する。
S302: TSパケットヘッダ部のパケット識別子(PID)を解釈し、エレメンタリストリーム毎に分離する。本実施の形態ではAVCエレメンタリストリームはPIDの値が768とされているものとするが、エレメンタリストリームとPIDの関連はプログラム・スペシフィック・インフォメーション(PSI)にて行われる。
【0016】
S303: TSパケットヘッダを削除し、独自の内部ヘッダデータ201を付与したTSペイロード(TSPLD)1cを出力する。ヘッダデータ201の形式は、TEIの値を8ビットで記したエラー指示情報(ERRIND)と、TSPLDのバイト長を8ビットで記したPLDLENから構成される。なお、このヘッダ構成は一例であり、その他のフィールドを含んでもよいし、フィールドのビット数や出現順番も任意に可能である。したがって、TSパケットヘッダそのものを使用することも可能である。
【0017】
NALU抽出手段105は、逆多重化手段104から入力したデータ1cを解析して、AVCを構成する単位ユニットデータであるネットワークアダプテーションレイヤ・ユニット(NALU)を取り出し、NALU復号手段106に出力するものである。NALU抽出手段105の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0018】
S401: データパケット1cを入力し、まずPESパケットヘッダPESHDRの有無を調べる。図2の1cに示すように、PESHDRがある場合、TSPLDの先頭にのみ配置される。したがって、TSPLDの先頭を解析することでPESHDRの有無は判別できる。具体的には、TSPLDの先頭から32ビットが、0x000001E0〜0x000001EFであれば、PESHDRが存在する。PESHDRの構成の一例を図6の601に示す。各種フラグの後、本TSPLDに含まれるNALUの復号表示時刻(PTS)が含まれる。PESHDRにPTSがある場合、これを1eとして復号制御手段108に出力する。この後、PESHDRを削除可能である。
【0019】
S402: PESPLDはNALUで構成される。NALUは0x00000100〜0x0000017Fのいずれかで開始されるため、PESPLD内の0x000001をサーチすることで、NALUを抽出できる。0x000001を検出した場合、そこからの32ビットは図9の9cに示すNALUHDRである。ここで、もし内部データヘッダ201のERRINDが1である場合、TSPLDにデータエラーが含まれることを示しており、このTSPLD中のNALUもエラーを含む可能性がある。したがって、NALUHDRのEFLAGを1にセットする。これによって、エラーが含まれた可能性のあるNALUはスタートコード0x00000180〜0x000001FFになる。EFLAGをセットすることにより、PESパケットのスタートコードと重複したコードが出現する可能性があるが、既にPESパケットの解析が完了しているため、いかなるスタートコードもAVCストリームにおけるものであることが明確になり、誤動作する危険がない。また、エラー検出手段でNALUを解析する必要がなくなり、TSPLDに含まれる個々のNALUを分離抽出する際にNALUHDRにエラー有無を設定できるようになるため、エラー検出手段103ではNALUを解析する必要がない。こうすることで、エラー検出手段103は従来からのMPEG2ビデオ符号化データを受信した場合と同一の動作で済むため、AVCとMPEG2の両方を共通の構成で受信可能となる。
【0020】
S403: 上記のようにエラー時にはEFLAGをセットしたNALU、図2の例では1dで示すNALU1、NALU2をNALU復号手段107に出力する。
【0021】
次に、NALU復号手段は、入力したNALUを復号制御手段108からの指示信号1fに基づいて復号し、画像表示手段110に出力し、画像表示手段110は、復号されたAVCのビデオフレームを表示する。
【0022】
以上、本発明の実施の形態1である画像データ受信装置によれば、エラー検出手段においてエラーを検出した際に従来通りTSパケットのヘッダ部にあるTEIをセットし、NALUのヘッダ部におけるEFLAGをセットしなくても、NALU復号手段ではNALUにエラーが含まれるかどうかを知ることができる。その上、検出手段でNALUのヘッダ部におけるEFLAGをセットした場合に発生する、PESパットのスタートコードとNALUHDRのスタートコードとの衝突を避けることが可能となり、安定した動作が可能となる。また、エラー検出手段はNALUHDRを解析しないこととすることができるため、従来のMPEG2におけるエラー検出手段と同じエラー検出手段をAVCでも共用できる。
【0023】
なお、本実施の形態1では、受信手段101とその入力信号1aを、チューナと放送・衛星衛星から信号とすることとしたが、これに限られるものではない。例えば、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)から受信した信号であってもよい。この場合、受信手段101は具体的にはネットワークインタフェースカードとすることができる。また、受信信号1aはTSを伝送するUDP/IPパケットである。この場合特に復調手段は必要なく、受信したUDP/IPパケットのUDPヘッダにあるエラー検出符号(CRCあるいはチェックサム)を用いて、受信したUDP/IPパケットのペイロード部のエラー有無を調べる。もし、エラーが検出された場合は同様にTSパケットのヘッダ部におけるTEIを1にセットして出力することとする。
【0024】
(実施の形態2)
本発明の画像データ受信装置の、実施の形態2について、図5および図6を用いて説明する。
実施の形態2における画像データ受信装置は、受信したTSを、IP上の動画配信プロトコルである、リアルタイム・トランスポート・プロトコル(RTP、RFC1889)に変換して出力する。
【0025】
図5は、画像データ受信装置の機能ブロック図であり、受信手段101、復調手段102、エラー検出手段103、逆多重化手段104は、実施の形態1と全く同様であるため、説明を省略する。
【0026】
NALU抽出手段503は、PESパケットヘッダに記録されているタイムスタンプ(PTS)を抽出してRTP出力手段504に出力し、PESヘッダを削除する。NALUのスタートコードをサーチして、実施の形態1における画像データ受信装置と同様に、内部ヘッダのERRINDが1の場合、NALUヘッダ部のEFLAGを1にセットする。それから、スタートコードが0x0000017C、つまりパラメータセットPARAMSであるNALUのみ分離してSDP出力手段505に出力し、その他のNALUはRTP出力手段504に出力する。
【0027】
SDP出力手段505は、セッション・ディスクリプション・インフォメーション(SDP、RFC2327)を生成出力する。SDPは、RTPで伝送されるデータのパラメータを伝送するが、NALUのパラメータセットPARAMSは、通常1つのNALUシーケンス中で変化しないため、本画像データ受信装置の出力であるRTPパケットを受信する受信側は、一度、パラメータセットを受信するだけでよい。RTP伝送の場合、下位プロトコルは通常UDP/IPである。UDPで伝送すると、ネットワークの状態が悪く受信側で受信できない場合も再送されないため、RTPでパラメータセットを伝送するのは好ましくない。SDP出力手段505は、入力したパラメータセットを参照して、AVCのパラメータを記述したSDPデータ5dを送出する。なお、SDPはTCP/IPを使って伝送すると、受信側での確実な受信が可能となる。
【0028】
RTPパケット出力手段504は、図6の5cの一例に示すようなRTPパケットRTPPKTを生成出力する。RTPHDR_FLASGの具体的なフィールドはRTP規格であるRFC1889に詳述される。TIMESTAMPは、PESヘッダ部のPTS、およびNALU2に示す補助情報SEIに含まれる絶対時刻情報あるいは相対時刻情報を用いて計算する。RTPパケットのヘッダ部RTPPKTHDRに続くペイロード部には、スライスデータを含むNALUを格納する。この際、スタートコードの先頭24ビット(0x000001)は削除してから格納する。
【0029】
以上、本発明の実施の形態2による画像データ受信装置は、エラー検出手段においてエラーを検出した際に従来通りTSパケットのヘッダ部にあるTEIをセットし、NALUのヘッダ部におけるEFLAGをセットしなくても、NALU抽出手段において、EFLAGをセットすることができるため、エラー検出手段はNALUHDRを解析しないこととすることができ、従来のMPEG2におけるエラー検出手段と同じエラー検出手段をAVCでも共用できる。また、検出手段でNALUのヘッダ部におけるEFLAGをセットした場合に発生する、PESパットのスタートコードとNALUHDRのスタートコードとの誤認を避けることが可能となる。
【0030】
なお、実施の形態1、実施の形態2においては、受信したTSパケットにエラーが含まれている場合でも、逆多重化手段はTSパケットを分離してNALU抽出手段に出力することとしたが、これに限るものではなく、他の動作を行ってもよい。例えば、逆多重化手段においては、TSパケットのヘッダ部におけるTEIがセットされているパケットは破棄することとしてもよい。あるいは、逆多重化手段では破棄せず、NALU抽出手段で破棄することとしてもよい。
【0031】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3である画像データ送信装置について、図7および図8を用いて説明する。実施の形態3における画像データ送信装置は、入力した、AVCストリームを伝送するRTPパケットを、TSに変換して送出するものである。RTPパケット、及びTSパケットのデータ構成については、実施の形態1および2で詳細に説明しているので、ここでは動作について簡単に説明する。
【0032】
図7は、画像データ送信装置の構成の一例を示す機能ブロック図であり、RTPパケット受信手段701と、TSパケット変換出力手段702で構成される。RTPパケット受信手段701は、図6の5cに示すようなRTPパケットのシーケンスを入力する。入力したRTPパケットは、TSパケット変換出力手段702に出力する。
【0033】
TSパケット変換出力手段702の動作について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。TSパケット変換出力手段702は、PESパケットを生成し、さらにPESパケットよりTSパケットを生成して出力する。PESパケットを作成する際、PESパケットのヘッダ部には、表示時刻情報であるPTSがあるが、この値はRTPパケットのヘッダ部にあるTIMESTAMPを参照して計算する。RTPパケットのペイロード部には、1つのNALUが含まれているため、このNALUをPESパケットのペイロード部に格納する。この際、NALUの先頭に0x000001を付加しておく。
【0034】
S801: PESパケットを1つ以上に分割してTSパケットを生成する。この際、PESパケットのペイロード部に格納したNALUヘッダ部のEFLAGを調べ、もしEFLAGに1がセットされていればこれをゼロにリセットするとともに、TSヘッダ部のTEIを1にセットしてから出力する。
【0035】
以上、本発明の実施の形態3である画像データ送信装置について説明した。本発明の実施の形態3による画像データ送信装置によれば、エラーフラグELAGがセットされたNALUを入力してTSに変換する際に、EFLAGをリセットし、かわりにTSパケットヘッダ部のTEIをセットするため、NALUのスタートコードがPESパケットのスタートコードと誤って認識されることがなくなるという効果が得られる。
【0036】
なお、本発明の実施の形態1ないし3における画像データ受信装置、画像データ送信装置をハードウェアで実現する場合について説明したが、これらの処理の一部、あるいは全てをCPU(Central Processing Unit)に組み込まれたソフトウェアプログラムとして実行することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明の請求項1による画像データ受信装置は、少なくとも1つ以上の画像単位データを含むパケット列を受信し、前記受信したパケット列のエラー有無を検出し、エラーがあるパケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットして出力し、前記パケットを解析して個々の画像単位データを分離する際、前記第1のエラー指示フラグがセットされているパケットから分離したデータを含む画像単位データである場合は、前記画像単位データヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして出力するものであり、エラー検出手段はNALUHDRを解析しないこととすることができ、従来のMPEG2におけるエラー検出手段と同じエラー検出手段をAVCでも共用できるという効果が得られる。また、検出手段でNALUのヘッダ部におけるEFLAGをセットした場合に発生する、PESパットのスタートコードとNALUHDRのスタートコードとの誤認が生じないという効果が得られる。
【0038】
本発明の請求項2による画像データ送信装置は、本発明の請求項2による画像データ送信装置は、少なくとも1つ以上の画像単位データを入力し、前記画像単位データを多重化したパケットを生成して出力する際、前記パケットが、前記画像単位データヘッダ部における第1のエラー指示フラグがセットされている画像単位データを含む場合、前記第1のエラー指示フラグをリセットし、前記パケットのパケットヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして出力するものであり、NALUのスタートコードがPESパケットのスタートコードと誤って認識されなくなるという効果が得られる。
【0039】
本発明の請求項3による画像データ受信装置は、画像単位データを格納したパケットを入力し、前記受信したパケットにデータ誤りが含まれているか否かを調べ、訂正できないデータ誤りを含んでいると判断した場合は、パケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットし、前記パケットに格納された前記画像単位データのヘッダ部における第2のエラー指示フラグはセットしないため、従来のMPEG2におけるエラー検出手段と同じエラー検出手段をAVCでも共用できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像データ受信装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2による画像データ受信装置の説明に使用するデータ構成図である。
【図3】逆多重化手段104の動作を説明するフローチャートである。
【図4】NALU抽出手段105の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2による画像データ受信装置の機能ブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2による画像データ受信装置の説明に使用するデータ構成図である。
【図7】本発明の実施の形態3による画像データ送信装置の機能ブロック図である。
【図8】TSパケット変換出力手段の動作を説明するフローチャートである。
【図9】従来技術の説明に使用する、TSパケットのデータ構成図である。
【符号の説明】
1a  QPSKで変調されたTS
1b  TSパケット
1c  AVCのデータを含むTSパケット
1d  NALユニット
1e  表示時刻情報
1f  復号指示信号
101 受信手段
102 復調手段
103 エラー検出手段
104 逆多重化手段
105 NALU抽出手段
107 NALU復号手段
108 復号制御手段
110 画像表示手段

Claims (5)

  1. 少なくとも1つ以上の画像単位データを含むパケット列を受信し、前記受信したパケット列のエラー有無を検出し、エラーがあるパケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットして出力し、前記パケットを解析して個々の画像単位データを分離する際、前記第1のエラー指示フラグがセットされているパケットから分離したデータを含む画像単位データである場合は、前記画像単位データヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして出力することを特徴とする画像データ受信装置。
  2. 少なくとも1つ以上の画像単位データを入力し、前記画像単位データを多重化したパケットを生成して出力する際、前記パケットが、前記画像単位データヘッダ部における第1のエラー指示フラグがセットされている画像単位データを含む場合、前記第1のエラー指示フラグをリセットし、前記パケットのパケットヘッダ部における第2のエラー指示フラグをセットして出力することを特徴とする画像データ送信装置。
  3. 画像単位データを格納したパケットを入力し、前記受信したパケットにデータ誤りが含まれるているか否かを調べ、訂正できないデータ誤りを含んでいると判断した場合は、パケットのヘッダ部における第1のエラー指示フラグをセットし、前記パケットに格納された前記画像単位データのヘッダ部における第2のエラー指示フラグはセットせずに出力することを特徴とする画像データ受信装置。
  4. 前記パケットはMPEG−2トランスポートストリーム規格のTSパケットであり、前記画像単位データはMPEG−4アドバンスドビデオ符号化におけるNALユニットであることとする請求項1或いは請求項3に記載の画像データ受信装置。
  5. 前記パケットはMPEG−2トランスポートストリーム規格のTSパケットであり、前記画像単位データはMPEG−4アドバンスドビデオ符号化におけるNALユニットであることとする請求項2記載の画像データ送信装置。
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