JP2004052383A - 根出し突起アンカー杭 - Google Patents

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Yasuhiro Fujita
藤田 保宏
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Abstract

【課題】軟弱地盤に杭を埋設しても杭自体が安定し、また一旦埋設した杭は地震等の振動によっても土中において安定した状態を保持できる、根出し突起アンカー杭の摩擦杭を提供する。
【解決手段】杭本体1の下部の土掘削金刃と杭本体の側壁の要所要所の数ヶ所に分け固定する掘削スクリュー11で回転圧入を加えて地中に埋設した後に、あらかじめ杭本体内部の要所々々に収納し組み込まれている根出し突起アンカーを根押し鋼管で突出させる。根出し突起アンカーは杭本体外側の側壁土中に刺さり、これにより強固に、堅牢に安定する、根出し突起アンカー杭である。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は根出し突起アンカー杭および回転施設工法に関し、護岸工事、土木工事、あるいは建築、構造体の基礎工事に利用する摩擦杭の根出し突起アンカー杭に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の土木工事用杭には様々なものがある。例えば円筒形で先端が円錐状になっているもの、三角形、四角形、または単に穴を掘り柱材下部に横棒を取り付け埋めもどしをする、等々。又コンクリートパイル等様々な機構の土木工事用杭がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の土木工事用杭は様々な形状、大きさ太さ等を有するものであった。これらは主としてコンクリートパイル、鉄材、鋼管杭等によって形成されている。しかし従来の土木工事用杭は地盤が軟弱な場合には、杭の自重で沈下、または杭を打設しても杭自体が安定せず、揺らいだり抜けてしまったりする欠点があった。
又、打設後において地震等による振動により土木工事用杭は容易に不安定になるものであった。このように従来の土木工事用杭には欠点や不都合が多かった。そこでこの発明は従来の土木工事用杭における欠点や不都合を改善し、土中に施設した杭を安定した状態に堅牢に保持できる土木工事用杭を提供しようとするものである。
【0004】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、軟弱な地盤でも揺らいだり、抜けたりせず、土中にしっかり堅牢に安定する根出し突起アンカー杭を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、請求項1、2記載の本発明の根出し突起アンカー杭の地中への回転施設工事の工程は、土木掘削機械の回転動力を持つ回転チャック結合部分、又は同様の機能を備えた装置に杭本体を装着し、杭本体を地下に回転圧を加え施工する。下部の土掘削金刃が穴を掘削し始め、杭本体側面の要所要所に独立し、固定した掘削スクリューで根出し突起アンカー杭を一定の深さに施設埋設する。後は回転チャック結合部分から杭を外して施設埋設した杭本体の中に根押し鋼管を入れ加圧していくと杭本体に収納した複数の根出し突起アンカー部材を上から順に杭本体外側に突出するが、この時に開口部の切り目付き盲板を破り、根出し突起アンカーは側壁土中に刺さる。この方法で根押し鋼管を下に加圧していくと、順序に根出し突起アンカーが側壁土中に刺さっていく。一度側壁に刺さった根出し突起アンカーは戻り防止爪の働きで決して戻ることはなく、根出し突起アンカー杭は杭本体施設埋設を摩擦杭として完成させる。又この根出し鋼管を引き抜き、次に施設するための根出し鋼管に利用する。
【0006】
【実施例】
以下,この発明の実施例を図面に基づいて説明する。1.の杭本体の要所要所に2の丸穴を開け、この丸穴の上部に7.7’の蝶番装着切り欠け部を作り、又8の両端切り欠け穴を設ける。3.3’の蝶番付きの、4.4’の二枚合わせ開閉板に5.5’の根出し突起アンカーを溶接固定する。又、別途に12の角型根出し突起アンカーをも取り付け可能である。二枚合わせ開閉板の下に6.6’の戻り防止爪を設ける。両端切り欠け穴を利用し、蝶番付きの根出し突起アンカーを杭本体内に収納し、後は蝶番部分を蝶番装着切り欠け部を通し、杭の側面部分に溶接固定する。根出し突起アンカーを収納した開口部に、9.9’の切り目付き盲板を装着する。杭本体下部には10の土掘削金刃と杭側壁の要所々々に11.11’の掘削スクリューを溶接固定する。杭本体の地中に埋設工事の工程は、掘削機械の回転動力で回転チャック結合部に杭本体を装着し、回転圧入を加えて施工すると、土掘削金刃が地面を掘削し始め、掘削スクリューで排土を掘り出す。一定の深さに施設した後には杭本体から回転チャック結合部を外し、後は杭本体の中に13の根押し鋼管を入れ、加圧していくと杭本体内に収納していた根出し突起アンカー部材を上から順に杭本体外側に突出させるが、この時に開口部に設けた切り目付き盲板を破り、根出し突起アンカーは側壁土中に刺さる。この順序で要所々々に設けた複数の根出し突起アンカーが側壁土中に刺さる。一度突出した突起アンカーは、戻ることはない。又、最後まで根出し突起アンカーを出す。後は根押し鋼管を引き抜き、次の根出しに使用するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記のように構成された工程の元に軟弱地盤に施設埋設し、さらに根押し鋼管で杭本体側壁土中に根出し突起アンカーを施設作業完了後に、杭本体中空部分に基礎ジョイント用の鉄筋を組み立て、セメントミルクを注入する、堅牢な根出し突起アンカー杭の摩擦杭を提供しようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】杭本体内部に収納した蝶番付きの二枚合わせ開閉板に固定した根出し突起アンカー及び、切り目付き盲板と掘削スクリュー等を示す断面図及び側面図である。
【図2】杭本体の中に根押し鋼管を入れて切り目付き盲板が破れ、根出し突起アンカーが突出したところを示す断面図及び側面図である。
【図3】蝶番付きの二枚合わせ開閉板に固定した丸型鋼管と戻り防止爪を示す斜面図である。
【図4】蝶番付きの二枚合わせ開閉板に固定した角型鋼管と戻り防止爪を示す斜面図である。
【図5】根押し鋼管の側面図である。
【符号の説明】
1.杭本体
2.丸穴
3.3’.蝶番
4.4’.二枚合わせ開閉板
5.5’.根出し突起アンカー
6.6’.戻り防止爪
7.7’.蝶番装着切り欠け部
8.両端切り欠け部
9.9’.切り目付き盲板
10.土掘削金刃
11.11’.掘削スクリュー
12.角型根出し突起アンカー
13.根押し鋼管

Claims (2)

  1. 中空状の杭本体の側面の要所要所にあけた丸穴の上に蝶番装着切り欠け部と、さらに丸穴に両端切り欠け穴をつける、蝶番付きの二枚合わせ開閉板の一部に戻り防止爪を設け、さらに根出し突起アンカーを溶接固定する、尚、角型鋼管突起アンカーの取り付けも可能とする、両端切り欠け穴を利用し、杭本体内に収納する蝶番付きの二枚合わせ開閉板根出し突起アンカーを横下に向け杭内部に入れ、後は蝶番部分を杭本体に溶接固定する、この開口部に砂利等の進入防止用の薄い切れ目付き盲板で蓋をする、杭本体下部に土掘削金刃と杭の側壁に掘削スクリューを杭の太さ長さに応じ、数ヶ所に分け固定する根出し突起アンカー杭。
  2. 請求項1記載の根出し突起アンカー杭の地中埋設工事の工程は、掘削機械の回転動力を持つ回転チャック結合部分または同様の機能を備えた装置に杭本体を装着させ、地下に回転圧を加えて施工すると、下部の土掘削金刃が地面掘削を始め、後は杭本体側面の要所々々に独立し固定した掘削スクリューで残土を掘り出す、一定の深さに施設した後は回転チャック部分から杭を外し、後は杭本体の中に根押し鋼管を入れて外圧を加えていくと、杭本体内に収納した根出し突起アンカーが上から順に杭本体外側に突出するが、この時に開口部の切れ目付き盲板を破り、根出し突起アンカーは側壁土中に刺さる、この順序で杭本体の側壁土中に根出し突起アンカーを突出させていくが、戻り防止爪付きの装置が働き、根出し突起アンカー部分は決して杭本体内に戻ることはなく固定され、またこの根押し鋼管は杭本体から引き抜き、次の根出しに使用するものである。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103225301A (zh) * 2013-04-03 2013-07-31 中交路桥华南工程有限公司 一种适用于根式管桩基础的根键顶推装置
CN110055956A (zh) * 2019-05-09 2019-07-26 徐泉 一种树根桩施工工艺及其实施装置

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