JP2004050582A - プリンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2系統のI/Fを持つことなく、また、ソフトウェアの変更を行なうこともなく従来通りに印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関しての制御、及び実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関する制御を可能にすることを課題とする。
【解決手段】制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータスの通信を実行する際には、コマンド/ステータス通信用のREQ、ACK及びSTB信号をコマンド/ステータス用におのおの独立に制御装置側と印刷機構部側に設け、印刷中においても制御装置側と印刷機構部側間で画像データの送受信とコマンド/ステータスの通信の調停を実行しライン単位で送信される画像データ転送の合間にコマンド/ステータスの通信を可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータスの通信を実行する際には、コマンド/ステータス通信用のREQ、ACK及びSTB信号をコマンド/ステータス用におのおの独立に制御装置側と印刷機構部側に設け、印刷中においても制御装置側と印刷機構部側間で画像データの送受信とコマンド/ステータスの通信の調停を実行しライン単位で送信される画像データ転送の合間にコマンド/ステータスの通信を可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fを含む制御装置の概略ブロック図を示し、図6に従来の制御装置と印刷機構部間の概略接続回路図を示す。
【0003】
図5において、1はプリンタ制御装置内の印刷機構部との通信制御を行なうエンジンI/F制御部、1aはPCIバスを介してメインメモリ4からデータ読出しを実行するPCIコントローラ、1bはエンジンI/F制御部内で主な処理を実行するエンジンI/Fメイン制御部、1cはエンジンI/Fメオイン制御部1b内のメイン部、1dはエンジンコントロール部、1eは画像データのメインメモリからの読出しとエンジンへの送出の時間差を吸収するための中間バッファとして使うVideo_FIFOである。また、1fは制御装置と印刷機構部間のシリアル形式での通信の制御装置側の制御を行なうシリアルコミュニケーションコントロール(以下SCCと略す)である。2は装置全体を制御するマイクロプロセッサ、3はメインメモリヘのアクセス制御とPCIバスへのアクセス制御を実行するPCIブリッジ、4はマイクロプログラムの格納、ワークエリア及び画像データの生成エリアとして使用するメインメモリ、5は上位コンピュータからネットワーク等を介して送られる印刷データを受信する受信制御部、6はPCIバス上に接続される各種PCIエージェントからのPCIバス使用要求に対する調停処理を実行するPCIアービタ、7はハードディスク(以下HDDという)を制御するHDD制御部、8は各種データ(制御コード、フォント等)を格納するHDD、9はパネルとの通信制御を行なうI/O制御部、10はオペレータが操作するパネル、11はプリンタ制御装置に印刷データを送出する上位コンピュータ、12は実際の印刷を実行する印刷機構部である。
【0004】
図6において、1hは印刷機構部送信するコマンドを一時格納するコマンド出力レジスタ、1kは印刷機構部から送信されてくるステータスを一時格納するステータス受信バッファ、1gはPCIを介してメインメモリ4から読出された印刷画像データをFIFO1eに格納する前に一時格納するためのPCI FIFO、1eはFIFO、1pは印刷機構部とのシリアル通信制御を行なうシリアルコミュニケーションコントローラであるSCC、12fは印刷機構部側のSCC、12dは画像データの受信を制御するための画像データ受信コントロール部、12aは印刷機構部内に画像データ受信バッファであるFIFOである。
【0005】
続いて図5、6により、従来の印刷時の画像データの転送方式と制御装置−印刷機構部間の通信方式について説明する。上位コンピュータ11から送られる印刷データは、受信制御部5で受信しPCIブリッジ3を介してメインメモリ4に格納される。メインメモリ4に格納された印刷データは、マイクロプロセッサ2で解析・編集されメインメモリ4に画像データとして展開される。マイクロプロセッサ2は画像データの展開処理が終了したならば、エンジンI/F制御部1のSCC1pを介して印刷機構部12に印刷準備のための指令を発行する。制御装置は印刷機構部12から印刷準備完了の報告を同じくSCC1pを介して受信したならば、同じくSCC1pを介して用紙搬送開始の指示を発行する。上記用紙搬送開始指示により印刷機構部12内を搬送された用紙が、用紙の先端を認識するセンサに到達した際には印刷機構部12から用紙先端が基準となるセンサ部に到達したことを示すDTPN信号を制御装置に送信する。エンジンI/F制御部のエンジンコントロール部1kを介して受信したDTPN信号受信を制御装置が認識したならば、エンジンI/F制御部のエンジンコントロール部1dに対して印刷のための各種印刷パラメータの設定とメインメモリ4に展開されている画像データの読出し開始を起動する。エンジンI/F制御部1はマイクロプロセッサ2から印刷開始の起動がかかったならば、PCIコントローラ1aがPCIアービタ6に対してPCIバス使用権獲得のためにBUS_REQ信号を出力する。上記BUS_REQに対してPCIアービタ6からBUS_GRANTが応答されたならば、PCIブリッジ3を介してメインメモリ4から画像データの読出しを行い、順次読出された画像データは、画像データのための中間バッファであるFIFO1eに格納される。FIFO1eに格納される画像データの状況をエンジンコントロール部1dが監視して、ある量に達するまで画像データが格納されたことを認識したならば、印刷機構部12に対して用紙送りの起動信号であるCPAGEN信号を発行する。その後、印刷機構部12からのDHSYNCN信号に従いエンジンI/F制御部内のエンジンコントロール部1dの制御によりFIFO1eから画像データが順次読出され、8bit単位でCHD信号で示す1ライン分のデータ量毎に1頁分の画像データを印刷機構部12に送出する。
【0006】
上記したように、従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関してはシリアル通信の経路を使って制御を実行し、実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関わる制御についてはエンジン制御部内のエンジンコントロール部1dで実行している。このように、従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、常に2系統のI/Fを持って制御しなければならないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関してはシリアル通信の経路を使って制御を実行する。また、実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関わる制御についてはエンジン制御部内のエンジンコントロール部で実行している。このように、従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、常に2系統のI/Fを持って制御しなければならないと問題があった。
【0008】
本発明の目的は、上記のような2系統のI/Fを持つことなく、また、ソフトウェアの変更を行なうこともなく従来通りに印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関しての制御、及び実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関する制御を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータスの通信を実行する際には、コマンド/ステータス通信用のREQ、ACK及びSTB信号をコマンド/ステータス用におのおの独立に制御装置側と印刷機構部側に設け、印刷中においても制御装置側と印刷機構部側間で画像データの送受信とコマンド/ステータスの通信の調停を実行しライン単位で送信される画像データ転送の合間にコマンド/ステータスの通信を可能にすることによって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、2、3及び4に本発明の一実施例を示す。
【0011】
図1は本発明における制御装置と印刷機構部間の概略接続回路部である。1gはPCIバスを介して制御装置内のメインメモリから読出した画像データを一時的に格納するPCI FIFO、1eはFIFO、1hは印刷機構部に送信するコマンドを一時格納するコマンド出力レジスタ、1kは印刷機構部から送信されるステータスを受信した時に一時格納用に使われるデバイス受信バッファ、1mは画像データの送信とコマンドの送信の調停を制御する調停器A、1nは出力バッファ、12aは画像データを受信した際に一時格納用に使われるFIFO、12bは制御装置から送信されるコマンドを一時格納するコマンド受信バッファ、12cは印刷機構部から送出するステータスを一時格納するデバイスデータ出力バッファ、12dは画像データの受信とステータスの送信の調停を制御する調停器B、12eは出力バッファである。
【0012】
図2は本発明における制御装置と印刷機構部間の画像データ及びコマンド/ステータス通信のタイミングチャートである。
【0013】
図3、4は以下に示す動作の制御装置側及び印刷機構部側の調停部制御フローである。
【0014】
印刷時外及び印刷時のときのコマンド/ステータス通信について以下に示す。制御装置側からコマンド送信が必要な場合にはコマンド出力レジスタ1hにコマンドが書き込まれる。コマンドがコマンド出力レジスタに書き込まれたことが認識されると制御装置側調停器1mから印刷機構部側調停器12dにコマンド送信のためのCMDREQN信号が出力される。印刷機構部側調停器12dはCMDREQN信号を受信したことを認識したならば、印刷時外であればすぐにCMDACKN信号を出力し、印刷時には、図2のタイミングチャートに示す如く、印刷時の画像データの送信が実行されているどうかを示すCHDN信号の状態を印刷機構部側調停器12dが確認してDATA7−0バスが使用されてないことを認識してからCMDACKN信号を制御装置側調停器1mに出力する。
【0015】
制御装置側調停器1mは、印刷機構部側調停器12dからCMDACKN信号が出力されたことを認識したならば、CMDREQN信号をオフしてコマンド出力レジスタ1hからデータを読み出して出力バッファ1nを介してDATA7−0バスにコマンドデータを出力する。DATA7−0上に出力されたコマンドデータはCMDSTBP信号によりコマンド受信バッファ12bに書き込まれる。印刷機構部側調停器12dは、コマンドがコマンド受信バッファに書き込まれたことを認識したならばCMDACKN信号をオフしてコマンド送信シーケンスを終了する。続いて印刷機構部側からステータス送信が必要になった場合にはステータス出力レジスタ12cにステータスが書き込まれる。ステータスがステータス出力レジスタに書き込まれたことが認識されると印刷機構部側調停器12dから制御装置側調停器1mにステータス送信のためのDDREQN信号が出力される。制御装置側調停器1mはDDREQN信号を受信したことを認識したならば、印刷時外であればすぐにDDACKN信号を出力し、印刷時には、図2のタイミングチャートに示す如く、印刷時の画像データの送信が実行されているかどうかを示すCHDN信号の状態を制御装置側調停器1mが確認してDATA7−0バスが使用されてないことを認識してからDDACKN信号を印刷機構部側調停器12dに出力する。印刷機構部側調停器12dは、制御装置側調停器1mからDDACKN信号が出力されたことを認識したならば、DDREQN信号をオフしてステータス出力レジスタ12cからデータを読み出して出力バッファ12eを介してDATA7−0バスにステータスデータを出力する。DATA7−0上に出力されたステータスデータはDDSTBP信号によりステータス受信バッファ1kに書き込まれる。制御装置側調停器1mは、ステータスがステータス受信バッファに書き込まれたことを認識したならばDDACKN信号をオフしてステータス送信シーケンスを終了する。
【0016】
上記に示す如く、DATA7−0画像データバスを印刷時の画像データ送信用にもコマンド/ステータスの通信にも使用できるように制御装置側と印刷機構部側のそれぞれの調停器により画像データバスの使用を制御することにより、制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータス通信及び画像データの送信においてソフトウェア的には何ら変更することなく2系統のI/Fをもつことなく制御することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータス通信経路に印刷時の画像データ送信バスを使用することを可能にしたため、従来のシリアル通信回路部が削除でき原価低減が図れる。また、今発明ではコマンド/ステータス通信がシリアル通信でなくなったことにより応答性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における制御装置と印刷機構部間の概略接続回路図である。
【図2】本発明における制御装置と印刷機構部間の画像データ及びコマンド/ステータス転送タイミングを示す図である。
【図3】制御装置側調停部制御フロー図である。
【図4】印刷機構部側調停部制御フロー図である。
【図5】従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fを含む制御装置の概略ブロック図である。
【図6】従来の制御装置と印刷機構部間の接続概略回路図である。
【符号の説明】
1はエンジンI/F制御部、2はマイクロプロセッサ、3はPCIブリッジ、4はメインメモリ、5は受信制御部、6はPCIアービタ、7はHDD制御部、8はHDD、9はI/O制御部、10はパネル、11は上位コンピュータ、12は印刷機構部である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fを含む制御装置の概略ブロック図を示し、図6に従来の制御装置と印刷機構部間の概略接続回路図を示す。
【0003】
図5において、1はプリンタ制御装置内の印刷機構部との通信制御を行なうエンジンI/F制御部、1aはPCIバスを介してメインメモリ4からデータ読出しを実行するPCIコントローラ、1bはエンジンI/F制御部内で主な処理を実行するエンジンI/Fメイン制御部、1cはエンジンI/Fメオイン制御部1b内のメイン部、1dはエンジンコントロール部、1eは画像データのメインメモリからの読出しとエンジンへの送出の時間差を吸収するための中間バッファとして使うVideo_FIFOである。また、1fは制御装置と印刷機構部間のシリアル形式での通信の制御装置側の制御を行なうシリアルコミュニケーションコントロール(以下SCCと略す)である。2は装置全体を制御するマイクロプロセッサ、3はメインメモリヘのアクセス制御とPCIバスへのアクセス制御を実行するPCIブリッジ、4はマイクロプログラムの格納、ワークエリア及び画像データの生成エリアとして使用するメインメモリ、5は上位コンピュータからネットワーク等を介して送られる印刷データを受信する受信制御部、6はPCIバス上に接続される各種PCIエージェントからのPCIバス使用要求に対する調停処理を実行するPCIアービタ、7はハードディスク(以下HDDという)を制御するHDD制御部、8は各種データ(制御コード、フォント等)を格納するHDD、9はパネルとの通信制御を行なうI/O制御部、10はオペレータが操作するパネル、11はプリンタ制御装置に印刷データを送出する上位コンピュータ、12は実際の印刷を実行する印刷機構部である。
【0004】
図6において、1hは印刷機構部送信するコマンドを一時格納するコマンド出力レジスタ、1kは印刷機構部から送信されてくるステータスを一時格納するステータス受信バッファ、1gはPCIを介してメインメモリ4から読出された印刷画像データをFIFO1eに格納する前に一時格納するためのPCI FIFO、1eはFIFO、1pは印刷機構部とのシリアル通信制御を行なうシリアルコミュニケーションコントローラであるSCC、12fは印刷機構部側のSCC、12dは画像データの受信を制御するための画像データ受信コントロール部、12aは印刷機構部内に画像データ受信バッファであるFIFOである。
【0005】
続いて図5、6により、従来の印刷時の画像データの転送方式と制御装置−印刷機構部間の通信方式について説明する。上位コンピュータ11から送られる印刷データは、受信制御部5で受信しPCIブリッジ3を介してメインメモリ4に格納される。メインメモリ4に格納された印刷データは、マイクロプロセッサ2で解析・編集されメインメモリ4に画像データとして展開される。マイクロプロセッサ2は画像データの展開処理が終了したならば、エンジンI/F制御部1のSCC1pを介して印刷機構部12に印刷準備のための指令を発行する。制御装置は印刷機構部12から印刷準備完了の報告を同じくSCC1pを介して受信したならば、同じくSCC1pを介して用紙搬送開始の指示を発行する。上記用紙搬送開始指示により印刷機構部12内を搬送された用紙が、用紙の先端を認識するセンサに到達した際には印刷機構部12から用紙先端が基準となるセンサ部に到達したことを示すDTPN信号を制御装置に送信する。エンジンI/F制御部のエンジンコントロール部1kを介して受信したDTPN信号受信を制御装置が認識したならば、エンジンI/F制御部のエンジンコントロール部1dに対して印刷のための各種印刷パラメータの設定とメインメモリ4に展開されている画像データの読出し開始を起動する。エンジンI/F制御部1はマイクロプロセッサ2から印刷開始の起動がかかったならば、PCIコントローラ1aがPCIアービタ6に対してPCIバス使用権獲得のためにBUS_REQ信号を出力する。上記BUS_REQに対してPCIアービタ6からBUS_GRANTが応答されたならば、PCIブリッジ3を介してメインメモリ4から画像データの読出しを行い、順次読出された画像データは、画像データのための中間バッファであるFIFO1eに格納される。FIFO1eに格納される画像データの状況をエンジンコントロール部1dが監視して、ある量に達するまで画像データが格納されたことを認識したならば、印刷機構部12に対して用紙送りの起動信号であるCPAGEN信号を発行する。その後、印刷機構部12からのDHSYNCN信号に従いエンジンI/F制御部内のエンジンコントロール部1dの制御によりFIFO1eから画像データが順次読出され、8bit単位でCHD信号で示す1ライン分のデータ量毎に1頁分の画像データを印刷機構部12に送出する。
【0006】
上記したように、従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関してはシリアル通信の経路を使って制御を実行し、実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関わる制御についてはエンジン制御部内のエンジンコントロール部1dで実行している。このように、従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、常に2系統のI/Fを持って制御しなければならないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関してはシリアル通信の経路を使って制御を実行する。また、実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関わる制御についてはエンジン制御部内のエンジンコントロール部で実行している。このように、従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fは、常に2系統のI/Fを持って制御しなければならないと問題があった。
【0008】
本発明の目的は、上記のような2系統のI/Fを持つことなく、また、ソフトウェアの変更を行なうこともなく従来通りに印刷機構部に対して印刷のための設定や起動に関しての制御、及び実際に印刷が起動され用紙搬送や画像データ転送に関する制御を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータスの通信を実行する際には、コマンド/ステータス通信用のREQ、ACK及びSTB信号をコマンド/ステータス用におのおの独立に制御装置側と印刷機構部側に設け、印刷中においても制御装置側と印刷機構部側間で画像データの送受信とコマンド/ステータスの通信の調停を実行しライン単位で送信される画像データ転送の合間にコマンド/ステータスの通信を可能にすることによって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1、2、3及び4に本発明の一実施例を示す。
【0011】
図1は本発明における制御装置と印刷機構部間の概略接続回路部である。1gはPCIバスを介して制御装置内のメインメモリから読出した画像データを一時的に格納するPCI FIFO、1eはFIFO、1hは印刷機構部に送信するコマンドを一時格納するコマンド出力レジスタ、1kは印刷機構部から送信されるステータスを受信した時に一時格納用に使われるデバイス受信バッファ、1mは画像データの送信とコマンドの送信の調停を制御する調停器A、1nは出力バッファ、12aは画像データを受信した際に一時格納用に使われるFIFO、12bは制御装置から送信されるコマンドを一時格納するコマンド受信バッファ、12cは印刷機構部から送出するステータスを一時格納するデバイスデータ出力バッファ、12dは画像データの受信とステータスの送信の調停を制御する調停器B、12eは出力バッファである。
【0012】
図2は本発明における制御装置と印刷機構部間の画像データ及びコマンド/ステータス通信のタイミングチャートである。
【0013】
図3、4は以下に示す動作の制御装置側及び印刷機構部側の調停部制御フローである。
【0014】
印刷時外及び印刷時のときのコマンド/ステータス通信について以下に示す。制御装置側からコマンド送信が必要な場合にはコマンド出力レジスタ1hにコマンドが書き込まれる。コマンドがコマンド出力レジスタに書き込まれたことが認識されると制御装置側調停器1mから印刷機構部側調停器12dにコマンド送信のためのCMDREQN信号が出力される。印刷機構部側調停器12dはCMDREQN信号を受信したことを認識したならば、印刷時外であればすぐにCMDACKN信号を出力し、印刷時には、図2のタイミングチャートに示す如く、印刷時の画像データの送信が実行されているどうかを示すCHDN信号の状態を印刷機構部側調停器12dが確認してDATA7−0バスが使用されてないことを認識してからCMDACKN信号を制御装置側調停器1mに出力する。
【0015】
制御装置側調停器1mは、印刷機構部側調停器12dからCMDACKN信号が出力されたことを認識したならば、CMDREQN信号をオフしてコマンド出力レジスタ1hからデータを読み出して出力バッファ1nを介してDATA7−0バスにコマンドデータを出力する。DATA7−0上に出力されたコマンドデータはCMDSTBP信号によりコマンド受信バッファ12bに書き込まれる。印刷機構部側調停器12dは、コマンドがコマンド受信バッファに書き込まれたことを認識したならばCMDACKN信号をオフしてコマンド送信シーケンスを終了する。続いて印刷機構部側からステータス送信が必要になった場合にはステータス出力レジスタ12cにステータスが書き込まれる。ステータスがステータス出力レジスタに書き込まれたことが認識されると印刷機構部側調停器12dから制御装置側調停器1mにステータス送信のためのDDREQN信号が出力される。制御装置側調停器1mはDDREQN信号を受信したことを認識したならば、印刷時外であればすぐにDDACKN信号を出力し、印刷時には、図2のタイミングチャートに示す如く、印刷時の画像データの送信が実行されているかどうかを示すCHDN信号の状態を制御装置側調停器1mが確認してDATA7−0バスが使用されてないことを認識してからDDACKN信号を印刷機構部側調停器12dに出力する。印刷機構部側調停器12dは、制御装置側調停器1mからDDACKN信号が出力されたことを認識したならば、DDREQN信号をオフしてステータス出力レジスタ12cからデータを読み出して出力バッファ12eを介してDATA7−0バスにステータスデータを出力する。DATA7−0上に出力されたステータスデータはDDSTBP信号によりステータス受信バッファ1kに書き込まれる。制御装置側調停器1mは、ステータスがステータス受信バッファに書き込まれたことを認識したならばDDACKN信号をオフしてステータス送信シーケンスを終了する。
【0016】
上記に示す如く、DATA7−0画像データバスを印刷時の画像データ送信用にもコマンド/ステータスの通信にも使用できるように制御装置側と印刷機構部側のそれぞれの調停器により画像データバスの使用を制御することにより、制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータス通信及び画像データの送信においてソフトウェア的には何ら変更することなく2系統のI/Fをもつことなく制御することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータス通信経路に印刷時の画像データ送信バスを使用することを可能にしたため、従来のシリアル通信回路部が削除でき原価低減が図れる。また、今発明ではコマンド/ステータス通信がシリアル通信でなくなったことにより応答性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における制御装置と印刷機構部間の概略接続回路図である。
【図2】本発明における制御装置と印刷機構部間の画像データ及びコマンド/ステータス転送タイミングを示す図である。
【図3】制御装置側調停部制御フロー図である。
【図4】印刷機構部側調停部制御フロー図である。
【図5】従来の制御装置と印刷機構部間のI/Fを含む制御装置の概略ブロック図である。
【図6】従来の制御装置と印刷機構部間の接続概略回路図である。
【符号の説明】
1はエンジンI/F制御部、2はマイクロプロセッサ、3はPCIブリッジ、4はメインメモリ、5は受信制御部、6はPCIアービタ、7はHDD制御部、8はHDD、9はI/O制御部、10はパネル、11は上位コンピュータ、12は印刷機構部である。
Claims (1)
- プリンタ制御装置全体の管理や上位コンピュータからネットワーク等の通信回線を介して送られる印刷データ及びパラメータに従い印刷画像データの展開処理等の制御を行なうマイクロプロセッサと、前記マイクロプロセッサのワークエリア、印刷画像データの展開エリア及びマイクロプログラムの格納エリアとして使用するメインメモリと、前記マイクロプロセッサとメインメモリ間のデータの読出し/書込みの制御や受信制御部、エンジンI/F制御部等のIOアクセスの制御をPCIバスを介して実行するPCIバスブリッジと、上位コンピュータからネットワーク等を介して送られる印刷データを受信する受信制御部と、各種印刷データ及びパラメータやマイクロプログラム/フォントの保管のために使用するハードディスクと、該ハードディスクを制御するハードディスク制御部と、印刷機構部であるエンジンとの通信を行なう通信制御部や印刷を実行するためにメインメモリ上に展開された画像データの読出しを行なう読出し制御部、及びメインメモリから読出した印刷画像データをパラレル形式でエンジンに送出を行なう送出制御部やメインメモリから印刷画像データを読出す速度とエンジンに送出する速度の違いを吸収するために設けられた中間バッファを具備したエンジンI/F制御部を備えた制御装置と、印刷を実行する印刷機構部とから構成されるプリンタ装置において、前記制御装置と印刷機構部間のコマンド/ステータスの通信を実行する際には、コマンド/ステータス通信用のREQ、ACK及びSTB信号をコマンド/ステータス用におのおの独立に前記制御装置側と前記印刷機構部側に設け、印刷中においても前記制御装置側と前記印刷機構部側間で画像データの送受信とコマンド/ステータスの通信の調停を実行しライン単位で送信される画像データ転送の合間にコマンド/ステータスの通信を可能にしたことを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002210338A JP2004050582A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002210338A JP2004050582A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | プリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004050582A true JP2004050582A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31933863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002210338A Pending JP2004050582A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004050582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009010920A (ja) * | 2007-04-10 | 2009-01-15 | Ricoh Co Ltd | 画像処理コントローラ及び画像処理装置 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002210338A patent/JP2004050582A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009010920A (ja) * | 2007-04-10 | 2009-01-15 | Ricoh Co Ltd | 画像処理コントローラ及び画像処理装置 |
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