JP2004048325A - 無線基地局接続方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】上位局優先の受信回線接続機能では、移動局の位置により上位局の受信電界レベルがフェージングにより変動し確実な接続が出来ないこと、及び電界の高い基地局での接続が出来ないという欠点を除去することによりデータ伝送の回線品質を向上させることができるようにする。
【解決手段】着信したら基地局に対しHレベル局のみ受信回線接続指示を行うことと、移動局の在線を管理している運行管理装置と連動し、移動局からの列車ID伝送を行うことで発呼した列車の位置を自動照合し、送信基地局を自動選択する。
【選択図】 図1
【解決手段】着信したら基地局に対しHレベル局のみ受信回線接続指示を行うことと、移動局の在線を管理している運行管理装置と連動し、移動局からの列車ID伝送を行うことで発呼した列車の位置を自動照合し、送信基地局を自動選択する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信の受信基地局接続方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては図3に示すものがある。
【0003】
移動局から指令所を呼び出しする場合、ハンドセットのプレスボタンを押しながら音声で呼び出す。移動局からの電波は沿線に設置された複数基地局で受信される。基地局ではスケルチが開いたことで受信回線を接続し基地局番号を出力する。この時一番上位局の受信回線が接続されると切替リレーにより同時に受信した下位基地局の音声は切り離される。指令は着信したことにより応答するが応答は基地局選択で行う。この時基地局選択の方法として着信基地局(移動局からの電波を受信した基地局)から選択する。移動局の位置によっては上位局優先のため必ずしも受信状態が良好の基地局が選択されるとは限らない。このため実際に接続されている基地局は、移動局に一番近く受信電界が最良の基地局ではなく受信電界が低く通話メリットが低い基地局となることも有る。このため着信表示を行わず、運行ダイヤを参照し最適基地局を選択し通話を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方式では、最適基地局の選択が指令による運行ダイヤ確認に基づき行われるため、指令の作業が煩雑になり選択するのに時間が掛かり保安通信としての性格を持つ無線システムとしては緊急時の対応に迅速性がかける。さらにデータ伝送を行うにあたり手動で基地局選択を行っていては誤操作等により確実なデータ伝送が実現できない可能性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題を解決するために、着信したら基地局に対しHレベル局のみ受信回線接続指示を行うことと、移動局の在線を管理している運行管理装置と連動し、移動局からの列車ID伝送を行うことで発呼した列車の位置を自動照合し、送信基地局を自動選択するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1及び図2により説明する。
【0007】
1は移動局、2は操作器、3は制御部、4は無線機、5はフックスイッチ、6はハンドセット、7は基地局、8は基地局無線機、9は検出制御部、10は出力アンプ、11は受信切替リレー、12は中央装置、13は信号受信部、14はデータベース、15は制御部、16はラインアンプ、17はマイク、18はスピーカである。
【0008】
本無線システムの動作は以下の通りである。
移動局1の操作器2のハンドセット6を上げるとフックスイッチ5が動作し無線器4を一定時間送信させる。基地局7では無線機8でこの電波を受信しSQ信号及びRSSI(受信電界強度信号)を検出制御部9に出力する。受信した全基地局の検出制御部9はRSSIのレベルを記憶し受信切替リレー11を動作させ出力アンプ10から着信信号を中央装置12に出力する。この時移動局1が基地局No.3の近傍に在線しており送信電波が基地局No.1でぎりぎり受信できる状態の時、移動局は走行しているため電界強度はフェージングのため大きく変動しており基地局No.1での受信は瞬断が発生することになる。このためこの期間に移動局から列車IDを送信すると中央装置12で受信できない可能性が極めて大きくなる。そこで着信情報(瞬断しても受信可能なトーン信号)のみを中央装置12に出力する。中央装置12では信号受信部13で着信情報を検出し、基地局の受信レベル情報を収集する様に制御部15を制御する。制御部15は基地局に対し受信レベルHの基地局のみ受信接続信号を出力する。基地局はこの要求信号を受信し自局の受信レベルを判定してHレベルであれば検出制御部9で受信切替リレー11を切替え、基地局番号を中央に返送する。この時Hレベルの基地局が複数有る場合、最上位の基地局のみ接続される。この一連の動作により受信基地局はHレベルの局に固定され、Hレベル局が複数の時は上位局の信号が中央装置と接続される。Hレベルであるから最近接基地局でなくてもS/Nは確保される。移動局はこの制御時間の間送信を行ない、その後列車IDを連送する。この間移動局はハンドセットに呼出音を出力し通話待機させておく。列車IDは確実に指定された基地局で受信され中央装置12に送られ信号受信部13で受信され列車の在線情報のデータベース14に出力される。この時点で移動局の呼出音は停止し乗務員は音声で指令を呼び出す。音声はスピーカ18で出力される。指令はマイクにより応答する。基地局の送信は全線同一周波数のため同時複数基地局送信を行うと干渉によるノイズが発生するため、データベース14で列車在線位置に最近接の基地局を送信するように制御部15で基地局に送信制御を行う。通話終了後終信号を出力し基地局の受信回線をリセットする。
【0009】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば基地局が串刺しに接続され受信回線の切替が上位局優先となっているシステムにおいて、移動局の列車IDを確実に受信することが可能となり列車在線のデータを利用し自動的に最適基地局の選択ができるため、データ伝送に関してもS/Nが良好な回線が構成できるためデータの信頼度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】本発明の動作シーケンス図。
【図3】従来方式の構成図。
【符号の説明】
1:移動局、2:操作器、3:制御部、4:無線機、5:フックスイッチ、6:ハンドセット、7:基地局、8:基地局無線機、9:検出制御部、10:出力アンプ、11:受信切替リレー、12:中央装置、13:信号受信部、14:データベース、15:制御部、16:ラインアンプ、17:マイク、18:スピーカ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信の受信基地局接続方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては図3に示すものがある。
【0003】
移動局から指令所を呼び出しする場合、ハンドセットのプレスボタンを押しながら音声で呼び出す。移動局からの電波は沿線に設置された複数基地局で受信される。基地局ではスケルチが開いたことで受信回線を接続し基地局番号を出力する。この時一番上位局の受信回線が接続されると切替リレーにより同時に受信した下位基地局の音声は切り離される。指令は着信したことにより応答するが応答は基地局選択で行う。この時基地局選択の方法として着信基地局(移動局からの電波を受信した基地局)から選択する。移動局の位置によっては上位局優先のため必ずしも受信状態が良好の基地局が選択されるとは限らない。このため実際に接続されている基地局は、移動局に一番近く受信電界が最良の基地局ではなく受信電界が低く通話メリットが低い基地局となることも有る。このため着信表示を行わず、運行ダイヤを参照し最適基地局を選択し通話を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方式では、最適基地局の選択が指令による運行ダイヤ確認に基づき行われるため、指令の作業が煩雑になり選択するのに時間が掛かり保安通信としての性格を持つ無線システムとしては緊急時の対応に迅速性がかける。さらにデータ伝送を行うにあたり手動で基地局選択を行っていては誤操作等により確実なデータ伝送が実現できない可能性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題を解決するために、着信したら基地局に対しHレベル局のみ受信回線接続指示を行うことと、移動局の在線を管理している運行管理装置と連動し、移動局からの列車ID伝送を行うことで発呼した列車の位置を自動照合し、送信基地局を自動選択するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1及び図2により説明する。
【0007】
1は移動局、2は操作器、3は制御部、4は無線機、5はフックスイッチ、6はハンドセット、7は基地局、8は基地局無線機、9は検出制御部、10は出力アンプ、11は受信切替リレー、12は中央装置、13は信号受信部、14はデータベース、15は制御部、16はラインアンプ、17はマイク、18はスピーカである。
【0008】
本無線システムの動作は以下の通りである。
移動局1の操作器2のハンドセット6を上げるとフックスイッチ5が動作し無線器4を一定時間送信させる。基地局7では無線機8でこの電波を受信しSQ信号及びRSSI(受信電界強度信号)を検出制御部9に出力する。受信した全基地局の検出制御部9はRSSIのレベルを記憶し受信切替リレー11を動作させ出力アンプ10から着信信号を中央装置12に出力する。この時移動局1が基地局No.3の近傍に在線しており送信電波が基地局No.1でぎりぎり受信できる状態の時、移動局は走行しているため電界強度はフェージングのため大きく変動しており基地局No.1での受信は瞬断が発生することになる。このためこの期間に移動局から列車IDを送信すると中央装置12で受信できない可能性が極めて大きくなる。そこで着信情報(瞬断しても受信可能なトーン信号)のみを中央装置12に出力する。中央装置12では信号受信部13で着信情報を検出し、基地局の受信レベル情報を収集する様に制御部15を制御する。制御部15は基地局に対し受信レベルHの基地局のみ受信接続信号を出力する。基地局はこの要求信号を受信し自局の受信レベルを判定してHレベルであれば検出制御部9で受信切替リレー11を切替え、基地局番号を中央に返送する。この時Hレベルの基地局が複数有る場合、最上位の基地局のみ接続される。この一連の動作により受信基地局はHレベルの局に固定され、Hレベル局が複数の時は上位局の信号が中央装置と接続される。Hレベルであるから最近接基地局でなくてもS/Nは確保される。移動局はこの制御時間の間送信を行ない、その後列車IDを連送する。この間移動局はハンドセットに呼出音を出力し通話待機させておく。列車IDは確実に指定された基地局で受信され中央装置12に送られ信号受信部13で受信され列車の在線情報のデータベース14に出力される。この時点で移動局の呼出音は停止し乗務員は音声で指令を呼び出す。音声はスピーカ18で出力される。指令はマイクにより応答する。基地局の送信は全線同一周波数のため同時複数基地局送信を行うと干渉によるノイズが発生するため、データベース14で列車在線位置に最近接の基地局を送信するように制御部15で基地局に送信制御を行う。通話終了後終信号を出力し基地局の受信回線をリセットする。
【0009】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば基地局が串刺しに接続され受信回線の切替が上位局優先となっているシステムにおいて、移動局の列車IDを確実に受信することが可能となり列車在線のデータを利用し自動的に最適基地局の選択ができるため、データ伝送に関してもS/Nが良好な回線が構成できるためデータの信頼度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】本発明の動作シーケンス図。
【図3】従来方式の構成図。
【符号の説明】
1:移動局、2:操作器、3:制御部、4:無線機、5:フックスイッチ、6:ハンドセット、7:基地局、8:基地局無線機、9:検出制御部、10:出力アンプ、11:受信切替リレー、12:中央装置、13:信号受信部、14:データベース、15:制御部、16:ラインアンプ、17:マイク、18:スピーカ。
Claims (2)
- 指令所の中央装置と線状に配置された同一周波数の複数の基地局及び複数の移動局から構成され、中央装置と基地局間は送信、受信別々の回線(実線又は搬送回線)で接続され送信は各基地局がハイインピーダンスでマルチ結合され受信は各基地局でリレーにより受信時自局を接続し下位局回線を切り離す上位局優先方式となっている移動体通信で移動局から呼び出し移動局のIDを指令所に伝送する時移動局の位置により最上位局の受信電界がフェージングの影響で安定せず瞬断が発生しデータが確実に伝送できない状態においても指令所から基地局に対しHレベル基地局のみ受信回線の接続指定を行うことと受信電界データを収集することで最適基地局を自動選択しデータの受信を確実にすることを特徴とした無線基地局接続方式。
- 移動局のIDを受信することで、列車ダイヤより列車の在線位置を管理するデータベースを設け、移動局からの呼出に対し予め設定した列車IDと運行番号による在線データと照合し最適な無線回線を構成するとともに同一波干渉を防止するために送信基地局を自動選択し、データ伝送の無線回線品質(S/N)を向上させることを特徴とする無線基地局接続方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002202314A JP2004048325A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 無線基地局接続方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002202314A JP2004048325A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 無線基地局接続方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004048325A true JP2004048325A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31708534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002202314A Pending JP2004048325A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 無線基地局接続方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004048325A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106740988A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-05-31 | 胡佳 | 一种列车通讯信号实现系统 |
-
2002
- 2002-07-11 JP JP2002202314A patent/JP2004048325A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106740988A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-05-31 | 胡佳 | 一种列车通讯信号实现系统 |
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