JP2004045071A - 連続シート状物マーキング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペン先(3)を早期に磨耗させたり押し潰したりするおそれなく、連続シート状物(2)に安定してマーキングができる連続シート状物マーキング装置(1)を提供する。
【解決手段】本発明の連続シート状物マーキング装置(1)は、連続シート状物(2)を巻き掛ける巻掛ロール(4)を備え、ペン先(3)が、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)で、連続シート状物が搬送される向き(22)に対して0°以上60°以下の角度(θ)で連続シート状物(2)に接触する。例えばペン先(3)はフェルト束からなり、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、離す動作とを交互に繰り返すことで、断続的なマークを記す。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の連続シート状物マーキング装置(1)は、連続シート状物(2)を巻き掛ける巻掛ロール(4)を備え、ペン先(3)が、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)で、連続シート状物が搬送される向き(22)に対して0°以上60°以下の角度(θ)で連続シート状物(2)に接触する。例えばペン先(3)はフェルト束からなり、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、離す動作とを交互に繰り返すことで、断続的なマークを記す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続シート状物マーキング装置に関し、詳しくは連続的に搬送される連続シート状物にペン先を接触させてマークを記すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂などからなる連続シート状物にマーキングするための装置として、特開2001−305070公報には、連続的に搬送される連続シート状物をガイドロールで案内しつつ、ガイドロール上で連続シート状物に対して垂直にペン先を接触させてマークを記す装置が開示されている。
【0003】
しかし、かかる従来の装置では、ペン先が早期に磨耗してマークを記せなくなったり、押し潰されて余分にインクが流出し連続シート状物を汚すという問題があった。この問題は、ペン先を連続シート状物に接触させる動作と、連続シート状物から離す動作とを交互に繰り返すことで断続的なマークを記す場合に顕著であった。
【0004】
かかる問題を解決するには、ペン先に硬い材質のものを用いればよいが、硬い材質のペン先を用いたのでは、連続シート状物が破れるおそれがある。また、ペン先を接触させる際の力を弱くすることも考えられるが、これでは連続的に搬送される連続シート状物にペン先が十分に接触できず、マークが不規則に途切れるそれもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、比較的柔らかい材質のペン先を用いても、このペン先を早期に磨耗させたり押し潰したりするおそれなく、連続シート状物に安定してマーキングができる連続シート状物マーキング装置を開発するべく鋭意検討した結果、連続シート状物を巻掛ロールに巻き掛けるとともに、この巻き掛けられた部分で、連続シート状物が搬送される向きに対して0°以上60°以下の角度でペン先を接触させると、ペン先が早期に磨耗したり押し潰されにくくなり、不規則に途切れることなく安定してマークを記せることを見出し、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、連続的に搬送される連続シート状物(2)にペン先(3)を接触させてマークを記すための装置(1)であり、
前記連続シート状物(2)を巻き掛ける巻掛ロール(4)を備え、
前記ペン先(3)が、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)で、連続シート状物(2)が搬送される向きに対して0°以上60°以下の角度(θ)で、連続シート状物(2)に接触するように構成されている
ことを特徴とする連続シート状物マーキング装置(1)を提供するものである。図1に本発明の連続シート状物マーキング装置(1)の一例を模式的に示す。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1に示す連続シート状物マーキング装置(1)に基づき、本発明の装置を詳細に説明する。図1に示す連続シート状物マーキング装置(1)は、連続的に搬送される連続シート状物(2)にマークを記すための装置である。
【0008】
連続シート状物(2)としては、例えば合成樹脂の連続フィルムが挙げられ、具体的にはアクリル樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルムなどのオレフィン樹脂フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィルムなどのセルロース樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどのポリエステル樹脂フィルム、ポリカーボネートフィルムなどが例示される。かかる連続フィルムは、単独の合成樹脂フィルムからなる単層連続フィルムであってもよいし、2種以上の合成樹脂フィルムが積層された構成の多層連続フィルムであってもよい。
【0009】
多層連続フィルムとしては、例えばポリビニルアルコールフィルムの両面または片面にセルロース系樹脂フィルムが積層され、このポリビニルアルコールフィルムはヨウ素、二色性染料などの二色性色素が吸着配向されている直線偏光フィルムが挙げられる。また、この直線偏光フィルムの片面にポリカーボネートフィルムを延伸した位相差フィルムなどが積層された円偏光フィルムまたは楕円偏光フィルム、直線偏光フィルムの片面にポリエステル樹脂フィルムからなる直線偏光分離フィルムが積層された積層偏光フィルムなども挙げられる。ここで、直線偏光フィルムは、その吸収軸に対して平行な振動面の直線偏光光は吸収し、直交する振動面の直線偏光光はそのまま透過する光学素子である。位相差フィルムはその遅相軸に平行な振動面の直線偏光光と直交する振動面の直線偏光光との間に所定の位相差を与える光学素子である。直線偏光分離フィルムは、その反射軸に対して平行な振動面の直線偏光光はそのまま反射し、直交する振動面の直線偏光光はそのまま透過する光学素子である。
【0010】
連続シート状物は、両面または片面にポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、剥離紙などの離型シートが貼着されていてもよい。
【0011】
かかる連続シート状物(2)の厚みは通常50μm以上500μm以下である。幅は特に限定されるものではなく、例えば50cm以上200cm以下である。連続シート状物の長さは特に限定されるものではなく、例えば100m以上5000m以下である。
【0012】
かかる連続シート状物(2)は通常、原反ロール(5)から連続的に巻き出されて搬送される。連続シート状物(2)を連続的に搬送するには、例えば駆動装置(図示せず)によって駆動される巻取ロール(5)によって、原反ロール(6)から連続シート状物(2)を連続的に巻き出せばよい。また、ニップロール(7)によって連続的に巻き出してもよい。連続的に巻き出されることによって、連続シート状物(2)は、原反ロール(5)からニップロール(7)を経由して巻取ロール(6)に向けて連続的に搬送される。搬送速度は通常0.1m/分以上200m/分以下、好ましくは20m/分以下程度である。
【0013】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)は、かかる連続シート状物にペン先(3)を接触させて、マークを記す。ペン先(3)はインクを貯めるペン軸と一体となってマーカー(マーキングペン)(31)を構成している。ペン先(3)としては、連続シート状物を破損するおそれがない点で、比較的柔らかい材質のもの、例えばフェルト束からなるものが好ましく用いられる。フェルト束のペン先を有するマーカー(31)は、フェルトペンとして市販されている。かかるペン先(3)により記されるマークの線幅は、通常0.5mm以上5mm以下程度である。
【0014】
マーカー(31)は1本であってもよいし、2本以上の複数であってもよく、マークの目的に応じて適宜選択される。図2に示すように、複数のマーカー(31、31’)を連続シート状物(2)の幅方向に配置することで、互いに並行する複数のマークを連続シート状物に記すことができる。図2には12本のマーカーを記しているが、その中には連続シート状物(2)にペン先が連続シート状物に接触してマークを記しているマーカー(31)と、ペン先が連続シート状物(2)から離れていて、マークを記していないマーカー(31’)とがある。
【0015】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)は巻掛ロール(4)を備えている。巻掛ロール(4)は、表面がステンレス鋼などの金属材料またはゴムなどの高分子材料からなるロールである。かかる巻掛ロール(4)の径は通常10cm以上30cm以下、好ましくは20cm以下程度である。巻掛ロールは通常、連続シート状物によって自由に回転される自由回転ロールである。巻掛ロールの回転軸(40)は通常、水平である。
【0016】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)では、かかる巻掛ロール(4)に連続シート状物(2)を巻き掛ける。連続シート状物(2)の巻き掛けられた部分(21)の長さ(L21)は、搬送される連続シート状物(2)の種類、搬送速度、ペン先(3)の種類などに応じて適宜選択されるが、通常は5cm以上20cm以下程度、好ましくは10cm以上20cm以下程度である。連続シート状物(2)は、巻掛ロール(4)に巻き掛けられること搬送方向が変わり、図1では、原反ロール(6)から上下方向で上向きに搬送されてきた連続シート状物(2)が、左右方向で左向きに搬送されて、ニップロール(7)および巻取ロール(5)に向けて搬送されている。
【0017】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)では、かかる巻掛ロールに巻き掛けられた部分(21)で、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる。接触させる際にペン先(3)に加わる力は、通常7N以上10N以下、好ましくは8N以上9N以下である。7N未満であるとマークを記しにくくなる傾向にある。10Nを超える力で接触させると、連続シート状物にペン先の跡が付くおそれがある。
【0018】
ペン先(3)の向き(32)は、連続シート状物(2)が搬送される向き(22)に対して0°以上60°以下、好ましくは50°以下の角度(θ)である。0°未満では、マーカー(31)のペン先(3)以外の部分、例えばペン軸などが連続シート状物(2)に接触してしまうおそれがある。また60°を超えると、ペン先(3)が早期に磨耗したり、押し潰されるおそれがある。
【0019】
ペン先(3)を接触させることで、連続シート状物(2)にマークが記される。マークは、途中で途切れることなく連続的に記されてもよい。連続的にマークを記すには、連続シート状物(2)を搬送している間は、常にペン先(3)を連続シート状物に接触させておけばよい。
【0020】
また、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とを交互に繰り返すことで、断続的にマークを記してもよい。断続的なマークは、例えば連続シート状物の欠陥の位置を示すマークである。かかるマーク(23)は、例えば図3に示すように、検査用カメラなどの撮像手段(8)などよって連続シート状物(2)の欠陥を検知し、この撮像手段からの検知信号に基づいて、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物から離す動作とを交互に繰り返して、連続シート状物に記すことができる。本発明の連続シート状物マーキング装置(1)では、ペン先(3)が連続シート状物(2)に対して上記範囲の角度(θ)をなすように接触するので、ペン先(3)を接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とを交互に繰り返し行っても、ペン先(3)が早期に磨耗したり、押し潰されるおそれがない。
【0021】
ペン先(3)を接触させる動作と離す動作とを交互に繰り返すように構成するには、例えば図3に示すように、マーカー(31)の軸尻を回転中心(30)として、マーカーを回転動作させるように構成すればよい。回転動作によって、ペン先(3)は連続シート状物(2)に接触したり、連続シート状物(2)から離れる。図3においてマーカー(31)は、例えば圧縮空気や油圧で作動するアクチュエーター、電気で作動するソレノイド(図示せず)などで軸尻を回転中心として回転動作し、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とが交互に繰り返されるように構成されている。
【0022】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)によれば、巻掛ロール(4)に巻き掛けられながら連続的に搬送される連続シート状物(2)に、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)で、連続シート状物(2)が搬送される向き(22)に対して0°以上60°以下の角度(θ)でペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させて、連続シート状物(2)にマークを記すことができ、ペン先(3)がフェルト束のような比較的柔らかい材質のものでも、また、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とを交互に繰り返し行って断続的なマークを記しても、ペン先(3)が早期に磨耗したり、押し潰されるおそれなく、連続シート状物(2)にマーキングすることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明の連続シート状物マーキング装置によれば、ペン先が比較的柔らかい材質であっても、ペン先を早期に磨耗させたり、押し潰したりするおそれなく、連続的に搬送される連続シート状物に安定してマークを記すことができる。
【0024】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例によって限定されるものではない。
【0025】
実施例1
図1に示すように、回転軸が水平となるように配置され、ステンレス鋼製で直径15cmの巻掛ロール(4)とフェルトペン(31)とを備えた連続シート状物マーキング装置(1)を作成し、この巻掛ロール(4)に連続シート状物(2)を巻き掛けた。連続シート状物(2)は、鉛直方向下側から水平方向に搬送方向が90°変わるように巻き掛けた。連続シート状物(2)は、ヨウ素が吸着された厚み25μmのポリビニルアルコールフィルムの両面に、厚み80μmのトリアセチルセルロースフィルムを水溶性接着剤で積層した直線偏光フィルム(接着剤を含めた厚みは200μm)を用いた。連続シート状物(2)は原反ロール(6)から巻き出し、巻掛ロール(4)に巻き掛けた後、ニップロール(7)を経由して、巻取ロール(5)に巻き取った。原反ロール(6)から巻き出された連続シート状物(2)は、巻掛ロール(4)に至るまで間で検査用カメラ(8)で欠陥を検知した。
【0026】
フェルトペン〔寺西化学工業(株)製、商品名「マジックインキ(登録商標)No.700(極細)」、筆記線幅0.7mm〕(31)は、ペン先(3)がフェルト束であり、図3に示すように、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)でこのペン先(3)を連続シート状物(2)に接触できるようにした。フェルトペン(31)66本を連続シート状物(2)の幅方向に一列に配置した。ペン先(3)は、連続シート状物(2)に対して45°の角度(θ)で接触するようにした。連続シート状物に接触したときにペン先に加わる力は8N〜9Nの範囲であった。
【0027】
検査カメラ(8)から欠陥の存在を示す信号を受信すると、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させて欠陥を示すマーク(23)を連続シート状物に記し、マークを記した後は、ペン先(3)が連続シート状物(2)から離れるようにした。
【0028】
この装置(1)を用いて、500mの連続シート状物(2)の欠陥部分にマークを記したところ、いずれのペン先(3)も磨耗したり、押し潰されることがなかった。なお、最も使用頻度の高かったマーカー(31)は合計1000個のマークを記した。
【0029】
比較例1
ペン先(3)が、連続シート状物(2)に対して90°の角度(θ)をなすように配置されている以外は、実施例1と同様の装置を用いて、500mの連続シート状物の欠陥部分にマークを記したところ、ペン先(3)は押し潰されていた。また押し潰されたペン先によって余分のインクが連続シート状物に付着しており、連続シート状物にはこのインクによる汚れが多々見られた。なお、最も使用頻度の高かったマーカー(31)は合計200個のマーク(23)を記していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続シート状物マーキング装置を模式的に示す側面図である。
【図2】本発明の連続シート状物マーキング装置の一例を模式的に示す斜視図である。
【図3】ペン先の動作を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1:連続シート状物マーキング装置
2:連続シート状物 21:巻き掛けられた部分
L21:巻き掛けられた部分の長さ
22:連続シート状物が搬送される向き
23:マーク
3:ペン先(フェルト束) 31、31’:マーカー 32:ペン先の向き
4:巻掛ロール 40:巻掛ロールの回転中心
5:巻取ロール 6:原反ロール 7:ニップロール
8:撮像手段(検査用カメラ)
θ:連続シート状物に対するペン先の角度
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続シート状物マーキング装置に関し、詳しくは連続的に搬送される連続シート状物にペン先を接触させてマークを記すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂などからなる連続シート状物にマーキングするための装置として、特開2001−305070公報には、連続的に搬送される連続シート状物をガイドロールで案内しつつ、ガイドロール上で連続シート状物に対して垂直にペン先を接触させてマークを記す装置が開示されている。
【0003】
しかし、かかる従来の装置では、ペン先が早期に磨耗してマークを記せなくなったり、押し潰されて余分にインクが流出し連続シート状物を汚すという問題があった。この問題は、ペン先を連続シート状物に接触させる動作と、連続シート状物から離す動作とを交互に繰り返すことで断続的なマークを記す場合に顕著であった。
【0004】
かかる問題を解決するには、ペン先に硬い材質のものを用いればよいが、硬い材質のペン先を用いたのでは、連続シート状物が破れるおそれがある。また、ペン先を接触させる際の力を弱くすることも考えられるが、これでは連続的に搬送される連続シート状物にペン先が十分に接触できず、マークが不規則に途切れるそれもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、比較的柔らかい材質のペン先を用いても、このペン先を早期に磨耗させたり押し潰したりするおそれなく、連続シート状物に安定してマーキングができる連続シート状物マーキング装置を開発するべく鋭意検討した結果、連続シート状物を巻掛ロールに巻き掛けるとともに、この巻き掛けられた部分で、連続シート状物が搬送される向きに対して0°以上60°以下の角度でペン先を接触させると、ペン先が早期に磨耗したり押し潰されにくくなり、不規則に途切れることなく安定してマークを記せることを見出し、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、連続的に搬送される連続シート状物(2)にペン先(3)を接触させてマークを記すための装置(1)であり、
前記連続シート状物(2)を巻き掛ける巻掛ロール(4)を備え、
前記ペン先(3)が、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)で、連続シート状物(2)が搬送される向きに対して0°以上60°以下の角度(θ)で、連続シート状物(2)に接触するように構成されている
ことを特徴とする連続シート状物マーキング装置(1)を提供するものである。図1に本発明の連続シート状物マーキング装置(1)の一例を模式的に示す。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1に示す連続シート状物マーキング装置(1)に基づき、本発明の装置を詳細に説明する。図1に示す連続シート状物マーキング装置(1)は、連続的に搬送される連続シート状物(2)にマークを記すための装置である。
【0008】
連続シート状物(2)としては、例えば合成樹脂の連続フィルムが挙げられ、具体的にはアクリル樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルムなどのオレフィン樹脂フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィルムなどのセルロース樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどのポリエステル樹脂フィルム、ポリカーボネートフィルムなどが例示される。かかる連続フィルムは、単独の合成樹脂フィルムからなる単層連続フィルムであってもよいし、2種以上の合成樹脂フィルムが積層された構成の多層連続フィルムであってもよい。
【0009】
多層連続フィルムとしては、例えばポリビニルアルコールフィルムの両面または片面にセルロース系樹脂フィルムが積層され、このポリビニルアルコールフィルムはヨウ素、二色性染料などの二色性色素が吸着配向されている直線偏光フィルムが挙げられる。また、この直線偏光フィルムの片面にポリカーボネートフィルムを延伸した位相差フィルムなどが積層された円偏光フィルムまたは楕円偏光フィルム、直線偏光フィルムの片面にポリエステル樹脂フィルムからなる直線偏光分離フィルムが積層された積層偏光フィルムなども挙げられる。ここで、直線偏光フィルムは、その吸収軸に対して平行な振動面の直線偏光光は吸収し、直交する振動面の直線偏光光はそのまま透過する光学素子である。位相差フィルムはその遅相軸に平行な振動面の直線偏光光と直交する振動面の直線偏光光との間に所定の位相差を与える光学素子である。直線偏光分離フィルムは、その反射軸に対して平行な振動面の直線偏光光はそのまま反射し、直交する振動面の直線偏光光はそのまま透過する光学素子である。
【0010】
連続シート状物は、両面または片面にポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、剥離紙などの離型シートが貼着されていてもよい。
【0011】
かかる連続シート状物(2)の厚みは通常50μm以上500μm以下である。幅は特に限定されるものではなく、例えば50cm以上200cm以下である。連続シート状物の長さは特に限定されるものではなく、例えば100m以上5000m以下である。
【0012】
かかる連続シート状物(2)は通常、原反ロール(5)から連続的に巻き出されて搬送される。連続シート状物(2)を連続的に搬送するには、例えば駆動装置(図示せず)によって駆動される巻取ロール(5)によって、原反ロール(6)から連続シート状物(2)を連続的に巻き出せばよい。また、ニップロール(7)によって連続的に巻き出してもよい。連続的に巻き出されることによって、連続シート状物(2)は、原反ロール(5)からニップロール(7)を経由して巻取ロール(6)に向けて連続的に搬送される。搬送速度は通常0.1m/分以上200m/分以下、好ましくは20m/分以下程度である。
【0013】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)は、かかる連続シート状物にペン先(3)を接触させて、マークを記す。ペン先(3)はインクを貯めるペン軸と一体となってマーカー(マーキングペン)(31)を構成している。ペン先(3)としては、連続シート状物を破損するおそれがない点で、比較的柔らかい材質のもの、例えばフェルト束からなるものが好ましく用いられる。フェルト束のペン先を有するマーカー(31)は、フェルトペンとして市販されている。かかるペン先(3)により記されるマークの線幅は、通常0.5mm以上5mm以下程度である。
【0014】
マーカー(31)は1本であってもよいし、2本以上の複数であってもよく、マークの目的に応じて適宜選択される。図2に示すように、複数のマーカー(31、31’)を連続シート状物(2)の幅方向に配置することで、互いに並行する複数のマークを連続シート状物に記すことができる。図2には12本のマーカーを記しているが、その中には連続シート状物(2)にペン先が連続シート状物に接触してマークを記しているマーカー(31)と、ペン先が連続シート状物(2)から離れていて、マークを記していないマーカー(31’)とがある。
【0015】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)は巻掛ロール(4)を備えている。巻掛ロール(4)は、表面がステンレス鋼などの金属材料またはゴムなどの高分子材料からなるロールである。かかる巻掛ロール(4)の径は通常10cm以上30cm以下、好ましくは20cm以下程度である。巻掛ロールは通常、連続シート状物によって自由に回転される自由回転ロールである。巻掛ロールの回転軸(40)は通常、水平である。
【0016】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)では、かかる巻掛ロール(4)に連続シート状物(2)を巻き掛ける。連続シート状物(2)の巻き掛けられた部分(21)の長さ(L21)は、搬送される連続シート状物(2)の種類、搬送速度、ペン先(3)の種類などに応じて適宜選択されるが、通常は5cm以上20cm以下程度、好ましくは10cm以上20cm以下程度である。連続シート状物(2)は、巻掛ロール(4)に巻き掛けられること搬送方向が変わり、図1では、原反ロール(6)から上下方向で上向きに搬送されてきた連続シート状物(2)が、左右方向で左向きに搬送されて、ニップロール(7)および巻取ロール(5)に向けて搬送されている。
【0017】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)では、かかる巻掛ロールに巻き掛けられた部分(21)で、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる。接触させる際にペン先(3)に加わる力は、通常7N以上10N以下、好ましくは8N以上9N以下である。7N未満であるとマークを記しにくくなる傾向にある。10Nを超える力で接触させると、連続シート状物にペン先の跡が付くおそれがある。
【0018】
ペン先(3)の向き(32)は、連続シート状物(2)が搬送される向き(22)に対して0°以上60°以下、好ましくは50°以下の角度(θ)である。0°未満では、マーカー(31)のペン先(3)以外の部分、例えばペン軸などが連続シート状物(2)に接触してしまうおそれがある。また60°を超えると、ペン先(3)が早期に磨耗したり、押し潰されるおそれがある。
【0019】
ペン先(3)を接触させることで、連続シート状物(2)にマークが記される。マークは、途中で途切れることなく連続的に記されてもよい。連続的にマークを記すには、連続シート状物(2)を搬送している間は、常にペン先(3)を連続シート状物に接触させておけばよい。
【0020】
また、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とを交互に繰り返すことで、断続的にマークを記してもよい。断続的なマークは、例えば連続シート状物の欠陥の位置を示すマークである。かかるマーク(23)は、例えば図3に示すように、検査用カメラなどの撮像手段(8)などよって連続シート状物(2)の欠陥を検知し、この撮像手段からの検知信号に基づいて、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物から離す動作とを交互に繰り返して、連続シート状物に記すことができる。本発明の連続シート状物マーキング装置(1)では、ペン先(3)が連続シート状物(2)に対して上記範囲の角度(θ)をなすように接触するので、ペン先(3)を接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とを交互に繰り返し行っても、ペン先(3)が早期に磨耗したり、押し潰されるおそれがない。
【0021】
ペン先(3)を接触させる動作と離す動作とを交互に繰り返すように構成するには、例えば図3に示すように、マーカー(31)の軸尻を回転中心(30)として、マーカーを回転動作させるように構成すればよい。回転動作によって、ペン先(3)は連続シート状物(2)に接触したり、連続シート状物(2)から離れる。図3においてマーカー(31)は、例えば圧縮空気や油圧で作動するアクチュエーター、電気で作動するソレノイド(図示せず)などで軸尻を回転中心として回転動作し、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とが交互に繰り返されるように構成されている。
【0022】
本発明の連続シート状物マーキング装置(1)によれば、巻掛ロール(4)に巻き掛けられながら連続的に搬送される連続シート状物(2)に、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)で、連続シート状物(2)が搬送される向き(22)に対して0°以上60°以下の角度(θ)でペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させて、連続シート状物(2)にマークを記すことができ、ペン先(3)がフェルト束のような比較的柔らかい材質のものでも、また、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させる動作と、連続シート状物(2)から離す動作とを交互に繰り返し行って断続的なマークを記しても、ペン先(3)が早期に磨耗したり、押し潰されるおそれなく、連続シート状物(2)にマーキングすることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明の連続シート状物マーキング装置によれば、ペン先が比較的柔らかい材質であっても、ペン先を早期に磨耗させたり、押し潰したりするおそれなく、連続的に搬送される連続シート状物に安定してマークを記すことができる。
【0024】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例によって限定されるものではない。
【0025】
実施例1
図1に示すように、回転軸が水平となるように配置され、ステンレス鋼製で直径15cmの巻掛ロール(4)とフェルトペン(31)とを備えた連続シート状物マーキング装置(1)を作成し、この巻掛ロール(4)に連続シート状物(2)を巻き掛けた。連続シート状物(2)は、鉛直方向下側から水平方向に搬送方向が90°変わるように巻き掛けた。連続シート状物(2)は、ヨウ素が吸着された厚み25μmのポリビニルアルコールフィルムの両面に、厚み80μmのトリアセチルセルロースフィルムを水溶性接着剤で積層した直線偏光フィルム(接着剤を含めた厚みは200μm)を用いた。連続シート状物(2)は原反ロール(6)から巻き出し、巻掛ロール(4)に巻き掛けた後、ニップロール(7)を経由して、巻取ロール(5)に巻き取った。原反ロール(6)から巻き出された連続シート状物(2)は、巻掛ロール(4)に至るまで間で検査用カメラ(8)で欠陥を検知した。
【0026】
フェルトペン〔寺西化学工業(株)製、商品名「マジックインキ(登録商標)No.700(極細)」、筆記線幅0.7mm〕(31)は、ペン先(3)がフェルト束であり、図3に示すように、巻掛ロール(4)に巻き掛けられた部分(21)でこのペン先(3)を連続シート状物(2)に接触できるようにした。フェルトペン(31)66本を連続シート状物(2)の幅方向に一列に配置した。ペン先(3)は、連続シート状物(2)に対して45°の角度(θ)で接触するようにした。連続シート状物に接触したときにペン先に加わる力は8N〜9Nの範囲であった。
【0027】
検査カメラ(8)から欠陥の存在を示す信号を受信すると、ペン先(3)を連続シート状物(2)に接触させて欠陥を示すマーク(23)を連続シート状物に記し、マークを記した後は、ペン先(3)が連続シート状物(2)から離れるようにした。
【0028】
この装置(1)を用いて、500mの連続シート状物(2)の欠陥部分にマークを記したところ、いずれのペン先(3)も磨耗したり、押し潰されることがなかった。なお、最も使用頻度の高かったマーカー(31)は合計1000個のマークを記した。
【0029】
比較例1
ペン先(3)が、連続シート状物(2)に対して90°の角度(θ)をなすように配置されている以外は、実施例1と同様の装置を用いて、500mの連続シート状物の欠陥部分にマークを記したところ、ペン先(3)は押し潰されていた。また押し潰されたペン先によって余分のインクが連続シート状物に付着しており、連続シート状物にはこのインクによる汚れが多々見られた。なお、最も使用頻度の高かったマーカー(31)は合計200個のマーク(23)を記していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続シート状物マーキング装置を模式的に示す側面図である。
【図2】本発明の連続シート状物マーキング装置の一例を模式的に示す斜視図である。
【図3】ペン先の動作を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1:連続シート状物マーキング装置
2:連続シート状物 21:巻き掛けられた部分
L21:巻き掛けられた部分の長さ
22:連続シート状物が搬送される向き
23:マーク
3:ペン先(フェルト束) 31、31’:マーカー 32:ペン先の向き
4:巻掛ロール 40:巻掛ロールの回転中心
5:巻取ロール 6:原反ロール 7:ニップロール
8:撮像手段(検査用カメラ)
θ:連続シート状物に対するペン先の角度
Claims (6)
- 連続的に搬送される連続シート状物にペン先を接触させてマークを記すための装置であり、前記連続シート状物を巻き掛ける巻掛ロールを備え、前記ペン先が、巻掛ロールに巻き掛けられた部分で、連続シート状物が搬送される向きに対して0°以上60°以下の角度で、連続シート状物に接触するように構成されていることを特徴とする連続シート状物マーキング装置。
- ペン先がフェルト束からなるペン先である請求項1に記載の連続シート状物マーキング装置。
- ペン先を連続シート状物に接触させる動作と、連続シート状物から離す動作とを交互に繰り返すことで断続的なマークを記すように構成されている請求項1または請求項2に記載の連続シート状物マーキング装置。
- 巻掛ロールに巻き掛けられながら連続的に搬送される連続シート状物に、ペン先を、巻掛ロールに巻き掛けられた部分で、連続シート状物が搬送される向きに対して0°以上60°以下の角度で接触させて、連続シート状物にマークを記すことを特徴とする連続シート状物へのマーキング方法。
- ペン先がフェルト束からなるペン先である請求項4に記載のマーキング方法。
- ペン先を連続シート状物に接触させる動作と、連続シート状物から離す動作とを交互に繰り返すことで、断続的なマークを記す請求項4または請求項5に記載のマーキング方法。
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