JP2004037211A - シャシダイナモメータ - Google Patents

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JP2004037211A
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Hiroyuki Hashimoto
橋本 洋之
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】専有スペース及び設備コストの増大を招くことなく、4輪駆動車等の多軸駆動車を含めた多種の車両の特性評価試験に対応できるようにする。
【解決手段】基台2上に、負荷ローラ3、フライホイール装置4及び負荷装置5を同軸に並べて搭載して負荷ユニット1をコンパクトに構成する。このような負荷ユニット1複数個を、負荷ローラ3、フライホイール装置4及び負荷装置5の並び方向と略直交する方向に並設し、夫々の負荷ユニット1の負荷ローラ3に被検車両の駆動車輪を転接させ、夫々の駆動車輪に、各別の負荷ユニット1に搭載されたフライホイール装置4により慣性を付与し、同じく負荷装置5により回転負荷を加えて特性評価試験を実施する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の車両の駆動特性を含めた特性評価試験の実施に使用されるシャシダイナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車、トラック等の車両の駆動特性を含めた特性評価試験は、実際に路上を走行させて行うのが望ましいが、このような試験には、専用の走行コースと多大の時間とを必要とする上、排気ガス分析等、走行状態での測定が難しい試験項目を含むことから、一般的には、室内において走行状態を模擬するシャシダイナモメータを用いて行われることが多い。
【0003】
このように用いられるシャシダイナモメータは、例えば、実公平6−7351号公報等に開示されている如く、試験対象となる車両の駆動車輪に転接せしめられ、該駆動車輪からの接線力伝動により回転する負荷ローラと、該負荷ローラに回転負荷を加える負荷装置と、同じく慣性を付与するフライホイール装置とを備えて構成されている。
【0004】
前記負荷装置は、走行状態に応じて変化する回転負荷を前記負荷ローラを介して駆動車輪に加える作用をなすものであり、電気動力計、水動力計等、広範囲での負荷の調整と、加えられる負荷の測定とが可能に構成され、前記負荷ローラに直結、又は電磁クラッチ等のクラッチを介して連結されている。また前記フライホイール装置は、被検車両の総重量に相当する慣性を前記負荷ローラを介して駆動車輪に付与する作用をなすものであり、前記負荷ローラに連結された回転軸に、これと共に回転する大径の慣性円板を取付けて構成されている。
【0005】
このように構成されたシャシダイナモメータは、走行不可に拘束した被検車両の駆動車輪を負荷ローラに転接せしめ、前記駆動車輪により回転駆動される負荷ローラに、フライホイール装置により被検車両に慣性を付与し、また負荷装置により、路上走行中の種々の状態を模擬する回転負荷を作用させて用いられる。このとき、夫々の状態での負荷シミュレーション(模倣)により被検車両の駆動特性の評価が行え、また各状態での排気ガスの分析を含めた総合的な特性評価が行える。
【0006】
さて、以上の如きシャシダイナモメータの多くは、自動車の製造工場等のメーカサイドにおいて、完成車両の詳細な特性評価試験に用いることを前提として構成されているが、近年においては、車検場、自動車整備工場においても、シャシダイナモメータを用いた特性評価試験の実施が切望されており、このような用途に用いられるシャシダイナモメータにおいては、専有スペース及び設備コストの制約が存在するため、負荷装置及びフライホイール装置の小型化及び構成の簡素化を図る必要がある。
【0007】
本願出願人による特開平10−325782号公報には、駆動車輪に転接する負荷ローラの回転を増速する増速機を設け、この増速機の出力側にフライホイール装置を連結して、小径の慣性円板により所望の慣性が付与されるようにし、フライホイール装置の小型化を図ると共に、前記負荷装置として、高コストであると共に大嵩となる電気動力計又は水動力計に代えて、低コストであり小型化が可能な油圧作動式のブレーキを用い、該ブレーキの発生負荷を検出する構成としたシャシダイナモメータが開示されている。
【0008】
更に本願出願人による特開2000−266641号公報には、負荷ローラを左右の駆動車輪に各別に転接させるための2つのローラに分割構成し、これらのローラの間にフライホイール装置を配設して、更なる専有スペースの削減を図ったシャシダイナモメータが開示されており、これらの構成によれば、専有スペース及び設備コストの大幅な削減を図ることができ、前述した車検場、自動車整備工場等の小規模施設への設置に好適なシャシダイナモメータを提供することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが一方、車検場及び自動車整備工場に設置されるシャシダイナモメータにおいては、多くの種類の被検車両を対象とする必要があり、4輪駆動車、トラック等、前後に並ぶ複数組の駆動車輪を備える多軸駆動車を対象とする場合、負荷装置及びフライホイール装置が前述の如く付設された負荷ローラを、被検車両のサイズ(ホイールベース)に合わせて複数組備える必要がある。
【0010】
4輪駆動車を対象とするシャシダイナモメータは、特開平10−19739号公報に開示されている。このシャシダイナモメータは、前輪用の負荷ローラと後輪用の負荷ローラとを備え、一方の負荷ローラを他方の負荷ローラに対して接離移動させることにより、ホイールベースが異なる複数種の車両に対応し得るようにしている。
【0011】
ところが、このシャシダイナモメータは、完成車両の特性評価試験に用いることを前提として構成され、移動可能な負荷ローラには、これと別体に構成された移動ベース上に固定支持された大嵩のフライホイール装置及び負荷装置が連結されており、これらを含めた装置全体の専有スペース及び設備コストの削減要求に応え得ないという問題がある。
【0012】
また、フライホイール装置及び負荷装置を支持する移動ベースを前記負荷ローラと同期して移動させる構成となっており、この移動手段の構成が複雑となり、設備コストの更なる上昇を招くという問題がある。
【0013】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、専有スペース及び設備コストの増大を招くことなく、4輪駆動車等の多軸駆動車を含めた多種の車両の特性評価試験に対応することができ、車検場、自動車整備工場等の小規模施設への設置に好適なシャシダイナモメータを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明に係るシャシダイナモメータは、被検車両の駆動車輪に転接し、該駆動車輪からの接線力伝動に応じて回転する負荷ローラと、該負荷ローラに回転負荷を加える負荷装置と、前記負荷ローラに前記被検車両の総重量に相当する慣性を付与するフライホイール装置とを備えるシャシダイナモメータにおいて、前記負荷ローラ、負荷装置及びフライホイール装置を共通の基台上に同軸に並べて搭載してなる負荷ユニットを、前記負荷ローラ、負荷装置及びフライホイール装置の並び方向と略直交する方向に複数並設してあることを特徴とする。
【0015】
本発明においては、負荷ローラ、負荷装置及びフライホイール装置を同軸に並べてコンパクトに構成された負荷ユニットを複数並べ、各負荷ユニットの負荷ローラに駆動車輪を各別に転接させることにより、4輪駆動車等の多軸駆動車を含めた車両の特性評価試験を可能とする。
【0016】
また第2発明に係るシャシダイナモメータは、第1発明における複数の負荷ユニットの一部又は全部を、これらの並設の方向に移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
【0017】
この発明においては、移動手段の動作により負荷ユニットを相互に接離移動させ、夫々の負荷ローラ間の間隔を変更して、ホイールベースが異なる被検車両の駆動車輪への負荷ローラの転接を可能とし、多種の被検車両の特性評価試験を可能とする。
【0018】
また第3発明に係るシャシダイナモメータは、第1発明又は第2発明における負荷ローラの一側に同軸的に連結され、該負荷ローラを空転させるモータと、該モータの回転トルクに基づいて前記負荷ローラ及びフライホイール装置を含む機械系の損失トルクを求める手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
この発明においては、負荷ローラを、これに連結されたモータからの伝動により空転させ、この時必要な回転トルクの検出結果に基づいて機械系の損失トルク(メカニカルロス)を求め、この結果を特性評価試験の補正に利用して試験精度の向上を図る。
【0020】
また第4発明に係るシャシダイナモメータは、第3発明におけるモータが、回転速度の変更が可能なモータであることを特徴とする。
【0021】
この発明においては、負荷ローラの空転をモータの回転速度を変更して実施し、損失トルクの検出精度を高め、また被検車両のスピードメータの校正等の他の目的にも用い得るようにする。
【0022】
また第5発明に係るシャシダイナモメータは、第1〜第4発明におけるフライホイール装置が、前記フライホイール装置は、被検車両の総重量に相当する総慣性を有する3枚の慣性円板を備え、該慣性円板は、前記負荷ローラからの入力により回転する回転軸に固定され、前記総慣性の1/4相当の慣性を有する固定慣性円板と、前記回転軸に係断可能に取付けられ、前記総慣性の1/4相当、1/2相当の慣性を夫々有する浮動慣性円板とからなることを特徴とする。
【0023】
この発明においては、2枚の浮動慣性円板を選択的に係合し、1枚の固定慣性円板との組み合わせにより、被検車両の総重量に相当する慣性を負荷ローラに加えて、種々の慣性条件下での特性評価試験を可能とする。
【0024】
更に、第6発明に係るシャシダイナモメータは、第5発明における2枚の浮動慣性円板を各別に制動するブレーキ装置を備えることを特徴とする。
【0025】
この発明においては、フライホイール装置の回転軸から切り離された2枚の浮動慣性円板を、各別のブレーキ装置の制動動作により速やかに停止させ、短周期での係断の繰返しを可能として、浮動慣性円板の係断のために設けた電磁爪クラッチ等の係断手段の保全に対応可能とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るシャシダイナモメータの全体構成を示す平面図、図2は、同じく側面図であり、図1の左側から見た図としてある。これらの図に示す如く、本発明に係るシャシダイナモメータは、床面F下に所定の深さを有して形成されたピットPの内部に、複数(図においては3つ)の負荷ユニット1,1…を並設して構成されている。
【0027】
図3は、一つの負荷ユニット1を拡大して示す図1の III−III 線による矢視図である。本図に示す如く負荷ユニット1は、共通の基台2の上部に、負荷ローラ3、フライホイール装置4、負荷装置5及びメカニカルロス計測用のモータ6を同軸上に並べて搭載した構成となっている。
【0028】
負荷ローラ3は、同径の円筒形をなす2つのローラ30,30に分割構成されており、これらのローラ30,30は、基台2の略中央に固設されたフライホイール装置4の両側に突出する中空の入力軸40,40(図4参照)の端部に夫々同軸的に連結されている。前記ローラ30,30の上部は、前記ピットPの上部を床面Fと略面一をなして覆う踏板A(図2、図8参照)に設けられた開口から露出させてある。また両ローラ30,30の並設間隔は、試験対象となる被検車両の右側の駆動車輪Wに一方が、同じく左側の駆動車輪Wに他方が、夫々の露出部を介して転接するように設定してあり、これらのローラ30,30は、前記駆動車輪W,Wからの接線力伝動により回転するようになしてある。
【0029】
図4は、フライホイール装置4の内部構成を示す正面から見た断面図である。図示の如くフライホイール装置4は、基台2上に固設されたハウジング42の内部に回転自在に支持された回転軸41を備えており、該回転軸41には、1枚の固定慣性円板43と、2枚の浮動慣性円板44,45とが取付けられている。固定慣性円板43は、前記回転軸41に同軸的に外嵌固定されており、該回転軸41と常時一体回転するようになしてある。また2枚の浮動慣性円板44,45は、夫々の一側に付設されたクラッチ46,47と共に前記回転軸41に同軸的に外嵌されており、各別のクラッチ46,47の動作により前記回転軸41と選択的に係合され、該回転軸41と一体回転するようになしてある。以上の如き固定慣性円板43及び浮動慣性円板44,45は、互いに同径であり、一方の浮動慣性円板44は、固定慣性円板43と等しい厚さを、他方の浮動慣性円板45は、固定慣性円板43の2倍の厚さを有している。
【0030】
前記クラッチ46,47は、励磁電流の給電に応じて滑りを伴わずに係合動作をなす電磁爪クラッチとしてあり、これらのクラッチ46,47の選択的な係断によりフライホイール装置4の回転軸41には、2枚の浮動慣性円板44,45と1枚の固定慣性円板43との組み合わせに応じた4種類の慣性が付与される。ここで、浮動慣性円板44は固定慣性円板43と等しい厚さを有し、また浮動慣性円板45は固定慣性円板43の2倍の厚さを有しており、これらの厚さは夫々の慣性に比例するから、固定慣性円板43の慣性をJとした場合、前記クラッチ46,47の係断により前記回転軸41に付与される慣性は、J,2J,3J,4Jの4種類となり、フライホイール装置4による付与慣性を適宜に設定することができる。
【0031】
このような回転軸41の両端部は、ハウジング42の両側に連設されたギヤハウジング74,74内に組み込まれた遊星歯車増速機7,7に連結されている。遊星歯車増速機7は、前記回転軸41の端部に同軸的に連結されたサンギヤ70と、該サンギヤ70と軸長方向に整合するようにギヤハウジング74の内部に嵌着固定され、その内周に歯を備える円環形のリングギヤ71と、該リングギヤ71と前記サンギヤ70との間に等配され、両ギヤに噛合する複数の遊星ギヤ72,72…と、これらの遊星ギヤ72,72…を各別の軸回りに回転自在に支持し、前記回転軸41と同軸上にて公転するキャリア73とを備え、キャリア73への入力をサンギヤ70からの増速出力として取り出す公知の構成を有している。
【0032】
前述の如く負荷ローラ3を構成するローラ30,30が連結されたフライホイール装置4の中空の入力軸40,40は、ハウジング42の内部において、夫々の側の遊星歯車増速機7の前記キャリア73に同軸的に外嵌固定されている。
【0033】
以上の構成により前記ローラ30,30の回転は、入力軸40,40を介して夫々の側の遊星歯車増速機7,7に入力され、この回転により前記キャリア73.73が回転し、該キャリア73,73に支持された各複数の遊星ギヤ72,72…が、前記キャリア73と共に公転しつつ、内外に噛合するサンギヤ70とリングギヤ71との間にて夫々の軸回りに自転する。
【0034】
このとき、前記サンギヤ70に連結された回転軸41は、入力軸40,40の数倍の増速比にて増速回転することとなり、前述の如く、浮動慣性円板44,45の係断に応じて前記回転軸41に付与される4種類の慣性が前記増速比の二乗に増幅されて入力軸40,40に伝わり、負荷ローラ3を構成するローラ30,30、及びこれらに転接する被検車両の駆動車輪W,Wに付与される。
【0035】
以上の如く構成されたフライホイール装置4には、前記浮動慣性円板44,45を各別に制動するブレーキ装置9が組み込まれている。図4に示す如くブレーキ装置9は、浮動慣性円板44,45の間に位置してハウジング42の内周壁に固定支持されたシリンダブロック90と、該シリンダブロック90の浮動慣性円板44,45と対向する部位に、前記回転軸41と略平行をなして貫通形成されたシリンダ室91と、該シリンダ室91内に摺動自在に嵌挿されたピストンロッド92,93とを備え、シリンダ室91の両側から外部に突出し、浮動慣性円板44,45の側面に夫々対向するピストンロッド92,93の端面にブレーキシュー94,95を被着して構成されている。
【0036】
前記シリンダ室91は、図示しない油圧源に接続され、該油圧源から油圧が給排されるようになしてある。この油圧は、ピストンロッド92,93の夫々を外向きに押し出し、ブレーキシュー94,95を介して浮動慣性円板44,45に各別に押し付ける作用をなす。ブレーキシュー94.95は、高摩擦係数を有する材料からなるシートであり、これらの押し付けにより浮動慣性円板44,45に制動力が加えられる。
【0037】
以上の如きブレーキ装置9による制動は、クラッチ46,47の遮断により回転軸41との連結を絶った浮動慣性円板44,45に対し、これらの支持ベアリングのドラッグトルクによる慣性回転を停止させるべく行われる。これにより、被検車両の運転終了後に生じる浮動慣性円板44,45の不要な空回りを速やかに停止させることができ、前記クラッチ46,47の破損、具体的には、係合用の爪の欠損を防止することができる。
【0038】
負荷装置5は、前記特開平10−325782号公報及び特開2000−266641号公報に開示されたシャシダイナモメータに使用されている負荷装置と同様、ハウジング50とこれの内部に回動自在に支承された回転軸とを備え、該回転軸の外側に回転を拘束されて同軸的に取り付けた多数枚の回転制動板と、前記ハウジング50の内側に同様に取り付けた多数枚の固定制動板とを、ハウジング50内に封入された油を介して交互に積層重合させ、これらを油圧により動作する作動シリンダにより相互に押し付けて、前記回転軸に制動トルクを加える構成とした油圧作動式の湿式多板ブレーキであり、これと一体化された支持台20と共に、負荷ローラ3を構成する2つのローラ30,30の並設方向一側に位置して基台2の上部に固定支持されている。
【0039】
以上の如き負荷装置5の回転軸は、ハウジング50の一側に突設され、カップリング51、中空の連結軸52、及びレバー操作式のドグクラッチ8を介して同側のローラ30に同軸的に連結されている。図5及び図6は、ドグクラッチ8の構成部分近傍の拡大図、図7は、同じく横断面図である。
【0040】
これらの図に示す如くドグクラッチ8は、前記連結軸52及びローラ30の突き合わせ部に夫々固定された同径のクラッチ板80,81と、これらの外周に軸長方向への移動自在に嵌挿された円筒形のクラッチシフタ82と、基台2の該当部位に下端を枢支された操作レバー83と、該操作レバー83の中途に取付けられた半円形のシフトフォーク84とを備えている。操作レバー83の上部は、基台2に立設された適長の支持脚85の上端に固定支持されたガイド板86に係合され、該ガイド板86から更に上方に延びる操作レバー83の上端に球形の把持部が設けられている。
【0041】
前記ガイド板86は、下端を枢軸とする前記操作レバー83の揺動操作を案内すべく設けてある。図6の上部には、上方から見たガイド板86の平面図が示されており、ガイド板86には、クラッチシフタ82に接離する方向に延びる長辺と、該長辺の両端に前記ローラ30、即ち、負荷ローラ3から離れる向きに連設された短辺とを備えるコの字形のガイド孔87が形成されている。前記操作レバー83は、このようなガイド孔87に挿通されており、前記長辺に沿う方向への揺動操作と、夫々の揺動端においてガイド孔87の短辺に沿う揺動操作とが可能としてある。
【0042】
図7には、操作レバー83がクラッチシフタ82に近付く向きに揺動操作された状態が実線により示され、同じく離れる向きに揺動操作された状態が2点鎖線により示されている。このような操作レバー83の中途の前記シフトフォーク84は、クラッチシフタ82に対応する高さ位置に取付けられており、操作レバー83が実線にて示す操作位置にあるとき、クラッチシフタ82の外周に周設された係合溝 82aに係合し、2点鎖線により示す位置に揺動操作されたとき、クラッチシフタ82から離反して前記係合溝 82aから外れるようになしてある。
【0043】
更にクラッチシフタ82は、以上の如きシフトフォーク84の係合下にて前記ガイド孔87の短辺に沿って操作レバー83を揺動操作することにより、前記短辺に沿う方向、即ち、前記ローラ30に接離する方向に移動せしめられる。図5には、クラッチシフタ82がローラ30に接近した状態が、図6には、同じく離反した状態が夫々示されている。
【0044】
クラッチシフタ82の内周面と、これが外嵌されたクラッチ板80,81の外周面とには、相互に噛合可能な係合歯が設けてあり、図5に示す位置(係合位置)にあるクラッチシフタ82は、両クラッチ板80,81間に架け渡され、前記係合歯の係合により両クラッチ板80,81を介して連結軸52とローラ30とが連結される。一方、図6に示す位置(遮断位置)にあるクラッチシフタ82は、ローラ30の側のクラッチ板81から外れ、連結軸52とローラ30との連結が遮断される。このようにして前記連結軸52と前記ローラ30とが、即ち、負荷装置5と負荷ローラ3とが係断される。
【0045】
前記ガイド板86には、長縁に沿って開閉自在に蝶番止めされた牽制板88が取付けてあり、該牽制板88を閉止してガイド板86に重ねた場合、前記ガイド孔87は両短辺の先端部を除いて塞がれ、操作レバー83によるドグクラッチ8の係断操作をなし得なくなるようにしてある。この構成により、本来係断操作が不要なメカニカルロス計測運転中に誤ったクラッチ操作がなされることを防止することができる。
【0046】
以上の如くドグクラッチ8が係合された場合、負荷装置5の回転軸51に加わる制動トルクが、連結軸52及びドグクラッチ8を介して負荷ローラ3に伝えられ、該負荷ローラ3に転接する被検車両の駆動車輪W,Wに回転負荷として加えられる。この回転負荷は、前記負荷装置5の作動シリンダへの導入油圧の制御により適宜に変更可能であり、前記ハウジング50の外側に突設された所定長さの支持アーム53(図1参照)の先端の支持荷重を媒介として検出することができる。
【0047】
またメカニカルロス計測用の前記モータ6は、負荷ローラ3を構成する2つのローラ30,30の並設方向他側に位置して基台2に架設されたモータ台21の上部に固定支持されており、該モータ6の出力軸は、トルク検出器60及び電磁クラッチ61を介して同側のローラ30に同軸的に連結されている。
【0048】
以上の如きモータ6の回転力は、電磁クラッチ61の係合下にて負荷ローラ3に伝達され、該負荷ローラ3が回転駆動される。このようなモータ6による負荷ローラ3の回転駆動は、被検車両の駆動車輪W,Wが転接されておらず、またドグクラッチ8の遮断により負荷装置5から切り離された状態にある負荷ローラ3を空転せしめるべく行われる。このときの前記トルク検出器60の検出トルクに基づいて前記負荷ローラ3及びフライホイール装置4を含めた機械系の損失トルクを知ることができる。なお前記モータ6としては、インバータを介しての給電により駆動されるインバータモータ、定トルク制御付きのAC又はDCサーボモータ等、回転速度を可変に調節可能なモータを使用するのが望ましい。
【0049】
以上の如く構成された負荷ユニット1は、4輪駆動車のような多軸駆動車の特性評価試験に対応するために、前後に並ぶ複数の駆動車輪に対応させるべく前述の如く3つ用意され、図1に示す如く、前記ピットPの底面に敷設された一対のガイドレールR,R上に、夫々の負荷ローラ3、フライホイール装置4、負荷装置5及び校正用のモータ6の並設方向が略平行をなすように横架されている。
【0050】
3つの負荷ユニット1,1,1のうち、中央に位置する負荷ユニット1は、前記ガイドレールR上に固定支持されており、他の2つの負荷ユニット1,1は、図2に示す如く、夫々の基台2の底面に設けたスライダ22,22…をガイドレールRに係合させて、該ガイドレールRに沿って移動自在に支持されている。
【0051】
これらの負荷ユニット1,1のうち、中央の負荷ユニット1及び一側の負荷ユニット1は、夫々の基台2の一部に前記ガイドレールRと平行をなして固定支持され、例えば、油圧ロックシリンダを用いてなる接離シリンダ23,24を備えており、中央の負荷ユニット1の接離シリンダ23の出力ロッドは、該負荷ユニット1に接近して位置する他側の負荷ユニット1の基台2に連結され、また左側の負荷ユニット1の接離シリンダ24の出力ロッドは、ガイドレールRの中途に固設された固定ブラケット25に連結されている。
【0052】
以上の構成により両側の負荷ユニット1,1は、前記接離シリンダ23,24を進退動作させることによりガイドレールR,Rに沿って移動せしめられ、固定された中央の負荷ユニット1に対して接離させることができる。このような接離移動は、4輪駆動車のような多軸駆動車の特性評価試験の実施に当り、夫々の負荷ローラ3,3,3の間隔を前後に並ぶ駆動車輪の間隔に合わせるべく行われる。
【0053】
図8は、本発明に係るシャシダイナモメータによる多軸駆動車の特性評価試験の実施状態の説明図である。図8(a)は、車体の前後に駆動車輪W1 ,W2 を備える4輪駆動車に対する特性評価試験の実施状態を示している。この試験は、中央の負荷ユニット1と一側の負荷ユニット1とを用い、図示の如く、これらの負荷ユニット1,1の負荷ローラ3,3の間隔を前後の駆動車輪W1 ,W2 の間隔(ホイールベース)に合わせておき、前駆動車輪W1 を一方の負荷ローラ3に転接せしめ、後駆動車輪W2 を他方の負荷ローラ3に転接せしめて行われる。なお、前駆動車輪W1 及び後駆動車輪W2 は、左右に各一対備えられており、これらを各別の負荷ローラ3を構成するローラ30,30に転接させることは前述した如くである。
【0054】
図8(b)は、車体の前部に駆動車輪W1 を備えると共に、後部に2つの駆動車輪W2 ,W3 を備える3軸駆動車に対する特性評価試験の実施状態を示している。この場合、3つの負荷ユニット1,1,1の全てを用い、図示の如く、これら夫々の負荷ローラ3,3,3を各別の駆動車輪W1 ,W2 ,W3 に転接せしめて行われる。このとき、両側の負荷ユニット1,1を中央の負荷ユニット1に接離させることにより、各車輪W1 ,W2 ,W3 への転接を確実に行わせることができる。このような3軸駆動車は、トラック、軍用車両、大型トラクタの一部に存在する。
【0055】
図8(c)には、4輪駆動車に対する特性評価試験の他の実施状態が示されている。この試験は、3つの負荷ユニット1,1,1の全てを用い、一側の負荷ユニット1の負荷ローラ3に前駆動車輪輪W1 を転接せしめると共に、中央の負荷ユニット1と他側の負荷ユニット1とを可及的に接近させ、これらの負荷ローラ3,3間に架け渡すように後駆動車輪W2 を転接せしめて行われる。この場合、後駆動車輪W2 には、2つの負荷ユニット1,1に備えられた2つのフライホイール装置4,4から慣性を付与し、同じく 2つの負荷装置5,5から回転負荷を加えることが可能となり、例えば、後2軸自動車の内一軸アイドラーでの特性評価試験、又は大馬力の大型4輪駆動車の特性評価試験に対応することができる。
【0056】
以上の如き転接状態を得た後、夫々の負荷ユニット1に備えられたフライホイール装置4において、2枚の浮動慣性円板43,44を回転軸41に選択的に係合させて、これら及び固定慣性円板45の慣性を両側の入力軸40,40に付与し、また負荷装置5の前述した動作により、該負荷装置5内に発生する回転負荷を種々に変更し、連結軸52を介して負荷ローラ3に加えることにより、負荷ローラ3に転接する被検車両の駆動車輪に、該被検車両の総重量に相当する慣性を付与しつつ、走行状態に応じた回転負荷を加えることができ、前記被検車両の駆動特性を含めた特性評価試験が実施される。
【0057】
定速走行状態においては、駆動車輪を介して負荷ローラ3に加わる回転トルクは、前述した如く、負荷装置5の支持アーム53の先端の支持荷重を媒介として検出することができ、負荷ローラ3とこれに転接する駆動車輪との間のスリップを無視すれば、検出されたトルクとメカニカルロストルクとの和に駆動車輪の回転速度を乗じた乗算値が被検車両の駆動軸出力となる。このように求められる駆 動軸出力が被検車両の駆動特性の評価用のデータとして用いられる。
【0058】
このとき、前記モータ6を駆動し、負荷ローラ3を回転せしめて前述の如く得られる機械系の損失トルク(メカニカルロストルク)は、前述の如く求められる駆動特性の補正に用いられる。このような損失トルクの検出は、例えば、日々の試験開始前に準備作業として行われる。前記モータ6としては、前述したインバータモータ等、回転速度の変更が可能なモータを使用するのが望ましい。またモータ6は、その回転を、負荷ローラ3を介して被検車両の駆動車輪に伝え、これらの駆動車輪を所定の速度にて回転させることにより、前記被検車両のスピードメータの校正に用いることもできる。
【0059】
本発明に係るシャシダイナモメータにおいては、負荷ローラ3、フライホイール装置4及び負荷装置5を基台2上に同軸に並べて搭載してなる負荷ユニット1を複数用意し、これらを前記各装置の並びの方向と直交する方向に並設するという簡素な構成により、4輪駆動車等の多軸駆動車の特性評価試験を実施することができる。また各負荷ユニット1は、遊星歯車増速機7,7の使用によるフライホイール装置4の小型化、及び該フライホイール装置4を含めた基台2上での配置の工夫によりコンパクトに構成することができ、本発明に係るシャシダイナモメータは、大なる専有面積を必要とせずに設置することができ、自動車整備工場等、大なる設置スペースの確保が困難な場所への適用が可能となる。
【0060】
また、前記負荷ユニット1,1…は、接離シリンダ23,24の動作によりガイドレールRに沿って移動可能であり、この移動により各別の負荷ローラ3,3…の間隔を変更することができ、ホイールベースの異なる種々の車両の特性評価試験に対応させることが可能となる。
【0061】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明の第1発明に係るシャシダイナモメータにおいては、負荷ローラ、負荷装置及びフライホイール装置を同軸に並べて搭載してなる負荷ユニットを複数並べ、夫々の負荷ユニットの負荷ローラに駆動車輪を転接させて各別に回転させる構成としたから、専有スペース及び設備コストの増大を招くことなく、4輪駆動車等の多軸駆動車を含めた多種の車両の特性評価試験に対応することができ、車検場、自動車整備工場等の小規模施設への設置が可能となる。
【0062】
また第2発明に係るシャシダイナモメータにおいては、複数の負荷ユニットの一部又は全部を、これらの並設の方向に移動させる移動手段を備えたから、各負荷ユニットの負荷ローラの間隔を被験車両のホイールベースに合わせて、多種の車両の特性評価試験に容易に対応させることが可能となる。
【0063】
また第3発明に係るシャシダイナモメータにおいては、負荷ローラを、これの一側に同軸的に連結されたモータにより空転させ、このときの回転トルクに基づいて機械系の損失トルクを求めるから、この結果を特性評価試験の補正に利用することにより試験精度の向上を図ることができる。更に第4発明に係るシャシダイナモメータにおいては、前記モータの回転速度の変更により、損失トルクの検出精度を高め、また被検車両のスピードメータの校正等の他の目的にも用い得るようになる。
【0064】
また第5発明に係るシャシダイナモメータにおいては、回転軸に固定された固定慣性円板と、回転軸に選択的に係断される浮動慣性円板とを備えてフライホイール装置を構成したから、固定慣性円板と係合状態にある浮動慣円板との組み合わせにより種々の慣性条件下での被検車両の特性評価試験が可能となり、更に、第6発明に係るシャシダイナモメータにおいては、浮動慣性円板を各別に制動するブレーキ装置を備えたから、フライホイール装置の回転軸から切り離された1枚又は2枚の浮動慣性円板を速やかに停止させることができ、浮動慣性円板の係断のために設けた電磁爪クラッチ等の係断手段の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャシダイナモメータの全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係るシャシダイナモメータの全体構成を示す側面図である。
【図3】一つの負荷ユニットを拡大して示す図1の III−III 線による矢視図である。
【図4】フライホイール装置の内部構成を略示する正面から見た断面図である。
【図5】負荷ローラと負荷装置との間に介装されたドグクラッチの構成部分近傍の接続時の状態を示す拡大図である。
【図6】負荷ローラと負荷装置との間に介装されたドグクラッチの構成部分近傍の遮断時の状態を示す拡大図である。
【図7】負荷ローラと負荷装置との間に介装されたドグクラッチの構成部分の横断面図である。
【図8】本発明に係るシャシダイナモメータによる多軸駆動車の特性評価試験の実施状態の説明図である。
【符号の説明】
1  負荷ユニット
2  基台
3  負荷ローラ
4  フライホイール装置
5  負荷装置
6  モータ
9  ブレーキ装置
23  接離シリンダ
24  接離シリンダ
43  固定慣性円板
44  浮動慣性円板
45  浮動慣性円板

Claims (6)

  1. 被検車両の駆動車輪に転接し、該駆動車輪からの接線力伝動に応じて回転する負荷ローラと、該負荷ローラに回転負荷を加える負荷装置と、前記負荷ローラに前記被検車両の総重量に相当する慣性を付与するフライホイール装置とを備えるシャシダイナモメータにおいて、
    前記負荷ローラ、負荷装置及びフライホイール装置を共通の基台上に同軸に並べて搭載してなる負荷ユニットを、前記負荷ローラ、負荷装置及びフライホイール装置の並び方向と略直交する方向に複数並設してあることを特徴とするシャシダイナモメータ。
  2. 前記複数の負荷ユニットの一部又は全部を、これらの並設の方向に移動させる移動手段を備える請求項1記載のシャシダイナモメータ。
  3. 前記負荷ローラの一側に同軸的に連結され、該負荷ローラを空転させるモータと、該モータの回転トルクに基づいて前記負荷ローラ及びフライホイール装置を含む機械系の損失トルクを求める手段とを備える請求項1又は請求項2記載のシャシダイナモメータ。
  4. 前記モータは、回転速度の変更が可能なモータである請求項3記載のシャシダイナモメータ。
  5. 前記フライホイール装置は、被検車両の総重量に相当する総慣性を有する3枚の慣性円板を備え、該慣性円板は、前記負荷ローラからの入力により回転する回転軸に固定され、前記総慣性の1/4相当の慣性を有する固定慣性円板と、前記回転軸に係断可能に取付けられ、前記総慣性の1/4相当、1/2相当の慣性を夫々有する浮動慣性円板とからなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  6. 前記浮動慣性円板を各別に制動するブレーキ装置を備える請求項5記載のシャシダイナモメータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101164931B1 (ko) 2010-04-20 2012-07-12 주식회사 우진산전 철도차량 모의관성부하의 전력투입장치
KR101256999B1 (ko) * 2008-10-07 2013-04-26 주식회사 만도 섀시 다이나모미터
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