JP2004033535A - 動脈瘤閉塞具 - Google Patents

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Abstract

【課題】動脈瘤を確実に閉塞する事が可能な動脈瘤閉塞具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明における動脈瘤閉塞具1は、血管3内に挿入して留置可能な管状構造体からなり、血管内の処置部に挿入された後、バルーンカテーテルなどによって外周方向に拡張される。これにより動脈瘤閉塞具1は血管3内の内壁に密着した状態で留置される。血管3内に配置された動脈瘤閉塞具1は、動脈瘤4の開口部5を閉塞し、動脈瘤内の血液を血栓化させ、器質化させる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血管内の動脈瘤治療に用いる動脈瘤閉塞具に関する。
【0002】
【従来の技術】
血管内に生じる動脈瘤の治療はカテーテルや塞栓材料を用いることで血管内手術による塞栓治療が可能となり、手術侵襲の低減化により患者のQOL(治療の質)の向上がもたらされている。塞栓材の中で近年最も広く臨床現場で使用されているのはコイルと称される塞栓材料である。
【0003】
前記コイルは、動脈瘤内で螺状に展開可能な白金からなるワイヤ要素であり、安全性と簡便性が高く、カテーテルを併用することで処置される。使用方法としては、まずカテーテル先端を血管内の処置部近傍へと導き、次いで、カテーテル先端からコイルを処置部に対し注入する。もしくは先端にコイルを有するガイドワイヤーをこのカテーテルを通じて処置部に挿入し、コイル部を離脱させて留置する。
【0004】
図5はコイルが処置部に留置されて動脈瘤を閉塞している状況を示す概要図である。図に示すように血管10の近傍にある動脈瘤11に留置されたコイル12は動脈瘤11内にある程度の体積を埋め、コイル12自体とコイル12上に付着形成された血栓(図示しない)とにより、処置部への血流がある程度遮断される。これにより動脈瘤11の開口部13が閉塞され、動脈瘤の閉鎖治療が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
塞栓治療は前記コイルの発明により、安全かつ有効に血管内手術での治療が可能となった。しかし、コイルを用いた治療が始まり10年程が経過し、また近年の急速な適用例の増加により、問題点が徐々に現れてきた。
【0006】
前記のような白金コイルを用いた動脈瘤治療では、まず瘤内がコイルで満たされ、開口部から瘤内への血液の流入が遮断される。続いて内部の血液がコイル上で血栓化され、さらに血管平滑筋細胞や繊維芽細胞の増殖により瘤内の血栓が器質化され、最終的に開口部が血管内皮細胞で覆われることで治癒される。しかしながら、実際の剖検例から長期間経過した処置部を観察すると、必ずしも開口部は封鎖されておらず、多くの場合、コイルは開口部で剥きだしのままで、コイルは血流にさらされていた。
【0007】
この様な状態では、血管から瘤内へ血流が流入し、これにより再動脈瘤化、すなわち動脈瘤内で別の動脈瘤が発生する可能性が高い。またコイル表面に形成される血栓が剥離して血管に流出し、末梢血管が閉塞されて脳梗塞等を起こす可能性もある。
【0008】
一方、器質化を促進させるためにコイルの改良が検討されている。例えば、コイル自体へのイオン注入、さらにイオン注入したコイル上にコラーゲンタンパクを塗布コーティングさせたコイル等が開発されており、動物実験では効果があると発表されてきた。
【0009】
しかし、これはコイルの表面への細胞の接着を向上させたものでしかなく、血栓化を促すことはできるが、積極的に器質化を促進しているものではない。従って、最終的な閉塞効果には限界がある。さらに白金コイルに対するイオン注入が高価であるという問題もあり、現在まで普及していない。
【0010】
さらにコイル表面へ細胞増殖因子や遺伝子の固定化などを施した表面修飾コイルが開発されているが、コイル自体が極めて細いワイヤからなるため、瘤内をコイルで満たし、開口部を完全に閉鎖させることは不可能に近い。また、動脈瘤が大きくなるほど必要なコイル数は増加し、極めて多額の医療費が必要になるという問題もある。
【0011】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コイルなどの従来の閉塞具よりも確実に動脈瘤を閉塞することが可能な動脈瘤閉塞具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、血管内の動脈瘤を閉塞する動脈瘤閉塞具であって、前記血管内に挿入して留置可能な管状構造体からなることを特徴とする。
【0013】
また請求項2の発明は、請求項1の発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体が外周方向への変形能を有することを特徴とする。
【0014】
また請求項3の発明は、請求項1または2の発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体がその周面に多数の貫通孔を有することを特徴とする。
【0015】
また請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体が多孔質膜要素により形成されることを特徴とする。
【0016】
また請求項5の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体がワイヤ要素を網目状にして管状にしたものにて形成されることを特徴とする。
【0017】
また請求項6の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体がワイヤ要素を螺旋コイル状にしたものにて形成されることを特徴とする。
【0018】
また請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体が金属、高分子材料またはそれらの組み合わせから作製されることを特徴とする。
【0019】
また請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体が自己拡張するものであることを特徴とする。
【0020】
また請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体が10μmないし100μmの厚さを有することを特徴とする。
【0021】
また請求項10の発明は、請求項3ないし9のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記微小貫通孔の直径が30μmないし200μmであることを特徴とする。
【0022】
また請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体の外周および/または内周に、合成管移植片または天然管移植片から形成される管状皮膜と、化学被覆と、抗血栓性被覆と、止血性被覆と、抗微生物性被覆と、細胞増殖性被覆を含む生理活性被覆と、からなる外部被覆群の中から選択された1以上の被覆を管状に装着するようにしたことを特徴とする。
【0023】
また請求項12の発明は、請求項1ないし11のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体が、少なくとも1種の放射性材料を含んでいることを特徴とする。
【0024】
また請求項13の発明は、請求項1ないし12のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体自体が、生体内分解性高分子によって塗布コーティングされていることを特徴とする。
【0025】
また請求項14の発明は、請求項13の発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体自体に薬物で直接被覆するまたは塗布コーティングする前記生体内分解性高分子に薬物を含有させたことを特徴とする。
【0026】
また請求項15の発明は、請求項3ないし14のいずれかの発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記管状構造体に対し、前記貫通孔よりも微細な孔を有する多孔質高分子フィルムで覆うようにしたことを特徴とする。
【0027】
また請求項16の発明は、請求項15の発明にかかる動脈瘤閉塞具において、前記多孔質高分子フィルムに薬物を含有、表面固定または前記多孔質高分子フィルム内へ薬物を包埋させたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る動脈瘤閉塞具の外観を示すものである。動脈瘤閉塞具1はその周面に多数の貫通孔2を持った中空の管状構造体からなり、例えば弾性変形機能を有するとともに高い強度を備えるポリイミドなどの高分子材料、あるいはステンレスやナイチノールなどの金属材料から構成される。ポリイミド等によって管状構造体を形成することにより、動脈瘤閉塞具1は外周方向への変形能を有する。好ましくは、管状構造体の直径は2〜5mm程度、また厚みは10μmないし100μm程度である。
【0029】
また前記動脈瘤閉塞具に形成されている貫通孔2は、好ましくは直径が30μmないし200μm程度の微細な孔である。後述するように、前記貫通孔2は、血管内に留置された後に当該貫通孔2から内皮細胞が盛り上がって動脈瘤閉塞具1の内壁を覆うように作用するために形成されている。
【0030】
なお動脈瘤閉塞具1を作成する一例としては、管状形成された構造体自体にレーザ加工等により貫通孔2を形成してもよいし、もしくは高分子材料からなる膜状のベースシートに穿孔加工した多孔質膜を管状になるように巻き取って形成する方法、あるいはディッピングなどにより作製した管状高分子材料をレーザー加工する等が考えられる。
【0031】
図2は前記動脈瘤閉塞具1を血管内に留置した状態を示す概要図であり、また図3は図2の血管の断面側から見た概要図である。
【0032】
この動脈瘤閉塞具1を血管内の処置部に留置する方法の一例を説明する。まず公知のカテーテルを用いて血管内の所望の位置に前記動脈瘤閉塞具1を挿入する。この時、バルーンカテーテル(膨らませ可能な小さな風船を先端にそなえたカテーテル)等により前記動脈瘤閉塞具1を内側から外周方向に拡張して血管内壁に密着させ所望の位置に係止することができる。これにより動脈瘤閉塞具1は処置部に対し確実に留置することができる。
【0033】
なお上記実施の形態では、バルーンカテーテルにより動脈瘤閉塞具1を拡張するようにしているが、血管3内に導入された動脈瘤閉塞具1が自己拡張するようにしてもよい。例えば上述したように動脈瘤閉塞具1をベースシートを巻いて構成した管状構造体とすると、巻かれたベースシート自体がシート形状に戻ろうとする弾性変形機能により血管内での自己拡張を行うことができる。もしくは動脈瘤閉塞具1を形状記憶合金などで構成して自己拡張機能をもたせてもよい。
【0034】
この実施の形態では、図2に示すように動脈瘤4の開口部5は動脈瘤閉塞具1の管壁により閉塞され、血液の漏出はほとんど防ぐことができる。この状態においては、時間経過にともない血管内皮細胞が前記貫通孔2を通じて動脈瘤閉塞具1内の内周面に堆積して一様な皮膜を形成し、これにより動脈瘤閉塞具1が血管内壁と一体的になることができる。
【0035】
なお、上記のような内皮細胞が貫通孔2を通じて適度に内面形成されるためには、前記貫通孔2の直径の大きさを30μmないし200μm程度にすることが好ましい。これ以上の大きさになると、動脈瘤4の開口部5への血液の流入の遮断が保てない。またこれ以上小さいと内皮細胞が貫通孔2から進出しにくいという問題があるためである。
【0036】
前記動脈瘤閉塞具1の留置にともない、瘤内の血液は血管内の血液と断絶され、次いで血栓化および気質化させることができる。
【0037】
なお、上記図2および図3については動脈瘤4内には何も処置を施していないが、従来のコイルによる閉塞処置を並行して行うようにしてもよい。この場合コイルに対する付着効果により血栓化の促進が期待できる。
【0038】
[その他の実施の形態]
(1)動脈瘤閉塞具1を構成する管状構造体としては、高分子材料以外に例えば金属などで構成してもよい。例えば白金やステレンスチール、チタン、ニッケルチタン合金などを採用することが考えられる。さらに、これらの材料を組み合わせ、金属材料の骨格に高分子材料による管状体を一体化させることも考えられる。
【0039】
また管状構造体の構成としては種々の変形例が考えられる。図4は動脈瘤閉塞具1の変形構成の一例を示す概要図である。この例では動脈瘤閉塞具1の形成として、図4(A)に示すようにワイヤー要素を網目状にして管状に構成するようにしてもよい。また、図4(B)に示すようにワイヤー要素を螺旋コイル状に構成し、この螺旋コイル状にしたワイヤ要素を1以上用いて管状構造体としてもよい。
【0040】
上記その他の実施形態では、ワイヤー要素による網目、もしくは螺旋コイルにおけるコイルの隙間が貫通孔として機能する。ただしこのように形成した貫通孔は孔サイズを小さくすることが困難である。このため、当該管状構造体に対しさらに微細な貫通孔を有する多孔質高分子フィルムなどで覆うようにしてもよい。
【0041】
(2)前記動脈瘤閉塞具1には、その管状構造体上の被覆として、合成管移植片または天然管移植片から形成される管状被覆、もしくは化学被覆、抗血栓性被覆、止血性被覆、抗微生物性被覆、細胞増殖性被覆を含む生理活性被覆のうち少なくとも1以上からなる外部被覆を備えてもよい。
【0042】
このような被覆は、例えば管状に形成した膜を前記動脈瘤閉塞具1に対し嵌装するようにして装着したり、またはシート状の被覆を巻き付けて装着することが考えられる。もちろん必要があれば前記動脈瘤閉塞具1の内面側に嵌装するようにしてもよい。このような被覆を施すことにより、各皮膜に応じた種々の医療効果を期待することができる。
【0043】
(3)上述に示した(2)の実施の形態では、動脈瘤閉塞具1に対し皮膜を装着するようにしているが、動脈瘤閉塞具1を構成する管状構造体自体に生体内分解性高分子などを塗布コーティングするようにしてもよい。例えば前記ワイヤ要素により構成された網状の管状構造体であれば、各ワイヤー要素に対し生体内分解性高分子がコーティングされ、血液成分の付着等を抑制すること、または前記内皮細胞の付着等を円滑に促進することが期待できる。
【0044】
(4)また、種々の医療効果をさらに高めるために、前記塗布コーティングされる生体内分解性高分子や被覆される多孔質高分子フィルムなどには各種薬物を含有させておいてもよい。また、動脈瘤閉塞具1を構成する管状構造体自体に薬物を直接被覆するようにしても良い。さらに、上記被覆される多孔質高分子フィルムに薬物を表面固定したり、多孔質高分子フィルム内に薬物を包埋するようにしても良い。この薬物としては例えば、例えば前述の皮膜と同じように抗血栓剤、止血剤、あるいは血栓の器質化を促進できる細胞増殖因子などの種々の医療効果が期待できる薬物を使用すればよい。さらに薬物以外に放射線材料を用いてもよい。例えば前記動脈瘤閉塞具1の管状構造体には移植後の組織内増殖を防ぐために少なくとも1種以上の放射性材料を含ませるようにしてもよい。これらの変形例は、治療例や治療部位などに応じて適宜選択実施されるのが好ましい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動脈瘤閉塞具を管状構造体としているため、血管内に留置して動脈瘤の開口部を確実に閉塞することができる。
【0046】
また請求項2に記載の発明によれば、管状構造体が変形能を有するため、バルーンカテーテルなどを用いた拡張法により動脈瘤閉塞具の留置を行うことができる。
【0047】
また請求項3に記載の発明によれば、時間の経過とともに貫通孔を通じて血管内壁側から内皮細胞が盛り上がり、管状構造体の内面に皮膜形成される。これにより動脈瘤閉塞具を血管と一体的にすることができる。
【0048】
また、請求項8に記載の発明によれば、動脈瘤閉塞具が自己拡張するため、血管内の任意の処置部に対する留置作業が容易に行える。
【0049】
また、請求項11ないし14、16に記載の発明によれば、動脈瘤閉塞具に対しさらに種々の医療効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動脈瘤閉塞具の一例を示す概要図である。
【図2】本発明の動脈瘤閉塞具が血管内で留置された状態を示す概要図である。
【図3】図2の状態を血管断面側から見た概要図である。
【図4】本発明の動脈瘤閉塞具の他の例を示す概要図である。
【図5】従来の閉塞具を用いて閉塞処理を行った例を示す概要図である。
【符号の説明】
1  動脈瘤閉塞具
2  貫通孔
3  血管
4  動脈瘤
5  開口部
12  コイル

Claims (16)

  1. 血管内の動脈瘤を閉塞する動脈瘤閉塞具であって、
    前記血管内に挿入して留置可能な管状構造体からなることを特徴とする動脈瘤閉塞具。
  2. 前記管状構造体が外周方向への変形能を有することを特徴とする請求項1に記載の動脈瘤閉塞具。
  3. 前記管状構造体がその周面に多数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載の動脈瘤閉塞具。
  4. 前記管状構造体が多孔質膜要素により形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  5. 前記管状構造体がワイヤ要素を網目状にして管状にしたものにて形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  6. 前記管状構造体がワイヤ要素を螺旋コイル状にしたものにて形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  7. 前記管状構造体が金属、高分子材料またはそれらの組み合わせから作製されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  8. 前記管状構造体が自己拡張するものであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  9. 前記管状構造体が10μmないし100μmの厚さを有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  10. 前記微小貫通孔の直径は30μmないし200μmであることを特徴とする請求項3ないし9のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  11. 前記管状構造体の外周および/または内周に、合成管移植片または天然管移植片から形成される管状皮膜と、化学被覆と、抗血栓性被覆と、止血性被覆と、抗微生物性被覆と、細胞増殖性被覆を含む生理活性被覆と、からなる外部被覆群の中から選択された1以上の被覆を管状に装着することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  12. 前記管状構造体が、少なくとも1種の放射性材料を含んでいることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  13. 前記管状構造体自体が、生体内分解性高分子によって塗布コーティングされていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  14. 前記管状構造体自体に薬物で直接被覆するまたは塗布コーティングする前記生体内分解性高分子に薬物を含有させたことを特徴とする請求項13に記載の動脈瘤閉塞具。
  15. 前記管状構造体に対し、前記貫通孔よりも微細な孔を有する多孔質高分子フィルムで覆うようにしたことを特徴とする請求項3ないし14のいずれかに記載の動脈瘤閉塞具。
  16. 前記多孔質高分子フィルムに薬物を含有、表面固定または前記多孔質高分子フィルム内へ薬物を包埋させたことを特徴とする請求項15に記載の動脈瘤閉塞具。
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