JP2004026265A - 飲料パックホルダー及びホルダー付き飲料セット - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる大きさの飲料パックに適合させることができ、飲料パックを収容した状態で、掴んで保持しやすく、携帯性にも優れる飲料パックホルダーを提供すること。
【解決手段】内部空間Sに飲料パックを挿入して保持する飲料パックホルダーであって、ホルダー本体が、中間壁部と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部とを備えた2つのホルダー半体20,30を有し、一方のホルダー半体30の前記各端部壁部が、他方のホルダー半体20の前記各端部壁部の外側となるように重ねた状態で、スライド可能に組み合わせられ、一方の半体の端部壁部の外面には、折り畳み可能とされたハンドル部40が設けられ、前記ハンドル部40が起立した際に、2つのホルダー半体の相対位置をロックし、折り畳まれた際には、前記2つのホルダー半体の相対位置のロックを解除する位置決め手段を備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば紙製の飲料等のパックを保持するための飲料パックホルダーと、飲料パックホルダーと飲料パックに収容された飲料とのセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図18は、現在、広く使用されている飲料パックの一例を示す概略斜視図で
ある。
図において、飲料パック1は、少なくとも内面を防水処理した紙製の容器2を備えており、容器2には、お茶やジュース、牛乳等の液体飲料が収容されている。
このような容器2には、予め簡易に開くように設けた小さな開口が備えられており、この小さな開口にストロー3を挿通することにより、容器2を手で保持して、ストロー3を口に含み、容器2の内部に収容された飲料を摂取することができるようにされている。
【0003】
このような飲料パック1は軽量で持ち運びに便利であり、廃棄の問題も少ないので、広く使用されている。また、図18とは形状が異なるが、例えば、筒状もしくは袋状に形成された柔軟なアルミ製の飲料パック等も使用されている

【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような、飲料パック1等は、容器2が紙製等であるため、
ある程度、可撓性を有している。このような飲料パック1から、飲料を飲む場合に、大人は容器2を掴む力が強くなりすぎないように、気をつけて掴むこと
ができるので、問題が発生しにくい。
しかし、乳幼児等の子供や、手の把握機能に問題がある場合には、容器2を掴む力の加減をコントロールすることが難しく、しばしば強過ぎる力で容器2を掴むと、容器2が変形してつぶれ、内部に収容されている飲料がストロー3の上端から噴出して、周囲を汚してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、このような飲料パック1について、内部に収容した飲料を噴出させることなく、保持することができるホルダーとして、例えば、実用新案登録第3034568号に記載の保持容器等が提案されている。
この実用新案登録第3034568号にかかる保持容器は、異なる大きさの飲料パックに適合できるようにするために、保持容器を2つの半体を組み合わせて形成し、2つの半体をスライドさせることで、2つの半体で挟み込む容積を変更できるようにしている。
【0006】
しかしながら、このような保持容器では、全体が単に四角柱状のケースで構成されているだけであるから、手先の動きが十分に発達した大人等が使用する場合には、大きな問題がないが、特に乳幼児や、手の把握機能に問題がある人等にとっては、保持容器を掴んで保持しにくいため、使い勝手に劣るという問題がある。
また、2つの半体をスライドさせることで、収容する飲料パックの大きさに対応させているが、スライドさせて容量を適合させた後に、スライド位置を十分に固定させる構成が不十分で、形態の安定性に劣るので、特に、大人程注意力のない乳幼児等には使用させにくいという欠点もある。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、異なる大きさの飲料パックに適合でき、飲料パックの大きさに適合させることができ、飲料パックを収容した状態で、安定した形態を維持することができると共に、掴んで保持しやすい構成とし、携帯性にも優れるようにした飲料パックホルダーと、飲料パックに収容した飲料と、飲料パックホルダーとをセットした飲料セットを
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明によれば、開口を備えた内部空間に飲料パックを挿入して保持する飲料パックホルダーであって、前記内部空間を形成するためのホルダー本体が、中間壁部と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部とを備え、いずれかの壁部に底面支持部を備えた2つのホルダー半体を有しており、前記2つの各ホルダー半体を前記各ヒンジ部で屈曲させて、水平断面がほぼコ字状とした状態で、一方のホルダー半体の前記各端部壁部が、他方のホルダー半体の前記各端部壁部の外側となるように重ねた状態で、スライド可能に組み合わせられていて、前記外側とされた一方の半体の端部壁部の外面には、折り畳み可能とされたハンドル部が設けられており、前記ハンドル部が起立した際に、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックし、前記ハンドル部が折り畳まれた際には、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置のロックを解除する位置決め手段を備える、
飲料パックホルダーにより、達成される。
【0009】
請求項1の構成によれば、2つのホルダー半体は、その端部壁部を重ねた状態で、スライドさせることで、内部空間の大きさを変更できるので、収容する飲料パックの大きさに適合させることができる。
また、ホルダー本体の前記外側とされた一方の半体の端部壁部の外面には、折り畳み可能とされたハンドル部が設けられているので、このハンドル部を利用して、全体を保持することができる。このため、乳幼児等が使用する場合においてもしっかりと掴む手掛かりとしてハンドル部を利用できるので、保持性は格段に向上する。
【0010】
また、各ホルダー半体は、中間壁部と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部とを備える構成とされているので、ホルダー本体は、各ホルダー半体の備える各ヒンジ部の機能により、その一部を屈曲させ、あるいは開くことで、全体を押しつぶすように変形することができる。この場合、ハンドル部を回動させることで、折り畳めば、ハンドル部を含む全体が偏平な状態とされるので、携帯性に優れている。
この状態から、逆に、前記2つの各ホルダー半体を前記各ヒンジ部でほぼ90度の屈曲状態として、2つの各ホルダー半体の各水平断面がほぼコ字状とした状態とし、次いで、2つのホルダー半体をスライドさせて、収容すべき飲料パックに対して、内部空間の大きさを調整させた上で、前記ハンドル部を起立させることで、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックすることができる。これにより、飲料パックを収容した状態で、安定した形態を維持することができると共に、このようなロック操作が、ハンドル部の回動だけで実現できる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、ハンドル部が前記一方の半体の端部壁部の外面に設けた軸受部において、回動可能に枢支されており、前記ハンドル部を回動させて起立状態とした際には、前記ハンドル部から突出する突起が、外側に位置する前記一方のホルダー半体の端部壁部の突起受容部と、内側に位置する他方のホルダー半体の端部壁部の突起受容部に同時に受容されることで、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックする構成としたことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、ハンドル部を回動させて起立状態とれば、前記ハンドル部から突出する突起が、外側に位置する前記一方のホルダー半体の端部壁部の突起受容部と、内側に位置する他方のホルダー半体の端部壁部の突起受容部に同時に受容される。これにより、ハンドル部を起立させた状態で、外側に位置する一方のホルダー半体と、内側に位置する他方のホルダー半体の相対位置を固定することができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2の構成において、前記外側に位置する一方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部は、前記スライド方向に沿って形成された貫通する長孔を有し、前記内側に位置する他方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部が、前記スライド方向に沿って等間隔で形成された複数の孔を有する構成としたことを特徴とする。
請求項3の構成によれば、ハンドル部の突起は、外側に位置する一方のホルダー半体の端部壁部については、その突起受容部としての長孔の延びる方向に沿ったどの位置でも突起が受容される。これに対応して、内側に位置する他方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部が、前記スライド方向に沿って等間隔で形成された複数の孔であるから、この各孔の位置で、突起を挿入することができ、かくして、2つの半体は、スライド方向に沿って等間隔で形成された複数の孔に対応して、スライド位置を固定することができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3の構成において、前記他方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部が、前記スライド方向に沿って等間隔で形成され、かつ一部が一体にされることで連続する構成の複数の孔とされていることを特徴とする。
請求項4の構成によれば、他方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部が、スライド方向に沿って等間隔で形成され、かつ一部が一体にされることで連続する構成の複数の孔とされることで、このスライド方向に沿って、ほぼ無段階で位置決めすることができる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項2ないし4の構成において、前記ハンドル部を支持する軸受部が、前記一方の半体の端部壁部の外面に縦方向に配置された一対の軸受部とされており、前記ハンドル部が、この一対の軸受部を挟んである程度の変形を許容するリング状の本体を有し、前記ハンドル部が折り畳まれた状態から、前記軸受部を回りに回動されて起立される途中で、前記リング状の本体が広がることで、前記突起の位置が外方に退避される構成としたことを特徴とする。
請求項5の構成によれば、前記ハンドル部が折り畳まれた状態から、前記軸受部を回りに回動されて起立される途中で、前記リング状の本体が広がることで、前記突起の位置が外方に退避されることで、突起が突起受容部の孔を乗り越えることができ、これにより、ハンドル部に設けた突起が、半体側の受容部に対して容易に着脱される。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの構成において、前記2つのホルダー半体の前記中間壁部の内側には、保持すべき飲料パックの内方への変形量に対応した突出部でなる脱落防止部が形成されていることを特徴とする。
請求項6の構成によれば、保持すべき飲料パックが内方に変形している場合に、その変形部の外面に、前記脱落防止部が入り込む場合があり、ホルダーの天地を逆転させて逆さにしたりした場合においても、飲料パックの内方に変形した外面に、前記脱落防止部が引っ掛かるため、ホルダーから飲料パックが落ちることがない。
【0016】
請求項7の発明は、請求項6の構成において、前記脱落防止部が、前記飲料パックの端部よりも中心よりの位置に対応して形成されていることを特徴とする。
請求項7の構成によれば、前記脱落防止部を設ける位置が、前記飲料パックの端部よりも中心よりの位置にされている。このため、飲料パックの凹状の変形の最も変形量の大きな箇所に脱落防止部を設けることになり、前記脱落防止部が、より確実に飲料パックの凹状の変形部に入り込む。
【0017】
また、上記目的は、請求項8の発明によれば、開口を備えた内部空間に飲料パックを挿入して保持する飲料パックホルダーと、内部に飲料を収容し前記飲料パックホルダーにより保持されるようにした飲料パックとを含む飲料セットであって、前記飲料パックホルダーが、前記内部空間を形成するためのホルダー本体が、中間壁部と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部とを備え、いずれかの壁部に底面支持部を備えた2つのホルダー半体を有しており、前記2つの各ホルダー半体を前記各ヒンジ部で屈曲させて、水平断面がほぼコ字状とした状態で、一方のホルダー半体の前記各端部壁部が、他方のホルダー半体の前記各端部壁部の外側となるように重ねた状態で、スライド可能に組み合わせられていて、前記外側とされた一方の半体の端部壁部の外面には、折り畳み可能とされたハンドル部が設けられており、前記ハンドル部が起立した際に、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックし、前記ハンドル部が折り畳まれた際には、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置のロックを解除する位置決め手段を備える、飲料セットにより、達成される。
【0018】
請求項8の構成によれば、パック入りの飲料と、飲料パックホルダーが一体とされており、この飲料パックホルダーは、請求項1で説明したのと同様の理由によって、保持性や携帯性等の点で優れているので、このような飲料パックホルダーの利便性が加わることにより、商品価値が格段に向上したパック飲料を得ることができる。
この場合、飲料パックホルダーとひとつのパック飲料及び飲料パックホルダーと複数もしくは多数の飲料パックホルダーとをセットにして販売する両方の販売形態を含むものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る飲料パックホルダーを示す概略斜視図であり、図2は、その概略正面図、図3は、その概略平面図であり、特に図3(a)は、飲料パックホルダーのスライドさせない状態の平面図、図3(b)は、飲料パックホルダーのスライドさせた状態の平面図、図4は、図1の飲料パックホルダーの側面図であり、特に、図4(a)は、飲料パックホルダーのスライドさせない状態の側面図、図4(b)は、飲料パックホルダーのスライドさせた状態の側面図である。また、図5は、携帯時等において、飲料パックホルダーを偏平に折り畳んだ状態の概略正面図である。
【0021】
これらに図において、飲料パックホルダー(以下、「ホルダー」という)10は、上端に挿入用の開口Mを備え、この開口Mから図18で説明したような飲料パック1(紙製以外のものも含む)を内部空間S内に挿入して保持するものである。
【0022】
ホルダー10の本体は、内側に位置するホルダー半体20と、ホルダー半体
20の外側に位置するホルダー半体30とを備えている。
ホルダー半体20とホルダー半体30は、近似した基本構造を備えており、比較的軽く、ある程度の弾性変形を許容する薄い板状の材料で形成されており、例えば、合成樹脂材のうち、例えば、ポリプロピレンを、後述する形態に成形したものが好適に使用される。
図1に表れているホルダー半体30は、中央に配置された中間壁部36と、この中間壁部36の両側に、それぞれヒンジ部34,34で接続された端部壁部37,37を備えている。これと同様に、もうひとつのホルダー半体20も、後述するように、中央に配置された中間壁部26と、この中間壁部26の両側に、それぞれヒンジ部24,24で接続された端部壁部27,27を備えている。したがって、ホルダー半体30は、収容される飲料パック1の手前側の側面とその両側の3辺を囲み、ホルダー半体20は、飲料パック1の奥側の側面とその両側の3辺を囲むように配置される。
【0023】
そして、図1ないし図4を参照して理解されるように、2つの各ホルダー半体20,30を、それぞれ各ヒンジ部24,24,34,34で、ほぼ90度屈曲させて、それぞれ、水平断面がほぼコ字状とした状態で、一方のホルダー半体30の各端部壁部37,37が、他方のホルダー半体20の各端部壁部27,27の外側となるように重ねた状態で、図1の矢印Eに示す方向にスライド可能に組み合わせられている。これにより、2つの各ホルダー半体20,30の内側に形成される内部空間Sの大きさを変化させ、収容すべき飲料パック1の種々のサイズに適合させることができるようになっている。
【0024】
また、ホルダー半体30の端部壁部37,37の外面には、折り畳み可能とされたハンドル部40が設けられており、このハンドル部が、図1に示すように、起立した際に、ホルダー半体20とホルダー半体30のスライド方向の相対位置をロックすると共に、図5に示されているように、ハンドル部40が折り畳まれた際には、前記2つのホルダー半体20とホルダー半体30のスライド方向の相対位置のロックを解除するようになっている。
【0025】
次に、先ず、ホルダー10のこのような全体構成を形成するための各ホルダー半体について詳しく説明する。
図6のホルダー半体30は、図1に示されるように、外側に配置されるホルダー半体30の展開した状態を示すものであり、図6(a)は、ホルダー半体30の図1における表側から見た状態を示す展開図であり、図6(b)は、ホルダー半体30の図1における裏側から見た状態を示す展開図である。
また、図7は、図6(b)の平面図、図8は図6(a)のA−A線断面図である。
【0026】
これらの図に示されているように、ホルダー半体30は、全体がほぼ矩形の板状体で形成されており、図6(a)に示されているように、中央部に縦長の中間壁部36と、この中間壁部36の両側に配置された縦長の矩形の各端部壁部37,37とを有している。
中間壁部36は、縦長のほぼ長方形の領域であり、上端部には、例えば、R状に形成した切欠き部33が設けられている。これにより、図1において、内部空間Sに飲料パック1を収容する際には、切欠き部33に指を入れて、飲料パック1を掴むことで、飲料パック1の出し入れをしやすくしている。
【0027】
中間壁部36の切欠き部33の上端部には、図8に示されているように、切欠き部33の上端から延長されて、内方に突出する突出部38aを有する脱落防止部38が一体に設けられている。この脱落防止部38は、切欠き部33の上端部に設けられることにより、ホルダー10に収容される飲料パック1の側面の中央寄りの位置に適合するように設けられていると共に、後述するように、飲料パック1の外面の内側への変形に対応して内方に突出するように設けられている。
中間壁部36の下端には、図8に示されているように、下端から内方に向けて延ばして、内側にくぼみを設け、底部に平らな面を有する底面39aと、この平らな底面39aの先端に設けた爪片39bとを備える底面支持部39が形成されている。
【0028】
この底面支持部39は、図1で説明したように、ホルダー10の上方から飲料パック1を内部空間S内に挿入した際に、下側に脱落しないように、爪片39bの上面が、飲料パック1の底面に当接して、これを支持する機能を発揮する。
また、底面支持部39の爪片39は、ホルダー10を折り畳んだ状態である図5のC−C線切断端面図に示されているように、ホルダー10を折り畳んだ場合に、対向面となる端部壁部37の下端が、底面39aのくぼみに入り込み、係止されて、折り畳み状態を保持する機能を発揮するものである。
【0029】
中間壁部36の両側で各端部壁部37,37との間に設けたヒンジ部34,34は、例えば、ホルダー半体30の板状材料を図示の縦方向に沿って線状に薄肉にすることにより形成された薄肉ヒンジとされている。各ヒンジ部34,34は、図7の矢印方向に少なくとも180度折り曲げ可能とされている。これにより、曲折角度がほぼ90度において、図1のホルダー10を形成し、一方のヒンジ部34をさらに折り曲げて180度近く曲折し、他方のヒンジ部34をほとんど曲折しない形態において、ホルダー10を図5や図12のような折り畳み状態として、全体を偏平にすることができる。
【0030】
中間壁部36の両側に配置された各端部壁部37,37は、それぞれ中間壁部36を通る縦方向の中心線に関して線対称の構造であるから、一方の端部壁部37についてだけ、その構造を説明する。
端部壁部37の上端部と下端部の内側には、それぞれレール部32,32が形成されている。このレール部32は、後述する内側のホルダー半体20の端部壁部27の上端面と下端面とをそれぞれ挿通させて、スライドさせるための係合手段の一部を構成している。
このため、上側のレール部32は下方に開口したスライド方向に延びる溝状に形成され、下側のレール部32は、上方に開口したスライド方向に延びる溝状に形成されている(図12参照)。
【0031】
また、端部壁部37の外面の中央よりには、上下に所定の間隔を隔てて、後述するハンドル部の一部を構成するハンドル本体の一対の軸受部41,41が設けられている。この各軸受部41,41のそれぞれに近接して、それよりやや外側には、スライド方向に延びる長孔31,31が設けられている。この長孔31,31は、ホルダー半体20とホルダー半体30との位置決め手段の一部を構成しており、後述するハンドル部の突起受容部のひとつの具体的形態である。
すなわち、突起受容部としての長孔31,31は、後述するホルダー半体20の受容部と対応する位置に設けられているが、これと共働するために、貫通孔とされている。そして、突起受容部としての長孔31,31は、スライド方向に沿って、後述するハンドル部に設けられた突起44,44の回転する外端よりも大きく形成されていればよい。
【0032】
次に、図1ないし図4のホルダー10において、上述したホルダー半体30の内側に配置されるホルダー半体20について詳しく説明する。
図9(a)は、ホルダー半体20の図1における表側から見た状態を示す展開図であり、図9(b)は、ホルダー半体20の図1における裏側から見た状態を示す展開図である。
また、図10は、図9(b)の平面図、図11は図9(a)のB−B線断面図である。
【0033】
これらの図に示されているように、ホルダー半体20は、全体がほぼ矩形の板状体で形成されており、図9(a)に示されているように、中央部に縦長の中間壁部26と、この中間壁部26の両側に配置された縦長の矩形の各端部壁部27,27とを有している。
中間壁部26は、縦長のほぼ長方形の領域であり、上端部には、例えば、半円弧状もしくは円弧以外のR状に形成した切欠き部25が設けられている。この切欠き部25の機能はホルダー半体30の切欠き部33と同じである。
【0034】
中間壁部26の切欠き部25の上端部には、図11に示されているように、切欠き部25の上端から延長されて、内方に突出する突出部28aを有する脱落防止部28が一体に設けられている。この脱落防止部28は、切欠き部25の上端部に設けられていて、ホルダー半体30の切欠き部33と同様の機能を発揮する。
また、中間壁部26の下端には、図11に示されているように、下端から内方に向けて延ばして、内側にくぼみを設け、平らな底部を有するようにした底面29aと、この平らな底面29aの先端に設けた爪片29bとを備える底面支持部29が形成されている。
この底面支持部29の機能はホルダー半体30の底面支持部39と同様である。尚、図1ないし図4の状態においては、ホルダー半体30の脱落防止部38と、底面支持部39とは、互いに対応する位置に配置されることになる。
【0035】
中間壁部26の両側で各端部壁部27,27との間に設けたヒンジ部24,24は、例えば、ホルダー半体30の各ヒンジ部34,34と同じ構成である。
そして、中間壁部26の両側に配置された各端部壁部27,27は、それぞれ中間壁部26を通る縦方向の中心線に関して線対称の構造であるから、一方の端部壁部27についてだけ、その構造を説明する。
【0036】
端部壁部27の上端部の端縁27aと下端部27aの端縁とは、外側に配置されるホルダー半体30の各レール部32,32に挿通されることで(図1ないし図4参照)、ホルダー半体20とホルダー半体30をスライド係合手段の一部を構成している。
これに関連して、端部壁部27の上端部の端縁27aと下端部27aには、その中間壁部26寄りの位置に、停止用段部22,22が設けられている。停止用段部22,22は、端部壁部27の上端部の端縁27aと下端部27aがホルダー半体30の各レール部32,32に挿通された際に、入り込み過ぎないように、スライド位置の規制をするものである。
【0037】
また、端部壁部27の上端部の端縁27aと下端部27aには、その外側寄りの位置に、係止手段としての係止凸部23,23が設けられている。この係止凸部23,23は、好ましくは、その基端側に孔23a,23aを有しており、これにより係止凸部23,23の突出方向の変位を助ける弾性が高められている。
この係止凸部23,23は、図7に示されているように、ホルダー半体30の各レール部32,32の内面上端に、各レール部32,32の延びる方向に沿って並ぶように形成された複数の係止用段部32aに入り込むことで、スライド位置を仮固定するものである。これにより、端部壁部27の上端部の端縁27aと下端部27aがホルダー半体30の各レール部32,32に挿通された際には、係止凸部23,23が、孔23a,23aの機能により、各レール部32,32の内面上端の複数の係止用段部32aを順次乗り越えながらスライドされることで、使用者に、スライド位置の手掛かりと、クリックする操作感をあたえるようになっている。
したがって、好ましくは、各レール部32,32の延びる方向に沿って並ぶように形成された複数の係止用段部32aの間隔は、後述する位置決め手段の一部であるホルダー半体20の突起受容部の設けられる間隔にあわせて形成されるとよい。
【0038】
また、端部壁部27の中央よりには、上下に所定の間隔を隔てて、ホルダー半体30の端部壁部37で説明したスライド方向に延びる長孔31,31と重なる位置に、ホルダー半体20とホルダー半体30との位置決め手段の一部を構成する突起受容部(ハンドル部の突起を受容する手段)21,21が設けられている。この突起受容部21,21としては、例えば、スライド方向に等間隔に並んだ、複数の貫通孔21a,21b,21cとすることができる。
【0039】
この複数の貫通孔21a,21b,21cは、ホルダー半体30の突起受容部と共働して機能する。つまり、ハンドル部の突起(後述)は、上述したホルダー半体30の受容部としての長孔31,31を挿通されて、その内側の複数の貫通孔21a,21b,21cに選択的に挿入されることで、ホルダー半体20とホルダー半体30とのスライド位置を決定し、固定するようになっている。したがって、貫通孔21a,21b,21cの間隔は、スライド位置の調整可能な間隔を段階的に決定するものである。この実施形態では、ホルダー半体20の突起受容部を所定間隔を隔てて並べた貫通孔21a,21b,21cとすることで、ホルダー半体20とホルダー半体30とのスライド位置を、所定距離ごとに段階的に決定するようにしているが、後述するように、ほぼ無段階に決定する構成としてもよい。また、突起受容部21は、複数の貫通孔21a,21b,21cではなく、複数の有底の孔で構成してもよい。
【0040】
図13は、ハンドル部40の要部を示す図であり、図13(a)は、ハンドル部40の要部の正面図、図13(b)は、図13(a)を左から見た側面図である。
これらの図において、ハンドル部40は、図1や図6で説明したホルダー半体30の外面に設けた一対の軸受部41,41に枢支される構造を含んでいる。
すなわち、ハンドル部40は、一対の軸受部41,41を挟んである程度の変形を許容するリング状の本体45を有している。
【0041】
本体45は全体として、楕円や偏平な長円形でなり、図13(a)に示されているように、そのリング状の周の一部が切断もしくは切除されている。この切除された2つの切除端部には、支持体43,43が一体に設けられており、各支持体43,43には、一対の軸受部41,41に入り込むように、内方に向いて対向する支軸42,42と、支持体43,43の内側延長部から、ホルダー本体側(図1参照)へ、すなわち支軸42,42と直交する方向に延びる突起44,44が形成されている。
【0042】
これにより、ハンドル本体45は、そのリング形態を、弾性に基づいて、やや内方へ撓めることで、各支持体43,43の支軸42,42が、互いに対向する軸受孔(後述)を備える一対の軸受部41,41に枢支される。これにより、図1の矢印Dに示されているように、ハンドル本体45は、ホルダー10に対して、水平な面内で回動するようになっている。
また、支持体43,43から、ホルダー本体側(図1参照)に突出する突起44,44は、ハンドル本体45の回動に同期して、ホルダー10に対して、水平な面内で回動するようになっている。これにより、ハンドル部40の突起44,44は、ホルダー半体20とホルダー半体30とのスライド位置を固定するための位置決め手段の重要な一部となっている。
【0043】
つまり、ハンドル部40のハンドル本体45を、図5に示すように、完全に倒した状態では、突起44,44は、外部に露出する。これに対して、ハンドル本体45を回動させて、図1のようにハンドル本体45を起立させた状態では、図14の部分断面図で詳しく示すように、ホルダー半体30の端部壁部37の長孔31内に入り込み、かつ、その内側のホルダー半体20の端部壁部27の複数の貫通孔21a,21b,21cに対して、そのスライド位置に対応して、選択的に挿入されることで、スライド位置を決定し、確実に固定する機能を発揮する。
【0044】
ここで、ハンドル本体45は、上述のように回動する過程で、ホルダー半体20の端部壁部27の複数の貫通孔21a,21b,21cの各孔の間の孔のない箇所を乗り越える必要がある。このために、本実施形態では、例えば、次のような構成が採用されている。
図14に示されているように、軸受部41の軸受孔41aは、図において、左右の方向に僅かにクリアランスを有するようにされている。
そして、図15は、図14の突起44の先端部の概略平面図であり、突起44の水平方向の両端には、水平面内で、先端に向かって縮幅するようなテーパ状の傾斜面44a,44aが形成されている。
【0045】
これにより、ハンドル本体45が、上述のように回動する過程で、ホルダー半体20の端部壁部27の複数の貫通孔21a,21b,21cの各孔の間の孔のない箇所を乗り越える際には、突起44は、回動方向に応じて、いずれかの傾斜面44aが、上記孔のない端部壁部27の表面に当たって、回動を案内する。これと同時に、図14の支軸42は、軸受孔41a内を矢印方向に移動し、かつ図13(a)に示すように、ハンドル本体45が、そのリング形態を矢印に示すように開く方向に変形する。これにより、突起44の位置が外方に退避することで、ハンドル本体45は、突起44が当たって停止することなく、適切に回動することができる。そして、ハンドル45を起立させた状態では、確実にこの起立状態を保持することができる。
【0046】
図16は、ホルダー半体20の端部壁部27に設けられる突起受容部21の変形例を示している。図示されているように、この場合の貫通孔21dは、矢印Eで示す(図1参照)スライド方向に沿って等間隔で形成され、かつ一部が一体にされることで連続する構成の複数の孔とされている。
これにより、ホルダー半体20とホルダー半体30とのスライド位置を無段階で調整することができ、より細かい位置設定が可能となる。
【0047】
本実施形態は、以上のように構成されており、ホルダー10が備える2つのホルダー半体20,30は、図3及び図4に示すように、端部壁部27,37及び27,37を重ねた状態で、矢印E方向にスライドさせることで、内部空間Sの大きさを変更できるので、収容する飲料パック1の大きさに適合させて、種々の大きさの飲料パック1を収容することができる。また、ホルダー10を飲料パック1よりも僅かに大きい程度のサイズとすることができ、折り畳んだ場合にも一層コンパクトになって、携帯を容易とすることができる。
【0048】
また、ホルダー10には、ハンドル部40が設けられているので、このハンドル部40の一対のハンドル本体45,45(図2参照)を使用者が手で持って、全体を保持することができる。このため、飲料パック1を直接掴んで、内部の飲料を噴出させることがないことは勿論、飲料パック1をケースに収容して、ケース自体を掴む上で、乳幼児等の使用の困難性を解決し、乳幼児等がホルダー10を用いる場合には、簡単に、しっかりと掴む手掛かりとしてハンドル部40を利用できるので、保持性は格段に向上する。
【0049】
さらに、各ホルダー半体20,30は、中間壁部26,36と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部27,27,37,37とを備える構成とされているので、ホルダー10は、各ホルダー半体の備える各ヒンジ部の機能により、その一部を屈曲させ、あるいは開くことで、図5及び図12に示すように、全体を押しつぶすように変形することができる。この場合、ハンドル部40を回動させることで、折り畳めば、ハンドル部を含む全体が偏平な状態とされるので、携帯性に優れている。
【0050】
この状態から、図1に示すように、2つの各ホルダー半体20,30を各ヒンジ部でほぼ90度の屈曲状態として、2つの各ホルダー半体20,30の各水平断面がほぼコ字状とした状態とし、次いで、2つのホルダー半体20,30を図3,図4に示すように、矢印E方向にスライドさせて、収容すべき飲料パック1に対して、内部空間Sの大きさを調整させた上で、ハンドル部40を起立させることで、2つのホルダー半体20,30のスライド方向の相対位置をロックすることができる。これにより、ホルダー10について、飲料パック1を収容した状態で、安定した形態を維持することができると共に、このようなロック操作が、ハンドル部のハンドル本体45の回動だけで実現できる。
【0051】
図17は、飲料パック1の変形の様子を示す概略斜視図である。
図示されているように、ホルダー10が収容しようとする飲料パック1が、所謂「ひけ」と呼ばれる現象により、製造過程で、矢印に示す箇所が内方に変位して、凹状となるような変形が生じることとなる。
これに対して、本実施形態のホルダー10では、図6ないし図11で説明したように、ホルダー半体20,30の各端部壁部の少なくとも一方の端部壁部36の内側には、図17のような飲料パック1の内方への変形量に対応した突出部でなる脱落防止部38が形成されている。
これにより、飲料パック1の変形部の外面に、脱落防止部38が入り込むこととなるので、ホルダー10の飲料パック1の凹状部に入り込んで引っ掛かるため、ホルダー10の天地を逆にしても、飲料パック1が脱落することがない。
特に、この脱落防止部38は、図17に示されているように、飲料パック1の端部(上端や下端)よりも、中心よりの位置に対応して形成されている。このため、飲料パックの凹状の変形の最も変形量の大きな箇所に、脱落防止部38が位置するように設けているので、脱落防止部38は、より確実に飲料パック1の凹状部に入り込んで、ホルダー10を逆さにした際等に、飲料パック1がホルダー10から脱落することを防ぐことができる。
【0052】
図18は、この脱落防止部28(38)の変形例を示しており、変形例の脱落防止部28(38)が形成されている中間壁部26(36)の外側から見た部分拡大図である。
図において、変形例の脱落防止部28(38)には、その両端部に、縦方向に延びるスリット50,50が形成されている。これにより、スリット50,50により区画された領域が、外側、つまり図において、手前の方向に撓むことができるようにされている。また、スリット50,50の内側において、脱落防止部28(38)の外面には、滑り止め手段51として、図において横方向にほぼ平行に延びる複数、例えば、3本の溝51a,51b,51cが形成されている。
これにより、図1において、飲料パック1が比較的大きい場合、特にホルダー10の幅、すなわちX方向の寸法よりも僅かに大きい場合等において、ホルダー10に対して、図1のように飲料パック1を挿入しようとする時に、飲料パック1の底面が脱落防止部28(38)に当接して、挿入を妨げることがない。つまり、この場合には、脱落防止部28(38)は、スリット50,50の機能により、外側に撓むことで退避し、これにより、ホルダー10内に飲料パック1が、脱落防止部28(38)に阻まれることなく挿入されることになる。
また、例えば、ホルダー10に飲料パック1を挿入した後において、飲料パック1を抜き出したい場合に、脱落防止部28(38)に、上記した滑り止め手段51が形成されているから、以下の点で便利である。つまり、中間壁部の切欠き部25,33を利用して一方の手の指をいれて飲料パック1を保持し、他方の手で、脱落防止部28(38)の上記した滑り止め手段51の箇所を掴めば、保持したホルダー10が滑ることが防止され、落としにくくなる。
さらに、脱落防止部28(38)の上記した滑り止め手段51が、本例のように、複数の横方向に延びる溝で形成されている場合には、各溝の部分が変形しやすく、上記したような脱落防止部28(38)は外側に向かって、より撓みやすくすることができる。
【0053】
ところで本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
ハンドル部は回動することで、ロック操作を行うだけでなく、図1のZ方向に変位することで、ロックの開閉操作を行うようにしてもよい。
また、ハンドル部の形状や、ホルダー全体のプローポーションは、適宜種々の形態が採用できる。
なお、飲料パックは、図示した紙製のものに限らず、アルミニウム製のもの等の他の材質のものにも適用できる。
上述の各実施形態の個別の構成は、必要により省略したり、説明しない他の構成と組み合わせてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異なる大きさの飲料パックに適合でき、飲料パックの大きさに適合させることができ、飲料パックを収容した状態で、安定した形態を維持することができると共に、掴んで保持しやすい構成とし、携帯性にも優れるようにした飲料パックホルダーと、飲料パックに収容した飲料と、飲料パックホルダーとをセットした飲料セットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲料パックホルダーの実施形態に係る概略斜視図。
【図2】図1の飲料パックホルダーの概略正面図。
【図3】図1の飲料パックホルダーの概略平面図であり、(a)はスライドしない状を示す図、(b)はスライドして内部空間Sを大きくした状態を示す図。
【図4】図1の飲料パックホルダーの概略側面図であり、(a)はスライドしない状を示す図、(b)はスライドして内部空間Sを大きくした状態を示す図。
【図5】図1の飲料パックホルダーを折り畳んだ状態を示す概略正面図。
【図6】図1の飲料パックホルダーのホルダー半体30の概略展開図であり、(a)は展開正面図、(b)は展開背面図。
【図7】図1の飲料パックホルダーのホルダー半体30の概略平面図。
【図8】図6(b)のA−A線切断端面図。
【図9】図1の飲料パックホルダーのホルダー半体20の概略展開図であり、(a)は展開正面図、(b)は展開背面図。
【図10】図1の飲料パックホルダーのホルダー半体20の概略平面図。
【図11】図9(b)のB−B線切断端面図。
【図12】図5のC−C線切断端面図。
【図13】図1の飲料パックホルダーのハンドル部の要部を示す図であり、(a)は、ハンドル部の要部の正面図、(b)は、図13(a)を左から見た側面図。
【図14】図1の飲料パックホルダーのハンドル部の軸受部付近の部分断面図。
【図15】図1の飲料パックホルダーのハンドル部の突起の先端付近の概略平面図。
【図16】図1の飲料パックホルダーのホルダー半体20の突起受容部の変形例を示す
説明図。
【図17】図1の飲料パックホルダーの脱落防止部の機能を説明する説明図。
【図18】図1の飲料パックホルダーの脱落防止部の変形例を示す部分拡大図。
【図19】飲料パックの一例を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10・・・飲料パックホルダー、20・・・ホルダー半体、21・・・突起受容部、24,24・・・ヒンジ部、25・・・切欠き部、26・・・中間壁部、27,27・・・端部壁部、30・・・ホルダー半体、31・・・突起受容部、33・・・切欠き部、34,34・・・ヒンジ部、36・・・中間壁部、37,37・・・端部壁部。

Claims (8)

  1. 開口を備えた内部空間に飲料パックを挿入して保持する飲料パックホルダーであって、
    前記内部空間を形成するためのホルダー本体が、
    中間壁部と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部とを備え、いずれかの壁部に底面支持部を備えた2つのホルダー半体を有し
    ており、
    前記2つの各ホルダー半体を前記各ヒンジ部で屈曲させて、水平断面がほぼコ字状とした状態で、一方のホルダー半体の前記各端部壁部が、他方のホルダー半体の前記各端部壁部の外側となるように重ねた状態で、スライド可能に組み合わせられていて、
    前記外側とされた一方の半体の端部壁部の外面には、折り畳み可能とされた
    ハンドル部が設けられており、
    前記ハンドル部が起立した際に、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックし、前記ハンドル部が折り畳まれた際には、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置のロックを解除する位置決め手段を備える
    ことを特徴とする、飲料パックホルダー。
  2. ハンドル部が前記一方の半体の端部壁部の外面に設けた軸受部において、回動可能に枢支されており、前記ハンドル部を回動させて起立状態とした際には、前記ハンドル部から突出する突起が、外側に位置する前記一方のホルダー半体の端部壁部の突起受容部と、内側に位置する他方のホルダー半体の端部壁部の突起受容部に同時に受容されることで、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックする構成としたことを特徴とする、
    請求項1に記載の飲料パックホルダー。
  3. 前記外側に位置する一方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部は、前記スライド方向に沿って形成された貫通する長孔を有し、前記内側に位置する他方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部が、前記スライド方向に沿って等間隔で形成された複数の孔を有する構成としたこと
    を特徴とする、請求項2に記載の飲料パックホルダー。
  4. 前記他方のホルダー半体の端部壁部に設けた突起受容部が、前記スライド方向に沿って等間隔で形成され、かつ一部が一体にされることで連続する構成の複数の孔とされていることを特徴とする、請求項3に記載の飲料パックホルダー。
  5. 前記ハンドル部を支持する軸受部が、前記一方の半体の端部壁部の外面に縦方向に配置された一対の軸受部とされており、前記ハンドル部が、この一対の軸受部を挟んである程度の変形を許容するリング状の本体を有し、前記ハンドル部が折り畳まれた状態から、前記軸受部を回りに回動されて起立される途中で、前記リング状の本体が広がることで、前記突起の位置が外方に退避される構成としたことを特徴とする、請求項2ないし4のいずれかに記載の飲料パックホルダー。
  6. 前記2つのホルダー半体の前記中間壁部の内側には、保持すべき飲料パックの内方への変形量に対応した突出部でなる脱落防止部が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の飲料パックホルダー。
  7. 前記脱落防止部が、前記飲料パックの端部よりも中心よりの位置に対応して形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の飲料パックホルダー。
  8. 開口を備えた内部空間に飲料パックを挿入して保持する飲料パックホルダーと、内部に飲料を収容し前記飲料パックホルダーにより保持されるようにした飲料パックとを含む飲料セットであって、
    前記飲料パックホルダーが、
    前記内部空間を形成するためのホルダー本体が、
    中間壁部と、この中間壁部の両側に、それぞれヒンジ部で接続された端部壁部とを備え、いずれかの壁部に底面支持部を備えた2つのホルダー半体を有しており、
    前記2つの各ホルダー半体を前記各ヒンジ部で屈曲させて、水平断面がほぼコ字状とした状態で、一方のホルダー半体の前記各端部壁部が、他方のホルダー半体の前記各端部壁部の外側となるように重ねた状態で、スライド可能に組み合わせられていて、
    前記外側とされた一方の半体の端部壁部の外面には、折り畳み可能とされた
    ハンドル部が設けられており、
    前記ハンドル部が起立した際に、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置をロックし、前記ハンドル部が折り畳まれた際には、前記2つのホルダー半体のスライド方向の相対位置のロックを解除する位置決め手段を備える
    ことを特徴とする、飲料セット。
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