JP2004024172A - ロータリの耕耘ピッチ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】変速表示パターンを見なくても自動的に耕耘ピッチが設定された値となるように走行系変速部又は作業機駆動系の変速部をコントロールして操作性、作業性の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】トラクタの後部にロータリ耕耘装置18を連結してエンジンの回転動力を耕耘部に伝達し、回転する耕耘爪によって土壌を耕起するものにおいて、トラクタの走行系変速部又はロータリ耕耘装置側に油圧式無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記油圧式無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】トラクタの後部にロータリ耕耘装置18を連結してエンジンの回転動力を耕耘部に伝達し、回転する耕耘爪によって土壌を耕起するものにおいて、トラクタの走行系変速部又はロータリ耕耘装置側に油圧式無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記油圧式無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設ける。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタ等に装着して土壌を耕起するロータリ耕耘装置の耕耘ピッチ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタの後部にロータリ耕耘装置を連結し、トラクタのPTO軸からロータリ耕耘装置の入力軸に回転動力を伝達して耕耘軸を回転させ、耕耘軸に取り付けられた耕耘爪で土壌を耕起する場合、耕耘後の土塊の粗さは、耕耘軸の回転速度と車速との比によって変化する。
【0003】
耕耘軸に取り付けられた1本の耕耘爪が1回転する間に進む距離(cm)を耕耘ピッチとして定義付けすると、この耕耘ピッチは小さいほど耕耘後の土塊は細かくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、耕耘作業を行なう場合、試し掘りを繰り返して土塊を観察し、適当な粗さとなるような車速とPTO回転速度を選択していたが、このような方法では最適な条件を得るまでにかなりの手間と時間が必要であった。
【0005】
特に、トラクタの場合には、車速を変更調節する変速部が主変速4段、副変速2段、超低速変速装置まで含めれば前進16段〜32段の多段の変速が行なえるのが普通で、PTO変速も通常2乃至4段あるので、これらの組合せを考えると数十種類の耕耘ピッチのパターンが存在することになり、この中から最適な組合せを選択するのは作業に不慣れな者では難しかった。
【0006】
このような問題点を解決するものとして、出願人は以前に特願昭59−136262号の耕耘ピッチ制御装置を考案したが、このものは、作業開始前に作業者が耕耘ピッチを選択したときに、その耕耘ピッチに一番近い車速を計器盤に設けられた変速パターンで表示し、オペレータはその表示を見て車速を変更するものであったから、操作が面倒で煩わしく改良の余地があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に鑑みて提案するものであり、このため、次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明は、機体後部に連結したロータリ耕耘装置18にて土壌を耕起すべく構成したものにおいて、本機1側又はロータリ耕耘装置18側に無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設けたことを特徴とするロータリの耕耘ピッチ制御装置とした。
【0008】
また、請求項2では、前記無段変速装置35(85)が油圧式無段変速装置であることを特徴とする請求項1記載のロータリの耕耘ピッチ制御装置の構成とした。
前記構成による作用は次の通りである。
本機1側に無段変速装置35がある場合には、ロータリ耕耘装置18側の耕耘爪24のきざみ量が耕耘ピッチ設定器59で設定したピッチとなるように無段変速装置35を制御して車速を変更調節し、常に耕耘ピッチが設定された値となるようにする。
【0009】
一方、ロータリ耕耘装置18側に無段変速装置85がある場合には車速に合わせてロータリ耕耘装置18側の耕耘軸22の回転数を変更調節する。
このようにして、無段変速装置が本機、作業機のいずれにあっても、耕耘ピッチが設定された値となるようにコントローラ55からの指令によって無段変速装置を制御するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1はトラクタで、機体前部のボンネット2内にエンジン3を設け、このエンジン3の回転動力をクラッチ4を介してミッションケース5内の変速装置に伝達するようにしている。
【0011】
変速装置で減速された回転動力は前輪6と後輪7に伝達され、四輪駆動の状態で機体を走行させることができる。また、前輪駆動系の途中には前輪6の周速を後輪7の周速よりも速く回転させる前輪増速装置10が設けられ、ステアリングハンドル12操作と連動して前輪増速装置10が作動する。
【0012】
即ち、直進走行中は前輪6と後輪7の周速が略等しく、ステアリングハンドル12を所定角度以上に操作して旋回する時にはこの前輪増速装置10が高速側に切り換わって後輪7の周速より2倍近い速い周速が前輪6に与えられて機体を小半径で旋回させることができるようにしている。
【0013】
機体後部には油圧シリンダケース13が設けられ、この油圧シリンダケース13の左右両側にリフトアーム14,14が回動自在に枢着されている。
リフトアーム14,14とロワーリンク15,15の間にはリフトロッド16,16が介装連結され、このうち、右側のリフトロッド16は油圧シリンダ16aで構成されていて、この油圧シリンダ16aを伸縮させることによって機体後部に装着された作業機の左右方向の傾きを変更することができるように構成している。
【0014】
なお、この実施例では作業機としてロータリ耕耘装置18を連結している。ロータリ耕耘装置18は、入力軸19と、伝動ケース20内のチェン・スプロケット等の伝動要素21と、耕耘軸22と、この耕耘軸22に取り付けられた耕耘爪24と、耕耘軸22上方を覆うメインカバー25、メインカバー25後部に枢着されたリヤカバー26等からなり、トラクタ1側のPTO軸30とロータリ耕耘装置18側の入力軸19とを自在継手32で連結してエンジン3の回転動力を作業機側に伝達するようにしている。
【0015】
ここで、図2に示す動力線図に基づいてトラクタ1とロータリ耕耘装置18の動力伝達系について簡単に説明する。
クラッチ4の後方には油圧式無段変速装置35が設けられ、その伝動後位に高低2段の副変速装置36が設けられている。
【0016】
副変速装置36の後部には後輪デフ装置38が設けられ、後輪デフ装置38の伝動後位に1段の減速ギヤ機構39が設けられ、最終出力軸(後車軸)40の端部に後輪7が取り付けられている。
後輪デフ装置38の前方からギヤ42を介して取り出された動力は前記前輪増速装置10を介して前輪デフ装置43に伝えられて前輪6を駆動する。
【0017】
また、油圧式無段変速装置35は通常は変速ペダル(図示省略)によってトラニオン軸45を回転させて油圧モータに直結された出力軸45aの回転を制御するものであるが、ここでは電動モータ48によってトラニオン軸45の回転をコントロールする。
【0018】
一方、油圧式無段変速装置35の前に取り付けられた1枚のギヤ49にはPTO入力ギヤ50が噛合い、この回転をPTOクラッチ52、高低2段のPTO変速装置53に伝え、このPTO変速装置53で減速した動力をPTO軸30に伝える。
【0019】
なお、図中においてS1,S2,S3,S4は夫々エンジン回転センサ、後輪回転センサ、耕耘軸回転センサ、トラニオン軸回動角度センサである。
次ぎに図3のブロック図について説明する。
図3のコントローラ55はトラニオン軸45の角度を調節する電動モータ48の位置を制御するためのものであり、コントローラ55の入力側には、耕耘ピッチ制御をON,OFFするモードスイッチ57、耕耘ピッチを設定する設定器(ダイヤル)59、エンジン回転センサS1、後輪回転センサS2、耕耘軸回転センサS3、トラニオン軸回動角度センサS4、副変速装置のシフト位置を検出する副変速位置センサ60、PTO変速装置53のシフト位置を検出するPTO位置センサ61が接続されている。一方、コントローラ55の出力側にはトラニオン軸45の回動角度を決める電動モータ48が接続されている。
【0020】
次に作用を説明する。作業者が耕耘ピッチを耕耘ピッチ設定器59を操作して設定すると、前記の各センサの検出値を参照しながら、指定された耕耘ピッチが得られる車速が算出され、その速度になるように電動モータ48が駆動され、油圧式無段変速装置35のトラニオン軸45がコントローラ55で計算された位置に回動させられる。
【0021】
なお、この実施例では耕耘ピッチは最低の1.0cmから最大30cmまでを無段で調節できるようにしている。また、前記モードスイッチ57をOFFにすれば、耕耘ピッチを制御する自動制御は停止され、これまでと同じ手動による操作に切り換わる。
【0022】
従って、車速と耕耘軸の回転とは無関係となり、コントローラ55からの指令によってトラニオン軸45が回動操作されることはない。
図6は計器盤70を示すもので、右下部にモードスイッチ57と耕耘ピッチ設定ダイヤル59が設けられている。
【0023】
液晶表示部72には自動モード・手動モードの区別と耕耘ピッチの表示とが交互に表示されるようにしている。
なお、図4は図2に相当する動力伝達線図であるが、図2は油圧式無段変速装置35を用いて車速変更を変更するように構成したものであるのに対して、図4の場合は油圧式無段変速装置を用いて耕耘軸22の回転数を制御するようにした点が相違している。
【0024】
なお、両者同じ構成部材については同一符号を付し、構成が異なるものだけ別符号を付している。
図4において、符号75は走行系の変速装置である。この例では4段の変速を可能としている。符号85はロータリ耕耘装置18の伝動ケース20内に組み込まれた油圧式無段変速装置で、トラニオン軸86の回転は電動モータ88で行なう。
【0025】
この図の場合、耕耘ピッチを設定すると、そのときの車速に応じた耕耘ピッチとなるように耕耘軸22の回転数の制御がなされる。
従って、負荷変動で車速が低下すると、それに応じて耕耘軸22の回転数も比例して減少するようにトラニオン軸が回動される。負荷を乗り切って車速が上昇すると耕耘軸22の回転も増大するようにトラニオン軸86が制御される。
【0026】
図5に示したブロック図は図3に相当するものである。
コントローラ100の入力側に、モードスイッチ57と、作業の種類を設定する作業種類設定器101と、増減ボタンスイッチ102,103と、圃場番号を設定する圃場設定器104が接続されている。
【0027】
作業種類は、例えば、「荒起こし」「細土」「超細土」のように作業に不慣れな者でも感覚的にわかる言葉で表記されており、作業種類設定器101を操作して作業の種類を選択するとその作業に一番ふさわしい標準的な耕耘ピッチが表示され、同時に設定される。
【0028】
この設定された耕耘ピッチに対して実際にロータリ耕を行なっている作業者が耕耘ピッチの増減を希望する場合には増減ボタンスイッチ102,103を押して1段ずつ耕耘ピッチを増加若しくは減少させて所望とする耕耘ピッチに移行させる。
【0029】
圃場設定器104は圃場NOを指定すればコントローラ100のメモリ内に記憶されている耕耘ピッチを呼び出して過去に設定していた耕耘ピッチに設定するものである。
このように圃場番号を指定すれば過去に設定した耕耘ピッチに直ちに移行できるので作業に慣れない高齢者や婦女子でも簡単に操作でき、前回と同じ条件で耕耘作業を行なうことができるものである。
【0030】
最後に図7の構成について説明する。
この図に示したものは、座席8横の操作部の構造について説明したものである。前記実施例では計器盤70内の液晶表示部72に耕耘ピッチを表示させるようにしたものであるが、この図7においては、操作部90の上に液晶表示部91を設け、この表示部91で耕耘ピッチ、車速、PTO回転数、PTOの変速段数を表示するようにした。
【0031】
表示内容の切換えにあたっては、左側の切換スイッチ92を順に押すことによって各表示内容が変わるようにしている。
その右横の増減ボタンスイッチ93,94は耕耘ピッチやPTO変速段数を選択するときに操作するスイッチである。各スイッチを1回押すごとに1ステップずつ設定値が変わる。
【0032】
増減ボタンスイッチ93,94の下には作業の優先順位を設定するスイッチ95,96,97が設けられている。各種設定が終わると操作部90右上の設定SW98を押して設定を確定させる。
耕耘ピッチ制御を開始すべく左隅のモードスイッチ57を押すと設定された耕耘ピッチを維持するように耕耘ピッチ制御が働く。この場合において、車速優先スイッチ95が同時に押されていると、負荷変動が生じて設定された耕耘ピッチを維持するのが困難な事態になったとき設定耕耘ピッチは無視され、車速が優先されるように制御がなされる。
【0033】
PTO優先スイッチ96が押されている場合には、車速よりもPTO回転の方が優先される。ミックス制御ボタンスイッチ97が押されているときには、車速を優先する場合と、PTO回転を優先する場合とが混在しており、種々の作業条件によって制御の優先順位が変わる。例えば、土質が粘土質か砂地かによって優先順位を変えることも可能である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1の発明は、機体後部に連結したロータリ耕耘装置18にて土壌を耕起すべく構成したものにおいて、本機1側又はロータリ耕耘装置18側に無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設けたことを特徴とするロータリの耕耘ピッチ制御装置であるから、従来のように計器盤内に設けられた表示装置の表示パターンに従って作業者自らが変速レバーを操作する必要性がなく、操作性が著しく向上する。
【0035】
また、請求項2では、前記無段変速装置35(85)を油圧式無段変速装置で構成したので、変速動作が滑らかで、且つ動力損失も少なく、操作性、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】動力伝達線図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】図2に相当する動力伝達線図である。
【図5】ブロック図である。
【図6】計器盤の正面図である。
【図7】操作部の正面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ
3 エンジン
5 ミッションケース
6 前輪
7 後輪
18 ロータリ耕耘装置
57 モードスイッチ
59 耕耘ピッチ設定器(ダイヤル)
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタ等に装着して土壌を耕起するロータリ耕耘装置の耕耘ピッチ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタの後部にロータリ耕耘装置を連結し、トラクタのPTO軸からロータリ耕耘装置の入力軸に回転動力を伝達して耕耘軸を回転させ、耕耘軸に取り付けられた耕耘爪で土壌を耕起する場合、耕耘後の土塊の粗さは、耕耘軸の回転速度と車速との比によって変化する。
【0003】
耕耘軸に取り付けられた1本の耕耘爪が1回転する間に進む距離(cm)を耕耘ピッチとして定義付けすると、この耕耘ピッチは小さいほど耕耘後の土塊は細かくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、耕耘作業を行なう場合、試し掘りを繰り返して土塊を観察し、適当な粗さとなるような車速とPTO回転速度を選択していたが、このような方法では最適な条件を得るまでにかなりの手間と時間が必要であった。
【0005】
特に、トラクタの場合には、車速を変更調節する変速部が主変速4段、副変速2段、超低速変速装置まで含めれば前進16段〜32段の多段の変速が行なえるのが普通で、PTO変速も通常2乃至4段あるので、これらの組合せを考えると数十種類の耕耘ピッチのパターンが存在することになり、この中から最適な組合せを選択するのは作業に不慣れな者では難しかった。
【0006】
このような問題点を解決するものとして、出願人は以前に特願昭59−136262号の耕耘ピッチ制御装置を考案したが、このものは、作業開始前に作業者が耕耘ピッチを選択したときに、その耕耘ピッチに一番近い車速を計器盤に設けられた変速パターンで表示し、オペレータはその表示を見て車速を変更するものであったから、操作が面倒で煩わしく改良の余地があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に鑑みて提案するものであり、このため、次のような技術的手段を講じた。
即ち、請求項1の発明は、機体後部に連結したロータリ耕耘装置18にて土壌を耕起すべく構成したものにおいて、本機1側又はロータリ耕耘装置18側に無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設けたことを特徴とするロータリの耕耘ピッチ制御装置とした。
【0008】
また、請求項2では、前記無段変速装置35(85)が油圧式無段変速装置であることを特徴とする請求項1記載のロータリの耕耘ピッチ制御装置の構成とした。
前記構成による作用は次の通りである。
本機1側に無段変速装置35がある場合には、ロータリ耕耘装置18側の耕耘爪24のきざみ量が耕耘ピッチ設定器59で設定したピッチとなるように無段変速装置35を制御して車速を変更調節し、常に耕耘ピッチが設定された値となるようにする。
【0009】
一方、ロータリ耕耘装置18側に無段変速装置85がある場合には車速に合わせてロータリ耕耘装置18側の耕耘軸22の回転数を変更調節する。
このようにして、無段変速装置が本機、作業機のいずれにあっても、耕耘ピッチが設定された値となるようにコントローラ55からの指令によって無段変速装置を制御するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1はトラクタで、機体前部のボンネット2内にエンジン3を設け、このエンジン3の回転動力をクラッチ4を介してミッションケース5内の変速装置に伝達するようにしている。
【0011】
変速装置で減速された回転動力は前輪6と後輪7に伝達され、四輪駆動の状態で機体を走行させることができる。また、前輪駆動系の途中には前輪6の周速を後輪7の周速よりも速く回転させる前輪増速装置10が設けられ、ステアリングハンドル12操作と連動して前輪増速装置10が作動する。
【0012】
即ち、直進走行中は前輪6と後輪7の周速が略等しく、ステアリングハンドル12を所定角度以上に操作して旋回する時にはこの前輪増速装置10が高速側に切り換わって後輪7の周速より2倍近い速い周速が前輪6に与えられて機体を小半径で旋回させることができるようにしている。
【0013】
機体後部には油圧シリンダケース13が設けられ、この油圧シリンダケース13の左右両側にリフトアーム14,14が回動自在に枢着されている。
リフトアーム14,14とロワーリンク15,15の間にはリフトロッド16,16が介装連結され、このうち、右側のリフトロッド16は油圧シリンダ16aで構成されていて、この油圧シリンダ16aを伸縮させることによって機体後部に装着された作業機の左右方向の傾きを変更することができるように構成している。
【0014】
なお、この実施例では作業機としてロータリ耕耘装置18を連結している。ロータリ耕耘装置18は、入力軸19と、伝動ケース20内のチェン・スプロケット等の伝動要素21と、耕耘軸22と、この耕耘軸22に取り付けられた耕耘爪24と、耕耘軸22上方を覆うメインカバー25、メインカバー25後部に枢着されたリヤカバー26等からなり、トラクタ1側のPTO軸30とロータリ耕耘装置18側の入力軸19とを自在継手32で連結してエンジン3の回転動力を作業機側に伝達するようにしている。
【0015】
ここで、図2に示す動力線図に基づいてトラクタ1とロータリ耕耘装置18の動力伝達系について簡単に説明する。
クラッチ4の後方には油圧式無段変速装置35が設けられ、その伝動後位に高低2段の副変速装置36が設けられている。
【0016】
副変速装置36の後部には後輪デフ装置38が設けられ、後輪デフ装置38の伝動後位に1段の減速ギヤ機構39が設けられ、最終出力軸(後車軸)40の端部に後輪7が取り付けられている。
後輪デフ装置38の前方からギヤ42を介して取り出された動力は前記前輪増速装置10を介して前輪デフ装置43に伝えられて前輪6を駆動する。
【0017】
また、油圧式無段変速装置35は通常は変速ペダル(図示省略)によってトラニオン軸45を回転させて油圧モータに直結された出力軸45aの回転を制御するものであるが、ここでは電動モータ48によってトラニオン軸45の回転をコントロールする。
【0018】
一方、油圧式無段変速装置35の前に取り付けられた1枚のギヤ49にはPTO入力ギヤ50が噛合い、この回転をPTOクラッチ52、高低2段のPTO変速装置53に伝え、このPTO変速装置53で減速した動力をPTO軸30に伝える。
【0019】
なお、図中においてS1,S2,S3,S4は夫々エンジン回転センサ、後輪回転センサ、耕耘軸回転センサ、トラニオン軸回動角度センサである。
次ぎに図3のブロック図について説明する。
図3のコントローラ55はトラニオン軸45の角度を調節する電動モータ48の位置を制御するためのものであり、コントローラ55の入力側には、耕耘ピッチ制御をON,OFFするモードスイッチ57、耕耘ピッチを設定する設定器(ダイヤル)59、エンジン回転センサS1、後輪回転センサS2、耕耘軸回転センサS3、トラニオン軸回動角度センサS4、副変速装置のシフト位置を検出する副変速位置センサ60、PTO変速装置53のシフト位置を検出するPTO位置センサ61が接続されている。一方、コントローラ55の出力側にはトラニオン軸45の回動角度を決める電動モータ48が接続されている。
【0020】
次に作用を説明する。作業者が耕耘ピッチを耕耘ピッチ設定器59を操作して設定すると、前記の各センサの検出値を参照しながら、指定された耕耘ピッチが得られる車速が算出され、その速度になるように電動モータ48が駆動され、油圧式無段変速装置35のトラニオン軸45がコントローラ55で計算された位置に回動させられる。
【0021】
なお、この実施例では耕耘ピッチは最低の1.0cmから最大30cmまでを無段で調節できるようにしている。また、前記モードスイッチ57をOFFにすれば、耕耘ピッチを制御する自動制御は停止され、これまでと同じ手動による操作に切り換わる。
【0022】
従って、車速と耕耘軸の回転とは無関係となり、コントローラ55からの指令によってトラニオン軸45が回動操作されることはない。
図6は計器盤70を示すもので、右下部にモードスイッチ57と耕耘ピッチ設定ダイヤル59が設けられている。
【0023】
液晶表示部72には自動モード・手動モードの区別と耕耘ピッチの表示とが交互に表示されるようにしている。
なお、図4は図2に相当する動力伝達線図であるが、図2は油圧式無段変速装置35を用いて車速変更を変更するように構成したものであるのに対して、図4の場合は油圧式無段変速装置を用いて耕耘軸22の回転数を制御するようにした点が相違している。
【0024】
なお、両者同じ構成部材については同一符号を付し、構成が異なるものだけ別符号を付している。
図4において、符号75は走行系の変速装置である。この例では4段の変速を可能としている。符号85はロータリ耕耘装置18の伝動ケース20内に組み込まれた油圧式無段変速装置で、トラニオン軸86の回転は電動モータ88で行なう。
【0025】
この図の場合、耕耘ピッチを設定すると、そのときの車速に応じた耕耘ピッチとなるように耕耘軸22の回転数の制御がなされる。
従って、負荷変動で車速が低下すると、それに応じて耕耘軸22の回転数も比例して減少するようにトラニオン軸が回動される。負荷を乗り切って車速が上昇すると耕耘軸22の回転も増大するようにトラニオン軸86が制御される。
【0026】
図5に示したブロック図は図3に相当するものである。
コントローラ100の入力側に、モードスイッチ57と、作業の種類を設定する作業種類設定器101と、増減ボタンスイッチ102,103と、圃場番号を設定する圃場設定器104が接続されている。
【0027】
作業種類は、例えば、「荒起こし」「細土」「超細土」のように作業に不慣れな者でも感覚的にわかる言葉で表記されており、作業種類設定器101を操作して作業の種類を選択するとその作業に一番ふさわしい標準的な耕耘ピッチが表示され、同時に設定される。
【0028】
この設定された耕耘ピッチに対して実際にロータリ耕を行なっている作業者が耕耘ピッチの増減を希望する場合には増減ボタンスイッチ102,103を押して1段ずつ耕耘ピッチを増加若しくは減少させて所望とする耕耘ピッチに移行させる。
【0029】
圃場設定器104は圃場NOを指定すればコントローラ100のメモリ内に記憶されている耕耘ピッチを呼び出して過去に設定していた耕耘ピッチに設定するものである。
このように圃場番号を指定すれば過去に設定した耕耘ピッチに直ちに移行できるので作業に慣れない高齢者や婦女子でも簡単に操作でき、前回と同じ条件で耕耘作業を行なうことができるものである。
【0030】
最後に図7の構成について説明する。
この図に示したものは、座席8横の操作部の構造について説明したものである。前記実施例では計器盤70内の液晶表示部72に耕耘ピッチを表示させるようにしたものであるが、この図7においては、操作部90の上に液晶表示部91を設け、この表示部91で耕耘ピッチ、車速、PTO回転数、PTOの変速段数を表示するようにした。
【0031】
表示内容の切換えにあたっては、左側の切換スイッチ92を順に押すことによって各表示内容が変わるようにしている。
その右横の増減ボタンスイッチ93,94は耕耘ピッチやPTO変速段数を選択するときに操作するスイッチである。各スイッチを1回押すごとに1ステップずつ設定値が変わる。
【0032】
増減ボタンスイッチ93,94の下には作業の優先順位を設定するスイッチ95,96,97が設けられている。各種設定が終わると操作部90右上の設定SW98を押して設定を確定させる。
耕耘ピッチ制御を開始すべく左隅のモードスイッチ57を押すと設定された耕耘ピッチを維持するように耕耘ピッチ制御が働く。この場合において、車速優先スイッチ95が同時に押されていると、負荷変動が生じて設定された耕耘ピッチを維持するのが困難な事態になったとき設定耕耘ピッチは無視され、車速が優先されるように制御がなされる。
【0033】
PTO優先スイッチ96が押されている場合には、車速よりもPTO回転の方が優先される。ミックス制御ボタンスイッチ97が押されているときには、車速を優先する場合と、PTO回転を優先する場合とが混在しており、種々の作業条件によって制御の優先順位が変わる。例えば、土質が粘土質か砂地かによって優先順位を変えることも可能である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1の発明は、機体後部に連結したロータリ耕耘装置18にて土壌を耕起すべく構成したものにおいて、本機1側又はロータリ耕耘装置18側に無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設けたことを特徴とするロータリの耕耘ピッチ制御装置であるから、従来のように計器盤内に設けられた表示装置の表示パターンに従って作業者自らが変速レバーを操作する必要性がなく、操作性が著しく向上する。
【0035】
また、請求項2では、前記無段変速装置35(85)を油圧式無段変速装置で構成したので、変速動作が滑らかで、且つ動力損失も少なく、操作性、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】動力伝達線図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】図2に相当する動力伝達線図である。
【図5】ブロック図である。
【図6】計器盤の正面図である。
【図7】操作部の正面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ
3 エンジン
5 ミッションケース
6 前輪
7 後輪
18 ロータリ耕耘装置
57 モードスイッチ
59 耕耘ピッチ設定器(ダイヤル)
Claims (2)
- 機体後部に連結したロータリ耕耘装置18にて土壌を耕起すべく構成したものにおいて、本機1側又はロータリ耕耘装置18側に無段変速機35(85)を設け、耕耘ピッチ設定器59で設定した耕耘きざみ量となるように前記無段変速機35(85)をコントロールして本機の車速又はロータリ耕耘軸の回転数を制御させる制御手段55を設けたことを特徴とするロータリの耕耘ピッチ制御装置。
- 前記無段変速装置35(85)が油圧式無段変速装置であることを特徴とする請求項1記載のロータリの耕耘ピッチ制御装置。
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