JP2004020999A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Inventor
Tomohiko Suzuki
鈴木 知彦
Original Assignee
Matsushita Electric Ind Co Ltd
松下電器産業株式会社
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Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置において、高信頼性と高放熱構造を有し、より安価なアドレスドライバ回路ブロックを提供することを目的とする。
【解決手段】プラズマディスプレイパネルのアドレス電極に表示データを供給するためのアドレスドライバ回路ブロックにおいて、ギャングボンド方式によりドライバIC20を実装したものである。その構成においてドライバIC20を搭載するフレキシブル配線基板21にドライバIC20を実装するためのデバイスホールを設けず、ドライバIC20搭載面の反対面を平面な状態とし、その面には弾性体24を介して放熱板25を固着する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイ技術の中で最近特に注目を集めている。
【0003】
以下、プラズマディスプレイ装置について、図3〜図5を用いて説明する。
【0004】
まず、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造について図3を用いて説明する。図3に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板1上には、スキャン電極とサステイン電極とで対をなすストライプ状の表示電極2が複数列形成され、そしてその電極群を覆うように誘電体層3が形成され、その誘電体層3上には保護膜4が形成されている。
【0005】
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基板5上には、スキャン電極及びサステイン電極の表示電極2と交差するように、オーバーコート層6で覆われた複数列のストライプ状のアドレス電極7が形成されている。このアドレス電極7間のオーバーコート層6上には、アドレス電極7と平行に複数の隔壁8が配置され、この隔壁8間の側面およびオーバーコート層6の表面に蛍光体層9が設けられている。
【0006】
これらの基板1と基板5とは、スキャン電極およびサステイン電極の表示電極2とアドレス電極7とがほぼ直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電空間は、隔壁8によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極2とアドレス電極7との交点が位置する複数の放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色及び青色となるように蛍光体層9が一色ずつ順次配置されており、これによりプラズマディスプレイパネル10が構成されている。
【0007】
図4にこのプラズマディスプレイパネルの電極配列を示しており、図4に示すようにスキャン電極およびサステイン電極とアドレス電極とは、M行×N列のマトリックス構成であり、行方向にはM行のスキャン電極SCN1〜SCNMおよびサステイン電極SUS1〜SUSMが配列され、列方向にはN列のアドレス電極D1〜DNが配列されている。
【0008】
このような電極構成のプラズマディスプレイパネルにおいては、アドレス電極とスキャン電極の間に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電を行い、放電セルを選択した後、スキャン電極とサステイン電極との間に、交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、スキャン電極とサステイン電極との間で維持放電を行い、所定の表示を行うものである。
【0009】
図5にプラズマディスプレイ装置の表示駆動回路の構成を示している。図5に示すように、図3に示す構成のプラズマディスプレイパネル(PDP)10、アドレスドライバ回路11、スキャンドライバ回路12、サステインドライバ回路13、放電制御タイミング発生回路14、電源回路15、16、A/Dコンバータ(アナログ・デジタル変換器)17、走査数変換部18、及びサブフィールド変換部19を備えている。
【0010】
図5の回路において、まず、映像信号VDは、A/Dコンバータ17に入力される。また、水平同期信号H及び垂直同期信号Vは放電制御タイミング発生回路14、A/Dコンバータ17、走査数変換部18、サブフィールド変換部19に与えられる。A/Dコンバータ17は、映像信号VDをデジタル信号に変換し、その画像データを走査数変換部18に与える。
【0011】
走査数変換部18は、画像データをPDP10の画素数に応じたライン数の画像データに変換し、各ラインごとの画像データをサブフィールド変換部19に与える。サブフィールド変換部19は、各ラインごとの画像データの各画素データを複数のサブフィールドに対応する複数のビットに分割し、各サブフィールドごとに各画素データの各ビットをアドレスドライバ回路11にシリアルに出力する。アドレスドライバ回路11は、電源回路15に接続されており、サブフィールド変換部19から各サブフィールドごとにシリアルに与えられるデータをパラレルデータに変換し、そのパラレルデータに基づいて複数のアドレス電極に電圧を供給する。
【0012】
放電制御タイミング発生回路14は、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vを基準として、放電制御タイミング信号SC、SUを発生し、各々スキャンドライバ回路12およびサステインドライバ回路13に与える。スキャンドライバ回路12は、出力回路121及びシフトレジスタ122を有する。また、サステインドライバ回路13は、出力回路131及びシフトレジスタ132を有する。これらのスキャンドライバ回路12及びサステインドライバ回路13は共通の電源回路16に接続されている。
【0013】
スキャンドライバ回路12のシフトレジスタ122は、放電制御タイミング発生回路14から与えられる放電制御タイミング信号SCを垂直走査方向にシフトしつつ出力回路121に与える。出力回路121は、シフトレジスタ122から与えられる放電制御タイミング信号SCに応答して複数のスキャン電極に順に駆動信号電圧を供給する。
【0014】
サステインドライバ回路13のシフトレジスタ132は、放電制御タイミング発生回路14から与えられる放電制御タイミング信号SUを垂直走査方向にシフトしつつ出力回路131に与える。出力回路131は、シフトレジスタ132から与えられる放電制御タイミング信号SUに応答して複数のサステイン電極に順に駆動信号電圧を供給する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなプラズマディスプレイ装置においては、アドレスドライブ回路ブロックではブロック単品ごとに放熱板を設置しなければならない。また、ワイヤーボンド実装のため実装工数を向上させ、設備投資を低減することが困難である。さらに、ワイヤーボンド実装の可能な配線ピッチが100μmピッチ程度であることから、よりドライバICを小型化することも難しい。
【0016】
本発明はこのようなプラズマディスプレイ装置において、高信頼性と高放熱構造を有し、より安価なアドレスドライバ回路ブロックを提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルのアドレス電極に表示データを供給するためのアドレスドライバ回路ブロックにおいて、ギャングボンド方式によりドライバICを実装したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1記載の発明は、放電空間を形成して対向する一対の基板上に複数列の表示電極とこの表示電極に交差するように対向配置される複数列のアドレス電極とを設けることにより構成された複数の放電セルを有するプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルの前記アドレス電極に表示データを供給するための複数のドライバICと、このドライバICを搭載するフレキシブル配線基板とを有し、前記フレキシブル配線基板は、絶縁性のベースフィルム上に前記アドレス電極およびドライバICに接続される複数本の配線導体を形成することにより構成し、かつ前記フレキシブル配線基板の配線導体にギャングボンドによりドライバICを実装したものである。
【0019】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、フレキシブル配線基板のドライバICが搭載されている面と反対面に弾性体を介して放熱板を配置したことを特徴とする。さらに、請求項3に記載の発明は、請求項2において、弾性体が、熱伝導性および耐熱性の高い材質であることを特徴とする。
【0020】
以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置について、図1、図2を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。
【0021】
図1は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置において、アドレス電極に表示データを供給するためのアドレスドライバ回路ブロックの構成を示す図であり、図において、20は図5に示すアドレスドライバ回路11のアドレスドライバ回路ブロックを構成するドライバICで、このドライバIC20は、このPDP10の前記アドレス電極に表示データを供給するためのもので、PDP10に複数個接続される。ドライバIC20の外部電極との接続パッドにはAu、半田、Cu等から成る突起電極20aが形成されている。
【0022】
21はこのドライバIC20を搭載するフレキシブルな屈曲性を有するフレキシブル配線基板で、このフレキシブル配線基板21は、ポリイミド等の樹脂材料からなる絶縁性のベースフィルム22上に前記アドレス電極およびドライバICに接続される複数本のCuからなる配線導体23を形成することにより構成されている。フレキシブル配線基板21の配線導体23において、ドライバIC20の端子部と電気的に接続される端子部の表面には、Ni、Au等のめっきが施され、ドライバIC20の突起電極20aをフレキシブル配線基板21上に形成された配線導体23にギャングボンド実装することにより電気的に接続されている。このギャングボンド実装方法としては、IC一括のギャングボンド方式があり、導電粒子によるもの、金属結合によるもの、機械的圧接による方法等があり、接続ピッチは50μm〜150μmピッチである。この構成により、フレキシブル配線基板21のドライバIC20の搭載部にはベースフィルム22が存在し、搭載面と反対面についても平坦な平面が保たれている。
【0023】
なお、図示していないが、ドライバIC20とフレキシブル配線基板21の間及びドライバIC20周辺部は、エポキシ樹脂等のモールド樹脂により覆われている。
【0024】
フレキシブル配線基板21のドライバIC20が搭載されている面と反対面には、熱伝導性および耐熱性の高い材質からなる弾性体24を介して放熱板25が配置されている。この放熱板25は、PDP10が固着されているシャーシ部材にビス等により取り付けられ、これによりドライバIC20から発生する熱を放熱するための放熱経路を形成している。
【0025】
図2にPDP10との接続状態を示しており、この図2に示すように、フレキシブル配線基板21の配線導体23の一端は、PDP10のアドレス電極の端子部に異方導電性接着材により電気的に接続され、そしてPDP10の外周部を通して、前面側より背面側に180度湾曲させて引き回され、フレキシブル配線基板21の配線導体23の他端はPDP10の背面側のシャーシ部材26に取り付けられる駆動回路基板27に電気的に接続されている。
【0026】
ここで、本発明による構成によれば、ギャングボンド方式の実装により、設備投資を含めた実装加工費が低減でき安価なアドレスドライバ回路ブロックの供給が可能となる。また、配線基板のドライバIC搭載面と反対面が平面な構造により、弾性体を介して放熱板に固着する際、広い面積で接することが可能となり、放熱効率が向上する。さらに、反対面が平面で放熱板に固着されることにより、固着面からフレキシブル配線板の基材を通して進入する水分を低減することができ、ドライバIC実装部に対する信頼性が向上する。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ギャングボンド方式の実装により、設備投資を含めた実装加工費が低減でき安価なアドレスドライバ回路ブロックの供給が可能となる。また、配線基板のドライバIC搭載面と反対面が平面な構造により、弾性体を介して放熱板に固着する際に広い面積で接するため、放熱効率が向上し、しかも反対面が平面で放熱板に固着されることにより、固着面からフレキシブル配線板の基材を通して進入する水分を低減することができ、ドライバIC実装部に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部構造を示す断面図
【図2】同プラズマディスプレイ装置のパネル部分と表示駆動回路接続状態を示す概略図
【図3】プラズマディスプレイ装置のパネルを示す概略断面図
【図4】同パネルの電極配線図
【図5】プラズマディスプレイ装置のブロック回路図
【符号の説明】
1、5 基板
2 表示電極
7 アドレス電極
10 プラズマディスプレイパネル
20 ドライバIC
20a 突起電極
21 フレキシブル配線基板
22 ベースフィルム
23 配線導体
24 弾性体
25 放熱板

Claims (3)

  1. 放電空間を形成して対向する一対の基板上に複数列の表示電極とこの表示電極に交差するように対向配置される複数列のアドレス電極とを設けることにより構成された複数の放電セルを有するプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルの前記アドレス電極に表示データを供給するための複数のドライバICと、このドライバICを搭載するフレキシブル配線基板とを有し、前記フレキシブル配線基板は、絶縁性のベースフィルム上に前記アドレス電極およびドライバICに接続される複数本の配線導体を形成することにより構成し、かつ前記フレキシブル配線基板の配線導体にギャングボンドによりドライバICを実装したことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. フレキシブル配線基板のドライバICが搭載されている面と反対面に弾性体を介して放熱板を配置したことを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 弾性体が、熱伝導性および耐熱性の高い材質であることを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
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