JP2004019732A - インナーケーブルおよびそれを用いたコントロールケーブル - Google Patents

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Kazunori Sudo
須藤 和規
Kiyonori Matsui
松井 清典
Takashi Yanagida
柳田 隆
Takuro Sakai
酒井 卓朗
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【課題】従来のコントロールケーブルに比して座屈強度、荷重効率、摺動抵抗、バックラッシュを悪化させることなく、小さい曲率半径で曲げることができ、しかも製造が容易なインナーケーブルを提供する。
【解決手段】芯線4と、その芯線4の回りに所定の方向に間隔を設けずに撚られた6本の側ストランド5とからなるコア2と、そのコア2を覆い、その外周に軸方向に真っ直ぐ延びる突条6が等間隔で10本設けられている合成樹脂製の外層3とからなるインナーケーブル。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインナーケーブルおよびそれを用いたコントロールケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
コントロールケーブルはアウターケーシングとインナーケーブルとからなる。インナーケーブルとアウターケーシングの間にはクリアランスがあり、そのためインナーケーブルの往復操作にバックラッシュが生ずる。このようなバックラッシュを少なくするにはインナーケーブルとアウタ−ケーシングのクリアランスをできるだけ小さくすることが考えられるが、その場合は摺動抵抗が大きくなり、荷重効率が低下する。
【0003】
このような問題を解消するために、図5a、bに示すように、特開昭62−228708号公報は外表面に凹凸101を有する合成樹脂被覆を施したインナーケーブル100、110を提案している。さらに、特開2000−130427号公報は、その表面に螺旋状の凹凸が表れた合成樹脂層を設けたインナーケーブルを提案している。これらのものは表面に設けられた凹凸によりアウターケーシングとのクリアランスを減らし、しかも、その凹凸の溝の分だけクリアランスを残すため、荷重効率をそれほど低下させず、また、摺動抵抗をそれほど増大させずにバックラッシュを抑えることができる。さらに、インナーケーブルに螺旋状に伸びる突出部位や突条を設けているものとして、特開2001−140848号公報、特開平10−159832号公報などが知られている。
【0004】
近年の自動車のエンジンルームの縮小化に伴い、コントロールケーブルは、さらに小さい曲率半径で曲げられ、また、荷重効率、バックラッシュ等を向上させることができるものが求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来のコントロールケーブルに比して高い荷重効率が得られ、座屈強度、摺動抵抗、バックラッシュを悪化させることなく、小さい曲率半径で曲げることができ、しかも製造が容易なコントロールケーブルを提供することを技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のインナーケーブルは1本または複数の素線からなるコアと、そのコアを覆い、その外周に軸方向に延びる突条が設けられている合成樹脂製の外層とからなるインナーケーブルであって、そのインナーケーブルの突条頂部の曲率半径が0.2mm以下であることを特徴としている(請求項1)。ここでいう、突条頂部の曲率半径が0.2mm以下とは、突条頂部が円弧状であるだけではなくエッジ状も含む。前記突条が等間隔で複数本設けられているものが好ましい(請求項2)。前記突条の高さが前記インナーケーブルの外径の1/100〜1/10であるものが好ましい(請求項3)。ここでいうインナーケーブルの外径とは、半径がコアの中心と突条の頂点とを結ぶ線である円の直径をいう。
【0007】
本発明のコントロールケーブルは、前述のインナーケーブルと、そのインナーケーブルを摺動自在に収容し、内面に断面円形のライナーを有している円筒状のアウターケーシングとからなることを特徴としている(請求項4)。前記インナーケーブルが11ナイロン製の外層を有しており、前記アウターケーシングがポリエチレン製のライナーを有しているものが好ましい(請求項5)。前記ライナーが高密度ポリエチレンおよび超高分子量ポリエチレンであるものが好ましい(請求項6)。
【0008】
【作用および発明の効果】
本発明のインナーケーブル(請求項1)は、コアを覆い、その外周に軸方向に延びる突条が設けられているため、その突条の高さだけ、インナーケーブルとアウターケーシングのクリアランスを縮めることができる。また、突条頂部の曲率半径が0.2mm以下であるため、インナーケーブルとアウターケーシングが接触するとき、それらの接触面積はより小さく、さらに接触している部分が移動方向に伸びているので摺動抵抗を小さくすることができる。これにより、往復操作によるバックラッシュの値を従来の値より悪化させることなく、摺動抵抗を小さくすることができる。さらに、外層はコアを直接外部と触れることを防ぐため保護層としての効果もある。さらに、外径が同じである従来公知のインナーケーブルより、突条によってできる凹凸の空間の部分だけ、軽量化ができ、材料費の削減ができる。
【0009】
前記突条が等間隔に3本以上設けられている(請求項2)場合は、インナーケーブルは、インナーケーブルをどの方向に曲げても、アウターケーシングと突条以外の部分で接触することなく摺動することができる。
【0010】
前記インナーケーブルの突条の高さが、インナーケーブルの外径の1/100〜1/10の範囲である(請求項3)場合は、インナーケーブルの剛性が著しく高くなることもなく可撓性が保たれる。また、1/10以上の場合、インナーケーブルを操作することによって突条が著しく変形する恐れがある。
【0011】
本発明のコントロールケーブル(請求項4)は、前記いずれかのインナーケーブルを用いているので、小さい曲率半径で曲げることができ、荷重効率が高く、摺動抵抗が少なく、バックラッシュが少ない。
【0012】
前記外層が11ナイロン(PA11)であるインナーケーブルと、ポリエチレン製のライナーを有するアウターケーシングとからなる場合(請求項5)、両合成樹脂間の動摩擦係数が小さいため、摩耗による劣化が小さい。つまり、荷重効率、摺動抵抗および耐久性に優れたコントロールケーブルを実現することができる。
【0013】
さらに、前記ライナーが高密度ポリエチレン製(HDPE)および高分子量ポリエチレン製(UHMWPE)である(請求項6)場合は、分子量が大きいために、さらに摩耗による劣化が小さく、前述した効果を備えたコントロールケーブルを実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のインナーケーブルの実施形態を示す斜視図であり、図2aは図1の断面図であり、図2bは図2aの要所部分拡大図であり、図3a、図3bは本発明のインナーケーブルの他の実施形態を示す断面図であり、図4は本発明のコントロールケーブルの構成要素であるアウターケーシングの実施形態を示す断面図であり、図5a、図5bには比較例として従来公知のインナーケーブルを示す断面図であり、図6a、図6bは本発明のインナーケーブルおよび比較例のインナーケーブルを用いたコントロールケーブルの耐久試験の説明図である。
【0015】
図1および図2にインナーケーブルの実施形態を示す。インナーケーブル1は、コア2と、そのコア2の外周面に被覆された外層3とからなる。
【0016】
コア2は、7本の金属素線からなり、1本の芯線4と、その芯線4の回りに所定の方向に間隔を設けずに撚られた前記芯線4と同径または前記芯線4より減径された6本の側ストランド5とからなる。金属素線は従来のものと同じように、JIS G 3560のSWO−AまたはSWO−B炭素鋼オイルテンパー線を用いるのが好ましい。その径はたとえば、0.3〜4.0mm程度であるものが好ましい。また芯線4は側ストランドと同径あるいは0.04〜0.5mm増径されたものが好ましい。このようなコア2を用いることで、充分な剛性を保ちつつ、小さい曲率半径で曲げることができ、かつ、繰り返し曲げに対する耐久性が高いインナーケーブルを製造することができる。さらに、すべて同種同径の金属素線を用いる場合、コアに用いる金属素線を統一することができ生産過程を簡素化することができる。
【0017】
外層3は、コア2を覆い、その外周に軸方向に真っ直ぐ延びる突条6が等間隔で10本設けられている。突条6の断面形状の頂部は、図2bに示すように曲率半径Rである円弧であり、突条全体として略三角形状である。この突条6の突条頂部の曲率半径Rは0.2mm以下であり、特に0.1mm以下であるものが好ましい。これにより、インナーケーブルとアウターケーシングが接触するとき、それらの接触面積は小さく、さらに接触している部分が移動方向に伸びているので摺動抵抗を小さくすることができる。本実施形態では、この突条の断面形状は頂部が円弧であるが、エッジ形状であってもよい。その高さは0.05mm〜0.2mm程度であるものが好ましく、外径の1/100〜1/50であるものが好ましい。この図1では突条の数は10本で表されているがその本数は限定されず、3本以上とする。これにより、インナーケーブルを小さい曲率半径で曲げて操作しても、エッジとエッジの間の溝がアウターケーシングに接する事によって摺動抵抗が大きくなることもない。また、突条の断面形状も特に限定されず、略長方形状、略正方形状、略多角形状略等にしても構わないが、特に略三角形状、略円弧状であるものが好ましい。これにより、インナーケーブルとアウターケーシングの接触面積は小さく押さえることができ、摺動抵抗を大きくしたりすることもなく、摩耗等による影響も小さく押さえることができる。
【0018】
外層3は、11ナイロンからなり、コア2の周囲に押出し成形することによって被覆される。外層3の厚さは0.2〜0.4mm程度である。インナーケーブル1の外径は1.0〜4.0mm程度であるものが好ましい。外層3の材料として、11ナイロン(PA11)以外にポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン(PE)、ポリアセタール(POM)、11ナイロン以外のポリアミド(PA)、フッ素樹脂またはそれらのエラストマーなどを用いることができる。
【0019】
図3a、図3bにインナーケーブルの他の実施形態を示す。インナーケーブル10は、7本の金属素線からなるコア11と、外層12とからなり、外層12にはその外周を真っ直ぐにつなぐ突条15が均一間隔で10個設けられている。その突条15は二等辺三角形を描き、それらは、そのふもとでつながっている。頂点がエッジ状であるので、さらに、接触面積を小さくすることができる。その高さは0.03mm〜0.2mmであるものが好ましく、インナーケーブルの外径の1/100以上であるように構成されている。他の構成は図2のインナーケーブル1と同様であり、前述した作用効果を奏することができる。
【0020】
図4にアウターケーシングの実施形態を示す。アウターケーシング20は、高密度ポリエチレン(HDPE)または超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)からなるライナー21と、そのライナー21の外周面に所定の方向に間隔を設けずに撚られた20本の金属素線22からなるシールド層23と、そのシールド層23を覆い、その外形形状が円形である保護層24とからなる。また、ライナー21として、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、フッ素樹脂またはそれらのエラストマーなど使用できる。なおここでいう高密度ポリエチレンとは、重量平均分子量が10万〜50万であり、その密度が0.94〜0.97であるものをいい、超高分子量ポリエチレンとは、重量平均分子量150万〜300万であるものをいう。
【0021】
金属素線22は従来のものと同じように、JIS G 3560のSWO−AまたはSWO−B炭素鋼オイルテンパー線を用いるのが好ましい。その径はたとえば、0.6〜0.9mm程度である。そのときアウターケーシングのライナーの内径はインナーケーブル外径に対し、0.1〜0.2mm程度大きくしているものが好ましい。保護層24はポリプロピレンからなる。ただし、保護層24としてエンジンルーム内で他の器具との接触による劣化を防ぐことができるものであれば、その材料は限定されない。アウターケーシングの外径は7.0〜10.0mm程度であるものが好ましい。
【0022】
上述したインナーケーブルのコアの形態は、小さい曲率半径で用いるとき好ましい形態であり、特に限定されるものではない。コアが複数の素線を撚りあわせてなるインナーケーブルであれば、その構成は特に限定されない。
【0023】
次に実施例および比較例をあげて本発明のコントロールケーブルの効果を説明する。
【0024】
[実施例1(インナーケーブル)]実施例1のインナーケーブルのコアには直径1.4mmである1本の芯線(材質:SWO−A)と、その芯線の周りに所定の方向へ間隔を開けずに撚られた14本の直径0.4mmの側ストランド(材質:SWRH62A)を用い、また外層には11ナイロンを用いた。また、インナーケーブルの大きさは外径が3.15mm、突条の本数が等間隔で10本、突条の高さ0.15mm、突条の頂部の曲率半径が0.1mmとなるように押し出し成形により形成した。
【0025】
[比較例1(インナーケーブル)]比較例1のインナーケーブルは、インナーケーブルの大きさは外径が3.18mmとなるように、突条の本数が等間隔で10本、突条の高さが0.3mm、突条の頂部の曲率半径が0.3mmとなるように押し出し成形により形成した。他の部分は実施例1のインナーケーブルと同じである。
【0026】
次に、実施例1および比較例1のインナーケーブルにシリコーン系のグリースを塗布したものものと、図4と同様の形態で、材質がポリエチレン、内径が3.4mmのライナーを有するアウターケーシングを用いて、荷重効率、バックラッシュ、ストロークロス、および無負荷摺動抵抗の測定を行った。また、測定は図6aのような配索で、半径200mm・総曲げ角450°の状態に設置して行った。荷重効率の測定は、インナーケーブルの一端にそれぞれ70および216Nの押し引きの負荷荷重(W)を与え、他端を押引力測定器によってストローク距離25mmの押し引き操作をして、押し操作力F1と引張操作力F2とを測定した。荷重効率の式は:負荷荷重(W)/操作力(F)×100(%)で示す。ストロークロスは、インナーケーブルの一端を固定し、それぞれ70Nと216Nと異なる大きさの負荷荷重を与え、それぞれの移動量の差を測定することにより測定した。バックラッシュは、インナーケーブルの一端を固定し、それぞれ、20Nおよび70Nの押し引の負荷荷重(W)を与え、そのときのインナーケーブルの移動量を測定することにより測定した。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 2004019732
【0028】
表1の結果より、突条頂部の曲率半径0.1mmである実施例1を用いると、突条頂部の曲率半径0.3mmである比較例1よりも、高い荷重効率が得られ、大きく無負荷摺動抵抗を抑えられることがわかる。また、ストロークロスの値はほとんど変化がみられず。バックラッシュの値は悪化しているが、これは、実施例1と比較例1のインナーケーブルの外径が異なるからであると考えられる。バックラッシュは、インナーケーブルの外径に依存するものであり、これらを考慮すると、バックラッシュの値も変化がないものと考えられる。
【0029】
[実施例2(コントロールケーブル)] 実施例2のコントロールケーブルは図1に示すインナーケーブル1と、図4に示すアウターケーシング20とからなる。インナーケーブル1のコア2の金属素線には0.80mmの径のSWO−Aを用い、外層3には11ナイロンを用いた。また、インナーケーブル1の大きさは突起の頂点同士を結んだ円の径が2.85mmとなるように押し出し成形により形成し、突起の高さを0.1mmとなるようにした。アウターケーシング20のライナー21には、重量平均分子量212,000であり、密度が0.955である高密度ポリエチレン(HDPE)を用い、その内径は3.05mmとした。シールド層23の金属素線22にはSWRH62Aを用いた。最外層24にはポリプロピレン系樹脂を用い、その外径を8.2mmとした。このアウターケーシング20の内部へ実施例1のインナーケーブルを、その周囲にシリコーン系のグリースを塗布して、挿入した。
【0030】
[実施例3(コントロールケーブル)] 実施例3のコントロールケーブルは実施例2と同じ構造である。アウターケーシングのライナーにはポリブチレンテレフタレート(PBT)を用い、他の構成は実施例2と同様である。
【0031】
上記のコントロールケーブルを用いて耐久性の測定を行った。耐久測定は50万回の押引操作を行うことで測定した。耐久測定後のインナーケーブルの突条部摩耗量は実施例2および実施例3ともに0.01〜0.02mmであった。そのときの荷重効率、バックラッシュの測定を上記と同様に行い、その結果を表2に示す。また、図6bのようにここでは曲げ角270°、曲げ半径80mmの状態に設置し、測定を行った。
【0032】
【表2】
Figure 2004019732
【0033】
表2より、ライナーとして高密度ポリエチレンを用いた実施例2の方が、高い荷重効率がえられ、無負荷摺動抵抗は小さく、バックラッシュも低く抑えられていることがわかる。さらに、耐久測定後の荷重効率の変化量は、初期の値の10パーセント以内に抑えることができ、無負荷摺動抵抗、バックラッシュの変化量も比較的小さく抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインナーケーブルの実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2aは図1に示すインナーケーブルの断面図であり、図2bは要所部分拡大図である。
【図3】図3a、図3bは本発明のインナーケーブルの他の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明のコントロールケーブルの構成要素であるアウターケーシングの実施形態を示す断面図である。
【図5】図5a、図5bは従来公知のインナーケーブルを示す断面図である。
【図6】図6a、図6bは本発明のインナーケーブルおよび比較例のインナーケーブルを用いたコントロールケーブルの耐久試験の説明図である。
【符号の説明】
1 インナーケーブル
2 コア
3 外層
4 芯線
5 側ストランド
6 突条
10 インナーケーブル
11 コア
12 外層
13 芯線
14 側ストランド
15 突条
20 アウターケーシング
21 ライナー
22 金属素線
23 シールド層
24 保護層
100 インナーケーブル
101 凹凸
110 インナーケーブル
R 曲率半径
F1 操作力
F2 操作力
W1 負荷荷重
W2 負荷荷重

Claims (6)

  1. 1本または複数の素線からなるコアと、
    そのコアを覆い、その外周に軸方向に延びる突条が設けられている合成樹脂製の外層とからなるインナーケーブルであって、
    そのインナーケーブルの突条頂部の曲率半径が0.2mm以下であるインナーケーブル。
  2. 前記突条が等間隔で3本以上設けられている請求項1記載のインナーケーブル。
  3. 前記突条の高さが前記インナーケーブルの外径の1/100〜1/10である請求項1または2記載のインナーケーブル。
  4. 請求項1、2または3記載のインナーケーブルと、そのインナーケーブルを摺動自在に収容し、内面に断面円形のライナーを有している円筒状のアウターケーシングとからなるコントロールケーブル。
  5. 前記インナーケーブルが11ナイロン製の外層を有しており、前記アウターケーシングがポリエチレン製のライナーを有している請求項4記載のコントロールケーブル。
  6. 前記ライナーが高密度ポリエチレンまたは超高分子量ポリエチレンである請求項4記載のコントロールケーブル。
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