JP2004014223A - 異種金属からなる電線と端子との接続部 - Google Patents

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小八田 憲
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Abstract

【課題】本発明は電線と該電線を接続する端子とが異種金属からなる電線接続部の異種金属同士で発生する接触電位差による腐食、或いは電食を有効に防止し、異種金属接触部を保護し、経年安定した異種金属接続部を提供することにある。
【解決手段】本発明は、電線導体と該電線に接続する端子とが異種金属からなる電線と端子との接続部において、前記電線導体と端子との接続部外周に植毛加工を施し、電線導体と端子との接続部外周に植毛部を設けたことを特徴とする異種金属からなる電線と端子との接続部である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、電線導体と該電線に接続する端子とが異種金属からなる電線と端子との接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、銅導体の電線を接続するコネクタとして図2に示すような銅または銅合金(以下銅合金という)からなる端子が使用されている。図2において1は銅合金からなる端子で、前端側に他の端子(図示せず)と接続する接触部11、後端側に電線2を接続する電線接続部12が設けられている。銅導体の電線2をかかる端子1に接続するには、電線2の端末から銅導体21を露出し、該露出導体21を電線接続部12に圧着接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような銅合金製端子1に導体としてアルミニウムまたはアルミニウム合金(以下アルミニウム合金という)を使用したアルミニウム合金導体の電線(以下アルミニウム合金電線という)を接続すると、銅合金とアルミニウム合金とは接触電位差により水の介在で腐食が発生し、或いは水と銅イオンの存在下で電食以上の激しい腐食を受けるため、特殊な状況下での使用を除いては、アルミニウム合金電線に銅合金端子を接続して使用することはなかった。
【0004】
また、コネクタのように比較的小さい空間内にアルミニウム合金電線と銅合金端子を混在させて接続するような場合にも、アルミニウム合金が腐食する観点から好ましい配線スタイルではない。
【0005】
このため、アルミニウム合金電線の接続用として、例えば強度の優れたアルミニウム合金を使用した端子が考案されているが、アルミニウム合金材に銅合金端子に使用される銅合金材に匹敵する硬度やバネ性等の機械的特性を付与させると伸び特性が悪くなる傾向にあり、端子に必要な特殊な形状に加工するために複雑なプレス曲げ加工を行うと材料が割れてしまい、アルミニウム合金端子を製作することが極めて困難で、特殊な加工法で製作すればて高価なものとなってしまっていた。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決し、電線導体と、該電線導体とは異種金属からなる端子とを接続しても、腐食の問題が発生しない異種金属からなる電線と端子との接続部を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、電線導体と該電線に接続する端子とが異種金属からなる電線と端子との接続部において、前記電線導体と端子との接続部外周に植毛加工を施し、電線導体と端子との接続部外周に植毛部を設けてなることを特徴とする異種金属からなる電線と端子との接続部である。
【0008】
請求項2記載の本発明は、前記電線導体がアルミニウムまたはアルミニウム合金、前記端子が銅または銅合金からなることを特徴とする異種金属からなる電線と端子との接続部である。
【0009】
電線導体と該電線に接続する端子とが異種金属からなる電線と端子との接続部において、前記電線導体と端子との接続部外周に植毛加工を施して電線導体と端子との接続部外周に植毛部を設けることにより、異種金属からなる接続部分に水分が浸入しようとしても植毛部で阻止されて異種導体接続部に水分が入り込めず、したがって異種金属接続部で腐食反応は発生せず、該接続部において電気的接続が損なわれるようなことがない電線と端子との異種金属接続部が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図示した本発明の一実施形態につき説明する。図1は電線としてアルミニウム合金電線3、端子として銅合金端子1を接続した異種金属接続部を示す斜視図で、銅合金端子1は前端側に他の端子(図示せず)と接続する接触部11、後端側にアルミニウム合金電線3を接続する電線接続部12が設けられている。
【0011】
アルミニウム合金電線3をかかる銅合金端子1に接続するには、アルミニウム合金電線3の端末からアルミニウム合金導体31を露出し、該露出導体31を電線接続部12に圧着接続する。
図において4は銅合金端子1の電線接続部12にアルミニウム合金導体31を接続した接続部外周に設けた植毛部で、該植毛部4は、植毛用繊維を貼着することにより構成する。
【0012】
植毛用繊維としては、従来から植毛用繊維として使用されているものがそのまま使用でき、例えば、人造絹糸、レーヨン、ビニロン等の人造の繊維やガラス繊維、石綿繊維、炭化珪素系繊維、酸化珪素系繊維等の耐熱繊維、木綿、絹、麻のような天然繊維が使用できる。このように、植毛用繊維としては特に限定はされないが、銅合金端子1とアルミニウム合金導体31との接触部分に水分を付着させないためには水を弾くような繊維を選定することが好ましい。
【0013】
本発明において、銅合金端子1とアルミニウム合金導体31との接触部分に植毛する手段としては、銅合金端子1とアルミニウム合金導体31との接触部分に接着剤を塗布し、雰囲気中に植毛用繊維を飛散させ、接着剤が塗布された面に植毛用繊維を垂直に固着させて乾燥する植毛加工法により、容易に植毛加工することができる。
【0014】
図1に示す本発明の銅合金端子1とアルミニウム合金電線3との接続部外周を例えば、レーヨン、ビニロン等の人造の繊維により植毛加工して植毛部4を設ければ、植毛したこれら人造の植毛用繊維は撥水性に優れ、例え該接続部に水がかかっても水を接続部の異種金属導体接触部にまで到達させるようなことはなく、また、接続部が外気により冷やされても、接続部は植毛用繊維で覆われているので結露するようなこともない。
【0015】
また、図1に示す本発明の銅合金端子とアルミニウム合金電線との接続部外周を例えば、ガラス繊維、石綿繊維、炭化珪素系繊維等の耐熱性繊維により植毛加工して植毛部4を設ければ、接続部の温度が何らかの原因により上昇しても植毛用繊維が溶け、変形するようなことがなく、安定した撥水効果を持続することができ、また、接続部は耐熱性の繊維で覆われているので結露するようなこともない。
【0016】
以上、本発明の実施の形態をアルミニウム合金電線と銅合金端子とを例に挙げて図1により説明したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲の設計変更は本発明に含まれる。
また、本実施形態のアルミニウム合金電線と銅合金端子とのように、接触電位差により腐蝕が発生する異種金属同士の組み合せであれば本発明に含まれる。
【0017】
【発明の効果】
上述したように本発明は、電線導体と該電線に接続する端子とが異種金属からなる電線と端子との接続部において、前記電線導体と端子との接続部外周に植毛加工を施し、電線導体と端子との接続部外周に植毛部を設けたので、該異種金属接続部外周に水が付着し、接触電位差による腐食や電食が発生するようなことはなく、経年安定した異種金属の接続部を提供することができる。
【0018】
特に、銅合金端子の一端にアルミニウム合金電線を接続した接続部外周に植毛加工を施し、アルミニウム合金電線と銅合金端子との接続部外周に植毛部を設けることにより、銅合金とアルミニウム合金の異種金属接触部に水が付着し、接触電位差による腐食や電食が発生するようなことはなく、経年安定した異種金属の接続部を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異種金属接続部の一実施形態を示す斜視図。
【図2】電線接続用端子の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1     端子
2     銅導体電線
3     アルミニウム合金導体電線
4     植毛部

Claims (2)

  1. 電線導体と該電線に接続する端子とが異種金属からなる電線と端子との接続部において、前記電線導体と端子との接続部外周に植毛加工を施し、電線導体と端子との接続部外周に植毛部を設けたことを特徴とする異種金属からなる電線と端子との接続部。
  2. 前記電線導体がアルミニウムまたはアルミニウム合金、前記端子が銅または銅合金からなることを特徴とする異種金属からなる電線と端子との接続部。
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