【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数枚のティシュペーパーを重畳状態に収納するティシュペーパー用カートンに関するものであり、さらに詳しくは、本発明は、カートンの上面部分に形成されたティシュペーパー取出し用の開口部を形成するためのミシン目を小さな力で容易に切り離すことができ、開口部を開口させた状態で切り口が平滑で手触り感が良く、縁部に指が触ったときに指を傷付けることがない開封性を改善したティシュペーパー用カートンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、ティシュペーパー用カートンは、その上面部分の所定位置にティシュペーパー取出し用の開口部を形成するために環状の開封用ミシン目を形成し、さらに、開口部となる部分全体を内側から覆うようにスリットを有するポリエチレン等のプラスチックフィルムを窓張りした直方体のカートンが広く使用されている。そして、このようなティシュペーパー用カートンは、使用時にミシン目の両端部の一方又は両方の内側に形成されている指先挿入部に指先を差込んでティシュペーパー取出し用の開口部となる部分を切り離して開口させると、開口部からティシュペーパーを１組ずつ連続的に取出すことができる。
【０００３】
このようなティシュペーパー用カートンとしては、特開平８−１０４３７８号公報に開示されているように、環状のミシン目に沿ってティシュペーパー取出し用の開口部となる部分を切り離して開口させた際に、開口部周囲の切り口縁の外観と手触りを良くすると共に開口部となる部分の切り離しをスムーズに行えるように、環状のミシン目をそれぞれカット部間隔が狭い内側ミシン目のカット部とこの内側ミシン目の外側に近接した外側ミシン目のカット部とが千鳥状に配置されている二重ミシン目として形成する方法が提案されている。
【０００４】
しかしながら、上記のようなミシン目を形成したティシュペーパー用カートンは、ミシン目を切り離した場合に内側及び外側ミシン目のカット部を交互に行き来しながら開封片が切断されて開口部が形成されるが、内側ミシン目のカット部の間隔が狭くなっているため、開口部の縁部には、内側ミシン目のカット部の端と外側ミシン目のカット部の端とを結ぶ直線と内側ミシン目との内角が直角あるいは鋭角に繋がった凹凸部が形成されており、この部分に指が接触した場合に指を傷付けるという事故を起こすことがあった。
【０００５】
このような問題点を改善するために、特開２００１−２１９９８０号公報には、開口部の縁部に、内側ミシン目のカット部の端と外側ミシン目のカット部の端を結ぶ直線と内側ミシン目との内角が鈍角である凹凸部が形成されるようなミシン目を形成したティシュペーパー用カートンが開示されている。このようなミシン目を形成したティシュペーパー用カートンを用いることにより、開口部の縁部で指を傷付ける事故は少なくなったが、まだ十分ではなく、ミシン目の形成方法によっては時として指を傷付ける事故が発生した。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来のティシュペーパー用カートンの有する問題点を克服し、ティシュペーパー取出し用の開口部を形成する場合に切り離しをスムーズに行うことが出来、さらに、開口部の縁部に指が接触した場合に指を傷付けることのないミシン目を形成した開封性を改善したティシュペーパー用カートンを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記従来のティシュペーパー用カートンの有する問題点を解決するための本発明は、以下の各発明を包含する。
【０００８】
（１）ティシュペーパーを重畳状態で収容し、その上面部分にティシュペーパー取出し用の開口部を形成するための開封用ミシン目が形成されたティシュペーパー用カートンにおいて、
前記開封用ミシン目は、環状に形成された内側ミシン目と、前記内側ミシン目の外側に形成され、且つ、少なくとも内側ミシン目の長手方向に沿って形成された外側ミシン目とからなり、
前記カートンは、厚さをａとし、前記上面部分の表面における前記ミシン目の切込み線の幅をｂとした場合、少なくとも前記内側ミシン目はｂ≦２ａの関係を有することを特徴とする開封性を改善したティシュペーパー用カートン。
【０００９】
（２）前記カートンの厚さが０．２５〜０．５ｍｍであることを特徴とする（１）項記載の開封性を改善したティシュペーパー用カートン。
【００１０】
（３）前記開封用ミシン目の切込み線の幅が０．３〜０．９ｍｍであることを特徴とする（１）項または（２）項記載の開封性を改善したティシュペーパー用カートン。
【００１１】
（４）前記開封用ミシン目の切込み線の長さが０．７〜１．２ｍｍであり、隣接する切込み線と切込み線の間の長さが０．７〜１．２ｍｍであることを特徴とする（１）項〜（３）項のいずれかに記載の開封性を改善したティシュペーパー用カートン。
【００１２】
（５）前記開封用ミシン目の前記内側ミシン目と前記外側ミシン目の間の長さが０．１〜０．４ｍｍであることを特徴とする（１）項〜（４）項のいずれかに記載の開封性を改善したティシュペーパー用カートン。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の開封性を改善したティシュペーパー用カートンは、その上面部分にティシュペーパー取出し用の開口部を形成するための開封用ミシン目が形成されており、前記カートンの上面部分の厚さをａとし、前記ミシン目の切込み線の幅をｂとした場合に、ｂ≦２ａの関係を有する。
このような構成の本発明の開封性を改善したティシュペーパー用カートンは、開口部を形成する場合に切り離しをスムーズに行なうことができ、さらに、開口部の縁に指が接触した場合、指を傷付けることがなく、良好な手触り感を有するものである。
すなわち、ティシュペーパー用カートンに開封用ミシン目を形成する場合、特定の角度を有するカッターにより上面部分を打ち抜いて形成されるが、この際、図３に示すように、カートンに形成される開口部の縁となる部分の断面の角度θが４５°未満になると、この部分に指が接触すると指を傷付け易くなることが明らかとなった。
本発明は、このような問題点を改善したものであり、カートンの上面部分の厚さに対するミシン目の切込み線の幅を規定して、開口部の縁となる部分のカートンの断面の角度が４５°以上になるようにすることにより、開口部の縁に指が接触した場合、良好な手触り感を有し、指を傷付けることを防止したものである。
【００１４】
一般に、開封用ミシン目は、内側ミシン目と外側ミシン目とが千鳥状に配置された二重ミシン目で構成されており、開口部を形成する場合には、カートンが内側ミシン目と外側ミシン目に沿って交互に切り離されて凹凸状の縁を有する開口部が形成されるが、この場合、内側ミシン目の部分は開口部の縁の凸部になるため、指が接触し易くなる。
したがって、本発明においては、少なくとも内側ミシン目を形成する場合に、その切込み線の幅が前述の関係を有するように形成することが好ましい。
【００１５】
この場合、カートンの厚さ（図３において符号ａで示す）は０．２５〜０．５ｍｍであることが好ましい。カートンの厚さが０．２５ｍｍ未満では、カートンの強度が弱くなり、輸送中あるいは保存中の衝撃などによりカートンが壊れる危険性がある。一方、０．５ｍｍを越えて厚くなると、製函適性が悪くなり好ましくない。
【００１６】
また、開封用ミシン目の切込み線の幅（図２において符号ｂで示す）は０．３〜０．９ｍｍであることが好ましい。切込み線の幅が０．３ｍｍ未満では、開口部をミシン目に沿って開封し難くなり、一方、０．９ｍｍを越えて広くなると、開口部の強度が低下し、輸送中あるいは保存中の衝撃などによりミシン目が破れ易くなる。
【００１７】
さらに、ミシン目の切込み線の長さ（図２において符号ｃで示す）が０．７〜１．２ｍｍであり、隣接する切込み線と切込み線の間の長さ（図２において符号ｄで示す）が０．７〜１．２ｍｍであることが好ましい。切込み線の長さ及び隣接する切込み線の間の長さがこの範囲内にあると、開口部をミシン目に沿って容易かつ綺麗に開封することができる。
切込み線の長さが０．７ｍｍ未満になると開封し難くなり、一方、１．２ｍｍを超えて長くなると開口部の強度が低下し、輸送中あるいは保存中の衝撃等によりミシン目が破れ易くなる。
また、隣接する切込み線の間の長さが０．７ｍｍ未満になると開口部の強度が低下し、輸送中あるいは保存中の衝撃等によりミシン目が破れ易くなり、一方、１．２ｍｍを越えて長くなると開封し難くなる。
【００１８】
また、開封用ミシン目の内側ミシン目と外側ミシン目の間の長さ（図２において符号ｅで示す）が０．１〜０．４ｍｍであることが好ましい。内側ミシン目と外側ミシン目の間の長さが０．１ｍｍ未満になると開口部の強度が低下し、輸送中あるいは保存中の衝撃等によりミシン目が破れ易くなり、一方、０．４ｍｍを越えて広くなると開封し難くなる。
【００１９】
本発明においてティシュペーパー用カートンは、単層あるいは複数層のシートを積層してなる坪量２００〜４５０ｇ／ｍ２の板紙に、印刷を行い、ニスをオーバーコートし、開封用ミシン目を形成して作製したものが用いられる。
【００２０】
【実施例】
以下、実施例を示す図面により、本発明の開封性を改善したティシュペーパー用カートンを詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【００２１】
図１は、本発明の開封性を改善したティシュペーパー用カートンの上面部分の状態を示す平面図である。
図１において、ティシュペーパー用カートン１の上面部には、ティシュペーパー取出し用の開口部２を形成するための開封用ミシン目３が形成されており、開封用ミシン目３は、環状に形成された内側ミシン目４と、内側ミシン目４の長手方向に沿って、内側ミシン目４の外側に形成された外側ミシン目５とから構成されている。
また、内側ミシン目４の一方の端部には、開口部２を形成する際に開封開始部となる指先挿入部６が形成されている。
なお、本実施例においては、外側ミシン目５は内側ミシン目４の長手方向にのみ形成した例を示したが、内側ミシン目４の周縁部に沿って環状に形成しても良い。
また、指先挿入部６も、内側ミシン目４の一方の端部のみだけでなく、両方の端部に形成しても良い。
【００２２】
図２は、図１に示す開封用ミシン目の部分拡大図である。
図２において、内側ミシン目４と外側ミシン目５は、その切込み線７が、相互の間隔に臨む位置に配置されて形成されている。内側ミシン目４と外側ミシン目５をこのように形成することにより、開口部を形成する場合に切り離しをスムーズに行うことができる。
また、図２に示すように、本発明において、切込み線７の幅（ｂ）は０．３〜０．９ｍｍであり、切込み線７の長さ（ｃ）は０．７〜１．２ｍｍであり、隣接する切込み線と切込み線の間の長さ（ｄ）は０．７〜１．２ｍｍであり、内側ミシン目４と外側ミシン目５の間の長さ（ｅ）は０．１〜０．４ｍｍであることが好ましい。
【００２３】
図３は、図２に示すミシン目の切込み線をＸ−Ｘ線に沿って切断した状態の拡大断面図を示す。
図３において、ティシュペーパー用カートン１には、表面側から裏面側にすり鉢状のミシン目の切込み線７が形成されている。カートンに開封用のミシン目を形成する場合、特定の角度を有するカッターによりカートンを打抜いて形成されるため、このようなすり鉢状の断面形状の切込み線が形成される。
本発明では、カートン１の厚さ（ａ）と切込み線７の幅（ｂ）とがｂ≦２ａの関係にある。
すなわち、図３において、カートン１の切込み線７より左側の部分を切り離して開口部を形成した場合、カートン１の切込み線７より右側の部分が開口部の端縁となるが、θで示す開口部端縁の断面の角度が４５°未満になると、この部分に指が接触した場合に指を傷付け易くなる。したがって、この部分の角度を４５°以上にする必要があるが、そのためにはミシン目を形成する際に切込み線７の幅（ｂ）の寸法がカートン１の厚さ（ａ）の２倍以下になるようにすれば良い。特に、内側ミシン目は、開口部の凹凸状端縁の凸部に位置し、指が接触し易いため、本発明では、内側ミシン目の切込み線を上記の関係を有するように形成することが好ましい。
また、本発明において、カートン１の厚さ（ａ）は０．２５〜０．５ｍｍであることが好ましい。
【００２４】
なお、上記実施例では、開封用ミシン目をカートン上面部分の表面側から形成した場合を示したが、必要に応じてカートン上面部分の裏面側（ティシュペーパーと接する側）から形成しても良い。
【００２５】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の開封性を改善したティシュペーパー用カートンは、ティシュペーパー取出し用の開口部を形成する場合、ミシン目を小さな力で容易に切り離すことができ、さらに、開口部の切り口が平滑で手触り感が良く、端縁部に指が触った場合にも指を傷付けることがないという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の開封性を改善したティシュペーパー用カートンの上面部分の状態を示す平面図。
【図２】図１に示す開封用ミシン目の部分拡大図。
【図３】図２に示す切込み線をＸ−Ｘ線に沿って切断した状態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
１．ティシュペーパー用カートン
２．開口部
３．開封用ミシン目
４．内側ミシン目
５．外側ミシン目
６．指先挿入部
７．ミシン目の切込み線
ａ．カートンの厚さ寸法
ｂ．切込み線の幅寸法
ｃ．切込み線の長さ寸法
ｄ．隣接する切込み線の間の長さ
ｅ．内側ミシン目と外側ミシン目の間の長さ
θ．カートンの開口部端縁の断面の角度[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a tissue paper carton for accommodating a large number of tissue papers in a superimposed state, and more particularly, the present invention forms an opening for removing tissue paper formed in an upper surface portion of the carton. The perforation can be easily cut off with a small force, the cut end is smooth and the feel is good when the opening is opened, and the openability that does not hurt the finger when the finger touches the edge An improved tissue paper carton.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a tissue paper carton has an annular opening perforation to form an opening for taking out tissue paper at a predetermined position on an upper surface portion thereof, and further covers the entire opening portion from the inside. As described above, a rectangular parallelepiped carton in which a plastic film such as polyethylene having a slit is windowed is widely used. In such a tissue paper carton, a fingertip is inserted into a fingertip insertion portion formed inside one or both ends of a perforation at the time of use, and a portion serving as an opening for tissue paper removal is cut off. When the paper is opened, the tissue paper can be continuously taken out from the opening one by one.
[0003]
As disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. H08-104378, such a carton for tissue paper is formed by separating and opening a portion serving as an opening for taking out tissue paper along an annular perforation. In order to improve the appearance and feel of the cut edge around the opening, and to smoothly cut off the portion that becomes the opening, cut the annular perforations with the cuts between the inner perforations and the inner perforations with a narrow interval. A method of forming a double perforation in which an outer perforation cut portion close to the outside of the eye is arranged in a staggered manner has been proposed.
[0004]
However, in the tissue paper carton in which the perforations are formed as described above, when the perforations are separated, the opening pieces are cut by cutting the opening pieces while alternately moving between the cut portions of the inner and outer perforations. However, since the interval between the cut portions on the inner perforation is narrow, the edge of the opening has a straight line connecting the end of the cut portion on the inner perforation and the end of the cut portion on the outer perforation. An irregular portion is formed in which the inner angle is connected to a right angle or an acute angle, and when the finger touches this portion, an accident may occur that the finger is damaged.
[0005]
In order to improve such a problem, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-219980 discloses that a straight line connecting an end of a cut portion of an inner perforation and an end of a cut portion of an outer perforation is provided at an edge of an opening. A tissue paper carton is disclosed in which perforations are formed such that an uneven portion whose inner angle with the perforations is obtuse is formed. The use of such a perforated carton for tissue paper has reduced the risk of injuring the finger at the edge of the opening, but is still not sufficient, and sometimes damages the finger depending on the perforation forming method. An accident has occurred.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention overcomes the problems of the above-described conventional tissue paper carton, and can smoothly perform separation when forming an opening for taking out tissue paper, and furthermore, a finger is placed on the edge of the opening. An object of the present invention is to provide a carton for tissue paper having perforations formed so as not to hurt a finger when it comes into contact and having improved openability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for solving the problems of the conventional tissue paper carton includes the following inventions.
[0008]
(1) In a tissue paper carton in which tissue paper is accommodated in a superimposed state and an opening perforation for forming an opening for taking out tissue paper is formed on an upper surface thereof,
The opening perforation is formed of an inner perforation formed in an annular shape, and an outer perforation formed outside the inner perforation and formed at least along a longitudinal direction of the inner perforation,
When the carton has a thickness of a and the width of the cut line at the surface of the upper surface portion is b, at least the inner perforations have a relationship of b ≦ 2a. Improved tissue paper for carton.
[0009]
(2) The carton for tissue paper having improved openability according to (1), wherein the carton has a thickness of 0.25 to 0.5 mm.
[0010]
(3) The tissue paper carton according to (1) or (2), wherein the width of the cut line of the opening perforation is 0.3 to 0.9 mm.
[0011]
(4) The length of the cut line of the opening perforation is 0.7 to 1.2 mm, and the length between adjacent cut lines is 0.7 to 1.2 mm. A carton for tissue paper having improved openability according to any one of the above items (1) to (3).
[0012]
(5) The length between the inner perforation and the outer perforation of the opening perforation is 0.1 to 0.4 mm, any of (1) to (4). A carton for tissue paper having improved openability as described in 1.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the carton for tissue paper of the present invention having improved openability, an opening perforation for forming an opening for taking out the tissue paper is formed on the upper surface portion, and the thickness of the upper surface portion of the carton is a. When the width of the perforation line is b, there is a relationship of b ≦ 2a.
The tissue paper carton of the present invention having an improved opening property according to the present invention can be smoothly separated when an opening is formed, and furthermore, when a finger touches the edge of the opening, the finger is touched. It has a good touch without being damaged.
That is, when forming an opening perforation in a tissue paper carton, the upper surface portion is punched out by a cutter having a specific angle. In this case, as shown in FIG. 3, an opening formed in the carton is formed. It has been clarified that when the angle θ of the cross section of the portion to be the edge of is smaller than 45 °, the finger is easily damaged when the finger comes into contact with this portion.
The present invention has been made to solve such a problem, and defines the width of the perforated cut line with respect to the thickness of the upper surface portion of the carton, so that the angle of the cross section of the carton at the edge of the opening is reduced. By setting the angle to 45 ° or more, when the finger comes into contact with the edge of the opening, a good touch feeling is obtained, and the finger is prevented from being damaged.
[0014]
Generally, an opening perforation is formed of a double perforation in which an inner perforation and an outer perforation are arranged in a staggered manner. When forming an opening, the carton is formed by an inner perforation and an outer perforation. An opening having an uneven edge is formed by being alternately cut along the eyes. In this case, the inner perforation portion becomes a convex portion of the edge of the opening, so that the finger easily contacts.
Therefore, in the present invention, when forming at least the inner perforation, it is preferable to form the cut line so that the width of the cut line has the above relationship.
[0015]
In this case, the thickness of the carton (indicated by a in FIG. 3) is preferably 0.25 to 0.5 mm. If the thickness of the carton is less than 0.25 mm, the strength of the carton becomes weak, and there is a risk that the carton will be broken due to impact during transportation or storage. On the other hand, when the thickness exceeds 0.5 mm, the suitability for box making deteriorates, which is not preferable.
[0016]
Further, it is preferable that the width of the cut line of the opening perforation (indicated by reference numeral b in FIG. 2) is 0.3 to 0.9 mm. If the width of the cut line is less than 0.3 mm, it is difficult to open the opening along the perforation. On the other hand, if the width exceeds 0.9 mm, the strength of the opening decreases, and the impact during transportation or storage is reduced. For example, perforations are easily broken.
[0017]
Further, the length of the perforated cut line (indicated by reference numeral c in FIG. 2) is 0.7 to 1.2 mm, and the length between adjacent cut lines (indicated by reference numeral d in FIG. 2). ) Is preferably 0.7 to 1.2 mm. When the length of the score line and the length between adjacent score lines are within this range, the opening can be easily and neatly opened along the perforation.
When the length of the cut line is less than 0.7 mm, it becomes difficult to open the package, while when the length is more than 1.2 mm, the strength of the opening decreases, and the perforations are easily broken due to impact during transportation or storage. .
Further, when the length between adjacent cut lines is less than 0.7 mm, the strength of the opening is reduced, and the perforations are easily broken by an impact during transportation or storage, and on the other hand, when the length exceeds 1.2 mm. The longer it becomes, the harder it becomes to open.
[0018]
Further, it is preferable that the length between the inner perforations and the outer perforations for opening (shown by a symbol e in FIG. 2) is 0.1 to 0.4 mm. When the length between the inner perforation and the outer perforation is less than 0.1 mm, the strength of the opening decreases, and the perforation is easily broken by an impact during transportation or storage, and on the other hand, exceeds 0.4 mm It becomes difficult to open when it is wide.
[0019]
In the present invention, the carton for tissue paper is formed by printing on a paperboard having a basis weight of 200 to 450 g / m 2 formed by laminating sheets of a single layer or a plurality of layers, overcoating a varnish, and forming an opening perforation. What was produced by using is used.
[0020]
【Example】
Hereinafter, a carton for tissue paper with improved openability according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings showing examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0021]
FIG. 1 is a plan view showing a state of an upper surface portion of a carton for tissue paper of the present invention with improved openability.
In FIG. 1, an opening perforation 3 for forming an opening 2 for taking out tissue paper is formed on the upper surface of the tissue paper carton 1, and the opening perforation 3 is formed in an annular shape. And an outer perforation 5 formed outside the inner perforation 4 along the longitudinal direction of the inner perforation 4.
At one end of the inner perforation 4, a fingertip insertion portion 6 serving as an opening start portion when the opening 2 is formed is formed.
In the present embodiment, an example in which the outer perforations 5 are formed only in the longitudinal direction of the inner perforations 4 is shown, but the outer perforations 5 may be formed annularly along the peripheral edge of the inner perforations 4.
Further, the fingertip insertion portion 6 may be formed not only at one end of the inner perforation 4 but also at both ends.
[0022]
FIG. 2 is a partially enlarged view of the opening perforation shown in FIG.
In FIG. 2, the inner perforations 4 and the outer perforations 5 are formed such that the cut lines 7 are arranged at positions facing each other. By forming the inner perforations 4 and the outer perforations 5 in this manner, the separation can be smoothly performed when forming the opening.
Further, as shown in FIG. 2, in the present invention, the width (b) of the cut line 7 is 0.3 to 0.9 mm, and the length (c) of the cut line 7 is 0.7 to 1.2 mm. The length (d) between adjacent cut lines is 0.7 to 1.2 mm, and the length (e) between the inner perforation 4 and the outer perforation 5 is 0.1 to 1.2 mm. It is preferably 0.4 mm.
[0023]
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a state where the perforation line shown in FIG. 2 is cut along the line XX.
In FIG. 3, a mortar-shaped perforated cut line 7 is formed in the tissue paper carton 1 from the front side to the back side. When a perforation for opening is formed in a carton, the carton is formed by punching out the carton with a cutter having a specific angle, so that a cut line having such a mortar-shaped cross section is formed.
In the present invention, the thickness (a) of the carton 1 and the width (b) of the score line 7 have a relationship of b ≦ 2a.
That is, in FIG. 3, when an opening is formed by cutting off a portion on the left side of the cut line 7 of the carton 1, a portion on the right side of the cut line 7 of the carton 1 becomes an edge of the opening. If the angle of the cross section of the edge is less than 45 °, the finger is likely to be damaged when the finger comes into contact with this part. Therefore, it is necessary to set the angle of this portion to 45 ° or more. For this purpose, when forming the perforation, the width (b) of the cut line 7 is twice or less the thickness (a) of the carton 1. What should be done is. In particular, since the inner perforation is located at the convex portion of the uneven edge of the opening, and the finger is easily contacted, in the present invention, the cut line of the inner perforation may be formed so as to have the above relationship. preferable.
In the present invention, the thickness (a) of the carton 1 is preferably 0.25 to 0.5 mm.
[0024]
In the above embodiment, the case where the opening perforation is formed from the surface side of the carton upper surface portion is shown, but may be formed from the back surface side (the side in contact with the tissue paper) of the carton upper surface portion as necessary. .
[0025]
【The invention's effect】
As described above, the tissue paper carton of the present invention with improved opening properties can easily cut off perforations with a small force when forming an opening for taking out tissue paper. Has an excellent effect that the cut edge is smooth and the feel is good, and the finger is not damaged even when the finger touches the edge.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a state of an upper surface portion of a carton for tissue paper with improved openability according to the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged view of the opening perforation shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view showing a state where the cutting line shown in FIG. 2 is cut along the line XX.
[Explanation of symbols]
1. 1. Carton for tissue paper Opening 3. 3. Perforation for opening Inner perforation 5. Outer perforation 6. 6. Fingertip insertion section Perforated score line a. Carton thickness b. Width of cut line c. Length of cut line d. The length between adjacent score lines e. The length θ between the inner perforation and the outer perforation. Angle of cross section of carton opening edge
