JP2003534077A - マット及びマット製造法 - Google Patents

マット及びマット製造法

Info

Publication number
JP2003534077A
JP2003534077A JP2001586660A JP2001586660A JP2003534077A JP 2003534077 A JP2003534077 A JP 2003534077A JP 2001586660 A JP2001586660 A JP 2001586660A JP 2001586660 A JP2001586660 A JP 2001586660A JP 2003534077 A JP2003534077 A JP 2003534077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
fiber
yarn
mat according
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001586660A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘドリー,テレンス,マイケル
Original Assignee
ウォーク オフ マッツ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウォーク オフ マッツ リミテッド filed Critical ウォーク オフ マッツ リミテッド
Publication of JP2003534077A publication Critical patent/JP2003534077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L23/00Cleaning footwear
    • A47L23/22Devices or implements resting on the floor for removing mud, dirt, or dust from footwear
    • A47L23/26Mats or gratings combined with brushes ; Mats
    • A47L23/266Mats
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C17/00Embroidered or tufted products; Base fabrics specially adapted for embroidered work; Inserts for producing surface irregularities in embroidered products
    • D05C17/02Tufted products
    • D05C17/026Tufted products characterised by the tufted pile surface
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/23907Pile or nap type surface or component
    • Y10T428/23957Particular shape or structure of pile

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 マットは基シート(2)と房状パイル(6)とを含んだ布層(2)とゴムバッキング(4)とを有している。布層(2)は湿気吸着繊維と抗カビ繊維とを含んだブレンド糸(12)の房を含んでいる。ブレンド糸(12)はオプションで低融点繊維をさらに含むことができ、他の繊維に少なくとも部分的に溶着される。房状パイル(6)はオプションでさらに合成撚糸(10)を含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマットに関し、特にウォシャブルなダストマットに関する。このマッ
トではゴム裏シートが布層の裏側に巻上げられ、加圧下で熱接着されている。本
発明はさらにマットの製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
この“ウォシャブル”とは水中あるいは他の洗浄液内で洗濯でき、回転脱水/
回転乾燥できることを言う。“マット”とはラッグやカーペットを含んだ概念で
ある。
【0003】 ウォシャブルなゴム裏ダストマットの製造業者はレンタル業者にマットを販売
し、レンタル業者は店舗、工場、病院等々にそれらをレンタルあるいは販売する
。マットは建物の入口に敷かれ、建物に入る人々の靴底から汚れや湿気を取り除
く。週に1度あるいは2度または毎月、汚れたマットは回収交換され、回収マッ
トは洗濯業者に送られて洗浄される。
【0004】 通常においては、多数の種類のマットが準備され、多様なニーズに応える。普
通は次のようなマットが準備される。 A:綿製マット これらは一般的に美観が乏しいが、非常に良好な湿気、グリス及び油吸着特性
を備えている。これらマットの粒状汚染物吸着力は低い。なぜなら、パイルの高
密度構造が汚染物質を表面上に残すからである。また、カビを発生させやすい。
通常、このタイプのマットは工場や普通の建物の入口に敷かれ、高級店舗、事務
所等の玄関には置かれない。 B:撚構造ナイロンマット これらマットは撚構造ナイロンパイルを利用し、耐久性に優れ、一般的に綿製
マットよりも美観的に勝っている。これらマットは高級な建物の入口に敷かれ、
彩色、装飾において優れており、宣伝文句等が書き込まれている場合も多い。こ
れらマットは非常に良好な粒状汚物質吸着特性を備えており、パイル内に汚れを
隠すことで他種のマットよりも美観を長く保つ。但し、これらマットは湿気吸着
性と油吸着性において劣る。 C:拭取りマット これらマットは100%ナイロンまたはポリエステルモノフィラメントのパイ
ルあるいはモノフィラメントと高撚性ナイロンの組み合わせによるパイルを有し
ている。このタイプのマットは靴底から粒状汚物質を拭い取ることができる。こ
れらマットは湿気吸着力をほとんど有せず、玄関内に敷かれる別に準備される綿
製または撚性ナイロンマットの助けを借りることが多い。
【0005】 本出願人の欧州特許願第99111535.3号は、湿気吸着性綿材及び汚物
質保持力を提供する高撚性ナイロン並びに擦取り効果を提供するナイロンモノフ
ィラメントを含んだマットを解説する。そのマットは良好な組み合わせ特性を提
供するが、ゴムバッキング層にナイロンモノフィラメントを接着することは困難
であり、従来のナイロンマットと共に洗濯すると綿が傷む傾向があることが発見
された。さらに、マットが長時間湿っているとカビが繁殖することも発見された
【0006】 よって、本発明の1目的は従来マットの欠点を少なくとも緩和するマットと、
そのようなマットの製造方法の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴によれば、基シートと房加工パイルとを含んだ房状繊維層
を有したマットが提供される。このマットの房加工パイルは湿気吸着繊維と抗カ
ビ(抗菌)特性を有した繊維とを含んでいる。
【0008】 そのようなマットは良好な湿気吸着特性と抗カビ特性を有している。
【0009】 有利には、その湿気吸着繊維は綿繊維であり、好適にはストリクトミドリング
(SM)綿である。
【0010】 有利には、その抗カビ繊維は抗カビ剤を含んだアクリル繊維である。そのアク
リル繊維は1.7から15.0デシテックス(decitex)であり、好適には1.7デシ
テックスである。
【0011】 有利には、その抗カビ繊維と湿気吸着繊維はブレンドされている。ブレンド糸
はブレンド糸内で他の繊維に少なくとも部分的に溶着するような低融点繊維を含
むことができる。
【0012】 有利には、その低融点繊維は低融点ポリエステル繊維であり、融点が80℃か
ら200℃、好適には約110℃のものである。そのポリエステル繊維は0.8
5から17.0デシテックス、好適には約4.4デシテックスである。
【0013】 有利には、その湿気吸着繊維は25から50%、好適には35から40%、さ
らに好適には約40%のブレンド糸を含んでいる。
【0014】 有利には、その抗カビ繊維は25から50%、好適には35から40%、さら
に好適には約40%のブレンド糸を含んでいる。
【0015】 有利には、その低融点繊維は10から40%、好適には20から30%、さら
に好適には約20%のブレンド糸を含んでいる。
【0016】 有利には、そのブレンド糸は2から10プライを有しており、好適には6プラ
イ糸である。そのブレンド糸は開端スパン糸または環状スパン糸である。そのブ
レンド糸は2から10イングリッシュコットンカウント、好適には7.5イング
リッシュコットンカウントである。
【0017】 有利には、房加工パイルは合成撚糸を含んでいる。その合成撚糸は高撚性ナイ
ロン糸でよい。その合成撚糸は2プライ撚加工の熱硬化糸でよい。その合成撚糸
は溶液染色ナイロン6糸でよい。合成撚糸は1000から5000デシテックス
でよく、好適には約1300デシテックスである。
【0018】 有利には、繊維層内の合成撚糸房とブレンド糸房の混合比は6:1から1:6
、好適には2:1から1:2、さらに好適には約1:1である。
【0019】 有利には、房状繊維層は不織ポリエステル布を含んでいる。
【0020】 有利には、房状繊維層はゴムバッキング層に接着されている。
【0021】 有利には、マットはウォシャブルダストマットである。
【0022】 本発明の1好適実施例によれば、基シートと、第1糸及び第2糸を含んだ房加
工パイルとを含んだ房状繊維層を有したマットが提供される。このマットでは、
第1糸は合成撚糸であり、第2糸は湿気吸着繊維、抗カビ繊維及び低融点繊維を
含んだブレンド糸である。この低融点繊維は少なくとも部分的にブレンド糸内の
他の繊維に溶着されている。
【0023】 低融点繊維をこのように溶着させることで糸からの綿繊維の剥現象が防止され
、抗カビ繊維はカビの繁殖を抑える。さらに、部分的に溶着された糸は良好な汚
物質拭取り効果を提供し、太いモノフィラメント糸を不要とする。このマットは
従来の同様なマットよりも製造工程が簡単である。
【0024】 例えば高撚性ナイロン糸である合成撚糸は良好な汚物質保持特性、耐久性並び
に美観を提供し、綿は良好な湿気吸着性を提供する。よって、このマットは、優
れた汚れ除去と保持、優れた湿気吸着性、抗カビ特性、耐久性並びに美観を提供
する。
【0025】 本発明の別な特徴によればマットの製造方法が提供される。この方法において
、湿気吸着繊維と抗カビ繊維は基シートに房加工され、房状繊維層を提供する。
【0026】 有利には、抗カビ繊維と湿気吸着繊維は低融点繊維を含んだブレンド糸として
組み合わされる。マットはヒートプレスされ、その低融点繊維はブレンド糸内で
他の繊維に少なくとも部分的に溶着される。プレスされたマットは布層のパイル
を起毛させるためにロンダー処理(洗浄/乾燥処理)される。
【0027】 本発明の1好適実施例によれば、マットの製造方法が提供され、そのマットの
第1糸と第2糸は基シートに房加工され、房状繊維層が提供される。第1糸は合
成撚糸であり、第2糸は湿気吸着繊維、抗カビ繊維及び低融点繊維を含んだブレ
ンド糸である。このマットはヒートプレス処理され、低融点繊維を少なくとも部
分的にブレンド糸の他の繊維に溶着させる。プレスされたマットはロンダー処理
される。
【0028】 有利には、その布層はヒートプレスによりゴムバッキング層に接着される。プ
レス機は150から200℃、好適には約170℃に熱せられる。マットは3か
ら30分間、好適には約20分間ヒートプレス処理される。
【0029】 有利には、このマットは前述の利点を少なくとも一部含んでいる。
【0030】 本発明の別な特徴によれば、本発明の製造方法で製造されたマットが提供され
る。このマットは基シートと房加工パイルを有している。この房加工パイルは湿
気吸着繊維と抗カビ繊維を含んでいる。
【0031】 本発明の1好適実施例によれば、本発明の製造方法に従って製造されたマット
が提供される。このマットは基シートと、第1糸及び第2糸を含んだ房加工パイ
ルとを含んだ房状繊維層を有している。第1糸は合成撚糸であり、第2糸は湿気
吸着繊維、抗カビ繊維及び低融点繊維を含んだブレンド糸である。この低融点繊
維は少なくとも部分的にブレンド糸内の他の繊維に溶着されている。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に従って解説する。
【0033】 図1はヒートプレス加工に先立つ本発明マットの縦断面図である。図2はヒー
トプレス後でロンダー処理に先立つ本発明マットの縦断面図である。図3はロン
ダー処理後の本発明マットの縦断面図である。
【0034】 図3に示す仕上がりマットは布層2とゴムバッキング4とを有している。布層
2は房加工パイル6を含んでいる。房加工パイル6は基シート8(または主バッ
キング)に房処理されている。布層2はゴムバッキング4に熱と圧力とで接着さ
れている。
【0035】 ゴムバッキング4は、例えばニトリルゴムであり、1から5mm、好適には約
1.52mmの厚みである。
【0036】 基シート8は、例えば織製あるいは不織製ポリエステルまたはポリプロピレン
であり、70から300g/m2の密度である。好適には100g/m2の不織製ポ
リエステル基シートが使用される。
【0037】 房加工パイル6はカット状(開端)あるいはループ状(環状)またはそれらの
混合であり、典型的にはカット状である。房加工パイル6は、例えば次の2種の
糸で提供される。 A:第1糸10(高撚性ナイロン糸) B:ブレンド糸12(湿気吸着繊維、抗カビ繊維、低融点繊維。低融点繊維は少
なくとも部分的に他の繊維に溶着されている) 特に、ブレンド糸12の繊維は次のような繊維である。 1.例えば、低融点繊維は低融点ポリエステル繊維であり、融点が80から20
0℃、好適には約110℃のものである。この低融点ポリエステルは0.85か
ら17デシテックス、好適には約4.4デシテックスである。 2.湿気吸着繊維は、例えば綿であり、好適にはストリクトミドリング綿である
。 3.抗カビ繊維は、例えばアクリル繊維であり、抗カビ(抗菌)剤、例えばTR
ICLOSANを含んでいる。特に、この繊維はAMICOR PLUS(アコ
ーディスアクリル繊維社、英国ブラッドフォード)である。この繊維は抗カビ、
抗菌特性を有している。この繊維のデシテックスは1.7から15.0であり、好
適には1.7デシテックスである。
【0038】 ブレンド糸12は2から10プライ糸、好適には6プライ糸であり、2から1
0イングリッシュコットンカウント、好適には約7.5イングリッシュコットン
カウントであり、開端スパン糸または環状スパン糸である。
【0039】 高撚状合成撚糸10は、例えば1300デシテックスで、挿入撚レベル195
撚数/mの熱硬化処理された2プライ糸である。他のプライ数(1から4)やデ
シテックス(1000から4500)の15から100デニール/フィラメント
の糸でも利用が可能である。
【0040】 ブレンドされ、部分的に溶着された糸と高撚性ナイロン撚糸とを組み合わせる
ことで次の特性の房加工パイルが提供できる。 1.綿や高撚性ナイロンパイルと比較して向上した拭取り効果。 2.高撚性ナイロン又は拭取りマットと比較して向上した湿気吸着効果。 3.綿マットと比較して向上した粒状汚物質吸着効果。 4.抗カビ、抗菌効果。
【0041】 このマットの製造方法は次のごとくである。まず、高撚性ナイロン撚糸10と
ブレンド糸12を基シート8に房加工して房状パイル6を形成させることで布層
2を製造する。房加工機は、例えば次のようにクリール処理される。
【0042】 ABABABAB、等々 Aは高撚性ナイロン撚糸10であり、Bはブレンド糸12である。これで1房
の高撚性ナイロン撚糸対1房のブレンド糸(すなわち、1:1)の1イン2房状
パイルが製造される。
【0043】 次に布層2は、ヒートプレス処理に先立って非硬化ゴムのバッキング層4上に
敷かれる。そのマットは図1に示されている。マットは上下剥シート(図示せず
)、例えばPTFEコーティングされた織グラスファイバでカバーすることがで
き、プレス機への付着が防止される。
【0044】 マットは次にヒートプレス機(図示せず)、例えば加熱金属プラテンと、プラ
テンに対してマットをプレスするように膨張されるダイヤフラムとを有したヒー
トプレス機でプレス処理される。マットは、例えば、20分間の170℃、30
ポンド/インチ2でプレス処理される。プレス機の熱で布層2はゴムバッキング4
に接着され、バッキング層4のゴムは硬化される。オプションで金属フレーム(
図示せず)をマットと共にプレス機に配置し、欧州特許願第96928592.
3号のごとくにゴムバッキング層4の周囲を補強することができる。
【0045】 プレス機の熱はブレンド糸12の低融点繊維を部分的に溶解させ、その糸の他
の繊維に溶着させる。このプレス処理はパイル6を平坦化させる効果も発揮し、
マットを図2にような形態とする。
【0046】 プレス工程及びゴムバッキング層4の縁部トリム処理のごとき他の必要な製造
工程を経ると、マットは水中あるいは他の洗浄液内で洗浄され、回転乾燥される
(ロンダー処理)。この工程でパイルは起毛され、マットは図3の外観となる。
【0047】 仕上がりマットのブレンド糸の部分的に溶着した房は比較的に剛性であり、効
果的な擦取り作用を提供する。一方、綿繊維は良好な湿気吸着を提供する。防カ
ビアクリル繊維のためにマットはさらにカビに対する抵抗力も備えている。
【0048】 本発明に従って房状マットの製造に使用できる繊維ブレンドの組成例は次のよ
うなものである。
【0049】 1.30%ポリエステル/35%綿/35%アクリル:開端スパン糸 2.20%ポリエステル/40%綿/40%アクリル:開端スパン糸 3.20%ポリエステル/40%綿/40%アクリル:開端スパン-高撚性シン
グル糸 4.20%ポリエステル/40%綿/40%アクリル:環状スパン糸 典型的な房加工仕様は次の通りである。
【0050】 高撚性ナイロン成分 327g/m2 ブレンド糸成分 517g/m2 全パイル重量 844g/m2 本発明の種々な変形も可能である。例えば、房状パイルは高撚性合成撚糸に対
してブレンド糸をさらに多く、あるいは少なく含むことができ、異なる特性を提
供することができる。例えばその比は6:1から1:6程度であるが、好適には
1:2から2:1である。さらに好適には約1:1である。ブレンド糸の繊維タ
イプの比も調整できる。マットを全体的に染色したり、プリントを施したり、異
なる色彩の糸で模様や彩色を施すことができる。
【0051】 さらに、房状パイルは湿気吸着繊維と抗カビ繊維のみで構成させることもでき
る。そのようなマットは良好な湿気吸着特性と防カビ特性を有する。
【0052】 湿気吸着繊維は綿繊維でよく、例えば、ストリクトミドリング綿であり、抗カ
ビ繊維は抗カビ剤を含んだアクリル繊維である。このアクリル繊維は1.7から
15.0、好適には1.7のデシテックスを有している。
【0053】 抗カビ繊維と湿気吸着繊維はブレンド糸として組み合わせることができる。こ
のブレンド糸は低融点繊維を含むことができ、ブレンド糸内の他の繊維に少なく
とも部分的に溶着される。この低融点繊維は、例えば低融点ポリエステル繊維で
あり、溶解温度は80から200℃、好適には約110℃である。このポリエス
テル繊維は0.85から17.0、好適には約4.4デシテックスである。
【0054】 ブレンド糸は次の繊維成分を含むことができる。
【0055】 湿気吸着繊維:25%から50%、好適には35%から40%、さらに好適に
は約40% 抗カビ繊維:25%から50%、好適には35%から40%、さらに好適には
約40% 低融点繊維:10%から40%、好適には20%から30%、さらに好適には
約20% ブレンド糸は2から10プライ糸であり、好適には6プライ糸である。ブレン
ド糸は開端スパン糸または環状スパン糸である。ブレンド糸は2から10イング
リッシュコットンカウント、好適には7.5イングリッシュコットンカウントで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はヒートプレス加工に先立つ本発明マットの縦断面図である。
【図2】 図2はヒートプレス後でロンダー処理に先立つ本発明マットの縦断
面図である。
【図3】 図3はロンダー処理後の本発明マットの縦断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年6月25日(2002.6.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3B120 AA05 AA16 AA20 AA22 AA36 DB01 EA04 EB03 EB04 EB25 3B154 AA02 AA06 AA07 AA08 AA09 AB20 AB22 AB24 AB27 AB40 BA25 BA35 BA48 BB02 BB12 BB39 BB62 BB77 BD14 BD18 BE08 BF01 BF04 BF07 BF12 DA30 4L044 CA14 CB08 CC01

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基シートと房状パイルとを含んだ房状繊維層を有したマットであ
    って、該房状パイルは湿気吸着繊維と抗カビ繊維とを含んでいることを特徴とす
    るマット。
  2. 【請求項2】湿気吸着繊維は綿繊維であることを特徴とする請求項1記載のマ
    ット。
  3. 【請求項3】綿繊維はストリクトミドリング綿であることを特徴とする請求項
    2記載のマット。
  4. 【請求項4】抗カビ繊維は抗菌剤を含んだアクリル繊維であることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のマット。
  5. 【請求項5】アクリル繊維は1.7から15.0デシテックス、好適には1.7
    デシテックスであることを特徴とする請求項4記載のマット。
  6. 【請求項6】抗カビ繊維と湿気吸着繊維はブレンド糸として組み合わされてい
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のマット。
  7. 【請求項7】ブレンド糸は他の繊維に少なくとも部分的に溶着する低融点繊維
    を含んでいることを特徴とする請求項6記載のマット。
  8. 【請求項8】低融点繊維は低融点ポリエステル繊維であり、溶解温度は80か
    ら200℃、好適には約110℃であることを特徴とする請求項7記載のマット
  9. 【請求項9】ポリエステル繊維は0.85から17.0デシテックス、好適に
    は約4.4デシテックスであることを特徴とする請求項8記載のマット。
  10. 【請求項10】低融点繊維はブレンド糸重量の10から40%、好適には20か
    ら30%、さらに好適には約20%であることを特徴とする請求項7から9のい
    ずれかに記載のマット。
  11. 【請求項11】湿気吸着繊維はブレンド糸重量の25から50%、好適には35
    から40%、さらに好適には約40%であることを特徴とする請求項6から10
    のいずれかに記載のマット。
  12. 【請求項12】抗カビ繊維はブレンド糸重量の25から50%、好適には35か
    ら40%、さらに好適には約40%であることを特徴とする請求項6から11の
    いずれかに記載のマット。
  13. 【請求項13】ブレンド糸は2から10プライ糸、好適には6プライ糸であるこ
    とを特徴とする請求項6から12のいずれかに記載のマット。
  14. 【請求項14】ブレンド糸は開端スパン糸又は環状スパン糸であることを特徴と
    する請求項6から13のいずれかに記載のマット。
  15. 【請求項15】ブレンド糸は2から10イングリッシュコットンカウント、好適
    には7.5イングリッシュコットンカウントであることを特徴とする請求項6か
    ら14のいずれかに記載のマット。
  16. 【請求項16】房状パイルは合成撚糸を含んでいることを特徴とする請求項1か
    ら15のいずれかに記載のマット。
  17. 【請求項17】合成撚糸は高撚性ナイロン撚糸であることを特徴とする請求項1
    6記載のマット。
  18. 【請求項18】合成撚糸は2プライ熱硬化性撚糸であることを特徴とする請求項
    16または17に記載のマット。
  19. 【請求項19】合成撚糸は溶液染色ナイロン6糸であることを特徴とする請求項
    16から18のいずれかに記載のマット。
  20. 【請求項20】合成撚糸は1000から5000デシテックス、好適には約13
    00デシテックスであることを特徴とする請求項16から19のいずれかに記載
    のマット。
  21. 【請求項21】ブレンド糸房に対する合成撚糸房の重量比は6:1から1:6、
    好適には2:1から1:2、さらに好適には約1:1であることを特徴とする請
    求項6から15のいずれかに記載された請求項16から20のいずれかに記載の
    マット。
  22. 【請求項22】房状繊維層は不織ポリエステル基シートを含んでいることを特徴
    とする請求項1から21のいずれかに記載のマット。
  23. 【請求項23】房状繊維層はゴムバッキング層に接着されていることを特徴とす
    る請求項1から22のいずれかに記載のマット。
  24. 【請求項24】ウォシャブルダストマットであることを特徴とする請求項1から
    23のいずれかに記載のマット。
  25. 【請求項25】マット製造法であって、湿気吸着繊維と抗カビ繊維とが基シート
    上に房加工処理されており、房状繊維層を提供していることを特徴とするマット
    製造法。
  26. 【請求項26】抗カビ繊維と湿気吸着繊維はブレンド糸として提供され、該ブレ
    ンド糸はさらに低融点繊維を含んでおり、マットはヒートプレス機で処理されて
    該ブレンド糸の該低融点繊維は少なくとも部分的に他の繊維に溶着され、プレス
    加工されたマットはロンダー処理されて起毛処理されることを特徴とする請求項
    25記載のマット製造法。
  27. 【請求項27】布層はヒートプレス機でゴムバッキング層に接着されることを特
    徴とする請求項26記載のマット製造法。
  28. 【請求項28】ヒートプレス機は150から200℃、好適には約170℃に加
    熱されることを特徴とする請求項26または27に記載のマット製造法。
  29. 【請求項29】マットはヒートプレス機で4から30分間、好適には約20分間
    プレスされることを特徴とする請求項26から28のいずれかに記載のマット製
    造法。
  30. 【請求項30】合成撚糸は基シート上に房加工されることを特徴とする請求項2
    5から29のいずれかに記載のマット製造法。
  31. 【請求項31】マットは基シートと房状パイルを有しており、該房状パイルは湿
    気吸着繊維と抗カビ繊維とを含んでいることを特徴とする請求項25から30の
    いずれかに記載のマット製造法で製造されたマット。
JP2001586660A 2000-05-25 2001-05-18 マット及びマット製造法 Pending JP2003534077A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0012722A GB2362568B (en) 2000-05-25 2000-05-25 Mat & process for manufacturing mats
GB0012722.5 2000-05-25
PCT/GB2001/002178 WO2001090471A1 (en) 2000-05-25 2001-05-18 Mat & process for manufacturing mats

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003534077A true JP2003534077A (ja) 2003-11-18

Family

ID=9892347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001586660A Pending JP2003534077A (ja) 2000-05-25 2001-05-18 マット及びマット製造法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20030138595A1 (ja)
EP (1) EP1283920A1 (ja)
JP (1) JP2003534077A (ja)
AU (2) AU2001256528B2 (ja)
GB (1) GB2362568B (ja)
WO (1) WO2001090471A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012525197A (ja) * 2009-04-27 2012-10-22 デッソ ベースローテン フェンノートシャップ カーペット

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050118907A1 (en) * 2002-01-24 2005-06-02 Aage Lang Washable floor mat
WO2005084519A1 (en) * 2004-03-10 2005-09-15 Majgaard Invest A/S Combination doormat
FR2912301A1 (fr) * 2007-02-09 2008-08-15 Danniele Chevrotin Tapis d'accueil ou de proprete, interieur ou exterieur, compose en tout ou partie de fibres desinfectantes
WO2013136341A1 (en) 2012-03-16 2013-09-19 Prasad Arun A coir mat, a method for making the coir and an apparatus for making the coir mat
CN103451826B (zh) * 2013-05-30 2014-12-24 徐云友 可取代清洗球、搓澡巾的毛巾及其制作方法
ITPI20130060A1 (it) * 2013-06-27 2014-12-28 Furpile Moda Spa Tappetino di pulizia per la suola di scarpe e simili
AU2015243916B2 (en) * 2014-04-10 2020-01-30 Invista Textiles (U.K.) Limited Multicolor carpet and method of making same
CA2990180A1 (en) 2015-06-19 2016-12-22 Titan International, Inc. Improved agricultural mat and associated systems and methods

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0230221A (ja) * 1988-07-20 1990-01-31 Tokyo Sokutei Kizai Kk 入力装置
JP2628496B2 (ja) * 1988-10-17 1997-07-09 鐘紡株式会社 抗菌性アクリル系合成繊維
JP2658389B2 (ja) * 1989-05-16 1997-09-30 松下電器産業株式会社 防虫・消臭カーぺット
JPH114746A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 敷 物
GB2338411A (en) * 1998-06-17 1999-12-22 Walk Off Mats Ltd Mat manufacture
GB2338412A (en) * 1998-06-17 1999-12-22 Walk Off Mats Ltd Dust control mat

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012525197A (ja) * 2009-04-27 2012-10-22 デッソ ベースローテン フェンノートシャップ カーペット

Also Published As

Publication number Publication date
US20030138595A1 (en) 2003-07-24
AU2001256528B2 (en) 2006-03-09
GB2362568A (en) 2001-11-28
GB2362568B (en) 2003-06-18
EP1283920A1 (en) 2003-02-19
GB0012722D0 (en) 2000-07-19
AU5652801A (en) 2001-12-03
WO2001090471A1 (en) 2001-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100342070C (zh) 清扫用绒毛布料
JPH10506820A (ja) 汚れた表面を清浄するクリーニングクロス
CN104963101A (zh) 一种轻薄透高性能复合非织造布及其制备方法
JP2003534077A (ja) マット及びマット製造法
JP3957383B2 (ja) マット
CN210420402U (zh) 一种功能型复合水刺无纺布
CN2493399Y (zh) 一种复合无纺布
AU2001256528A1 (en) Mat and process for manufacturing mats
JPH11505891A (ja) フロアー繊維材料
EP1467648B1 (en) Washable floor mat
KR101641582B1 (ko) 다층이나 원형 분할 극세화 가능형 단섬유를 식모한 후로킹 카페트와 후로킹 매트 및 그 제조방법
DE602004002680T2 (de) Staubbekämpfungsmatte
EP0965300A1 (en) Mat
CN107419424A (zh) 一种Thermoheat吸湿发热纤维云毯
CN107400966B (zh) 一种高克重非织造藏毯的生产工艺
CN2666291Y (zh) 丝毛被褥
GB2338411A (en) Mat manufacture
JP2001001437A (ja) 不織布複合体およびその製造方法
CN209320390U (zh) 一种快干型雪尼尔面料
KR101189753B1 (ko) 매트의 제조방법 및 이로부터 제조된 매트
IL29021A (en) Non-woven fabrics and their manufacture
CN2362385Y (zh) 纯毛多用被
CN113995292A (zh) 一种机织贴背地毯及其制作方法
JP4175088B2 (ja) 繊維構造体
JP3101874B2 (ja) 斑調カーペットおよびその製造方法