JP2003532651A - 植物保護剤と水素架橋形成ポリマーとの組み合わせ - Google Patents

植物保護剤と水素架橋形成ポリマーとの組み合わせ

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JP2003532651A JP2001581603A JP2001581603A JP2003532651A JP 2003532651 A JP2003532651 A JP 2003532651A JP 2001581603 A JP2001581603 A JP 2001581603A JP 2001581603 A JP2001581603 A JP 2001581603A JP 2003532651 A JP2003532651 A JP 2003532651A
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ジャーン・コクール
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エルヴィーン・ハッカー
ハンス・フィリップ・フーフ
ゲーアハルト・シュナーベル
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バイエル クロップサイエンス ゲーエムベーハー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、農芸化学活性物質、特にスルホニル尿素の群に属する除草剤と、該活性物質を制御放出させるために水素結合を形成するポリマーとの組み合わせに関する。ポリマーおよび活性化合物は水素結合の形成を可能にする官能基を有する。好ましいポリマーはポリビニルアルコールまたは部分加水分解ポリビニルアセテートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、活性化合物の適切な官能基と水素結合を形成し、そして活性化合物
の制御放出を可能にする、農作物保護剤とオリゴマーおよびポリマー助剤との組
み合わせに関する。これらの組み合わせは、農作物選択性の上昇および拮抗作用
の低下のために使用することができ、そして除草剤の場合、特に除草剤と成長調
節剤および薬害軽減剤との混合物の場合に、特に良好な結果を与える。
【0002】 種々の施用問題、2種またはそれ以上の活性化合物間の拮抗性相互作用および
不充分な「農作物適合性」のために低下した活性、および植物への関連する望ま
しくない損害が、種々の農芸化学製品、例えば除草剤、殺菌剤、殺虫剤、植物成
長調節剤、薬害軽減剤または肥料を施用する間に生じうることが知られている。
さらに、これらの現象は、「葉面施用」の間に、その上に特に除草剤またはその
ほかに除草剤と薬害軽減剤および/または成長調節剤との混合物の場合に、しば
しば観察されることが知られている。
【0003】 これらの問題を避けるために、例えば、拮抗作用を受ける活性化合物の「分割
施用」または過剰量施用が、拮抗作用により低下した活性の場合に薦められてき
た。劣った選択性または不充分な農作物適合性の場合には、同様に分割施用を用
いることがしばしば可能であり;もう一つの選択肢は不足量施用である。しかし
ながら、これらの手法の全ては、種々の理由でむしろ興味がなく、また不経済で
ある。分割施用を用いれば、活性化合物処方物を少なくとも2回施用しなければ
ならず;これは時間の浪費であり、労働集約的である。活性化合物の過剰量施用
は追加の出費をもたらし、不足量施用は有害生物の不充分な防除のために収穫高
が低下する危険性を伴う。
【0004】 US 5,428,000には、広葉雑草用除草剤および細葉雑草用除草剤を含む活性化合
物組成物が開示されている。細葉雑草用除草剤は中性電荷を有し;これに対して
広葉雑草用除草剤はアニオニックの性質を有し、そして親水性ポリマーと組み合
わせて存在しており、このポリマーはアンモニウム含有化合物およびアンモニウ
ムを含有しない化合物ら形成されたコポリマーである。アンモニウム含有化合物
は一般的に芳香族および非芳香族の窒素ヘテロ環、アクリル酸のアンモニウム誘
導体およびベンジルアンモニウム化合物ら誘導される。従ってこれらのポリマー
は、もっぱら、ポリマー主鎖に4級窒素原子が含まれていないポリマーである。
用いられる親水性ポリマーは、もっぱら、上記の種類のコポリマーである。用い
られる細葉雑草用除草剤は、セトキシジム、アロキシジム、フルアジフォプ、キ
ザロフォプまたはフェノキサフォプであり;広葉雑草のためには、ベンタゾン、
イマザキン、アシフルオルフェン、フォメザフェン、クロリムロン、イマゼタピ
ル、チフェンスルフロンおよび2,4−Dの使用が記載されている。
【0005】 DE 198 33 066には、カチオニック官能性を有するポリマーの水性分散液およ
びこれらの分散液から得られる再分散性粉剤、そしてまた、特に任意の種類の活
性化合物を遅延放出させるためのそれらの使用が開示されている。
【0006】 本発明の目的は、それを使用して分割施用および過剰量または不足量施用の必
要を避けることのできる農作物保護剤の処方物を提供することである。 この目的は、少なくとも1種の農芸化学活性化合物、特に除草剤およびポリマ
ーとの組み合わせであって、活性化合物を制御放出させるためにこれらの成分間
で分子間水素結合の形態で静電相互作用を形成する組み合わせによって達成され
る。ポリマーおよび活性化合物は、ポリマーおよび活性化合物間で分子間水素結
合の形成を可能にする官能基を有する。
【0007】 劣った選択性および不充分な農作物適合性または拮抗作用により生じる低下し
た活性のような問題は、一定のポリマーを1種またはそれ以上の農芸化学活性化
合物と組み合わせることによって回避できることを見出した。 本発明はさらに、望ましくない有害生物、特に望ましくない草および広葉雑草
を防除するための本発明に係る組み合わせの施用を提供する。
【0008】 本発明において、「ポリマー」という用語は、相当するモノマーのオリゴマー
およびポリマー、およびホモ−およびコポリマーまたは−オリゴマーの両者、す
なわち低い重合度を有する分子、そしてまた高い重合度を有する分子を包含する
。本発明によりポリマーとして使用できる化合物の分子量MNは、少なくとも約
500である。
【0009】 本発明に係るポリマー/活性化合物の組み合わせにおいて、農芸化学活性化合
物の若干または全部は、ポリマーとの興味深い可逆的分子間相互作用に携わる。
これらの相互作用は、分子間水素結合の形態の静電相互作用である。農芸化学活
性化合物は、部分的選択性を有する活性化合物であってよい。その代わりに、2
種の活性化合物の意図するタイプの混合物において拮抗作用を示す活性化合物が
、ポリマーと相互作用することも可能である。活性化合物混合物からの2種また
はそれ以上の活性化合物が、このような相互作用に携わることも可能である。
【0010】 本発明により用いられるポリマーは、界面活性分子であってもよい。それらの
物理化学的特性により、ポリマーを水および/または有機溶剤中に分散、乳化ま
たは溶解することができる。ポリマーは好ましくは溶解され、好ましい溶剤は極
性プロトン性および極性非プロトン性有機溶剤および水である。最も好ましくは
、ポリマーは水に溶解する。
【0011】 本発明に係る組み合わせに適するポリマーは、浸透するとしても有害生物中に
ゆっくりとだけ浸透するか、または浸透しないことが好ましく、一般的に浸透は
例えば葉または根を通して行われる。一般的に、本発明により用いられるポリマ
ーの吸収量または浸透量は、24時間中に<0.01%〜80%であり、好まし
くは50%よりも著しく低い。
【0012】 本発明により用いられるポリマーは、農芸化学活性化合物の分子に存在する官
能基と分子間水素結合を形成できる官能基を有し、そして処理すべき植物および
/または土壌への活性化合物化の制御放出が可能な方法で活性化合物と相互作用
する。
【0013】 ポリマーと農芸化学活性化合物との間に水素結合を形成できるように、ポリマ
ーおよび活性化合物は、水素供与体および水素受容体として役立ちうる充分な数
の官能基を有しなければならない。ここで、供与体および受容体機能はOH機能
の場合のように、同一であってよい。しかしながら、供与体および受容体機能の
化学的性質は異なってもよい。本発明の範囲内で、供与体機能はポリマーまたは
農芸化学活性化合物に、または両者に位置していることが可能である。同じこと
は受容体にも当てはまる。
【0014】 水素結合を形成できる官能基の例としては、下記の官能基が挙げられる。 −OH、−NH2、−NH−、−SO2NH−、−SO2NH2−、−CONH−
、−CONH2、−COOH、−CON<、=N−、−N=N−、
【化5】 他の適切な官能基は当業者に公知である。
【0015】 一般的に、本発明により用いられるポリマーの平均分子量MNは、≧500、
好ましくは約1,000〜1,000,000である。これらのポリマーは、ホモ
−またはコポリマーであり、場合によってはオリゴマーの形態で存在することも
でき、そして慣用の重合反応、例えば重付加、重縮合、フリーラジカルおよびイ
オン重合および金属錯体−触媒重合で製造される。同様に好適なものは、変性ま
たは未変性の天然ポリマー、例えばポリペプチドおよびポリサッカライドである
。 水素結合の形成に適する上記の官能基を有する適切なポリマーは、例えばビニ
ル、アクリルおよびアリルモノマーに基づく有機ポリマー、および無機ポリマー
、例えばアルカリ金属シリケートである。
【0016】 好ましいポリマーの例としては、ポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリ
ル酸、ポリ(メタ)アクリルアミド、ジアミンとジカルボン酸との縮合により製
造されたタイプ(ナイロン)およびラクタムの付加により製造されたタイプ(パ
ーロン)の両方のポリアミド、不飽和ジカルボン酸、好ましくはマレイン酸のポ
リマー、多価不飽和アルコール、好ましくは1,2−ブテンジオールおよび1,4
−ブテンジオールのポリマー、ポリビニルピロリドン(例えばBASFからのLuvisk
ol (登録商標) またはISPからのPVP−K)、ポリビニルアセテートおよび部分加
水分解ポリビニルアセテート(例えばClariantによりMowiol (登録商標) の名称
で提供される製品)、リグノスルホネート(例えばBorregard/NorwayからのUfo
xan (登録商標)、Borresperse (登録商標) またはVanisperse (登録商標) タイ
プ、またはWestvacoからのReax (登録商標) またはKraftsperse (登録商標) タ
イプのもの)、ポリサッカライドおよびアルキルポリサッカライド(例えばCogn
isからのAPGシリーズのもの)、セルロース誘導体、例えばヒドロキシメチルセ
ルロース(Clariantから入手できる)、キサンタン誘導体(例えばRhodiaからの
Rhodopol (登録商標) 23またはKelcoからのKelzan (登録商標) S)、ポリオール
、例えばポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール、およびポリ
エチレングリコールおよびポリプロピレングリコールのブロックコポリマー、そ
してまたこれらのエーテル(Clariantから、またBASF AGからPluronic (登録商
標) の名称で入手できる)、多価アミンへの、例えばエチレンジアミンへのエチ
レングリコールおよびプロピレングリコールの付加物(BASF AGからTetronic(
登録商標)の名称で入手できる)、ポリカルボネート、ポリアスパルテート、ポ
リスチレンスルホネートおよびポリスチレンスルフェート、ポリビニルスルフェ
ートおよびポリビニルホスホネートである。水素結合の形成に適する官能基を有
する他のポリマーは、当業者に公知である。一般的に市販の製品が採用されるで
あろう。
【0017】 本発明に適し、そして官能基を有する農芸化学活性化合物は、処方する前にす
でに本発明に係る組み合わせに適する形態で存在することができる。しかしなが
らこれらの活性化合物を、「タンクミックス」を処方または製造する間にのみ、
適切な形態に変換することも可能である。 本発明に係る組み合わせにおける使用に適する活性化合物は、好ましくは除草
剤、殺菌剤、殺昆虫剤、成長調節剤、薬害軽減剤、軟体動物駆除剤、ダニ駆除剤
および殺線虫剤の群に属する農芸化学活性化合物である。
【0018】 本発明により用いられる水素結合形成ポリマーとの組み合わせに特に適するも
のは、次のものである:除草剤、これらの中でも特にアセトラクテート合成酵素
(ALS)阻害剤、例えばスルホニル尿素およびその塩など、イミダゾリノン、
例えばイマザモクスまたはイマゼタメタピルまたはこれらの誘導体、例えば塩ま
たはエステルなど;ビスピリバクまたはその塩、クロランスラム−メチルまたは
その塩;ヒドロキシベンゾニトリル、例えばブロモキシニルおよびイオキシニル
およびこれらの誘導体、特に塩など、ベンタゾン、「アリールオキシアルコキシ
カルボン酸」およびその塩およびエステル、例えばMCPA、2,4−D、CM
PP、2,4−DP、2,4−DB、「(ヘテロ)アリールオキシアリールオキシア
ルキルカルボン酸」およびその塩およびエステル、例えばフェノキサプロプ−エ
チル、ジクロフォプ、クロジナフォプ−プロパルギル、フルアジフォプ酸または
エステルなど、HPPDO阻害剤、例えばメソトリオンまたはスルコトリオン、
シクロヘキサンジオンオキシム、例えばセトキシジム、クレトジムまたはトリア
ルコキシジム、カルバメート、フェニル尿素、トリアジン類、ジクアット、パラ
クアット、グルフォシネートおよびグリホゼート;成長調節剤またはホルモン様
物質、例えばインドリル酢酸またはインドリル酪酸またはオーキシン類など;薬
害軽減剤、例えばメフェンピル−ジエチルおよび5,5−ビフェニル−2−イソ
キサゾリン−3−カルボン酸など。
【0019】 本発明により用いられるポリマーとの組み合わせに最も適するものは、式(I)
のスルホニル尿素およびその塩、例えばアルカリ金属塩またはアンモニウム塩(
これらは有機置換基を有しても有しなくてもよい)、最も好ましくはNa、K、
アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、テトラアルキロールアンモニウム
またはモノアルキルアンモニウム塩である。 R−SO2−NH−C(O)−NR′(Het) (I)
【0020】 式(I)において、R′は水素または(C1〜C10)−アルキル基、好ましくは
水素またはメチルであり、 Rは式(Ia)〜(If)
【化6】 [これらの式中、 R1は−CO2(C1〜C10−アルキル)、
【化7】 −CO2N(C1〜C10−アルキル)、SO2(C1〜C4−アルキル)、CF3、−O(
1〜C10−アルキル)、−OCH2CH2Cl、CH2CH2CF3、ハロゲン、好
ましくはClまたはFからなる群から選択され、 R2、R3、R4は互いに独立して、H、CH3、−OH、−O(C1〜C10−アル
キル)、−NH(C1〜C10−アルキル)、−N(C1〜C10−アルキル)2、NHCH
O、−NHCO2(C1〜C2−アルキル)、−CH2NHSO2CH3、ハロゲン、好
ましくはF、Cl、BrまたはIである]に相当する化合物からなる群から選択
される基であり、
【0021】 Hetは式
【化8】 (式中、 R5、R6は互いに独立して、ハロゲン、好ましくはFまたはCl、−O(C1
4−アルキル)、C1〜C4−アルキル、−NH(C1〜C4−アルキル)、−N(C1 〜C4−アルキル)2、−OCH2CF3、−OCHCl2であり、 ZはNまたはCH基である)の化合物である。
【0022】 上記の農芸化学活性化合物全ての場合に、適切ならば、当業者にとって使用に
適するとして知られている相当する誘導体、例えば活性化合物の酸、エステルま
たは塩を用いることも、もちろん可能である。
【0023】 本発明に係る組み合わせは、活性化合物の植物毒性の可能性を減少させ、そし
て混合物において前者に対する他の活性化合物の拮抗作用を抑制させることがで
きる。従って、本発明により組み合わせるべき活性化合物は、他の活性化合物と
一緒にまたは単独の活性化合物として、適切ならば、慣用の添加剤および助剤と
一緒に使用することができる。本発明に係る好ましい組み合わせの例を、以下に
説明する。これら全ての組み合わせにおいて、上記の活性化合物を特に適切また
は最も適切であるとして使用することは、このことが明示的に述べられていなく
ても、もちろん同様に好ましい。
【0024】 本発明により用いられるポリマーと組み合わせた農芸化学活性化合物は、適切
ならば、本発明によりポリマーと同様に組み合わせることのできる他の活性化合
物と共に処方して、有利な結果を与える混合物を提供することができる。 本発明に係る組み合わせにおいて、ポリマーと1種または数種の活性化合物と
の重量比は、モノマーおよび活性化合物の分子量、および当業者に公知の他の物
理化学的パラメーターに応じて、0.001:1〜1:0.001、好ましくは0
.01:1〜1:0.01、最も好ましくは0.1:1〜1:0.1である。
【0025】 本発明により組み合わせた農芸化学活性化合物は、農作物適合性を高めること
もできる。従って、スルホニル尿素の群に属する除草剤、特に式(I)の除草剤
の施用において、ポリビニルアルコールまたはポリビニルアルコール誘導体、例
えば部分アセチル化ポリビニルアルコールなどのようなポリマーを、一般的に0
.01:1〜1:0.01、好ましくは0.1:1〜1:0.1の重量比で添加する
ことにより、農作物適合性を有意に高めることができる。
【0026】 本発明の好ましい実施形態は、農芸化学活性化合物、例えば除草剤が部分的ま
たは完全に本発明によりポリマーと組み合わせられている組み合わせであり、こ
の組み合わせがさらに少なくとも1種の他の農芸化学活性化合物、例えば除草剤
または薬害軽減剤を含むものである。
【0027】 本発明のもう一つの好ましい実施形態において、除草剤は薬害軽減剤および/
または成長調節剤と共にポリマーと組み合わせて処方され、この場合、農芸化学
活性化合物の少なくとも1種は部分的または完全に、これらのポリマーと本発明
により組み合わせられている。
【0028】 本発明に係る組み合わせのもう一つの好ましい実施形態は、1種またはそれ以
上のグラミニサイド(graminicides)と、広葉雑草に対して作用する1種または
それ以上の除草剤との混合物を含み、この場合、農芸化学活性化合物の少なくと
も1種は部分的または完全に、本発明により組み合わせられている。
【0029】 もう一つの好ましい組み合わせにおいて、1種またはそれ以上のグラミニサイ
ドが薬害軽減剤と混合され、この場合、農芸化学活性化合物の少なくとも1種は
部分的または完全に、本発明により組み合わせられている。 急速作用機構を有する1種またはそれ以上の除草剤を、比較的に遅い作用機構
を有する1種またはそれ以上の除草剤と組み合わせることがさらに好ましく、こ
の場合、農芸化学活性化合物の少なくとも1種は部分的または完全に、本発明に
より組み合わせられている。
【0030】 多くの場合、助剤または助剤混合物、例えば油、特定の溶剤、界面活性剤また
は界面活性剤混合物を添加することが有利である。ここで、助剤は、それら自体
では活性でないが、活性化合物の特性を増強する、活性化合物/ポリマー組み合
わせに加える添加剤を意味すると理解すべきである。好適な助剤は、ノニオニッ
ク界面活性剤、例えば式RO(CH2CH2O)nH(式中、Rは(C10〜C22)−脂
肪アルコール基、トリスチリルフェノール基、トリブチルフェノール基、(C1
14)−アルキルフェノール基、トリデシルアルコール基、グリセリド基、また
はヒマシ油から誘導される基であり、nは1〜500、好ましくは3〜200の
整数である)の界面活性剤である。
【0031】 このような物質は例えば、Clariant GmbHからGenapol (登録商標)、Sapogenat
(登録商標) およびArkopal (登録商標) シリーズとして、およびRhodia GmbHか
らSoprophor (登録商標) シリーズとして得ることができる。エチレンオキシド
、プロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシドに基づくブロックコポリ
マー、例えばBASF AGからPluronics (登録商標) またはTetronics(登録商標)
の名称で販売されている化合物を採用することも可能である。
【0032】 アニオニックまたはベタイニック界面活性剤も使用できる。アニオニック界面
活性剤の例としては、ドデシルベンジルスルホン酸カルシウム、スクシネート、
リン酸化、硫酸化およびスルホン酸化されたノニオニック界面活性剤、例えば上
記種類の界面活性剤、およびソルビテートが挙げられ、これらの化合物はアルカ
リ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムイオンで中和されている。このよ
うな界面活性剤は、例えばGenapol (登録商標) LRO(Clariant GmbH)の名称で
入手できる。
【0033】 ベタイニック界面活性剤は、例えばGoldschmidt AGからTegotain (登録商標)
の名称で入手できる。 同様に好適なものはカチオニック界面活性剤、例えば4級アンモニウム、ホス
オニウムおよびスルホニウム塩に基づくもの、例えばUniquemaからのAtlas (登
録商標) G3634 Aである。
【0034】 用いられる界面活性剤の量は、10〜2,000g/ha、好ましくは50〜2,
000g/haである。窒素を、例えば尿素、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、硫酸水素アンモニウムまたはこれらの混合物の形態で添加することは、同様
にしばしば有利である。
【0035】 本発明に係る組み合わせを含む処方物を、以下に模範となる方法で説明する。 上記の適切なポリマーを、ALS(アセトラクテート合成酵素)阻害剤、好ま
しくは式(I)のスルホニル尿素と一緒に用いて、例えばトウモロコシ、コムギ
、オオムギ、イネ、ダイズ、サトウダイコンまたはワタの農作物における農作物
適合性を改善することができる。
【0036】 ヨードスルフロン−メチルナトリウム(1.10g/ha)の農作物選択性を、
適切なポリビニルアルコールまたは部分加水分解ポリビニルアセテート(例えば
Clariant GmbHからのMowiol (登録商標) タイプのもの)と、0.1:1〜1:0
.1の重量比で組み合わせることによって、雑草防除に不利な効果を与えるえる
ことなく高めることが可能である。
【0037】 アニオニック農芸化学活性化合物、特に除草剤、例えばスルホニル尿素または
その塩、ヒドロキシベンゾニトリル、例えばブロモキシニルおよびその塩、イオ
キシニルおよびその塩、またはグラミニサイド上のアリールオキシアルキルカル
ボン酸およびその塩、例えばフェノキサプロプ−p−エチルの拮抗作用でさえも
、ポリマーの使用によって減少または防止することができる。例えば、フェノキ
サプロプ−p−エチル(30〜90g/ha)、ヨードスルフロン−メチルナトリ
ウム(1〜10g/ha)およびメフェンピル−ジエチル(10〜60g/ha)の活
性化合物組み合わせにおいて、適切なポリマー、例えば上記のポリビニルアルコ
ールまたはポリビニルアルコール誘導体、例えば部分加水分解ポリビニルアセテ
ート(例えばMowiol(登録商標)4−88)の添加によって、拮抗作用は著しく低
下され、そして雑草に対するフェノキサプロプ−p−エチルの作用が著しく改善
される。このような組み合わせは、コムギにおける望ましくない植生の防除に特
に適している。
【0038】 本発明に係る好ましい組み合わせおよび処方物について、以下に述べる。 農作物植物、例えばコムギ、イネおよびトウモロコシにおける植物毒性の可能
性を減少させ、そして選択性を高めるために、ALS阻害剤、特にスルホニル尿
素およびその塩(例えばヨードスルフロン、メトスルフロンまたはリムスルフロ
ン)を、ポリビニルアルコールまたは部分加水分解ポリビニルアセテートと共に
処方することが可能である。場合により存在できる他の物質は、薬害軽減剤、他
の除草剤、助剤、例えばGenapol (登録商標) LROなど、または肥料、例えば硫酸
アンモニウム、硫酸水素アンモニウム、尿素または硝酸アンモニウムなどである
【0039】 拮抗性相互作用によるグラミニサイドの作用低下を防止するために、ALS阻
害剤、特にスルホニル尿素およびその塩(例えばヨードスルフロン、メトスルフ
ロン、トリベヌロン、チフェンスルフロン、エトキシスルフロン、ベンスルフロ
ンまたはリムスルフロン)を、ポリビニルアルコールまたは部分加水分解ポリビ
ニルアセテートのようなポリマーと組み合わせることができる。これらの組み合
わせを、グラミニサイド、例えばフェノキサプロプ−p−エチル、ジクロフォプ
−メチル、クロジナフォプ−プロパルギルまたはクレトジムと混合することがで
きる。場合により存在できる他の物質は、薬害軽減剤、他の除草剤、助剤、例え
ばGenapol (登録商標) LROなど、または肥料、例えば硫酸アンモニウム、硫酸水
素アンモニウム、尿素または硝酸アンモニウムなどである。
【0040】 種々の処方物中における活性化合物の割合は、広い範囲内で変更できる。処方
物は、例えば約0.01〜95重量%の活性化合物、約90〜10重量%の液体
または固体担体、および適切ならば50重量%まで、好ましくは30重量%まで
の界面活性剤を含み、ここで、これらの割合の合計は100%である。 ポリマー、1種またはそれ以上の活性化合物、および場合により助剤および他
の補助剤の本発明により製造された混合物は、別個のタンクミックスとしても存
在することができ、そして他の処方物中にも存在することができる。
【0041】 適切な可能な処方物は、下記のものである: 水和剤(WP)、水溶性粉剤(SP)、油または水に基づく懸濁濃縮物(SC)
、水溶性濃縮物(SL)、乳濁液(EC)、マイクロおよびマクロエマルジョン
(EW/ME)、例えば水中油滴型および油中水滴型エマルジョン、噴霧液剤、
懸濁エマルジョン(SE)、油混和性液剤、カプセル懸濁剤(CS)、粉剤(D
P)、種子粉衣組成物、散布および土壌施用の顆粒剤、マイクロ顆粒形態の顆粒
剤(GR)、噴霧顆粒剤、コーティング顆粒剤および吸着顆粒剤、顆粒水和剤(
WDG)、水溶性顆粒剤(WSG)、ULV剤、マイクロカプセルおよびワック
ス。
【0042】 これら個々の処方物タイプは原則として公知であり、そして例えばWinnacker-
Kuechler,“Chemische Technologie”[Chemical Technology], 第7巻, C. Hanse
r Verlag Munich, 第4版, 1986; Wade van Valkenburg,“Pesticide Formulatio
ns”, Marcel Dekker, N.Y., 1973; K. Martens,“Spray Drying”Handbook, 第
3版, 1979, G. Goodwin Ltd. Londonに記載されている。
【0043】 処方助剤、例えば不活性材料、界面活性剤、溶剤および他の添加剤も同様に公
知であり、そして例えばWatkins,“Handbook of Insecticide Dust Diluents an
d Carriers”, 第2版, Darland Books, Caldwell N.J.; H.v. Olphen,“Introdu
ction to Clay Colloid Chemistry”, 第2版, J. Wiley & Sons, N.Y.; C. Mars
den,“Solvents Guide”, 第2版, Interscience, N.Y. 1963; McCutcheon's“De
tergents and Emulsifiers Annual”, MC Publ. Corp., Ridgewood N.J.; Sisle
y および Wood,“Encyclopedia of Surface Active Agents”, Chem. Publ. Co.
Inc., N.Y. 1964; Schoenfeldt,“Grenzflaechenaktive Aethylenoxidaddukte
[Surface-Active Ethylene Oxide Adducts]”, Wiss. Verlagsgesell., Stuttga
rt 1976; Winnacker-Kuechler,“Chemische Technologie”, 第7巻, C. Hanser
Verlag Munich, 第4版, 1986に記載されている。
【0044】 水和剤は、水に一様に分散可能な調製物であり、そして本発明に係る組み合わ
せに加えて、また希釈剤または不活性物質とは別に、イオニックおよび/または
ノニオニックの性質の界面活性剤(湿潤剤、分散剤)、例えばポリエトキシレー
ト化アルキルフェノール、ポリエトキシレート化脂肪アルコール、ポリエトキシ
レート化脂肪アミン、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、ア
ルカンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、リグノスルホン酸ナトリ
ウム、2,2′−ジナフチルメタン−6,6′−ジスルホン酸ナトリウム、ジブチ
ルナフタレンスルホン酸ナトリウム、またはそのほかにオレイルメチルタウリン
酸ナトリウムを含有する調製物である。水和剤を製造するには、活性化合物をハ
ンマーミル、ファンミルまたはエアージェットミルのような慣用の装置で微粉砕
し、そして処方助剤および本発明により用いられるポリマーと同時にまたは順次
に混合する。
【0045】 乳濁液は、活性化合物をポリマーと組み合わせて、有機溶剤、例えばブタノー
ル、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、キシレン、またはそのほかに比
較的高沸点の芳香族化合物または炭化水素、またはこれらの有機溶剤の混合物に
、イオニックおよび/またはノニオニックの性質の1種またはそれ以上の界面活
性剤(乳化剤)を添加して溶解することによって製造される。使用できる乳化剤
の例は、アルキルスルホン酸カルシウム、例えばドデシルベンゼンスルホン酸カ
ルシウム、またはノニオニック乳化剤、例えば、パラ−アルキルフェノールエト
キシル化物以外のアルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコ
ールエステル、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、プロピレンオキシド−
エチレンオキシド縮合生成物、アルキルポリエーテル、ソルビタンエステル、例
えばソルビタン脂肪酸エステル、またはポリオキシエチレンソルビタンエステル
、例えばポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルである。
【0046】 粉剤は、活性化合物を本発明により使用すべきポリマーと組み合わせて、微粉
固体物質、例えばタルク、天然クレー、例えばカオリン、ベントナイトおよびピ
ロフィライト、または珪藻土と共に粉砕することによって得られる。 懸濁濃縮物は、水ベースまたは油ベースであってよい。これらは、例えば市販
の慣用ビーズミルを用いて、他の処方物タイプにおいて上記で既に述べた界面活
性剤を加えるかまたは加えずに湿式微粉砕することによって製造することができ
る。
【0047】 エマルジョン、例えば水中油滴型エマルジョン(EW)は、例えば撹拌器、コ
ロイドミルおよび/またはスタティックミキサーにより、水性有機溶剤、および
適切ならば、他の処方物タイプにおいて上記で既に述べた界面活性剤を用いて製
造することができる。
【0048】 顆粒剤は、本発明により使用すべきポリマーと組み合わせた活性化合物を吸着
性の粒状不活性材料上に噴霧することにより、またはこの組み合わせを担体、例
えば砂、カオリナイトまたは粒状不活性材料の表面上に、接着剤、例えばペント
ースおよびヘキソースのような糖類、またはそのほかに鉱油を用いて塗布するこ
とにより製造することができる。本発明により使用すべきポリマーと組み合わせ
た適切な活性化合物を、肥料顆粒の製造に慣用される方法で、適切ならば肥料と
の混合物として粒状化することもできる。
【0049】 顆粒水和剤は、一般的に慣用法、例えば噴霧乾燥、流動床粒状化、ディスク粒
状化、高速ミキサーを用いる混合および固体不活性材料を用いない押し出しによ
って製造される。 ディスク、流動床、押し出しおよび噴霧顆粒の製造については、例えば“Spra
y-Drying Handbook”, 第3版, 1979, G. Goodwin Ltd., London; J.E. Browning
,“Agglomeration”, Chemical and Engineering 1967, 147頁以下;“Perry's C
hemical Engineer's Handbook”, 第5版, McGraw-Hill, New York 1973, 8-57頁
が参照される。
【0050】 農作物保護剤の処方に関するさらなる詳細については、例えばG.C. Klingman,
“Weed Control as a Science”, John Wiley and Sons, Inc., New York, 1961
, 81-96頁および J.D. Freyer, S.A. Evans,“Weed Control Handbook”, 第5版
, Blackwell Scientific Publications, Oxford, 1968, 101-103頁が参照される
【0051】 加えて、本発明に係る組み合わせの上記の処方物は、個々の場合に慣用される
粘着付与剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、浸透剤、保存剤、凍結防止剤、溶剤、充
填剤、担体、着色剤、消泡剤、蒸発防止剤、pHおよび粘度調節剤を含むことが
できる。
【0052】 これらの処方物に基づいて、他の農薬活性化合物、例えば除草剤、殺虫剤、殺
菌剤、そしてまた解毒剤または薬害軽減剤、肥料および/または成長調節剤との
混合物を、例えば完成した処方物の形態で、またはタンクミックスとして使用す
るための形態で製造することもできる。
【0053】 本発明に係る組み合わせは顕著な活性を有する。除草剤をポリマーと組み合わ
せて本発明に係る組み合わせを与えると、これらの組み合わせは、経済上重要な
単子葉および双子葉有害植物の広いスペクトルに対して優れた除草活性を有する
。活性化合物の組み合わせは、種子または根茎からシュートを生じ、地下茎また
は他の多年生器官を生じる多年生雑草、および防除が困難な多年生雑草に対して
も効果的に作用する。この意味で、本発明に係る組み合わせを播種前、発生前ま
たは発生後に施用するかどうかは重要でない。本発明に係る組み合わせは、好ま
しくは植物の地上部に施用される。本発明に係る組み合わせは、ジャガイモ、ワ
タおよびヒマワリのような乾燥農作物植物にも適している。
【0054】 除草活性化合物の場合、本発明に係る組み合わせは、例えば下記の有害植物の
防除にも使用することができる: シナピス(Sinapis)、ガリウム(Galium)、ステラリア(Stellaria)、マト
リカリア(Matricaria)、ガリンソガ(Galinsoga)、ケノポジウム(Chenopodi
um)、ブラシカ(Brassica)、ウルチカ(Urtica)、セネキオ(Senecio)、ア
マランツス(Amaranthus)、ポルツラカ(Portulaca)、キサンチウム(Xanthiu
m)、コンボルブルス(Convolvulus)、イポメア(Ipomea)、ポリゴヌム(Poly
gonum)、セスバニア(Sesbania)、キルシウム(Cirsium)、カルドゥウス(Ca
rduus)、ソンクス(Sonchus)、ソラヌム(Solanum)、ラミウム(Lamium)、
ベロニカ(Veronica)、アブチロン(Abutilon)、ダツラ(Datura)、ビオラ(
Viola)、モノコリア(Monochoria)、コマリナ(Commalina)、スフェノクレア
(Sphenoclea)、アシノメネ(Aeschynomene)、ヘテランテラ(Heteranthera)
、パパベル(Papaver)、オイフォルビア(Euphorbia)およびビデンス(Bidens)
属の双子葉雑草。
【0055】 アベナ(Avena)、アロペクルス(Alopecurus)、エキノクロア(Echinochloa)
、セタリア(Setaria)、パニクム(Panicum)、ジギタリア(Digitaria)、ポ
ア(Poa)、エレウシネ(Eleusine)、ブラキアリア(Brachiaria)、ロリウム
(Lolium)、ブロムス(Bromus)、シペルス(Cyperus)、エリトリギア(Elytr
igia)、ソルフム(Sorphum)、アペラ(Apera)およびスキルプス(Scirpus)
属の単子葉雑草。
【0056】 本発明に係る組み合わせを含む除草組成物を発芽前に施用すると、雑草の実生
は発生が完全に阻止されるか、または雑草は子葉期に達するまで成長するが、そ
の後の成長は止まり、そして結局は3〜4週間が経過した後で完全に死滅する。 本発明に係る組み合わせを含むこれらの除草組成物を発生後に植物の緑色部分
に施用すると、同様に成長は処理後に極めて短時間でぴたりと止まり、やがて雑
草植物は施用した時点の発育状態に留まるか、または遅かれ早かれ速やかに、一
定時間後に完全に死滅するので、それは収穫の量的および質的損失に関連するこ
とであるが、このようにして雑草による競合(これは農作物植物に対して有害で
ある)は、本発明に係る新規な組み合わせの採用によって、持続的様式で極めて
早い時点で除去される。
【0057】 本発明に係るこれらの組み合わせは単子葉および双子葉雑草に対して優れた除
草活性を有するが、農作物植物に対する損害は、あるにしても取るに足りない。 これらの効果は、特に施用量を減少させ、より広いスペクトルの広葉雑草およ
び細葉雑草を防除し、活性のギャップをふさぐことを可能にし、また、耐性種に
関しては、より速く安全な作用、より長い作用期間、1回のみまたは2〜3回の
施用の使用による有害植物の完全な防除、および複数の活性化合物が同時に存在
する場合は延長した施用周期を可能にする。
【0058】 上記の特性は、農作物を望ましくない競合植物がない状態にしておくため、こ
うして収穫の質および量を保護および/または高めるために、雑草の防除にとっ
て実際に必要である。上記の特性に関し、本発明に係る組み合わせは、従来技術
よりも明確に優れている。 加えて、本発明に係る組み合わせは優れた様式で、そうしなければ耐性の有害
植物の防除を可能にする。
【0059】 それらの農芸化学的特性、好ましくは除草、植物成長調節および薬害軽減特性
により、本発明により用いられる組み合わせは、公知の植物または遺伝子工学的
に開発される植物の農作物における有害植物を防除するために使用することもで
きる。トランスジェニック植物は特に有利な特性を一般的に有し、例えば一定の
農薬、特に一定の除草剤に対する耐性、植物病または植物病の原因生物、例えば
一定の昆虫または真菌、細菌またはウイルスのような微生物に対する耐性を有す
る。他の特別な特性は、例えば収穫産物の量、質、貯蔵安定性、組成および特定
成分に関する。このように、高められた澱粉含有量または変更された質の澱粉を
有するトランスジェニック植物、または収穫産物の異なる脂肪酸組成を有するも
のが知られている。
【0060】 本発明に係る組み合わせを、有用植物および観賞植物の商業上重要なトランス
ジェニック農作物、例えばコムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、雑穀類、
イネ、カッサバおよびトウモロコシのような穀類、またはそのほかにテンサイ、
ワタ、ダイズ、ナタネ、ジャガイモ、トマト、エンドウおよび他の野菜種、また
は柑橘類、キウイおよびヤシの樹木栽培場に使用することが好ましい。 本発明に係る組み合わせは、除草剤の植物毒効果に対して耐性であるか、また
は遺伝子工学により耐性にされた有用植物の農作物における除草剤に好ましく使
用することができる。
【0061】 公知の植物と比較して変更された特性を有する新規な植物を作製するための従
来法は、例えば伝統的な交配法および突然変異の発生からなる。その代わりに、
変更された特性を有する新規な植物は、遺伝工学的方法を用いて生成させること
ができる(例えばEP-A 0 221 044、EP-A 0 131 624参照)。例えば下記の幾つか
の場合が記載されている: − 植物中で合成される澱粉を変更するために、農作物植物の遺伝子工学的変
化(例えばWO 92/11367、WO 92/14827、WO 91/19806参照)、 − グルフォシネート(例えばEP-A 0 242 236、EP-A 0 242 246参照)または
グリフォゼート(例えばWO 92/00377)、またはスルホニル尿素(EP-A 0 257 9
93、US-A 5013659)タイプの一定の除草剤に耐性であるトランスジェニック農作
物植物、 − 植物に一定の有害生物に対する耐性を与えるバチリウス・ツリンギエンシ
ス(Bacillius thuringiensis)毒素(Bt毒素)を産生する能力を有するトラ
ンスジェニック農作物植物(EP-A 0 142 924、EP-A 0 193 259)、 − 変更された脂肪酸組成を有するトランスジェニック農作物植物(WO 91/139
72)。
【0062】 変更された特性を有する新規なトランスジェニック植物の作製を可能にする多
くの分子生物学的技術が、原則として知られている;例えばSambrook ら, Molec
ular Cloning, A Laboratory Manual, 第2版, Cold Spring Harbor Laboratory
Press, Cold Spring Harbor, NY; または Winnacker“Gene und Klone”[Genes
and Clones], VCH Weinheim 第2版, 1996 または Christou,“Trends in Plant
Science”, 1 (1996) 423-431参照。
【0063】 このような遺伝子工学的操作を行うために、DNA配列の組み換えにより配列
における突然変異発生または配列の変化を引き起こさせるプラスミド中に核酸分
子を導入することが可能である。上記の標準的手法を用いて、例えば塩基を交換
するか、部分的配列を除去するか、または天然または合成配列を付加することが
可能である。DNA断片を相互に繋ぐために、これらの断片にアダプターまたは
リンカーを結合させることが可能である。
【0064】 低下した遺伝子産物活性を有する植物細胞は、例えば、少なくとも一つの適切
なアンチセンス−RNA、センス−RNAを発現させて共同抑制効果を達成する
ことによるか、または上記の遺伝子産物の転写物を特異的に切断する少なくとも
一つの適切に構築されたリボザイムを発現させることにより作製することができ
る。
【0065】 この目的には、存在しうるフランキング配列を含む遺伝子産物の全体コード配
列を含むDNA分子、またはコード配列の部分だけを含むDNA分子(これらの
部分は細胞中でアンチセンス効果を引き起こすのに充分に長いことが必要である
)を採用することが可能である。遺伝子産物のコード配列に対して高度の相同性
を有するが完全に同一ではないDNA配列を使用することも可能である。
【0066】 植物中で核酸分子を発現させる場合に、合成タンパク質を植物細胞の任意の所
望区画中に局在化させることができる。しかしながら一定区画中の局在化を達成
するために、例えば一定区画中の局在化を保証するDNA配列にコード領域を結
合させることができる。このような配列は当業者に公知である(例えばBraunら,
EMBO J. 11 (1992), 3219-3227; Wolterら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85 (
1988), 846-850; Sonnewaldt ら, Plant J. 1 (1991), 95-106参照)。
【0067】 トランスジェニック植物細胞を、公知の技術を用いて植物全体に再生させるこ
とができる。トランスジェニック植物は、原則として任意の所望の植物種の植物
、すなわち単子葉および双子葉植物の両者であってよい。 このようにして、同種(=自然)遺伝子または遺伝子配列の過剰発現、抑制ま
たは阻害によるか、または異種(=異質)遺伝子または遺伝子配列の発現により
変更された特性を有するトランスジェニック植物を得ることが可能である。
【0068】 本発明に係る組み合わせは、スルホニル尿素、グルフォシネート−アンモニウ
ムまたはグリフォゼート−イソプロピルアンモニウムおよび類似の活性化合物の
群からの除草剤に耐性であるトランスジェニック農作物に好ましく用いることが
できる。
【0069】 本発明に係る組み合わせ、特に除草組成物における組み合わせをトランスジェ
ニック農作物に使用すると、他の農作物で観察しうる有害植物に対する効果に加
えて、それぞれのトランスジェニック農作物への施用に対して特異的な効果、例
えば防除できる雑草の変更または特異的に拡大されたスペクトル;施用に使用し
うる変更された施用量;トランスジェニック農作物が耐性である除草剤との好ま
しく良好な混和性または適合性;およびトランスジェニック農作物植物の成長お
よび収率に対する効果が、しばしばある。
【0070】 本発明を以下の実施例においてさらに説明する。 全ての実施例において、単子葉および双子葉の有害植物および有用植物の種子
または根茎片を、9〜13cmの直径を有するポットに入れた砂質ローム土壌に置
き、そして覆土した。ポットは最適条件下で温室内に入れておいた。2〜3葉期
に、すなわち栽培を開始したのち約3週間で、水性の分散液または懸濁液または
エマルジョンの形態の本発明に係る組み合わせで試験植物を処理し、そして30
0L/haの水施用量(換算)を用いて植物の緑色部分に噴霧した。植物をさらに
栽培するために、ポットを最適条件下で温室に入れておいた。有用植物および作
物植物に対する損害の肉眼採点を、処理後2〜3週間に行った。
【0071】実施例1 Mowiol(登録商標) 4-88(10g/ha)と組み合わせたヨードスルフロン−メ
チルのナトリウム塩(5g/ha)を、コムギおよびイネの農作物に施用した。ヨ
ードスルフロン−メチルのナトリウム塩(5g/ha)を使用した場合と比較して
、匹敵する除草作用で、上昇した選択性および低下した植物毒性を観察した。
【0072】実施例2 ヨードスルフロン−メチルのナトリウム塩(5g/ha)をMowiol(登録商標)
4-88 (10g/ha)と組み合わせ、そしてGenapol(登録商標) LRO(70%、3
00ml/ha)と共にコムギおよびイネの農作物に施用した。ヨードスルフロン−
メチルのナトリウム塩(5g/ha)をGenapol(登録商標) LRO(70%、300
ml/ha)との混合物として使用した場合と比較して、匹敵する除草作用で、改善
された選択性および低下した植物毒性を観察した。
【0073】実施例3 Hussar(登録商標) OF(1L/ha)をMowiol(登録商標) 4-88(10g/ha)と
組み合わせ、そしてコムギおよびイネの農作物に施用した。Hussar(登録商標)
OF(Aventis CropScience GmbHからの、8g/haのヨードスルフロン−メチルの
ナトリウム塩、64g/ha のフェノキサプロプ−p−エチルおよび24g/ha
のメフェンピル−ジエチルの混合物)を使用した場合と比較して、上昇した活性
、大いに低下した植物毒性およびストレス下でのより良好な選択性を観察した。
【0074】実施例4 1L/haの量のHussar(登録商標)OFをMowiol(登録商標) 4-88(10g/ha)
と組み合わせ、そしてGenapol(登録商標) LRO(70%、300ml/ha)との組
み合わせとしてコムギおよびイネの農作物に施用した。1L/haの量のHussar(
登録商標) OF をGenapol(登録商標) LRO(70%、300ml/ha)との混合物
として使用した場合と比較して、ストレス下での上昇した活性および大いに低下
した植物毒性を観察した。
【0075】実施例5 フェノキサプロプ−p−エチル(Ricestar(登録商標)の形で60g/ha)お
よびエトキシスルフロン(WG 60の形で49g/ha)をMowiol(登録商標) 4
-88 (40g/ha)と一緒に施用したところ、フェノキサプロプ−p−エチル(R
icestar(登録商標)の形で60g/ha)およびエトキシスルフロン(WE 60
の形で40g/ha)を使用した場合と比較して、特に環境ファクターによって生
じたストレス状態において、広葉雑草および細葉雑草の改善された防除をもたら
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CN,CO,CR,CU,CZ,DM,DZ,EE ,GD,GE,HR,HU,ID,IL,IN,IS, JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,L T,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MX,NO ,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,TJ, TM,TT,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 ヨッヒェン・ヴュルツ ドイツ連邦共和国55411ビンゲン・アム・ ライン.グローセホール3エフ (72)発明者 ウードー・ビッケルス ドイツ連邦共和国49835ヴィートマルシェ ン.ズュートシュトラーセ2 (72)発明者 エルヴィーン・ハッカー ドイツ連邦共和国65239ホーホハイム.マ ルガレーテンシュトラーセ16 (72)発明者 ハンス・フィリップ・フーフ ドイツ連邦共和国65817エプシュタイン. エーベルレシュトラーセ18 (72)発明者 ゲーアハルト・シュナーベル ドイツ連邦共和国63820エルゼンフェルト. アムゼルヴェーク10 Fターム(参考) 4H011 AA01 AB01 AB03 AC01 AC04 BA01 BA04 BB05 BB06 BB09 BB14 BC19 DA01 DD01 DD04 DF02 DH02 DH25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーおよび農芸化学活性化合物が、活性化合物およびポ
    リマー間で水素結合を可能にする官能基を有する、農芸化学活性化合物とポリマ
    ーとの、この活性化合物を制御放出させるために分子間水素結合の形態で静電相
    互作用を形成する組み合わせ。
  2. 【請求項2】 活性化合物が除草剤、殺菌剤、殺虫剤、成長調節剤、薬害軽
    減剤、軟体動物駆除剤、ダニ駆除剤および殺線虫剤からなる群、特に除草剤、成
    長調節剤および薬害軽減剤からなる群から選択される、請求項1に記載の組み合
    わせ。
  3. 【請求項3】 除草剤がALS阻害剤、例えばスルホニル尿素、ヒドロキシ
    ベンゾニトリル、好ましくはブロモキシニルおよびイオキシニル、アリールオキ
    シアルキルカルボン酸、好ましくはMCPA、2,4−D、CMPP、2,4−D
    P、2,4−DB、およびこれらの塩など、(ヘテロ)−アリールオキシ−アリー
    ルオキシアルキルカルボン酸、好ましくはフェノキサプロプ−エチル、ジクロフ
    ォプ、クロジナフォプ−プロパルギル、フルアジフォプ、およびこれらの酸およ
    びエステル形態の誘導体、HPPDO阻害剤、好ましくはメソトリオンまたはス
    ルホトリオン、シクロヘキサンジオンオキシム、好ましくはセトキシジム、クレ
    トジムまたはトリアルコキシジム、カルバメート、フェニル尿素、トリアジン類
    、ジクアット、パラクアット、グルフォシネートおよびグリフォセートからなる
    群から選択され、成長調節剤がインドリル酢酸、インドリル酪酸およびオーキシ
    ン類からなる群から選択され、そして薬害軽減剤がメフェンピル−ジエチルおよ
    び5,5−ビフェニル−2−イソキサゾリン−3−カルボン酸、およびそれらの
    それぞれの誘導体、例えば酸、エステルおよび塩からなる群から選択される、請
    求項2に記載の組み合わせ。
  4. 【請求項4】 式(I) R−SO2−NH−C(O)−NR′(Het) (I) [式中、R′は水素または(C1〜C10)−アルキル基、好ましくは水素またはメ
    チルであり、 Rは式(Ia)〜(If) 【化1】 (これらの式中、R1は−CO2(C1〜C10−アルキル)、 【化2】 −CO2N(C1〜C10−アルキル)、SO2(C1〜C4−アルキル)、CF3、−O(
    1〜C10−アルキル)、−OCH2CH2Cl、CH2CH2CF3、ハロゲン、好
    ましくはClまたはFからなる群から選択され、 R2、R3、R4は互いに独立して、H、CH3、−OH、−O(C1〜C10−アル
    キル)、−NH(C1〜C10−アルキル)、−N(C1〜C10−アルキル)2、NHCH
    O、−NHCO2(C1〜C2−アルキル)、−CH2NHSO2CH3、ハロゲン、好
    ましくはF、Cl、BrまたはIである)に相当する化合物からなる群から選択
    される基であり、 Hetは式 【化3】 (式中、R5、R6は互いに独立して、ハロゲン、好ましくはFまたはCl、−O
    (C1〜C4−アルキル)、C1〜C4−アルキル、−NH(C1〜C4−アルキル)、−
    N(C1〜C4−アルキル)2、−OCH2CF3、−OCHCl2であり、 ZはNまたはCH基である)の化合物である] のスルホニル尿素またはその塩を含む、請求項3に記載の組み合わせ。
  5. 【請求項5】 ポリマーが水および/または有機溶剤に可溶性、分散性また
    は乳化性であり、好ましくは極性プロトン性および/または極性非プロトン性有
    機溶剤および/または水に可溶性であり、好ましくは水に可溶性であり、そして
    24時間中に<50%の吸収率または浸透率を有する、請求項1〜4の何れかに
    記載の組み合わせ。
  6. 【請求項6】 ポリマーの分子量が約≧500、好ましくは約1,000〜
    1,000,000であり、そして該ポリマーが活性化合物に対して約0.001
    :1〜約1:0.001、好ましくは0.01:1〜1:0.01、最も好ましく
    は0.1:1〜1:0.1の重量比で用いられる、請求項1〜5の何れかに記載の
    組み合わせ。
  7. 【請求項7】 水素結合の形成に適するポリマーおよび活性化合物の官能基
    が互いに独立して、−OH、−NH2、−NH−、−SO2NH−、−SO2NH2 −、−CONH−、−CONH2、−COOH、−CON<、=N−、−N=N
    −、 【化4】 からなる群から選択される、請求項1〜6の何れかに記載の組み合わせ。
  8. 【請求項8】 ポリマーがビニル、アクリルおよびアリルモノマーおよびア
    ルカリ金属シリケートからなる群、好ましくはポリビニルアルコール、ポリ(メ
    タ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリルアミド、ジアミンとジカルボン酸との縮
    合により製造されたタイプおよびラクタムの付加により製造されたタイプの両方
    のポリアミド、不飽和ジカルボン酸、好ましくはマレイン酸のポリマー、多価不
    飽和アルコール、好ましくは1,2−ブテンジオールおよび1,4−ブテンジオー
    ルのポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテートおよび部分加水分
    解ポリビニルアセテート、ポリサッカライドおよびアルキルポリサッカライド、
    好ましくはヒドロキシメチルセルロース、キサンタン誘導体、ポリオール、好ま
    しくはポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール、およびポリエ
    チレングリコールおよびポリプロピレングリコールのブロックコポリマーおよび
    これらのエーテル、多価アミンへの、好ましくはエチレンジアミンへのエチレン
    グリコールおよびプロピレングリコールの付加物、ポリカルボネート、ポリアス
    パルテート、ポリスチレンスルホネートおよびポリスチレンスルフェート、ポリ
    ビニルスルフェートおよびポリビニルホスフェネートからなる群から選択される
    、請求項1〜7の何れかに記載の組み合わせ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の組み合わせ、および他の農芸
    化学活性化合物、界面活性剤、肥料および慣用の助剤からなる群からの少なくと
    も1種の他の成分を含む処方物。
  10. 【請求項10】 除草剤、薬害軽減剤および/または成長調節剤とポリマー
    との組み合わせが存在する、請求項9に記載の処方物。
  11. 【請求項11】 有害植物の防除のために農芸化学活性化合物を施用する間
    の拮抗性相互作用を抑制するための、請求項1〜8の何れかに記載の組み合わせ
    または請求項9または10に記載の処方物の使用。
  12. 【請求項12】 有害植物の防除のために1種またはそれ以上の農芸化学活
    性化合物を施用する間の農作物選択性を高めるための、請求項1〜8の何れかに
    記載の組み合わせまたは請求項9または10に記載の処方物の使用。
  13. 【請求項13】 請求項1〜8の何れかに記載の組み合わせまたは請求項9
    または10に記載の処方物を施用することを含む、有害生物、特に有害植物の防
    除方法。
  14. 【請求項14】 活性化合物を、本来知られている慣用法により、好ましく
    は溶解、撹拌または混合により適切なポリマーと組み合わせ、そしてこの組み合
    わせを、適切ならば他の活性化合物、助剤および添加剤と共に処方物中に導入す
    ることを含む、請求項1〜8の何れかに記載の組み合わせまたは請求項9または
    10に記載の処方物の製造方法。
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