JP2003529038A - 石炭燃焼生成物回収法 - Google Patents

石炭燃焼生成物回収法

Info

Publication number
JP2003529038A
JP2003529038A JP2001571029A JP2001571029A JP2003529038A JP 2003529038 A JP2003529038 A JP 2003529038A JP 2001571029 A JP2001571029 A JP 2001571029A JP 2001571029 A JP2001571029 A JP 2001571029A JP 2003529038 A JP2003529038 A JP 2003529038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coal
coal combustion
combustion products
pulverized
products
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001571029A
Other languages
English (en)
Inventor
ブルース ダブリュ. ラム,
Original Assignee
ウィスコンシン エレクトリック パワー カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウィスコンシン エレクトリック パワー カンパニー filed Critical ウィスコンシン エレクトリック パワー カンパニー
Publication of JP2003529038A publication Critical patent/JP2003529038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C1/00Combustion apparatus specially adapted for combustion of two or more kinds of fuel simultaneously or alternately, at least one kind of fuel being either a fluid fuel or a solid fuel suspended in a carrier gas or air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G2204/00Supplementary heating arrangements
    • F23G2204/10Supplementary heating arrangements using auxiliary fuel
    • F23G2204/101Supplementary heating arrangements using auxiliary fuel solid fuel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G2206/00Waste heat recuperation
    • F23G2206/20Waste heat recuperation using the heat in association with another installation
    • F23G2206/201Waste heat recuperation using the heat in association with another installation with an industrial furnace
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G2209/00Specific waste
    • F23G2209/30Solid combustion residues, e.g. bottom or flyash
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23KFEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
    • F23K2201/00Pretreatment of solid fuel
    • F23K2201/50Blending
    • F23K2201/501Blending with other fuels or combustible waste
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/30Technologies for a more efficient combustion or heat usage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Solid-Fuel Combustion (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 石炭燃焼生成物を埋立地から除去し且つ回収し、回収した石炭燃焼生成物を実用化する。石炭を燃焼する工程の副生成物を回収し、副生成物を再利用する方法は、副生成物(典型的にはフライアッシュとボトムアッシュ)を含む投棄場所を確認することと、投棄場所から少なくとも一部の副生成物を除去することと、一部の副生成物のサンプルを分析して一部の副生成物の強熱減量を決定することと、一部の副生成物の強熱減量が既定の強熱減量値(主として1〜5%以上か或いは1〜5%に等しい)以上か或いはそれに等しい場合一部の副生成物を微粉砕石炭と一緒に微粉砕石炭炉へ投入することと、炉の中で一部の副生成物を微粉砕石炭と一緒に燃焼して副生成物を市場価値がある強熱減量が低い(主として3%以下)フライアッシュとボトムアッシュに転換することとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) 本願は、2000年3月24日出願された米国仮特許出願第60/192,1
05号による優先権を主張する。
【0002】 (発明の背景) 1.発明の分野 本発明は、埋立地から石炭燃焼生成物を回収することに関し、特に、埋立地か
ら石炭アッシュを回収し、その石炭アッシュを石炭燃焼式ボイラで再燃焼する方
法に関する。
【0003】 2.関連技術の説明 石炭燃焼式ボイラは、発電用蒸気を発生させるのに広く使用されている。通常
の型のボイラは、微粉砕石炭を炉に投入する。この場合、毎年数百万トンもの石
炭アッシュが発生している。石炭アッシュは、フライアッシュと、小比率のボト
ムアッシュを伴っている。石炭アッシュの多くは、コンクリート、コンクリ−ト
製品、セメント製品、下水汚泥安定剤、鋪装基礎材、軽量骨材、その他産業上広
範な用途に利用することができる。残余の石炭アッシュは商業的価値がないので
、通常、埋め立て投棄しなければならない。
【0004】 石炭アッシュに商業的価値がない主な理由は、アッシュの中に未燃焼炭素があ
るからである。(用語「アッシュ中炭素含量」を使用する場合は、炭素含量は、
強熱減量で測定される。)ASTM(American Society for Testing and Materials =アメリカ材料試験協会)C618「Standard Specification for Fly Ash and Raw or Calcined Natural Pozzolan for Use as a Mineral Admixture in Port
land Cement Concrete」(ポルトランドセメントコンクリート中で無機混合物と
して使用するフライアッシュ及び粗或いは焼成天然ポゾランに関する標準仕様)
は、コンクリートに使用するフライアッシュの強熱減量(loss on ignition)(LOI
)値が6%以上であってはならない、と規定している。上限のLOIとしては、3%
が現実的である。強熱減量が大きくなればなる程、着色の問題と、凍結及び雪解
け条件下における耐久性の問題が発生するので、アッシュが使用できなくなる。
石炭アッシュ中の残留炭素含量は、基線炉運転及びボイラの設計を始めとする種
々の要素に依存している。また、石炭アッシュ中の残留炭素含量は、石炭燃料源
にも依存している。たとえば、亜瀝青質西部石炭(subbituminous western coal)
を燃焼すると、主として、強熱減量が5%未満の低炭素アッシュになる。しかし
ながら、瀝青炭を燃焼すると、一般に、強熱減量が5%より十分に高い高炭素ア
ッシュが副生成物として生成される。
【0005】 広く石炭燃焼式ボイラを使用して、発電用の蒸気を発生させているので、埋立
地、特に、かつて石炭燃焼ボイラで瀝青炭を燃焼して発電していたり、或いは現
在も依然として発電している場所に、数年に亘って大量の石炭アッシュが堆積し
ているものと考えられる。さらに、低NOxバーナのように、温室ガス発生技術を
使用すると、石炭燃焼ボイラのフライアッシュの強熱減量が大きくなり、従って
、高炭素含量(たとえば、LOI>6%)に因りフライアッシュが使用できなくな
る傾向がある。その結果、温室ガス発生技術を使用する石炭燃焼式ボイラも、埋
立て投棄しなければならない石炭アッシュを生成する。また、よく知られている
ように、各地で埋立地の余裕が無くなってきており、新しく埋立地を建造するこ
とは高いコストがかかり、さらに、ある地域では、埋立地用に利用できる場所が
無いので、新たに埋立地を造成することは選択することすらできない。
【0006】 従って、埋立地から石炭燃焼生成物を回収して埋立地の場所を空け、別の廃棄
物を投棄して、新たに埋立地を造成しないようにする方法が必要である。特に、
埋立地から石炭燃焼生成物を回収して埋立地の場所を空けることができ、かつ、
産業上有用な生成物を原価効率よく製造することができ、経済的に魅力的な方法
が必要である。
【0007】 (発明の概要) 前述した必要性は、石炭燃焼生成物が投棄されている場所を確認し、その投棄
場所から石炭燃焼生成物を回収し、回収した石炭燃焼生成物を再利用する本発明
によって達成される。本発明の一変形では、本発明の方法は、投棄場所から回収
した石炭燃焼生成物を、建設事業に適した骨材として使用することを含む。本発
明の別の変形では、石炭燃焼生成物を再利用する工程は、微粉砕石炭を微粉砕石
炭燃焼式炉に投入することと、回収した石炭燃焼生成物を微粉砕石炭燃焼式炉に
投入することと、米国特許第5,992,336号及びPCT国際公開番号WO9
8/29687号に記載されたような方法で、回収した石炭燃焼生成物と微粉砕
石炭を一緒に炉の中で燃焼することを含んでいる。なを、米国特許第5,992
,336号及びPCT国際公開番号WO98/29687号は、本明細書において
参照として組み込まれている。
【0008】 さらに本発明の変形では、石炭燃焼生成物を再利用する工程は、回収した石炭
燃焼生成物を分析してその強熱減量を決定することと、燃焼すると低強熱減量ア
ッシュを発生する主として亜瀝青炭或いは他の石炭である微粉砕石炭を微粉砕石
炭燃焼式炉に投入することと、回収した石炭燃焼生成物の強熱減量が約5%か或
いはそれ以上の場合回収した石炭燃焼生成物を微粉砕石炭燃焼式炉に投入するこ
とと、炉に投入した回収石炭燃焼生成物を微粉砕石炭(回収石炭燃焼生成物が、
微粉砕石炭の重量の、主として、0.5%〜3.5%の範囲である)と一緒に再
燃焼して低強熱減量の石炭アッシュを生成することを含む。本発明のこの変形で
は、強熱減量が約5%か或いはそれ以上の場合回収した石炭燃焼生成物を微粉砕
石炭燃焼式炉に投入することと、炉に投入した回収石炭燃焼生成物を微粉砕石炭
(回収石炭燃焼生成5%か或いはそれ以上(それ故に、産業的価値に限界がある
)の石炭埋立地の石炭燃焼生成物が再燃焼されて、強熱減量が約3%未満(それ
故に、コンクリートに産業的価値がある)の石炭アッシュを生成する。その結果
、本発明のこの変形には、多くの重要な利点がある。たとえば、本発明は、(1
)埋立地の場所を空け、(2)産業上価値がなかった石炭燃焼生成物を、十分に
産業的価値がある石炭アッシュに転換し、(3)石炭アッシュに残っている損失
エネルギを回収し、(4)現段階では最高の技術水準に達していない埋立地、及
びアッシュ貯蔵地及び隔離地から排出される将来懸念される環境に与える危険性
を取り除くことである。
【0009】 さらに本発明の別の変形では、石炭燃焼生成物を再利用する工程は、回収した
石炭燃焼生成物を分析してその強熱減量を決定することと、燃焼すると低強熱減
量アッシュを発生する主として亜瀝青炭或いは他の石炭である微粉砕石炭を微粉
砕石炭燃焼式炉に投入することと、回収した石炭燃焼生成物の強熱減量が約1%
か或いはそれ以上の場合回収した石炭燃焼生成物を微粉砕石炭燃焼式炉に投入す
ることと、炉に投入した回収石炭燃焼生成物を微粉砕石炭(回収石炭燃焼生成物
が、微粉砕石炭の重量の、主として、1%〜3.5%の範囲である)と一緒に再
燃焼して低強熱減量の石炭アッシュを生成することを含む。
【0010】 従って、本発明の利点は、石炭燃焼生成物を埋立地から除去し且つ回収し、回
収した石炭燃焼生成物を実用化できるようにキャラクタライゼーションする石炭
燃焼生成物回収法を提供することである。
【0011】 さらに本発明の別の利点は、許可を受けた埋立地の場所を確保するのに資する
石炭燃焼生成物回収法を提供することである。
【0012】 さらに本発明の別の利点は、砂利採取場、石切場、埋立場所を新たに設ける必
要性を軽減する石炭燃焼生成物回収法を提供することである。
【0013】 さらに本発明の別の利点は、瀝青炭を燃焼させる微粉砕石炭炉から生成される
ような埋立地の高強熱減量の石炭燃焼生成物を回収及び再燃焼して、石炭燃焼生
成物を、強熱減量が非常に低い産業上有用なフライアッシュとボトムアッシュに
転換する石炭燃焼生成物回収法を提供することである。
【0014】 さらに本発明の別の利点は、一般にBritish thermal units (Btu)(英国熱単位
)で測定して、回収した石炭燃焼生成物から熱を回収することにより現在の石炭
備蓄を維持する石炭燃焼生成物回収法を提供することである。
【0015】 さらに本発明の別の利点は、ポルトランドセメントと置き換えることができ、
従って、余分のポルトランドセメントの生産が相殺され、ポルトランドセメント
生産工程から空気への放出を減少させる石炭燃焼生成物回収法を提供することで
ある。
【0016】 上述した本発明のこれらの特徴、全容、目的、及び利点は、下記の詳細な説明
、請求の範囲、及び添付図面を考察することにより一層よく理解されるであろう
【0017】 図面は必ずしも実尺通りには描かれていない。態様は、図形符号、想像線、線
図、及び部分図で描かれている場合もある。また、本発明を理解する上で必要で
ない、或いは理解し難い詳細は省略されている場合がある。無論、本発明は、必
ずしも、記載した特定の態様に限定されるものではない。
【0018】 (発明の詳細な説明) 本発明は、許可或いは無許可の埋立地或いは投棄場所に堆積されていた石炭燃
焼生成物を再生して再利用する方法を提供する。本発明で使用する「投棄場所」
は、堆積された石炭燃焼生成物をも含んでいる。再生された石炭燃焼生成物には
多くの用途が考えられるが、特に、(1)道路基礎及び副基礎、構造充填材、裏
込め材、排水媒体、コンクリート用骨材、アスファルト及び石造、研磨材/粘着
摩擦材、及び人工土壌製品のように、砂、砂利、或いは砕石の代替品、(2)種
々の用途に適した低炭素(約3%未満)石炭燃焼生成物を生産するための補助燃
料及び供給原料として有用である。本発明において、「石炭燃焼生成物」とは、
石炭を燃焼する工程で発生するあらゆる副生成物を意味する。
【0019】 本発明による石炭燃焼生成物の回収、再生、及び再利用法は、以下の工程を含
んでいる。第1は、以前から埋立或いは投棄されていた石炭燃焼生成物の位置を
確認することである。石炭燃焼生成物を含んでいる埋立地或いは投棄場所の位置
を確認したら、埋立地或いは投棄場所の石炭燃焼生成物の位置を、従来の記録及
び/又は従来の土壌調査によって決定することである。
【0020】 次いで、従来の埋立地ボーリング及びサンプリング法により、石炭燃焼生成物
のサンプルを採取する。現在の埋立地に堆積されている石炭燃焼生成物は、フラ
イアッシュ、ボトムアッシュ、及びボイラスラッジのような石炭燃焼生成物を大
量に、また、冷却塔スラッジ及び坑道逃げ部から排出されるスラッジのような石
炭燃焼生成物を小量含んでいるので、この工程は特に重要である。本発明の最も
好ましい変形では、再生された石炭燃焼生成物が、石炭燃焼副生成物だけを含有
していて、石炭アッシュが、他の都市廃棄物、解体瓦礫、或いは危険廃棄物を混
合していないことが望ましい。
【0021】 サンプル採取後、サンプルをキャラクタライゼーションして、その潜在的なコ
ンシステンシーと、環境規制パラメータを分類する。たとえば、全元素分析法や
リーチパラメータ分析法を使用して、サンプルを試験して、埋立地の石炭燃焼生
成物の化学的性質を決定する。ある場合には、石炭燃焼生成物にTCLP試験を行っ
て、石炭燃焼生成物が、環境規制下で危険物質として分類されている物質を混合
していないことを検証する。従って、TCLP試験は、石炭燃焼生成物が、回収とそ
れに続く燃焼を行う予定地において、現在の環境規制下では非毒性物質であると
いうことを検証することができる。サンプルにASTMD3987 Water Leach Test(水
浸出試験)を行って、回収した石炭燃焼生成物の土壌及び構造用盛土に対する、
潜在的な浸水特性を特定することが好ましい。サンプルからは、石炭燃焼生成物
のコンシステンシーと粒度分布に関する物理データも得ることができる。たとえ
ば、ASTM D4749 Sieve Analysis(篩い分析)をサンプルに行ってもよい。回収し
た石炭燃焼生成物の元素及び物理特性分析を、石炭燃焼式炉から直接回収したボ
トムアッシュ及びフライアッシュの元素及び物理特性と比較することが好ましい
【0022】 ボーリング技術を利用して得た石炭燃焼生成物のサンプルの分析が完了したら
、このデータに基づいて、その石炭燃焼生成物に適した最終用途を決定すること
ができる。たとえば、元の石炭燃焼生成物が、セメント状性質を有している場合
は、砂、砂利、或いは砕石の代替物としての用途に適している。或いは、元の石
炭燃焼生成物の残留エネルギー含量が高い場合、即ち、元の石炭燃焼生成物の強
熱減量が高い場合(たとえば、5%以上)は、補助燃料としての用途に適してい
る。このことに関しては以下にさらに詳述する。
【0023】 石炭燃焼生成物に適した最終用途が決定したら、危険・公害を発生しない方法
で石炭燃焼生成物を除去するのに適した設計及び施工できる処理方法が確定され
る。たとえば、本発明の一変形では、表層土、粘土、或いは合成ライナー、盛土
、及び植栽地帯被覆材のような被覆材が、再生しようとする石炭燃焼生成物を被
覆している場合、これらの被覆材を設計・施工により除去することを含む。ある
いは、埋立地では石炭燃焼生成物は覆土されていないので、必ずしも被覆材を除
去する必要はない。特に、掘り出した被覆材が乾燥している場合は、(水洗浄の
ような)従来の方法を利用してダストを最小限にし、表面に滞留している水は、
その流れの向きを変えて、再生すべき石炭燃焼生成物が浸食されたり流出される
のを防止する。沈殿を制御したり、浸出水を集水したり、処理技術を利用して、
発生するかもしれない危険・公害に対処する。本発明の一変形では、最終用途と
性質を再生するのに適した工学計画が開発される。さらに、目的とする石炭燃焼
生成物を再生及び回収するのに必要な地元並びに州及び国の許可を取得すること
も必要である。
【0024】 石炭燃焼生成物回収計画を策定したら、石炭燃焼生成物の掘削と処理を始める
。本発明の一変形では、掘削は、ドラグシャベル、エクスカベータ、及びスクレ
ーパのように普通の土工機械を利用して行う。好ましくは、ダストの制御は、水
或いは市販のダスト除去剤を利用して行う。この市販のダスト除去剤は、石炭燃
焼生成物、環境及び石炭燃焼生成物の究極的用途と適合性がある。次いで、掘出
した石炭燃焼生成物を、圧潰及び/又はスクリーニング装置にかけて、塊、並び
にチャンク、及び異物を除去する。圧潰が必要か否かは、前から堆積されていた
物質のセメント状性質にしばしば依存する。石炭燃焼生成物の中には、大量の酸
化カルシウム(CaO)を含むものが多く、この酸化カルシウム(CaO)は、水和して、
硬い塊になる。これらの硬い塊を圧潰すると、粒度と硬度により、砂、砂利、及
び砕石の代替物になる。さらに、最終用途が特定の粒度分布を必要としない場合
は、スクリーニングを必要としない。
【0025】 本発明の一変形において、石炭燃焼生成物は、埋立地の指定場所の坑孔内に貯
蔵されている。ASTMD75「Standard Practice for Sampling Aggregates」(骨材
サンプリングの標準実施法)に規定された試験指針を利用して、試験に適した代
表的なサンプルを採取する。本発明の別の変形において、ASTMD2234「Stand
ard Practice for Collection of Gross Sample of Coal」(石炭の親サンプル
採取に適した標準実施法)を利用して、再生操作の間、石炭燃焼生成物がコンベ
ヤ上に落下する移動点からサンプルを採取する。サンプルに対して試験を実施し
て、(1)浸出性−アンチモン、ヒ素、ベリリウム、カドミウム、鉛、タリウム
及びpH、(2)総−ヒ素、ベリリウム、及びイオウ、及び(3)溶解−アルミニ
ウム、アンチモン、及びバリウムのパラメータを測定する。無論、追加の試験を
行って、別の元素と有機化合物の濃度を測定することもできる。均質な石炭燃焼
生成物が望ましいので、サンプルの均質性を評価することが好ましい。有益な用
途に適さない物質(たとえば、瓦礫、土壌)は、再利用できる物質から分離する
。次いで、再生及び処理した石炭燃焼生成物を貯蔵し、トラックに積載して、適
用される規制に従って運搬する。
【0026】 本発明の別の変形において、回収した石炭燃焼生成物を分析して強熱減量値を
決定する。そして、強熱減量値が約5%以上か、或いは約5%に等しい場合は、
回収した石炭燃焼生成物を以下に記載したように再燃焼して、低強熱減量(約3
%未満)を有する有用なフライアッシュに転換する。強熱減量値が約5%以上か
或いは約5%に等しい回収石炭燃焼生成物は最適燃焼を備えているが、強熱減量
値が約1%以上か或いは約1%に等しい回収石炭燃焼生成物は、以下に記載した
ように再燃焼して、強熱減量がさらに低い、通常約1/2%未満の有用なフライ
アッシュに転換することができる。次いで、上述したように、低強熱減量のフラ
イアッシュをコンクリートに使用することができる。本発明の最も好ましい変形
において、回収石炭燃焼生成物は、微粉砕石炭燃焼式炉で補助燃料として燃焼さ
れる。然しながら、先ず、回収石炭燃焼生成物の分析の結果を利用して、回収石
炭燃焼生成物を微粉砕石炭炉の補助燃料として燃焼する時に予想される空気放出
を計算して、全必要空気許容量を得る。
【0027】 再燃焼されるべき回収石炭燃焼生成物を、フロントエンドローダーを利用して
、石炭を積載した石炭車に添加することができる。また、ロータリ車アンローダ
ーに荷降ろす前に、回収石炭燃焼生成物を石炭に添加することもできる。次いで
、普通の方法で石炭車を荷降ろしして、石炭をコンベヤシステムで、発電所の石
炭サイロに輸送することができる。通常、回収石炭燃焼生成物は粒度が大きいの
で、粉砕して、粒度を微粉砕石炭流の大きさにすることが必要である。回収石炭
燃焼生成物を取り扱う好ましい方法は、石炭を粉砕する前に、石炭供給に添加す
ることである。然しながら、回収石炭燃焼生成物は、他の燃料と一緒に、ボイラ
ーに直接投入することができる。
【0028】 従って、回収石炭燃焼生成物の粒度試験が特に重要であることが分かる。たと
えば、粒度が大きな回収アッシュは、粉砕して、代表的な微粉砕石炭炉中の微粉
砕石炭流の大きさにすることが必要である。この場合、回収アッシュを取り扱う
好ましい方法は、石炭を粉砕する前に、石炭の貯蔵庫に添加しておくことである
。理想的には、回収アッシュと石炭との混合物は、適用可能なハードグローブ・
スケール(Hardgrove scale)による粉砕性インデックスを有している。粒度が小
さくなると、粉立ちと混合問題が発生するので、普通は、回収アッシュを、ミル
或いは他の微粉砕機の石炭上流の中に投入することができなくなる。然しながら
、粒度が小さな回収アッシュを、微粉砕機・粗粉分離器に入る微粉砕石炭流と一
緒に投入することができる。これは、バーナの上流で完全に混合するという利点
を有しているが、ごく僅かの量の空気を追添加して、回収アッシュを輸送するこ
とが必要となろう。粒度が小さな回収アッシュは、それぞれのバーナ位置で、微
粉砕石炭流と一緒に投入することができる。通常、粗粉分離器は、それぞれ、数
個のバーナに供給するので、小粒度の回収アッシュを供給する点の数が増える。
また、粒度が小さな回収アッシュは、微粉砕石炭炉に入る際、2次空気流と一緒
に投入される。粒度が小さな回収アッシュを随伴した2次空気流は、十分混合さ
れる。粒度が小さな回収アッシュは、耐熱性或いはステンレスティール製パイプ
から投入される。粒度が小さな回収アッシュは、現在使用しているバーナのレベ
ルの上か或いはそれに隣接して、別のパイプから炉の中に投入することもできる
。水壁を経た投入点を利用することができるが、これにはボイラの水壁を改良す
る必要がある。回収アッシュを大及び小粒度に粗粉分離することは、使用する微
粉砕石炭炉の運転特性に依存している。
【0029】 図1は、本発明の最も好ましい変形を実施するのに使用する典型的な微粉砕石
炭炉20の一部を示している。微粉砕燃料システムは、石炭ホッパ21を備えて
いる。この石炭ホッパ21は、石炭投入口22を介して重量フィーダー23に接
続している。重量フィーダー23は、クラッシャ乾燥機24に連結されている。
クラッシャ乾燥機24は、バイパスダンパ25にまで延設されている。バイパス
ダンパ25は、ボールミル26に連結されている。石炭排出ダクト27を経て、
ボールミル26から微粉砕石炭が排出され、バイパスダンパ25から石炭ダスト
が排出される。石炭排出ダクト27は、遠心分級機28に連結している。遠心分
級機28の中では、適当な大きさの粒子が石炭パイプ29からフレームバーナ3
0へ供給されている間に、過大粒子がボールミル26へ戻されて、さらに処理さ
れる。フレームバーナ30は、炉20の側面まで延設されている。止め弁31が
、石炭パイプライン29に挿設されている。第1空気ファン35が、空気予熱機
36を介して第1空気ダクト37へ空気を強制送気している。また、冷却空気ダ
クト38が、ファン35から炉20へ延設されている。熱風が、第1空気ダクト
37から、熱風ダンパ39を経て、クラッシャ乾燥機24にも送風されている。
この空気を使用して、微粉砕石炭を、石炭パイプ29からバーナ30へ輸送され
る。
【0030】 粒度が大きな回収アッシュが、石炭ホッパ21内に投入され、微粉砕される石
炭と一緒に処理される。粒度が小さな回収アッシュが、分級機28或いは石炭パ
イプ29において、微粉砕された石炭に添加される。(回収アッシュを大粒度及
び小粒度へ分級することは使用する微粉砕石炭炉の運転特性に依存している。)
ある場合には、粒度が小さな回収アッシュだけを、別に乾燥及び微粉砕した後で
、分級機28或いは石炭パイプ29において、微粉砕された石炭流へ添加される
。(別々に乾燥及び微粉砕された)粒度が小さな回収アッシュを、炉20へ別々
に投入することができる。このような機構配列を図2及び図4に示してある。図
2は、炉20に内挿されたバーナ30の典型的な入口を示している。投入パイプ
10或いは図3に示したようなランスが、石炭バーナ30の僅かに上に配設され
ている。図4は、小粒度の回収アッシュを、別々の投入パイプ或いはランスから
、炉へ投入するのに適した機構配列の斜視図である。図4において、小粒度の回
収アッシュを貯蔵する貯蔵サイロ45が、インレット46からアッシュを収容す
る。サイロ45の頭頂には、バグフィルタ47が取り付けられている。遮断ゲー
ト49を具備した石炭投入口48は、ギヤモータ型供給ブロワ50を備えている
。さらに、ギヤモータ型供給ブロワ50は、吸気ティー51に連結している。エ
アブロワ52も、吸気ティー51に連結している。ブロワ52からの空気と、供
給ブロワ50からの小粒度回収アッシュが、スティールパイプ53の中を、スプ
リッタ54まで搬送される。スプリッタ54は、流れを半分に分流して、別の2
基のスプリッタ55に供給する。2基のスプリッタ55で、再度流れが4基のス
プリッタ56に分流される。4基のスプリッタ56は、それぞれ、投入ランス5
7を備えている。投入ランス57は、炉20に内挿されている。投入ランス57
に至るそれぞれの管路には、空気シリンダ作動弁58が配設されている。第2ア
ッシュ投入口60がアッシュサイロ45から延設されていて、炉20の別の側面
に同じような投入システムを形成している。
【0031】 以下の実施例は本発明を説明するものであるが、本発明を限定するものではな
い。
【0032】 (実施例) アメリカ合衆国、ウイスコンシン州、ワウケシャ(Waukesha,Wisconsin,USA)
にある閉鎖埋立地において、再生プロジェクトの一部として、約7,000立方
ヤードの石炭燃焼生成物を回収した。記録から、この石炭燃焼生成物が、ウイス
コンシン発電所から発生したフライアッシュとボトムアッシュを含んでいること
、及び1969〜1978年に埋立地に投棄されたことを確認した。ASTM Speci
ficationD3173,D3174,D3175,D3172,D3286,及び
D4239を利用してこのアッシュのサンプルを分析して、表1に示したおおよ
その分析を得た。
【0033】
【表1】
【0034】 表1の回収アッシュの化学及び物理的性質を参照すれば、回収した石炭燃焼生
成物が、微粉砕石炭と一緒に微粉砕石炭燃焼式炉に投入され、燃焼されて市場性
がある石炭アッシュを生産することが理解される。従って、回収した石炭燃焼生
成物を以下のように処理した。先ず、アメリカ合衆国、ウイスコンシン州、ワウ
ケシャにある埋立地から掘出した石炭燃焼生成物を篩い分けして大きな塊と異物
を除去した。次いで、篩い分けした回収石炭燃焼生成物を、受入れホッパに移送
し、さらに、濡れて/湿った回収石炭燃焼生成物(当該埋立地ではボトムアッシ
ュ及びフライアッシュが混合されているので、回収石炭燃焼生成物はボトムアッ
シュ及びフライアッシュを含む)を、容量125トンの貯蔵サイロに搬送し、さ
らに、添加率1%で石炭ベルト上に搬送した。石炭ベルト上への入口は、第1石
炭粉砕器の前で、石炭車ダンパの後にある。石炭と一緒に粉砕した後で、回収石
炭燃焼生成物を、工場の石炭サイロへ搬入し、そこで、ボールミルへ供給した。
さらに、石炭と、濡れて/湿った回収石炭燃焼生成物との混合物を、ボールミル
で微粉砕し、次いで、燃料として炉の中に投入した。
【0035】 上述したように、強熱減量が高い石炭燃焼生成物を回収及び再燃焼して、強熱
減量が低く市場価値があるフライアッシュとボトムアッシュに転換する石炭燃焼
生成物を回収する方法が提供された。この方法は、埋立地の場所を空け、市場価
値がない石炭燃焼生成物を極めて市場価値が高い石炭アッシュに転換し、石炭ア
ッシュ中に消費されずに残存しているエネルギを回収し、現段階では最高の技術
水準に達していない埋立地から排出される将来懸念される環境に与える危険性を
取り除く。
【0036】 以上、特定の変形を参照して本発明を説明してきた。此処に記載した変形は、
限定ではなく、例証することを目的として記載したものである。本発明は、これ
らの変形以外の方法でも実施することができる。従って、請求の範囲は、此処に
記載した好ましい態様に関する記載に限定解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するために変更を加えた代表的な微粉砕石炭燃焼式
炉の一部の斜視図である。
【図2】 フライアッシュ投入ノズルの位置を示している図1の炉の垂直断
面図である。
【図3】 図2の炉に石炭を投入する投入パイプの立面図である。
【図4】 石炭アッシュを別の投入ランスから微粉砕石炭炉の中へ投入する
本発明の方法を実施する装置の略ブロック図である。
【符号の説明】
20 微粉砕石炭炉 21 石炭ホッパ 22 石炭投入口 23 重量フィーダー 24 クラッシャ乾燥機 25 バイパスダンパ 26 ボールミル 27 石炭排出ダクト 28 分級機 29 パイプ 30 フレームバーナ 31 止め弁 35 第1空気ファン 36 空気予熱機 37 第1ダクト 38 冷却空気ダクト 39 熱風ダンパ 45 貯蔵サイロ 46 インレット 47 バグフィルタ 48 石炭投入口 49 遮断ゲート 50 供給ブロワ 51 吸気ティー 52 空気ブロワ 53 スティールパイプ 54、55、56 スプリッタ 57 投入ランス 58 空気シリンダ作動弁 60 第2アッシュ投入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23C 9/00 B09B 3/00 303L (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ラム, ブルース ダブリュ. アメリカ合衆国 53069 ウィスコンシン 州 オコーキー, エンチャンティッド コート エヌ51 ダブリュ3416 Fターム(参考) 3K046 AA01 AA02 AB02 AB03 AC04 BA01 CA02 3K061 NA05 NA07 NA17 3K091 BB02 CC12 CC15 DD01 GA06 4D004 AA36 AB03 AC08 CA28 CB42 CC11 DA03 DA20

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 石炭燃焼生成物を含む投棄場所を確認する工程と、 (b) 少なくとも一部の石炭燃焼生成物を投棄場所から除去する工程と、 (c) 一部の石炭燃焼生成物を微粉砕石炭と一緒に微粉砕石炭燃焼式炉に投入す
    る工程と、 (d) 一部の石炭燃焼生成物を微粉砕石炭と一緒に微粉砕石炭燃焼式炉の中で燃
    焼する工程、とを含む石炭燃焼生成物を回収し、石炭燃焼生成物を再利用する方
    法。
  2. 【請求項2】 工程(b)の後でかつ工程(c)の前で、一部の石炭燃焼生成物の
    サンプル分析して一部の石炭燃焼生成物の強熱減量を決定することをさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一部の石炭燃焼生成物の強熱減量が既定の強熱減量値以上か
    或いはそれに等しい場合、一部の石炭燃焼生成物を微粉砕石炭と一緒に微粉砕石
    炭燃焼式炉に投入する請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 既定の強熱減量値が5%である請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 既定の強熱減量値が1%である請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 微粉砕石炭が、燃焼すると強熱減量が5%未満のアッシュを
    発生する亜瀝青炭である請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(c)が、 一部の石炭燃焼生成物を供給石炭に添加して回収した石炭燃焼生成物と石炭と
    の混合物を生成することと、 回収した石炭燃焼生成物と石炭との混合物を微粉砕して微粉砕混合物を生成す
    ることと、 微粉砕混合物を微粉砕石炭燃焼式炉へ投入すること、とを含む請求項1に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 工程(c)が、 供給石炭を微粉砕することと、 微粉砕石炭を微粉砕石炭燃焼式炉へ投入することと、 一部の石炭燃焼生成物を微粉砕石炭燃焼式炉へ注入すること、とを含む請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(c)が、 一部の石炭燃焼生成物を、石炭燃焼生成物の第1ロットと石炭燃焼生成物の第
    2ロットであって、第1ロットの粒度が第2ロットの粒度より大きな石炭燃焼生
    成物の第1ロットと石炭燃焼生成物の第2ロットに分割することと、 石炭燃焼生成物の第1ロットを供給石炭へ添加して回収した石炭燃焼生成物と
    石炭との混合物を生成することと、 回収した石炭燃焼生成物と石炭との混合物を微粉砕して微粉砕混合物を生成す
    ることと、 微粉砕混合物を微粉砕石炭燃焼式炉へ投入することと、 石炭燃焼生成物の第2ロットを微粉砕石炭燃焼式炉へ注入すること、とを含む
    請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 工程(c)が、 一部の石炭燃焼生成物を、石炭燃焼生成物の第1ロットと石炭燃焼生成物の第
    2ロットであって、第1ロットが、工程(a)における回収現場と、工程(c)におけ
    る燃焼現場において現在の環境関連規制下で非毒性物質に分類されるものである
    、石炭燃焼生成物の第1ロットと石炭燃焼生成物の第2ロットに分割することと
    、 石炭燃焼生成物の第1ロットを微粉砕石炭と一緒に微粉砕石炭燃焼式炉へ投入
    すること、とを含む請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 第1ロットがTCLP法により非毒性物質に分類される請求項
    1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 工程(a)が、投棄場所における石炭燃焼生成物の場所を、
    土壌調査によって確認することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 工程(b)の後でかつ工程(c)の前で、一部の石炭燃焼生成物
    を石炭燃焼生成物以外の物質と分離することをさらに含む請求項1に記載の方法
  14. 【請求項14】 (a) 石炭燃焼生成物を含む投棄場所を確認する工程と、 (b) 少なくとも一部の石炭燃焼生成物を投棄場所から除去する工程と、 (c) 一部の石炭燃焼生成物のサンプルを分析して一部の石炭燃焼生成物の強熱
    減量を決定する工程と、 (d) 一部の石炭燃焼生成物の強熱減量が既定の強熱減量値以上か或いはそれと
    等しい場合、一部の石炭燃焼生成物を供給石炭に添加して回収した石炭燃焼生成
    物と石炭との混合物を生成する工程と、 (e) 回収した石炭燃焼生成物と石炭との混合物を微粉砕して微粉砕混合物を生
    成する工程と、 (f) 微粉砕混合物を微粉砕石炭燃焼式炉へ投入する工程と、 (g) 微粉砕混合物を微粉砕石炭燃焼式炉の中で燃焼する工程、とを含む石炭燃
    焼生成物を回収し、石炭燃焼生成物を再利用する方法。
  15. 【請求項15】 強熱減量値が5%である請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 強熱減量値が1%である請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 強熱減量値が約3%未満のフライアッシュが生成される請
    求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】 工程(b)の後でかつ工程(c)の前で、一部の石炭燃焼生成物
    を石炭燃焼生成物以外の物質と分離することをさらに含む請求項14に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 一部の石炭燃焼生成物を、一部の石炭燃焼生成物の重量当
    たり0.5%〜3.5%の範囲で石炭に添加する請求項14に記載の方法。
  20. 【請求項20】 (a) 石炭燃焼生成物を含む投棄場所を確認する工程と、 (b) 少なくとも一部の石炭燃焼生成物を投棄場所から除去する工程と、 (c) 一部の石炭燃焼生成物のサンプルを分析して一部の石炭燃焼生成物の強熱
    減量を決定する工程と、 (d) 一部の石炭燃焼生成物の強熱減量が1%以上の場合、一部の石炭燃焼生成
    物を、燃焼すると強熱減量が5%未満のアッシュを生成する亜瀝青炭の供給に添
    加して回収した石炭燃焼生成物と石炭との混合物を生成する工程と、 (e) 回収した石炭燃焼生成物と石炭との混合物を微粉砕して微粉砕混合物を生
    成する工程と、 (f) 微粉砕混合物を微粉砕石炭燃焼式炉へ投入する工程と、 (g) 微粉砕混合物を微粉砕石炭燃焼式炉の中で燃焼する工程、とを含み、 此処にフライアッシュの強熱減量が約3%未満である石炭燃焼生成物を回収し
    、石炭燃焼生成物を再利用する方法。
  21. 【請求項21】 工程(b)の後でかつ工程(c)の前で、一部の石炭燃焼生成物
    を石炭燃焼生成物以外の物質と分離することをさらに含む請求項20に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 一部の石炭燃焼生成物を、一部の石炭燃焼生成物の重量当
    たり0.5%〜3.5%の範囲で亜瀝青炭の供給に添加する請求項21に記載の
    方法。
JP2001571029A 2000-03-24 2001-03-21 石炭燃焼生成物回収法 Pending JP2003529038A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US19210500P 2000-03-24 2000-03-24
US60/192,105 2000-03-24
PCT/US2001/009158 WO2001073346A1 (en) 2000-03-24 2001-03-21 Coal combustion products recovery process

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003529038A true JP2003529038A (ja) 2003-09-30

Family

ID=22708263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001571029A Pending JP2003529038A (ja) 2000-03-24 2001-03-21 石炭燃焼生成物回収法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1181487B1 (ja)
JP (1) JP2003529038A (ja)
AU (1) AU2001250926A1 (ja)
CA (1) CA2374906C (ja)
WO (1) WO2001073346A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100749757B1 (ko) * 2007-05-16 2007-08-16 한국지질자원연구원 부유선별에 의한 연탄재 중 미연소 석탄을 분리회수하는방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102620291B (zh) * 2011-01-31 2014-09-24 中国科学院过程工程研究所 低氮氧化物排放煤粉解耦燃烧器及煤粉解耦燃烧方法
CN106482129A (zh) * 2016-12-02 2017-03-08 宁波平海建材有限公司 进料散匀调整装置
AU2020369982A1 (en) * 2019-10-21 2022-03-24 Ashcor Technologies Ltd. Method and system for ash reclamation

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4432868A (en) * 1980-05-05 1984-02-21 Halomet, Incorporated Separation of high grade magnetite from fly ash
JPS57187506A (en) * 1981-05-12 1982-11-18 Agency Of Ind Science & Technol Method of fluidized combustion
US4472198A (en) * 1982-01-29 1984-09-18 American Fly Ash Company Process and system of wasting fly ash and product produced thereby
US5636941A (en) * 1993-12-17 1997-06-10 Biosafe Landfill Technology, Inc. Landfill reclamation
US6231627B1 (en) * 1996-07-08 2001-05-15 Hazen Research, Inc. Method to reduce oxidative deterioration of bulk materials
WO1998013151A1 (en) * 1996-09-27 1998-04-02 Rmt, Inc. Method and system for the treatment of contaminated media as eg coal tar loaded soil
US5860908A (en) * 1996-10-07 1999-01-19 Forrester; Keith Edward Water insoluble heavy metal stabilization process
US5992336A (en) 1996-12-31 1999-11-30 Wisconsin Electric Power Company Reburning of coal ash
US6139960A (en) * 1999-02-17 2000-10-31 Mineral Resource Technologies, Llc Method of making a mineral filler from fly ash

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100749757B1 (ko) * 2007-05-16 2007-08-16 한국지질자원연구원 부유선별에 의한 연탄재 중 미연소 석탄을 분리회수하는방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1181487A4 (en) 2008-05-07
WO2001073346A1 (en) 2001-10-04
EP1181487B1 (en) 2018-10-03
EP1181487A1 (en) 2002-02-27
AU2001250926A1 (en) 2001-10-08
CA2374906C (en) 2007-05-15
CA2374906A1 (en) 2001-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3961973A (en) Lightweight aggregate
AU2013246051A1 (en) Stabilized red mud and methods of making the same
CN110078452B (zh) 一种利用建筑固废再生集料分类处理制作的无机结合料及其制备方法
FR2589388A1 (fr) Procede de preparation et d'utilisation d'une composition cimentaire durcissable comportant des fines de charbon
US6637354B2 (en) Coal combustion products recovery process
Lyapin et al. Improving Road Pavement Characteristics
WO2019217919A1 (en) Methods and systems for multi-stage encapsulation of wastes and production thereof into aggregate products
Rajabipour et al. Evaluating the performance and feasibility of using recovered fly ash and fluidized bed combustion (FBC) fly ash as concrete Pozzolan
Barlaz et al. Potential to use waste tires as supplemental fuel in pulp and paper mill boilers, cement kilns and in road pavement
Sultana et al. Coal fly ash utilisation and environmental impact
Fecko et al. Coal waste: handling, pollution impacts and utilization
JP2003529038A (ja) 石炭燃焼生成物回収法
KR101627492B1 (ko) 폐기물을 이용한 복토재 제조 장치
JP4660260B2 (ja) 建設残さの再生処理装置
US20240174567A1 (en) Binder for building materials, method for production thereof and plant for carrying out this method
CN100458014C (zh) 生活垃圾焚烧炉渣制作土建工程结构层的方法
KR100796048B1 (ko) 바텀애쉬를 골재로 이용한 아스콘 혼합물 및 그 제조방법
JPH0975890A (ja) 石炭灰の処理方法
TW512176B (en) Process for manufacturing sintered ore for blast furnace
KR20190099179A (ko) 폐흡착재를 이용한 기층 지반 대체재의 제조방법
Tora et al. Polish experiences in fine coal processing
Siddiki et al. Use of recycled and waste materials in Indiana
Montgomery Properties and Potential Uses of the Products Resulting from Bed Combustion of Coal Washery Wastes the Fluidised
Lyapin et al. Ways of Improving the Structural Properties of Burnt Rocks of Mine Dumps and Ash-slag Waste
Aleshin et al. Aggregates manufactured from waste materials

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040705

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050726