JP2003518412A - プログラム可能な搾乳器 - Google Patents
プログラム可能な搾乳器Info
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Abstract
Description
の搾乳器に関する。
搾乳器を用いることにより、授乳する女性は、必要に応じ又は便宜上、母乳を絞
り出すことができ、さらに、後で用いるために母乳を集めておくことができる。
母親によっては、例えば子供に母乳を飲むうえで問題があるとき、或いは、母親
に母乳の量が過剰又は不足であり、或いは、乳首の痛み、変形又は損傷があると
いう問題があるときに搾乳器が必要な場合がある。
している。しかしながら、手動式なので、ストロークレート(「レート」は、「
ペース」と通称されている)及び生じる吸引圧力は不均一であり、ポンプを作動
させるのが最後にはうんざりする場合がある。
用電流にプラグ接続される電気モータ付きの真空ポンプを有する非携帯又は半携
帯型の実質的に大きなサイズのものである場合がある。この種のポンプの利点は
、真空の制御及び調節が容易であること、そして両方の乳房を1度にポンプ吸引
できるということにある。すなわち、授乳中の女性は、両手を自由に使って両方
の乳房を同時にポンプ吸引できる場所に2つの搾乳器シールドを保持することが
できる。
容易であるということに加えて持ち運びが容易であるという利点を有している。
かかる電池式携帯搾乳器は、例えば、米国特許第4,964,851号に記載さ
れている。この搾乳器は、メデラ・インコーポレイテッド(Medela, Inc., )に
より“MINIELECTRIC”という商品名で市販されていて、軽量であり、良好な真空
(即ち、負圧)調節を好ましい限度内で、例えば、約100〜約220mmHg
で達成する。メデラ社によって市販されている“LACTINA ”型搾乳器も又、電池
及び家庭用電流によって駆動できる別の形式の搾乳器である。この搾乳器は概要
が米国特許第5,007,899号に開示されている。
を備えた状態でほぼ汎用的になものとして開発された。すなわち、より複雑精巧
なポンプ内に納められた乳房に加えられるべき真空(負圧)を発生させる駆動機
構が、負圧の増大(即ち、吸引力の増大)及び次の解放の特定のシーケンス又は
曲線に歯車結合されている。これは、ある意味では、例えば幼児の乳飲み動作の
再現を目指している場合が多い。しかしながら、搾乳器作用は、或る範囲の種々
の条件、例えば、母親の乳首が何らかの理由で痛みがある場合、相当ひどい充血
状態がある場合、幾分かの乳首への刺激が特に望ましい場合、排乳(刺激によっ
て母乳の出をよくすること)や弛緩が特に関心対象となっている場合、母乳の量
を多くしたい場合等に適用される。
の速さ(即ち、1分間当たりのサイクル数)を変えることができるものがある。
従来技術では場合によっては、速さ及び真空レベルが互いに影響し合って速さが
増大すると真空レベルも増大するようになる場合がある。しかしながら、基本的
な「曲線」は固定状態のままなので、ユーザは、機械に組み込まれた特定の曲線
内で最善を尽くして変化を付ける必要があり、これは、ユーザの全てにとって一
般的に言えることである。
ンス又は曲線を生成するようプログラムできる搾乳器を提供することにある。こ
の目的のため、本発明は一実施形態では、母乳の絞り出しのために女性の乳房を
受け入れる部分を備えた乳房シールドを有する搾乳器に関する。真空源が、乳房
シールドと連通状態にある。第1のシーケンスに従って真空源を作動させる機構
が設けられ、第2のシーケンスに従って真空源を作動させるコントローラが設け
られる。
設定プログラムを有するのがよい。好ましくは、搾乳器は、コントローラのため
の複数の互いに異なるプログラムを有し、各プログラムは互いに異なるシーケン
スを有している。
(又は)家庭用電流)が、マイクロプロセッサ搭載コントローラを備える。様々
な条件及び目的に合った種々の吸引曲線を内蔵したマイクロプロセッサ「チップ
」付きカードが、この実施形態のコントローラをプログラムするために設けられ
ている。ユーザが所望のプログラム選を択し、次に、入力をコントローラに与え
る機構によってそのカードを読み取る。第1の場合において、全体として吸引曲
線がアドレス指定されている間、母乳絞り出しシーケンスも又、その特徴として
正圧の状態になっているのがよいことは注目されるべきである。プログラミング
は他の媒体によっても行うことができ、かかる媒体としては、ディスク、CD、
赤外線データ転送方式、電子式送り方式(例えば、インターネット接続)等が挙
げられる。
吸引動作を種々の所望の条件に合わせて変更することが容易にできること及びこ
れがエンドユーザに委ねられるということにある。これに付随して得られる利点
は、搾乳技術が引き続き進展するにつれ、新しく且つ改良された吸引曲線及びシ
ーケンスを別のカード又は他のプログラム入力手段で入手できるということにあ
る。
及び作用に関するデータを記録することもできるということにある。例えばその
データを記憶し、次に、例えばインターネット接続、磁気記録方式(ディスク又
はカード)等によりダウンロードすることにより検索できる。このデータ検索は
、ポンプは新しいデータで更新するため、場合によっては使用頻度をモニターす
るために医学研究において有用であろう。
。次に、このプログラムを用いてポンプを作動させ、次に、乳児の成長につれて
経時的に変化させることができる。
する改良型搾乳器が提供される。排乳シーケンスは、搾乳器に設けられていて、
このシーケンスを作動させるために用いられるボタン等を用いて利用できるよう
にすれば最も有利である。
ータは、真空を発生させる拡張可能な室構成装置の可動部材に原動力を伝える少
なくとも第1及び第2のベルトを備えた減速駆動システムを有している。拡張可
能な室構成装置は一実施形態では、1対のダイヤフラムポンプである。各ダイヤ
フラムポンプは、シェルに対して動くことができるメンブレンを有し、メンブレ
ンは各々、それぞれのシャフトに連結されており、シャフトは各々、それぞれの
ベルトと共に直線運動可能にそれぞれのベルトに取り付けられている。
る1以上の新規な吸引シーケンスを備えた搾乳器を提供することを目的としてい
る。かかるシーケンスとしては、痛みのある乳首条件のための吸引方法(例えば
、プログラム又は曲線)、母乳の出る量を増加させるための吸引方法、一般的な
改良型吸引方法及び乳首への刺激のための方法が挙げられるが、これらには限定
されない。
約250mmHg(最大真空度)の範囲内で変化させると同時に吸引サイクル全
体を最大真空度で約25サイクル/分から最小真空度で約40サイクル/分まで
変化させて、加えられる真空が低い場合にサイクルの数を増加させるようになっ
ている。一般に、このプログラムは、長いサイクルにわたって低いピーク真空を
もたらすことを目的としている。
約150mmHgの範囲の負圧でポンプを約120サイクル/分のオーダの迅速
なサイクルレートで作動させる段階を有する。この方法は、真空印加期間経過後
その度ごとに間を置く段階、例えば、真空を約10秒間加え、次に2秒間の間を
置く段階を更に有している。
g(最小真空度)から約250mmHg(最大真空度)の範囲内で変化させると
同時に吸引サイクル全体を最大真空度で約78サイクル/分から最小真空度で約
47サイクル/分まで変化させて、加えられる真空が低い場合にサイクルの数を
増加させるようになっており、サイクルは、まず最初にピーク負圧まで増大し、
次に、当初の勾配に沿ってスムーズに圧力の増大(負圧度の減少)を開始するが
、次に少しの間、圧力の増加を遅くし、その後、負圧の解放のために本質的に当
初の勾配を続ける曲線に従う。
持ち運びケーシング及び二重ダイヤフラムポンプ送り機構を含む特徴を有するユ
ニークな搾乳器組立体にある。
供される。本発明のこの特徴の一実施形態では、搾乳器用のダイヤフラムポンプ
は、全体として半球形の内側形状部を備えたシェルと、シェルとの間に形成され
た室内に得られる容積部を拡縮するよう半球形内側形状部内で動くことができる
軟質メンブレンとを有する。メンブレンに連結された機構、例えば引き具が、メ
ンブレンを移動させて容積部を拡縮させる。容積部の拡縮に応じて空気を流通さ
せるポートが、シェルに設けられている。
在に設けられる。カバーは、クリーニング及び処分のうち少なくとも一方を行う
ために取り外し可能である。この目的のため、軟質メンブレンは、円周方向リム
を有し、カバーはリム上に嵌着される。シェルには、カバーが実質的に気密嵌合
関係をなしてリム上に嵌着された状態においてリムを包囲するよう寸法決めされ
た内側開口部が設けられる。カバーはそれにより、リムとシェルとの間にガスケ
ットを形成する。可動部材を貫通して延びる一方向弁が更に設けられ、それによ
り可動部材と可動部材に取り付けられたカバーとの間の空気を排出できる。
に調節するのに用いられる手動の制御方式、例えば回転ノブにあると考えられる
。本発明のこの特徴では、吸引「力」と「速さ」は、互いに反比例の関係をなす
ように関連付けられている。例えば、吸引力(真空)を増大させるとレート(サ
イクル)が減少し、真空を減少させるとサイクルが増大する。 本発明の上記特徴及び利点並びに他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して
本発明の実施形態についての以下の詳細な説明を読むと一層理解されよう。
は、見た目に美しく且つコンパクトなデザインになっている。この組立体の主要
構成要素のハウジングは、剛性で且つ耐衝撃性の高いプラスチックで作られたケ
ーシング10である。図示のように、このハウジングは、その垂直方向軸線に沿
って全体として楕円形の断面をしており、ケーシングの外部に対して感じのよい
湾曲した見た目を与えている。ケーシング10は、ハウジング上方部分11によ
ってその上方端部が閉じられており、このハウジング上方部分にはキャリングハ
ンドル12が取り付けられている。この第1の実施形態では、キャリングハンド
ル12の互いに反対側の端部には1対のクレードル15が形成されている。これ
らクレードル15は、それぞれの乳房シールド17の漏斗状部分16を受け入れ
てこれらを支持するようになっている。これら乳房シールド17(これら自体、
搾乳器と呼ばれる場合がある)は、例えば米国特許第4,964,851号及び
第4,929,229号に示されて説明されている形式のものである。乳房シー
ルド17に関する詳細は、これら米国特許を参照すると得られるが、本明細書に
おいてはその説明を省くことにする。というのは、本願で開示する本発明の特徴
は、母乳絞り出し作業に適している限り、使用される乳房シールドで左右される
ことはないからである。
管構造体と連通する上述の漏斗状部分16を有する。この特定の乳房シールド1
7は、手動によるポンプ作用とモータを利用したポンプ作用の両方に適している
。乳房シールドは、手動によるピストンポンプ(図示せず)は取り付けられて1
動作モードで用いられるよう螺着されたカラー20を有している。電動式真空ポ
ンプを用いる場合、カラー20の内側には漏斗状部分と連通するポートが設けら
れ、このポートには、真空ポンプからの管が真空を乳房シールドに導くよう解放
自在に連結されている。この場合も又、かかる詳細は周知であり、刊行物のうち
とりわけ上述の米国特許から入手できる。何れか一方のモードの作用を説明する
と、乳房シールド17の幅が広くなった(円錐形)部分を乳房に当てて真空を乳
房シールド内に引き、それにより、乳房に加えられる引張力により母乳を吸い出
す。乳房から吸い出された母乳を瓶18内に集める。
号付きの符号は、類似しているが、改造又は設計変更が施された部分を示してい
る)。この変形例では、乳房シールド17は、ハンドル12′によって支持され
ておらず、ユニットの後部に取り付けられたホルダ26内に支持されている。
されている。当然のことながら、例えばこの実施形態で用いられるダイヤフラム
ポンプについて任意の数の駆動装置を用いることができる。当然のことながらポ
ンプの形式(ダイヤフラム、ピストン等)は、本発明の或る特定の特徴にとって
必ずしも重要なものではない。しかしながら、この実施形態について適したもの
として示された搾乳器の駆動機構は、減速駆動装置と、12VDCモータ28と
から成るダイヤフラムポンプ用リニア駆動装置である。
形態と実質的に同一であり、図8の実施形態はカバー35の一部としてダイヤフ
ラム34のための剛性シェル24を有していることは注目されよう。ダイヤフラ
ムポンプ30について以下に詳細に説明する。
備えている点を除き、図1〜図8のものと実質的に同一の本発明の搾乳器の更に
別の変形例を示している。図15及び図16の実施形態の乳房シールドホルダも
又、僅かに改造又は設計変更が施されている。この図17の実施形態を参照する
と、搾乳器の内部の詳細の大部分は一段と理解されよう。
ベルト27a,27b,27cを有している。動力がモータ28のシャフト29
から27aに伝達される。ベルト27aは、ホイール51の溝内に受け入れられ
ており、このホイールは回転自在なシャフト52に設けられた駆動装置シャーシ
62に取り付けられている。シャフト52は、ホイール51と一緒に回転するよ
う固定されている。フリーホイール53が、自由に回転するようシャーシ62に
固定されたシャフト54に取り付けられており、ベルト27aの外部に係合し、
ベルト27aによるホイール51との一層良好な表面係合状態を生じさせる。
きであり、歯車55と噛み合う。歯付きベルト27bは回転シャフト57に固定
された大径歯車56と更に噛み合っている(図22及び図24)。歯車56の一
部は、小径歯車部分58である。これ又、歯の付いたベルト27cが、歯車58
及び歯車59と噛み合っている。歯車59は、回転シャフト70に固定的に取り
付けられている。シャフト70の各端部には小径歯車71a,71bが固定され
ている。歯付きベルト72a,72bはそれぞれ、歯車71a,71b及び自由
に回転する歯車73a,73bと噛み合っている。
それぞれ、ベルト72a,72bにクランプされている。他端部は、それぞれ対
応関係にあるダイヤフラムメンブレン部材34の内部に係合している(図22並
びに図20及び図21(a)を参照されたい)。この場合、シャフト74a,7
4bとの螺合関係が用いられ、ねじ山付きナット状要素37がメンブレン36の
補強中央領域内に設けられている(これに関し再度、ダイヤフラムポンプ30に
つき以下に詳細に説明する)。プッシャシャフト74a,74bの両方はそれぞ
れ対応関係にあるベルト72a,72bによって駆動されると縦列関係をなして
動く。
51を介してシャフト52を回転させる。すると、ベルト27bは小径歯車55
によって駆動されてシャフト57を回転させ、それにより、大径歯車56及びそ
の小径部分58を回転させて歯車部分58と大径歯車59を結合しているベルト
27cを介してシャフト70を回転させる。これにより、歯車71a,71bを
介して運動がベルト72a,72bに伝達され、直線運動がプッシャシャフト7
4a,74bに与えられる。モータシャフト29の方向を逆転させることにより
前方ストロークの次に後方ストロークが生じる。かくして、上述した種々の歯車
/ホイールを適当に選択することにより所望に応じて減速歯車装置が得られる。
ストロークの長さと共に移動経路に沿うシャフト74a,74bの位置を位置検
出機構78によって検出し、この位置検出機構は、任意の標準型で周知のもので
あってよい。この検出機構78は、モータ28のシャフト29に取り付けられて
いて、計数器78bによって記録される歯付きホイール78aを用いている。計
数器78bによって出力された信号は、搾乳器のCPUによって処理される。
ンプは、それぞれの剛性シェル24と組み付けられた上方ハウジング11内に設
けられた可撓性メンブレン34を有している(これについては図20並びに図2
1(a)〜図21(c)を参照して以下に詳細に説明する)。メンブレン及びシ
ェルは、実質的に気密係合状態にある。メンブレン34がシェル24から引き離
されると、シェル内部とメンブレンとの間の空間内に真空が生じ、シェルに設け
られた出口ポート31を介してこの真空に接近することができ、この出口ポート
には、真空をそれぞれ対応関係にある乳房シールド17に導くよう管32が連結
されている。
学電池39、例えば、1対の6V−1.2Ah鉛−酸型式の充電式電池を介して
得られる。電源コード38は、ハウジング下側部分13の底部に設けられた窪み
内に保管可能に都合良く配置されたラップアラウンドマウント(wrap around mo
unt )に取り付けられている。図7は、下側ハウジング13内に形成された窪み
41を示しており、かかる窪みを介して電池40をケーシング10内に形成され
た受け具内に挿入し、この受け具は、窪みのためのカバー42を有している。図
7は、分かりやすくするためにラップアラウンドマウントの細部を省いて示して
いる。
、このノブ45は、この目的のためには回転又は押しボタンであるのがよい。そ
れにもかかわらず、この実施形態ではこのノブは回転且つ押しボタンである。と
いうのは、これは加えられるべき真空の大きさ(又は量)を制御するよう働くか
らである。ノブ45を回転させると、加えられるべき真空のレベル(吸引力)を
増減する信号がノブの回し方に応じて発生する。この実施形態では、吸引力を増
大させると、サイクル(レート)が減少する。すなわち、レートと力は反比例の
関係にある。これは、有利な結果が得られると考えられる。ノブはオンオフのた
めに押し込められる。
びプログラムカードスロット50が更に見える(排乳シーケンス及びプログラム
可能な特徴についても以下に詳細に説明する)。排乳ボタン49は、特に排乳に
適した事前プログラムされた吸引シーケンス(これは、以下に説明する構成部品
の状態で具体化されている)を起動し、母乳を噴出させる反射作用を刺激するの
に用いられる。スロット50は、本発明の搾乳器に用いられるプログラミングカ
ードのインタフェースアクセスとなる。 ディスプレイ48は、ポンプの種々の機能の視覚表示を与える。これは例えば
、この場合にプログラムされたシーケンスのタイプ、吸引力のレベル、電池の状
態等であるのがよい。
に形成された窪みの中に位置している。カバー35(35′,35″も同様(こ
の場合も又、プライム記号付きの符号は、これらのプライム記号の付いていない
対応部品と実質的に類似している))が設けられ、このカバーは、ハウジング上
方部分11とほぼ面一をなした関係をなして窪みに被さった状態で取り付けられ
ている。出口31が、例えば使用中における接近を容易にするためにカバー35
に設けられた逃げ領域を貫通している。
注目されたい。図17の実施形態は、上方ハウジング内に着脱自在なやり方で、
例えば、ポンプ作用又は圧送機構のメンブレンをクリーニングし又は交換するた
め及びシェルそれ自体(これらシェルの端部には握り33が設けられている)を
クリーニングするために容易に接近できるようにするよう図20及び図21(a
)〜図21(c)に示すスナップ嵌め又は締り嵌め係合関係で設けられたシェル
24を有している。
の適当な耐久性のある軟質且つ流体不浸透性の材料(これにより気密となるよう
にする)、例えば、ショアAスケール硬さが30〜70の範囲にあるシリコーン
で作られたものであるのがよい)はその周囲が成形法により剛性プラスチックカ
ラー85にぐるりと取り付けられている。カラー85は、外側フランジが設けら
れた複数の垂下した繋留ポスト86を有し、これら繋留ポストは、ハウジング上
方部分11のそれぞれ対応関係にある窪みの内側リップと係合し、この窪みの中
には、カラー85がメンブレン34を定位置にスナップ嵌めするよう受け入れら
れている。
つ有利に設けられており、これらカバー36は、ダイヤフラム34上にぴったり
と嵌着し、これらダイヤフラムを空気及び乳房シールドからの他の流体から隔離
する。カバー36は、メンブレンと同一の材料であるがこれよりも薄いもので作
られたものであるのがよく、これ又同様に流体不浸透性である。
、カバー36の周囲の周りにぐるりと環状窪みを形成する上向き折返し部87を
有している。1対の円周方向ビード88,89(これらは、互いに垂直方向に僅
かにずれている)が、環状窪みの底部領域によって形成されている。最も上に位
置するビード88は、本カバー36とシェルとを実質的に気密係合状態にするこ
とができるようシェル24′の外部で底部に沿って形成された環状リム溝90に
嵌まっている。
内に形成されており、ビード及び肩はそれぞれ、カバーの周りに円周方向に延び
ている。この内部チャンネル93は、メンブレン34のカラー85に設けられた
僅かに突出した縁部又はリム上に受け入れられる。かくして、保護カバー36と
メンブレン34との間には気密嵌合状態が得られ、これは又、シェル24をメン
ブレン34上の定位置に解放自在に固定すると共にダイヤフラムポンプ30を完
全なものにするのにも役立つ。
とその上に位置するカバー36との間に生じる場合のある空間と連通することに
注目されたい。この弁により、例えば始動の際の最初のストロークがシェル24
にたまたま向かった場合でもメンブレンとカバーとの間に閉じ込められた空気を
排出することができ、保護カバー36はしかる後、全体として面係合関係をなす
ダイヤフラム34の運動に追従する。
うに互いに異なる型式の吸引シーケンス又はサイクルで搾乳器をプログラムする
ことができるということにある。例えば、図9を参照すると、搾乳器は、複数の
「チップ」カード61によりユーザインプットが入力される全体を符号60で示
したマイクロプロセッサ利用システムを用いている。各チップカードは、EEP
ROM上に記録された1以上の所定のプログラムを有している。例えば、各カー
ドは、排乳シーケンスと一緒に特定型式のシーケンスを有する場合がある。
てもよく、或いは、別のものとしてはAtmel・2−ワイヤEEPROMチッ
プカードマイクロコントローラを用いてもよい。これらにより約16Kのメモリ
が得られ、これは現在では十分であると考えられる。
で記録されており、いつでも使用できるように母親に提供される。プログラムさ
れたチップカードをケーシング10の後部に設けられたスロット50に挿入し、
するとこのプログラムされたチップカードは、マイクロプロセッサへのインタフ
ェースに係合する。次に、選択されたチップカード61に記憶されている特定の
プログラムがマイクロプロセッサ60に送られる。マイクロプロセッサ60は、
駆動ユニット25と一体化されており、標準の技術によりDCに変換されるAC
電源(図9に符号68で示されている)又は電池源39からの電力を用いて選択
せれたプログラムに従って駆動ユニットの動作を行う。マイクロプロセッサ60
は又、動力管理を制御することができる。
作ノブ45の操作によりユーザによっても調節可能であろう。それにもかかわら
ず、吸引力についてあらかじめ設定された範囲は、その後にユーザによりノブ4
5を用いて調節可能に初期設定値としてプログラム内に組み込まれているのが通
例であろう。
動させることができる排乳シーケンス(母乳噴出反射作用)をもたらす。排乳シ
ーケンス(以下に説明する)は、マイクロプロセッサ60内に予めプログラムさ
れており、或いは、これをその時の既存の動作プログラムを無効にするような仕
方で回路に接続してもよい。母親がこのシーケンスを稼動させたいと思った時、
この母親はボタン49を押し、それにより電気信号を生じさせてこれをマイクロ
プロセッサ60に送る。すると、排乳プログラムが開始される。
はないことは理解されよう。他の入力手段、例えば、より専用性の高いボタン、
例えば、ボタン49を用いてもよく、これらボタンは各々、マイクロプロセッサ
60に予めプログラムされた所与のシーケンスを作動させるよう設定されている
。コードを入力するのに数値パッドを設けてもよい。プログラムを、電子データ
リンク、例えば、モデムにより、或いは光学的手段等によって提供してもよい。
サによって記録してもよい。またデータを直接チップカード上に記録してもよい
。例えば、特定の子供の乳飲み動作を記録してこれをシーケンスの状態に変換で
きるということが考えられる。次に、このシーケンスをポンプにプログラムとし
て組み込むことができ、すると母親は、自分の子供であることを非常によく思い
起こさせるポンプからの乳飲み動作を得ることができよう。
61aを、この場合コンピュータ77にリンクされたカード読取り装置76とし
て示された「カードステーション」65のところで読み取る(ダウンロードする
)。コンピュータ77は、データを、ここでは符号80で示された研究又はデー
タ監視施設への物理的な転送のために種々の利用可能な媒体、例えばCD、フロ
ッピィディスク等に移すのに用いられる。またデータをインターネットインタフ
ェースを通してモデム経由で単に転送してもよい。新規な絞り出し方法(サイクル) かくして、多種多様な吸引サイクル又はシーケンスを今や同一の搾乳ポンプ装
置で利用できることが分かる。かかるサイクルが表示できる種類の方法の一例が
、図11〜図15の記載内容から成る。
デラ・インコーポレイテッドによって言及されているものである。これは、既に
開発されている搾乳器の作動方法であり、これは、例えばメデラ・インコーポレ
イテッドによって市販されている015“CLASSIC ”搾乳器によって提供される
乳児の通常の乳飲み動作を想起させる一般的な最適吸引曲線を提供するものであ
ると考えられる。図11のグラフで示されているように、負圧がy軸にとられ(
単位はmmHg)時間(単位:秒)がx軸にとられている。この特定の方法では
、サイクルは、毎分約47回に固定されており、吸引の大きさは一般に、約10
0〜約250mmHgの範囲内で調節可能である。
呼ぶことができるものを示している。図11との比較において、真空範囲の下限
が約20mmHgに減少し、全体的な吸引サイクルの持続時間が延長され、即ち
、下限の約25サイクル(分)から約40サイクル/分に延ばされている。この
プログラムにおいて加えられる真空が低い場合、サイクルの数が増大する。しか
しながら、一般に、図11の“CLASSIC ”プログラムと比較して吸引作用がゆっ
くりと且つ穏やかである。
を示している。これは、周期的なポンプセッション相互間で1日当たり数回実行
されるプログラムである。この方法では、搾乳器を約120サイクル/分のオー
ダの迅速なサイクルレートで、好ましくは、真空を或る期間加えた後、間を置き
、この場合、真空を10秒間加えた後、次に2秒間の間を置いて作動させる。負
圧は、約50〜約150mmHgの範囲にある。図13の差し込み図中の詳細が
真空印加の迅速性及び急勾配を示していることに注目されたい。
た方式が図14に示されている。約100〜約250mmHgの真空範囲を選択
し、サイクルは毎分約47〜約78の範囲にある。サイクルレートと真空を、例
えばサイクルが減少すると真空の大きさが増大し、即ち、反比例の関係が成り立
つように関連付ける。このプログラムは、まず最初にピーク負圧に達し、次に、
負圧の増大の勾配と類似した(ただし、逆向きの)勾配に沿って圧力の増大(負
圧度の減少)をスムーズに開始させるが、次に、圧力の増大をちょっとの間、緩
慢にし、その後、負圧の解放のための本質的に最初の勾配を続けるシーケンスの
点で上述の“CLASSIC ”プログラムと若干異なっている。排乳シーケンスも又、
この“Superior Program”に組み込まれており、約50〜約150mmHgの真
空範囲を利用し、この場合サイクルは毎分約80〜約160の範囲内にある。
者であれば、本発明の精神に属する改造例、設計変更例及び置換例を想到できる
ので、これら変形例は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に属するもの
である。
器の平面図である。
ドインサートスロットを強調して示す図である。
る。
器の主要構成部品を幾分分解して示す組立図である。
視図である。
組立図である。
方に見て示す図17の組立状態の搾乳器の断面図である。
って見た図である。
て後ろから前へ見た図である。
Claims (61)
- 【請求項1】 母乳の絞り出しのために女性の乳房を受け入れる部分を備え
た乳房シールドと、前記乳房シールドと連通状態にある真空源と、真空を変化さ
せるプログラマブルコントローラとを有することを特徴とする搾乳器。 - 【請求項2】 前記コントローラのための複数の互いに異なるプログラムを
更に有していることを特徴とする請求項1記載の搾乳器。 - 【請求項3】 前記プログラムは、事前記録媒体上に記録されており、前記
搾乳器は、プログラムを読み取って該プログラムを前記コントローラに入力する
メディア読取り装置を更に有していることを特徴とする請求項2記載の搾乳器。 - 【請求項4】 各プログラムは、別々のカード上に記録されていることを特
徴とする請求項3記載の搾乳器。 - 【請求項5】 前記プログラムは、適用曲線に従って真空力及び真空サイク
ルのうち少なくとも一方を変化させる互いに異なるシーケンスであることを特徴
とする請求項2記載の搾乳器。 - 【請求項6】 前記乳房シールドと連通状態にある正圧源を更に有し、前記
プログラマブルコントローラは更に、前記正圧源を変化させることを特徴とする
請求項1記載の搾乳器。 - 【請求項7】 前記プログラムは、適用曲線に従って真空力、正圧力及び真
空サイクルのうち少なくとも1つを変化させるための互いに異なるシーケンスで
あることを特徴とする請求項6記載の搾乳器。 - 【請求項8】 搾乳器の動作機能を表す信号を発生させる手段と、後で行う
検索のために前記信号を記録する手段とを更に有していることを特徴とする請求
項1記載の搾乳器。 - 【請求項9】 前記プログラムは、前記コントローラ中に記録されており、
前記搾乳器と連携するプログラム選択機構が更に設けられていることを特徴とす
る請求項2記載の搾乳器。 - 【請求項10】 前記プログラム選択機構は、前記搾乳器上に設けられた少
なくとも1つの手動式ボタンであり、前記ボタンは、プログラムの選択のための
信号を前記コントローラに送るよう動作できることを特徴とする請求項9記載の
搾乳器。 - 【請求項11】 母乳の絞り出しのために女性の乳房を受け入れる部分を備
えた乳房シールドと、前記乳房シールドと連通状態にある真空源と、第1のシー
ケンスに従って前記真空源を作動させる機構と、第2のシーケンスに従って前記
真空源を作動させるコントローラとを有することを特徴とする搾乳器。 - 【請求項12】 前記コントローラは、前記第2のシーケンスの事前設定プ
ログラムを有し、該事前設定プログラムは、排乳シーケンスであることを特徴と
する請求項11記載の搾乳器。 - 【請求項13】 前記コントローラのための複数の互いに異なるプログラム
を更に有し、各プログラムは互いに異なるシーケンスを有していることを特徴と
する請求項12記載の搾乳器。 - 【請求項14】 母乳を絞り出す改良型搾乳器であって、乳房を操作して母
乳を乳房から絞り出す機構を有し、改良型搾乳器は、前記機構のプログラマブル
コントローラを有していることを特徴とする搾乳器。 - 【請求項15】 前記コントローラのための複数の互いに異なるプログラム
を更に有していることを特徴とする請求項14記載の搾乳器。 - 【請求項16】 前記プログラムは、事前記録媒体上に記録されており、前
記改良型搾乳器は、プログラムを読み取って該プログラムを前記コントローラに
入力するメディア読取り装置を更に有していることを特徴とする請求項15記載
の搾乳器。 - 【請求項17】 各プログラムは、別々のカード上に記録されていることを
特徴とする請求項16記載の搾乳器。 - 【請求項18】 前記プログラムは、適用曲線に従って真空力及び真空サイ
クルのうち少なくとも一方を変化させる互いに異なるシーケンスであることを特
徴とする請求項15記載の搾乳器。 - 【請求項19】 前記機構は、正圧源を更に有し、前記プログラマブルコン
トローラは更に、前記正圧源を変化させることを特徴とする請求項14記載の搾
乳器。 - 【請求項20】 前記プログラムは、適用曲線に従って真空力、正圧力及び
真空サイクルのうち少なくとも1つを変化させるための互いに異なるシーケンス
であることを特徴とする請求項19記載の搾乳器。 - 【請求項21】 搾乳器の動作機能を表す信号を発生させる手段と、後で行
う検索のために前記信号を記録する手段とを更に有していることを特徴とする請
求項14記載の搾乳器。 - 【請求項22】 前記プログラムは、前記コントローラ中に記録されており
、前記改良型搾乳器は、該搾乳器と連携するプログラム選択機構を更に有してい
ることを特徴とする請求項15記載の搾乳器。 - 【請求項23】 前記プログラム選択機構は、前記搾乳器上に設けられた少
なくとも1つの手動式ボタンであり、前記ボタンは、プログラムの選択のための
信号を前記コントローラに送るよう動作できることを特徴とする請求項22記載
の搾乳器。 - 【請求項24】 搾乳器の作動方法であって、乳児の乳飲みシーケンスを少
なくとも経時的な吸引力の観点から記録する段階と、搾乳器を前記記録に従って
作動させるようプログラムする段階とを有することを特徴とする方法。 - 【請求項25】 搾乳方法であって、母乳の絞り出しのために女性の乳房を
受け入れる部分を備えた乳房シールドを準備する段階と、前記乳房シールドと連
通状態にあり、コントローラによって作動される真空源を準備する段階と、前記
真空源を複数の互いに異なる仕方で作動させるよう前記コントローラをプログラ
ムする段階とを有することを特徴とする方法。 - 【請求項26】 前記真空源を互いに異なるシーケンスに従って変化させる
ための前記コントローラの複数の互いに異なるプログラムを準備する段階を更に
有していることを特徴とする請求項25記載の搾乳方法。 - 【請求項27】 前記プログラムは、事前記録媒体中に記録されており、前
記搾乳器は、媒体読取り装置を更に有し、前記方法は、プログラムを前記読取り
装置を介して前記コントローラに入力する段階を更に有していることを特徴とす
る請求項26記載の搾乳方法。 - 【請求項28】 各プログラムは、別々のカード上に記録されていることを
特徴とする請求項27記載の搾乳方法。 - 【請求項29】 前記プログラムは、適用曲線に従って真空力及び真空サイ
クルのうち少なくとも一方を変化させる互いに異なるシーケンスであることを特
徴とする請求項26記載の搾乳方法。 - 【請求項30】 前記乳房シールドと連通状態にある正圧源を準備する段階
と、前記正圧源を変化させるよう前記コントローラをプログラムする段階とを更
に有していることを特徴とする請求項25記載の搾乳方法。 - 【請求項31】 前記プログラムは、適用曲線に従って真空力、正圧力及び
真空サイクルのうち少なくとも1つを変化させるための互いに異なるシーケンス
であることを特徴とする請求項30記載の搾乳方法。 - 【請求項32】 前記機構は、電気モータを有し、前記モータは、真空を発
生させる拡張可能な室構成装置の可動部材に原動力を伝える少なくとも第1及び
第2のベルトを備えた減速駆動システムを有していることを特徴とする請求項1
1記載の搾乳器。 - 【請求項33】 前記拡張可能な室構成装置は、ダイヤフラムポンプである
ことを特徴とする請求項32記載の搾乳器。 - 【請求項34】 2つのダイヤフラムポンプが設けられ、前記ダイヤフラム
ポンプは、シェルに対して動くことができるメンブレンを有し、前記メンブレン
は各々、それぞれのシャフトに連結されており、前記シャフトは各々、前記それ
ぞれのベルトと共に直線運動可能にそれぞれのベルトに取り付けられていること
を特徴とする請求項33記載の搾乳器。 - 【請求項35】 前記それぞれのシャフトは、縦列関係をなして駆動される
ことを特徴とする請求項34記載の搾乳器。 - 【請求項36】 搾乳器用のモータ駆動装置であって、回転出力を備えたモ
ータと、前記回転出力と連携した減速駆動システムとを有し、前記減速駆動シス
テムは、真空を発生させる拡張可能な室構成装置の可動部材に原動力を伝える少
なくとも第1及び第2のベルトを備えていることを特徴とするモータ駆動装置。 - 【請求項37】 前記拡張可能な室構成装置は、ダイヤフラムポンプである
ことを特徴とする請求項36記載のモータ駆動装置。 - 【請求項38】 2つのダイヤフラムポンプが設けられ、前記ダイヤフラム
ポンプは、シェルに対して動くことができるメンブレンを有し、前記メンブレン
は各々、それぞれのシャフトに連結されており、前記シャフトは各々、前記それ
ぞれのベルトと共に直線運動可能にそれぞれのベルトに取り付けられていること
を特徴とする請求項37記載の搾乳器。 - 【請求項39】 前記それぞれのシャフトは、縦列関係をなして駆動される
ことを特徴とする請求項38記載の搾乳器。 - 【請求項40】 母乳の絞り出しのために女性の乳房を受け入れる部分を備
えた乳房シールドと、前記乳房シールドと連通状態にある真空源と、前記真空源
のモータ駆動装置と、サイクル中の高点から低点へ真空を変化させる曲線に従っ
て真空を前記乳房シールドに加える機構と、真空力調整装置と、手動式スイッチ
とを有し、前記スイッチは、真空を加えるためにレート制御入力を前記機構に与
えると共に真空制御入力を前記真空力調整装置に与えて前記真空力を前記レート
につれて変化させるようにすることを特徴とする搾乳器。 - 【請求項41】 前記スイッチは、回転ノブであることを特徴とする請求項
40記載の搾乳器。 - 【請求項42】 前記搾乳器は、前記機構及び前記真空力調整装置のための
コントローラを有し、前記ノブの回転により、前記ノブの位置につれて変化する
信号を前記コントローラに与え、前記ノブは、一方向に回されると、前記レート
を増大させると共に前記真空を減少させる信号を出力することを特徴とする請求
項41記載の搾乳器。 - 【請求項43】 搾乳器用の真空ポンプであって、真空源と、前記真空源の
ためのモータ駆動装置と、前記真空源からの真空のレベルを変化させ、真空印加
レートを変化させる機構と、コントローラとを有し、前記コントローラは、レー
ト制御入力を前記機構に与えると共にレベル制御入力を前記機構に与えて前記真
空力を前記レートに反比例して変化させることを特徴とする真空ポンプ。 - 【請求項44】 前記コントローラは、手動操作式回転ノブであることを特
徴とする請求項43記載のポンプ。 - 【請求項45】 前記ノブの回転により、前記ノブの位置につれて変化する
信号を前記コントローラに与え、前記ノブは、一方向に回されると、前記レート
を増大させると共に前記真空を減少させる信号を出力することを特徴とする請求
項44記載のポンプ。 - 【請求項46】 図13の曲線に従って真空の大きさ及びそのサイクルを変
化させる搾乳器の作動方法。 - 【請求項47】 図14の曲線に従って真空の大きさ及びそのサイクルを変
化させる搾乳器の作動方法。 - 【請求項48】 搾乳器の作動方法であって、真空度を約20mmHg(最
小真空度)から約250mmHg(最大真空度)の範囲内で変化させると同時に
吸引サイクル全体を最大真空度で約25サイクル/分から最小真空度で約40サ
イクル/分まで変化させて、加えられる真空が低い場合にサイクルの数を増加さ
せるようになっていることを特徴とする方法。 - 【請求項49】 母乳の出る量を増加させると考えられる搾乳器の作動方法
であって、約50〜約150mmHgの範囲の負圧で前記ポンプを約120サイ
クル/分のオーダの迅速なサイクルレートで作動させる段階を有していることを
特徴とする方法。 - 【請求項50】 真空印加期間経過後その度ごとに間を置く段階を更に有し
ていることを特徴とする請求項50記載の方法。 - 【請求項51】 前記真空を約10秒間加え、次に2秒間の間を置くことを
特徴とする請求項51記載の方法。 - 【請求項52】 搾乳器の作動方法であって、真空度を約20mmHg(最
小真空度)から約250mmHg(最大真空度)の範囲内で変化させると同時に
吸引サイクル全体を最大真空度で約78サイクル/分から最小真空度で約47サ
イクル/分まで変化させて、加えられる真空が低い場合にサイクルの数を増加さ
せるようになっており、サイクルは、まず最初にピーク負圧まで増大し、次に、
当初の勾配に沿ってスムーズに圧力の増大(負圧度の減少)を開始するが、次に
少しの間、圧力の増加を遅くし、その後、負圧の解放のために本質的に前記当初
の勾配を続ける曲線に従うことを特徴とする方法。 - 【請求項53】 前記搾乳器のための排乳シーケンスを含み、前記搾乳器を
前記排乳シーケンスで作動させる段階を更に有することを特徴とする請求項49
,50又は53記載の方法。 - 【請求項54】 搾乳器用のポンプであって、シェル及び前記シェルに対し
て動くことができる部材によって構成される室と、前記可動部材に連結されてい
て、前記可動部材を移動させて前記室内に形成される容積部を拡縮させる機構と
、前記シェルに設けられていて、前記容積部の拡縮に応じて流体を流通させるポ
ートと、前記シェルと前記可動部材との間に着脱自在に設けられていて、前記可
動部材を流体から隔離するカバーとを有し、前記カバーは、クリーニング及び処
分のうち少なくとも一方を行うために取り外し可能であることを特徴とするポン
プ。 - 【請求項55】 前記カバーは可撓性であることを特徴とする請求項55記
載のポンプ。 - 【請求項56】 前記可動部材は円周方向リムを有し、前記カバーは前記リ
ム上に嵌着され、前記シェルには、前記カバーが実質的に気密嵌合関係をなして
前記リム上に嵌着された状態において前記リムを包囲するよう寸法決めされた内
側開口部が設けられており、前記カバーはそれにより、前記リムと前記シェルと
の間にガスケットを形成していることを特徴とする請求項55記載のポンプ。 - 【請求項57】 前記可動部材を貫通して延びる一方向弁を更に有し、前記
弁は、前記可動部材と前記可動部材に取り付けられた前記カバーとの間の空気を
排出できることを特徴とする請求項55記載のポンプ。 - 【請求項58】 前記ポンプは、ダイヤフラムポンプであり、前記シェルは
、全体として半球形の内側形状部を有し、前記可動部材は、軟質メンブレンであ
ることを特徴とする請求項55記載のポンプ。 - 【請求項59】 前記ポンプは、ダイヤフラムポンプであり、前記シェルは
、全体として半球形の内側形状部を有し、前記可動部材は、軟質メンブレンであ
ることを特徴とする請求項58記載のポンプ。 - 【請求項60】 全体として半球形の内側形状部を備えたシェルと、前記シ
ェルとの間に形成された室内に得られる容積部を拡縮するよう前記半球形内側形
状部内で動くことができる軟質メンブレンと、前記メンブレンに連結されていて
、前記メンブレンを移動させて前記容積部を拡縮させる機構と、前記シェルに設
けられていて、前記容積部の拡縮に応じて空気を流通させるポートと、前記シェ
ルと前記メンブレンとの間に着脱自在に設けられていて、前記メンブレンを流体
から隔離するカバーとを有し、前記カバーは、クリーニング及び処分のうち少な
くとも一方を行うために取り外し可能であり、前記軟質メンブレンは、円周方向
リムを有し、前記カバーは前記リム上に嵌着され、前記シェルには、前記カバー
が実質的に気密嵌合関係をなして前記リム上に嵌着された状態において前記リム
を包囲するよう寸法決めされた内側開口部が設けられており、前記カバーはそれ
により、前記リムと前記シェルとの間にガスケットを形成していることを特徴と
する搾乳器用ダイヤフラムポンプ。 - 【請求項61】 前記可動部材を貫通して延びる一方向弁を更に有し、前記
弁は、前記可動部材と前記可動部材に取り付けられた前記カバーとの間の空気を
排出できることを特徴とする請求項61記載のポンプ。
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