JP2003501976A - 多重の異なる伝送プロトコルの信号をスイッチングするための方法および装置 - Google Patents

多重の異なる伝送プロトコルの信号をスイッチングするための方法および装置

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JP2003501976A JP2001502399A JP2001502399A JP2003501976A JP 2003501976 A JP2003501976 A JP 2003501976A JP 2001502399 A JP2001502399 A JP 2001502399A JP 2001502399 A JP2001502399 A JP 2001502399A JP 2003501976 A JP2003501976 A JP 2003501976A
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Abstract

(57)【要約】 遠距離通信スイッチング装置10は、インターフェイスカード36〜29に結合し、次にスイッチング回路41,42に結合した光パス16〜19を含む。スイッチング回路は、複数のユニバーサルコネクタ71〜74に結合し、各々は補助コネクタ77,78に結合される。ユニバーサルコネクタは、幾つかの異なる伝送プロトコルの各々1つを利用する幾つかのタイプのスイッチング回路カード101〜104のいずれか1つを除去可能にそれぞれ受ける。補助回路カード107,108は、関連した補助コネクタに設けられ、一定の伝送プロトコルを使用するスイッチング回路カードを支援する。光送信された情報は、各伝送プロトコルに従ってフォーマットされたセグメントを含み、インターフェイスカードによって光フォーマットから電気フォーマットに変換される。スイッチング回路は、各セグメントを各ユニバーサルコネクタに向けて経路選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の技術分野) 本発明は、一般には遠距離通信(telecommunicaions)信号をスイッチングする
ための方法および装置に関し、特に同期および非同期伝送プロトコルの両方を取
扱い可能なハイブリッド転送(transport)を実施する方法および装置に関する。
【0002】 (発明の背景) 既存の遠距離通信ネットワークにおいて、種々の異なる伝送プロトコルが使用
される。こうしたプロトコルの1つは、仮想支流(virtual tributary)(VT)
プロトコルとして知られている。同期プロトコルであるこのプロトコルに従うと
、伝送パスの一定ユーザには所定の周期間隔で時間スライスが配分される。もう
1つの普通の伝送プロトコルは、非同期プロトコルであって、非同期転送モード
(ATM)として知られている。さらに他の非同期伝送プロトコルは、インター
ネットプロトコル(IP)である。ATMおよびIP伝送プロトコルの各々に従
うと、伝送パスの一定ユーザは、周期的でなく、代わりに時間軸で可変またはラ
ンダムなポイントで生ずる時間スライスを受け取る。
【0003】 最近までは、遠距離通信ネットワークでの非同期トラヒック(traffic) 量は、
同期トラヒック量に比べて小さかった。しかしながら、より最近では、パーソナ
ルコンピュータおよびインターネットの普及によって、遠距離通信ネットワーク
を経由して伝搬する非同期トラヒック量が急速に漸次増加している。伝統的なハ
ードウエア手法は、同期トラヒックおよび非同期トラヒック用に完全に別個のス
イッチングシステムを提供することであった。しかしながら、非同期トラヒック
量が増加するにつれて、これは要望の少ない手法になった。特に、同期トラヒッ
クおよび非同期トラヒックの両方を効率的で信頼できる取扱いが可能であるハイ
ブリッドスイッチングシステムのための需要が、ネットワークユーザおよび遠距
離通信会社から漸次増加している。
【0004】 1つの既存のシステムは、ラインカードを使用して、SONET(同期光ネッ
トワーク:Synchronous Optical NETwork)工業規格に従ってフォーマットされ
た情報を運ぶファイバ光パスを終結する。SONET工業規格に従って、情報は
フレームとして知られたパケット内で伝達され、各フレームは、あるオーバーヘ
ッド情報および幾つかのデータセグメントを含む。各データセグメントは、幾つ
かの異なる工業規格伝送プロトコルの1つに従ってフォーマットされた情報を含
み、同じフレーム中の異なるデータセグメントは異なる伝送プロトコルに適合し
てもよい。この既存のシステムにおいて、ラインカードは、各々異なるインター
フェイスで各々の専用コネクタに結合され、各コネクタは、各々の伝送プロトコ
ルに対応しており、各々の伝送プロトコルに従ってスイッチングを遂行するスイ
ッチング回路カードに対して着脱自在にそれぞれ結合可能となる。ラインカード
は、伝達された情報を光フォーマットから電気フォーマットへ変換することによ
って光パスを終結する。さらに、ラインカードは、データがフォーマットされる
特定の伝送プロトコルに従ってデータセグメントを編成するように、SONET
フレームを分解(demapping)することによってSONET伝送を終結する。ライ
ンカードは、各データセグメントを、該データセグメントと同じ伝送プロトコル
に対応したコネクタおよびスイッチング回路カードに向けて経路選択(route)す
る。この既存の手法は、意図した目的にとって一般には充分であったが、全ての
点では満足していなかった。
【0005】 より具体的には、各コネクタは特定の伝送プロトコル用に専用であるため、興
味のある各伝送プロトコル用に特別のコネクタを用意しなければならず、このこ
とは、所定のシステムにおいてかなり多数のいろいろなタイプの特別コネクタを
もたらし、その結果、全体のシステムサイズを増加させる。システムが大きくな
るほど、中央の設備やターミナル応用などでより広いスペースをとる。さらに、
種々の伝送プロトコル用の各コネクタに対して別個の異なるタイプの電気インタ
ーフェイスを用意することは、システム中のバックプレーン配線の複雑さおよび
コストを増大させることになる。さらに、メンテナンス人員は、所定のスイッチ
ング回路カードだけを適切なコネクタに差し込むのに注意深くなければならず、
適切なシステム動作を確保するだけでなく、システム回路要素への可能性ある損
害を回避する必要があることから、システムのメンテナンスが複雑になる。さら
に各ラインカードは、ファイバ光パスを終結するだけでなく、SONETフレー
ムを終結し、各データセグメントを各々異なるスイッチング回路に向けて経路選
択することから、ラインカードの回路要素は精巧で高価になる。
【0006】 (発明の概要) 上述から、多重伝送プロトコルに従ったデータのスイッチングを容易にしつつ
、システムハードウエアのサイズ、複雑さ、コストを最小化するような方法およ
び装置に対するニーズが生ずると認識されるであろう。本発明に従えば、このニ
ーズを取り扱い、複数の異なる伝送プロトコルの1つにそれぞれ適合する情報セ
グメントを包含する伝送情報のスイッチングに関与するために、方法および装置
が提供される。特に、各伝送パスが伝送情報の各々の部分を運ぶような複数の伝
送パスを含む伝送パスセクションを経由して伝送情報を伝達して、複数のタイプ
のスイッチング回路のいずれに対して選択的に着脱自在に電気的に結合するよう
にそれぞれ適合した複数のユニバーサル(万能)コネクタを用意して、各タイプ
のスイッチング回路は伝送プロトコルの各々1つに従ってスイッチングを実行す
るものであり、さらに、各伝送プロトコルに適合した情報セグメントを各インタ
ーフェイスを経由して、該伝送プロトコルに従ったスイッチングを遂行するスイ
ッチング回路が着脱自在に結合された各ユニバーサルコネクタに向けてスイッチ
ングセクションに経路選択させ、インターフェイスは実質的に同じである。
【0007】 本発明および更なる特徴、利点をより深く理解するため、添付図面と共に下記
の説明が参照される。
【0008】 (発明の詳細な説明) 図1は、遠距離通信ネットワークの一部であるスイッチング装置10のダイヤ
グラムである。この装置は、複数の伝送パスを含み、これらのうちの4本が符号
16〜19で示される。伝送パスは、システムの伝送セクションとして集合的に
機能し、図1では参照符合22で指示される。
【0009】 開示した実施形態では、伝送パス16〜19はファイバ光パスとしてそれぞれ
動作し、情報はこれらのファイバ光パスに沿って、SONET(同期光ネットワ
ーク)として知られた工業規格によって伝達される。SONET規格に従って、
情報はフレームとして知られたパケット内で伝達され、各フレームは、あるオー
バーヘッド情報および幾つかのデータセグメントを含む。各データセグメントは
、幾つかの異なる工業規格伝送プロトコルの1つに従ってフォーマットされたデ
ータを含む。開示した実施形態では、これらのプロトコルは、非同期転送モード
(ATM)、仮想支流(VT)およびインターネットプロトコル(IP)を含む
。しかしながら本発明は、他の既存または将来の伝送プロトコルと互換性がある
。さらに、開示した実施形態での伝送パス16〜19は、SONET規格を使用
するファイバ光パスであるが、他の規格またはタイプの伝送パスも使用できると
認識されるであろう。
【0010】 スイッチング装置10はまた、伝送パス16〜19の各々1つにそれぞれ結合
された複数のラインカードを含み、ラインカードのうちの2つが図1中の符合2
6,27で示される。スイッチング装置10は、さらに伝送パス16〜19の各
々1つにそれぞれ結合された複数の支流(tributary)カードを含み、支流カード
のうちの2つが図1中の符合28,29で示される。ラインカードおよび支流カ
ードは、周知のタイプの回路要素を収容し、詳しく後述するように、各ファイバ
光伝送パス16〜19を装置10内の他の構成部分にインターフェイスで接続す
るインターフェイス回路として動作する。各カード26〜29は、各々2対1マ
ルチプレクサセクション31〜34を含み、これらの目的は後述する。
【0011】 装置10はまた制御回路36を含み、これはスイッチング装置10内の種々の
他の構成部分に制御信号を提供する。制御回路36は、周知のタイプの回路要素
を含み、例えば自動保護スイッチングハブ回路(APS/HUB)、ネットワー
ク要素中央処理ユニット(NE−CPU)、デジタル伝送チャネル(DCC)プ
ロセッサなどを含む。制御回路36は、各カード26〜29と符合37で通信す
る。符合37での制御信号は、マルチプレクサセクション31〜34を制御する
のに用いられる情報を含む。
【0012】 スイッチング装置10はまた、2つの同期輸送信号(STS)スイッチング回
路41,42を有し、これらは周知のタイプのスイッチング回路を含む。回路4
1,42は、開示した実施形態では実際上同一である。スイッチング回路41は
ワーキング回路であり、スイッチング回路42は冗長性(redundancy) を提供す
る保護またはバックアップ回路である。即ち、全ての動作上のスイッチングは通
常はスイッチング回路41によって行われるが、スイッチング回路42は、回路
41で障害(fault) が出現した際に、回路41の代わりとして使用可能である。
【0013】 各カード26〜29は、各々のインターフェイス46〜49を経由してスイッ
チング回路41の各入力ポートおよびスイッチング回路42の各入力ポートに結
合された出力ポートを有する。スイッチング回路41は、各々のインターフェイ
ス51〜54を経由してカード26〜29中の各マルチプレクサ31〜34の第
1入力ポートにそれぞれ結合された幾つかの出力ポートを有し、スイッチング回
路42は、各々のインターフェイス56〜59を経由して各マルチプレクサ31
〜34の第2入力ポートにそれぞれ結合された複数の出力ポートを有する。スイ
ッチング回路41,42は、符合63,64で制御回路36によってそれぞれ制
御される。
【0014】 スイッチング装置10はまた、4つのユニバーサルコネクタ71〜74と2つ
のATM処理制御(APC)コネクタ77,78とを有する。ユニバーサルコネ
クタ71,72およびAPCコネクタ77は、ワーキング構成部分であり、一方
、コネクタ73,74および78は、対応した保護構成部分である。ユニバーサ
ルコネクタ71〜74は、各インターフェイス81〜84を経由してスイッチン
グ回路41にそれぞれ結合され、そして各インターフェイス86〜89を経由し
てスイッチング回路42にそれぞれ結合される。APCコネクタ77は、インタ
ーフェイス91によって各ユニバーサルコネクタ71,72に結合される。同様
に、APCコネクタ78は、インターフェイス93によって各ユニバーサルコネ
クタ73,74に結合される。制御回路36は、ライン97によってユニバーサ
ルコネクタ71〜74とAPCコネクタ77,78に結合される。開示した実施
形態では、これら全てのインターフェイスは、当業者に周知のタイプのインター
フェイスを用いて実施され、低電圧差動信号化(LVDS)のような周知の技術
を使用する。
【0015】 ユニバーサルコネクタ71〜74は、符合101〜104で図示され、周知の
タイプの回路要素を含んだ各スイッチング回路カードまたはモジュールに着脱自
在にそれぞれ結合可能である。各スイッチング回路カード101〜104は、幾
つかの異なるタイプのスイッチング回路カードのいずれかでもよく、これらは伝
送パスセクション22中で使用される伝送プロトコルの各々1つに従ってスイッ
チングを実行する。例えば、開示した実施形態では、スイッチング回路カード1
01は、ATM伝送プロトコルに従ってスイッチングを行う第1タイプのカード
、VT伝送プロトコルに従ってスイッチングを行う第2タイプのカード、あるい
はIP伝送プロトコルに従ってスイッチングを行う第3タイプのカードであろう
。もし伝送パスセクション22が、ある他の伝送プロトコルに従ってフォーマッ
トされた情報を取り扱う場合、各ユニバーサルコネクタ71〜74は、当該伝送
プロトコルに従ってスイッチングを行うスイッチング回路に着脱自在に結合され
ると認識されるであろう。全てのコネクタ71〜74がスイッチング回路カード
と共に居ることは、システムの要件ではない。しかし、コネクタ73,74はそ
れぞれワーキングコネクタ71,72の保護片方部分であり、それゆえもしカー
ドが符合101に存在する場合、通常、同等な同種のカードが符合103に存在
することになり、もしカードが符合102に存在する場合、通常、同等な同種の
カードが符合104に存在することになる。
【0016】 APCコネクタ77,78は、各APC回路カード107,108に着脱自在
にそれぞれ結合可能である。APC回路カード107,108は、周知のタイプ
の回路要素を含み、これらはATM伝送プロトコルやIP伝送プロトコルなどの
非同期伝送プロトコルを使用するスイッチング回路カードのためのサポートを提
供する。こうしてもしユニバーサルコネクタ71,72がそれぞれ同期プロトコ
ル用のスイッチングカード(例えばVTスイッチング回路カードなど)を収容し
ていたり、あるいはカードを全く収容していない場合は、コネクタ77をAPC
回路カード107と共に装着させる必要はない。これに対して、もしコネクタ7
1,72のいずれかが例えばATM伝送プロトコルやIP伝送プロトコルなどの
非同期伝送プロトコル用のスイッチングカードを収容している場合は、APC回
路カード107がコネクタ77中に設けられる。同様な手法で、各ユニバーサル
コネクタ73,74が空であったり、あるいは符合103,104でVT伝送プ
ロトコルカードに結合された場合は、APCコネクタ78は空のままとなるであ
ろう。一方、もし各ユニバーサルコネクタ73,74が、例えばATM伝送プロ
トコルカードやIP伝送プロトコルカードなどの非同期スイッチング回路カード
を収容している場合は、APCコネクタ78はAPC回路カード108に結合さ
れることになる。
【0017】 ユニバーサルコネクタ71,72は、ライン111によって任意に相互結合し
てもよい。もしユニバーサルコネクタ71,72が、例えばATMプロトコルな
どの同じプロトコルを使用するスイッチング回路カード101,102に着脱自
在にそれぞれ結合される場合は、カード101,102は、例えばカード101
,102のいずれかの2倍のサイズだけを有する単一の大型のスイッチング回路
として見えるように、ライン111を介して相互に通信してもよい。同様な手法
で同様な理由によって、ユニバーサルコネクタ73,74もライン112によっ
て任意に相互結合してもよい。
【0018】 図1の開示した実施形態の動作について説明する。不必要な複雑さを避けるた
め、開示した実施形態は、2つの伝送プロトコルだけを使用する特定の例示的構
成の内容について説明する。特に、この説明のため、伝送パスセクション22は
ATM伝送プロトコルおよびVT伝送プロトコルに従って情報を運ぶと仮定して
いる。さらに、ユニバーサルコネクタ71は、ATM伝送プロトコルに従ってス
イッチングを行うタイプであるスイッチング回路カード101に着脱自在に結合
され、ユニバーサルコネクタ72は、VT伝送プロトコルに従ってスイッチング
を行うタイプであるスイッチング回路カード102に着脱自在に結合されると仮
定している。カード101およびコネクタ71はATM伝送プロトコルを利用し
、APCサポートを必要とするため、APCコネクタ77はAPC回路カード1
07に着脱自在に結合されることになる。
【0019】 上述したように、スイッチング回路42、ユニバーサルコネクタ73,74、
APCコネクタ78、スイッチング回路カード103,104、APC回路カー
ド108は、スイッチング回路41、ユニバーサルコネクタ71,72、APC
コネクタ77、スイッチング回路カード101,102、APC回路カード10
7のためのバックアップ保護をそれぞれ提供する。システムの保護部分は、シス
テムのワーキング部分を本質的に反映するように設定されるであろう。こうして
ユニバーサルコネクタ73は、ATM伝送プロトコルに従ってスイッチングを行
うタイプのスイッチング回路カード103を含み、ユニバーサルコネクタ74は
、VT伝送プロトコルに従ってスイッチングを行うタイプであるスイッチング回
路カード102を含み、APCコネクタ78はAPC回路カード108に結合さ
れことになる。簡単のため、以下の説明は、主にワーキング部分を参照しながら
システムの動作を議論し、保護部分については限定的に参照する。また、以下の
議論は、伝送パス16およびラインカード26に焦点を当てるが、この議論は他
の伝送パス17〜19および他のカード27〜29にも同様に適用可能であると
認識されるであろう。上述したように、伝送パス16を介して受信された情報は
、SONET規格に適合する光伝送の形式となり、複数のデータセグメントをそ
れぞれ含む一連のフレームを伴う。各データセグメントは、ATMプロトコルま
たはVTプロトコルの1つに従って取り扱われるべき情報を含むであろう。所定
のフレーム中のセグメントは、全てATMプロトコル用にフォーマットされても
よく、全てVTプロトコル用にフォーマットされてもよく、あるいはATMおよ
びVTプロトコルの混合であってもよい。
【0020】 ラインカード26は、光信号を電気信号に変換するという点で光伝送を終結し
、電気信号はインターフェイス46を経由してスイッチング回路41に供給され
る。ラインカード26は、SONETペイロード(payload) を終結せず、言換え
ると、各SONETフレームを分解せず、そして該フレーム中の情報を伝送プロ
トコルによって編成する。その代わり、ラインカード26は、受信したSONE
Tフレームを光フォーマットではなく電気フォーマットでインターフェイス46
を通してスイッチング回路41に向けて通過させる。
【0021】 スイッチング回路41は、SONETフレームを終結するが、特に種々のデー
タセグメントを抽出し、ATMプロトコルまたはVTプロトコル用にフォーマッ
トされたかどうかに従って編成することによって終結する。
【0022】 ATMトラヒックを表現するデータセグメントは、インターフェイス81およ
びコネクタ71を経由してスイッチング回路カード101に向けて送られ、一方
、VTトラヒックを表現するデータセグメントは、インターフェイス82および
コネクタ72を経由してスイッチング回路カード102に向けて送られる。スイ
ッチング回路カード101は、APC回路カード107のサポートとともにAT
Mプロトコルに従ってスイッチングを行い、スイッチング回路カード102はV
Tプロトコルに従ってスイッチングを行う。
【0023】 スイッチング回路カード101からの外部向けATMトラヒックは、コネクタ
71およびインターフェイス81を経由してスイッチング回路41に向けて送ら
れ、スイッチング回路カード102からの外部向けVTトラヒックは、コネクタ
72およびインターフェイス82を経由してスイッチング回路41に向けて送ら
れる。スイッチング回路41は、この外部向けATMおよびVTトラヒックをS
ONETフレームに再フォーマットする。得られたSONETフレームは、イン
ターフェイス51を介してラインカード26に向けて送信される。障害がスイッ
チング回路41において検出されなければ、ラインカード26でのマルチプレク
サ31は、回路42からインターフェイス56を介したものでなくて、回路41
からインターフェイス51を介した情報を受信するように設定されることになる
。ラインカード26は、インターフェイス51を介して受信したSONETフレ
ームを取得して、電気フォーマットから光フォーマットへ変換し、伝送パスセク
ション22の伝送パス16を介して送信する。
【0024】 本発明は、多くの技術的利点を提供する。こうした技術的利点の1つは、ユニ
バーサルコネクタは少なくとも2つのタイプのスイッチング回路カードであって
、各々異なる伝送プロトコルに従ってスイッチングを行うもののうちの1つをそ
れぞれ受信可能である。この能力を用意することで、現実のシステムの全体サイ
ズを低減する。その理由は、いずれの所定プロトコル用にシステムのスイッチン
グ能力を拡張する正当な柔軟性を保持するために、種々の伝送プロトコル各々用
に過剰な専用コネクタを用意する必要性を回避するためである。これらの過剰な
専用コネクタの必要性を回避することは、今度はシステムの全体有効サイズを減
少させることになる。サイズ低減によって、中央の設備だけでなく離れたターミ
ナル応用において、顧客は貴重なスペースを節約できる。
【0025】 更なる利点は、ユニバーサルスロットの設置は、メンテナンス配慮を簡単化す
る。その理由は、所定のスイッチング回路カードがいずれのコネクタにも差し込
み可能であり、一方、従来の専用コネクタは、システム動作不良と回路要素への
あり得る損害の両方を回避するため、所定のカードが適切なタイプのコネクタに
だけ差し込まれたかを確認することが必要となるからである。更に他の利点は、
種々のタイプの専用コネクタへの別個の専用パスを避けることによって、バック
プレーン配線の複雑さとコストが低減される。更に他の利点は、開示した実施形
態のラインカードおよび支流カードがSONETフレームというよりもファイバ
光送信だけを終結することから、これらのカードは、既存のラインカードと比べ
て複雑さを低減しており、そしてこれはコスト低減と解釈される。更に他の利点
は、スイッチング回路とユニバーサルコネクタとの間でクロス結合したインター
フェイスは、カード故障の際にバンク切換えを容易にする。
【0026】 一実施形態について図示し詳細に説明したが、本発明の範囲から外れることな
く種々の置換や代替が可能である。例えば、開示した実施形態は、4つのユニバ
ーサルコネクタを含み、これらの2つはワーキングコネクタで、2つは関連した
保護コネクタであるが、本発明はシステム内の多数のユニバーサルコネクタの使
用を包含すると認識されよう。更なる例は、開示した実施形態がATM、VTお
よびIPなどの伝送プロトコルの特定の環境に存在し、開示した実施形態の動作
についてATMおよびVTプロトコルを使用する特定の例示的構成の環境で議論
したが、発明は、種々の既存または将来のプロトコルの使用を包含すると認識さ
れよう。
【0027】 更なる例は、開示した実施形態が、ファイバ光パスであって、SONET規格
を利用する伝送パスを使用しているが、本発明は、光でなく及び/又はSONE
Tでない手法の使用を包含すると認識されよう。ここで開示された直接接続は、
2つの開示された構成部分または要素が、直接に接続されずに、中間素子を経由
して互いに結合して、本発明を実現するというものに置換できると認識されよう
。次のクレームによって定義されるような本発明の範囲から外れることなく、別
の置換や代替もまた可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遠距離通信ネットワークの一部のダイヤグラム表示であり、本発
明を具現化するスイッチング装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 新橋 雅宏 神奈川県川崎市多摩区中野島5−16−7− 202 (72)発明者 シロタ カツヤ アメリカ合衆国75080テキサス州リチャー ドソン、アパートメント1722、ウエスト・ レナー・ロード800番 (72)発明者 デイビッド・エックス・チェン アメリカ合衆国75025テキサス州プラノ、 イブシャム・ドライブ3912番 Fターム(参考) 5K030 HA11 HB25 HC01 JL03 5K034 EE01 FF06 HH04 HH61 HH63

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる伝送プロトコルのうちの1つにそれぞれ適合す
    る情報セグメントを含む伝送情報を運ぶように動作し、前記伝送情報の各々の部
    分をそれぞれ運ぶ複数の伝送パスを含んだ伝送パスセクションし、 複数のタイプのスイッチング回路のいずれに対して選択的に着脱自在に電気的
    に結合するようにそれぞれ適合した複数のユニバーサルコネクタであって、各タ
    イプのスイッチング回路は、前記伝送プロトコルの各々に従って、スイッチング
    を実行するものであるようなユニバーサルコネクタと、 前記伝送パスの各々に動作的に結合され、複数の同じインターフェイスの各々
    1つを経由して前記ユニバーサルコネクタの各々に動作的に結合されたスイッチ
    ングセクションであって、各伝送プロトコルに適合した、前記伝送パスセクショ
    ンからの情報セグメントを各インターフェイスを経由して、各々の伝送プロトコ
    ルに従ってスイッチングを行う前記スイッチング回路の1つに対して着脱自在に
    結合した前記ユニバーサルコネクタの各々に向けて経路選択するように動作する
    スイッチングセクションとを備える装置。
  2. 【請求項2】 前記ユニバーサルコネクタの各々に動作的に結合された補助
    コネクタ配置であって、補助カードに対して選択的に着脱自在に電気的に結合さ
    れるように適合して、前記伝送プロトコルのうち所定の1つを利用するスイッチ
    ング回路に着脱自在に結合されるユニバーサルコネクタの1つが、前記補助コネ
    クタ配置を経由して補助カードに対して動作的に結合されるようにした補助コネ
    クタ配置を含む請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の伝送プロトコルは、非同期転送モード(ATM)
    プロトコルを含み、これが前記伝送プロトコルのうち所定の1つであるようにし
    た請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の伝送プロトコルは、インターネットプロトコル(
    IP)伝送プロトコルを含み、これが前記伝送プロトコルのうち所定の1つであ
    るようにした請求項2の装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の伝送プロトコルは、仮想支流(VT)伝送プロト
    コルを含む請求項2の装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチングセクション、前記補助コネクタ配置、およ
    び前記ユニバーサルコネクタの各々に動作的に結合された制御回路を含む請求項
    2の装置。
  7. 【請求項7】 前記タイプのスイッチング回路のいずれに対して選択的に着
    脱自在に電気的に結合されるようにそれぞれ適合した、更なる複数のユニバーサ
    ルコネクタと、 前記伝送パスの各々に動作的に結合された、更なるスイッチングセクションで
    あって、前記複数のインターフェイスの各々1つを経由して前記ユニバーサルコ
    ネクタの各々に動作的に結合され、前記伝送プロトコルの各々に適合した前記伝
    送パスセクションからの情報のセグメントを前記各インターフェイスを経由して
    、各々の伝送プロトコルに従ってスイッチングを行う前記スイッチング回路の1
    つに対して着脱自在に結合した前記各ユニバーサルコネクタに向けて経路選択す
    るように動作する前記スイッチングセクションと、 前記更なるユニバーサルコネクタの各々に対して動作的に結合された、更なる
    補助コネクタ配置であって、更なる補助カードに対して選択的に着脱自在に電気
    的に結合されるように適合し、前記伝送プロトコルのうち選択された1つを利用
    するスイッチング回路に着脱自在に結合される前記更なるユニバーサルコネクタ
    の1つが、前記更なる補助コネクタ配置を経由して、前記更なる補助コネクタ配
    置に対して着脱自在に結合される更なる補助カードに対して動作的に結合される
    ようにした補助コネクタ配置とを含む請求項2の装置。
  8. 【請求項8】 前記各伝送パスを前記スイッチングセクションへそれぞれ動
    作的に結合する複数のインターフェイス回路を含む請求項1の装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチングセクションと前記インターフェイス回路と
    の間のインターフェイスは、前記スイッチングセクションと前記ユニバーサルコ
    ネクタとの間の前記インターフェイスと同じである請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 前記各伝送パスはファイバ光パスであって、前記各インタ
    ーフェイス回路は、光フォーマットと電気フォーマット間で前記伝送情報の各々
    の部分の変換を行うようにした請求項8の装置。
  11. 【請求項11】 前記伝送情報は、前記伝送パスを経由して、複数の前記情
    報セグメントをそれぞれ含むSONETフレーム形式で光送信され、前記インタ
    ーフェイス回路は、光フォーマットから電気フォーマットへの前記SONETフ
    レームの変換を行って、前記SONETフレームを前記スイッチングセクション
    へ向けて転送し、前記スイッチングセクションは、前記インターフェイス回路か
    ら受信した前記SONETフレームの中から前記情報セグメントを抽出するよう
    にした請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 複数の異なる伝送プロトコルのうちの1つにそれぞれ適合
    する情報セグメントを含む伝送情報をスイッチングする方法であって、 複数の伝送パスを含んだ伝送パスセクションを経由して前記伝送情報を送信す
    るステップであって、前記伝送システムの前記各伝送パスに前記伝送情報の各部
    分を運ばせるステップを含むステップと、 複数のタイプのスイッチング回路のいずれに対して選択的に着脱自在に電気的
    に結合するようにそれぞれ適合した複数のユニバーサルコネクタを用意するステ
    ップであって、前記各タイプのスイッチング回路は、前記伝送プロトコルの各々
    に従ってスイッチングを実行するようにしたステップと、 スイッチングセクションに、前記各伝送プロトコルに適合した前記伝送パスセ
    クションからの情報セグメントを各インターフェイスを経由して、各々の伝送プ
    ロトコルに従ってスイッチングを行う前記スイッチング回路の1つに対して着脱
    自在に結合した前記ユニバーサルコネクタの各々に向けて経路選択させるステッ
    プであって、前記インターフェイスはそれぞれ同じであるようにしたステップと
    を備える方法。
  13. 【請求項13】 前記ユニバーサルコネクタの各々に動作的に結合された補
    助コネクタ配置を用意するステップと、 前記補助コネクタ配置を補助カードに対して選択的に着脱自在に電気的に結合
    するステップであって、前記伝送プロトコルのうち所定の1つを利用するスイッ
    チング回路に着脱自在に結合されるユニバーサルコネクタの1つが、前記補助コ
    ネクタ配置を経由して補助カードに対して動作的に結合されるようにしたステッ
    プとを含む請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 前記送信するステップは、前記伝送プロトコルのうち所定
    の1つとして、非同期転送モード(ATM)プロトコルを使用するステップを含
    む請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 前記送信するステップは、前記伝送プロトコルのうち所定
    の1つとして、インターネットプロトコル(IP)伝送プロトコルを使用するス
    テップを含む請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 前記送信するステップは、前記複数の伝送プロトコルの1
    つとして、仮想支流(VT)伝送プロトコルを使用するステップを含む請求項1
    3の方法。
  17. 【請求項17】 前記タイプのスイッチング回路のいずれに対して選択的に
    着脱自在に電気的に結合されるようにそれぞれ適合した、複数の更なるユニバー
    サルコネクタを用意するステップと、 更なるスイッチングセクションを前記各伝送パスに動作的に結合させ、前記ス
    イッチングセクションを前記インターフェイスの各々1つを経由して前記ユニバ
    ーサルコネクタの各々にそれぞれ動作的に結合させるステップと、 前記更なるスイッチングセクションに、前記各伝送プロトコルに適合した前記
    伝送パスセクションからの情報セグメントを前記各インターフェイスを経由して
    、各々の伝送プロトコルに従ってスイッチングを行う前記スイッチング回路の1
    つに対して着脱自在に結合した前記ユニバーサルコネクタの各々に向けて経路選
    択させるステップと、 前記更なる補助コネクタ配置を更なる補助カードに対して選択的に着脱自在に
    電気的に結合するステップであって、前記伝送プロトコルのうち選択された1つ
    を利用するスイッチング回路に着脱自在に結合される前記更なるユニバーサルコ
    ネクタの1つが、前記更なる補助コネクタ配置を経由して補助カードに対して動
    作的に結合されるようにしたステップとを含む請求項13の方法。
  18. 【請求項18】 前記送信するステップは、前記伝送情報を、前記伝送パス
    を経由して、複数の前記情報セグメントをそれぞれ含むSONETフレーム形式
    で光送信し、光フォーマットから電気フォーマットへ前記SONETフレームを
    変換し、前記SONETフレームを前記スイッチングセクションへ向けて転送し
    、前記スイッチングセクションにおいて前記SONETフレームの中から前記情
    報セグメントを抽出するステップを含む請求項12の方法。
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