JP2003343466A - 可変容量型流体圧送機 - Google Patents

可変容量型流体圧送機

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JP2003343466A JP2002147014A JP2002147014A JP2003343466A JP 2003343466 A JP2003343466 A JP 2003343466A JP 2002147014 A JP2002147014 A JP 2002147014A JP 2002147014 A JP2002147014 A JP 2002147014A JP 2003343466 A JP2003343466 A JP 2003343466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出容量可変可能とするものにおいて効率の
低下を防止し、耐久性に優れ、トルク変動の生じにくい
可変容量流体圧送機を提供する。 【解決手段】 容量可変型流体圧送機において、外周壁
501がインボリュート曲線から成り、回転軸1に対し
て公転するロータ5と、ロータ5の公転時における公転
半径rkの変化を許容し、自転を防止する自転防止手段
8、9、502と、ロータ5を内部に収容し、内周壁6
01が外周壁501と同一直径の基礎円を基に描かれる
インボリュート曲線から成るステ−タ6と、ロータ5お
よびステータ6の間に形成される空間を仕切る仕切り手
段7と、ロータ5の公転半径rkを可変可能とする公転
半径可変手段101、301と、ロータ5がステ−タ6
に当接するように押圧する押圧手段4と、ロータ5およ
びステータ6の円周方向の相対位置を可変可能とする相
対位置可変手段8、10、30とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用空調
装置の圧縮機として用いて好適な容量可変型流体圧送機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の容量可変型流体圧送機として、特
開平5−5497号公報に示されるものが知られてい
る。この流体圧送機は、シリンダ内を公転するロータを
有し、シリンダとロータとベーンとによって形成される
空間を拡大、縮小することで流体を圧縮するロータリコ
ンプレッサである。シリンダは中間仕切り板によって2
つに仕切られており、この仕切り板に両シリンダ間を連
通、閉塞するレリース機構部を備えている。そして、レ
リース機構部によって両シリンダ間を連通させて、圧縮
流体を高圧側のシリンダから低圧側のシリンダにレリー
スさせることで運転状態に応じた吐出容量に可変可能と
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ンプレッサにおいては、流体の吐出容量の大小に関わら
ず、ロータは常にシリンダやベーンに対して同一回転の
公転運動を続けるため、吐出容量を小さくしていくと機
械損失や洩れ損失の割合が増加し、コンプレッサとして
の効率が低下する。また、ロータ、シリンダ、ベーンの
互いの摺動による焼付きやロックが起きやすかった。更
には、吐出容量可変時において、吐出容量を小さくする
に従って圧縮行程が短くなるため、トルク変動が大きく
なり、作動フィーリングが悪くなるという問題もあっ
た。
【0004】本発明の目的は、上記問題に鑑み、吐出容
量可変可能とするものにおいて効率の低下を防止し、耐
久性に優れ、トルク変動の生じにくい可変容量流体圧送
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0006】請求項1に記載の発明では、容量可変型流
体圧送機において、外周壁(501)が所定の基礎円を
基に描かれるインボリュート曲線から成り、回転軸
(1)に対して公転するロータ(5)と、ロータ(5)
の公転時における公転半径(rk)の変化を許容しつ
つ、自転を防止する自転防止手段(8、9、502)
と、ロータ(5)を内部に収容し、内周壁(601)が
所定の基礎円と同一直径の基礎円を基に描かれるインボ
リュート曲線から成るステ−タ(6)と、ロータ(5)
の公転に応じて可動し、ロータ(5)およびステータ
(6)の間に形成される空間を仕切る仕切り手段(7)
と、ロータ(5)の公転半径(rk)を可変可能とする
公転半径可変手段(101、301)と、ロータ(5)
の公転半径(rk)方向の外周壁部が対向するステータ
(6)の内周壁部に当接するようにロータ(5)を押圧
する押圧手段(4)と、ロータ(5)およびステータ
(6)の円周方向の相対位置を可変可能とする相対位置
可変手段(8、10、30、6)とを有することを特徴
としている。
【0007】上記請求項1に記載の発明によれば、相対
位置可変手段(8、10、30、6)によって、ロータ
(5)のステ−タ(6)に対する相対位置を両者のイン
ボリュート曲線が重なる方向に可変させると、公転半径
可変手段(101、301)によって、ロータ(5)と
ステ−タ(6)間に形成される空間(圧縮室Vc)を小
さくすることができ、またこれに応じて公転半径(r
k)を小さくすることができる。この時、押圧手段
(4)によって、ロータ(5)の公転半径(rk)方向
のステ−タ(6)との当接状態は常に確保することがで
きる。
【0008】即ち、吐出容量を可変可能として、吐出容
量に応じた公転半径(rk)に可変することができるの
で、吐出容量を小さくしていく際にロータ(5)の公転
時における周速度を小さくし、機械損失の低減、耐久性
の向上を図ることができる。また、従来技術のように圧
縮行程が極端に短くなることが無いので、トルク変動の
発生を抑制することができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、公転半径可変
手段(101、301)は、回転軸(1)に設けられ、
断面形状として平行な二面を形成する二面幅部(10
1)と、ロータ(5)の中心側で回転可能に支持される
ブッシュクランク(3)に設けられ、二面幅部(10
1)に沿って摺動可能となる長穴部(301)とから成
ることを特徴としており、長穴部(301)、二面幅部
(101)という形状の組み合わせで容易に公転半径
(rk)を可変させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明では、公転半径(r
k)は、所定値からゼロまで無段階に可変されるように
したことを特徴としている。
【0011】これにより、吐出容量ゼロ時に公転半径
(rk)もゼロとすることで、回転軸(1)はロータ
(5)に対して空回りするのみとなり、機械損失を最小
とし、回転軸(1)側の動力源の動力消費を最小にする
ことができる。これは、言い換えれば、通常動力源との
間に設けられるクラッチ機構を不要として、流体圧送機
のOFF状態を可能とすることを意味している。
【0012】請求項4に記載の発明では、自転防止手段
(8、9、502)は、回転軸(1)を中心として回転
可能に配置され、ロータ(5)の通常作動時においては
固定定される回転プレート(8)と、回転プレート
(8)およびロータ(5)の間に設けられるオルダムプ
レート(9)と、ロータ(5)とによってオルダム継手
の機構が形成されるものであって、相対位置可変手段
(8、10、30、6)としては、回転プレート(8)
を所定角度回転させることによって、ステータ(6)に
対するロータ(5)の円周方向の相対位置を可変可能と
している。
【0013】尚、請求項5に記載の発明では、回転プレ
ート(8)の回転に伴って回転するロータ(5)の回転
中心は、所定の基礎円中心に一致するようにしたことを
特徴としており、これにより、ロータ(5)の一回転中
の公転半径(rk)が変化することが無く、安定した公
転を継続できる。また、ステ−タ(6)との相対位置に
おいて、回転プレート(8)によってロータ(5)を順
次回転させていくことで、最終的にステ−タ(6)と完
全に重なって、吐出容量ゼロの状態を形成できる。
【0014】また、請求項6に記載の発明のように、ス
テータ(6)は、基礎円を中心に回転可能に設けられ、
相対位置可変手段(8、10、30、6)としては、ス
テ−タ(6)を所定角度回転させることによって、ロー
タ(5)に対するステータ(6)の円周方向の相対位置
を可変するようにしても良い。
【0015】請求項7および請求項8に記載の発明のよ
うに、回転プレート(8)あるいはステータ(6)は、
モータ(30)の駆動力、あるいは内部を流通する流体
の圧力により所定角度回転させることが可能である。
【0016】請求項9および請求項10に記載の発明の
ように、ロータ(5)の中心側で回転可能に支持される
ブッシュクランク(3)に長穴部(301)が設けられ
ており、押圧手段(4)としては、長穴部(301)
と、この長穴部(301)に挿通される回転軸(1)と
の間に形成される空間に配設される弾性部材(4)とし
たり、空間に負荷される圧力とすることで対応が可能で
ある。
【0017】請求項11に記載の発明では、仕切り手段
(7)は、一方がステータ(6)側で回動可能に支持さ
れ、他方がロータ(5)側に当接する仕切り板(7)と
したことを特徴としている。
【0018】これにより、流体の圧力によって仕切り板
(7)の他方側は常にロータ(5)側に付勢されるの
で、仕切り板(7)をロータ(5)側に可動させるため
の弾性部材等を不要として安価に対応することができ
る。
【0019】尚、請求項12に記載の発明のように、仕
切り手段(7)は、一方がステータ(6)側で進退し、
他方がロータ(5)側に当接するベーンとしても良い。
【0020】請求項13に記載の発明では、ロータ
(5)のステータ(6)内周壁(601)開口側には、
ステータ(6)内周壁(601)内空間を遮蔽するフラ
ンジ状の端板部(502)が設けられたことを特徴とし
ている。
【0021】これにより、ロータ(5)を不要に大きく
することなく、端板部(502)を用いて自転防止手段
(8、9、502)を構成することができる。
【0022】請求項14に記載の発明では、ロータ
(5)およびステータ(6)は、回転軸(1)方向に複
数組設けられたことを特徴としている。
【0023】これにより、各ロータ(5)の位相をずら
して作動させることで、一回転当たりの圧縮行程が均等
に配分され、トルク変動を低減して滑らかな作動を得る
ことができる。
【0024】尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を図1〜図10に示す。本発明の流体圧送機は、
対象流体として圧縮性流体(気体)あるいは非圧縮性流
体(液体)のいずれにも適用可能なものであって、第1
実施形態では車両用空調装置の冷媒を圧縮する圧縮機1
00に適用したものとしている。まず、この圧縮機10
0の基本構成について図1〜図5を用いて説明する。
【0026】回転軸1は、図示しない車両エンジンの駆
動力が伝達されて回転駆動し、後述するロータ5を公転
させるものであり、フロントハウジング2に組み込まれ
たベアリング20およびリヤハウジング13に組み込ま
れたベアリング21によって回転可能に支持されてい
る。そして、回転軸1のロータ5、回転プレート8、オ
ルダムプレート9に挿通される領域には、断面形状とし
て軸中心O1に対して対称な平行二面を成す二面幅部1
01が形成されている。尚、フロントハウジング2には
冷媒を吸入するための図示しない吸入口が設けられ、吸
入室201と連通している。
【0027】ブッシュクランク3は、円筒形状を成す部
材で、軸方向に長穴部301が貫通するように設けられ
ており、回転軸1の二面幅部101に沿って摺動可能と
している。回転軸1の軸中心O1とブッシュクランク3
の軸中心O3との偏心量、即ち公転半径rkは、ブッシ
ュクランク3(長穴301)が二面幅部101を摺動す
ることによって連続的に変化する。ここでは、ブッシュ
クランク3の軸中心O3の移動軌跡が回転軸1の軸中心
O1を通過するように回転軸1の外径および長穴部30
1のブッシュクランク3に対する配置を決定しており、
公転半径rkは、図2で示す最大値からゼロ(図9)ま
で可変可能としている。尚、この二面幅部101および
長穴部301は、本発明における公転半径可変手段に対
応する。
【0028】ロータ5は、ベアリング22を介してブッ
シュクランク3に対して回転可能に支持されている。ロ
ータ5の外周壁501は所定の基礎円を基に描かれるイ
ンボリュート曲線から形成されている。尚、インボリュ
ート曲線は周長が長くなるに従って径方向に広がってい
く曲線であるので、ここでは巻き始め位置と略360度
の位置とで任意の円弧と直線により滑らかに接続してい
る。また、基礎円の中心は、ブッシュクランク3の軸中
心O3に一致するようにしている。
【0029】ステ−タハウジング(以下、ステ−タ)6
は、内側の凹状空間内部にロータ5を収容し、凹状空間
とロータ5とによって圧縮室Vcを形成するものであ
る。凹状空間の内周壁601は、ロータ5のインボリュ
ート曲線を形成する基礎円と同一直径の基礎円を基に描
かれるインボリュート曲線から成る。
【0030】ステ−タ6の内周壁601の基礎円中心
は、回転軸1の軸中心O1に一致させており、ロータ5
の基礎円中心を内周壁601の基礎円中心に一致させ
(即ち、公転半径rkをゼロとした時)、且つロータ5
を基礎円中心を中心として所定角度回転させた時に、内
周壁601および外周壁501は互いに重なり合うよう
にしている。
【0031】回転軸1とブッシュクランク3の長穴部3
01とによって形成される空間には弾性部材としてのス
プリング4が介在され、ブッシュクランク3は公転半径
rkが大きくなる方向に付勢されている。よって、ロー
タ5の公転半径rk方向の外周壁部が対向するステ−タ
6の内周壁部に当接するように押圧されている。このス
プリング4は本発明における押圧手段に対応する。
【0032】ロータ5におけるステ−タ6の内周壁60
1開口側には、ステ−タ6内の凹状空間を遮蔽するフラ
ンジ状の端板部502が設けられている。端板部502
は、円形を成し、その中心はロータ5の外周壁501の
基礎円中心と一致させている。そして、端板部502
は、回転プレート8、オルダムプレート9と共にフロン
トハウジング2とステ−タ6の間に摺動可能に挟み込ま
れている。尚、ロータ5の所定の公転位置において、端
板部502はステ−タ6の凹状空間の遮蔽を一部解消
し、吸入室201と凹状空間とを連通させる(図6
(d))。
【0033】回転プレート8、オルダムプレート9、端
板部502は、本発明における自転防止手段を成すもの
である。回転プレート8は、円板状を成し、フロントハ
ウジング2内周の回転支持面202に回転可能に支持さ
れている。また、回転プレート8には、少なくとも2本
以上(ここでは2本)のピン801が回転プレート8の
中心を通る直線上に並ぶように圧入されている。
【0034】オルダムプレート9は、円板状を成し、中
心部には回転軸1が挿通し回転軸1に対して偏心可能と
なる長穴903が設けられている。また、外周側には回
転プレート8のピン801が並ぶ方向に延びる長穴90
2が設けられ、ピン801が挿入され、オルダムプレー
ト9は回転プレート8に対して長穴部902の長手方向
のみに摺動可能としている。
【0035】更にオルダムプレート9には、中心を通り
長穴902と直行する方向に並び、且つこの方向に長手
側を形成する2つ以上(ここでは2つ)の長穴901が
設けられている。そして、ロータ5の端板部502の中
心を通る直線上に並ぶように圧入された少なくとも2本
以上(ここでは2本)のピン503が長穴901に挿入
され、ロータ5はオルダムプレート9に対して長穴部9
01の長手方向、即ち長穴部902の長手方向と直交す
る方向にのみ摺動可能としている。
【0036】上記回転プレート8、オルダムプレート
9、端板部502のピン503によってオルダム継手の
機構が形成され、ロータ5はブッシュクランク3の長穴
部301と回転軸1の二面幅部101で規制される最大
公転半径で公転を行い、且つ回転プレート8に対する自
転が規制される。尚、上記オルダム継手の機構において
は、公転半径rkが小さく可変された場合でもその公転
半径rkの変化を許容して、ロータ5の自転を防止可能
としている。
【0037】ステ−タ6のインボリュート曲線巻き始め
位置の近傍には、仕切り手段としての仕切り板7が設け
られている。仕切り板7は、一方の端部がステ−タ6に
ヒンジ701によって回動可能に支持され、他方の端部
がロータ5の公転に応じて回動しながらロータ5に当接
するようにしている。この仕切り板7によって、ロータ
5およびステ−タ6の間に形成される空間が仕切られ、
圧縮室Vcが形成される。また、仕切り板7の近傍でロ
ータ5が公転によってステ−タ6に当接する際には、仕
切り板7はステ−タ6に設けられた切欠き部603に収
容されるようにしている。
【0038】ステ−タ6の仕切り板7近傍には、後述す
る吐出室131に連通する吐出弁格納穴605が設けら
れている。また、この吐出弁格納穴605は吐出口60
6によって圧縮室Vcと連通している。
【0039】吐出弁格納穴605には、薄板のバネ材に
舌状の切込みが設けられ、吐出口606を開閉する吐出
リード弁11が格納されている。更に吐出リード弁11
の内側には、吐出リード弁11の過度のリフトを規制す
るためのバルブストッパ12が格納されている。
【0040】リヤハウジング13は、ステ−タ6側に開
口する円筒状の容器体であり、内部に吐出室131を形
成している。ロータ5によって圧縮された冷媒は、吐出
口606、吐出弁格納穴605から吐出室131を経
て、図示しない吐出口から外部に吐出される。また、フ
ロントハウジング2、ステ−タ6、リヤハウジング13
は互いに外周部で当接され、複数のスルーボルト24に
よって一体に締結されている。
【0041】図4、図5に示すように、回転プレート8
の外周の一部にはギヤ部802が形成され、ドライブギ
ヤ10のギヤ部10Aと噛み合っている。そして、ドラ
イブギヤ10は、リヤハウジング13に固定されたモー
タ30によってシャフト10Bを介して回転駆動され、
これに伴って、回転プレート8の回転位置が制御され
る。尚、回転プレート8、ドライブギヤ10、モータ3
0は、本発明における相対位置可変手段に対応する。
【0042】次に、上記構成に基づく作動について、図
6〜図10を用いて説明する。まず吐出容量100%時
の場合について説明すると、モータ30によってドライ
ブギヤ10が駆動され、回転プレート8は図4に示す回
転方向位置で停止、保持される。これによってロータ5
は、図2に示すように公転半径rkが最大状態となり、
圧縮室Vcの容積も最大となる。回転軸1が回転すると
ブッシュクランク3は公転半径rkを偏心量として旋回
する。このブッシュクランク3の旋回に伴って、ロータ
5は回転プレート8、オルダムプレート9、端板部50
2から成る自転防止手段によって自転が防止されつつ公
転する。
【0043】ロータ5の公転の状態を図6に示す。図6
(d)において、ロータ5の端板部502の一部がステ
ータ6の凹状空間の開口側の遮蔽を解除し、冷媒が吸入
室201から圧縮室Vcに流入される。
【0044】圧縮空間Vcに流入した冷媒は、図6の
(a)→(b)→(c)→(d)の順に圧縮される。即
ち、ロータ5の公転により圧縮空間Vcが順次縮小さ
れ、冷媒が圧縮されることになる。そして、圧縮される
冷媒の圧力が吐出圧力に達すると吐出リード弁11が開
かれ、冷媒は、吐出口606、吐出弁格納穴605から
吐出室131を経て外部に吐出される。尚、仕切り板7
のロータ5側端部は、圧縮される冷媒圧力によって常に
ロータ5に当接するように付勢され、圧縮室Vcからの
冷媒洩れが阻止される。
【0045】続いて、中間吐出容量時の場合について説
明すると、モータ30によってドライブギヤ10が駆動
され、回転プレート8は、図8に示す回転方向位置(図
4で示した吐出容量100%時に対して、反時計回り方
向に略45度回転した位置)で停止、保持される。これ
に伴ってロータ5は、図7に示すように、ステ−タ6に
対して反時計回り方向に回転し、両者5、6の相対位置
がずれて公転半径rkが最大状態から縮小されると共
に、圧縮室Vcの容積も同時に縮小されることになる。
【0046】圧縮室Vcの縮小に伴って冷媒の吐出容量
は上記100%吐出容量時に比べて減少し、合せて公転
半径rkの縮小に伴い、公転時の周速度も低下した状態
で作動することになる。尚、回転プレート8の回転位置
に応じて、公転半径rkおよび圧縮室Vcを連続的に変
化させることができ、圧縮機としての吐出容量も連続的
に可変可能となる。
【0047】更に、吐出容量0%時の場合について説明
すると、モータ30によってドライブギヤ10が駆動さ
れ、回転プレート8は、図10に示す回転方向位置(図
4で示した吐出容量100%時に対して、反時計回り方
向に略90度回転した位置)で停止、保持される。これ
に伴ってロータ5は、図9に示すように、ステ−タ6に
対して反時計回り方向に更に回転し、公転半径rkがゼ
ロとなり、またロータ5とステ−タ6が互いに重なり合
い、圧縮室Vcの容積も同時にゼロになる。この状態で
は、ロータ5は固定状態となるため公転運動は行なわれ
ず、回転軸1およびブッシュクランク3はベアリング2
2にて空回りするのみとなる。
【0048】以上の構成および作動より、本発明におけ
る作用効果について説明する。
【0049】モータ30、ドライブギヤ10、回転プレ
ート8によって、ロータ5のステ−タ6に対する相対位
置を両者のインボリュート曲線が重なる方向に可変させ
ると、回転軸1の二面幅部101に沿ってブッシュクラ
ンク3が回転軸1の軸中心O1側に摺動し、ロータ5と
ステ−タ6間に形成される圧縮室Vcを小さくすること
ができ、またこれに応じて公転半径rkを小さくするこ
とができる。この時、スプリング4によって、ロータ5
の公転半径rk方向のステ−タ6との当接状態は常に確
保することができる。
【0050】即ち、吐出容量を可変可能として、吐出容
量に応じた公転半径rkに可変することができるので、
吐出容量を小さくしていく際にロータ5の公転時におけ
る周速度を小さくし、機械損失の低減、耐久性の向上を
図ることができる。また、従来技術のように圧縮行程が
極端に短くなることが無いので、トルク変動の発生を抑
制することができる。
【0051】公転半径rkの可変に当たっては、上記の
ように長穴部301、二面幅部101という形状の組み
合わせで容易に対応可能としており、また、公転半径r
kは、所定値からゼロまで無段階に可変されるようにし
ているので、吐出容量ゼロ時に公転半径rkもゼロとす
ることで、回転軸1はロータ5に対して空回りするのみ
となり、機械損失を最小とし、回転軸1側の動力源(車
両エンジン)の動力消費を最小にすることができる。こ
れは、言い換えれば、通常車両エンジンとの間に設けら
れるクラッチ機構を不要として、流体圧送機のOFF状
態を可能とすることを意味している。
【0052】また、回転プレート8の回転に伴って回転
するロータ5の回転中心は、外周壁部501の基礎円中
心に一致するようにしているので、ロータ5の一回転中
の公転半径rkが変化することが無く、安定した公転を
継続できる。また、ステ−タ6との相対位置において、
回転プレート8によってロータ5を順次回転させていく
ことで、最終的にステ−タ6と完全に重なって、吐出容
量ゼロの状態を形成できる。
【0053】また、ロータ5にはステータ6の内周壁6
01内の凹状空間を遮蔽する端板部502を設けるよう
にしているので、ロータ5を不要に大きくすることな
く、端板部502に自転防止用のピン503を容易に設
けることができる。
【0054】更に、仕切り手段として、一方がステータ
6側でヒンジ701によって回動可能に支持され、他方
がロータ5側に当接する仕切り板7としており、これに
より、冷媒の圧力によって仕切り板7の端部は常にロー
タ5側に付勢されるので、仕切り板7をロータ5側に可
動させるための弾性部材等を不要として安価に対応する
ことができる。
【0055】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図11〜図13に示す。第2実施形態は、相対位置可変
手段を構成する回転プレート8を冷媒の圧力を用いて回
転駆動させるようにしたものである。
【0056】回転プレート8には反ロータ側に突出する
扇状の凸部803が設けられ、フロントハウジング2に
設けられた円弧溝203に挿入されている。ねじりバネ
14は、フロントハウジング2の中心側に設けられた円
形溝206に収容されると共に、一端側が切欠き部20
7に固定されている。更にねじりバネ14の他端側は、
回転プレート8に設けられた穴部804に固定され、回
転プレート8は、図12において時計回り方向(黒矢印
方向)に付勢されるようにしている。尚、図12は、上
記第1実施形態で説明した図4に対応し、吐出容量10
0%時の状態を示している。
【0057】円弧溝203において凸部803がねじり
バネ14によって付勢される側の端部には、制御圧室2
04が連通するように設けられており、更に制御圧室2
04は、リヤハウジング13に設けられた制御弁40側
と図示しない連通路によって連通するようにしている。
制御弁40の開閉によって制御圧室204には、冷媒の
吐出圧力が負荷される。また、円弧溝203の反制御圧
室側の空間205は、図示しない連通路によって吸入室
201と連通するようにしており、空間205には冷媒
の吸入圧力が負荷される。
【0058】よって、凸部803は、図12、図13中
の時計回り方向に働くねじりバネ14のバネ力および吸
入圧力と、反時計回り方向に働く吐出圧力とのバランス
によって時計回り方向あるいは反時計回り方向に回転す
る。
【0059】図12に示す吐出容量100%の状態に対
して、制御弁40を開き、制御圧室204に吐出圧力を
負荷することで、図13のように凸部803、即ち回転
プレート8を反時計回り方向(白矢印方向)に回転させ
て、上記第1実施形態と同様に吐出容量の可変を可能と
している。
【0060】これにより、上記第1実施形態に対して、
モータ30およびドライブギヤ10を不要として、小型
で安価な圧縮機100とすることができる。
【0061】(第3実施形態)本発明の第3実施形態を
図14〜図16に示す。第3実施形態は、上記第1実施
形態に対して、ロータ5およびステ−タ6を回転軸1方
向に複数組設けるようにしたものである。
【0062】ここではロータ5およびステ−タ6を2組
にしたものとしており、図15、図16に示すように、
2つのロータ5の相対位置が180度ずれるように配置
している。尚、回転プレート8は、両ロータ5の間に配
置し、1枚の回転プレート8で同時に2つのロータ5の
公転半径rkおよび吐出容量を可変するようにしてい
る。
【0063】これにより、一回転当たりの圧縮行程が均
等に配分され、トルク変動を低減して滑らかな作動を得
ることができる。
【0064】(その他の実施形態)上記第1〜第3実施
形態では、相対位置可変手段として回転プレート8を所
定角度回転させ、それに応じてステ−タ6に対するロー
タ5の相対位置を可変するようにしたが、図17、図1
8に示すように、ステ−タ部61を回転させるようにし
ても良く、本発明における同一の作用効果が得られる。
ここでは、ステ−タハウジング6の内側で回転可能なス
テ−タ部61を設け、ステ−タ部61に凸部611を設
けている。また、リヤハウジング13には、凸部611
が挿入される円弧溝132と制御圧室133を設け、ス
テ−タ部61は上記第2実施形態における回転プレート
8と同様に吐出圧力によって回転されるようにしてい
る。
【0065】また、押圧手段として回転軸1とブッシュ
クランク3との間に介在されるスプリング4に代えて、
図17、図18に示すように、吐出圧力を負荷すること
で対応するようにしても良い。具体的には、回転軸1に
凹状の圧力室102を設け、この圧力室102とブッシ
ュクランク3の間に押圧部材401を介在させている。
更に、回転軸1には図示しない冷媒吐出側から圧力室1
02に連通する連通路103を設け、圧力室102には
常に吐出圧力が負荷されるようにしている。そして、こ
の吐出圧力によってローラ5をステ−タ6側に押圧す
る。尚、回転軸1のリヤハウジング13側の端部には、
シャフトシール23を設けている。
【0066】また、仕切り手段としては、ヒンジ701
で回動する仕切り板7に代えて、一方がステータ6側で
進退し、他方がロータ5側に当接するベーンとしても良
い。
【0067】更に、車両用空調装置の圧縮機に限らず、
家庭用や建設用等の圧縮機に適用しても良い。また、圧
縮性流体(気体)を対象とする圧縮機に限らず、非圧縮
性流体(液体)を対象とするポンプとして本発明を適用
するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における圧縮機を示す断
面図である。
【図2】図1におけるA−A部を示す断面図である。
【図3】図2におけるC−C部を示す断面図である。
【図4】図1におけるB−B部を示す断面図である。
【図5】図4におけるD−D部を示す断面図である。
【図6】図2におけるロータの作動状態および圧縮室V
cの変化を示す(a)は第1段階、(b)は第2段階、
(c)は第3段階、(d)は第4段階の断面図である。
【図7】中間吐出容量時におけるステ−タに対するロー
タの相対位置を示す断面図である。
【図8】中間吐出容量時における回転プレートおよびオ
ルダムプレートの回転位置を示す断面図である。
【図9】吐出容量0%時におけるステ−タに対するロー
タの相対位置を示す断面図である。
【図10】吐出容量0%時における回転プレートおよび
オルダムプレートの回転位置を示す断面図である。
【図11】本発明の第2実施形態における圧縮機を示す
断面図である。
【図12】吐出容量100%時における図11のE−E
部を示す断面図である。
【図13】吐出容量0%時における図11のE−E部を
示す断面図である。
【図14】本発明の第3実施形態における圧縮機を示す
断面図である。
【図15】図14におけるF−F部を示す断面図であ
る。
【図16】図14におけるG−G部を示す断面図であ
る。
【図17】その他の実施形態における圧縮機を示す断面
図である。
【図18】図17におけるH−H部を示す断面図であ
る。
【図19】図17におけるI−I部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸 3 ブッシュクランク 4 スプリング(弾性部材、押圧手段) 5 ロータ 6 ステ−タハウジング(相対位置可変手段) 7 仕切り板(仕切り手段) 8 回転プレート(自転防止手段、相対位置可変手段) 9 オルダムプレート(自転防止手段) 10 ドライブギヤ(相対位置可変手段) 30 モータ(相対位置可変手段) 100 圧縮機 101 二面幅部 301 長穴部 501 外周壁 502 端板部(自転防止手段) 601 内周壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 成秀 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 松田 三起夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA05 AA17 AB01 BB21 BB42 BB52 CC02 CC08 CC12 CC16 CC17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周壁(501)が所定の基礎円を基に
    描かれるインボリュート曲線から成り、回転軸(1)に
    対して公転するロータ(5)と、 前記ロータ(5)の公転時における公転半径(rk)の
    変化を許容しつつ、自転を防止する自転防止手段(8、
    9、502)と、 前記ロータ(5)を内部に収容し、内周壁(601)が
    前記所定の基礎円と同一直径の基礎円を基に描かれるイ
    ンボリュート曲線から成るステ−タ(6)と、 前記ロータ(5)の公転に応じて可動し、前記ロータ
    (5)および前記ステータ(6)の間に形成される空間
    を仕切る仕切り手段(7)と、 前記ロータ(5)の前記公転半径(rk)を可変可能と
    する公転半径可変手段(101、301)と、 前記ロータ(5)の前記公転半径(rk)方向の外周壁
    部が対向する前記ステータ(6)の内周壁部に当接する
    ように前記ロータ(5)を押圧する押圧手段(4)と、 前記ロータ(5)および前記ステータ(6)の円周方向
    の相対位置を可変可能とする相対位置可変手段(8、1
    0、30、6)とを有することを特徴とする容量可変型
    流体圧送機。
  2. 【請求項2】 前記公転半径可変手段(101、30
    1)は、前記回転軸(1)に設けられ、断面形状として
    平行な二面を形成する二面幅部(101)と、 前記ロータ(5)の中心側で回転可能に支持されるブッ
    シュクランク(3)に設けられ、前記二面幅部(10
    1)に沿って摺動可能となる長穴部(301)とから成
    ることを特徴とする請求項1に記載の容量可変型流体圧
    送機。
  3. 【請求項3】 前記公転半径(rk)は、所定値からゼ
    ロまで無段階に可変されるようにしたことを特徴とする
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の容量可変型
    流体圧送機。
  4. 【請求項4】 前記自転防止手段(8、9、502)
    は、前記回転軸(1)を中心として回転可能に配置さ
    れ、前記ロータ(5)の通常作動時においては固定され
    る回転プレート(8)と、 前記回転プレート(8)および前記ロータ(5)の間に
    設けられるオルダムプレート(9)と、 前記ロータ(5)とによってオルダム継手の機構が形成
    されるものであって、 前記相対位置可変手段(8、10、30、6)は、前記
    回転プレート(8)を所定角度回転させることによっ
    て、前記ステータ(6)に対する前記ロータ(5)の円
    周方向の相対位置を可変するようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の容量可変型流
    体圧送機。
  5. 【請求項5】 前記回転プレート(8)の回転に伴って
    回転する前記ロータ(5)の回転中心は、前記所定の基
    礎円中心に一致するようにしたことを特徴とする請求項
    4に記載の容量可変型流体圧送機。
  6. 【請求項6】 前記ステータ(6)は、前記基礎円を中
    心に回転可能に設けられ、 前記相対位置可変手段(8、10、30、6)は、前記
    ステ−タ(6)を所定角度回転させることによって、前
    記ロータ(5)に対する前記ステータ(6)の円周方向
    の相対位置を可変するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の容量可変型流体圧送
    機。
  7. 【請求項7】 前記回転プレート(8)あるいは前記ス
    テータ(6)は、モータ(30)の駆動力により所定角
    度回転されるようにしたことを特徴とする請求項4また
    は請求項6のいずれかに記載の容量可変型流体圧送機。
  8. 【請求項8】 前記回転プレート(8)あるいは前記ス
    テータ(6)は、内部を流通する流体の圧力により所定
    角度回転されるようにしたことを特徴とする請求項4ま
    たは請求項6のいずれかに記載の容量可変型流体圧送
    機。
  9. 【請求項9】 前記ロータ(5)の中心側で回転可能に
    支持されるブッシュクランク(3)に長穴部(301)
    が設けられており、 前記押圧手段(4)は、前記長穴部(301)と、この
    長穴部(301)に挿通される前記回転軸(1)との間
    に形成される空間に配設される弾性部材(4)としたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    容量可変型流体圧送機。
  10. 【請求項10】 前記ロータ(5)の中心側で回転可能
    に支持されるブッシュクランク(3)に長穴部(30
    1)が設けられており、 前記押圧手段(4)は、前記長穴部(301)と、この
    長穴部(301)に挿通される前記回転軸(1)との間
    に形成される空間に負荷される圧力としたことを特徴と
    する請求項1〜請求項8のいずれかに記載の容量可変型
    流体圧送機。
  11. 【請求項11】 前記仕切り手段(7)は、一方が前記
    ステータ(6)側で回動可能に支持され、他方がロータ
    (5)側に当接する仕切り板(7)としたことを特徴と
    する請求項1〜請求項10のいずれかに記載の容量可変
    型流体圧送機。
  12. 【請求項12】 前記仕切り手段(7)は、一方が前記
    ステータ(6)側で進退し、他方がロータ(5)側に当
    接するベーンとしたことを特徴とする請求項1〜請求項
    10のいずれかに記載の容量可変型流体圧送機。
  13. 【請求項13】 前記ロータ(5)の前記ステータ
    (6)内周壁(601)開口側には、前記ステータ
    (6)内周壁(601)内空間を遮蔽するフランジ状の
    端板部(502)が設けられたことを特徴とする請求項
    1〜請求項12のいずれかに記載の容量可変型流体圧送
    機。
  14. 【請求項14】 前記ロータ(5)および前記ステータ
    (6)は、前記回転軸(1)方向に複数組設けられたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載
    の容量可変型流体圧送機。
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