JP2003339651A - 脈波解析装置及び生体状態監視装置 - Google Patents

脈波解析装置及び生体状態監視装置

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JP2003339651A JP2002147688A JP2002147688A JP2003339651A JP 2003339651 A JP2003339651 A JP 2003339651A JP 2002147688 A JP2002147688 A JP 2002147688A JP 2002147688 A JP2002147688 A JP 2002147688A JP 2003339651 A JP2003339651 A JP 2003339651A
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禎祐 木村
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克昌 西井
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脈波を用いることにより、被験者に負担をか
けることなく、被験者の各種の生理状態を精度良く検出
して、リアルタイムにモニタすること等ができる脈波解
析装置、生体状態監視装置、プログラム、及び記録媒体
を提供すること。 【解決手段】 S10では、脈波センサ1からの脈波信
号に基づいて脈波PW(i)を取得する。S20では、
脈波信号に基づいて呼吸(胸腔内圧)信号の解析等の呼
吸解析を行う。S30では、脈波信号に基づいて脈拍間
隔PI(i)を算出する。S40では、前記S30にて
算出した脈拍間隔PI(i)を周波数解析(FFT解
析)して脈拍間隔の揺らぎ即ち副交感神経活動量HFを
求める。S50では、脈波PI(i)を周波数解析(F
FT解析)して脈波の基線の揺らぎを算出し、この脈波
の基線の揺らぎから生体異常を検知する。S60では、
S10〜S50の検出結果をモニタ21に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体から計測され
た脈波に基づいて、各種の生体異常等を検知することが
できる脈波解析装置、生体状態監視装置、プログラム、
及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な医療現場において、患
者の状態を的確に把握するために、例えば患者の呼吸状
態を検出していた。この呼吸状態を検出するためには、
例えば上唇付近に呼吸センサを取り付け、呼吸に伴う鼻
穴からの息によって呼吸状態を検出していた。
【0003】しかし、この方法では、顔面に呼吸センサ
を装着する必要があるため、装着感が悪く、日常の装着
は非常に困難であるという問題があった。また、胸部に
センサを装着し、呼吸に伴う胸部の動きによって呼吸を
検出するものがあるが、この場合も、装着感が悪いとい
う問題があった。
【0004】これとは別に、脈拍の信号である脈波に
は、自律神経信号が乗っていることが分かっているの
で、脈波を解析して、呼吸情報を得る技術が研究されて
いる。つまり、自律神経には、交換神経と迷走神経(副
交感神経)があり、迷走神経出力は呼気時に減少し、吸
気時に増加することが知られているので、この自律神経
信号が乗っている脈波を解析することによって、呼吸情
報を得ようとしていた。
【0005】ところが、従来では、脈波を精度良く検出
できる簡易で適当な装置が無い状況であったので、自律
神経機能(従って呼吸状態)の評価に役立つ指標とし
て、脈波ではなく心電図から得られる心拍変動が使われ
てきた。具体的には、心電図のピーク(R波)と次のピ
ーク(R波)の時間間隔を心拍間隔と呼び、この心拍間
隔を計測時間に対してプロットすると、心拍間隔の揺ら
ぎ(心拍変動)が観察されるが、この揺らぎ成分のう
ち、特定の周波数帯の成分を取り出して、自律神経機能
を評価する指標として利用してきた。
【0006】しかし、心電図による心拍変動の測定は、
電極を最低2箇所以上体に貼り付ける必要があり、被験
者に負担が大きく、長時間の連続測定は困難であった。
また、心電図から呼吸信号を求めるには精度が十分では
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近年では、軽
量で精度の良い脈波センサが開発されてきたこともあ
り、心電図ではなく、脈波を使った脈波解析により、心
電図と同様な自律神経機能評価を行おうとする試みがあ
る。
【0008】ところが、脈波を計測する場合には、電極
が不要で装置がコンパクトであり、被験者に負担をかけ
ない等の利点や、(脈波には多くの情報が含まれてお
り)1つの脈波センサで多くの情報が得られるという利
点があるが、短所もある。つまり、脈波の場合、心電図
ほど一拍毎の区分が明確でなく、ノイズに弱いという問
題がある。また、従来のFFT解析やウェブレット解析
による周波数解析では、瞬時脈拍間隔を求めることは不
可能であり、計算に必要なデータ数も多いため、リアル
タイムで解析することは困難であった。
【0009】このため、従来から、脈波や心電図から、
脈拍数、脈拍間隔、呼吸、副交換神経の活動量の検出や
解析方法の試みがなされているが、このうち、脈拍数解
析を除いて実用には至っていないのが現状である。本発
明は、前記課題を解決するためになされたものであり、
その目的は、簡便に検出可能な脈波を用いることによ
り、被験者に負担をかけることなく、被験者の各種の生
理状態(例えば脈拍、脈拍間隔、呼吸、副交感神経活動
量、生体異常信号等)を精度良く検出して、リアルタイ
ムにモニタすること等ができる脈波解析装置、生体状態
監視装置、プログラム、及び記録媒体を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明(脈波解析装置)は、脈波信号に基づいて
脈波の頂点を求める脈波解析装置において、所定の脈波
の頂点Xから所定の設定時間範囲内にある別の頂点Yに
関して、前記頂点Yが前記頂点Xよりピークが小さいと
きには、前記頂点Yを脈波の頂点としないことを特徴と
する。
【0011】脈波信号を測定する際には、図6に例示す
る様に、真の頂点(ピーク)以外に、ノイズ等の影響に
より偽のピーク(P’)が、脈波に乗ることがある。そ
こで、本発明では、ある脈波の頂点Xから所定の設定時
間範囲(例えば頂点検索補正係数t3)内にある別の頂
点Yに着目して、その頂点Yが頂点Xよりピークが小さ
いときには、頂点Yを偽のピークとして、脈波の真の頂
点としないようにしている。
【0012】これにより、脈拍に対応した真の頂点のみ
を抽出することができるので、この真の頂点を用いるこ
とにより、正確な脈拍数や脈拍間隔などを求めることが
できる。 (2)請求項2の発明は、脈波信号の脈波の頂点に基づ
いて脈拍数を求める脈拍数検出手段と、前記脈拍数検出
手段によって検出した脈拍数により、脈拍信号から脈拍
間隔を計算する複素復調解析の中心周波数を決定して更
新する中心周波数更新手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0013】本発明では、脈波信号の脈波の頂点に基づ
いて脈拍数を求め、その脈拍数により、(脈拍間隔を計
算する)複素復調解析の中心周波数を決定して更新する
ので、例えば周知のFFT解析から得られる脈拍数を用
いる場合と比べて、一層容易に且つリアルタイムに中心
周波数を決定することができる。
【0014】従って、この中心周波数を用いて複素復調
解析を実施することにより、容易に且つリアルタイムに
脈拍間隔を求めることができる。尚、複素復調解析と
は、後に詳述するが、解析対象のデータ(脈波信号の波
形のデータ)に対して、脈波信号の波形に最も類似した
三角関数(分析したい周波数領域の中心周波数を持つ複
素三角関数)をフィッティングし(当てはめ)、その三
角関数(例えばcos(φ+ωt))の瞬時周波数
(ω)を、脈波の周波数f(=1/T)とするものであ
る。
【0015】つまり、瞬時周波数(ω)は、各脈波のピ
ーク間の周波数fを示すものであるので、複素復調解析
を実施することによって、周波数fより、(その周期T
である)脈拍間隔を推定することができる。 (3)請求項3の発明では、前記請求項2の発明の脈拍
数検出手段は、前記請求項1の発明により決定した脈波
の頂点を用いて脈拍数を求めることを特徴とする。
【0016】本発明では、(請求項1の発明にて決定さ
れた真の頂点を用いることにより得られた)正確な脈拍
数を使用することにより、一層精度の高い複素復調解析
の中心周波数が得られるという利点がある。 (4)請求項4の発明では、前記請求項2又は請求項3
の発明で決定した中心周波数を用いて複素復調解析を実
施して、前記脈拍間隔を求めることを特徴とする。
【0017】例えば、請求項2の発明で決定した中心周
波数で複素復調解析を行うことにより、FFT解析を用
いた場合と比べて、より正確に脈拍間隔を算出すること
ができる。また、請求項3の発明で決定した中心周波数
で複素復調解析を行うことにより、請求項2の発明を用
いた場合と比べて、より一層正確に脈拍間隔を算出する
ことができる。
【0018】(5)請求項5の発明は、前記請求項4の
発明で求めた脈拍間隔より算出した脈拍数と、前記請求
項1の発明で決定した頂点を用いて求めた脈拍数とを比
較し、前記両脈拍数に所定の判定値以上の違いがある場
合には、ノイズが発生したと判定することを特徴とす
る。
【0019】体動ノイズ等のノイズが発生した場合に
は、両脈拍数の間にズレが生じるので、このズレを前記
判定値(例えば図9のS370のa)によって検出する
ことにより、体動ノイズ等の発生の有無を検出すること
ができる。従って、体動ノイズ等が検出された場合に
は、その間のデータの信頼性が低下するので、例えばそ
の間のデータを生体の異常判定のデータとして採用しな
い等の対策をとることができる。
【0020】(6)請求項6の発明は、前記請求項4の
発明で求めた脈拍間隔により、前記請求項1の発明の設
定時間(例えば頂点検索補正係数t3)を決定して更新
することを特徴とする。本発明では、請求項4の発明で
求めた(より正しい)脈拍間隔により、請求項1の発明
の設定時間を決定して更新するので、常に適切な設定時
間を設定することができる。これにより、脈波の頂点の
誤検出を防止することができる。
【0021】(7)請求項7の発明は、脈波信号に基づ
いて、脈波の基線成分を求める基線算出手段と、前記脈
波から前記基線成分を引いて修正脈波を求める修正脈波
算出手段と、前記修正脈波に対して複素復調解析を実施
して、脈拍間隔を算出する脈拍間隔算出手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0022】脈波信号は、各種の要因により各脈波の変
動とは別に緩やかな揺らぎがある。従って、この揺らぎ
成分(即ち揺らぎを示す基線成分)を脈波信号から除去
して修正脈波を求め、この修正脈波に対して複素復調解
析を実施することによって、より精度の高い脈拍間隔を
算出することができる。
【0023】(8)請求項8の発明は、前記請求項1〜
7のいずれかに記載の脈波解析装置を備え、脈波信号の
データを逐次更新し、脈波信号より得られる、脈拍数、
脈拍間隔、呼吸状態、副交感神経活動量、及び脈波の基
線の揺らぎを示す情報のうち、2種以上の情報に基づい
て、リアルタイムで生体の状態を判断することことを特
徴とする。
【0024】本発明では、脈波信号のデータを逐次更新
し、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態(呼吸数や胸腔内
圧)、副交感神経活動量、及び脈波の基線の揺らぎを示
す情報のうち、2種以上の情報に基づいて、リアルタイ
ムで生体の状態を判断するので、生体の状態を的確に把
握することができる。
【0025】(9)請求項9の発明は、前記請求項1〜
7のいずれかに記載の脈波解析装置を備え、脈波信号よ
り得られる、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態、副交感神経
活動量、及び脈波の基線の揺らぎを示す情報のうち、2
種以上の情報を、リアルタイムで、同一画面上に表示す
ることを特徴とする。
【0026】本発明では、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態
(呼吸数や胸腔内圧)、副交感神経活動量、及び脈波の
基線の揺らぎを示す情報のうち、2種以上の情報を、リ
アルタイムで、モニタ等の同一画面上に(例えば同一時
間軸で)表示するので、一目で、生体の状態を把握する
ことができる。
【0027】(10)請求項10の発明(プログラム)
は、請求項1〜7のいずれかに記載の脈波解析装置、或
いは請求項8又は9に記載の生体状態監視装置の機能を
実現するための手段を有している。つまり、上述した脈
波解析装置又は生体状態監視装置の機能を実現するため
の各手段は、コンピュータのプログラムにより実行され
る処理により実現することができる。
【0028】(11)請求項11の発明(記録媒体)
は、請求項10に記載のプログラムの機能を実現するた
めの手段を記憶している。つまり、上述した様なプログ
ラムをコンピュータシステムにて実現する機能は、例え
ば、コンピュータシステム側で起動するプログラムとし
て備えることができる。このようなプログラムの場合、
例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD
−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシス
テムにロードして起動することにより用いることができ
る。この他、ROMやバックアップRAM等をコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記
録しておき、このROMあるいはバックアップRAM等
をコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
【0029】尚、脈波センサを用いて、脈波を検出する
場合には、その測定部位として、腕(手首甲、上腕)、
額、こめかみ等が、装着性に優れており、ゆらぎ成分を
好適に検出することができる
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の脈波解析装置及び
生体状態監視装置の実施の形態の例(実施例)につい
て、図面に基づいて説明する。 (実施例)ここでは、被験者の脈波を脈波解析装置で解
析して、例えば脈拍数、脈拍間隔、副交感神経活動量
(脈拍間隔の揺らぎ)、呼吸(胸腔内圧)信号、生体異
常信号(脈波の基線の揺らぎ)などをリアルタイムでモ
ニタすることができる生体状態監視装置を例に挙げて説
明する。
【0031】a)まず、本実施例の脈波解析装置を備え
た生体状態監視装置のシステム構成について、図1に基
づいて説明する。図1に示す様に、本実施例の生体状態
監視装置は、人体の例えば指や手首等に取り付けて使用
される脈波センサ1と、この脈波センサ1から出力され
る測定結果に基づいて脈波を計測するとともに、その脈
拍信号に基づいて運動強度に関する処理等を行うデータ
処理装置3とを備えている。尚、前記脈波センサ1を取
り付ける場所としては、指、手首、腕、額、こめかみ、
すねなどが好ましい。
【0032】前記脈波センサ1は、発光素子(例えば発
光ダイオード:LED)5と、その駆動回路7と、受光
素子(例えばフォトダイオード:PD)9と、光を通過
させる透明な窓11とを備える、周知の光学式反射型セ
ンサである。この脈波センサ1においては、発光素子5
から人体に向かって光が照射されると、光の一部が人体
の内部を通る毛細動脈に当たって、毛細動脈を流れる血
液中のヘモグロビンに吸収され、残りの光が毛細動脈で
反射して散乱し、その一部が受光素子9に入射する。こ
の時、血液の脈動により毛細動脈にあるヘモグロビンの
量が波動的に変化するので、ヘモグロビンに吸収される
光も波動的に変化する。その結果、毛細動脈で反射して
受光素子9で検出される受光量が変化し、その受光量の
変化を脈波情報(例えば電圧信号)としてデータ処理装
置3に出力している。
【0033】一方、前記データ処理装置3は、脈波解析
装置としての機能を有するものであり、検出回路13
と、ADC(ADコンバータ)15と、マイクロコンピ
ュータ17とを内蔵するとともに、各種のデータを(マ
ニュアル等により)入力するための入力部19と、検出
結果等を表示する表示部(モニタ)21とを備えてい
る。
【0034】このうち、検出回路13では、脈波センサ
1から得られた電圧信号を増幅し、ADC15では、検
出回路13から得られた電圧信号であるアナログ信号を
デジタル信号に変換する。また、マイクロコンピュータ
17は、周知のCPU、ROM、RAM等を備えた電子
回路であり、ADC15から得られたデジタル信号を処
理するためのプログラムが記憶されている。
【0035】つまり、マイクロコンピュータ17は、脈
波センサ1で検出された脈波信号を計測し解析するとと
もに、その解析結果から生体状態を検知するものであ
り、脈波解析のアルゴリズムに基づいたプログラムとと
もに、生体状態を検知するためのアルゴリズムに基づい
たプログラムが組み込まれている。
【0036】b)次に、本実施例における制御処理につ
いて説明する。 まず、制御処理全体について、図2のフローチャート
及び図3のグラフに基づいて説明する。図2に示す様
に、ステップ(S)10では、後に詳述する様に、脈波
センサ1からの脈波信号に基づいて、脈波PW(i)を
取得する。
【0037】この脈波信号を図3に示すが、脈波信号
は、心臓の収縮期に対応した上側の頂点(上ピーク)
と、心臓の拡張期に対応した下側の頂点(下ピーク)と
を有しており、時間の経過とともに、その脈波信号が微
妙に揺らいでいることが分かる。続くS20では、後に
詳述する様に、脈波信号に基づいて、呼吸状態を検知す
るために、呼吸(胸腔内圧)信号の解析等の呼吸解析を
行う。
【0038】続くS30では、後に詳述する様に、脈波
信号に基づいて、脈拍間隔PI(i)を算出する処理を
行う。続くS40では、後に詳述する様に、前記S30
にて算出した脈拍間隔PI(i)を周波数解析(FFT
解析)して、脈拍間隔の揺らぎ、即ち副交感神経活動量
HFを求める。
【0039】続くS50では、後に詳述する様に、脈波
PI(i)を周波数解析(FFT解析)して、脈波の基
線の揺らぎを算出し、この脈波の基線の揺らぎから、生
体異常(特に血圧異常)を検知する処理を行う。続くS
60では、前記S10〜S50の検出結果をモニタ21
に表示する処理を行う。
【0040】続くS70では、計測継続か否かを、例え
ばマニュアルスイッチの操作状況により判定し、ここで
肯定判断されれば前記S10に戻って同様な処理を繰り
返し、一方否定判断されれば、一旦本処理を終了する。 次に、前記S10の脈波取得の処理を、図4のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0041】この処理は、設定した解析データ数t2
(例えば20Hzサンプリングで1分間、1200デー
タ)を、更新データ数t1(例えば20Hzサンプリン
グで1秒間、20データ)づつ更新しながら、脈波セン
サ1からの信号を取得する処理である。
【0042】まず、図4に示す様に、S110では、取
得データ数を示すカウンタsを0にセットする。続くS
120では、カウンタsをインクリメントする。続くS
130では、脈波信号を、20Hz毎に順次tmpPW
(s)に記憶する(取得する)。
【0043】続くS140では、取得データ数sが、所
定の更新データ数t1(例えば20)以上か否かを判定
する。ここで肯定判断されるとS150に進み、一方否
定判断されるとS120に戻る。S150では、取得デ
ータ数sが所定の更新データ数t1に達したので、脈波
データの更新を行う。
【0044】具体的には、例えば1200のデータのう
ちの古いデータを20削除し、新しいデータを20加え
る処理を行う。続くS160では、脈波データ数iが、
所定の解析データ数t2(例えば1200)以上か否か
を判定する。ここで否定判断されると前記110に戻
り、一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
【0045】上述した処理により、解析データ数t2の
時間幅で、データを20個づつ更新しながら、リアルタ
イムで脈波PW(i)を解析することができる。 次に、前記S20の呼吸解析の処理を、図5のフロー
チャート及び図6〜図8のグラフに基づいて説明する。
【0046】この処理は、前記S10で得られた脈波の
呼吸(胸腔内圧)信号の解析処理である。まず、図5に
示す様に、S210にて、脈波の収縮期の頂点検索を行
う。つまり、心臓の収縮期に対応した頂点(ピーク)を
求める。
【0047】続くS220では、隣合う頂点の時間間隔
{P(t)−P(t−1)}が、所定の時間(頂点検索
補正係数)t3未満であるか否かを判断する。ここで肯
定判断されるとS240に進み、一方否定判断されると
S230に進む。S230では、隣合う頂点の時間間隔
が大きいので、検出された頂点を(ノイズ等でない)真
の頂点としてカウントする。
【0048】一方、S240では、図6に示す様に、隣
合う頂点の時間間隔が小さいので、隣合う脈波の大きさ
PW(P(t))とPW(P(t−1))とを比較し、
大きい方を(ノイズ等でない)真の頂点としてカウント
する。つまり、図6に示す様に、脈波信号には、心臓の
収縮期に対応した頂点以外に、ノイズ等により小さな偽
の頂点(P’)が現れることがあるので、このノイズ等
による偽の頂点を、前記S210〜S240の処理によ
り除去して、真の頂点を検出するのである。
【0049】続くS250では、前記S210〜S24
0と同様にして、脈波の(心臓の)拡張期に対応した頂
点検索を行い、その真の頂点を求める。続くS260で
は、上述した様にして求めた脈波の(収縮期の)頂点を
用いて、脈拍数の計算を行う。つまり、頂点の数の1分
平均Aを脈拍数とする。
【0050】続くS270では、図7に示す様に、前記
(収縮期の)頂点同士を結んで、脈波の包絡線、即ち第
1包絡線B(i)を作成する。尚、同図の基線とは、上
ピークと下ピークの中央値同士を結んだものである。続
くS280では、図7に示す様に、脈波の包絡線の包絡
線、即ち第1包絡線の頂点同士を結んだ包絡線である第
2包絡線C(i)を作成する。
【0051】続くS290では、第1包絡線B(i)と
第2包絡線C(i)との差{C(i)−B(i)}よ
り、図8に示す様に、呼吸(胸腔内圧)信号を模した信
号D(i)を作成する。即ち、この信号D(i)は、胸
腔内圧と相関があることが知られており、呼吸に合わせ
て上下するので、これを呼吸(胸腔内圧)信号とする。
【0052】続くS295では、呼吸(胸腔内圧)信号
D(i)の山の数の1分平均Eを呼吸数としてカウント
し、一旦本処理を終了する。上述した処理により、脈波
信号からノイズ等を除去した真の頂点を求め、この頂点
から脈拍数Aや呼吸数を求めることができる。また、呼
吸(胸腔内圧)信号から胸腔内圧を求めることもでき
る。
【0053】次に、前記S30の脈拍間隔計算の処理
を、図9のフローチャート及び図10のグラフに基づい
て説明する。まず、図9に示す様に、S310では、前
記図5のS260にて算出した脈拍数Aから、脈拍の周
波数Fを算出する。つまり、F=A/60の式より、後
述する複素復調解析の中心周波数として用いる脈拍の周
波数Fを求める。
【0054】続くS320では、図10(a)に示す様
に、収縮期と拡張期の頂点の中間値、即ち脈波の波高の
中間値から、脈波の基線G(i)を算出する。続くS3
30では、図10(b)に示す様に、脈波PW(i)か
ら脈波の基線G(i)を引いて、脈波をsin波に近づ
けた修正脈波PW’(i)を求める。
【0055】続くS340では、修正脈波PW’(i)
を、脈拍の周波数F(中心周波数)で複素復調解析し
て、瞬時周波数Freq(i)を求める。 ・ここで、複素復調解析について簡単に説明する。複素
復調解析とは、上述した様に、解析対象のデータ(脈波
信号の波形のデータ)に対して、脈波信号の波形に最も
類似した三角関数(分析したい周波数領域の中心周波数
を持つ複素三角関数)をフィッティングし(当ては
め)、その三角関数(例えばcos(φ+ωt))の瞬
時周波数(ω)を、脈波の周波数f(=1/T)とする
ものである。
【0056】つまり、瞬時周波数(ω)は、各脈波のピ
ーク間の周波数fを示すものであるので、複素復調解析
を実施することによって、周波数fより、(その周期T
である)脈拍間隔を推定することができる。以下に、複
素復調解析の代表的な手順を示す。
【0057】(1)まず、分析したい周波数領域を設定
し、その周波数領域を0Hzに周波数シフトする。その
ためには、データ(脈波信号)に、分析したい周波数領
域の中心周波数を持つ複素三角関数(例えば複素sin
関数)をかける。これにより、複素信号を得る。
【0058】(2)次に、得られた複素信号を、例えば
(第1の)ローパスフィルタに通し、分析したい周波数
領域の成分のみを取り出す。 (3)次に、前記周波数領域の成分の実部と虚部を、極座
標系に変換し、振動の振幅と位相を時間の関数として得
る。
【0059】(4)次に、前記位相の時間関数である位相
信号を微分することにより、周波数0Hzからのずれの
時間関数を得る。この関数に、前記(1)の中心周波数を
加えることで、瞬時周波数を時間の関数として得る。つ
まり、この様にして、前記S340では、修正脈波P
W’(i)から瞬時周波数Freq(i)を求めるので
ある。
【0060】続くS350では、瞬時周波数Freq
(i)の逆数から、脈拍間隔PI(i)を求める。続く
S360では、脈拍間隔PI(i)の平均値avPI
(例えば200データ分の平均)の逆数から、脈拍数H
を求める。
【0061】続くS370では、頂点検索によって得ら
れた脈拍数Aと、脈拍間隔PIから得られた脈拍数Hと
の大きさを比較する。つまり、脈拍数Aと脈拍数Hとの
差の絶対値が判定値a未満であるか否かを判定し、ここ
で肯定判断されるとS380に進み、一方否定判断され
るとS385に進む。
【0062】S385では、脈拍数Aと脈拍数Hとの差
が大きいので、体動又はノイズによる誤差が発生したと
判断して、脈拍数を前の値に補正し、一旦本処理を終了
する。一方、S380では、脈拍数Aと脈拍数Hとの差
が小さいので、即ち両脈拍数A、Hは近い値であるの
で、脈拍数A又は脈拍数Hを真の脈拍数とする。
【0063】続くS390では、脈拍間隔PI(i)の
平均値avPIから、前記頂点検索補正係数t3を更新
し、例えば頂点検索補正係数t3を平均値avPIの7
0%とし、一旦本処理を終了する。この様に、本処理で
は、複素復調解析の中心周波数を脈拍数Aを用いて更新
するので、複素復調解析の精度を高めることができ、よ
り適正な瞬時周波数Freq(i)を算出することがで
きる。
【0064】また、複素復調解析を行う対象である脈波
として、脈波PW(i)から基線成分G(i)を引いた
修正脈波PW’(i)を用いるので、基線成分の変動を
除去して、より精密な解析を行うことができる。更に、
脈拍間隔PI(i)の平均値avPIから、頂点検索補
正係数t3を更新するので、ノイズを除去して頂点検索
をより的確に行うことができる。
【0065】次に、前記S40の副交感神経活動量計
算の処理を、図11のフローチャート及び図12のグラ
フに基づいて説明する。まず、図11に示す様に、S4
10では、前記図9のS350にて求めた脈拍間隔PI
(i)の周波数解析を行う。
【0066】具体的には、図12に示す様に、脈拍間隔
P(i)の周波数解析(例えば周知のFFT解析)を行
い、そのうちの0.15Hz以上の高周波成分AMP
(i)を算出する。この高周波成分は、副交感神経活動
をよく表しており、この値(成分のパワー)が大きいほ
ど副交感神経活動が活発である。
【0067】続くS420では、前記高周波成分AMP
(i)を、副交感神経活動量HF(i)として設定し、
一旦本処理を終了する。この様に、本処理では、脈拍間
隔P(i)から副交感神経活動量HF(i)を求めるこ
とができるので、この副交感神経活動量HF(i)か
ら、心臓の活動の状態等を把握することができる。例え
ば副交感神経活動量HF(i)が小さな場合には、心臓
の活動量が大きいことが分かる。
【0068】次に、前記S50の脈波の基線の揺らぎ
計算の処理を、図13のフローチャート及び図14のグ
ラフに基づいて説明する。まず、図13に示す様に、S
510では、脈波PW(i)から、周波数解析(例えば
周知のFFT解析)用のデータFFT(n)を取得す
る。
【0069】続くS520では、取得したFFT解析デ
ータ数nが、解析必要データ数nと一致したか否かを判
定する。ここで肯定判断されるとS530に進み、一方
否定判断されると一旦本処理を終了する。S530で
は、取得したFFT解析用のデータFFT(n)をFF
T解析する。
【0070】続くS540では、図14に示す様に、M
VW周波数帯(0.1〜0.22Hz)の積分平均MV
Wを算出する。即ち、脈波の基線の揺らぎに対応する周
波数帯のパワーMVW(生体異常信号)を求める。続く
S550では、図14に示す様に、PW周波数帯(1〜
2Hz)の積分平均PWを算出する。即ち、脈拍に対応
する周波数帯のパワーPWを求める。
【0071】続くS560では、脈波の基線に対応する
周波数帯のパワーMVWと脈拍に対応する周波数帯のパ
ワーPWとの比MVW/PWを求める。即ち、脈波の基
線の揺らぎの状態を示す比MVW/PWを求める。この
比MVW/PWは、生体異常(特に血圧異常)と相関関
係があるので、この比MVW/PWから、生体異常(特
に血圧異常)を把握することができる。
【0072】例えば比MVW/PWが、正常な値より大
きくなった場合には、例えば血圧の低下などの血圧異常
が発生した判定することができる。 次に、前記S60のデータの表示処理を、図15のグ
ラフに基づいて説明する。
【0073】本処理では、前記〜の各処理により得
られた結果等を、モニタ21の表示画面上に一括して表
示する。具体的には、モニタ21の第1表示領域H1に
脈拍数を表示し、第2表示領域H2に呼吸数を表示し、
第3表示領域H3に脈拍間隔PIを表示し、第4表示領
域H4に副交感神経活動量HFを表示し、第5表示領域
H5に生体異常信号MVWを表示する。
【0074】また、第6表示領域H6には、脈波信号と
その包絡線(第1、第2包絡線)と基線の経時変化を表
示し、第7表示領域H7には、脈拍間隔PIの経時変化
を示し、第8表示領域H8には、副交感神経活動量HF
の経時変化を示し、第9表示領域H9は、呼吸信号Dの
経時変化を表示する。
【0075】尚、第10表示領域には、FFT解析の結
果を示している。 c)次に、本実施例による効果を説明する。 ・本実施例では、ある脈波の頂点Xから頂点検索補正係
数t3の範囲内にある別の頂点Yに着目して、その頂点
Yが頂点Xよりピークが小さいときには、頂点Yを偽の
ピークとして、脈波の真の頂点としないようにしてい
る。
【0076】これにより、脈拍に対応した真の頂点のみ
を抽出することができるので、この真の頂点を用いるこ
とにより、正確な脈拍数や脈拍間隔などを求めることが
できる。 ・本実施例では、脈波信号の脈波の頂点に基づいて脈拍
数を求め、その脈拍数により、(脈拍間隔を計算する)
複素復調解析の中心周波数を決定して更新するので、例
えば周知のFFT解析から得られる脈拍数を用いる場合
と比べて、一層容易に且つリアルタイムに中心周波数を
決定することができる。
【0077】しかも、上述した真の頂点を用いることに
より得られた正確な脈拍数を使用することにより、精度
の高い複素復調解析の中心周波数が得られるので、この
中心周波数で複素復調解析を行うことにより、容易に且
つリアルタイムに、高い精度で脈拍間隔を算出すること
ができる。
【0078】その上、本実施例では、脈波信号の揺らぎ
成分を脈波信号から除去して修正脈波を求め、この修正
脈波に対して複素復調解析を実施するので、この点から
も、精度の高い脈拍間隔を算出することができる。 ・本実施例では、上述した様にして求めた精度の高い脈
拍間隔により、頂点検索補正係数t3を更新するので、
脈波の頂点の誤検出を防止することができる。
【0079】また、頂点検索によって得られた脈拍数A
と脈拍間隔PIから得られた脈拍数Hとの差を比較し、
その差が大きな場合には、体動又はノイズによる誤差が
発生したと判断して、脈拍数を前の値に補正し、その差
が小さい場合には、脈拍数A又は脈拍数Hを真の脈拍数
とするので、体動等のノイズの影響を排除して、正確な
脈波数を求めることができる。
【0080】・本実施例では、脈波信号のデータを逐次
更新し、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態(呼吸数や胸腔内
圧)、副交感神経活動量、及び脈波の基線の揺らぎを示
す情報のうち、2種以上の情報に基づいて、リアルタイ
ムで生体の状態を判断するので、生体の状態を的確に把
握することができる。
【0081】また、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態、副交
感神経活動量、及び脈波の基線の揺らぎを示す情報のう
ち、2種以上の情報を、リアルタイムで、モニタ21の
同一画面上に表示するので、一目で、生体の状態を把握
することができる。更に、脈拍数、脈拍間隔、副交感神
経活動量、呼吸信号、生体異常信号のうち1種又は2種
以上の情報を用いて、それぞれ、正常値からどれくらい
外れているかを判断して、生体の異常の発生を検知し
て、被験者本人又は周囲の人に、生体の異常を報知する
ことができる。
【0082】例えば検出した情報の値において、正常値
から標準偏差や変動係数を基に、正常値からどのくらい
外れているかによって、生体の異常を的確に判定するこ
とができる。尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々
の態様で実施しうることはいうまでもない。
【0083】(1)例えば、前記実施例では、脈波解析
装置及び生体状態監視装置について述べたが、本発明
は、それらに限らず、上述したアルゴリズムに基づく処
理を実行させるプログラムやそのプログラムを記憶して
いる記録媒体にも適用できる。この記録媒体としては、
マイクロコンピュータとして構成される電子制御装置、
マイクロチップ、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、光ディスク等の各種の記録媒体が挙げられる。つま
り、上述した脈波解析装置及び生体状態監視装置の処理
を実行させることができるプログラムを記憶したもので
あれば、特に限定はない。
【0084】尚、前記プログラムは、単に記録媒体に記
憶されたものに限定されることなく、例えばインターネ
ットなどの通信ラインにて送受信されるプログラムにも
適用される。 (2)また、前記脈波解析装置及び生体状態監視装置
は、脈波センサから得られた信号を、すぐそばにあるデ
ータ処理装置に直接に入力する場合だけでなく、脈波セ
ンサからの得られたデータを例えばパソコン等の装置に
入力し、そのデータを例えばインターネット等を利用し
て遠隔地にあるデータ処理装置に送信にして、生体異常
等を検知する場合などに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の脈波解析装置を備えた生体状態監視
装置のシステム構成を示す説明図である。
【図2】 実施例の主要な処理を示すメインのフローチ
ャートである。
【図3】 脈波信号を示すグラフである。
【図4】 脈波取得の処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】 呼吸解析の処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】 脈波信号の脈波の頂点の状態を示すグラフで
ある。
【図7】 脈波信号における包絡線等を示すグラフであ
る。
【図8】 呼吸信号を示すグラフである。
【図9】 脈拍間隔計算の処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】 (a)は脈波信号の揺らぎの状態を示すグ
ラフであり、(b)は補正した脈波信号を示すグラフで
ある。
【図11】 副交感神経活動量計算の処理を示すフロー
チャートである。
【図12】 副交感神経活動量等の変化を示すグラフで
ある。
【図13】 脈波の基線の揺らぎ計算の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】 脈波の基線の揺らぎ計算の結果を示すグラ
フである。
【図15】 モニタの表示画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1…脈波センサ 3…データ処理装置 5…発光素子 9…受光素子 17…マイクロコンピュータ 19…表示部 21…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西井 克昌 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 難波 晋治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4C017 AA10 AA14 AA20 AB01 AB02 AB03 AB06 AB07 AB10 AC28 BC01 BC14 BC16 BC21 BD04 CC01 FF03 FF05 4C038 SS00 ST00 ST04 SV00 SX07 SX09 SX12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脈波信号に基づいて脈波の頂点を求める
    脈波解析装置において、 所定の脈波の頂点Xから所定の設定時間範囲内にある別
    の頂点Yに関して、前記頂点Yが前記頂点Xよりピーク
    が小さいときには、前記頂点Yを脈波の頂点としないこ
    とを特徴とする脈波解析装置。
  2. 【請求項2】 脈波信号の脈波の頂点に基づいて脈拍数
    を求める脈拍数検出手段と、 前記脈拍数検出手段によって検出した脈拍数により、前
    記脈拍信号から脈拍間隔を計算する複素復調解析の中心
    周波数を決定して更新する中心周波数更新手段と、 を備えたことを特徴とする脈波解析装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2の発明の脈拍数検出手段
    は、前記請求項1の発明により決定した脈波の頂点を用
    いて脈拍数を求めることを特徴とする脈波解析装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2又は請求項3の発明で決定
    した中心周波数を用いて複素復調解析を実施して、前記
    脈拍間隔を求めることを特徴とする脈波解析装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4の発明で求めた脈拍間隔よ
    り算出した脈拍数と、前記請求項1の発明で決定した頂
    点を用いて求めた脈拍数とを比較し、前記両脈拍数に所
    定の判定値以上の違いがある場合には、ノイズが発生し
    たと判定することを特徴とする脈波解析装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項4の発明で求めた脈拍間隔に
    より、前記請求項1の発明の設定時間を決定して更新す
    ることを特徴とする脈波解析装置。
  7. 【請求項7】 脈波信号に基づいて、脈波の基線成分を
    求める基線算出手段と、 前記脈波から前記基線成分を引いて修正脈波を求める修
    正脈波算出手段と、 前記修正脈波に対して複素復調解析を実施して、脈拍間
    隔を算出する脈拍間隔算出手段と、 を備えたことを特徴とする脈波解析装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の脈
    波解析装置を備え、 脈波信号のデータを逐次更新し、脈波信号より得られ
    る、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態、副交感神経活動量、
    及び脈波の基線の揺らぎを示す情報のうち、2種以上の
    情報に基づいて、リアルタイムで生体の状態を判断する
    ことことを特徴とする生体状態監視装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の脈
    波解析装置を備え、 脈波信号より得られる、脈拍数、脈拍間隔、呼吸状態、
    副交感神経活動量、及び脈波の基線の揺らぎを示す情報
    のうち、2種以上の情報を、リアルタイムで、同一画面
    上に表示することを特徴とする生体状態監視装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の
    脈波解析装置、或いは前記請求項8又は9に記載の生体
    状態監視装置の機能を実現するための手段を有すること
    を特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 前記請求項10に記載のプログラムの
    機能を実現するための手段を記憶していることを特徴と
    する記録媒体。
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