JP2003333097A - メール・サーバ、個人端末及びメール受信方式 - Google Patents

メール・サーバ、個人端末及びメール受信方式

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JP2003333097A
JP2003333097A JP2002137437A JP2002137437A JP2003333097A JP 2003333097 A JP2003333097 A JP 2003333097A JP 2002137437 A JP2002137437 A JP 2002137437A JP 2002137437 A JP2002137437 A JP 2002137437A JP 2003333097 A JP2003333097 A JP 2003333097A
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JP2002137437A
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Toshiaki Tsukamoto
利昭 塚本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人端末の使用者にとって無用なメールを該
個人端末に配信しないメール・サーバ、該個人端末の使
用者の意思に沿ったメール受信の諾否をメール・サーバ
に通知することができる個人端末、及び、該メール・サ
ーバと該個人端末とを備え、該個人端末の使用者が無用
なメールを該個人端末に配信することがないメール受信
方式を提供する。 【解決手段】 メール・サーバは、受信したメールから
抽出した発信アドレスを含む主要情報を搭載した質問メ
ールを該メールが指定しているアドレスを有する個人端
末に送信し、該個人端末から該質問メールに対する応答
メールを受信して、該応答メールに搭載されている受信
諾否の回答に応じて該メールを該個人端末に送信するか
否かを決定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メール・サーバ、
個人端末及びメール受信方式に係り、特に、個人端末の
使用者にとって無用なメールを該個人端末に配信しない
メール・サーバ、個人端末の使用者の意思に沿ったメー
ル受信の諾否を該メール・サーバに通知することができ
る個人端末、及び、該メール・サーバと該個人端末とを
備え、該個人端末の使用者にとって無用なメールを該個
人端末に配信することがないメール受信方式に関する。
【0002】近年、パーソナル・コンピュータなどの個
人が使用する端末とインタネットによる通信の急速な普
及に伴って電子メール(以降、単に「メール」と記載す
る。)の通信需要が急速に増加している。その上、移動
通信ネットワークを経由してメールの送受信が可能な携
帯電話端末やPDA(パーソナル・ディジタル・アシス
タント)端末などの携帯端末が爆発的に普及しており、
メールの通信需要を少し前には予測できなかった程に押
し上げることになっている。
【0003】尚、パーソナル・コンピュータ、携帯電話
端末やPDA端末など個人が使用する、インテリジェン
トな機能を備えたメールの送受信が可能な端末を総称し
て「個人端末」と呼ぶことにする。これに伴って、各種
の情報をメールによって配信する事業者の数が増え続け
ており、個人端末の使用者が有効な情報を簡便に得られ
る可能性が大きくなっている反面、個人端末の使用者に
とって無用な情報を受信させられた上に課金されるとい
う不利益を被る恐れも少なからず生じている。むしろ、
最近は、アドレスを手当たり次第に設定して個人端末の
使用者の意思とは無関係な宣伝や広告を記載したメール
を送り付けてくる事業者や、当該メールを受信して当該
メールを送信した事業者にアクセスすると、法外な料金
を要求する悪質な事業者が増えているように思われる。
【0004】従って、上記のような迷惑メールから逃れ
るためには、各種の情報を配信する事業者からのメール
の受信方式に工夫をして、迷惑メールの受信を防止する
手段を講ずる必要性が高くなっている。
【0005】
【従来の技術】図7は、従来の技術(その1)を説明す
る図である。図7において、1は情報配信事業者が有す
るメール送信端末、2は送信端末1と個人端末との間を
仲介するメール・サーバ、2−4はメール・サーバ2が
受信したメールを一時保存するメール一時保存メモリ、
2−6は個人端末の使用者がメールの受信の諾否を設定
しておく受信諾否設定メモリ、3はパーソナル・コンピ
ュータ、携帯電話端末やPDA端末など個人が使用する
メールの送受信が可能な個人端末である。
【0006】そして、メール送信端末1は通常インタネ
ット網4に収容されており、メール・サーバ2及び個人
端末3は一般通信網5に収容されており、インタネット
網4と一般通信網5は互いに接続されている。尚、個人
端末3がパーソナル・コンピュータである場合には一般
通信網5は公衆網又は専用網であり、個人端末3が携帯
電話端末やPDA端末などである場合には一般通信網5
は公衆網に移動体通信網が接続された網又は移動体通信
網である。
【0007】図7では、括弧付数字を付した矢印を以て
従来の技術の処理手順の概要を説明している。以降、図
7に記載した括弧付数字に沿って従来の技術(その1)
を説明する。 (1)個人端末3の使用者は、メール・サーバ2に対し
てメール受信を許諾する発信元アドレス、又は、メール
受信を拒否する発信元アドレスを設定する。これらの発
信元アドレスは個人端末3の使用者にとっては特定の人
又は団体のアドレスであって、個人端末3の使用者が全
く知らない不特定な人又は団体のアドレスは当然含まれ
ない。
【0008】(2)メール・サーバ2は、個人端末3の
使用者が設定してきたメール受信を許諾する発信元アド
レス、又は、メール受信を拒否する発信元アドレスを受
信諾否設定メモリ2−6に格納する。 (3)メール・サーバ2は、メール送信端末1からのメ
ールを受信し、メール一時保存メモリ2−4に格納す
る。
【0009】(4)メール・サーバ2は、該メールの発
信元アドレス、即ち、メール送信端末のアドレスをキー
に受信諾否設定メモリ2−6を検索する。 (5)検索の結果、メール送信端末1のアドレスが受信
諾否設定メモリ2−6において受信許諾側に設定されて
いる場合には、受信したメールを個人端末3に転送す
る。
【0010】(6)一方、(4)における検索の結果、
メール送信端末1のアドレスが受信諾否設定メモリ2−
6において受信拒否側に設定されている場合には、メー
ル一時保存メモリ2−4に一時保存したメールを消去す
る。上記の技術によって、個人端末3の使用者は自己の
意思に沿ってメールの受信と受信拒否を選択することが
できる。
【0011】図8は、従来の技術(その1)の処理手順
で、図7で概要を説明した手順を詳細にフロー・チャー
トに示したものである。尚、ここでは、とりあえず簡単
なケースで説明するためにメール送信端末から1つのア
ドレス宛にメールが送信されてくるケースについて説明
している。以降、図8の符号に沿って説明する。
【0012】S11.個人端末から受信諾否情報を送信
してくるので、メール・サーバは受信諾否設定メモリに
該受信諾否情報を登録する。 S12.メール送信端末からメールを受信した時に、メ
ール・サーバは、メール一時保存メモリに受信したメー
ルを一時保存する。 S13.個人端末が設定した受信諾否情報を確認するた
めに、受信諾否設定メモリを検索する。
【0013】S14.受信したメールの宛先アドレスを
持つ個人端末の設定は受信許諾か否か判断する。 S15.ステップS14で、受信したメールの宛先アド
レスを持つ個人端末の設定は受信許諾である場合(Ye
s)、受信を許諾するアドレスの中に受信したメールの
送信元アドレスがあるか否か判断する。
【0014】S16.一方、ステップS14で、受信し
たメールの宛先アドレスを持つ個人端末の設定は受信拒
否である場合(No)、受信を拒否するアドレスの中に
受信したメールの送信元アドレスがあるか否か判断す
る。 S17.ステップS15で、受信を許諾するアドレスの
中に受信したメールの送信元アドレスがあった場合(Y
es)と、ステップS16で、受信を拒否するアドレス
の中に受信したメールの送信元アドレスがなかった場合
(No)には、個人端末の使用者は受信したメールの送
信元アドレスからのメールの受信を許諾しているので、
メール一時保存メモリに一時保存したメールを個人端末
に対して転送して処理を終了する。
【0015】S18.一方、ステップS15で、受信を
許諾するアドレスの中に受信したメールの送信元アドレ
スがなかった場合(No)と、ステップS16で、受信
を拒否するアドレスの中に受信したメールの送信元アド
レスがあった場合(Yes)には、個人端末の使用者は
受信したメールの送信元アドレスからのメールの受信を
拒否しているので、メール一時保存メモリに一時保存し
たメールを消去して処理を終了する。
【0016】尚、複数のアドレス宛にメールの送信があ
った場合には、一時保存したメールを消去するのは、受
信諾否設定メモリに登録されている全ての宛先アドレス
について上記検索をした後に行なえばよい。図9は、従
来の技術(その2)を説明する図である。図9に示した
構成は図7に示した構成と類似のものであるが、一部だ
けの説明では理解しにくいので重複を恐れず説明する。
【0017】図9において、1は情報配信事業者が有す
るメール送信端末、2は送信端末1と個人端末との間を
仲介するメール・サーバ、2−4はメール・サーバ2が
備える受信したメールを一時保存するメール一時保存メ
モリ、2−7はメールの宛て先アドレスが不明な送信元
のアドレス毎に宛て先アドレスが不明な件数を格納して
いる宛先不明アドレスメモリ、3はパーソナル・コンピ
ュータ、携帯電話端末やPDA端末など個人が使用する
個人端末である。
【0018】そして、メール送信端末1は通常インタネ
ット網4に収容されており、メール・サーバ2及び個人
端末3は一般通信網5に収容されており、インタネット
網4と一般通信網5は互いに接続されている。尚、個人
端末3がパーソナル・コンピュータである場合には一般
通信網5は公衆網又は専用網であり、個人端末3が携帯
電話端末やPDA端末などである場合には一般通信網5
は公衆網に移動体通信網が接続された網又は移動体通信
網である。
【0019】図9でも、括弧付数字を付した矢印を以て
従来の技術を説明している。以降、図9の括弧付数字に
沿って従来の技術(その2)を説明する。 (1)メール送信端末1はメールを送信する。該メール
を受信したメール・サーバ2は、受信したメールをメー
ル一時保存メモリ2−4に一時保存する。 (2)メール・サーバ2は、宛先不明アドレスメモリ2
−7を検索して、発信元アドレスに送信停止フラグが付
加されているか、又は、送信元アドレスがあるか否か判
断する。
【0020】尚、宛先不明アドレスが出てくるのは、メ
ール送信端末1側で手当たり次第にアドレスを発生させ
てメールを送信するからである。 (3)発信元アドレスに送信停止フラグが付加されてい
なかった場合、又は、宛先不明アドレスメモリ2−7に
送信元アドレスがなかった場合には、宛て先アドレスが
存在するか否か判断し、宛て先アドレスが存在する場合
には、受信したメールを当該アドレスの個人端末に転送
する。
【0021】(4)送信停止フラグがなかった場合で、
宛先不明アドレスメモリ2−7に送信元アドレスがあっ
た場合には、既に格納されている宛先不明数を更新し、
宛先不明アドレス数が所定数より多い発信元アドレスに
対して送信停止フラグを書き込む。又、宛先アドレスメ
モリ2−7に送信元アドレスがなかった場合には、宛先
不明数を計数して計数結果を宛先不明アドレスメモリ2
−7に新規に書き込み、宛先不明アドレス数が所定数よ
り多い発信元アドレスに対して送信停止フラグを書き込
む。
【0022】宛先不明アドレス数が所定数より少なかっ
た場合と、送信停止フラグを書き込んだ後は処理を終了
する。 (5)一方、(2)において、送信停止フラグがあった
場合には、一時保存したメールを消去して処理を終了す
る。これによって、宛先不明な個人端末のアドレスが所
定数より多い場合には、メールを送信したメール送信端
末が迷惑メールを送信しているものと判断して、迷惑メ
ールを個人端末に転送することがなくなり、個人端末の
使用者が迷惑メールによって被る不利益を防止すること
ができる。
【0023】図10は、従来の技術(その2)の処理手
順で、図9で概要を説明した手順を詳細にフロー・チャ
ートに示したものである。以降、図10の符号に沿って
説明する。 S21.メール送信端末がメールを送信してくるので、
メール・サーバはメール一時保存メモリに格納する。
【0024】S22.メール・サーバは、宛先不明アド
レスメモリを検索して、発信元アドレスに送信停止フラ
グが付加されているか否か判断する。発信元アドレスに
送信停止フラグが付加されている場合(Yes)には、
ステップS32にジャンプする。 S23.発信元アドレスに送信停止フラグが付加されて
いない場合(No)には、メール一時保存メモリに格納
したメールの宛先アドレス全てについて処理したか否か
判断する。
【0025】S24.ステップS23で、宛先アドレス
全てについて処理していないと判断した場合(No)に
は、宛先アドレスが実在しているか否か判断する。 S25.ステップS24で、宛先アドレスが実在してい
ると判断した場合(Yes)には、メール一時保存メモ
リに格納したメールを個人端末に対して送信する。
【0026】S26.送信したメールをメール一時保存
メモリから消去して、ステップS23にジャンプする。
以降、全てのアドレスについて上記処理が済むまで、ス
テップS23、ステップS24、ステップS25及びス
テップS26の処理を繰り返す。 S27.一方、ステップS24で、宛先アドレスが実在
していないと判断した場合(No)には、当該メールを
送信してきたメール送信端末について宛先不明アドレス
数を歩進して、ステップS26を経由してステップS2
3に戻る。
【0027】以降、全てのアドレスについて上記処理が
済むまで、ステップS23、ステップS24、ステップ
S27及びステップS26の処理を繰り返す。 S28.ステップS23で、全ての宛先アドレスについ
て処理が終了したと判断した場合(Yes)には、宛先
不明アドレスメモリに宛先不明アドレス数を格納する。
【0028】S29.宛先不明アドレスメモリを検索す
る。 S30.宛先不明アドレス数が所定数より多いか否か判
断する。宛先不明アドレス数が所定数より少ない場合
(No)には、処理を終了する。 S31.ステップS30で、宛先不明アドレス数が所定
数より多いと判断した場合(Yes)には、当該メール
を送信してきたメール送信端末は迷惑メールを多数送信
しているものとして、該メール送信端末に対して送信停
止フラグを書き込んで処理を終了する。
【0029】S32.ステップS22で、送信停止フラ
グがあった場合(Yes)には、メール一時保存メモリ
に格納したメールを消去して処理を終了する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術(その1)と従来の技術(その2)のいずれにも下記
の問題点がある。即ち、従来の技術(その1)の場合に
は、(1)個人端末3の使用者が予めメール・サーバ2
に受信諾否情報を設定しておかなければならず、個人端
末の使用者に負担を強いることになる。
【0031】又、(2)メール・サーバに受信諾否情報
を登録するための受信諾否設定メモリ2−6が必要にな
り、しかも、受信諾否設定メモリ2−6にはメール・サ
ーバ2に接続される個人端末分だけの容量が必要になる
ので、メール・サーバ2を大規模化させることになる。
【0032】(3)しかも、メール送信端末1を所有す
る事業者が当該メール送信端末のアドレスを変更すれ
ば、受信諾否設定メモリ2−6に登録されている受信諾
否情報(この場合、受信拒否の情報である。)では個人
端末の使用者の意思通りにメールの受信と受信拒否を選
択することができないという問題も生ずる。又、従来の
技術(その2)の場合には、(4)メール送信端末1を
所有する事業者が既に個人端末のアドレスを知っている
時には、該アドレスにメールを送信することで宛先不明
メールとはならずに個人端末にメールを転送させること
が可能である。この結果、宛先不明アドレスが大量にな
ることがなくなり、メール・サーバ2において迷惑メー
ルをマスクできる可能性が低下する。
【0033】これは、手当たり次第にアドレスを設定し
てメールを送信して実在のアドレスにヒットして該メー
ルが届いた時に、メール送信端末において当該個人端末
のアドレスを知ることができるからである。(5)又、
メール送信端末1を所有する事業者がメール送信端末1
のアドレスを変更したばかりには、変更アドレスに起因
する宛先不明アドレスが大量になることがなくなって、
メール・サーバ2において迷惑メールをマスクできる可
能性が低下する。
【0034】上記の如く、従来の技術(その1)と従来
の技術(その2)では、迷惑メールを効果的に阻止でき
るとは限らない。本発明は、かかる問題点に鑑み、メー
ル・サーバ、個人端末及びメール受信方式に関し、個人
端末の使用者にとって無用なメールを該個人端末に配信
しないメール・サーバ、個人端末の使用者の意思に沿っ
たメール受信の諾否を該メール・サーバに通知すること
ができる個人端末、及び、該メール・サーバと該個人端
末とを備え、該個人端末の使用者にとって無用なメール
を該個人端末に配信することがないメール受信方式を提
供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、受信した
メールから抽出した発信元アドレスを含む主要情報を記
載した質問メールを、該メールが指定しているアドレス
を有する個人端末に送信し、該個人端末から該質問メー
ルに対する応答メールを受信した時に、該応答メールに
記載されている受信諾否の回答に応じて該メールを該個
人端末に転送するか否かを決定することを特徴とするメ
ール・サーバである。
【0036】第一の発明によれば、メール・サーバが、
受信したメールから抽出した発信元アドレスを含む主要
情報を記載した質問メールを、該メールが指定している
アドレスを有する個人端末に送信し、該個人端末から該
質問メールに対する応答メールを受信した時に、該応答
メールに記載されている受信諾否の回答に応じて該メー
ルを該個人端末に転送するか否かを決定するので、該個
人端末の使用者が必要としないメールを該個人端末に配
信することがなく、該個人端末の使用者が無用なメール
を受信することによって生ずる不利益を防止することが
できる。
【0037】第二の発明は、第一の発明のメール・サー
バから上記質問メールを受信し、該質問メールに記載さ
れている上記発信元アドレスをキーにしてアドレス・メ
モリを検索し、該アドレス・メモリにおける該発信元ア
ドレスの有無に応じて上記メールの受信諾否の回答を記
載した応答メールを該メール・サーバに送信することを
特徴とする個人端末である。
【0038】第二の発明によれば、個人端末が、第一の
発明のメール・サーバから該質問メールを受信し、該質
問メールに記載されている該発信元アドレスをキーにし
てアドレス・メモリを検索し、該アドレス・メモリにお
ける該発信元アドレスの有無に応じて上記メールの受信
諾否の回答を記載した応答メールを該メール・サーバに
送信するので、該個人端末の使用者は自己の意思に基づ
いてメールの受信諾否を決定することができ、該個人端
末の使用者は無用のメールを受信することによって生ず
る不利益を防止することができる。
【0039】第三の発明は、第一の発明のメール・サー
バが、受信したメールから抽出した発信元アドレスを含
む主要情報を記載した質問メールを該メールが指定して
いるアドレスを有する個人端末に送信し、該質問メール
を受信した第二の発明の個人端末が、該質問メールに記
載されている上記発信元アドレスをキーにしてアドレス
・メモリを検索し、該アドレス・メモリにおける該発信
元アドレスの有無に応じた上記メールの受信諾否の回答
を記載した応答メールを該メール・サーバに送信し、
該応答メールを受信した該メール・サーバが、該応答メ
ールを解析して、該応答メールに記載されている受信諾
否の回答に応じて該メールを該個人端末に転送するか否
かを決定することを特徴とするメール受信方式である。
【0040】第三の発明によれば、第一の発明のメール
・サーバが、受信したメールから抽出した発信元アドレ
スを含む主要情報を記載した質問メールを該メールが指
定しているアドレスを有する個人端末に送信し、該質問
メールを受信した第二の発明の個人端末が、該質問メー
ルに記載されている上記発信元アドレスをキーにしてア
ドレス・メモリを検索し、該アドレス・メモリにおける
該発信元アドレスの有無に応じた上記メールの受信諾否
の回答を記載した応答メールを該メール・サーバに送信
し、該応答メールを受信した該メール・サーバが、該応
答メールを解析して、該応答メールに記載されている受
信諾否の回答に応じて該メールを該個人端末に転送する
か否かを決定するので、該個人端末の使用者が必要とし
ないメールを該個人端末に配信することがない上、該個
人端末の使用者は自己の意思に基づいてメールの受信諾
否を決定することができ、該個人端末の使用者が無用の
メールを受信することによって生ずる不利益を防止する
ことができる。
【0041】しかも、メール・サーバに受信諾否を設定
するメモリが不要になってメール・サーバの規模を縮小
することができ、個人端末の使用者は受信諾否をメール
・サーバに設定する手間を省くことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以降、図面も併用して本発明の技
術を詳細に説明する。図1は、本発明のメール・サーバ
の機能構成である。図1において、2−1はメール・サ
ーバの機能全般を制御する主制御部、2−2はネットワ
ーク・インタフェースを持っていて、メール送信端末や
個人端末との間で通信を行なう通信部、2−3はメール
送信端末が送信したメールの受信諾否を決定する受信諾
否制御部、2−4は通信部2−2を介して受信したメー
ルを一時保存するメール一時保存メモリ、2−5は上記
機能構成要素が情報をやりとりする時に使用するバスで
ある。
【0043】尚、通信部2−2が接続されるネットワー
クは一般通信網であり、メール・サーバは該一般通信網
を介してメール送信端末や個人端末との間で通信を行な
うことができる。図2は、本発明の個人端末の機能構成
である。図2において、3−1は個人端末の機能全般を
制御する主制御部、3−2はネットワーク・インタフェ
ースを持っていて、メール・サーバとの間で通信を行な
う通信部、3−3はメール受信諾否を決定し、メール受
信諾否を確認するためのメールの送受信を司る受信諾否
制御部、3−4はメールの通信相手のアドレスを格納し
ているアドレス・メモリであり、3−5は主制御部3−
1のバスである。
【0044】図3は、本発明のメール受信方式を説明す
る図である。図3において、1は情報配信事業者が有す
るメール送信端末、2は送信端末1と個人端末との間を
仲介するメール・サーバ、2−4はメール・サーバ2が
受信したメールを一時保存するメール一時保存メモリ、
3はパーソナル・コンピュータ、携帯電話端末やPDA
端末など個人が使用する個人端末、3−4はメールの通
信相手のアドレスを格納しているアドレス・メモリであ
る。
【0045】そして、メール送信端末1は通常インタネ
ット網4に収容されており、メール・サーバ2及び個人
端末3は一般通信網5に収容されており、インタネット
網4と一般通信網5は互いに接続されている。尚、個人
端末3がパーソナル・コンピュータである場合には一般
通信網5は公衆網又は専用網であり、個人端末3が携帯
電話端末やPDA端末などである場合には一般通信網5
は公衆網に移動体通信網が接続された網又は移動体通信
網である。
【0046】図3では、括弧付数字を付した矢印を以て
本発明の技術を説明している。以降、図3の括弧付数字
に沿って本発明のメール受信方式を説明する。 (1)メール送信端末1はメールを送信し、メール・サ
ーバ2は該メールを受信する。 (2)メール・サーバ2は、受信したメールをメール一
時保存メモリ2−4に一時保存する。
【0047】(3)メール・サーバ2は、受信したメー
ルから送信元アドレス、受信先アドレス、及び、受信し
たメールのタイトルなど主要情報を抽出して、当該メー
ルの受信諾否を質問する質問メールを作成する。 (4)作成した質問メールを個人端末3に送信する。 (5)質問メールを受信した個人端末は、該質問メール
から送信元アドレスを抽出してアドレス・メモリ3−4
を検索する。
【0048】(6)当該送信元アドレスがアドレス・メ
モリ3−4にあったか否か判断し、受信諾否を示す応答
メールを作成する。 (7)個人端末3は、該応答メールをメール・サーバ2
に対して送信する。 (8)メール・サーバ2は、該応答メールが受信許諾を
意味する時には一時保存したメールを個人端末3に対し
て転送する。
【0049】(9)一方、該応答メールが受信拒否を意
味する時には一時保存したメールを消去する。尚、複数
のアドレスに対して同一メールが送信されてきた場合に
は、全てのアドレスに対して受信諾否を確認した後で一
時保存したメールを消去する。 上記の如く、図3に示したメール受信方式によれば、メ
ール・サーバ2が、受信したメールから抽出した発信元
アドレスを含む主要情報を記載した質問メールを、該メ
ールが指定しているアドレスを有する個人端末3に送信
し、該質問メールを受信した個人端末3が、該質問メー
ルに記載されている上記発信元アドレスをキーにしてア
ドレス・メモリ3−4を検索し、アドレス・メモリ3−
4における該発信元アドレスの有無に応じた上記メール
の受信諾否の回答を記載した応答メールをメール・サー
バ2に送信し、該応答メールを受信したメール・サーバ
2が、該応答メールを解析して、該応答メールに記載さ
れている受信諾否の回答に応じて該メールを個人端末3
に送信するか否かを決定するので、個人端末3の使用者
が必要としないメールを個人端末3に配信することがな
い上、個人端末3の使用者は自己の意思に基づいてメー
ルの受信諾否を決定することができ、個人端末3の使用
者が無用のメールを受信することによって生ずる不利益
を防止することができる。
【0050】しかも、メール・サーバに受信諾否を設定
するメモリが不要になってメール・サーバの規模を縮小
することができ、個人端末の使用者は受信諾否をメール
・サーバに設定する手間を省くことができる。又、メー
ル送信端末1側で送信元アドレスを変更しても、アドレ
ス・メモリ3−4に送信元アドレスがない状態には変わ
りがないので、個人端末の使用者の保護能力が高い。
【0051】図4は、本発明のメール受信方式の処理手
順(その1)である。尚、ここでは、簡単なケースで説
明するためにメール送信端末から1つのアドレス宛にメ
ールが送信されてくるケースについて説明している。以
降、図4の符号に沿って本発明のメール受信方式を詳細
に説明する。尚、メール送信端末の動作はアルファベッ
トMに数字を付した符号で表現し、メール・サーバの動
作はアルファベットSに数字を付した符号で表現し、個
人端末の動作はアルファベットTに数字を付した符号で
表現し、各々の動作を区別している。。
【0052】M1.メール送信端末は、メールを送信し
て処理を終了する。 S1.メール・サーバは、メール送信端末が送信したメ
ールを受信し、 S2.受信したメールをメール一時保存メモリに一時保
存する。 S3.受信したメールからメール送信端末のアドレス
と、受信したメールの宛て先アドレスと、受信したメー
ルのタイトルなど主要情報を抽出し、質問メールを作成
して個人端末宛に送信する。
【0053】ここで、図6は、受信諾否を確認するメー
ルの例で、図6(イ)が質問メールである。質問メール
は、図6(イ)の如く、所定のプリアンブル、メールの
宛て先である個人端末のアドレス、メール番号、メール
を送信したメール送信端末のアドレス、タイトルなど一
部情報、誤り検出符号、及び、所定のエンドによって構
成すればよい。
【0054】T1.個人端末は、メール・サーバが送信
した質問メールを受信する。 T2.質問メールから送信元アドレスを抽出する。 T3.抽出した送信元アドレスをキーにしてアドレス・
メモリを検索する。 T4.アドレス・メモリに送信元アドレスがあったか否
か判断する。 T5.ステップT4で、アドレス・メモリに送信元アド
レスがあった場合(Yes)には、受信許諾を意味する
応答メールを作成してメール・サーバ宛に送信する。
【0055】ここで、図6は、受信諾否を確認するメー
ルの例で、図6(ロ)が応答メールである。応答メール
は、図6(ロ)の如く、所定のプリアンブル、メールの
宛て先である個人端末のアドレス、メール番号、メール
を受信するか否かのアンサ、誤り検出符号、及び、所定
のエンドによって構成すればよい。尚、応答メールには
当該メールに関するタイトルなどの情報を付加する必要
がないので、応答メールには一部無効データ(図ではDo
n't Careの頭文字による略語「D.C.」で表現してい
る。)が記載される。
【0056】T6.一方、ステップT4で、アドレス・
メモリに送信元アドレスがなかった場合(No)には、
受信拒否を意味する応答メールを作成してメール・サー
バ宛に送信する。 S5.個人端末から応答メールを受信したメール・サー
バは、応答メールを解析する。
【0057】S6.応答メールは受信許諾を意味するか
否か判断する。 S7.ステップS6で、応答メールは受信許諾を意味す
ると判断した場合(Yes)には、メール一時保存メモ
リを検索して受信したメールの転送先の個人端末に対し
て課金処理を行ない、 S8.当該個人端末に対して当該メールを転送して処理
を終了する。
【0058】S9.ステップS6で、応答メールは受信
拒否を意味すると判断した場合(No)には、一時保存
したメールを消去して処理を終了する。尚、複数のアド
レス宛にメールの送信があった場合には、一時保存した
メールを消去するのは、受信諾否設定メモリに登録され
ている全ての宛先アドレスで検索した後に行なえばよ
い。
【0059】T9.一方、個人端末は、メール・サーバ
が転送したメールを受信して処理を終了する。図5は、
本発明のメール受信方式の処理手順(その2)である。
尚、図5に関するコメントは図4に関するコメントと同
じであるので、ここでは主に処理内容を記載する。
【0060】M1.メール送信端末は、メールを送信し
て処理を終了する。 S1.メール・サーバは、メール送信端末が送信したメ
ールを受信し、 S2.受信したメールをメール一時保存メモリに一時保
存する。 S3.受信したメールからメール送信端末のアドレス
と、受信したメールの宛て先アドレスと、受信したメー
ルのタイトルなど一部情報を抽出し、質問メールを作成
して個人端末宛に送信する。
【0061】ここで、質問メールは図6(イ)と同じで
よい。 T1.個人端末は、メール・サーバが送信した質問メー
ルを受信する。 T2.質問メールから送信元アドレスを抽出する。 T3.抽出した送信元アドレスをキーにしてアドレス・
メモリを検索する。 T4.アドレス・メモリに送信元アドレスがあったか否
か判断する。
【0062】T5.ステップT4で、アドレス・メモリ
に送信元アドレスがあった場合(Yes)には、受信許
諾を意味する応答メールを作成してメール・サーバ宛に
送信する。ここで、応答メールは図6(ロ)と同じでよ
い。 T6.一方、ステップT4で、アドレス・メモリに送信
元アドレスがなかった場合(No)には、受信拒否を意
味する応答メールを作成してメール・サーバ宛に送信す
る。
【0063】S4.メール・サーバは、個人端末から応
答メールを受信したか否か監視している。 S5.ステップS4で、個人端末から応答メールを受信
した場合(Yes)には、応答メールを解析する。 S6.応答メールは受信許諾を意味するか否か判断す
る。
【0064】S7.ステップS6で、応答メールは受信
許諾を意味すると判断した場合(Yes)には、メール
一時保存メモリを参照して受信したメールを転送する個
人端末に対して課金処理を行ない、 S8.当該個人端末に対して当該メールを転送して処理
を終了する。 S9.ステップS6で、応答メールは受信拒否を意味す
ると判断した場合(No)には、一時保存したメールを
消去して処理を終了する。
【0065】尚、複数のアドレス宛にメールの送信があ
った場合には、一時保存したメールを消去するのは、受
信諾否設定メモリに登録されている全ての宛先アドレス
で検索した後に行なえばよい。 T7.一方、個人端末は、メール・サーバが転送したメ
ールを受信して処理を終了する。
【0066】S10.一方、ステップS4で、個人端末
から応答メールを受信しなかった場合(No)には、メ
ール・サーバは、個人端末から改めてアクセスがあるか
否か監視している。個人端末からアクセスがなかった場
合(No)には、上記監視を継続する。一方、個人端末
から改めてアクセスがあった場合(Yes)には、ステ
ップS3にジャンプして、上記と同様に質問メールを作
成して個人端末に向けて送信する。
【0067】該質問メールを受信した個人端末はT1乃
至T6の処理を行なってメール・サーバに対して応答メ
ールを送信する。上記の如く、ステップS4を追加して
個人端末から応答メールを受信したか否かの判断を行な
うのは、個人端末が携帯端末である場合には、電源を断
にしているか、通信可能な地域の外に出ているために質
問メールを受信できず、応答メールを送信できないこと
がありうるので、こういう状態に個人端末の使用者に有
利になるように対処するためである。
【0068】即ち、質問メールを送信した時に通信不能
状態になっている個人端末の使用者がメール・ボックス
を契約して所有している場合、通常は、個人端末から応
答がなければ自動的にメール・ボックスにメールを転送
されて当該個人端末の使用者がメールを受信したことに
なってしまうのに対して、図5に示した処理機能を有す
るメール・サーバは個人端末が応答してこない時には待
機して、当該個人端末がアクセスしてきた時に質問メー
ルを再送して応答メールを求めてからメールの転送可否
を決定するので、一時通信不能状態になっている個人端
末の使用者にとって有利に処理される。
【0069】しかし、図4と図5の処理手順のいずれに
しても、メール・サーバは個人端末から受信した応答メ
ールを解析して一時保存したメールを個人端末に転送す
るか否か決定することにはなんら変わりがない。さて、
上記の如く、本発明の個人端末は、メール・サーバから
質問メールを受信し、該質問メールに記載されている上
記発信元アドレスをキーにしてアドレス・メモリを検索
し、該アドレス・メモリにおける該発信元アドレスの有
無に応じたメール・サーバに届いたメールの受信諾否の
回答を記載した応答メールを該メール・サーバに送信す
るので、例えば個人端末の使用者が親しく交際している
友人が新しいアドレスを知らせてきた場合に、当該アド
レスが該アドレス・メモリにないという理由で受信を拒
否してしまい、他の手段を用いない限り当該アドレスの
通知が不可能になる恐れがある。
【0070】しかし、質問メールを一時保存し、一時保
存した質問メールを個人端末の使用者が見て新しいアド
レスの通知であることを認識したら、機能ボタンを押下
して自動的に当該アドレスをアドレス・メモリに書き込
むか、使用者自身が当該アドレスをキー入力することで
上記の問題を解決することができる。従って、本発明の
如く、メール・サーバが質問メールを送信し、該質問メ
ールを受信した個人端末がアドレス・メモリを検索し、
送信元アドレスが該アドレス・メモリにあるか否かでメ
ール受信諾否を示す応答メールを該メール・サーバに送
信し、応答メールの内容に応じて該メール・サーバがメ
ールの転送可否を判断しても、実用的な欠陥は生じな
い。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により、個人
端末の使用者にとって無用なメールを該個人端末に配信
しないメール・サーバ、個人端末の使用者の意思に沿っ
た該メール受信の諾否をメール・サーバに通知すること
ができる個人端末、及び、該メール・サーバと該個人端
末とを備え、該個人端末の使用者にとって無用なメール
を該個人端末に配信することがないメール受信方式を実
現することができる。
【0072】即ち、第一の発明によれば、メール・サー
バが、受信したメールから抽出した発信元アドレスを含
む主要情報を記載した質問メールを該メールが指定して
いるアドレスを有する個人端末に送信し、該個人端末か
ら該質問メールに対する応答メールを受信した時に、該
応答メールに記載されている受信諾否の回答に応じて該
メールを該個人端末に配信するか否かを決定するので、
該個人端末の使用者が必要としないメールを該個人端末
に配信することがなく、該個人端末の使用者が無用のメ
ールを受信することによって生ずる不利益を防止するこ
とができる。
【0073】又、第二の発明によれば、個人端末が、第
一の発明のメール・サーバから該質問メールを受信し、
該質問メールに記載されている該発信元アドレスをキー
にしてアドレス・メモリを検索し、該アドレス・メモリ
における該発信元アドレスの有無に応じて上記メールの
受信諾否の回答を記載した応答メールを該メール・サー
バに送信するので、該個人端末の使用者は自己の意思に
基づいてメールの受信諾否を決定することができ、該個
人端末の使用者は無用のメールを受信することによって
生ずる不利益を防止することができる。
【0074】更に、第三の発明によれば、第一の発明の
メール・サーバが、受信したメールから抽出した発信元
アドレスを含む主要情報を記載した質問メールを該メー
ルが指定しているアドレスを有する個人端末に送信し、
該質問メールを受信した第二の発明の個人端末が、該質
問メールに記載されている上記発信元アドレスをキーに
してアドレス・メモリを検索し、該アドレス・メモリに
おける該発信元アドレスの有無に応じた上記メールの受
信諾否の回答を記載した応答メールを該メール・サーバ
に送信し、該応答メールを受信した該メール・サーバ
が、該応答メールを解析して、該応答メールに記載され
ている受信諾否の回答に応じて該メールを該個人端末に
送信するか否かを決定するので、該個人端末の使用者が
必要としないメールを該個人端末に配信することがない
上、該個人端末の使用者は自己の意思に基づいてメール
の受信諾否を決定することができ、該個人端末の使用者
が無用のメールを受信することによって生ずる不利益を
防止することができる。
【0075】しかも、メール・サーバに受信諾否を設定
するメモリが不要になってメール・サーバの規模を縮小
することができ、個人端末の使用者は受信諾否をメール
・サーバに設定する手間を省くことができる。これによ
り、個人端末の使用者は無用で不利益さえ被ることがあ
る迷惑メールの受信から完全に解放される。又、悪質な
メール事業者は事業が成り立たなくなって淘汰されるの
で、電子メール環境が健全なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメール・サーバの機能構成。
【図2】 本発明の個人端末の機能構成。
【図3】 本発明のメール受信方式を説明する図。
【図4】 本発明のメール受信方式の処理手順(その
1)。
【図5】 本発明のメール受信方式の処理手順(その
2)。
【図6】 受信諾否を確認するメールの例。
【図7】 従来の技術(その1)を説明する図。
【図8】 従来の技術(その1)の処理手順。
【図9】 従来の技術(その2)を説明する図。
【図10】 従来の技術(その2)の処理手順。
【符号の説明】
1 メール送信端末 2 メール・サーバ 2−1 主制御部 2−2 通信部 2−3 受信諾否制御部 2−4 メール一時保存メモリ 2−5 バス 2−6 受信諾否設定メモリ 2−7 宛先不明アドレス・メモリ 3 個人端末 3−1 主制御部 3−2 通信部 3−3 受信諾否制御部 3−4 アドレス・メモリ 3−5 バス 4 インタネット網 5 一般通信網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したメールから抽出した発信元アド
    レスを含む主要情報を記載した質問メールを、該メール
    が指定しているアドレスを有する個人端末に送信し、 該個人端末から該質問メールに対する応答メールを受信
    した時に、該応答メールを解析して、 該応答メールに記載されている受信諾否の回答に応じて
    該メールを該個人端末に転送するか否かを決定すること
    を特徴とするメール・サーバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメール・サーバから上記
    質問メールを受信し、 該質問メールに記載されている上記発信元アドレスをキ
    ーにしてアドレス・メモリを検索し、 該アドレス・メモリにおける該発信元アドレスの有無に
    応じた上記メールの受信諾否の回答を記載した応答メー
    ルを該メール・サーバに送信することを特徴とする個人
    端末。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のメール・サーバが、 受信したメールから抽出した発信元アドレスを含む主要
    情報を記載した質問メールを、該メールが指定している
    アドレスを有する個人端末に送信し、 該質問メールを受信した請求項2記載の個人端末が、 該質問メールに記載されている上記発信元アドレスをキ
    ーにしてアドレス・メモリを検索し、該アドレス・メモ
    リにおける該発信元アドレスの有無に応じた上記メール
    の受信諾否の回答を記載した応答メールを該メール・サ
    ーバに送信し、該応答メールを受信した該メール・サー
    バが、 該応答メールを解析して、該応答メールに記載されてい
    る受信諾否の回答に応じて該メールを該個人端末に転送
    するか否かを決定することを特徴とするメール受信方
    式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070614A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Guang Feng 着信者主導による通信方法及び通信システム
US8135022B2 (en) 2005-05-26 2012-03-13 Xconnect Global Networks Ltd. Detection of SPIT on VoIP calls
JP2013038473A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Fujitsu Ltd サーバ装置及びメール中継プログラム
US8712397B2 (en) 2003-02-10 2014-04-29 Guang Feng Method and apparatus for controllable communication

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