JP2003332344A - シリコン単結晶層の製造方法及びシリコン単結晶層 - Google Patents

シリコン単結晶層の製造方法及びシリコン単結晶層

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン単結晶層の表面の品質を改善する。 【解決手段】 シリコンウェーハW(シリコン単結晶
層)を水素ガスまたは不活性ガスもしくはこれらの混合
ガスからなる雰囲気ガス中で、600°C以上950°
C未満の温度で熱処理して、表面の品質を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバイス形成の際
の基板となるシリコン単結晶層の表面の品質を改善する
シリコン単結晶層の製造方法及びシリコン単結晶層に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のシリコン単結晶層としては、CZ
(チョクラルスキー)法で引上成長されたシリコン単結
晶のインゴットを加工して作製されたシリコンウェーハ
や、基板上にエピタキシャル成長によって形成したシリ
コン単結晶層などがある。このようなシリコン単結晶層
の表面には、薄い酸化膜が形成されて、さらにその上に
各種の薄膜がフォトリソグラフィ工程やエッチング工程
等を経て所定のパターンで積層されることで、デバイス
が形成される。
【0003】ここで、従来より用いられているシリコン
ウェーハのシリコン単結晶層の表面には、作製時の加工
に起因する微小な欠陥、例えば研磨処理等の機械的加工
によって生じたダメージや、溶液中の金属元素の化学的
作用によって生じた表面の不完全性や特異点等が残留し
ている。本発明者は、このような欠陥を有するシリコン
単結晶層の表面に洗浄やエッチングを施した場合、表面
に残留していた欠陥が顕在化して、表面に形成される酸
化膜の信頼性(GOI:Gate Oxide Integrity)が低下して
しまうことを発見した。これは、洗浄液やエッチャント
がシリコン単結晶層の表面において弱い部分に集中して
作用するためと思われ、洗浄液やエッチャントとして例
えばフッ酸系のものなど選択性の高い性質のものを用い
た場合に、より顕著に現れる。このように洗浄液やエッ
チャントを使用することによってシリコン単結晶層のG
OIが低下することで、その後にシリコン単結晶層の表
面に形成されるデバイスの品質(例えば酸化膜の耐圧性
等)が不良となりやすく、歩留まりが悪くなる場合があ
った。
【0004】従来より、シリコン単結晶層に熱処理を施
してその表面の品質を改善する方法がいくつか提案され
ている。例えば、後述する特許文献1には、水素ガスま
たはアルゴンガス雰囲気中において1150°Cから1
300°Cの温度で、熱処理時間を1秒から60秒の間
としてRTA処理を施すことによって、結晶起因の欠陥
であるCOP(Crystal Originated Particle)低減を
図るアニール処理が開示されている。また、後述する特
許文献2には、水素ガスまたはアルゴンガス雰囲気中に
おいて950°Cから1150°Cの温度で、熱処理時
間を1秒から3000秒の間としてRTA処理を施すこ
とによって、表面のラフネスが改善されることが開示さ
れている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−135514号公報(段落
0013、第1図、第2図)
【0006】
【特許文献2】特開2000−91342号公報(段落
0009、第2図、第3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリコン単結
晶層の表面の品質を改善するために行われる上記のRT
A処理は、いずれも950°C以上の比較的高温で行わ
れるものであって、このような高温の熱処理を行うと、
熱処理に用いる熱処理装置(炉)からの金属汚染が避け
られない。また、シリコン単結晶層表面のマイクロラフ
ネスは改善しても、パーティクルカウンター(対象物の
表面からの反射光に基づいて表面の状態を光学的に調べ
る装置)によって表面の状態を調べる際に、パーティク
ルカウンターで測定される反射光のバックグラウンド
(ヘイズ)レベルが悪化してしまう。さらには、熱処理
するシリコン単結晶層が、CZ法で引上成長されたシリ
コン単結晶のインゴットを加工して作製されたシリコン
ウェーハ等、内部に酸素析出核を設けたものである場合
には、このように高温で熱処理を行うことによってシリ
コン単結晶層中の酸素析出核が消滅し、デバイス熱処理
を経た後のシリコン単結晶層中のBMD密度が著しく低
下する欠点がある。
【0008】また、従来、シリコンインゴットから切り
出したシリコンウェーハには、ラッピング、エッチング
を施したのちに洗浄し、さらに、このシリコン単結晶層
に存在する酸素に起因したサーマルドナーを消去するた
めに、上記の高温のRTA処理とは別にして、窒素等の
不活性雰囲気中で、600°C〜800°Cの温度で3
0分前後の熱処理(この熱処理はドナーキラー熱処理
(DK熱処理)と呼ばれている)を施し、そののちに研
磨を施している。しかし、このDK処理は、エッチング
後の洗浄工程での残留金属汚染が工程中にウェーハ内部
に拡散することで、少数キャリアのライフタイム、拡散
長を低下させることがあった。さらに、その後の研磨工
程で、加工起因のシリコン表面の不完全性が少なからず
残留し、各種の薬液(HF、SC1)で洗浄あるいはエ
ッチングを行うと、ピットとして顕在化し、その後のデ
バイス形成工程におけるGOIを劣化させる現象が生じ
ることが、本発明者らによって発見された。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、表面の品質を改善したシリコン単結晶層の製造方
法及びこの製造方法によって製造されたシリコン単結晶
層を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
にかかるシリコン単結晶層の製造方法は、シリコン単結
晶層を、水素ガスまたは不活性ガスもしくはこれらの混
合ガスからなる雰囲気ガス中で600°C以上950°
C未満の温度で短時間熱アニールによる熱処理を施す熱
処理工程を有することを特徴としている。また、本発明
のシリコン単結晶層の製造方法では、前記熱処理を行う
時間を、1秒以上300秒以下とした技術が採用され
る。また、本発明のシリコン単結晶層の製造方法では、
上記のシリコン単結晶層の製造方法において、前記熱処
理されるシリコン単結晶層を、シリコン単結晶のインゴ
ット内での格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する
領域を〔I〕とし、空孔型点欠陥が支配的に存在する領
域を〔V〕とし、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び
空孔型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域を
〔P〕とするときに、パーフェクト領域〔P〕からなる
インゴットから切り出された点欠陥の凝集体が存在しな
いシリコンウェーハとする技術が採用される。また、本
発明のシリコン単結晶層の製造方法では、上記のシリコ
ン単結晶層の製造方法において、シリコン単結晶層に、
研磨処理を施したのちに前記熱処理を施す技術が採用さ
れる。また、本発明のシリコン単結晶層の製造方法で
は、研磨処理後に施す熱処理工程において、600°C
以上800°C以下の温度で熱処理を施すことが好まし
い。
【0011】本発明にかかるシリコン単結晶層は、請求
項1から5のいずれかに記載のシリコン単結晶層の製造
方法によって製造されるシリコン単結晶層であって、前
記熱処理により、表面の品質を改善してなることを特徴
としている。
【0012】このシリコン単結晶層の製造方法及びシリ
コン単結晶層では、シリコン単結晶層に、水素(H
ガスまたは不活性ガスもしくはこれらの混合ガスからな
る雰囲気ガス中で600°C以上950°C未満の温度
で短時間熱アニールによる熱処理を施す熱処理工程を施
している。ここで、前記不活性ガスとしては、例えばア
ルゴン(Ar)ガスや窒素(N)ガス等が用いられ
る。このように水素ガスまたは不活性ガス、もしくはこ
れらの混合ガスからなる雰囲気ガス中で熱処理を行うこ
とで、シリコン単結晶層の表面の酸化膜が除去され、さ
らに表面のシリコン原子が移動してシリコン単結晶層の
表面の欠陥が消失する。この熱処理において、処理温度
が600°Cよりも低温であると、温度が低すぎて、シ
リコン単結晶層の表面のシリコンの移動が起こりにく
い。一方、処理温度が950°C以上であると、熱処理
に用いる熱処理装置からの金属汚染が避けられず、ま
た、パーティクルカウンターで測定される反射光のバッ
クグラウンドレベルが悪化してしまう。さらに、高温で
の熱処理によってシリコン単結晶層中の酸素析出核が消
滅し、デバイス熱処理を経た後のBMD密度が著しく低
下してしまう。このため、本発明にかかるシリコン単結
晶層の製造方法において、シリコン単結晶層に施す熱処
理の温度は、600°C以上950°C未満とされる。
【0013】また、本発明のシリコン単結晶層の製造方
法では、前記熱処理を行う時間を、1秒以上としたの
で、熱処理によるシリコン単結晶層表面のシリコン原子
の移動を行う時間が確保される。この熱処理を行う時間
を300秒以下としたのは、それ以上の時間の熱処理を
施してもさらなる改善は見られず、生産性(スループッ
ト)が低下するためである。ここで、シリコン単結晶層
の表面のシリコン原子は、表面に酸化膜のない状態で
は、600°C以上950°C未満という比較的低温の
熱処理でも容易に移動することができるので、熱処理を
1秒以上継続させることで、表面の酸化膜の除去とシリ
コン原子の移動とを行わせてシリコン単結晶層表面の欠
陥を消失させることができる。
【0014】また、本発明のシリコン単結晶層の製造方
法では、シリコン単結晶層がパーフェクト領域〔P〕か
らなるインゴットから切り出された点欠陥の凝集体が存
在しないシリコンウェーハを用いてもよい。この場合に
は、本発明による加工起因の欠陥の改善効果に加えて、
結晶起因のボイド欠陥も存在せず、完全な酸化膜特性が
得られる。
【0015】また、本発明のシリコン単結晶層の製造方
法では、上記のシリコン単結晶層の製造方法において、
シリコン単結晶層に、研磨処理を施したのちに前記熱処
理を施してもよい。この場合には、この熱処理がDK熱
処理となるので、この熱処理中に拡散する金属汚染を極
力減少させることができ、またこの熱処理が比較的低温
での水素ガスまたは不活性ガスもしくはこれらの混合ガ
スからなる雰囲気ガス中で行われるので、研磨起因の表
面の不完全性を改善し、表面特性に優れたシリコン単結
晶層を製造することができる。また、本発明のシリコン
単結晶層の製造方法では、研磨処理後に施す熱処理工程
において、600°C以上800°C以下の温度で熱処
理を施してもよい。この場合には、この熱処理が、DK
熱処理としてより好適な温度範囲で行われるので、サー
マルドナーの消去効果が高い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態で
は、本発明にかかるシリコン単結晶層を、CZ法で引上
成長されたシリコン単結晶のインゴットを加工して作製
されたシリコンウェーハとしている。これに限らず、シ
リコン単結晶層は、基板上にエピタキシャル成長によっ
て形成したものであってもよい。
【0017】このシリコンウェーハは、インゴットから
切り出されたのちに内部に新たに空孔を形成するRTA
処理(急加熱及び急冷却の短時間熱アニール)を行った
シリコンウェーハWに対して、例えば図1に示す熱処理
装置1によってさらに急加熱及び急冷却の短時間熱処理
を施すことによって得られる。この熱処理装置1は、石
英チューブ2内に支持具等を用いてその内面から離間さ
せた状態にしてシリコンウェーハWを設置するとともに
石英チューブ2内に雰囲気ガスGを供給しながら外部か
ら赤外線ランプ3等を用いたランプ加熱による赤外線照
射を行って熱処理するものである。
【0018】なお、上記シリコンウェーハWとしては、
図2に示すように、シリコン単結晶のインゴット内での
格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域を
〔I〕とし、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を
〔V〕とし、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔
型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域を
〔P〕とするときに、パーフェクト領域〔P〕からなる
インゴットから切り出された点欠陥の凝集体が存在しな
いものを用いている。なお、空孔型点欠陥は、一つのシ
リコン原子がシリコン結晶格子で正常な一つから離脱し
た空孔による欠陥であり、また、格子間シリコン点欠陥
は、原子がシリコン結晶の格子点以外の位置(インター
スチシャルサイト)にある場合の欠陥をいう。すなわ
ち、このパーフェクト領域〔P〕からなるシリコンウェ
ーハは、例えば特開平1−1393号公報に提案されて
いるように、CZ法によりホットゾーン内のシリコン融
液からインゴットをボロンコフ(Voronkov)理論に基づ
いた引上速度プロファイルで引き上げられ、このインゴ
ットをスライスして作成される。
【0019】このインゴットは、引上速度をV(mm/
分)とし、ルツボ中のシリコン融液とインゴットとの界
面近傍におけるインゴット鉛直方向の温度勾配をG(°
C/mm)とするとき、熱酸化処理をした際にリング状
に発生するOSF(Oxidation Induced Stacking Faul
t;酸素誘起積層欠陥)がウェーハ中心部で消滅するよう
に、V/G(mm/分・°C)の値を決めて作られ
る。
【0020】上記ボロンコフ理論では、図2に示すよう
に、V/Gを横軸にとり、空孔型点欠陥濃度と格子間シ
リコン型欠陥濃度を同一の縦軸にとって、V/Gと点欠
陥濃度との関係を図式的に表現し、空孔領域と格子間シ
リコン領域の境界がV/Gによって決定されることを説
明している。より詳しくは、V/G比が臨界点以上では
空孔型点欠陥濃度が優勢なインゴットが形成される反
面、V/G比が臨界点以上では格子間シリコン型点欠陥
濃度が優勢なインゴットが形成される。図2において、
〔I〕は格子間シリコン型点欠陥が支配的であって、格
子間シリコン点欠陥が存在する領域((V/G)
下)を示し、〔V〕はインゴット内での空孔型点欠陥が
支配的であって、空孔型点欠陥の凝集体が存在する領域
((V/G) 以下)を示し、〔P〕は空孔型点欠陥の
凝集体及び格子間シリコン型点欠陥の凝集体が存在しな
いパーフェクト領域((V/G)〜(V/G))を
示す。領域〔P〕に隣接する領域〔V〕にはOSF核を
形成する領域〔OSF〕((V/G)〜(V/
G))が存在する。
【0021】したがって、シリコンウェーハに供される
インゴットの引上速度プロファイルは、インゴットがホ
ットゾーン内のシリコン融液から引き上げられるとき、
温度勾配に対する引上速度の比(V/G)が格子間シリ
コン型点欠陥の凝集体の発生を防止する第1臨界比
((V/G))以上であって、空孔型点欠陥の凝集体
をインゴットの中央にある空孔型点欠陥が支配的に存在
する領域内に制限する第2臨界比((V/G))以下
に維持されるように決められる。
【0022】この引上速度のプロファイルは、実験的に
基準インゴットを軸方向にスライスすることやシミュレ
ーションによって上記ボロンコフ理論に基づいて決定さ
れる。
【0023】なお、COP等の点欠陥の凝集体が検出方
法によって検出感度、検出下限値が異なる値を示すこと
がある。そのため、本明細書において、「点欠陥の凝集
体が存在しない」の意味は、鏡面加工されたシリコン単
結晶のインゴットを無攪拌セコエッチングを施した後に
光学顕微鏡により、観察面積とエッチング取り代との積
を検査体積として観察した際に、フローパターン(空孔
型欠陥)及び転位クラスタ(格子間シリコン型点欠陥)
の各凝集体が1×10−3cmの検査体積に対して1
個欠陥が検出された場合を検出下限値(1×10個/
cm)とするとき、点欠陥の凝集体の数が上記検出下
限値以下であることをいう。
【0024】このシリコンウェーハWに施される熱処理
は、水素ガスまたは不活性ガスもしくはこれらの混合ガ
スからなる雰囲気ガス中で、600°C以上950°C
未満の温度範囲内で行われるものである。ここで、不活
性ガスとしては、例えばアルゴン(Ar)ガスや窒素
(N)ガス等が用いられる。この熱処理は、急速加
熱、急速冷却(例えば、10°C/秒の昇温または降
温)のRTA処理であって、例えば1秒以上300秒以
下の間行われる。本実施の形態では、水素ガス雰囲気中
で、900°Cで10秒の熱処理を行った。
【0025】この熱処理を施すことによって、シリコン
ウェーハWの表面に形成された酸化膜が除去され、さら
に表面のシリコン原子が移動してシリコンウェーハWの
表面の欠陥が消失する。ここで、シリコンウェーハWの
表面のシリコン原子は、表面に酸化膜のない状態では、
600°C以上950°C未満という比較的低温の熱処
理でも容易に移動することができる。そして、上記の熱
処理の温度は600°C以上であるので、シリコンウェ
ーハWの表面の酸化膜の除去及び表面のシリコン原子の
移動が確実に行われる。一方、熱処理温度は950°C
未満であるので、熱処理装置1由来のシリコンウェーハ
の金属汚染が生じにくく、また、パーティクルカウンタ
ーで測定される反射光のバックグラウンドレベルの悪化
が抑えられる。さらに、熱処理温度が低温であるため、
シリコンウェーハW中の酸素析出核が消滅しにくく、デ
バイス熱処理を経た後のBMD密度の低下を抑えること
ができる。
【0026】また、この熱処理は、熱処理によるシリコ
ン単結晶層表面のシリコン原子の移動を行う時間を確保
するために、1秒以上継続させて行っており、これによ
りシリコンウェーハWの表面の酸化膜の除去とシリコン
原子の移動とが確実に行われる。この熱処理を行う時間
は、改善効果と生産性のため、300秒以下とすること
が好ましい。
【0027】このシリコンウェーハWは、さらに酸素
(O)ガス雰囲気中で950°C未満の温度で熱処理
を施すことで表面に酸化膜が形成されて、表面の品質が
改善されたシリコンウェーハが得られる。このシリコン
ウェーハには、酸化膜の上に各種の薄膜がフォトリソグ
ラフィ工程やエッチング工程等を経て所定のパターンで
積層されることで、デバイスが形成される。このように
表面の品質が改善された本発明にかかるシリコンウェー
ハは、以降は洗浄液やエッチャントを使用してもGOI
が低下することがない。このため、その後にシリコン単
結晶層の表面に形成されるデバイスの品質(例えば酸化
膜の耐圧性等)が不良となりにくく、歩留まりを向上さ
せることができる。
【0028】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば、上記実施の形態では、シリコンウェーハWに熱処
理を施す際に赤外線ランプ3を使ってシリコンウェーハ
Wに赤外線を照射して加熱したが、他の光線(可視光
等)により加熱しても構わない。また、上記の熱処理装
置1のようなRTA炉の代わりに、従来の電気炉を用い
てもよい。
【0029】
【実施例】ここで、シリコン単結晶層に施した熱処理の
条件による表面の品質の差を検証するために、以下の試
験及び検査を行った。以下の試験及び検査では、ほぼ同
一の品質のシリコン単結晶層にそれぞれ熱処理温度また
は熱処理時間の異なる熱処理を施してなる複数のシリコ
ン単結晶層を用意し、これらシリコン単結晶層に、同じ
条件でエッチングと洗浄とを施し、さらに酸素(O
ガス雰囲気中で900°Cの熱処理を施して表面に9n
mの厚みの酸化膜を形成したものを用いた。ここで、以
下の試験及び検査では、シリコン単結晶層として、CZ
法で引上成長されたシリコン単結晶のインゴットを加工
して作製されたシリコンウェーハを用い、熱処理の雰囲
気ガスとしては水素ガスを用いた。また、エッチャント
としては、HO(水):HF(フッ化水素)=50:
1となるエッチャントを用い、洗浄液としては、NH
OH:H:HO=1:1:5となる洗浄液を用
いた。
【0030】〔酸化膜の耐圧性能試験〕この試験では、
上記の熱処理において熱処理温度または熱処理時間が異
なる各シリコン単結晶層の表面に、フォトリソグラフィ
工程によって縦横0.5μmの大きさのポリシリコン電
極を形成し、各シリコン単結晶層についてポリシリコン
電極の耐圧性能、すなわちシリコン単結晶層表面の酸化
膜の耐圧性能を検証した。ここでは、各シリコン単結晶
層の表面に、5mm×4mmのパターンでポリシリコン
電極を複数パターニングし、各ポリシリコン電極にそれ
ぞれ電圧を引加した。この印加電圧は、印加開始から次
第にステップ状に上げてゆき、各ポリシリコン電極に、
最大1mA(およそ11MV/cmの電界強度に相
当)のストレスを印加した。このように電圧を印加した
のち、シリコン単結晶層上に形成したポリシリコン電極
の総数に占める、壊れなかったポリシリコン電極の比率
を良品率(%)とした。
【0031】そして、熱処理時間は同一(60秒)で熱
処理温度の異なる各シリコン単結晶層の良品率を求め
て、RTA処理温度に対する良品率の依存性を求めた。
この結果を図3のグラフに示す。
【0032】また、熱処理時間は同一(60秒)で熱処
理温度の異なる各シリコン単結晶層を各熱処理温度ごと
に二枚用意し、各シリコン単結晶層について、表面に形
成したポリシリコン電極の耐圧性能における良品の分布
を求めた。この結果を図4に示す。図4において、シリ
コン単結晶層の表面のます目一つがそれぞれひとつのパ
ターン(ポリシリコン電極)を示しており、白色のます
目は良品を示し、黒色のます目は不良品を示している。
【0033】図3及び図4に示すように、熱処理温度が
600°Cよりも低温である場合には、明らかに不良率
が高く、熱処理温度が600°C以上である場合には、
良品率はほぼ90%以上に向上していることがわかる。
このことから、熱処理温度が600°Cよりも低いシリ
コン単結晶層では、HFエッチングによる酸化膜の耐圧
性能の低下が生じており、熱処理温度が600°C以上
の場合には、酸化膜の耐圧性能の低下が生じていないこ
とがわかる。
【0034】また、前記の熱処理において熱処理温度は
同一(900°C)で熱処理時間のみが異なる各シリコ
ン単結晶層を複数用意し、これらシリコン単結晶層の表
面に形成したポリシリコン電極に前記の耐圧試験を行
い、熱処理時間に対する良品率の依存性を求めた。この
結果を図5のグラフに示す。図5から、熱処理時間が1
秒と極めて短時間でも、シリコン単結晶層の表面の品質
の改善効果が高いことがわかる。
【0035】〔表面検査〕次に、上記の熱処理において
熱処理時間は同一(60秒)で熱処理温度の異なる各シ
リコン単結晶層について、SPV(表面光電位測定)に
よってシリコン単結晶層表面のFe汚染レベルを測定
し、熱処理温度に対するFe汚染レベルの依存性を調べ
た。この結果を図6のグラフに示す。図6から、熱処理
温度が600°Cから950°C未満の範囲にある場合
にはFe汚染レベルはほぼ一定であるのに対し、熱処理
温度が950°C以上の場合には、熱処理温度が950
°C未満の場合に比べてFe汚染レベルが増加している
ことがわかる。
【0036】さらに、これらシリコン単結晶層につい
て、パーティクルカウンターによってシリコン単結晶層
表面の散乱光強度を測定してヘイズレベル(バックグラ
ウンドレベル)を求め、熱処理温度に対するヘイズレベ
ルの依存性を示した。この結果を図7のグラフに示す。
図7から、熱処理温度が950°C未満の場合には、熱
処理温度が高くなるに従ってヘイズレベルはごく緩やか
に増加しているが、熱処理温度が950°C以上になる
とヘイズレベルが急激に増加しており、熱処理温度が9
50°C未満の場合と950°C以上の場合とでは、シ
リコン単結晶層の表面状態に明らかな差が生じているこ
とがわかる。
【0037】〔BMD密度測定〕次に、上記の熱処理に
おいて熱処理時間は同一(60秒)で熱処理温度の異な
る各シリコン単結晶層について、セコエッチングを行
い、シリコン単結晶層内部のBMD密度を観察した。こ
の結果を図8に示す。この測定では、シリコン単結晶層
として、上記の熱処理の前に、熱処理温度800°Cで
4時間の熱処理を行い、さらに1000°Cで16時間
の熱処理を行って表層でのDZと内部でのBMD形成を
行ったシリコンウェーハを用いた。図8から、熱処理温
度が950°C未満の場合には、熱処理温度が高くなる
につれてシリコン単結晶層中のBMD密度は緩やかに低
下している。そして、熱処理温度が950°C以上にな
るとBMD密度は急激に低下していることがわかる。
【0038】以上の試験及び検査の結果より求められ
た、酸化膜の耐圧性能、Fe汚染レベル、パーティクル
カウンターによる測定のバックグラウンド(ヘイズ)レ
ベル、シリコン単結晶層内部に残存するBMD量等の特
性から、シリコン単結晶層を製造する際の熱処理温度の
範囲は、600°C以上950°C未満とすることで、
洗浄液やエッチャントに対する耐性が高く、酸化膜の耐
圧性能が良好であるシリコン単結晶層の製造が可能とな
ることがわかる。
【0039】次に、上記試験で用いたシリコンウェーハ
に、上記熱処理を施したのちに仕上げ研磨及び洗浄を施
したものと、上記試験で用いたシリコンウェーハに、仕
上げ研磨と洗浄を施したのちに上記熱処理を施したもの
の両方について、上記試験と同様にして、シリコンウェ
ーハ表面の品質の差を検証した。ここで、熱処理後に仕
上げ研磨及び洗浄を施したシリコンウェーハとして、8
00°Cを超える温度で上記熱処理を施したもの(以
下、実施例1とする)と、800°C以下の温度で上記
熱処理を施したもの(以下、実施例2とする)とを用意
し、また仕上げ研磨及び洗浄を施したのちに上記熱処理
を施したシリコンウェーハとして、800°Cを超える
温度で上記熱処理を施したもの(以下、実施例3とす
る)と、800°C以下の温度で上記熱処理を施したも
の(以下、実施例4とする)とを用意した。また、これ
らシリコンウェーハの洗浄は、上記試験で用いたものと
同じ洗浄液によって行った。
【0040】これら実施例1〜4について、上記試験と
同様にして、酸化膜の耐圧性能試験、表面検査、BMD
密度測定を行ったところ、実施例1よりも実施例2の方
が品質がよく、また実施例3は、これら実施例1、2よ
りもさらに品質がよく、実施例4では、これら実施例中
で最も品質が良いことが確認できた。このことから、上
記熱処理をDK熱処理として行う場合、より高品質なシ
リコン単結晶層を得るためには、シリコン単結晶層に仕
上げ研磨及び洗浄を施したのちに上記熱処理を施すこと
が好ましく、またその際の熱処理温度を800°C以下
とすることで、より高品質なシリコン単結晶層が得られ
ることがわかる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明にかかるシリコン単結晶層の製造方法によれば、
水素ガスまたは不活性ガス、もしくはこれらの混合ガス
からなる雰囲気ガス中で、シリコン単結晶層に600°
C以上950°C未満の温度で熱処理を施すので、シリ
コン単結晶層の表面の酸化膜が除去されるとともに表面
のシリコン原子が移動して、表面の欠陥が消失すること
となり、シリコン単結晶層の表面の品質を改善すること
ができる。これにより、シリコン単結晶層の表面に金属
汚染及びパーティクルカウンターによる測定の際のバッ
クグラウンドレベルが抑えられ、さらにはシリコン単結
晶層中のBMD密度の低下も抑えられた、洗浄液やエッ
チャントに対する耐性の高い本発明のシリコン単結晶層
を製造することができる。従って、このシリコン単結晶
層の製造方法は、大口径化されるウェーハに好適であ
り、特に200mmよりも大きい径の300mmのウェ
ーハにおいて、さらに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるシリコン単結晶層の製造方法
を概略的に示す図である。
【図2】 ボロンコフ理論に基づいた、V/G比が臨界
点以上では空孔豊富インゴットが形成され、V/G比が
臨界点以下では格子間シリコン豊富インゴットが形成さ
れ、パーフェクト領域が第1臨界比((V)/G)
以上第2臨界比(V/G))以下であることを示す図
である。
【図3】 シリコン単結晶層に施したRTA処理温度に
対する良品率の依存性を示すグラフである。
【図4】 RTA処理温度の異なる複数のシリコン単結
晶層において表面に形成したポリシリコン電極の耐圧性
能における良品の分布を示す図である。
【図5】 シリコン単結晶層に施したRTA処理の処理
時間に対する良品率の依存性を示すグラフである。
【図6】 シリコン単結晶層に施した熱処理温度に対す
るFe汚染レベルの依存性を示すグラフである。
【図7】 シリコン単結晶層に施したRTA処理の熱処
理温度に対する、パーティクルカウンターによる測定の
ヘイズレベル(バックグラウンドレベル)の依存性を示
すグラフである。
【図8】 シリコン単結晶層に施したRTA処理の熱処
理温度に対する、シリコン単結晶層内部のBMD密度の
依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
W シリコンウェーハ(シリコン単結晶層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新行内 隆之 東京都港区芝浦一丁目2番1号 三菱住友 シリコン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン単結晶層に、水素ガスまたは不
    活性ガスもしくはこれらの混合ガスからなる雰囲気ガス
    中で600°C以上950°C未満の温度で短時間熱ア
    ニールによる熱処理を施す熱処理工程を有することを特
    徴とするシリコン単結晶層の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理を行う時間を、1秒以上30
    0秒以下としたことを特徴とする請求項1記載のシリコ
    ン単結晶層の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載のシ
    リコン単結晶層の製造方法において、前記熱処理される
    シリコン単結晶層は、シリコン単結晶のインゴット内で
    の格子間シリコン型点欠陥が支配的に存在する領域を
    〔I〕とし、空孔型点欠陥が支配的に存在する領域を
    〔V〕とし、格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔
    型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域を
    〔P〕とするときに、パーフェクト領域〔P〕からなる
    インゴットから切り出された点欠陥の凝集体が存在しな
    いシリコンウェーハからなることを特徴とするシリコン
    単結晶層の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シリコン単結晶層に、研磨処理を施
    したのちに前記熱処理を施すことを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載のシリコン単結晶層の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記熱処理工程において、600°C以
    上800°C以下の温度で熱処理を施すことを特徴とす
    る請求項4記載のシリコン単結晶層の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のシリ
    コン単結晶層の製造方法によって製造されるシリコン単
    結晶層であって、前記熱処理により、表面の品質を改善
    してなることを特徴とするシリコン単結晶層。
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