JP2003324315A - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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JP2003324315A
JP2003324315A JP2002129128A JP2002129128A JP2003324315A JP 2003324315 A JP2003324315 A JP 2003324315A JP 2002129128 A JP2002129128 A JP 2002129128A JP 2002129128 A JP2002129128 A JP 2002129128A JP 2003324315 A JP2003324315 A JP 2003324315A
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oscillation
voltage controlled
frequency
transistor
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JP2002129128A
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English (en)
Inventor
Koji Takinami
浩二 滝波
Hisashi Adachi
寿史 足立
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧制御発振器の電流源で発生する偶数次高
調波に起因する雑音を低減するために、電流源と並列に
コンデンサを挿入した場合、周波数が高くなるとボンデ
ィングワイヤの寄生インダクタンス成分の影響によって
高周波接地の効力が弱くなり、偶数次高調波の抑圧効果
が得られなくなる。 【解決手段】 寄生インダクタンス111cとコンデン
サ112cで直列共振回路を電流源110に並列に接続
し、その直列共振回路の共振周波数を発振周波数の2倍
の周波数に設定する。さらに、発振周波数の2倍の周波
数の共振周波数を有する並列共振回路114,115を
電流源110と発振トランジスタ101a,101bの
間に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に構
成される電圧制御発振器において、特に高い周波数にお
いても低位相雑音特性を実現することが可能な電圧制御
発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電圧制御発振器は、無線通信機の局部発
振信号を発生させる手段として広く使用されている。
【0003】従来の電圧制御発振器の構成例を図7に示
す。同図において、1a、1bは発振トランジスタ、2
a、2bはインダクタ、3a、3bは可変容量素子であ
る。また、4は電源端子、5は周波数制御端子であり、
6は電流源トランジスタである。なお、同図ではバイア
ス回路等は省略している。
【0004】以下、図7を参照しながら従来の電圧制御
発振器の動作について説明する。
【0005】インダクタ2a、2bと可変容量素子3
a、3bは並列共振回路を構成している。周波数制御端
子5に加えられた制御電圧によって可変容量素子3a、
3bのバイアス電圧を変化させ容量値を調整することに
よって、並列共振回路の共振周波数は変化する。電圧制
御発振器の発振周波数は共振回路の共振周波数近傍で発
振するので、発振周波数を所望の周波数に調整すること
ができる。発振トランジスタ1a、1bは負性抵抗を発
生して共振回路の寄生抵抗成分による損失をキャンセル
し、発振条件を満足させるためのものである。
【0006】上述した回路が電圧制御発振器の最も基本
となる構成であるが、発振器においては位相雑音特性の
向上が重要であり、位相雑音特性を改善するための回路
が提案されている。
【0007】図8は、雑音成分の中で特に電流源トラン
ジスタ6で発生する雑音成分を低減する方法であり、"
The Design of Low Noise O
scillators"、A. Hajimiri、
T. Lee、KLUWERACADEMIC PUB
LISHERS、p.117に記載されている。同図で
は図7で示した電圧制御発振器の電流源トランジスタ6
に並列にコンデンサ7cを接続している。
【0008】本発振器の原理を図8、図9を参照しなが
ら説明する。図9(a)はコンデンサ7cが接続されて
いない場合に電流源トランジスタ6に流れる電流成分の
周波数スペクトルを示している。電流源トランジスタ6
は、差動動作を行う発振トランジスタ1a、1bのソー
ス端子に接続されているので、奇数次の周波数成分は打
消し合い、主に偶数次高調波成分が電流源トランジスタ
6に流れる。電流源トランジスタ6では、この偶数次高
調波成分によって図9(b)に示すようなトランジスタ
で発生する雑音成分が低周波にダウンコンバートされ、
発振器の位相雑音劣化の要因となる(図9(c)にこの
様子を図示)。図8に示す方式では、コンデンサ7cに
よって偶数次高調波をグランドへとバイパスすることに
よって、電流源トランジスタ6に流れる偶数次高調波成
分を除去することで、発振器の位相雑音特性を向上す
る。
【0009】さらに、本従来例では、コンデンサ7cに
よって、発振トランジスタ1a、1bに流れる電流の立
ち上がり特性が急峻になることによる位相雑音特性の改
善も得られる。図10(a)はコンデンサ7cを用いな
い場合、同図(b)はコンデンサ7cを用いる場合にお
ける発振トランジスタの電流波形のシミュレーション結
果である。同図において、11aは発振トランジスタ1
aのドレイン電流、11bは発振トランジスタ1bのド
レイン電流を示している。一般に、電圧制御発振器は、
電流の立ち上がり/立ち下がり時に外乱の影響を受けや
すいが、同図の様にコンデンサ7cによって立ち上がり
特性を急峻にすれば外乱に起因する位相雑音の劣化を抑
え、位相雑音特性を改善することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方式では、発振器を半導体基板上に集積化した
場合に、発振周波数が高くなると位相雑音特性の改善効
果が得られなくなるという課題を有していた。なぜな
ら、半導体集積回路では、パッケージ端子と半導体チッ
プの信号線を繋ぐボンディングワイヤに寄生インダクタ
ンス成分が存在し、特に高い周波数においては理想的な
高周波接地が得られなくためである。
【0011】図11に、ボンディングワイヤを等価的に
インダクタ10a、10b、10cで表した場合の回路
図を示す。同図において前述と同一の部分には同一の符
号を付しており説明は省略する。
【0012】ボンディングワイヤの影響を考慮した場
合、コンデンサ7cは寄生インダクタ10cを介して接
地される。この寄生インダクタ10cのインピーダンス
は、インダクタンス値をLe、周波数をfとすれば2π
fLeと表され周波数に比例して大きくなる。したがっ
て、例えば、ボンディングワイヤの寄生インダクタンス
値を1nH、発振周波数を5GHzとすれば、2倍高調
波に対する寄生インダクタのインピーダンスは62.8
Ωとなり、理想的な高周波接地が得られない。実際に
は、寄生インダクタには、ボンディングワイヤの影響以
外に伝送線路のインダクタンス成分等も加わるので、高
周波において接地を得ることはますます困難になる。
【0013】本発明は、電圧制御発振器の発振周波数が
高い場合であっても、良好な位相雑音特性を有する電圧
制御発振器を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、第1の発振
トランジスタと第2の発振トランジスタと複数のインダ
クタと複数の可変容量素子を有し、前記第1の発振トラ
ンジスタと第2の発振トランジスタのエミッタまたはド
レイン端子が接続され、前記第1の発振トランジスタの
ベースまたはゲートと第2の発振トランジスタのコレク
タまたはソースがコンデンサを介して、または直接接続
され、前記第2の発振トランジスタのベースまたはゲー
トと第1の発振トランジスタのコレクタまたはソースが
コンデンサを介して、または直接接続され、前記複数の
インダクタと前記複数の可変容量素子からなる共振回路
が前記第1および第2の発振トランジスタのコレクタま
たはドレインに接続された電圧制御発振器であって、電
源またはグランドと前記第1および第2の発振トランジ
スタとの間に電流源トランジスタを有し、前記電流源ト
ランジスタと並列に発振周波数の偶数倍の周波数に対し
て実質的にショートとなる少なくとも1つ以上の低イン
ピーダンス回路を接続することを特徴とする電圧制御発
振器である。
【0015】第2の本発明(請求項2に対応)は、請求
項1に記載の電圧制御発振器であって、前記低インピー
ダンス回路は発振周波数の偶数倍の共振周波数を有する
直列共振回路であることを特徴とする電圧制御発振器で
ある。
【0016】第3の本発明(請求項3に対応)は、請求
項2に記載の電圧制御発振器であって、前記直列共振回
路は、発振周波数の2倍の周波数で共振することを特徴
とする電圧制御発振器である。
【0017】第4の本発明(請求項4に対応)は、請求
項1から3のいずれか記載の電圧制御発振器であって、
前記直列共振回路は直列に接続したコンデンサとインダ
クタから構成されることを特徴とする電圧制御発振器で
ある。
【0018】第5の本発明(請求項5に対応)は、請求
項4に記載の電圧制御発振器であって、前記インダクタ
はボンディングワイヤであることを特徴とする電圧制御
発振器である。
【0019】第6の本発明(請求項6に対応)は、請求
項4または5に記載の電圧制御発振器であって、前記コ
ンデンサは可変容量素子であり、前記直列共振器の共振
周波数が発振周波数に追従して変動することを特徴とす
る電圧制御発振器である。
【0020】第7の本発明(請求項7に対応)は、請求
項6において、前記直列共振回路を構成する前記可変容
量素子は、電圧制御発振器の共振回路を構成する前記複
数の可変容量素子と同一半導体基板上に同一構造かつ同
一の容量値にて構成され、直列共振回路を構成する前記
インダクタは、共振周波数を発振周波数の2N倍(Nは
1以上の整数)とした場合に、電圧制御発振器の共振回
路を構成する前記複数のインダクタの2N乗分の1のイ
ンダクタンス値を有することを特徴とする電圧制御発振
器である。
【0021】第8の本発明(請求項8に対応)は、第1
の発振トランジスタと第2の発振トランジスタと複数の
インダクタと複数の可変容量素子を有し、前記第1の発
振トランジスタと第2の発振トランジスタのエミッタま
たはドレイン端子が互いに接続され、前記第1の発振ト
ランジスタのベースまたはゲートと第2の発振トランジ
スタのコレクタまたはソースがコンデンサを介して、ま
たは直接接続され、前記第2の発振トランジスタのベー
スまたはゲートと第1の発振トランジスタのコレクタま
たはソースがコンデンサを介して、または直接接続さ
れ、前記複数のインダクタと前記複数の可変容量素子か
らなる共振回路が前記第1および第2の発振トランジス
タのコレクタまたはドレインに接続された電圧制御発振
器であって、電源またはグランドと前記第1および第2
の発振トランジスタとの間に電流源トランジスタを有
し、前記電流源トランジスタのコレクタ・エミッタ間ま
たはドレイン・ソース間に、並列に、発振周波数の2倍
の周波数で低インピーダンス特性をもつコンデンサを接
続したことを特徴とする電圧制御発振器である。
【0022】第9の本発明(請求項9に対応)は、第1
の発振トランジスタと第2の発振トランジスタと複数の
インダクタと複数の可変容量素子を有し、前記第1の発
振トランジスタと第2の発振トランジスタのエミッタま
たはドレイン端子が接続され、前記第1の発振トランジ
スタのベースまたはゲートと第2の発振トランジスタの
コレクタまたはソースがコンデンサを介して、または直
接接続され、前記第2の発振トランジスタのベースまた
はゲートと第1の発振トランジスタのコレクタまたはソ
ースがコンデンサを介して、または直接接続され、前記
複数のインダクタと前記複数の可変容量素子からなる共
振回路が前記第1および第2の発振トランジスタのコレ
クタまたはドレインに接続された電圧制御発振器であっ
て、電源またはグランドと前記第1および第2の発振ト
ランジスタとの間に電流源トランジスタを有し、前記電
流源トランジスタと前記第1および第2の発振トランジ
スタの間に発振周波数の偶数倍の周波数に対してオープ
ンとなる少なくとも1つ以上の高インピーダンス回路を
接続することを特徴とする電圧制御発振器である。第1
0の本発明(請求項10に対応)は、請求項9に記載の
電圧制御発振器であって、前記高インピーダンス回路は
発振周波数の偶数倍の共振周波数を有する並列共振回路
であることを特徴とする電圧制御発振器である。第11
の本発明(請求項11に対応)は、請求項10に記載の
電圧制御発振器であって、前記並列共振回路は、発振周
波数の2倍の周波数で共振することを特徴とする電圧制
御発振器である。
【0023】第12の本発明(請求項12に対応)は、
請求項10または11に記載の電圧制御発振器であっ
て、前記並列共振回路は並列に接続したコンデンサとイ
ンダクタからなることを特徴とする電圧制御発振器であ
る。
【0024】第13の本発明(請求項13に対応)は、
請求項10または11に記載の電圧制御発振器であっ
て、前記並列共振回路はスパイラルインダクタから成
り、前記スパイラルインダクタの自己共振周波数が発振
周波数の偶数倍の共振周波数を有することを特徴とする
電圧制御発振器である。
【0025】第14の本発明(請求項14に対応)は、
請求項12に記載の電圧制御発振器であって、並列共振
回路を構成する前記コンデンサは可変容量素子であり、
前記並列共振器回路の共振周波数が発振周波数に追従し
て変動することを特徴とする電圧制御発振器である。
【0026】第15の本発明(請求項15に対応)は、
請求項14に記載の電圧制御発振器であって、並列共振
回路を構成する前記可変容量素子は、電圧制御発振器の
共振回路を構成する前記複数の可変容量素子と同一半導
体基板上に同一構造かつ同一の容量値にて構成され、並
列共振回路を構成する前記インダクタは、共振周波数を
発振周波数の2N倍(Nは1以上の整数)とした場合
に、電圧制御発振器の共振回路を構成する前記複数のイ
ンダクタの実質的に2N乗分の1のインダクタンス値を
有することを特徴とする電圧制御発振器である。
【0027】第16の本発明(請求項16に対応)は、
請求項1から15いずれか記載の電圧制御発振器を用い
た無線通信機である。
【0028】
【発明実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0029】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における電圧制御発振器の構成を示したものであ
る。ただし、バイアス回路等は省略している。
【0030】同図において、101a、101bは発振
トランジスタ、102a、102bはインダクタ、10
3a、103bは可変容量素子、104は電源端子、1
05は周波数制御端子、110は電流源用トランジスタ
である。また、111a〜111cはボンディングワイ
ヤの寄生インダクタンス成分を表している。112c、
114はコンデンサ、115はインダクタである。
【0031】以下、同図を参照しながら実施の形態1に
おける電圧制御発振器の動作について説明する。
【0032】インダクタ102a、102bと103
a、103bは並列共振回路を構成しており、周波数制
御端子105に加えられた制御電圧によって可変容量素
子103a、103bのバイアス電圧を変化させ容量値
を調整することによって、並列共振回路の共振周波数は
変化する。電圧制御発振器の発振周波数は共振回路の共
振周波数近傍で発振するので、発振周波数を所望の周波
数に調整することができる。発振トランジスタ102
a、102bは負性抵抗を発生して共振回路の寄生抵抗
成分をキャンセルし、発振条件を満足させるためのもの
である。
【0033】同図において寄生インダクタ111cとコ
ンデンサ112cは直列共振回路を構成しており、発振
周波数の2倍の周波数で共振するように設定される。す
なわち、寄生インダクタのインダクタンス値をLe、コ
ンデンサの容量値をC1、発振周波数をf0とおくと、 2f0=1/(2π√(Le・C1)) となるようにLeおよびCを設定する。このとき、直列
共振回路のインピーダンスZsは、 Zs=j2π(2f0)Le+1/(j2π(2f0)
C1)=0 となり、発振周波数の2倍の周波数に対してショートと
見なすことができる。
【0034】一方、インダクタ115とコンデンサ11
4は並列共振回路を構成しており、発振周波数の2倍の
周波数で共振するように設定される。すなわち、インダ
クタのインダクタンス値をL2、コンデンサの容量値を
C2、発振周波数をf0とおくと、 2f0=1/(2π√(L2・C2)) となるようにL2およびC2を設定する。このとき、並
列共振回路のインピーダンスZpは、 Zp=−(2π(2f0))^2・L2・C2/(j2
π(2f0)L2+1/(j2π(2f0)C2)=∞ となり、発振周波数の2倍の周波数に対してオープンと
見なすことができる。
【0035】以上より、発振トランジスタ101a、1
01bで生じた2次高調波成分は、コンデンサ112c
と寄生インダクタ111cから成る直列共振回路でグラ
ンドへバイパスされ、さらにインダクタ115とコンデ
ンサ114から成る並列共振回路で電流源トランジスタ
110への経路は遮断される。その結果、電流源トラン
ジスタ110への2次高調波成分の注入を飛躍的に低減
できるので、2次高調波成分に起因する雑音の発生を抑
えることができる。一般に、図9(a)に示した様に、
電流源トランジスタ110に流れ込もうとする高調波成
分の中で、2次高調波成分が最も大きいので、電流源ト
ランジスタ110に流れる2次高調波成分のみを排除す
ることでも十分な位相雑音の改善効果を得ることができ
る。
【0036】なお、以上の説明では直列共振回路と並列
共振回路を用いる構成を示しているが、どちらか一方の
みを使用しても良い。
【0037】また、コンデンサ112cは必ずしも半導
体チップ内部で構成する必要は無く、半導体の外部でチ
ップ素子等を用いて構成しても良い。
【0038】また、コンデンサ114とインダクタ11
5から成る並列共振回路を、自己共振周波数が所望の共
振周波数と一致したスパイラルインダクタを用いて構成
しても良い。
【0039】また、電流源トランジスタとしてn型MO
Sトランジスタではなくp型MOSトランジスタを用い
ても良い。この場合の構成を図2に示す。同図において
200はp型MOSトランジスタから成る電流源トラン
ジスタを示している。この場合、発振トランジスタ10
1a、101bで生じた2次高調波成分は、コンデンサ
112cと寄生インダクタ111cから成る直列共振回
路でグランドへバイパスされ、さらにインダクタ115
とコンデンサ114から成る並列共振回路で電流源トラ
ンジスタ200への経路は遮断される。他の動作は図1
と同様である。したがって、前述と同様の原理により電
流源トランジスタ200への2次高調波成分の注入を飛
躍的に低減できる。
【0040】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2における電圧制御発振器の構成を示しており、前述
と同様の部分には同じ符号を付しており説明は省略す
る。
【0041】同図において、112d、114bはコン
デンサ、115bはインダクタ、111dは寄生インダ
クタを表している。
【0042】コンデンサ112dと寄生インダクタ11
1dは直列共振回路を構成しており、発振周波数の4倍
の周波数で共振するように設定されている。
【0043】また、コンデンサ114bとインダクタ1
15bは並列共振回路を構成しており、発振周波数の4
倍の周波数で共振するように設定されている。
【0044】このとき、発振トランジスタ101a、1
01bで生じた偶数次高調波成分のうち、2次高調波成
分はコンデンサ112cと寄生インダクタ111cから
なる直列共振回路によってグランドへバイパスされ、4
次高調波成分はコンデンサ112dと寄生インダクタ1
11dからなる直列共振回路によってグランドへバイパ
スされる。一方、電流源トランジスタ110へ流れこも
うとする偶数次高調波成分のうち、2次高調波成分はコ
ンデンサ114とインダクタ115からなる並列共振回
路にて遮断され、4次高調波成分はコンデンサ114b
とインダクタ115bからなる並列共振回路にて遮断さ
れる。
【0045】本構成によれば、電流源トランジスタ11
0へ流れこむ偶数次高調の中で、2次高調波のみでな
く、4次高調波成分の注入も低減できるので、実施の形
態1に比べて更に大きな位相雑音低減効果を得ることが
できる。
【0046】なお、直列共振回路および並列共振回路を
3つ以上使用して、6次以上の偶数次高調波を遮断して
も良い。
【0047】また、並列共振回路と直列共振回路の段数
や共振周波数は必ずしも一致させる必要は無く、例え
ば、一方を2次高調波に対して共振させ、他方を4次高
調波に対して共振させるような構成を用いても良い。
【0048】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における電圧制御発振器の構成を示しており、図1
と同様の部分には同じ符号を付しており説明は省略す
る。
【0049】同図において、コンデンサ112cと寄生
インダクタ111cからなる直列共振回路は、コンデン
サ114とインダクタ115からなる並列共振回路と電
流源トランジスタ110の接続点とグランドの間に接続
される。
【0050】本発明によれば、発振トランジスタで発生
する2次高調波成分はコンデンサ114とインダクタ1
15から成る並列共振回路にて減衰され、さらにコンデ
ンサ112cと寄生インダクタ111cから成る直列共
振回路によって、電流源トランジスタ110へ流れこも
うとする2次高調波成分はグランドへバイパスされる。
したがって、電流源トランジスタに起因する雑音の発生
を抑圧でき、電圧制御発振器の位相雑音を改善できる。
【0051】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4における電圧制御発振器の構成を示しており、図1
と同様の部分には同じ符号を付しており説明は省略す
る。
【0052】同図において、コンデンサ113は、電流
源トランジスタ110のドレイン端子とソース端子に接
続される。
【0053】本発明によれば、発振トランジスタで発生
する2次高調波成分はコンデンサ114とインダクタ1
15から成る並列共振回路にて減衰され、さらに電流源
トランジスタ110へ流れこもうとする偶数次高調波成
分はコンデンサ113によってバイパスされ、電流源ト
ランジスタ110への注入量を低減できる。したがっ
て、電流源トランジスタに起因する雑音の発生を抑圧で
き、電圧制御発振器の位相雑音を改善できる。
【0054】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5における電圧制御発振器の構成を示しており、図
1と同様の部分には同じ符号を付しており説明は省略す
る。ただし、同図では発振トランジスタ101a、10
1bと電流源トランジスタ部分のみを示している。
【0055】同図において、130a、130b、13
1a、131bは可変容量素子であり、図1における可
変容量素子103a、103bと同一半導体基板上に、
同一構造かつ同一の容量値を有する。また、132、1
33は制御端子である。また、破線140で囲まれた部
分は並列共振回路を構成しており、破線141で囲まれ
た部分は直列共振回路を構成している。
【0056】図1のインダクタ102a、102bの直
列接続から成るインダクタンス値をLr、可変容量素子
103a、103bの直列接続から成る容量値をCr、
発振周波数をf0とすると、電圧制御発振器は共振周波
数近傍で発振するので、 f0=1/(2π√(Lr・Cr)) という関係がある。
【0057】いま、図6の並列共振回路140と直列共
振回路141の共振周波数を発振周波数のN倍に設定す
る場合を考える。インダクタ115および133のイン
ダクタンス値をL3、L4、寄生インダクタンス111
cをLeとした場合に、 L3=Lr/(N2) Le=Lr/(N2) を満足する様に、Le、L3、L4を設定する。
【0058】このとき、並列共振回路140の周波数N
f0におけるインピーダンスZpは、 Zp=−(2π(Nf0))2・L3・Cr/(j2π
(Nf0)L3+1/(j2π(2f0)Cr)=∞ となり、直列共振回路141の周波数Nf0におけるイ
ンピーダンスZsは、 Zs=j2π(Nf0)Le+1/(j2π(Nf0)
Cr)=0 となる。
【0059】したがって、制御端子132と133と図
1の周波数制御端子105に加える電圧を等しくして可
変容量素子の容量値および容量値の変化を等しくすれ
ば、並列共振回路140および直列共振回路141の共
振周波数を常に発振周波数のN倍に設定することができ
る。
【0060】本構成によれば、発振周波数の変動が大き
い場合であっても、並列共振回路140および直列共振
回路141の共振周波数が発振周波数の変動に追従して
変化するので、電流源トランジスタから生じる位相雑音
の抑圧効果を広い周波数範囲にわたって得ることができ
る。
【0061】なお、以上説明した実施の形態では、MO
Sトランジスタを用いた発振器を例に説明を行ったが、
発振トランジスタおよび電流源トランジスタとしてバイ
ポーラトランジスタを用いても良いことは言うまでも無
い。
【0062】また、発振器部分の構成としては、必ずし
も実施の形態に示したものである必要は無く、例えば交
差接続される2つ発振トランジスタのゲートとドレイン
を、コンデンサを介して接続しても良い。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電圧制
御発振器の発振周波数が高い場合であっても、良好な位
相雑音特性を有する電圧制御発振器を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電圧制御発振器
の構成を示す回路図
【図2】本発明の実施の形態1における電圧制御発振器
の他の構成を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態2における電圧制御発振器
の構成を示す回路図
【図4】本発明の実施の形態3における電圧制御発振器
の構成を示す回路図
【図5】本発明の実施の形態4における電圧制御発振器
の構成を示す回路図
【図6】本発明の実施の形態5における電圧制御発振器
の構成を示す回路図
【図7】従来の電圧制御発振器の構成を示す回路図
【図8】従来の電圧制御発振器のもう一つの構成を示す
回路図
【図9】従来の電圧制御発振器の動作原理を説明するた
めの周波数スペクトル図
【図10】従来の電圧制御発振器の動作原理を説明する
ための電流波形
【図11】従来の電圧制御発振器の課題を説明するため
の回路図
【符号の説明】
101a、101b 発振トランジスタ 102a、102b、115 インダクタ 103a、103b 可変容量素子 104 電源端子 105 周波数制御端子 110 電流源トランジスタ 111a〜111c 寄生インダクタ 112c、114 コンデンサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5J081 AA02 BB01 CC22 CC29 CC30 DD03 DD11 EE02 EE03 EE18 FF02 FF21 FF24 KK02 KK09 KK22 LL05 MM01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の発振トランジスタと第2の発振ト
    ランジスタと複数のインダクタと複数の可変容量素子を
    有し、 前記第1の発振トランジスタと第2の発振トランジスタ
    のエミッタまたはドレイン端子が接続され、 前記第1の発振トランジスタのベースまたはゲートと第
    2の発振トランジスタのコレクタまたはソースがコンデ
    ンサを介して、または直接接続され、 前記第2の発振トランジスタのベースまたはゲートと第
    1の発振トランジスタのコレクタまたはソースがコンデ
    ンサを介して、または直接接続され、 複数のインダクタと前記複数の可変容量素子を有する共
    振回路が前記第1および第2の発振トランジスタのコレ
    クタまたはドレインに接続された電圧制御発振器であっ
    て、 電源またはグランドと前記第1および第2の発振トラン
    ジスタとの間に電流源トランジスタを有し、 前記電流源トランジスタと並列に、発振周波数の偶数倍
    の周波数に対して実質的にショートとなる少なくとも1
    つ以上の低インピーダンス回路が接続されている電圧制
    御発振器。
  2. 【請求項2】 前記低インピーダンス回路は、前記発振
    周波数の偶数倍の共振周波数を有する直列共振回路であ
    る請求項1記載の電圧制御発振器。
  3. 【請求項3】 前記直列共振回路は、前記発振周波数の
    2倍の周波数で共振する請求項2記載の電圧制御発振
    器。
  4. 【請求項4】 前記直列共振回路は、直列に接続したコ
    ンデンサとインダクタで構成される請求項1から3のい
    ずれか記載の電圧制御発振器。
  5. 【請求項5】 前記直列共振回路のインダクタはボンデ
    ィングワイヤである請求項4記載の電圧制御発振器。
  6. 【請求項6】 前記直列共振回路のコンデンサは可変容
    量素子であり、前記直列共振回路の共振周波数が発振周
    波数に追従して変動する請求項4または5に記載の電圧
    制御発振器。
  7. 【請求項7】 前記直列共振回路を構成する前記可変容
    量素子は、前記電圧制御発振器の前記共振回路を構成す
    る前記複数の可変容量素子と同一半導体基板上に実質上
    同一構造かつ実質上同一の容量値にて構成され、 前記直列共振回路を構成する前記インダクタは、共振周
    波数を発振周波数の2N倍(Nは1以上の整数)とした
    場合に、前記電圧制御発振器の前記共振回路を構成する
    前記複数のインダクタの2N乗分の1のインダクタンス
    値を有する請求項6記載の電圧制御発振器。
  8. 【請求項8】 第1の発振トランジスタと第2の発振ト
    ランジスタと複数のインダクタと複数の可変容量素子を
    有し、 前記第1の発振トランジスタと第2の発振トランジスタ
    のエミッタまたはドレイン端子が互いに接続され、 前記第1の発振トランジスタのベースまたはゲートと第
    2の発振トランジスタのコレクタまたはソースがコンデ
    ンサを介して、または直接接続され、 前記第2の発振トランジスタのベースまたはゲートと第
    1の発振トランジスタのコレクタまたはソースがコンデ
    ンサを介して、または直接接続され、 前記複数のインダクタと前記複数の可変容量素子を有す
    る共振回路が前記第1および第2の発振トランジスタの
    コレクタまたはドレインに接続された電圧制御発振器で
    あって、 電源またはグランドと前記第1および第2の発振トラン
    ジスタとの間に電流源トランジスタを有し、 前記電流源トランジスタのコレクタ・エミッタ間または
    ドレイン・ソース間に、並列に、発振周波数の2倍の周
    波数で低インピーダンス特性がをもつコンデンサが接続
    されている電圧制御発振器。
  9. 【請求項9】 第1の発振トランジスタと第2の発振ト
    ランジスタと複数のインダクタと複数の可変容量素子を
    有し、 前記第1の発振トランジスタと第2の発振トランジスタ
    のエミッタまたはドレイン端子が接続され、 前記第1の発振トランジスタのベースまたはゲートと第
    2の発振トランジスタのコレクタまたはソースがコンデ
    ンサを介して、または直接接続され、 前記第2の発振トランジスタのベースまたはゲートと第
    1の発振トランジスタのコレクタまたはソースがコンデ
    ンサを介して、または直接接続され、 前記複数のインダクタと前記複数の可変容量素子を有す
    る共振回路が前記第1および第2の発振トランジスタの
    コレクタまたはドレインに接続された電圧制御発振器で
    あって、 電源またはグランドと前記第1および第2の発振トラン
    ジスタとの間に電流源トランジスタを有し、 前記電流源トランジスタと前記第1および第2の発振ト
    ランジスタの間に、発振周波数の偶数倍の周波数に対し
    てオープンとなる少なくとも1つ以上の高インピーダン
    ス回路が接続されている電圧制御発振器。
  10. 【請求項10】 前記高インピーダンス回路は発振周波
    数の偶数倍の共振周波数を有する並列共振回路である請
    求項9記載の電圧制御発振器。
  11. 【請求項11】 前記並列共振回路は、発振周波数の2
    倍の周波数で共振する請求項10記載の電圧制御発振
    器。
  12. 【請求項12】 前記並列共振回路は、並列に接続した
    コンデンサとインダクタを有する請求項10または11
    に記載の電圧制御発振器。
  13. 【請求項13】 前記並列共振回路はスパイラルインダ
    クタから成り、前記スパイラルインダクタの自己共振周
    波数が発振周波数の偶数倍の共振周波数を有する請求項
    10または11に記載の電圧制御発振器。
  14. 【請求項14】 前記並列共振回路を構成する前記コン
    デンサは可変容量素子であり、前記並列共振器回路の共
    振周波数が発振周波数に追従して変動する請求項12記
    載の電圧制御発振器。
  15. 【請求項15】 前記並列共振回路を構成する前記可変
    容量素子は、電圧制御発振器の共振回路を構成する前記
    複数の可変容量素子と同一半導体基板上に同一構造かつ
    同一の容量値にて構成され、 前記並列共振回路を構成する前記インダクタは、共振周
    波数を発振周波数の2N倍(Nは1以上の整数)とした
    場合に、前記電圧制御発振器の共振回路を構成する前記
    複数のインダクタの実質的に2N乗分の1のインダクタ
    ンス値を有する請求項14に記載の電圧制御発振器。
  16. 【請求項16】 請求項1から15いずれか記載の電圧
    制御発振器を備えた無線通信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251794A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp アレイアンテナ装置および送受信モジュール
JP2013541308A (ja) * 2010-10-29 2013-11-07 クゥアルコム・インコーポレイテッド パッケージインダクタンス補償型調整可能キャパシタ回路
CN109951156A (zh) * 2019-04-22 2019-06-28 广州优瑞芯微电子技术有限公司 一种可以抑制二次谐波产生的lc压控震荡器电路
CN110350868A (zh) * 2019-06-27 2019-10-18 伍晶 一种基于电流复用的自混频压控振荡器

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