JP2003320641A - 印刷機 - Google Patents

印刷機

Info

Publication number
JP2003320641A
JP2003320641A JP2002131637A JP2002131637A JP2003320641A JP 2003320641 A JP2003320641 A JP 2003320641A JP 2002131637 A JP2002131637 A JP 2002131637A JP 2002131637 A JP2002131637 A JP 2002131637A JP 2003320641 A JP2003320641 A JP 2003320641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
claw member
backup roller
printing
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002131637A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Nagakura
靖彦 長倉
Takahiro Kawamo
貴裕 川面
Junji Tsunekawa
純司 恒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP2002131637A priority Critical patent/JP2003320641A/ja
Publication of JP2003320641A publication Critical patent/JP2003320641A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給される印刷用紙が薄くても紙詰まりする
ことなくバックアップローラと中間転写ローラとの間に
確実に供給することができ、印刷不能を防止することが
できる印刷機を提供する。 【解決手段】 印刷機1が、画像が転写された中間転写
ローラ4、中間転写ローラ4を押圧して中間転写ローラ
4上の画像を印刷用紙Wに転写するバックアップローラ
5、バックアップローラ5に設けられた紙受け渡し装置
30を備え、この紙受け渡し装置30は、印刷用紙Wを
掴持位置a1で掴むとともに転写後、掴持解除位置a3
で離して排紙側Bに受け渡す。そのため、供給される印
刷用紙が薄くても紙詰まりすることなくバックアップロ
ーラと中間転写ローラとの間に確実に供給することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機に係り、さ
らに詳しくは、多色の液体トナーを順次供給して感光体
ドラム表面に画像を重ね書きする枚葉式の印刷機に関す
る。
【0002】
【背景技術】従来より、図15に示すように、一定回転
で回転する感光体ドラム62の表面に多色の液体トナー
を順次供給して形成された重ね書きによる画像を、中間
転写ローラ64に転写した後、その中間転写ローラ64
をバックアップローラ65により加圧して、中間転写ロ
ーラ64とバックアップローラ65との間に配置される
印刷用紙W上に転写して印刷する印刷機60が知られて
いる。この印刷機60において、印刷用紙Wは、給紙側
Aに配置された給紙台63上から、排紙側Bに配置され
た排紙受け台66側に送られるようになっており、バッ
クアップローラ65を降下させ、中間転写ローラ64を
加圧する前に両ローラ66,64の間を通過させるよう
になっている。この場合、給紙台63と排紙受け台66
とは、可能な限り中間転写ローラ64に近づけて設置
し、給紙台63と排紙受け台66の間をスムーズに移行
できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な印刷機に使用される印刷用紙として、一般的なコピー
機用の紙が用いられる場合、比較的に剛性があるため、
転写に際してもあまり問題なく実行される。しかし、例
えば、スーパーのチラシ公告等に用いられる紙は、薄く
て剛性が弱いため、供給された紙が、給紙台63から排
紙受け台66に移る前に給紙台63から垂れてしまうこ
とがあり、その場合、バックアップローラ65と中間転
写ローラ64との間に紙Wが供給されず、印刷が不能と
なるという問題が生じる。また、中間転写ローラ64の
表面は、感光体ドラム62から中間転写ローラ64へ、
また、中間転写ローラ64から紙Wへの転写効率をよく
するために、一般的に粘着性のあるゴムが被覆されてい
る。そのため、紙Wが給紙台63から排紙受け台66に
移る際に少しでも中間転写ローラ64に接触すると、中
間転写ローラ64に巻き付いてしまい、紙詰まりとなる
という問題も生じ、その結果、バックアップローラ65
と中間転写ローラ64との間に紙Wが供給されず、印刷
が不能となる。
【0004】本発明の目的は、供給される印刷用紙が薄
くても紙詰まりすることなくバックアップローラと中間
転写ローラとの間に確実に供給することができ、印刷不
能を防止することができる印刷機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、表面
に画像が転写された中間転写ローラと、この中間転写ロ
ーラを押圧して当該中間転写ローラ上の画像を印刷用紙
に転写するバックアップローラと、を備えた印刷機にお
いて、前記バックアップローラに設けられた紙受け渡し
装置を備え、この紙受け渡し装置は、給紙側から供給さ
れる前記印刷用紙を掴持位置で掴むとともに転写位置に
移動させ、前記バックアップローラと中間転写ローラと
による前記印刷用紙への転写後、掴持解除位置で離して
排紙側に受け渡し可能となっていることを特徴とする印
刷機である。
【0006】このような本発明によれば、給紙側から供
給される印刷用紙を、紙受け渡し装置により掴持した状
態でバックアップローラと中間転写ローラとによる印刷
用紙への転写を行い、掴持解除位置で紙受け渡し装置か
ら印刷用紙を離して排紙側に受け渡すので、排紙側に受
け渡すまで印刷用紙は掴まれていることになる。その結
果、供給される印刷用紙が薄くても紙詰まりすることな
くバックアップローラと中間転写ローラとの間に確実に
供給することができ、印刷不能を防止することができ
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の印刷
機において、前記紙受け渡し装置は、前記バックアップ
ローラに固定されるとともに当該バックアップローラの
全長にわたりかつ軸線と平行な軸部材と、この軸部材に
設けられるとともに、前記バックアップローラ表面に対
して前記軸部材を支点として揺動可能、かつ、前記印刷
用紙を前記掴持位置で掴んだ後、前記掴持解除位置で離
す第1爪部材と、前記バックアップローラに設けられ前
記第1爪部材の揺動を規制するカム機構と、を備えて構
成されていることを特徴とするものである。このような
本発明によれば、カム機構によって第1爪部材を揺動さ
せ、印刷用紙を掴んだり、離したりさせることができる
ので、構造が簡単となる。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の印刷
機において、前記軸部材に設けられるとともに、前記バ
ックアップローラ表面に対して前記軸部材を支点として
揺動可能、かつ、前記第1爪部材が前記印刷用紙を離す
とき前記印刷用紙を前記バックアップローラから剥がす
第2爪部材を備えて構成されていることを特徴とするも
のである。このような本発明によれば、掴まれている印
刷用紙を第1爪部材が離したとき、その印刷用紙を第2
爪部材でバックアップローラから剥がすので、確実に排
紙側に送ることができる。
【0009】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3に記載の印刷機において、前記カム機構は、前記バッ
クアップローラの外側に設けられるカムと、このカムの
外周に沿って移動するとともに、前記軸部材に設けられ
るカムフォロワと、を有して構成され、前記カムの外周
形状は、前記前記バックアップローラが回転し前記第1
爪部材が前記掴持位置にきたとき前記第1爪部材の一端
を開いて前記印刷用紙を掴持可能とし、掴持可能な状態
から前記第1爪部材の一端を閉じて前記印刷用紙を掴持
し、前記掴持解除位置で前記第1爪部材の一端を開くと
ともに、前記第2爪部材の一端を開いて、前記第1爪部
材による前記印刷用紙の掴持を解除し、かつ、前記第2
爪部材による前記印刷用紙の剥がしを可能とする形状に
形成されていることを特徴とするものである。
【0010】このような本発明によれば、カムの外周
を、第1爪部材で印刷用紙を掴持可能とする形状、印刷
用紙を掴持する形状、および印刷用紙を離し、かつ、剥
がすことができる形状に形成すればよく、つまり、開い
て閉じる動きができればよいので、形状が簡単となり、
製作も容易である。
【0011】請求項5の発明は、請求項3または請求項
4に記載の印刷機において、前記第1爪部材および第2
爪部材は、それぞれ、前記バックアップローラの長手方
向に複数個設けられていることを特徴とするものであ
る。このような本発明によれば、印刷用紙が、複数個の
第1爪部材により掴持され、複数個の第2爪部材により
剥がされるので、薄い印刷用紙であっても破れたり千切
れたりするおそれが少ない。以上の本発明において、第
1爪部材および第2爪部材の数は2個以上であればよ
く、限定されない。バックアップローラの全長に対応し
て、また、使用される印刷用紙の種類に対応して最適の
数に設定すればよい。
【0012】請求項6の発明は、請求項3ないし請求項
5のいずれかに記載の印刷機において、前記第1爪部材
および第2爪部材は、前記軸部材に回転可能に設けら
れ、前記第1爪部材の他端には当該第1爪部材の前記一
端を常時前記バックアップローラの表面側に付勢する第
1付勢部材が設けられ、前記第2爪部材の他端には当該
第2爪部材の一端を常時前記バックアップローラの表面
側に付勢する第2付勢部材が設けられていることを特徴
とするものである。
【0013】このような本発明によれば、第1爪部材、
第2爪部材とも軸部材に対して回転自在に取り付けられ
ているので、個別の爪部材で印刷用紙を掴む力を調整す
ることができる。従って、全部の第1爪部材、第2爪部
材を軸部材に固定した場合、掴む力を一定にするのに必
要な大変な労力が不要となる。また、第1爪部材の掴む
力の調整は、第1付勢部材を調整するだけでよく、調整
が容易である。
【0014】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6に記載の印刷機において、前記複数の第1爪部材の間
には、前記軸部材に固定されてピン受け部材が配置さ
れ、これらのピン受け部材には、当該ピン受け部材の両
隣の前記第1爪部材に係合し前記軸部材の回転時に前記
第1爪部材の先端をバックアップローラの表面から離す
ピン部材が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0015】このような本発明によれば、1個のピン受
け部材で両隣の第1爪部材をバックアップローラの表面
から離すことができるので、複数の第1爪部材のそれぞ
れに、バックアップローラの表面から離す機構を設ける
場合と比べて省部材化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る印刷機の一実施形態を説明する。図1,2に示すよ
うに、印刷機1は、印刷画像データに基づいて作成され
た描画データを、例えば、イエロー(黄色)、マゼンダ
(紅色)、シアン(藍色)、ブラック(黒色)等の色を
順々に重ねてイメージを形成するイメージ・オン・イメ
ージによる印刷を行うものであり、表面に画像が形成さ
れる感光体ドラム2を備えている。
【0017】感光体ドラム2の近傍には、当該感光体ド
ラム2に静電気電荷を帯びさせる帯電器(図略)と、帯
電した感光体ドラム2に一定時間光を当て、その感光体
ドラム2に描画を行い静電潜像を形成する露光器(図
略)とが設けられている。感光体ドラム2の下方には、
感光体ドラム2に形成された静電潜像を液体トナーで現
像する現像手段3が設けられている。また、感光体ドラ
ム2の上方には、当該感光体ドラム2表面の現像画像を
圧力転写される中間転写ローラ4が配置され、中間転写
ローラ4の上方には、バックアップローラ5が設けられ
ている。バックアップローラ5は、中間転写ローラ4の
上方からバックアップして中間転写ローラ4のたわみに
よる押圧の逃げを防ぎ、全体に強い印圧を加えることに
より、印刷用紙(以下、単に紙という)Wに印刷を行う
ようになっている。
【0018】感光体ドラム2は、その回転軸2Aの両端
をそれぞれ四角形状の第1ブラケット7で支持されてい
る。これらの第1ブラケット7と機械本体8とはLMガ
イド9によって結合されており、第1ブラケット7は電
動シリンダ10により機械本体8に対して上下動するこ
とができる。また、本体8の下端面には側面L字状のス
トッパ12が設けられ、このストッパ12と第1ブラケ
ット7の下端面とが当接したとき、感光体ドラム2と、
現像手段3の現像ローラとの間で液体トナーを電気泳動
により供給できるようになっている。
【0019】中間転写ローラ4は、その回転軸4Aの両
端をそれぞれ四角形状の第2ブラケット13で支持され
ており、これらのブラケット13は、ボルト等により本
体8に固定されている。バックアップローラ5は、その
回転軸5Aの両端をそれぞれ四角形状の第3ブラケット
14で支持されており、これらの第3ブラケット14と
機械本体8とは、LMガイド16によって結合されてお
り、第3ブラケット14は機械本体8に対して電動シリ
ンダ18により上下動することができるようになってい
る。
【0020】紙Wは、バックアップローラ5と中間転写
ローラ4との間を通り、かつ、バックアップローラ5に
より加圧され、図1中左側の給紙側Aから、右側の排紙
側Bに送られるようになっている。給紙側Aから排紙側
Bへの紙Wの受け渡しは、紙受け渡し装置30により行
われるようになっている。すなわち、この紙受け渡し装
置30は、バックアップローラ5の回転に連れて、給紙
側Aに設けられた給紙装置22の給紙台23から紙Wを
受け取り、画像を転写した後、その紙Wを排紙側Bに設
けられた排紙装置24の一組の排紙受け部材25に移す
ものである。
【0021】図2に示すように、紙受け渡し装置30
は、バックアップローラ5に設けられており、給紙台2
3から供給される紙Wを、掴持位置(後述する図1中a
1位置)で掴み、掴持解除位置(後述する図1中a3位
置)で離す第1爪部材31、第2爪部材32、およびこ
れらの爪部材31,32の先端を開閉させるカム機構5
0を備え、このカム機構50により第1爪部材31およ
び第2爪部材32で紙Wを掴んだり離したりするように
なっている。
【0022】バックアップローラ5の表面には、全長に
わたって所定幅寸法に形成された平坦面5Bが設けられ
ている。この平坦面5Bは、図3等にも示すように、表
面一部を断面略L字状に切り欠いた形状となっており、
第1爪部材31に対応する部位には内側に入り込んだ凹
部5Cが形成されている。図2に戻って、平坦面5Bに
おいて、バックアップローラ5の長手方向一端には所定
幅寸法に形成された角柱状の第1ブロック33が、他端
には角柱状の第2ブロック34が、それぞれボルト35
により固定されている。これらの第1,2ブロック3
3,34間にはそれぞれの内部を、軸部材である軸36
が貫通して架けわたされている。
【0023】軸36の第2ブロック34側端部は、第2
ブロック34を貫通するとともに外側に突出しており、
この突出した部分に第3ブロック37が取り付けられて
いる。そして、この第3ブロック37の一側面には、図
4,5に示すように、カムフォロワ38が取り付けられ
ている。第3ブロック37の軸36を挟んだカムフォロ
ワ38の反対側端部には溝37Bが切られ、2つ割形状
となっている。2つ割部にはボルト穴と雌ねじ部とが設
けられ、このボルト穴にボルト39を差し込むととも
に、雌ねじ部に螺合させることにより、第3ブロック3
7を軸36に強固に固定することができるようになって
いる。
【0024】図2に戻って、第1ブロック33と第2ブ
ロック34との間には、ほぼ等間隔で2個の軸用ブロッ
ク40が配置され、前記第1,2ブロック33,34と
同様にボルト35により固定されている。これらの軸用
ブロック40の間には、それぞれピン受けブロック41
を挟んで2つずつ前記第1爪部材31および第2爪部材
32が配置されており、各爪部材31,32およびピン
受けブロック41は、前記軸36で支持されている。こ
のような、第1爪部材31および第2爪部材32は、第
1ブロック33と第2ブロック34との間にそれぞれ6
個設けられ、また、ピン受けブロック41は、3個設け
られていることになる。
【0025】それぞれの第1爪部材31は、図3に示す
ように、バックアップローラ5の外周に沿った円弧状外
周部を有し、断面嘴状に形成されており、一端(バック
アップローラ5の回転方向後方側)が第2爪部材32と
の間で紙Wを掴む掴み部31Aとなっている。第1爪部
材31の軸36を挟んだ掴み部31Aの反対側後端部に
は、円形の凹部31Bが形成され、この凹部31Bに
は、前記バックアップローラ5の平坦面5Bに形成され
た凹部5Cにわたって第1付勢部材である圧縮ばね43
が介装されている。なお、掴み部31Aの紙Wを掴む部
位の長さ寸法は、数ミリ程度となっている。
【0026】従って、第1爪部材31は、掴み部31A
に当該掴み部31Aを開かせる方向の力が加わったと
き、軸36を支点として後端部が圧縮ばね43を押し、
上記力が解除されたら圧縮ばね43の付勢力により元に
戻るようになっており、揺動可能に構成されている。ま
た、第1爪部材31の凹部31Bに到る手前には傾斜部
31Cが形成され、この傾斜部31Cは、第2爪部材3
2の次に述べる平面部32Aと当接可能となっている。
【0027】それぞれの第2爪部材32は、図3,7に
示すように、第1爪部材31と同じ幅を有する板部材で
形成された平面部32Aと、この平面部32Aの長さ方
向他端側端部の両サイドに設けられた耳部32Bとを有
し、これらの耳部32B間に前記軸36が貫通されてい
る。ここで、第1爪部材31は、第2爪部材32の耳部
32B間に入り込んで設けられている。また、第2爪部
材32の平面部32Aの表面と第1爪部材31の裏面と
の間には、通常時(第1爪部材31が閉じているとき)
所定寸法の隙間Lが形成されている。なお、第2爪部材
32の平面部32A一端は、前記第1爪部材31の掴み
部31Aと接触可能となっており、第1爪部材31の一
端が開いた後閉じて、紙Wを挟んで掴めるようになって
いる。また、第2爪部材32の平面部32A先端は、バ
ックアップローラ5の平坦面5Bの段差部5Dに当接可
能となっている。
【0028】以上の第2爪部材32は、耳部32B側
が、第2付勢部材である板ばね44により常時第1爪部
材31側に付勢されている。すなわち、板ばね44の基
端は、バックアップローラ5の平坦面5Bにボルト45
により固定されており、先端が第2爪部材32の他端側
平面部32Aの裏面と当設している。従って、第2爪部
材32の先端は、通常時には前記平坦面5Bの段差部5
Dに当設しているが、第2爪部材32の他端部に板ばね
44側に押圧する力が加わったとき、軸36を支点とし
て他端部が板ばね44を押して一端が開き、上記力が解
除されたら板ばね44の付勢力により元に戻るようにな
っており、揺動可能に構成されている。
【0029】図6に示すように、前記各ピン受けブロッ
ク41は、前記第3ブロック37とほぼ同じ形状に形成
されている。すなわち、第1爪部材31および第2爪部
材32の幅とほぼ同じ幅寸法に形成され、内部に軸36
が挿通されるようになっている。そして、ピン受けブロ
ック41の端部には溝41Bが形成されて2つ割形状と
なっている。2つ割された部分の一方にはボルト穴があ
けられ、他方には雌ねじが切られている。従って、ボル
ト穴にボルト39を差し込むとともに、雌ねじに螺合さ
せて締め付けることにより、ピン受けブロック41を強
固に軸36に固定できるようになっている。
【0030】ピン受けブロック41の軸36を挟んだ2
つ割部の反対側には、所定径のピン46が設けられてい
る。このピン46は、図2に示すように、ピン受けブロ
ック41の幅寸法より長く形成され、ピン受けブロック
41を貫通するとともに、両端が外側に突出している。
そして、突出部が、ピン受けブロック41の両側に配置
されている前記第1爪部材31の裏面に形成されたピン
係合部31Dに係合している。従って、第1,2爪部材
31,32は、バックアップローラ5の回転により軸3
6が回転すると、ピン受けブロック41およびピン46
を介して、軸36の中心に対して回転することができ
る、つまり、第1爪部材31の掴み部31Aおよび第2
爪部材32の一端が開くようになっている。
【0031】前記第3ブロック37に取り付けられたカ
ムフォロワ38は、図8に示すカム51の外周に沿って
移動するようになっており、このカム51は、バックア
ップローラ5が取り付けられた一方のブラケット13A
に固定されている(図2参照)。なお、前記ブラケット
13は、一方および他方のブラケット13A、13Bで
構成されている。そして、カムフォロワ38とカム51
とを含んで前記カム機構50が構成されている。
【0032】カム51の形状は、カム51のバックアッ
プローラ5の回転中心Cから径方向垂直な中心線を挟ん
だ左右のほぼ等しい角度位置に、第1係合部52および
第2係合部53を有して形成されている。第1係合部5
2は、半円状の突起となっており、第2係合部53は、
突起部が円周方向に長く形成された形状となっている。
カム51の突起部のない外周部の半径寸法はRA1とな
っており、第1係合部52の半径寸法はRA2となって
おり、第2係合部53の半径寸法はRA3となってい
る。そして、これらの半径寸法の大きさは、RA1<R
A2<RA3となっている。
【0033】また、第1係合部52の頂点の位置が、第
1爪部材31の先端掴み部31Aが開いて紙Wを掴むこ
とが可能となる第1位置a1、第1係合部52の第2係
合部53側基端位置が、第1爪部材31の先端掴み部3
1Aで紙Wを掴んで閉じた状態となる第2位置a2、第
2係合部53の頂点の第1係合部52側端部位置が、第
1爪部材31の先端掴み部31Aが開くとともに、第2
爪部材32の先端も開いて掴んでいた紙Wを離す第3位
置a3、第2係合部53の第3位置a3の反対側頂点位
置が、第2爪部材32の先端で紙Wを剥がし終える第4
位置a4を形成している。そして、上記第1位置a1が
前記掴持位置、第3位置a3が掴持解除位置となってい
る。
【0034】カム51の半径RA1の外周部とカムフォ
ロワ38とが係合しているときは、図3に示すように、
第1爪部材31および第2爪部材32とも、それぞれ圧
縮ばね43、板ばね44の付勢力により閉じた状態とな
っている。バックアップローラ5が回転し、カムフォロ
ワ38が第1係合部52に沿って移動するに連れて第1
爪部材31の先端のみが徐々に開き始め、第1係合部5
2の頂点の第1位置a1で、図9に示すように、掴み部
31Aが紙Wを掴めるような間隔に開くようになってい
る。
【0035】バックアップローラ5がさらに回転し、カ
ムフォロワ38が第1係合部52の頂点の第1位置a1
から第2位置a2に向かうに連れ、掴み部31Aが徐々
に閉じ、第2位置a2では、掴み部31Aが完全に閉じ
て紙Wを挟み込んで掴み、図3に示す状態となってい
る。バックアップローラ5がさらに回転し、カムフォロ
ワ38が半径RA1の外周部に沿って第2係合部53に
向かい、その第2係合部53の第3位置a3に到達する
と、図10に示すように、第1爪部材31の掴み部31
Aが最大限開くとともに、第1爪部材31の他端に形成
された前記傾斜部31Cが第2爪部材32の他端表面を
押圧し、この結果、第2爪部材32の他端が板ばね44
の付勢力に抗してバックアップローラ5の平坦面5B側
に押されて、第2爪部材32の一端部がバックアップロ
ーラ5の平坦面5Bから剥がされて離れるようになって
いる。
【0036】このとき、第1爪部材31の掴み部31A
と第2爪部材32の一端部とで掴まれている紙Wの先端
が、第2爪部材32の一端部がバックアップローラ5の
段差部5Dから離れることによりバックアップローラ5
表面から剥ぎ取られ、その後、第3位置a3から第4位
置a4に移るに連れ、排紙装置24側に受け渡されるよ
うな構造となっている。排紙装置24は、前記カム51
の第2係合部53の第3位置a3にいたる手前の位置に
設けられたニップローラ26と、このニップローラ26
の近傍、紙Wの流れの上流に設けられた第1排紙受け部
材25Aと第2排紙受け部材25Bを含む排紙受け部材
25とを備えて構成されている。
【0037】ニップローラ26は、図示しないが所定の
ばねでバックアップローラ5に押圧されて設けられてお
り、バックアップローラ5の回転に連れ回りするように
なっている。そして、紙Wの先端が第2爪部材32によ
りバックアップローラ5の表面から剥がされたとき、ニ
ップローラ26で支えられながら第2排紙受け部材25
Bに送られるようになっている。なお、ニップローラ2
6およびバックアップローラ5の全長は、紙Wの幅より
大きく形成されてている。
【0038】第1排紙受け部材25Aおよび第2排紙受
け部材25Bは共に板状部材で形成され、図1に示すよ
うに、第1排紙受け部材25Aが紙Wをガイドしやすい
ように大きく外側に湾曲した形状に形成されており、第
2排紙受け部材25Bが紙Wを平面に近い状態で取り出
し部に送れるように、緩やかな曲面状に形成されてい
る。このような第1排紙受け部材25Aおよび第2排紙
受け部材25Bの側面には、図示しないが側板が設けら
れて全体箱状に形成され、側面から紙Wが抜け出さない
ようになっている。
【0039】また、第1排紙受け部材25Aのニップロ
ーラ26側先端には、図11に詳細を示すように、櫛歯
状の切り欠き部25Cが形成されている。この切り欠き
部25Cは、前記複数(6個)の第1爪部材31に対応
して6箇所形成されており、6個それぞれの第1爪部材
31が切り欠き部25C内に入り込み、その切り欠き部
25C内で揺動できるようになっている。
【0040】ここで、バックアップローラ5の回転中心
Cから第2爪部材32の一端が最大限開いたときの一端
との半径はR2となっており、バックアップローラ5の
半径はR1となっている。そして、第1排紙受け部材2
5Aの先端は、半径R2と半径R1との間の位置にくる
ように配置されている。従って、第2爪部材32の先端
で紙Wの先端が剥ぎ取られたとき、その紙Wの先端が第
1排紙受け部材25Aの先端裏面にガイドされやすく、
剥がされた後の紙Wの移行が容易となるように構成され
ている。
【0041】次に、印刷機1における紙Wの受け渡し動
作を説明する。感光体ドラム2に例えば全4色の現像お
よびかぶり除去が行われたら、感光体ドラム2を上昇さ
せて中間転写ローラ4側に移動させ、中間転写ローラ4
に接触、かつ、加圧して画像を転写する。その後、バッ
クアップローラ5を下降させ、紙Wを挟んで中間転写ロ
ーラ4を加圧し、中間転写ローラ4から紙Wへの画像の
転写を開始する。
【0042】紙Wは、給紙台26から供給される。感光
体ドラム2表面への画像形成完了までの間に、中間転写
ローラ4を回転駆動させておくとともに、バックアップ
ローラ5を第1位置a1の位置まで回転させ、図9,1
2に示すように、第1爪部材31の先端掴み部31Aが
開いた状態にしておく。
【0043】次いで、紙Wを給紙台23から図9,12
に示すような位置にまで供給し、その後、バックアップ
ローラ5をa2の位置まで回転させ、図13に示すよう
に、第1爪部材31の先端掴み部31Aを閉じて紙Wを
掴む。このとき、紙Wと給紙装置送り機構の拘束を、紙
送り機構のクラッチ等を切ることにより外し、バックア
ップローラ5に保持された紙Wを、バックアップローラ
5とともに動ける状態にしておく。
【0044】感光体ドラム2に例えば全4色の現像およ
びかぶり除去が行われたら、電動シリンダ10を駆動さ
せ、感光体ドラム2を上昇させて中間転写ローラ4側に
移動させ、中間転写ローラ4に接触、かつ、加圧して画
像を転写する。その後、バックアップローラ5を回転駆
動させながら、中間転写ローラ4に加圧する。このと
き、最初の加圧は、図14に示すように、第1爪部材3
1が中間転写ローラ4に干渉しないように行われる。
【0045】バックアップローラ5が第3位置a3まで
回転すると、図10に示すように、第1爪部材31の先
端掴み部31Aが開いた後、第1爪部材31の他端に押
されて第2爪部材32の先端が開き、掴み部31Aと第
2爪部材32の先端との間に掴まれている紙Wの先端
が、第2爪部材32の先端により剥ぎ取られてバックア
ップローラ5の外周より飛び出し、第1排紙受け部材2
5Aの先端裏面にガイドされて第2排紙受け部材25B
に送られる。一枚の印刷用紙の印刷が完了すると、バッ
クアップローラ5は上昇し、感光体ドラム2は下降す
る。そして、次の紙への転写、印刷は、上記動作を繰り
返して行う。
【0046】以上のように構成された実施形態では、次
のような効果が得られる。 (1) バックアップローラ5に設けられた受け渡し装置3
0の第1爪部材31の掴み部31Aにより、給紙側Aか
ら供給される紙Wを掴んだ状態で、バックアップローラ
5と中間転写ローラ4とによる紙Wへの転写を行い、第
3位置a3で紙Wを離して排紙側Bに受け渡すので、排
紙側Bに受け渡すまで紙Wは掴まれていることになる。
その結果、供給される紙Wが薄くても紙詰まりすること
なくバックアップローラ5と中間転写ローラ4との間に
確実に供給することができ、紙が供給されないことによ
る印刷不能を防止することができる。
【0047】(2) 第1爪部材31および第2爪部材32
は6個設けられており、薄い紙でも6箇所で掴むことが
できるので、確実にかつ破れずに掴むことができるとと
もに、剥ぎ取る際にも6箇所で剥ぎ取るので、確実にか
つ破れずに剥ぎ取ることができる。
【0048】(3) 第1爪部材31、第2爪部材32とも
軸36に対して回転自在に取り付けられており、圧縮ば
ね43および板ばね44の強さを変えることで、個別の
爪部材31,32で紙を掴む力を調整することができ、
供給される紙の厚さに対応してばねの強さを変えること
で柔軟に対応することができる。また、全部の第1爪部
材31、第2爪部材32を軸36に固定した場合、掴む
力を一定にするのに大変な労力が必要となるが、上述の
ような構成となっているので、本実施形態ではそのよう
な労力が不要となる。
【0049】(4) 第1爪部材31と第2爪部材32とを
閉じた状態、第1爪部材31のみを開いた状態、両部材
31,32ともに開いた状態とするには、カム51の外
周形状を、半径RA1の外周部、半径RA2の第1係合
部52および半径RA3の第2係合部53の3種類に形
成するだけでよいので、形状が簡単で製作も容易であ
る。
【0050】(5) 第1爪部材31を排紙装置24側で開
くとき、第1排紙受け部材25Aの先端に、6個の第1
爪部材31に対応して6箇所の櫛歯状の切り欠き部25
Cが形成されているので、第1爪部材31の開き動作の
とき、第1排紙受け部材25Aの先端に干渉することが
なく、スムーズな開き動作が可能となる。 (6) バックアップローラ5による中間転写ローラ4への
加圧は、両ローラ5,4の接触位置から、紙Wの流れの
上流側にわずかにずれた位置となっているので、第1爪
部材31が中間転写ローラ4に干渉せず、これにより、
印刷に悪影響を及ぼすことがない。
【0051】(7) ピン部材46を有するピン受け部材4
1の両隣に第1爪部材31が設けられており、ピン部材
46が、軸36の回転時に第1爪部材31の先端をバッ
クアップローラ5の表面から離すようになっているの
で、1個のピン受け部材で2つの第1爪部材をバックア
ップローラ5の表面から離すことができる。従って、複
数の第1爪部材のそれぞれに、バックアップローラの表
面から離す機構を設ける場合と比べて省部材化を図るこ
とができる。
【0052】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態でもよいものである。すなわ
ち、前記実施形態では、第1爪部材31および第2爪部
材32は6個設けられているが、これに限らず、6個以
上あるいは6個以下、例えば8個、あるいは4個設けて
もよい。この場合、ピン受けブロック41との関係で偶
数個が好ましいが、奇数個設ける構成でもよい。第1爪
部材31等の数を変える場合、第1排紙受け部材25A
の切り欠き部は、変えた後の第1爪部材の数に合わせれ
ばよい。
【0053】また、前記実施形態では、第1爪部材31
の他端に凹部31Bが形成され、この凹部31Bとバッ
クアップローラ5の平坦面5Bに形成された凹部31B
との間に圧縮ばね43が介装されているが、これに限ら
ず、第1爪部材31の他端および平坦面5Bに凹部を形
成せず、平坦面5Bを構成する例えば壁部から板ばねを
出し、この板ばねで第1爪部材31の他端をバックアッ
プローラ5の外側に付勢するようにしてもよい。さら
に、第2爪部材32を付勢する板ばねに替えて、圧縮ば
ねを用いてもよい。
【0054】さらに、前記実施形態では、紙Wを掴む
際、第1位置a1でバックアップローラ5の回転を止め
ておき、給紙装置25から紙Wが送られてくるのを待っ
ていたが、これに限らず、バックアップローラ5を停止
させずに一連の動作を行ってもよい。この場合、給紙の
スピードを相対的に速くすればよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の印刷機によれば、給紙側から供
給される印刷用紙を、紙受け渡し装置により掴持した状
態でバックアップローラと中間転写ローラとによる印刷
用紙への転写を行い、掴持解除位置で紙受け渡し装置か
ら印刷用紙を離して排紙側に受け渡すので、排紙側に受
け渡すまで印刷用紙は掴まれていることになる。その結
果、供給される印刷用紙が薄くても紙詰まりすることな
くバックアップローラと中間転写ローラとの間に確実に
供給することができ、印刷不能を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷機の一実施形態を示す全体図
である。
【図2】前記実施形態のバックアップローラに紙受け渡
し装置が設けられた状態を示す正面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った縦断面図であ
る。
【図4】前記実施形態の要部を示す正面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿った一部断面図であ
る。
【図6】図2におけるVI−VI線に沿った縦断面図であ
る。
【図7】前記実施形態の第2爪部材を示す全体斜視図で
ある。
【図8】図2におけるVIII−VIII線に沿った縦断面図で
ある。
【図9】前記実施形態の紙受け渡し装置により印刷用紙
を掴み可能な位置の状態を示す縦断面図である。
【図10】前記実施形態の紙受け渡し装置により印刷用
紙をバックアップローラから剥ぎ取る状態を示す縦断面
図である。
【図11】前記実施形態の排紙装置の第1排紙受け部材
を示す平面図である。
【図12】前記実施形態の紙受け渡し装置により印刷用
紙を掴持可能とした状態を示す縦断面図である。
【図13】前記実施形態の紙受け渡し装置により印刷用
紙を掴持した状態を示す縦断面図である。
【図14】前記実施形態の紙受け渡し装置により掴持さ
れた印刷用紙に転写を行う際の状態を示す縦断面図であ
る。
【図15】従来の印刷機における印刷用紙の供給例を示
す図である。
【符号の説明】
1 印刷機 5 バックアップローラ 23 給紙台 25 排紙受け部材 30 紙受け渡し装置 31 第1爪部材 32 第2爪部材 36 軸部材である軸 38 カム機構を構成するカムフォロワ 41 ピン受けブロック 43 第1付勢部材である圧縮ばね 44 第2付勢部材である板ばね 46 ピン部材 50 カム機構 51 カム機構を構成するカム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恒川 純司 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社内 Fターム(参考) 2C020 AA06 2H200 FA16 GA23 GA43 GA47 JA08 JB10 JB13 JB24 JB37 JB39 JC02 JC13 LA17 3F101 CA10 CB03 CC07 LA06 LB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に画像が転写された中間転写ローラ
    と、この中間転写ローラを押圧して当該中間転写ローラ
    上の画像を印刷用紙に転写するバックアップローラと、
    を備えた印刷機において、 前記バックアップローラに設けられた紙受け渡し装置を
    備え、この紙受け渡し装置は、給紙側から供給される前
    記印刷用紙を掴持位置で掴むとともに転写位置に移動さ
    せ、前記バックアップローラと中間転写ローラとによる
    前記印刷用紙への転写後、掴持解除位置で離して排紙側
    に受け渡し可能となっていることを特徴とする印刷機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷機において、 前記紙受け渡し装置は、前記バックアップローラに固定
    されるとともに当該バックアップローラの全長にわたり
    かつ軸線と平行な軸部材と、 この軸部材に設けられるとともに、前記バックアップロ
    ーラ表面に対して前記軸部材を支点として揺動可能、か
    つ、前記印刷用紙を前記掴持位置で掴んだ後、前記掴持
    解除位置で離す第1爪部材と、 前記バックアップローラに設けられ前記第1爪部材の揺
    動を規制するカム機構と、を備えて構成されていること
    を特徴とする印刷機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の印刷機において、 前記軸部材に設けられるとともに、前記バックアップロ
    ーラ表面に対して前記軸部材を支点として揺動可能、か
    つ、前記第1爪部材が前記印刷用紙を離すとき前記印刷
    用紙を前記バックアップローラから剥がす第2爪部材を
    備えて構成されていることを特徴とする印刷機。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の印刷機
    において、 前記カム機構は、前記バックアップローラの外側に設け
    られるカムと、このカムの外周に沿って移動するととも
    に、前記軸部材に設けられるカムフォロワと、を有して
    構成され、前記カムの外周形状は、前記前記バックアッ
    プローラが回転し前記第1爪部材が前記掴持位置にきた
    とき前記第1爪部材の一端を開いて前記印刷用紙を掴持
    可能とし、掴持可能な状態から前記第1爪部材の一端を
    閉じて前記印刷用紙を掴持し、前記掴持解除位置で前記
    第1爪部材の一端を開くとともに、前記第2爪部材の一
    端を開いて、前記第1爪部材による前記印刷用紙の掴持
    を解除し、かつ、前記第2爪部材による前記印刷用紙の
    剥がしを可能とする形状に形成されていることを特徴と
    する印刷機。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の印刷機
    において、前記第1爪部材および第2爪部材は、それぞ
    れ、前記バックアップローラの長手方向に複数個設けら
    れていることを特徴とする印刷機。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の印刷機において、前記第1爪部材および第2爪部材
    は、前記軸部材に回転可能に設けられ、前記第1爪部材
    の他端には当該第1爪部材の前記一端を常時前記バック
    アップローラの表面側に付勢する第1付勢部材が設けら
    れ、前記第2爪部材の他端には当該第2爪部材の一端を
    常時前記バックアップローラの表面側に付勢する第2付
    勢部材が設けられていることを特徴とする印刷機。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の印刷機
    において、 前記複数の第1爪部材の間には、前記軸部材に固定され
    てピン受け部材が配置され、これらのピン受け部材に
    は、当該ピン受け部材の両隣の前記第1爪部材に係合し
    前記軸部材の回転時に前記第1爪部材の先端をバックア
    ップローラの表面から離すピン部材が設けられているこ
    とを特徴とする印刷機。
JP2002131637A 2002-05-07 2002-05-07 印刷機 Withdrawn JP2003320641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002131637A JP2003320641A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002131637A JP2003320641A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 印刷機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003320641A true JP2003320641A (ja) 2003-11-11

Family

ID=29544185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002131637A Withdrawn JP2003320641A (ja) 2002-05-07 2002-05-07 印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003320641A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254640A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Komori Corp 液体供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005254640A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Komori Corp 液体供給装置
JP4508686B2 (ja) * 2004-03-12 2010-07-21 株式会社小森コーポレーション 液体供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1752835B1 (en) Image Forming Apparatus and Sheet Conveyance Apparatus for Improving Jam-Handling Capability
JP3984900B2 (ja) 離間部材及びプロセスカートリッジ
CN100437386C (zh) 压力解除装置及图像形成装置
CN102381572A (zh) 图像处理装置
JP5880146B2 (ja) 転写装置、画像形成装置
JP2003320641A (ja) 印刷機
JP3984978B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US7896337B2 (en) Image forming apparatus and paper feeding method
US20080175624A1 (en) Image forming apparatus having a drive source disposed in an area orthogonal to a rotation axis of a developing device
US11143998B2 (en) Image forming apparatus having peel-off units
US10338519B2 (en) Image forming apparatus
US20060067761A1 (en) Image forming apparatus
JPH034241A (ja) 画像記録装置
JP2003295650A (ja) 定着装置
JP3927791B2 (ja) 画像形成装置
EP2609026B1 (en) Substrate support
JP2003276889A (ja) 画像形成装置
JP3017330B2 (ja) 画像形成装置
EP1640299A1 (en) Image forming apparatus
JPH0211384Y2 (ja)
JP5957956B2 (ja) 画像形成装置
JPH09169448A (ja) 画像形成装置
JP2000155479A (ja) 画像形成装置
JP2003122178A (ja) 画像形成装置
JP3347933B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802