JP2003317725A - 固体電解質型燃料電池およびその製造方法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池およびその製造方法

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JP2003317725A
JP2003317725A JP2002117017A JP2002117017A JP2003317725A JP 2003317725 A JP2003317725 A JP 2003317725A JP 2002117017 A JP2002117017 A JP 2002117017A JP 2002117017 A JP2002117017 A JP 2002117017A JP 2003317725 A JP2003317725 A JP 2003317725A
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electrolyte
fuel cell
electrode
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outside
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JP2002117017A
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Ryuzo Kamimura
隆三 上村
Masaharu Hatano
正治 秦野
Keiko Kushibiki
圭子 櫛引
Makoto Uchiyama
誠 内山
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Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒形を成す固体電解質型燃料電池におい
て、極と集電体との接触面積を大きく確保して接触抵抗
の低減を実現すると共に、機械的強度の向上を実現する
ことができる固体電解質型燃料電池を提供する。 【解決手段】 円筒状を成す電解質1の内側と外側に空
気極2と燃料極3を備えた円筒型の固体電解質型燃料電
池であって、電池外側に拡大する方向の応力により電解
質1の内側に装着される第1集電体11と、電池内側に
縮小する方向の応力により電解質1の外側に装着される
第2集電体12を備え、空気極2および燃料極3と第1
および第2の集電体11,12との接触面積を充分に確
保すると共に、機械的強度の向上を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型を成す固体
電解質型燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒型を成す固体電解質型燃料電池とし
ては、例えば特表平8−507896号公報に記載され
た固体酸化物燃料電池構造がある。同公報に記載の燃料
電池構造は、安定化ジルコニアを材料として管状に押出
し成形した固体電解質を備えると共に、固体電解質の内
側壁および外側壁に電気的に接触する内側電極および外
側電極を備え、これらの電極を螺旋状のワイヤで形成し
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の固体電解質型燃料電池にあっては、固体
電解質の内側壁と外側壁に接触する夫々の電極が螺旋状
のワイヤであることから、内外の壁と電極との接触面積
が小さく、これにより接触抵抗が大きくなるという問題
があった。また、円筒状の構造は、平板状の構造に比べ
て機械的強度の面で有利ではあるが、固体電解質そのも
のの強度が低いことから、強度向上のための改良が望ま
れていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、円筒形を成す固体電解質型燃料電池におい
て、空気極および燃料極とこれらに接触する集電体との
接触面積を大きく確保して接触抵抗の低減を実現するこ
とが可能であると共に、機械的強度の向上を実現するこ
とができる固体電解質型燃料電池およびその製造方法を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる固体電解
質型燃料電池は、請求項1に記載しているように、円筒
状を成す電解質の内側に空気極および燃料極のうちの一
方の極を備えると共に、電解質の外側に他方の極を備え
た円筒型の固体電解質型燃料電池であって、電池外側に
拡大する方向の応力により電解質の内側に装着される第
1集電体と、電池内側に縮小する方向の応力により電解
質の外側に装着される第2集電体を備えたことを特徴と
する。
【0006】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる固体電解質型
燃料電池によれば、円筒状の電解質と空気極および燃料
極を備えた固体電解質型燃料電池において、電池外側に
拡大する方向の応力により電解質の内側に装着される第
1集電体と、電池内側に縮小する方向の応力により電解
質の外側に装着される第2集電体を採用したことによ
り、空気極および燃料極とこれらに接触する集電体との
接触面積を大きく確保して接触抵抗の低減を実現するこ
とが可能となり、発電特性を高めることができると共
に、第1および第2の集電体により電解質を内外から挟
持する状態にして、機械的強度の向上を実現することが
可能となる。
【0007】本発明の請求項2に係わる固体電解質型燃
料電池によれば、請求項1と同様の効果を得ることがで
きるうえに、空気極および燃料極とこれらに接触する集
電体との接触面積をより大きく確保して、接触抵抗のさ
らなる低減を実現することができると共に、機械的強度
をより一層高めることができる。
【0008】本発明の請求項3に係わる固体電解質型燃
料電池によれば、請求項1および2と同様の効果を得る
ことができるうえに、空気極および燃料極とこれらに接
触する集電体との接触面積を充分に確保しつつ、機械的
強度のさらなる向上を実現することができる。
【0009】本発明の請求項4〜6に係わる固体電解質
型燃料電池の製造方法によれば、空気極および燃料極と
これらに接触する集電体との接触面積を充分に確保し
て、接触抵抗の低減をや機械的強度の向上を図ることが
でき、発電特性が高く且つ長寿命の固体電解質型燃料電
池を提供することができる。
【0010】本発明の請求項7に係わる燃料電池によれ
ば、請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解質型燃料
電池を電池セルとして用いることにより、より実用的な
燃料電池として用いることができると共に、発電特性の
向上や長寿命化を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係わる固体電解質
型燃料電池およびその製造方法について説明する。
【0012】図1に、本発明に係わる固体電解質型燃料
電池の一例を示す。図示の固体電解質型燃料電池は、円
筒状を成す固体電解質1の内側に空気極2を備えると共
に、電解質1の外側に燃料極3を備えている。また、空
気極2の内側には、空気極2とともに電極を構成する第
1集電体11が設けてあり、燃料極3の外側には、燃料
極3とともに電極を構成する第2集電体12が設けてあ
る。
【0013】第1および第2の集電体11,12は、空
気や燃料に対して透過性を有する薄板状の部材として、
例えば、メッシュで構成した帯状の薄板部材を螺旋状に
巻くことにより、全体として円筒状を成している。第1
および第2の集電体11,12は、半径方向に弾性変形
可能であり、第1集電体11は、常態において電解質1
の内径よりも若干大きい外径を有し、第2集電体12
は、常態において電解質1の外径よりも若干小さい内径
を有している。
【0014】第1集電体11は、当該燃料電池の製造方
法に応じて取付け時期が選択されるが、図1の場合に
は、径を縮小した状態にして電解質1の内側に挿入した
後、自己の弾性回復により径を拡大して空気極2に接触
させる。他方、第2集電体12は、図1の場合には、径
を拡大した状態にして電解質1の外側に被せた後、自己
の弾性回復で径を縮小して燃料極3に接触させる。つま
り、第1集電体11は、電池外側に拡大する方向の応力
により電解質1の内側に装着され、第2集電体12は、
電池内側に縮小する方向の応力により電解質1の外側に
装着される。
【0015】このようにして、上記の固体電解質型燃料
電池は、空気極2と第1集電体11の接触面積、および
燃料極3と第2集電体12の接触面積を大きく確保して
接触抵抗を低減させ、これにより発電特性が高められる
と共に、第1および第2の集電体11,12により電解
質1を内外から挟持する状態にして、充分な機械的強度
を維持し得るものとなる。
【0016】固体電解質1の材料には、酸素イオン伝導
性などを有する従来公知の材料、例えば、酸化ネオジウ
ム(Nd)、酸化サマリウム(Sm)、イ
ットリア(Y)、酸化スカンジウム(Sc
)および酸化ガドリニウム(Gd)などを
固溶した安定化ジルコニア(YSZ)や、セリア(Ce
)系固溶体、酸化ビスマス固溶体、あるいはLaG
aO系ペロブスカイト型固体電解質等から選択したも
のを使用するが、これらに限定されることはない。この
電解質1は、上記の材料を必要に応じて平板形状、円筒
形状または一端を閉塞した円筒形状等に成形し、高温で
焼成することにより得ることができる。
【0017】空気極2の材料には、例えば、LaSrM
nOやLaSrCoO等のペロブスカイト型酸化物
や、LaSrGaMnO等から選択したものを使用す
るが、これらに限定されることはない。この空気極2
は、上記の材料を電解質1の内面に塗布して形成する。
塗布方法としては、空気極2の材料にバインダー等を加
えてペースト状にしたものを任意の粘度に調整し、スプ
レー法、ディッピング法、スクリーン印刷法、スピンナ
ー法、流し塗り法および刷毛塗り法等により塗布するこ
とができる。そして、上記材料を塗布した後、風や加熱
により乾燥させ、その後、所定の温度で焼成して空気極
2を形成する。
【0018】燃料極3の材料には、例えば、ニッケル
(または酸化ニッケル)とYSZから成るニッケルジル
コニアサーメット、イットリアドープセリア、マンガン
を固溶したランタンストロンチウムガレート等から選択
したものを使用するが、これらに限定されることはな
い。この燃料極3は、上記の材料を電解質1の外面に塗
布して形成する。塗布方法としては、燃料極3の材料に
バインダー等を加えてペースト状にしたものを任意の粘
度に調整し、スプレー法、ディッピング法、スクリーン
印刷法、スピンナー法、流し塗り法および刷毛塗り法等
により塗布することができる。そして、上記材料を塗布
した後、風や加熱により乾燥させ、所定の温度で焼成し
て燃料極3を形成する。
【0019】第1および第2の集電体11,12は、当
然のことながら電気良導体であることが必要であり、固
体電解質型燃料電池の作動温度付近において、耐酸化性
や耐還元性等の雰囲気下で安定な材料を使用する。
【0020】第1および第2の集電体11,12の材料
には、例えば、銅(Cu)、銅−亜鉛(Cu−Zn)、
パラジウム(Pd)、パラジウム−亜鉛(Pd−Z
n)、プラチナ(Pt)、金(Au)、ルテニウム(R
u)、ロジウム(Rh)、ニッケル(Ni)、ニッケル
−クロム(Ni−Cr)、ニッケル−クロム−鉄(Ni
−Cr−Fe)、ニッケル−クロム−タングステン−モ
リブデン(Ni−Cr−W−Mo)、ニッケル−コバル
ト(Ni−Co)、ニッケル−銅(Ni−Cu)、銀
(Ag)、銀−パラジウム(Ag−Pd)、銀−プラチ
ナ(Ag−Pt)、鉄−クロム−ニッケル(Fe−Cr
−Ni)、鉄−クロム−アルミ(Fe−Cr−Al)、
ニッケル−鉄−クロム−モリブデン(Ni−Fe−Cr
−Mo)、およびこれらを任意に組み合わせた金属を含
む合金を使用することができる。
【0021】そして、第1および第2の集電体11,1
2は、空気や燃料に対して透過性を有する薄板状の部材
として、図1に示す如くメッシュで構成した帯状の薄板
部材を用いるほかに、全体に多数の細孔を形成した薄板
部材を用いることも良い。また、第1および第2の集電
体11,12は、図1に示す如く帯状の薄板部材を螺旋
状に巻いて半径方向に弾性変形可能な円筒状に形成する
ほか、矩形状の薄板部材を円形に曲成して一部を開放し
た概略円筒状に形成し、これにより半径方向に弾性変形
可能にしても良い。
【0022】さらに、集電体としては、当該燃料電池が
例えば直径数mm程度の非常に細いものである場合、電
気良導体の細線から成る紐状部材、細線を縒り合せた紐
状部材、あるいは複数の縒糸をさら縒り合わせて毛糸状
やコヨリ状にした紐状部材を用いることができる。
【0023】上記の紐状部材から成る集電体は、とく
に、電解質1の内側に装着する第1集電体11に用いる
ことができ、電解質1の内側に装着する際には、長手方
向へ引っ張ることで径を縮小させ、電解質1の内側に挿
入した後、負荷を解除することで自己の弾性回復により
径を拡大させ、その拡大方向の応力で装着状態を維持す
ることができる。そして、このように紐状部材を用いた
集電体であっても、電解質1の内側の極(図1では空気
極)との接触面積を充分に確保することができ、接触抵
抗の低減を実現し得るものとなる。
【0024】上記の固体電解質型燃料電池は、第1の製
造方法として、電解質1の内側と外側に空気極2の材料
と燃料極3の材料を塗布し、これらの材料を所定温度で
乾燥させた後、第1および第2の集電体11,12を装
着し、その後、高温で空気極2と燃料極3を焼成するこ
とにより得ることができる。
【0025】また、第2の製造方法としては、電解質1
の内側と外側に第1と第2の集電体11,12を装着し
てから、空気極2の材料と燃料極3の材料を塗布し、こ
れらの材料を所定温度で乾燥させた後、高温で空気極2
と燃料極3を焼成する方法がある。
【0026】さらに、第3の製造方法としては、電解質
1の内側と外側に空気極2の材料と燃料極3の材料を塗
布し、これらの材料を所定温度で乾燥させた後、高温で
空気極2と燃料極3を焼成し、その後、第1および第2
の集電体11,12を装着する方法がある。
【0027】上記のいずれの製造方法によっても、空気
極2と第1集電体11の接触面積、および燃料極3と第
2集電体12の接触面積を大きく確保して接触抵抗の低
減を図ることができると共に、第1および第2の集電体
11,12により電解質1を内外から挟持する状態にす
ることができ、発電特性が高く且つ充分な機械的強度を
維持し得る固体電解質型燃料電池が得られることとな
る。
【0028】図2は、上記の固体電解質型燃料電池を電
池セル15として、ケース21に複数の電池セル15を
収容した燃料電池を示す図である。この場合、電解質1
の耐久性を考慮すると、大口径のものよりも小口径のも
のが好適であり、集電体の作製工程を考慮すると、電解
質1の直径は1.5〜5mm程度が望ましい。また、電
解質1の厚さは100〜500μ程度が望ましく、電解
質1の長さは10〜200mm程度の長さが望ましい。
【0029】図示の電池セル15は、両端から所定の範
囲に、燃料極3および第2集電体12を設けない部分す
なわち電解質1の露出部分が形成してある。燃料電池の
ケース21はSUS製であり、両端に隔壁22,23を
備えたケース本体21Aと、ケース本体21Aの両端に
固定される閉塞体21B,21Cを備えている。そし
て、両隔壁22,23の間に、燃料室24を形成すると
共に、各隔壁22,23と個々に対応する閉塞体21
B,21Cとの間に、導入側空気室25および排出側空
気室26を夫々形成している。
【0030】ケース本体21Aの側部には、燃料室24
に連通する燃料導入口27および燃料排出口28が設け
てある。また、一方の閉塞体21Bには、導入側空気室
25に連通する空気導入口29が設けてあり、他方の閉
塞体21Cには、排出側空気室26に連通する空気排出
口30が設けてある。
【0031】複数の電池セル15は、互いに所定の間隔
をおいた状態で、隔壁22,23間に掛け渡すように収
容してあると共に、電解質1が露出している両端部を隔
壁22,23に気密的に固定する。この固定方法として
は、例えば、電池セル15と隔壁22,23の間に銀お
よびチタンを含有するロウ材を塗布し、真空中で約80
0〜900℃に加熱する真空ロウ付けを採用することが
できる。
【0032】また、各電池セル15の燃料極3は、適宜
の接続部材により、空気極2側の構成部位に対する絶縁
状態を確保しつつケース外部に導かれ、当該燃料電池を
電源とする駆動部31に接続される。他方、各電池セル
15の空気極2は、一方の閉塞体21Bを気密的に貫通
するバスバー32によってケース外部に導かれ、駆動部
31に接続される。
【0033】上記の燃料電池は、電池セル15の固定や
配線を終えた後、ケース本体21Aの両側に、溶接等に
よって閉塞体21B,21Cを気密的に固定することで
完成する。そして、空気導入口29から空気(酸素)を
導入すると共に、燃料導入口27から燃料(水素)を導
入すると、空気が、導入側空気室25から各電池セル1
5の内側である空気極2に供給されると共に、燃料が、
燃料室24において各電池セル15の外側である燃料極
3に供給され、電解質1における電気化学反応により電
気エネルギーを発生させる。なお、余剰の空気やその他
のガスは、排出側空気室26から空気排出口30を経て
ケース外部に排出されると共に、余剰の燃料やその他の
ガスは、燃料排出口28からケース外部に排出される。
【0034】
【実施例】(実施例1)電解質の組成として、La
0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15Co0. 05
−δ(LSGMC)の配合となるよう計量混合し、
これらを1100〜1200℃で予備焼成した後、ボー
ルミルで粉砕した。これにバインダーおよび溶剤等を加
えて混練し、押出し成形により、外径3mm、内径2.
5mmの円筒を作製した。これを長さ100mmに切り
出して1400〜1500℃で焼成し、厚さ約250μ
の円筒状固体電解質を作製した。
【0035】空気極として、Sm0.5Sr0.5Co
を用い、これにバインダーおよび溶媒を加えたもの
を電解質の内側に流し塗りでコーティングし、180℃
で1時間乾燥を行った。
【0036】第1集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径2
mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにして螺旋
状に巻き付け、外径が2.1〜2.3mmになるように
した。このとき、金属棒の先端には切り込みを入れ、こ
の部分で白金網の先端を固定するようにし、さらに、白
金網は金属棒から取り外したときの外径(常態での外
形)が約2.8mmになるようにした。そして、金属棒
に巻き付けた白金網を、内側に空気極をコーティングし
た電解質に挿入した後、金属棒を取り外して電解質の内
側に白金網を取り付けた。これにより、第1集電体であ
る白金網は、電池外側に拡大する方向の応力により電解
質の内側に装着されている。
【0037】燃料極として、NiとCe0.8Sm
0.2の重量比が8:2になるようにしてNiOと
Ce0.8Sm0.2を混合し、これにバインダー
および溶媒を加えたものを電解質の外側に流し塗りでコ
ーティングし、この際、電解質の両端部を15mmマス
キングし、その後、マスキングを取り除いて180℃で
1時間乾燥を行った。
【0038】第2集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径
2.2mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにし
て螺旋状に捲き付け、外径が2.3〜2.5mmになる
ようにした。このとき、金属棒の先端には切り込みを入
れ、この部分で白金網の先端を固定するようにし、さら
に、白金網は金属棒から取り外したときの内径(常態で
の内径)が約2.7mmになるようにした。そして、燃
料極を塗布した電解質の外側に白金網を押し広げて取り
付けた。また、白金網の両端部はさらに0.2mmの白
金線で2〜3周巻くことにより固定した。これにより、
第2集電体である白金網は、電池内側に縮小する方向の
応力により電解質の外側に装着されている。
【0039】上記の如く電解質、空気極、第1集電体、
燃料極および第2集電体を形成した後、1100℃で3
時間焼付けし、固体電解質型燃料電池(電池セル)を作
製した。
【0040】(実施例2)電解質の組成として、La
0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15Co0. 05
−δ(LSGMC)の配合となるよう計量混合し、
これらを1100〜1200℃で予備焼成した後、ボー
ルミルで粉砕した。これにバインダーおよび溶剤等を加
えて混練し、押出し成形により、外径3mm、内径2.
5mmの円筒を作製した。これを長さ100mmに切り
出して1400〜1500℃で焼成し、厚さ約250μ
の円筒状固体電解質を作製した。
【0041】空気極として、Sm0.5Sr0.5Co
を用い、これにバインダーおよび溶媒を加えたもの
を電解質の内側に流し塗りでコーティングし、180℃
で1時間乾燥を行った。
【0042】第1集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径2
mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにして螺旋
状に捲き付け、外径が2.1〜2.3mmになるように
した。このとき、金属棒の先端には切り込みを入れ、こ
の部分で白金網の先端を固定するようにし、さらに、白
金網は金属棒から取り外したときの外径が約2.8mm
になるようにした。そして、金属棒に巻き付けた白金網
を、内側に空気極をコーティングした円筒状固体電解質
の中に挿入した後、金属棒を取り外して電解質の内側に
白金網を取り付けた。
【0043】燃料極として、NiとCe0.8Sm
0.2の重量比が8:2になるようにしてNiOと
Ce0.8Sm0.2を混合し、これにバインダー
および溶媒を加えたものを電解質の外側に流し塗りでコ
ーティングし、この際、電解質の両端部を15mmマス
キングし、その後、マスキングを取り除いて180℃で
1時間乾燥を行った。
【0044】第2集電体として、330メッシュの白金
網を幅9mm、長さ70mmに切断し、これを直径2.
2mmの金属棒に白金網の長手方向と直角に巻き付け、
外径が2.3〜2.5mmになるようにした。白金網
は、金属棒から取り外したときの内径が約2.7mmに
なるようにし、これを外側に燃料極を塗布した電解質の
外側に押し広げて取り付けた。また、白金網の両端部
は、0.2mmの白金線で2〜3周巻くことにより固定
した。
【0045】上記の如く電解質、空気極、第1集電体、
燃料極および第2集電体を形成した後、1100℃で3
時間焼付けし、固体電解質型燃料電池(電池セル)を作
製した。
【0046】(実施例3)電解質の組成として、La
0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15Co0. 05
−δ(LSGMC)の配合となるよう計量混合し、
これらを1100〜1200℃で予備焼成した後、ボー
ルミルで粉砕した。これにバインダーおよび溶剤等を加
えて混練し、押出し成形により外径3mm、内径2.5
mmの円筒を作製した。これを長さ100mmに切り出
して1400〜1500℃で焼成し、厚さ約250μの
円筒状固体電解質を作製した。
【0047】燃料極として、NiとCe0.8Sm
0.2の重量比が8:2になるようにしてNiOと
Ce0.8Sm0.2を混合し、これにバインダー
および溶媒を加えたものを電解質の外側に、流し塗りで
コーティングし、この際、電解質の両端部を15mmマ
スキングし、その後、マスキングを取り除いて180℃
で1時間乾燥を行った。
【0048】第2集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径
2.2mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにし
て螺旋状に捲き付け、外径が2.3〜2.5mmになる
ようにした。このとき、金属棒の先端には切り込みを入
れ、この部分で白金網の先端を固定するようにした。白
金網は、金属棒から取り外したときの内径が約2.7m
mになるようにし、これを外側に燃料極を塗布した電解
質の外側に押し広げて取り付けた。また、白金網の両端
部は、さらに0.2mmの白金線で2〜3周巻くことに
より固定した。
【0049】空気極として、Sm0.5Sr0.5Co
を用い、これにバインダーおよび溶媒を加えたもの
を電解質の内側に流し塗りでコーティングし、180℃
で1時間乾燥を行った。
【0050】上記の如く電解質、燃料極、第2集電体お
よび空気極を形成した後、1100℃で3時間焼付けし
た。
【0051】次に、第1集電体として、鉄−クロム−ニ
ッケル(Fe−Cr−Ni)を約10μの繊維状にし且
つ一本ずつ波打たせたものを150本束ねて、平均外径
が約2.8mmの毛糸状の集電体を作製した。そして、
集電体の端部を細い針金で縛り、同集電体を長手方向に
引っ張った状態にして、内側に空気極をコーティング焼
成した電解質に挿入し、その後、負荷を解除することに
より電解質の内側に毛糸状の集電体を装着して固体電解
質型燃料電池(電池セル)を作製した。
【0052】(実施例4)電解質の組成として、La
0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15Co0. 05
−δ(LSGMC)の配合となるよう計量混合し、
これらを1100〜1200℃で予備焼成した後、ボー
ルミルで粉砕した。これにバインダーおよび溶剤等を加
えて混練し、押出し成形により外径3mm、内径2.5
mmの円筒を作製した。これを長さ100mmに切り出
して1400〜1500℃で焼成し、厚さ約250μの
円筒状固体電解質を作製した。
【0053】燃料極として、NiとCe0.8Sm
0.2の重量比が8:2になるようにして、NiO
とCe0.8Sm0.2を混合し、これにバインダ
ーおよび溶媒を加えたものを電解質の外側に流し塗りで
コーティングし、この際、電解質の両端部を15mmマ
スキングし、その後、マスキングを取り除いて180℃
で1時間乾燥を行った。
【0054】第2集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径
2.2mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにし
て螺旋状に捲き付け、外径が2.3〜2.5mmになる
ようにした。このとき、金属棒の先端には切り込みを入
れ、この部分で白金網の先端を固定するようにした。白
金網は、金属棒から取り外したときの内径が約2.7m
mになるようにし、これを外側に燃料極を塗布した電解
質の外側に押し広げて取り付けた。また、白金網の両端
部は、0.2mmの白金線で2〜3周巻くことにより固
定した。
【0055】空気極として、Sm0.5Sr0.5Co
を用い、これにバインダーおよび溶媒を加えたもの
を電解質の内側に流し塗りでコーティングし、180℃
で1時間乾燥を行った。
【0056】上記の如く電解質、燃料極、第2集電体お
よび空気極を形成した後、1100℃で3時間焼付けし
た。
【0057】次に、第1集電体として、鉄−クロム−ニ
ッケル(Fe−Cr−Ni)を約10μの繊維状にした
ものを30本束ね、これを縒り合せたものを5束作製
し、この5束をさらに縒り合せて、平均外径が約2.8
mmのコヨリ状集電体を作製した。そして、この集電体
を、内側に空気極をコーティング焼成した電解質に挿入
し、同集電体を電解質の内側に取り付けて固体電解質型
燃料電池(電池セル)を作製した。
【0058】(実施例5)電解質の組成として、La
0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15Co0. 05
−δ(LSGMC)の配合となるよう計量混合し、
これらを1100〜1200℃で予備焼成した後、ボー
ルミルで粉砕した。これにバインダーおよび溶剤等を加
えて混練し、押出し成形により外径3mm、内径2.5
mmの円筒を作製した。これを長さ100mmに切り出
して1400〜1500℃で焼成し、厚さ約250μの
円筒状固体電解質を作製した。
【0059】第1集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径2
mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにして螺旋
状に捲き付け、外径が2.1〜2.3mmになるように
した。このとき、金属棒の先端には切り込みを入れ、こ
の部分で白金網の先端を固定するようにし、さらに、白
金網は、金属棒から取り外したときの外径が約2.8m
mになるようにした。そして、金属棒に巻き付けた白金
網を電解質に挿入し、金属棒を取り外して電解質の内側
に白金網を取り付けた。
【0060】空気極として、Sm0.5Sr0.5Co
を用い、これにバインダーおよび溶媒を加えたもの
を、白金網を取り付けた電解質の内側に流し塗りでコー
ティングし、180℃で1時間乾燥を行った。
【0061】第2集電体として、330メッシュの白金
網を幅3mm、長さ150mmに切断し、これを直径
2.2mmの金属棒に隙間なく且つ重ならないようにし
て螺旋状に捲き付け、外径が2.3〜2.5mmになる
ようにした。このとき、金属棒の先端には切り込みを入
れ、この部分で白金網の先端を固定するようにした。白
金網は、金属棒から取り外したときの内径が約2.7m
mになるようにし、電解質の外側に押し広げて取り付け
た。また、白金網の両端部はさらに0.2mmの白金線
で2〜3周巻くことにより固定した。
【0062】燃料極として、NiとCe0.8Sm
0.2の重量比が8:2になるようにして、NiO
とCe0.8Sm0.2を混合し、これにバインダ
ーおよび溶媒を加えたものを電解質の外側に流し塗りで
コーティングし、この際、電解質の両端部を15mmマ
スキングし、その後、マスキングを取り除いて180℃
で1時間乾燥を行った。
【0063】上記の如く電解質、第1集電体、空気極、
第2集電体および燃料極を形成した後、1100℃で3
時間焼付けし、固体電解質型燃料電池(電池セル)を作
製した。
【0064】(実施例6)実施例1で作製した固体電解
質型燃料電池を電池セルとし、この電池セルを9本用い
て図1に示す燃料電池を作製した。この際、各電池セル
(15)の両端をSUS製の隔壁(22,23)に差込
み、差込み部にチタンと銀を含有する真空ロウ付け用の
ロウ材を充填し、真空ロウ付け炉にセットした。そし
て、約350℃で1時間真空乾燥し、さらに、温度を約
500℃に設定して2時間真空乾燥した。そしてさら
に、2時間で850℃まで昇温させ、850℃で0.5
時間保持した後、室温まで冷却して取り出した。
【0065】次に、各電池セル(15)の外側に作製し
た第2集電体(12)をSUS製隔壁(22)の内側に
ボルトで接続した。そして、隔壁(22,23)をSU
S製ケース本体(21A)に取り付け、双方の間を溶接
によりシールした。
【0066】次に、内側に作製した第1集電体(11)
をバスバー(32)により接続し、ケース本体(21
A)にSUS製閉塞体(21B)を溶接により取り付け
ると共に、閉塞体(21B)を通してバスバー(32)
を外部に取り出し、その貫通部をロウ材によりシールし
た。また、ケース本体(21A)の外側に燃料極側の電
極を取り出し、さらに、ケース本体(21A)にSUS
製の他方の閉塞体(21C)を溶接により固定した。
【0067】(比較例1)電解質の組成として、La
0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.15Co0. 05
−δ(LSGMC)の配合となるよう計量混合し、
これらを1100〜1200℃で予備焼成した後、ボー
ルミルで粉砕した。これにバインダーおよび溶剤等を加
えて混練し、押出し成形により外径3mm、内径2.5
mmの円筒を作製した。これを長さ100mmに切り出
して1400〜1500℃で焼成し、厚さ約250μの
円筒状固体電解質を作製した。
【0068】空気極として、Sm0.5Sr0.5Co
を用い、これにバインダーおよび溶媒を加えたもの
を電解質の内側に流し塗りでコーティングし、180℃
で1時間乾燥を行った。
【0069】第1集電体として、0.2mmの白金線を
1mmの間隔で直径2mmの金属棒に螺旋状に巻き付
け、金属棒から取り外したときの外径が約2.5mmに
なるようにした。金属棒から取り外した螺旋状ワイヤ
を、内側に空気極をコーティングした電解質の中に通し
て取り付けた。
【0070】燃料極として、NiとCe0.8Sm
0.2の重量比が8:2になるようにして、NiO
とCe0.8Sm0.2を混合し、これにバインダ
ーおよび溶媒を加えたものを電解質の外側に流し塗りで
コーティングし、この際、電解質の両端部を15mmマ
スキングし、その後、マスキングを取り除いて180℃
で1時間乾燥を行った。
【0071】第2集電体として、0.2mmの白金線を
1mmの間隔で前述の電解質の外側に巻き付けた。ま
た、巻き付けた白金線の両端部は、0.2mmの白金線
で2〜3周巻くことにより固定した。
【0072】上記の如く電解質、空気極、第1集電体、
燃料極および第2集電体を形成した後、1100℃で3
時間焼付けして固体電解質型燃料電池(電池セル)を作
製した。
【0073】(性能評価)実施例1〜5および比較例に
ついては、SOFC評価装置に、円筒型の固体電解質型
燃料電池の評価専用治具を取り付け、空気極側に空気を
供給するとともに燃料極側に水素を供給し、650℃で
のIV特性から発電特性を評価した。実施例6について
は、酸素および水素を用いたスタック評価装置におい
て、650℃での発電特性を評価した。その結果を表1
に示す。
【0074】
【表1】
【0075】表1から明らかなように、実施例1〜5
は、比較例1に比べて発電特性が大幅に高いものとなっ
ており、また、実施例6では、複数の電池セルを用いた
燃料電池として充分な発電特性を有するものであること
を確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる固体電解質型燃料電池の一例を
説明する側面図(a)および断面図(b)である。
【図2】図1に示す固体電解質型燃料電池を電池セルと
して複数使用した燃料電池を説明する断面図である。
【符号の説明】
1電解質 2空気極 3燃料極 11第1集電体 12第2集電体 15電池セル(固体電解質型燃料電池) 21ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫛引 圭子 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 内山 誠 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H018 AA06 BB01 BB06 BB08 BB11 BB12 CC03 DD03 DD05 EE02 EE03 EE10 EE12 EE13 HH03 5H026 AA06 BB01 BB04 CV02 CX10 HH03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状を成す電解質の内側に空気極およ
    び燃料極のうちの一方の極を備えると共に、電解質の外
    側に他方の極を備えた円筒型の固体電解質型燃料電池で
    あって、電池外側に拡大する方向の応力により電解質の
    内側に装着される第1集電体と、電池内側に縮小する方
    向の応力により電解質の外側に装着される第2集電体を
    備えたことを特徴とする固体電解質型燃料電池。
  2. 【請求項2】 第1および第2の集電体が、半径方向に
    弾性変形可能な概略円筒状を成しており、第1集電体が
    常態において電解質の内径よりも大きい外径を有すると
    共に、第2集電体が常態において電解質の外径よりも小
    さい内径を有することを特徴とする請求項1に記載の固
    体電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】 第1および第2の集電体が、空気や燃料
    に対して透過性を有する薄板部材、および細線から成る
    紐状部材から選択されたものであることを特徴とする請
    求項1または2に記載の
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電
    解質型燃料電池を製造するに際し、電解質の内側および
    外側に一方および他方の極の材料を塗布した後、第1お
    よび第2の集電体を設け、一方および他方の極を焼成す
    ることを特徴とする固体電解質型燃料電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電
    解質型燃料電池を製造するに際し、電解質の内側および
    外側に第1および第2の集電体を設け、電解質の内側お
    よび外側に一方および他方の極の材料を塗布した後、一
    方および他方の極を焼成することを特徴とする固体電解
    質型燃料電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電
    解質型燃料電池を製造するに際し、電解質の内側および
    外側に一方および他方の極の材料を塗布した後、一方お
    よび他方の極を焼成し、第1および第2の集電体を設け
    ることを特徴とする固体電解質型燃料電池の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電
    解質型燃料電池を電池セルとし、ケースに複数の電池セ
    ルを収容したことを特徴とする燃料電池。
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