JP2003315973A - マスク設計装置、マスク設計方法、プログラムおよび半導体装置製造方法 - Google Patents

マスク設計装置、マスク設計方法、プログラムおよび半導体装置製造方法

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JP2003315973A
JP2003315973A JP2002117085A JP2002117085A JP2003315973A JP 2003315973 A JP2003315973 A JP 2003315973A JP 2002117085 A JP2002117085 A JP 2002117085A JP 2002117085 A JP2002117085 A JP 2002117085A JP 2003315973 A JP2003315973 A JP 2003315973A
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Kazuhiko Takahashi
和彦 高橋
Masahiko Minemura
雅彦 峯村
Mitsuo Sakurai
光雄 櫻井
Kazuya Sugawa
一弥 須川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes
    • GPHYSICS
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスク設計装置によるマスクの設計を短期に
行うことを可能にする。 【解決手段】 作成手段20は、半導体基板上へ転写す
る露光パターン32の設計データ30からマスク上へ形
成するマスクパターンデータ31を作成する。算出手段
21は、作成手段20によって作成されたマスクパター
ンデータ31に対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、半導体基板上に転写される露光パタ
ーン32を算出する。補正手段22は、算出手段21に
よって算出された露光パターン32と、設計データ30
とを比較し、作成手段20によって作成されるマスクパ
ターンデータ31を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスク設計装置、マ
スク設計方法、プログラムおよび半導体装置製造方法に
関し、特に、半導体基板上に形成される露光パターン、
物理形状パターンをフィルタを用いて算出し、算出され
た結果に基づいてマスクを設計するマスク設計装置、マ
スク設計方法、プログラムおよび半導体装置製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の高精度な半導体集積回路(以下、
LSI(Large Scale Integrated Circuit)と称する)
パターンには、微細なパターン形成技術および高精度パ
ターン形成技術が必要である。微細なパターンを形成す
る際には、露光装置の波長以下のパターン形成をするた
めに位相シフトの適用が、また、高精度パターンを形成
するために光近接効果補正(以下、OPC(Optical Pr
oximity Correction)と称する)が適用されている。
【0003】OPCは、マスク(またはレチクル)上の
パターンを光学的に補正し、目的とするウエハ転写イメ
ージを実現するため、マスクパターンデータ上で補正パ
ターンを発生する方法を取っている。補正パターンを発
生させる手法としては、ルールベースとシミュレーショ
ンベースが一般的に知られている。シミュレーションベ
ースは高精度なLSIパターンに適しており、今後、L
SI−CHIP全てにシミュレーションべースを適用す
る事が必要となると思われる。
【0004】図16は、従来におけるシミュレーション
ベースによるOPCの付加方法について説明する図であ
る。この図において、破線内に示す部分は、露光プロセ
スにおいて、マスク12に形成されたパターンをウエハ
14上に転写する場合の露光装置の構成例を示してい
る。
【0005】この図に示すように露光装置は、光源1
0、照明レンズ11、マスク12、および投影レンズ1
3によって構成されており、マスク12に形成されてい
るパターンをウエハ(半導体基板)14に転写する。
【0006】ここで、光源10は、例えば、紫外線や電
子線を照射する。照明レンズ11は、光源10から照射
された紫外線や電子線をマスク12の転写しようとする
領域に収束させる。
【0007】マスク12は、石英基板に回路パターンに
応じたクロムの遮光膜が形成されており、照明レンズ1
1から入射された紫外線または電子線を回路パターンに
応じて遮光または透光させる。
【0008】投影レンズ13は、マスク12を透過した
光をウエハ14上の所定の領域に収束させる。ウエハ1
4は、例えば、シリコンにフォトレジストが塗布されて
構成されている。
【0009】次に、以上の図を参照し、シミュレーショ
ンベースのOPCの付加方法について説明する。例え
ば、図16の上に示すマスクパターン12aを、ウエハ
14上に転写する場合を考える。この場合、ウエハ14
上に転写される露光パターン14aが、マスクパターン
12aにより近いことが望ましい。しかし、実際には、
光の回折等に起因して、ウエハ14上の露光パターン1
4aは、マスクパターン12aとは一致せず、図16に
示すようにぼやけたものとなる。
【0010】そこで、これらをより近いものとするため
に、マスクパターン12aに対してOPCを付加するこ
とが行われるが、どのようなOPCを付加することが最
も効果的であるかは、実際にマスク12を作成し、その
結果に応じてOPCを付加または補正するといった作業
を繰り返す必要がある。
【0011】しかし、マスク12を作成するのは煩雑で
あるため、マスク12を用いて光をウエハ14上に転写
した場合に得られる露光パターン14aをコンピュータ
等を用いてシミュレーションし、その結果に応じてOP
Cを付加または補正するのが前述したシミュレーション
ベースの方法である。
【0012】従来においては、マスク12上に形成され
ているマスクパターン12aに対して高速フーリエ変換
(以下、FFT(Fast Fourier Transform)と称する)を
施すことにより、露光パターン14aを算出し、この露
光パターン14aが所望の形状になるようにマスクパタ
ーン12aにOPCを付加または補正する方法が採用さ
れていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FFTの演
算処理は、複素演算を行う必要があることから、処理に
時間がかかるという問題点があった。
【0014】従って、集積度が高いLSI−CHIP全
体にシミュレーションベースを適用しようとすると、処
理時間が非常に長くかかり、開発時間が長期化してしま
うという問題点があった。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、従来の方法に比較してマスクを設計する時間
を短縮することが可能なマスク設計装置、マスク設計方
法、プログラムおよび半導体装置製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計装置において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データ30からマスク
上へ形成するマスクパターンデータ31を作成する作成
手段20と、前記作成手段20によって作成された前記
マスクパターンデータ31に対して所定の特性を有する
フィルタを適用することにより、半導体基板上に転写さ
れる露光パターン32を算出する算出手段21と、前記
算出手段21によって算出された露光パターン32と、
前記設計データ30とを比較し、前記作成手段20によ
って作成されるマスクパターンデータ31を補正する補
正手段22と、を有することを特徴とするマスク設計装
置が提供される。
【0017】ここで、作成手段20は、半導体基板上へ
転写する露光パターンの設計データ30からマスク上へ
形成するマスクパターンデータ31を作成する。算出手
段21は、作成手段20によって作成されたマスクパタ
ーンデータ31に対して所定の特性を有するフィルタを
適用することにより、半導体基板上に転写される露光パ
ターン32を算出する。補正手段22は、算出手段21
によって算出された露光パターン32と、設計データ3
0とを比較し、作成手段20によって作成されるマスク
パターンデータ31を補正する。
【0018】また、本発明では、上記課題を解決するた
めに、半導体装置を製造する際のマスクを設計するマス
ク設計装置において、半導体基板上へ転写する露光パタ
ーンの設計データからマスク上へ形成するマスクパター
ンデータを作成する作成手段と、前記作成手段によって
作成された前記マスクパターンデータに対して所定の特
性を有するフィルタを適用することにより、半導体基板
上に形成される物理形状パターンを算出する算出手段
と、前記算出手段によって算出された物理形状パターン
と、前記設計データとを比較し、前記作成手段によって
作成されるマスクパターンデータを補正する補正手段
と、を有することを特徴とするマスク設計装置が提供さ
れる。
【0019】ここで、作成手段は、半導体基板上へ転写
する露光パターンの設計データからマスク上へ形成する
マスクパターンデータを作成する。算出手段は、作成手
段によって作成されたマスクパターンデータに対して所
定の特性を有するフィルタを適用することにより、半導
体基板上に形成される物理形状パターンを算出する。補
正手段は、算出手段によって算出された物理形状パター
ンと、設計データとを比較し、作成手段によって作成さ
れるマスクパターンデータを補正する。
【0020】また、本発明では上記課題を解決するため
に、半導体装置を製造する際のマスクを設計するマスク
設計装置において、半導体基板上へ転写する露光パター
ンの設計データからマスク上へ形成するマスクパターン
データを作成する作成手段と、前記マスクパターンデー
タ作成手段によって作成された前記マスクパターンデー
タに対して所定の特性を有するフィルタを適用すること
により、実際に作成されるマスクの物理形状パターンを
算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された
マスクの物理形状パターンと、実際に作成されたマスク
の物理形状パターンとを比較し、欠陥の有無を判定する
判定手段と、を有することを特徴とするマスク設計装置
が提供される。
【0021】ここで、作成手段は、半導体基板上へ転写
する露光パターンの設計データからマスク上へ形成する
マスクパターンデータを作成する。算出手段は、マスク
パターンデータ作成手段によって作成されたマスクパタ
ーンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適用
することにより、実際に作成されるマスクの物理形状パ
ターンを算出する。判定手段は、算出手段によって算出
されたマスクの物理形状パターンと、実際に作成された
マスクの物理形状パターンとを比較し、欠陥の有無を判
定する。
【0022】また、本発明では上記課題を解決するため
に、半導体装置を製造する際のマスクを設計するマスク
設計装置において、半導体基板上へ転写する露光パター
ンの設計データからマスク上へ形成するマスクパターン
データを作成する作成手段と、前記作成手段によって作
成された前記マスクパターンデータに対して所定の特性
を有する第1のフィルタを適用することにより、実際に
作成されるマスクの物理形状パターンを算出する第1の
算出手段と、前記第1の算出手段によって算出されたマ
スクを用いて露光した場合に得られる露光パターンまた
は半導体基板上に形成される物理形状パターンを、前記
マスクパターンデータに第2のフィルタを適用すること
により算出する第2の算出手段と、前記第2の算出手段
によって算出された露光パターンまたは物理形状パター
ンと、前記設計データとを比較し、前記作成手段によっ
て作成されるマスクパターンデータを補正する補正手段
と、を有することを特徴とするマスク設計装置が提供さ
れる。
【0023】ここで、作成手段は、半導体基板上へ転写
する露光パターンの設計データからマスク上へ形成する
マスクパターンデータを作成する。第1の算出手段は、
作成手段によって作成されたマスクパターンデータに対
して所定の特性を有する第1のフィルタを適用すること
により、実際に作成されるマスクの物理形状パターンを
算出する。第2の算出手段は、第1の算出手段によって
算出されたマスクを用いて露光した場合に得られる露光
パターンまたは半導体基板上に形成される物理形状パタ
ーンを、マスクパターンデータに第2のフィルタを適用
することのより算出する。補正手段は、第2の算出手段
によって算出された露光パターンまたは物理形状パター
ンと、設計データとを比較し、作成手段によって作成さ
れるマスクパターンデータを補正する。
【0024】また、本発明では上記課題を解決するため
に、マスクを用いて半導体を製造する半導体装置製造方
法において、半導体基板上へ転写する露光パターンの設
計データからマスク上へ形成するマスクパターンデータ
を作成する作成ステップと、前記作成ステップにおいて
作成された前記マスクパターンデータに対して所定の特
性を有するフィルタを適用することにより、半導体基板
上に転写される露光パターンまたは半導体基板上に形成
される物理形状パターンを算出する算出ステップと、前
記算出ステップにおいて算出された露光パターンまたは
物理形状パターンと、前記設計データとを比較し、前記
作成ステップにおいて作成されたマスクパターンデータ
を補正する補正ステップと、前記補正ステップにおいて
補正されたマスクを用いて露光を行う露光ステップと、
を有することを特徴とする半導体装置製造方法が提供さ
れる。
【0025】ここで、作成ステップは、半導体基板上へ
転写する露光パターンの設計データからマスク上へ形成
するマスクパターンデータを作成する。算出ステップ
は、作成ステップにおいて作成されたマスクパターンデ
ータに対して所定の特性を有するフィルタを適用するこ
とにより、半導体基板上に転写される露光パターンまた
は半導体基板上に形成される物理形状パターンを算出す
る。補正ステップは、算出ステップにおいて算出された
露光パターンまたは物理形状パターンと、設計データと
を比較し、作成ステップにおいて作成されたマスクパタ
ーンデータを補正する。露光ステップは、補正ステップ
において補正されたマスクを用いて露光を行う。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
するための原理図である。この図に示すように、本発明
のマスク設計装置は、作成手段20、算出手段21およ
び補正手段22によって補正されている。
【0027】ここで、作成手段20は、半導体基板上へ
転写する露光パターンの設計データ30からマスク上へ
形成するマスクパターンデータ31を作成する。算出手
段21は、作成手段20によって作成されたマスクパタ
ーンデータ31に対して所定の特性を有するフィルタを
適用することにより、半導体基板上に転写される露光パ
ターン32を算出する。
【0028】補正手段22は、算出手段21によって算
出された露光パターン32と、設計データ30とを比較
し、作成手段20によって作成されるマスクパターンデ
ータ31を補正する。
【0029】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。例えば、設計データとして、図1の左側に示されて
いる矩形のパターンを有する設計データ30が入力され
たとする。
【0030】すると、作成手段20は、このような設計
データ30をビットマップデータに変換し、これを配列
に格納してマスクパターンデータ31として、算出手段
21に対して出力する。
【0031】算出手段21は、作成手段20から供給さ
れた配列に格納されているマスクパターンデータ31に
対して、例えば、ガウス分布特性を有する2次元フィル
タを適用することにより露光パターン32を算出し、補
正手段22に対して出力する。
【0032】補正手段22は、算出手段21から供給さ
れた露光パターン32と、設計データ30とを比較し、
比較結果に基づいてマスクパターンデータ31にOPC
を付加する。そして、このような処理を繰り返すことに
より、最適なマスクパターンを得る。
【0033】その結果、例えば、図1に左側に示すよう
に、矩形の頂点にそれぞれ小さい矩形(OPC)が付加
されたマスクパターンデータ31を得る。以上に説明し
たように、本発明のマスク設計装置によれば、マスクパ
ターンデータに対して、ガウス分布を有する2次元フィ
ルタを適用し、露光パターンを算出するようにしたの
で、従来のようにFFTを用いる場合に比較して、短時
間で露光パターンを得ることが可能になる。
【0034】次に、本発明の第1の実施の形態について
説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態の構成例
を示す図である。この図に示すように、本発明のマスク
設計装置50は、CPU(Central Processing Unit)
50a、ROM(Read Only Memory)50b、RAM
(Random Access Memory)50c、HDD(Hard Disk
Drive)50d、VC(Video Card)50e、I/F(I
nterface)50fおよびバス50gによって構成されて
おり、その外部には表示装置51および入力装置52が
接続されている。
【0035】ここで、CPU50aは、ROM50bま
たはHDD50dに格納されているプログラムやデータ
に基づいて各種演算処理を実行するとともに、装置の各
部を制御する。
【0036】ROM50bは、CPU50aが実行する
基本的なプログラムやデータを格納している。RAM5
0cは、CPU50aが実行対象とするプログラムや演
算途中のデータを一時的に格納する。
【0037】HDD50dは、CPU50aが実行する
プログラムや、処理対象または処理後のデータを格納す
る。VC50eは、CPU50aからの描画命令に従っ
て描画処理を実行し、得られた画像を映像信号に変換し
て出力する。
【0038】I/F50fは、入力装置52から供給さ
れたデータのフォーマットを内部の表現形式に適合する
ように変換する。バス50gは、CPU50a、ROM
50b、RAM50c、HDD50d、VC50eおよ
びI/F50fを相互に接続し、これらの間でデータの
授受を可能とする。
【0039】表示装置51は、例えば、CRT(Cathod
e Ray Tube)モニタやLCD(Liquid Crystal Display)
によって構成されており、VC50eから出力された映
像を表示する。
【0040】入力装置52は、例えば、キーボードやマ
ウスによって構成されており、ユーザの操作に応じたデ
ータを生成して出力する。次に、図3を参照して、本発
明の第1の実施の形態の動作の概要について説明する。
【0041】先ず、本発明のマスク設計装置50では、
設計データをもとにマスクパターン60を生成する。そ
して、得られたマスクパターン60を、図4に示すよう
に、2値化することにより、ビットマップ行列に変換す
る。図4に示す例では、中央部に黒色の矩形が配置され
たマスクパターンが6×6のビットマップ行列に変換さ
れている。
【0042】マスク設計装置50は、このようにして得
られたビットマップ行列に対して、ガウス分布特性を有
する2次元フィルタであるWフィルタ61を適用し、露
光パターンを算出する。
【0043】具体的には、マスク設計装置50は、Wフ
ィルタ61と同一の大きさを有する領域をビットマップ
行列から抽出し、抽出したビットマップ行列に対してW
フィルタ61を適用する。例えば、Wフィルタ61が3
×3の領域から構成されているとすると、マスク設計装
置50は、図4のビットマップ行列において破線で囲繞
されている3×3の領域を抽出し、抽出した領域に対し
て図5に示すように3×3からなるWフィルタ61を適
用する。
【0044】なお、Wフィルタ61のフィルタ係数を決
定する方法としては、基本的な形状(例えば、矩形等)
のマスクパターンを用いて実際に露光することにより露
光パターンを取得し、得られた露光パターンと、同一形
状のマスクパターンにWフィルタ61を適用して得られ
た露光パターンとを比較し、これらが一致するようにフ
ィルタ係数を設定する方法がある。
【0045】別の方法としては、同じく基本的な形状の
マスクパターンに対して従来の方法で用いられていたF
FTを施して露光パターンを取得し、得られた露光パタ
ーンと、同一形状のマスクパターンにWフィルタ61を
適用して得られた露光パターンとを比較し、これらが一
致するようにフィルタ係数を設定する方法もある。
【0046】図5の例では、抽出した3×3の領域に対
して、全ての要素が“1/9”である行列(Wフィルタ
61)が適用されている。より具体的には、以下の式を
計算することにより、図4に示す破線の円で囲繞された
ビットの値を得る。
【0047】
【数1】
【0048】ここで、Bijは、ビットマップ行列のi行
j列の要素の値を示し、Wijは、Wフィルタのi行j列
の要素の値を示し、Rは、計算結果(図4に示す破線の
円で囲繞されたビットの値)を示している。
【0049】図5に示す例では、右下のビットが“1”
であり、それ以外は全て“0”であるので、式(1)を
用いて計算するとR=1/9となる。従って、図5に示
すように、破線の円で囲繞されたビットの値は“1/
9”となる。
【0050】なお、式(1)の演算において、全てのB
ijが“0”である場合には、その領域に対する演算(式
(1)の演算)は省略できるので、その分だけ処理を高
速化することができる。また、一部のBijが“0”であ
る場合にも、そのビットに関する演算(乗算)について
は省略することができるので、その分演算量を減少させ
ることができる。
【0051】このような計算を全てのビットに対して施
すことにより、図6に示す計算結果を得る。図6の例で
は、中心部分ほど大きな値を有し、周辺部に向かうに従
って値が小さくなっている。
【0052】図7(A)は、図6に示す計算結果を画像
として表示した場合の表示例であり、図3の露光パター
ン62に対応する。この図に示すように、Wフィルタ6
1を適用した後のマスクパターン60は、中央部部の濃
度が高く、周辺部分の濃度が低い分布を示す画像とな
る。
【0053】次に、マスク設計装置50は、式(1)に
よって得られた計算結果のビットマップ行列(露光パタ
ーン62)と、露光パターンの理想形状である理想露光
パターン63(設計データ)と比較し、その比較結果に
基づいてOPC64を生成し、マスクパターン60に付
加し、補正マスクパターン65を得る。
【0054】第2回目以降は、補正マスクパターン65
を用いて、前述の場合と同様の処理を繰り返し、露光パ
ターン62と理想露光パターン63との差異が所定の範
囲内に収まるまで同様の処理を繰り返す。
【0055】以上の処理により、最適なマスクパターン
データを得ることができる。なお、以上の説明では、露
光パターン62と理想露光パターン63とを比較するよ
うにしたが、露光パターン62を所定の閾値を用いて2
値化して得られたビットマップ行列と、理想露光パター
ン63とを比較することも可能である。例えば、いまの
例では、2/9以上を“1”、2/9未満を“0”とす
ると、図7(A)に示すビットマップ行列は、図7
(B)に示すビットマップ行列に変換されるので、この
ようなビットマップ行列と、理想露光パターン63とを
比較し、その結果に応じて補正マスクパターン65を補
正するようにしてもよい。
【0056】また、以上の説明では、Wフィルタによ
り、マスクパターン60,65の露光パターンを導出す
るようにしたが、半導体基板上に形成される物理形状パ
ターンを求め、これと設計データを比較するようにして
もよい。
【0057】従来においては、Wフィルタ61の代わり
にFFTを用いて同様の演算を行っており、一定の成果
を得ていた。しかし、FFT演算の場合では、複素演算
を必要とするため、演算処理に多大な時間を要していた
が、本発明の方法によれば、複素演算を必要としないこ
とから計算時間を短縮することができる。
【0058】また、従来のFFTを用いた方法と比較し
ても、計算誤差は少ないことがシミュレーションによっ
て確かめられている。図8は、図4に示すマスクパター
ンに対してFFT演算を施した結果を示す図である。一
方、図9は、同じく図4に示すマスクパターンに対して
本発明のWフィルタ61を適用した結果を示している。
また、これらの相違を計算したのが、図10である。
【0059】図10において、Z軸は、−1.0%〜+
2.5%の範囲を示している。この図からも分かるよう
に、両者の相違は−1.0%〜+2.5%の範囲に収ま
っているので、本発明を用いた場合であっても、FFT
を用いた場合と同様の結果を得ることができることが理
解できる。
【0060】次に、図11を参照して、Wフィルタ61
に関する演算処理の流れについて説明する。 ステップS40:CPU50aは、Wフィルタ61のデ
ータ(フィルタ係数)を、HDD50dから読み込み、
配列Filterに格納する。
【0061】ステップS41:CPU50aは、Wフィ
ルタ61の図形データ(マスクパターンデータ)を、H
DD50dから読み込み、配列Inに格納する。
【0062】ステップS42:CPU50aは、基準Y
を入力された図形の上から下まで繰り返す。即ち、CP
U50aは、Kyを繰り返し変数とし、ステップS54
との間で形成されるループ処理を実行する。
【0063】ステップS43:CPU50aは、基準X
を入力された図形の左から右まで繰り返す。即ち、CP
U50aは、Kxを繰り返し変数とし、ステップS53
との間で形成されるループ処理を実行する。
【0064】ステップS44:CPU50aは、変数V
alueを“0”に初期化する。 ステップS45:CPU50aは、フィルタYを入力さ
れたフィルタデータの上から下まで繰り返す。即ち、C
PU50aは、Fyを繰り返し変数とし、ステップS5
1との間で形成されるループ処理を実行する。
【0065】ステップS46:CPU50aは、フィル
タXを入力されたフィルタデータの左から右まで繰り返
す。即ち、CPU50aは、Fxを繰り返し変数とし、
ステップS50との間で形成されるループ処理を実行す
る。
【0066】ステップS47:CPU50aは、フィル
タセンタ(フィルタの中心部)から、現在処理対象とな
っているフィルタ座標の距離を算出し、Dx,Dyに代
入する。例えば、図4に示す矩形状の破線で囲繞された
領域の左上端が処理対象である場合には、Dx,Dyに
は“−1”がそれぞれ代入される。
【0067】ステップS48:CPU50aは、入力図
形データの座標(Kx+Dx,Ky+Dy)の値と、フ
ィルタ座標(Fx,Fy)の値を乗算する。即ち、In
(Kx+Dx,Ky+Dy)×Filter(Fx,F
y)を計算し、変数tmpに代入する。
【0068】ステップS49:CPU50aは、ステッ
プS48で算出されたtmpの値を変数Valueの値
に累積加算する。
【0069】ステップS50:CPU50aは、Fxを
繰り返す。 ステップS51:CPU50aは、Fyを繰り返す。な
お、ステップS45〜S51の処理により、式(1)が
計算されることになる。
【0070】ステップS52:CPU50aは、以上の
処理によって算出されたValueの値を、出力データ
の配列Out(Kx,Ky)に格納する。
【0071】ステップS53:CPU50aは、Kxを
繰り返す。 ステップS54:CPU50aは、Kyを繰り返す。
【0072】ステップS55:CPU50aは、出力デ
ータOut(Kx,Ky)をHDD50dにファイルと
して出力し、そこに格納させる。
【0073】以上の処理により、Wフィルタ61をマス
クパターン60および補正マスクパターン65に適用す
る処理が実現できる。次に、本発明の第2の実施の形態
について説明する。
【0074】図12は、本発明の第2の実施の形態の概
要について説明する図である。第2の実施の形態では、
補正マスクパターン81に基づいて作成したマスク82
の欠陥を検出する際の処理の流れを示している。
【0075】この図において、図の左側の破線で囲繞さ
れている部分は、従来における欠陥の検出方法を示して
いる。従来においては、マスクパターン80から作成さ
れた補正マスクパターン81に基づいて作成されたマス
ク82が有する欠陥を検出する際には、補正マスクパタ
ーン81が比較検討の対象とされていた。図からも分か
るように、補正マスクパターン81と実際に作成される
マスク82の形状とは異なる部分も少なくないことか
ら、実際には欠陥でない部分が欠陥として認識される、
いわゆる疑似欠陥が多数検出されてしまう。
【0076】そこで、第2の実施の形態では、補正マス
クパターン81に対してRフィルタ83を適用すること
により、作成されるマスク82のイメージをシミュレー
ションし、得られたマスクイメージ84と、実際にでき
あがったマスク82とを比較して欠陥を検出する。
【0077】ここで、Rフィルタ83は、図3に示すW
フィルタ61と同様に、2次元のガウス分布特性を有す
るフィルタである。補正マスクパターン81にこのRフ
ィルタ83を適用することで、実際に作成されるマスク
82と近似するマスクイメージ84を得ることができ
る。なお、Rフィルタ83のフィルタ係数を設定する方
法としては、基本的な形状の補正マスクパターン81を
用いてマスク82を作成し、Rフィルタ83によって得
られたマスクイメージ84がこれと一致するようにフィ
ルタ係数を設定する方法がある。
【0078】別の方法としては、同じく基本的な形状の
補正マスクパターン81に従来のFFTを適用すること
によりマスクイメージ84を作成し、Rフィルタ83に
よって得られたマスクイメージ84がこれと一致するよ
うにフィルタ係数を設定する方法もある。
【0079】以上に示したように、本発明の第2の実施
の形態によれば、補正マスクパターン81に対してRフ
ィルタ83を適用して得られたマスクイメージ84と、
実際に作成されたマスク82とを比較し、欠陥を検出す
るようにしたので、従来のように補正マスクパターン8
1と比較する場合に比べて、疑似欠陥が多数検出される
ことを防止できる。その結果、検出された多数の欠陥か
ら実際の欠陥を特定するのに必要な時間を削減すること
ができる。
【0080】図13は、以上に説明した処理の流れを説
明するためのフローチャートである。このフローチャー
トが開始されると、以下のステップが実行される。 ステップS60:CPU50aは、HDD50dからフ
ィルタデータ、即ち、Rフィルタ83のデータを特定す
る。
【0081】ステップS61:CPU50aは、HDD
50dから図形データ、即ち、補正マスクパターン81
のデータを特定する。
【0082】ステップS62:CPU50aは、補正マ
スクパターン81にRフィルタ83を適用する処理を実
行する。なお、この処理は、図11に示すフローチャー
トによって実現できる。
【0083】ステップS63:CPU50aは、実際に
作成されたマスク82のパターンイメージと、ステップ
S62において算出されたマスクイメージ84とを比較
する。
【0084】ステップS64:CPU50aは、ステッ
プS63における比較結果を基礎として、欠陥を検出す
る。
【0085】ステップS65:CPU50aは、ステッ
プS64において検出された欠陥部位を示すデータを生
成し、HDD50dにファイルとして出力する。
【0086】以上の処理により、補正マスクパターン8
1にRフィルタ83を適用した結果と、実際に作成され
たマスク82とを比較し、欠陥部位を検出することが可
能になる。
【0087】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図14は、本発明の第3の実施の形態の概要
を説明するための図である。第3の実施の形態では、R
フィルタ94と、RWフィルタ96の2つのフィルタを
用いることにより、より高精度のウエハイメージ97を
作成し、実際に作成されるウエハ93と、マスクパター
ン90とが高い精度で一致するようにすることを目的と
する。
【0088】この図に示すように、本発明の第3の実施
の形態では、マスクパターン90から補正マスクパター
ン91が作成され、この補正マスクパターン91に対し
てRフィルタ94が適用されることにより、マスクイメ
ージ95が作成される。
【0089】なお、Rフィルタ94は、前述した第2の
実施の形態のRフィルタ83と同様のフィルタであり、
補正マスクパターン91に基づいて作成されるマスク9
2のイメージを算出するためのフィルタである。なお、
このRフィルタ94は、例えば、基本的なパターンを用
いて実際に作成されたマスクを用いて、フィルタ係数が
最適化されているので、補正マスクパターン91にこの
Rフィルタ94を適用することにより得られるマスクイ
メージ95も実際に作成されるマスク92と高い精度で
一致する。
【0090】次に、マスクイメージ95に対してRWフ
ィルタ96を適用することにより、実際に作成されるウ
エハの物理形状を示すウエハイメージ97を生成する。
即ち、RWフィルタ96は、半導体基板上に形成される
物理的形状をマスクイメージ95を基にして求めるため
のフィルタである。
【0091】なお、RWフィルタ96のフィルタ係数
は、基本図形のマスクイメージを用いて実際に半導体基
板上に回路パターンを作成した場合において、マスクイ
メージと実際に形成される物理形状との関係から求める
ことができる。RWフィルタ96は、基本的には、Rフ
ィルタおよびWフィルタと同様に、ガウス分布特性を有
する2次元フィルタである。
【0092】別の方法としては、基本図形のマスクイメ
ージにFFTを適用して得られた回路パターンと、同一
の基本図形にRWフィルタ96を適用した結果得られた
回路パターンとが一致するようにRWフィルタ96のフ
ィルタ係数を決定する方法もある。
【0093】このようにして、Rフィルタ94とRWフ
ィルタ96を用いることによりウエハイメージ97を求
め、このウエハイメージ97を所定の閾値によって2値
化した2値化データ98と、マスクパターン90とを比
較し、これらの間に誤差が存在している場合には、必要
に応じて補正マスクパターン91を補正し、補正された
補正マスクパターン91によって再度同様の処理を繰り
返すことにより、精度の高い補正マスクパターン91ま
たはマスク92を作成することが可能になる。
【0094】以上に説明したように、本発明の第3の実
施の形態によれば、Rフィルタ94とRWフィルタ96
の異なる2つのフィルタを用いて補正マスクパターン9
1から作成されるウエハイメージ97を計算し、この結
果に基づいてマスクパターン90または補正マスクパタ
ーン91を補正するようにしたので、精度の高い補正マ
スクパターン91を作成することが可能になる。
【0095】なお、以上の実施の形態では、RWフィル
タ96により、マスクイメージ95から物理的形状であ
るウエハイメージ97を導出するようにしたが、露光パ
ターンを求め、これに基づいてマスクパターン90また
は補正マスクパターン91を補正することも可能であ
る。
【0096】また、Rフィルタ94とRWフィルタ96
のフィルタ係数を組み合わせたフィルタを作成すること
により、フィルタを2回適用しなくても、適用を1回に
することが可能である。
【0097】図15は、以上に説明した処理の流れを説
明するためのフローチャートである。このフローチャー
トが開始されると、以下のステップが実行される。 ステップS80:CPU50aは、HDD50dからR
フィルタ94のデータを特定する。
【0098】ステップS81:CPU50aは、HDD
50dから補正マスクパターン91のデータを特定す
る。
【0099】ステップS82:CPU50aは、補正マ
スクパターン91(または、マスクパターン90)に対
してRフィルタ94を適用する処理を実行する。なお、
この処理は、図11に示すフローチャートによって実現
できる。
【0100】ステップS83:CPU50aは、HDD
50dからRWフィルタ96のデータを特定する。 ステップS84:CPU50aは、ステップS82の処
理によって得られたマスクイメージ95に対してRWフ
ィルタ96を適用する処理を実行する。なお、この処理
も図11に示すフローチャートによって実現できる。
【0101】ステップS85:CPU50aは、ステッ
プS84の処理によって求めたウエハイメージ97を所
定の閾値を用いて2値化する。
【0102】ステップS86:CPU50aは、ステッ
プS85の処理によって求めた2値化データ98と、マ
スクパターン90とを比較する。
【0103】ステップS87:CPU50aは、ステッ
プS86の比較結果に基づき、双方が所定の精度で一致
するか否かを判定し、一致する場合には処理を終了し、
それ以外の場合にはステップS88に進む。
【0104】ステップS88:CPU50aは、ステッ
プS86の比較結果に基づき、補正マスクパターン91
に対してOPCを付加するか、または、既に付加されて
いるOPCを補正することにより、補正マスクパターン
91を補正する。
【0105】以上の処理により、Rフィルタ94とRW
フィルタ96の2種類のフィルタを用いて精度よくウエ
ハイメージ97を求めることが可能になる。以上のよう
にして作成されたウエハを用いて露光処理を行えば、半
導体基板上に実際に形成される物理形状と、設計データ
とを高い精度で一致させることが可能になるので、半導
体装置の信頼性等を向上させることが可能になる。
【0106】なお、第1〜第3の実施の形態では、マス
クを設計する場合を例に挙げて説明したが、レチクルを
設計する場合にも本発明を適用可能であることはいうま
でもない。
【0107】上記の処理機能は、コンピュータによって
実現することができる。その場合、マスク設計装置が有
すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供され
る。そのプログラムをコンピュータで実行することによ
り、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理
内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り
可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装
置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどが
ある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HD
D)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなど
がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile D
isk)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−
ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Re
cordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録
媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0108】プログラムを流通させる場合には、たとえ
ば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM
などの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラム
をサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネッ
トワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピ
ュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0109】プログラムを実行するコンピュータは、た
とえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしく
はサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自
己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自
己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに
従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型
記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラ
ムに従った処理を実行することもできる。また、コンピ
ュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送さ
れる毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を
実行することもできる。
【0110】(付記1) 半導体装置を製造する際のマ
スクを設計するマスク設計装置において、半導体基板上
へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ形
成するマスクパターンデータを作成する作成手段と、前
記作成手段によって作成された前記マスクパターンデー
タに対して所定の特性を有するフィルタを適用すること
により、半導体基板上に転写される露光パターンを算出
する算出手段と、前記算出手段によって算出された露光
パターンと、前記設計データとを比較し、前記作成手段
によって作成される前記マスクパターンデータを補正す
る補正手段と、を有することを特徴とするマスク設計装
置。
【0111】(付記2) 前記フィルタは、ガウス分布
特性を有する2次元フィルタであることを特徴とする付
記1記載のマスク設計装置。 (付記3) 前記2次元フィルタの係数は、前記マスク
パターンにフーリエ変換を適用することにより得られる
結果に基づいて決定されることを特徴とする付記2記載
のマスク設計装置。
【0112】(付記4) 前記2次元フィルタの係数
は、所定のマスクパターンデータと、当該マスクパター
ンデータを前記半導体基板上に転写した場合に得られる
露光パターンとの対応関係に基づいて決定されることを
特徴とする付記2記載のマスク設計装置。
【0113】(付記5) 半導体装置を製造する際のマ
スクを設計するマスク設計方法において、半導体基板上
へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ形
成するマスクパターンデータを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、半導体基板上に転写される露光パタ
ーンを算出する算出ステップと、前記算出ステップにお
いて算出された前記露光パターンと、前記設計データと
を比較し、前記作成手段によって作成される前記マスク
パターンデータを補正する補正ステップと、を有するこ
とを特徴とするマスク設計方法。
【0114】(付記6) 半導体装置を製造する際のマ
スクを設計する処理をコンピュータに機能させるプログ
ラムにおいて、コンピュータを、半導体基板上へ転写す
る露光パターンの設計データからマスク上へ形成するマ
スクパターンデータを作成する作成手段、前記作成手段
によって作成された前記マスクパターンデータに対して
所定の特性を有するフィルタを適用することにより、半
導体基板上に転写される露光パターンを算出する算出手
段、前記算出手段によって算出された露光パターンと、
前記設計データとを比較し、前記作成手段によって作成
される前記マスクパターンデータを補正する補正手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【0115】(付記7) 半導体装置を製造する際のマ
スクを設計するマスク設計装置において、半導体基板上
へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ形
成するマスクパターンデータを作成する作成手段と、前
記作成手段によって作成された前記マスクパターンデー
タに対して所定の特性を有するフィルタを適用すること
により、半導体基板上に形成される物理形状パターンを
算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された
前記物理形状パターンと、前記設計データとを比較し、
前記作成手段によって作成される前記マスクパターンデ
ータを補正する補正手段と、を有することを特徴とする
マスク設計装置。
【0116】(付記8) 前記フィルタは、ガウス分布
特性を有する2次元フィルタであることを特徴とする付
記7記載のマスク設計装置。 (付記9) 前記2次元フィルタの係数は、前記マスク
パターンにフーリエ変換を適用することにより得られる
結果に基づいて決定されることを特徴とする付記8記載
のマスク設計装置。
【0117】(付記10) 前記2次元フィルタの係数
は、所定のマスクパターンデータと、当該マスクパター
ンデータを前記半導体基板上に転写してエッチングした
際に得られる物理形状パターンとの対応関係に基づいて
決定されることを特徴とする付記8記載のマスク設計装
置。
【0118】(付記11) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計方法において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ
形成するマスクパターンデータを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、半導体基板上に形成される物理形状
パターンを算出する算出ステップと、前記算出ステップ
において算出された前記物理形状パターンと、前記設計
データとを比較し、前記作成手段によって作成される前
記マスクパターンデータを補正する補正ステップと、を
有することを特徴とするマスク設計方法。
【0119】(付記12) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計する処理をコンピュータに機能させるプロ
グラムにおいて、コンピュータを、半導体基板上へ転写
する露光パターンの設計データからマスク上へ形成する
マスクパターンデータを作成する作成手段、前記作成手
段によって作成された前記マスクパターンデータに対し
て所定の特性を有するフィルタを適用することにより、
半導体基板上に形成される物理形状パターンを算出する
算出手段、前記算出手段によって算出された前記物理形
状パターンと、前記設計データとを比較し、前記作成手
段によって作成される前記マスクパターンデータを補正
する補正手段、として機能させることを特徴とするプロ
グラム。
【0120】(付記13) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計装置において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ
形成するマスクパターンデータを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
ータに対して所定の特性を有するフィルタを適用するこ
とにより、実際に作成されるマスクの物理形状パターン
を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出され
た前記マスクの物理形状パターンと、実際に作成された
マスクの物理形状パターンとを比較し、欠陥の有無を判
定する判定手段と、を有することを特徴とするマスク設
計装置。
【0121】(付記14) 前記フィルタは、ガウス分
布特性を有する2次元フィルタであることを特徴とする
付記13記載のマスク設計装置。 (付記15) 前記2次元フィルタの係数は、前記マス
クパターンにフーリエ変換を適用することにより得られ
る結果に基づいて決定されることを特徴とする付記14
記載のマスク設計装置。
【0122】(付記16) 前記2次元フィルタの係数
は、所定のマスクパターンデータと、当該マスクパター
ンデータに基づいて実際に作成されたマスクの物理形状
パターンとの対応関係に基づいて決定されることを特徴
とする付記14記載のマスク設計装置。
【0123】(付記17) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計方法において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ
形成するマスクパターンデータを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、実際に作成されるマスクの物理形状
パターンを算出する算出ステップと、前記算出ステップ
において算出されたマスクの物理形状パターンと、実際
に作成されたマスクの物理形状パターンとを比較し、欠
陥の有無を判定する判定ステップと、を有することを特
徴とするマスク設計方法。
【0124】(付記18) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計する処理をコンピュータに機能させるプロ
グラムにおいて、コンピュータを、半導体基板上へ転写
する露光パターンの設計データからマスク上へ形成する
マスクパターンデータを作成する作成手段、前記作成手
段によって作成された前記マスクパターンデータに対し
て所定の特性を有するフィルタを適用することにより、
実際に作成されるマスクの物理形状パターンを算出する
算出手段、前記算出手段によって算出されたマスクの物
理形状パターンと、実際に作成されたマスクの物理形状
パターンとを比較し、欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【0125】(付記19) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計装置において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ
形成するマスクパターンデータを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
ータに対して所定の特性を有する第1のフィルタを適用
することにより、実際に作成されるマスクの物理形状パ
ターンを算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手
段によって算出されたマスクを用いて露光した場合に得
られる露光パターンまたは半導体基板上に形成される物
理形状パターンを、前記マスクパターンデータに第2の
フィルタを適用することにより算出する第2の算出手段
と、前記第2の算出手段によって算出された露光パター
ンまたは物理形状パターンと、前記設計データとを比較
し、前記作成手段によって作成される前記マスクパター
ンデータを補正する補正手段と、を有することを特徴と
するマスク設計装置。
【0126】(付記20) 前記第1のフィルタおよび
前記第2のフィルタは、ガウス分布特性を有する2次元
フィルタであることを特徴とする付記19記載のマスク
設計装置。
【0127】(付記21) 前記第1のフィルタの係数
は、前記マスクパターンデータにフーリエ変換を適用す
ることにより得られる結果に基づいて決定され、前記第
2のフィルタの係数は、前記第1の計算手段の計算結果
にフーリエ変換を適用することにより得られる結果に基
づいて決定されることを特徴とする付記19記載のマス
ク設計装置。
【0128】(付記22) 前記第1のフィルタの係数
は、所定のマスクパターンデータと、当該マスクパター
ンデータに基づいて実際に作成されたマスクの物理形状
パターンとの対応関係に基づいて決定され、前記第2の
フィルタの係数は、前記物理形状パターンと、当該物理
形状パターンを有するマスクを用いて露光した場合に得
られる露光パターンまたは半導体基板上に形成される物
理形状パターンとの対応関係に基づいて決定されること
を特徴とする付記19記載のマスク設計装置。
【0129】(付記23) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計方法において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ
形成するマスクパターンデータを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有する第1のフィル
タを適用することにより、実際に作成されるマスクの物
理形状パターンを算出する第1の算出ステップと、前記
第1の算出ステップにおいて算出されたマスクを用いて
露光した場合に得られる露光パターンまたは半導体基板
上に形成される物理形状パターンを、前記マスクパター
ンデータに第2のフィルタを適用することにより算出す
る第2の算出ステップと、前記第2の算出ステップにお
いて算出された露光パターンまたは物理形状パターン
と、前記設計データとを比較し、前記作成ステップによ
って作成されるマスクパターンデータを補正する補正ス
テップと、を有することを特徴とするマスク設計方法。
【0130】(付記24) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計する処理をコンピュータに機能させるプロ
グラムにおいて、コンピュータを、半導体基板上へ転写
する露光パターンの設計データからマスク上へ形成する
マスクパターンデータを作成する作成手段、前記作成手
段によって作成された前記マスクパターンデータに対し
て所定の特性を有する第1のフィルタを適用することに
より、実際に作成されるマスクの物理形状パターンを算
出する第1の算出手段、前記第1の算出手段によって算
出されたマスクを用いて露光した場合に得られる露光パ
ターンまたは半導体基板上に形成される物理形状パター
ンを、前記マスクパターンデータに第2のフィルタを適
用することにより算出する第2の算出手段、前記第2の
算出手段によって算出された露光パターンまたは物理形
状パターンと、前記設計データとを比較し、前記作成手
段によって作成されるマスクパターンデータを補正する
補正手段、として機能させることを特徴とするプログラ
ム。
【0131】(付記25) マスクを用いて半導体を製
造する半導体装置製造方法において、半導体基板上へ転
写する露光パターンの設計データからマスク上へ形成す
るマスクパターンデータを作成する作成ステップと、前
記作成ステップにおいて作成された前記マスクパターン
データに対して所定の特性を有するフィルタを適用する
ことにより、半導体基板上に転写される前記露光パター
ンまたは半導体基板上に形成される物理形状パターンを
算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算
出された前記露光パターンまたは前記物理形状パターン
と、前記設計データとを比較し、前記作成ステップにお
いて作成されたマスクパターンデータを補正する補正ス
テップと、前記補正ステップにおいて補正されたマスク
を用いて露光を行う露光ステップと、を有することを特
徴とする半導体装置製造方法。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、半導体
装置を製造する際のマスクを設計するマスク設計装置に
おいて、マスクパターンデータに対して所定の特性を有
するフィルタを適用することにより、半導体基板上に転
写される露光パターンを算出し、算出された露光パター
ンと、設計データとを比較し、マスクパターンデータを
補正するようにしたので、FFTを用いて設計する場合
に比較して、処理時間を短縮することが可能になる。
【0133】また、本発明では、半導体装置を製造する
際のマスクを設計するマスク設計装置において、マスク
パターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを
適用することにより、半導体基板上に形成される物理形
状パターンを算出し、算出された物理形状パターンと、
設計データとを比較し、マスクパターンデータを補正す
るようにしたので、FFTを用いて設計する場合に比較
して、処理時間を短縮することが可能になるとともに、
設計精度を高めることができる。
【0134】また、本発明では、半導体装置を製造する
際のマスクを設計するマスク設計装置において、マスク
パターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを
適用することにより、実際に作成されるマスクの物理形
状パターンを算出し、算出された物理形状パターンと、
実際に作成されたマスクの物理形状パターンとを比較
し、欠陥の有無を判定するようにしたので、疑似欠陥が
多数検出されることを防止できる。
【0135】また、本発明では、半導体装置を製造する
際のマスクを設計するマスク設計装置において、マスク
パターンデータに対して所定の特性を有する第1のフィ
ルタを適用することにより、実際に作成されるマスクの
物理形状パターンを算出し、算出されたマスクを用いて
露光した場合に得られる露光パターンまたは半導体基板
上に形成される物理形状パターンを、マスクパターンデ
ータに第2のフィルタを適用することにより算出し、算
出された露光パターンまたは物理形状パターンと設計デ
ータとを比較し、マスクパターンデータを補正するよう
にしたので、設計精度を高めることが可能になる。
【0136】また、本発明では、マスクを用いて半導体
を製造する半導体装置製造方法において、マスクパター
ンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適用す
ることにより、半導体基板上に転写される露光パターン
または半導体基板上に形成される物理形状パターンを算
出し、算出された露光パターンまたは物理形状パターン
と、設計データとを比較し、マスクパターンデータを補
正し、補正されたマスクを用いて露光を行うようにした
ので、高精度の半導体装置を短い開発期間で製造するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明のマスク設計装置の詳細な構成例を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の概要を説明するた
めの図である。
【図4】マスクパターンを2値化する様子を示す図であ
る。
【図5】Wフィルタを適用する処理を説明する図であ
る。
【図6】Wフィルタを適用した結果を示す図である。
【図7】図7(A)は、図6に示すデータをイメージと
して表示した例である。図7(B)は図7(A)を2値
化した場合の例である。
【図8】図4に示すマスクパターンにフーリエ変換を適
用した場合の光強度分布を示す図である。
【図9】図4に示すマスクパターンにWフィルタを適用
した場合の光強度分布を示す図である。
【図10】図8と図9に示すグラフの差を示す図であ
る。
【図11】本発明の第1の実施の形態の処理の流れを説
明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態の概要を説明する
ための図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の処理の流れを説
明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の第3の実施の形態の概要を説明する
ための図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態の処理の流れを説
明するためのフローチャートである。
【図16】従来におけるシミュレーションベースによる
OPCの付加方法について説明する図である。
【符号の説明】
20 作成手段 21 算出手段 22 補正手段 30 設計データ 31 マスクパターンデータ 32 露光パターン 50 マスク設計装置 50a CPU 50b ROM 50c RAM 50d HDD 50e VC 50f I/F 50g バス 51 表示装置 52 入力装置 60 マスクパターン 61 Wフィルタ 62 露光パターン 63 理想露光パターン 64 OPC 65 補正マスクパターン 80 マスクパターン 81 補正マスクパターン 82 マスク 83 Rフィルタ 84 マスクイメージ 90 マスクパターン 91 補正マスクパターン 92 マスク 93 ウエハ 94 Rフィルタ 95 マスクイメージ 96 RWフィルタ 97 ウエハイメージ 98 2値化データ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年3月20日(2003.3.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
するための原理図である。この図に示すように、本発明
のマスク設計装置は、作成手段20、算出手段21およ
び補正手段22によって構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】(付記5) 半導体装置を製造する際のマ
スクを設計するマスク設計方法において、半導体基板上
へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ形
成するマスクパターンデータを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、半導体基板上に転写される露光パタ
ーンを算出する算出ステップと、前記算出ステップにお
いて算出された前記露光パターンと、前記設計データと
を比較し、前記作成ステップによって作成される前記マ
スクパターンデータを補正する補正ステップと、を有す
ることを特徴とするマスク設計方法。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】(付記11) 半導体装置を製造する際の
マスクを設計するマスク設計方法において、半導体基板
上へ転写する露光パターンの設計データからマスク上へ
形成するマスクパターンデータを作成する作成ステップ
と、前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、半導体基板上に形成される物理形状
パターンを算出する算出ステップと、前記算出ステップ
において算出された前記物理形状パターンと、前記設計
データとを比較し、前記作成ステップによって作成され
る前記マスクパターンデータを補正する補正ステップ
と、を有することを特徴とするマスク設計方法。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正内容】
【0136】また、本発明では、マスクを用いて半導体
装置を製造する半導体装置製造方法において、マスクパ
ターンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適
用することにより、半導体基板上に転写される露光パタ
ーンまたは半導体基板上に形成される物理形状パターン
を算出し、算出された露光パターンまたは物理形状パタ
ーンと、設計データとを比較し、マスクパターンデータ
を補正し、補正されたマスクを用いて露光を行うように
したので、高精度の半導体装置を短い開発期間で製造す
ることが可能になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】本発明の第の実施の形態の処理の流れを説
明するためのフローチャートである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 光雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 須川 一弥 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BA01 BB01 BB31 5B046 AA08 BA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置を製造する際のマスクを設計
    するマスク設計装置において、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成手段と、 前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
    ータに対して所定の特性を有するフィルタを適用するこ
    とにより、半導体基板上に転写される露光パターンを算
    出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された露光パターンと、前記
    設計データとを比較し、前記作成手段によって作成され
    る前記マスクパターンデータを補正する補正手段と、 を有することを特徴とするマスク設計装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、ガウス分布特性を有す
    る2次元フィルタであることを特徴とする請求項1記載
    のマスク設計装置。
  3. 【請求項3】 前記2次元フィルタの係数は、所定のマ
    スクパターンデータと、当該マスクパターンデータを前
    記半導体基板上に転写した場合に得られる露光パターン
    との対応関係に基づいて決定されることを特徴とする請
    求項2記載のマスク設計装置。
  4. 【請求項4】 半導体装置を製造する際のマスクを設計
    するマスク設計方法において、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成ステップと、 前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパター
    ンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適用す
    ることにより、半導体基板上に転写される露光パターン
    を算出する算出ステップと、 前記算出ステップにおいて算出された前記露光パターン
    と、前記設計データとを比較し、前記作成手段によって
    作成される前記マスクパターンデータを補正する補正ス
    テップと、 を有することを特徴とするマスク設計方法。
  5. 【請求項5】 半導体装置を製造する際のマスクを設計
    する処理をコンピュータに機能させるプログラムにおい
    て、 コンピュータを、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成手段、 前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
    ータに対して所定の特性を有するフィルタを適用するこ
    とにより、半導体基板上に転写される露光パターンを算
    出する算出手段、 前記算出手段によって算出された露光パターンと、前記
    設計データとを比較し、前記作成手段によって作成され
    る前記マスクパターンデータを補正する補正手段、 として機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 半導体装置を製造する際のマスクを設計
    するマスク設計装置において、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成手段と、 前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
    ータに対して所定の特性を有するフィルタを適用するこ
    とにより、半導体基板上に形成される物理形状パターン
    を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された前記物理形状パターン
    と、前記設計データとを比較し、前記作成手段によって
    作成される前記マスクパターンデータを補正する補正手
    段と、 を有することを特徴とするマスク設計装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタは、ガウス分布特性を有す
    る2次元フィルタであることを特徴とする請求項6記載
    のマスク設計装置。
  8. 【請求項8】 半導体装置を製造する際のマスクを設計
    するマスク設計装置において、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成手段と、 前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
    ータに対して所定の特性を有するフィルタを適用するこ
    とにより、実際に作成されるマスクの物理形状パターン
    を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された前記マスクの物理形状
    パターンと、実際に作成されたマスクの物理形状パター
    ンとを比較し、欠陥の有無を判定する判定手段と、 を有することを特徴とするマスク設計装置。
  9. 【請求項9】 半導体装置を製造する際のマスクを設計
    するマスク設計装置において、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成手段と、 前記作成手段によって作成された前記マスクパターンデ
    ータに対して所定の特性を有する第1のフィルタを適用
    することにより、実際に作成されるマスクの物理形状パ
    ターンを算出する第1の算出手段と、 前記第1の算出手段によって算出されたマスクを用いて
    露光した場合に得られる露光パターンまたは半導体基板
    上に形成される物理形状パターンを、前記マスクパター
    ンデータに第2のフィルタを適用することにより算出す
    る第2の算出手段と、 前記第2の算出手段によって算出された露光パターンま
    たは物理形状パターンと、前記設計データとを比較し、
    前記作成手段によって作成される前記マスクパターンデ
    ータを補正する補正手段と、 を有することを特徴とするマスク設計装置。
  10. 【請求項10】 マスクを用いて半導体を製造する半導
    体装置製造方法において、 半導体基板上へ転写する露光パターンの設計データから
    マスク上へ形成するマスクパターンデータを作成する作
    成ステップと、 前記作成ステップにおいて作成された前記マスクパター
    ンデータに対して所定の特性を有するフィルタを適用す
    ることにより、半導体基板上に転写される前記露光パタ
    ーンまたは半導体基板上に形成される物理形状パターン
    を算出する算出ステップと、 前記算出ステップにおいて算出された前記露光パターン
    または前記物理形状パターンと、前記設計データとを比
    較し、前記作成ステップにおいて作成されたマスクパタ
    ーンデータを補正する補正ステップと、 前記補正ステップにおいて補正されたマスクを用いて露
    光を行う露光ステップと、 を有することを特徴とする半導体装置製造方法。
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