JP2003315524A - 複合型光学素子の製造方法、複合型光学素子、及び回折光学素子 - Google Patents
複合型光学素子の製造方法、複合型光学素子、及び回折光学素子Info
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Abstract
形成方法に変更を加えることなく、その歩留まりを高め
る。 【解決手段】 表面に位相型回折面を有した光学材料か
らなる第1の光学層上の所定の領域に、樹脂製の第2の
光学層の材料である樹脂の未硬化物を、型を用いて押し
当て、その型と前記第1の光学層との間隔を前記第2の
光学層の厚さの設計値tに保つ型当て工程と、前記型を
当てた状態で前記未硬化物を硬化させて前記第2の光学
層を前記第1の光学層上に定着させる硬化工程とを有し
た複合型光学素子の製造方法であって、前記第2の光学
層の厚さの設計値tは、前記回折面の段差高さの設計値
hに応じて決定されることを特徴とする。
Description
有した複合型光学素子の製造方法、その複合型光学素
子、及び回折光学素子に関する。
作用を有した2つの層を密着させてその機能を高めた複
合型光学素子がある。位相型回折光学素子(ゾーンプレ
ート、回折格子)にも、例えば、表面に位相型回折面を
有したガラス製の光学層上に樹脂製の光学層を形成した
ものがある。
質との境界面が光学面としての機能を果たす光学ガラス
(クラウンガラス、石英ガラス、蛍石、その他)からな
る層であり(以下、単に「ガラス層」という。)、樹脂
製の光学層とは、隣接する媒質との境界面が光学面とし
ての機能を果たす光学樹脂(ポリカーボネート、ポリス
チレン、ポリメタクリル酸、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂、エポキシ系樹脂、その他)からなる層である
(以下、単に「樹脂層」という。)。
てから接着されるのではなく、液状の樹脂をガラス層上
に塗布して固化することで直接形成されるので、その径
はガラス層の外径よりも若干小さく設定されることが一
般的である。図7は、複合型光学素子の樹脂層11を形
成する手順を説明する図である。なお、以下では、複合
型光学素子が樹脂層とガラス層との2層構造とされた例
を説明する。
成形されたガラス基板10(ここでは、表面に位相型回
折面10aを有したものとする。)を用意し(図7
(a))、その上に、光学樹脂の未硬化物11’を塗布
する(図7(b)) このとき、未硬化物11’は、回折面10aの凹凸の隅
々までまだ行き渡っていない。
層11の厚さの設計値t、径の設計値D、及び未硬化物
11’の硬化収縮率αに応じて決まる。その後、この未
硬化物11’に対し、表面11aの側から型13(図7
(c))を当て、未硬化物11’を押し広げる(図7
(d))。なお、型13は、未硬化物11’に当接する
面が、樹脂層11の表面11aに付与すべき形状の反転
形状に予め加工された金属などである。
脂層11の厚さの設計値tに保たれる。なお、図7
(c)の符号12は、ガラス基板10をその周縁から支
持する治具である。その状態で、未硬化物11’に硬化
用の熱や光が加えられ、未硬化物11’は、径方向に収
縮する。
厚さ及び径はそれぞれの設計値t、Dとなり、複合型光
学素子1が完成する。その後、複合型光学素子1が離型
される(図7(e))。
た複合型光学素子1においては、樹脂層11の回折面1
0aの近傍(凹凸の底部)に気泡が混入したり、また、
樹脂層11の表面11aにうねりが発生したりして、所
望の光学特性が得られないことがある。
ことがあるが、一般に、光学素子の径方向のサイズの誤
差は、他の部分(例えば、厚さ)のサイズの誤差と比較
すると、許容できずに不良品となることがある。例え
ば、樹脂径が大きくなり過ぎて、ガラス基板10の径を
超えてしまうと、樹脂層11の端面11bが滑らかにな
らないことがあり、複合型光学素子1が不良品となった
り、その端面11bを整えるための余分な工程を要した
りすることもある。また、逆に樹脂径が小さくなり過
ぎ、有効径より小さくなると、光学素子は所望の光学特
性を得られない。
歩留まりを悪くし、ひいては、複合型光学素子1の歩留
まりをも悪くする。歩留まりを向上するためには、樹脂
層11の形成に使用する装置(図7(c)(d)の工程
で使用する成形機等)や、樹脂層11の材料などに、上
記各問題が無くなるよう何らかの工夫を施すことが考え
られるが、それらは何れも開発コストがかかる。
階の工夫で歩留まり向上が可能となれば、安価なので好
ましい。そこで本発明は、樹脂層を有した複合型光学素
子の形成方法に変更を加えることなく、その歩留まりを
高めることのできる複合型光学素子の製造方法、その複
合型光学素子、及び回折光学素子を提供することを目的
とする。
光学素子の製造方法は、表面に位相型回折面を有した光
学材料からなる第1の光学層上の所定の領域に、樹脂製
の第2の光学層の材料である樹脂の未硬化物を、型を用
いて押し当て、その型と前記第1の光学層との間隔を前
記第2の光学層の厚さの設計値tに保つ型当て工程と、
前記型を当てた状態で前記未硬化物を硬化させて前記第
2の光学層を前記第1の光学層上に定着させる硬化工程
とを有した複合型光学素子の製造方法であって、前記第
2の光学層の厚さの設計値tは、前記回折面の段差高さ
の設計値hに応じて決定されることを特徴とする。
法は、請求項1に記載の複合型光学素子の製造方法にお
いて、前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前記回折
面の段差高さの設計値hの5倍以上に決定されることを
特徴とする。請求項3に記載の複合型光学素子の製造方
法は、光学材料からなる第1の光学層上に、樹脂製の第
2の光学層の材料である樹脂の未硬化物を、その第2の
光学層の厚さ及び形成範囲の設計値とに応じて供給して
型を当て、その型と前記第1の光学層との間隔を前記第
2の光学層の厚さの設計値tに保つ型当て工程と、前記
型を当てた状態で前記未硬化物を硬化させて前記第2の
光学層を前記第1の光学層上に定着させる硬化工程とを
有した複合型光学素子の製造方法であって、前記第2の
光学層の厚さの設計値tは、その第2の光学層の径の設
計値Dと、前記間隔の位置決めの最大誤差量Δdmax
と、その第2の光学層の径の最大許容誤差量ΔDmaxと
に応じて決定されることを特徴とする。
法は、請求項3に記載の複合型光学素子の製造方法にお
いて、前記第2の光学層の厚さの設計値tは、その第2
の光学層の径の設計値Dと、前記間隔の位置決めの最大
誤差量Δdmaxと、その第2の光学層の径の最大許容誤
差量ΔDmaxとに対し、ΔDmax≧|Dt0.5((t±Δ
dmax)-0.5−t-0.5)|の式を満たすよう決定される
ことを特徴とする。
法は、光学材料からなる第1の光学層上に、樹脂製の第
2の光学層の材料である樹脂の未硬化物を、その第2の
光学層の厚さ及び形成範囲の設計値とその樹脂の硬化収
縮率とに応じて供給して型を当て、その型と前記第1の
光学層との間隔を前記第2の光学層の厚さの設計値tに
保つ型当て工程と、前記型を当てた状態で前記未硬化物
を硬化させて前記第2の光学層を前記第1の光学層上に
定着させる硬化工程とを有した複合型光学素子の製造方
法であって、前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前
記未硬化物の径の最大許容量Dmaxと、前記間隔の位置
決めの最大誤差量Δdmaxと、その第2の光学層の径の
設計値Dと、前記樹脂の硬化収縮率αとに応じて決定さ
れることを特徴とする。
法は、請求項5に記載の複合型光学素子の製造方法にお
いて、前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前記未硬
化物の径の最大許容量Dmaxと、前記間隔の位置決めの
最大誤差量Δdmaxと、その第2の光学層の径の設計値
Dと、前記樹脂の硬化収縮率α(%)とに対し、Dmax
≧(D+(Dt0.5((t−Δdmax)-0.5−t-0.5))
/((1−0.01α) 1/3)の式を満たすよう決定さ
れることを特徴とする。
項1又は請求項2に記載の複合型光学素子の製造方法に
より製造されたことを特徴とする。請求項8に記載の複
合型光学素子は、請求項3又は請求項4に記載の複合型
光学素子の製造方法により製造されたことを特徴とす
る。請求項9に記載の複合型光学素子は、請求項5又は
請求項6に記載の複合型光学素子の製造方法により製造
されたことを特徴とする。
に凹凸を有する第1の光学層と、前記第1の光学層の表
面に形成された樹脂層とからなる回折光学素子におい
て、前記第1の光学層の凹凸の段差に対して、前記樹脂
層の高さが5倍以上であることを特徴とする。
施形態について説明する。
発明の第1実施形態について説明する(本実施形態は、
請求項1及びそれを引用した請求項に対応する。)。図
1は、本実施形態の複合型光学素子1の設計方法を説明
する図である。本実施形態で設計すべき複合型光学素子
1は、ガラス層と樹脂層とが密着してなる。以下、ガラ
ス基板10上に樹脂層11を形成した2層構造とする。
そして、少なくとも樹脂層11は、図7に示した従来例
と同様の方法で形成される(詳細は第4実施形態を参
照)。また、ガラス基板10の表面(ガラス基板10と
樹脂層11との境界面)には位相型回折面10aが形成
される。
すべきパラメータには、回折面10aの凹凸の段差(格
子高)、ガラス基板10の厚さ及び径、樹脂層11の厚
さ及び径が含まれる。従来、設計時に考慮された条件
は、主に、使用者の要求スペックを満たすための条件で
あり、複合型光学素子1の製造の歩留まりを向上させる
ための条件は含まれていなかった(因みに、樹脂層11
及びガラス基板10の材料については、歩留まりを向上
させるために最適化されることもあったが、少なくと
も、厚さや径についてはそのように最適化されることは
なかった。)。
て、樹脂層11の回折面10aの近傍に気泡が混入した
り、樹脂層11の表面11aにうねりが生じたりするこ
とを挙げた。そこで、本実施形態の設計時の条件には、
「樹脂層11の形成時に回折面10aの凹凸の底部近傍
に気泡が混入せず、かつ、樹脂層11の表面11aのう
ねりが十分に小さくなるための条件」を付加する。
化させた場合の気泡の有無及びうねり量の変化を調べた
実験結果を示す図である。実験では、樹脂層11の厚さ
の設計値tを、30μm,60μm,75μm,90μ
mに変化させてそれぞれ複合型光学素子1を形成した。
このとき、回折面10aの凹凸の段差(格子高)hの設
計値は一定の15μmとした。
(b)参照)の塗布量、ガラス基板10と型13との間
隔d(図7(d)参照)は、何れも樹脂層11の厚さの
設計値t、樹脂層11の径の設計値D、及び未硬化物1
1’の硬化収縮率αに応じて従来と同様に設定された。
うねりの指標は、形成後の樹脂層11の表面11aの面
形状を実測して得られる、P−V値(Peak to Valley)
とした。P−V値が大きいほど、うねりが大きい。
の設計値tの格子高hに対する比(t/h)が2→4→
5→6と増加するに従って、気泡は無くなり、うねりも
少なくなる。その理由は、次のとおりと考えられる。未
硬化物11’を硬化する直前の状態(図7(d)参照)
において、回折面10aの高さが急激に変化する部分
(崖部)は、未硬化物11’の厚さが急激に変化してい
る。そして、未硬化物11’が硬化用の熱又は光の照射
により収縮すると、未硬化物11’内でその厚さが急激
に変化している部分では、そうでない部分よりも大きな
応力が発生する。このような応力の不均一が、樹脂層1
1の内部に気泡を発生させたり、樹脂層11の表面11
aにうねりを発生させたりする。
h)が5以上であるときに、気泡が無くなり、かつうね
りが5.0(μm)以下(十分に許容範囲内である。)
に抑えられることが分かる。したがって、本実施形態の
設計時の条件として、「t≧5h」を付加する。こうす
れば、樹脂層11に対する気泡の混入及び表面11aに
対するうねりの発生は、確実に抑えられるので、樹脂層
11の形成の歩留まりが向上する。
の条件を満たしつつ、歩留まりを向上させるためのこの
条件(t≧5h)については、厚さの設計値tに対し付
加すればよい。以上、本実施形態の設計方法によれば、
樹脂層11の形成方法に何ら変更を加えていないにも拘
わらず、樹脂層11の形成の歩留まりが高まる。
発明の第2実施形態について説明する(本実施形態は、
請求項3及びそれを引用した請求項に対応する。)。図
3は、本実施形態の複合型光学素子1の設計方法を説明
する図である。本実施形態で設計すべき複合型光学素子
1は、ガラス層と樹脂層とが密着してなる。以下、ガラ
ス基板10上に樹脂層11を形成した2層構造とする。
そして、少なくとも樹脂層11は、図7に示した従来例
と同様の方法で形成される(詳細は第4実施形態を参
照)。
1の実際の径<D>(設計値D)に生じる誤差ΔDは、
複合型光学素子1の特性を大きく左右するので、樹脂層
11の形成の歩留まりを悪くする要因となっている。そ
こで、本実施形態の設計時の条件には、「樹脂層11の
実際の径<D>(設計値D)に生じる誤差ΔDの大きさ
|ΔD|を、最大許容誤差量ΔDmax(ΔDmax>0)以
下に確実に収めるための条件(|ΔD|≦ΔDmax)」
を付加する。なお、最大許容誤差量ΔDmaxは、使用者
の要求スペックに応じて決まる。
の設計値tに対し特定の条件を付加することを考える。
図4は、樹脂層11の形成時(未硬化物11’の硬化
時)の様子を示す図である。上述したように、未硬化物
11’の硬化時におけるガラス基板10と型13との間
隔の設定値dは、樹脂層11の厚さの設計値tとされ、
実際の厚さ<t>は、実際の間隔<d>に一致するとみ
なせる(d=t,<d>=<t>)。
その設定値dに一致しているとは限らない。ガラス基板
10と型13との間隔の位置決めには、誤差(位置決め
誤差)Δdが生じるからである。よって、樹脂層11の
厚さの誤差Δtは、ガラス基板10と型13との位置決
め誤差Δdに一致する(式(1))。
照)の実際の体積<V>(=π<t>(<D>/
2)2)は、その理想値V(=πt(D/2)2)に一致
するとみなせる。なぜなら、実際の体積<V>は、ガラ
ス基板10に対する未硬化物11’の塗布量によって決
まるが、その塗布量は、樹脂層11の厚さの設計値t
と、樹脂層11の径の設計値Dと、未硬化物11’の硬
化収縮率αとに応じて十分に高い精度で制御可能だから
である。
>との間には、式(2)が成り立つ。 V=π<t>(<D>/2)2 ・・・(2) そして、式(2)において、<t>をt〜(t+Δt)
まで変化させたときの<D>の変化量から、樹脂層11
の径(設計値D)の誤差ΔDが式(3)のとおり得られ
る。
けば、樹脂層11の径の誤差ΔDは、厚さの設計値t、
径の設計値D、位置決め誤差Δdにより式(4)のとお
り表すことができる。 ΔD=Dt0.5((t+Δd)-0.5−t-0.5) ・・・(4) さて、上記したようにこの樹脂層11の径の誤差ΔDの
大きさ|ΔD|を、最大許容誤差量ΔDmax以下に確実
に収めるためには、位置決め誤差Δdの大きさ|Δd|
が0〜最大誤差量Δdmax(Δdmax>0)の何れである
ときにも、誤差ΔDの大きさ|ΔD|が最大許容誤差量
ΔDmax以下に収まっていなければならない。
は、式(5)となる。 ΔDmax≧|Dt0.5((t±Δdmax)-0.5−t-0.5)| ・・・(5) よって、本実施形態では、樹脂層11の厚さの設計値t
に、式(5)で表される条件を満足させればよい。その
ようにすれば、樹脂層11の径の誤差ΔDの大きさ|Δ
D|は許容誤差量ΔDmax以下に確実に収まるので、複
合型光学素子1の製造方法に何ら変更を加えていないに
も拘わらず、樹脂層11の形成の歩留まりが高まる。
maxについては、樹脂層11の形成に用いられる成形機
などに固有なので、予め測定しておくことができる。
[第3実施形態]図5、図6を参照して本発明の第3実
施形態について説明する(本実施形態は請求項5及びそ
れを引用した請求項に対応する。)。
設計方法を説明する図である。本実施形態で設計すべき
複合型光学素子1は、ガラス層と樹脂層とが密着してな
る。以下、ガラス基板10上に樹脂層11を形成した2
層構造とする。そして、少なくとも樹脂層11は、図7
に示した従来例と同様の方法で形成される(詳細は第4
実施形態を参照)。
1の端面11bの形状不良は、複合型光学素子1を不良
品にしたり余分な工程を要したりするので、複合型光学
素子1の歩留まりを悪くする要因となっている。そこ
で、本実施形態の設計時の条件には、「樹脂層11の端
面11bの形状不良を確実に抑えるための条件」を付加
する。
の設計値tに対し特定の条件を付加することを考える。
図6は、樹脂層11の形成時(未硬化物11’の硬化直
前時)の様子を示す図である。ガラス基板10は外周部
の下側から治具12によって支持され、未硬化物11’
にはその表面11a’の側から型13が押し当てられる
(但し、型13とガラス基板10との間隔dは、樹脂層
11の厚さの設計値tに保たれる。)。
のときの未硬化物11’の実際の径<D’>が最大許容
量Dmax(Dmax>0)よりも大きくなり、未硬化物1
1’が治具12に接触したり治具12から溢れたりした
場合に生じる。よって、形成不良が確実に抑えられるた
めには、 Dmax≧<D’> ・・・(6) でなければならない。
許容量Dmaxは、ガラス基板10の外径Aよりも1.6
mm小さく、Dmax=A−1.6mmである。ここで、
未硬化物11’の実際の径<D’>は、樹脂層11の実
際の径<D>の硬化収縮前の値である。未硬化物11’
の硬化収縮率(体積収縮率)をα(%)とおき、厚さ方
向の収縮を無視すれば、硬化後の径<D>は、硬化前の
径<D’>の(1−0.01α)1/3倍となるので、 <D>=(1−0.01α)1/3<D’> ・・・(7) が成り立つ。よって、式(8)より式(9)が成り立
つ。
れる。 Dmax≧(D+ΔD)/((1−0.01α)1/3) ・・・(10) ここで、式(10)の右辺中、ΔD(樹脂層11の径の
誤差)は、第2実施形態の式(4)のとおり、位置決め
誤差Δdと厚さの設計値tとにより決まる。よって、式
(10)は、式(11)で表される。
め誤差Δdの大きさ|Δd|が0〜最大誤差量Δdmax
(Δdmax>0)の何れであるときにも、式(11)が
成立しなければならない。そのたの条件式は、式(1
2)となる。
治具12から溢れたりして形成不良が生じ得るのは、間
隔dの誤差Δdが負となったとき(式(12)のΔdma
xに付与される符号が「−」のとき)のみだからであ
る。
の厚さの設計値tに対し、式(13)で表される条件を
満足させればよい。そのようにすれば、樹脂層11の端
面11bの形状は確実に良好となるので、樹脂層11の
形成方法に何ら変更を加えていないにも拘わらず、樹脂
層11の形成の歩留まりが高まる。
maxについては、樹脂層11の形成に用いられる成形機
などに固有なので、予め測定しておくことができる。 [第4実施形態]本発明の第4実施形態について説明す
る(本実施形態は、請求項7、請求項8、請求項9、請
求項10、請求項11、請求項12に対応する。)。
を適用して複合型光学素子1を製造するものである。な
お、ここで製造するのは、ガラス層と樹脂層の2層構造
であり、かつその境界面に位相型回折面を有した複合型
光学素子1とする。製造手順は、以下の工程(1)
(2)(3)(4)(5)(6)を有する。工程(3)
以降については、従来例と同じであるので、図7を参照
して説明する。
及び樹脂層11の設計が行われる。なお、ガラス基板1
0及び樹脂層11は、他の光学素子と同様、その面方向
の形状は円形に成形されている。また、樹脂層11は、
ガラス基板10の上に直接形成されるので(工程(3)
以降)、その径はガラス基板10の外径よりも若干小さ
く設定される。
ラス基板10の厚さ及び径、樹脂層11の厚さ及び径、
回折面10aの凹凸の段差(格子高)などが含まれる。
但し、本実施形態では、この設計に、第1実施形態、第
2実施形態、第3実施形態の何れか又は全部の設計方法
が適用される。 (2)工程(1)で決定されたパラメータに基づいて、
位相型の回折面10aを有したガラス基板10を成形す
る(詳細は後述)。
ガラス、石英ガラス、蛍石、その他の光学ガラスが使用
可能である。 (3)ガラス基板10の回折面10a上に、樹脂層11
の材料である樹脂の未硬化物11’を塗布する(図7
(b)参照)。樹脂層の材料としては、ポリカーボネー
ト、ポリスチレン、ポリメタクリル酸などの他、アクリ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、その他の
光学樹脂が使用可能である。
(1)で決定した樹脂層11の厚さの設計値t、径の設
計値D、及び未硬化物11’の硬化収縮率α(未硬化物
11’の種類により決まる。)に応じて従来と同様に設
定される。 (4)この未硬化物11’に対し、表面11a’の側か
ら型13を当て、回折面10aの凹凸の底部にまで未硬
化物11’を行き渡らせる(図7(d)参照)。このと
き、型13と基板10との間隔dは、樹脂層11の厚さ
の設計値tに保たれる。
1’に当接する面が平面となっているが、例えば、樹脂
層11の表面11aを曲率rの凸面にしたい場合には、
曲率rの凹面に予め加工された型を使用すればよい。 (5)間隔dを厚さの設計値tに保ちつつ、未硬化物1
1’に硬化用の熱や光を加える。
てなる複合型光学素子1が完成し、離型される(図7
(e))。なお、ガラス基板10の成形(工程(2))
は、例えば、次の(A)(B)(C)の何れかにより行
われる。 (A)ガラス基板10の材料である光学ガラスの表面
に、切削加工などの機械加工を施して回折面10aの凹
凸を形成する。(B)ガラス基板10の材料である光学
ガラスの表面に、フォトリソグラフィにより微細加工し
たレジスト層を前記ガラス表面に形成し、その後、イオ
ンエッチングによりレジスト層のパターン形状を転写し
て回折面10aの凹凸を成形する。(C)ガラス基板1
0の材料である光学ガラスを、軟化させた上で、その表
面に凹凸状の成形面を有した金型を押し当てることで回
折面10aの凹凸状に成形する(所謂ガラスモールド法
である。)。
おける樹脂層11の設計の一部又は全部は、ガラス基板
10の成形(工程(2))の後に行われてもよい。 [その他]各図では、複合型光学素子の各光学面が平面
(又は平面上に凹凸の形成されたもの)となっている
が、曲面(凹又は凸の球面、回転対称非球面)としても
よい。
る光学層を、ガラス層としたが、樹脂層とは異なる特性
を有しているのであれば、如何なる材料からなる光学層
であってもよい。また、第2実施形態、第3実施形態で
は、樹脂層とガラス基板との境界面を、回折面(凹凸
面)としたが、滑らかな面(曲面又は平面)としてもよ
い。
板との各光学面を透過面としたが、何れかの面を反射面
としてもよい。
に光学樹脂製の樹脂層が形成され、かつ両者の境界面に
位相型回折面を有した回折光学素子を複数個作製した。
チPは200μmとした。また、光学樹脂としてはUV
硬化性樹脂の未硬化物を使用し、その硬化は、UV照射
により行った。本実施例では、樹脂層の厚さの設計値t
を、100μmとした。これは、格子高さhの5倍以上
であるので、第1実施形態のところで説明した条件式
(t/h≧5)を満たしている。
と、殆どの製造品においてうねりはみられず、しかも、
気泡の混入はみられなかった。比較のため、樹脂層の厚
さの設計値tを格子高さhの5倍より小さい50μmと
して作製したところ、うねりと気泡とが共に発生してい
る製造品が見つかった。
ラス製のガラス基板上に光学樹脂製の樹脂層が形成さ
れ、かつ両者の境界面に位相型回折面を有した回折光学
素子を複数個作製した。この回折光学素子に対する要求
スペックから、樹脂層の径の許容誤差ΔDmaxは、1.
0mmであった。また、樹脂層の成形時におけるガラス
基板と型との位置決め誤差の最大量Δdmaxが4μmで
あった。
0mm、厚さの設計値tを200μmとした。これは、
第2実施形態のところで説明した条件(式(5))を満
たしている。実際、各製造品の樹脂層の径を測定する
と、不良品(すなわち径の誤差ΔDの大きさ|ΔD|が
許容誤差量ΔDmaxより大きくなったもの)はほとんど
なかった。
mm、厚さの設計値tを100μmとしたところ(式
(5)を満たさない。)、50%の割合で不良品となっ
た。 [第3実施例]第1実施例や第2実施例と同様、光学ガ
ラス製のガラス基板上に光学樹脂製の樹脂層が形成さ
れ、かつ両者の境界面に位相型回折面を有した回折光学
素子を複数個作製した。
のアクリル系樹脂を使用した。また、ガラス基板の外径
Aは52.3mmm、よって、未硬化物の径の最大許容
量Dmaxは52.3−1.6=50.7mmであった。
本実施例では、樹脂層の径の設計値Dを50mm、厚さ
の設計値tを200μmとした。これは、第3実施形態
のところで説明した条件(式(13))を満たしてい
る。
と、不良品はなく、全て良好に形成されていることが分
かった。比較のため、樹脂層の径の設計値Dを50m
m、厚さの設計値tを100μmとしたところ(式(1
3)を満たさない。)、50%の割合で端面が不良とな
った。
合型光学素子の形成方法に変更を加えることなく、その
歩留まりを高めることのできる複合型光学素子の製造方
法、その複合型光学素子、及び回折光学素子が実現し
た。
る。
の気泡の有無及びうねり量の変化を調べた実験結果を示
す図である。
る。
時)の様子を示す図である。
る。
前時)の様子を示す図である。
説明する図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 表面に位相型回折面を有した光学材料か
らなる第1の光学層上の所定の領域に、樹脂製の第2の
光学層の材料である樹脂の未硬化物を、型を用いて押し
当て、その型と前記第1の光学層との間隔を前記第2の
光学層の厚さの設計値tに保つ型当て工程と、 前記型を当てた状態で前記未硬化物を硬化させて前記第
2の光学層を前記第1の光学層上に定着させる硬化工程
とを有した複合型光学素子の製造方法であって、 前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前記回折面の段
差高さの設計値hに応じて決定されることを特徴とする
複合型光学素子の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の複合型光学素子の製造
方法において、 前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前記回折面の段
差高さの設計値hの5倍以上に決定されることを特徴と
する複合型光学素子の製造方法。 - 【請求項3】 光学材料からなる第1の光学層上に、樹
脂製の第2の光学層の材料である樹脂の未硬化物を、そ
の第2の光学層の厚さ及び形成範囲の設計値とに応じて
供給して型を当て、その型と前記第1の光学層との間隔
を前記第2の光学層の厚さの設計値tに保つ型当て工程
と、 前記型を当てた状態で前記未硬化物を硬化させて前記第
2の光学層を前記第1の光学層上に定着させる硬化工程
とを有した複合型光学素子の製造方法であって、 前記第2の光学層の厚さの設計値tは、その第2の光学
層の径の設計値Dと、前記間隔の位置決めの最大誤差量
Δdmaxと、その第2の光学層の径の最大許容誤差量Δ
Dmaxとに応じて決定されることを特徴とする複合型光
学素子の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の複合型光学素子の製造
方法において、 前記第2の光学層の厚さの設計値tは、その第2の光学
層の径の設計値Dと、前記間隔の位置決めの最大誤差量
Δdmaxと、その第2の光学層の径の最大許容誤差量Δ
Dmaxとに対し、 ΔDmax≧|Dt0.5((t±Δdmax)-0.5−t-0.5)
|の式を満たすよう決定されることを特徴とする複合型
光学素子の製造方法。 - 【請求項5】 光学材料からなる第1の光学層上に、樹
脂製の第2の光学層の材料である樹脂の未硬化物を、そ
の第2の光学層の厚さ及び形成範囲の設計値とその樹脂
の硬化収縮率とに応じて供給して型を当て、その型と前
記第1の光学層との間隔を前記第2の光学層の厚さの設
計値tに保つ型当て工程と、 前記型を当てた状態で前記未硬化物を硬化させて前記第
2の光学層を前記第1の光学層上に定着させる硬化工程
とを有した複合型光学素子の製造方法であって、 前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前記未硬化物の
径の最大許容量Dmaxと、前記間隔の位置決めの最大誤
差量Δdmaxと、その第2の光学層の径の設計値Dと、
前記樹脂の硬化収縮率αとに応じて決定されることを特
徴とする複合型光学素子の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の複合型光学素子の製造
方法において、 前記第2の光学層の厚さの設計値tは、前記未硬化物の
径の最大許容量Dmaxと、前記間隔の位置決めの最大誤
差量Δdmaxと、その第2の光学層の径の設計値Dと、
前記樹脂の硬化収縮率α(%)とに対し、 Dmax≧(D+(Dt0.5((t−Δdmax)-0.5−t
-0.5))/((1−0.01α)1/3)の式を満たすよ
う決定されることを特徴とする複合型光学素子の製造方
法。 - 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載の複合型光
学素子の製造方法により製造されたことを特徴とする複
合型光学素子。 - 【請求項8】 請求項3又は請求項4に記載の複合型光
学素子の製造方法により製造されたことを特徴とする複
合型光学素子。 - 【請求項9】 請求項5又は請求項6に記載の複合型光
学素子の製造方法により製造されたことを特徴とする複
合型光学素子。 - 【請求項10】 表面に凹凸を有する第1の光学層と、
前記第1の光学層の表面に形成された樹脂層とからなる
回折光学素子において、 前記第1の光学層の凹凸の段差に対して、前記樹脂層の
高さが5倍以上であることを特徴とする回折光学素子。
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JP2002124295A JP4232380B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 複合型光学素子の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113167944A (zh) * | 2018-07-23 | 2021-07-23 | 株式会社日立高新技术 | 凹面衍射光栅的制造方法、制造装置以及凹面衍射光栅 |
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- 2002-04-25 JP JP2002124295A patent/JP4232380B2/ja not_active Expired - Lifetime
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