JP2003306450A - 増殖分化因子−7 - Google Patents

増殖分化因子−7

Info

Publication number
JP2003306450A
JP2003306450A JP2003125132A JP2003125132A JP2003306450A JP 2003306450 A JP2003306450 A JP 2003306450A JP 2003125132 A JP2003125132 A JP 2003125132A JP 2003125132 A JP2003125132 A JP 2003125132A JP 2003306450 A JP2003306450 A JP 2003306450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gdf
sequence
seq
pharmaceutical composition
amino acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003125132A
Other languages
English (en)
Inventor
Se-Jin Lee
リー,セ−ジン
Thanh Huynh
ヒュン,タン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
School of Medicine of Johns Hopkins University
Original Assignee
School of Medicine of Johns Hopkins University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by School of Medicine of Johns Hopkins University filed Critical School of Medicine of Johns Hopkins University
Publication of JP2003306450A publication Critical patent/JP2003306450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • C07K14/51Bone morphogenetic factor; Osteogenins; Osteogenic factor; Bone-inducing factor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、GDF−7関連細胞増殖性
障害をin vivoで検出するための医薬組成物、及びGD
F−7の発現に関連する細胞増殖性障害を治療するため
の医薬組成物を提供することである。 【解決手段】 GDF−7関連細胞増殖性障害をin viv
oで検出するための医薬組成物であって、以下の(a)
〜(c): (a)配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むポリペ
プチド、及び(b)配列番号6で表されるアミノ酸配列
において、1又は数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは
付加されたアミノ酸配列を含み、かつGDF−7の生物
活性を有するポリペプチド、及び(c)配列番号6のC
末端146アミノ酸を含むGDF−7ポリペプチド、か
らなる群から選択されるGDF−7ポリペプチドと反応
性の抗体、ならびに該抗体の免疫反応性の断片を含む該
医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 1.発明の分野 本発明は、一般的には増殖因子に関し、特定的にはトラ
ンスフォーミング増殖因子β (TGF−β) スーパーフ
ァミリーの増殖分化因子−7 (GDF−7) といわれる
新規なメンバーに関する。
【0002】2.関連技術の説明 トランスフォーミング増殖因子β (TGF−β) スーパ
ーファミリーは、胚発育の間の分化過程の広い範囲に影
響を及ぼす構造的に関連する一群のタンパク質を包含す
る。このファミリーには、正常な雄性発育に必要なミュ
ーラー阻害物質(MIS) (Behringerら, Nature, 345:1
67, 1990)、背腹軸形成及び成虫原基の形態形成に必要
なドロソフィラ・デカペンタプレジック (Drosophila d
ecapentaplegic)(DPP) 遺伝子産物 (Padgett ら, Na
ture, 325:81-84, 1987)、卵の植物極に局在しているツ
メガエルVg−1遺伝子産物 (Weeks ら, Cell, 51:861
-867, 1987) 、ツメガエルの胚の中胚葉及び前部構造の
形成を誘発することができる (Thomson ら, Cell, 63:4
85, 1990) アクチビン (Mason ら, Biochem. Biophys.
Res. Commun., 135:957-964, 1986)、及び de novo 軟
骨及び骨形成を誘発できる骨形態形成タンパク質 (BM
P,オステオゲニン,OP−1) (Sampathら, J. Biol.
Chem., 265:13198, 1990) が含まれる。TGF−β類
は、脂質生成、筋発生、軟骨形成、血液生成、及び上皮
細胞分化を含む種々の分化過程に影響することができる
(委細については、Massague, Cell,49:437, 1987 を参
照のこと) 。
【0003】TGF−βファミリーのタンパク質は、最
初、大きな前駆体タンパク質として合成され、その後に
C−末端から約110〜140アミノ酸の塩基性残基の
クラスターでタンパク質分解性開裂を受ける。これらタ
ンパク質のC−末端領域又は成熟領域は全て構造的に関
連しているので、異なるファミリーメンバーをそれらの
相同性の程度に基づいて個別のサブグループに分類する
ことができる。個々のサブグループ内の相同性は70%
から90%アミノ酸配列同一性の範囲となるが、サブグ
ループ間の相同性はかなり低くて一般に僅か20%から
50%の範囲に過ぎない。各場合において、活性種はC
−末端断片のジスルフィド連結ダイマーのようである。
TGF−βファミリーのメンバーのプロ領域をTGF−
βファミリーの他のメンバーの成熟領域と同時発現する
と、細胞内二量化と生物活性なホモダイマーの分泌が起
こることが示された (Gray, A.と Maston, A., Scienc
e,247:1328, 1990) 。Hammondsらによる更なる研究 (Mo
lec. Endocrin. 5:149, 1991) で、BMP−2プロ領域
をBMP−4成熟領域と組み合わせて用いると、成熟B
MP−4の発現が劇的に向上することが示された。研究
した殆どのファミリーメンバーについて、そのホモダイ
マー種が生物活性であることが分かったが、インヒビン
(Lingら, Nature, 321:779, 1986) 及びTGF−β類
(Cheifetzら,Cell,48:409, 1987) のような他のファミ
リーメンバーについては、ヘテロダイマーも検出され、
そしてこれらはそれぞれのホモダイマーとは異なる生物
特性を有するようである。
【0004】それらの発現パターンにおいて組織特異的
である新規な因子の同定で、その組織の発育及び機能の
深い理解が得られるであろう。
【0005】発明の要旨 本発明は、細胞増殖及び分化因子、つまりGDF−7、
該因子をコードするポリヌクレオチド配列、及び該因子
と免疫反応性である抗体を提供する。この因子は、種々
の細胞増殖性障害、特に神経組織に関連する細胞増殖性
障害に関係するようである。
【0006】かくして、1つの態様においては、本発明
は、GDF−7に関連する神経起源の細胞増殖性障害を
検出する方法を提供する。もう1つの態様においては、
本発明は、GDF−7活性を抑制するか又は高めること
によって細胞増殖性障害を治療する方法を提供する。
【0007】詳細な説明 本発明は、増殖及び分化因子GDF−7及びGDF−7
をコードするポリヌクレオチド配列を提供する。GDF
−7は、神経組織中で発現される。1つの態様において
は、本発明は、神経起源のGDF−7発現に関係する細
胞増殖性障害を検出する方法を提供する。もう1つの態
様においては、本発明は、GDF−7活性を抑制するか
又は高める物質を用いることによって細胞増殖性障害を
治療する方法を提供する。
【0008】TGF−βスーパーファミリーは、多くの
細胞型内で増殖、分化、及び他の機能を制御する多官能
性ポリペプチドからなる。これらペプチドの多くは、他
のペプチド増殖因子に正と負の両方の調節作用を有す
る。この発明のGDF−7タンパク質とTGF−βファ
ミリーのメンバーとの間の構造的相同性は、GDF−7
がこのファミリーの増殖及び分化因子の新たなメンバー
であることを示している。他の多くのメンバーの既知の
活性に基づき、GDF−7もそれを診断及び治療用試剤
として有用なものにする生物活性を有するであろうこと
が期待される。
【0009】特に、このスーパーファミリーの一定のメ
ンバーは、神経系の機能に関連する発現パターンを有す
るか又は活性を有する。例えば、1つのファミリーメン
バー、即ちGDNFは、ドーパミン作動性ニューロンの
生存を促進することができる強力な神経栄養因子である
ことが示された (Lin ら, Science, 260:1130)。他のフ
ァミリーメンバー、即ちドーサリン (dorsalin) は、神
経冠細胞の分化を促進することができる (Basterら, Ce
ll, 73:687)。インヒビン類及びアクチビン類は、脳内
で発現されることが示され (Meunier ら, Proc. Natl.
Acad. Sci. USA, 85:247, 1988;Sawchenko ら, Natur
e, 334:615, 1988)、そしてアクチビン類は、神経細胞
生存分子として機能できることが示された (Schubert
ら, Nature,344:868, 1990)。他のファミリーメンバ
ー、即ちGDF−1は、その発現パターンにおいて神経
系特異性であり (Leeら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
88:4250, 1991)、そしてVgr−1 (Lyons ら, Proc.
Natl. Acad. Sci. USA, 86:4554, 1989;Jones ら, De
velopment, 111:531, 1991) 、OP−1 (Ozkaynakら,
J.Biol. Chem., 267:25220, 1992)、及びBMP−4 (J
ones ら, Development, 111:531, 1991) の如き他の一
定のファミリーメンバーも、神経系で発現されることが
知られている。類似性により、GDF−7は、神経変性
疾患 (neurodegenerativediseases) の治療に又は移植
前の培養液中の細胞若しくは組織の維持に用途を有し得
る。
【0010】TGF−βスーパーファミリーの幾つかの
メンバーは、癌の如き細胞増殖性障害の治療のための用
途の可能性を示唆する活性を有する。特に、TGF−β
は、種々の細胞型に対する強力な増殖阻害物質であるこ
とが示された (Massagueら,Cell, 49:437, 1987) 。M
ISは、ヌードマウスにおいてヒト子宮内膜癌腫瘍の増
殖を阻害することが示され (Donahoe ら, Ann. Surg.,
194:472, 1981)、そしてインヒビンαは、卵巣及び精巣
の両方における腫瘍の発育を抑制することが示された
(Matzukら, Nature, 360:313, 1992)。GDF−7は、
類似の活性を有し得、従って神経起源の腫瘍の治療用の
如き抗増殖剤として有用であり得る。
【0011】TGF−βファミリーのメンバーの多く
は、組織修復の重要な媒介物質でもある。TGF−βは
コラーゲンの生成に顕著な作用を有すること、及び新生
マウス内でめざましい血管形成反応を起こすことが示さ
れた (Roberts ら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 83:4
167, 1986)。BMPは、新たな骨増殖を誘発することが
できるので骨折及び他の骨格欠損症の治療に有効である
(Glowackiら, Lancet,1:959, 1981;Fergusonら, Cli
n. Orthoped. Relat. Res., 227:265, 1988;Johnson
ら, Clin. Orthoped. Relat. Res., 230:257, 1988) 。
GDF−7は、類似の活性を有し得るので、例えば外傷
又は熱傷により起こる組織傷害の修復に有用であり得
る。
【0012】ここで用いられる“実質的に純粋”という
用語は、他のタンパク質、脂質、炭水化物又は天然に随
伴している他の物質を実質的に含まないGDF−7のこ
とをいう。当業者は、タンパク質精製の標準的技術を用
いてGDF−7を精製することができる。この実質的に
純粋なポリペプチドは、非還元性ポリアクリルアミドゲ
ル上で単一の主バンドを示すであろう。GDF−7ポリ
ペプチドの純度は、アミノ末端アミノ酸配列分析によっ
ても測定することができる。GDF−7ポリペプチドに
は、GDF−7の活性が残っている限り、このポリペプ
チドの機能性断片が含まれる。GDF−7の生物活性を
含有するより小さなペプチドが本発明に包含される。
【0013】本発明は、GDF−7タンパク質をコード
するポリヌクレオチドを提供する。これらポリヌクレオ
チドには、GDF−7をコードするDNA、cDNA及
びRNA配列が含まれる。GDF−7の全部又は一部を
コードする全てのポリヌクレオチドも、それらがGDF
−7活性を有するポリペプチドをコードする限り、ここ
に含まれるものと理解される。かかるポリヌクレオチド
には、天然に存在するポリヌクレオチド、合成ポリヌク
レオチド、及び故意に操作したポリヌクレオチドが含ま
れる。例えば、GDF−7ポリヌクレオチドを部位特異
的突然変異誘発に付してもよい。GDF−7のポリヌク
レオチド配列にはアンチセンス配列も含まれる。本発明
のポリヌクレオチドには、遺伝コードの結果として縮重
している配列が含まれる。20の天然アミノ酸があり、
その殆どが1を越えるコドンにより特定される。従っ
て、そのヌクレオチド配列によりコードされるGDF−
7ポリペプチドのアミノ酸配列が機能的に不変である限
り、全ての縮重ヌクレオチド配列が本発明に包含され
る。
【0014】ここに具体的に開示されているのは、GD
F−7遺伝子の一部を含有するゲノミックDNA配列で
ある。この配列は、GDF−7前駆体タンパク質の予想
C−末端領域に対応するオープンリーディングフレーム
を含有する。コードされるポリペプチドは、潜在的な五
塩基タンパク質分解性プロセシング部位を含有すると予
想される。この前駆体のこの部位での開裂は、約14,
900の予想分子量を有する146アミノ酸の成熟生物
活性C−末端断片を生じるであろう。
【0015】推定タンパク質分解性プロセシング部位の
次に続くGDF−7のC−末端領域は、TGF−βスー
パーファミリーの既知メンバーと有意な相同性を示す。
このGDF−7配列は、他のファミリーメンバー内に高
度に保存されている殆どの残基を含有する (図3を参照
のこと) 。既知のファミリーメンバーのうち、GDF−
7はBMP−2及びBMP−4に最も相同性である (5
7%配列同一性) (図4を参照のこと) 。
【0016】組換えGDF−7一次アミノ酸配列の僅か
な修飾で、ここに記載したGDF−7ポリペプチドに比
較して実質的に等しい活性を有するタンパク質が生じ得
る。かかる修飾は、部位特異的突然変異誘発のように故
意であっても自然に生じたものであってもよい。GDF
−7の生物活性が依然として存在する限り、これら修飾
によりもたらされる全てのポリペプチドがここに含まれ
る。更に、1又は2以上のアミノ酸の欠失も、その結果
生じる分子の構造の修飾を、その生物活性を大きく変化
させることなくもたらすことができる。これは、より広
い有用性を有するであろうより小さな活性分子の開発を
もたらし得る。例えば、GDF−7生物活性に不要なア
ミノ末端又はカルボキシ末端アミノ酸を除去することが
できる。
【0017】本発明のGDF−7ポリペプチドをコード
するヌクレオチド配列には、開示した配列及びその保存
的変異体が含まれる。ここで用いる“保存的変異”とい
う用語は、他の生物学的に類似の残基によるアミノ酸残
基の置換を意味する。保存的変異の例には、イソロイシ
ン、バリン、ロイシン又はメチオニンの如き1つの疎水
性残基の別の疎水性残基との置換;又はアルギニンのリ
シンとの置換、グルタミン酸のアスパラギン酸との置
換、又はグルタミンのアスパラギンとの置換等の如き1
つの極性残基の別の極性残基との置換が含まれる。“保
存的変異”という用語には、未置換親アミノ酸の代わり
に置換アミノ酸を用いることも含まれる。但し、その置
換ポリペプチドに対して生じる抗体はその未置換ポリペ
プチドとも免疫反応できることを条件とする。
【0018】本発明のDNA配列は、幾つかの方法によ
り得ることができる。例えば、このDNAは、当該技術
分野で周知のハイブリダイゼーション技術を用いて単離
することができる。これらには、1)相同性ヌクレオチド
配列を検出するためのプローブを用いたゲノミック又は
cDNAライブラリーのハイブリダイゼーション、2)興
味の対象であるDNA配列にアニーリングできるプライ
マーを用いるゲノミックDNA又はcDNA上でのポリ
メラーゼ複製連鎖反応 (PCR) 、及び 3)構造的特徴
を共有するクローン化DNA断片を検出するための発現
ライブラリーの抗体スクリーニング、が含まれるがこれ
らに限定されない。
【0019】好ましくは、本発明のGDF−7ポリヌク
レオチドは、哺乳動物、最も好ましくは、マウス、ラッ
ト、又はヒトから誘導される。適切なプローブが入手可
能であれば、核酸ハイブリダイゼーションに依拠するス
クリーニング操作で、あらゆる生物からあらゆる遺伝子
配列を単離するのが可能である。問題のタンパク質をコ
ードする配列の一部分に対応するオリゴヌクレオチドプ
ローブは、化学的に合成することができる。これには、
短い長さのオリゴペプチドのアミノ酸配列が既知でなけ
ればならない。このタンパク質をコードするDNA配列
は遺伝コードから推定することができるが、コードの縮
重を考慮に入れなければならない。配列が縮重したもの
である場合には混合付加反応 (mixed addition reactio
n) を行うことが可能である。これは、変性した二本鎖
DNAの不均一混合液を含む。かかるスクリーニングの
ために、ハイブリダイゼーションを好ましくは一本鎖D
NA又は変性した二本鎖DNAのいずれかで行う。興味
の対象であるポリペプチドに関連するmRNA配列が極
端に少ない量しか存在しない供給源から誘導されるcD
NAクローンの検出には、ハイブリダイゼーションが特
に有用である。換言すると、非特異的結合の回避に向け
たストリンジェントなハイブリダイゼーション条件を用
いることにより、例えば、特定のcDNAクローンのオ
ートラジオグラフィーでの可視化を、該標的DNAのそ
の完全な相補体である単一プローブに対する混合液中で
のハイブリダイゼーションによりできるようにすること
が可能である (Wallace ら, Nucleic Acids Res., 9:87
9, 1981)。
【0020】GDF−7をコードする特定のDNA配列
は、1) ゲノミックDNAからの二本鎖DNA配列の単
離;2) 興味の対象であるポリペプチドに必要なコドン
を得るためのDNA配列の化学的製造;及び 3) 真核供
与体細胞から単離したmRNAの逆転写による二本鎖D
NA配列の in vitro 合成、によっても得ることができ
る。この後の方の場合には、一般にcDNAといわれる
mRNAの二本鎖DNA相補体が最終的に生成する。
【0021】組換え操作に用いる特定のDNA配列のた
めの上記の3種の方法のうち、ゲノミックDNA単離物
の単離が最も一般性に劣る。これは、特に、イントロン
の存在のために哺乳動物ポリペプチドの微生物発現を得
るのが望ましい場合に当てはまる。
【0022】DNA配列の合成は、所期のポリペプチド
産物のアミノ酸残基の全配列が分かっているときは、し
ばしば選り抜きの方法である。所期のポリペプチドのア
ミノ酸残基の全配列が分かっていないときには、DNA
配列の直接合成は可能ではないので、選択される方法は
cDNA配列の合成である。興味の対象であるcDNA
配列を単離する標準的操作の中で抜きん出ているのは、
高レベルの遺伝子発現を有する供与体細胞内に豊富なm
RNAの逆転写から誘導されるプラスミド又はファージ
保有cDNAライブラリーの形成である。ポリメラーゼ
連鎖反応法と組み合わせて用いると、希薄な発現産物で
あってもクローン化できる。ポリペプチドのアミノ酸配
列のかなりの部分が分かっている場合には、標的cDN
A中に存在すると推定される配列と二重体になる標識し
た一本鎖若しくは二本鎖のDNA又はRNAプローブ配
列を作って、一本鎖型に変性されたcDNAのクローン
化コピー上で行われるDNA/DNAハイブリダイゼー
ション操作に用いることができる (Jay ら, Nucl. Acid
Res., 11:2325, 1983) 。
【0023】λgt11の如きcDNA発現ライブラリ
ーを、GDF−7に特異的な抗体を用いて、少なくとも
1のエピトープを有するGDF−7ペプチドについて間
接的にスクリーニングすることができる。かかる抗体は
ポリクローナル的に誘導されてもモノクローナル的に誘
導されてもよく、GDF−7 cDNAの存在を示す発
現産物を検出するのに用いることができる。
【0024】GDF−7をコードするDNA配列は、適
する宿主細胞内へのDNA移入により in vitro で発現
することができる。“宿主細胞”は、ベクターがその中
で増殖できてそのDNAが発現できる細胞である。この
用語は、被験体宿主細胞のあらゆる子孫を包含する。複
製の間に突然変異が起こることがあるので、全ての子孫
が親細胞と同一という訳ではないことが了解される。し
かしながら“宿主細胞”という用語を用いるときは、か
かる子孫が含まれる。安定な移入とは、外来DNAが宿
主内で継続的に維持されることを意味するのであるが、
その方法は当該技術分野で既知である。
【0025】本発明では、GDF−7ポリヌクレオチド
配列を組換え発現ベクター内に挿入してもよい。“組換
え発現ベクター”という用語は、GDF−7遺伝子配列
の挿入又は組み込みにより操作されたプラスミド、ウイ
ルス又は当該技術分野で既知のその他のビヒクルのこと
をいう。かかる発現ベクターは、宿主の挿入遺伝子配列
の効率的な転写を促進するプロモーター配列を含有す
る。発現ベクターは、典型的には、複製起点、プロモー
ター、並びにその形質転換細胞の表現型選択を可能にす
る特定の遺伝子を含有する。本発明に用いるのに適する
ベクターには、細菌内での発現のためのT7に基づく発
現ベクター (Rosenberg ら, Gene, 56:125, 1987) 、哺
乳動物細胞内での発現のためのpMSXND発現ベクタ
ー (Lee とNathans, J. Biol. Chem., 263:3521, 1988)
及び昆虫細胞内での発現のためのバキュロウイルス誘
導ベクターが含まれるが、これらに限定されない。この
DNAセグメントは、調節要素、例えば、プロモーター
(例えば、T7、メタロチオネインI、又はポリヘドリ
ンプロモーター) に発効的に連結したベクター内に存在
することができる。
【0026】GDF−7をコードするポリヌクレオチド
配列は、原核生物内でも真核生物内でも発現することが
できる。宿主には、微生物、酵母、昆虫及び哺乳動物が
含まれ得る。原核生物内で真核性又はウイルス性配列を
有するDNA配列を発現する方法は、当該技術分野で周
知である。宿主内で発現及び複製できる生物学的に機能
性のウイルス及びプラスミドDNAベクターは、当該技
術分野で知られている。かかるベクターが、本発明のD
NA配列を組み込むのに用いられる。好ましくは、GD
F−7の成熟C−末端領域は、GDF−7の全コーディ
ング配列を含有するcDNAクローンから発現される。
また、GDF−7のC−末端部分を、TGF−βファミ
リーの別のメンバーのプロ領域との融合タンパク質とし
て発現しても、別のプロ領域と同時発現してもよい (例
えば、Hammondsら, Molec. Endocrin. 5:149, 1991;Gr
ay, A.と Mason, A., Science, 247:1328, 1990 を参照
のこと) 。
【0027】組換えDNAでの宿主細胞の形質転換は、
当業者にとって周知である慣用的技術により行うことが
できる。宿主が大腸菌の如き原核性である場合、DNA
取り込みができるコンピテント細胞は、対数増殖期後に
採取してから当該技術分野で周知の操作を用いるCaC
法により処理した細胞から調製することができ
る。また、MgCl 又はRbClを用いてもよい。
形質転換は、必要なら宿主細胞のプロトプラストの形成
後に行うこともできる。
【0028】宿主が真核生物である場合には、リン酸カ
ルシウム共沈;マイクロインジェクション、エレクトロ
ポレーション、リポソーム内に包み込んだプラスミドの
挿入の如き慣用的な機械的操作;又はウイルスベクター
のようなDNAの形質移入の方法を用いることができ
る。真核細胞は、本発明のGDF−7をコードするDN
A配列、及び単純ヘルペスチミジンキナーゼ遺伝子の如
き選択可能な表現型をコードする第二外来DNA分子で
同時形質転換することもできる。他の方法は、シミアン
ウイルス40 (SV40) 又はウシパピローマウイルス
の如き真核性ウイルスベクターを用いて、真核細胞を一
過的に感染又は形質転換して本タンパク質を発現させる
ことである (例えば、Eukaryotic Viral Vectors, Cold
Spring Harbor Laboratory, Gluzman編, 1982 を参照
のこと) 。
【0029】本発明により提供される微生物発現ポリペ
プチド又はその断片の単離及び精製は、分取クロマトグ
ラフィー及びモノクローナル抗体又はポリクローナル抗
体を関与させる免疫学的分離法を含む慣用的手段により
行うことができる。
【0030】本発明は、GDF−7ポリペプチド又はそ
の機能性断片と免疫反応性の抗体を包含する。異なるエ
ピトープ特異性を有するプールされたモノクローナル抗
体から本質的になる抗体、並びに別個のモノクローナル
抗体調製物が提供される。モノクローナル抗体は、当業
者にとって周知の方法により本タンパク質の断片を含有
する抗原から作られる (Kohlerら, Nature, 256:495, 1
975)。この発明で用いられる抗体という用語は、GDF
−7上のエピトープ決定基に結合できる無傷分子並びに
Fab及びF (ab') の如きその断片を包含させよ
うとするものである。
【0031】“細胞増殖性障害”という用語は、形態学
的及び遺伝子型的の両方でしばしば周辺組織と違って見
える悪性及び非悪性細胞集団を意味する。悪性細胞 (即
ち、癌) は、多段階経過の結果発育する。アンチセンス
分子であるGDF−7ポリヌクレオチドは、種々の器官
系、特に、例えば、神経組織内の細胞の悪性腫瘍を治療
するのに有用である。本質的に、GDF−7の発現の変
調に病因学的に関連するあらゆる障害は、GDF−7抑
制剤での治療に感受性であると考えられる。かかる障害
の1つは、例えば、悪性細胞増殖性障害である。
【0032】本発明は、抗GDF−7抗体をGDF−7
関連障害を有する疑いがある細胞に接触させて該抗体へ
の結合を検出することを含む、神経組織の細胞増殖性障
害を検出する方法を提供する。GDF−7と反応性の抗
体は、GDF−7への結合の検出を可能にする化合物で
標識される。本発明の目的のためには、GDF−7ポリ
ペプチドに特異的な抗体を用いて、生体液及び組織中の
GDF−7のレベルを検出する。検出できる量の抗原を
含有するあらゆる検体を用いることができる。この発明
の好ましいサンプルは神経組織である。疑いのある細胞
内のGDF−7のレベルを正常細胞内のレベルと比較し
て、その被験体がGDF−7関連細胞増殖性障害を有す
るかどうか確認することができる。好ましくは、被験体
はヒトである。
【0033】本発明の抗体は、in vitro 又は in vivo
免疫診断又は免疫治療を施すのが望ましいあらゆる被験
体に用いることができる。本発明の抗体は、例えば、そ
れらを液相で用いることも固相担体に結合させることも
できるイムノアッセイに用いるのに適している。加え
て、これらイムノアッセイにおける抗体は、種々の方法
で検出できるように標識することができる。本発明の抗
体を用いることができるイムノアッセイのタイプの例
は、直接又は間接のいずれかの形式の競合及び非競合イ
ムノアッセイである。かかるイムノアッセイの例は、ラ
ジオイムノアッセイ(RIA) 及びサンドイッチ (イム
ノメトリック) アッセイである。本発明の抗体を用いる
抗原の検出は、フォワード、リバース、又は同時モード
のいずれかで行われるイムノアッセイを用いて行うこと
ができ、このイムノアッセイには、生理学的サンプルで
の免疫組織化学的アッセイも含まれる。当業者は、過度
に実験を重ねることなく他のイムノアッセイ形式を知っ
ているか又は容易に見分けられるであろう。
【0034】本発明の抗体を多くの異なる担体に結合さ
せて、本発明のポリペプチドを含む抗原の存在を検出す
るのに用いることができる。周知の担体の例には、ガラ
ス、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、デ
キストラン、ナイロン、アミラーゼ、天然及び変性セル
ロース、ポリアクリルアミド、アガロース及び磁鉄鉱が
含まれる。担体の性質は、本発明の目的のためには可溶
性であっても不溶性であってもよい。当業者は、抗体を
結合させるための他の適する担体を知っているか、又は
定型的な実験を用いてそうしたものを探知できるであろ
う。
【0035】当業者にとって既知の多くの異なる標識及
び標識方法がある。本発明に用いることができる標識の
タイプの例には、酵素、放射性同位元素、蛍光化合物、
コロイド状金属、化学発光化合物、リン光化合物、及び
生物発光化合物が含まれる。当業者は、抗体への結合の
ための他の適する標識を知っているか、又は定型的な実
験を用いてそうしたものを探知できるであろう。
【0036】より大きな感度をもたらすこともできる他
の技術は、低分子量ハプテンに抗体をカップリングさせ
ることからなるものである。これらハプテンは、次いで
第二反応により特異的に検出することができる。例え
ば、アビジンと反応するビオチン、又は特異的抗ハプテ
ン抗体と反応できるジニトロフェニル、プリドキサー
ル、及びフルオレセインの如きハプテンを用いるのが普
通である。
【0037】抗原の in vivo 検出のために本発明のモ
ノクローナル抗体を用いるには、検出できるように標識
された該抗体を診断に有効な用量与える。“診断に有効
な”という用語は、検出できるように標識されたモノク
ローナル抗体の量が、そのモノクローナル抗体が特異的
である本発明のポリペプチドを含む抗原を有する部位の
検出を可能にするのに十分な量で投与されることを意味
する。
【0038】検出できるように標識されたモノクローナ
ル抗体の投与される濃度は、本ポリペプチドを有する細
胞への結合がバックグランドに比較して検出可能となる
のに十分であるべきである。更に、検出できるように標
識されたモノクローナル抗体は、最良の標的対バックグ
ランドのシグナル比が得られるように、循環系から速や
かに浄化されるのが望ましい。
【0039】一般に、in vivo 診断のための検出できる
ように標識されたモノクローナル抗体の用量は、その個
体の年齢、性別、及び疾患の程度の如き要因に依存して
変動するであろう。かかる用量は、例えば、多数回注射
するかどうか、抗原負担、及び当業者にとって既知の他
の要因に依存して変動し得る。
【0040】in vivo 診断的画像化 (diagnostic imagi
ng) については、利用できる検出装置のタイプが所与の
放射性同位元素を選択するに際しての主要な要因であ
る。選ばれる放射性同位元素は、所与のタイプの装置に
とって検出可能なタイプの崩壊を持たなければならな
い。in vivo 診断のための放射性同位元素を選択するに
際してのもう一つ重要な要因は、宿主に関して有害な放
射線が最小限であることである。理想的には、in vivo
画像化に用いる放射性同位元素は粒子放出を欠いている
が、慣用的なガンマカメラで容易に検出できる140〜
250keV幅の大きな数の光子を生じるであろう。
【0041】in vivo 診断のため、放射性同位元素をイ
ムノグロブリンに直接結合させても介在官能基を用いて
間接的に結合させてもよい。金属イオンとして存在する
放射性同位元素をイムノグロブリンに結合させるのにし
ばしば用いられる介在官能基は、ジエチレントリアミン
五酢酸 (DTPA) 及びエチレンジアミン四酢酸 (ED
TA) 及び類似の分子の如き二官能性キレート剤であ
る。本発明のモノクローナル抗体に結合できる金属イオ
ンの典型的な例は、111In、97Ru、67Ga、
68Ga、72As、79Zr、及び201Tlであ
る。
【0042】本発明のモノクローナル抗体は、in vivo
診断の目的で、磁気共鳴画像化 (MRI) 又は電子スピ
ン共鳴 (ESR) におけるように常磁性同位元素で標識
することもできる。一般に、診断画像を可視化するあら
ゆる慣用的方法を用いることができる。通常、ガンマ及
び陽電子放出放射性同位元素がカメラ画像化に用いら
れ、MRIには常磁性同位元素が用いられる。かかる技
術に特に有用な元素には、157Gd、55Mn、
162Dy、52Cr、及び56Feが含まれる。
【0043】本発明のモノクローナル抗体を in vitro
及び in vivo で用いて被験体におけるGDF−7関連
疾患の改善の経過を追跡することができる。かくして、
例えば、本発明のポリペプチドを含む抗原を発現する細
胞数の増加若しくは減少又は種々の体液中に存在するか
かる抗原の濃度の変化を測定することによって、GDF
−7関連疾患を改善することを狙った特定の治療法が有
効であるかどうかを確認することが可能となろう。“改
善”という用語は、治療を受けている被験体のGDF−
7関連疾患の好ましくない作用が少なくなることを意味
する。
【0044】本発明は、正常細胞内での発現に比較して
変調して発現され得るヌクレオチド配列を同定するもの
であり、従ってこの配列に向けた適切な治療技術又は診
断技術をデザインすることが可能となる。かくして、細
胞増殖性障害がGDF−7の発現と関係している場合に
は、翻訳レベルでGDF−7発現を妨害する核酸配列を
用いることができる。このアプローチは、例えば、アン
チセンス核酸及びリボザイムを用いて特定のGDF−7
mRNAの翻訳を遮断するものであって、それはその
mRNAをアンチセンス核酸でマスクするか又はそれを
リボザイムで開裂させるかのいずれかによりなされる。
【0045】アンチセンス核酸は、特定のmRNA分子
の少なくとも一部分に相補的なDNA又はRNA分子で
ある (Weintraub, Scientific American, 262:40, 199
0) 。細胞内で、このアンチセンス核酸は対応するmR
NAとハイブリダイズして二本鎖分子を形成する。その
細胞は二本鎖であるmRNAを翻訳しないであろうか
ら、このアンチセンス核酸はそのmRNAの翻訳を妨害
することになる。約15ヌクレオチドのアンチセンスオ
リゴマーが好ましい。というのは、それらは容易に合成
されかつ標的GDF−7産生細胞内に導入した際に、よ
り大きな分子よりもあまり問題を起こしそうにないから
である。遺伝子の in vitro 翻訳を阻害するためにアン
チセンス法を用いることは、当該技術分野で周知である
(Marcus-Sakura, Anal. Biochem., 172:289, 1988) 。
【0046】リボザイムは、DNA制限エンドヌクレア
ーゼと類似のやり方で他の一本鎖RNAを特異的に開裂
する能力を有するRNA分子である。これらRNAをコ
ードするヌクレオチド配列の修飾を通して、あるRNA
分子内の特定のヌクレオチド配列を認識してそれを開裂
する分子を工学的に作ることが可能である (Cech, J.Am
er. Med. Assn., 260:3030, 1988)。このアプローチの
主要な利点は、それらが配列特異性なので、特定の配列
を有するmRNAだけを不活性化する点である。
【0047】2つの基本的なタイプのリボザイム、即
ち、テトラヒメナ型 (Hasselhoff, Nature, 334:585, 1
988) 及び“ハンマーヘッド”型がある。テトラヒメナ
型リボザイムは長さが4塩基の配列を認識し、“ハンマ
ーヘッド”型リボザイムは長さが11〜18塩基の塩基
配列を認識する。認識配列が長ければ長いほど、その配
列が標的mRNA種内に占有的に存在する可能性が大き
くなる。従って、特定のmRNA種を不活性化するに
は、ハンマーヘッド型リボザイムがテトラヒメナ型リボ
ザイムよりも好ましく、しかも18塩基認識配列がより
短い認識配列よりも好ましい。
【0048】本発明は、GDF−7タンパク質により媒
介される細胞増殖性障害又は免疫障害を治療するための
遺伝子治療法も提供する。かかる治療法は、GDF−7
アンチセンスポリヌクレオチドを増殖性障害を有する細
胞内に導入することによりその治療的効果をもたらすこ
とになろう。アンチセンスGDF−7ポリヌクレオチド
の送逹は、キメラウイルスの如き組換え発現ベクター又
はコロイド分散系を用いて行うことができる。アンチセ
ンス配列の治療的送逹に特に好ましいのは、標的設定さ
れたリポソームの使用である。
【0049】ここに教示した遺伝子治療に用いることが
できる種々のウイルスベクターには、アデノウイルス、
ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス又は、好ましく
は、レトロウイルスの如きRNAウイルスが含まれる。
好ましくは、レトロウイルスベクターは、マウス又は鳥
類レトロウイルスの誘導体である。単一の外来遺伝子を
挿入することができるレトロウイルスの例には、モロニ
ーマウス白血病ウイルス (MoMuLV) 、ハーベイ
(Harvey) マウス肉腫ウイルス (HaMuSV)、マウス
乳癌ウイルス (MuMTV) 、及びラウス肉腫ウイルス
(RSV) が含まれるが、これらに限定されない。多く
の更なるレトロウイルスベクターが複数の遺伝子を取り
込むことができる。導入された細胞を同定及び世代形成
させられるように、これら全てのベクターは、選択マー
カー用の遺伝子を移入するか又は取り込むことができ
る。興味の対象であるGDF−7配列を、例えば、特定
の標的細胞上の受容体のリガンドをコードする別の遺伝
子と一緒にウイルスベクターの中に挿入することによ
り、そのベクターはその時点で標的特異性となる。例え
ば、糖、糖脂質又はタンパク質をコードするポリヌクレ
オチドを挿入することにより、レトロウイルスベクター
を標的特異性にすることができる。好ましい標的設定
は、そのレトロウイルスベクターを標的とする抗体を用
いることにより達成される。当業者は、過度な実験を重
ねることなく、GDF−7アンチセンスポリヌクレオチ
ドを含有するレトロウイルスベクターの標的特異的送逹
を可能にするためにレトロウイルスゲノム内に挿入でき
る特定のポリヌクレオチド配列を知っているか、又は容
易に探知できるであろう。
【0050】組換えレトロウイルスは不完全であるの
で、それらは感染性ベクター粒子を産生するために助け
を必要とする。この助けは、例えば、レトロウイルスの
全ての構造遺伝子をそのLTR内の調節配列の制御下で
コードするプラスミドを含有するヘルパー細胞系を用い
ることにより得ることができる。これらプラスミドに
は、その包み込みメカニズムがキャプシド外被のために
RNA転写産物を認識できるようにするヌクレオチド配
列がない。この包み込みシグナルの欠失を有するヘルパ
ー細胞系には、例えば、Ψ2、PA317及びPA12
が含まれるが、これらに限定されない。これら細胞系
は、ゲノムが包み込まれないので、空のビリオンを産生
する。包み込みシグナルは完全であるが構造遺伝子が興
味の対象の他の遺伝子により置き換えられたレトロウイ
ルスベクターをかかる細胞内に導入すると、そのベクタ
ーは包み込まれてベクタービリオンを産生することがで
きる。
【0051】また、NIH3T3又は他の組織培養細胞
をレトロウイルス構造遺伝子gag、pol及びenv
をコードするプラスミドで慣用的なリン酸カルシウムト
ランスフェクションにより直接トランスフェクトするこ
とができる。次いで、これら細胞を興味の対象の遺伝子
を含有するベクタープラスミドでトランスフェクトす
る。得られる細胞は、培地中にそのレトロウイルスベク
ターを放出する。
【0052】GDF−7アンチセンスポリヌクレオチド
のもう1つの標的設定送逹系は、コロイド分散系であ
る。コロイド分散系には、高分子複合体;ナノカプセ
ル;マイクロスフェア;ビーズ;及び油中水エマルジョ
ン、ミセル、混合ミセル、及びリポソームを含む脂質を
基剤とした系;が含まれる。この発明の好ましいコロイ
ド系はリポソームである。リポソームは、in vitro 及
び in vivoでの送逹ビヒクルとして有用である人工膜小
嚢である。サイズが0.2〜4.0μmの大きな単層の小
嚢 (large unilamellar vesicle, LUV) が、大きな
高分子を含有する相当なパーセンテージの水性緩衝液を
封入できることが分かった。RNA、DNA及び無傷ビ
リオンをその水性内部に封入して、生物活性な形で細胞
に送逹することができる (Fraleyら, Trends Biochem.
Sci., 6:77, 1981) 。哺乳動物細胞に加えて、リポソー
ムは、植物、酵母、及び細菌細胞にポリヌクレオチドを
送逹するのに用いられてきた。リポソームが有効な遺伝
子移入ビヒクルであるためには、次の特徴が存在すべき
である:(1) 興味の対象である遺伝子を高い効率で封入
するがそれらの生物活性を弱めないこと;(2) 非標的細
胞に比較して標的細胞に優先的かつ強固に結合するこ
と;(3) 標的細胞の細胞質にその小嚢の水性内容物を高
い効率で送逹すること;及び (4) 遺伝子情報を正確か
つ効率的に発現すること (Mannino ら, Biotechniques,
6:682, 1988) 。
【0053】リポソームの組成は、通常、リン脂質、特
に高い相転移温度のリン脂質の組み合わせであり、通常
は、ステロイド、特にコレステロールが組み合わさって
いる。他のリン脂質又は他の脂質を用いることもでき
る。リポソームの物理的特性は、pH、イオン強度、及
び二価カチオンの存在に依存する。
【0054】リポソーム生成に有用な脂質の例には、ホ
スファチジルグリセロール、ホスファチジルコリン、ホ
スファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミ
ン、スフィンゴ脂質、セレブロシド及びガングリオシド
の如きホスファチジル化合物が含まれる。特に有用なも
のは、脂質部分が14〜18炭素原子、特に16〜18
炭素原子を含有しそして飽和であるジアシルホスファチ
ジルグリセロールである。実例となるリン脂質には、卵
ホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジル
コリン及びジステアロイルホスファチジルコリンが含ま
れる。
【0055】リポソームの標的設定は、解剖学的及び機
械学的要因に基づいて分類される。解剖学的分類は、選
択性のレベル、例えば、器官特異性、細胞特異性及びオ
ルガネラ特異性のレベルに基づく。機械学的標的設定
は、それが受動的であるか能動的であるかに基づいて区
別することができる。受動的標的設定は、洞様毛細血管
を含む器官内の細網内皮系 (reticulo-endothelial sys
tem, RES) の細胞に分布するリポソームの自然的傾
向を用いる。一方、能動的標的設定は、リポソームをモ
ノクローナル抗体、糖、糖脂質又はタンパク質の如き特
異性リガンドにカップリングさせることにより又はリポ
ソームの組成若しくはサイズを変えることによりリポソ
ームを変性して、天然に存在する局在化部位以外の器官
及び細胞型に標的を定めることを包含する。
【0056】標的設定送逹系の表面をいろいろな方法で
修飾することができる。リポソーム標的設定送逹系の場
合には、脂質基をリポソームの脂質二重層内に取り込ま
せて、その標的指向性リガンドがそのリポソーム二重層
と安定な結び付きを維持するようにすることができる。
脂質鎖を標的指向性リガンドに繋ぐために種々の連結基
を用いることができる。
【0057】神経組織内でのGDF−7の発現に起因し
て、本発明のポリペプチド、ポリヌクレオチド及び抗体
を用いる、この組織に関連する種々の用途がある。かか
る用途には、この組織に関係する細胞増殖性障害の治療
が含まれる。加えて、GDF−7は、種々の遺伝子治療
操作に有用であり得る。
【0058】以下の実施例は、本発明を説明するもので
あって限定を意図するものではない。それらは用いられ
るかも知れないものの典型であるが、当業者にとって既
知の他の操作を代わりに用いてもよい。
【0059】実施例1 新規なTGF−βファミリーメンバーの同定及び単離 TGF−βスーパーファミリーの新規なメンバーを同定
するために、既知のファミリーメンバー間の2つの保存
領域に対応する縮重オリゴヌクレオチドをデザインし
た。一方の領域はMISを除く全てのファミリーメンバ
ーで保存されている2つのトリプトファン残基にまたが
る領域であり、他方の領域はC−末端の近くの不変シス
テイン残基にまたがる領域であった。これらプライマー
をマウスゲノミックDNA上で複製連鎖反応に用いた
後、それらプライマーの5'末端に位置する制限部位を
用いてそれらPCR産物をサブクローン化し、これらサ
ブクローン化挿入体を保有する個々の大腸菌コロニーを
拾い上げ、そしてランダムシーケンシング (random seq
uencing) 及びハイブリダイゼーション分析の組み合わ
せを用いてこのスーパーファミリーの既知メンバーを除
いた。
【0060】下記プライマーで得られたPCR産物の混
合物からGDF−7を同定した。
【0061】SJL141: 5'-CCGGAATTCGGITGG(G/C/A)A(G/A
/T/C)(A/G)A(T/C)TGG(A/G)TI(A/G)TI(T/G)CICC-3' (配
列番号:1) SJL146: 5'-CCGGAATTC(G/A)CAI(G/C)C(G/A)CAIG(C/A)(G
/A/T/C)C(G/T)IACI(G/A)(T/C)CAT-3' (配列番号:2) これらプライマーを用いるPCRを2μgマウスゲノミ
ックDNAで94℃で1分間、50℃で2分間、そして
72℃で2分間の40サイクルで行った。
【0062】約280bpのPCR産物をゲル精製し、
EcoRIで消化し、再度ゲル精製し、そして Bluescr
ipt ベクター (Stratagene, San Diego, CA) 内にサブ
クローン化した。個々のサブクローンを保有する細菌コ
ロニーを96ウェルマイクロタイタープレート内に拾い
取り、そしてそれら細胞をニトロセルロース上にプレー
トすることにより多数のレプリカを調製した。これらレ
プリカフィルターをこのファミリーの既知メンバーに相
当するプローブにハイブリダイズさせ、そしてハイブリ
ダイズしないコロニーから配列分析用のDNAを調製し
た。
【0063】アミノ酸配列 GW(H/Q/N/K/D/E)(D/N)W(V/I
/M)(V/I/M)(A/S)P (配列番号:3)及び M(V/I/M/T/A)V
(R/S)(A/S)C(G/A)C (配列番号:4) をそれぞれコード
するSJL141及びSJL146のプライマーの組み
合わせで、分析した147のサブクローンの中から以前
に同定された5種の配列 (BMP−2、BMP−4、イ
ンヒビンβB、GDF−3及びGDF−5) と1種の新
規な配列が生成し、この新規な配列をGDF−7と名付
けた。
【0064】実施例2 GDF−7の発現パターン及び配列 GDF−7の発現パターンを確認するために、種々の組
織から調製したRNAサンプルをノーザン分析及びRN
アーゼ保護によりスクリーニングした。図1に示すよう
に、GDF−7 mRNAは、胎児及び新生児の脳内及
び Neuro 2A 神経芽細胞腫細胞系内で検出された。
【0065】GDF−7遺伝子のより大きなセグメント
を得るために、マウスゲノミックライブラリーをGDF
−7 PCR産物から誘導したプローブでスクリーニン
グした。GDF−7ゲノミッククローンの部分配列を図
2aに示す。この配列は、GDF−7前駆体タンパク質
の予想C−末端領域に対応するオープンリーディングフ
レームを含有する。この予想されるGDF−7配列は、
潜在的タンパク質分解性プロセシング部位を含有してお
り、これをボックスで囲んでいる。この部位でのこの前
駆体の開裂で、14,900の予想分子量を有する長さ
が146アミノ酸の成熟C−末端断片が生ずるであろ
う。
【0066】推定されるタンパク質分解性プロセシング
部位の次に続くGDF−7のC−末端領域は、TGF−
βスーパーファミリーの既知メンバーに対して有意な相
同性を示す (図3) 。図3は、GDF−7のC−末端配
列と、ヒトGDF−1 (Lee,S.J., Proc. Natl. Acad.
Sci. USA, 88:4250-4254, 1991)、ヒトBMP−2及び
4 (Wozneyら, Science, 242:1528-1534, 1988) 、ヒト
Vgr−1 (Celesteら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
87:9843-9847, 1990) 、ヒトOP−1 (Ozkaynakら, E
MBO J., 9:2085-2093, 1990) 、ヒトBMP−5 (Celes
te ら, Proc.Natl. Acad. Sci. USA, 87:9843-9847, 19
90) 、ヒトBMP−3 (Wozneyら, Science, 242:1528-
1534, 1988) 、ヒトMIS (Cateら, Cell, 45:685-69
8, 1986) 、ヒトインヒビンα、βA、及びβB (Mason
ら, Biochem. Biophys. Res. Commun., 135:957-964,
1986)、ヒトTGF−β1 (Derynck ら, Nature, 316:7
01-705, 1985)、ヒトTGF−β2 (deMartinら, EMBO
J., 6:3673-3677, 1987)、及びヒトTGF−β3 (ten
Dijke ら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 85:4715-471
9, 1988) の対応する領域とのアラインメントを示す。
保存システイン残基をボックスで囲んでいる。短い横線
はアラインメントを最大にするために空けたギャップを
表わす。
【0067】GDF−7は、他のファミリーメンバーに
高度に保存された殆どの残基を含有し、それらには特徴
的な間隔を有する7つのシステイン残基が含まれる。
【0068】図4は、TGF−βスーパーファミリーの
異なるメンバー間のアミノ酸相同性を示す。数字は、第
1保存システインからC−末端まで計算した各ペア間の
アミノ酸同一性のパーセントを表わす。ボックスは、特
定のサブグループ内で高度に関連するメンバー間の相同
性を表わす。この領域では、GDF−7はBMP−2及
びBMP−4に最も相同性である (57%配列同一性)
【0069】現時点で好ましい態様に関して本発明を説
明してきたが、本発明の精神から逸脱することなく種々
の修飾を行うことができることが理解されるべきであ
る。従って、本発明は、次の請求の範囲によって限定さ
れるに過ぎない。
【0070】配列の概要 配列番号:1は、GDF−7プライマーSJL141の
ヌクレオチド配列である。
【0071】配列番号:2は、GDF−7プライマーS
JL146のヌクレオチド配列である。
【0072】配列番号:3は、GDF−7プライマーS
JL141のアミノ酸配列である。
【0073】配列番号:4は、GDF−7プライマーS
JL146のアミノ酸配列である。
【0074】配列番号:5は、GDF−7のヌクレオチ
ド配列及び推定アミノ酸配列である。
【0075】配列番号:6は、GDF−7の推定アミノ
酸配列である。
【0076】配列番号:7は、GDF−7のC−末端ア
ミノ酸配列である。
【0077】配列番号:8は、GDF−1のC−末端ア
ミノ酸配列である。
【0078】配列番号:9は、BMP−2のC−末端ア
ミノ酸配列である。
【0079】配列番号:10は、BMP−4のC−末端
アミノ酸配列である。
【0080】配列番号:11は、Vgr−1のC−末端
アミノ酸配列である。
【0081】配列番号:12は、OP−1のC−末端ア
ミノ酸配列である。
【0082】配列番号:13は、BMP−5のC−末端
アミノ酸配列である。
【0083】配列番号:14は、BMP−3のC−末端
アミノ酸配列である。
【0084】配列番号:15は、MISのC−末端アミ
ノ酸配列である。
【0085】配列番号:16は、インヒビン−αのC−
末端アミノ酸配列である。
【0086】配列番号:17は、インヒビン−β−αの
C−末端アミノ酸配列である。
【0087】配列番号:18は、インヒビン−β−βの
C−末端アミノ酸配列である。
【0088】配列番号:19は、TGF−β−1のC−
末端アミノ酸配列である。
【0089】配列番号:20は、TGF−β−2のC−
末端アミノ酸配列である。
【0090】配列番号:21は、TGF−β−3のC−
末端アミノ酸配列である。
【0091】
【配列表】
(2) 配列番号:1の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:35塩基対 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:DNA (genomic) (vii) 直接の起源 (B) クローン名:SJL141 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:CDS (B) 存在位置:1..35 (D) 他の情報:/注釈=“R = アデニン又はグアニン;
S = シトシン又はグアニ ン;M = アデニン又はシト
シン;N = アデニン,シトシン,グアニン又はチミン
;K = チミン又はグアニン;B = イノシン” (xi) 配列;配列番号:1: (2) 配列番号:2の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:33塩基対 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:DNA (genomic) (vii) 直接の起源 (B) クローン名:SJL146 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:CDS (B) 存在位置:1..33 (D) 他の情報:/注釈=“R = アデニン又はグアニン;
S = シトシン又はグアニ ン;M = アデニン又はシト
シン;N = アデニン,シトシン,グアニン又はチミン
;Y = シトシン又はチミン;K = チミン又はグアニ
ン;B = イノシン” (xi) 配列;配列番号:2: (2) 配列番号:3の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:9 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:ペプチド (vii) 直接の起源 (B) クローン名:SJL141 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Peptide (B) 存在位置:1..9 (D) 他の情報:/注釈=“His = His, Gln, Asn, Lys,A
sp 又は Glu;Asp =Asp 又は Asn;Val = Val, Ile
又は Met;Ala = Ala 又は Ser” (xi) 配列;配列番号:3: (2) 配列番号:4の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:8 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:ペプチド (vii) 直接の起源 (B) クローン名:SJL146 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Peptide (B) 存在位置:1..8 (D) 他の情報:/注釈=“第1位の Val = Val, Ile, M
et, Thr 又は Ala;Arg = Arg 又は Ser;Ala =Ala
又は Ser;Gly = Gly 又は Ala” (xi) 配列;配列番号:4: (2) 配列番号:5の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:519 塩基対 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:DNA (genomic) (vii) 直接の起源 (B) クローン名:GDF-7 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:CDS (B) 存在位置:34..516 (xi) 配列;配列番号:5: (2) 配列番号:6の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:161 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (xi) 配列;配列番号:6: (2) 配列番号:7の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:119 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:GDF-7 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..119 (xi) 配列;配列番号:7: (2) 配列番号:8の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:123 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:GDF-1 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..123 (xi) 配列;配列番号:8: (2) 配列番号:9の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:118 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:BMP-2 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..118 (xi) 配列;配列番号:9: (2) 配列番号:10の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:118 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:BMP-4 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..118 (xi) 配列;配列番号:10: (2) 配列番号:11の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:119 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:Vgr-1 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..119 (xi) 配列;配列番号:11: (2) 配列番号:12の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:119 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:OP-1 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..119 (xi) 配列;配列番号:12: (2) 配列番号:13の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:119 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:BMP-5 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..119 (xi) 配列;配列番号:13: (2) 配列番号:14の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:120 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:BMP-3 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..120 (xi) 配列;配列番号:14: (2) 配列番号:15の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:116 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:MIS (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..116 (xi) 配列;配列番号:15: (2) 配列番号:16の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:122 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:インヒビン−α (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..122 (xi) 配列;配列番号:16: (2) 配列番号:17の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:122 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:インヒビン−β−α (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..122 (xi) 配列;配列番号:17: (2) 配列番号:18の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:121 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:インヒビン−β−β (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..121 (xi) 配列;配列番号:18: (2) 配列番号:19の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:115 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:TGF-β-1 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..115 (xi) 配列;配列番号:19: (2) 配列番号:20の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:115 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:TGF-β-2 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..115 (xi) 配列;配列番号:20: (2) 配列番号:21の情報: (i) 配列の特性: (A) 長さ:115 アミノ酸 (B) 型:アミノ酸 (C) 鎖の数:一本鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (ii) 配列の種類:タンパク質 (vii) 直接の起源 (B) クローン名:TGF-β-3 (ix) 配列の特徴: (A) 名称/記号:Protein (B) 存在位置:1..115 (xi) 配列;配列番号:21:
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、神経組織及び細胞系内でのGDF−7
mRNAの発現を検出しているRNアーゼ保護アッセ
イを示す。矢印は保護種の位置を示す。
【図2】図2は、マウスGDF−7のヌクレオチド配列
及び予想されるアミノ酸配列を示す。マウス配列内の推
定五塩基プロセシング部位をボックスで囲んでいる。
【図3】図3は、GDF−7とTGF−βスーパーファ
ミリーの他のメンバーとのC−末端配列のアラインメン
トを示す。保存システイン残基をボックスで囲んでい
る。短い横線はアラインメントを最大にするために空け
た空所を表わす。
【図4】図4は、TGF−βスーパーファミリーの異な
るメンバー間のアミノ酸相同性を示す。数字は、第1保
存システインからC−末端まで計算した各ペア間のアミ
ノ酸同一性のパーセントを表わす。ボックスは、特定の
サブグループ内で高度に関連するメンバー間の相同性を
表わす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 39/395 A61K 39/395 H 4H045 45/00 45/00 47/26 47/26 47/42 47/42 47/44 47/44 48/00 48/00 A61P 35/00 A61P 35/00 37/00 37/00 // C07K 14/495 ZNA C07K 14/495 ZNA (72)発明者 ヒュン,タン アメリカ合衆国 21209 メリーランド州 バルチモア,サウス ベンド ロード 5100番地 Fターム(参考) 4C076 AA19 CC07 CC27 DD66A EE41A EE56A FF16 4C084 AA13 AA17 MA24 NA14 ZB092 ZB262 4C085 AA13 AA14 BB11 DD61 EE01 HH20 JJ05 KA03 KA26 LL18 4C086 AA01 AA02 EA16 MA01 MA04 NA14 ZB09 ZB26 4C087 AA01 AA02 BC83 MA02 NA13 ZB09 ZB26 4H045 BA10 CA40 EA20 EA50 FA74

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GDF−7関連細胞増殖性障害をin viv
    oで検出するための医薬組成物であって、以下の(a)
    〜(c): (a)配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むポリペ
    プチド、(b)配列番号6で表されるアミノ酸配列にお
    いて、1又は数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加
    されたアミノ酸配列を含み、かつGDF−7の生物活性
    を有するポリペプチド、及び(c)配列番号6のC末端
    146アミノ酸を含むポリペプチド、からなる群から選
    択されるGDF−7ポリペプチドと反応性の抗体、又は
    該抗体の免疫反応性の断片を含む該医薬組成物。
  2. 【請求項2】 抗体が検出できるように標識されてい
    る、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 GDF−7活性を抑制する試剤を含有す
    る、GDF−7の発現に関連した細胞増殖性障害の治療
    のための医薬組成物。
  4. 【請求項4】 試剤が抗GDF−7ポリペプチド抗体で
    ある、請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 試剤がGDF−7アンチセンス配列であ
    る、請求項3に記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 GDF−7活性を抑制する試剤がベクタ
    ーを用いて細胞に導入される、請求項3に記載の医薬組
    成物。
  7. 【請求項7】 ベクターがコロイド状分散系である、請
    求項6に記載の医薬組成物。
  8. 【請求項8】 コロイド状分散系がリポソームである、
    請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 【請求項9】 リポソームが本質的に標的特異性であ
    る、請求項8に記載の医薬組成物。
  10. 【請求項10】 リポソームが解剖学的に標的設定され
    ている、請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 【請求項11】 リポソームが、糖、糖脂質、及びタン
    パク質からなる群から選ばれる成分とカップリングする
    ことにより能動的に標的設定されている、請求項10に
    記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】 タンパク質成分が抗体である、請求項
    11に記載の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 ベクターがウイルスである、請求項1
    2に記載の医薬組成物。
JP2003125132A 1993-07-09 2003-04-30 増殖分化因子−7 Pending JP2003306450A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8967093A 1993-07-09 1993-07-09
US08/089,670 1993-07-09

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07504207 Division

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003306450A true JP2003306450A (ja) 2003-10-28

Family

ID=22218946

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7504207A Pending JPH09503904A (ja) 1993-07-09 1994-07-08 増殖分化因子−7
JP2003125132A Pending JP2003306450A (ja) 1993-07-09 2003-04-30 増殖分化因子−7

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7504207A Pending JPH09503904A (ja) 1993-07-09 1994-07-08 増殖分化因子−7

Country Status (6)

Country Link
US (5) US5986058A (ja)
EP (2) EP0717633A4 (ja)
JP (2) JPH09503904A (ja)
AU (1) AU688779B2 (ja)
CA (1) CA2165778A1 (ja)
WO (1) WO1995001802A1 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU674500B2 (en) 1991-11-04 1997-01-02 Genetics Institute, Llc Recombinant bone morphogenetic protein heterodimers, compositions and methods of use
US5770444A (en) * 1993-07-09 1998-06-23 The Johns Hopkins University School Of Medicine Growth differentiation factor-6
DE69434651T2 (de) * 1993-12-07 2007-03-08 Genetics Institute, Inc., Cambridge Bmp-12, bmp-13 und diese enthaltende sehne-induzierende zusammensetzungen
US6027919A (en) * 1993-12-07 2000-02-22 Genetics Institute, Inc. BMP-12 and BMP-13 proteins and DNA encoding them
US5846770A (en) * 1994-11-22 1998-12-08 Genetics Institute, Inc. DNA molecules encoding human chordin
US5994102A (en) * 1994-12-15 1999-11-30 Human Genome Sciences, Inc. Polynucleotides encoding prostatic growth factor and process for producing prostatic growth factor polypeptides
US5635372A (en) * 1995-05-18 1997-06-03 Genetics Institute, Inc. BMP-15 compositions
WO1996039169A1 (en) 1995-06-05 1996-12-12 Genetics Institute, Inc. Methods and compositions for healing and repair of connective tissue attachment
US5700774A (en) * 1996-03-26 1997-12-23 Genetics Institute, Inc. Compositions comprising bone morphogenic proteins and truncated parathyroid hormone related peptide, and methods of inducing cartilage by administration of same
US5965403A (en) * 1996-09-18 1999-10-12 Genetics Institute, Inc. Nucleic acids encoding bone morphogenic protein-16 (BMP-16)
DE69814352T3 (de) 1997-02-07 2009-08-13 Stryker Corp., Kalamazoo Matrixlose osteogene vorrichtungen und implantate und verfahren zu deren verwendung
US20010016646A1 (en) 1998-03-20 2001-08-23 David C. Rueger Osteogenic devices and methods of use thereof for repair of endochondral bone, osteochondral and chondral defects
US7041641B2 (en) 1997-03-20 2006-05-09 Stryker Corporation Osteogenic devices and methods of use thereof for repair of endochondral bone and osteochondral defects
US20020052026A1 (en) 1997-10-08 2002-05-02 Steven M. Vicik Methods of refolding proteins
US6027917A (en) 1997-12-10 2000-02-22 Genetics Institute, Inc. Bone morphogenetic protein (BMP)-17 and BMP-18 compositions
US6713277B1 (en) * 1998-07-21 2004-03-30 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Methods and composition for the diagnosis and treatment of body weight disorders, including obesity
US6727224B1 (en) 1999-02-01 2004-04-27 Genetics Institute, Llc. Methods and compositions for healing and repair of articular cartilage
TWI267378B (en) 2001-06-08 2006-12-01 Wyeth Corp Calcium phosphate delivery vehicles for osteoinductive proteins
PT1675608E (pt) 2003-09-12 2007-05-31 Etex Corp Barras sólidas e pastas de fosfato de cálcio injectável para a libertação de proteínas osteogénicas.
EP1740609A2 (en) 2004-04-27 2007-01-10 Research Development Foundation Antagonism of tgf-beta superfamily receptor signaling
US7473678B2 (en) 2004-10-14 2009-01-06 Biomimetic Therapeutics, Inc. Platelet-derived growth factor compositions and methods of use thereof
WO2006081379A1 (en) * 2005-01-26 2006-08-03 Wyeth Use of sfrps as markers of bmp activity
US8147860B2 (en) 2005-12-06 2012-04-03 Etex Corporation Porous calcium phosphate bone material
EP2311505B1 (en) 2006-02-09 2013-11-06 BioMimetic Therapeutics, LLC Compositions and methods for treating bone
US9161967B2 (en) 2006-06-30 2015-10-20 Biomimetic Therapeutics, Llc Compositions and methods for treating the vertebral column
EP3381463A1 (en) 2006-06-30 2018-10-03 BioMimetic Therapeutics, LLC Pdgf-biomatrix compositions and methods for treating rotator cuff injuries
US8524265B2 (en) 2006-08-17 2013-09-03 Warsaw Orthopedic, Inc. Medical implant sheets useful for tissue regeneration
CA2671437A1 (en) 2006-10-31 2008-05-29 University Of Rochester Targeted delivery of therapeutic agents with lyophilized matrices
US8067021B2 (en) * 2007-09-04 2011-11-29 Affinergy, Inc. Methods and compositions for delivery of growth factor to fibrous connective tissue
CA2718592A1 (en) 2008-02-13 2009-08-20 Keith Hruska Method of treating vascular sclerosis
US8870954B2 (en) 2008-09-09 2014-10-28 Biomimetic Therapeutics, Llc Platelet-derived growth factor compositions and methods for the treatment of tendon and ligament injuries
US8609127B2 (en) 2009-04-03 2013-12-17 Warsaw Orthopedic, Inc. Medical implant with bioactive material and method of making the medical implant
US20110002897A1 (en) 2009-06-11 2011-01-06 Burnham Institute For Medical Research Directed differentiation of stem cells
US8492335B2 (en) 2010-02-22 2013-07-23 Biomimetic Therapeutics, Llc Platelet-derived growth factor compositions and methods for the treatment of tendinopathies
WO2014012101A1 (en) 2012-07-13 2014-01-16 Trustees Of Tufts College Silk powder compaction for production of constructs with high mechanical strength and stiffness
WO2015195094A1 (en) * 2014-06-17 2015-12-23 Ember Therapeutics, Inc. Anti-activin and nati-myostatin antibodies and methods of using the same
CN108430458B (zh) 2015-10-26 2022-05-10 哈佛学院院长等 还原和氧化的多糖及其使用方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2137931T3 (es) * 1990-06-15 2000-01-01 Carnegie Inst Of Washington Proteinas gdf-1 y uog-1.
DK0643767T3 (da) * 1990-10-18 1999-04-26 Stryker Corp Osteogene peptider
ATE188996T1 (de) * 1992-02-12 2000-02-15 Bioph Biotech Entw Pharm Gmbh Dna-sequenzen kodierend für neuartige wachstums- /differentierungsfaktoren
CA2153654A1 (en) * 1993-01-12 1994-07-21 Se-Jin Lee Growth differentiation factor-5
US5770444A (en) * 1993-07-09 1998-06-23 The Johns Hopkins University School Of Medicine Growth differentiation factor-6
DE69434651T2 (de) * 1993-12-07 2007-03-08 Genetics Institute, Inc., Cambridge Bmp-12, bmp-13 und diese enthaltende sehne-induzierende zusammensetzungen

Also Published As

Publication number Publication date
US6680372B1 (en) 2004-01-20
US20040127696A1 (en) 2004-07-01
CA2165778A1 (en) 1995-01-19
WO1995001802A1 (en) 1995-01-19
US20060246039A1 (en) 2006-11-02
US7074574B2 (en) 2006-07-11
EP1398377A1 (en) 2004-03-17
JPH09503904A (ja) 1997-04-22
US20090029361A1 (en) 2009-01-29
EP0717633A1 (en) 1996-06-26
EP0717633A4 (en) 1998-05-20
AU688779B2 (en) 1998-03-19
US5986058A (en) 1999-11-16
AU7329794A (en) 1995-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7074574B2 (en) Method of detecting growth differentiation factor-7 (GDF-7) using GDF-7 antibodies
US5770444A (en) Growth differentiation factor-6
US6204047B1 (en) Growth differentiation factor-10
JP3645258B2 (ja) 増殖分化因子−5
EP0690873B1 (en) Growth differentiation factor-8
US6420543B1 (en) Growth differentiation factor-15
US20060153849A1 (en) Methods of treatment with an antibody that suppresses growth differentiation factor-14 activity
US6428966B1 (en) Growth differentiation factor, lefty-1
US6391565B2 (en) Methods of detecting growth differentiation factor-3
US6713302B1 (en) Growth differentiation factor-6
US20020161204A1 (en) Methods of detecting a liver disorder
US20020107369A1 (en) Growth differentiation factor-10

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060602

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807