JP2003303824A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003303824A
JP2003303824A JP2002110584A JP2002110584A JP2003303824A JP 2003303824 A JP2003303824 A JP 2003303824A JP 2002110584 A JP2002110584 A JP 2002110584A JP 2002110584 A JP2002110584 A JP 2002110584A JP 2003303824 A JP2003303824 A JP 2003303824A
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pattern
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Koichi Takeuchi
幸一 竹内
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射防止膜およびレジストの下地に疎密度が
異なる段差が形成され、これによりレジストに微細パタ
ーンを転写することが困難になる。 【解決手段】 基板の主面上に積層され表面に段差を有
した膜12上に、反射防止膜15を塗布し(B)、塗布
した反射防止膜15上に、段差に周囲を囲まれてできた
凹部12aに合わせて開口部16aが位置するレジスト
パターン16を形成する工程(C)を含む。この反射防
止膜15の塗布時に、凹部12a周囲の段差上部の上か
ら余分な反射防止膜15の材料を落とし込むための溝1
2bを、当該凹部12aから所定距離だけ離して予め形
成する工程(A)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面段差に囲まれ
た凹部が形成され、その表面に反射防止膜を塗布した
後、凹部に合わせて開口部が位置するレジストパターン
を形成する工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化、高集積化が進み、
配線幅および配線間隔が極めて小さい配線パターンの形
成がますます困難になってきている。それにともなって
フォトリソグラフィ技術に用いるレジスト厚も薄くしな
ければ、微細パターンが解像できなくなってきている。
このため、このレジストを層間絶縁膜等の比較的厚い膜
のエッチングマスクとして用いると、レジストがエッチ
ング途中にエッチオフされ、その役目を果たすことがで
きないという問題が生じている。
【0003】このため、レジストとは別に、層間絶縁膜
上に当該層間絶縁膜に対してエッチング選択比が高い材
料のマスク層を予め形成しておき、最初にこれをパター
ニングしてから、その下の層間絶縁膜をエッチングする
技術が多用されている。
【0004】たとえば、デュアルダマシンプロセスにお
いて、比誘電率が低い有機層間絶縁膜を用いるために、
有機層間絶縁膜の上に2層の無機膜(ハードマスク)を
用いる方法が提案されている。すなわち、宮田幸児等が
“Advanced Metallization C
onference 1999:Asian Sess
ion”で“A Nobel Integration
Approachto Organic Low−k
Dual Damascene Processin
g”という題名で発表している技術がある。
【0005】図24(A)〜図24(C)は、この2層
ハードマスクを用いた方法によって形成されるデュアル
ダマシン配線構造の断面図である。図24(A)に示す
ように、図示を省略した配線層が既に形成された下地層
間絶縁膜101上に、エッチングストッパ膜102、有
機絶縁材料からなる層間絶縁膜103、下層のハードマ
スク膜104、上層のハードマスク膜105を順次積層
する。最初に、リソグラフィ技術およびドライエッチン
グ技術を用いて、図24(A)に示すように、上層のハ
ードマスク膜105に配線溝のパターン105aを刻
む。
【0006】次に、ヴィアホールのパターンで開口した
レジストをマスクに、下層のハードマスク膜104、有
機系層間絶縁膜103を順次エッチングする。微細なヴ
ィアホールの形成では、レジストが比較的薄いため、通
常、この有機系層間絶縁膜103のエッチング時の途中
でレジストはエッチオフされるが、その後は有機絶縁膜
に対してエッチング選択比が高い上層および下層のハー
ドマスクに保護されるので、図24(A)に示すよう
に、高アスペクト比のヴィアホールVHの形成が可能と
なる。
【0007】図24(C)は、このレジストの位置ずれ
が生じた場合の断面図である。この図24(C)のよう
に、レジストの位置ずれが大きい場合は、レジスト10
6の開口部(ヴィアホールパターン)106aが線幅規
格または位置合わせ規格から外れており、レジスト10
6を一度剥離して、リソグラフィをやり直す必要があ
る。この構造では、レジスト剥離時に、無機系の下層の
ハードマスク膜104でカバーされるので有機系の層間
絶縁膜103を損傷することがない。
【0008】規格に適合したレジストパターンを用いて
ヴィアホールをエッチングした後は、図24(B)に示
すように、上層のハードマスク膜105をマスクにして
下層のハードマスク膜104をエッチングし、続いて、
これらハードマスク膜104,105をマスクにして有
機系の層間絶縁膜103を、その膜厚の途中までエッチ
ングする。これにより、配線溝CGが形成される。以後
は、この配線溝CGおよびヴィアホールVHに銅Cuな
どを埋め込んで、余分な表面の銅をCMP(Chemi
cal Mechanical Polishing)
法を用いて除去する。以上により、デュアルダマシン構
造が完成する。
【0009】このデュアルダマシンプロセスにおいて、
図24(C)のように規格から外れる場合は前述したよ
うにレジストを剥離してフォトリソグラフィをやり直す
が、ヴィアホール形成用のレジスト開口部が、上層のハ
ードマスク膜の段差側壁に若干かかる程度の場合は、ヴ
ィアホールエッチングの最初の段階で、そのレジスト開
口部内に露出した上層のハードマスク部分を、レジスト
開口部を通してエッチングするステップが挿入される。
【0010】ところが、このような微細パターンをレジ
ストに露光転写するリソグラフィ工程において、下地の
段差(前記例では、ハードマスク膜の溝配線パターンの
段差)からの反射光の影響により、要求される寸法精度
でパターンを形成することは困難である。そのため、レ
ジストの下に基板反射を防止する有機系の塗布膜(反射
防止膜)を予め塗布しておく方法が広く用いられてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この例のように、有機
系反射防止膜を表面に段差がある基板上に塗布した場
合、先にパターンニングした下地パターンの密度によ
り、そのパターン溝中の有機系反射防止の塗布膜厚が変
化するという問題がある。具体的には、下地パターン密
度の小さなところで反射防止膜の膜厚が、下地パターン
密度の大きなところに比べ厚くなる。
【0012】この反射防止膜の塗布膜厚変化が大きい
と、とくに膜厚が相対的に厚くなる下地パターン密度が
小さい箇所において、レジストとの選択比が取れなくな
り反射防止膜のエッチングが困難になる。また、反射防
止膜の塗布膜厚の違いの分だけ、レジストにパターンを
転写する露光時にデフォーカスしてしまい、パターン寸
法が制御できなくなる。さらに、反射防止膜の下地段差
により、その上のレジスト膜厚も不均一となり、レジス
ト中の定在波効果(干渉効果)が大きくなってしまうた
め、この点でもパターン寸法の制御が困難となる。これ
らは、上述した2層のハードマスクを利用したデュアル
ダマシンプロセスに限らず、下地に段差があるときの微
細パターンの形成において共通する問題である。
【0013】本発明の目的は、反射防止膜およびレジス
トの下地に疎密度が異なる段差が形成され、これにより
レジストに微細パターンを転写することが困難になるこ
とを防止した半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る半導体装置の製造方法は、基板の主面上に積層され表
面に段差を有した膜上に、反射防止膜を塗布し、塗布し
た反射防止膜上に、前記段差に周囲を囲まれてできた凹
部に合わせて開口部が位置するレジストパターンを形成
する工程を含む半導体装置の製造方法であって、前記反
射防止膜の塗布時に、前記レジストパターンの開口部を
位置合わせする凹部周囲の段差上部の上から余分な反射
防止膜材料を落とし込むための溝を、当該凹部から所定
距離だけ離して予め形成する工程を含む。
【0015】好適に、前記所定距離が、設計ルールの最
小間隔の1倍以上、2倍未満である。好適に、前記凹部
周囲の前記反射防止膜の塗布膜厚が所定値以上の段差上
部の周囲に前記反射防止膜材料を落とし込む溝を形成
し、当該反射防止膜の塗布膜厚が所定値より薄い段差上
部の周囲には前記反射防止膜材料を落とし込む溝を形成
しない。
【0016】本発明の第2の観点に係る半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に多層配線構造を形成する半導
体装置の製造方法であって、前記多層配線構造の形成途
中で最表面に位置する第1の膜上に、疎密度が異なるパ
ターンの第2の膜を形成する工程と、第2の膜上を含む
全面に反射防止膜とレジストを順次塗布し、当該レジス
トをパターニングして開口部を形成する工程と、前記レ
ジストの開口部を介して反射防止膜と第1の膜をエッチ
ングする工程と、第1の膜のエッチング箇所に導電材料
を埋め込む工程とを有し、前記第2の膜にパターンを形
成する工程では、前記第1の膜に形成する所望のエッチ
ングパターンに対応し疎密度が異なる第1開口部のほか
に、当該第1開口部のそれぞれから所定距離をおいて配
置され、前記反射防止膜の塗布時に第1開口部の周囲か
ら余分な反射防止膜材料を落とし込む第2開口部を予め
形成する。
【0017】好適に、前記所定距離が、設計ルールの最
小間隔の1倍以上、2倍未満である。好適に、前記第2
の膜にパターンを形成する形成工程では、前記第1開口
部の長辺に対して、それぞれ前記所定距離だけ離れた位
置に、第1開口部より長さが短い複数の前記第2開口部
が離散的に配置されるパターンに第2の膜材料をエッチ
ングする。たとえば、第1開口部の長手方向の端部周囲
や第1の膜をエッチングする箇所周囲にのみ第2開口部
(反射防止膜材料を落としこむ溝)を配置することがで
きる。
【0018】前述した第1の観点に係る半導体装置の製
造方法では、例えば反射防止膜厚が所定値以上の凹部密
度が低い箇所では、その周囲に余分な反射防止膜材料を
落とし込む溝を予め形成し、反射防止膜厚が所定値未満
の凹部密度が高い箇所には、当該溝を予め形成していな
い。このため、このような表面に反射防止膜を塗布した
ときに、必要な部分に設けられた溝に余分な反射防止膜
材料が溜るため、次にレジストを開口しようとする箇所
間で反射防止膜の塗布膜厚差が縮小される。
【0019】また、第2の観点に係る半導体装置の製造
方法は、多層配線構造の製造途中の工程であり、まず、
最表面に位置する第1の膜(たとえば、層間絶縁膜)の
上に第2の膜(たとえば、層間絶縁膜よりエッチング速
度が低いマスク層)となる膜材料を形成し、これをパタ
ーニングする。このとき、本発明では、第1の膜に形成
するエッチングパターンに対応した第1開口部のほか
に、その周囲に所定距離、例えば設計ルールの最小間隔
の1倍以上、2倍未満の近距離で配置された第2開口部
(反射防止膜材料を落としこむ溝)を、当該第2の膜材
料にフォトリソグラフィ技術とエッチング技術等を用い
て形成する。つぎに、このようなパターンが形成された
第2の膜上に、反射防止膜とレジストを塗布し、レジス
トを解像して開口部を形成した後、この開口部を通して
下地の反射防止膜および第1の膜をエッチングする。こ
の製造方法では、第2の膜に形成される第2開口部の位
置を最適化した場合、その存在により、第1開口部のパ
ターン疎密度が異なる箇所間で、第2の膜上に塗布され
る反射防止膜やレジストの膜厚差が、第2開口部がない
場合に比べ小さい。また、この膜厚均一性が高いレジス
トをマスクとした第1の膜のエッチング時に、第1開口
部のパターン疎密度が異なる箇所間で反射防止膜が除去
されるまでの時間差が、第2開口部がない場合に比べ小
さい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、反射防止膜を介してレ
ジストの開口部を形成しようとする凹部を有した表面段
差が、反射防止膜を塗布する下地表面に形成されている
場合であれば、種々の半導体装置の種々の工程に適用さ
れる。この場合、開口部を形成する凹部周囲の必要な箇
所に余分な反射防止膜材料を落とし込む溝を有している
ことを特徴とする。下地材料等に限定はない。
【0021】本発明の製造方法が適用できる、より具体
的な形態としては、たとえば多層配線構造の製造が挙げ
られる。すなわち、第1の膜上に形成された第2の膜に
疎密度が高いパターンが形成され、その第2の膜上に反
射防止膜とレジストを塗布し、レジストをパターニング
して、このパターンを第1の膜にエッチングで転写する
場合に本発明が適用される。第1の膜、第2の膜の材料
およびパターンに限定はない。この場合、第2の膜に、
第1の膜のエッチングパターンに対応した所望の第1開
口部のほかに、いわゆるダミーパターンとしての第2開
口部を有することを特徴とする。この第2開口部は、前
記した反射防止膜材料を落とし込む溝として機能する。
これによって、その上に形成される反射防止膜やレジス
トの膜厚不均一性を是正するものである。
【0022】ここでは、デュアルダマシン構造を好適な
例として挙げる。デュアルダマシン構造は、半導体回路
の高速化、低消費電力化の要求から、従来、用いられて
きたアルミニウムに代えて用いられるようになった銅が
エッチングしにくいことから銅の埋め込み方法として考
案された。一方、層間絶縁膜の材料に、従来用いられて
いるシリコン酸化膜より誘電率が低い膜を用いることが
提案されている。低比誘電率膜の有力な候補に、MSQ
(methylsilsesquioxane)、ポリ
イミド系、パリレン系、テフロン(登録商標)系、ポリ
アリルエーテル系などの有機絶縁膜がある。デュアルダ
マシン法は、先にヴィアプラグを彫り込む先ヴィアタイ
プと、先に配線溝を彫り込む先溝タイプに大別される。
【0023】先ヴィアタイプのデュアルダマシン加工で
は、有機絶縁膜を用いることができない。なぜなら、配
線溝をパターンニングするリソグラフィ工程で用いるレ
ジスト、または有機反射防止膜等と有機絶縁膜が直接接
触してしまい、レジスト、または有機反射防止膜等の除
去のときに、同時に有機絶縁膜が削れてしまうからであ
る。前述した2層ハードマスクを用いた方法は、この問
題を解決する要請から提案された。
【0024】以下、この先ヴィアタイプの2層ハードマ
スク法により有機系層間絶縁膜に銅配線を埋め込むデュ
アルダマシン構造を例に、本発明の実施形態を、より詳
細に説明する。
【0025】[第1実施形態]図1は、本実施形態に係
るデュアルダマシン構造の基本的な構成例を示す断面図
である。ここでは、配線層上にさらに、ヴィアホールと
配線層が一体となったディアルダマシン構造の配線層を
形成する場合を例示する。下層の有機層間絶縁膜1と下
層のハードマスク膜2中に銅が埋め込まれて下層配線層
3が形成されている。下層のハードマスク膜2上にキャ
ップ膜4が薄く形成されている。キャップ膜4は、上層
のヴィアホール形成時のエッチングストッパとしても機
能する。
【0026】このキャップ膜4の上に、無機層間絶縁膜
5、有機層間絶縁膜6、下層のハードマスク膜7および
キャップ膜8が順次積層されている。無機層間絶縁膜5
に、デュアルダマシン構造の金属埋め込み層9のヴィア
プラグ部分が埋め込まれ、有機層間絶縁膜6に当該金属
埋め込み層9の溝配線部分が埋め込まれている。ヴィア
プラグ部分は孤立した略円形あるいは短い溝状の上面視
パターンを有し、長いライン状の溝配線部分に対し適宜
必要な箇所に設けられている。この金属埋め込み層9の
溝配線部分に所定距離をおいて、最終的に除去されるた
め図1には表れていない前記第2の膜のダミーパターン
の形成に起因してできた金属埋め込み層(以下、ダミー
金属埋め込み層という)10が形成されている。なお、
金属埋め込み層9およびダミー金属埋め込み層10は、
層間絶縁膜との間に薄いバリアメタル膜11を介在させ
た状態で形成されている。金属埋め込み層9は、そのヴ
ィアプラグの下面が下層配線層3の上面に接続されてお
り、下層配線層3とともに半導体回路の配線部分として
利用される。一方、ダミー金属埋め込み層10は、周囲
の導電層と絶縁され、電気的に浮遊状態となっているた
め、半導体回路の配線として用いられない。ダミー金属
埋め込み層10のパターン形状(長さおよび幅)につい
ては、後述する。
【0027】図2(A)〜図5(B)は、このデュアル
ダマシン構造の形成途中の断面図である。素子が形成さ
れた半導体基板(不図示)の上方に、下層の層間絶縁膜
1および下層のハードマスク膜2に埋め込まれた下層配
線層3を形成する。この配線層3は、これから説明する
ディアルダマシンプロセスによって形成してもよいが、
ここでは、本発明の実施形態に製造方法を、その上に形
成される配線層において説明する。下層のハードマスク
膜2上に、エッチングストッパとしての機能を備えるキ
ャップ膜4、無機層間絶縁膜5、有機層間絶縁膜6、下
層のハードマスク膜7および上層のハードマスク膜12
をCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法、または回転塗布法により順次形成す
る。
【0028】低比誘電率の有機層間絶縁膜6として、メ
チル基含有SiO膜、ポリイミド系高分子膜、パリレ
ン系高分子膜、テフロン(登録商標)系高分子膜、ポリ
アリルエーテル系高分子膜、フッ素をドープしたアモル
ファスカーボン膜のいずれかを用いる。具体的に、メチ
ル基含有SiOとして、JSR社製の「LKD−T4
00(製品名)」を用いることができる。ポリアリルエ
ーテル系高分子材料としては、たとえば、The Do
w Chemical社製の「SiLK(商標名)」、
あるいは、Honeywell Electronic
Material社製の「FLARE(商標名)」を
用いることができる。キャップ膜4は、その上の無機層
間絶縁膜に対してエッチング選択比が高い材料が用いら
れる。また、下層のハードマスク膜7と上層のハードマ
スク膜7は、互いにエッチング選択比が高い材料が用い
られる。これらは何れも無機絶縁材料からなり、したが
って、その下の有機層間絶縁膜6に対してエッチング選
択比が高い。たとえば、有機層間絶縁膜6の材料として
ポリアリルエーテル系樹脂が選択され、無機層間絶縁膜
5の材料として酸化シリコンが選択された場合、キャッ
プ膜4およびハードマスク膜7、12の材質としては、
窒化シリコンが好適である。
【0029】この積層膜形成の具体例は、例えば次のご
とくである。まず、キャップ膜4として、SiN膜をC
VD法により70nmほど形成し、続いて、無機層間絶
縁膜をCVD法により350nmほど形成する。有機層
間絶縁膜6として、比誘電率が2.6のポリアリルエー
テル系樹脂を回転塗布し、所定条件の基板加熱により溶
剤をとばして最終膜厚を150nmにする。必要に応じ
て有機層間絶縁膜6をキュアした後、下層のハードマス
ク膜7として、SiO膜を200nmほどCVD法によ
り形成し、続いて、上層のハードマスク膜12として、
SiN膜をCVD法により150nmほど形成する。こ
の例では、上層のハードマスク膜12とキャップ膜4は
同じ材質(SiN)なので、上層のハードマスク膜12
の厚さは、ヴィアホール形成時などのエッチングを経た
ときに、キャップ膜4の厚さを差し引いても十分な膜厚
が残るように厚めに設定される。キャップ膜4の厚さが
70nmの場合、上層のハードマスク膜12としては1
50nm程度あれば十分である。
【0030】つぎに、図2(B)に示すように、上層の
ハードマスク膜12上に反射防止膜13とレジスト14
を塗布し、このレジスト14にリソグラフィ技術により
配線溝パターンを転写し、現像して解像する。具体的に
は、例えば、有機系反射防止膜13を70nmほど上層
のハードマスク膜12上に塗布し、その上にポジ型化学
増幅レジスト14を所定膜厚塗布し、ベーク後に、配線
溝パターンを、KrFエキシマレーザー露光技術を用い
てレジスト14に転写する。現像を施すと、溝配線部分
になるレジスト部分が除去され、溝配線に対応した第1
開口部14aと、ダミーパターンとしての第2開口部1
4bが形成される。
【0031】図6および図7に、このリソグラフィに用
いた設計パターンの一部を示す。図6は配線密度が異な
る部分を示し、図7は比較的配線密度が低い部分を示
す。また、図8(A),図8(B)は、幅広のダミーパ
ターンの形成手順を示す図である。なお、先に示した図
1〜図5(B)は、図6に示すA−A線に沿った箇所に
対応した断面を示すものである。これらの図において、
白抜きの部分が配線パターンCP、斜線部分がダミーパ
ターンDPである。なお、図7には参考まで、当該デュ
アルダマシン配線のヴィアホールVHの設計データも重
ねられている。配線、配線間スペースおよびヴィアホー
ル寸法の最小値は、設計ルールで予め決められている。
【0032】本実施形態では、ダミーパターンDPの幅
を設計ルールの最小値と同じとする。また、ダミーパタ
ーンDPを、配線パターンCPの長辺の端部から当該長
辺に沿って、当該長辺と所定距離をおいて平行に配置す
る。このとき、図6に示すように、ダミーパターンDP
を配線パターンCPと同じ長さにしてもよいし、図7に
示すように、比較的短いダミーパターンDPを、所定間
隔をおいて離散的に配置しても構わない。配線パターン
CPの短辺に関しては、少なくとも、その短辺をカバー
するだけの長さのダミーパターンDPを、当該短辺から
所定距離をおいて平行に配置する。この配線パターンC
PとダミーパターンDPとの間の所定距離は、設計ルー
ルの最小値の1倍以上、2倍未満が望ましい。
【0033】具体的数値を図7の場合で例示すると、設
計ルールの最小値を200nmとした場合、それぞれの
ダミーパターンDPを配線パターンCPから200nm
離して配置する。ダミーパターンDP同士の最小距離も
200nmとする。また、図7の場合、ダミーパターン
DPの基本構成要素は、幅200nm、長さ800nm
の長方形とする。図8(A)に示すように、2本の配線
パターンCP1,CP2の間隔S1が600nm以上で
1000nmより小さい場合、それぞれの配線パターン
CP1,CP2から所定距離(200nm)だけ離して
配置すると、ダミーパターンDP同士の間隔S2が規定
値の200nmより小さくなってしまう。この場合、図
8(B)に示すように、間隔が規定値に満たないダミー
パターン同士をつなげて新たなダミーパターンDPをデ
ータ上で合成する。図7に具体例が示されていないが、
このパターン合成の規則は、配線パターンの短辺に対し
配置されるダミーパターンに対しても適用される。
【0034】なお、ダミーパターンDPは半導体回路の
配線として用いられないので、その最小幅、最小長さ、
最小間隔を、ある程度まで寸法精度をもって解像できる
範囲まで小さくでき、必ずしも、上述したように設計ル
ールの最小値と同じにする必要はなく、これより小さく
してもよい。ただし、できるだけ密にダミーパターンD
Pを配置するためには、ダミーパターンDPの最小幅、
最小長さ、最小間隔を、配線パターンCPの最小幅、最
小長さより大きくしないことが望ましい。また、特に図
示しないが、ダミーパターンを配線パターンの付属と考
えて、ダミーパターンのさらに外側にCMP用のダミー
パターンを配置しても構わない。通常、CMP用のダミ
ーパターン位置は相対的に離れているので、本発明の適
用の効果に影響を与えない。
【0035】つぎに、この設計パターンが転写されたレ
ジスト14(図2(B))をマスクとしたドライエッチ
ング技術を用いて、反射防止膜13および上層のハード
マスク膜12をエッチングし、レジスト14および反射
防止膜13を除去する。これにより、図3(A)に示す
ように、前記配線パターンCPに対応した第1開口部1
2aと、ダミーパターンDPに対応した第2開口部12
bとが上層のハードマスク膜12に形成される。
【0036】図3(B)に示すように、このハードマス
ク膜12の表面を覆うように有機系の反射防止膜15を
塗布する。このときの塗布量は、平坦な基板上に140
nmの厚さで塗布する場合に相当する。ダミーパターン
を設けたため、この塗布膜厚が均一化した。この反射防
止膜厚の均一化については後述する。
【0037】反射防止膜15の上にレジスト16を塗布
し、これにフォトリスグラフィ技術を用いて図3(C)
に示すヴィアパターン形成のための開口部15aを形成
する。このときの露光および現像の条件を、次の表1に
示す。
【表1】 ヴィアホールの目標径:200nm ヴィアホールの最小ピッチ:400nm レジスト:アセタール系ポジ型化学増幅レジスト レジスト膜厚:460nm レチクル:Crレチクル 露光装置および仕様:KrFエキシマレーザー・スキャ
ナー 縮小投影率=1/4 NA=0.63、σ=0.65 現像液:TMAH2.38%含有
【0038】図4(A)に示すように、このレジスト1
6aの開口部を通して反射防止膜15、上層のハードマ
スク膜12のホール内露出端部、および下層のハードマ
スク膜7をエッチングする。このときのエッチング装置
および条件を、次の表2に示す。
【表2】 エッチング装置:ECRプラズマエッチャー 反射防止膜および上層のハードマスク膜同時エッチング
条件:CHFとArとOの混合ガス、30%オーバ
ーエッチ 下層のハードマスク膜エッチング条件:CとAr
とOの混合ガス、30%オーバーエッチ
【0039】たとえば、このエッチング後のレジスト1
6の残膜厚は130nmであり、ヴィアホールのエッチ
ング孔の径は最大値で220nm、最小値で180nm
程度となる。続いて、無機絶縁材料からなる2つのハー
ドマスク膜7,12をマスクに用いて、ヴィアホールの
エッチング孔より露出する有機層間絶縁膜6の部分をエ
ッチングする。これにより、図4(B)に示すように、
ヴィアホールのエッチング孔が無機層間絶縁膜5の上面
まで延長され、このエッチング時に、レジスト16およ
び反射防止膜15が除去(エッチオフ)される。続い
て、上層のハードマスク膜12をマスクに用いて、下層
のハードマスク膜7および無機層間絶縁膜5をエッチン
グする。このとき、図4(C)に示すように、ダミーパ
ターンの箇所では有機層間絶縁膜6がエッチングストッ
パとして機能し、そのエッチング溝が、それ以上深くな
らない。その一方、ヴィアホールのエッチング孔底面に
は有機層間絶縁膜6が開口していることからエッチング
が進み、当該エッチング孔が、キャップ膜4の上面まで
延長される。続いて、同じ上層のハードマスク膜12を
マスクに用いた有機系絶縁膜6のエッチングを行う。こ
れにより、図5(A)に示すように、ポリアリルエーテ
ル系の有機高分子膜などからなる有機層間絶縁膜6がエ
ッチングされ、その結果、配線パターン溝と、その両側
のダミーパターンの溝が完全に形成される。続いて、ヴ
ィアホールのエッチング孔底面に露出するキャップ膜4
の部分をエッチングすると、ヴィアホールが完全に形成
され、下層配線層3の上面が露出する。このとき、同じ
膜材料の上層のハードマスク膜12が膜減りし、図5
(B)に符号12’で示す薄いハードマスク膜となる。
【0040】その後は、基板を洗浄し、ヴィアホール、
配線パターン溝およびダミーパターン溝の内壁にバリア
メタル膜、銅のメッキシード膜を形成し、メッキ技術を
用いて銅をヴィアホールおよび各溝内に一括して埋め込
む。そして、CMP技術を用いて、上面の余分な銅、上
層のハードマスク膜12’、さらには下層のハードマス
ク膜7の上層部分を除去する。その後、図1に示すキャ
ップ膜8として、例えばSiN膜を70nmほどCVD
法により形成する。以上により、図1に示すデュアルダ
マシン構造の金属埋め込み配線層9が完成する。
【0041】[第2実施形態]図9および図10に、第
2実施形態に係る半導体装置の製造において、上層のハ
ードマスク膜のリソグラフィに用いた設計パターンの一
部を示す。図9は配線密度が異なる部分を示し、図10
は比較的配線密度が低い部分を示す。第1実施形態と同
様、白抜きの部分が配線パターンCP、斜線部分がダミ
ーパターンDPである。なお、図10には参考まで、当
該デュアルダマシン配線のヴィアホールVHの設計デー
タも重ねられている。配線、配線間スペースおよびヴィ
アホール寸法の最小値は、設計ルールで予め決められて
いる。
【0042】本実施形態では、配線パターンCPの端部
の周辺だけに、ダミーパターンDPを配置させる。ダミ
ーパターンDPの長さ、幅の規定は、例えば第1実施形
態で示した基本構成要素が採用できる。また、ダミーパ
ターンDPの配線パターンCPからの距離は、第1実施
形態と同様とする。すなわち、図10の場合で例示する
と、設計ルールの最小値を200nmとした場合、ダミ
ーパターンDPの基本構成要素は、幅200nm、長さ
800nmの長方形とする。また、それぞれのダミーパ
ターンDPを配線パターンCPから200nm離して配
置し、ダミーパターンDP同士の最小距離も200nm
とする。ダミーパターンDPを合成する場合、図8
(A),図8(B)に示す方法で行うものとする。な
お、ダミーパターンDPは、第1実施形態と同様、その
最小幅、最小長さ、最小間隔を、ある程度まで寸法精度
をもって解像できる範囲まで小さくできる。
【0043】この上層のハードマスク膜のパターンが異
なるのみで、デュアルダマシン構造を有する半導体装置
の基本断面構造および製造方法は、第1実施形態と同じ
である。
【0044】[第3実施形態]図11および図12に、
第3実施形態に係る半導体装置の製造において、上層の
ハードマスク膜のリソグラフィに用いた設計パターンの
一部を示す。図11は配線密度が異なる部分を示し、図
12は比較的配線密度が低い部分を示す。第1実施形態
と同様、白抜きの部分が配線パターンCP、斜線部分が
ダミーパターンDP、“×”印の正方形がヴィアホール
VHの形成箇所である。配線、配線間スペースおよびヴ
ィアホール寸法の最小値は、設計ルールで予め決められ
ている。
【0045】本実施形態では、ヴィアホールVHの形成
箇所の配線パターン部分の周辺だけに、ダミーパターン
DPを配置させる。ダミーパターンDPの長さ、幅の規
定は、例えば第1実施形態で示した基本構成要素が採用
できる。また、ダミーパターンDPの配線パターンCP
からの距離は、第1実施形態と同様とする。すなわち、
図12の場合で例示すると、設計ルールの最小値を20
0nmとした場合、ダミーパターンDPの基本構成要素
は、幅200nm、長さ800nmの長方形とする。ま
た、それぞれのダミーパターンDPを配線パターンCP
から200nm離して配置し、ダミーパターンDP同士
の最小距離も200nmとする。ダミーパターンDPを
合成する場合、図8(A),図8(B)に示す方法で行
う。なお、ダミーパターンDPは、第1実施形態と同
様、その最小幅、最小長さ、最小間隔を、ある程度まで
寸法精度をもって解像できる範囲まで小さくできる。
【0046】この上層のハードマスク膜のパターンが異
なるのみで、デュアルダマシン構造を有する半導体装置
の基本断面構造および製造方法は、第1実施形態と同じ
である。
【0047】以下、このようなダミーパターンを近接配
置しない場合(比較例)を述べ、この比較例との対比に
おいて、上述した第1〜第3実施形態の利点(効果)を
説明する。
【0048】[比較例1]比較例1は、前述した図6,
図9,図11と同じ配線パターンを有する設計データ上
で、ダミーパターンを省略した場合である。図13は、
この比較例1の設計データのパターン図、図14は、そ
の一部の拡大図である。図15は図13のB−B線に沿
った半導体装置上層部分の断面図であり、図16は図1
4のC−C線に沿った半導体装置上層部分の断面図であ
る。この比較例1に係る半導体装置は、図13および図
14に示すパターンが異なるのみで、半導体装置の基本
断面構造および製造方法は、第1〜第3実施形態と同じ
である。また、図13および図14に示す配線パターン
CPの仕様は、上述した第1〜第2実施形態と同じであ
る。
【0049】下層のハードマスク膜7上に、上層のハー
ドマスク膜12となるSiN膜をCVD法により150
nmほど形成し、このSiN膜に、図13および図14
に示す設計データを基に作成されたフォトマスクを用い
たリソグラフィ技術とエッチング技術により、設計値の
幅が200nmの配線パターン溝(第1開口部12a)
を形成した。この上層のハードマスク膜12の表面を覆
うように有機系の反射防止膜15を塗布した。この状態
での断面図が図15と図16であり、これらは第1実施
形態における図3(B)に相当する。このように、比較
例1では、上層のハードマスク膜12のパターンが異な
るが、下層のハードマスク膜7、上層のハードマスク膜
12および反射防止膜15の材料、膜厚および形成方法
は、前述した第1実施形態と同じである。この比較例1
の下層のハードマスク膜7より下の構成は、前述した第
1〜第3実施形態とパターンも含め同じである。
【0050】この比較例1の製造に用いた設計パターン
は、図13に示すパターン密集部と孤立パターンを有
し、さらに配線間隔が異なるパターン密集部を幾つも有
している。このパターンを用いて作製した比較例1の半
導体装置に対し、図14に示す配線パターンCP間の距
離S3と、反射防止膜15の厚さTとの関係を調べた。
図17は、このときの測定結果を示すグラフである。塗
布膜厚Tの測定は、図16に示すように、溝内で反射防
止膜15が最も厚くなる配線端で測定した。このときの
反射防止膜15の塗布量は、平坦な基板上に140nm
の厚さで塗布する場合に相当し、塗布後に215℃で9
0分間のベークを施した。測定点は、図14に示す配線
端と配線中央部である。配線端では3方をハードマスク
に囲まれているので、図17のグラフに示すように、配
線中央部に比べて塗布膜厚が厚くなる。配線間隔S3が
200nmと最も小さいパターン密集部での塗布膜厚
は、配線中央部で180nm、配線端ではそれより8n
m厚い188nmになる。配線間隔が大きくなるだけそ
の差が拡がり、孤立パターンでの膜厚は、配線中央部で
230nm、配線端ではそれより40nm厚い270n
mになる。
【0051】図18(A)および図18(B)は、この
反射防止膜を用いたフォトリスグラフィにおけるレジス
トパターニング時と、エッチング後の断面図である。こ
れらの図は、第1実施形態では図3(C)と図4(A)
に相当する。図18(A)に示すように、その後、この
反射防止膜15上にレジストを塗布し、このレジスト1
6にフォトリソグラフィ技術を用いてヴィアホールの開
口部16aを形成した。このときの露光および現像の条
件は、前記表1と同じである。つぎに、図18(B)に
示すように、このレジスト16の開口部を通して反射防
止膜15、上層のハードマスク膜12のホール内露出端
部、および下層のハードマスク膜7をエッチングした。
このときのエッチング装置および条件は、前記表2と同
じである。そして、このレジスト開口部16aを通して
下層のハードマスク膜7に形成したヴィアホールVHの
ボトム側径S4を配線間隔S3の異なる箇所で測定し
た。
【0052】図19は、このときの測定結果を示すグラ
フである。このグラフより、反射防止膜15の塗布膜厚
が薄くなるほどヴィアホール径S4が大きくなり、反射
防止膜厚のバラツキがそのままホール径に反映され、ホ
ール寸法の制御が困難であることがわかる。
【0053】[比較例2]特開平10−27799号公
報には、埋め込み配線構造でCMP法による層間絶縁膜
の平坦化を補助するために、配線と配線との間にダミー
配線を配置した半導体装置が開示されている。CPM法
での平坦化を補助するには、一辺が数10μmの面積で
配線密度が均一化されていればよい。したがって、ダミ
ー配線は、半導体回路の配線として用いられる本来の配
線から1μm以上離れて、その大きさも一辺が1μm角
以上としたものが多い。また、特開2000−2862
63号公報には、ダミー配線を配置したことによる配線
容量の増大を抑制するために、配線の側端からその配線
幅の2〜4倍の距離だけ離してダミー配線を配置した半
導体装置が開示されている。
【0054】[比較例1と実施形態の対比]前述した比
較例1では、前述した図17のグラフに示すように、反
射防止膜15の配線間隔依存性が大きく、また、配線中
央部と配線端との塗布膜厚格差が大きい。とくに、配線
のパターン密度が大きな箇所でレジストとの選択比が取
れずに、図18(B)の工程で反射防止膜15のエッチ
ングが困難になる。反射防止膜15の塗布膜厚の違いの
分だけ、図18(A)の工程でヴィアホールを露光転写
するときにデフォーカスしてしまい、ヴィアホールパタ
ーン寸法を制御できない。また、反射防止膜15の段差
により、その上のレジスト膜厚が変動し、レジスト中の
定在波効果(干渉効果)が大きくなり、ヴィアホールパ
ターンの寸法が制御できない。図19のグラフは、この
ことを如実に示している。
【0055】この反射防止膜厚変動が生じると、次の図
18(B)のエッチング工程で、反射防止膜厚の最大値
270nmを基準として、その30%のオーバーエッチ
ング量を考慮すると、350nm相当の反射防止膜のエ
ッチングができるようなエッチング条件の設定が必要と
なる。図18(B)の断面で観察すると、位置ずれした
ときのために上層のハードマスク膜12のエッチングを
行った段階でレジスト16が、残膜厚で80nmしか残
っていなかった。また、そのとき、反射防止膜15が薄
い箇所では、かなりのオーバーエッチングがかかってい
た。レジスト16を厚膜化したいが、リソグラフィの解
像性、フォーカス深度が足りなくなるので、できない。
これらの影響で、図18(B)に示すように、下層のハ
ードマスク膜12のエッチング段階で反射防止膜15が
薄い箇所のヴィアホール径が拡がってしまい、隣接する
パターンとの電気的耐圧が確保できなくなる。あるい
は、反射防止膜15が厚い箇所ではヴィアホール径が小
さくなりすぎて、後で銅を埋め込むことが困難となる。
【0056】この問題を解決するために、本発明の第1
〜第3実施形態では、本来の配線パターンCPに対し、
例えば設計ルールの最小値程度の近距離をおいてダミー
パターンDPを配置している。図20(B)は、第1実
施形態に係る図6のA−A線に沿った断面図において、
反射防止膜15を塗布した段階の半導体装置上層部分の
断面図である。また、図20(A)に、これと対応する
比較例1に係る断面図であって、図13のB−B線に沿
った断面のうち孤立パターン周囲の半導体上層部分を示
す。これらの図から、中央の配線パターンの測定点(配
線側端)の反射防止膜15の塗布膜厚を比較すると、図
20(A)の比較例1における塗布膜厚Taに比べ、ダ
ミーパターンを両側に配置した図20(B)の第1実施
形態における塗布膜厚Tbが明らかに薄くなっているこ
とが分る。図17から分かるように、比較例1では、配
線間隔が約1200nm以上のときの配線端で反射防止
膜15が最大になり、その最大膜厚は270nmであっ
た。これに対し、例えば第1実施形態を例にとると、配
線間隔が595nm以上のときの配線端で反射防止膜1
5が最大になり、その最大膜厚は223nmであった。
この場合、反射防止膜15の塗布膜厚の最大値が47n
m減少したことになる。
【0057】このように、ダミーパターンの近接配置に
よる反射防止膜15の塗布膜厚の調整によって、配線の
粗密があるパターン全体で塗布膜厚を揃える方向に変化
させることが可能となる。その結果、ヴィアホールの径
が半導体装置を構成するチップ内あるいはウェハ内で均
一にできる。図21は、第2実施形態におけるダミーパ
ターンの配置方法を用いて形成した半導体装置におい
て、配線間隔S3とヴィアホール径S4の関係を示すグ
ラフである。図22は、第3実施形態におけるダミーパ
ターンの配置方法を用いて形成した半導体装置におい
て、配線間隔S3とヴィアホール径S4の関係を示すグ
ラフである。これらのグラフを、図19と比較すると明
らかなように、反射防止膜15の均一化がヴィアホール
径S4を揃えることに有効なことが分る。とくに、第2
実施形態では配線端周囲にダミーパターンを配置し、第
3実施形態ではヴィアホール形成箇所の周囲にダミーパ
ターンを配置し、そのホール形成箇所が配線端であるこ
とから、配線端のヴィアホール径S4は約5〜7nm程
度の非常に狭い範囲内に揃えることができた。なお、図
22の配線中央部のヴィアホール径S4は変動している
が、これは、たまたまヴィアホールの形成箇所が配線端
付近であるためであり、このヴィアホール形成箇所が配
線中央部の場合はその周囲にダミーパターンを設けるこ
とにより、同様にヴィアホール径を揃えることが可能と
なる。以上のように、ヴィアホール径が均一化されるこ
とによって、銅の埋め込みが容易となり、またヴィアホ
ールの電気的耐圧を向上させることが可能となる。
【0058】[比較例2と実施形態との対比]比較例2
では、配線の周囲にダミーパターンを設ける点で、本発
明の実施形態と共通する。しかし、比較例2のダミー配
線は、CMP法による層間絶縁膜の平坦化を補助するこ
とを目的としていて、本実施形態が反射防止膜の膜厚変
動を抑制することによってヴィアホール径の均一化を図
ることを目的としている点で異なる。
【0059】この目的が異なると、本来の配線とダミー
配線との最適な距離が異なる。たとえば、特開2000
−286263号公報では、配線の側端からその配線幅
の2〜4倍の距離を離してダミー配線を配置している。
これに対し、本発明の実施形態では、好ましくは、配線
パターンCPとダミーパターンDPとの距離を設計ルー
ルの最小値の2倍未満とする。配線パターンCPとダミ
ーパターンDPとの距離を最も近づけた場合、設計ルー
ルの最小値の1倍としてもよいし、さらに、ダミーパタ
ーン寸法の均一性を損なわない範囲で、設計ルールの最
小値より近づけてもよい。
【0060】また、特開2000−286263号公報
に記載した本来の配線とダミー配線との距離の規定で
は、配線間隔が小さい場合に、ダミー配線を配置できな
い場合がある。図23(A)および図23(B)は、こ
のダミー配線を配置できない場合を説明するためのパタ
ーン平面図である。図23(A)に示すように、本来の
配線201と202の間に、それぞれの配線から配線幅
Wの2倍(2W)の距離をおいてダミー配線203を配
置する場合、本来の配線同士の間隔Dが、(ダミー配線
の最小値Wd)+2×(配線とダミー配線との最小間
隔)=Wd+2W(W:最小配線幅)より小さい箇所に
は、ダミー配線203を配置できない。ここで、CMP
用のダミー配線の幅は、特開2000−286263号
公報の請求項7に記載されているように最小配線幅Wよ
り大きなものを用いる。この場合、図23(B)に示す
ように、配線同士の間隔Dが5Wより小さい箇所にはダ
ミー配線を配置できない。いま、仮に、このようなCM
P用のルールを適用してダミー配線を本実施形態で配置
しようとすると、最小配線幅Wが200nmの場合の図
17において、5W=1000nmより大きな配線間隔
では反射防止膜15の塗布膜厚が最大値に近くになって
しまい、このダミー配線を配置できない箇所で反射防止
膜が薄くできず、本実施形態と同様な効果が全く得られ
ない。
【0061】これに対し、本発明の実施形態では、配線
パターンCPとダミーパターンDPとの間隔が設計ルー
ルの最小値(例えば、最小配線幅W)の2倍未満、例え
ば設計ルールの最小値の1倍以上、2倍未満あればダミ
ーパターンDPを配置できる。したがって、配線同士の
間隔が設計ルールの最小値の3倍程度あれば十分にダミ
ーパターンDPの配置が可能である。したがって、本実
施形態に係るダミーパターンの配置規定に従うほうが、
CMP用のダミー配線の配置規定に従うより大幅に反射
防止膜厚を均一化できる。また、第2実施形態では反射
防止膜15が厚くなる配線端周囲にダミーパターンを配
置し、第3実施形態では反射防止膜の均一化の最終目的
であるヴィアホール径の均一化に有効な箇所のみにダミ
ーパターンを配置することによって、ダミーパターンの
面積を極力減らし、配線間容量の低減を図っている。
【0062】
【発明の効果】本発明の第1の観点に係る半導体装置の
製造方法によれば、レジスト開口部の一合わせ対象であ
る凹部周囲に余分な反射防止膜を落とし込む溝を形成す
ることにより、反射防止膜やレジストの膜厚のばらつき
を抑制できる。同様に、本発明の第2の観点に係る半導
体装置の製造方法によれば、第2の膜に、配線パターン
となる第1開口部と、この第1開口部に対し所定距離を
おいて、余分な反射防止膜材料を落としこむ第2開口部
とが配置されることによって、反射防止膜やレジストの
膜厚のばらつきを第1開口部の密度差がある箇所で抑制
できる。また、これによって、第2の膜をマスクとした
第1の膜のエッチング形状が均一化できる。そのため、
このエッチング箇所に導電材料を埋め込む工程で、この
導電材料を均一に埋め込むことができる。その結果、多
層配線構造における第1の膜に埋め込む導電部分をさら
に小さくし、あるいは導電部分をさらに近づけるなどし
て、高密度に集積した多層配線構造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置のデュアル
ダマシン構造の基本的な構成例を示す断面図である。
【図2】(A)および(B)は、図1の半導体装置の製
造において、上層のハードマスク膜のパターニング用の
レジスト形成工程までを示す断面図である。
【図3】(A)〜(C)は、図2に続く工程において、
ヴィアホール形成用レジストのパターニング工程までを
示す断面図である。
【図4】(A)〜(C)は、図3に続く工程において、
ヴィアホールを無機層間絶縁膜まで延長したエッチング
工程までを示す断面図である。
【図5】(A)および(B)は、図4に続く工程におい
て、ヴィアホール底面のキャップ膜をエッチングにより
除去する工程までを示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態で上層のハードマスク膜
のパターニングに用いた設計パターンの、配線密度が異
なる部分を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施形態で上層のハードマスク膜
のパターニングに用いた設計パターンの、配線密度が比
較的に低い部分を示す平面図である。
【図8】(A)および(B)は、本発明の第1実施形態
のパターン設計において、幅広のダミーパターンの形成
手順を示す平面図である。
【図9】本発明の第2実施形態で上層のハードマスク膜
のパターニングに用いた設計パターンの、配線密度が異
なる部分を示す平面図である。
【図10】本発明の第2実施形態で上層のハードマスク
膜のパターニングに用いた設計パターンの、配線密度が
比較的に低い部分を示す平面図である。
【図11】本発明の第3実施形態で上層のハードマスク
膜のパターニングに用いた設計パターンの、配線密度が
異なる部分を示す平面図である。
【図12】本発明の第3実施形態で上層のハードマスク
膜のパターニングに用いた設計パターンの、配線密度が
比較的に低い部分を示す平面図である。
【図13】本発明の実施形態に対する比較例1で上層の
ハードマスク膜のパターニングに用いた設計パターン
の、配線密度が異なる部分を示す平面図である。
【図14】図13に示す平面図の一部を拡大した図であ
る。
【図15】図13のB−B線に沿った比較例1の半導体
装置の上層部分の断面図である。
【図16】図14のC−C線に沿った比較例1の半導体
装置の上層部分の断面図である。
【図17】比較例1の半導体装置で、配線間隔と反射防
止膜の塗布膜厚との関係を示すグラフである。
【図18】(A)および(B)は、比較例1の半導体装
置で、反射防止膜を用いたフォトリスグラフィにおける
レジストパターニング時と、エッチング後の断面図であ
る。
【図19】比較例1の半導体装置で、配線間隔とヴィア
ホール径との関係を示すグラフである。
【図20】(A)は、比較例1係る図13のB−B線に
沿った孤立パターンの箇所で、反射防止膜の塗布膜厚の
測定箇所を示す断面図である。(B)は、第1実施形態
に係る図6のA−A線に沿った箇所で、反射防止膜の塗
布膜厚の測定箇所を示す断面図である。
【図21】第2実施形態におけるダミーパターンの配置
方法を用いて形成した半導体装置において、溝配線間隔
とヴィアホール径の関係を示すグラフである。
【図22】第3実施形態におけるダミーパターンの配置
方法を用いて形成した半導体装置において、配線間隔と
ヴィアホール径の関係を示すグラフである。
【図23】(A)および(B)は、本発明の実施形態に
対する比較例2において、ダミー配線を配置できない場
合を説明するためのパターン平面図である。
【図24】(A)〜(C)は、2層ハードマスクを用い
た従来のデュアルダマシン配線構造の製造過程を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…下層の層間絶縁膜、2…下層のハードマスク膜、3
…下層配線層、4…キャップ膜、5…無機層間絶縁膜
(第1の膜)、6…有機層間絶縁膜(第1の膜)、7…
下層のハードマスク膜、8…キャップ膜、9…金属埋め
込み配線層、10…ダミー金属埋め込み配線層、11…
バリアメタル膜、12…上層のハードマスク膜(第2の
膜)、12a…第1開口部(段差凹部)、12b…第2
開口部(反射防止膜材料を落とし込む溝)、13…反射
防止膜、14…(ポジ型化学増幅)レジスト、14a,
14b…レジストの開口部、15…反射防止膜、16…
レジスト、CP,CP1,CP2…配線パターン、DP
…ダミーパターン、VH…ヴィアホール
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 Fターム(参考) 5F033 HH11 JJ11 KK11 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP27 QQ04 QQ09 QQ10 QQ12 QQ25 QQ28 QQ37 QQ48 QQ91 RR04 RR06 RR21 RR22 RR23 RR24 RR25 SS11 SS22 UU03 VV01 WW01 XX03 XX15 5F038 CA18 CD18 CD20 EZ11 EZ20 5F046 PA01 5F064 DD26 EE32 EE42 GG03 GG10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の主面上に積層され表面に段差を有し
    た膜上に、反射防止膜を塗布し、塗布した反射防止膜上
    に、前記段差に周囲を囲まれてできた凹部に合わせて開
    口部が位置するレジストパターンを形成する工程を含む
    半導体装置の製造方法であって、 前記反射防止膜の塗布時に、前記レジストパターンの開
    口部を位置合わせする凹部周囲の段差上部の上から余分
    な反射防止膜材料を落とし込むための溝を、当該凹部か
    ら所定距離だけ離して予め形成する工程を含む半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記所定距離が、設計ルールの最小間隔の
    1倍以上、2倍未満である請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記凹部周囲の前記反射防止膜の塗布膜厚
    が所定値以上の段差上部の周囲に前記反射防止膜材料を
    落とし込む溝を形成し、当該反射防止膜の塗布膜厚が所
    定値より薄い段差上部の周囲には前記反射防止膜材料を
    落とし込む溝を形成しない請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板上に多層配線構造を形成する半
    導体装置の製造方法であって、 前記多層配線構造の形成途中で最表面に位置する第1の
    膜上に、疎密度が異なるパターンの第2の膜を形成する
    工程と、 第2の膜上を含む全面に反射防止膜とレジストを順次塗
    布し、当該レジストをパターニングして開口部を形成す
    る工程と、 前記レジストの開口部を介して反射防止膜と第1の膜を
    エッチングする工程と、 第1の膜のエッチング箇所に導電材料を埋め込む工程と
    を有し、 前記第2の膜にパターンを形成する工程では、前記第1
    の膜に形成する所望のエッチングパターンに対応し疎密
    度が異なる第1開口部のほかに、当該第1開口部のそれ
    ぞれから所定距離をおいて配置され、前記反射防止膜の
    塗布時に第1開口部の周囲から余分な反射防止膜材料を
    落とし込む第2開口部を予め形成する半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】前記所定距離が、設計ルールの最小間隔の
    1倍以上、2倍未満である請求項4記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】前記第2の膜にパターンを形成する形成工
    程では、 前記第1開口部の長辺に対して、それぞれ前記所定距離
    だけ離れた位置に、第1開口部より長さが短い複数の前
    記第2開口部が離散的に配置されるパターンに第2の膜
    材料をエッチングする請求項4記載の半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】前記第2の膜にパターンを形成する工程で
    は、前記第1開口部より長さが短い第2開口部が、前記
    第1開口部の長手方向の両端部周辺に配置されるパター
    ンに第2の膜材料をエッチングする請求項6記載の半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記第2の膜にパターンを形成する工程で
    は、前記レジストの開口部が形成される位置周囲に、前
    記第1開口部より長さが短い第2開口部が予め配置され
    るように第2の膜材料をエッチングする請求項6記載の
    半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1の膜は層間絶縁膜であり、 前記第2の膜は当該層間絶縁膜よりエッチング速度が低
    い、層間絶縁膜のエッチング時のマスク層である請求項
    4記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第1の膜は有機系の層間絶縁膜であ
    り、 前記第2の膜は、前記レジストと反射防止膜のパターン
    ニング時に未だパターンが形成されていない下層の無機
    マスク層と、前記第1の開口部および第2の開口部が形
    成された上層の無機マスク層とからなり、 前記第1の膜をエッチングする工程では、レジストの開
    口部を通して反射防止膜部分と下層の無機マスク層を含
    む第2の膜部分を除去してから、その下の第1の膜をエ
    ッチングする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第1の膜は、前記第1の膜のエッチ
    ングによりヴィアホールが形成される下層の層間絶縁膜
    と、ヴィアホールに連通した配線溝が形成される上層の
    層間絶縁膜とから構成され、 前記第1の膜のエッチングによりヴィアホールが形成さ
    れた上層の層間絶縁膜に、第2の膜の第1開口部を介し
    て行うエッチングにより配線溝を形成する工程をさらに
    含む請求項9記載の半導体装置の製造方法。
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