JP2003302357A - 低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した核密度測定器及び密度測定方法 - Google Patents

低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した核密度測定器及び密度測定方法

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JP2003302357A
JP2003302357A JP2003004201A JP2003004201A JP2003302357A JP 2003302357 A JP2003302357 A JP 2003302357A JP 2003004201 A JP2003004201 A JP 2003004201A JP 2003004201 A JP2003004201 A JP 2003004201A JP 2003302357 A JP2003302357 A JP 2003302357A
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radiation source
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energy
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Robert E Troxler
ロバート・イー・トロクスラー
W Linus Dep
ダブリュー・ライナス・デプ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料サンプルの表面下の比較的薄いゾーンに
おける密度を測定することに適した、低レベル放射性ガ
ンマ放射線源を使用する核密度測定器を提供する。 【解決手段】 筐体14とサンプル表面上に置かれるベ
ース12とを具備する。固有一次エネルギーと100マ
イクロキュリー以下の放射能を持つガンマ放射線源22
が筐体内に取り付けられ、放射線はベース12を通って
下にあるサンプル内に放射される。筐体内には後方散乱
されたガンマ放射線を検出してそのエネルギーレベルを
定量化するエネルギー選択的検出器28が線源との間に
遮蔽物36を置いて取り付けられる。0.1Mevの下
限から線源の固有一次エネルギー未満の上限までの所定
のエネルギースペクトルに含まれる放射線計数を検出す
るためにアナライザ39が検出器に接続され、密度はア
ナライザによって得られたガンマ放射線計数に基づいて
計算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密度の測定技術、特
にガンマ放射線を使用してサンプルの密度を測定するた
めの検査器機及び検査方法に関する。本発明は、サンプ
ルの表面下の比較的薄いゾーンにおける密度を測定する
ことに特に適する。
【0002】
【従来の技術】アスファルト舗装工事業界において、携
帯用核測定器(nuclear gauge)はアスファルト舗装の
密度を測定するために頻繁に使用されている。しばしば
アスファルト舗装材は、準備された路床基礎(ファウン
デーション)または既にある舗装道路上の例えば2.5
センチ乃至5.1センチ(1インチ乃至2インチ)のオ
ーダの厚さの層といった比較的薄い層に適用される。結
果、舗装表面下の例えば2.5センチ乃至7.6センチ
(1インチ乃至3インチ)の深さの比較的薄いゾーンに
おける舗装サンプルの密度を測定する必要性が存在す
る。この目的を達するために、核密度測定器(nuclear
density gauge)が舗装材の薄い層の密度を直接測定す
るために開発されてきた。例えば、このタイプの核「薄
層」測定器は同時に所有する米国特許第4,641,03
0号、第4,701,868号及び第6,310,936号
に記載されている。これらの特許文書に記載された測定
器は約8ミリキュリー(millicuries)のセシウム13
7(Cesium-137)を含むセシウム137(137Cs)ガ
ンマ放射線源を使用する。下にあるサンプルからコンプ
トン(Compton)散乱されたガンマ放射線は2つの幾何
学的に異なる放射線源・検出器間関係を形成するよう位
置付けられたガイガーミュラー管(Geiger-Muuller tub
es)によって検出され、材料の密度はそれぞれの検出器
によって検出されたガンマ放射線計数(ガンマ放射線カ
ウント)に基づいて計算される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの測定器におけ
るガンマ放射線源の放射能はミリキュリーの範囲にあっ
てかなり小さく、オペレータは通常の用心と注意をもっ
て安全に使用することができるが、監督官庁はこうした
測定器の取り扱い、輸送、保管及び用途に規制を課し、
またこうした測定器を操作する資格が与えられた人にも
規制を課す。それ故に、既存の測定器の規制要件を免れ
るずっと低い放射能レベルの放射線源を使用する測定器
の必要性が存在する。
【0004】以上のことから本発明の課題は、サンプル
の表面下の比較的薄いゾーンにおける密度を測定するこ
とに適し、低レベル放射性放射線源を使用する、核測定
器を提供することにある。
【0005】特に本発明の課題は、ミリキュリー範囲の
放射能、特に100マイクロキュリー以下、望ましくは
50マイクロキュリー以下、の放射能を有するガンマ放
射線源を使用して動作することができる測定器を提供す
ることにある。これらの低レベル放射性放射線源を使用
する測定器はたとえあるとしてもより少なく、より厳重
でない制約と規制の対象になる。
【0006】低放射能放射線源を使用する核測定器を製
造する従来の試みは、精度のレベルが制限されるため
に、限られた成功しか収めていない。例えば、低レベル
放射性核線源を使用するある一つの従来の核測定器は同
時に所有する米国特許第4,766,319号に記載され
ている。低放射能ガンマ放射線源に基づく測定器を開発
することにおける主たる難しさは、ガンマ放射線検出器
の信号対ノイズ比が低放射能線源からのガンマ放射線流
が比較的低いために低いということである。検査対象と
なる材料に存在するある種の自然に存在する放射性元素
(例えばK−40、UとTh)からのバックグラウンド
放射線は測定精度を犠牲にすることなくしては無視する
ことができないノイズを生成する。より高い放射能のガ
ンマ放射線源(例えば8000マイクロキュリーCs1
37放射線源)を使用する従来の測定器では、信号対ノ
イズ比は高く、バックグラウンド放射線は重大な誤差の
原因を成さない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、舗装材サンプ
ルの表面下の比較的薄いゾーンにおける密度を測定する
ことに適した核密度測定器及び方法を提供する。本測定
器は、材料サンプルの表面下の例えば最大2.5センチ
(1インチ)または7.6センチ(3インチ)と同程度
の特定の深さまでのゾーンにおける密度を測定するよう
設計されてよい。本測定器は、100マイクロキュリー
以下の総放射能を有する一つ以上のガンマ放射線源を使
用する。本測定器は、材料サンプルの表面上に配置され
るのに適合した測定器筐体を具備する。マイクロキュリ
ー放射線源はベース(base)を通して下にある材料サン
プル内にガンマ放射線を放出するために前記測定器筐体
内に取り付けられる。少なくとも一つのエネルギー選択
的ガンマ放射線検出器(energy selective gammma radi
ation detector)が前記測定器筐体内に前記ガンマ放射
線源とは空間的に隔たった位置関係になるよう取り付け
られ、この検出器は検出したガンマ放射線のエネルギー
レベルを表す信号を作り出す働きをすることができる。
また密度計算手段が前記検出器に接続され、前記密度計
算手段は前記検出器によって検出されたガンマ放射線の
所定部分のエネルギースペクトルに含まれるエネルギー
レベルを有する検出信号に基づいて材料の密度の値を計
算する働きをすることができる。本発明が提供する核密
度測定器では、前記密度計算手段は前記検出器に接続さ
れたアナライザ(analyzer)を含んでよく、その際、前
記アナライザは前記検出器からの信号を前記所定部分の
エネルギースペクトルに対応する一つ以上のチャネルに
分類し累積する。前記アナライザは、例えば、前記検出
器によって検出されたガンマ放射線のエネルギースペク
トル上の複数の離散チャネルに信号を分類し累積する多
重チャネル・アナライザを構成してよい。これらの離散
チャネルの一つ以上のチャネルは前記所定部分のエネル
ギースペクトルを画定する。
【0008】本発明が提供するある特定の核密度測定器
では、密度計算に使用される前記所定部分のエネルギー
スペクトルは0.1Mevの下限以上と前記放射線源の
固有一次エネルギー(characteristic primary energ
y)未満の上限とを有する。前記ガンマ放射線源は0.
662Mevの一次エネルギーを持つ少なくとも一つの
セシウム137ガンマ放射線源を含んでよい。好ましく
は、前記検出器はシンチレーション検出器(scintillat
ion detector)であり、当該システムは、特定のエネル
ギースペクトルに含まれるエネルギーを有する計数(カ
ウント)を識別することができる、前記シンチレーショ
ン検出器に接続されたアナライザを具備してよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の態
様を添付図面を参照して詳細に説明する。しかしながら
本発明は多くの異なる形式で実施されてよく、以下ここ
に説明される実施の態様に限定されるものではない。こ
れらの態様は、本開示が徹底かつ完全となるよう、か
つ、本発明の技術的範囲を当業者に明示するために、提
供されるものである。なお添付図面において類似符号が
類似の要素に付される。
【0010】[理論の説明]本発明はガンマ放射線の物
質との散乱・吸収特性に基づく。2Mev未満のエネル
ギーを持つガンマ放射線では、物質との2つの優勢な相
互作用メカニズムが存在する。0.1Mev乃至2Me
vのエネルギー範囲において、優勢な相互作用メカニズ
ムは非弾性散乱(コンプトン散乱)である。0.1Me
v未満のエネルギーでは、優勢な相互作用メカニズムは
光電吸収(photoelectric absorption)である。0.1
Mev乃至2Mevのエネルギー範囲では、ガンマ放射
線散乱量(エネルギーの減衰(energy degradation))
は物質の電子密度の関数であって、それ故に密度は基本
的な測定特性である。これにより、物質組成によってよ
り影響されない単位長密度当たりの核減衰量(nuclear
attenuation per unit-length mass-density)がもたら
される。0.1Mev未満のエネルギーでは、ガンマ放
射線の光電吸収は物質の原子数に敏感であって、従って
物質の化学(元素)組成に敏感である。それ故に、十分
なエネルギーを持つガンマ放射線源が物質近くに置か
れ、エネルギー選択的ガンマ放射線検出器がガンマ放射
線検出に使用されると、主にコンプトン散乱を経たガン
マ放射線が排他的に計数可能である。適切な較正によ
り、ガンマ放射線計数は絶対密度に変換することができ
る。
【0011】本発明の特定の実施態様によれば、0.6
62Mevの一次エネルギーを持つ 137Csガンマ放射
線源が使用される。しかしながら、例えば60Coといっ
た異なる一次エネルギーレベルを持つ他のガンマ放射線
源を使用することが可能である。サンプルと相互作用し
ているガンマ放射線は、好ましくは所定のエネルギース
ペクトルに含まれるガンマ放射線を検出するよう構成さ
れたエネルギー選択的検出器である検出器を使って測定
される。ガンマ放射線検出器は望みのエネルギースペク
トルが選択されるよう様々な方法で構成されてよい。例
えば、本明細書に明示され記載される実施態様では、エ
ネルギー選択的シンチレーション検出器、特に光電子増
倍管(PMT(photomultiplier tube))に取り付けら
れたヨウ化ナトリウム(NaI)結晶が使用される。
137Cs放射線源を使用すると、サンプルと相互作用する
0.1Mev乃至0.4Mevの所定範囲にあるガンマ
放射線が計数される。更なる特定の実施態様では、0.
1Mev乃至0.25Mevの所定範囲にあるガンマ放
射線が計数される。このエネルギースペクトルに含まれ
るガンマ放射線は下にある物質に作用し、このガンマ放
射線は、検出器のために後方散乱されているガンマ放射
線である。コンプトン散乱が原因で、放射線は 137Cs
放射線源の一次エネルギー0.662Mev未満のより
低いエネルギーを持つ。137Cs以外のガンマ放射線源
では、上限は選ばれた特定の放射線源のエネルギー分布
に基づいて類似の方法で選択されるであろう。
【0012】[装置の説明]図1に本発明に係る測定器
の実施の一態様を示す。本測定器は符号10によって概
略的に示される。本測定器は実質的に平らな下部表面を
有するベース12と、ベース12と協働して測定器10
の様々なコンポーネントを保護的に囲む測定器筐体14
とを備える。取っ手16は測定器筐体14から上に伸び
測定器10の持ち運びを容易にする。測定器筐体14の
上側には図示されているようなキーパッド18とディス
プレイ19といった適切な入出力装置が用意される。
【0013】測定器10の追加のコンポーネントがベー
ス12の上面に取り付けられる。図示されているよう
に、ベース12の一方の縦方向の端部に隣接して放射線
源プレート20が設置される。放射線源プレート20は
細長い棒の形を持つ。図示された態様では、一連のこれ
らの離散的な点状放射線源22が放射線源プレート20
の一方の側に空間的に間隔を置いて取り付けられる。4
個以上の離散的な点状放射線源22が使用可能であるこ
とは理解されよう。代替となる実施態様では、図示され
ていないが、放射線源22は連続的に放射線源プレート
20の全長に沿って分布してよい。代わりに、放射線源
22は、検出器を取り囲む円形パターンといったあるパ
ターンに配列されてよい。いずれにせよ、ガンマ放射線
源の全放射能は100マイクロキュリーを超えない。図
示された特定の実施態様では、ガンマ放射線源はセシウ
ム137で、それぞれの個別の点状放射線源22は10
マイクロキュリー以下の放射能を有する。
【0014】放射線源プレート20は好ましくはそれを
ベースプレート12から容易に取り外すことができるよ
うに取り付けられる。図示された実施態様では、放射線
源プレート20は、ボルト24といったネジ部品を受け
容れてそのネジ部品をベースプレート12内に形成され
た適切なタップホール25にねじ込んでそのタップホー
ルと組み合わさって結合するよう構成された、それぞれ
の先端部に隣接する2つの垂直に伸びるホールを有す
る。この構成により、放射線源22を以下詳細に説明さ
れるように交換またはバックグラウンド(背景)放射線
計数の獲得のために取り外すことが可能となる。正確で
再現可能な結果を得るために放射線源プレート20と放
射線検出器との間の距離及び幾何学的関係は確実に維持
されなければならないので、放射線源プレート20はベ
ース12の上に設置される際に確実に同じ場所に設置さ
れることも保証される。放射線に対する安全性のため、
放射線源プレート20は測定器10から取り外されてい
る間の紛失を防止するために測定器10につなぎ鎖(テ
ザー)で繋がれる場合がある。
【0015】エネルギー選択的検出器システムはベース
12に放射線源プレート20とは反対側の端部に隣接す
るように取り付けられる。図1に示された特定の実施態
様において、エネルギー選択的ガンマ放射線検出器シス
テムはヨウ化ナトリウム(sodiumu iodide)結晶26
と、そのヨウ化ナトリウム結晶に取り付けられた光電子
増倍管(photomultiplier)28とを含む。ガンマ放射
線がヨウ化ナトリウムに衝突すると光子が放出され、そ
の強度はガンマ放射線のエネルギーレベルに対応して変
化する。光電子増倍管28はそれらの光子を検出して、
それらを電気信号に変換し、その電気信号は光電子増倍
管に取り付けられた増幅器30によって増幅される。増
幅された信号は導線32を通って、信号が以下説明され
るように処理される回路ボード34に導かれる。
【0016】放射線遮蔽物(radiation shielding)3
6もベースプレート12上に取り付けられる。遮蔽物3
6は放射線源プレート20と放射線検出器組立部品との
間に直接設置され、ガンマ放射線源22から放出された
ガンマ放射線が放射線源22から検出器まで直接的に通
過することを禁止する。結果、検出器によって受け取ら
れる放射線源22からの唯一の放射線は、ベース12を
通って下にある材料サンプル内に進み、その材料サンプ
ルと相互作用した後にベース12を通ってヨウ化ナトリ
ウム結晶26まで上方に後方散乱された放射線である。
つまり、測定器は「後方散乱」方式で働く。ガンマ放射
線を遮断することが可能な何か適切な材料が、鉛または
他の一般的な密度の高い物質とともに、遮蔽物36とし
て使用することができる。
【0017】図2に回路ボード34の機能的コンポーネ
ントを示す。アナログ・デジタル変換器38は増幅器3
0からの増幅されたアナログ信号をガンマ放射線(光
子)計数のエネルギーレベルを定量化するデジタル信号
に変換する。アナログ・デジタル変換器38の出力はア
ナライザ装置に送られる。図示された実施態様ではこの
アナライザ装置は、異なったエネルギーレベルにあるガ
ンマ放射線(光子)計数の数を、各チャネルがエネルギ
ースペクトルの一部分に対応する複数のチャネルに累積
する多重チャネル・アナライザ(MCA(multichannel
analyzer))39である。密度計算の目的のため、検
出器によって検出されるエネルギースペクトル全体の中
の所定部分だけが議論される。つまり、この所定部分に
対応する一つ以上のチャネルからの累積された計数だけ
が密度計算のために議論される。例えば、ある特定の実
施態様において、このエネルギースペクトルは137Cs
ガンマ放射線が使用される際には0.1Mevの下限
と、0.4Mevの上限とを有する。より特定された実
施態様では、下限は0.1Mev、上限は0.25Me
vである。エネルギースペクトルの他の部分を表すアナ
ライザの他のチャネルが標準計数を採取するためにある
いはバックグラウンド放射線を相殺する際に議論される
場合がある。MCA39の出力は、MCAからの累積さ
れたガンマ放射線(光子)計数を密度値に変換するのに
適した1セットの記憶された命令を含むプロセッサ40
に送られる。プロセッサ40はキーパッド入力装置18
と出力ディスプレイ19に運転上接続される。
【0018】好ましくは、それらに沿ってガンマ放射線
が下向きに下にあるサンプル内に進む多数の個別の経路
を用意するためにガンマ放射線が横方向に広がるエリア
またはゾーンから放出されるように、ガンマ放射線の一
つ以上の線源が配置される。結果としてもたらされる後
方散乱された放射線も多数の経路に沿って検出器システ
ムに向かって後方に進む。図示された実施態様では、放
射線源プレート20上に取り付けられた137Csの3つ
の離散的な10マイクロキュリーの点状放射線源が存在
しており、そのガンマ放射線源は放射線源プレートから
検出器への直線とは概ね垂直な線に沿った方向に向けら
れる。検出器はそのエリア全体にわたって放射線を受け
取ることが可能なので、下にあるサンプル内に向かって
下方に進み検出システムまで後方散乱されるガンマ放射
線の多数の伝播経路が存在する。類似の結果は、放射線
源プレート20の全長に沿って伸びる放射線源によって
も実現されることは理解されるであろう。検出エリアを
より効果的に利用するために、検出器システムは、図1
に示された単一の結晶26及び光電子増倍管28の代わ
りに、複数のより小さなヨウ化ナトリウム結晶と、並列
に配列した付随する光電子増倍管とを含んでよい。放射
線源22から検出器への複数の伝播経路をこの方法で提
供することによって、測定器10は大きな体積のサンプ
ルを調べることができ、サンプル表面の粗さによって生
じる誤差がそれにより減少する。
【0019】[スペクトルの安定化について]シンチレ
ーション検出器は温度変動に敏感である。MCAによっ
て作り出されるデジタル・スペクトラムにおいて、シン
チレーション検出器によって検出されたガンマ放射線エ
ネルギーレベルは特定のガンマ放射線エネルギーレベル
または範囲に対応する計数を表す多くの(例えば51
2)チャネルの一つと相互に関連づけられる。このスペ
クトルは、x軸方向にチャネルをy軸方向に各チャネル
における計数の総数を表すグラフによって示される。温
度が変動すると、スペクトルはx軸方向に非線形的に変
動する。それ故に、ある一つのチャネル上にかつて中心
があったピークも異なったチャネル上に中心を持つに至
る場合がある。エネルギーElowerを表すチャネルC
lowerとエネルギーEupperを表すチャネルCupp erとの
間のチャネルにおいてガンマ放射線(光子)計数を見つ
けたいと欲する場合、こうした温度変動故に、「未加工
(raw)」スペクトルを使用することから得られる計数
は温度に対する敏感さに起因して不確定性を有するであ
ろう。アナログ式またはデジタル式スペクトル・スタビ
ライザ(spectrum stabilizer)がNaI検出器の温度
変動の結果生じるスペクトル・ドリフトを安定化するた
めに使用される。スペクトル安定化の目的のために、測
定器には図1の実施態様において検出器26近くに取り
付けられた追加の1マイクロキュリー241Amガンマ放
射線基準線源(reference source)45が与えられる。
放射線源45からの0.056Mevにおけるピークは
スペクトルの安定化のためMCAによって基準点(refe
rence point)として使用される。
【0020】4分の計数時間の間、MCAは計数を収集
して、次にそれらの計数は信号振幅変動が補正され、バ
ッファに記録される。計数の最後に、MCAは安定化さ
れたスペクトルを与える。
【0021】代替となるアプローチでは、スペクトル安
定化は基準とする追加の放射線源を必要とすることなく
実行することができる。小さな割合のガンマ放射線が放
射線源22から検出器26まで直接通過できるように極
めて小さな「リーク(leak)」ホールが遮蔽物36
に与えられる。この場合、ガンマ放射線源それ自体の
0.662Mevピークがスペクトル安定化の基準点と
して使用することができる。
【0022】[バックグラウンドガンマ放射線につい
て]正確な密度測定を得るには、サンプルとその周囲か
らのバックグラウンドガンマ放射線を定量化する必要が
ある。従来の核密度測定器はこの事項をバックグラウン
ド放射線の影響が無視できる大きな信号対ノイズ比を結
果としてもたらすより強いガンマ放射線源(例えば約8
000マイクロキュリー)を使用することによって避け
ている。本発明によれば、バックグラウンドガンマ放射
線を相殺するためのいくつかの可能なアプローチが存在
する。その中の一つのアプローチによれば、例えば、放
射線源プレート20を測定器から物理的に取り外して、
検出器から遮蔽された場所に置くことができる。次に、
放射線源の無い状態の測定器を稼働させてバックグラウ
ンドスペクトルを表すガンマ放射線計数を取得すること
ができる。別のアプローチによれば、密度測定のために
稼働される際の遮蔽されていない動作位置(unshielded
active position)から、バックグラウンド較正のため
に稼働される際の測定器内の内部遮蔽された場所(inte
rnally shieldedlocation)まで、移動させることがで
きる放射線源を使って、測定器を構築することができ
る。図3に、このアプローチを使用する一つの模範的な
実施態様を示す。繰り返しを避けるため、プライム記号
(’)が付加された類似の符号がこの態様における上述
した要素に対応する要素を識別するために使用される。
この実施態様では、ガンマ放射線源22’は遮蔽された
エンクロージャ(shielded enclosure)54内に回転す
るように取り付けられたディスク52上に設置される。
ディスク52(図4と図5)と遮蔽されたエンクロージ
ャ54は両方ともにガンマ放射線を通さない鉛といった
密度の高い物質から作られる。ディスク52に接続され
たシャフト56はディスクの回転を可能にするために測
定器筐体から伸びる。バックグラウンド計数と線源の格
納のために遮蔽されたポジション(shielded positio
n)に置かれる際は、図3に示されるように、放射線源
22’が遮蔽されたエンクロージャによって完全に囲わ
れるようにディスクが回転される。密度測定が実行され
る際は、図6に示された遮蔽されていない動作位置に放
射線源22’を置くためにシャフト56は180°回転
される。この位置では、放射線源22’は、ガンマ放射
線が測定器のベースプレート直下に配置された材料サン
プル内に向けられるようにベースプレート12’の下部
表面に最も近くに配置される。
【0023】バックグラウンドガンマ放射線も1.46
0Mevまたはその近くの値のエネルギーレベルを有す
るガンマ放射線計数の測定に基づいて「オン・ザ・ラン
(onthe run)」(意味の説明は以下登場)で評価され
てよい。カリウム元素は、1.460Mevガンマ放射
線を放出する長寿命の放射性同位元素K−40を持つ。
カリウムはアスファルト舗装混合物の骨材として一般に
使用される鉱物に存在するので、1.460Mevガン
マ放射線のコンプトン散乱によって密度測定にとって興
味のあるエネルギースペクトルのバックグラウンド放射
線が作り出される。別のアプローチには、0.662M
evガンマ放射線のピークの直線部分の数学的なフィッ
ティングが含まれる。この直線の勾配はバックグラウン
ドを評価するのに使用することができる。更に別のアプ
ローチには、バックグラウンド測定用の別個のより小さ
い検出器システムを持つことが含まれる。この検出器は
ケーブルを使って測定器エレクトロニクスに接続されて
放射線源から離れた、検出器の側(サイド)に置かれて
よく、あるいは測定器エンクロージャの外側に置かれて
よい。
【0024】[標準計数(standard count)について]
核密度測定器は有限な半減期を有する放射性線源を使用
する。核分裂のため時間とともに線源放射能は減少す
る。変動する線源放射能を補正するため、測定されたガ
ンマ放射線計数は標準計数で規格化される。その結果、
この計数比は時間には依存しない。従来の測定器では、
この規格はポリエチレン・ブロックである。本発明は標
準較正計数を取得するためのいくつかの方法をどれも採
用することができる。例えば、あるアプローチでは、
2.5センチ(2インチ)乃至7.6センチ(3イン
チ)の厚さで測定器の専有面積の1または2倍の表面積
を持つ標準プレート上に測定器を置くことができる。こ
れらの標準プレートはマグネシウム、アルミニウム、ま
たはマグネシウムとアルミニウムの組み合わせであるこ
とが可能で、後方散乱計数は各プレート上で取得され
る。線源から検出器に流れるガンマ放射線が遮蔽物によ
って完全に遮られることにより、後方散乱の測定値のみ
が獲得され、計数は例えば0.1Mev乃至0.25M
ev(0.662Mevの主エネルギーを持つ137Cs
線源に対して)の特定のエネルギーウィンドウ内で採取
される。
【0025】別のアプローチでは、小さな穿孔が遮蔽物
内に形成されて0.662Mevのエネルギーガンマ放
射線の直接のビームを見ることができるように線源から
検出器までのガンマ放射の直接経路が用意される。測定
器がオン・ザ・ラン(on-the-run)と同様に標準プレー
ト上に置かれると、0.662Mevの137Csピーク
の正味計数は標準計数として使用することができる。こ
こでオン・ザ・ランとは、測定器が検査材料の上に置か
れるときを意味する。測定器が検査材料の上に置かれる
と、後方散乱密度計数を使って標準計数(0.662M
evの主エネルギーにおける正味計数)が即座に採取さ
れる。
【0026】更に別の実施態様によれば、測定器筐体内
に小さなガイガーミュラー管(Geiger Muller tube)が
主たる線源近くに組み込まれ、標準計数を確認するため
に使用される。このガイガーミュラー管は測定器内部に
あって、下にある材料の密度によって影響されない。
【0027】[測定器較正の実施例1]他の核測定器と
同様、本測定器はガンマ放射線計数を材料かさ密度(ma
terialbulk density)に変換するために較正されなけれ
ばならない。予備的な較正が3つの硬い金属較正プレー
ト、つまり土当量密度(soil equivalent density)1
09.8pcf(立方フィート(28.32リッター)
当たりのポンド重量(1ポンド=約373グラム))の
マグネシウム・プレート、土当量密度133.3pcf
の複合マグネシウム/アルミニウム・プレート、そして
土当量密度161.2pcfのアルミニウム・プレー
ト、を使用して実行された。測定器は後方散乱方式で運
転される。0.1Mev乃至0.25Mevのエネルギ
ーウィンドウにおける計数が密度を計算するために使用
された。サンプルとその周囲からのバックグラウンド放
射線は137Csガンマ放射線源が測定器から取り除かれ
たときの計数を取得することによって測定された。測定
器はマグネシウム・プレート上に置かれ、3つの4分間
計数(4-minute count)が取得された。3つの計数の
平均がCbgd1として計算された。次に測定器はマグネシ
ウム/アルミニウム・プレート上に置かれ、3つの4分
間計数が取得された。その平均計数がCbgd2として計算
された。次いで線源が測定器内の遮蔽されていない作動
位置(operative unshielded position)に再配置さ
れ、測定器がマグネシウム・プレート上に置かれ、3つ
の4分間計数が集められた。その平均計数はCMGとして
計算された。次に測定器は複合マグネシウム/アルミニ
ウム・プレート上に置かれ、3つの4分間計数が取得さ
れた。その平均計数はCMgAlとして計算された。次に測
定器はアルミニウム・プレート上に置かれ、3つの4分
間計数が集められた。その平均計数はCAlとして計算さ
れた。
【0028】4分間バックグラウンド計数CbgdはCbgd
=(Cbgd1+Cbgd2)/2によって与えられる。マグネ
シウム・プレート上のバックグラウンド補正済み係数が
標準計数(Cstd)として使用された。Cstd=CMg−C
bgdである。
【0029】次に各サンプルの計数比(CR)が次式を
使用して計算された。Cplateを特定の較正プレート上
の計数としたときに、CRplate=(Cplate−Cbgd
/Cs tdである。表1にそのデータを示す。
【0030】
【表1】
【0031】較正計数は次の形の標準式にフィッティン
グさせることにより較正定数を決定するために使用され
る。 CR=Ae-BD−C ここでA、B及びCはフィッティング係数(fitting co
efficients)または較正定数(calibration constant
s)で、Dは密度である。ベスト・フィットにより3つ
の較正定数に対して以下の値が与えられた。 A=0.8245 B=1.4036e−3 C=−0.2932
【0032】[測定器較正の実施例2]携帯用較正ユニ
ットは、サンドウィッチ状にした2.5センチ(1イン
チ)の厚さのMgプレートと2.5センチ(1インチ)
の厚さのアルミニウム・プレートとで製作することがで
きる。Mgの2.5センチ(1インチ)・プレートはそ
れ自体2枚の1.3センチ(0.5インチ)・プレート
から形成される。これらのプレートは好ましくは測定器
の専有面積の1倍または2倍の表面積を有する。
【0033】バックグラウンド計数:プレートを地表面
に2.5センチ(1インチ)のMgプレートを表にして
平らに置く。測定器を、放射線源を取り除いたまたは遮
蔽されたポジションに置いた上で、プレート上に置く。
4分間計数(Cbgd)を取得する。 標準計数:プレートを地表面に2.5センチ(1イン
チ)のMgプレートを表にして平らに置く。測定器を、
放射線源を設置したまたは遮蔽されていない稼働ポジシ
ョンに置いた上で、プレート上に置く。4分間計数(C
stdraw)を取得する。標準計数はCstd=Cstdraw
−Cbgd。 較正用Mg計数:CMg=Cstd。 較正用MgAl計数:次に最上部の1.3センチ(0.
5インチ)Mgプレートを取り除く。測定器を、放射線
源を設置してアクティブにした上で、そのプレート上に
置き、4分間計数(CMgAlraw)を取得する。MgA
l計数はCMgAl=CMgAlraw−Cbgd。 較正用Al計数:次に2.5センチ(1インチ)のAl
プレートが表になるようにプレートをひっくり返す。測
定器を、放射線源を設置してアクティブにした上で、そ
のプレート上に置き、4分間計数(CAlraw)を取得
する。Al計数はCAl=CAlraw−Cbgd
【0034】次いで上記のごとく取得された計数は較正
定数を得るために較正実施例1の説明に従って使用され
る。
【0035】(密度較正について)材料サンプルの密度
の計算は好ましくは適切にプログラムされたマイクロプ
ロセッサによって、または特定用途向け集積回路若しく
は汎用コンピュータといった他の機能的に同等なデバイ
スによって実行される。測定器は測定対象となるサンプ
ル上に置かれ、2分乃至4分といった適切な期間の間に
計数が取得される。MCAからは、興味のある特定部分
のエネルギースペクトルに対する安定化された計数が取
得される。次に前記較正実施例の説明に従って取得され
た密度方程式及び較正定数を使用して、サンプルの密度
の値が取得できる。この値は測定器のディスプレイ19
上にユーザに向けて表示される。
【0036】本方法の好ましい実施態様の一つにおい
て、計算が累積されたガンマ放射線(光子)計数に対し
て、計数が進行する際に1秒または2秒おきといった周
期間隔で(at a frequent intervals)繰り返し実行さ
れ、各結果は度数パケット(frequncy packet)して扱
われる。そのパケットの統計的偏差を減少させるために
デジタル・フィルタリング・アルゴリズムが利用され
る。密度値を表示するために2分乃至4分間の計数の終
了を待つ代わりに、このアプローチによれば計数がなお
進行している間にユーザに向けて、計算された密度値を
ほとんどリアルタイムに表示することが可能となる。密
度値は、図1に示されたように時間の関数としてグラフ
を使ってユーザに表示されてよい。デジタル・フィルタ
処理された密度が安定状態に落ち着いたら、ユーザは計
算された密度値を十分に正確なものとして受け容れて、
2分間または4分間の計数が完了するまで待つことなく
測定手続きを中断することを決めてよい。結果、この計
算方法によれば密度測定に必要とされる時間を短縮する
ことができ、従って効率と生産性を向上させることがで
きる。
【0037】更なる修正された実施態様によれば、密度
測定値が下にある材料の最大2.5センチ(1インチ)
乃至7.6センチ(3インチ)の深さといった特定の深
さから得ることができるよう、ユーザは測定器の被写界
深度(depth of field)を調整または設定することが可
能である。これは検出器の結合構造(geometry)に合わ
せて放射線源を調整することによって達せられる。特に
この修正された実施態様では、放射線源は測定器からの
いくつかの異なった距離の一つに調整可能に配置され
る。図1に示された実施態様では、これは放射線源プレ
ート20をベース12に、放射線源プレートを固定する
ために使用されるボルト24を受け容れるためのベース
内にある代替セットのタップホール25’によって用意
されるいくつかの予め選ばれた場所の一つにおいて固定
することによって遂行することができる。代わりに、検
出器の場所が放射線源の固定位置に対して調整すること
ができる。
【0038】上記説明及び添付図面に存在する教えの恩
恵を受けた本発明に関係する分野の当業者の頭の中には
本発明の多くの修正及び他の実施態様が渡来することで
あろう。それ故に、本発明はここに開示された特定の実
施態様に限定されるものではなく、また修正及び他の実
施態様は本発明の請求の範囲に含まれることが意図され
ているものであることは理解されたい。特定の用語がこ
こには使用されているが、それらは限定目的のためでは
なく一般的かつ記述的な意味合いにおいて使用されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による測定器の略組立分解
図である。
【図2】本発明に係る測定器によって得られた信号を処
理するための回路構成を示した略図である。
【図3】遮蔽される上がったポジションに線源ホイール
が置かれた、本発明の第2の実施態様による測定器の側
面図である。
【図4】図3の測定器において使用される線源ホイール
の側面図である。
【図5】図3の測定器において使用される線源ホイール
の断面図である。
【図6】露出した下がったポジションに線源ホイールが
置かれた、図3の測定器の側面図である。
【符号の説明】
10 核密度測定器 12、12’ ベース 14、14’ 測定器筐体 16 取っ手 18 キーパッド 19 ディスプレイ 20 放射線源プレート 22、22’ ガンマ放射線源 24 ボルト 25、25’ タップ・ホール 26、26’ ヨウ化ナトリウム結晶 28、28’ 光電子増倍管 30、30’ 増幅器 32 導線 34 回路ボード 36、36’ ガンマ放射線遮蔽物 38 アナログ・デジタル変換器 39 多重チャネル・アナライザ 40 プロセッサ 45 ガンマ放射線基準線源 52 ディスク 54 遮蔽されたエンクロージャ 56 シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・イー・トロクスラー アメリカ合衆国ノースカロライナ州27605, ローリー,サセックス・ロード 3218 (72)発明者 ダブリュー・ライナス・デプ アメリカ合衆国ノースカロライナ州27516, チャペル・ヒル,ケニルワース・プレイス 105 Fターム(参考) 2G001 AA02 AA09 BA15 CA02 DA01 DA02 FA01 FA09 GA01 HA01 HA05 KA01 LA03 2G088 EE29 FF04 FF15 GG18 JJ01 JJ29 KK01 KK24 LL02 LL05 LL21 LL28 MM08

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その密度が測定される材料サンプルの表
    面上に配置されるのに適合した面を有する測定器筐体
    と、 固有一次エネルギーおよび100マイクロキュリー以下
    の総放射能を有し、前記筐体面を通して下にある材料サ
    ンプル内にガンマ放射線を放射するために前記測定器筐
    体内に設置された、少なくとも一つのガンマ放射線源
    と、 前記少なくとも一つのガンマ放射線源とは空間的に隔た
    った位置関係において前記測定器筐体内に取り付けられ
    ており、検出したガンマ放射線のエネルギーレベルを表
    す信号を作り出す働きをすることができる少なくとも一
    つのエネルギー選択的ガンマ放射線検出器と、 前記ガンマ放射線検出器に接続されており、前記少なく
    とも一つのガンマ放射線検出器によって検出されたガン
    マ放射線の所定部分のエネルギースペクトルに含まれる
    エネルギーレベルを有する検出信号に基づいて前記材料
    サンプルの密度の値を計算する働きをすることができる
    密度計算手段と、を具備したことを特徴とする低レベル
    放射性ガンマ放射線源を使用した核密度測定器。
  2. 【請求項2】 前記一つ以上のガンマ放射線検出器に接
    続されており、該検出器から前記信号を受信することが
    でき、前記所定部分のエネルギースペクトルに対応する
    一つ以上のチャネルに信号を分類かつ累積するための手
    段を含むアナライザを前記密度計算手段は含む、ことを
    特徴とする請求項1に記載の低レベル放射性ガンマ放射
    線源を使用した核密度測定器。
  3. 【請求項3】 前記アナライザは、前記一つ以上のガン
    マ放射線検出器によって検出されたガンマ放射線のエネ
    ルギースペクトル上の複数の離散チャネルに信号を分類
    かつ累積するための多重チャネル・アナライザであり、
    前記離散チャネルの少なくとも一つのチャネルは前記所
    定部分のエネルギースペクトルを画定する、ことを特徴
    とする請求項2に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源
    を使用した核密度測定器。
  4. 【請求項4】 前記ガンマ放射線の前記所定部分のエネ
    ルギースペクトルは0.1Mevの下限と、前記ガンマ
    放射線源の前記固有一次エネルギー未満の上限とを有す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の低レベル放射性
    ガンマ放射線源を使用した核密度測定器。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも一つのガンマ放射線源
    は、0.662Mevの一次エネルギーを持つ少なくと
    も一つのセシウム137放射線源を含む、ことを特徴と
    する請求項4に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を
    使用した核密度測定器。
  6. 【請求項6】 前記所定部分のエネルギースペクトルは
    0.1Mevから0.4Mevの範囲に含まれる、こと
    を特徴とする請求項5に記載の低レベル放射性ガンマ放
    射線源を使用した核密度測定器。
  7. 【請求項7】 前記所定部分のエネルギースペクトルは
    0.1Mevから0.25Mevの範囲に含まれる、こ
    とを特徴とする請求項5に記載の低レベル放射性ガンマ
    放射線源を使用した核密度測定器。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも一つのガンマ放射線源
    は、各々が前記ガンマ放射線源及び互いから空間的に隔
    てられており、前記筐体面と実質的に平行な共通面内に
    配置された複数の点状線源を含む、ことを特徴とする請
    求項1に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使用し
    た核密度測定器。
  9. 【請求項9】 固有一次エネルギーおよび50マイクロ
    キュリー以下の放射能を有し、前記測定器筐体内に取り
    付けられ、ガンマ放射線がそれ自体から前記ガンマ放射
    線検出器まで直接的に通過することができるように設置
    された、追加のガンマ放射線源を含む、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使
    用した核密度測定器。
  10. 【請求項10】 周囲のバックグラウンドガンマ放射線
    を表す値を計算する働きをすることができるバックグラ
    ウンド放射線検出手段を更に含み、前記密度計算手段は
    前記バックグラウンド放射線検出手段と協働して周囲の
    バックグラウンド放射線が補正された材料サンプルの密
    度の値を計算する、ことを特徴とする請求項1に記載の
    低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した核密度測定
    器。
  11. 【請求項11】 前記バックグラウンド放射線検出手段
    は、前記検出器が前記放射線源以外から発せられたガン
    マ放射線を検出することができるように前記少なくとも
    一つのガンマ放射線源を前記検出器から遮蔽された場所
    に配置することができる手段を含む、ことを特徴とする
    請求項10に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使
    用した核密度測定器。
  12. 【請求項12】 前記検出器の温度変動を補正するため
    の、前記アナライザに付随した手段であって、前記所定
    部分のエネルギースペクトルの外側のエネルギーレベル
    を表す前記アナライザの少なくとも一つの他の選ばれた
    チャネルに含まれる基準信号に応答する手段を含む安定
    化手段を更に含む、ことを特徴とする請求項2に記載の
    低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した核密度測定
    器。
  13. 【請求項13】 前記安定化手段は前記少なくとも一つ
    のガンマ放射線源のものとは異なる固有一次エネルギー
    を有する別のガンマ放射線源を含み、前記少なくとも一
    つの他の選ばれたチャネルは前記別のガンマ放射線源の
    前記固有一次エネルギーに対応する、ことを特徴とする
    請求項12に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使
    用した核密度測定器。
  14. 【請求項14】 前記測定器筐体内に設置された遮蔽さ
    れたエンクロージャと該遮蔽されたエンクロージャ内に
    回転可能に取り付けられたディスクとを備え、前記ガン
    マ放射線源は前記ディスクに取り付けられ、前記ディス
    クは前記遮蔽されたエンクロージャ内の引っ込んだ遮蔽
    されたポジションから測定のための露出したポジション
    まで前記ガンマ放射線源を移動させることができるよう
    回転可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の低
    レベル放射性ガンマ放射線源を使用した核密度測定器。
  15. 【請求項15】 前記密度計算手段は所定の計数時間の
    間に繰り返し密度の値を計算する働きをすることができ
    る手段を備え、前記密度計算手段と協働して、計算され
    た密度の値を前記所定の計数時間の間の時間の関数とし
    て表示することができるディスプレイ装置を備えた、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の低レベル放射性ガンマ
    放射線源を使用した核密度測定器。
  16. 【請求項16】 測定器筐体と、 その密度が測定される材料サンプルの表面上に配置され
    るのに適合した前記測定器筐体上のベースと、 固有一次エネルギーおよび100マイクロキュリー以下
    の総放射能を有し、前記ベースを通して下にある材料サ
    ンプル内にガンマ放射線を放射するために前記測定器筐
    体内に設置された、少なくとも一つのガンマ放射線源
    と、 前記少なくとも一つのガンマ放射線源とは空間的に隔た
    った位置関係において前記測定器筐体内に取り付けられ
    ており、検出したガンマ放射線のエネルギーレベルを表
    す信号を作り出す働きをすることができる少なくとも一
    つのエネルギー選択的ガンマ放射線検出器と、 前記測定器筐体内にあって前記少なくとも一つのガンマ
    放射線源と前記検出器との間に設置され、前記ガンマ放
    射線源から前記検出器へ直接的に通過するガンマ放射線
    を遮蔽するための遮蔽物と、 前記ガンマ放射線検出器から前記信号を受信するために
    該検出器に運転上接続されており、検出されたガンマ放
    射線のエネルギースペクトル上の一つ以上のチャネルに
    信号を分類かつ累積するための手段を含むアナライザ
    と、 前記アナライザに接続されており、周囲のバックグラウ
    ンドガンマ放射線を表す値を計算する働きをすることが
    できるバックグラウンド放射線検出手段と、 前記アナライザに接続されており、前記少なくとも一つ
    の検出器によって検出されたガンマ放射線の所定部分の
    エネルギースペクトルを表すように選ばれた前記チャネ
    ルの少なくとも一つにおいて累積された信号に基づいて
    材料サンプルの密度の値を計算する働きをすることがで
    き、同じく、前記バックグラウンド放射線検出手段と協
    働して周囲のバックグラウンド放射線が補正された前記
    材料サンプルの密度の値を計算するための密度計算手段
    と、 前記検出器の温度変動を補正するための、前記アナライ
    ザに付随した手段であって、前記所定部分のエネルギー
    スペクトルの外側のネルギーレベルを表す前記アナライ
    ザの少なくとも一つの他の選ばれたチャネルに含まれる
    基準信号に応答する手段を含む安定化手段と、を具備し
    たことを特徴とする低レベル放射性ガンマ放射線源を使
    用した核密度測定器。
  17. 【請求項17】 前記安定化手段は、前記少なくとも一
    つのガンマ放射線源のものとは異なる固有一次エネルギ
    ーと50マイクロキュリー以下の放射能とを有し、前記
    測定器筐体内に取り付けられ、ガンマ放射線がそれ自体
    から前記ガンマ放射線検出器まで直接的に通過すること
    ができ、それによって基準信号を作り出すよう設置され
    た別のガンマ放射線源を備えており、該基準信号に応答
    する前記安定化手段は前記別のガンマ放射線源の固有エ
    ネルギーレベルに応答する、ことを特徴とする請求項1
    6に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した核
    密度測定器。
  18. 【請求項18】 前記安定化手段は、前記少なくとも一
    つのガンマ放射線源から前記検出器までガンマ放射線が
    直接的に通過する経路を提供してそれにより前記基準信
    号を作り出すために前記遮蔽物内に形成された通路を含
    み、前記基準信号に応答する前記手段は前記少なくとも
    一つのガンマ放射線源の固有エネルギーレベルに応答す
    る、ことを特徴とする請求項16に記載の低レベル放射
    性ガンマ放射線源を使用した核密度測定器。
  19. 【請求項19】 前記測定器筐体内に設置された遮蔽さ
    れたエンクロージャと該遮蔽されたエンクロージャ内の
    可動式放射線源取付台とを含み、前記放射線源取付台に
    よって、バックグラウンド放射線測定を実行するための
    前記遮蔽されたエンクロージャ内の引っ込んだ遮蔽され
    たポジションから材料の密度測定を実行するための露出
    した遮蔽されていないポジションまで前記ガンマ放射線
    源を移動させることができるようにした、ことを特徴と
    する請求項16に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源
    を使用した核密度測定器。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも一つのガンマ放射線源
    がその上に配置されており該ガンマ放射線源を前記測定
    器筐体から取り除くことができるよう前記ベース上の所
    定位置に取り外し可能に接続された取付プレートを含
    み、前記取付プレートが前記ベースから取り外されたと
    きに前記ベースから紛失しないようするためにまたは引
    き離されないようにするために前記取付プレートを前記
    ベースにつなぎ止めるつなぎ鎖(テザー)を含む、こと
    を特徴とする請求項16に記載の低レベル放射性ガンマ
    放射線源を使用した核密度測定器。
  21. 【請求項21】 前記測定器筐体内に設置された遮蔽さ
    れたエンクロージャと該遮蔽されたエンクロージャ内の
    可動式放射線源取付台とを含み、前記放射線源取付台に
    よって、前記放射線源を前記遮蔽されたエンクロージャ
    内の引っ込んだ遮蔽されたポジションから材料の密度測
    定を実行するための露出した遮蔽されていないポジショ
    ンまで移動させることができるようにした、ことを特徴
    とする請求項16に記載の低レベル放射性ガンマ放射線
    源を使用した核密度測定器。
  22. 【請求項22】 ガンマ放射線を固有一次エネルギーと
    100マイクロキュリー以下の全放射能とを有する少な
    くとも一つの放射線源からその密度が測定される材料内
    に向け、 前記材料と相互作用して後方散乱されたガンマ放射線を
    検出して、検出したガンマ放射線のエネルギーレベルを
    定量化し、 検出したガンマ放射線の所定部分のエネルギースペクト
    ル内に含まれるエネルギーレベルを有するガンマ放射線
    計数を選び、 前記所定部分のエネルギースペクトル内に含まれる選ば
    れたガンマ放射線計数に基づいて材料サンプルの密度の
    値を計算する、ことを特徴とする低レベル放射性ガンマ
    放射線源を使用した密度測定方法。
  23. 【請求項23】 前記ガンマ放射線を検出する段階にお
    いて、検出したガンマ放射線のエネルギーレベルを表す
    信号を生成することを含み、前記ガンマ放射線計数を選
    ぶ段階において、検出したガンマ放射線のエネルギース
    ペクトル上のアナライザの一つ以上のチャネルに信号を
    分類かつ累積して、ガンマ放射線の所定部分のエネルギ
    ースペクトルだけを表す一つ以上のチャネルを選ぶこと
    を含む、ことを特徴とする請求項22に記載の低レベル
    放射性ガンマ放射線源を使用した密度測定方法。
  24. 【請求項24】 前記一つ以上のチャネルを選ぶ段階
    は、0.1Mevの下限と前記ガンマ放射線源の固有一
    次エネルギー未満の上限とを有するエネルギーを有する
    ガンマ放射線を表すチャネルを選ぶことを含む、ことを
    特徴とする請求項23に記載の低レベル放射性ガンマ放
    射線源を使用した密度測定方法。
  25. 【請求項25】 前記放射線源は0.662Mevの一
    次エネルギーを備えたセシウム137であって、前記チ
    ャネルを選ぶ段階において、0.1Mev乃至0.4M
    evのエネルギーを備えたガンマ放射線を表すチャネル
    を選ぶことを含む、ことを特徴とする請求項24に記載
    の低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した密度測定方
    法。
  26. 【請求項26】 バックグラウンド放射線を検出して、
    周囲のバックグラウンド放射線を考慮するために材料の
    密度の値を補正することを更に含む、ことを特徴とする
    請求項23に記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使
    用した密度測定方法。
  27. 【請求項27】 ガンマ放射線を、固有一次エネルギー
    と、100マイクロキュリー以下の総放射能とを有す
    る、少なくとも一つの放射線源からその密度が測定され
    る材料内に向け、 前記材料と相互作用して後方散乱されたガンマ放射線を
    検出して、検出したガンマ放射線のエネルギーレベルを
    表す信号を生成し、 前記検出したガンマ放射線のエネルギーレベルに応じて
    前記信号を分類してアナライザのそれぞれのチャネルで
    信号計数を累積し、 前記検出したガンマ放射線の所定部分のエネルギースペ
    クトルを表す、アナライザの一つ以上の選ばれたチャネ
    ルで累積された信号を選び、 前記選ばれた累積された信号に基づいて材料サンプルの
    密度の値を計算し、 前記材料の計算された密度値を表示する、ことを特徴と
    する低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した密度測定
    方法。
  28. 【請求項28】 前記信号を分類して累積する段階は所
    定期間の時間にわたって実行され、前記計算段階及び前
    記表示段階は前記所定期間の時間の間に繰り返し実行さ
    れる、ことを特徴とする請求項27に記載の低レベル放
    射性ガンマ放射線源を使用した密度測定方法。
  29. 【請求項29】 前記計算段階は、計算された密度値の
    統計的偏差を減らすために前記信号をデジタル・フィル
    タにかける段階を含む、ことを特徴とする請求項27に
    記載の低レベル放射性ガンマ放射線源を使用した密度測
    定方法。
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