JP2003301530A - 柱等垂直部材の固定方法及び建築用接合金具 - Google Patents

柱等垂直部材の固定方法及び建築用接合金具

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JP2003301530A
JP2003301530A JP2002107099A JP2002107099A JP2003301530A JP 2003301530 A JP2003301530 A JP 2003301530A JP 2002107099 A JP2002107099 A JP 2002107099A JP 2002107099 A JP2002107099 A JP 2002107099A JP 2003301530 A JP2003301530 A JP 2003301530A
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Hiroya Nosaka
浩也 野坂
Masae Kuriyama
政衛 栗山
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KANAZAWA MOKUZAI KYODO KUMIAI
KURIYAMA HYAKUZO KK
Original Assignee
KANAZAWA MOKUZAI KYODO KUMIAI
KURIYAMA HYAKUZO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隅角等外側に金具があらわれることなく、引
き寄せ作用を有する柱等垂直部材の固定方法を提供す
る。 【解決手段】 下部柱1、梁2及び柱3に第1〜3の孔
4,5,6を同一軸線Z上にそれぞれ形成する。第1の
孔4に挿入して固定した第1の連結部材7の一側に第1
の螺子8を形成する。貫通した第2の孔5に挿入した第
2の連結部材13の他側に第1の螺子8に螺合する第1の
受け螺子14を設ける。第2の連結部材13の一側に第2の
螺子15を形成し、第3の孔6に挿入して固定した第3の
連結部材16の他側に第2の螺子15に螺合する第2の受け
螺子17を設ける。第1の螺子8と第2の孔5に設けられ
た第2の連結部材13の第1の受け螺子14を螺合した後、
柱3を前記軸線Zを中心として回動し、第2の螺子15と
第2の受け螺子15を螺合して柱3を固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梁や土台等横架材
に柱等垂直部材を固定する柱等垂直部材の固定方法及び
建築用接合金具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えばコンクリ
ート基礎上に土台を介して柱を固定するための接合金具
として、柱の外面に固定金具をボルト等によって設け、
コンクリート基礎に下部を固定するとともに土台を貫通
した引き寄せ用ボルトを前記固定金具に通すと共に、こ
の引き寄せ用ボルトにナットを螺合させることにより、
柱を土台に引き寄せて固定する引き寄せ金具が周知であ
る。
【0003】このような引き寄せ金具においては、固定
金具が柱の外面に突設すると共に、引き寄せ用ボルトも
柱の外面に沿うように設けられるものであったので、土
台と柱の隅角に引き寄せ金具があらわれてしまう。この
ため、例えば構造板等を柱間に設けようとしたときに
は、構造板の隅を切り欠くことが必要であった。
【0004】このように隅角に取り付けることなく、土
台と柱を接合するものとして特開平10−338968
号の接合金具が公知である。この接合金具は、第1の木
質軸組み部材の端部の端面を第2の木質軸組み部材に接
合するためのものであって、前記第1の木質軸組み部材
の前記端部にその軸線方向に対し直交する方向へ向けて
貫通形成されたピン孔に挿通されるピンによって前記端
部に結合されると共に、前記第2の木質軸組み部材にも
結合される金属製の連結部材と、前記第1の木質軸組み
部材の前記端部の周囲に嵌め合わされる金属製の枠状の
端部補強部材とを組み合わせたものである。
【0005】しかしながら、このような接合金具におい
ては連結部材を第1、2の木質軸組み部材に埋設するこ
とにより、隅角に金具を無くすようにすることができる
ものであるが、前記連結部材は第1、2の木質軸組み部
材に固定されているもので、第1、2の木質軸組み部材
を引き寄せすることはできないものであった。
【0006】また、実用新案登録第2597056号公
報には、所定位置に固定ピン挿通孔が穿設され且つ端部
に雌ネジ又は雄ネジが形成された連結杆と、該連結杆の
端部のネジに螺合可能な雄ネジ又は雌ネジを有する台座
と、上記連結杆の上記固定ピン挿通孔に挿入される固定
ピンとからなり、連結杆を固定した柱をそれごと土台の
上面で回転させて、連結杆の螺旋雌ネジを台座の螺旋雄
ネジに螺合させ、それにより柱と土台とを締結して接合
する建築用連結金具が開示されている。
【0007】しかしながら、このような建築用連結金具
においては、柱と土台とを連結するものであるので、下
部柱又は基礎等と、これらの上方に連結する梁又は土台
等と、これらの上方に連結する柱のような3つの部材を
連結することはできない。このため前記下部柱又は基礎
等に前記柱を直接的に連結することはできないという問
題があった。
【0008】そこで、本発明は、隅角等外側に金具があ
らわれることなく、引き寄せ作用を有する柱等垂直部材
の固定方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、引き寄せ作用を有する建築用接合金具を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、横架
する梁又は土台等の被接合部材と、この被接合部材に一
側を当接する柱等垂直部材とを一体に接合する柱等垂直
部材の固定方法であって、前記被接合部材と一体的に埋
設された一方の連結部材の一側に螺子を形成し、前記柱
等垂直部材に他方の連結部材を埋設して固定すると共
に、この他方の連結部材に前記螺子に螺合する受け螺子
を形成し、前記柱等垂直部材を回動することにより前記
螺子と受け螺子を螺合して前記柱等垂直部材を固定する
ことを特徴とする柱等垂直部材の固定方法である。
【0010】この請求項1の構成によれば、柱等垂直部
材を回動して螺子と受け螺子を螺合して柱等垂直部材を
被接合部材に引き寄せて固定することができる。
【0011】請求項2の発明は、下部柱又は基礎等の第
1の被接合部材と、この第1の被接合部材の一側に当接
する横架材等の第2の被接合部材と、この第2の被接合
部材の一側に当接する柱等垂直部材とを一体に接合する
柱等垂直部材の固定方法であって、前記第1、2の被接
合部材及び前記柱等垂直部材に第1〜3の孔を同一軸線
上にそれぞれ形成し、前記第1の孔に挿入して固定した
第1の連結部材の一側に第1の螺子を形成し、前記貫通
した第2の孔に挿入した第2の連結部材の他側に前記第
1の螺子に螺合する第1の受け螺子を設けると共に、こ
の第2の連結部材の一側に第2の螺子を形成し、前記第
3の孔に挿入して固定した第3の連結部材の他側に前記
第2の螺子に螺合する第2の受け螺子を設け、前記第1
の螺子と前記第2の孔に設けられた第2の連結部材の第
1の受け螺子を螺合した後、前記柱等垂直部材を前記軸
線を中心として回動し、前記第2の螺子に前記第2の受
け螺子を螺合することを特徴とする柱等垂直部材の固定
方法である。
【0012】この請求項2の構成によれば、前記軸心を
中心として柱等垂直部材を回動し第2の螺子と第2の受
け螺子を螺合して柱を第2の被接合部材に引き寄せて固
定することができる。
【0013】請求項3の発明においては、前記第1〜3
の連結部材は、前記第1〜3の孔とほぼ同軸状な筒、棒
等の軸状体によってそれぞれ形成され、かつ、前記軸線
に交差するように前記第1、3の被接合部材に挿入した
ストッパーを前記第1、3の連結部材に係止することを
特徴とする請求項2記載の柱等垂直部材の固定方法であ
る。
【0014】この請求項3の構成によれば、ストッパー
によって第1、3の被接合部材に第1、3の連結部材を
固定することができる。
【0015】請求項4の発明は、前記第1の螺子の螺子
方向と、前記第2の螺子の螺子方向とが同じ方向である
ことを特徴とする請求項2又は3記載の柱等垂直部材の
固定方法である。
【0016】この請求項4の構成によれば、第3の被接
合部材を回動することにより、第1の螺子と第1の受け
螺子または及び第2の螺子と第2の受け螺子とが螺合す
ることができる。
【0017】請求項5の発明は、下部柱や基礎等の第1
の被接合部材と、この第1の被接合部材の一側に当接す
る横架材等の第2の被接合部材とを一体に接合する建築
用接合金具において、前記第1、2の被接合部材に第
1、2の孔をそれぞれ形成し、前記第1の孔に挿入して
固定した第1の連結部材の一側に第1の螺子を形成し、
前記貫通した第2の孔に挿入した第2の連結部材の他側
に前記第1の螺子に螺合する第1の受け螺子を設けると
共に、この第2の連結部材の一側に第2の螺子を形成
し、前記第2の被接合部材の他側に係止した受け螺子体
を前記第2の螺子に螺合することを特徴とする建築用接
合金具である。
【0018】この請求項5の構成によれば、受け螺子体
を回動することにより、第2の被接合部材を第1の被接
合部材に引き寄せることができる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図を
参照して説明する。図1〜3は第1実施形態を示してお
り、1は第1の被接合部材たる下方に配置される縦向き
材たる下部柱、2は下部柱1の一側たる上端に当接した
横架材としての第2の被接合部材たる梁、3は梁2の一
側たる上方に下部柱1と軸線Xを同じにして梁2上に配
置される縦向き材たる柱である。尚、梁2に代えて胴差
等の横架材でもよい。そして、下部柱1、梁2、柱3に
は軸線X上に、第1〜3の孔4,5,6を形成する。第
1の孔4はその少なくとも一側、すなわち下部柱1の上
端を開口して開口部4Aが形成され、第2の孔5は梁2
における軸線X上に貫通し、さらに第3の孔6はその少
なくとも他側、すなわち柱3の下端を開口して開口部6
Aが形成される。
【0020】前記第1の孔4に挿入する第1の連結部材
7は、前記第1の孔4よりやや径小で前記軸線Xと同心
な真直ぐな棒のような軸状体であって、実施形態では円
筒体によって形成されている。そしてその一側、すなわ
ち上端に第1の螺子8が設けられる。この第1の螺子8
は第1の連結部材7の直径よりも径小な雄螺子であり、
軸線X上に上方へ突設している。この第1の螺子8は後
述する他の実施形態のように第1の連結部材7の内側に
形成するようにしてもよい。また、第1の連結部材7に
は、ピン状の第1の上部ストッパー9及び第1の下部ス
トッパー10が軸線Xに直交するように孔9A,10Aを介
して貫通して設けられると共に、第1の上部ストッパー
9及び第1の下部ストッパー10は、下部柱1に上下ニ段
に形成した貫通孔11,12に挿入している。これにより、
第1の連結部材7は下部柱1に固定される。尚、実施形
態では第1の上部ストッパー9及び第1の下部ストッパ
ー10は、ピン状のものを示したが、ボルトによって形成
すると共に、貫通孔11,12に挿入した後にナットを螺着
するようにしてもよい。また、貫通孔11,12は上下ニ段
に形成したものを示したが、一段、或いは三段以上に形
成すると共に、これらにそれぞれストッパーを挿入する
ようにしてもよい。
【0021】また、貫通した第2の孔5に挿入する第2
の連結部材13は、前記第2の孔5よりやや径小で前記軸
線Xと同心な軸状体であって、その他側たる下部の軸心
X上に第1の受け螺子14を雌螺子により形成しており、
この第1の受け螺子14に第1の螺子8が螺合できるよう
になっている。また、第2の連結部材13の一側たる上部
の軸心X上に第2の螺子15を雌螺子により形成してい
る。尚、前記第1の受け螺子14及び第2の螺子15を形成
するための雌螺子の幅は第2の連結部材13の外径と同じ
か或いはやや小さく形成されている。そして、前記第1
の受け螺子14に第1の螺子8が螺合すると共に、下部柱
1に固定した状態で一体化した第1の連結部材7と第2
の連結部材13によって一方の連結部材が構成される。
【0022】さらに、前記第3の孔6に挿入する他方の
連結部材たる第3の連結部材16は、前記第3の孔6より
やや径小で前記軸線Xと同心な軸状体であって、その他
側、すなわち下端に第2の受け螺子17が設けられる。こ
の第2の受け螺子17は第3の連結部材16の直径よりも径
小な雄螺子であり、軸線X上に下方へ突設している。そ
してこの第2の受け螺子17に第2の螺子15が螺合するよ
うになっている。また、第3の連結部材16には、ピン状
の第2の上部ストッパー18及び第2の下部ストッパー19
が軸線Xに直交するように孔18A,19Aを介して貫通し
て設けられると共に、第2の上部ストッパー18及び第2
の下部ストッパー19は、柱3に上下ニ段に形成した貫通
孔20,21挿入している。これにより、第3の連結部材16
は柱3に固定される。尚、実施形態では第2の上部スト
ッパー18及び第2の下部ストッパー19は、中実なピン状
のものを示したが、ボルトやパイプ状のピンによって形
成すると共に、貫通孔20,21に挿入した後にナットを螺
着するようにしてもよい。また、貫通孔20,21は上下ニ
段に形成したものを示したが、一段、或いは三段以上に
形成すると共に、これらにそれぞれストッパーを挿入す
るようにしてもよい。
【0023】そして、前記第1の螺子8と第1の受け螺
子14との螺合の螺子方向と、第2の螺子15と第2の受け
螺子17との螺合の螺子方向とは同じ方向に形成されてい
る。即ち、第1の螺子8と第1の受け螺子14において
は、第2の連結部材13を上方より見て時計方向Zに回す
ことより下方へ進んで螺入する。同様に第1の受け螺子
14と第2の受け螺子17においても、第3の連結部材16を
上方より見て時計方向Zに回すことより下方へ進んで螺
入するようになっている。尚、実施形態では、上方より
見て時計方向Zに回すことより下方へ進んで螺入するも
のを示したが、上方より見て時計方向Zと反対側にに回
すことより下方へ進んで螺入するものでもよい。
【0024】次に前記構成についてその作用を説明す
る。第1の連結部材7を開口部4Aより第1の孔4に挿
入すると共に、第1の上部ストッパー9と第1の下部ス
トッパー10を貫通孔11,12より孔9A,10Aに貫通し
て、第1の連結部材7を下部柱1に固定する。次に第1
の受け螺子14を軸線Xを中心として時計方向Z周りに回
動すると第1の螺子8に第1の受け螺子14を螺合して、
第2の連結部材13を第1の連結部材7に連結する。そし
て、第2の連結部材13に第2の孔5が緩やかに嵌合する
ように梁2を下部柱1の上端に当接する。尚、下部柱1
の上端に梁2を当接した後に、第2の孔5を通して第2
の連結部材13を第1の連結部材7に連結するようにして
もよい。
【0025】そして、第2の受け螺子17を下向きとして
第3の連結部材16を開口部6Aより第3の孔6に挿入す
ると共に、第2の上部ストッパー18と第2の下部ストッ
パー19を貫通孔20,21より孔18A,19Aに貫通して、第
3の連結部材16を柱3に固定する。
【0026】次に、第2の受け螺子17に第2の螺子15を
螺合するように柱3の下端を梁2の上面に当接する。そ
して、柱3を軸線Xを中心として時計方向Z周りに回動
すると、柱3に固定された第3の連結部材16と共に、第
2の受け螺子17も同様に第2の螺子15に螺合して回動
し、この結果柱3は、梁2、ひいては下部柱1に引き寄
せられて、下部柱1と梁2と柱3とが一体に固定され
る。また柱3を時計方向Zに回動することにより、第2
の連結部材13が回動しても、この第1の螺子8に螺合す
る第2の連結部材13は下方へ進むこととなり、いずれに
しても柱3は、梁2、ひいては下部柱1に引き寄せられ
る。
【0027】以上のように、前記実施形態においては、
下部柱1上に設けた梁2と、この梁2の一側に当接する
柱3とを一体に接合する柱の固定方法であって、第1の
受け螺子14に第1の螺子8が螺合して下部柱1に第1の
孔4に埋設され固定した第1の連結部材7と梁2と一体
的に埋設された第2の連結部材13によって構成された一
方の連結部材の一側に第2の螺子15を形成し、前記柱3
に第3の連結部材16を固定すると共に、この第3の連結
部材13に前記螺子15に螺合する受け螺子17を形成し、前
記柱3を回動することにより前記螺子15と受け螺子17を
螺合して前記柱3を固定できる。また、梁2と柱3との
隅角に、接合金具があらわれるようなことはなくなり、
構造板(図示せず)等を隅角にも簡単に取り付けること
が可能となる。
【0028】また、下部柱1と、この下部柱1の一側に
当接する梁2と、この梁2の一側に当接する柱3とを一
体に接合する柱の固定方法であって、前記下部柱1、梁
2及び前記柱3に第1〜3の孔4,5,6を同一軸線Z
上にそれぞれ形成し、前記第1の孔4に挿入して固定し
た第1の連結部材7の一側に第1の螺子8を形成し、前
記貫通した第2の孔5に挿入した第2の連結部材13の他
側に前記第1の螺子8に螺合する第1の受け螺子14を設
けると共に、この第2の連結部材13の一側に第2の螺子
15を形成し、前記第3の孔6に挿入して固定した第3の
連結部材16の他側に前記第2の螺子15に螺合する第2の
受け螺子17を設け、前記第1の螺子8と前記第2の孔5
に設けられた第2の連結部材13の第1の受け螺子14を螺
合した後、前記柱3を前記軸線Zを中心として回動し、
前記第2の螺子15と前記第2の受け螺子15を螺合するこ
とにより、前記柱3を回動することにより柱3を固定で
きる。また、梁2と柱3との隅角に、接合金具があらわ
れるようなことはなくなり、構造板(図示せず)等を隅
角にも簡単に取り付けることが可能となる。さらに、下
部柱1、梁2及び上部柱3に対応するように第1〜3の
連結部材7,13,16を設けたことにより、下部柱1、梁
2及び上部柱3を順次組み立てると同時に第1〜3の連
結部材7,13,16をも組み立てることとなるので、作業
を簡単に行うことができる。
【0029】さらに、前記第1〜3の連結部材7,13,
16は、前記第1〜3の孔4,5,6とほぼ同軸状な円筒
体によってそれぞれ形成され、かつ、前記軸線Xに交差
するように下部柱1と上部柱3に挿入したストッパー
9,10,18,19を前記第1、3の連結部材7,16に係止
することにより、第1、3の連結部材7,16を下部柱1
と上部柱3に簡単に、しかも確実に固定することができ
る。
【0030】また、前記第1の螺子8と前記第1の受け
螺子14との螺子方向は時計周り方向Zであり、前記第2
の螺子15と前記第2の受け螺子17との螺子方向も時計周
り方向Zであるので、上部柱3を時計周り方向Zに回動
することで、第2の螺子15に対して第2の受け螺子17が
下方へ移動したり、或いは第1の螺子8に対して第1の
受け螺子14が下方へ移動することとなり、いずれの螺合
によっても、上部柱3を梁2、ひいては下部柱1に確実
に引き寄せることができる。
【0031】しかも、第1の受け螺子14に第1の螺子8
が螺合して下部柱1に第1の孔4に埋設され固定した第
1の連結部材7と梁2と一体的に埋設された第2の連結
部材13によって構成された一方の連結部材の一側に第2
の螺子15を形成し、前記柱3に第3の連結部材16を固定
すると共に、この第3の連結部材13に前記螺子15に螺合
する受け螺子17を形成した建築用接合金具は、比較的簡
単な構造であるので安価に製造することができる。
【0032】また、下部柱1と、この下部柱1の一側に
当接する梁2と、この梁2の一側に当接する上部柱3と
を一体に接合する接合金具において、前記下部柱1、梁
2及び上部柱3に第1〜3の孔4,5,6を同一軸線X
上にそれぞれ形成し、前記第1の孔4に挿入して固定し
た第1の連結部材7の一側に第1の螺子8を形成し、前
記貫通した第2の孔5に挿入した第2の連結部材13の他
側に前記第1の螺子8に螺合する第1の受け螺子14を設
けると共に、この第2の連結部材13の一側に第2の螺子
15を形成し、前記第3の孔6に挿入して固定した第3の
連結部材16の他側に前記第2の螺子15に螺合する第2の
受け螺子17を設け、下部柱1、梁2及び上部柱3に第1
〜3の連結部材7,13,16を埋設すると共に、上部柱3
を回動することにより、第2の螺子15と第2の受け螺子
17を螺合させて上部柱3を梁2、ひいては下部柱1に引
き寄せることができる。したがって、下部柱1と梁2と
の隅角或いは梁2と上部柱3との隅角に、接合金具があ
らわれるようなことはなくなり、構造板(図示せず)等
を隅角にも簡単に取り付けることが可能となる。また、
下部柱1、梁2及び上部柱3に対応するように第1〜3
の連結部材7,13,16を設けたことにより、下部柱1、
梁2及び上部柱3を順次組み立てると同時に第1〜3の
連結部材7,13,16をも組み立てることとなるので、作
業を簡単に行うことができる。
【0033】次に第2実施形態を図4〜5を参照して説
明する。尚、前記第1実施形態と同一部分には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。第2実施形態にお
いては、第1の連結部材を形成するアンカーボルト32を
埋設、固定したコンクリート基礎31を第1の被接合部材
とし、コンクリート基礎31の上面に横向きの土台34を第
2の被接合部材、柱35を第3の被接合部材としたもので
あり、アンカーボルト32の上端に第1の螺子8が形成さ
れている。
【0034】したがって、この第2実施形態では基礎31
上に設けた土台34と、この土台34に一側を当接する柱35
とを一体に接合する柱の固定方法であって、第1の受け
螺子14に第1の螺子8が螺合して下部柱1に第1の孔4
に埋設され固定したアンカーボルト32と土台34と一体的
に埋設された第2の連結部材13によって構成された一方
の連結部材の一側に第2の螺子15を形成し、前記柱35に
第3の連結部材16を固定すると共に、この第3の連結部
材16に前記螺子15に螺合する受け螺子17を形成し、前記
柱35を回動することにより前記螺子15と受け螺子17を螺
合して前記柱35を固定できる。また、土台34と柱35との
隅角に、接合金具があらわれるようなことはなくなり、
構造板(図示せず)等を隅角にも簡単に取り付けること
が可能となる。
【0035】また、基礎31と、この基礎31に一側を当接
する土台34と、この土台34の一側に当接する柱35とを一
体に接合する柱の固定方法であって、前記基礎31、土台
34及び前記柱35に第1〜3の孔4,5,6を同一軸線Z
上にそれぞれ形成し、前記第1の孔4に挿入して固定し
た第1の連結部材7の一側に第1の螺子8を形成し、前
記貫通した第2の孔5に挿入した第2の連結部材13の他
側に前記第1の螺子8に螺合する第1の受け螺子14を設
けると共に、この第2の連結部材13の一側に第2の螺子
15を形成し、前記第3の孔6に挿入して固定した第3の
連結部材16の他側に前記第2の螺子15に螺合する第2の
受け螺子17を設け、前記第1の螺子8と前記第2の孔5
に設けられた第2の連結部材13の第1の受け螺子14を螺
合した後、前記柱35を前記軸線Zを中心として回動し、
前記第2の螺子15と前記第2の受け螺子15を螺合するこ
とにより柱3を固定できる。また、土台34と柱35との隅
角に、接合金具があらわれるようなことはなくなり、構
造板(図示せず)等を隅角にも簡単に取り付けることが
可能となる。
【0036】図6及び図7に示す第3実施形態において
は、第1の被接合部材たる下方に配置される下部柱1の
上端に第2の被接合部材たる梁2を当接している。そし
て、下部柱1、梁2には軸線X上に、第1、2の孔4,
5を形成する。前記第1の孔4に挿入する第1の連結部
材7の一側、すなわち上端に第1の螺子8が設けられ
る。第1の連結部材7には、ピン状の第1の上部ストッ
パー9及び第1の下部ストッパー10が設けられると共
に、第1の上部ストッパー9及び第1の下部ストッパー
10は、下部柱1に上下ニ段に形成した貫通孔11,12に挿
入して、第1の連結部材7は下部柱1に固定される。ま
た、貫通した第2の孔5に挿入する第2の連結部材13
は、その他側たる下部の軸心X上に第1の受け螺子14を
形成し、一側たる上部の軸心X上に第2の螺子15をナッ
トにより形成している。
【0037】さらに、梁2の一側たる上面に座金などの
係止用受け部41が板材により形成され、この係止用受け
部41の軸線X上に形成した貫通孔42に挿入したボルトか
らなる受け螺子体43を第2の螺子15に螺合している。受
け螺子体43は、貫通孔42に挿入して第2の螺子15に螺合
する第4の受け螺子44の上端に形成され径大となる頭部
により第3の受け螺子44を梁2の一側に係止する係止部
45が形成される。
【0038】そして、前記第1の螺子8と第1の受け螺
子14との螺合の螺子方向と、第2の螺子15と受け螺子44
との螺合の螺子方向とは同じ方向に形成されている。即
ち、第1の螺子8と第1の受け螺子14においては、第2
の連結部材13を上方より見て時計方向Zに回すことより
下方へ進んで螺入する。同様に第2の螺子15と第3の受
け螺子44においても、受け螺子体43を上方より見て時計
方向Zに回すことより下方へ進んで螺入するようになっ
ている。
【0039】次に前記構成についてその作用を説明す
る。第1の連結部材7を開口部4Aより第1の孔4に挿
入すると共に、第1の上部ストッパー9と第1の下部ス
トッパー10により固定する。次に第1の受け螺子14を軸
線Xを中心として時計方向Z周りに回動すると第1の螺
子8に第1の受け螺子14を螺合して、第2の連結部材13
を第1の連結部材7に連結する。そして、第2の連結部
材13に第2の孔5が緩やかに嵌合するように梁2を下部
柱1の上端に当接する。そして、受け螺子体43の第3の
受け螺子44を下向きとして係止用受け部41の貫通孔42に
挿入すると共に、第2の螺子15を螺合する。そして、受
け螺子体43を軸線Xを中心として時計方向Z周りに回動
する。この結果受け螺子体43は、梁2、ひいては下部柱
1に引き寄せられて、下部柱1と梁2とが一体に固定さ
れる。また受け螺子体43を時計方向Zに回動することに
より、第2の連結部材13が回動しても、この第1の螺子
8に螺合する第2の連結部材13は下方へ進むこととな
り、いずれにしても梁2は下部柱1に引き寄せられる。
【0040】以上のように、前記実施形態においては、
下部柱1と、この下部柱1の上側に当接する梁2とを一
体に接合する建築用接合金具において、前記下部柱1、
梁2に第1、2の孔4,5を同一軸線Z上にそれぞれ形
成し、前記第1の孔4に挿入して固定した第1の連結部
材7の一側に第1の螺子8を形成し、前記貫通した第2
の孔6に挿入した第2の連結部材13の下側に前記第1の
螺子8に螺合する第1の受け螺子14を設けると共に、こ
の第2の連結部材13の一側に第2の螺子15を形成し、前
記梁2の上側に係止した受け螺子体43を前記第2の螺子
17に螺合することにより、第2の螺子15と受け螺子体43
を螺合させて梁2を下部柱1に引き寄せることができ
る。したがって、下部柱1と梁2との隅角或いは梁2と
上部柱3との隅角に、接合金具があらわれるようなこと
はなくなり、構造板(図示せず)等を隅角にも簡単に取
り付けることが可能となる。また、下部柱1、梁2に対
応するように第1、2の連結部材7,13を設けたことに
より、下部柱1、梁2を順次組み立てると同時に第1、
2の連結部材7,13及び受け螺子体43をも組み立てるこ
ととなるので、作業を簡単に行うことができる。
【0041】尚、本考案は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本考案の要旨の範囲内において、柱ではな
く他の垂直部材でもよい等種々の変形実施が可能であ
る。例えば、図8,9示す第4,5実施形態においては、
第2の連結部材13が予め複数、実施形態では2分割され
たものを、第1の受け螺子14を設けた一方の分割連結部
材13Aの受け螺子14と反対側に連結用螺子51を雄螺子に
より形成し、第2の螺子15を形成した他方の分割連結部
材13Bの第2の螺子15と反対側に連結用受け螺子52を雌
螺子により形成し、そして連結用螺子41と連結用受け螺
子52を螺着して、両者を一体化して使用するものであ
る。このようにして、第2の連結部材13を分割連結部材
13A,13Bのように複数に分割したものを一体化するこ
とにより、梁2の厚みにとらわれることなく、各種の厚
みのものに対応することができる。また、第4実施形態
においては、第1の連結部材7、第3の連結部材16に4
箇所の孔9A,10A、孔18A,19Aがそれぞれ形成さ
れ、そしてそれぞれにストッパー孔9,10、18,19が挿
入するようになっている。このように、ストッパー孔
9,10、18,19の数を増やすことにより、より大きな締
め付け力を発揮することができる。
【0042】さらに、他の実施形態として、図10〜図
15に示す第6〜11実施形態を説明する。図10の第
6実施形態においては、第1,3の連結部材7,16の第1
の螺子7、第2の受け螺子17において、パイプ状本体の
端部にナット状の部品53を挿入、溶接したものである。
したがって、第1の受け螺子と第2の螺子は雄螺子とな
る。図11の第7実施形態においては、第1,3の連結
部材7,16の第1の螺子7、第2の受け螺子17におい
て、パイプ状本体の端部にボルト状の部品54を挿入、溶
接したものである。したがって、第1の受け螺子と第2
の螺子は雌螺子となる。図12の第8実施形態において
は、第1,3の連結部材7,16の第1の螺子7、第2の受
け螺子17において、パイプ状本体の端部を絞り螺子切り
加工して雄螺子55を形成したものである。したがって、
第1の受け螺子と第2の螺子は雌螺子となる。図13の
第9実施形態においては、第1,3の連結部材7,16の第
1の螺子7、第2の受け螺子17において、中実な芯棒の
端部に孔を形成した後タップ加工して雌螺子56を形成し
たものである。したがって、第1の受け螺子と第2の螺
子は雄螺子となる。図14の第10実施形態において
は、第1,3の連結部材7,16の第1の螺子7、第2の受
け螺子17において、中実な芯棒の端部に孔を形成した後
タップ加工し、そして全螺子体57を挿入して溶接したも
のである。したがって、第1の受け螺子と第2の螺子は
雌螺子となる。図15の第11実施形態においては、第
1,3の連結部材7,16の第1の螺子7、第2の受け螺子
17において、中実な芯棒の端部を径小に削り出し、そし
て螺子切りして雄螺子58を挿入して溶接したものであ
る。したがって、第1の受け螺子と第2の螺子は雌螺子
となる。
【0043】さらに、第2の連結部材について、図16
〜図20に示す第12〜16実施形態を説明する。図1
6に示す第12実施形態の第2の連結部材13は、中実な
芯棒の端部を径小に削り出して雄螺子59を第1の受け螺
子14、第2の螺子15として形成したものである。したが
って、第1の螺子と第2の受け螺子は雌螺子となる。図
17に示す第13実施形態の第2の連結部材13は、中実
な芯棒の端部に孔を形成してタップを加工して雌螺子60
を第1の受け螺子14、第2の螺子15として形成したもの
である。したがって、第1の螺子と第2の受け螺子は雄
螺子となる。図18に示す第14実施形態の第2の連結
部材13は、パイプ状本体の端部にナット状部品61を挿
入、溶着して雌螺子を第1の受け螺子14、第2の螺子15
として形成したものである。したがって、第1の螺子と
第2の受け螺子は雄螺子となる。図19に示す第15実
施形態の第2の連結部材13は、パイプ状本体の端部にボ
ルト状部品62を挿入、溶着して雌螺子を第1の受け螺子
14、第2の螺子15として形成したものである。したがっ
て、第1の螺子と第2の受け螺子は雌螺子となる。図2
0に示す第16実施形態の第2の連結部材13は、パイプ
状本体の端部を絞り加工して、その内面に雌螺子63を第
1の受け螺子14、第2の螺子15として形成したものであ
る。したがって、第1の螺子と第2の受け螺子は雄螺子
となる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、横架する梁又は土台
等の被接合部材と、この被接合部材に一側を当接する柱
等垂直部材とを一体に接合する柱等垂直部材の固定方法
であって、前記被接合部材と一体的に埋設された一方の
連結部材の一側に螺子を形成し、前記柱等垂直部材に他
方の連結部材を埋設して固定すると共に、この他方の連
結部材に前記螺子に螺合する受け螺子を形成し、前記柱
等垂直部材を回動することにより前記螺子と受け螺子を
螺合して前記柱等垂直部材を固定することを特徴とする
柱等垂直部材の固定方法であり、柱等垂直部材の外側に
金具があらわれないので、隅角の処理も簡単に行うこと
ができる。
【0045】請求項2の発明は、下部柱又は基礎等の第
1の被接合部材と、この第1の被接合部材の一側に当接
する横架材等の第2の被接合部材と、この第2の被接合
部材の一側に当接する柱等垂直部材とを一体に接合する
柱等垂直部材の固定方法であって、前記第1、2の被接
合部材及び前記柱等垂直部材に第1〜3の孔を同一軸線
上にそれぞれ形成し、前記第1の孔に挿入して固定した
第1の連結部材の一側に第1の螺子を形成し、前記貫通
した第2の孔に挿入した第2の連結部材の他側に前記第
1の螺子に螺合する第1の受け螺子を設けると共に、こ
の第2の連結部材の一側に第2の螺子を形成し、前記第
3の孔に挿入して固定した第3の連結部材の他側に前記
第2の螺子に螺合する第2の受け螺子を設け、前記第1
の螺子と前記第2の孔に設けられた第2の連結部材の第
1の受け螺子を螺合した後、前記柱等垂直部材を前記軸
線を中心として回動し、前記第2の螺子に前記第2の受
け螺子を螺合することを特徴とする柱等垂直部材の固定
方法であり、柱等垂直部材を回動することにより第2の
被接合部材を第1の被接合部材に引き寄せることができ
ると共に、第1、2の被接合部材の外側に接合金具があ
らわれないので、隅角の処理も簡単に行うことができ
る。
【0046】請求項3の発明においては、前記第1〜3
の連結部材は、前記第1〜3の孔とほぼ同軸状な筒、棒
等の軸状体によってそれぞれ形成され、かつ、前記軸線
に交差するように前記第1、3の被接合部材に挿入した
ストッパーを前記第1、3の連結部材に係止することを
特徴とする請求項2記載の柱等垂直部材の固定方法であ
り、第1、3の被接合部材に第1、3の連結部材を簡単
に、しかも確実に固定することができる。
【0047】請求項4の発明は、前記第1の螺子の螺子
方向と、前記第2の螺子の螺子方向とが同じ方向である
ことを特徴とする請求項2又は3記載の柱等垂直部材の
固定方法であり、第1の螺子と第1の受け螺子または及
び第2の螺子と第2の受け螺子とが螺合することができ
る。
【0048】請求項5の発明は、下部柱や基礎等の第1
の被接合部材と、この第1の被接合部材の一側に当接す
る横架材等の第2の被接合部材とを一体に接合する建築
用接合金具において、前記第1、2の被接合部材に第
1、2の孔を同一軸線上にそれぞれ形成し、前記第1の
孔に挿入して固定した第1の連結部材の一側に第1の螺
子を形成し、前記貫通した第2の孔に挿入した第2の連
結部材の他側に前記第1の螺子に螺合する第1の受け螺
子を設けると共に、この第2の連結部材の一側に第2の
螺子を形成し、前記第2の被接合部材の他側に係止した
受け螺子体を前記第2の螺子に螺合することを特徴とす
る建築用接合金具であり、受け螺子体を回動することに
より第2の被接合部材を第1の被接合部材に引き寄せる
ことができると共に、第1、2の被接合部材の外側に接
合金具があらわれないので、隅角の処理も簡単に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図3】本考案の第1実施形態を示す平断面図である。
【図4】本考案の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5】本考案の第2実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図6】本考案の第3実施形態を示す斜視図である。
【図7】本考案の第3実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図8】本発明の第4実施形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第5実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第6実施形態を示す正面図である。
【図11】本発明の第7実施形態を示す正面図である。
【図12】本発明の第8実施形態を示す正面図である。
【図13】本発明の第9実施形態を示す正面図である。
【図14】本発明の第10実施形態を示す正面図であ
る。
【図15】本発明の第11実施形態を示す正面図であ
る。
【図16】本発明の第12実施形態を示す正面図であ
る。
【図17】本発明の第13実施形態を示す正面図であ
る。
【図18】本発明の第14実施形態を示す正面図であ
る。
【図19】本発明の第15実施形態を示す正面図であ
る。
【図20】本発明の第16実施形態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 下部柱(第1の被接合部材) 2 梁(第2の被接合部材) 3 柱 4 第1の孔 5 第2の孔 6 第3の孔 7 第1の連結部材(一方の連結部材) 8 第1の螺子 9,10,18,19 ストッパー 13 第2の連結部材(一方の連結部材) 14 第1の受け螺子 15 第2の螺子 16 第3の連結部材(他方の連結部材) 17 第2の受け螺子 31 コンクリート基礎(第1の被接合部材) 34 土台(第2の被接合部材) 35 柱(第3の被接合部材) 43 受け螺子体 X 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 政衛 新潟県三条市大字井戸場84番地9 株式会 社栗山百造内 Fターム(参考) 2E125 AA04 AA14 AA18 AB11 AC23 AG12 AG13 AG56 BA02 BA22 BB08 BB19 BB22 BD01 BE07 BF04 CA01 CA71 CA79 EA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横架する梁又は土台等の被接合部材と、
    この被接合部材に一側を当接する柱等垂直部材とを一体
    に接合する柱等垂直部材の固定方法であって、前記被接
    合部材と一体的に埋設された一方の連結部材の一側に螺
    子を形成し、前記柱等垂直部材に他方の連結部材を埋設
    して固定すると共に、この他方の連結部材に前記螺子に
    螺合する受け螺子を形成し、前記柱等垂直部材を回動す
    ることにより前記螺子と受け螺子を螺合して前記柱等垂
    直部材を固定することを特徴とする柱等垂直部材の固定
    方法。
  2. 【請求項2】 下部柱又は基礎等の第1の被接合部材
    と、この第1の被接合部材の一側に当接する横架材等の
    第2の被接合部材と、この第2の被接合部材の一側に当
    接する柱等垂直部材とを一体に接合する柱等垂直部材の
    固定方法であって、前記第1、2の被接合部材及び前記
    柱等垂直部材に第1〜3の孔を同一軸線上にそれぞれ形
    成し、前記第1の孔に挿入して固定した第1の連結部材
    の一側に第1の螺子を形成し、前記貫通した第2の孔に
    挿入した第2の連結部材の他側に前記第1の螺子に螺合
    する第1の受け螺子を設けると共に、この第2の連結部
    材の一側に第2の螺子を形成し、前記第3の孔に挿入し
    て固定した第3の連結部材の他側に前記第2の螺子に螺
    合する第2の受け螺子を設け、前記第1の螺子と前記第
    2の孔に設けられた第2の連結部材の第1の受け螺子を
    螺合した後、前記柱等垂直部材を前記軸線を中心として
    回動し、前記第2の螺子に前記第2の受け螺子を螺合す
    ることを特徴とする柱等垂直部材の固定方法。
  3. 【請求項3】 前記第1〜3の連結部材は、前記第1〜
    3の孔とほぼ同軸状な筒、棒等の軸状体によってそれぞ
    れ形成され、かつ、前記軸線に交差するように前記第
    1、3の被接合部材に挿入したストッパーを前記第1、
    3の連結部材に係止することを特徴とする請求項2記載
    の柱等垂直部材の固定方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の螺子の螺子方向と、前記第2
    の螺子の螺子方向とが同じ方向であることを特徴とする
    請求項2又は3記載の柱等垂直部材の固定方法。
  5. 【請求項5】 下部柱や基礎等の第1の被接合部材と、
    この第1の被接合部材の一側に当接する横架材等の第2
    の被接合部材とを一体に接合する建築用接合金具におい
    て、前記第1、2の被接合部材に第1、2の孔をそれぞ
    れ形成し、前記第1の孔に挿入して固定した第1の連結
    部材の一側に第1の螺子を形成し、前記貫通した第2の
    孔に挿入した第2の連結部材の他側に前記第1の螺子に
    螺合する第1の受け螺子を設けると共に、この第2の連
    結部材の一側に第2の螺子を形成し、前記第2の被接合
    部材の他側に係止した受け螺子体を前記第2の螺子に螺
    合することを特徴とする建築用接合金具。
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