JP2003297940A - Mos型可変容量素子および集積回路 - Google Patents

Mos型可変容量素子および集積回路

Info

Publication number
JP2003297940A
JP2003297940A JP2002132120A JP2002132120A JP2003297940A JP 2003297940 A JP2003297940 A JP 2003297940A JP 2002132120 A JP2002132120 A JP 2002132120A JP 2002132120 A JP2002132120 A JP 2002132120A JP 2003297940 A JP2003297940 A JP 2003297940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitance
region
impurity diffusion
mos
diffusion region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002132120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003297940A6 (ja
JP2003297940A5 (ja
Inventor
Nobuyuki Takeyasu
伸行 竹安
Isamu Kuno
勇 久野
Ryuji Ariyoshi
竜司 有吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Microelectronics Inc
Original Assignee
Kawasaki Microelectronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Microelectronics Inc filed Critical Kawasaki Microelectronics Inc
Priority to JP2002132120A priority Critical patent/JP2003297940A/ja
Publication of JP2003297940A publication Critical patent/JP2003297940A/ja
Publication of JP2003297940A6 publication Critical patent/JP2003297940A6/ja
Publication of JP2003297940A5 publication Critical patent/JP2003297940A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストアップなしに、従来よりも可変範囲の広
いMOS型可変容量素子およびこれを用いた発振回路を
搭載する集積回路を提供する。 【解決手段】第1導電型の半導体基板の表面に形成さ
れ、第1の方向に延びる平面形状を有する容量領域と、
容量絶縁膜を介して容量領域と対向してMOS容量を形
成する容量電極とからなるMOS型可変容量素子におい
て、容量領域の第1の方向に延びる2辺の少なくとも一
方に沿って、第1導電型と異なる第2導電型の不純物拡
散領域を設ける。これにより、容量電極に印加される制
御信号の電圧の変化に対する容量値の可変幅を大幅に向
上させることができ、このMOS型可変容量素子を用い
て構成された周波数可変の発振器は、その発振周波数を
広範囲にわたって変更可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOS型可変容量
素子および、このMOS型可変容量素子を用いて構成さ
れた周波数可変の発振回路を搭載する集積回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電圧制御発振器等のように、電
圧の変化に応じて、その発振周波数が可変の発振回路で
は、PN接合型キャパシタやMOS型キャパシタ等のよ
うに、電圧の変化に応じて、その容量値が変化する可変
容量素子を用いて発振周波数が変更される。電圧制御発
振器では、その発振周波数が広範囲にわたって可変であ
るのが望ましく、従って、可変容量素子も、電圧の変化
に対して容量値の変化幅の大きいものが望まれている。
【0003】ところで、PN接合型キャパシタの場合、
通常のMOS工程以外に追加でウェル形成工程が必要と
なる。また、耐圧の観点からもPN接合型キャパシタに
比べてMOS型キャパシタの方が優れている。このた
め、例えば特開2000−252480号公報等に開示
されているように、可変容量素子として、MOS型キャ
パシタの利用が望まれている。
【0004】特開2000−252480号公報には、
第1導電型半導体基板の導電体層に対向する領域に近接
した表面近傍に第2導電型不純物拡散領域を設け、この
第2導電型不純物領域に直流電圧を印加した状態で用い
るMOS型キャパシタが開示されている。これにより、
同公報によれば、周波数可変幅を大きく取ることがで
き、VCO回路(電圧制御発振器)を構成する半導体集
積回路装置に好適に用いることができるとしている。
【0005】しかし、同公報に開示のMOS型キャパシ
タでは、制御電圧0〜5Vの範囲での容量値減少率が約
1/3程度と小さい。これは、今後の半導体デバイスの
進展により、MOS型キャパシタに対してさらに広範囲
にわたる周波数可変が要求された場合に十分な可変量で
あるとは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点を解消し、コストアップなし
に、従来よりも可変範囲の広いMOS型可変容量素子お
よびこれを用いた発振回路を搭載する集積回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1導電型の半導体基板の表面に形成さ
れ、第1の方向に延びる平面形状を有する容量領域と、
容量絶縁膜を介して該容量領域と対向してMOS容量を
形成する容量電極とからなるMOS型可変容量素子であ
って、前記容量領域の前記第1の方向に延びる2辺の少
なくとも一方に沿って、前記第1導電型と異なる第2導
電型の不純物拡散領域が設けられていることを特徴とす
るMOS型可変容量素子を提供するものである。
【0008】ここで、複数の前記容量電極および容量領
域を、前記第1の方向と垂直な方向に並べて電気的に並
列に接続し、隣り合う2つの前記容量領域間において、
前記第2導電型の不純物拡散領域が該隣り合う2つの容
量領域に共通に設けられているのが好ましい。
【0009】また、前記第2導電型の不純物拡散領域か
ら前記容量領域のいずれの部分への距離も10μm以下
であるのが好ましい。
【0010】また、前記容量電極と半導体基板との間に
印加する制御電圧によって、該容量電極と半導体基板と
の間の容量値を制御するとともに、前記第2導電型の不
純物拡散領域に、前記制御電圧以下の同極性の電圧を印
加するのが好ましい。
【0011】また、本発明は、上記のいずれかに記載の
MOS型可変容量素子と、該MOS型可変容量素子の容
量によって発振周波数が変化する発振回路とを同一半導
体基板上に集積したことを特徴とする集積回路を提供す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のMOS型可変容量素子および
集積回路を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の集積回路に搭載される発
振回路の一実施例の構成回路図である。本発明の集積回
路は、本発明のMOS型可変容量素子の容量値に応じ
て、その発振周波数が変化する発振回路10を搭載する
ものである。図示例の発振回路10は、従来公知の水晶
発振回路であり、水晶振動子12、インバータ14、抵
抗素子16,18,26、容量素子20,22,24お
よび本発明のMOS型可変容量素子28により構成され
ている。
【0014】ここで、インバータ14および抵抗素子1
6は水晶振動子12に対して並列に配置され、水晶振動
子12の一方の端子(図中左側の端子)、インバータ1
4の入力端子および抵抗素子16の一方の端子(図中左
側の端子)は互いに接続されている。また、インバータ
14の出力端子と抵抗素子16の他方の端子(図中右側
の端子)も互いに接続され、インバータの出力端子は、
抵抗素子18を介して水晶振動子12の他方の端子(図
中右側の端子)に接続されている。
【0015】また、キャパシタ20は、水晶振動子12
の他方の端子とグランドとの間に接続され、キャパシタ
22,24は、水晶振動子12の一方の端子とグランド
との間に直列に接続されている。また、抵抗素子26
は、これらのキャパシタ22,24の接続点と入力端子
30との間に接続され、本発明のMOS型可変容量素子
28は、同じくキャパシタ22,24の接続点とグラン
ドとの間に接続されている。
【0016】本発明の集積回路では、水晶振動子12を
除く、発振回路10の各構成要素は同一半導体基板上に
集積される。抵抗素子16,18,26の抵抗値、およ
びキャパシタ20,22,24の容量値は任意に設定可
能な固定の値とされる。これに対し、MOS型可変容量
素子28は、入力端子30から、抵抗素子26を介して
供給される信号の電圧に応じて、その容量値が可変なも
のである。
【0017】すなわち、発振回路10では、集積回路の
製造(設計)時に決定される抵抗素子16,18,26
の抵抗値(固定値)、キャパシタ20,22,24の容
量値(固定値)と共に、集積回路の製造後であっても、
入力端子30から供給される信号の電圧に応じて可変の
MOS型可変容量素子28の容量値に応じて、その発振
周波数を適宜変更可能である。なお、発振回路10は、
図示例のものに限定されず、従来公知のものにいずれも
適用可能である。
【0018】次に、本発明のMOS型可変容量素子28
について説明する。
【0019】図2は、本発明のMOS型可変容量素子の
レイアウト構造を表す一実施例の概念図である。ここ
で、同図(a)はレイアウト平面図、図2(b)は、同
図(a)の点線部分のレイアウト断面図である。
【0020】同図に示すMOS型可変容量素子28は、
本発明を適用する、20個のMOS容量を図中左右方向
に並べて配置したものである。個々のMOS容量は、本
実施例の場合には、pの半導体基板32の表面に形成
され、図中上下方向に延びる平面形状(長方形)の容量
領域34と、この容量領域34に対向する位置に、半導
体基板32上に形成された容量絶縁膜(図示省略)を介
して設けられた容量電極(ゲート電極(poly))3
6とにより構成される。
【0021】容量絶縁膜は、例えばシリコン酸化膜等の
絶縁膜によって形成される。容量電極は、例えば多結晶
シリコン等の導電性材料膜によって形成される。図2で
は省略されているが、容量電極36、pの不純物拡散
領域38およびnの不純物拡散領域40上には層間絶
縁膜が形成され、コンタクトを介して、配線が接続され
ている。そしてこの配線を介して、同一の半導体基板上
に形成された他の素子との接続がなされ、図1の発振回
路が構成される。
【0022】また、容量領域34の上下方向に延びる一
方の辺に沿って、pの不純物拡散領域38が設けら
れ、他方の辺に沿って、nの不純物拡散領域40が設
けられている。なお、本実施例では、互いに隣り合う2
つのMOS容量同士の間で、pの不純物拡散領域38
またはnの不純物拡散領域40のどちらか一方が共用
されている。例えば、図中左端および左から2番目のM
OS容量では、両者の間でnの不純物拡散領域40が
共用されている。
【0023】容量領域34には、例えば1×1015
−3程度低い濃度でp型の不純物が含まれている。こ
れに対して、pの不純物拡散領域38およびnの不
純物拡散領域40には、それぞれp型およびn型の不純
物が高濃度に、例えば1×1018cm−3程度以上の
濃度に含まれる。
【0024】これらの容量領域34、pの不純物拡散
領域38およびnの不純物拡散領域40は、半導体基
板32表面の共通のアクティブ領域33内に形成され
る。アクティブ領域31の外側は分離領域であり、その
部分の半導体基板32表面はシリコン酸化膜等のフィー
ルド絶縁膜35によって覆われている。
【0025】このようなMOS型可変容量素子28は、
例えば以下のような工程によって製造する。
【0026】まず、p型半導体基板32の表面の分離
領域に、例えばLOCOS(Local Oxidat
ion of Silicon)法によってフィールド
絶縁膜33を形成し、分離領域以外の部分をアクティブ
領域31とする。次に、アクティブ領域の表面に、例え
ば熱酸化法によって容量絶縁膜を形成する。そして、容
量絶縁膜が形成された半導体基板表面上の全面に多結晶
シリコン膜を堆積する。この多結晶シリコン膜にリン等
の不純物を添加して容量電極として適切な抵抗値にし、
レジストをマスクとしてパターニングし、容量電極36
を形成する。そして、レジストおよび容量電極36をマ
スクとして、すなわち、図2において容量電極36の左
右のいずれかの一辺が開口部内に入るようなレジストマ
スクを形成して、p型もしくはn型の不純物をイオン注
入法によって導入して、pの不純物拡散領域38およ
びnの不純物拡散領域40を形成する。
【0027】フィールド絶縁膜33は、同一の半導体基
板32上に形成する集積回路のトランジスタその他の素
子間を分離するためのフィールド絶縁膜と同時に形成す
ることができる。容量絶縁膜および容量電極は、同一の
半導体基板32上に形成する集積回路のMOSトランジ
スタのゲート絶縁膜およびゲート電極と同時に形成する
ことができる。pの不純物拡散領域38およびn
不純物拡散領域40は、同一の半導体基板32上に形成
する集積回路のpチャンネルMOSトランジスタおよび
nチャンネルMOSトランジスタの高濃度ソース、ドレ
イン領域と同時に形成することができる。すなわち、図
2のMOS型可変容量素子28、および図2のMOS型
可変容量素子28を含む集積回路は、通常のCMOS型
集積回路製造のための工程と同一の工程を利用して、低
コストで製造することができる。
【0028】本発明のMOS型可変容量素子28は、容
量領域34の長辺に沿って、pの半導体基板32とは
反対の導電型のnの不純物拡散領域40を配置するこ
とにより、容量電極36に印加される信号(以下、制御
信号という)の電圧の変化に対する容量値の可変幅を大
幅に向上可能としたものである。図示例のMOS型可変
容量素子28の場合、制御電圧は、0または正の電圧範
囲、例えば0Vから集積回路の電源電圧(5V)までの
範囲で変化する。そして、制御信号の電圧が低い場合に
は容量値が比較的大きく、逆に制御信号の電圧が高くな
るに従って容量値は徐々に小さくなる。
【0029】例えば、制御信号の電圧を0Vから徐々に
上昇させていくと、まず、pの半導体基板32内の多
数キャリアであるホールが基板表面から基板内部側へ押
しやられる。これにより、容量領域34の表面付近に空
乏層が広がり、その容量値が低下する。MOS型可変容
量素子28の容量値は、容量絶縁膜の容量と空乏層の容
量との直列合成容量であるから、空乏層の容量が低下す
ることにより、MOS型可変容量素子28の容量値は減
少する。
【0030】続いて、制御信号の電圧をさらに上昇させ
ていくと、少数キャリアである電子が基板表面付近に集
中し始め反転層が形成されることになる。この反転層が
形成されると、空乏層の広がりが抑制され、容量値の減
少は抑制されてしまう。
【0031】この時、nの不純物拡散領域40に正の
バイアス電圧を印加することにより、反転層を形成する
少数キャリアの電子を引き寄せ、反転層の形成を抑制す
る効果を果たさせることができる。nの不純物拡散領
域40は容量領域34の長辺に沿って形成され、p
半導体基板32表面の容量領域34とnの不純物拡散
層40との間の接合面積が大きく取られているため、電
子を効率的に引き寄せ反転層が形成されるのを効果的に
抑制可能である。これにより、空乏層の広がりをさらに
促進し、制御信号の電圧を高くした場合の容量値の減少
幅を大幅に向上させることができる。
【0032】ここで、例えば制御信号を0〜5Vの範囲
で使用する場合、制御信号の電圧の変化に対する容量値
の可変幅を大きくするためには、制御信号の電圧が0V
の時の容量値を可能な限り大きくし、逆に5Vの時の容
量値を可能な限り小さくするのが好ましいことは言うま
でもない。
【0033】制御信号の電圧が0Vの時の容量値を大き
くするためには、例えば容量電極36をpの半導体基
板32と仕事関数の同じ材料またはpの半導体基板3
2と同じ導電型の材料で形成するのが好ましい。また、
容量領域34の表面近傍に、pの半導体基板32のp
型不純物濃度に比較して高い濃度のp型不純物を含む不
純物拡散領域を形成して制御信号の電圧が0V以下での
空乏層の厚みを薄く抑えるのも有効な方法である。この
ためには例えば、同一の半導体基板上に形成する集積回
路のnチャンネルMOSトランジスタのしきい値調整の
ために、p型半導体基板32の表面近傍に導入される
p型不純物を、容量領域34にも導入すればよい。
【0034】一方、制御信号の電圧が5Vの時の容量値
を小さくするためには、前述の通り、容量領域34とn
の不純物拡散層40との間の接合面積を可能な限り大
きく取ることによって、反転層が形成されるのを極力抑
制するのが好ましい。従って、nの不純物拡散領域4
0は、例えば容量領域34の長辺の両側に沿って配置す
るなどし、容量領域34とnの不純物拡散層40との
接合面積を可能な限り大きく取るのも効果的である。
【0035】後述のように、制御信号の電圧とnの不
純物拡散領域40に印加するバイアス電圧との関係によ
っては、nの不純物拡散領域40を設けても反転層が
形成される場合もある。しかしその場合であっても、容
量領域34とnの不純物拡散領域40との接合面積を
大きくしておくことにより、nの不純物拡散領域40
に反転層の少数キャリアを吸収させ、容量値を小さくす
ることができる。
【0036】なお、このように少数キャリアを効率的に
引き寄せ、もしくは吸収するためには、前述のように、
の不純物拡散領域40は1×1018cm−3程度
以上の濃度にn型の不純物を含むことが好ましい。n型
不純物濃度を1×1019cm−3程度以上に高めるこ
とにより、さらに良好に少数キャリアを引き寄せ、もし
くは吸収することができる。また、前述のように、同一
の半導体基板32上に形成するn型のMOSトランジス
タの高濃度ソースおよびドレイン領域と同時に形成する
場合には、nの不純物拡散領域40は、1×1020
cm−3程度以上のn型不純物濃度を持つことが通例で
ある。
【0037】また、容量領域34の(上記のように、制
御電圧が0Vの時の容量値を大きくするためにp型不純
物を導入した領域を表面近傍に形成する場合には、その
部分を除いた部分の)p型不純物濃度を可能な限り低く
することも、制御信号の電圧が5Vの時の容量値を小さ
くするために有効な方法である。このためには、低濃度
のp型半導体基板32を使用し、同一の半導体基板表
面のnチャンネル型MOSトランジスタを形成する領域
にはpウェルを形成する場合でも、可変容量ダイオード
28を形成する領域にはpウェルを形成しない。
【0038】次に、本発明のMOS型可変容量素子28
と従来のMOS型可変容量素子のMOS容量特性(C
(容量)−V(電圧)特性)の違いについて具体例を挙
げて説明する。
【0039】ここでは、本発明のMOS型可変容量素子
28として図2に示すものを使用し、従来のMOS型可
変容量素子の一例として、図3に示す、特開2000−
252480号公報に記載のものを使用した場合につい
て説明する。
【0040】図2に示す本発明のMOS型可変容量素子
28において、それぞれの容量領域34および容量電極
36の上下方向の長さは150μmおよび155.4μ
m、左右方向の長さは10μmである。また、pおよ
びnの不純物拡散領域38,40の上下方向の長さは
150μm、左右方向の長さは共に3.5μmである。
なお、容量領域34の上辺および下辺から突出する容量
電極36の上下方向の長さはそれぞれ2.4μmおよび
3μmである。
【0041】一方、図3に示す従来のMOS型可変容量
素子42は、図2に示す本発明のMOS型可変容量素子
28の場合と同じように、20個のMOS容量を図中左
右方向に並べて配置したものである。個々のMOS容量
は、pの半導体基板44のアクティブ領域45の表面
に形成され、上下方向に延びる平面形状の容量領域46
と、容量領域46と対向する位置に、半導体基板44上
に形成された容量絶縁膜(図示省略)を介して設けられ
た容量電極48とにより構成される。
【0042】また、容量領域46の上下方向に延びる両
方の辺のそれぞれに沿って、pの不純物拡散領域5
0,52が設けられている。また、容量領域46の図中
上側の短辺に沿ってnの不純物拡散領域54が設けら
れている。なお、図示例では、互いに隣り合う2つのM
OS容量同士の間で、pの不純物拡散領域52が共用
されている。
【0043】また、図3に示す従来のMOS型可変容量
素子42において、容量電極48の上下方向および左右
方向の長さ、pの不純物拡散領域50,52の上下方
向の長さ、pの不純物拡散領域50,52の上辺およ
び下辺から突出する容量電極48の上下方向の長さは、
図2に示す本発明のMOS型可変容量素子28の場合と
同じである。従って、nの不純物拡散領域54を、容
量電極48をマスクとして形成する場合には、nの不
純物拡散領域54は、図3の容量領域46の上辺から
2.4μmだけ離れて形成される。また、pの不純物
拡散領域50,52の左右方向の長さはそれぞれ3.5
μmおよび7μmである。また、nの不純物拡散領域
54の上下方向および左右方向の長さは、それぞれ9.
6μmおよび8μmである。
【0044】続いて、図4は、本発明のMOS型可変容
量素子と従来のMOS型可変容量素子のMOS容量特性
を表す一実施例のグラフである。図示例のグラフにおい
て、横軸は、本発明のMOS型可変容量素子28の容量
電極36および従来のMOS型可変容量素子42の容量
電極48に印加される制御信号の電圧Vg(V)を表
し、縦軸は、制御信号の電圧が0Vの時の容量値C0で
規格化した、制御信号の電圧を変化させた場合の容量値
Cを表す。
【0045】なお、MOS容量の測定に際しては、図2
に示す本発明のMOS型可変容量素子28のnの不純
物拡散領域40、および図3に示す従来のMOS型可変
容量素子42のnの不純物拡散領域54は共に、同じ
5Vの固定バイアス電圧を印加した状態とした。また、
不純物拡散領域38および52は共に、0Vを印加
した状態とした。
【0046】このグラフから明らかなように、制御信号
の電圧を0〜5Vの範囲で変化させた場合、従来のMO
S型可変容量素子42の容量値Cは40%程度までしか
低下しないが、本発明のMOS型可変容量素子28の容
量値は20%程度まで低下可能であることが分かる。す
なわち、本発明のMOS型可変容量素子28では、制御
信号の電圧の変化に対する容量値の可変幅を従来のMO
S型可変容量素子42よりも大幅に向上させることがで
きる。
【0047】続いて、本発明のMOS型可変容量素子2
8のMOS容量特性についてさらに詳しく説明する。
【0048】図5は、本発明のMOS型可変容量素子の
MOS容量特性を表す一実施例のグラフである。このグ
ラフは、nの不純物拡散領域40に印加するバイアス
電圧を、5V固定、3V固定、1V固定、0V固定、容
量電極36と同電圧(すなわち、容量電極36とn
不純物拡散領域40とを電気的に接続した)として測定
し、得られたMOS型可変容量素子28のMOS容量特
性である。
【0049】ここで、図5のグラフに示すMOS容量特
性を得るために使用した測定系を説明する。
【0050】図6は、本発明のMOS型可変容量素子の
MOS容量特性の測定系を表す一実施例の概略図であ
る。同図に示すように、pの半導体基板32が接続さ
れているグランドと容量電極36との間にLCRメータ
56が接続されている。また、pの半導体基板32と
は別の系のグランドとnの不純物拡散領域40との間
にバイアスティー58およびDC電圧源60が直列に接
続されている。
【0051】この図から分かるように、容量電極36と
対向する容量領域に反転層が形成され、nの不純物拡
散領域40と電気的に接続された場合、LCRメータ5
6とDC電圧源60はループを形成する。このため、D
C電圧源60からnの不純物拡散領域40に対して直
接バイアス電圧を加えると、LCRメータ56側からD
C電圧源60側の容量成分が見えてしまい、正確な容量
測定ができない。この問題を解消するために、nの不
純物拡散領域40とDC電圧源60との間にバイアステ
ィー(L成分)58を挿入して、AC成分をカットする
構成とした。
【0052】図5のグラフを見ると分かるように、n
の不純物拡散領域40に印加するバイアス電圧を5V固
定、もしくは容量電極36と同電圧とした場合のC−V
特性はほとんど同じである。この2つのバイアス電圧印
加方法の中で、nの不純物拡散領域40の電圧を5V
固定とするためには、5Vの固定電圧、すなわち電源電
圧を供給する配線を、nの不純物拡散領域40に接続
する必要がある。これに対して、容量電極36と同電位
とする場合には、MOS型可変容量素子28を可変容量
素子として使用するために必須な制御信号の配線を、容
量電極36に接続すると共にnの不純物拡散領域40
にも接続するだけですむ。このため、容量電極36と同
電位とする方がレイアウトを単純化することができ、好
ましい。
【0053】これに対し、バイアス電圧を1V、0Vと
した場合にも、制御信号の電圧Vgがバイアス電圧より
も低い範囲内では、バイアス電圧を5V固定もしくは容
量電極36と同電位とした場合とほとんど同じである。
しかし、制御電圧Vgがバイアス電圧に比較して1V程
度もしくはそれ以上に大きい範囲では、バイアス電圧を
5V固定もしくは容量電極36と同電圧とした場合に比
較して容量値が大幅に低下することが分かる。言い換え
ると、制御信号の電圧Vgが5Vに近い領域での容量値
を低下させるためには、nの不純物拡散領域40に印
加するバイアス電圧は5V側よりも0V側に近くした方
が好ましい。
【0054】nの不純物拡散領域40に印加する正バ
イアス電圧が容量電極に印加する制御信号の電圧Vgに
比較して高い範囲では、容量領域34を形成するp
半導体基板32内の少数キャリアである電子は、n
不純物拡散領域40に引き寄せられた状態である。従っ
て、容量領域34の表面には反転層は形成されにくい。
これに対して、制御信号の電圧Vgがnの不純物拡散
領域40に印加する正バイアス電圧よりも高い場合に
は、少数キャリアである電子が、容量電極36に対向す
る容量領域34の表面に引き寄せられ、反転層が形成さ
れやすくなる。
【0055】nの不純物拡散領域40を容量領域34
の長辺に沿って設ける目的の一つは、このように反転層
が形成される状態においても少数キャリアである電子を
吸収することである。すなわち、nの不純物拡散領域
40を設けたことによる少数キャリア吸収効果は、容量
領域34の表面に反転層が形成される状態において発揮
される。nの不純物拡散領域40に印加する正バイア
ス電圧が、制御信号の電圧Vgの可変範囲の上限(上記
の例では5V)もしくはそれに近い電圧の場合には、制
御信号の電圧Vgの可変範囲内では反転層が形成される
状態にはならず、従って、nの不純物拡散領域40を
設けたことによる少数キャリア吸収効果は発揮されな
い。
【0056】これに対して、nの不純物拡散領域40
に印加する正バイアス電圧を、制御信号の電圧Vgの可
変範囲の上限に比較して低い電圧にした場合には、その
電圧よりも制御信号の電圧を高くした範囲で反転層が形
成される状態になる。この時に、nの不純物拡散領域
40を設けたことによる少数キャリア吸収効果が発揮さ
れる。すなわち、容量領域34の表面に反転層が形成さ
れるとしても、nの不純物拡散領域40が反転層から
少数キャリアである電子を吸収し、少数キャリアの濃度
を低く保つ。このために、図5に示されるように、大き
な容量値の減少を得ることができる。
【0057】ここで、本発明のMOS型可変容量素子2
8を有する半導体集積回路を単一の半導体基板上に構成
する場合、nの不純物拡散領域40に印加するバイア
ス電圧を0Vとするためには、最も単純には、例えばn
の不純物拡散領域40をpの半導体基板32のグラ
ンドと同電位とする。
【0058】しかし、この状態は、容量電極36とp
の半導体基板32との間の容量値に加えて、容量電極3
6とnの不純物拡散領域40との間の容量値を並列に
見る状態となるため、図5に示すグラフのような理想的
な特性を得ることができない。すなわち、制御信号の電
圧Vgを大きくしていくと、上記のように、容量領域3
4の表面に反転層が形成される。この結果、反転層とn
の不純物拡散領域40とが電気的に接続された状態に
なり、容量電極36とnの不純物拡散領域40との間
の容量は、容量電極36と反転層との間の容量、すなわ
ち、容量絶縁膜の容量に近づく。この容量を並列に見る
ことにより、MOS型可変容量素子28の容量は十分に
は低下しない。
【0059】図5に示すグラフのような特性を得るため
には、例えば図6に示す測定系と同じように、nの不
純物拡散領域40に対して、pの半導体基板32とは
別の系からバイアス電圧を供給する必要がある。しか
し、これは実デバイスでは、構成が複雑化する。より実
用的には、例えば、抵抗分圧によって、制御信号の電圧
Vgの可変範囲の最大値(上記の例では5V)よりも低
い正のバイアス電圧、具体的には例えば、最大値の1/
2以下の正のバイアス電圧を生成し、nの不純物拡散
領域40に印加することが可能である。この場合、分割
のために使用する抵抗の値を適切に選択することによ
り、例えば、図5に示したバイアス電圧1V固定の場合
と同様に、制御信号の電圧Vgが高い領域で容量値が大
きく低下する特性を得ることができる。もしくは、n
の不純物拡散領域40に制御電圧Vgを直接印加するの
ではなく、例えば抵抗分割によって制御電圧Vgよりも
低い電圧を生成して、不純物拡散領域40に印加するこ
とも可能である。さらに、高い抵抗を介して0Vのバイ
アス電圧を印加することも考えられる。
【0060】なお、nの不純物拡散領域40は、容量
領域34の長辺に隣接して設けられている。特に、前記
のように、容量電極36をマスクとして形成することに
より、容量電極36に対してnの不純物拡散領域40
を自己整合的に形成することができる。これにより、容
量領域34とnの不純物拡散層40との距離を極めて
近くすることができ好ましい。しかし、本発明はこれに
限定されず、nの不純物拡散領域40は、容量領域3
4から多少離れて設けられていても良い。
【0061】例えば、同一半導体基板上に形成するMO
SトランジスタとしてLDD(Lightly Dop
ed Drain)構造を有するMOSトランジスタを
採用する場合、トランジスタの高濃度ソース、ドレイン
領域は、ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを
形成してから形成される。この場合にも、前述のよう
に、nの不純物拡散領域40をトランジスタの高濃度
ソース、ドレイン領域と同時に形成することが可能であ
る。その結果、nの不純物拡散領域40は容量領域3
4の長辺からサイドウォールスペーサの幅だけ離れるこ
とになる。そして、容量領域34とnの不純物拡散領
域40との間には、トランジスタの低濃度ソース、ドレ
イン拡散領域と共通の、nの不純物拡散領域40に比
較して低濃度のn型不純物拡散領域が形成される。
【0062】pの不純物拡散領域38は、pの半導
体基板32の不純物濃度を薄くした場合に、MOS型可
変容量素子28の寄生抵抗を低減する役割を果たすもの
である。従って、pの不純物拡散領域38は、容量値
を下げるという点では必須の要件ではないが、設ける方
が好ましい。Pの不純物拡散領域38も、nの不純
物拡散領域40と同様に、容量領域34の少なくとも一
辺に隣接して設けることが好ましい。しかし、多少離れ
て設けられていても良い。また、容量領域34の短辺に
沿って設けるのでもよい。これにより、容量領域34の
両側の長辺に隣接してn不純物拡散領域40を設ける
ことが可能になる。
【0063】なお、寄生抵抗を低減する効果を得るため
には、前述のように、pの不純物拡散領域38は、1
×1018cm−3程度以上の濃度にp型の不純物を含
むことが好ましい。p型不純物濃度を1×1019cm
−3程度以上に高めることにより、さらに良好な効果を
得ることができる。また、同一の半導体基板32上に形
成するp型のMOSトランジスタの高濃度ソースおよび
ドレイン領域と同時に形成する場合には、pの不純物
拡散領域38は、5×1019cm−3程度以上のp型
不純物濃度を持つことが通例である。
【0064】なお、容量領域34の図中左右方向の幅
は、図示例のように、容量領域34の長辺の一方の側に
沿ってnの不純物拡散領域40を設けた場合には、少
数キャリアである電子を効率的に引き寄せて反転層が形
成されるのを抑制可能なように、例えば10μm以下と
するのが好ましい。また、容量領域34の長辺の両側に
沿ってnの不純物拡散領域40を設けた場合には、2
倍の20μm以下とするのが好ましい。
【0065】図2に示した例では、長方形の容量領域3
4の長辺の長さの全体に隣接してnの不純物拡散領域
40が設けられている。この場合には、上記のように、
容量領域34の図中左右方向の幅を、少数キャリアを効
率的に引き寄せることができる距離以下にすればよい。
しかし、容量領域34が長方形以外の形状を有する場合
や、長辺の長さの一部のみに隣接してnの不純物拡散
領域40を形成したような場合には、nの不純物拡散
領域40から容量領域34内のいずれの部分への距離
(nの不純物拡散領域40内の最も近い部分からの直
線距離)も、この、少数キャリアを効率的に引き寄せる
ことができる距離、例えば10μm以下となるように、
容量領域34の寸法、形状、およびnの不純物拡散領
域40の配置を決定すればよい。
【0066】また、MOS容量の容量値は、基本的に容
量領域34の大きさで決定されるので、容量領域34の
図中上下方向の長さを適宜決定し、必要とする容量値に
応じて、MOS容量を図中左右方向に並べて電気的に並
列に接続して使用すればよい。これにより、必要に応じ
て、任意の大きさ(物理サイズ)、任意の容量値のMO
S型可変容量素子28を構成可能である。
【0067】なお、図示例では、pの半導体基板32
を使用する場合を挙げて説明したが、本発明はこれに限
定されず、n半導体基板を使用して実現することも可
能である。
【0068】本発明のMOS型可変容量素子および集積
回路は、基本的に以上のようなものである。以上、本発
明のMOS型可変容量素子および集積回路について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発
明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更
をしてもよいのはもちろんである。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明のMO
S型可変容量素子は、基本的に、容量領域の第1の方向
に延びる2辺の少なくとも一方に沿って、第1導電型と
異なる第2導電型の不純物拡散領域を設けるようにした
ものである。また、本発明の集積回路は、本発明のMO
S型可変容量素子を用いて構成された周波数可変の発振
回路を搭載するものである。これにより、本発明のMO
S型可変容量素子によれば、コストアップを招くことな
く、容量電極に印加される制御信号の電圧の変化に対す
る容量値の可変幅を大幅に向上させることができる。ま
た、本発明のMOS型可変容量素子を用いて構成された
周波数可変の発振回路は、その発振周波数を広範囲にわ
たって変更可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の集積回路に搭載される発振回路の一
実施例の構成回路図である。
【図2】 (a)および(b)は、それぞれ本発明のM
OS型可変容量素子のレイアウト構造を表す一実施例の
平面および断面概念図である。
【図3】 (a)および(b)は、それぞれ従来のMO
S型可変容量素子のレイアウト構造を表す一例の平面お
よび断面概念図である。
【図4】 本発明のMOS型可変容量素子と従来のMO
S型可変容量素子のMOS容量特性を表す一実施例のグ
ラフである。
【図5】 本発明のMOS型可変容量素子のMOS容量
特性を表す一実施例のグラフである。
【図6】 本発明のMOS型可変容量素子のMOS容量
特性の測定系を表す一実施例の概略図である。
【符号の説明】
10 発振回路 12 水晶振動子 14 インバータ 16,18,26 抵抗素子 20,22,24 容量素子 28,42 MOS型可変容量素子 30 入力端子 32,44 pの半導体基板 33,45 アクティブ領域 34,46 容量領域 35,47 フィールド絶縁膜 36,48 容量電極 38,50,52 pの不純物拡散領域 40,54 nの不純物拡散領域 56 LCRメータ 58 バイアスティー 60 DC電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 勇 千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目三番地 川 崎マイクロエ レクトロニクス株式会社幕 張本社内 (72)発明者 有吉 竜司 千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目三番地 川 崎マイクロエ レクトロニクス株式会社幕 張本社内 Fターム(参考) 5F038 AC03 AC04 AC05 AC08 AC15 AV01 BG02 EZ13 EZ18 EZ20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板の表面に形成さ
    れ、第1の方向に延びる平面形状を有する容量領域と、
    容量絶縁膜を介して該容量領域と対向してMOS容量を
    形成する容量電極とからなるMOS型可変容量素子であ
    って、 前記容量領域の前記第1の方向に延びる2辺の少なくと
    も一方に沿って、前記第1導電型と異なる第2導電型の
    不純物拡散領域が設けられていることを特徴とするMO
    S型可変容量素子。
  2. 【請求項2】複数の前記容量電極および容量領域を、前
    記第1の方向と垂直な方向に並べて電気的に並列に接続
    し、 隣り合う2つの前記容量領域間において、前記第2導電
    型の不純物拡散領域が該隣り合う2つの容量領域に共通
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のM
    OS型可変容量素子。
  3. 【請求項3】前記第2導電型の不純物拡散領域から前記
    容量領域のいずれの部分への距離も10μm以下である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のMOS型可
    変容量素子。
  4. 【請求項4】前記容量電極と半導体基板との間に印加す
    る制御電圧によって、該容量電極と半導体基板との間の
    容量値を制御するとともに、 前記第2導電型の不純物拡散領域に、前記制御電圧以下
    の同極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のMOS型可変容量素子。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のMO
    S型可変容量素子と、該MOS型可変容量素子の容量に
    よって発振周波数が変化する発振回路とを同一半導体基
    板上に集積したことを特徴とする集積回路。
JP2002132120A 2002-03-29 2002-03-29 Mos型可変容量素子および集積回路 Pending JP2003297940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002132120A JP2003297940A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 Mos型可変容量素子および集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002132120A JP2003297940A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 Mos型可変容量素子および集積回路

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003297940A true JP2003297940A (ja) 2003-10-17
JP2003297940A6 JP2003297940A6 (ja) 2004-07-08
JP2003297940A5 JP2003297940A5 (ja) 2005-09-15

Family

ID=29397370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002132120A Pending JP2003297940A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 Mos型可変容量素子および集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003297940A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013520016A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 連続ウェルデカップリングコンデンサのためのシステムおよび方法
JP2020155921A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013520016A (ja) * 2010-02-12 2013-05-30 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 連続ウェルデカップリングコンデンサのためのシステムおよび方法
JP2020155921A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
JP7310193B2 (ja) 2019-03-20 2023-07-19 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100350575B1 (ko) 소오스-바디-기판이 접촉된 이중막 실리콘 소자 및 제조방법
US8013379B2 (en) Semiconductor variable capacitor and method of manufacturing the same
KR101055710B1 (ko) 평면 후면 게이트 cmos의 고성능 커패시터
US9577063B2 (en) Bipolar transistor, band-gap reference circuit and virtual ground reference circuit and methods of fabricating thereof
US6828638B2 (en) Decoupling capacitors for thin gate oxides
US7898033B2 (en) Semiconductor device
JP2009064860A (ja) 半導体装置
JP2000058842A (ja) 半導体装置
EP1553636B1 (en) Mos variable capacitive device
US10177044B2 (en) Bulk CMOS RF switch with reduced parasitic capacitance
US7247918B2 (en) MOS capacitor type semiconductor device and crystal oscillation device using the same
JP2005019487A (ja) Mos型可変容量素子及び電圧制御発振回路
US6285052B1 (en) Integrated capacitor
JP2839375B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2001284540A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2004311752A (ja) 電圧制御型容量素子及び半導体集積回路
JP3522433B2 (ja) 薄膜半導体装置
JP2002134752A (ja) 半導体装置
JP2001028423A (ja) 半導体集積回路装置
JP2001345376A (ja) 半導体装置
JP2003297940A (ja) Mos型可変容量素子および集積回路
JP2003297940A6 (ja) Mos型可変容量素子および集積回路
CN111009469B (zh) 绝缘体上半导体元器件及其制造方法
JP2006173647A (ja) 半導体集積回路
JP2002343971A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

A621 Written request for application examination

Effective date: 20050328

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080415

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02