JP2003297677A - 固体電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
体電解質を保持したコンデンサ素子2の陽極箔と陰極箔
にそれぞれ複数の引出端子3,4を取り付け、引出端子
3,4をコンデンサ素子2の一方の巻回端面から導出す
るとともに、外周近傍にある引出端子3,4を折り曲
げ、内周側の引出端子3,4に接続する。引出端子を近
接することにより、それぞれの引出端子の誘導磁場がう
ち消されるため、ESLが低減する。
Description
固体電解質を用いた固体電解コンデンサに関する。
さらに駆動周波数の高速化に伴い駆動電圧の低減化かつ
駆動電流の増大化が進んできている。特に、パーソナル
コンピューターの心臓部であるマイクロプロセッサの高
速化は著しく、駆動電圧は低減の一途をたどっている。こ
のような、マイクロプロセッサに高精度な電力を供給す
る回路として、電圧制御モジュール(VRM)と呼ばれ
るDC−DCコンバーターが広く使用されている。
い、マイクロプロセッサの動作を保証する電圧範囲は狭
くなってきている。マイクロプロセッサの要求電流は、マ
イクロプロセッサに課せられる状況により非常に高速で
変化するため、DC−DCコンバーターだけでは変化に
対応できず、出力側に、負荷コンデンサを接続してマイク
ロプロセッサの負荷変動に対応している。
能は、損失を小さくするため等価直列抵抗(ESR)が小
さいことが求められる。さらに、近年の大電流化と高速
化により、di/dtが大きくなるため、ESRに加え
等価直列インダクタンス(ESL)も小さくすることも求
められる。
善するものとしては、例えば実開昭57−71331号
公報に示すように、複数の引出端子を電極箔に接続し、
電極箔をセパレータとともに巻回してコンデンサ素子と
し、引出端子同士を接続してなる電解コンデンサが知ら
れている。このような電解コンデンサでは、同一極の電
極箔の内部を流れる電流を逆方向とすることにより、こ
の逆方向の電流同士により互いの電流を打ち消し合う作
用により、インダクタンス特性を改善したものである。
電解質に固体電解質を用いた固体電解コンデンサが採用
されている。従来、固体電解質として用いた固体電解コ
ンデンサは、図2にその内部構造を示すように、アルミ
ニウム、タンタル又はニオブなどの弁作用金属箔表面を
エッチング液で粗面化し表面積を拡大した後、陽極酸化
皮膜を生成した陽極箔と、アルミニウム、タンタル又は
ニオブ等の弁作用金属箔表面を前記同様エッチング液で
粗面化し表面積を拡大した陰極箔間にクラフト紙又はマ
ニラ紙などからなるセパレータを介在し、前記陽極箔及
び陰極箔の任意な箇所に陽極引出端子3及び陰極引出端
子4を取り付けた状態で巻回して形成したコンデンサ素
子2に、エチレンジオキシチオフェンなどの重合性モノ
マーを酸化剤とともに含浸し、コンデンサ素子2内で化
学酸化重合させて固体電解質とし、さらに、このコンデ
ンサ素子を外装ケース5内に収納して、前記外装ケース
5の開口部を封口部材6にて密閉してなるものである。
電解質、特にTCNQ錯塩やポリエチレンジオキシチオ
フェン等の導電率が10Ω・m以下の導電性高分子を固
体電解質として採用したことにより、従来の電解液を電
解質として用いた電解コンデンサでは達成できなかっ
た、8〜14mΩの低ESRを実現することができるよ
うになってきている。
ロプロセッサの高周波数化、ならびに消費電力の省力化
の要求から、上記のような複数の引出端子を有する電解
コンデンサや固体電解コンデンサで実現できたESRで
は十分ではなく、さらなるESRの低減が求められてい
る。
SLが約4〜6nHと高く、先述の負荷コンデンサに使
用すると、CPUの高速化で大きくなったdi/dtの
影響により電圧降下を生じて、CPUの許容電圧範囲を
超えてしまう恐れもある。
として機能性高分子を用いた固体電解コンデンサでは、
ESLが大きく、ますます高速化するCPUのVRM負
荷コンデンサに使用すると、CPUの高速化で大きくな
ったdi/dtの影響により電圧降下を生じて、CPU
が動作停止に陥る可能性がある。
されたものであり、低ESRの固体電解コンデンサ、さ
らには高速化するCPUのVRM負荷コンデンサに適用
できるESLの低い固体電解コンデンサを提供するもの
である。
率が10Ω・m以下の有機半導体を固体電解質に用いた
固体電解コンデンサの構造について鋭意研究を進めた結
果、導電率が10Ω・m以下の有機半導体を固体電解質
に用いた固体電解コンデンサでは、引出端子のESLの
影響が大きいことを突き止め、この発明に至ったもので
ある。
端子を接続し、セパレータを介して巻回したコンデンサ
素子に、固体電解質を保持させるとともに、有底筒状の
外装ケースに収納し、外装ケースの開口部を封口部材で
封止してなる固体電解コンデンサにおいて、前記陽極箔
と陰極箔にそれぞれ複数の引出端子を取り付け、前記引
出端子をコンデンサ素子の一方の巻回端面から導出する
とともに、同極の電極の引出端子同士を固体電解コンデ
ンサの内部で接続したことを特徴とする。
続することにより、等価回路上ではコンデンサを並列接
続した場合に類似する構造となる。この結果、コンデン
サにの内部の等価インダクタンスもまた並列接続した場
合に類似するため、合成インダクタンスは小さくなる。
陰極箔に取り付けられる引出端子のそれぞれの電極箔の
長手方向の端部からの位置を、隣接する引出端子間の距
離の1/3から2/3の距離となる位置とすると好適で
ある。
には、図5(a)に示すように隣接する引出端子間の距
離D1対し、引出端子から電極箔の端部までの距離D2
を1/3から2/3の距離とすると、一本の引出端子に
よって集電される電気の経路がほぼ等距離になり、固体
電解コンデンサのESR特性をさらに低減させることが
できる。なお、1枚の箔に3本の引出端子を接続する場
合には、図5(b)に示すように隣接する引出端子間の
距離D3対し、引出端子から電極箔の端部までの距離D
4を1/3から2/3の距離とするように引出端子を接
続する。
した引出端子を、コンデンサ素子の中心を通るように直
線上に配置するとともに、外周近傍にある引出端子を折
り曲げ、内周側の引出端子に接続すると好適である。
側の引出端子に接続すると、外部に導出されている引出
端子同士の距離が近くなる。このため、引出端子を電流
が流れる際に発生する誘導磁界を相殺する効果が大きく
なり、結果として固体電解コンデンサ全体のESLをさ
らに低減させることができる。
本発明の違いについて言及すると、実開昭57−713
31号公報では電極箔中を流れる電流を制御することを
目的としているが、これは従来の電解液を用いた電解コ
ンデンサでは、電解液の導電率が低く(100Ω・mオ
ーダー)、マイクロプロセッサのような高周波が要求さ
れる領域では使用されることがなかったため、引出端子
によるESLの影響の問題は顕在化せず、実開昭57−
71331号公報に記載の構造でも電解コンデンサのイ
ンピーダンスの低減に十分に効果があったものと考えら
れる。しかしながら、高周波回路で使用されるような導
電率が10Ω・m以下の有機半導体を固体電解質に用い
た固体電解コンデンサでは、引出端子のESLの影響が
顕著となる。そこで、本願発明では引出端子部のESL
の影響を低減する構造を発明したものであり、固体電解
コンデンサのESLに及ぼすメカニズムは異なるもので
ある。
導体をコンデンサ素子内で化学酸化重合させたものであ
ると好適である。
造のものを例示できる、チオフェン又はその誘導体は、
ポリピロール又はポリアニリンと比較して、導電率が高
いとともに熱安定性が特に優れているため、低ESRで
耐熱特性に優れた固体電解コンデンサを得ることができ
る。
リオキシアルキレンXの少なくとも一方がSのとき、A
はアルキレン、ポリオキシアルキレン、置換アルキレ
ン、置換ポリオキシアルキレン:ここで、置換基はアル
キル基、アルケニル基、アルコキシ基
チレンジオキシチオフェンを用いると好適である。
酸化剤と接触することで、緩やかな重合反応によってポ
リ−(3,4−エチレンジオキシチオフェン)を生成す
るため、3,4−エチレンジオキシチオフェンのモノマ
ー溶液を微細な構造を有するコンデンサ素子の内部にま
で浸透した状態で重合させることができる。この結果、
コンデンサ素子の内部にまで導電性高分子層を形成する
ことができるようになり、固体電解コンデンサの静電容
量の増大を図ることができる。
るTCNQ錯体を用いることもできる。TCNQ錯体を
用いる場合には、コンデンサ素子に溶融液化させたTC
NQ錯体を含浸し、TCNQ錯体を冷却固化させて得る
ことができる。
の面に折り曲げた引出端子を収納する溝部を設けたこと
を特徴とする。
加締めた際、封口部材が圧縮されて、さらに封口部材に
よって引出端子がコンデンサ素子に押しつけられると、
漏れ電流特性などへの悪影響があるが、封口部材のコン
デンサ素子対向面に折り曲げた引出端子を収納する溝部
を設けたことにより、引出端子に対する機械的ストレス
が緩和され、漏れ電流の上昇等の悪影響を防止する事が
できる。
封口部材を用い、引出端子を押し受けないようなクリア
ランスを設けるように外装ケースに封口部材を挿入して
加締めることも考えられるが、この場合には引出端子の
長さが長くなってしまい、ESLが上昇してしまう。従
って、封口部材のコンデンサ素子対向面に折り曲げた引
出端子を収納する溝部を設けることにより、固体電解コ
ンデンサのESLの悪化も防止することができる。
て図1を参照して説明する。すなわち、まず例えばアル
ミニウム箔表面をエッチング液で粗面化し表面積を拡大
した後、誘電体酸化皮膜を生成した陽極箔と、アルミニ
ウム箔表面を前記同様エッチング液で粗面化し表面積を
拡大した陰極箔を用意し、外部引出用の複数の引出端子
を電極箔に取り付けた。引出端子の取り付け位置は、そ
れぞれの電極箔の長手方向の長さの比が1:2:1とな
る位置とした。このように引出端子を取り付けると、陽
極箔および陰極箔に取り付けられる引出端子のそれぞれ
の電極箔の長手方向の端部からの位置が、隣接する引出
端子間の距離の1/2の距離となる。
又はマニラ紙などからなるセパレータを介在させて巻回
してコンデンサ素子2を形成した。巻回したコンデンサ
素子2は一方の巻回端面から引出端子が導出されてお
り、その引出端子の配置はコンデンサ素子2の中心を通
る一直線上に配置されている。そして、コンデンサ素子
2の外周近傍にある引出端子をコンデンサ素子2の巻回
端面と平行となるように折り曲げて、コンデンサ素子の
中心近傍にある引出端子に溶接した。
ニウムなどの水溶液で再化成し巻回過程で生じた誘電体
酸化皮膜の修復を行う。さらに、コンデンサ素子2に、
エチレンジオキシチオフェンのモノマー溶液と酸化剤を
含浸し、コンデンサ素子2内でポリエチレンジオキシチ
オフェンを化学酸化重合させて固体電解質とした。次
に、外装ケース5内にコンデンサ素子2を収納して、前
記外装ケース5の開口部をブチルゴム等からなる封口部
材6にて密閉して固体電解コンデンサを得た。しかる
後、高温雰囲気中で端子間に定格電圧を印加してエージ
ング処理を行い完成品とした。
従来の封口部材を用いて加締めを行うと、封口部材が素
子側に圧着する際、折り曲げられた端子部分により、コ
ンデンサ素子に過剰なストレスが加わることとなり、漏
れ電流特性などに悪影響を与える恐れがある。そこで、
図4に示すように、封口部材のコンデンサ素子側の面
に、折り曲げられた引出端子3,4に合わせて溝部8を
設けることにより、引出端子3,4に対して過剰な機械
的ストレスが加わることがなくなる。
ついて説明する。
で粗面化し表面積を拡大した後、適切な化成方法で誘電
体酸化皮膜を生成した陽極箔と、アルミニウム箔表面を
前記同様エッチング液で粗面化し表面積を拡大した陰極
箔のそれぞれに陽極引出端子又は陰極引出端子を取り付
けた。この引出端子の取り付け位置は、それぞれの電極
箔の長手方向の長さの比が1:2:1となる位置とし
た。さらに両電極箔の間にクラフト紙又はマニラ紙など
からなるセパレータを介して巻回し、コンデンサ素子を
得た。
出した引出端子のうち、コンデンサ素子の外周近傍にあ
る引出端子を、コンデンサ素子の中心方向に折り曲げ
て、コンデンサ素子の中心近傍にある引出端子に溶接し
た(実施例1、2)。
した引出端子のうち、コンデンサ素子の中心近傍にある
引出端子を、コンデンサ素子の外周方向に折り曲げて、
コンデンサ素子の外周近傍にある引出端子に溶接した
(実施例3)。
箔、陰極箔ともに一本ずつとしたコンデンサ素子も用意
した。
化成液中で電圧を印加し、巻回により破壊された誘電体
皮膜を修復する。さらに、前記コンデンサ素子に、公知
の方法でエチレンジオキシチオフェンのモノマーを含浸
浸透させ、所定の酸化剤を用いて化学重合を行い、導電
性を有した機能性高分子を形成させる。
素子を収納し、ブチルゴムからなる円筒形状の封口部材
を外装ケースの開口端部に挿入した。なお、これらの封
口部材は、各引出端子の間隔に合わせて貫通孔を形成し
たものである。また、これらの封口部材のコンデンサ素
子側の面には、引出端子の折り曲げ形状に合致するよう
に溝部を形成したもの(実施例1)と、溝部を形成して
いないもの(実施例2)を用意した。
×12.5Lの外径寸法の固体電解コンデンサを得た。
しかる後、125℃中で端子間に定格電圧を1時間印加
しエージングを行って、固体電解コンデンサとした。
による従来例1の特性比較について述べる。実施例及び
従来例で検討した引出端子の形状、引出端子間の距離、
及び封口部材の形状は下記の通りである。
L、ESR及び漏れ電流特性を比較したところ、表2に
示すような結果が得られた。なお、試料は、実施例及び
従来例ともに定格4V−820μFで、数量はそれぞれ
100個である。また、ESRは100kHz、ESL
は10MHz、漏れ電流は定格電圧印加2分後の値とし
た。
を折り曲げて、他方の引出端子に接続した実施例1、実
施例2、実施例3は従来例1と対比してESLが低減し
ていることが判る。また、実施例1と実施例3を対比す
ると、コンデンサ素子の一方の巻回端面から導出した前
記引出端子のうち、外周近傍にある引出端子を折り曲
げ、内周側の引出端子に接続した実施例1が、実施例3
よりもESLの低減効果が高いことが判る。
実施例2の漏れ電流が上昇しており、実施例1に用いた
封口部材の形状の有効性が確認された。
いて試験を行った結果も、上述した実施例と同様の効果
が得られたことを確認した。
陽極箔と陰極箔にそれぞれ複数の引出端子を取り付け、
前記引出端子をコンデンサ素子の一方の巻回端面から導
出するとともに、同極の電極の引出端子同士を固体電解
コンデンサの内部で接続したことにより、合成インダク
タンスは小さくなり、固体電解コンデンサのESLの低
減を図ることができる。
陰極箔に取り付けられる引出端子のそれぞれの電極箔の
長手方向の端部からの位置を、隣接する引出端子間の距
離の1/3から2/3の距離となる位置とすることによ
り、同時にESRの低減を図ることもできる。
から導出した引出端子を、コンデンサ素子の中心を通る
ように直線上に配置するとともに、外周近傍にある引出
端子を折り曲げ、内周側の引出端子に接続することによ
り、引出端子を電流が流れる際に発生する誘導磁界を相
殺する効果が大きくなり、結果として固体電解コンデン
サ全体のESLをさらに低減させることができる。
の面に折り曲げた引出端子を収納する溝部を設けたこと
により、封口部材による引出端子に対する機械的ストレ
スが緩和され、漏れ電流の上昇等の悪影響を防止する事
ができる。
図面である。
面である。
サ素子の外観を示す斜視図である。
する図面である。
Claims (7)
- 【請求項1】 帯状の陽極箔と陰極箔に引出端子を接続
し、セパレータを介して巻回したコンデンサ素子に、有
機半導体からなる固体電解質を保持させるとともに、有
底筒状の外装ケースに収納し、外装ケースの開口部を封
口部材で封止してなる固体電解コンデンサにおいて、 前記陽極箔と陰極箔にそれぞれ複数の引出端子を取り付
け、前記引出端子をコンデンサ素子の一方の巻回端面か
ら導出するとともに、同極の電極の引出端子同士を固体
電解コンデンサの内部で接続した固体電解コンデンサ。 - 【請求項2】 陽極箔および陰極箔に取り付けられる引
出端子のそれぞれの電極箔の長手方向の端部からの位置
を、隣接する引出端子間の距離の1/3から2/3の距
離となる位置とした請求項1記載の固体電解コンデン
サ。 - 【請求項3】 前記コンデンサ素子の一方の巻回端面か
ら導出した前記引出端子を、前記コンデンサ素子の中心
を通るように直線上に配置するとともに、外周近傍にあ
る引出端子を折り曲げ、内周側の引出端子に接続した請
求項1または請求項2のいずれかに記載の固体電解コン
デンサ。 - 【請求項4】 前記固体電解質がチオフェンまたはその
誘導体をコンデンサ素子内で化学酸化重合させたもので
ある請求項1ないし3のいずれかに記載の固体電解コン
デンサ。 - 【請求項5】 前記チオフェン誘導体が3,4−エチレ
ンジオキシチオフェンであることを特徴とする請求項4
記載の固体電解コンデンサ。 - 【請求項6】 前記固体電解質がTCNQ錯塩であるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の固
体電解コンデンサ。 - 【請求項7】 前記封口部材のコンデンサ素子対向面に
折り曲げた引出端子を収納する溝部を設けたことを特徴
とする請求項1ないし6のいずれかに記載の固体電解コ
ンデンサ。
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---|---|---|---|
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JP2002097858A JP2003297677A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 固体電解コンデンサ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-03-29 JP JP2002097858A patent/JP2003297677A/ja active Pending
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