JP2003289695A - 駆動切替装置 - Google Patents

駆動切替装置

Info

Publication number
JP2003289695A
JP2003289695A JP2002089382A JP2002089382A JP2003289695A JP 2003289695 A JP2003289695 A JP 2003289695A JP 2002089382 A JP2002089382 A JP 2002089382A JP 2002089382 A JP2002089382 A JP 2002089382A JP 2003289695 A JP2003289695 A JP 2003289695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
motor
rod
output
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002089382A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Nonaka
典昭 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2002089382A priority Critical patent/JP2003289695A/ja
Publication of JP2003289695A publication Critical patent/JP2003289695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータにより駆動される出力部材の正確な制
御を行う。また、モータ制御により出力部材を移動中、
出力部材の移動が規制された後に、規制が解除された場
合、出力部材の移動を確実なものとする。 【解決手段】 モータ31の出力軸31Aの回転によ
り、回転を行うモータ側回転部材35Aと、モータ31
の回転によって、駆動状態を切り替えるロッド33と、
ロッド33の回転が規制された場合にモータ31からの
回転力を吸収するスパイラルスプリング35Bと、駆動
状態の切り替えを指示する操作スイッチ36と、操作ス
イッチ36の状態によりロッド33を移動させる制御装
置40とを備えた駆動切替装置10において、スパイラ
ルスプイング35Bとロッド33との間に、ロッドの変
位を検出するポジションスイッチ38を設け、制御装置
40は、リミットスイッチ36およびポジションスイッ
チ38から出力に基づき、モータ31を制御する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動状態を切り替
える駆動切替装置に関するものであり、例えば、車両に
おいての駆動形態(2輪駆動状態、センターデフフリー
やセンターデフロックと言った4輪駆動状態等)を切り
替える駆動切替装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年では、車両の高性能化に伴い、ドラ
イバーは自分の好み、または、車両の走行状態や走行路
面の状態によって、車両の駆動力を付与する動力伝達形
態を、2輪駆動状態、或いは、センターデフフリーの状
態やセンターデフロックの状態と言った4輪駆動状態に
切り替えることが可能になってきている。
【0003】例えば、特開2001−71782号公報
に示される駆動切替装置では、モータの出力軸の回転が
モータ側回転部材に伝達され、2輪駆動と4輪駆動を切
り替えるロッドは、出力機構が回転させられることによ
って駆動される。また、モータ側回転部材と出力機構と
の間には、スパイラルスプリングが配設されており、モ
ータ制御中にロッドの移動が規制された場合(例えば、
ギヤの噛み合い等が不十分な場合、スプライン嵌合する
場合にはスプライン嵌合が十分でない場合等)では、モ
ータの回転力をスパイラルスプリングが弾縮することに
よって吸収し、蓄える構成となっている。
【0004】そして、ロッドの移動における規制が解除
された場合、スパイラルスプリングに蓄えられた力によ
って、早期にロッドが移動できる様になっている。
【0005】この場合、ロッドは、モータによって駆動
されて移動するが、モータの出力軸とスパイラルスプリ
ングとの間に設けられたリミットスイッチの状態によっ
て、モータ側回転部材の回転状態を基にして駆動状態を
検出し、このリミットスイッチの出力状態によって、モ
ータへの通電/非通電が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たリミットスイッチはモータの出力軸からロッドを移動
させるまでの動力伝達過程において、モータの出力軸と
ロッドとの間に配設されるスパイラルスプリングを介し
て、モータ側での回転(モータ側回転部材)を検出す
る。それ故に、ロッドの軸方向における移動が規制され
た場合には、スパイラルスプリングによって、モータの
回転力が吸収され、モータの出力軸およびモータ側回転
部材は回転駆動されていても、ロッドの移動が行われな
い状態が生じる。
【0007】これが原因で、モータ側での回転をリミッ
トスイッチは検出することから、ロッドの移動が規制さ
れた場合には、リミットスイッチでは確実なロッドの移
動を検出することができない。その結果、モータ側回転
部材が回転し、モータ側回転部材の所定位置となった地
点にて、リミットスイッチが作動して、出力状態が切り
替わり、検出されたリミットスイッチの状態から、制御
装置はモータへの通電を停止してしまうことが起こり得
る。
【0008】つまり、ロッドの移動が規制されている場
合には、モータの回転力を回転吸収機構であるスパイラ
ルスプリンングを弾縮させることによって、モータの回
転力を吸収して蓄える。そして、ロッドの移動における
規制が解除されると、スパイラルスプリングに蓄えた力
によって、ロッドを所望の位置まで移動させる上記した
構成では、例えば、リミットスイッチの出力状態のみか
ら、ロッドを移動させるモータへの通電を停止してしま
う場合、ロッドの移動における規制が解除されると、ロ
ッドは規制時に蓄えられたスパイラルスプリングの付勢
力に応じた移動を行う。この際、スパイラルスプリング
に蓄えられる力が十分でない場合も起こり得る。
【0009】このため、モータ制御がリミットスイッチ
の切り替わる状態によって、停止した後には、スパイラ
ルスプリングに蓄えられた弾縮による付勢力によって、
ロッドを所定位置まで移動させる、十分なスプリングの
付勢力が得られなくなってしまう。その結果、モータか
らの駆動力を借りずに、スパイラルスプリングの付勢力
にのみによって、ロッドを十分に移動させることが困難
となる。また、リミットスイッチの状態変化のみによる
モータ制御では、リミットスイッチが故障した場合に、
ロッドの制御が行えなくなり、信頼性が良くないものと
なる。
【0010】そこで、本発明は、この様な問題点に鑑み
てなされたものであり、モータにより駆動される出力部
材の正確な制御を行うこと、また、モータ制御により出
力部材を移動中、出力部材の移動が規制された後に、規
制が解除された場合、出力部材の移動を確実なものとす
ること、を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために講じた手段は、通電に応じて駆動するモータと、
該モータの出力軸とともに回転するモータ側回転部材
と、前記モータの駆動にともなって移動することによ
り、車両の駆動状態を第1状態あるいは第2状態のいず
れかに切り替える出力部材と、該出力部材と前記モータ
側回転部材出力軸との間に配設され、前記出力部材の回
転が規制された場合に、前記モータの回転を吸収する回
転吸収機構と、選択操作によって車両の駆動状態を前記
第1状態あるいは前記第2状態のいずれかに選択する操
作部材と、前記モータ側回転部材の回転状態を検出する
第1検出手段と、前記操作部材により選択された状態に
前記モータを通電制御し、前記出力部材を移動させる制
御装置とを備えた駆動切替装置において、前記回転吸収
機構と前記出力部材との間に、前記出力部材の変位を検
出する第2検出手段を設け、前記制御装置は、前記第1
検出手段および前記第2検出手段からの出力に基づき、
前記モータを通電制御する様にしたことである。
【0012】上記した手段によれば、回転吸収機構と出
力部材との間に、出力部材の変位を検出する第2検出手
段を設け、制御装置は、第1検出手段および第2検出手
段からの出力に基づき、冗長系でモータを制御すること
が可能となる。よって、第1検出手段が故障した場合で
も、第2検出手段によりモータ制御を行うことが可能と
なり、信頼性が向上する。
【0013】この場合、制御装置は、出力部材の移動が
規制され、回転吸収機構がモータの回転を吸収している
場合、ロッドに作用する荷重が設定された目標荷重に到
達した後、第2検出手段の出力が切り替わる構成とすれ
ば、モータ制御により、出力部材が移動中に、出力部材
の移動が規制されている場合、回転吸収機構によってモ
ータの回転を吸収し、モータの回転によるエネルギーを
回転吸収機構により、所定荷重(例えば、目標荷重)ま
での力(エネルギー)を蓄えることが可能である。そし
て、この状態から出力部材の移動規制が解除された場合
には、回転吸収機構に蓄えられた力に基づき、出力部材
の瞬時の移動を確実なものとすることが可能となる。
【0014】また、制御装置は、第2検出手段の出力が
切り替わった場合に、モータの制御を停止すれば、第2
検出手段の出力が切り替わった場合、モータ制御が停止
しても、回転吸収機構に蓄えられた力のみによって、出
力部材を所定位置まで確実に移動させることも可能とな
る。つまり、目標荷重に到達するまでモータ制御が停止
されずに、回転吸収機構によりモータの回転が吸収され
る。ロッドの規制解除後には、回転吸収機構に蓄えられ
たエネルギーを有効利用して、ロッドを瞬時にして所定
位置まで移動させることが可能となり、所定位置までロ
ッドを移動させるためのシフト荷重の不足を目標荷重ま
でエネルギーを溜めることにより、かせぐことが可能と
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
面を参照して説明する。
【0016】図1は本実施形態における切替装置用アク
チュエータによって、駆動状態が切り替えられる駆動切
換装置10の断面図である。尚、図1においては、各構
成が見難くならない様、一部を除いてハッチングを省略
している。
【0017】駆動切替装置10は、変速機(図示せず)
の出力である入力軸24の駆動力が前輪と後輪に伝達さ
れる様、車両の前輪駆動軸12と後輪駆動軸11との間
に配設される。この駆動切替装置10は、アクチュエー
タ30の作動により、車両の駆動状態を2輪駆動、4輪
駆動(センターデフロック)及び4輪駆動(センターデ
フフリー)の3つの状態のいずれかに切り替える装置で
ある。尚、本実施における駆動切替装置10は、上記し
た3つの状態に加え、減速機23によって、4輪駆動時
における最終減速比をハイギヤとローギヤに切り替え可
能な構成となっている。ハイギヤとローギヤを切り替え
るシフトレバー20を、運転席からドライバーが手動で
切り替えることにより、ハイギヤとローギヤとの切り替
えが行える構成となっている。図1に示す略中央に設け
られる後輪駆動軸11には、図示しない変速機の入力軸
24を介して回転駆動力が伝達される。そして、後輪駆
動軸11の回転駆動力は、中央に設けられるセンターデ
フユニット13に伝達され、センターデフユニット13
からは、サイレントチェーン19を介して、前輪駆動軸
12に回転駆動力が伝達される。
【0018】ここに示すセンターデフユニット13は、
前輪駆動軸12と後輪駆動軸11との間の回転数の差を
吸収する装置であり、遊星歯車機構を備えている。
【0019】また、図1に示す駆動切替装置10には、
駆動源となるアクチュエータ30の図2に示すロッド
(出力部材)33に連結される第1シャフト14と、第
1シャフト14と並設される第2シャフト15と、第1
シャフト14及び第2シャフト15に対して、所定の範
囲内で軸方向に移動可能に配設される2駆/4駆切替用
のシフトフォーク16及びセンターデフロックを行うシ
フトフォーク17と、シフトフォーク16と設けられて
シフトフォーク16と一体に動くスリーブ16A、及
び、シフトフォーク17と一体に設けられてシフトフォ
ーク17と一体に動くスリーブ17Aとを備える。
【0020】2つの第1シャフト14及び第2シャフト
15には、第1シャフト14と第2シャフト15上を摺
動して移動するシフトフォーク16、17が、移動自在
に嵌っている。第1シャフト14には、軸方向において
2つの円周状のフランジ14A,14Bが形成され、第
2シャフト15には、軸方向において3つのフランジ1
5A,15B,15Cが形成されている。これらのフラ
ンジ14A,14B、15A,15B、15Cの設けら
れる位置は、以下の様である。
【0021】つまり、図1に示す状態では、第1シャフ
ト14において、フランジ14Aは両シフトフォーク1
6,17とは当接せず、フランジ14Bはシフトフォー
ク16の一方の側(図1に示す左側)に当接する。ま
た、第2シャフト15においては、フランジ15Cはシ
フトフォーク17の一方の側(図1に示す右側)に当接
するが、フランジ15Aは両シフトフォーク16,17
には当接しない。また、フランジ15Bはシフトフォー
ク16の一方の側(図1に示す右側)に当接し、第1シ
ャフト14および第2シャフト5がそれぞれ独立して軸
方向に移動する構成となっている。これによって、上記
したフランジ14A,14B、15A,15B、15C
の作用により、2つのシフトフォーク16,17は、そ
れぞれ押圧されたり、押圧されなかったりして、第1シ
ャフト14および第2シャフト15上を摺動し、シフト
フォーク16、17の軸方向において位置を移動するこ
とができる。尚、このシフトフォーク16,17の移動
は、シフトフォーク16,17の軸方向に設けられた図
示しないストッパに当接することにより、移動範囲が規
制される。
【0022】次に、駆動切替装置10における駆動状態
の切り替えについて説明する。本実施形態における駆動
切替装置10は、ロッド33の位置に応じて第1シャフ
ト14,第2シャフト15が駆動され、ロッド33の位
置に応じて、第1シャフト14が軸方向に移動される。
これにより、両シャフト14、15上を、摺動自在な状
態で配設される2駆/4駆切替用のシフトフォーク16
及びセンターデフフリー状態とセンターデフロック状態
とを切り替えるセンターデフロックを行うシフトフォー
ク17が、両シャフト14,15に沿って軸方向に移動
する。その結果、各シフトフォーク16、17にそれぞ
れ設けられ、シフトフォーク16,17と一体で動くス
リーブ16A、17Aが軸方向に移動する。そして、ス
リーブ16A,17Aは、センターデフユニット内部の
図示しない歯車機構または2駆/4駆を切り替える歯車
18と、スプライン嵌合したり、スプライン嵌合しなか
ったりする。
【0023】これによって、車両の駆動状態を2輪駆動
の状態、4輪駆動(センターデフフリー)及び4輪駆動
(センターデフロック)の状態と言った、3つの状態に
切り替えることが可能である。
【0024】センターデフフリーの4輪駆動の状態で
は、前輪駆動軸12と中央のセンターデフユニット13
とが連結され、センターデフユニット内に設けられる遊
星歯車機構の遊星歯車による作用によって、両駆動軸1
1、12に発生する回転数の差を吸収しながら、後輪駆
動軸11の回転駆動力がサイレントチェーン19を介し
て、前輪駆動軸12に伝達される。
【0025】また、センターデフロックの4輪駆動の状
態では、シフトフォーク17と一体で移動するスリーブ
17Aが、センターデフユニット13の遊星歯車機構と
噛み合いロックする。この様に、両者間で噛み合いがロ
ックすると、前輪駆動軸12と後輪駆動軸11とが直結
状態となり、両駆動軸11、12は同じ回転数で回転駆
動する。
【0026】一方、駆動状態が2輪駆動の状態では、前
輪駆動軸12とセンターデフユニット13は連結され
ず、後輪駆動軸11のみに入力軸24の回転駆動力が伝
達されるものとなる。
【0027】尚、本実施形態においては、第1状態を2
輪駆動の状態、第2状態を4輪駆動の状態とするが、こ
れとは別に、例えば、第1状態を2輪駆動の状態、第2
状態をセンターデフフリーの状態、更に、第3状態をセ
ンターデフロックの状態としても良い。また、本発明の
技術的思想は、これらの状態に限定されるものではな
く、上記した駆動状態の順番を入れ替えたり、または、
その他の駆動状態を追加することも可能である。
【0028】次に、駆動切替装置10を駆動するアクチ
ュエータ30について説明する。図2は、アクチュエー
タ30の断面図であり、図3は、図2に示すアクチュエ
ータ30の上視図である。
【0029】アクチュエータ30は、制御装置40から
の通電制御によって駆動するモータ31と、モータ31
の出力軸31Aの回転トルクを軸方向の推力に変換して
出力する出力機構32と、出力機構32を介してモータ
31の回転トルクに応じた推力が伝達され、その伝達さ
れた推力に応じて位置が変位する出力部材としてのロッ
ド33と、モータ31の出力軸31Aと出力機構32と
の間に配設されて、ロッド33側から出力軸31A側へ
伝達される動力によって、出力軸31Aの回転を禁止す
る逆転禁止機構としてのサイクロイドギヤ34と、サイ
クロイドギヤ34を介してモータ31の出力軸31Aの
回転が伝達されるモータ側回転部材35Aと、サイクロ
イドギヤ34と出力機構32との間に配設され、モータ
31の回転時且つロッド33の往復動不可時におけるモ
ータ31の回転による回転トルクを吸収する回転トルク
吸収機構(単に、回転吸収機構と称す)35と、回転吸
収機構35と出力軸31Aとの間に配設され、出力軸3
1Aの回転角度を検出する第1検出手段としてのリミッ
トスイッチ(リミットSW)36とを備え、これらはハ
ウジング37内に収められている。更に、アクチュエー
タ30には、図4に示す様に、回転トルク吸収機構35
と動力伝達機構32との間に、第2検出手段としてのポ
ジションスイッチ(ポジションSW)38を備える。
【0030】回転吸収機構35は、一端がモータ側回転
部材35Aに固定され且つモータ側回転部材35Aがモ
ータ31により回転を行う回転方向に弾縮可能な弾性部
材としてのスパイラルスプリング35Bと、スパイラル
スプリング35Bの他端に固定されて出力機構32にモ
ータ側回転部材35Aからの回転力が伝達される出力側
回転部材35Cと、モータ側回転部材35Aと出力側回
転部材35Cとの間に配設されるプレート35Dとを備
える。
【0031】リミットスイッチ36は、図3に示す様
に、モータ側回転部材35Aに近接して配置される。リ
ミットスイッチ36は、出力機構32の回転状態から、
ロッド33の移動により動作するシフトフォーク16,
17の所定位置で、スイッチ状態が切り換わる複数の端
子a,b,c,dを有する。リミットスイッチ36は、
出力軸31Aの回転角度に応じて、各端子における接点
の接触・非接触の組み合せが変化する。このリミットス
イッチ36によって、出力軸31Aの回転角度を検出
し、上記した3つの駆動状態に対応したロッド33の位
置及び各位置の中間位置が、図6に示す如く、検出され
る。
【0032】図6は、リミットスイッチ36の端子a,
b,c,dの状態と、車両の駆動状態との関係を示す。
リミットスイッチ36は、駆動状態が遷移すると端子a
(接地端子)を除く、残りの3つの端子b,c,dの出
力状態が、順番に切り替わり、遷移する駆動状態の内、
駆動状態がどの状態にあるのかが検出可能である。つま
り、3つの端子b,c,dでは、駆動状態により、高電
位(Hi)と低電位(Lo)の切り替わる位置がずれた
設定となっている。
【0033】例えば、図6における駆動状態を、A:2
輪駆動の状態、B:センターデフロックの状態、C:セ
ンターデフフリーの状態とした場合、ロッド33の移動
により、B状態を中心とした場合に、ロッド33が左方
向に移動すると、駆動状態がA状態に切り替わり、ロッ
ド33が右方向に移動すると、駆動状態がC状態に切り
替わる。
【0034】上記した状態において、リミットスイッチ
36の端子bでは、A状態,B状態,C状態の領域にな
った場合に、図6に示す如く、出力状態がHiからLo
またはLoからHiに切り替わる。また、端子cでは、
端子bの出力状態がLoとなっている途中領域(A状
態,C状態の境界領域)で切り替わり、端子dは、bの
出力状態がHiとなっている途中領域(B状態の境界領
域)で切り替わる様、設定されている。これらの3つの
端子b,c,dの出力状態から、ロッド33が、現在の
駆動状態が、どの駆動状態となっているのかを検出する
ことができる。
【0035】尚、本実施形態においては、リミットスイ
ッチ36の3端子b,c,dの出力状態を、ロッド33
の移動に伴い、簡略化して、一方向に動く場合にL1状
態→L2状態→L3状態、一方向とは逆方向に動く場合
にL3状態→L2状態→L1状態となる様、遷移するも
のとして表わす(図5参照)。
【0036】更に、本実施形態における駆動切替装置1
0では、スパイラルスプリング35Bを介した後の出力
側回転部材32の回転に基づき、ロッド33の移動が検
出できる様、ポジションスイッチ38が設けられてい
る。ポジションスイッチ38は、回転を行わないハウジ
ング側に設けられ、出力機構32の回転を検出する。ポ
ジションスイッチ38は、リミットスイッチ36と同じ
く図6に示す様に、駆動状態がA状態とB状態の間にお
いて、リミットスイッチ36の端子b,c,dの出力状
態が切り替わらない点、及び、駆動状態がB状態とC状
態の間において、リミットスイッチ36の端子b,c,
dの出力状態が同時に切り替わらない点にて、切り替わ
る様に設定されている。つまり、ポジションスイッチ3
6は、リミットスイッチ36と同時には切り替わらない
設定となっている。また、本実施形態においては、ポジ
ションスイッチ38の出力状態を、ロッド33の移動に
伴い、ロッド33が一方向に動く場合にP1状態→P2
状態、一方向とは逆方向に動く場合にP2状態→P1状
態となる様、遷移するものとして表わす。
【0037】駆動状態の切り替えを行うアクチュエータ
30は、車両の走行車速を検出する車速信号や変速機の
位置を示すシフト位置信号等の外部信号を入力して、車
両の駆動状態を選択し、選択された駆動状態となるべく
モータ31への通電を出力する制御装置40をハウジン
グ37の外部に備えている。
【0038】そこで、図4に示す全体の参照して、制御
装置40の内部構成について簡単に説明する。制御装置
40は、内部にマイコン41、電源回路42、通電切替
回路43、電流検出回路47を備える。この制御装置4
0には、車両に搭載されたバッテリー51から電源(例
えば、12V)が供給される。バッテリー51からの電
圧は、車両の同一電力を使用する負荷の状態によって変
動するため、一旦、電源回路42に取り込まれる。この
電源回路42によって、負荷状態により変動しない安定
した電圧(例えば、5V)が作られ、その安定した電圧
がマイコン41に入力される。
【0039】また、制御装置40には、上記した3つの
駆動状態をロータリースイッチ形式で切り替える手動の
操作スイッチ(操作部材)50の切替信号と、リミット
スイッチ36の各端子からの出力状態が入力される。更
には、制御装置40は、モータ31に流れる電流を、モ
ータ31の一方の端子に接続されたシャント抵抗等を用
いた電流検出回路4により検出し、モータ電流がマイコ
ン41に入力されている。マイコン41に入力されるこ
れらの信号は、マイコン41の内部または外部に設けら
れるインターフェース回路(図示せず)を介して入力さ
れる。マイコン41は、これらの入力された信号に基づ
き、モータ31を駆動するモータ駆動信号を通電切替回
路43に対して出力する。すると、通電切替回路43は
モータ駆動信号に対応した通電(モータ31を正転また
は逆転させる通電)を行い、モータ31を駆動させる。
【0040】次に、アクチュエータ30の作動につい
て、説明する。本実施形態においては、一例としてセン
ターデフフリーの状態(C状態)から、センターデフロ
ックの状態(B状態)へと切り替わる際の遷移状態にお
ける各構成の作動を説明する。尚、本実施形態において
は、図6に示すC状態から、B状態に遷移させる場合に
ついて説明を行うが、これに限定されるものではなく、
上記した3つの駆動状態(A状態,B状態,C状態)の
いずれかの状態から、異なった駆動状態に遷移する場合
にも応用が可能である。
【0041】図5は、ロッド33のストロークの量、モ
ータ31の制御状態、スパイラルスプリング35Bの状
態、リミットスイッチ36、ポジションスイッチ38お
よびロッド33が移動中にロッド33に作用する荷重
(シフト荷重と称す)を時間的に見たタイムチャートで
ある。
【0042】モータ制御が開始される前、スパイラルス
プリング35Bには、前回のモータ制御の終了時におい
て、ロッド33には予備荷重(プレロード)が作用した
状態で、ロッド33は停止している。そこで、操作スイ
ッチ50が、Ps(時間t1)にて操作されると、時間
t1からスパイラルスプリング35Bに作用している予
備荷重が最初に解放され、ロッド33に作用するシフト
荷重はなくなる。スパイラルスプリング35Bの解放に
よって、ロッド33に作用するシフト荷重が時間t2に
おいてなくなると、時間t2からモータ31に通電が成
され、モータ制御が開始される。モータ制御が開始され
ると、スパイラルスプリング35Bの変形を伴わない初
期の弾性力により、ロッド33は軸方向に移動する。
【0043】この様にロッド33が移動する際、ロッド
33の移動が規制されない状態(滑らかにロッド33が
移動する状態)では、モータ31には安定したモータ電
流が流れて、モータ31の出力軸31Aは回転する。そ
して、モータ31の出力軸31Aの回転は、出力機構3
2を介して伝達され、この状態下ではロッド33の軸方
向の変位は規制されることなく、時間に比例してロッド
33がストロークする。尚、この状態においては、スパ
イラルスプリング35Bに作用する荷重は各部材の摺動
抵抗のみとなる。
【0044】しかし、時間t3になると、これまで滑ら
かに移動を行っていたロッド33の移動に従い、シフト
フォーク17に設けられたスリーブ17Aの軸方向の端
部が、センターデフユニット13の内部の遊星歯車機構
に当接する。この場合、スリーブ17Aが軸方向に変位
しても、センターデフフリーの状態では遊星歯車機構が
作用している為、スリーブ17Aの内外周に形成された
スプラインとセンターデフユニット13に形成されたス
プラインとは直ぐには噛み合わない。スリーブ17Aの
スプラインとセンターデフユニット13のスプラインと
が噛み合い、ロッド33の移動が完了するまでは、スパ
イラルスプリング35Bが弾縮した待ち状態となる。こ
の待ち状態には、ロッド33が軸方向に変位できない状
態と、ロッド33が所定の負荷を受けながら軸方向に変
位する状態の2つの状態があり、これらの状態の下で、
モータ31に流れる電流値は徐々に大きくなる。
【0045】この様に、スプライン嵌合が互いに噛み合
わない状態であると、ロッド33の軸方向における移動
が規制されたモータロックと似た状態となる。この状態
が発生すると、スパイラルスプリング35Bを弾縮させ
て、スパイラルスプリング35Bの巻き上げを行う待ち
動作に入る。時間t3から待ち動作に入ると、ロッド3
3のストローク量は増加せず、状態を保持する。この状
態では、ロッド33に作用するシフト荷重は、時間に伴
ってスパイラルスプリング35Bが弾縮されてゆくの
で、徐々に増加する。
【0046】そして、モータ31の駆動によって、ロッ
ド33の移動が規制された状態が続き、モータ側回転部
材35Aが所定位置まで回転すると、時間t4におい
て、リミットスイッチ36の出力状態がL2状態からL
3状態に切り替わる。このL2状態からL3状態になっ
た場合に、モータ31のモータ制御を、図5の(a)の
如く、停止しまうと、以下に示す問題が起こり得る。
【0047】つまり、この状態の後、時間t5におい
て、センターデフユニット13の遊星歯車機構とスリー
ブ17Aとの同期がとれた場合には、ロッド33が移動
し始め、ロッド33の移動が規制されていた場合に上昇
していたシフト荷重は低下する。そして、ロッド33が
所定量移動した後、スリーブ17Aまたはロッド33
は、図示しないハウジング内のストッパに当接して、移
動が停止し、駆動状態が切り替わる。
【0048】この場合、センターデフユニット13の遊
星歯車機構とスリーブ17Aとの同期がとれた時間t5
になると、ロッド33の軸方向の移動が規制されていた
時に蓄えていたスパイラルスプリング35Bの弾縮によ
る付勢力のみによって、ロッド33は軸方向に急激に移
動する。しかし、スパイラルスプリング35Bに蓄えら
れた力(エネルギー)が十分でないと、その力によって
ロッド33を移動させ、ロッド33を十分なスプライン
嵌合となる位置まで、移動させることはできない。
【0049】この為、モータ制御を停止後、スパイラル
スプリング35Bのみの力だけでは、ロッド33を十分
移動させる力をロッド33に付与することができない。
それ故に、駆動状態を異なる状態に切り替える際、ロッ
ド33は最終の到達地点まで移動できず、最終到達位置
がスパイラルスプリング35Bに蓄えられる力に依存し
てばらつき、駆動切替装置10の信頼性が低下してしま
う。
【0050】そこで、本実施形態では、上記した問題点
を解決するため、リミットスイッチ36にポジションス
イッチ38を冗長系で備え、2つのスイッチ36,38
の一方のスイッチが故障した場合でも、他方のスイッチ
によって、モータ制御を行うことができる様にし、両者
からの出力状態により、モータ31を制御して、ロッド
33を移動させる様にしている。
【0051】つまり、ポジションスイッチ38は、ロッ
ド33の移動が規制され、スパイラルスプリング35B
によって、モータ31の回転力を吸収している場合に、
目標荷重まで到達した後、出力状態がP1状態からP2
状態に切り替わる様に、出力特性が設定されている。こ
のため、センターデフユニット13の内部の遊星歯車機
構のスプライン嵌合がうまく噛み合わず、ロッド33の
軸方向への移動が停まり、規制された場合、スパイラル
スプリング35Bによって、モータ31の回転力を吸収
している最中に、途中、リミットスイッチ36の状態が
L2状態からL3状態で切り替わった後でも、ロッド3
3のシフト荷重を所定量(目標荷重となる様)増加させ
る。そして、ロッド33に作用する荷重を目標荷重まで
増加してから、ポジションスイッチ38の出力状態がP
1状態からP2状態へと切り替わると、モータ制御を停
止させる様にしている。
【0052】つまり、リミットスイッチ36だけではモ
ータ制御を停止させず、シフト荷重を目標荷重まで上昇
させた後、ポジションスイッチ38の出力状態の切り替
わりによって、モータ制御を停止させている。
【0053】これによって、同期がとれた時間t5にな
ると、ロッド33の軸方向の移動が規制されていた時に
蓄えていたスパイラルスプリング35Bの弾縮による付
勢力のみによって、ロッド33は軸方向に急激に移動す
る。この場合、スパイラルスプリング35Bに蓄えられ
る力は、リミットスイッチ36がL3状態に切り替わっ
た後に目標荷重まで蓄えられる。このため、モータ制御
終了後も、その蓄えられた力によって、ロッド33を移
動させ、ロッド33をスプライン嵌合が確実となる位置
Peまで、移動させることができる。それ故に、駆動状
態を異なる状態に切り替える際、ロッド33が最終の到
達地点Peまで確実に移動させることができ、最終到達
位置のばらつきを防止して、駆動切替装置10の信頼性
を向上させることができる。
【0054】尚、本実施形態に示す目標荷重は、モータ
31を駆動する場合にモータ31に流れるモータ電流を
基にして目標荷重を設定することができ、スパイラルス
プリング35Bに蓄える力を目標荷重まで蓄えれば、リ
ミットスイッチ36のみの出力状態によってモータ制御
を停止させる、図5の(a)に示す場合に比べて、リミ
ットスイッチ36とポジションスイッチ38によりモー
タ制御を行う、図5に示す(b)の方が、ロッド33に
作用するシフト荷重をΔFだけかせぐことができ、この
差分の荷重ΔFにより、ロッド33の移動を確実に補助
する。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、回転吸収機構と出力部
材との間に、出力部材の変位を検出する第2検出手段を
設け、制御装置は、第1検出手段および第2検出手段か
らの出力に基づき、冗長系でモータを制御することがで
きる。
【0056】この場合、制御装置は、出力部材の移動が
規制され、回転吸収機構がモータの回転を吸収している
場合、ロッドに作用する荷重が設定された目標荷重に到
達した後、第2検出手段の出力が切り替わるものとすれ
ば、モータ制御により、出力部材が移動中に、出力部材
の移動が規制されている場合、回転吸収機構によってモ
ータの回転を吸収し、モータの回転によるエネルギーを
回転吸収機構により、所定荷重までの力を蓄えることが
でき、この状態から出力部材の移動が解除された場合に
は、回転吸収機構に蓄えられた力に基づき、出力部材の
瞬時の移動を確実なものとすることができる。
【0057】また、制御装置は、第2検出手段の出力が
切り替わった場合に、モータの制御を停止すれば、第2
検出手段の出力が切り替わった場合、モータ制御が停止
しても、回転吸収機構に蓄えられた力のみによって、出
力部材を所定位置まで確実に移動させることもできる。
つまり、目標荷重に到達するまでモータ制御が停止され
ずに、回転吸収機構によりモータの回転が吸収されるの
で、ロッドの規制解除後には、その蓄えられたエネルギ
ーを有効利用して、ロッドを瞬時にして所定位置まで移
動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における駆動切替装置の断
面図である。
【図2】図1に示すアクチュエータの断面図である。
【図3】図2に示すA視図である。
【図4】本発明の一実施形態における駆動切替装置の構
成図である。
【図5】本発明の一実施形態における駆動切替装置のモ
ータ、スイッチ類およびストローク、シフト荷重の状態
遷移を示すタイムチャートである。
【図6】図4に示すリミットスイッチとポジションスイ
ッチの駆動状態における出力状態を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
10 駆動切替装置 31 モータ 32 出力機構 33 ロッド(出力部材) 35 回転吸収機構 35A モータ側回転部材 36 リミットスイッチ(第1検出手段) 38 ポジションスイッチ(第2検出手段) 40 制御装置 50 操作スイッチ(操作部材)
フロントページの続き Fターム(参考) 3D036 GA14 GA22 GB05 GB06 GB13 GD01 GD02 GD09 GG29 GH12 GH15 GJ17 3D043 AA10 AB17 EA02 EA12 EA17 EA23 EA25 EA32 EB07 EB11 EB12 EB14 EE18 EF12 5H571 AA03 BB07 CC02 DD01 EE01 HA04 HB01 JJ03 LL22 LL33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電に応じて駆動するモータと、 該モータの出力軸とともに回転するモータ側回転部材
    と、 前記モータの駆動にともなって移動することにより、車
    両の駆動状態を第1状態あるいは第2状態のいずれかに
    切り替える出力部材と、 該出力部材と前記モータ側回転部材出力軸との間に配設
    され、前記出力部材の回転が規制された場合に、前記モ
    ータの回転を吸収する回転吸収機構と、 選択操作によって車両の駆動状態を前記第1状態あるい
    は前記第2状態のいずれかに選択する操作部材と、 前記モータ側回転部材の回転状態を検出する第1検出手
    段と、 前記操作部材により選択された状態に前記モータを通電
    制御し、前記出力部材を移動させる制御装置とを備えた
    駆動切替装置において、 前記回転吸収機構と前記出力部材との間に、前記出力部
    材の変位を検出する第2検出手段を設け、前記制御装置
    は、前記第1検出手段および前記第2検出手段からの出
    力に基づき、前記モータを通電制御することを特徴とす
    る駆動切替装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記出力部材の移動が
    規制され、前記回転吸収機構が前記モータの回転を吸収
    している場合、前記ロッドに作用する荷重が設定された
    目標荷重に到達した後、前記第2検出手段の出力が切り
    替わることを特徴とする請求項1に記載の駆動切替装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記第2検出手段の出
    力が切り替わった場合に、前記モータの通電制御を停止
    することを特徴とする請求項2に記載の駆動切替装置。
JP2002089382A 2002-03-27 2002-03-27 駆動切替装置 Pending JP2003289695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089382A JP2003289695A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 駆動切替装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089382A JP2003289695A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 駆動切替装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003289695A true JP2003289695A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29234972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002089382A Pending JP2003289695A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 駆動切替装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003289695A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100893448B1 (ko) 자동 변속 장치용 시프트-바이-와이어 제어 시스템 및 그조작 방법
CN107867293B (zh) 用于四轮驱动车辆的控制装置以及控制方法
US20170305430A1 (en) Control apparatus for transmission
US4846010A (en) Transfer case operation mode shifting apparatus for a four-wheel drive vehicle
JP6437696B1 (ja) 車両用ストッパ装置、及びこれを用いた車両用ステアリング装置
JPH0840209A (ja) 自動車の変速機の自動シフト装置の選択装置
US6397696B2 (en) Automatic gear transmission
WO2014157411A1 (ja) 車両用パーキング装置
JP2003185013A (ja) 車両用変速制御装置
JP2001071782A (ja) 駆動切替装置用アクチュエータ
JP2003289695A (ja) 駆動切替装置
JP4061690B2 (ja) アクチュエータ
US7895912B2 (en) Power transmission controlling apparatus
JP4496714B2 (ja) トランスファの駆動モード切替制御装置
US6335599B1 (en) Actuator for a drive mode shifting device
JP5888918B2 (ja) アクチュエータ制御装置
JP2001099317A (ja) 自動車用変速機
JP3922100B2 (ja) 駆動切替装置用アクチュエータ
JP2003289694A (ja) 駆動切替装置
JPH0538289Y2 (ja)
JP2015121273A (ja) トランスファ装置
JP6503980B2 (ja) 4wd車用トランスファの制御装置
JP4797278B2 (ja) 駆動切替装置用アクチュエータ
JPH083736Y2 (ja) 自動変速機付き車両の制御装置
JP6311541B2 (ja) 駆動切換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050216

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061031

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02