JP2003285821A - 輪ゴム用包装箱 - Google Patents
輪ゴム用包装箱Info
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Abstract
に形成されたミシン目等の開裂線を開裂させて取出口を
形成し、その取出口から輪ゴムを取り出すことができる
ように構成された輪ゴム用包装箱に関し、消費者が購入
する前に店頭等で陳列されている状態において、包装箱
本体の上面に形成されたミシン目等の開烈線が不正に開
烈されて切取口が開口されるのを防止でき、しかも簡単
な構造で製造コストを増大させることがなく、廃棄処理
も従来と同様に容易に行うことができる輪ゴム用包装箱
を提供することを課題とする。 【解決手段】 開裂させて輪ゴムを取り出すための取出
口を形成する開裂線が紙製の包装箱本体の上面に設けら
れた輪ゴム用包装箱において、前記開裂線が不用意に開
裂するのを防止すべく該開裂線を被覆する紙製の開裂線
被覆体が設けられていることを特徴とする。
Description
らに詳しくは、多数の輪ゴムが収容され、包装箱本体の
上面に形成されたミシン目等の開裂線を開裂させて取出
口を形成し、その取出口から輪ゴムを取り出すことがで
きるように構成された輪ゴム用包装箱に関する。
うに、包装箱本体1bの上面に円形の軌道を描いてミシン
目8b等の開裂線が形成され、そのミシン目8bを図10のよ
うに開裂させて輪ゴムを取り出すための取出口15を形成
し、その取出口15から必要に応じて輪ゴムを1つずつ取
り出すことができるように構成されている。
目8bで包囲された包装箱本体1bの上面を指等で押圧する
だけで、ミシン目8bを開裂させて輪ゴムの取出口15を形
成することができるため、その取出口15を形成する作業
を非常に容易に行うことができる。
本体の上面に形成しただけの簡易な構造でありながら、
作業性、利便性に優れたものであるために、このような
輪ゴム用包装箱の形態も従来より定型化されたものとし
て長年にわたって使用されている。
簡易な操作でミシン目8bを開裂させて取出口15を形成す
ることができるため、輪ゴム用包装箱が店頭等で陳列さ
れているときに、悪戯等で不正にミシン目8bを開裂され
ることがあった。また、収容物である輪ゴムはミシン目
8bを開裂させない限り包装箱本体1bの外側から視認する
ことができないため、来店した消費者が商品確認のため
(輪ゴムを見るため)、ミシン目8bを開裂させるような
こともなされていた。
旦開裂されていまうと修復は不可能であるため、消費者
が輪ゴム用包装箱を購入する以前に上記のような不正な
ミシン目の開裂がなされると、輪ゴム用包装箱の商品価
値が全くなくなることになる。
リンク包装等で包装するようなこともなされているが、
逆にコストが増大することとなり、またシュリンク包装
のための合成樹脂製フィルムと、箱を構成する紙との異
材質のものを廃棄処理しなければならないため、近年の
リサイクルの要請から分別回収が必要となり、その分廃
棄処理が煩雑になるという問題点があった。
ためになされたもので、消費者が購入する前に店頭等で
陳列されている状態において、包装箱本体の上面に形成
されたミシン目等の開裂線が不正に開裂されて切取口が
開口されるのを防止でき、しかも簡単な構造で製造コス
トを増大させることがなく、廃棄処理も従来と同様に容
易に行うことができる輪ゴム用包装箱を提供することを
課題とする。
題を解決せんとしてなされたもので、その課題を解決す
るための手段は、開裂させて輪ゴムを取り出すための取
出口を形成する開裂線が紙製の包装箱本体1の上面に設
けられた輪ゴム用包装箱において、前記開裂線が不用意
に開裂するのを防止すべく該開裂線を被覆する紙製の開
裂線被覆体9が設けられていることである。
うなものが用いられる。
覆すべく包装箱本体1の上面に非接着状態で設置される
上面設置部10と、上面設置部10から包装箱本体1の両側
面側に延出されて該包装箱本体1のそれぞれの側面に接
着される1対の側面接着部11a,11b とで構成されたよう
なものが用いられる。
部11a,11b との境界線部には、上面設置部10を側面接着
部11a,11b から剥離するためのミシン目13等の剥離用開
裂線が形成されることが好ましい。
面接着部11b より長く形成し、一方の側面接着部11a 側
から他方の側面接着部11b 側に横架する上面設置部10の
側縁10a の前記他方の側面接着部11b 側に、曲線状の開
裂起点部12を形成することも可能である。
図面に従って説明する。
装箱の包装箱本体で、紙製のものであり、全体が略直方
体状に形成されている。この包装箱本体1は、一般の箱
と同じ形態のもので、上面部2と、該上面部2に連設さ
れた1対の長手方向の側面部3,3と、1対の短手方向
の側面部4,4と、底面部5とで構成されている。
3の両側縁には、図4に示すように該側面部3,3に対
して直角に折り曲げられた当片6,6が連設され、短手
方向の側面部4,4の下縁には、図5に示すように該側
面部4,4に対して直角に折り曲げられた差込片7,7
が連設されている。そして、差込片7,7が前記当片
6,6と前記底面部5との間に差し込まれ、その差込片
7,7を抜き取って短手方向の側面部4,4を持ち上げ
ることによって、該短手方向の側面部4,4が開口でき
るように構成されている点も一般の箱と同じである。
ける包装箱本体1の上面左側)には、図8に示すように
開裂線としてのミシン目8が、円形の軌道を描いて形成
されている。
のを防止すべく、該ミシン目8の部分を被覆するための
紙製の開裂線被覆体で、この開裂線被覆体9は、前記ミ
シン目8を被覆すべく前記包装箱本体1の上面に非接着
状態で設置される上面設置部10と、該上面設置部10から
前記包装箱本体1の両側面側に延出されて該包装箱本体
1のそれぞれの側面に接着される1対の側面接着部11a,
11b とで構成されている。
11b より長く形成され、該一方の側面接着部11a 側から
他方の側面接着部11b 側に横架する上面設置部10の側縁
10aの前記他方の側面接着部11b 側に、曲線状の開裂起
点部12が形成されている。そして、この開裂起点部12に
は、図1に示すように「OPEN」の表示がなされてい
る。
部11a,11b との境界線部には、上面設置部10を側面接着
部11a,11b から剥離するためのミシン目13が形成されて
いる。
目8を被覆すべく前記包装箱本体1の上面に非接着状態
で設置されており、開裂線被覆体9の1対の側面接着部
11a,11bは、包装箱本体1のそれぞれの側面に接着剤を
介して接着されている。
用包装箱14は、一般の輪ゴム用包装箱と同様に、図7に
示すように包装箱本体1内に多数の輪ゴム16が収容され
て、商品として店頭等に陳列されて販売される。
列された状態において、包装箱本体1には、上述のよう
な開裂線被覆体9が設けられて、包装体本体1の上面に
形成されたミシン目8は上記開裂線被覆体9によって好
適に被覆されているため、そのミシン目8で包囲された
部分が指等で押圧されて、ミシン目8が不用意に開裂さ
れることもない。
購入する前において、ミシン目8で包囲された部分が開
口して商品価値を損なうこともないのである。
14を購入した後に使用する場合には、「OPEN」で表
示された開裂線被覆体9の開裂起点部12を把持し、開裂
線被覆体9を持ち上げることによって、その持ち上げ力
が開裂線被覆体9の上面設置部10に作用する。
設置部10は上記のように包装箱本体1の上面に非接着状
態で設置されている一方で、開裂線被覆体9の1対の側
面接着部11a,11b は、包装箱本体1のそれぞれの側面に
接着剤を介して接着されているため、強制的な持ち上げ
力が上述のように上面設置部10に作用すると、上面設置
部10と側面接着部11a,11b との境界線部に形成されたミ
シン目13が破断され、図8に示すように上面設置部10が
包装箱本体1から剥離されるとともに、接着剤を介して
接着されている側面接着部11a,11b は、同図のように包
装箱本体1に残存することとなる。
a,11b が包装箱本体1に固着されているので、上面設置
部10のみを剥離する作業を安定した状態で容易に行うこ
とができるのである。
剥離されると、図8に示すようにミシン目8が裸出する
こととなるため、輪ゴム用包装箱14を購入した使用者
は、従来と同様にミシン目8で包囲された包装箱本体1
の上面を指等で押圧するだけで、ミシン目8を開裂させ
て輪ゴムの取出口15(図10に示すようなもの)を形成す
ることができ、その取出口15から輪ゴム16を取り出すこ
とが可能となるのである。
11a が他方の側面接着部11b より長く形成されていた
が、このように一方の側面接着部11a を他方の側面接着
部11bより長く形成することは本発明に必須の条件では
なく、両方を同じ長さに形成することも可能である。
接着部11b より長く形成した場合には、上述のような曲
線状の開裂起点部12を形成することが容易となる。この
点で、両方の側面接着部を同じ長さに形成した場合に
は、開裂起点部12を形成するために別途工夫が必要とな
る。
に形成したため、指等を不用意に傷つけたり開裂起点部
12が不用意に折れ曲がったりするおそれがないという好
ましい効果が得られたが、開裂起点部12の形状も該実施
形態に限定されるものではない。さらに、このような開
裂起点部12を開裂線被覆体9に形成することも本発明に
必須の条件ではない。
9が、包装箱本体1の上面に非接着状態で設置される上
面設置部10と、該上面設置部10から包装箱本体1の両側
面側に延出されて該包装箱本体1のそれぞれの側面に接
着される1対の側面接着部11a, 11bとで構成され、その
側面接着部11a, 11bが接着剤を介して包装箱本体1の側
面に接着されることによって開裂線被覆体9が固定され
ていたが、開裂線被覆体9を固定する手段はこのような
接着手段に限定されるものではなく、たとえば包装箱本
体1に1対の切込を形成し、その切込に開裂線被覆体9
の1対の側面部を差し込むとともに、開裂線被覆体9の
上面部を包装箱本体1に設置することによってミシン目
8を被覆することも可能である。
設置部10のみを剥離するためのミシン目13のようなもの
を形成しなくとも、差し込まれた開裂線被覆体9の側面
部を切込から抜き取ることによって、被覆されていた包
装箱本体1のミシン目8を容易に裸出させるとができ
る。
9が上面部と1対の側面部で形成されていたが、開裂線
被覆体9の構造も該実施形態に限定されるものではな
く、たとえば、四角筒状に形成されたようなものであっ
てもよい。この場合には、四角筒状の開裂線被覆体9を
包装箱本体1に外嵌することで包装箱本体1の上面の開
裂線が被覆されることとなる。
構成する紙が多くなり、その分上記実施形態に比べると
コストが増大することとなり、また四角筒状の開裂線被
覆体9が不用意に包装箱本体1から抜き取られるおそれ
がある。従って、その分開裂線が裸出され易く、不用意
に開裂され易い状態となる。
設置部10及び1対の側面接着部11a,11b で開裂線被覆体
9を構成した場合には、上面設置部10と側面接着部11a,
11bとの境界線部に形成されたミシン目13を破断しない
限り開裂線が裸出されないので、少なくとも店頭等での
いたずら等による不用意な開裂線の開裂を防止するため
には好都合である。
を、輪ゴム取出口形成用の開裂線として形成したが、開
裂線の種類は該実施形態のミシン目8に限定されるもの
ではなく、たとえば連設点を等間隔ごとに有する切込線
のようなものであってもよく、またハーフカットされた
ような不完全な切込線のようなものであってもよい。要
は、指等で包装箱本体1の上面を押圧することで開裂し
うるような線であればよい。
置部10と側面接着部11a,11b との境界線部に形成される
剥離用開裂線の種類も、該実施形態のミシン目13に限定
されるものではない。
が略直方体状に形成されていたが、包装箱本体1の形状
も該実施形態に限定されるものではなく、その形状は問
わない。
ゴムを取り出すための取出口を形成する開裂線が紙製の
包装箱本体の上面に設けられた輪ゴム用包装箱におい
て、前記開裂線が不用意に開裂するのを防止すべく該開
裂線を被覆する紙製の開裂線被覆体を設けたものである
ため、少なくとも消費者が輪ゴム用包装箱を購入する前
の段階における店頭等での陳列時においては、指等で押
圧して包装箱本体の上面の開烈線を簡単に開烈されるよ
うなことが防止され、従って店頭等での陳列時に開烈線
が不正に開烈されて切取口が開口されるのを好適に防止
できるという効果がある。
がともに紙製のものであるため、シュリンク包装されて
いた従来のもののように異材質に伴う分別回収が必要と
なることもなく、その廃棄処理も紙箱のみからなる従来
のものと同様に容易に行うことができる。
べく包装箱本体の上面に非接着状態で設置される上面設
置部と、該上面設置部から包装箱本体の両側面側に延出
されて該包装箱本体のそれぞれの側面に接着される一対
の側面接着部とで構成されている場合には、開裂線被覆
体の側面接着部が包装箱本体に固着されているので、上
面設置部のみを剥離して開裂線を裸出させる作業を安定
した状態で容易に行うことができるという効果がある。
のの場合には、一般に円形に形成されるミシン目等の開
裂線を覆う程度の寸法に上面設置部等を設定することが
できるので、開裂線被覆体を構成する紙の材料も少なく
てすみ、製造コストも極力低減させることができるとい
う効果がある。また開裂線被覆体の構造も簡易化される
という利点がある。
が他方の側面接着部より長く形成され、一方の側面接着
部側から他方の側面接着部側に横架する上面設置部の側
縁の前記他方の側面接着部側に、曲線状の開裂起点部を
形成した場合には、その開裂起点部を起点として上面設
置部の剥離作業を容易に行うことができるという効果が
ある。また開裂起点部が曲線状であれば、指等を不用意
に傷つけたり開裂起点部が不用意に折れ曲がったりする
おそれもない。
面図。
の平面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 開裂させて輪ゴムを取り出すための取出
口を形成する開裂線が紙製の包装箱本体(1) の上面に設
けられた輪ゴム用包装箱において、前記開裂線が不用意
に開裂するのを防止すべく該開裂線を被覆する紙製の開
裂線被覆体(9)が設けられていることを特徴とする輪ゴ
ム用包装箱。 - 【請求項2】 開裂線がミシン目(8) である請求項1記
載の輪ゴム用包装箱。 - 【請求項3】 開裂線被覆体(9) が、開裂線を被覆すべ
く包装箱本体(1) の上面に非接着状態で設置される上面
設置部(10)と、該上面設置部(10)から包装箱本体(1) の
両側面側に延出されて該包装箱本体(1) のそれぞれの側
面に接着される一対の側面接着部(11a),(11b) とで構成
されている請求項1又は2記載の輪ゴム用包装箱。 - 【請求項4】 開裂線被覆体(9) の上面設置部(10)と側
面接着部(11a),(11b)との境界線部に、上面設置部(10)
を側面接着部(11a),(11b) から剥離するための剥離用開
裂線が形成されている請求項3記載の輪ゴム用包装箱。 - 【請求項5】 一方の側面接着部(11a) が他方の側面接
着部(11b) より長く形成され、一方の側面接着部(11a)
側から他方の側面接着部(11b) 側に横架する上面設置部
(10)の側縁(10a) の前記他方の側面接着部(11b) 側に、
曲線状の開裂起点部(12)が形成されている請求項3又は
4記載の輪ゴム用包装箱。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002088247A JP3668717B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 輪ゴム用包装箱 |
Publications (2)
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---|---|
JP2003285821A true JP2003285821A (ja) | 2003-10-07 |
JP3668717B2 JP3668717B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=29234163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002088247A Expired - Fee Related JP3668717B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 輪ゴム用包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3668717B2 (ja) |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002088247A patent/JP3668717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3668717B2 (ja) | 2005-07-06 |
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