JP2003281682A - 交通流監視装置 - Google Patents
交通流監視装置Info
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- JP2003281682A JP2003281682A JP2002078478A JP2002078478A JP2003281682A JP 2003281682 A JP2003281682 A JP 2003281682A JP 2002078478 A JP2002078478 A JP 2002078478A JP 2002078478 A JP2002078478 A JP 2002078478A JP 2003281682 A JP2003281682 A JP 2003281682A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構成で簡便に監視ができる交通流監視
装置を提供する。 【解決手段】 車両が道路を走行することに起因して変
化する騒音、振動、排気ガス濃度などの環境パラメータ
をいずれか１つ以上検出する環境センサ４，５，６，７
と、検出される環境パラメータの変化に基づいて交通流
を判断する交通流判断手段８とを備えた。環境パラメー
タの大小により、概略的に交通流が判断できる。
装置を提供する。 【解決手段】 車両が道路を走行することに起因して変
化する騒音、振動、排気ガス濃度などの環境パラメータ
をいずれか１つ以上検出する環境センサ４，５，６，７
と、検出される環境パラメータの変化に基づいて交通流
を判断する交通流判断手段８とを備えた。環境パラメー
タの大小により、概略的に交通流が判断できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の交通流を監
視する装置に係り、特に、簡素な構成で簡便に監視がで
きる交通流監視装置に関するものである。
視する装置に係り、特に、簡素な構成で簡便に監視がで
きる交通流監視装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高架道等の道路を車両が走行している交
通流・交通流状態を監視・把握する装置として、従来
は、通過車両をひとつひとつ検出する車両センサと、そ
の検出信号を用いて通過車両数を計数する通過車両数計
数手段とを備えた交通流監視装置が知られている。この
方式を用いた交通管理システムでは、交通流監視装置を
複数の道路に設置し、それぞれの交通流監視装置におい
て通過車両数を計数して得られた計数値を中央装置に送
り、中央装置にて、各道路の交通流の状態を定量的に計
算する。その後、この交通流状態は道路情報として、い
くつかのメディアを介して車両の運転者に提供される。
通流・交通流状態を監視・把握する装置として、従来
は、通過車両をひとつひとつ検出する車両センサと、そ
の検出信号を用いて通過車両数を計数する通過車両数計
数手段とを備えた交通流監視装置が知られている。この
方式を用いた交通管理システムでは、交通流監視装置を
複数の道路に設置し、それぞれの交通流監視装置におい
て通過車両数を計数して得られた計数値を中央装置に送
り、中央装置にて、各道路の交通流の状態を定量的に計
算する。その後、この交通流状態は道路情報として、い
くつかのメディアを介して車両の運転者に提供される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の交通管理システ
ムは、各道路の監視結果を中央装置に収集する向心的な
システムである。
ムは、各道路の監視結果を中央装置に収集する向心的な
システムである。
【０００４】従来の交通流監視装置は、通過車両をひと
つひとつ検出するという機能を持たせたために、車両セ
ンサが高価であった。都市などの走行車両がかなり多い
と予測される場所に交通流監視装置を設置した場合に
は、車両センサの機能がよく発揮できるので、価格に見
合うだけの効果が得られた。しかし、走行車両が少ない
地方に設置した場合には、車両センサの機能が過剰精度
となり、効果が価格に見合わなくなる。
つひとつ検出するという機能を持たせたために、車両セ
ンサが高価であった。都市などの走行車両がかなり多い
と予測される場所に交通流監視装置を設置した場合に
は、車両センサの機能がよく発揮できるので、価格に見
合うだけの効果が得られた。しかし、走行車両が少ない
地方に設置した場合には、車両センサの機能が過剰精度
となり、効果が価格に見合わなくなる。
【０００５】その結果、交通管理システムの全体がコス
ト高となり、地方への適用が困難となる。
ト高となり、地方への適用が困難となる。
【０００６】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、簡素な構成で簡便に監視ができる交通流監視装置を
提供することにある。
し、簡素な構成で簡便に監視ができる交通流監視装置を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両が道路を走行することに起因して変化
する騒音、振動、排気ガス濃度などの環境パラメータを
いずれか１つ以上検出する環境センサと、検出される環
境パラメータの変化に基づいて交通流を判断する交通流
判断手段とを備えたものである。
に本発明は、車両が道路を走行することに起因して変化
する騒音、振動、排気ガス濃度などの環境パラメータを
いずれか１つ以上検出する環境センサと、検出される環
境パラメータの変化に基づいて交通流を判断する交通流
判断手段とを備えたものである。
【０００８】前記交通流判断手段は、複数の環境パラメ
ータの変化を複合して交通流を判断してもよい。
ータの変化を複合して交通流を判断してもよい。
【０００９】前記交通流判断手段は、騒音が小さく、振
動が小さく、排気ガス濃度が低いときには走行車両が少
ないと判断し、騒音が大きく、振動が大きく、排気ガス
濃度が低いときには走行車両が多いと判断し、騒音が小
さく、振動が小さく、排気ガス濃度が高いときには渋滞
していると判断してもよい。
動が小さく、排気ガス濃度が低いときには走行車両が少
ないと判断し、騒音が大きく、振動が大きく、排気ガス
濃度が低いときには走行車両が多いと判断し、騒音が小
さく、振動が小さく、排気ガス濃度が高いときには渋滞
していると判断してもよい。
【００１０】前記環境センサは、空間的に離れて設置さ
れた２つの音響センサを含み、前記交通流判断手段は、
前記音響センサから得られる２つの騒音波形に基づいて
走行車両の進行方向及び速度を算出してもよい。
れた２つの音響センサを含み、前記交通流判断手段は、
前記音響センサから得られる２つの騒音波形に基づいて
走行車両の進行方向及び速度を算出してもよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【００１２】図１に示されるように、本発明に係る交通
流監視装置は、種々の環境パラメータを検出する複数の
環境センサ４，５，６，７と、検出される環境パラメー
タの変化に基づいて交通流を判断する交通流判断手段８
とを備える。
流監視装置は、種々の環境パラメータを検出する複数の
環境センサ４，５，６，７と、検出される環境パラメー
タの変化に基づいて交通流を判断する交通流判断手段８
とを備える。
【００１３】この実施形態では、環境パラメータとして
騒音、振動、排気ガス濃度を使用するので、環境センサ
として、２つの音響センサ４，５、排気ガスセンサ６、
加速度センサ７を備えている。このほかにも環境パラメ
ータとしては、路面の歪み、路面の温度などが利用でき
る。
騒音、振動、排気ガス濃度を使用するので、環境センサ
として、２つの音響センサ４，５、排気ガスセンサ６、
加速度センサ７を備えている。このほかにも環境パラメ
ータとしては、路面の歪み、路面の温度などが利用でき
る。
【００１４】音響センサ４，５は、騒音の音圧を検出す
るものである。騒音は、エンジン音、車両の金属衝突音
などからなり、空中を伝搬する。音響センサの設置地点
における音圧を検出し、そのエネルギを算出することに
よって騒音を求めることができる。走行車両が皆無のと
きの騒音（背景雑音）を基準にしておくと、車両が道路
を走行することに起因する騒音を抽出することができ
る。大量の車両が流れていると騒音が大きく、車両が高
速走行していると騒音が大きいので、大量の車両が高速
で流れていると騒音は非常に大きくなる。
るものである。騒音は、エンジン音、車両の金属衝突音
などからなり、空中を伝搬する。音響センサの設置地点
における音圧を検出し、そのエネルギを算出することに
よって騒音を求めることができる。走行車両が皆無のと
きの騒音（背景雑音）を基準にしておくと、車両が道路
を走行することに起因する騒音を抽出することができ
る。大量の車両が流れていると騒音が大きく、車両が高
速走行していると騒音が大きいので、大量の車両が高速
で流れていると騒音は非常に大きくなる。
【００１５】また、２つの音響センサ４，５は、ステレ
オ集音器を構成するものである。空間的に離れて設置さ
れた２つの音響センサ４，５で音圧を検出すると、それ
ぞれの音響センサ４，５において車両の接近とともに音
圧が大きくなり、車両が離れるに従って音圧が小さくな
る。２つの音圧波形（又は騒音波形）の最大点には時間
的なずれが生じ、この時間差と２つの音響センサの相互
距離とから、走行車両の進行方向及び速度が算出でき
る。
オ集音器を構成するものである。空間的に離れて設置さ
れた２つの音響センサ４，５で音圧を検出すると、それ
ぞれの音響センサ４，５において車両の接近とともに音
圧が大きくなり、車両が離れるに従って音圧が小さくな
る。２つの音圧波形（又は騒音波形）の最大点には時間
的なずれが生じ、この時間差と２つの音響センサの相互
距離とから、走行車両の進行方向及び速度が算出でき
る。
【００１６】音圧の信号処理のために、低域通過フィル
タ（ＬＰＦ）９，１０と積分回路１１，１２と振幅規格
化回路１３，１４と閾値トリギング回路１５とが設けら
れている。
タ（ＬＰＦ）９，１０と積分回路１１，１２と振幅規格
化回路１３，１４と閾値トリギング回路１５とが設けら
れている。
【００１７】排気ガスセンサ６は、排気ガス濃度を検出
するものである。車両から大気中に放出される排気ガス
としては、ＣＯ2 、ＣＯがある。道路が渋滞して車両が
密集すると、その渋滞近傍に排気ガスが充満し、ＣＯ
2 、ＣＯの濃度が高くなる。走行車両が少ないと排気ガ
ス濃度は低くなる。走行車両が多くとも、流れがよいと
きには、車両が密集しないので、排気ガス濃度は低くな
る。排気ガスセンサ６は、このＣＯ2 、ＣＯ濃度の計測
に使用される。雨天時にＣＯ2 は水分に溶け込むので、
たまり雨水に含有されるＣＯ2 もセンシングするとよ
い。
するものである。車両から大気中に放出される排気ガス
としては、ＣＯ2 、ＣＯがある。道路が渋滞して車両が
密集すると、その渋滞近傍に排気ガスが充満し、ＣＯ
2 、ＣＯの濃度が高くなる。走行車両が少ないと排気ガ
ス濃度は低くなる。走行車両が多くとも、流れがよいと
きには、車両が密集しないので、排気ガス濃度は低くな
る。排気ガスセンサ６は、このＣＯ2 、ＣＯ濃度の計測
に使用される。雨天時にＣＯ2 は水分に溶け込むので、
たまり雨水に含有されるＣＯ2 もセンシングするとよ
い。
【００１８】加速度センサ７は、振動による加速度を検
出するものである。振動は、ロードノイズ、橋脚部材衝
突音などからなり、構造物、地面を伝搬する。振動は、
加速度センサ以外に歪みセンサによっても検出可能であ
る。交通流と振動との関係は、前述した交通流と騒音と
の関係に類似している。
出するものである。振動は、ロードノイズ、橋脚部材衝
突音などからなり、構造物、地面を伝搬する。振動は、
加速度センサ以外に歪みセンサによっても検出可能であ
る。交通流と振動との関係は、前述した交通流と騒音と
の関係に類似している。
【００１９】加速度の信号処理のために積分回路１６が
設けられている。
設けられている。
【００２０】交通流判断手段８は、複数の環境パラメー
タの変化を複合・総合して交通流を判断するようになっ
ている。判断基準は、例えば、次の通りである。 １）走行車両が少ないという判断の基準 騒音が小さく、振動が小さく、排気ガス濃度が低い ２）走行車両が多いという判断の基準 騒音が大きく、振動が大きく、排気ガス濃度が低い ３）渋滞しているという判断の基準 騒音が小さく、振動が小さく、排気ガス濃度が高い なお、環境パラメータの大きい・小さい、高い・低いの
判定は、適宜なしきい値を予め設定しておき、しきい値
との比較で行うとよい。
タの変化を複合・総合して交通流を判断するようになっ
ている。判断基準は、例えば、次の通りである。 １）走行車両が少ないという判断の基準 騒音が小さく、振動が小さく、排気ガス濃度が低い ２）走行車両が多いという判断の基準 騒音が大きく、振動が大きく、排気ガス濃度が低い ３）渋滞しているという判断の基準 騒音が小さく、振動が小さく、排気ガス濃度が高い なお、環境パラメータの大きい・小さい、高い・低いの
判定は、適宜なしきい値を予め設定しておき、しきい値
との比較で行うとよい。
【００２１】交通流判断手段において、ひとつひとつの
環境パラメータを順次処理して判断を行うとすると、そ
のアルゴリズムは、例えば、図２のようになる。図２の
判断基準やアルゴリズムは、最も簡素化した例であっ
て、環境パラメータの種類や相互関係を鑑みて複雑化さ
せてよいことは勿論である。
環境パラメータを順次処理して判断を行うとすると、そ
のアルゴリズムは、例えば、図２のようになる。図２の
判断基準やアルゴリズムは、最も簡素化した例であっ
て、環境パラメータの種類や相互関係を鑑みて複雑化さ
せてよいことは勿論である。
【００２２】次に、環境センサの設置場所に関する実施
形態を説明する。
形態を説明する。
【００２３】図３に高架道を部分的に示す。高架道は、
橋桁１、橋梁２から構成され、矢印３は道路長手方向を
表している。２つの音響センサ４，５は、路側の防音壁
の近辺に、互いに道路長手方向に距離を隔てて設置す
る。それぞれの音響センサ４，５により、高架道を走行
する車両が発生する騒音を検出することができる。排気
ガスセンサ６は、路側の防音壁の内側に設置する。この
排気ガスセンサ６により、高架道を走行する車両が発生
する排気ガスを検出することができる。加速度センサ７
は、橋梁の中央部など構造物に取り付ける。この加速度
センサ７により、高架道を走行する車両が発生する橋梁
の振動を検出することができる。
橋桁１、橋梁２から構成され、矢印３は道路長手方向を
表している。２つの音響センサ４，５は、路側の防音壁
の近辺に、互いに道路長手方向に距離を隔てて設置す
る。それぞれの音響センサ４，５により、高架道を走行
する車両が発生する騒音を検出することができる。排気
ガスセンサ６は、路側の防音壁の内側に設置する。この
排気ガスセンサ６により、高架道を走行する車両が発生
する排気ガスを検出することができる。加速度センサ７
は、橋梁の中央部など構造物に取り付ける。この加速度
センサ７により、高架道を走行する車両が発生する橋梁
の振動を検出することができる。
【００２４】図１〜図３を参照しつつ交通流監視装置の
動作を説明する。
動作を説明する。
【００２５】２つの音響センサ４，５により、空間的に
隔てられた２点における騒音の音圧が得られる。それぞ
れの音圧信号は、ＬＰＦ９，１０により高域が除去さ
れ、車両の接近とともに音圧が大きくなり、車両が離れ
るに従って音圧が小さくなる信号となる。それぞれの信
号は、振幅規格化回路１３，１４により振幅が規格化さ
れる。規格化は、車両が通過している時間内で信号が最
大となる時刻における振幅が車両の通過ごとにほぼ同じ
になるようオートゲインコントロールをかけて行う。閾
値トリギング回路１５では、こうして振幅が規格化され
た２つの信号のうち時間的に先に増大する一方の信号が
所定値を超えるときにトリガをかけて車両パルス信号の
オフからオンへの立上がりを生成し、時間的に遅れる他
方の信号が所定値を超えるときにトリガをかけて車両パ
ルス信号のオンからオフへの立下がりを生成する。従っ
て、車両が２つの音響センサの間を走行している時間の
み車両パルス信号がオンになる。
隔てられた２点における騒音の音圧が得られる。それぞ
れの音圧信号は、ＬＰＦ９，１０により高域が除去さ
れ、車両の接近とともに音圧が大きくなり、車両が離れ
るに従って音圧が小さくなる信号となる。それぞれの信
号は、振幅規格化回路１３，１４により振幅が規格化さ
れる。規格化は、車両が通過している時間内で信号が最
大となる時刻における振幅が車両の通過ごとにほぼ同じ
になるようオートゲインコントロールをかけて行う。閾
値トリギング回路１５では、こうして振幅が規格化され
た２つの信号のうち時間的に先に増大する一方の信号が
所定値を超えるときにトリガをかけて車両パルス信号の
オフからオンへの立上がりを生成し、時間的に遅れる他
方の信号が所定値を超えるときにトリガをかけて車両パ
ルス信号のオンからオフへの立下がりを生成する。従っ
て、車両が２つの音響センサの間を走行している時間の
み車両パルス信号がオンになる。
【００２６】ＬＰＦ９，１０により高域が除去された音
圧信号は、積分回路１１，１２により積分されて騒音の
エネルギ（実効値）を表す信号となり、交通流判断手段
８に入力される。加速度センサ７が検出した加速度の信
号は、積分回路１６により積分されて振動のエネルギ
（実効値）を表す信号となり、交通流判断手段８に入力
される。排気ガスセンサ６が検出したＣＯ2 、ＣＯ濃度
の信号も交通流判断手段８に入力される。
圧信号は、積分回路１１，１２により積分されて騒音の
エネルギ（実効値）を表す信号となり、交通流判断手段
８に入力される。加速度センサ７が検出した加速度の信
号は、積分回路１６により積分されて振動のエネルギ
（実効値）を表す信号となり、交通流判断手段８に入力
される。排気ガスセンサ６が検出したＣＯ2 、ＣＯ濃度
の信号も交通流判断手段８に入力される。
【００２７】交通流判断手段８は、図２に示した手順で
交通流を判断する。即ち、まず、音圧（又は騒音）をチ
ェックし、音圧が大であれば、走行車両が多いと判断す
る。音圧が小であれば、次に、ＣＯ2 濃度をチェックす
る。ＣＯ2 濃度が高ければ渋滞が起きていると判断す
る。ＣＯ2 濃度が低ければ、走行車両が少ないと判断す
る。
交通流を判断する。即ち、まず、音圧（又は騒音）をチ
ェックし、音圧が大であれば、走行車両が多いと判断す
る。音圧が小であれば、次に、ＣＯ2 濃度をチェックす
る。ＣＯ2 濃度が高ければ渋滞が起きていると判断す
る。ＣＯ2 濃度が低ければ、走行車両が少ないと判断す
る。
【００２８】また、交通流判断手段８は、車両パルス信
号のオンの時間と音響センサ設置間隔とから車両の速度
を算出する。さらに、交通流判断手段８は、閾値トリギ
ング回路１５におけるトリガの時間的順序から車両の進
行方向を算出する。即ち、音響センサ４からの信号によ
って車両パルス信号がオンになったときは、車両が音響
センサ４から音響センサ５へ向けて走行したと算出し、
音響センサ５からの信号によって車両パルス信号がオン
になったときは、車両が逆に音響センサ５から音響セン
サ４へ向けて走行したと算出する。
号のオンの時間と音響センサ設置間隔とから車両の速度
を算出する。さらに、交通流判断手段８は、閾値トリギ
ング回路１５におけるトリガの時間的順序から車両の進
行方向を算出する。即ち、音響センサ４からの信号によ
って車両パルス信号がオンになったときは、車両が音響
センサ４から音響センサ５へ向けて走行したと算出し、
音響センサ５からの信号によって車両パルス信号がオン
になったときは、車両が逆に音響センサ５から音響セン
サ４へ向けて走行したと算出する。
【００２９】交通流判断手段８から図示しない表示装置
に対して交通流の判断結果が出力され、その表示装置
は、「走行車両多い」、「渋滞」、「走行車両少ない」
などの表示を行う。
に対して交通流の判断結果が出力され、その表示装置
は、「走行車両多い」、「渋滞」、「走行車両少ない」
などの表示を行う。
【００３０】以上説明したように、本発明の交通流監視
装置は、環境パラメータにより、交通流の概略的な状態
を、より簡便に把握することができる。そして、測定さ
れた騒音、振動、排気ガス濃度などを周囲に与える環境
要素として評価することができる。従って、交通流のみ
ならず車両の通行に起因する環境変化を監視することが
できる。例えば、交通流が渋滞であると判断されたと
き、同時に、その渋滞による周囲の排気ガス濃度の高ま
りを直接、定量的に知ることができる。
装置は、環境パラメータにより、交通流の概略的な状態
を、より簡便に把握することができる。そして、測定さ
れた騒音、振動、排気ガス濃度などを周囲に与える環境
要素として評価することができる。従って、交通流のみ
ならず車両の通行に起因する環境変化を監視することが
できる。例えば、交通流が渋滞であると判断されたと
き、同時に、その渋滞による周囲の排気ガス濃度の高ま
りを直接、定量的に知ることができる。
【００３１】また、環境センサは種々のものを追加する
ことができる。例えば、路面の歪みセンサ、路面の温度
センサなどを追加すれば、交通流のみならず路面の状態
も判断することができる。
ことができる。例えば、路面の歪みセンサ、路面の温度
センサなどを追加すれば、交通流のみならず路面の状態
も判断することができる。
【００３２】本発明に使用する環境センサは、従来の交
通流監視装置に使用する車両センサに比べて安価である
ため、交通管理システムの全体のコストが低減でき、走
行車両が少ない地方にも適用しやすくなる。
通流監視装置に使用する車両センサに比べて安価である
ため、交通管理システムの全体のコストが低減でき、走
行車両が少ない地方にも適用しやすくなる。
【００３３】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。 （１）簡素な構成で簡便に監視ができるのでコストが低
減できる。 （２）交通流だけでなく環境状況も監視できる。
る。 （１）簡素な構成で簡便に監視ができるのでコストが低
減できる。 （２）交通流だけでなく環境状況も監視できる。
【図１】本発明の一実施形態を示す交通流監視装置の構
成図である。
成図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す判断アルゴリズムの
流れ図である。
流れ図である。
【図３】本発明の一実施形態を示す高架道における配置
図である。
図である。
４，５ 音響センサ（環境センサ）
６ 排気ガスセンサ（環境センサ）
７ 加速度センサ（環境センサ）
８ 交通流判断手段
Claims (4)
- 【請求項１】 車両が道路を走行することに起因して変
化する騒音、振動、排気ガス濃度などの環境パラメータ
をいずれか１つ以上検出する環境センサと、検出される
環境パラメータの変化に基づいて交通流を判断する交通
流判断手段とを備えたことを特徴とする交通流監視装
置。 - 【請求項２】 前記交通流判断手段は、複数の環境パラ
メータの変化を複合して交通流を判断することを特徴と
する請求項１記載の交通流監視装置。 - 【請求項３】 前記交通流判断手段は、騒音が小さく、
振動が小さく、排気ガス濃度が低いときには走行車両が
少ないと判断し、騒音が大きく、振動が大きく、排気ガ
ス濃度が低いときには走行車両が多いと判断し、騒音が
小さく、振動が小さく、排気ガス濃度が高いときには渋
滞していると判断することを特徴とする請求項１又は２
記載の交通流監視装置。 - 【請求項４】 前記環境センサは、空間的に離れて設置
された２つの音響センサを含み、前記交通流判断手段
は、前記音響センサから得られる２つの騒音波形に基づ
いて走行車両の進行方向及び速度を算出することを特徴
とする請求項１〜３いずれか記載の交通流監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002078478A JP2003281682A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 交通流監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002078478A JP2003281682A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 交通流監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003281682A true JP2003281682A (ja) | 2003-10-03 |
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ID=29228396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002078478A Pending JP2003281682A (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 交通流監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003281682A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011503696A (ja) * | 2007-11-01 | 2011-01-27 | イゴール ユリエヴィッチ マッツァー | 交通監視システム |
| US8219306B2 (en) * | 2005-12-08 | 2012-07-10 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Apparatus and method for providing traffic jam information, and apparatus for receiving traffic jam information for automobile |
| JP2017067722A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | セイコーエプソン株式会社 | 演算装置、演算方法、演算システム、プログラム、および計測装置 |
| US10877061B2 (en) | 2015-10-02 | 2020-12-29 | Seiko Epson Corporation | Measurement instrument, measurement method, measurement system, and program |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002078478A patent/JP2003281682A/ja active Pending
Cited By (4)
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