JP2003279189A - 空気調和装置及びこれに用いられる電磁弁ユニット - Google Patents

空気調和装置及びこれに用いられる電磁弁ユニット

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JP2003279189A
JP2003279189A JP2002084980A JP2002084980A JP2003279189A JP 2003279189 A JP2003279189 A JP 2003279189A JP 2002084980 A JP2002084980 A JP 2002084980A JP 2002084980 A JP2002084980 A JP 2002084980A JP 2003279189 A JP2003279189 A JP 2003279189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁開閉弁からの異常音の発生を抑制しつ
つ、気密性の向上を図ることができ、気密試験に用いら
れるガスの残留を防止することができる空気調和装置及
びこれに用いられる電磁弁ユニットを提供する。 【解決手段】 複数台の室内ユニットを同時に冷房運転
若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転
と暖房運転を混在して実施可能とするよう構成された空
気調和装置において、高圧ガス分岐管14に設けられた
電磁開閉弁16及び低圧ガス分岐管15に設けられた電
磁開閉弁17のそれぞれに冷媒の逆圧が作用するとき
に、それぞれの電磁開閉弁16、17をバイパスして冷
媒を流す逆止弁23、24を配設したバイパス管21、
22を設け、電磁開閉弁16、17が内蔵されている電
磁弁ユニット20に逆止弁23、24を内蔵した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室外ユニットと複数
台の室内ユニットを有し、複数台の室内ユニットを同時
に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これら
の暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調
和装置及びこれに用いられる電磁弁ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば図2に示すように、圧縮
機2及び室外熱交換器3を備えた室外ユニットと、室内
熱交換器6を備えた複数台の室内ユニットとがユニット
間配管10により接続され、室外熱交換器3の一端が、
圧縮機2の冷媒吐出管7と冷媒吸込管8とに択一に分岐
して接続され、ユニット間配管10が、冷媒吐出管7に
接続された高圧ガス管11と、冷媒吸込管8に接続され
た低圧ガス管12と、室外熱交換器3の他端に接続され
た液管13とを有して構成され、室内熱交換器6の一端
が高圧ガス管11及び低圧ガス管12に、それぞれ高圧
ガス分岐管14及び低圧ガス分岐管15を介して接続さ
れ、他端が液管13に液分岐管19を介して接続され、
高圧ガス分岐管14及び低圧ガス分岐管15には、それ
ぞれ実線の矢印で示す方向にのみ冷媒を流すことを目的
とする、電磁開閉弁16、17が設けられ、複数台の室
内ユニットを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能と
し、または、これらの冷房運転と暖房運転を混在して実
施可能とするよう構成された空気調和装置が知られてい
る。
【0003】上記構成によると、いずれかの室内ユニッ
トの運転を停止した場合には、この停止した室内ユニッ
トの高圧ガス分岐管14に設けられた電磁開閉弁16
と、低圧ガス分岐管15に設けられた電磁開閉弁17と
が閉弁制御(無通電)される。このように電磁開閉弁1
6、17が閉弁制御(無通電)された状況下で、室外ユ
ニットの運転が停止された場合、その圧縮機2の運転停
止の直後から、圧力バランスが行われて、低圧ガス分岐
管15に設けられた電磁開閉弁17又は高圧ガス分岐管
14に設けられた電磁開閉弁16に逆圧による逆流が発
生し、電磁開閉弁16、17のいずれかから異常音が発
生することがあるので、室外ユニット及び室内ユニット
の外部の高圧ガス管11及び低圧ガス管12に逆止弁4
0、41を設けることで電磁開閉弁16、17への逆流
を防止している。尚、施工時に行われる冷媒配管接続後
の気密試験では、例えば、高圧ガス管11、低圧ガス管
12及び液管13のそれぞれに設置されたサービスバル
ブ31、32、33から冷媒回路内にガス(例えば窒
素)を封入し、加圧してガスの漏れをチェックする。こ
の気密試験は、通常、電磁開閉弁16、17等への無通
電(閉弁)時に行われる。そして、気密試験終了後はこ
のサービスバルブ35、36、37から封入したガスを
引く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、電磁開閉弁16、17の異常音の発生を抑制
することはできるが、ガス(例えば窒素)を冷媒回路内
に入れて行う気密試験において、低圧ガス管12におけ
る逆止弁41と低圧ガス分岐管15における電磁開閉弁
17との間の冷媒配管X内には、逆止弁41と電磁開閉
弁17によりガスの流入が塞き止められてガスが流入し
ないため、気密試験を十分に行うことができないという
問題がある。
【0005】また、この気密試験後にこの気密試験に用
いたガス(例えば窒素)を冷媒回路内から引くときに、
高圧ガス管11における逆止弁40と高圧ガス分岐管1
4における電磁開閉弁16との間の冷媒配管Y内には、
逆止弁40と電磁開閉弁16によりガスが残留するとい
う問題がある。
【0006】本発明の目的は、上述した従来技術が有す
る課題を解消し、電磁開閉弁からの異常音の発生を抑制
しつつ、気密性の向上を図ることができ、気密試験に用
いられるガスの残留を防止することができる空気調和装
置及びこれに用いられる電磁弁ユニットを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧縮機、室外熱交換器及び室外膨張弁を備えた室外ユニ
ットと、室内熱交換器を備えた複数台の室内ユニットと
がユニット間配管により接続され、前記室外熱交換器の
一端が、圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分
岐して接続され、前記ユニット間配管が、前記冷媒吐出
管に接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管に接続さ
れた低圧ガス管と、前記室外熱交換器の他端に接続され
た液管とを有して構成され、室内熱交換器の一端が前記
高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分
岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が前記
液管に液分岐管を介して接続され、前記高圧ガス分岐管
及び前記低圧ガス分岐管にそれぞれ電磁開閉弁が設けら
れ、複数台の前記室内ユニットを同時に冷房運転若しく
は暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房
運転を混在して実施可能とするよう構成された空気調和
装置において、前記高圧ガス分岐管に設けられた電磁開
閉弁及び前記低圧ガス分岐管に設けられた電磁開閉弁の
それぞれに冷媒の逆圧が作用するときに、それぞれの電
磁開閉弁をバイパスして冷媒を流すバイパス手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、前記バイパス手段は、逆止弁を設けたバ
イパス管であることを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記低圧ガス分岐管に設けられた電磁開閉
弁、前記高圧ガス分岐管に設けられた電磁開閉弁及びこ
れら電磁開閉弁のそれぞれをバイパスする前記バイパス
配管に設けられた逆止弁が単一の電磁弁ユニットに内蔵
されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項4記載の発明は、空気調和装置にお
ける室内ユニットの室内熱交換器の一端が、圧縮機の冷
媒吐出管に接続される高圧ガス管及び圧縮機の冷媒吸込
管に接続される低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管
及び低圧ガス分岐管を介して接続され、前記高圧ガス分
岐管に設けられる電磁開閉弁及び前記低圧ガス分岐管に
設けられる電磁開閉弁を備えた空気調和装置に用いられ
る電磁弁ユニットにおいて、前記高圧ガス分岐管に設け
られた電磁開閉弁及び前記低圧ガス分岐管に設けられた
電磁開閉弁のそれぞれに冷媒の逆圧が作用するときに、
それぞれの電磁開閉弁をバイパスして冷媒を流すバイパ
ス管に設けられる逆止弁を備えたことを特徴とする特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0012】図1は、本発明に係る空気調和装置の一実
施の形態を示す冷媒回路図である。この空気調和装置3
0は、圧縮機2、水冷式の室外熱交換器3及び室外膨張
弁27を備えた室外ユニット1と、室内熱交換器6a及
び室内膨張弁18aを備えた室内ユニット5aと、室内
熱交換器6b及び室内膨張弁18bを備えた室内ユニッ
ト5bと、室内熱交換器6c及び室内膨張弁18cを備
えた室内ユニット5cとを有して構成される。
【0013】そして、これらの室外ユニット1と室内ユ
ニット5a、5b、5cとがユニット間配管10により
接続されて、空気調和装置30は、室内ユニット5a、
5b、5cを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能と
し、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して
実施可能とする。
【0014】上記室外ユニット1では、室外熱交換器3
の一端が、圧縮機2の冷媒吐出管7と冷媒吸込管8と
に、それぞれ切換弁9a、9bを介して択一に分岐して
接続されている。また、冷媒吸込管8にアキュムレータ
4が配設されている。
【0015】上記ユニット間配管10は、高圧ガス管1
1、低圧ガス管12及び液管13を備えてなる。高圧ガ
ス管11が冷媒吐出管7に接続され、低圧ガス管12が
冷媒吸込管8に接続される。液管13は、室外膨張弁2
7を介して室外熱交換器3の他端に接続される。
【0016】上記室内ユニット5a、5b、5cのそれ
ぞれの室内熱交換器6a、6b、6cは、それらの他端
が、室内膨張弁18aを配設した液分岐管19a、室内
膨張弁18bを配設した液分岐管19b、室内膨張弁1
8cを配設した液分岐管19cを介して液管13にそれ
ぞれ接続される。
【0017】また、上記室内ユニット5aの室内熱交換
器6aは、その一端が、高圧ガス分岐管14aを介して
高圧ガス管11に接続されるとともに、低圧ガス分岐管
15aを介して低圧ガス管12に接続される。上記室内
ユニット5bの室内熱交換器6bは、その一端が、高圧
ガス分岐管14bを介して高圧ガス管11に接続される
とともに、低圧ガス分岐管15bを介して低圧ガス管1
2に接続される。更に、上記室内ユニット5cの室内熱
交換器6cは、その一端が、高圧ガス分岐管14cを介
して高圧ガス管11に接続されるとともに、低圧ガス分
岐管15cを介して低圧ガス管12に接続される。高圧
ガス分岐管14a、14b、14cのそれぞれに、第1
開閉弁(第1電磁開閉弁)16a、16b、16cが配
設される。また、低圧ガス分岐管15a、15b、15
cのそれぞれに、第2開閉弁(第2電磁開閉弁)17
a、17b、17cが配設される。
【0018】高圧ガス分岐管14a、14b、14cに
は、第1開閉弁16a、16b、16cをバイパスする
第1バイパス管21a、21b、21cが接続される。
この第1バイパス管21a、21b、21cには、第1
開閉弁16a、16b、16cに逆圧が作用する場合に
第1バイパス管21a、21b、21cを冷媒が通過す
るように第1逆止弁23a、23b、23cが配設され
る。また、低圧ガス分岐管15a、15b、15cに
は、第2開閉弁17a、17b、17cをバイパスする
第2バイパス管22a、22b、22cが接続される。
この第2バイパス管22a、22b、22cには、第2
開閉弁17a、17b、17cに逆圧が作用する場合に
第2バイパス管22a、22b、22cを冷媒が通過す
るように第2逆止弁24a、24b、24cが配設され
る。尚、図1中の符号20a、20b、20cは電磁弁
ユニットである。
【0019】これら第1開閉弁16a、16b、16
c、第2開閉弁17a、17b、17c、第1逆止弁2
3a、23b、23c及び第2逆止弁24a、24b、
24cは、電磁弁ユニット20a、20b、20cに格
納(内臓)されている。
【0020】また、高圧ガス管11に接続された高圧ガ
ス分岐管14a、14b、14cと、液管13に接続さ
れた液分岐管19a、19b、19cとの間に、両管内
の圧力差に従って両管内を連通させる連通手段(キャピ
ラリーチューブ)100a、100b、100cが接続
されている。これらキャピラリーチューブ100a、1
00b、100cは、電磁弁ユニット20a、20b、
20cに格納(内臓)されている。
【0021】高圧ガス管11、低圧ガス管12及び液管
13のそれぞれには、サービスバルブ31、32、33
が設けてあり、気密試験を行う際は、このサービスバル
ブ31、32、33から冷媒回路内にガス(例えば窒
素)を封入し、加圧してガスの漏れをチェックする。そ
して、気密試験終了後はこのサービスバルブ35、3
6、37から封入したガスを引く。
【0022】次に運転動作を説明する。
【0023】(A)全室内ユニット5a、5b、5cを
同時に冷房する場合は、高圧ガス管11が休止状態にお
かれる。
【0024】この場合、室外熱交換器3の一方の切換弁
9aを開くとともに他方の切換弁9bを閉じ、且つ電磁
弁ユニット20a、20b、20cの第1開閉弁16
a、16b、16cを閉じるとともに、第2開閉弁17
a、17b、17cを開く。これにより、圧縮機2から
吐出された冷媒は、冷媒吐出管7、切換弁9a、室外熱
交換器3へと順次流れ、この室外熱交換器3で凝縮液化
した後、液管13と液分岐管19a、19b、19cを
経て各室ユニット5a、5b、5cの室内膨張弁18
a、18b、18cに分配され、ここで減圧される。し
かる後、冷媒は、各室内熱交換器6a、6b、6cで蒸
発気化した後、第2開閉弁17a、17b、17cを流
れた後、低圧ガス管12、冷媒吸込管8、アキュムレー
タ4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように、蒸
発器として作用する各室内熱交換器6a、6b、6cで
全室内ユニット5a、5b、5cが同時に冷房される。
【0025】(B)全室内ユニット5a、5b、5cを
同時に暖房する場合は、低圧ガス管12が休止状態にお
かれる。
【0026】この場合、室外熱交換器3の一方の切換弁
9aを閉じるとともに他方の切換弁9bを開き、且つ電
磁弁ユニット20a、20b、20cの第1開閉弁16
a、16b、16cを開くとともに、第2開閉弁17
a、17b、17cを閉じる。これにより、圧縮機2か
ら吐出された冷媒は、冷媒吐出管7、高圧ガス管11を
順次経て高圧ガス分岐管14a、14b、14cに分配
された後、第1開閉弁16a、16b、16c、室内熱
交換器6a、6b、6cへと流れ、ここでそれぞれ凝縮
液化した後、各室内膨張弁18a、18b、18cで減
圧され、液分岐管19a、19b、19cを経て液管1
3で合流される。しかる後、室外熱交換器3で蒸発気化
した後、切換弁9b、冷媒吸込管8、アキュムレータ4
を順次経て圧縮機2に吸入される。このように凝縮器と
して作用する各室内熱交換器6a、6b、6cで、全室
内ユニット5a、5b、5cが同時に暖房される。
【0027】(C)同時に、例えば室内ユニット5a及
び5cを冷房し、室内ユニット5bを暖房する場合は、
全ての冷媒管11、12、13が使用される。
【0028】この場合、室外熱交換器3の一方の切換弁
9aを開くとともに他方の切換弁9bを閉じ、且つ、冷
房する室内ユニット5a、5cの電磁弁ユニット20
a、20cにおける第1開閉弁16a、16cを閉じる
とともに、第2開閉弁17a、17cを開き、且つ暖房
する室内ユニット5bの電磁弁ユニット20bにおける
第1開閉弁16bを開くとともに、第2開閉弁17bを
閉じる。すると、圧縮機2から吐出された冷媒の一部が
冷媒吐出管7、切換弁9aを順次経て室外熱交換器3に
流れるとともに、残りの冷媒が高圧ガス管11を経て暖
房する室内ユニット5bの電磁弁ユニット20bにおけ
る第1開閉弁16b、室内熱交換器6bへと流れ、この
室内熱交換器6bの室外熱交換器3で凝縮液化される。
【0029】そして、これら室内熱交換器6b、室外熱
交換器3で凝縮液化された冷媒は、液管13を経て室内
ユニット5a、5cの室内膨張弁18a、18cで減圧
された後、それぞれの室内熱交換器6a、6cで蒸発気
化される。しかる後、冷媒は、第2開閉弁17a、17
cを流れて低圧ガス管12で合流され、冷媒吸込管8、
アキュムレータ4を順次経て圧縮機2に吸入される。こ
のように、凝縮器として作用する室内熱交換器6bで室
内ユニット5bが暖房され、蒸発器として作用する他の
室内熱交換器6a、6cで室内ユニット5a、5cがそ
れぞれ冷房される。
【0030】次に、例えば、室内ユニット5bで冷房
し、室内ユニット5a、5cで暖房する場合には、室外
熱交換器3の一方の切換弁9aを閉じるとともに他方の
切換弁9bを開き、且つ冷房する室内ユニット5bの電
磁弁ユニット20bにおける第1開閉弁16bを閉じる
とともに、第2開閉弁17bを開き、且つ暖房する室内
ユニット5a、5cの電磁弁ユニット20a、20cに
おける第1開閉弁16a、16cを開くとともに、第2
開閉弁17a、17cを閉じる。すると、圧縮機2から
吐出された冷媒が冷媒吐出管7、高圧ガス管11を順次
経て第1開閉弁16a、16cへと分配され、それぞれ
の室内熱交換器6a、6cで凝縮液化される。そして、
この液化された冷媒は、それぞれ全開された室内膨張弁
18a、18cを経て液管13に流れる。この液管中の
液冷媒の一部が、室内膨張弁18bで減圧された後に室
内熱交換器6bで、且つ、残りの液冷媒が室外膨張弁2
7で減圧された後に室外熱交換器3でそれぞれ蒸発気化
され、冷媒吸込管8、アキュムレータ4を順次経て圧縮
機2に吸入される。このように、凝縮器として作用する
室内熱交換器6a、6cで室内ユニット5a、5cが暖
房され、蒸発器として作用する他の室内熱交換器6bで
室内ユニット5bが冷房される。
【0031】以上の如く、冷房する室内ユニット5a、
5b、5cの数(冷房容量)が暖房する室内ユニット5
a、5b、5cの数(暖房容量)よりも多いときは室外
熱交換器3を凝縮器として、逆に、冷房する室内ユニッ
ト5a、5b、5cの数(暖房容量)が暖房する室内ユ
ニット5a、5b、5cの数(冷房容量)よりも少ない
ときは室外熱交換器3を蒸発器として作用させることに
より、任意の室内ユニット5a、5b、5cを自由に冷
暖房することができる。
【0032】(D)本実施の形態では、(A)〜(C)
に示す運転状態において、室外ユニット1の運転が停止
する場合(即ち、圧縮機2の運転が停止する場合)、室
内ユニット12a、12b、12cの高圧ガス分岐管1
4a、14b、14cに設けられた第1開閉弁16a、
16b、16c及び低圧ガス分岐管15a、15b、1
5cに設けられた第2開閉弁17a、17b、17c
が、図示を省略した制御手段によって、一斉に閉弁制御
される。即ち、すべての電磁開閉弁が、無通電となって
閉弁される。
【0033】このように電磁開閉弁が閉弁された状況下
で、室外ユニット1の運転停止の直後(即ち圧縮機2の
運転停止の直後)から、圧力バランスが行われて、高圧
ガス分岐管14a、14b、14cに設けられた第1開
閉弁16a、16b、16cあるいは低圧ガス分岐管1
5a、15b、15cに設けられた第2開閉弁17a、
17b、17cに逆圧が発生する。即ち、この種の電磁
開閉弁では、許容された冷媒の流れ方向に圧力がかかっ
ている場合、電磁開閉弁が閉弁されていようが、開弁さ
れていようが、いずれの場合も異常音は発生しない。し
かし、許容された冷媒の流れとは逆の方向に圧力(逆
圧)がかかって冷媒が逆流する場合、開弁されている電
磁開閉弁に比べ、閉弁されている電磁開閉弁で大きな異
常音が発生する。
【0034】本実施の形態では、第1開閉弁16a、1
6b、16cに逆圧が発生した場合、第1開閉弁16
a、16b、16cに冷媒が逆流することなく、破線の
矢印の方向に第1バイパス管21a、21b、21c
(第1逆止弁23a、23b、23c)を通じて冷媒が
均圧するまで逆流し、第2開閉弁17a、17b、17
cに逆圧が発生した場合、第2開閉弁17a、17b、
17cに冷媒が逆流することなく、破線の矢印の方向に
第2バイパス管22a、22b、22c(第2逆止弁2
4a、24b、24c)を通じて冷媒が均圧するまで逆
流する。尚、冷媒が均圧するまでの逆流は、均圧するま
で一時的に流れるものであるので、第1バイパス管21
a、21b、21c及び第2バイパス管22a、22
b、22cは、高圧ガス管11及び低圧ガス管12と比
べて口径を小さくすることができる。従って、図2に示
す従来の構成において高圧ガス管11、低圧ガス管12
に配設される逆止弁40、41と比べて、逆止弁23
a、23b、23c、24a、24b、24cを小型化
することができる。
【0035】以上、本実施の形態によれば、第1開閉弁
16a、16b、16cあるいは第2開閉弁17a、1
7b、17cには、冷媒が逆流することがないので、電
磁弁ユニット20a、20b、20cにおける電磁開閉
弁の異常音の発生を抑制することができる。
【0036】また、本実施の形態によれば、電磁弁ユニ
ット20a、20b、20cにおける電磁開閉弁に逆圧
が生じる場合、自動的に第1バイパス管21a、21
b、21c(第1逆止弁23a、23b、23c)ある
いは第2バイパス管22a、22b、22c(第2逆止
弁24a、24b、24c)を通じて冷媒が均圧するま
で逆流するので、電磁開閉弁に逆圧が生じる場合を判断
して行う電磁弁ユニット20a、20b、20cにおけ
る電磁開閉弁の開閉制御をする必要がなくなる。
【0037】また、本実施の形態によれば、第1逆止弁
23a、23b、23c及び第2逆止弁24a、24
b、24cが電磁弁ユニット20a、20b、20cに
内蔵されているので、取り付けあるいは取り外しの作業
の簡素化が図れる。
【0038】尚、従来の構成では、図2を参照して、電
磁開閉弁16、17の異常音の発生を抑制すべく高圧ガ
ス管11及び低圧ガス管12に逆止弁40、41を設置
しているが、ガス(例えば窒素)を冷媒回路内に入れて
行う気密試験において、低圧ガス管12における逆止弁
41と低圧ガス分岐管15における電磁開閉弁17との
間の冷媒配管X内には、逆止弁41と電磁開閉弁17に
よりガスの流入が塞き止められてガスが流入しないこと
があり、また、この気密試験後にこの気密試験に用いた
ガス(例えば窒素)を冷媒回路内から引くときに、高圧
ガス管11における逆止弁40と高圧ガス分岐管14に
おける電磁開閉弁16との間の冷媒配管Y内には、気密
試験に用いたガスが逆止弁40と電磁開閉弁16により
引けずに残ることがあった。
【0039】本実施の形態では、電磁弁ユニット20
a、20b、20cにおける電磁開閉弁の異常音の発生
を抑制すべく第1バイパス管21a、21b、21c
(第1逆止弁23a、23b、23c)及び第2バイパ
ス管22a、22b、22c(第2逆止弁24a、24
b、24c)を設けたが、ガス(例えば窒素)を冷媒回
路内に入れて行う気密試験において、室外ユニット1側
から入れたガスは、第1バイパス管21a、21b、2
1c(第1逆止弁23a、23b、23c)、第2バイ
パス管22a、22b、22c(第2逆止弁24a、2
4b、24c)を通過することができるので、気密試験
を行うことができる程度に冷媒回路内を均等に加圧する
ことができる。これによって、気密試験によるガス漏れ
のチェックを十分に行うことができるので、冷媒回路の
気密性を向上させることができる。また、気密試験後に
この気密試験に用いたガスは、第1バイパス管21a、
21b、21c(第1逆止弁23a、23b、23
c)、第2バイパス管22a、22b、22c(第2逆
止弁24a、24b、24c)を通過することができる
ので、この気密試験に用いたガスを十分に引くことがで
きる。これによって、気密試験に用いられるガスの残留
を防止することができる。
【0040】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0041】
【発明の効果】本発明では、電磁開閉弁からの異常音の
発生を抑制しつつ、気密性の向上を図ることができ、気
密試験に用いられるガスの残留を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施形態を示す
冷媒回路図である。
【図2】従来の空気調和装置を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット 2 圧縮機 3 室外熱交換器 5a、5b、5c 室内ユニット 6a、6b、6c 室内熱交換器 7 冷媒吐出管 8 冷媒吸込管 10 ユニット間配管 11 高圧ガス管 12 低圧ガス管 13 液管 14a、14b、14c 高圧ガス分岐管 15a、15b、15c 低圧ガス分岐管 16a、16b、16c 第1開閉弁(電磁開閉弁) 17a、17b、17c 第2開閉弁(電磁開閉弁) 19a、19b、19c 液分岐管 20a、20b、20c 電磁弁ユニット 21a、21b、21c 第1バイパス管(バイパス
管) 22a、22b、22c 第2バイパス管(バイパス
管) 23a、23b、23c 第1逆止弁(逆止弁) 24a、24b、24c 第2逆止弁(逆止弁) 30 空気調和装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 41/04 F25B 41/04 H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器及び室外膨張弁を
    備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた複数台の
    室内ユニットとがユニット間配管により接続され、前記
    室外熱交換器の一端が、圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込
    管とに択一に分岐して接続され、前記ユニット間配管
    が、前記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、前記冷
    媒吸込管に接続された低圧ガス管と、前記室外熱交換器
    の他端に接続された液管とを有して構成され、室内熱交
    換器の一端が前記高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、そ
    れぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続
    され、他端が前記液管に液分岐管を介して接続され、前
    記高圧ガス分岐管及び前記低圧ガス分岐管にそれぞれ電
    磁開閉弁が設けられ、複数台の前記室内ユニットを同時
    に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これら
    の冷房運転と暖房運転を混在して実施可能とするよう構
    成された空気調和装置において、前記高圧ガス分岐管に
    設けられた電磁開閉弁及び前記低圧ガス分岐管に設けら
    れた電磁開閉弁のそれぞれに冷媒の逆圧が作用するとき
    に、それぞれの電磁開閉弁をバイパスして冷媒を流すバ
    イパス手段を設けたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス手段は、逆止弁を設けたバ
    イパス管であることを特徴とする請求項1に記載の空気
    調和装置。
  3. 【請求項3】 前記低圧ガス分岐管に設けられた電磁開
    閉弁、前記高圧ガス分岐管に設けられた電磁開閉弁及び
    これら電磁開閉弁のそれぞれをバイパスする前記バイパ
    ス配管に設けられた逆止弁が単一の電磁弁ユニットに内
    蔵されていることを特徴とする請求項2記載の空気調和
    装置。
  4. 【請求項4】 空気調和装置における室内ユニットの室
    内熱交換器の一端が、圧縮機の冷媒吐出管に接続される
    高圧ガス管及び圧縮機の冷媒吸込管に接続される低圧ガ
    ス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を
    介して接続され、前記高圧ガス分岐管に設けられる電磁
    開閉弁及び前記低圧ガス分岐管に設けられる電磁開閉弁
    を備えた空気調和装置に用いられる電磁弁ユニットにお
    いて、前記高圧ガス分岐管に設けられた電磁開閉弁及び
    前記低圧ガス分岐管に設けられた電磁開閉弁のそれぞれ
    に冷媒の逆圧が作用するときに、それぞれの電磁開閉弁
    をバイパスして冷媒を流すバイパス管に設けられる逆止
    弁を備えたことを特徴とする空気調和装置に用いられる
    電磁弁ユニット。
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