JP2003276473A - 目標車速設定装置 - Google Patents

目標車速設定装置

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JP2003276473A
JP2003276473A JP2002086930A JP2002086930A JP2003276473A JP 2003276473 A JP2003276473 A JP 2003276473A JP 2002086930 A JP2002086930 A JP 2002086930A JP 2002086930 A JP2002086930 A JP 2002086930A JP 2003276473 A JP2003276473 A JP 2003276473A
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Japan
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vehicle speed
time
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vehicle
setting device
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JP2002086930A
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Takero Hongo
武朗 本郷
Shinichi Kojima
真一 小島
Yuji Uchiyama
祐司 内山
Nobumasa Shiraki
伸征 白木
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最適な速度を設定する目標速度設定装置を提供
する。 【解決手段】コンピュータ装置40にGPS装置10、
計時装置20、車速センサ30、メモリカード50を備
える。書き込みモード(未走行道路の走行)において
は、GPS装置10で車輌位置を読み、又計時装置20
で日時を読み、そして車速センサで車速を読んで、それ
らをメモリカード50に記録する。そして、再生モード
(既走行道路)においては、GPS装置10で車輌位置
を読み、又計時装置20で日時を読んで、それらのパラ
メータ(位置、日時)がメモリカード50内に存在する
か否か確認する。存在すれば、メモリカード50内の車
速を目標車速とする。又、その車速が複数存在すれば、
それらの平均値を目標車速とする。日時データを用いて
いるので、日時によって異なる交通状態に対応して、最
適に目標速度が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行において
最適な車速を設定する目標車速設定装置に関する。特
に、車両位置と日時をパラメータとする過去の車速に基
づいて、最適な車速を設定する目標車速設定装置に関す
る。本発明は、オートクルーズ装置、速度超過警報装置
に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の自動操舵において、G
PS(Global Positioning System )装置を利用して目
標速度を設定する方法及び装置がある。例えば、USP
6,161,072号公報に開示の自動操舵方法及び自
動操舵装置はその1例である。この従来例によれば、車
両にGPS装置を搭載しその検出位置(緯度、経度)を
パラメータとしてその時の車速を車載のデータベースに
予め記憶させておく。そして、自動操舵時にはGPS装
置で車両位置を検出し、その位置がデータベースにある
場合は、そのデータベースの車速を目標速度とするもの
である。又、現在の位置が過去のデータベースにない場
合は、データベース化されているその地点の制限速度を
目標速度とするものである。又、他に特開平5−141
979号公報に開示のオーバースピード予測装置があ
る。これは、地図マッチング方式により検出された車両
の現在位置の前方にある道路を、GPS装置等の道路地
図メモリを用いて探索し、その道路の曲率半径を算出
し、更にその曲率半径と検出された車速から車両が受け
る横加速度を算出し、閾値を比較してその結果から運転
者に注意を促すことを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、USP
6,161,072号公報に開示の自動操舵方法及び自
動操舵装置は、GPS装置による車両位置に基づいて車
速を決定するのみであり、交通量を考慮していない。即
ち、交通量が少ないにも拘わらず低速度で自動操舵する
可能性がある。例えば、平日は交通量が多いため目標車
速は低速に記憶される。しかしながら、その記憶で休日
に走行すると速度が遅いため、渋滞の原因となる可能性
がある。即ち、必ずしも効率のよい自動操舵方法及び自
動操舵装置ではない。又、特開平5−141979号公
報に開示のオーバースピード予測装置では、地図マッチ
ング方式により前方の道路の曲率半径を算出し、横加速
度の閾値から最大車速を決定し事前に運転者に注意を促
す装置であり、これも交通量に合わせて最適な車速を決
定する装置ではない。即ち、日時による交通状態変化を
考慮しないロスの多い装置である。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は交通量は日時と相関
があることに着目し、少なくとも車両位置と日時をパラ
メータとして車速を記憶し、再生時(オートクルーズ制
御時)にはその過去のパラメータから目標車速を設定
し、交通状態に合った最適な車速を提供することであ
る。そして、例えば効率のよいオートクルーズを実現す
ることである。又、適正速度を警告する速度警報装置を
実現することである。又、車速の決定に際しては、過去
の車速データの平均に基づいてより最適な車速を提供す
ることをである。これにより、より安全なオートクルー
ズ制御を実現することである。又、運転者名もパラメー
タとし、それにより個々の運転者に合った最適な目標速
度を提供することである。尚、上記目的は、個々の発明
が個々に達成する目的であって、個々の発明が全ての上
記の目的を達成するものと解釈されるべきではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の目標車
速設定装置は、車両走行において最適な車速を設定する
目標車速設定装置であって、地図上における車両位置を
検出する車両位置検出手段と、日時を出力する日時出力
手段と、車速を検出する車速センサと、少なくとも車両
位置と日時をパラメータとして車速を記憶する記憶手段
と、記憶手段にそのパラメータとその車速を書き込む書
き込み手段と、記憶手段からパラメータに対応した車速
を読み出す読み出し手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】又、請求項2に記載の目標車速設定装置
は、請求項1に記載の目標車速設定装置であって、車両
位置は地図を所定単位面積で区割りした位置ブロックで
示されることを特徴とする。又、請求項3に記載の目標
車速設定装置は、請求項1又は請求項2に記載の目標車
速設定装置であって、記憶手段に記憶される日時は、平
日と休日、及び一日を所定時間単位で分割した日時ブロ
ックをパラメータとすることを特徴とする。
【0007】又、請求項4に記載の目標車速設定装置は
請求項3に記載の目標車速設定装置であって、平日は、
更に曜日が区別されることを特徴とする。又、請求項5
に記載の目標車速設定装置は請求項1乃至請求項4の何
れか1項に記載の目標車速設定装置であって、書き込み
手段は車両位置検出手段によって車両位置を検出する毎
に車速を書き込むことを特徴とする。又、請求項6に記
載の目標車速設定装置は請求項1乃至請求項4の何れか
1項に記載の目標車速設定装置であって、読み出し手段
は車両位置検出手段によって車両位置を読み出す毎に車
速を読み出すことを特徴とする。又、請求項7に記載の
目標車速設定装置は請求項1乃至請求項6の何れか1項
に記載の目標車速設定装置であって、読み出し手段は記
憶手段内に複数の同一パラメータを有する車速がある場
合は、それらの平均値に基づいて車速を設定することを
特徴とする。又、請求項8に記載の目標車速設定装置は
請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の目標車速設
定装置であって、車速を表すパラメータは運転者名を含
むことを特徴とする。又、請求項9に記載の目標車速設
定装置は請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の目
標車速設定装置であって、記憶手段は着脱可能であるこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載の目標車速設定
装置は、例えばオートクルーズ等の車両走行において最
適な車速を設定する目標車速設定装置である。例えば、
通勤等、日常的に同じ運転者が同じ走路を運転する場
合、日時、車両位置、運転者によって車速はほぼ決定さ
れる。即ち、車速は、少なくとも日時、車両位置をパラ
メータとして決めることができる。よって、予め地図上
における車両位置を車両位置検出手段によって検出し、
同時に日時出力手段から日時を取得し、その時点での車
速を車速センサによって検出して、その車速を書き込み
手段によって記憶手段に書き込んでおく。そして、例え
ばオートクルーズ制御する時は、読み出し手段によって
記憶手段から、少なくとも車両位置、及び日時をパラメ
ータとして、そのパラメータに対応する車速を読む。こ
れにより、容易にオートクルーズ制御の目標速度を設定
することができる。尚、オートクルーズ制御は、前方に
追従する車両がない場合の自動操舵である。
【0009】又、請求項2に記載の目標車速設定装置
は、請求項1に記載の目標車速設定装置であって、車両
位置検出手段によって検出される車両位置は地図を所定
単位面積で区割した位置ブロックで示される。ここで、
所定単位面積とは、例えば20mを一辺とする正方形の
面積であり、位置ブロックとはその正方形で囲われた領
域である。例えば、日本国土をこのブロックで分割する
と、10億の位置ブロックに区割りされる。10億は3
0bitで表されるので、2ワード(32bit)のデ
ータ長で容易に車両位置を表現することができる。例え
ば、車両位置検出装置が緯度、経度を割り出しそれを書
き込み手段に送出すれば、書き込み手段はその位置に対
応する位置ブロックを算出して、32ビットデータで、
車速のパラメータの一つとして記憶手段に書き込むだけ
でよい。即ち、広域エリア(例えば、日本国土内)でも
車両位置を容易に取り扱うことができる。
【0010】又、請求項3に記載の目標車速設定装置は
請求項1又は請求項2に記載の目標車速設定装置であっ
て、日時は平日と休日、及び一日を所定時間単位で分割
した日時ブロックをパラメータとしている。平日と休日
とでは、交通量、車両速度等の交通状態が異なる。又、
時刻によっても異なる。よって、平日と休日、及び時刻
を日時のパラメータとして、それに対応した車速を記憶
手段に記憶する。これにより、年間を通じて、様々な時
刻に対して車速を記憶することができる。又、その記憶
された車速を用いれば、年間を通して如何なる時刻に置
いても、例えばオートクルーズ制御のための最適な車速
を提供することができる。特に、時刻を一日を所定時間
単位で分割した日時ブロックで表現すれば、例えば10
秒を単位時間とすれば、一日は8640ブロックとなり
14ビットで表現できる。平日、休日に1ビットを当て
ても、16ビットデータで平日、休日、及び日時ブロッ
クを十分に表現することができる。よって、16ビット
以上のCPUを書き込み手段、読み出し手段、日時出力
手段に用いれば、車速に対応した日時の書き込み、読み
出しを容易に、又即座に行うことができる。又、書き込
み手段は日時出力手段から16ビットデータを受けた場
合は、例えばそのデータをアドレスとした記憶手段に即
座に現在の車速を書き込むだけでよい。又、読み取り手
段は、例えばそのデータをアドレスとした記憶手段から
即座に車速を読みとるだけでよい。即ち、本発明の目標
速度設定装置によれば、その日時の取り扱いは容易であ
り、リアルタイム制御が十分可能である。よって、オー
トクルーズ制御をより容易とすることができる。
【0011】又、請求項4に記載の目標車速設定装置は
請求項3に記載の目標車速設定装置であって、平日は、
更に曜日が区別されることを特徴とする。交通状態は、
更に曜日によって異なる場合がある。よって、平日を更
に曜日毎に区別し、それに対応して車速を書き込み、読
み出しする。これにより、更に適切に目標車速を提供す
ることができる。
【0012】又、請求項5に記載の目標車速設定装置は
請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の目標車速設
定装置であって、書き込み手段は車両位置検出手段によ
って車両位置を検出する毎に、車速を書き込んでいる。
例えば、オートクルーズのデータ作成(車速の書き込
み)においては、一定時間毎の車両位置検出が不可欠で
ある。よって、この車両位置検出をトリガとして、書き
込み手段が車速を書き込むようにすれば、新たに時間管
理をする必要がない。即ち、車両位置検出手段の時間管
理に合わせて、車速を書き込むようにすれば、効率よく
目標車速を作成することができる。
【0013】又、請求項6に記載の目標車速設定装置は
請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の目標車速設
定装置であって、読み出し手段は車両位置検出手段によ
って車両位置を読み出す毎に、車速を読み出している。
例えば、オートクルーズにおいては、一定時間毎の車両
位置検出が不可欠である。よって、この車両位置検出を
トリガとして、その車両位置をパラメータとして、読み
出し手段が車速を読み出すようにすれば、新たに時間管
理をする必要がない。即ち、車両位置検出手段の時間管
理に合わせて、車速を読み出すようにすれば効率よく目
標車速を提供することができる。
【0014】又、請求項7に記載の目標車速設定装置は
請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の目標車速設
定装置であって、読み出し手段は記憶手段内に複数の同
一パラメータを有する車速がある場合は、それらの平均
値に基づいて車速を設定する。同一パラメータにを有す
る車速が複数存在する場合は、その平均値に基づいてを
オートクルーズ時の車速を求める。例えば、単純にそれ
らの平均値を目標の車速とする。又、平均値を中心とし
て上限車速、下限車速を設定し、それらの帯域から外れ
る車速を除外してもよい。即ち、一時的な車速の高低は
除外して、その帯域内の車速に対して再度平均を求め
て、それを目標車速としてもよい。より安定した、より
安全な目標車速を提供することができる。
【0015】又、請求項8に記載の目標車速設定装置は
請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の目標車速設
定装置であって、車速のパラメータは運転者名を含んで
いる。運転者が快適と感ずる車速は、個々の運転者によ
って異なる。よって、車速を記憶する際には、記憶手段
に運転者名をパラメータとして記憶しておく。そして、
例えばオートクルーズ時には運転者を照合し、その運転
者に対応するデータベースから車速を決定する。このよ
うにすれば、個々の運転者にとって快適な車速を提供す
ることができる。又、請求項9に記載の目標車速設定装
置は請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の目標車
速設定装置であって、記憶手段は着脱可能となってい
る。即ち、運転者がこの着脱可能の記憶手段に個々のデ
ータベース(パラメータ及び車速)を有していれば、運
転者は個人の記憶手段(例えば、メモリカード)を装着
するだけで、その運転者に合った最適な車速を設定する
ことができる。よって、更に利便性に優れた目標速度設
定装置となる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施例)図1に、本発明の目標
車速設定装置を示す。図は、システム構成図である。本
実施例の目標車速設定装置は、車両位置を検出するGP
S装置10、日時出力手段である計時装置20、車両速
度を検出する車速センサ30、コンピュータ装置40、
記憶手段である着脱可能なメモリカード50から構成さ
れる。尚、コンピュータ装置40は、内部にメモリカー
ド50への書き込みを行う書き込み手段である書き込み
装置42、メモリカード50の読みとり手段である読み
とり装置43、演算処理プログラムが書かれた図示しな
いROM、及びそのプログラムを実行するCPU、実行
時の作業領域メモリである図示しないRAM、及び外部
との入出力を行うI/Oインタフェースを有している。
例えば、ワンチップ型のマイクロプロセッサーである。
【0017】次に、図2の道路と位置ブロックを用いた
車両状況図、図3のフローチャートを用いて本実施例の
目標車速設定装置の動作を説明する。動作には、2つの
モードがある。一つは、現在の車両位置と日時をパラメ
ータとして、その時点での車速を書き込む所謂学習モー
ドである記録モードと、車両位置と日時に従って過去の
車速データを読み、それを目標の車速とする再生モード
である。
【0018】先ず、記録モードから説明する。車両は、
例えば図2の車両状況図において、道路に沿って車両位
置である位置ブロック1から位置ブロック4に至る経路
で走行するものとする。先ず、図示しないスイッチキー
によって、オートクルーズ用の学習スイッチをオンにす
ることで、ステップs100より開始される。ステップ
s100では、先ずGPS装置10より車両の現在値を
得、計時装置20より日時を得る。ここでは、車両位置
は例えば緯度、経度で与えられる。又、日時は、何月何
日何時何分何秒で与えられる。
【0019】次に、ステップs110に移行する。ステ
ップs110では、車速が例えば制限速度の40km/
h以上か否かを判定する。車速が制限速度以上(ye
s)であれば、即座に記録モードを終了する。以下(n
o)であれば、ステップs120に移行し、GPS装置
10からのデータと計時装置20からのデータから、例
えば位置ブロックと日時ブロックを計算する。車両位置
は、例えば緯度、経度で得られるので、図2に示すよう
な地図上の位置ブロックに変換する(図2では、位置ブ
ロック1〜位置ブロック4)。この位置ブロックとは、
所定単位面積で例えば国土等の広域エリアを区割した単
位である。例えば、20mを一辺とする正方形を単位ブ
ロックとすると、日本国土は10億の位置ブロックに区
割りされる。10億は30bitで表されるので、日本
国土における車両位置は2ワード(32bit)のデー
タ長で容易に表現される。
【0020】又、日時は、上述のように何月何日何時何
分何秒で与えられるが、ここでは日時パラメータとし
て、平日と休日、及び一日を所定時間単位で分割した日
時ブロックを用いる。交通状態は、概略、平日と休日と
で異なる。即ち、例えばオートクルーズに最適な車速は
平日と休日によって異なる。又、時刻によっても異な
る。この時刻を一日を所定時間単位で分割した日時ブロ
ックで表現する。例えば、10秒を単位時間とすれば、
一日は8640ブロックとなり14ビットで表現でき
る。平日、休日に1ビットを当てても、16ビットデー
タで平日、休日、及び日時ブロックを十分に表現するこ
とができる。よって、16ビット以上のCPUを用いれ
ば、年間を通じた全ての日時ブロックも容易に読み書き
される。
【0021】次に、ステップs130に移行する。ステ
ップs130では、ステップs120で算出した位置ブ
ロックと日時ブロックが、メモリカード50に存在する
か否かを参照する。そして、存在すれば、即ちyesの
場合はステップs140で、同じデータ項目を更新す
る。即ち、データを追加するためのメモリエリアを確保
する。又、ステップs130でnoであれば、即ち、同
じ位置ブロックと日時ブロックが存在しなければ、新た
な位置、又は新たな日時であるので、新規のデータ項目
を追加する。即ち、新規データ(位置、日時、車速)を
追加するための新規なメモリエリアを確保する。そし
て、ステップs150に移行する。ステップs150で
は、追加されたデータ項目(位置、日時、車速x)、又
は新規データ項目(位置、日時、車速x)の車速xに、
その時点での車速を記録する。これにより、図2におけ
る車両の位置ブロック1〜位置ブロック4、日時1〜日
時4に対して、車速1〜車速4が図1のメモリカード5
0内に追加更新、又は新たな位置、新たな日時で記録さ
れる。記録モードはこの様に動作する。
【0022】そして、再生モードはこの記録されたデー
タに基づいて以下のように動作する。再生モードは、図
示しない再生モードキーがオンされ、GPS装置10で
データが取得される毎に開始される。よって、開始時点
では、既に位置データは確保されているものとする。再
生モードを、図4に示すフローチャートで示す。先ず、
ステップs200において計時装置20より日時データ
を取得する。日時データとは、例えば、何月何日何時何
分何秒である。次に、ステップs210において車間制
御システムがオンか否かを判定する。noであれば、図
3に示した記録モードに移行する。又、yesであれ
ば、ステップs220に移行し、追従制御中か否か判定
する。追従制御とは、オートクルーズ制御において前方
車両が存在する場合に、その前方車両との車間距離を一
定にする制御である。追従制御中である場合、即ちye
sの場合は自車両の車速は前方車両の車速となり、目標
車速を決定する必要がない。よって、再生モードを終了
する。逆に、noの場合は、目標車速設定の必要がある
のでステップs230に移行する。
【0023】ステップs230では、位置データ、日時
データより上述の位置ブロック、日時ブロックを計算す
る。そして、ステップs240ではメモリカード50に
アクセスして、16ビットで示された位置ブロック、日
時ブロックが存在するか否か判定する。存在しない場
合、即ちnoの場合は、車両が新たな位置ブロック又は
新たな日時ブロックで走行中であるので、記録モードに
移行する。逆に、メモリカードに同じ位置ブロック及び
同じ日時ブロックが存在する場合は、ステップs250
に移行する。
【0024】ステップs250では、その同じ位置ブロ
ック及び同じ日時ブロックで、複数の車速が存在するか
否かを判定する。単数である場合は、即座にステップs
290に移行し、その車速を目標車速として設定する。
一方、ステップs250において、車速が複数存在する
場合はステップs260に移行してその車速の平均値を
計算する。そして、ステップs270に移行し、その平
均値の大きさの70%以上異なる車速データが存在する
か否か判定する。存在しなければ、即ちnoであればそ
の平均値を車速としステップs290に移行する。逆
に、平均値の大きさの70%以上異なる車速データが存
在する場合は、その車速データを除去して再度平均す
る。そして、その平均値を目標車速として、ステップs
290に移行する。ステップs290ではその車速を目
標車速とし、図示しないI/Oインターフェースにより
外部の出力変換器に出力する(図1)。これにより、過
去の車速の平均値に基づいた車速を、最適な車速として
例えばオートクルーズシステムの車速制御装置に出力す
る。再生モードはこのように動作する。上述したよう
に、本発明の目標車速設定装置は、日時を車速決定のパ
ラメータとしているので、交通状態に合った最適な車速
をより的確に提供することができる。
【0025】(変形例)以上、本発明を表わす1実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例え
ば、上記実施例では日時を平日と休日、及び時間を10
秒単位で区切った日時ブロック(15ビット)で表現し
たが、これに限定するものではない。例えば、平日、休
日の区別に代えて、曜日で区別してもよい。1週間は3
ビットで表現できる。よって、日時ブロックを表す16
ビットデータの上位3ビットで曜日を表現し、下位13
ビットで時間区間を表現してもよい。このように、表現
してメモリカードに記憶させておけば、曜日毎に速度を
調整することができる。即ち、曜日毎に異なる交通状態
に最適に適応することができる。
【0026】又、上記実施例ではコンピュータ40の出
力段に出力変換装置と車速制御装置を設け、オートクル
ーズ制御する例を示したが、これに代えて出力段を図5
に示すように速度比較器と警報装置を備えてもよい。こ
のように構成すれば、速度超過警報装置とすることがで
きる。即ち、コンピュータ装置40の出力を速度比較器
でその車両位置での規制速度と比較し、その速度が規制
速度より大きければ警報装置から警報するようにする。
これにより、容易に速度超過警報装置を実現することが
できる。
【0027】又、上記実施例では記憶手段を着脱可能な
メモリカードとした。これは、運転者毎にそのメモリカ
ードを挿入して走行するようにすれば、運転者毎に最適
な車速が設定されることを意味する。この記憶手段を磁
気ディスク等の固定式記憶装置とした場合は、図6に示
すように車速のデータ項目に運転者名を追加すること
で、同等の機能を持たせることができる。即ち、車速を
記憶する際には、固定型記憶装置に運転者名もパラメー
タとして記憶しておく。そして、オートクルーズ時に
は、運転者を例えばパスワード等で照合し、その運転者
に対応するデータベースから車速を決定する。このよう
にしても、個々の運転者にとって快適な車速を提供する
ことができる。
【0028】又、上記実施例においては、GPS装置1
0と計時装置20を分けて記載したが、GPS装置10
が計時手段を内蔵する場合は、独立して計時装置20を
備えなくともよい。GPS装置10から、位置データと
日時データを取得するようにしてもよい。同等の装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る目標車速設定装置のシステム構成
図。
【図2】実施例に係る道路と車両の位置ブロック関係
図。
【図3】実施例に係る目標車速設定装置の記録モードフ
ローチャート。
【図4】実施例に係る目標車速設定装置の再生モードフ
ローチャート。
【図5】変形例に係る目標車速設定装置を利用した速度
超過警報装置のシステム構成図。
【図6】変形例に係る目標車速設定装置のデータ項目説
明図。
【符号の説明】
10…GPS装置 20…計時装置 30…車速センサ 40…コンピュータ装置 50…メモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 祐司 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 白木 伸征 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 3D044 AA01 AA11 AA12 AA14 AA21 AA24 AA36 AB01 AC26 AC56 AC58 AC61 AE03 AE15 AE21 3G093 AA01 BA07 BA23 BA27 CB01 CB10 DB05 DB09 DB18 EA01 5H180 AA01 BB15 CC12 FF05 LL01 LL02 LL09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両走行において、最適な車速を設定する
    目標車速設定装置であって、 地図上における車両位置を検出する車両位置検出手段
    と、 日時を出力する日時出力手段と、 車速を検出する車速センサと、 少なくとも前記車両位置と前記日時をパラメータとして
    前記車速を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に前記パラメータと前記車速を書き込む書
    き込み手段と、 前記記憶手段から前記パラメータに対応した前記車速を
    読み出す読み出し手段とを備えたことを特徴とする目標
    車速設定装置。
  2. 【請求項2】前記車両位置は、地図を所定単位面積で区
    割りした位置ブロックで示されることを特徴とする請求
    項1に記載の目標車速設定装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶される前記日時は、平
    日と休日、及び一日を所定時間単位で分割した日時ブロ
    ックをパラメータとすることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の目標車速設定装置。
  4. 【請求項4】前記平日は、更に曜日が区別されることを
    特徴とする請求項3に記載の目標車速設定装置。
  5. 【請求項5】前記書き込み手段は、前記車両位置検出手
    段によって前記車両位置を検出する毎に、前記車速を書
    き込むことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか
    1項に記載の目標車速設定装置。
  6. 【請求項6】前記読み出し手段は、前記車両位置検出手
    段によって前記車両位置を読み出す毎に、前記車速を読
    み出すことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか
    1項に記載の目標車速設定装置。
  7. 【請求項7】前記読み出し手段は、前記記憶手段内に複
    数の同一パラメータを有する前記車速がある場合は、そ
    れらの平均値に基づいて車速を設定することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の目標車速
    設定装置。
  8. 【請求項8】前記車速を表す前記パラメータは、運転者
    名も含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れ
    か1項に記載の目標車速設定装置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、着脱可能であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の目
    標車速設定装置。
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