JP2003275341A - 上半身運動器具 - Google Patents

上半身運動器具

Info

Publication number
JP2003275341A
JP2003275341A JP2002081322A JP2002081322A JP2003275341A JP 2003275341 A JP2003275341 A JP 2003275341A JP 2002081322 A JP2002081322 A JP 2002081322A JP 2002081322 A JP2002081322 A JP 2002081322A JP 2003275341 A JP2003275341 A JP 2003275341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
movable
fixed
plates
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002081322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3896471B2 (ja
Inventor
Junichi Setoguchi
准一 瀬戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002081322A priority Critical patent/JP3896471B2/ja
Publication of JP2003275341A publication Critical patent/JP2003275341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3896471B2 publication Critical patent/JP3896471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 意図しない大きな力が瞬間的に肩周辺の筋肉
に加わることを防止し、患部の痛みに応じて的確に力を
加減する、無理のない合理的な運動を可能とし、また使
用する際の姿勢が限定されず、五十肩の症状改善に適し
た運動を可能にする運動器具を提供する。 【解決手段】 力の向きを滑車により折り返す折返し部
2と、前記折返し部に、適宜な間隔をおいて平行に配置
された2枚のプレート7と、該プレート間に配設された
固定軸に回転自在に支持された固定滑車9と、可動滑車
12と、前記プレート各々の外側面に設けられ、一端が
前記可動滑車の前記可動軸に装着され、他端がその鉛直
上方で前記プレート各々に固定されたバネ等の弾性体1
6を設け、前記引張部に、中央部分が固定滑車の下方と
2つの可動滑車の上方を巻回してその両端の握持部3を
下方吊り下ろしてなるロープ等の引張部材15を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中高年齢期に肩や
腕の筋力が低下することに対して行う、筋力回復のため
の運動を補助する器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中高年齢期特有の症状として肩関節周囲
炎があり、これは一般的に五十肩、または四十肩と呼ば
れている。これは、肩関節の痛みにより、腕を高く上げ
たり、腕を体の後側に回すことができなり、健常者に比
べ腕の可動領域が狭くなるものである。
【0003】前記五十肩は、加齢や運動不足による肩周
辺部の筋力の低下に起因しており、適度な運動を行って
筋力を回復させることにより、前記症状を改善すること
ができることが知られている。前記のような筋力回復を
目的とした運動を補助する運動器具としては、滑車を利
用したものが従来多く用いられている。これは例えば、
中央部分を滑車に巻回し、両端部を吊り下ろしたロープ
の一端に、手で握るための握持具を設け、他端に、足を
掛けるための足輪を設けたものであり、仰向けに寝た姿
勢で、前記握持具を手に持ち、前記足輪の中に足首を入
れる。この状態から、前記握持具を引いた場合、腕の筋
力を補助として脚を持ち上げることができ、また逆に前
記足輪を引いた場合、脚の筋力を補助として腕を持ち上
げることができる。この動作を繰り返すことにより、筋
力が低下した箇所であっても無理なく運動することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来の運動器具は、腕と脚の動きを連動させたものであ
り、脚の筋力を使ってロープを牽引することは、腕の力
を使って牽引することに比べ、その力加減を調節するこ
とが難しく、また、ロープの一端で加えた力を直接他端
へと伝えるため、五十肩の症状改善のために前記運動器
具を使用して運動した場合、意図しない大きな力を瞬間
的に肩周辺の筋肉に加えてしまい、症状を悪化させるこ
とがある。また、前記従来の運動器具は、仰向けに寝た
姿勢で使用するため、実施可能な運動の種類が限定さ
れ、例えば、五十肩の症状改善に効果のある、腕を体の
後側に回して行う、たすき掛け運動等を行うことは困難
である。このような理由により、前記従来の運動器具
は、前記五十肩の症状改善のために行う、上半身に重点
を置いた運動には適さないという問題点がある。
【0005】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、意図しない大きな力が瞬間的に肩周辺の筋肉に
加わることを防止し、患部の痛みに応じて的確に力を加
減する、無理のない合理的な運動を可能とし、また使用
する際の姿勢が限定されず、五十肩の症状改善に適した
運動を可能にする運動器具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する上半身運動器具は、力の向きを
滑車により折り返す折返し部と、該折返し部の前記滑車
にその中央部分が巻回され、その両端に握持部を有する
長尺な引張部と、前記折返し部を柱、壁、支柱等の定着
物に固定する取付部を具備することを特徴としている。
【0007】請求項2に記載する発明は、請求項1に記
載する構成において、前記折返し部が、適宜な間隔をお
いて平行に配置された2枚のプレートと、該プレート間
に配設された固定軸に回転自在に支持された固定滑車
と、該固定滑車の前記固定軸と平行で、且つ前記プレー
ト各々の固定軸の両側上方に位置するように設けられた
前記プレート縦方向への切込み部に沿って上下方向に移
動自在である可動軸に回転自在に支持された可動滑車
と、前記プレート各々の外側面に設けられ、一端が前記
可動滑車の前記可動軸に装着され、他端がその鉛直上方
で前記プレート各々に固定されたバネ等の弾性体とを有
してなることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載する発明は、請求項1又は
請求項2に記載する構成において、前記引張部が、中央
部分が固定滑車の下方と2つの可動滑車の上方を巻回し
てその両端の握持部を下方に吊り下ろしてなるロープ等
の引張部材であることを特徴としている。
【0009】請求項4に記載する発明は、請求項1から
請求項3のいずれか1項に記載する構成において、前記
ロープ等の引張部材の端部と前記握持部の間に、ゴム等
の弾性体を介在させたことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載する発明は、請求項1から
請求項4のいずれか1項に記載する構成において、前記
取付部が、長さ調節可能なベルトを具備することを特徴
としている。
【0011】請求項6に記載する発明は、請求項1から
請求項5のいずれか1項に記載する構成において、前記
折返し部が、前記固定滑車の回転を制御するブレーキ装
置を具備することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る上
半身運動器具について図面に基づいて説明する。図1に
示すように、本発明の実施形態に係る上半身運動器具1
は、力の向きを滑車により折り返す折返し部2と、該折
返し部2の前記滑車にその中央部分が巻回され、その両
端に握持部3を有する長尺な引張部4と、前記折返し部
2を柱、壁、支柱等の定着物5に固定する取付部6を具
備している。
【0013】前記折返し部2は、図3に示すように、図
外の連結固定具によって適宜な間隔をおいて平行に配置
された2枚のプレート7と、該プレート7間に配設され
た固定軸8に回転自在に支持された固定滑車9と、該固
定滑車9の前記固定軸8と平行で、且つ前記プレート7
各々の前記固定軸8の両側上方に位置するように設けら
れた前記プレート7縦方向への切込み部10に沿って上
下方向に移動自在である可動軸11に回転自在に支持さ
れた可動滑車12と、前記プレート7各々の外側面7A
に設けられ、一端が前記可動滑車12の前記可動軸11
に装着され、他端がその鉛直上方で前記プレート7各々
に固定されたバネ等の弾性体13と、前記固定滑車9の
前記固定軸8の上下に設けられ、前記固定滑車9の回転
を制御するブレーキ装置14を有している。また、引張
部4は、図1及び図7に示すように、中央部分が前記固
定滑車9の下方と2つの前記可動滑車12の上方を巻回
してその両端の前記握持部3を下方に吊り下ろしてなる
ロープ等の引張部材15と、ゴム等の弾性体16であ
る。以下、更に詳細に説明する。
【0014】図2及び図3に示すように、固定滑車9の
固定軸8としては、ボルトを用いている。該ボルトは、
前記2枚のプレート7各々の下部に設けた相対向するボ
ルト穴17に挿通され、さらに、ワッシャ18、及びナ
ット19を用いて前記プレート7に固定されている。
【0015】可動滑車12の可動軸11の両端は相対向
する前記切込み部10にそれぞれ挿通されており、該切
込み部10が前記可動滑車12の前記可動軸11を案内
する役割を果たしている。これにより、前記可動滑車1
2は上下方向へ移動自在となっている。また、前記ロー
プ等の引張部材15に力を加えない状態において、前記
可動滑車12の前記可動軸11が前記切込み部10の最
上部に位置するよう、前記バネ等の弾性体13の長さ、
または前記バネ等の弾性体13を前記プレート7に固定
する位置等を調整している。これにより、前記切込み部
10の縦方向への長さを最大限に利用できるという利点
がある。
【0016】2枚のプレート7は、その大きさ、形状等
が異なっていても構わないが、前記プレート7各々にお
ける前記ボルト穴17と前記切込み部10との相対的な
位置関係は同じにし、また前記プレート7各々に設けた
相対向する前記ボルト穴17を結ぶ線分が前記プレート
7各々に垂直になるように前記プレート7各々を配置す
る必要がある。これにより、前記プレート7間に配設す
る前記固定滑車9の前記固定軸8及び前記可動滑車12
の前記可動軸11が全て平行、且つ前記プレート7に垂
直となり、前記固定滑車9及び前記可動滑車12に前記
ロープ等の引張部材15を巻回し牽引する際に、前記ロ
ープ等の引張部材15にねじれが生じてスムーズに牽引
できなくなったり、前記ロープ等の引張部材15が前記
固定滑車9及び前記可動滑車12から脱落しやすくなる
のを防止することができる。
【0017】バネ等の弾性体13は、前記可動滑車12
が下方へと引き下げられた場合に、これを上方へと引き
上げる向きの付勢力を生じる。これに抗した運動をする
ことにより、意図しない大きな力が瞬間的に肩周辺の筋
肉に加わるのを防止することができる。また、本実施形
態においては、前記バネ等の弾性体13として、同じ弾
性定数を有する4本のバネを使用したが、これに限られ
たものではなく、弾性のあるものであればゴム等であっ
てもよい。また、前記可動滑車12ごとに異なる弾性定
数を有するバネ等の弾性体13を装着しても構わない
が、1つの前記可動滑車12に関しては、前記可動軸1
1の両端に同じ弾性定数を有するバネ等の弾性体13を
装着することが望ましい。これにより、前記可動軸11
が傾いて前記可動滑車12が前記プレート7と接触し、
前記可動滑車12の回転が妨げられることを防止でき
る。
【0018】また、前記バネ等の弾性体13は、前記ロ
ープ等の引張部材15に力を加えない状態で前記可動滑
車12を吊り下げた時に生じる初期の伸びに加えて、前
記可動滑車12の前記可動軸11が前記切込み部10の
最上部から最下部へと引き下げられて最も大きい伸びが
生じた場合でも弾性域内にあるバネを使用している。
【0019】ブレーキ装置14は、図3に示すように、
ボルト等の締付具20の端部にゴム等でできたパッド部
21が設けてあり、該ボルト等の締付具20を締め付け
ることにより、前記パッド部21が前記固定滑車9に接
触し、それによって生じる摩擦力により前記固定滑車9
の回転を制御している。これにより、前記上半身運動器
具1の使用者が前記ロープ等の引張部材15を牽引する
際に負荷を与えることが可能となり、前記ボルト等の締
付具20の締め付け具合を調節することで、前記使用者
の体力、症状に応じて負荷を調節することができる。
【0020】引張部4は、図7に示すように、ロープ等
の引張部材15と握持部3とゴム等の弾性体16から成
り立っている。ここで、握持部3とゴム等の弾性体16
は一体に形成されており、フック22により前記ロープ
等の引張部材15の端部に連結されている。前記ゴム等
の弾性体16は、意図しない大きな力が瞬間的に肩周辺
の筋肉に加わるのを防止する役目を果たし、前記バネ等
の弾性体13と合わせて用いることにより相乗的な効果
がある。本実施形態においては、前記ゴム等の弾性体1
6として、ゴム製のチューブを使用しているが、バネ等
に置き換えても同様の効果が得られる。また、前記握持
部3の下端部は側方へと拡張した形状にしてあり、牽引
する際に手を下方から支持し、手が滑り落ちるのを防止
している。
【0021】取付部6は、本実施形態においては、図1
に示すように、固定用治具23と、ベルト24と、リン
グ25と、フック26と、吊るし紐27で構成されてい
る。
【0022】固定用治具23は、ねじ等の締付具28に
より壁や柱や支柱等の定着物5に固定されており、該固
定用治具23には、ベルト24が取付けられている。該
ベルト24はその長さを調節することが可能であり、前
記上半身運動器具1の使用者の身長や腕の長さに応じ
て、前記折返し部2を吊り下げる高さを上下に調整する
ことができる。また、前記ベルト24の下端には前記リ
ング25が設けられており、該リング25に前記フック
26を用いて前記吊るし紐27が取付けられている。さ
らに前記吊るし紐27を、前記プレート7上部に設けら
れた穴29に通すことにより、前記折返し部2が吊り下
げられている。
【0023】本実施形態の取付部6は、その実施形態の
一例であるが、これに限定されるものではなく、例え
ば、壁に釘を打ちつけ、前記プレートに穴を設けて前記
釘を通すことにより、前記折返し部を壁から直接吊り下
げる形態でも構わない。しかし、本実施形態のように、
前記取付部6を用いて前記折返し部2を吊り下げること
により、使用者がその体軸を前後左右へと傾けて運動を
行った場合に、それに合わせて前記折返し部2も前後左
右へと容易に傾くので、前述のような釘を用いた吊り下
げ方に比べて、前記ロープ等の引張部材15が前記プレ
ート7に摺動して、スムーズな前記引張部4の牽引が妨
げられることを防止できる、という利点がある。
【0024】本発明の他の実施形態を図8に示す。これ
は、前記バネ等の弾性体13の上端部を、前記プレート
7とは形状は異なるが実質的に同じ作用を有するプレー
ト7に固定する位置を上下に調節できるようにしたもの
である。30は前記プレート7の縦方向に設けた縦溝で
あり、さらに該縦溝30から前記プレート7横方向へ向
かって横係止溝31を3箇所に設けている。また、32
は固定溝であり、前記固定滑車9の前記固定軸8の両端
を該固定溝32に挿入し、前記固定軸8を前記プレート
7に固定している。
【0025】一方、前記バネ等の弾性体13の上端部に
係止突起33を取り付け、該係止突起33を前記横係止
溝31に係止することにより、前記バネ等の弾性体13
の上端部を前記プレート7に固定している。また前記係
止突起33を前記縦溝30に沿って上下に移動させるこ
とにより、その固定位置を3段階に調節することができ
る。また、前記バネ等の弾性体13の下端部には連結金
具34を配設し、該連結金具34を前記可動軸11に取
り付けることで前記バネ等の弾性体13と前記可動滑車
12を連結している。該可動滑車12は、前記プレート
7内側面に設けられた軸スライド溝35に沿って上下方
向に移動自在となっており、これにより、前記ロープ等
の引張部材15を牽引したときに前記バネ等の弾性体1
3の付勢力に抗した運動をすることができ、また前述し
たように、前記バネ等の弾性体13の前記プレート7へ
の固定位置を調節することにより、前記可動滑車12が
下方向へ移動可能な距離が変化し、前記バネ等の弾性体
13に生じる付勢力の大きさを調節することが可能とな
っている。
【0026】本発明を用いた五十肩の症状改善に有効な
運動としては、例えば、図4に示すように、まず前記上
半身運動器具1を背にして立ち、前記握持部3を掴んだ
両腕が肩の高さよりも高い位置にくるように、前記取付
部6の前記調節ベルト24の長さ、前記上半身運動器具
1から立ち位置までの距離等を調節する。さらに、五十
肩の症状のある側と反対側の腕で前記引張部4を牽引
し、症状のある側の腕をゆっくりと引き上げる。次い
で、症状のある側の腕で前記引張部4を牽引し、症状の
ある側の腕を引き下げる。この動作を繰り返し行うこと
により、痛くて上げることのできなかった腕の可動範囲
が徐々に広がり、五十肩の症状が改善される。また、運
動の姿勢としては他に、例えば、前記上半身運動器具1
に向かって立つ、椅子に座る、体軸を傾ける等があり、
さらに各姿勢において、例えば、腕を伸ばす、ひじを曲
げる、腕を広げる等、種々の運動形態が実施でき、例え
ば、図5示すような、前記握持部3を握った両腕を広げ
て重心を前にかける運動や、図6に示すような、前記握
持部3を握った両腕を体の後側に回して行う、たすき掛
け運動も有効な運動の1つである。
【0027】尚、左右の両腕を交互に上げ下げする運動
を繰り返し行うことが基本形であるので、固定滑車9の
反転毎にカウントするカウンターを設置しておけば、運
動量の目安となるので、毎回の運動量を平均化できる利
点がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、滑車に巻回したロープ等の引張部材の両端を牽
引し、五十肩の症状のある側の腕を、症状のない逆側の
腕の力を使って引き上げることにより、患部の痛みに応
じて的確に力を加減する、無理のない運動が可能とな
る。
【0029】請求項2の発明によれば、上述の効果に加
えて、2つの可動滑車を設け、該可動滑車の可動軸にバ
ネ等の弾性体を装着してその付勢力に抗した運動を行う
ことにより、意図しない大きな力が瞬間的に肩周辺の筋
肉に加わることを防止することができる。
【0030】請求項3の発明によれば、上述の効果に加
えて、使用時の姿勢が限定されないので、五十肩の症状
改善に適した、上半身に重点を置いた運動を行うことが
容易になる。
【0031】請求項4の発明によれば、上述の効果に加
えて、ロープ等の引張部材の端部と握持部の間に、ゴム
等の弾性体を設けることにより、意図しない大きな力が
瞬間的に肩周辺の筋肉に加わることを防止することがで
きる。
【0032】請求項5の発明によれば、上述の効果に加
えて、長さ調節可能なベルトを具備する取付部を用いて
折返し部を壁、柱、支柱等の定着物から吊り下げること
により、使用者の身長や腕の長さに応じて、折返し部を
吊り下げる高さを容易に調節することができる。
【0033】請求項6の発明によれば、上述の効果に加
えて、前記折返し部に、固定滑車の回転を制御するブレ
ーキ装置を設けることにより、使用者がロープ等の引張
部材を牽引する際に、その体力、症状に応じた負荷を与
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る上半身運動器具の概略
正面図。
【図2】本発明の実施形態に係るプレートの概略正面
図。
【図3】本発明の実施形態に係る折返し部の概略側面図
及びA−A’断面における折返し部の断面図。
【図4】本発明を用いた運動を示す説明図。
【図5】本発明を用いた運動を示す説明図。
【図6】本発明を用いた運動を示す説明図。
【図7】本発明の実施形態に係る引張部の概略正面図。
【図8】本発明の実施形態に係る他の一例を示す概略断
面図。
【符号の説明】
1 上半身運動器具 2 折返し部 3 握持部 4 引張部 5 定着物 6 取付部 7 プレート 7A プレートの外側面 8 固定軸 9 固定滑車 10 切込み部 11 可動軸 12 可動滑車 13 バネ等の弾性体 14 ブレーキ装置 15 ロープ等の引張部材 16 ゴム等の弾性体 24 ベルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】力の向きを滑車により折り返す折返し部
    と、該折返し部の前記滑車にその中央部分が巻回され、
    その両端に握持部を有する長尺な引張部と、前記折返し
    部を柱、壁、支柱等の定着物に固定する取付部を具備し
    た上半身運動器具。
  2. 【請求項2】前記折返し部は、適宜な間隔をおいて平行
    に配置された2枚のプレートと、該プレート間に配設さ
    れた固定軸に回転自在に支持された固定滑車と、該固定
    滑車の前記固定軸と平行で、且つ前記プレート各々の固
    定軸の両側上方に位置するように設けられた前記プレー
    ト縦方向への切込み部に沿って上下方向に移動自在であ
    る可動軸に回転自在に支持された可動滑車と、前記プレ
    ート各々の外側面に設けられ、一端が前記可動滑車の前
    記可動軸に装着され、他端がその鉛直上方で前記プレー
    ト各々に固定されたバネ等の弾性体とを有してなる請求
    項1に記載の上半身運動器具。
  3. 【請求項3】前記引張部は、中央部分が固定滑車の下方
    と2つの可動滑車の上方を巻回してその両端の握持部を
    下方に吊り下ろしてなるロープ等の引張部材であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の上半身運動器具。
  4. 【請求項4】前記ロープ等の引張部材の端部と前記握持
    部の間に、ゴム等の弾性体を介在させたことを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の上半身
    運動器具。
  5. 【請求項5】前記取付部が、長さ調節可能なベルトを具
    備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    か1項に記載の上半身運動器具。
  6. 【請求項6】前記折返し部が、前記固定滑車の回転を制
    御するブレーキ装置を具備することを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれか1項に記載の上半身運動器
    具。
JP2002081322A 2002-03-22 2002-03-22 上半身運動器具 Expired - Fee Related JP3896471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002081322A JP3896471B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 上半身運動器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002081322A JP3896471B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 上半身運動器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003275341A true JP2003275341A (ja) 2003-09-30
JP3896471B2 JP3896471B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=29206553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002081322A Expired - Fee Related JP3896471B2 (ja) 2002-03-22 2002-03-22 上半身運動器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3896471B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7044896B2 (en) * 2003-04-09 2006-05-16 Fitness Anywhere, Inc. Exercise device including adjustable, inelastic straps
JP2010035757A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Judo Shido Kenkyusho:Kk トレーニングマシン
US7762932B2 (en) 2007-09-17 2010-07-27 Fitness Anywhere, Inc. Inelastic exercise device having a limited range
US7785244B2 (en) 2007-09-17 2010-08-31 Fitness Anywhere Inc. Combination grip for an exercise device
US7806814B2 (en) 2003-04-09 2010-10-05 Fitness Anywhere, Inc. Combination grip for an exercise drive
US8043197B2 (en) 2007-09-17 2011-10-25 Fitness Anywhere LLC Exercise device having inelastic straps and interchangeable parts
US8083653B2 (en) 2007-09-17 2011-12-27 Fitness Anywhere, Llc Exercise device having a door anchor
KR101419187B1 (ko) 2013-07-31 2014-07-14 오은진 회선근개 운동기구
KR101419186B1 (ko) 2013-07-31 2014-07-14 오은진 회선근개용 양팔 운동기구
US8876679B2 (en) 2011-02-08 2014-11-04 12Novem Industries, Llc Apparatuses, systems, and methods for improvement of physical fitness
WO2014194578A1 (zh) * 2013-06-06 2014-12-11 中山大学 一种上肢康复机器人
US9486663B2 (en) 2013-03-14 2016-11-08 12Novem Industries, Inc. Apparatuses, systems, and methods for improvement of physical fitness
CN108245372A (zh) * 2017-12-29 2018-07-06 武汉理工大学 气动肌肉结合柔索驱动的三自由度脚踝康复机器人
CN108939426A (zh) * 2018-10-08 2018-12-07 上海市同济医院 一种俯背运动器
KR102127361B1 (ko) * 2018-12-28 2020-06-29 전북대학교산학협력단 슬링 진동 장치
KR20210112636A (ko) * 2020-03-05 2021-09-15 재단법인 아산사회복지재단 어깨 운동 키트
CN113996027A (zh) * 2021-11-29 2022-02-01 上海电机学院 一种用于上肢训练的交互体感仿真设备

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102671346B (zh) * 2012-05-13 2014-04-02 戴新育 一种双绳索臂力健身器
CN110681116A (zh) * 2018-07-04 2020-01-14 济南力生体育用品有限公司 一种肩关节柔韧性综合训练器

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7044896B2 (en) * 2003-04-09 2006-05-16 Fitness Anywhere, Inc. Exercise device including adjustable, inelastic straps
US7651448B2 (en) 2003-04-09 2010-01-26 Fitness Anywhere, Inc. Method of using an adjustable exercise device
US7806814B2 (en) 2003-04-09 2010-10-05 Fitness Anywhere, Inc. Combination grip for an exercise drive
US7762932B2 (en) 2007-09-17 2010-07-27 Fitness Anywhere, Inc. Inelastic exercise device having a limited range
US7785244B2 (en) 2007-09-17 2010-08-31 Fitness Anywhere Inc. Combination grip for an exercise device
US8043197B2 (en) 2007-09-17 2011-10-25 Fitness Anywhere LLC Exercise device having inelastic straps and interchangeable parts
US8083653B2 (en) 2007-09-17 2011-12-27 Fitness Anywhere, Llc Exercise device having a door anchor
JP2010035757A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Judo Shido Kenkyusho:Kk トレーニングマシン
US8876679B2 (en) 2011-02-08 2014-11-04 12Novem Industries, Llc Apparatuses, systems, and methods for improvement of physical fitness
US9289643B2 (en) 2011-02-08 2016-03-22 12Novem Industries, Inc. Apparatuses, systems, and methods for improvement of physical fitness
US9839805B2 (en) 2011-02-08 2017-12-12 Pursue Movement, Inc. Apparatuses, systems, and methods for improvement of physical fitness
US9486663B2 (en) 2013-03-14 2016-11-08 12Novem Industries, Inc. Apparatuses, systems, and methods for improvement of physical fitness
WO2014194578A1 (zh) * 2013-06-06 2014-12-11 中山大学 一种上肢康复机器人
KR101419186B1 (ko) 2013-07-31 2014-07-14 오은진 회선근개용 양팔 운동기구
KR101419187B1 (ko) 2013-07-31 2014-07-14 오은진 회선근개 운동기구
CN108245372A (zh) * 2017-12-29 2018-07-06 武汉理工大学 气动肌肉结合柔索驱动的三自由度脚踝康复机器人
CN108939426A (zh) * 2018-10-08 2018-12-07 上海市同济医院 一种俯背运动器
KR102127361B1 (ko) * 2018-12-28 2020-06-29 전북대학교산학협력단 슬링 진동 장치
KR20210112636A (ko) * 2020-03-05 2021-09-15 재단법인 아산사회복지재단 어깨 운동 키트
KR102524740B1 (ko) * 2020-03-05 2023-04-21 재단법인 아산사회복지재단 어깨 운동 키트
CN113996027A (zh) * 2021-11-29 2022-02-01 上海电机学院 一种用于上肢训练的交互体感仿真设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3896471B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003275341A (ja) 上半身運動器具
US5885190A (en) Suspended exercise device
US7785242B2 (en) Variable unweighting and resistance training and stretching apparatus for use with a cardiovascular or other exercise device
US7998040B2 (en) Force assistance device for walking rehabilitation therapy
US20110082013A1 (en) Support apparatus for an exercise machine
WO2000041657A1 (fr) Instrument de soin
WO2003082410A1 (fr) Appareil d'assistance a l'exercice
JP2006311874A (ja) 筋力訓練装置
JP2013526979A (ja) 方向可変マシン、およびこれを用いたトレーニング方法
KR200380503Y1 (ko) 벤치 프레스
JP2005526559A (ja) 訓練装置
US8328702B2 (en) Lower back machine and method of training therefor
JP3036979U (ja) ゴムチューブを使用したトレーニング器具
KR101535753B1 (ko) 의자장착용 운동기구
WO2008063051A1 (en) Training device, training assembly and training method
KR200426977Y1 (ko) 다리 스트레칭 장치
JP3147055U (ja) 健康器具
CN111167073B (zh) 一种复健装置
JP3220804U (ja) 腹筋トレーニング器具
CN211635099U (zh) 一种多功能韧带拉伸装置
JP6913867B2 (ja) ハムストリングスストレッチ補助具
JP5080165B2 (ja) トレーニングマシン
RU35071U1 (ru) Устройство для реабилитации конечностей
JP3005244U (ja) 推間板ヘルニヤ防止用体力機
TWI258364B (en) Rehabilitation device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees